坂口力

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開催日 会議名 発言
02月22日第72回国会 衆議院 予算委員会 第20号
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○坂口委員 昨年末の石油危機がありましてから、日本の外交がどうあるべきかということにつきまして、あらためて問い直されているわけでございます。特に、田中総理が一月に東南アジアに訪問をされるに及びまして、特に低開発国に対する日本の責任の重さというものがだれ人の胸にも痛切に感じられてい...全文を見る
○坂口委員 重ねて外務大臣にお伺いしますが、田中総理は一月十日にタイの学生代表と会見をされました。そのときにタイの学生からこういう発言があったと聞いております。日本の企業は、国内で公害問題が非常にやかましいため、海外へ進出をして問題を起こしているのではないか。現在、公害をたれ流し...全文を見る
○坂口委員 新聞の伝えるところによりますと、日本としては公害輸出はしない、あくまで現地の要望に沿って進めており、このため現地との合弁事業も多い。公害については、タイにおける外国企業はタイの規則に従っていく必要がある、タイ国内の公害規制に対する努力については、日本としても十分協力し...全文を見る
○坂口委員 田中総理のことばを待つまでもなく、日本は公害先進国として、かけがえのないこの地球をこれ以上よごしてはならないと思うわけであります。そういう意味で、公害防止の範を世界に示さなければならないと思うわけであります。特に東南アジアなど、これから開発がされます国に対しましては、...全文を見る
○坂口委員 私はいろいろの意味で、公害に国境はないと考えております。  そこで、きょう私が取り上げたい問題は、農薬問題を中心にした東南アジアに対する日本の責任についてであります。公害の中にもいろいろ種類がございますが、特にいろいろショッキングな話題を幾つかつくりました農薬公害に...全文を見る
○坂口委員 ただいま説明のありましたDDT、そしてBHCについて、いかなる理由で販売が禁止になったのか、その点の御答弁をお願いします。
○坂口委員 厚生大臣、ひとつ厚生省の立場から、このDDT、BHCの生体に及ぼす影響、そういったものについて御答弁いただきます。
○坂口委員 続いて厚生大臣にお尋ねしますが、WHOやFAOの農薬残留専門家会議では、世界各国での食物データをもとにいたしまして、各種の農薬のADI、すなわち一日における人体摂取量を算出して各国に勧告をしております。どういう勧告をしているのか御答弁をいただきます。
○坂口委員 WHOからは、人体一キログラム当たりについて、DDTは〇・〇〇五ミリグラム、BHCは〇・〇一二ミリグラムという数字が示されているはずでございます。WHOやFAO以外に、わが国において農薬の残留基準を設けていると思いますが、その残留基準はどうなっているか、あわせて御答弁...全文を見る
○坂口委員 いまお話がありましたように、WHOは世界に対しまして、DDT、BHCが非常に危険なものである、そういう意味で残留基準を設けて勧告をし、日本はさらにその勧告を上回ったといいますか、それよりも非常にきびしい残留基準を設けているのであります。これは言うまでもなく、有機塩素糸...全文を見る
○坂口委員 すなわち、人体にきわめて危険な劇薬である。このような有毒性のあるDDTやBHC剤は、風土あるいは人種あるいはその環境、そういった点において差はないということを、WHO勧告で示したと思うわけでありますが、その点、どう御理解になっておるか、お伺いしたいと思います。
○坂口委員 農林省にお伺いしますが、現在使われておりますもので、DDTやBHCにかわる農薬にはどういうようなものがあるか、御答弁をいただきます。
○坂口委員 どういうふうなもの……
○坂口委員 私のほうの調べておりますデータによりますと、DDTやBHCにかわる農薬品といたしましては、MEP剤すなわちスミチオン、マラソン剤、ダイアジノン剤、PAP剤、すなわちエルサン、パプチオン、それからMPP剤、すなわちバイジット、DEP剤、NAC剤、こういったものがございま...全文を見る
○坂口委員 厚生大臣にお伺いいたしますが、日本におけるこれらのDDTあるいはBHCによるところの農薬事故にはどういうふうなものがあるか、ひとつ御答弁いただきたいと思います。
○坂口委員 決して発生をいたしておらないことはないのでありまして、把握されていないだけでございます。その問題をいまやっておりますとたいへん時間が長くなりますので、農薬による事故は非常に多かったということだけを申し上げまして、次に移ります。  東南アジア等において、こういうふうな...全文を見る
○坂口委員 マレーシアでは、一九七二年八月七日付のストレイズ・タイムズは、農薬、特にこれはおそらくBHCと思われますが、これを散布した後、女性が吐きけを催しまして、その後間もなく死亡したというニュースを伝えております。これは農薬による急性の中毒でございます。ここで使われましたBH...全文を見る
○坂口委員 どこの会社かわかりませんか。
○坂口委員 これは大蔵省からいただいた資料でございますが、「東南アジア及びブラジルにおける農薬製造業に出資した本邦企業一覧」というのがございます。それを見ますと、私のほうで申しますが、タイにおきましては三笠化学工業、それから組合貿易、クミアイ化学工業、こういったのが行きまして、出...全文を見る
○坂口委員 たとえば、そのときに、出資率だとか、あるいは金銭的な問題ではチェックされるけれども、その企業の内容がどういうことをするかということについては、何らごらんにならないわけでございますか。
○坂口委員 通産大臣、この点いかがでございますか。
○坂口委員 そうしますと、一般の場合には、もう何をしようとそれはかまわない、そういうことは何ら政府ではチェックをしない、こういう意味でございますね。  それじゃ、ひとまず話をそこで切りまして、国内に戻しますが、DDT、BHCが昭和四十六年の末で販売禁止になりましたけれども、その...全文を見る
○坂口委員 いま農林大臣が御答弁になりましたその中で、十四トンがまだ残っているというのは、こちらもわかっております。どういうふうな方法で処理をするかということにつきましても、先ほど農林大臣が簡単に言われました。  これは農林省から出ておりますいわゆる通達のことであろうと思います...全文を見る
○坂口委員 続いてお聞きいたします。そこにおってください。  輸出をしたというのは、どこの国に、どれだけ輸出していますか。輸出というのはけしからぬじゃないですか。どこの国にどれだけ輸出されていますか。
○坂口委員 輸出したメーカーは、一体どこのメーカーが輸出しているのですか。
○坂口委員 先ほど農林大臣が言われたように、非常にきびしい処理する方法をちゃんと市町村に教えて、先ほど私言い忘れましたが、そのほかに政府から補助金も出ているわけです。三千百五十八万三千円の処理するための補助金も出ておるわけです。補助金を出して、しかもこれほどきびしい内容を設けて、...全文を見る
○坂口委員 埋没に対する補助を出したということは、この農薬がいかに有害なものであるかという証拠ではないですか。外国に出していいものなら、なぜ埋没の金を出したのです。おかしいじゃないですか。  それじゃ、時間がむだですので、続いてお聞きをいたしますが、日本では昭和四十六年に販売を...全文を見る
○坂口委員 先ほどから何度か申しておりますように、日本の中で、あれほど人体に悪い影響があるということがわかっていながら、そして、その日本においてBHCやDDTの販売を禁止した、そのときに残った中の一部千二百八十七トン、これを輸出をした。これだけでもけしからぬことなのに、それ以外に...全文を見る
○坂口委員 それじゃ、DDTは何を製造しておるのですか。原体以外のもので何を一体製造するのですか。
○坂口委員 それでは、DDTやBHCを日本から外国に輸出しているのは、一体どれだけですか。現在それはしているのですか、していないのですか。
○坂口委員 これは一体どういうことなんですか。  あれほど日本の中で販売禁止になっているものを、なぜこんなによそへ輸出しておるわけですか。しかも、その輸出先がタイだとか、シンガポールだとか、あるいはインドネシアだとか、そういった、いわゆる東南アジア諸国にたくさんこれ輸出しておる...全文を見る
○坂口委員 そんなことをお聞きしているわけじゃないのです。それは量が多くなれば害があって、最が少なければ害が……、それはそのとおり、外務大臣おっしゃるとおりの話。しかし日本は、こういうものを農薬として使っていると、非常ないろいろの害が出てきた。また、新しい、生まれてくる子供たちに...全文を見る
○坂口委員 それじゃ、通産大臣、これは四十七年、四十八年の生産量については、通産省の係ですか。
○坂口委員 じゃ、農林大臣、この昭和四十六年以後、禁止になりました以後、四十七年、四十八年に生産しておるものについては、農林省の管轄でございますね。
○坂口委員 そうしますと、これは農林省の所管になっておりますね。農林大臣、どうですか。
○坂口委員 私はそういうことを聞いているわけじゃないのです。  いま話がありましたから申しますが、先ほどから申しておりますとおり、この農薬につきましては——農薬だけじゃありません。日本は、公害についてはいわゆる公害先進国なわけです。日本のように多量にこういう農薬をばらまいたとい...全文を見る
○坂口委員 いま環境庁長官が言われますように、これは非常に強い指導のもとにそういうことが行なわれなければならないわけでありますが、その強い行政指導がなされていないわけであります。日本から向こうに技術援助にたくさん行ってお見えになりますが、その団長さんなんかが、どういうふうな指導を...全文を見る
○坂口委員 それでは、外務大臣の時間がちょっと迫ってまいりましたので、続けてお聞きをいたしますが、去る一月、最初にも申しましたとおり、田中総理が東南アジアを訪問されましたときに、農業援助について、特にお約束になったかどうか、承りたい。
○坂口委員 特にこの農薬の輸出についての約束はございませんか。
○坂口委員 それはどういうふうな農薬、いま申しましたDDTやBHCでございますか。
○坂口委員 BHC製品そのものにするのか、それともBHC製剤のための原料の輸出にするのか、その点はまださだかでない。しかし、田中総理がマレーシアに行って、マレーシアの総理と会われたときに、BHCを輸出するということを約束なさったのは事実だ、こういう意味だと思います。
○坂口委員 単にこれを、たかが知れた一つの農薬だというふうに考えるかどうかということです、問題は。初めにも外務大臣が申されたとおり、とにかく東南アジアに対しては範をたれ、しかもいろいろの資料を提供し、経済協力については十分検討を加えていく、不幸ないままでの歴史を繰り返さないように...全文を見る
○坂口委員 三木長官がいま仰せになるとおりだと思うわけであります。  政府の考え方は、植民地的発想であり、低開発国べっ視の思想だと思うのであります。そういう急味で、田中総理はこれは死の商人だと思うのです。相手のほうが言ったからというて、そのときに田中総理は、やはりこのBHCはこ...全文を見る
○坂口委員 その点が、非常に田中総理のお考え方が甘い、その態度、姿勢が非常に悪いということを私は申し上げているのです。このような外交がもし続いたとしたら、将来また日本の総理に対する激しいデモが起こる、これはもうやむを得ぬと思うのです。真に東南アジアの諸国を友として、そして日本がそ...全文を見る
○坂口委員 一応前向きな答弁だと思います。  しかし、もう一つあるのです。と申しますのは、先ほども少し話が出かかっておりましたが、昭和四十七年にはDDTが三百トン、四十八年には七百六十トン輸入をされているわけであります。この日本に輸入をされておりますのは、これは一体どこで使われ...全文を見る
○坂口委員 そうすると、これは一体どこでつかんでお見えになるわけですか。通産省ですか。
○坂口委員 そうすると、これは通産省の管轄に入るわけでございますか。どこでどうなっておるかはけっこうです。
○坂口委員 このように、日本で禁止されたはずのものが非常にずさんな形で国外に行き、また国内に入ってきているわけであります。そして、それがどこからどれだけ入り、どこでどうなっているのかもわからないというのが現状であります。こういうことでは、何のために日本の国の中でこれらの薬剤を禁止...全文を見る
○坂口委員 日本で禁止をしながら、日本でその農薬を生産して、それを東南アジアへ出される。そこからできた農作物を日本に輸入する場合に、その検査をしていない。頭隠してしり隠さずというのはこのことです。たとえばタイを見ましても、トウモロコシ十八万七千百三十一トン、コウリャン一万五千二百...全文を見る
○坂口委員 私の聞いた範囲内では、わずか三十六人でこういうふうな検査をやっておみえになるという。このうち三人で、いわゆる添加物それからその中のいろいろなものを調べる。これはできないのは無理もないところもあるのです。厚生大臣として、こういうふうなことに、もっと厳重に対処すべきだと思...全文を見る
○坂口委員 ついでに、農林大臣としても御意見を賜わっておきます。
○坂口委員 もう少しちょっとことばが足りませんので……。いま申しました農薬取締法の十六条の三に適用除外がありますが、これは、非常にこういうふうなBHCやDDTが危険であるということで騒がれる以前にできたものである。四十六年に法改正で禁止になったわけでありますが、そのときに、これは...全文を見る
○坂口委員 それから、これは環境庁にもう一つお聞きをしますが、海外進出企業の行動基準を、私はこの際どうしてもつくるべきだと思う。先ほどから長官の御意見にも出ていたわけでありますが、これはほんとうに環境庁としてはおつくりになるお気持ちがあるのかどうか。おつくりになるとしたら、いつご...全文を見る
○坂口委員 環境庁でせっかくそういうふうなことをお考えになりながら、それが御破算になりかけつつあるという裏には、これは非常に通産省の横車があるというふうなニュースが流れております。  通産省として、こういうふうな海外進出企業の行動基準についてどういうふうにお考えになっているか、...全文を見る
○坂口委員 自由にまかすというその結果が、現在向こうで非常ないろいろの公害につながっているわけであります。そこで、行動基準をつくろうというような話が環境庁でも起こったと思うのです。  最近の新聞の伝えるところによりますと、マレーシアあたりは、自分のところの国で、外国の企業に対す...全文を見る
○坂口委員 時間がありませんので、これ以上続けるわけにまいりませんが、しかし、現在もうすでにそういう公害がたくさん起こっているわけです。いま通産省の自由にゆだねるとおっしゃいますけれども、いろいろあるのです。私、きょう、もうそれをやるひまはありませんけれども、マレーシアにおいて、...全文を見る
○坂口委員 環境庁長官と通産大臣の良識を待つといたしまして、この問題を締めくくらせていただきたいと思います。  時間が全くわずかになりましたが、労働大臣、お見えいただいておりますので、ひとつお伺いをしたいと思う。  と申しますのは、特に身体障害者、この雇用状態でございますが、...全文を見る
○坂口委員 公共職業安定所長は、雇用率未達成事業所に対しては、身体障害者の雇い入れに関する計画の作成を命ずることができるようになっているわけです。これがどういうふうになされているか。また、五百人以上の事業所で未達成のところが、これは四十七年十月でございますが、四四・六%あるわけで...全文を見る
○坂口委員 時間がなくなってまいりましたので、最後に大蔵大臣にひとつお聞きをしたいわけでありますが、この身体障害者を雇い入れる事業所の中で——中でと申しますか、身体障害者を雇い入れる事業所に対する、いわゆる税制等の優遇措置というのは存外ないわけであります。昨年この雇用関係の改正が...全文を見る
○坂口委員 もう一つだけ。公益法人の場合には、身体障害者だとか、あるいはまた精神薄弱者、こういった人たちを半分以上雇い入れているところについては課税されないという道があるわけです。公益法人にはこういうことがあるわけでございますので、一般の企業に対しても、これは何らかのそういうふう...全文を見る
02月28日第72回国会 衆議院 公害対策並びに環境保全特別委員会 第6号
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○坂口委員 時間がたいへんおそくなりましたので、一問だけお聞きをさせていただいて終わりにしたいと思います。  大阪空港の公害訴訟判決がおりまして、この中にも多くの問題点が含まれているわけでございますが、簡単にいえば、けさからいろいろ御議論がありましたように、われわれの生活の便利...全文を見る
○坂口委員 さすがは専門家、たいへんむずかしい話でございまして、いささか理解のしがたいところもございますが、私がお聞きしたかったのは、健康というものをどう把握しているかということによって、環境庁として打たれる手がずいぶん違ってくるだろうということを私は申し上げたかったわけでありま...全文を見る
○坂口委員 終わらしていただきます。
03月05日第72回国会 衆議院 社会労働委員会 第10号
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○坂口委員 先日予算委員会で労働大臣には身体障害者の雇用問題につきまして少しだけ質問をさせていただきましたが、時間がございませんでしたので、きょう引き続いて質問をさせていただきたいと思います。  先日も申しましたとおり、最近の物価狂乱の中で特に身体障害者の皆さん方、非常にいろい...全文を見る
○坂口委員 これも先日の予算委員会で少し触れましたが、いわゆる雇用率の未達成事業所に対しては、公共職業安定所長の立場で雇い入れに対して計画の作成を命じることができるようになっております。予算委員会での大臣答弁によりますと、昭和四十六年から四十七年にかけて計画を作成をさせた、こうい...全文を見る
○坂口委員 いま数字を聞かせていただきますと、三百九十七、四百近い事業所に対して命令を出された。その中で実際それが成果としてあがったのは百三十三。これは事業所でございますか、百三十三名でございますか。(遠藤(政)政府委員「はい、百三十三名でございます」と呼ぶ)そういたしますと、一...全文を見る
○坂口委員 先日資料をお願いしましたときに、特にこの達成をしていない大きい事業所の一番悪いところを名前をお示しをいただきたいということをお願いをしたのですが、それはできないというようなことでお示しをいただけませんでした。私、考えますのに、大きい事業所であれば、それだけやはり中の職...全文を見る
○坂口委員 官公庁における身体障害者雇用状況といいますのは、一・七%のところあるいは一・六%のところございますけれども、双方ともに雇用率から見ますと上回ってはおります。ただしこの統計も、これは総トータルをした形で出されておりますが、たとえば国会なら国会だけとか、たとえば労働省なら...全文を見る
○坂口委員 消防署なんかは職種上そう無理に進めるというわけにもいかないようなところもあろうかと思います。しかし、いま出ました郵政省なんかは、これはもう少しやはり雇い入れていただかないといけない分野ではないかと思うわけです。民間企業だけではなしに、やはり公の機関においても積極的にひ...全文を見る
○坂口委員 一点は公共職業安定所長から計画命令を出していただいて、それでも聞き入れないようなところがかなりある。こういうことに対しても非常にきびしい態度で私は臨んでいただきたい。一ぺんこういうふうに命じても三分の二ぐらいは——その命令を聞いてこないというようなところに対しては、こ...全文を見る
○坂口委員 ぜひそういうふうな事業所はもう公表していただきたいと思うわけです。そうして社会的責任を追及していただきたいと思うわけです。  それから諸外国の例を見ましても——これは労働省からいただいた資料でございますが、たとえば西ドイツにおきましても、一九五三年の六月に身体重障者...全文を見る
○坂口委員 それからもう一つ、これはイギリスにおいてですが、いわゆる指定職種を定めております。たとえば登録されました身体障害者に対しまして、これは一九四六年でございますが、乗客用のエレベーターの出発合い図係とか、あるいはその操作係、それから屋外駐車場の整理係、こういった職種をいわ...全文を見る
○坂口委員 確かにいま局長が言われますとおり両面があろうかと思います。しかしながら、現在の日本におきますように、身体障害者の働く場が非常に制限をされているような時点におきましては、一考に値するものではないかと思うわけでございます。たとえばこの国会等においても、これはもう率先をして...全文を見る
○坂口委員 私はよくアイデア賞をいただくわけでありますが、アイデア賞はたくさんいただくのですが、わりあいにそのアイデアが実行に移されなくて弱っているわけであります。先日も厚生大臣にアイデア賞をいただきました。二つほどいただきましたが二つとも実っておりませんので、今回のアイデア賞は...全文を見る
○坂口委員 現在計画中ということでございますので、きょうはまあ総論的にやっておりますので、これ以上触れないことにいたしますが、ひとつ時間を置きましてもう一度この問題またやらさせていただきますので、早急に御検討をいただきたいと思います。  それから今度は雇用をしてくれる事業主の側...全文を見る
○坂口委員 割り増し償却あるいはいま二、三申されましたそういう税制上の問題は、どちらかと申しますと一次的なものが多うございます。たとえば、新しい事業所をつくるというようなときには、それなりの企業融資というものもできるようになっておりますけれども、しかしながら、一定の、たとえば三〇...全文を見る
○坂口委員 民間企業だけでなしに、国自身がやはり一つのモデル工場的にそういう工場をつくっていくべきではないか、こう私は申し上げているわけでございます。それについてどうでございますか。
○坂口委員 いまお話しになったのは、これはいわゆる職業訓練所でございましょう。そうじゃございませんか。
○坂口委員 来年度その施設は少しふえるような御計画がございますか。
○坂口委員 それじゃその点、一カ所でも多くのそういう施設をおつくりいただくことをお願いをしておきます。  御参考までに申し上げておきますが、東京都立の肢体不自由児養護施設がございます。五つの養護学校がございますが、その四十八年度の卒業生七十三人お見えになりますが、その中で現在就...全文を見る
○坂口委員 現在春闘のさなかでございますが、今年の春闘は、こういう社会の中で弱い立場の皆さん方をともに救っていこうという春闘でございます。そういう意味で、私たちもより一そう今年の春闘に賛意を表しているわけでございますが、何と申しましても、初めにも申しましたとおり、物価高、そういう...全文を見る
03月06日第72回国会 衆議院 予算委員会第五分科会 第2号
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○坂口分科員 きょうはローカル線の問題につきましてひとつお伺いをしたいと思います。  いわゆる最近の都市のドーナツ化現象と申しますか、都市の近辺に非常に大きな団地等ができまして、その周囲からお通いになる方がだんだんとふえてきたというようなことがどこの都市でも起こっており、そのた...全文を見る
○坂口分科員 今後の人口増加の問題を考えますと、さらに問題は深刻にならざるを得ないと思うわけでございます。特に工場からの排気ガス等が非常にひどいような都市、こういう都市におきましては、交通渋滞もさることながら、そこから出ます排気ガス等が非常に大きな問題になっていることも事実でござ...全文を見る
○坂口分科員 一つの前向きな方法ではないかというふうに私も考えます。しかしながら、この問題一つを考えましてもいろいろの問題はございますけれども、やはり地域住民の足というものを中心に考えますと、こういうローカル線というのは今後前向きに発展的に考えていかなければならないものであるとい...全文を見る
○坂口分科員 地元四日市市の市会も、昨年この近鉄八王子線の存続についてという請願を満場一致で可決をいたしておりまして、どうしてもこれを残して、前向きにひとつ発展させてほしいという強い要望を示しておりますので、この点いま大臣がおっしゃった方向でひとつ積極的に御検討いただきたいと思う...全文を見る
○坂口分科員 立体交差にしていただけば、これは一番いいわけでございますが、なかなか金の問題で早急に進まないということになれば、やはりいま申しましたような方法も一つの方法ではないかと思うわけでございます。そういう意味で、単線でないからあるいは困難だというような意見もあるかもわかりま...全文を見る
○坂口分科員 全国的な問題でございますので、そういうふうなことも善後策として御検討いただきたいと思います。  それから、時間がございませんが、もう一点だけ申し上げたいと思います。それは、最初に申しましたのは私鉄としての一つのローカル線の問題でございますが、国鉄としてもローカル線...全文を見る
○坂口分科員 そういたしますと、時間がございませんのでこの一問で終わらせていただきますが、一応調査線ということで今後いままでよりは前進をしてお取り組みをいただくというふうに理解させていただいてよろしゅうございますか。
○坂口分科員 それじゃ終わります。
03月07日第72回国会 衆議院 予算委員会第二分科会 第3号
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○坂口分科員 きょうは、海外に長期滞在をする在外邦人の子女教育の問題につきまして触れたいと思います。  海外に行かれます日本の方は年々歳々多くなってきておるのは御存じのとおりでございます。昨年海外に行きましたときにも、在外邦人の方々から教育の面で充実してほしいといういろいろの御...全文を見る
○坂口分科員 基本的には、国内の教育においてもそうでございますが、地域による格差というものがあってはならない。それは外国に行っている邦人の方に対しても同じことでありまして、やはり教育環境、教育内容というものにあまり格差があってはならない。これは格差是正の方向に努力を重ねていかなけ...全文を見る
○坂口分科員 大臣、基本的なことでございますが、文部省としては、海外子女教育に対して日本人学校をつくっていったほうがいいというふうにお考えか、それとも、それぞれの国の学校あるいはまたアメリカ等の英語で話す学校、そういったところに入れて補習でそのところを補っていったほうがいいとお考...全文を見る
○坂口分科員 いま大臣がおっしゃったのは、日本だけの意思ではいかない、その国その国の考え方というものもあるし、また日本からそこに行かれた人々の考え方というものもある、こういうことだろうと思うわけでございますが、そういたしますと、いわゆる日本人学校というものと、それからいわゆる補習...全文を見る
○坂口分科員 この四十九年度四千三百七十二万四千円ですか、日本人学校等教材整備委託というのがございますが、この中に補習授業校の分というのはどのぐらいございますか。
○坂口分科員 いま御説明があったように、教材整備一つにしましても、生徒数としては大体同じぐらいな数があるにもかかわらず、補習授業を受けているほうはずいぶん少ないわけでございます。これは全日制のほうも決して余っている数字じゃないと思います。たとえば教科書代にしましても、私のほうの試...全文を見る
○坂口分科員 先ほど文部大臣もおっしゃったように、日本側だけの意向ではきまらない問題である。それぞれの国の意向も聞かなければならないし、現地に行っている人々の意向もある。そういうふうな中で、全日制にしましても、またあるいは補習校にしましてもやっていかなければならないわけでございま...全文を見る
○坂口分科員 一人の先生にですよ。
○坂口分科員 そういたしますと、一応今年からは補習校の先生についても給料をある程度、全額とはいかないと思いますが、その何割になるかちょっとわかりませんが、一人について月百ドルずつ出す、こういうことでございますね。  それから、やはり先生の質というものがかなり問題になっている。そ...全文を見る
○坂口分科員 この補習の問題でございますけれども、やはりこれは補習校の内容についてもある程度オリエンテーションをはっきりさせておかなければならないと思うわけです。現地まかせ、そして雇ったその先生まかせという形では、これはやはりぐあいが悪いと思うのですが、文部省としてこの補習校に対...全文を見る
○坂口分科員 やはり補習授業のオリエンテーションもはっきりしておかなければならないと思うのです。週に一ぺんくらいのところもたくさんあるということをおっしゃいますが、しかし、たとえばここにウイーンならウイーンがございます。そこで生徒数が、これを見ますと三十四名ございます。講師数は三...全文を見る
○坂口分科員 この問題はこれで締めくくらせてもらいたいと思いますが、文部大臣にひとつ積極的にこれは取り組んでいただきたいと思うのです。これは皆さん方のほうもたいへん関係のあることでございますし、皆さん方のほうに関係があるからといって申し上げるわけではございませんが、これは現地のお...全文を見る
○坂口分科員 この補習校のことをきょうは中心に取り上げましたが、補習校の先生についても全日制同様のレベルでお考えをいただいて、積極的な対策をひとつお立てをいただきたいと思います。  その問題は一応締めくくりまして、もう一つだけお聞きをいたしたいと思いますが、これは全く違った問題...全文を見る
○坂口分科員 時間がございませんので、きょうはこの問題をもうさらに突っ込んですることはやめにいたしますが、いまお述べになったことはそれぞれ大事なことだと思いますが、それが現在どういうふうな形で保健体育の教科の中に組み入れられているかということを私はお聞きしたかったのです。おあげい...全文を見る
03月08日第72回国会 衆議院 予算委員会第一分科会 第4号
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○坂口分科員 ラストバッターでございますので、よろしくお願いいたします。  実はきょう取り上げさしてもらいます問題は、昨年も取り上げさしていただいた問題であります。市の中心地に基地が来てしまった。それはつくりますときには市の端のほうにありまして、それほど繁華街でも何でもなかった...全文を見る
○坂口分科員 市の中心に基地がなってしまいました場合に、その基地を撤去するか、それとも周辺整備によって都市の計画と調和をさせるか、この二つに一つだろうと思うわけでございます。基地の場所を移転するためには、去年お聞きしましたときに、長坂政府委員はこういうふうにお答えになっています。...全文を見る
○坂口分科員 そこで、去年も例にあげた問題は、三重県の久居市にあります自衛隊の問題でございますが、この地域につきましては、いま別に基地があるということによって多くの問題が起こっているわけではございません。住民の間の反感等があるわけでは決してございません。ただ、将来の都市計画という...全文を見る
○坂口分科員 もし移転をするということになりますと、いろいろの問題が起こってくることは当然でございますし、一般論としてはそのとおりだけれども、実際の例からいくと、そう簡単にはいかないという御答弁だと思いますが、考え方はいろいろあろうかと思うのです。先ほど申しました隊舎のあります場...全文を見る
○坂口分科員 当然近くにあればあるほど便利なことは私もよくわかりますし、許されればそれが一番いいとは思いますけれども、しかし初めにも申しましたとおり、市全体の将来計画というものもございますし、それとにらみ合わせていかなければならないというところに、この基地問題の非常にむずかしい面...全文を見る
○坂口分科員 いまの長官のお話はお話としまして承っておきますが、初め私が申しました、地元と防衛庁のほうとの話し合いというものがいままで存外になされておりません。確かにいま長官がおっしゃったような面での疎通というものもなかったかと思いますが、しかし今後どうあるべきかというようなこと...全文を見る
○坂口分科員 懇話会といいますと、少し何か、なごやかな話し合いの会のような形になってしまいますから、やはりもう少し真剣な討議をする場というものが必要ではなかろうか、そういう意味で私は申し上げておるわけでございます。これはぜひひとつおつくりをいただいて、今後のためにやっていただきた...全文を見る
○坂口分科員 たとえば、弾薬庫がございまして、これも自衛隊が始まります前、三十三連隊といいましたときからあるものだそうでございますけれども、その周辺は前はナシ畑だったのですが、いまはそこに住宅公社が団地をつくりまして、周辺に団地ができたりしている。ある程度の場所を、間隔はとってご...全文を見る
○坂口分科員 じゃ、それはこの辺で話を切らせていただきまして、ひとつ御検討いただくということにします。  もう一つ、時間がございませんので、はしょって申し上げますが、同じ地域に、と申しますか、少し山のほうに入りますが、白山ナイキ基地というのがございます。たいへんいろいろな問題を...全文を見る
○坂口分科員 あまり詳しい点では、私もちょっとわかりかねる面もあるわけでございますが、いま申しましたとおり、一カ所しかない道でございますし、全体の条件が、小学校等の登下校という問題も控えてまいっておりますので、少し工事があったりしますと、バス会社のほうは必ず休んでしまうというよう...全文を見る
○坂口分科員 ぜひその点をお願いいたしまして、終わらせていただきます。  ありがとうございました。
03月19日第72回国会 衆議院 公害対策並びに環境保全特別委員会 第11号
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○坂口委員 公害健康被害補償法の一部改正案に関しまして、若干質問させていただきたいと思います。  本法の施行を待ち遠しく思ってお見えになる方々がある反面におきまして、関係者の間でも一部非常に不安に思っている方もあるわけです。というのは、前国会においても何度か議論されましたけれど...全文を見る
○坂口委員 そういたしますと、まだ政令で、はっきりきまったものは、いまのところは全然ないというふうに理解させていただいてよろしゅうございましょうか。もしそれならば、大体いつごろまでに、この政令というのははっきりするのか、いつごろを大体めどにしてお見えになるのか、その点をお聞きした...全文を見る
○坂口委員 それでは、その結果を待つといたしまして、先ほども木下議員からの質問にも出ておりましたが、いわゆる指定地域及び疾病指定の問題がございます。  まず、指定地域でございますが、公害に係る健康被害の救済に関する特別措置法における、いわゆる旧法における指定地域と、それからまた...全文を見る
○坂口委員 いま述べられました合理的な指定地域の決定といいますのは、具体的に申しますと、どういうことでございますか。
○坂口委員 その点、非常にむずかしい問題だとは思うのですが、前国会で私も質問をさせていただきました、たとえば三重県の四日市市と、それからその周辺に楠町というのがございますが、この楠町のほうは、もらい公害で非常に困っておる、ただし指定地域の中に入っていないというので、私もここで取り...全文を見る
○坂口委員 そういたしますと、先ほどの議論にもございましたが、やはり対象にとるものがないと、その結果というものがはっきりしないという御見解でございました。先ほどの木下議員との議論の中の年齢の問題も、そういうことではなかったかと思うわけであります。たとえば現在の楠町なんかの状態を調...全文を見る
○坂口委員 問題が、たいへん具体的な問題にそれてしまいましたが、本論に戻りたいと思います。  いままで国のほうで指定された地域がございますが、このときの基準と、それから地方各自治体が指定をされた基準というのは、これはかなり違うのでしょうか。たとえば、各自治体の場合には、基準その...全文を見る
○坂口委員 そういたしますと、現在まで地方自治体がやってまいりましたこの地域指定というものは総ざらいをして、そうして国の指定というものを今度きめられる、こういうことでございますか。
○坂口委員 次の問題に移りますが、本法に関係する四十九年度の予算措置としまして、重量税より引き出す額を当初何か百五億円を見積もっていられるというふうにお聞きをいたしておりましたが、今回閣議決定しましたのが何か八億円ということになっておりますが、この救済措置から見て一歩も二歩もたい...全文を見る
○坂口委員 これから指定地域の決定等をやられるわけでございますが、この予算のワクが先にきまっているために、指定地域がそのために非常に限られるというようなことがあってはならないと思いますので、一言お聞きをしたわけでございます。  それから、疾病の認定の問題がございますが、これも前...全文を見る
○坂口委員 私も詳しくは存じ上げませんが、先日報道されたところによりますと、川崎市だったと思います。頭痛の方が非常にたくさん発生をしたというような記事があったというふうに記憶いたしております。そういった問題が今後あちこち出てくるであろうと思うわけでございます。そういった場合に、こ...全文を見る
○坂口委員 この公害健康被害補償法の中に定められております障害補償費あるいはまた被害者の福祉に必要な費用というものがございます。この中には生活費というのは含んでいないと思いますが、これは厚生省、お越しいただいておりますか。——厚生省にお答えいただきたいと思います。いや、厚生省ぐあ...全文を見る
○坂口委員 この法が運用されました場合に、たとえばこの法の適用を受けた人が、それ以前に生活保護を受けておいでになった、そういうような場合があり得ると思うのですが、そのときに、それは併給されますね。いかがでございましょう。これは環境庁、厚生省両方お答えをいただきたいと思います。
○坂口委員 環境庁のほう、先ほどお話が多少ございましたが、結局この法律によって出されるものというのは、健康被害にかかわる損害をてん補するための補償でございますね。だから、この中に生活費というのは入っていないのじゃないでしょうか、どうでしょうか。
○坂口委員 生活保護の場合には、生活保護によって補償される最低限度の生活というのは、衣食その他日常生活の最低需要、こうされておるわけであります。この生活保護に定められております内容と、それから今回の公害健康被害補償法の給付内容というものとは全く異質のものだというふうに私思うわけで...全文を見る
○坂口委員 その二つの中には、おそらく生活保護法とダブっている人があろうかと思いますが、その双方においてはどういうふうなお取り扱いになっておりましょうか。御存じでしょうか。
○坂口委員 生活費として出されるのであれば、これは一応そういうふうな生活保護との間の問題として、かかわり合いがあるというふうにも考えられますけれども、一応今回のこの法律というのは障害補償でございます。先ほどその中に、一部何か生活費が入っているようなお話がございましたけれども、生活...全文を見る
○坂口委員 慰謝料というふうにおっしゃいますけれども、慰謝料というのは、いわゆる生活ができる額が出されるのですか。それなら話はわかるわけです。
○坂口委員 昨年末でございますが、四日市では、この公害認定患者で、しかも生活保護を受けておいでになる人が三十二人ばかりあったわけです。この人たちは老齢であったり、母子家庭でありましたり、あるいはまた身体障害者であったりしまして、一般的な要保護者としての要件がある上に、さらに公害の...全文を見る
○坂口委員 環境庁のほう、ひとつ御決意のほどを承りたい。
○坂口委員 何となくうまく逃げられるもんですから、こっちは進まないわけですが、地方自治体ではございますけれども、たとえば四日市においてすでに財団が発足し、その中ではっきりと生活保護を打ち切られておるという例が出ているわけでございます。こういうふうな事態がもうすでにはっきりしており...全文を見る
○坂口委員 そういう事前の話し合いがあったということでございます。そういたしますと、厚生省の側としては、たとえば地方自治体ではございますけれども、財団等ができまして、すでに発足をしておるわけでございますが、ああいうふうな立場になった場合には、これは一応打ち切るということに結論が出...全文を見る
○坂口委員 重ねてもう一つだけお聞きをしておきたいと思いますが、生活保護法の第四条でございましたか、いわゆる資力の項目がございますね。これは健保だとか生活保護法制定の本質から当然要保護者の生活維持費となり得る資力という意味だろうと思うわけであります。公害患者の原状回復に沿った救済...全文を見る
○坂口委員 いま御説明がありましたように、この公害健康被害補償法のほうから、いわゆる補償費として出たものによって健康というものが回復されるということがあったといたしますね。それで、その結果として生活保護というものからはずれるというようなことは、これは将来の問題といたしましては起こ...全文を見る
03月22日第72回国会 衆議院 公害対策並びに環境保全特別委員会 第12号
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○坂口委員 時間がおそくなりましたので 短時間で終わりたいと思います。昨年の九月の十八日に道路騒音のことをお聞きをしておりまして、きょうは、その続編という形で少しお聞きをしたいと思います。  騒音は、先ほどからもいろいろお話が出ておりますように、いままでのたとえばカドミウムです...全文を見る
○坂口委員 じゃ、その結果はどういうふうであったかということを御報告いただきたいと思います。
○坂口委員 そういたしますと、この結果は環境基準に照らして、どのようにお考えになっておりますか。
○坂口委員 これも、測定の日によりまして多少の差はございましょう。先日、この問題を取り上げましたときにも申しましたが、朝ですと大体七十五、六ホン、お昼になりますと八十ホンをこえることが多いという結果が、前回の市の結果では出ているわけでございます。これは、朝、昼、夜とわりに音が違わ...全文を見る
○坂口委員 私の聞いておりますところによりましても、県警のほうで、スピードを多少ダウンしましても、それほどこの騒音が下がらない。むしろブウブウいう音でよけいにやかましい、あるいは渋滞をするために、よけいに騒音が大きくなるというようなこともございまして、あまり効果としてはあげていな...全文を見る
○坂口委員 まだ検討段階ですね。
○坂口委員 これは一例として申し上げたわけでございますが、今月の十九日に、国鉄は新幹線の騒音公害に対する防止の具体的方策というものを発表いたしました。それから運輸省のほうも、法案等をようやく用意をするという形になってきております。私は建設省としても、一地域じゃなしに全体的に、この...全文を見る
○坂口委員 前回聞きましたときにも、たとえば二重窓なんかの問題はどうですかということを聞きましたときに、その九月十八日時点におきましては、現在は補償としてまだ前例はございませんというような答弁でございました。確かにいまおっしゃいますように、これは建設省だけで解決のつく問題ではない...全文を見る
○坂口委員 これはあまりいつまでも、もう話し合いをしておる時期ではないと思うのです。これだけ日本各地で、この道路騒音の問題が起こっておりますので、これからまだしばらく検討し続けるというような余裕はないと思うのです。  そこで早急に、これは一つの結論めいたものを私は出してもらわざ...全文を見る
○坂口委員 長官のおっしゃるのはあれでございますか、来月末までにとおっしゃるのは、それは自動車の台数を減らすということについて来月末までに一応の結論を出したい、こういう意味でございますか。そうじゃございませんか。
○坂口委員 これからつくります道路につきましては、いま長官仰せのとおり、やはり周辺にある程度の間隔をとっていくというようなことが大事でございましょう。全くそのとおりだと思いますし、ひとつそのようにお願いをしたいわけでございますが、すでに現在できてしまっているところをどうするかとい...全文を見る
○坂口委員 車を減らそうと思うと、またもう一本別につくらなければならぬということになりますと、これも急にできることではありませんし、そういたしますと、もしでき得ることというのは、やはり多少ともプラスになるのは二重窓ではないかという気がするわけです。家の建て方等によりましても、これ...全文を見る
○坂口委員 できるだけすみやかにということを言っていただきましたので、これ以上申しませんけれども、ときによりますと、そのできるだけすみやかが二年になったり、三年になったり、ときには五年になったりすることがありますので、五年も六年も先のできるだけすみやかは、決してこれはできるだけす...全文を見る
○坂口委員 では、まだ聞きたい問題がございますが、きょうはこれで一応終わらせていただきます。ありがとうございました。
03月28日第72回国会 衆議院 社会労働委員会 第12号
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○坂口委員 われわれ日本人は、戦後早くも三十年の歳月を迎えようとしているわけでございますが、戦争のなまなましい記憶を一面では忘れかけようとしておりますが、また反面におきましては、戦争が何であったかということを新しい立場から、かえってはっきりとした全体像を把握できるときを迎えている...全文を見る
○坂口委員 いま御答弁いただいた、いわゆる勤務が非常にたいへんであったというような考え方からいたしますと、いずれとも言いがたい地域もあるわけでございます。たとえば千島列島ですね。千島列島は昭和十二年七月七日から昭和十八年五月十二日まではいわゆる戦地に準ずる地域というふうに定められ...全文を見る
○坂口委員 私、なぜこんなことをお聞きしているかと申しますと、たとえば歯舞、色丹、国後、択捉、こういった諸島もこの千島の中には入っているだろうと思うのですが、言うならばこれはわれわれは日本固有の領土であるという認識を持っているわけであります。その点はどうでございますか、いわゆる日...全文を見る
○坂口委員 ですから、いまおっしゃったように、その地域が日本の固有の領土であるとかないとかいうことではなしに、そこにおける戦争状態がどういうふうな状態にあったかということによって戦地になりあるいはそれになっていない、こういう御意見でございますね。私もそうだろうと思うのです。  ...全文を見る
○坂口委員 たとえば先ほど出ました千島列島なんかでありますと、戦闘そのものは全然行なわれていなかった地域がかなりあるわけであります。しかし千島列島は一応いわゆる戦地という形になっている。そういう戦争の激しさと申しますか、すごさということを中心に考えますと、この本土内のほうが非常に...全文を見る
○坂口委員 いまお話にありましたように、たとえば沖繩あたりの戦闘の激しさというものは、私ども内地におります者にとりましてはこれは想像を絶するものであったろうと思うわけでございます。それが、直接に軍隊に入っていなくても、あるいは軍属に入っていなくても、一応命令に従って行動したという...全文を見る
○坂口委員 たとえば旧防空法、これは一般民間人に消火の義務というものを課しておりましたし、これを怠った者には懲罰を課した。こういうふうな状態の中で障害を受けた人々にもこれは適用されてもしかるべきではないかという気がするわけであります。最初にも申しましたとおり、三十年たちまして、こ...全文を見る
○坂口委員 たいへん私も回りくどい言い方をいたしておりましたが、一口で言えば、この内地もあの末期においては戦場と化していたのではないか、こういう私の主張でございます。その点について、あれは戦場でなかったという御意見なのか、将来としては一応これは戦場とみなして、やはり内地で傷ついた...全文を見る
○坂口委員 内地で傷つかれた方々がかなりたくさんあるわけでございますが、はっきりとした統計があるのかどうか、それも疑わしいような状態だろうと思います。私もいろいろ調べてみましたが、ずいぶん数字が違いまして、そうしてどれがほんとうに内地においてなくなられた、あるいは傷を受けられた方...全文を見る
○坂口委員 この問題は、大臣がお見えになりましたら、また一言だけ詰めさせていただきたいと思います。  次に、現在、この法律に対して、いろいろ多くの戦傷病者の方から申請が出されているであろうと思います。特に傷病者の皆さんの中から多くの申請が出されていると思いますが、その中で、いわ...全文を見る
○坂口委員 私も、いまおっしゃったような境界線の一例を知っておるわけでございます。これは鈴木一郎さんという方で、明治四十二年五月二十日生まれの方でございます。この方は、何回か軍隊に入られ、あるいはまた一時除隊になり、何回かこうしておみえになるわけでございますが、恩給のほうから申し...全文を見る
○坂口委員 いまあげました例は、実は御指摘のように恩給の問題でございますが、同じようなかかわり合いの例というのは、この援護法においてもやはりあるだろうと思うのです。こういうふうなケースが私どもにもかなりたくさん寄せられるわけでございますが、しかし、ほとんどこれが認定にならないわけ...全文を見る
○坂口委員 あと、大臣にも質問させていただきたいところを一応残しておきたいと思いますので、具体的な問題はこれにとどめさせていただきますが、きょう、私申し上げましたのは、いわゆる内地における人々に対しましても、外地とみなされていた人々と同じようにこの法律を拡大していくべきではないか...全文を見る
○坂口委員 先ほど、大臣が御到着になります前に、四十分ばかり時間をいただきましていろいろ質問をさせていただきました。その中で御質問しましたことをあらためてかいつまんで申し上げますので、大臣にお聞きをいただきまして、その中の二、三についてひとつ御答弁をお願いをしたいと思います。 ...全文を見る
○坂口委員 実は、先ほどからもその議論がなされまして、社会保障の中で考えていくというようなお話もありました。しかし、社会保障の中で考えていくことであれば、現在の援護法そのものも社会保障の中で考えていくということも成り立つわけであります。しかし、ここにあらためてこの援護法があるとい...全文を見る
○坂口委員 もう一点ございまして、それは、戦傷病者としての申請がたくさん出ていると思うわけでございますが、その中で、認定にならない人がたくさんあるわけであります。これはもう大臣も御承知のとおりかと思うのであります。先ほども議論の中で、どういうふうな方が認定されないのか、たくさん申...全文を見る
○坂口委員 もちろん、法律でございますから、個人的な立場で、極端に法を曲げて解釈するとかというようなことではそれは決してございません。ただ、あまりにもいままでの考え方が、法の中でかたくなに物的証拠等を主張され過ぎたということを申し上げているわけでございます。先ほど答弁いただいた大...全文を見る
○坂口委員 ありがとうございました。      ————◇—————
04月02日第72回国会 衆議院 公害対策並びに環境保全特別委員会 第15号
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○坂口委員 本法案に対する基本的なことから、まず長官にお伺いをしたいと思います。  この法案を拝見しますと、富士山はわが国の自然の象徴であり、世界に誇る国民的資産であり、後代の国民に継承すべきものである云々、こういうふうな書き方がしてございまして、これの適正な保護、利用をはかる...全文を見る
○坂口委員 たとえば第二条に「自然環境の保護及びその自然環境にふさわしい利用環境の確保」云々、こういうことばがございます。「自然環境の保護」も、それから「自然環境にふさわしい」云々ということばも、結局は「利用環境の確保」ということばの形容詞的な意味に使われている、そういうとり方が...全文を見る
○坂口委員 長官、簡単に申しますと、この法案が自然環境ということよりも、利用環境の確保ということに非常に重きを置いてつくられたものではないかという疑いを持たざるを得ない、いま私はこう申し上げたところでございます。これに対して、長官から一言意見を賜わって、次にまいりたいと思います。
○坂口委員 次に移りますが、本法案は山梨県が北富士演習場のいわゆる県有地継続使用と、米軍から自衛隊への肩がわりを認める条件として、この制定を要求したいきさつがあるというふうに聞いておりますが、この背景をお伺いしたいと思います。
○坂口委員 先ほどの議論でも長官からお話がございましたので、続けてお聞きをしたいと思いますが、富士演習場とこの法案の第七条にいいます、いわゆる特別地域及び利用地域とは、どの程度重複するのか。線引きの構想等につきまして、ありましたら、お伺いしたい。
○坂口委員 そういたしますと、米軍の施設も、本法の適用との関係におきましては同じでございますね。
○坂口委員 防衛庁にお伺いしますが、北、東演習場における実射演習は年間どれくらい行なわれているのか。それから過去における不発弾の爆発事故及び民間の被害、こういったことに対して資料がありましたら、ひとつ御答弁いただきたい。
○坂口委員 続いて爆発事故の被害。
○坂口委員 長官、この法案が、富士山はわが国の自然の象徴である、こうする反面において、一方では大規模なこういう演習が行なわれて、そして、そこで不発弾による事故等が続いている。一方においては、自然の破壊にとどまらず人命にまでいろいろの影響が出ている。こういうふうにわが国の自然の象徴...全文を見る
○坂口委員 このいわゆる射爆による自然破壊の歯どめということを何ら規制することなしに、この富士地域の環境保全をうたうということは、これはやはり長官はそういうふうにおっしゃいますが、私は矛盾をしていると思う。  そこで演習場に対する実射訓練の歯どめを、ある程度どうしてもこれは考え...全文を見る
○坂口委員 歯どめということばは、ちょっとことばが適当でなかったかと思いますが、これは長官とはおそらく意見が並行して一致しないところだと思いますけれども、先ほども申しましたとおり、一方において日本の国の象徴であるというところから、これを保護しようという法律であるにもかかわらず、し...全文を見る
○坂口委員 たとえば、富士地域を指定する政令を立案する段階で各界、各層の意見を聞いて、その上で立案をすべきだ、こう私思うわけです。具体的に申し上げれば、たとえば、国は第二条第一項の政令を立案し、または改正しようとするときには、富士地域保護利用整備審議会の意見を聞かなければならない...全文を見る
○坂口委員 いま私お聞きしましたのは十一条についてでございますが、それでよろしゅうございますか。第二条とのからみでございますけれども、第二条でいわゆる「富士地域」というのは、政令で一応定めるということにしておりますですね。そして第十一条では、行為の届け出というものが先ほど申しまし...全文を見る
○坂口委員 はい、わかりました。  次に、第五条でございますが、保護利用整備計画においては、条文では利用地域の「位置及び規模並びに当該地域の利用の規制に関する事項」を定めることになっております。その利用区域の指定は具体的にどう指定し、どの段階で、それはその地域の住民と申しますか...全文を見る
○坂口委員 そういたしますと、地域の住民に対して示されるのは、この六条にありますように、県議会の議を経た段階でこれは示されるということでございますか。そうじゃなしに、これは、この議を経てしまえば、もう最終段階に行くわけでございますから、それ以前に相談をしなければならぬと思いますが...全文を見る
○坂口委員 この点につきましても、この条文の中には明確に示されてはいないと思うわけであります。つまり、この条文の内容を定めるときに、位置の表示は住民または土地所有者にとって重要な影響を持つものだと思うわけであります。したがって、公聴会の開催で決定されるということでございますが、そ...全文を見る
○坂口委員 第七条に移りますが、七条のいわゆる(利用地域の指定)というのがございますが、そこで、たとえば徒歩利用でございますとか、野外施設利用でございますとか、ここに四つの利用地域が出ております。具体的にこの四つの部類にどういうものを考えているのか、お伺いをしたいわけであります。...全文を見る
○坂口委員 私が申し上げておりますのは、こうした建設、特に乱開発によって自然破壊が起こっているわけでありますので、こうした破壊行為をどういうふうに具体的に防止する考えなのかということをお聞きしたいわけです。
○坂口委員 利用目的というのをどこにポイントを置いて制限をするのかという、その辺をお聞きしたいわけです。
○坂口委員 その辺がたいへん重要なところでございまして、旅館でもホテルでも休泊利用地域として全部その建設が認められていくということになりましたら、これは何のためにこの法律があるのやら、その存在すら疑われることになるわけです。だから、その辺の明確な線というものが示されなければならぬ...全文を見る
○坂口委員 それから十一条の二項の処分は、二十三条にあります損失補償規定と相まちまして、きわめてなまぬるいものに思えるわけでありますが、これはひとつ長官から御見解をお伺いしたいのですが、非常になるいという感じがいたしますけれども、いかがでございますか。
○坂口委員 しかし実際、この法案から見ますと、非常になまぬるい形になっておる。たとえば自然環境保全法等と比べまして、ここに出ております内容は、いささかなまぬるいというふうに思うわけです。  それから十一条では、国立公園等以外の富士地域における行為の届け出について、届け出の必要な...全文を見る
○坂口委員 次に、審議会についてお伺いをしたいと思いますが、審議会のメンバーは、具体的に選考をすでにされているのかどうか、あるいはまた、選考されるとするならば、どういうふうな人たちを対象にしておみえになるのかということをひとつ伺いたい。審議会委員のうちで、学識経験のある者の中には...全文を見る
○坂口委員 審議会は、「重要事項を調査審議する。」としておりますが、常任の調査員の確保だとか、あるいは調査費の確保というものも考えておみえになるのかどうか、あわせてお聞きをしたいと思います。
○坂口委員 十九条についてでありますが、行政機関の長が総理に勧告の要請をすることになっております。この場合行政機関の長は、関係地方公共団体の長が要請した場合も行なえるのかどうかということですね。ことばをかえて申しますと、行政機関の長のみならず、直接関係者である関係地方公共団体の長...全文を見る
○坂口委員 きょうはまあ、非常にこの条文にあります初歩的な疑問につきまして総合的にお伺いをしたわけでございますが、最初にも申しましたとおり、この法案は、富士地域の環境保全ということばが使われていながら、環境保全というよりも、むしろ利用環境というところに重きが置かれたものであると私...全文を見る
04月04日第72回国会 衆議院 公害対策並びに環境保全特別委員会 第16号
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○坂口委員 きょうは国定公園内の事業につきまして、お伺いをしたいと思います。  国定公園内の特別地域におきましては、都道府県知事の許可を、事業をいたしますときに受けなければならないことになっておりますが、普通地域におきましても、その風景を保護するために必要な限度において、当該行...全文を見る
○坂口委員 きょうは非常に時間が短時間でございますので、具体例をまとめて申し上げたいと思いますので、あとでひとつまとめて御答弁をいただきたいと思います。  実は三重県の一志郡美杉村川上地区というのがございますが、ここに採石の申請が出ておりまして、ここは国定公園、詳しく申しますと...全文を見る
○坂口委員 私、普通地域と申しましたけれども、どうやら私の間違いのようでございますので、訂正させていただきます。
○坂口委員 環境庁として、いまエネルギー庁のほうからはこういう見解が示されたわけでございますが、環境庁の側の御見解をひとつお伺いしたいと思います。
○坂口委員 この中には幾つかの問題が含まれていると思いますが、一つは、いま言われましたとおり、自然破壊の問題がございます。それからもう一つは、その地域の住民に対するその採石の運搬によります影響というものがあるわけでございます。  環境庁としては、この二面があるわけでございますが...全文を見る
○坂口委員 最後に、大臣の御見解をひとつ賜わっておきたいと思いますが、これは先ほどまとめて御紹介申し上げましたような事例でございます。住民の方の三木長官に対する陳情書というものも出ております。私、写しをいただいてまいりました。すでに長官のほうに届いているかどうかはまだわかりません...全文を見る
○坂口委員 県からはまだ詳しくは出ていないと思いますが、しかしいま申しましたことで、もうあらあら尽きていると思うわけでございます。これ以上のことはないかと思います。ですから、いまお聞きいただいたような内容であるとお考えいただいていいと思います。村議会もこういう決議をして、そして県...全文を見る
○坂口委員 終わらせていただきます。ありがとうございました。
04月05日第72回国会 衆議院 社会労働委員会 第15号
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○坂口委員 前回身体障害者の雇用問題を少し質問させていただきましたが、続きまして、この問題もう少しきょう質問させていただきたいと思います。  前回にも、民間企業の雇用率の達成状況が一・三%に達していないということ、特に大きい企業においてこの達成率が悪いということなどをあげまして...全文を見る
○坂口委員 徐々には進めていただいているでしょうが、非常に進歩の程度がおそいために現状になかなか追っつけないというのが実情ではないかと思います。どうしましても現在ぐらいの設置校の数でございますと、三県か四県に一校というような形に数からいきますとなりますので、これではどうしましても...全文を見る
○坂口委員 それはひとつお願いをするといたしまして、次にこれは精神薄弱者も含めての問題でございますが、いわゆる脳性麻痺の方々あるいは精神薄弱者の方々に対する最低賃金の取り扱いの問題がございます。著しく労働能力の低い身体障害者については、不当に賃金を低下させないことを許可条件としま...全文を見る
○坂口委員 それからもう一点は、非常に雇用の困難な身体障害者に対する援護対策費の問題でございますけれども、障害の程度がかなり強い方、こういう人たちに対しましては一般企業でもいまもお話がございましたとおり、なかなか雇用をしてくれない、非常に困難である。こういうふうな人たちには、これ...全文を見る
○坂口委員 時間がございませんので、それでは次に進ませていただきます。  失業労働者の問題について少し触れさせていただきたいと思います。失対賃金は四十九年度予算におきましては平均しまして千七百二十八円ぐらいになると思いますが、これを二十二日分といたしますと月三万八千円ということ...全文を見る
○坂口委員 たとえ二人平均といたしましても、これで六百五十円ぐらいになりますね。これはもう最低の額であります。先日も私現場を見せていただきましたが、中にはかなりきびしい仕事をなすっておる方もございます。女の方でもつるはしを持って、たいへんきびしい仕事をしておみえになる方もございま...全文を見る
○坂口委員 六万円という話ございましたが、それは計算のしかたによりましてはそういうことも出てくるかもわかりませんけれども、しかし現実問題としましては、一日千五百円になればこれはいいほうでございます。平均二・二人というお話が出ましたけれども、食費等は二人でも三人でもそう変わらないわ...全文を見る
○坂口委員 もう一つ、一歩進めて尋ねさせていただきますと、現在春闘にからめて低所得者の問題が大きな問題にいまなっているわけでございますが、この春闘の中の一つの問題点として、この失対労働者の賃金等もお考えいただくかどうか。  これはどれだけふえるとかなんとかということは別にしまし...全文を見る
○坂口委員 もう少しこれをお聞きしたいのですけれども、時間が十分ぐらいしかなくなってまいりましたので、春闘のお話を伺いたいと思うのです。  先ほども少しお話し申しましたとおり、御存じのように昨年末から異常なインフレ、いわゆる物価狂乱の中でわれわれの生活は続いているわけでございま...全文を見る
○坂口委員 大臣から現状につきましてるる御説明をいただいたわけでございますが、端的に再度御質問をさせていただければ、この失対の問題につきましては、今回の春闘の中の一つの社会的弱者の部類に入る方々ではないかと思うわけでございますが、今回のこの春闘の考え方の中で、失対労働者の賃金の問...全文を見る
○坂口委員 そういうつもりで私もきょうは質問をさせていただいているわけでございますので、いわゆる春闘という場でそれをお答えいただくというよりも、きょうの私のこの質問に対して、現在のこの物価狂乱の背景を踏まえて、この失対労働者の賃金というものをいま一度検討していただける段階に来てい...全文を見る
○坂口委員 それじゃ、この問題はこれだけにさせていただきます。  次に移らせていただきますが、一昨日でございましたか、労働大臣は、ニジンスキー書記長らの一行と会談されたということが報道されております。その中で、官公労働者のスト権の回復の問題、それから、過酷な処分の救済、スト処分...全文を見る
○坂口委員 続いてお尋ねいたしますが、労働大臣としては、この官公労働者のスト権回復問題に対してどのように現在お考えになっているかということを、ひとつお聞きをしたいと思います。  それから、時間がございませんのでまとめて申し上げますが、やはり三日の日に、自民党の橋本幹事長が、たし...全文を見る
○坂口委員 時間がなくなりましたので、私はこれで終わりにさせていただきますが、橋本幹事長のこういうお話もございましたので、ひとつ新しい一歩を踏み出してもらうときではないかとも思うわけであります。こういうふうな考え方もあるということだというふうにいま大臣のお話は承っておきます。 ...全文を見る
04月08日第72回国会 衆議院 社会労働委員会 第16号
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○坂口委員 先日来大臣に対しまして、身体障害者の問題を何度か質問をさせていただきましたが、この法案を見せていただいておりまして、やはり身体障害者の問題がひとつどうしても聞きたいというふうに思ったわけでございます。  この法案の中に高齢者の問題につきましてはかなりの部分が出ており...全文を見る
○坂口委員 誤解のないように、私どものほうも考え方をはっきりさせておかなければならないと思いますが、この雇用改善事業あるいは失業の予防、こういった措置に対しましては、これは当然、先ほども議論がございましたが、別途出されるべき筋合いのものであって、いわゆる保険の中から支払うべき筋合...全文を見る
○坂口委員 いまおっしゃった雇用改善の問題が、特に身体障害者の場合にはなかなか雇用が促進をしない。これはこの間から何回か質問されていたところでございますけれども、これは何としても打破していかなければならない。そういう意味では、これは各法律の中で再三この問題は取り上げていただいて、...全文を見る
○坂口委員 大事な問題でございますので、もう一言だけ言わせていただきますと、いま大臣がおっしゃった御決意はよくわかるのでございますが、それを何とかしてこの法案の中に私は生かしてほしいと思うわけでございます。ひとつ、大臣がいろいろとお聞きになったその点を踏まえていただきまして、前進...全文を見る
○坂口委員 私は、いまなぜそんなことを申し上げたかと申しますと、この法案が失業予防というよりも離職予防という感を抱いたから、そういうことをお聞きしたわけでございます。  議論を進めていきますが、皆さんのほうにどういうふうな理由で職を離れるかという、そういう調査はございますか。私...全文を見る
○坂口委員 私自身、こういう調査をやりましたのはかなり前になりますし、立場がいまの立場と医学の場の立場とはかなり違った面がございますので、ここで同じように並列的に議論ができるかどうかわかりませんが、私どもが以前にこういう調査をやりましたときに、いわゆる労働環境の問題が一つの大きな...全文を見る
○坂口委員 この法案の中にいろいろの福祉事業等がございます。こういうふうなものまでこの法案の中にもし入れてくるとすれば、労働環境の整備に対する補助というようなものも一項目入ってきても私は不思議ではないのではないか、こう考えるわけでございます。  時間がございませんので次に移させ...全文を見る
○坂口委員 これは先ほどからも何回か議論が出ておりましたし、私も次回にもう少しこの点、別な角度から突っ込んでお聞きをしたいと思うわけでございます。きょうはこまかく立ち入ることはやめさせていただきますけれども、しかし厳然として出かせぎをしなければならないという現在の農業の実態という...全文を見る
○坂口委員 私も山の中で生まれたものですからよく存じておりますが、これから五月に入りまして、長く雨が続くというようなときになってまいりますと、特に林業等をやっておみえになる方は、連日、仕事に行きたくても実際問題として行けないわけでございます。危険を伴いましてできないということもご...全文を見る
○坂口委員 そういう人たちには多くの給付等が要ることは事実だと思います。それであればこそそういう制度が必要なのではないかと私思うわけです。いままでの例で申しますならば、同じように失業保険を納めておりましても、全くその失業保険等の恩恵には浴さない人たちもあるわけであります。それはそ...全文を見る
○坂口委員 ぜひこの問題もひとつお取り上げをいただいて前進をさせていただきたいと思います。  きょうは、あと大橋議員に交代いたしますので、これだけにさせていただきます。
04月25日第72回国会 衆議院 社会労働委員会 第21号
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○坂口委員 四党提案の援護法につきましてはけさからるる述べられておりますし、私、割愛をさせていただきたいと思います。  まず最初にお聞きをしたいと思いますのは、先ほどからもいろいろ出ておりましたが、認定疾病の問題でございます。被爆者の方々と一般の方々との間に疾病像にどのような変...全文を見る
○坂口委員 決してそういうむずかしいことじゃなしに、たとえば高血圧が非常に多いとかあるいはまたガン系統の病気がほかの方よりも多いとか、そういうふうな一般的な問題でございますが、それもわかりませんか。
○坂口委員 いや、そうではなしに、おそらく出ているであろうと思います。昨年もこの援護法の審議のときに議論になったと思いますが、特に被爆者の皆さん方が年齢を経るにつれまして、高血圧症あるいは胃ガンといった病気がほかの一般の方々に比べてたいへんに多くなっている、そういうお話が確かに昨...全文を見る
○坂口委員 これは大臣にお願いしたいわけでございますが、いま申しましたとおり被爆者の健康診断の結果いろいろの病状が出ると思うのですが、一般の方々と非常に変わった病状を呈しますような場合、特にいま申しましたような特定の病気が一般の方々よりは明らかに非常に多いという形になってくれば、...全文を見る
○坂口委員 先ほども健康診断の問題がずいぶん議論をされました。昨年もこの健康診断の問題に少し触れさせていただいたのですが、この定期健康診断一つにしましても、その定期健康診断の内容、何をやるかというようなこと、これも一般の方とそれから被爆を受けられた方との病状の差というものを中心に...全文を見る
○坂口委員 おそらく医学の専門家は被爆直後の状態を中心にして、現在の一般検診の検査項目等を定めたのであろうと思います。それから三十年の歳月を経ました今日、やはりどうしても今日に合った内容というものを検討していただかなければならない。これは現在の立場でそういう内容を一ぺん検討してく...全文を見る
○坂口委員 これは却下するかどうかを、この審議会で決定されることだと思うのでありますが、どの辺までを拾い、どの辺までを落とすかということは、一応線があると思うのですが、現在のところ、疑わしきものは拾い上げるという方向なのか、疑わしきは落とすという方向なのか、一体どうなっております...全文を見る
○坂口委員 疑わしきは拾われるという形なら、この人もおそらく私は拾われただろうと思うのです。と申しますのは、一応直接的な原因というのははっきりしない、これは当然だと思うのです。昨年のことです。もう二十七、八年もたってからのことですから、直接的な原因があるとはこれは医者も書けない。...全文を見る
○坂口委員 そうしますと、今後こういうふうな件数というのは、まだたくさん出てくるであろうと思われるわけです。そのときに、いまおっしゃったように、疑わしきは拾うという立場でぜひひとつ対処をしていただきたいと思うわけです。これは、それ以外に方法はないと思います。限られた方たでもござい...全文を見る
○坂口委員 どのくらいでございますか。
○坂口委員 ところが、約千六百人あるといまおっしゃいましたが、その中で、これまた所得制限があるわけですね。所得制限にひっかかりますと、またほとんどがやっぱりもらえないということになるのじゃないですか。
○坂口委員 そうしますと、この所得制限の問題でございますが、これもいつも出ることでございますし、けさからも議論されたと思います。所得制限というのもあまりきびし過ぎやしないか、これはもう毎年毎年ここでおそらく議論されてきたことだろうと思うのです。このことについて、現在、この所得制限...全文を見る
○坂口委員 そのぐらいの変化ですと、インフレの世の中でございますから、そのくらいは自然に上がってきておるわけです。だから、いまおっしゃったぐらいの変化では、大体毎年同じぐらいなペース、あるいはちょっと落ちるかもしれない、私もその点詳しくわかりませんが、まあ大体同じぐらいじゃないか...全文を見る
○坂口委員 大臣、今後ともと言われますと、いままでもずいぶん大幅のアップが続いてきたように聞こえるわけですけれども、今後はひとつ大幅な改善をしていただきたいと思うわけです。何も月に五十万も六十万もとっておみえになるような方にまで広げてほしいということを言っているんじゃないのです。...全文を見る
○坂口委員 これもひとつ大臣にお聞きしなければならぬと思うのですが、特別手当は一応生活の安定をはかるために支給されるということになっております。この生活の安定をはかるということは、いわゆる生活費にするということとはちょっと違うと思うのですね。生活費にプラスすることの、認定患者が健...全文を見る
○坂口委員 大蔵省とひとつ打ち合わせをいただいて今後考えていただきたいわけでありますが、やはり大臣のお考えがばっときまりませんと、大蔵省のほうもなかなか動いてくれませんので、まず大臣が腹をきめていただかなければ、これはもうどうにもならない問題でございます。この特別手当を、何とかし...全文を見る
○坂口委員 ということは、来年度ということでございますか。
○坂口委員 これは一方のほうが変わったのでありますから、こちらのほうはぜひそれまでにやはり早期に結論を出していただきたいと思うわけであります。お願いしたいと思います。  それから、これも実は昨年も私お聞きをしたわけでありますが、特別手当とそれから健康管理手当と二つあるわけでござ...全文を見る
○坂口委員 そういたしますと、健康管理手当と医療手当との併給はできるわけですか。
○坂口委員 そういたしますと特別手当と医療手当との併給はできるということでございますね。わかりました。  以上幾つかの点、お願いをいたしましたが、大臣に重ねて最後にお願いをしておきたいことは、いずれにいたしましても現在つくられておりますこの法律が、少しずつではございますけれども...全文を見る
04月26日第72回国会 衆議院 公害対策並びに環境保全特別委員会 第20号
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○坂口委員 長官、時間が詰まっているようでございますので、岡本議員が午前中に質問をいたしまして残りました二、三問だけについで質問をさせていただきたいと思います。  第二十七条の前半につきましては、すでに岡本議員が質問をしているところでございますが、第二十七条の二の三項を読みます...全文を見る
○坂口委員 長官、あまり時間がありませんので、一つだけお聞きをしておきたいと思いますが、この規定によって、委員候補者名簿方式の府県の中の紛争の場合、中央委員会があっせんに乗り出すことは、そうすると可能だというふうに解釈させていただいてよろしゅうございますか。
○坂口委員 その辺、もう少し事務レベルで具体的にお話を伺いたいわけでございますが、特に中央委員会が乗り出しますような場合には、先ほど一の御答弁にも少しございましたけれども、おもにどういうふうなときに中央委員会が乗り出してくるというふうに理解したらよろしいのですか。
○坂口委員 そのときに、地方の審査会で、これは自分たちのほうで十分やれるというような意見を出したときには、これはどういうふうになりますか。
○坂口委員 公害にかかわる紛争は非常にむずかしい問題が多いわけでございますが、この紛争の解決を見ます場合に、非常に期間も長期にわたることが多いわけでございます。聞くところによりますと、中央と地方とが互いに押しつけ合ったりというようなこともなきにしもあらずというようなことを、われわ...全文を見る
○坂口委員 四十三条でございますが、四十三条の二、この条文から見ますと、(義務履行の勧告)というのは、すでに確定した義務の履行を求めているというふうに解釈してよろしゅうございますか。
○坂口委員 この勧告に従わないような場合ですね、いままでそういうふうな事例があったかどうかわかりませんが、もしもあればそういう点もひとつお教えいただきたいと思いますが、そういった場合に、これはさらに命令を出して、義務を履行させるべきかどうかというようないろいろ議論がございますが、...全文を見る
○坂口委員 同じような意味でございますが、四十三条の二の二項にもあるわけでございます。「中央委員会又は審査会等は、当該義務の履行状況について、当事者に報告を求め、又は調査をする」云々となっておりますが、この「報告を求め、又は調査をする」という意味も、考え方によっては立ち入り調査権...全文を見る
○坂口委員 ありがとうございました。以上で終わります。
05月07日第72回国会 衆議院 公害対策並びに環境保全特別委員会 第21号
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○坂口委員 前回の質問のときに、富士地域の環境保全よりも利用環境に、この法案が重きが置かれているのではないかということを質問をさせていただきました。その一部を私、残しておりましたので、きょう続きまして質問させていただきたいと思います。  きょうお聞きしたいのは、いままでに自然公...全文を見る
○坂口委員 いま三つの点をあげられました。一つは、公園の地域外までこの適用を広げることができる。それから二番目には、総合的な計画を立てることができる。しかしながら、この二つは、いままでの法律の運用の強化によってまかなうことのできるものではないかと私は思うわけであります。この自然環...全文を見る
○坂口委員 そういうふうに読みかえると、すんなり理解できるのかもしれませんけれども、この文字からいたしますと、そうすんなりといかないわけであります。それで質問させていただいておるわけでありますが、もう少しすんなりと理解ができるように法案をつくっていただいたら、問題はなかったわけで...全文を見る
○坂口委員 それからもう一点は、先日も質問のときに、これはちょっと落としましたので、もう一つお聞きをしたいと思いますが、富士演習場と、それから第七条にあります特別地域及び利用地域、これとはどう重複するのか、線引きの構想がありましたら、ひとつ述べていただきたい。
○坂口委員 そういたしますと、米軍施設等ももう絶対入らないわけですか。
○坂口委員 第二条にあります「富士地域」ということばで表現されておりますが、この地域は政令で定めることになっておるわけですね。この政令は大体いつごろ皆さん方としてはやられる、またその政令の内容につきまして、現在、こういうふうにするつもりだというようなものがありましたら、ひとつお教...全文を見る
○坂口委員 この特別地域及び先ほどお聞きいたしました利用地域、こういったものにつきましても、地元の意見を尊重して、これをおきめになりますか。
○坂口委員 地元の皆さんから、この演習場等の問題で、どうしても利用地域との関係で困るという御意見が出ましたら、その場合は皆さん方としては、どうされますか。
○坂口委員 この問題もなかなか結論の出ない問題かと思いますが、きょうは大臣もお見えになりませんので、きょうはこれだけにさせていただきます。
05月09日第72回国会 衆議院 公害対策並びに環境保全特別委員会 第22号
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○坂口委員 あすから愛鳥週間に入るわけでございますが、日本も昨年来アメリカ、ソ連それからオーストラリア、こういった国々と渡り鳥保護条約というのが締結をされまして、調印をされまして、国際的な立場から野鳥を保護していくという方針が打ち出されているわけであります。国内的にも自然保護かあ...全文を見る
○坂口委員 いま幾つかの点をあげていただいたわけでありますが、この渡り鳥条約に違反をした行為をした場合には、どういうことになりますか。
○坂口委員 すでに数年前から日本のおもな野鳥の渡来地と申しますか、そういう野鳥が生息する土地について幾つかの調査がされていると思うわけであります。東京湾、伊勢湾あるいは大阪湾、こういった大きな干がたが次々と埋め立てられて、渡り鳥の危機が叫ばれているわけでありますが、環境庁はこうし...全文を見る
○坂口委員 特にこの中ですぐれた干がたと申しますか、どうしても残しておきたいと思われる千がたというのは、その中でどういったものでございますでしょうか。
○坂口委員 いま御報告がありましたように、山口県と愛知県の二カ所がたいへん生息地としてはすぐれている、こういう御報告がありましたが、具体例で申し上げますと、いまお答えになりました後者のほうの愛知県の三河湾、田原町の汐川のいわゆる干がた地帯、この千がた地帯は私のほうにも幾つかの書類...全文を見る
○坂口委員 いま御説明いただいたように、二千ヘクタールがすでに埋め立てられている。私のほうもいろいろの書類を見せていただきますと、東三河臨海工業地帯の全体計画では、四千十八ヘクタールでございますか、これが一応計画になっておる。その中で、二千ヘクタールがすでに埋め立てられておるとい...全文を見る
○坂口委員 いまお聞きいたしましたところによりますと、田原第三区のほうは、すでに許可済みということでございますね。杉山地区のほうはまだ許可がおりていない。杉山地区のほうは、だから今後の問題として、地元の要望を聞き入れていける段階にあるが、すでに許可の出ている田原三区については、一...全文を見る
○坂口委員 県当局の見直し作業が続いているというふうに私どもも理解しておりますが、今後県当局からこの地域について見直しをしたい、どうであろうかという相談があれば、皆さん方としては、そのようにしてはという皆さん方の意見が述べられますかどうか、その点をお伺いいたしたい。
○坂口委員 環境庁のほうに再びお聞きをしたいと思いますが、この汐川の河口部の埋め立て中止に対する陳情が環境庁長官に地元から出されていると思います。私の手元にもその写しがございますが、四十九年の二月に出ているはずでございます。環境庁長官に対しまして、こういうふうな埋め立て中止に対す...全文を見る
○坂口委員 先ほども少し触れましたけれども、二百ヘクタールの中で五十ヘクタールぐらいを残して、あとは埋め立てまたは道路等に使用していこうというような一部変更案というものが地元にあるということを私ども聞いているわけであります。こういうふうな、わずかに五十ヘクタールぐらいの面積が残さ...全文を見る
○坂口委員 環境庁のほう、その田原地区の問題はいかがでございますか。すでに、これは運輸省からもお話がございましたとおり、埋め立ての許可というものは一応出ているわけでございますが、これに対して環境庁としては、どういう態度で臨まれるかということです。
○坂口委員 この干がたは、単に野鳥の生息地としてだけではなしに、バクテリアからいろいろの微小動物に至る一連の生態系によって海水浄化という機能を持っているわけでございますし、何よりもこれは人のいこいの場としても非常に重要なものではないか。自然浄化の場として、また野鳥のいこいの場とし...全文を見る
○坂口委員 ありがとうございました。時間が参りましたので、終わります。
05月14日第72回国会 衆議院 社会労働委員会 第24号
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○坂口委員 こまかな問題になりますけれども、二、三お聞きをしたいと思います。  労働安全衛生法の第六十五条で定めるいわゆる作業場というのがございますが、この政令で定められておりますものには十種類がございます。今回のこの作業環境測定法案においては、五種類を測定検査の対象としている...全文を見る
○坂口委員 いまのお話もわかるわけでありますが、この作業環境の測定をするというのは、測定をする人のテクニックがやすいとかむずかしいとかということではなしに、そこに働く人たちにとってそれをきちっと整理をしておかないといけないかどうかということによってきまってくるだろうと思うわけです...全文を見る
○坂口委員 質の問題、私もちょっと触れようかと思ったのですが、先に御答弁いただいたわけでございます。確かにそういうふうな質の問題もございますし、それから比較的騒音の測定等は楽なように見えておりましても、やはりそのはかります場所でありますとか、いろいろの条件によりまして、結果として...全文を見る
○坂口委員 そういたしますと、一割強ぐらいが自分のところで置けている。それ以外は民間の機関あるいは公共の機関に委託をしなければならないということになるわけです。民間の、現在測定士を置いて引き受けられると思われる機関というのは、これはどのくらいになるでしょうか。これは今後の問題でた...全文を見る
○坂口委員 そういたしますと、今後もう少しふえるといたしましても、急にはそう多くというわけにまいりますまい。公共それから民間、合わせてたとえば三百カ所できておるといたしましょうか、もう少しできて五百カ所できたといたしましょう。それでいたしますと、六万のところで一割が自分のところで...全文を見る
○坂口委員 あってはならないことでありますけれども、もしもそういうふうなことが起こった場合に、これは責任の所在というのはどうなりますか。
○坂口委員 仮定の問題でございますのであまり詳しく申し上げませんが、もしそういうふうなことが起こりました場合に、その民間の一つの機関なら機関が罰せられるというだけでは済まない大きな問題をこの環境測定士というのは持っていると思うのです。どうしましても、こういうふうなことが起こります...全文を見る
○坂口委員 国の研究機関が受けるとか、あるいはまた補助費を出すというようなこと、そういったことはお考えになっておりませんか。
○坂口委員 それから企業内で測定をします場合に、下請の企業が同じにあるところ、あるいはまた別の場所にあるところ、いろいろあると思いますが、下請企業の問題がありますが、下請企業の測定については親会社の責任でこれはやられるのかどうか、この点はいかがでございましょう。
○坂口委員 そういたしますと、親会社が持つか持たないかというのは親会社まかせということになろうかと思いますが、いままで同じに仕事をしておりまして、多少違いますが、たとえば有機溶剤等を扱うような職場に同じに仕事をしておるというようなときでも、親会社のほうはどちらかと申しますと監督的...全文を見る
○坂口委員 ありがとうございました。以上で終わります。
05月16日第72回国会 衆議院 社会労働委員会 第25号
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○坂口委員 結核予防法のほうからお伺いをしたいと思います。  御承知のように結核患者の推移は、この法律案等の中に内容にも盛られておりますように、登録患者というのは年々歳々減ってまいりました。これはもう事実でございます。発生状況にも著しい変化が見られてまいりました。地域やあるいは...全文を見る
○坂口委員 この結核予防審議会の答申を見ますと、検診の特にレントゲン検診ですね、レントゲン検診はそういたしますと小学校の一年生と中学校の二年住、この学年に一応行なうというような形になる、政令で今後定められるわけでありますから、まあ今後ときまったわけじゃございませんが、こういうふう...全文を見る
○坂口委員 これは一人の発病者も漏らさないという意味からいたしますと、効率を無視して、いままでのように毎年レントゲン検診をすべての児童等にするという方針のほうが、発見をするという意味の効率はいいわけでありますが、いわゆるレントゲンに対する被曝の問題が一方でございます。被曝をできる...全文を見る
○坂口委員 御承知のように、結核は自覚症状がないというのが一つの特徴でありますが、この結核の特徴からいきますと、このようにもしも小学校で一回、中学校で一回というふうな形になると、何か不安な感じを持たないでもないわけです。専門の方々が御審議をされてこういうふうな結果を出されたわけで...全文を見る
○坂口委員 一応大学等の小児科の先生なんかに聞きますと、やはり数は減ったとはいうものの、先ほども申しましたとおり、結核は自覚症状がないという一つの特徴がありますので、発見したときにはかなり症状が進んでいるというような例が存外にある。これは全体の数からいきますと、統計上減っておりま...全文を見る
○坂口委員 これは専門の方の御議論の結果でございますので、その結果を尊重しなければならないと思いますが、しかし、全体の学校の保健指導の中で、こういうふうに変えられたからといって、その間、結核に対する保健指導というようなものがおろそかにされては困るわけです。そういう面で、これはひと...全文を見る
○坂口委員 現在、結核患者がだんだん減ってまいりましたのは、これはもう言うまでもなく、現在に至りますまでの研究者あるいは医療従事者、あるいは行政の場においでになる皆さん方の積極的な長年にわたる御努力の結果であり、あるいはまた、住民の積極的な結核に対する認識とそして予防活動の結果で...全文を見る
○坂口委員 これは一つの提案でございますが、たとえば日本赤十字社の中にございます病院とか、それから済生会というような病院は一応公的医療機関ということになっておりますけれども、予防会は公的医療機関の中には入っていないわけです。これはいままでの経緯、歴史というものを見ましても、また今...全文を見る
○坂口委員 先ほど中央病院ということばを使いましたが、いわゆる研究所とそれから診療部門と両方あるわけでございます。大きな研究部門もお持ちでございます。これらはただ一つの病院のためのものでは決してございませんで、先ほど言われましたとおり、日本だけではなしに、東南アジアあるいは世界全...全文を見る
○坂口委員 健康保険と国保の間にこういうような差があるということはやはりぐあいが悪いと思うわけです。私、あとでまた日雇い健保の問題がありますときにもお伺いさせていただきたいと思いますが、現在のように不幸にして多くの保険に分かれているわけでありますが、その中でやはりだんだんと保険の...全文を見る
○坂口委員 最後に一言だけこの問題について触れておきますか、いま大臣から、負担できる人はというお話がございましたが、御存じのように、国民健康保険に入っておみえになります皆さん方というのは、なかなか負担能力のない人が多いものですから、特に私は問題にしておるわけであります。非常に裕福...全文を見る
○坂口委員 健保制度という名前が示しますとおり、これは疾病保険ではなしに健康保険であるわけです。したがいまして、無制限に何べんでも健康診断等を保険の中でやれというのは無理な話だと思いますが、たとえば年に一回なら一回、あるいは二回というふうな限られた回数の健康診断等は保険の中で見る...全文を見る
○坂口委員 これはいわゆる国庫補助が少ない現状の考え方の中でこれをやろうとすると無理があるわけでありまして、やはりこういう日雇い健保等については、少なくとも現状のようなことではなしに、もっと積極的な国庫補助をするという考え方のもとにこの予防給付の面も考えていただかないと、国は金を...全文を見る
○坂口委員 ぜひ前向きな検討をお願いしたいと思います。  それからもう一つは、一般的には日雇い労働者の雇用形態というのは千差万別でございますし、労働条件も常用の労働者よりも劣悪で生活も非常に不安定な方が多いわけであります。日雇い建保の被適用者というものは、大別しますと、健保の適...全文を見る
○坂口委員 ちょっとよくわかったようなわからぬようなお話でございますけれども、私どもはこれは一つの差別だというふうに思うわけです。この点も大臣ひとつお考えをいただきたいと思います。ひとつ最後にこの点につきましても御答弁をいただいておいて、大臣に対する質問は終わりたいと思います。
○坂口委員 日雇い労働者であるがゆえにいわゆる受給資格要件というものが他の健保よりも一段ときびしくなっている点がございます。すなわち各給付を受けるには、納付保険料の日数がきまっているわけでありますが、どうしても中には使用者の都合によって日数が不足する場合もあると思います。そういた...全文を見る
○坂口委員 局長、いま安定した方向だというふうにおっしゃっていたのは、いわゆる保険経済面から考えて一応安定した方法だという御趣旨ではないかと思います。それはよくわかるわけでありますが、ただ、この保険に入っておみえになる皆さん方の立場からすると、この労働者自身の側で働かれた日数が少...全文を見る
○坂口委員 ひとつこの点についてぜひ今後とも御検討をお願いをしたいと思います。  それから次に、療養の給付期間の問題でございますが、一応今回五年ということになりました。いままで皆さん方のほうに統計的な資料でもありましたら、ひとつお示しをいただきたいと思うわけでありますが、日雇い...全文を見る
○坂口委員 このごろ疾病構造もたいへん変化してきまして、特に血管系の病気でございますとか、非常に経過の長いものが多くなってまいりました。たとえば高血圧でありますとか、それにまつわる動脈硬化に伴ういろいろの疾病でございますとか、心臓の病気でございますとかあるいはまた糖尿病だとか、非...全文を見る
○坂口委員 いままでに比べますと前進であることには間違いないわけです。それは私も評価をしているわけでありますが、いままでに比べまして前進であることには間違いないと思います、五年になったわけでありますから。しかしそういうふうな疾病構造の変化を見ますと、今後の問題としましてさらに検討...全文を見る
○坂口委員 そういたしますと、これはこの数字が示しておりますとおり、日雇い健保にお入りになっている皆さん方の経済状態というものがいかに低い方が多いかということになろうかと思います。また年齢的にも高年齢層の人が多いということを示していると思いますし、その他生活条件等についても、やは...全文を見る
○坂口委員 パーセントの出し方がいまのような形で出されますとそういう結果になるわけでありますが、それでは国保に入っておみえになります方とそれから日雇い健保に入っておみえになります方と、いわゆる月収、これに対する保険料の割合で比較しますとどうなりますか。
○坂口委員 時間が来ているようでありますので、もう一問だけお伺いをしたいと思います。  いまの問題をもう一つだけお聞きしておきたいと思いますが、いまお聞きしたのは、確かに国保の場合にはいわゆる事業者からの分はありませんし、これはおっしゃるとおり保険者とそれから加入しておみえにな...全文を見る
○坂口委員 終わります。
05月21日第72回国会 衆議院 公害対策並びに環境保全特別委員会 第25号
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○坂口委員 いま岡本議員からいろいろの点が指摘されまして、重複するところは避けさせていただきたいと思います。  従来の濃度規制から総量規制へという進展につきましては、これは私どもも、たいへん好ましいことだと思うわけでございます。きょう午前中にもいろいろと指摘があったとおり、結局...全文を見る
○坂口委員 私、質問さしてもらった趣旨、少し舌足らずな点もあったわけであります。確かにいまおっしゃいますとおり、自動車等の、いわゆる移動発生源の問題が大きな問題であることは当然でございますが、一応総量規制ということになれば、これは当然移動発生源の問題を抜きにするわけにはまいりませ...全文を見る
○坂口委員 いま御答弁をお聞きしたわけでありますが、窒素酸化物を今後どうするかという問題について、各企業の段階で非常な努力をしているという御答弁であったわけであります。企業は企業として、独自でいろいろの御研究をなさる、また国は国の段階として、非常に重要な問題でありますから、やはり...全文を見る
○坂口委員 あるいは通産省のほうにお聞きをすべきであったかと思いますが、この問題ただ各企業にまかせるだけでなしに、やはり国のレベルでも、この問題をぜひ早急に、しかも徹底的にひとつ追求をしてもらいたいと思うわけであります。それが第一点であります。  それからもう一点は、この法案の...全文を見る
○坂口委員 汚染地図でいくというお話を聞きまして、私も安心したわけでありますが、これはたいへんこまかな問題をお聞きして恐縮なんですけれども、季節によってかなり風向き等が変わったりするわけでございます。特に海岸線というのは、非常に春夏秋冬によりまして、ずいぶん風の流れ等も変わるわけ...全文を見る
○坂口委員 これもおそらく午前中に御質問があったと思いますが、いわゆるシミュレーションモデルによる許容排出量の算定方式、これを御採用になるやに聞いております。これがいろいろ異なる条件のところで、はたして同じ方法でいくかどうかということに問題があるだろうと思うわけでありますが、いろ...全文を見る
○坂口委員 ひとつその点よろしくお願いします。  最後に、もう一つだけお聞きをしておきたいと思いますが、先ほど岡本議員も最後にちょっと触れましたけれども、いわゆる中小企業の公害の問題があります。大きい企業につきましては、随時もう改善されてきていることは、やはり三重県の四日市市等...全文を見る
○坂口委員 ひとつこの点を十分にお願いをしておきたいと思うわけです。  先日も、繊維企業等の特に小零細の繊維の関係の皆さん方とお会いをしましたときも、野党も公害のことを非常に熱心に言ってもらうけれども、しかし、その解決する方法についても、より積極的に取り組んでほしいというような...全文を見る
05月21日第72回国会 衆議院 社会労働委員会 第27号
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○坂口委員 まず国民の祝日に関する質問からひとつお伺いをしたいと思います。  昨年、国民の休日に関する法律ができまして、口の悪い人は、去年の政治の中で一番よかったのはこの法律であって、日曜日と祭日が重なった場合に翌日が休みになるという、これだけが唯一のよい法律であったという人も...全文を見る
○坂口委員 いまおっしゃいましたように、百人以下大体三十人ぐらいのところでは四七・一%でございますか、非常にこのパーセントが下がってきているわけでございます。  そこで、これは賃金の問題がからんでくるわけでございますが、祝日に出勤する場合に当然考えることとして、いわゆる割り増し...全文を見る
○坂口委員 皆さん方のほうの行政指導という形ではどういうふうにしておみえになりますでしょうか。
○坂口委員 一年間の間でそう幾日間かあるわけではございませんし、おそらく多くても二、三日ではないかと思うわけです。小零細企業におきましては、経営上、非常にいろいろの困難等も伴うものと思いますが、しかしそう年間で幾日間かの問題ではありませんので、でき得る限り、この法律が小零細企業で...全文を見る
○坂口委員 簡単明瞭にお答えいただいたわけでございますが、局長のほうからもう少し足していただくことがございましたらお願いしたい。
○坂口委員 ではその点ひとつお願いをいたしておきたいと思います。この問題はもうこれだけにいたします。  次に、ろうあ者の問題に移らしていただきたいと思います。  ろうあ者等の問題でございますが、基本的なことを皆さん方にお伺いをしたいと思うわけであります。ろうあ者の基本的人権を...全文を見る
○坂口委員 このろうあ者の労働条件というものをいろいろ話を御本人等に聞きますと、かなりきびしい労働条件にあるようでございます。たとえば賃金にいたしましても普通の人の半額あるいは四割というような方もかなりたくさんおみえになるようであります。しかし仕事によりましては普通の人と同等、あ...全文を見る
○坂口委員 それは公のところと申しますか、たとえば官公庁等におつとめになっている方でございますか、それとも一般の企業、あるいは小零細企業等におつとめになっている方も含めてのデータでございますか。
○坂口委員 私どもが実際に聞きます場合には、労働環境等の非常に悪いところが多いということもあろうかと思いますけれども、私どもが聞いた値はいまおっしゃったのと比べてかなり低い値になっております。いま申されました金額でございますと、重い人ですとかなり低うございますが、中級あるいはそれ...全文を見る
○坂口委員 結局常勤ではなしに、月何回かというふうにお雇いになっているのだろうと思いますが、私ども聞くところによりますと、謝礼金のような形で一時間千五百円ぐらいというふうに聞いておりますが、大体そのぐらいでございましょうか。
○坂口委員 それからこれは身体障害者の方全部に言えることでございますが、ろうあ者の職域の開発という面がございますが、いままでのろうあ者の職場というものもかなり限られているようでございますが、これの職域の開発ということに対してどういうふうにお考えになっているか、ひとつお聞かせをいた...全文を見る
○坂口委員 それからちょっと中身の違った問題でございますが、先日もろうあ者の方々とお会いしましたときに、テレビなどで、これはいつもは無理だろうけれども、たとえば週に何回とか限って、たとえば特定の時間のニュースだとか、あるいは番組だとかというようなものに、いわゆる洋画のときのような...全文を見る
○坂口委員 放送の番組の内容を云々の問題じゃございませんで、その内容に応じた字幕等をつけるということについては、これは内容をああしろとかこうしろとかいう行政指導の問題では決してないと思うわけです。そういうふうな字幕をつけるということは、一つの操作がふえるわけでありますから、あるい...全文を見る
○坂口委員 報道の自由、あるいはその他の自由との問題のかかわり合いもあろうかと思いますけれども、ひとつそういうような皆さん方の御意見があるということは、皆さん方もお知りをいただきたいと思います。  これは、直接ろうあ者の皆さん方から、放送関係の皆さん方への注文という形で提起され...全文を見る
○坂口委員 次に移らしていただきますが、身体障害者雇用促進法につきましては、先日来何回か大臣もお話を伺いましたり、質問をさせていただいたわけでございますが、これには大体何%、一・六%か一・七%以上の雇用をするというような義務がございます。ろうあ者の雇用状況というものはわれわれもな...全文を見る
○坂口委員 たとえば外国の例を見ましても、イタリアなどはILO九十九号でいわれておりますように、身体障害者の雇用について積極的にいろいろのことをやっております。特に一九五八年にろうあ者義務雇用法なるものをつくったり、特に盲人強制雇用法でありますとかをつくって、この人たちの職場とい...全文を見る
○坂口委員 強制的な法なるものをつくるのが最もよい方法かどうかは議論の分かれるところであろうと思います。しかし、現在のように、どうしてもこの職場が自主的には確保されていかないということであれば、より積極的な方法としてやはり法制化というものを考えざるを得ないと私は思うわけであります...全文を見る
○坂口委員 いま八条一号の差別条項の点について御説明があったわけでございます。そういたしますと、最低賃金制のこの定めによっていくということになりますと、結局社会保障の充実ということが非常に重要な問題になってくると思うわけであります。現在のところは御承知のような状態でありまして、言...全文を見る
○坂口委員 もう一点だけお聞きしておきたいと思いますが、身体障害者は、障害者でない者と一緒にまたは同じ条件のもとで、職業訓練所等でいろいろの訓練を受けたいという希望がかなりあるわけでございます。これは訓練の内容等によりまして、不可能な面も中にはあろうかと思います。しかし、この皆さ...全文を見る
○坂口委員 いろいろいま御説明いただいたわけでありますけれども、全国で、たとえば一カ所とか二カ所という限られた地域で、ろうあ者等の特別な訓練をどうするかというようなことでは、やはり全国におみえになる皆さん方に非常にこれが潤いにくいという面がある。したがいまして、一カ所に特別なりっ...全文を見る
○坂口委員 大臣のただいまの御所見が、この委員会における発言だけに終わらないことを期待いたしまして、終わりにさせていただきます。
05月22日第72回国会 衆議院 公害対策並びに環境保全特別委員会 第26号
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○坂口委員 参考人の皆さんには、きょうはたいへんお忙しいところをありがとうございました。ラストスピーカーでございますので、よろしくお願いいたします。  まず大塩参考人から、順を追ってお聞きをしたいと思います。  先ほどお話しいただきました中に、上下の実態調査というものが不十分...全文を見る
○坂口委員 終わります。
05月23日第72回国会 衆議院 社会労働委員会 第29号
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○坂口委員 昨日から人口問題等につきましていろいろこまかな議論がされました。あらあら浮き彫りにされている問題もございますので、まず大臣に一応確認をしておきたいことから入らせていただきたいと思います。  人口問題につきましては、昨日も、そしてきょうも、いろいろと御議論がございまし...全文を見る
○坂口委員 人口問題はグローバルな問題であるというお考えについては、私も同感でございます。人口が増加していくのがいいか悪いかということよりも、結局いま大臣も述べられましたように、食糧の問題あるいは公害の問題いろいろの面からやはりこの地球上にどれくらいの人間が生きられるかということ...全文を見る
○坂口委員 いまお二人からお伺いしたわけでありますが、この移民というのは個人的な考え方で、国が援助をしていく、いままで百四、五十万の人たちが行ったけれども、今後、いまのお話を伺いましても、ふえるといたしましてもそんなにたくさんの人が移民をするとは、ちょっといまの条件では考えられな...全文を見る
○坂口委員 その前提のもとに議論を進めていきたいと思うわけでありますが、いま提案をされております優生保護法の一部を改正する法律案、この中の一番中心になっておりますのは、先ほどから何度か議論が重ねられております「経済的理由」云々の問題ではなかろうかと思います。  そこで、いわゆる...全文を見る
○坂口委員 そういたしますと、その中から経済的理由と思われる項目というものはわかりませんか。
○坂口委員 そういたしますと、報告としてははっきりとしたものがわからない。そうすると、先ほど来申しております経済的理由による健康被害ということでどれぐらいの中絶があったということは、皆さん方は把握をしておみえにならないわけですか、それとも、しておみえになりますか。
○坂口委員 四十四年と申しますと少し古くなりますけれども、もう少し前にお調べになったものとの比較はございませんか。
○坂口委員 そういたしますと、この四十四年の十二月時点におきますところの二〇・一%という経済的理由の率というものは、高いと判断をしておみえになりますか、それともこれは低いというふうに判断をしておみえになりますか。
○坂口委員 今回のこの一部改正案において、いわゆる経済的理由という項目を削除するということになったわけでありますが、やはり削除しようということになった背景としては、経済的理由というものが非常に少なくなってきている、そういう人はだんだんと少なくなってきているという考え方に基づいてな...全文を見る
○坂口委員 そうしますと、今回の一番問題になっております条文ですね、これは「妊娠の継続又は分娩が母体の精神又は身体の健康を著しく害するおそれのあるもの」、こう今度変わるわけですね。古いほうは「妊娠の継続又は分娩が身体的又は経済的理由により母体の健康を著しく害するおそれがあるもの」...全文を見る
○坂口委員 そうすると、いままでの場合には、母体の健康というものを害する、これのどういうふうなときに害するかということを、身体的または経済的理由というようなことばで詳しく説明していたわけですね。今回の場合には、この「著しく害する」ということの説明は取れたわけなんです。今度の改正案...全文を見る
○坂口委員 きのうも金子先生の御質問等にもありましたが、健康の定義というものが非常にむずかしいというお話も皆さんのほうからありました。いまWHOのお話が出ましたけれども、WHOの定義によりますフィジカル・メンタル・アンド・ソシアルという三つの面からの定義でこれはいくというふうに解...全文を見る
○坂口委員 そうすると、今回の改正案のほうの「母体の精神又は身体の健康」ということになっておりますが、ここで一応ソシアルに当たるベきものとしては、直訳的なものはここに入っていないわけでありますが、この「母体の精神又は身体の」という中に、この点も含まれているのですか。
○坂口委員 そういたしますと、たとえば経済的理由というようぬものは、これは一応ソシアルの中に入ってくる一つのファクターだと思うのです。そういたしますと、経済的な理由で母体の健康を著しく害すると医師が診断をした場合には、今回の改正案においても、これはやはり中絶の対象になるというふう...全文を見る
○坂口委員 もう少し具体的な例を申し上げましょう。そうしますと、たとえば共かせぎの御夫婦がある、これは実際に現場の婦人科の先生等にお聞きしましてもそういうケースが非常に多いと言いますので、私、たとえとして申し上げるわけでありますが、共かせぎをどうしてもやっていかないことには食べて...全文を見る
○坂口委員 わかりました。そういたしますと、今回の改定案が、なぜこういうふうに字句を修正なすったかということが少しわかりにくくなるわけです。この法案の提案理由の説明のところに、「経済的理由という要件については国民の生活水準の向上をみた今日においては、このままにしておくことには問題...全文を見る
○坂口委員 いまおっしゃったように、昭和二十四年に、そのときの時代背景のもとにこの「経済的理由」というものが述べられたということですね。そういたしますと、「経済的理由」というのは、先ほどから大臣も何度もおっしゃっておみえになりますように、ただ経済的理由があるからいわゆる人工中絶の...全文を見る
○坂口委員 昨日からの議論を聞いておりまして、だいぶ皆さん方の御答弁も変わってきたような感じを受けるわけでありますが、それならばなぜあらためて今回これを変えられたのかという提案理由もはっきりしなくなってくるわけです。それならば「母体の精神又は身体の健康を著しく害するおそれのあるも...全文を見る
○坂口委員 それでは大臣に次の問題をお聞きをしたいと思います。  これは昨日からも大臣の答弁がございましたので、重ねて確認をさせていただくわけでございますが、いわゆる「胎児が重度の精神又は身体の障害の原因となる疾病又は欠陥を有しているおそれが著しいと認められるもの」、この項目に...全文を見る
○坂口委員 私どもも、この項目につきましては削除されることを希望するものであります。そしてこれは、大臣からいまこういうふうな御答弁がありましたからいいわけでありますが、いわゆる胎児の羊水の検査等は、これはいままでの御計画では全部おやりになるという御計画だったのでしょうか。
○坂口委員 もう一つ基礎的な問題で確認をさせていただきたいことがあります。それは今回の改正案ともかかわり、また今後のこういったふうな優生保護あるいは人口問題等にもかかわっていきます非常に基本的なことでありますのでお聞きをしたいと思うわけでありますが、この妊娠中絶についていわゆる期...全文を見る
○坂口委員 今回のこの優生保護の法案そのものにかかわっての話ではなしに、厚生省としてこの考え方にどうかということをお聞きしているわけです。
○坂口委員 それからもう一つ、この条件つき規制と申しますか、これは今回の法案にもかかわってきていると思うわけでありますが、いま皆さん方がおっしゃっている医学的条件ですね。WHOの定義によれば「先ほど申しましたような三つの側面からの健康というものを考える場合、それがいわゆる母体の健...全文を見る
○坂口委員 それから先ほどのいわゆる「母体の精神又は身体の」というこの「精神」に多少こだわるわけでありますが、この精神的理由というのは、いわゆる精神医学的な病気ということを意味しているのでしょうか、どうでしょうか。
○坂口委員 たとえば、これは医師が決定することでございますが、ノイローゼというような診断が下されましたときに、たとえそういうような病名であっても、ノイローゼでも重い人もありましょうし、あるいは軽い人もありましょうし、病名によってこれは決定することはむずかしいと思いますが、たとえば...全文を見る
○坂口委員 それから先ほど田中議員とのディスカッションの中にもかなり出ておりましたが、いわゆる適正な年齢に初回分べんが行なわれるように助言、指導するということが書かれておるわけです。その中にもかなり述べられておりましたが、もう一度確認をしておきたいと思うわけでありますが、具体的に...全文を見る
○坂口委員 人口問題研究所の調査等を見ますと、三人の子供さんのあるところでも三十歳までに三人目を産み上げているという報告がございますが、これはいままでの傾向がいわゆる高齢化していくという傾向があるからこういうふうな方針を打ち出されたのか、それともいままではそういう傾向はなかったけ...全文を見る
○坂口委員 そういたしますと、これは多い少ないの問題ではなしに、いわゆる高齢初産婦と、初産婦でなくても高齢産婦を見ると非常に障害の例が多いので、数は別に現在多くなっているとか少なくなっているとかいうことではなしに、そういう高齢時における妊娠というものは避けたほうがよろしいのではな...全文を見る
○坂口委員 そういたしますと、先ほどからいろいろお聞きしましたが、今回の改正案の主たるところであります経済的理由というものにつきましても、何か字句にあらわれているものと皆さん方がお答えになりますものとがかなり差があるという感じを受けるわけであります。それではなぜこういう改正案が出...全文を見る
○坂口委員 これは避妊薬を含めての話でありますけれども、避妊薬というものがあるいは器具というものが開発さえされればそれで家族計画あるいは避妊というものができるというわけのものではないと思うわけであります。現在もいろいろの器具その他のものがあるわけでありますが、それにもかかわらず失...全文を見る
○坂口委員 いまお答えいただいたようないろいろの方策を講じられているわけでありますが、しかし、依然として中絶をしなければならない人がたくさん出ている。先ほどいわゆる表向きの数字としても、七十三万というのがございました。しかし、それ以外にもおそらくあるであろうということが、いわゆる...全文を見る
○坂口委員 いずれにいたしましても、一番中心は母体をどう守るかということ、そしてまた将来の人口をどうするかという大きな問題にかかわることではないかと思います。で、日本の母子保健法を見ましても、これは皆さん方の御専門でありますので、私申し上げるまでもないと思いますけれども、まだまだ...全文を見る
○坂口委員 私はこれで終わりまして、このあと大橋委員が総括的に質問されるそうであります。
○坂口委員 私は、公明党を代表して、議題である優生保護法の一部改正案に反対する討論を行なうものであります。  反対の第一の理由は、本法案が経済的理由の削除によって、人工妊娠中絶にブレーキをかけることにあることは事実であり、これは、人工妊娠中絶に関する国際的な動向が十年前から若干...全文を見る
08月21日第73回国会 衆議院 公害対策並びに環境保全特別委員会 第2号
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○坂口委員 公害健康被害補償法がようやく九月一日から正式にスタートすることになったわけでありますが、現在とられております他の社会福祉制度等に比べますと、高い給付水準等も中には見られるわけであります。しかし、問題点もまた多く含まれていますことは、この法律が誕生しますときにもいろいろ...全文を見る
○坂口委員 いまお答えいただいたようないろいろ理由はあるのだろうと思いますが、先ほども申しましたとおり、一家の大黒柱が公害病で倒れるということがありました場合に、たとえば子供が五歳で、その一家の中心であります父親がなくなったような場合、十年先といいますと、子供がまだ十五歳でありま...全文を見る
○坂口委員 次に、認定の有効期間というのがきめられております。慢性の気管支炎、それから気管支ぜんそく、肺気腫及びこれらの続発症、これは一応三年ということになっておりますし、ぜんそく性気管支炎及びその続発症は二年ということに一応なっております。これらの四つの指定疾患及びその続発症は...全文を見る
○坂口委員 次に、この補償法ができましても、この適用を受けられるかどうか、公害認定患者でありながら心配をしている人々がかなりあるわけであります。たとえば四日市市などでも公害病患者、いわゆる認定されました公害患者は総数で千五十五人あるわけでありますが、そのうちで千三十三人は、この新...全文を見る
○坂口委員 たとえば具体例を一、二あげさしていただきますと、佐藤正明君、昭和三十八年の二月二十日生まれでありますから、十一歳ぐらいの少年であります。昭和三十八年の二月二十日に生まれましてから、昭和四十三年一月十六日まで、だから約五年の間、指定地域内に生活をしているわけであります。...全文を見る
○坂口委員 その不連続期間の適用という意味が私も十分にのみ込めていないわけでありますけれども、それは一応指定地域内で認定患者になった、そうして、一時その地域外に出ても、再びそこに戻ってくるというようなことで、合計をすれば、いわゆる期間としては入るという場合には、それは拾い上げると...全文を見る
○坂口委員 そういたしますと、こまかなことを聞いて申しわけございませんが、先ほど申しましたとおり、たとえば一例をあげて申しましたので、先ほどの患者さんについて申しますと、生まれましてから約五年間指定地域内に住んでいたわけでありますから、二年六カ月以上その地域に住んでいたわけですね...全文を見る
○坂口委員 いまお聞きしますと、いろいろの認定をします基準が定められておりますが、いずれにいたしましても、いまあげましたこの人たちが指定地域内におって、そこに起こりました公害によって発病をし、そして一応公害病としての認定を受けていたということは事実でありますし、またこの人たちが現...全文を見る
○坂口委員 個別的に検討をしていただいても、なおかつ受けられない方があるわけであります。ただし、その人たちがそれじゃいわゆる公害というものと関係がなかったのかといいますと、関係がなかったのではなしに、関係があったわけであります。その地域の大気汚染のために、からだを悪くしたというこ...全文を見る
○坂口委員 冷たいということを認められてしまっては、どうにもならぬわけでありますが、冷たいがゆえに、その点を今後検討をしていただかなければならないと思うわけです。先ほども申しましたとおり、はっきりとその疾患が、公害によるものであるかどうかわからないという人については、これはやはり...全文を見る
○坂口委員 四日市の場合の二十二名のうちで、先ほどのような個々のケースを検討していただいた場合に、その中でどれだけがそこに拾い上げられて、どれだけが残るのか、私もよくわかりませんけれども一いま橋本部長が言われましたように、医学的に見て、そしてどうしてもいわゆる公害によるものかどう...全文を見る
○坂口委員 終わります。
09月11日第73回国会 衆議院 公害対策並びに環境保全特別委員会 第3号
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○坂口委員 各参考人から排気ガス規制に関する現状、あるいはまた考え方についてお聞かせをいただいたわけでありますが、大別いたしまして、技術的には新しいエンジンシステムに重点を置くというお考えと、従来のエンジンの改良とあと処理装置の組み合わせに重点を置かれるものとがあるように承りまし...全文を見る
○坂口委員 きょうは社長さん方ばかりでありますから、この五十一年規制が営業上いかにむずかしいかというお話を、私、もっとお伺いできるのではないかというふうに思っておりましたが、お話は技術的な問題が中心でございまして、あまりにも営業上の問題はお聞かせをいただけなかったわけでございます...全文を見る
○坂口委員 東洋工業の松田参考人にお聞きをしたいわけでございますが、これは東洋工業さんの御意見をお伺いいたしますと、かなり進んだ研究の内容を御発表になっているようにお伺いしたわけでございますけれども、御承知かと思いますが、日本クリーンエンジン研究所長の大西さんという方が開発されま...全文を見る
○坂口委員 続いて東洋工業の松田参考人にお伺いをしたいわけでございますが、このいただきましたパンフレットを見せていただきますと、「この昭和五十一年目標値を達成する可能性、および、実施可能時期の見通しが得られるのは、昭和五十一年後半になると考えております。」こう書かれているわけであ...全文を見る
○坂口委員 たいへん研究がむずかしいというお話はよくわかるわけでありますが、先ほども議論にありましたように、東洋工業さんやあるいは本田技研さんは、いままでからかなり進んだ数値を出しておみえになりました。いまこのパンフレットを見せていただきますと、東洋工業さんのほうも、それから本田...全文を見る
○坂口委員 重ねて本田技研の河島参考人にお聞かせをいただきたいわけでございますが、いただきましたところのパンフレットの中に、また午前中のお話にもございましたが、「問題点と見通し」というところがございます。そこに「問題点」として、この〇・二五グラム・パーキロメートルを実現するのには...全文を見る
○坂口委員 時間がまいりましたので、これと同じ質問を、簡単でけっこうでございますので、トヨタ自動車の豊田参考人と、それから日産自動車の岩越参考人から一言ずつお伺いしまして、終わりにさせていただきたいと思います。
○坂口委員 ありがとうございました。
09月11日第73回国会 衆議院 社会労働委員会 第3号
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○坂口委員 医療費の問題が最近の大きな話題になっているわけでございますが、先日、診療報酬再改定の諮問案が提出をされまして、二月の改定に続いて行なわれようとしているわけであります。この医療制度全体の中での位置づけでありますとか、あるいはまた漏れ聞くところによりますと、改定幅は大体一...全文を見る
○坂口委員 今回の改定が緊急改定であるというお話でございましたが、この諮問案の中でいわゆる病院とそれから診療所の格差というものが一応四・四%というふうに出されているようでございますが、この四・四%差というものが病院とそれから診療所との間の差として、大体この辺が適当であるというふう...全文を見る
○坂口委員 四・四%の病診格差がついているわけでございますが、いままで大きい病院はかなりの赤字をかかえているわけでございますけれども、この病院の赤字の解消ということもあわせて、これで可能であるというふうにお考えになっているかどうか、ひとつお聞かせいただきたいと思います。
○坂口委員 いまおっしゃいますとおり、結局報酬だけで片のつく問題ではないと思うわけであります。言われましたとおり、医療行政の改善ということをあわせてやっていかないことには、現在たまったこの赤字の解消というものは困難かと思うわけでありますが、お聞きしたいのはその医療行政の改善でござ...全文を見る
○坂口委員 これは大臣にお聞きをしたいわけでございますが、いま御回答のありましたように、公的三団体に対しましては四十八年度から何がしかの助成金が出ているということでございますけれども、この数年来の公的な病院の経営状態というのは悪化の一途をたどる一方であったわけであります。  そ...全文を見る
○坂口委員 私も先ほど公的病院ということを申し上げましたけれども、これは私立のものも含めて当然やるべき問題であるというふうに思うわけであります。  いまお話しの中で、救急医療等の問題も若干出ましたけれども、これは地域に行きますと、どちらかといえば公的病院が救急医療の中に入らずに...全文を見る
○坂口委員 この休日診療の問題、あとでまた少し触れさせていただきます。  この診療報酬でございますが、ことしの二月にも改定され、今回また改定されるということで、毎年これが年中行事のようになっているわけでありますけれども、あとからその年々の物価の値上がりに沿って改定を行なう、あと...全文を見る
○坂口委員 このような物価高騰のおりでありますので、医療費の改定という問題は当然毎年起こってくるわけであります。要は、結局はその内容であるわけであります。国民の側から見ますと、費用だけが上がりましても、現在かかえております医療の矛盾というものがそのままいつまでも残されたままでの医...全文を見る
○坂口委員 先ほども局長が申されたように、これは診療費の問題だけじゃなしに、医療行政全体の中で考えなければならない問題でありますので、これはもう時間がございませんのでさらに質問もいたしませんけれども、ひとつ緊急にこの無医地区解消のための、いわゆる他の医療行政の面での努力というもの...全文を見る
○坂口委員 たとえば日曜日に診療を行なって、普通の日に休むという形態をとっている診療所、医院、これがかなりあるわけでありますが、こういうふうな行き方については、私はこういったところがふえればたいへんいいと思うのですが、これは皆さん方の側はどういうふうにお考えになっておるんでありま...全文を見る
○坂口委員 これは小さな問題でありますし、ここで言うのはどうかと思いますが、日曜日に診療を行なって、そうして普通のウィークデーに休む。たとえば水曜日なら水曜日に休むというところがあったと仮定いたします。そういたしますと、水曜日に、その医院にとりましてはいわゆる休みの日でありますね...全文を見る
○坂口委員 日曜日に診療するというのは奇特な人だとぼくは思うわけでありますが、普通のウイークデーに診療して日曜日に休むという人と、それからウイークデーの一日を休んで日曜日を診療するという人と、これは別に差をつけるという意味じゃございません、同じようにしたらどうかということを申し上...全文を見る
○坂口委員 時間がございませんので、最後に、今回の医療費の改定によりまして保険財政というものに大きな影響を与えることは間違いのない事実であります。特に政管健保でありますとか国保、こういった体質的に非常に弱い保険につきましては、その影響がまことに大であろうと思うわけであります。こう...全文を見る
○坂口委員 最後にするつもりだったんですけれども、保険料の改定の問題が出てまいりましたので一言だけ申し上げておきたいと思います。  私申し上げましたのは、保険料を改定して、これを上げていただくことをお願いしたわけじゃなしに、国庫負担をさらに進めてもらいたいということを要望したわ...全文を見る
10月23日第73回国会 衆議院 公害対策並びに環境保全特別委員会 第4号
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○坂口委員 最後の質問者でありますので、できるだけ時間を詰めてやらしてもらいたいと思います。  きょうは、一つお伺いしたいのは、公害によっていままでに集団移転というのが二、三行なわれたことがあると思います。この集団移転の問題が最近また随所で話題になっているわけであります。そこで...全文を見る
○坂口委員 いままでは公害防止事業によって行なわれたものはないという御答弁でございます。この公害防止事業の適用についてでございますけれども、これは申すまでもなく、昭和四十六年の六月に内閣官房から各県知事に通達が出されております。いわゆる公害防止事業費事業者負担法の実施要綱について...全文を見る
○坂口委員 時間がございませんので、具体的な例を一、二申し上げたいと思うわけであります。  一つは、現在大分市の家島という地区において三百十八戸ぐらいの移転が問題になっておるわけです。また、三重県におきましても楠町において三十数戸の移転問題が起きているわけであります。こういうふ...全文を見る
○坂口委員 この集団移転については、まだ細目が十分にきめられていないという御答弁でございますので、これ以上申し上げてもどうかと思いますけれども、ここでひとつ念を押してお聞きをしておきたいことは、この公害防止事業の中で適用していこうという大きな方針の中で、その細目がきめられていない...全文を見る
○坂口委員 これは環境庁長官にもお願いをしておきたいと思うわけでありますが、いま具体的な例といたしまして大分県の例を申し上げたわけでございますけれども、公害によりますところの集団移転の問題がかなり各地で起こっているわけでございます。いまいろいろ御説明がございましたとおり、公害防止...全文を見る
○坂口委員 それではこの問題はこの辺にしておきまして、もう一ついわゆるPPPの原則に従ってやっていただきたいと思うことがございます。それはいわゆる公害認定患者の人たちが年に一度健康診断を受けますけれども、この公害認定患者の方の健康診断の費用が各地域によりましてかなりの差がございま...全文を見る
○坂口委員 これにつきましても、地域によってかなり差があるようでございまして、まず三千円ぐらいなところがかなりふえておりますし、これはおそらくその地域の医師会との話し合いによって決定されているのであろうと思いますが、これは私、自分で確かめたのじゃございませんので、はっきりとしたこ...全文を見る
○坂口委員 私が申し上げましたのも、いまお答えいただきましたグラードを決定するときの診断のことを申し上げたわけでございますけれども、いわゆる公害の患者であるかどうかを決定する健康診断であれば、これは意味は違うと思うのでありますが、一応公害の認定患者に決定をした人のその以後における...全文を見る
○坂口委員 最後に、これも長官にお願いをしておきたいと思うわけでありますが、現在の段階におきましては、この公害認定患者になった人のそのあとの経過を見ます健康診断等につきます費用は、国費から事務費として二分の一負担という形で行なわれているわけであります。しかし考えてみまするに、すで...全文を見る
○坂口委員 ありがとうございました。終わります。
10月29日第73回国会 衆議院 社会労働委員会 第4号
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○坂口委員 最後の質問者になりましたし、たいへん時間もおそくなってまいりましたので、できるだけ簡潔に申し上げるつもりでおります。したがいまして、御答弁のほうもひとつ簡潔に、しかも大事なところは抜かさずにお願いを申し上げたいと思います。  きょういままでにも、狂乱物価に始まりまし...全文を見る
○坂口委員 きょうはこのことについてさらに突っ込んだ議論をする時間がないのが残念でございますけれども、私がお聞きしたいのは、これをどう受けとめ、これからこれにどう対処していかれるかということでございます。ことばをかえれば、一口で言えば、これがたいへんなことなのかどうか、それとも大...全文を見る
○坂口委員 去る九月十七日には繊維業界で史上最大の倒産といわれております阪本紡績の倒産が報道をされました。日本の繊維業界は、中小企業は言うに及ばず、大手メーカーにとりましても、いまお答えがありましたように、たいへん重大なときを迎えておりますし、また今後もさらにより一そう苦難の道を...全文を見る
○坂口委員 構造改善事業というものをどういうふうな角度から見るかということによりまして非常にいろいろな評価がなされるであろうと思いますが、いまお聞きしたような評価のしかたもあろうかと思います。いまお聞きいたしておりますと、たとえば経営の合理化でございますとか、過剰設備の問題でござ...全文を見る
○坂口委員 大臣からもう少し具体的なことをお聞きしたいわけでありますけれども、たとえば先日の新聞等を拝見いたしますと、職業転換給付金制度でありますとか、あるいは繊維工業の構造改善臨時措置法によるいろいろの措置でありますとか、こういったことについても発言をしておいでになりますし、ま...全文を見る
○坂口委員 大臣からも雇用保険の問題が再三出てまいりまして、この時期に至って雇用保険がないのは一に野党の責任である、これがあったらこんなことにはならなかったのにと言いたそうなほどの口ぶりでございますけれども、この雇用保険の議論は別にするといたしまして、保険金の受給延長の問題でござ...全文を見る
○坂口委員 そういたしますと、このことについてはかなり検討も進められ、そしてこの受給延長についての可能性というものはかなりあるというふうに理解させていただいてよろしゅうございますか。
○坂口委員 大臣はいかがでございますか。   〔山口(敏)委員長代理退席、山下(徳)委員長代   理着席〕
○坂口委員 もう一つ大臣にこれはお願いをしておきたいのは、大きい企業たとえば大手メーカー等が、経営努力も、それはもちろんやっているのだろうと思いますけれども、経営努力よりも、ややもすれば安易に人減らしの政策というものに走り過ぎはしないかという意見もかなりあるわけであります。大臣は...全文を見る
○坂口委員 じゃ最後にもう一度、これは関係各省にお願いをしておきたいと思うわけでありますが、先ほども申しましたとおり、日本の中の約一千万の人口が、この繊維の動向によって生活を左右されるという状態でございますし、また来年度はいわゆる海外からの輸入等の問題が、今年よりもより深刻化して...全文を見る
10月30日第73回国会 衆議院 社会労働委員会 第5号
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○坂口委員 きょうは、交通遺児の問題をやらせていただく予定でありますが、大臣の都合がございますので、後半に回していただきまして、その前に一、二、現在のこの異常物価とその中にあえぎます年金生活者あるいは身体障害者等の問題を取り上げていきたいと思います。  まず最初に、この身体障害...全文を見る
○坂口委員 検討もいろいろな段階があるだろうと思うわけです。去る七十一国会の請願処理の段階でございますので、それから半年たつかたたないかの間でございますから、その手順等の問題等もございますし、進みぐあいもいろいろであろうかと思いますが、この七十一国会の最後におきまして、一応この問...全文を見る
○坂口委員 そういたしますと、要約いたしますと、社会局に限ってということばがございましたが、一般医療についても検討段階に入っていると、こういうふうに理解さしていただいてよろしゅうございますか。
○坂口委員 それからもう一つ、いつも問題になりますのは、身体障害者のいわゆる肢体不自由児のほうは、すでに更生医療、育成医療で公費負担がなされているわけでありますが、一方のいわゆる精神薄弱者のほうはなされていないわけです。この精神薄弱者のほうについて、どういうふうに来年度予算でお考...全文を見る
○坂口委員 その育成医療、それから更生医療というもののいままでの肢体不自由児についての宗義からおっしゃるとそういうことになるだろうと思いますけれども、精薄者の場合も、治療というものをどういうふうな範囲内で考えるかによって表現は異なってきますけれども、しかしこの精薄者の場合もより社...全文を見る
○坂口委員 その辺の解釈の違いというものはあろうかと思いますが、いずれにいたしましても、この精神薄弱者の問題が指摘されましてからかなり久しいわけでありますけれども、この精神薄弱者に対するそういう公費負担等の問題がいまなお旧態依然として進んでいないのが実情でございます。  そして...全文を見る
○坂口委員 それじゃ国鉄のほうにお聞きをしたいと思いますが、いわゆる肢体不自由児の方のほうはいままで割引制度をおやりになっているわけでありますが、現在、一年間、一番最近のものでけっこうでございますが、たとえば四十八年度ならば四十八年度にこの割引等に要した金額、そういったものが、こ...全文を見る
○坂口委員 そういたしますと、いわゆる精薄者がもしも認められたと一応仮定しましょう。認められた場合に、精薄者の人数等から推しまして大体どれぐらいが必要だというふうに踏んでおられますか。
○坂口委員 それは、精薄者は大体何人ぐらいに見積もっておられますか。
○坂口委員 肢体不自由児の場合とそれから精薄者の場合と、人数によってそれをそのままこの額にするということも、比較する場合に少しむずかしい問題もあろうかと思いますけれども、一応いまおっしゃった四十七年度の分、百七十六万人の利用で十億円ということですね。肢体不自由児の場合はかなり人数...全文を見る
○坂口委員 そういたしますと、百二十万の中で使われる人と使われない人とあるわけでございますが、一応百七十六万人の利用者があって十億田というのが出ておるわけでありますから、三十六万人の精薄者、このうちでまたお使いになる方があると思うわけでありますが、これは六億円という試算は少し高過...全文を見る
○坂口委員 この問題で、そう時間をとったらぐあいが悪いわけですが、精薄者の場合には、それほど治療等で連日お通いになるというようなことは肢体不自由児の方に比べれば、これは私は少なかろうと思うわけであります。そういう意味で先ほど六億という試算はいささかオーバーな試算のような気もするわ...全文を見る
○坂口委員 運輸省のほうどうでございますか。
○坂口委員 いつもこの問題出ましたときに、関係各省といろいろ検討を重ねていくという段階で終わりになるわけでありますが、それが具体的なスケジュールになかなかのってこないわけです。そこでこれはただこの委員会での答弁だけに終わるのではなしに、これはひとつほんとうに各省との連携のもとに、...全文を見る
○坂口委員 それ以上のお答えが出ませんのでやむを得ません。大臣見えましたら一言この問題に触れるといたしまして、次に移らしていただきます。  これは年金のほうの問題でございますが、老齢福祉年金をおもらいになっている方があるわけでありますが、この老齢福祉年金をおもらいになっている方...全文を見る
○坂口委員 大臣、いまちょっと質問いたしておりますのは、老齢福祉年金をもらっておみえになる方が、近所に国道が通りますために、その土地の一部を提供する、それによって何がしかの代金が入る、そうすることによって御本人の老齢福祉年金が切られる、こういう点です。これに対しまして、あまりにも...全文を見る
○坂口委員 大臣のほうが少し後退したような答弁でございます。決してむずかしい問題ではなくて、税金等も二千万円までは免除されるわけです。そういうふうな条件下にあるにもかかわらずこの福祉年金等が切られるというのは、これはちょっと理屈に合わないというふうにぼくは思うわけです。これはむず...全文を見る
○坂口委員 それでは、大臣がお見えになりましたので、交通遺児の問題につきまして質問をさせていただきたいと思います。  先日の新聞あるいはテレビ等で交通遺児家庭の生活の実態調査が報ぜられまして、その現状に対しまして多くの人が心を痛められたであろうと思うわけであります。私もあの記事...全文を見る
○坂口委員 そういたしますと、現在あちこちで収入認定されているという話が出ておりますのは、これは行政指導が行き渡っていなかった、こういうことでございますか。もしもそういうことならば、これは今回新しい通達等をお出しいただいて徹底して、全国にこれが行き渡るように、ひとつ配慮をしてもら...全文を見る
○坂口委員 それからもう一つ、運輸省の外郭団体であります自動車事故対策センターがございますが、ここでは零歳から中学卒までいわゆる育成金としまして、一時金として六万円、月額の育成金でありますと五千円が貸し付けられているわけであります。この制度がなぜ育成金として貸し付けられているかと...全文を見る
○坂口委員 この交通遺児の問題につきましては多くの問題がほかにあるわけでございますが、大臣、いま申し上げましたようなことがこの調査等からかなり全国的にあちこちで見られるわけでありますので、この点、今後こういうことがないように、ひとつ御配慮をお願いしたいと思うわけであります。ひとつ...全文を見る
○坂口委員 この育英資金の問題でございますけれども、この六年間で約二億二千万円になっているというふうに承っております。現在のこの交通遺児育英会の育英資金として要ります金が年に約六億円。そういたしますと、現在国から出ております、額は前年度は一億円というふうにお聞きをいたしております...全文を見る
○坂口委員 あと時間が十分くらいしかなくなってしまったわけでありますけれども、ちなみに申しますと、四十九年の三月末現在で、この資金は三十五億一千万余が寄付として集められております。財界から十八億七千三百九十六万円、それから国民運動募金で十億三千四百二十二万円、それから公営の競技団...全文を見る
○坂口委員 総理府とはいいますものの、厚生省としましてもこれは非常に関連の大きいものでございますので、厚生大臣としての立場から、どうしてもこういったものについては深い理解を示すべきだということを申し入れてもらうべきだと弔うわけです。  そのほか、交通遺児手当が、これは市町村段階...全文を見る
○坂口委員 手当があるということだけは知っているぐらいではたいへん心もとない話でありまして、これも厚生省の管轄じゃないのですか。
○坂口委員 所管としては……。
○坂口委員 こういうふうな方策もただ市町村段階にまかせておくだけではなしに、やはり厚生省としても態度を明らかにして、積極的に行政指導等も推進されるべきだと思うわけです。まあ境界線の問題で、こちらもわかりにくいということをおっしゃるかもわかりませんけれども、しかしこの交通遺児手当等...全文を見る
○坂口委員 もうこまかなことを申し上げているひまがありませんけれども、原因をたとえのけたとしましても、交通遺児家庭というのは非常に過酷な層に当てはまる状態に多く置かれているということを先ほどから言うたわけです。したがって当然、この家庭についてはそういうふうな状態になりやすい家庭で...全文を見る
○坂口委員 ありがとうございました。
12月24日第74回国会 衆議院 公害対策並びに環境保全特別委員会 第3号
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○坂口委員 最初に長官にお聞きしておきたいと思います。  昨日の予算委員会におきまして、私のほうの矢追議員の質問に対しまして、三木総理大臣は環境アセスメントについてお触れになりましたが、その中で法律化できなくても環境アセスメントというのは進められるけれども、しかし環境アセスメン...全文を見る
○坂口委員 いまいみじくも長官おっしゃりましたように、住民の声を反映し、また専門的な立場の人々の声を反映をし、そういうふうな意味でも公正な一そして中立的な第三者的な機関というようなものの設置につきましても非常に重要ではないかというふうに私どもは考えております。  そういう意味で...全文を見る
○坂口委員 もう一つお尋ねしたいと思いますが、このたれ流しの形になっている列車というのは全部で何台ぐらいいまございますか。
○坂口委員 厚生省のほうはこの近くの民家等に対する影響等で何かお調べになっていることがございますか。
○坂口委員 環境庁のほうでこういうふうな問題、何か手がけられたことがございますか。
○坂口委員 私も、こういうふうなことについてどういうふうな研究がやられているのかちょっとひもといてみましたら、私の調べました限りでは、一番最初は昭和二年に報告されているわけです。まだ私どもの生まれる前の話でございますけれども、この時期に植村先生というのが研究発表をしておみえになり...全文を見る
○坂口委員 時間もございませんから国鉄さんのほうにお聞きをするわけでございますが、新しい新幹線等の場合には改善されておりますから問題がないと思うわけでありますけれども、先ほどもおっしゃったように、七千両からの車両においてまだ旧式のままに残されているわけであります。この改善計画とい...全文を見る
○坂口委員 そういたしますと、三千三百両は準備ができているというふうにおっしゃるわけでありますが、いわゆる車両の改良ということについては、もう三千三百両はいつでもできる。いつでもできるというわけではございませんでしょうけれども、とにかく予算的にはできるという意味なんでしょうか。で...全文を見る
○坂口委員 これはいろいろの関係市町村との関係もあろうかと思いますけれども、ひとつこれは国鉄側で積極的に努力をしていただく。これは努力もちょっと足らないと私思うのです。どうしても五十三年までというような形、もう三千三百できるのなら、これは一、二年のうちにでもやり切る覚悟でひとつや...全文を見る