坂口力

さかぐちちから



当選回数回

坂口力の1985年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月30日第102回国会 衆議院 大蔵委員会 第3号
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○坂口委員 ことしもまた長い大蔵委員会の旅路が始まるわけですが、一言、始まるに当たりまして大蔵省に聞いておいていただきたいことがあります。それは、どうも大蔵委員会というのは重要なことについては余り発言をされない嫌いがありますので、ことしはそういうことのないように、ひとつぜひお願い...全文を見る
○坂口委員 税制の改正の問題につきましては、それがここに提案されましたときにまた議論をさせていただくといたしまして、きょうは深入りをするつもりはございませんけれども、一言だけ聞いておきたいわけでありますが、グリーンカード制度と今回のこの税制改正、いわゆるマル優課税との違いと申しま...全文を見る
○坂口委員 そういたしますと、課税の適正化という見地から見ますと、前回のグリーンカード制度のものと今回のものとの間にはかなりな差がある、前回ほどには至らないというふうに理解してよろしいですか。
○坂口委員 そういたしますと、いろいろ御説明がありましたのでちょっとわかりにくい面もありましたけれども、一言で申しますと、今回は、これは利子・配当課税に対するこれからの税制改革の一里塚である、こういうふうに理解してよろしゅうございますか。
○坂口委員 これもなかなか皆さんに答えてもらいにくい問題であることを重々知りながら質問するわけでありますが、マル優制度でもう一つ聞いておきたいと思いますけれども、今回この改正案が仮に通ったと仮定をいたしまして、そのときにどれぐらいの税収があるものなんだろうか、その辺の予測みたいな...全文を見る
○坂口委員 大臣、このことで何かございましたら、つけ加えておいてください。
○坂口委員 それではこの問題はこのくらいにしておきまして、税制のついでに、大蔵大臣のきょうの御発言の中にも、「税制調査会の答申の趣旨等を踏まえ、税制全般にわたる広範な角度からの論議と検討が行わるべき問題であると考えております。」こう述べておみえになるわけであります。本会議におきま...全文を見る
○坂口委員 そういたしますと、広義の一般消費税ではなくて狭い意味の一般消費税ということになるんだろうと思いますが、そのほかの間接税として浮かび上がりますものは、大型間接税の中の庫出税と言われておりますようなものですね。あるいはまた、卸売の段階でかけるもの、あるいは小売の段階でかけ...全文を見る
○坂口委員 今いろいろと御指摘になりましたが、前半の一番最初に大蔵大臣がおっしゃいましたように、直間比率という形でまず最初にそれは見るべきではなくて、税の公平であるかどうかということを中心にして見るべきであるという御意見に対しましては私も全く賛成でございまして、そういう形で今後の...全文を見る
○坂口委員 最後に、もう一つだけ確認しておきたいと思います。  とりわけ税制改正の問題におきまして、大蔵大臣としての個人的なお考えと申しますか、基本的に私も賛成できる面もあったわけでありますけれども、それならば、それを具体的に進めていくのにはこれからどういうふうにしたいとお考え...全文を見る
○坂口委員 ありがとうございました。
02月08日第102回国会 衆議院 予算委員会 第7号
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○坂口委員 それでは、財投の問題から少し御質問をさせていただきたいと思いますが、国全体から見まして非常に財政的に厳しいときでもあり、赤字国債の額が百三十兆円を超えるという事態になってまいりました。また、一方におきましては、高齢化社会がだんだんと進んでまいりました。前門のトラ後門の...全文を見る
○坂口委員 ありがとうございました。  この「活力ある高齢社会を目指して」という本の中にもございますが、創造的な技術開発、それから物価の安定、就業機会の確保、さらに高齢化社会に対応した社会資本の充実ということをこの本は挙げているわけでございます。  とりわけ公的部門、政治が受...全文を見る
○坂口委員 資料がございますので、済みませんがお願いいたします。  年金の内容につきましては、これは現在参議院の方で審議中でございますので、言いたいこともございますけれども、ここで立ち入ってその論議をすることはきょうは慎みたいと思います。ただ、国民の側からいたしますと、現在の年...全文を見る
○坂口委員 大蔵大臣の議論が私の質問の先を行っておりますので、私も質問を先に進めたいと思いますが、この年金の積立金は、けさも川俣議員の方から御議論がありましたとおり五十二兆円に達しておりまして、今までの最高に達してまいりました。しかし、これからはこの積立金の増加はさほど望めないと...全文を見る
○坂口委員 農林水産大臣にお聞きをいたしますが、農林漁業団体職員共済がございます。この自主運用の額並びにそのパーセント、これにつきましてひとつ示していただきたいと思います。     〔委員長退席、大西委員長代理着席〕
○坂口委員 全体で何%ぐらいになりますか、自主運用は。
○坂口委員 全体の中で自主運用されております割合。
○坂口委員 金利ではなくてパーセント。全体の中で自主運用されておる……
○坂口委員 個人年金の場合とそれから公的な年金の場合とは、先ほども申しましたように仕組みが違いますから、そう簡単に並行的に並べて議論をすることは差し控えたいと思いますけれども、しかし、かなり自主運用の効果というものが出ていることは紛れもない事実でございます。  そこで、大蔵大臣...全文を見る
○坂口委員 臨調のお話が出まして、一部けさも発表になったわけでありますが、臨調の提言の中にも、運用面の見直しの問題がございまして、この運用面の見直し、合理化を進める上での具体的検討項目といたしまして、財投対象事業にスクラップ・アンド・ビルド及びサンセットの考え方の積極的導入、それ...全文を見る
○坂口委員 総理府の中に資金運用審議会があって、これまでもいろいろの議論がされてきたようでございますが、ぜひひとつそこで積極的に御議論をいただきたいと思うわけであります。現在も大蔵省の理財局長さんのところで私的諮問機関として研究をされているようでありますけれども、しかし、これは一...全文を見る
○坂口委員 庶務は大蔵省だそうでございますが、余り大蔵省、自分たちの都合のいいようにばかりしないように、ひとつ注文をつけておきたいと思います。  このように財投の問題、いろいろの問題があるわけでございますが、政府系金融機関のあり方等につきましてもこれからひとつ積極的に取り組んで...全文を見る
○坂口委員 最後にもう一言だけつけ加えておきたいと思いますが、この資金運用部特別会計法第四条、第九条に、運用資金が価額の減額を生じた場合または決算上赤字を生じた場合には、最終的には必ず一般会計から繰り入れによってこれを補てんすべきものである、こう書いてあるわけでありまして、これは...全文を見る
○坂口委員 皆さんの方では余り把握をしておみえにならないようでございますが、去年後半で脳死の判定をされたものが大体千三百例を超えるということでございます。  厚生大臣から、けさの答弁におきましても、脳死をもって死とするかどうか、まだ明確にするに至っていないという趣旨の御答弁があ...全文を見る
○坂口委員 厚生大臣、もう一度私が申しますことをよくお聞きをいただきたいと思うのです。  現在脳死の判定というものをいろいろ研究されているということはよくわかるのですが、率直に国民のすべての皆さん方にこれが脳死だということを見た目でぱっとわかるというものは、今のところないわけで...全文を見る
○坂口委員 文部大臣にお聞きをしたいと思いますが、今のお話を聞きますと、脳死というものを個人的な見解として、今政府委員の方は、それは死じゃないか、こういうふうにおっしゃったわけでございますが、しかし、それならばこれが一般通念として認められているかということについては、これはちょっ...全文を見る
○坂口委員 すべて厚生省にお任せということでございますが、しかし、一方におきましては、毎日毎日医療の場で進行しておるわけでございます。ですから筑波大学のような話が出てくるわけでございまして、こうした問題が次々と出てまいりまして優秀な臨床医が次々と裁判の場に出なければならないという...全文を見る
○坂口委員 法務大臣、もう一つお聞きしたいと思いますので、そのままでひとつお願いします。  今お話しになりましたが、脳死そのものを死と明確に認めていないというのであるならば、そこから臓器を摘出するということは法的に現在はどうなのかという話もあるわけであります。大変微妙な問題でご...全文を見る
○坂口委員 今の御発言は非常に重要だと思うわけでございます。と申しますのは、現在のところ法的に死と認められるのは今までの三兆候だけであって、それ以外のものはそれぞれのケース、ケースの事情によるということでございまして、そういたしますと脳死というものがいよいよややこしく、いよいよあ...全文を見る
○坂口委員 そういたしますと、これは法務省としては関係の省庁と連絡をとりながら今後この問題を早急に詰めていくというふうにおっしゃったと御理解をさせていただいてよろしゅうございますか。――うなずいていただきましたので、そういうふうに理解をさせていただきたいと思います。  最後に、...全文を見る
○坂口委員 ぜひひとつ各省庁が早急にこの問題につきまして議論を進めていただきますことを心から期待をしておきたいと思います。  それでは最後の問題に移らせていただきます。  総理は施政方針演説の中におきましても緑の問題を取り上げられまして、森林の育成に大きな関心を示されたわけで...全文を見る
○坂口委員 建設大臣、今大蔵大臣の方から必ずしもパラレルにいかなくてもいいというお話があったわけでございますが、参議院におきます議論を読ませていただきますと、建設大臣の方からは、税制との絡みでこれはなかなか改善がしにくいという、これは大臣からの答弁じゃございませんけれども、政府委...全文を見る
○坂口委員 非常に詳しく答えていただきましたが、その中で、二千平米のその問題はもうこれはなくなったというふうにお聞きをしましたけれども、どうですか、まだありますか。この二千平米以上のものは木造ではできないという……。
○坂口委員 じゃ最後に、農林水産大臣にひとつお聞きをしておきたいと思いますが、確かに燃えやすいというそういう欠点もあるわけでございますけれども、しかし、材木も柱におきましてはそれほど燃えやすさということもないということもございますし、そうした意味でのPRも農林水産省としても不足を...全文を見る
○坂口委員 最後に、総理大臣に質問をさせていただきまして、私の質問を終わりたいと思いますが、いかに緑豊かな日本を築こうといたしましても、山間における生活が十分に成り立たなければこれは不可能ではないかと思います。現在山村において生活をしておみえになる皆さん方の間には、どうしても山で...全文を見る
○坂口委員 では、これで終わります。ありがとうございました。
02月15日第102回国会 衆議院 本会議 第10号
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○坂口力君 私は、公明党・国民会議を代表しまして、ただいま議題となりました租税特別措置法及び所得税法の一部を改正する法律案及び法人税法の一部を改正する法律案につきまして、総理並びに関係大臣に基本的課題を質問したいと存じます。  政府が今最も重要視しなければならないのは、国民各層...全文を見る
02月27日第102回国会 衆議院 大蔵委員会 第8号
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○坂口委員 参考人の皆さん方には、お忙しいところをまことにありがとうございます。きょうは大変お元気な方ばかりそろっていただきまして、最近これほどお元気な皆さん方おそろいいただいたことは珍しいと思うわけでありますが、時間が短うございますので、簡潔にお聞きしたいと思います。  皆さ...全文を見る
○坂口委員 ありがとうございました。  それでは、飯塚参考人に続いてお聞きをしたいと思いますが、捕捉率の問題をお取り上げいただきまして、かなり詳しく御意見をもう既に賜ったところでありますが、そうした捕捉が十分にできにくいということ、その根底に制度の問題というのはないのであろうか...全文を見る
○坂口委員 同じ質問ですが、渡辺参考人、ひとつお願いいたします。
○坂口委員 小倉参考人、大変お待たせをいたしました。  今お話がありましたように、捕捉の問題が制度の問題とあわせて非常に重要な問題になるわけでありますが、税制調査会におきまして、制度の問題とあわせて捕捉をどうするかという問題は、どの程度議論をされておるのでしょうか。あわせて、小...全文を見る
○坂口委員 次の問題に移りたいと思いますが、先ほど小倉参考人は、政府税調の審議にできるだけ条件はつけないでほしいという発言をされたわけでありますが、小倉会長の立場からするならば、当然の御発言ではないかとも思うわけでございます。  それで、中曽根総理が、御承知のとおり予算委員会に...全文を見る
○坂口委員 その御発言に対して私はとかくは申し上げませんが、現在の内閣がこういうことはやらない――これは大型間接税に限ったことではないのです、ほかの問題でも結構なんですが、こういうことは我々の内閣としてはやらないということを明確に指摘をしていることであったとしても、政府税調として...全文を見る
○坂口委員 続きまして小倉参考人にもう一つお聞きをしておきたいと思いますが、直間比率の問題でございますけれども、税の公平という立場から、現在の七、三という割合は大体このままでいいというふうにお考えになるのか。税の公平からいくならば、もう少し直間比率の割合には改革を加える方が、より...全文を見る
○坂口委員 では、マル優の問題をひとつお聞きをしたいと思いますが、御承知のとおり、グリーンカードの問題が議論になりました昭和五十五年から五十六年にかけてでありますが、五十六年にはいわゆる銀行預金から郵便貯金へと資金シフトがかなり行われたというふうに俗に言われております。これも数字...全文を見る
○坂口委員 多少脱線もありますが、四年間解散のないことだけは私も賛成でございますけれども、小倉参考人、今提起をいたしましたマル優の問題でございますが、この問題について何か御意見がございましたらひとつお聞きをしたいと思います。
○坂口委員 それでは、渡辺参考人にひとつお聞きしたいと思いますが、この租税特別措置法及び所得税法の改正案でグリーンカード制度が廃止になりまして、そして本人確認をする案が出されているわけであります。また、昨年からの政府の税調等の論議を見ておりますと、マル優を廃止をして少額分離課税を...全文を見る
○坂口委員 もう一つお聞きをしたいと思います。  これは小倉会長からも後ほど御意見を賜りたいと思いますけれども、大蔵省は税制の抜本的改革の一環といたしまして、赤字企業に一種の法人税を課税する方向で検討が進められているというふうに聞いております。これについての実務的な立場からの問...全文を見る
○坂口委員 富岡先生も、ございましたら一言お願いします。
○坂口委員 ありがとうございました。  最後に、飯塚参考人にお聞きをしまして終わりにしたいと思うのですが、以前文芸春秋に「税金これでいいのか」という論文を発表になりまして、土地価格の大都市における異常な高騰に触れられたものがございます。相続人の不安を解消するために、米国税法に倣...全文を見る
○坂口委員 ありがとうございました。  終わります。
03月08日第102回国会 衆議院 大蔵委員会 第10号
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○坂口委員 おくれまして申しわけありません。  予算委員会並びにこの大蔵委員会を通じまして、直間比率の問題並びにもう少し立ち入った大型間接税等の問題が連日議論の的になってまいりまして、今日を迎えたわけでありますが、この議論に入ります前に、現在の税制の中でさらに改革を加える点はな...全文を見る
○坂口委員 国税庁、ありますか。
○坂口委員 国税庁が非常に少ない人数の中で非常に御努力をなすっていることも十分に承知をいたしておりますが、しかし、先ほども申しましたように、これは国税庁だけにお任せをして達成のできる問題ではないと思います。  先ほど大臣から学校教育の中でのお話もございましたし、これからもぜひそ...全文を見る
○坂口委員 今御指摘いただきました数字が、先ほど申しましたように、すべてが悪意があってそれが累積されたものであるとは私考えたくはございません。しかし、この辺の教育がより徹底されましたならば、それが日本の大きな財源になることは言うまでもないと思うわけでございまして、ひとつ一層の御努...全文を見る
○坂口委員 今、大臣から削除というお話がございましたが、この速記録を読んでみますと、確かに印象を述べられたというふうにもとれないことはないわけでございます。  先ほども読まれましたが、もう一度読みますと、「いわゆる一般消費税(仮称)はと、こういう決議であるわけでございますから、...全文を見る
○坂口委員 今さらここで申し上げるまでもないと思いますが、昭和四十五年六月十一日の商工委員会におきまして、時の真田説明員から国会決議に対する考え方が披露されております。  これを読みますと、「御承知のように憲法には七十三条に、内閣は法律を誠実に実施しなければならないという義務が...全文を見る
○坂口委員 今、中身によって課税をしているあるいはそうしょうと思うというお話でございましたので、少し安心をいたしましたが、中にはイラストをかいておみえになります方の中には、いわゆるイラストレーターという肩書きをつけますとこれは課税の対象にされるので、挿絵画家あるいはまたただ画家と...全文を見る
○坂口委員 イラストをかかれます皆さん方も、税金がどういう形になるかということよりも、挿絵等が芸術として認めていただけるかどうかということをより重要視しておみえになるわけでありまして、その結果として税金がどうなるかは、言うならば一つの別問題として考えておみえになるわけでございます...全文を見る
○坂口委員 ひとつ十分に配慮をした態度をおとりをいただきたいと思います。いずれにいたしましても、片や郵便貯金の方はまあ国がやっております範疇に入るわけでございますので、一般の方からかなり厳しい見方があるわけでございまして、それだけにやはり同じ国として、いろいろと民間金融機関から言...全文を見る
○坂口委員 銀行局、何かございましたらひとつ……。
○坂口委員 銀行協会は少しこうした問題に対して神経質になり過ぎているというふうに私は思っている一人であります。主税局長さんから先ほどお話がございましたように、私も、いろいろ難しいグリーンカードのときのようなことは起こらないであろうと期待をいたしております一人でありますし、そうなる...全文を見る
○坂口委員 善意に解釈をしていただいているようでありますから、私もそれ以上申し上げません。ひとつそういうことでお願いを申し上げたいと思います。  最後に、大臣に一言だけお聞きをしまして終わりたいと思います。  グリーンカード以来、利子課税の問題はいろいろいわくつきの問題でござ...全文を見る
○坂口委員 ありがとうございました。
03月25日第102回国会 衆議院 環境委員会 第4号
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○坂口委員 久しぶりに質問をさせていただきますが、まず最初に、公害健康被害補償法の一部を改正する法律案につきまして質疑をさせていただきたいと存じます。  先ほどからいろいろの角度から質疑がされておりますので、できるだけ重複を避けたいと思いますが、最も核心と思われるところだけひと...全文を見る
○坂口委員 難しいことはよくわかるのですね。しかし、先ほどから議論が出ておりましたように、例えばNOxの問題がございますし、SPの問題がございます。現在のこの認定患者数というものが今までのSOxを中心としたものであると考えるか、あるいはそうではなくて、最近の状況はもう少しNOxな...全文を見る
○坂口委員 気管支ぜんそくや慢性気管支炎というような疾病が非特異的な疾患であることは私も存じております。非特異的な疾患ではありますけれども、しかし、現在までの経過を見ますと、SOxならSOxの濃度とは必ずしも並行しない面もある。非特異的な疾患ですから、ほかのいろいろな要因もあるこ...全文を見る
○坂口委員 そうしますと、今のお話は、今回申公審に提出をされておみえになります資料で、その専門の先生方がNOxに対する考え方をおまとめいただける資料が大体あるというふうに環境庁としてはお考えになっていると理解してよろしゅうございますか。
○坂口委員 中公審のメンバーの皆さん方がいろいろと雑誌等でお書きになっているものを読ませていただきますと、今申しましたように、NOxにつきましては、動物実験だとかあるいは少数の人間に対する影響というものの研究はあるけれども、それが広く大気汚染という形で存在したときにどの程度になれ...全文を見る
○坂口委員 その最後に言われました関係の文献を集めることだけではなくて、環境庁として積極的にチームでも組んでやられたらどうですかということを私は提言したわけです。今までのデータを集めるだけではちょっと物足らぬのじゃないですか、それでは前進しないのじゃないですかということを申し上げ...全文を見る
○坂口委員 局長さん、何遍も申し上げて恐縮ですが、中公審の皆さん方もやはりもう少し確たるものがあれば非常にわかりやすいわけですけれども、NOxの問題一つをとりましてもなかなか結論を出しにくいデータしか提出されていないということになれば、余計に難しくなるのではないかなという気がする...全文を見る
○坂口委員 これで十分な議論をしろというのは甚だ難しいと私は思いますが、そういうふうにおっしゃるのですから、これは認識の違いでしょう。それはこのままにしておきたいと思います。  時間がなくなりましたので、ついでで恐縮でございますが、もう一つ地盤沈下の問題についてやらせていただき...全文を見る
○坂口委員 近くまとめたいというのは地域部会を早急に開くということですか。
○坂口委員 余り細かなことを申し上げてもお答えしてもらいにくいかと思いますけれども、代替用水の方は一応八月に完成ということなんですが、準備会の方は八月までにやられますか、それともこれは八月に代替用水が完成した後になりますか。
○坂口委員 そうしますと、閣僚協議会の合意が得られればということでございますが、スムーズにいけば年内にも要綱ができ上がるという見通しもあるというふうに思いますが、いかがですか。
○坂口委員 環境庁の方にお聞きをしたいと思います。  環境庁の方もこの問題は当然のことながら最初から非常に熱心に取り組んでいただいてきたわけでありますが、やはり環境庁の持っております立場というものもありまして、事務局を国土庁に譲り渡したという経緯もございます。しかし、いずれにい...全文を見る
○坂口委員 この地盤沈下の問題は、一つの法律でもってくくることができればそれにこしたことはないと思うわけでありますが、なかなかそういかないところに難しさがあるわけなんですね。各地域別にこの要綱をつくって、そしてそれをだんだんと広げていって、最終的には一つの法律でという方向に持って...全文を見る
○坂口委員 では最後に、長官、今年中に要綱ができ上がりますように長官の御努力をお願い申し上げたいと思います。よろしくお願いいたします。
○坂口委員 ありがとうございました。
03月26日第102回国会 衆議院 大蔵委員会 第12号
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○坂口委員 ちょっと関連して……。  今古川議員が質問いたしました件は非常に重要な点でございまして、農林省からは全然聞いていないというお話でございますが、しかし、例え正式に話があるなしにかかわらず大蔵省も十分御存じのことでありまして、先ほど林野庁からお話がございましたように、木...全文を見る
03月29日第102回国会 衆議院 大蔵委員会 第14号
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○坂口委員 参考人の先生方には大変お忙しい中をきょうは御出席をいただきまして、まことにありがとうございます。お忙しい御日程のようでございますので、こちらもできるだけ短縮をいたしまして集中的にお聞きをさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いを申し上げます。     〔委員...全文を見る
○坂口委員 ありがとうございました。  先生が今御指摘になりましたところは、どちらかと申しますと、地方が自主的にと申しますか、自分たちの方から率先してやらなければならないことに焦点を当ててお話しいただいたわけですが、一番最初の意見をお述べいただいたときに、国の方が補助率のカット...全文を見る
○坂口委員 ありがとうございました。  もうお一方、肥後先生にも今大川先生にお聞きしましたのと同じような質問をさせていただきたいと思いますが、よろしくお願いいたします。
○坂口委員 次に、館先生にお伺いをしたいと思いますが、先ほど先生のお話がございまして、その中でマクロで見ました国と地方のお話が出ました。確かに、マクロ的な数字は先生が御指摘になりましたような数字になるのであろうと私も思います。  ただ地方の場合に、例えば公債の依存度を見ました場...全文を見る
○坂口委員 補助金のカットに対する効率と申しますか、効果と申しますか、そうした面に触れられたわけでございますが、もう一つ、補助金を交付金に変えるというものがかなりあるわけであります。  今回、補助金から交付金に変えるものが七項目ございまして、その内容を見てみますと、無医地区にお...全文を見る
○坂口委員 ありがとうございました。  それぞれ御意見をお伺いいたしましたが、先生方が御指摘になりますように、各地方におきまして交付金にすることによってアクセントをつけることができる、自由裁量に任される部分が多くなるというプラス面も確かにあることは私も決して認めないものではござ...全文を見る
04月03日第102回国会 衆議院 大蔵委員会 第16号
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○坂口委員 参考人の皆さん方には、非常にお忙しい中を、しかも急なことを申し上げて、大変御迷惑をおかけをしたのではないかと思います。御出席をいただきまして、ありがとうございます。  この補助金一括法の審議を先日以来この委員会で行っているわけでございますが、昨日も総理大臣に出席を求...全文を見る
○坂口委員 それでいいんです。だから、初めのお考えで結構なんです。
○坂口委員 ありがとうございました。  引き続きまして、牛嶋参考人と滝井参考人のお二人にお聞きをしたいと思います。  まず、牛嶋参考人にお聞きしたいと思いますが、牛嶋参考人は、先ほど、地方行政の効率化それから自主性並びに財政格差の是正でございましたか、三つの条件をお挙げになり...全文を見る
○坂口委員 きょうは参考人に対する質問であって、大蔵省や自治省にお聞きするのは失礼かと思いますけれども、今滝井参考人からお述べになりましたことにつきまして、自治省ですか、もし今までわかっておりますことでお答えできることがございましたら、ひとつお願いをいたします。
○坂口委員 時間がなくなってしまいましたので、もう一問だけお聞きをして終わりたいと思います。  広瀬参考人が先ほど、補助金を削減をするという総論的な意味では賛成だけれども、しかし削減先と方法を間違っているというふうに御指摘になりまして、私も同感の面があるわけでございます。参考人...全文を見る
○坂口委員  ありがとうございました。ちょっと超過いたしましたけれども、終わらしていただきます。
04月10日第102回国会 衆議院 大蔵委員会 第17号
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○坂口委員 それでは、引き続きまして皆さん方にお伺いをしたいと存じます。  私は松尾陳述者に先にお伺いをしたいと思いますが、地域保健の第一人者としての保健婦さんの立場からるるお話をいただきましてありがとうございました。地域保健の第一人者は医師ではなくて保健婦であるという言葉がご...全文を見る
○坂口委員 そういたしますと、今百一名ですから、半分に至っていないということでございますね。  それからもう一つ、お話の中に保健婦さんの採用を取りやめたところがあるという部分がございましたけれども、それはどのくらいの町村でありますか、それをひとつお聞きをしたいと思います。
○坂口委員 先ほど知事さんの方からは、地方を信頼してほしいというお話がございまして、確かに知事さんや市長さんのお立場からすればもっともな御意見だというふうに思うわけですが、一方また、松尾さんからの意見によりますと、これは知事さんや市長さんを御信頼申し上げていないという意味では決し...全文を見る
○坂口委員 もう一問、松尾さんにお聞きをしておきたいと思います。  一番最初に沢田先生から、保健婦さんの立場というものをもう少しPRできないのかというお話がございまして、松尾さんからは、なかなかそういうゆとりがないという意味の御答弁があったと思いますが、先ほどお伺いをいたします...全文を見る
○坂口委員 あと一分ございますが、ありがとうございました。きょうは大蔵省の方も中村政務次官、そして斎藤文書課長以下、将来大蔵大臣並びに局長になられることが間違いのない方々がずらりと並んでおみえになるわけでありまして、きょう皆さん方が述べられましたこと、とりわけ補助金から交付金にし...全文を見る
04月12日第102回国会 衆議院 大蔵委員会 第18号
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○坂口委員 公明党・国民会議を代表いたしまして、国の補助金等の整理及び合理化並びに臨時特例等に関する法律案並びに同修正案の採決に当たりまして、反対の立場から討論を行います。  三月二十二日より十一日間に及ぶ議論の中で鮮明にされましたことは、国と地方の役割と負担割合の将来が不明確...全文を見る
04月16日第102回国会 衆議院 大蔵委員会 第19号
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○坂口委員 けさほどから貿易摩擦に関するいろいろの質疑がされまして、少し私も聞かせていただこうと思っておりましたことがかなりもう既に議論されましたので、重複をできるだけ避けさせていただきたいと思います。  けさほど議論をされまして大臣が幾つか答弁をされました中で、貯蓄率に触れら...全文を見る
○坂口委員 年金の方の議論は共済年金のときに譲らせていただきまして、これだけにさせていただきます。  日本の市場に関しましてこんな意見がございますが、これは一つだけ目にとまったものですから意見を聞いておきたいと思います。  エコノミストの二月号に、日米諮問委員会の米国側の事務...全文を見る
○坂口委員 それでは、きょうの本題でございます日本開発銀行法の一部を改正する法律案及び日本輸出入銀行法の一部を改正する法律案並びに登記特別会計法案、この三案につきまして質問をさせていただきたいと思います。  まず最初に、輸出入銀行の方からお聞きをさせていただきます。  今も議...全文を見る
○坂口委員 もう一つお聞きをしたいと思いますが、輸入、投資の部分について今も少し触れていただきましたけれども、もう一つ、地域別に見ました、東南アジアでございますとかあるいは北米でございますとか中南米でございますとかヨーロッパでございますとか、大枠に分けました地域別の、年度別には見...全文を見る
○坂口委員 資金調達の面でございますが、今までは、これは輸出入銀行もそれから開銀の方も両方とも当てはまる話でございますけれども、主に財投から行っていたわけで、輸出入銀行の方を見せていただきましても、財投に対する自己資金の割合はだんだんふえつつはございますし、その他外貨債券等も入っ...全文を見る
○坂口委員 先ほど、開銀の総裁の保証料が高過ぎるというお話がございましたけれども、輸出入銀行の方の保証料というのはどのくらいなんですか。
○坂口委員 それでは次に移りたいと思いますが、これは開銀の方が中心になると思いますけれども、開銀の方のこれから進まれようとする新しい分野の中で、福祉に対してどんな分野があるだろうかということをお聞きしたいわけでございます。  一つは、これから高齢者がだんだんふえてまいりまして高...全文を見る
○坂口委員 ぜひひとつよろしくお願いを申し上げたいと思います。  それともう一つは、今回の改正の中で大きな柱になっておりますのが技術開発に対する融資であろうかと思います。技術開発というのは非常にリスクも高い分野ではなかろうかと思いますが、あえてその分野に踏み込んで大いに技術開発...全文を見る
○坂口委員 今もお聞きいただきましたように、これはなかなか難しい問題を含んでいるわけでございますが、しかし、開発銀行の方もせっかくいい計画をしていただいているわけでございますから、そのことが一企業に対してプラスになるだけではなくて、その結果というものが多くの国民にプラスになります...全文を見る
○坂口委員 では最後に、登記特別会計法案につきましてひとつお聞きをしておきたいと思います。  皆さんの方からいただきましたプリントを見せていただきますと、「大幅な人件費の抑制によるコスト減」になるということが書いてございまして、「今後とも増員のみによって対処しようとするならば、...全文を見る
○坂口委員 最後に、大臣から三法案を含めまして、いろいろの議論をいたしましたが、一つは開発銀行の融資にかかわりますところのその利益たるものをいかに広く国民のために広げるかという問題、それから輸出入銀行の場合におきましては、それが新しい分野でいかにまた利用されるかという問題、それか...全文を見る
○坂口委員 十分ばかり早うございますが、答弁が非常によかったものですから、早く終わらしていただきます。ありがとうございました。
04月19日第102回国会 衆議院 大蔵委員会 第20号
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○坂口委員 ただいま議題となりました附帯決議案につきまして、提出者を代表して朗読いたします。     登記特別会計法案に対する附帯決議(案)   政府は、左記事項について十分配慮すべきである。  一 特別会計の設置については、今後とも極力これを抑制するとともに、その運営の改...全文を見る
05月21日第102回国会 衆議院 大蔵委員会 第22号
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○坂口委員 五月の連休におきまして、我々は一息入れさせていただいたわけですが、大臣はサミットに出席になりまして、大変御苦労さまでございました。我々、新聞等で拝見をいたしますと、とりわけ大蔵大臣は大変な御活躍であったということでございまして、敬意を表したいと思います。  まず、こ...全文を見る
○坂口委員 財政あるいは経済問題において、今まで非常に熱烈な議論が進められてまいりましたけれども、今回は一味違った感じであるというお話が午前中にも出たわけでございます。また、もう一つ違った意味合いがそこに含まれていはしないか。それは、自由経済社会はどうしても手を握り合って前進をし...全文を見る
○坂口委員 貿易不均衡の問題に触れさせてもらいたいと思います。  貿易収支の黒字幅が四百五十六億ドル、実質成長率の約五〇%を占めるに至りました。この数字を見た限りにおきましては、世界からいろいろな声が出るのも無理からぬ数字ではないかという気もするわけであります。しかし、我が国か...全文を見る
○坂口委員 感情的な議論ばかりではなくて、地道な、まじめな議論もたくさんされておりますし、すべてが感情的というふうに申し上げておるわけではありませんが、中には今大臣からもお話がありましたように、アメリカの議会からも感情的な議論も出てまいりますし、ややもいたしますと日本の側からも、...全文を見る
○坂口委員 アメリカ側の主張もだんだんと細かくなってまいりまして、小口金融の自由化の問題あるいは貯蓄高の問題、そうしたところにまでいろいろと意見が挟まれてきているわけでございます。小口金融の自由化の問題はけさも議論が出ましたので割愛をさせていただきますが、日本の国といたしましては...全文を見る
○坂口委員 いろいろその中に貯蓄に関する議論の出ましたことを教えていただきましたが、そうしたことを踏まえていろいろ議論がされました暁において、日本がいろいろのことを説明して、特別ではないということを理解してくれれば、そういう意見というものもだんだん少なくなっていくのではないだろう...全文を見る
○坂口委員 グリーンカードに始まりまして、グリーンカードが決定をされ、そしてそれがまた葬られまして、新しくまた今回のマル優制度の見直しの問題が出てまいりまして、通過をいたしました。通過をいたしまして、またさらにこの問題に新しい展開が起こる可能性があるのかなと、どうもいわく因縁つき...全文を見る
○坂口委員 ありがとうございました。  ちょっと私の質問、細かく入り過ぎてしまいまして、内需拡大の基本から外れてしまいましたが、内需拡大に対してずばり大臣にお聞きしたいわけですが、これは減税によるのかそれとも財政歳出の増加によるのか。それも増税との絡みによるのか単独でいくのか。...全文を見る
○坂口委員 時間が迫ってまいりましたので、もう一つだけお聞きしておきたいと思います。  先ほどの貿易不均衡のところで税制の問題を飛ばしましたが、貿易不均衡のもとをたどっていけば、それは例えば日本とアメリカであれば日本とアメリカの間の税制上の差である。日本の税制とアメリカの税制と...全文を見る
○坂口委員 ありがとうございました。終わります。
○坂口委員 午前中に続きまして、今度は国家公務員共済の方の質問をさせていただきます。  年金に対します議論は本体の方が出てまいりましたときにやるのが筋でございますが、きょうはそのはしりとして、一部だけひとつ議論をさせてもらいたいと思います。  全体の年金が一本化の方向に進んで...全文を見る
○坂口委員 どの時点をもって破綻とするかは別にいたしまして、昭和八十六年には非常に厳しい状態になるという試算がここに出されたわけでありますが、もともと年金というのは、大きなグループの間で、国全体あるいはまたそれに近いような状態でこれは運営されるべきものであって、一部の職種の間だけ...全文を見る
○坂口委員 大臣、今お聞きいたしましたように、このままで国家公務員共済が進んでまいりますといつの日か財政的に破綻状態に陥ってくる。今回と申しますか、この後の本体の改正がもしも成立をしたといたしますと、先ほどお話がありましたように現在の九割程度、それも、給与の低い方はそれほどの差は...全文を見る
○坂口委員 そこで、この年金の制度が改正になると仮定をいたしますと、その後にどんなことが起こってくるのだろうか、これを一遍考えてみたいと思うわけであります。  そういたしますと、これから高齢化社会を迎えましてだんだん六十五歳以上の人たちの人口の比率が大きくなるわけでありますが、...全文を見る
○坂口委員 この数字で見ると大きな違いはないわけですね。総理府から出されました収入分の純資産という数字で見ますと、昭和五十五年に公務員の方が〇・六〇、一般勤労者世帯の方が〇・八四というふうになっておりまして、一般勤労者の方が収入に対する貯蓄と申しますか純資産の方が多くなっている。...全文を見る
○坂口委員 五十九年度にこの制度ができましたときには、共済年金を含むところのいわゆる年金の一元化の問題がまだ俎上にのっていないときのことでございます。五十九年のこの法案が成立しましたときとはかなり全体の状況は変わってきた、それは先ほどから申し上げたとおりでございます。この状況の変...全文を見る
○坂口委員 それじゃ、ひとつぜひそういう方針で早急にお考えをいただきたいと思います。  それでもう一つは、この改革に当たりまして考えなければならないことは、年金資金の運用の問題でございまして、これはいつか予算委員会で私は大蔵大臣に質問させていただきましたので、あるいは御記憶をい...全文を見る
○坂口委員 その答弁も何遍か聞いたわけですが、こういうことを考えていますか。  これは国家公務員共済だけの枠を外れますけれども、主に厚生年金を見ました場合に、今はもうみんな財投に行っておりますね。そしてそれがいろいろの方面に使われている。そのこと自体は、そこだけを見ておりますと...全文を見る
○坂口委員 今のお答えは現在の枠組みの中でのお話であって、その枠組みを外してもう少し広い目で見ることはできないかということを私は申し上げているわけで、あなたの答弁はちょっと納得しかねます。しかし、これをやっておりますと時間がありませんので、きょうはこれだけにいたしまして、続編は次...全文を見る
○坂口委員 ありがとうございました。終わります。
05月28日第102回国会 衆議院 大蔵委員会 第26号
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○坂口委員 昭和六十年度の財政運営に必要な財源の確保を図るための特別措置に関する法律案、国債整理基金特別会計法の一部を改正する法律案並びに産業投資特別会計法の一部を改正する法律案の三案につきまして、一括して質問をしたいと思います。  この国債の問題につきましては、もう既に多くの...全文を見る
○坂口委員 多少余分な話でございますけれども、話のついででございますので、もう少しだけ紹介させていただきますと、当然、すべて国債で賄うわけでございます。したがって、その利子も国債ならば、孫利子も国債、すべて国債で賄う。そうすれば膨大になってそれはやっていけないのじゃないかという疑...全文を見る
○坂口委員 そうすると、発行額の限度というのは決まっていて決まっていないと申しますか、新しく発行すれば歯どめがかかっているようで余りかかっていないような気もするわけです。さらに償還は、これは長期だけではないわけですね。中期もその範囲になるわけですね。
○坂口委員 今回、短期債が発行されることになりますが、じゃこの短期債の借りかえは一体どうなるのかな。中期、長期だけではなくて、これから短期債も発行される。その短期債の借りかえも将来含まれていくとすれば、発行額に歯どめがかかるということがなくなる可能性がありはしないか、そういうふう...全文を見る
○坂口委員 多分そういうむだなことはされないと思うし、それは必要最小限度におさめられるであろうと私も思うのですが、やろうと思えばそれはできないこともない。  この短期債は一般会計にも載らない、それから発行限度額も定められないということになりますと、これはとめどもなく短期国債を次...全文を見る
○坂口委員 何度か申しますように、皆さんがそういう特別な意図を持ってこれをおやりになっているというふうに私は感じているわけではないのですが、しかし、そういう今申し上げたような危険性があるということを申し上げましたのは、その十年のものがあと一年とか半年とかといういわゆる期近債も含め...全文を見る
○坂口委員 大事なところですので、大臣の御意見を一言聞いて、次の問題に入りたいと思います。
○坂口委員 前半言われたことに対して多少不満がないわけではございませんけれども、こればかりやっておりますと時間がたちますので、次に進みたいと思います。  特に最近、債券流通市場におきましてTBの流通が非常に大きくなっておりますね。特に昭和五十九年におきましては、これも流通ですか...全文を見る
○坂口委員 このTBの方は有価証券取引税はかからないわけですね。今回の短期国債の方も取引税はかからないのですね。
○坂口委員 いつも歯切れのいい主税局長さんにしてはどうも歯切れが悪かったですね。  そういたしますと、現在のところはこの短期国債は有価証券取引税はかかると判断した方がよろしいわけですか。
○坂口委員 わかりました。  そういたしますと、この短期国債といいますのは一年未満になるわけですが、二年物、三年物、そうしたものとの関係やら、それからTBとの関係やら、こうした関係の中で課税するもの非課税のもの、その長さによっていろいろ違ってくる。したがって、同じ国債の中でもそ...全文を見る
○坂口委員 よくわかりました。長期債の期近債を同じように扱うことについては無理があるというお話、ごもっともだと思います。したがいまして、その辺のところの整理がなされないと非常に混乱するおそれは、しかしあると思うわけであります。最近期近債が流通する確率が非常に高くなってまいりました...全文を見る
○坂口委員 もう一度お聞きする前に、大臣、国債償還につきましてもっとスピードをおくらして、徐々に償還をしていいんじゃないかという議論もございますし、いや、もっと早く赤字国債だけはなくしてしまうべきだという議論もあるわけですね。ところが、早くすべきだという意見も、おくらせてもいいん...全文を見る
○坂口委員 赤羽局長さんにもう一度お聞きをしておきたいと思うのですが、昭和五十年代の前半、非常に景気も落ち込み、そして税収も落ち込みまして、それに対して赤字国債も多額に出たわけでありますが、これは赤字国債ですから、これが公共事業に使われたというわけではありませんが、予算全体から見...全文を見る
○坂口委員 ありがとうございました。  大変難しい議論になりましたので、それでは次に移らせていただきまして、金融自由化の問題に少し触れさしていただきたいと思います。  この国債の償還と大変大きなかかわりがございます金融の自由化につきまして議論を進めていきたいと思いますが、先日...全文を見る
○坂口委員 そこで、銀行に対する行政指導、それから規制の問題がございまして、これにつきましても、金融の自由化とともにすべてを緩和せよというわけではありませんけれども、金融の自由化につれて行動の自由というものをある程度認めるべきものは認めていく必要があるのではないだろうか、やはり金...全文を見る
○坂口委員 ありがとうございました。  金融自由化の問題、まだまだお聞きしたいことがたくさんございますし、外国向けと申しますか対外的な問題もございますし、国内で整備をしなければならない問題もある。また、対外的な問題ばかり進めてまいりますと国内的な問題との整合性を欠いてくる。非常...全文を見る
○坂口委員 大臣が思っておみえになります小口と私の小口とはどうも大分開きがあるようでございますので、余りこの話をしておりますと何となくミゼラブルになってまいりますので、もうこの辺にしておきます。  もう一つ、金融の自由化と非常に関係のございますのが財政投融資の問題でございます。...全文を見る
○坂口委員 この資金運用部資金のことにつきましては、いつか共済年金のときにも実は申し上げたわけでございますが、いずれにいたしましても、郵貯あるいは年金、とりわけ年金のお金を預かっているわけでございますから、その運用が悪ければ悪いほどこれは年金にはね返ってくるということになるわけで...全文を見る
○坂口委員 大臣、今話をいたしましたような財政投融資の方の状況でございまして、私が挙げました七・〇九九よりもさらに五月には六・八四二に下がり、六月には六・七〇八にさらに下がっていくというようなこと、一方預託金利は七・一というようなことで、財政投融資の側としては非常に苦しい形になっ...全文を見る
○坂口委員 財政投融資につきまして、国債の問題とは若干離れますけれども、今後のあり方といたしまして、今までの計画からさらに新しい財政投融資のあり方を求めていかなければならないだろうと思うわけでございます。今まで財政投融資の方が行っておりましたものの中には、金融の自由化等が進んでま...全文を見る
○坂口委員 では最後に、国債の問題に戻りまして、ことしの一月末ごろでございましたか、大蔵大臣が国債発行残高の新しい歯どめとして対GNP比でとらえてはどうかというふうにおっしゃったという新聞記事が出たことがございます。真偽のほどはちょっとわかりかねますが、この国債発行残高を国民総生...全文を見る
○坂口委員 初めにも御紹介しましたように無税国家を言う人もあるぐらいでございますから、国債がなしでいければそれにこしたことはございませんけれども、しかしそうした見方で一定の割合を許容していくという行き方も、一つの行き方としてはそれも当然考え得るのだろうと私は思います。その場合に、...全文を見る
○坂口委員 これで終わらせていただきますが、初めにも申しましたとおり、短期国債の扱い等につきましてはぜひひとつ十分な配慮のもとに行っていただきますことをお願いいたしまして、終わりたいと思います。ありがとうございました。
05月30日第102回国会 衆議院 大蔵委員会金融機関の週休二日制に関する小委員会 第1号
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○坂口小委員 きょうは、沢田先生に全部お任せしましてお聞きをしておるつもりでおりましたけれども、名質問を聞かせてもらっておりますうちに一つだけ聞かせていただきたい気持ちになりましたので、聞かせていただきたいと思います。  金融の自由化という問題が一つございまして、そして金融業界...全文を見る
○坂口小委員 もう一言だけ。先ほどは極端な例を挙げて申し上げたまでで、銀行の皆さん方に日曜日、土曜日にやってもらうことを奨励しているようなことは決してありません。そういうことにならないようにスムーズにいくことを私もこいねがっている一人であります。しかし、現実問題としてはそういうこ...全文を見る
○坂口小委員 ありがとうございました。
06月12日第102回国会 衆議院 大蔵委員会 第30号
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○坂口委員 ただいま議題となりました附帯決議案につきまして、提出者を代表して朗読いたします。     国際金融公社への加盟に伴う措置に関する法律の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案)   政府は、次の事項について十分配慮すべきである。  一 公社の運営に当たっては、常...全文を見る
06月19日第102回国会 衆議院 大蔵委員会 第31号
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○坂口委員 国家公務員等共済組合法等の一部を改正する法律案につきまして、二、三重立ったところだけきょうはお聞きをさせていただきたいと思います。  私ども公明党といたしましては、年金一元化の方向というのは望ましいというふうに考えておりますし、今まで私どもも年金一元化ということを再...全文を見る
○坂口委員 質問は、実はまだそこまで行っていないのです。今聞いたのは、国民年金の方は五十九年度価格で掛金は六千八百円でスタートいたします、しかし、二十年後にはこれが一万三千円にはなります、こう言っていらっしゃるわけですね。共済年金の方も、掛金の方はそれと同じようにふえていくという...全文を見る
○坂口委員 そういたしますと、定額部分につきましての掛金率はかなりなスピードで上昇していくと思わざるを得ないわけです。国民年金の方は全額自己負担でございますが、共済の方は半額は使用者、半額は自己負担です。これを先ほどお答えいただいたわけですね、どれだけになるかわからないというのは...全文を見る
○坂口委員 ですから、共済年金の方もそれと同じようなことで出るのではないですか。一人大体幾らずつ出すということだから、これは出ないことはないのですね。
○坂口委員 大蔵省にしては人任せでございまして、そういうことで将来この部分は上がっていく可能性がある。そして、国鉄の話は今回正面切って出ていないわけでありますけれども、国鉄の共済を初めといたしまして、どうしても共済年金は将来行き詰まってくる。先日もここで質問をさせていただきました...全文を見る
○坂口委員 それはそのとおりなんです。そのことを私は言っているわけではなくて、年金が一元化をされていくということになるのであれば、やはり制度そのものもできる限り一元化をして、事務的な経費は極力少なくしていく。例えば共済年金なら共済年金にいたしましても、大蔵省でも行っている、文部省...全文を見る
○坂口委員 自主運用の問題は再三私ここで取り上げさせていただきましたし、大蔵大臣にももう既に理解をしてもらっているところだと思います。  最初に共済年金の方から聞いておきますが、共済年金の方は、資金のうちでどれぐらい自主運用して、利回りはどれぐらいになっておりますか。
○坂口委員 これはことしの一月に聞きましたもので、あるいは若干最近もう数字が違っているかもしれませんが、今御指摘のように、三四%が資金運用部に渡っておるわけです。そして、今おっしゃいましたように、住宅あるいは福祉その他に利用されておりまして、それが五・七六%とことしの一月にはお聞...全文を見る
○坂口委員 理財局長さんのところに理財局長さんの私的研究グループですか、財投研究会というのが設けられまして、そこで昨年の十月六日に初会合を持たれて、以来そのことを詰めておみえになるお話も実はお聞きをしておるわけでありますが、年金を中心に考えましても、今申しましたように、どうしても...全文を見る
○坂口委員 今おっしゃいました総理府のその審議会、ここでひとつやろうじゃないかということをこの春の予算委員会でもお答えをいただいたわけなんですが、実際問題、後でいろいろとお聞きをいたしてみますと、今大蔵大臣がおっしゃったように、現実問題としてそれがうまく動くものなのかどうかどうも...全文を見る
○坂口委員 それではこの問題はこのぐらいにしておきますが、厚生大臣、お見えいただきましてありがとうございました。  厚生大臣にひとつお聞きをしたいと思いますのは、先ほどから議論をいたしておりますように、年金の問題は、国民年金、厚生年金の方が先にスタートし、今回共済年金がここにま...全文を見る
○坂口委員 確かに医療保険の方につきましてはいろいろ格差がございますし、いろいろの御意見もございます。それで、今までもこの一元化のお話を申し上げますと、これは年金も同じであったわけでありますけれども、それぞれの制度、それぞれの歴史があるために一元化は難しゅうございます、これはもう...全文を見る
○坂口委員 この問題はなかなか限りがございませんので、一応このくらいにさせていただきますが、最後にもう一問だけお聞きをしておきたいと思います。  これは大蔵大臣の方にお聞きをしたいと思いますが、共済年金の方の既得権者ですね、もう既に卒業されて年金を受けておみえになるこの既得権者...全文を見る
○坂口委員 最後にもう一言だけつけ加えさしていただきますが、確かに若い世代の皆さん方に負担をかけなければならないことはこれは事実でありますけれども、しかし、本会議でも議論がありましたように、今急にこういう事態になってきたわけではなくて、以前からこういう年齢構成でありますから、今日...全文を見る
○坂口委員 どうもありがとうございました。
11月14日第103回国会 衆議院 社会労働委員会 第1号
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○坂口委員 それでは、久しぶりにここで質問をさせていただきますが、大臣がお急ぎのようでございますので、先に国立病院・療養所の再編成、合理化の問題をお聞きをいたしまして、その後、新しい、最近の話題になっております病気のことにつきましてお聞きをしたいと思っております。  まず最初に...全文を見る
○坂口委員 今さら申し上げるまでもなく、だんだんと高齢化をされてまいりまして、疾病構造なるものも大きく変化をしてまいりました。これからこの高齢化時代をいかにして乗り切るかということが日本にとりましての最大の課題になるわけでございますが、この高齢化を乗り切りますために国立病院は何を...全文を見る
○坂口委員 この問題、もう少しお聞きしたいんですが、大臣がもう時間が迫っておりますので、次の問題を少しやらせていただいて、またもとへ戻らせていただきます。  もう一つ、今度のこの再編成につきまして、「再編成の推進方策」なるものが示されております。ここに「国立病院・療養所の再編成...全文を見る
○坂口委員 もう一言お聞きしますが、統廃合も含めて協議をいたします、こういうことで理解させていただいてよろしゅうございますか、大臣。
○坂口委員 少し話を戻しましてお伺いしたいと思いますが、最初に聞きましたように、これからの時代にふさわしい国立病院のあり方というものを考えますと、どういたしましてもこれからは例えば中間機関、中間的施設が必要だというようなことが言われておりますし、これがいい悪いは別にいたしまして、...全文を見る
○坂口委員 先ほどの大臣の二番目の問題の答弁は、合格のようにも見えるし、不合格のようにも聞こえたし、どうもとり方によっては、前半と後半と少しニュアンスが違ったなという気もするわけでございます。  実は私の地元におきましてもやはりこの統廃合の問題が起こっておりまして、静澄病院とい...全文を見る
○坂口委員 八カ所既に発表になっているわけですが、この発表になりましたところにつきましても、今まで欠けていたところは補っていただいて、第一歩からひとつ見直しをすべきところは見直しをしてもらいたい、こんなふうに思います。
○坂口委員 時間がありませんので、もう一つだけお聞きをいたしますが、「辺地の国立病院・療養所を経営移譲する場合には、」「医師、看護婦等の要員を必要に応じ基幹的な国立病院・療養所から交代で出向させる等の措置を検討する。」それから、その前に助成措置みたいなものも書いてございますが、こ...全文を見る
○坂口委員 ありがとうございました。それでは、時間がないものですから、この問題はひとつこれだけにしておきたいと思います。  それから、最近話題になっております成人不細胞白血病並びにエイズにかかわりますことを一言お聞きをしたいと思います。  成人不細胞白血病は、キャリアは八十万...全文を見る
○坂口委員 アメリカにおきましてもこの点を随分悩んでいるわけでございますが、ワシントン赤十字社のジェファーズさんというのがこういうふうに言っております。アメリカの赤十字の血液銀行の年間経費は三千六百万ドルでございます、しかしエイズの検査に二千四百万ドルの経費がかかります、しかしこ...全文を見る
○坂口委員 二つのよく似たビールスの疾患が相次いで出てきたわけでございますので、でき得るならば二つセットにして実施に移すのならば移していただきたいと私は思うのでございます。  日本の場合には、献血は、一部都道府県がやっているところもございますけれども、ほとんどが赤十字の方がやっ...全文を見る
○坂口委員 そうした新しい試薬ができましたときの検査方法、最も効率的にどうやったらいいかというようなことについての研究というのは既に厚生省でやられているわけでございますか。やられているとすれば、それはどこでおやりになっているか、ひとつお答えください。
○坂口委員 そういたしますと、そこまでおやりになっているということは、どういう形で財源を絞り出すべきかは別にいたしまして、献血の血液の抗体検査の方法が確立されれば間もなくそれを実施をする方向でお進めになっている、こういうふうに考えてよろしゅうございますか。
○坂口委員 もうこれ以上のことをお聞きしますのはあれでございますので、これだけにさしていただきます。ありがとうございました。
11月15日第103回国会 衆議院 大蔵委員会 第3号
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○坂口委員 おはようございます。  共済年金の審議に入らせていただきますが、この共済年金の審議は、最初から国鉄共済問題でストップを繰り返すという結果になりました。考えてみれば、国鉄共済の破綻というのは年金全体を象徴する事柄でもありまして、この問題が最初に取り上げられたことは当然...全文を見る
○坂口委員 その辺の議論を明確にしておきませんと、あいまいもことした中でこの問題が進んでしまう。したがいまして、大蔵大臣も御答弁になりましたけれども、国民全体からこれを支援をするというその御発言の中には、そうした問題も含めてこれはやっていくんだという御意見だというふうに承ってよろ...全文を見る
○坂口委員 運輸大臣、一、二お聞かせをいただいた後、御退場いただいて結構でございますが、今議論をいたしましたような国鉄共済の問題があるわけでございます。特に、運輸大臣に非常に関係の深い部分といたしましては、日本国有鉄道再建監理委員会からの御意見として、「長期債務等の処理」の中で、...全文を見る
○坂口委員 はっきりと御答弁をいただきましたので、これはそういうふうに処理をしていただきたいと思うわけでございます。  御退場いただきます前に、国鉄共済の問題がこれだけ大きな問題になっているわけでございます。これは確かに、政府の政策的なものも含めて非常に難しい段階に来ていること...全文を見る
○坂口委員 運輸大臣の言葉じりをつかまえますと、また話が大きくなってまいりますので、きょうはぐっとこらえてこの辺にしておきますが、ひとつ慎重に御発言をいただきたいと思います。ありがとうございました。  続きまして、既得権の問題に少し触れさせていただきます。  今回の法案につき...全文を見る
○坂口委員 それはわかるのです。この前も、前国会のときにもお聞きをいたしましたし、その経過はよくわかるのですが、しかし、そういう現実的に遡及をさせるという、過去にさかのぼって影響を与えるという行き方は年金というものの信頼にかかわる非常に重大な問題であるということを実は私は指摘をし...全文を見る
○坂口委員 経過を長々と今御説明いただきましたけれども、そのとおりだろうと思うのです。しかし、私が言っておりますのは、制度が違ったことは事実で、制度が違ったから今ここで一元化をしようとしておるわけでして、一元化をする中で制度の違って出っ張った部分はできるだけ下げるようにいたします...全文を見る
○坂口委員 私は、バランスが崩れているからバランスのとれるようにしたらどうだという意見を言っているのであって、なかなか難しいというなら、高い方を抑えることについては難しいところをやっているわけですね。低い方については難しいからできないというのはバランスを崩しているではないか、こう...全文を見る
○坂口委員 同じことを何遍言うのも失礼ですから申しませんが、一方では難しいけれどもやっておるのです、影響を与えておるわけです。だから、そこをどうするかということを言っておるわけでございます。  この問題、いつまでやっておりましても仕方がありませんからまた後に譲りまして、次に進み...全文を見る
○坂口委員 この職域部分を決定するに当たりましてどういう経過があったかということを説明をいただきたいと思います。何を参考にしてこの職域部分というものを決定されたか、ひとつ説明をいただきたいと思います。
○坂口委員 決定は非常に情緒的なものであったということですか。今お聞きしますと、こういうことを基本にしてはじき出したという話ではなくて、非常に情緒的なお話ですね。もろもろのことを考えて、大体このぐらいな見当じゃなかろうかということで決めた。かなり説明は長うございましたが、一口で言...全文を見る
○坂口委員 私は、この部分が多いとか少ないとかということを言っているわけではない。やはり、年金の一元化をして、そして国民全体の中にこれを示さなければならないわけでありますから、国民の皆さんがお考えになってこれは妥当なものであるというお考えを持っていただかなければならないわけですね...全文を見る
○坂口委員 厚生省に、これは大臣にお答えいただくか事務官の方でお答えいただくかわかりませんが、大体大手企業とお考えいただいて結構でございますけれども、この公的年金の上に、今申しました適格年金その他大体そうしたもので何割くらい上積みされているのでございましょうか。
○坂口委員 大体そういう数字があるわけですね。そうしたものを参考にしてお決めになったのではないのですか。そういうふうなことはもう抜きにして情緒的にお決めになったのですか。もう一遍ちょっとお聞きしたい。
○坂口委員 参考にしたのなら参考にしたとなぜ初めから言わないのですか。私がこれだけ言ってかも、いや私もやりましたというのでは遅過ぎますよ、言うのが。  大臣、この職域部分につきましては、これはあるのがおかしいという意見の人もございますし、また一方におきましては、これは少な過ぎる...全文を見る
○坂口委員 どうも聞いておれば聞いておるほどわからなくなってまいりますが、その辺は、出す以上はもう少し根拠なるものを明確にしてほしいですね。そうでないと、少なくともこれは公務員共済の問題ですから、いかにもお役所の方が、自分たちのことだからルーズに決めたなという感じを持たれかねない...全文を見る
○坂口委員 人事院総裁、今、公務員に非常に厳しい制度であるという御意見を述べられましたが、私、先ほどから質問を申しましたように、一つは職域部分ですね、この部分について、でき上がりましたこの職域部分についてどんな御感想をお持ちかということが一つ。  それから、この前にかなり議論を...全文を見る
○坂口委員 でき上がりました結論を見てどうかということではなくて、皆さん方が大蔵省の方にお申し出になりましたときに、皆さん方の意見としてはどういうことであったかということを私はお聞きをしておるわけであります。そのでき上がりましたものがやむを得ないとかどうかということでは決してなく...全文を見る
○坂口委員 大蔵大臣、大蔵省の方には理財局長さんの私的研究会として財投研究会というのが今も多分生きているのだろうと思います。厚生省の方にこうした研究会が生まれたわけでございますが、大蔵省としても、新しく厚生省がこういう研究会をおやりになったということに対して何か新しいことをされる...全文を見る
○坂口委員 各年金の積立金の利回りの推移を見てみますと非常にばらつきがございます。  これは公的年金ではございませんが、厚生年金基金などは五十八年では八・六六、昨年は八・八というふうにもお聞きしたわけでございますが、非常に高利回り運用をしておみえになるわけであります。今厚生年金...全文を見る
○坂口委員 大蔵大臣、今の答弁を聞きますと、そういう自主運用の気持ちはさらさらないという答弁ですね。これは大臣のかなり理解のある答弁とはちょっと差がありますね。あり過ぎる。  ことしの予算委員会、前国会での答弁、そしてきょう、こう三回見ますと、竹下大蔵大臣の答弁は理解度がだんだ...全文を見る
○坂口委員 初めにも申しましたとおり、今回の改革は大改革でございまして、大改革でありますだけに、人事院として調査研究というものがかなりできてしかるべき問題ではなかったかと私は思うわけでございます。そうしたことを人事院として御発言になることがいろいろに大きな影響を与えるということで...全文を見る
○坂口委員 人事院総裁に対する質問はこの辺で終わらせていただきたいと思いますが、初めにも申しましたように、この重大な局面において口頭で申し入れられたというところに非常に歯がゆさを実は感じをわけでございます。大改革でありますから、当然文書をもって国会とか内閣に態度を表明をされるのが...全文を見る
○坂口委員 大臣、私は厚生省の肩を持って言っているのと違うのです。厚生省は、自分のところで集めた金だから自分のところで運用したいのだろう、そんな発想で私は言っておるわけでもないのです。年金資金というものが今非常に重大な危機を迎えて、将来とも大変なときなんだ、少しでもそれを拡大をし...全文を見る
○坂口委員 やらなければならないという認識は持っておるというお話でございますけれども、年金財政の方は風雲急を告げてどうにもならない状態に来ている。中にはバンク寸前という年金もある事態において、研究をしなければならない、まだするつもりでございます、いつ結論が出るかはわかりませんとい...全文を見る
○坂口委員 そこまで言っていただかなくてもいい、ひとつ省庁の枠を超えてこの議論をぜひ前進させたいという気持ちがあるかどうかということの明確な答弁で結構でございます。
○坂口委員 わかりました。どうものどに詰まったものが取れない感じでございますけれども、これをもって終わりにしたいと思います。  ありがとうございました。
11月19日第103回国会 衆議院 大蔵委員会地方行政委員会文教委員会農林水産委員会社会労働委員会運輸委員会連合審査会 第1号
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○坂口委員 では引き続きましてお伺いをいたしますが、時間が短うございますので簡潔にお聞きをして、ひとつ簡潔にお答えをいただきたいと思います。特に、大蔵大臣はごまかさないようにひとつ御答弁をいただきたいと思います。  公務員制度の基本は、言うまでもなく労働基本権の制約でありまして...全文を見る
○坂口委員 ここで大蔵大臣に一つお聞きしておきます。  今回の法改正によりまして、既裁定者も含めてでございますけれども、最高に年金額が低下する人、それから最低で低下する人、大体どれくらいの範囲であるか、ちょっとお答えいただけますか。——それじゃ結構でございます。先ほど事務局でお...全文を見る
○坂口委員 最初の「退職又は死亡の時の条件を考慮」する、この「退職又は死亡の時の条件を考慮して、」というのは、例えば退職なら退職のときの条件を考慮してということだろうと思うのですが、これは今までは算定基礎給与が最終給与額あるいはまた最終一年の平均本俸、こういうことでありましたから...全文を見る
○坂口委員 それは特別にしたものですか。
○坂口委員 従来からやっているものですね。
○坂口委員 総裁、もう一遍お聞きしたいですから、どうぞそこにおってください。  総裁の今御答弁の中で、審議中においても意見を申し述べる機会があれば述べたいということをおっしゃいましたが、それは、この口頭で申し入れられた総論的なことではなくて、もっと具体的な各論的なことで御意見を...全文を見る
○坂口委員 人事院の方から調査研究もしたという御報告がございましたけれども、人事院が今言われました調査研究は、通常人事院がおやりになっております調査研究でございまして、今回の年金に際して特別にされた調査研究ではないわけでございます。その点非常に不満が残るわけでございますが、その点...全文を見る
○坂口委員 総理、今お聞きをいただきましたように、今回のこの法案が提出されるに当たりまして、きょうお昼からずっと議論がありましたように、国鉄の問題にいたしましてもいろいろの問題を残しておりますし、また、人事院の方も、特別に今回のこの大改正に当たりましてそれにふさわしい調査研究とい...全文を見る
○坂口委員 総理から前向きな答弁をいただきましてある程度満足でございます。しかし、法案は既に国会に出てまいったわけでございますし、本来ならば、そういう手続をした上でこの法案が出てくれば今回のようないろいろな問題は起こらなかったのではないだろうか、国鉄も含めまして。その辺に手抜きが...全文を見る
○坂口委員 あと四分くらいしか残っておりませんが、もう一問だけお聞きをしたいと思います。  全く違う問題でございますが、今回統一案がここに出されたわけでございます。一元化の方向にこれで向かっていくわけでございますけれども、これは一方におきましては財政上の問題もございますし、それ...全文を見る
○坂口委員 では、これで終わります。ありがとうございました。
11月22日第103回国会 衆議院 大蔵委員会 第5号
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○坂口委員 大蔵大臣がもう少しするとお見えになるようでございますので、少し質問が前後いたしますけれどもお許しをいただきたいと思います。  今回提出されました共済年金の法案は、基礎年金部分の導入を行いますとともに報酬比例部分を厚生年金並みに整理をして、その上に職域年金を新設する、...全文を見る
○坂口委員 大蔵省の方はどうですか、それでよろしゅうございますか。
○坂口委員 門田さん、今お答えになったのは大きなこれからの課題になるというお話ではありましたけれども、大蔵省側としてできるだけそういうふうにしたいとかという意思表示ではないのですよね。なぜ私がこういうことを申し上げるかと申しますと、共済年金の国共済の収支見通しを見せていただきます...全文を見る
○坂口委員 課題であるだけではなくて、どうしてもその方向に進まなければ国共済の年金がなかなか維持できなくなることは、これはもう火を見るよりも明らかでございます。その意味で、先ほど申しましたように単なる形を整える一元化ではなくて、二階の方も一本化をしていかざるを得ないだろう、そのこ...全文を見る
○坂口委員 なかなかはっきりは大蔵大臣からは言いにくいだろうとは思いますが、しかし実際問題として私はそうだろうと思うのです。  そこで、仏の顔も三度という言葉がございますが、きょうは三回目の質問に立たせていただきまして、財投の問題はことしになりましてからこれで四回やらせていただ...全文を見る
○坂口委員 これは大蔵大臣も御異論ないと思うんですね。税金でございますと、それはもちろん国庫に入りましたら国のものということになるのでしょうが、積立金は、貯金のように欲しいときにおろして使うわけにもいかずという面がございます。しかし、一たび出していただきますとそれは自由にはなりま...全文を見る
○坂口委員 資金運用部資金法の第一条には、その目的が書いてございますけれども、「積立金及び余裕金を資金運用部資金として統合管理し、その資金を確実且つ有利な方法で運用することにより、公共の利益の増進に寄与せしめることを目的とする。」こう書いてございます。今さら申し上げるまでもなく「...全文を見る
○坂口委員 この「国家公務員等共済組合の資金運用実績」を見せていただきますと、「定期預金等」というのとそれから「有価証券」というのがございますが、この辺が有利運用になるのだろうと思います。この二つは、大体運用利回りはどのぐらいになりますか。
○坂口委員 調べてもらっておる間に話を進めますが、これを見せていただきますと、「国家公務員等共済組合の資金運用実績」というのは、運用利回りとして六・九%、こう書いてあるのですが、これは全部ひっくるめての話だろうと思うのです。いかにも国共済も運用利回りは低いですよと言わんばかりの姿...全文を見る
○坂口委員 二兆円を超える大きな額になるということでございまして、それは当然のことだろうと思います。総理府の中に資金運用審議会というのがあるということを、大蔵大臣からことしの春でございましたか御答弁がございまして、そしてきょう実はそのメンバーを見せていただいて、その目標とするとこ...全文を見る
○坂口委員 そうしますと、これは積立金の運用全般についてつくられたもので、理財局長さんのところにございます研究会とは別ですね。
○坂口委員 余り時間もありませんので、ぽつぽつきょうの結論を導き出さなければならないと思うのですが、いつも議論はここまでは来るのですが、ここから先が進まないわけです。大臣が先日、財投全体のあり方、郵便貯金の問題もある、こういうふうに言われました。ただ、私考えますのに、確かに郵便貯...全文を見る
○坂口委員 行革審の中で特殊法人とおっしゃったのですか、特殊法人についての議論をされているというそのことが財投の問題と結びついてくるのかどうか。どうも日本の国の中でアメリカの話をするような気がしてならないわけでありまして、必ずしもそれが適当かどうかということ、ちょっと私もここで意...全文を見る
○坂口委員 理財局長のところで随分勉強はしていただいているわけでありまして、大体いつまで勉強したらいいのかということも際限のない話でございます。別にゆっくり構えて議論をしておって済む問題ならば、それはよろしいと私も申し上げたいのですが、これは緊急を要する課題であるだけに、そういつ...全文を見る
○坂口委員 ひとつそれはよろしくお願いを申し上げたい。  それでは話題を変えますが、もう一つだけお聞きをして終わりにいたしたいと思います。  先ほども高齢社会あるいは高齢化社会のお話が出ておりましたが、この高齢社会または高齢化社会を乗り切るために一番大事なことは何か。私もずっ...全文を見る
○坂口委員 名答弁でございまして、批判は差し控えたいと思いますが、私は、六十歳代の人がいかに元気に生き得るかどうかということが高齢化にするかしないかの分かれ目だと思うのです。大蔵大臣や厚生大臣はその年代に達しておみえになるかどうか存じませんけれども、いよいよこれから山場に差しかか...全文を見る
○坂口委員 減額退職年金は……。
○坂口委員 それは、本法に入るわけですか。
○坂口委員 それで、今までの共済年金ですと、給与が六百万を超えなければ年金が減額されることはなかったわけですね、現在の共済年金は。これが今後どうなるかよくわかりませんが……。したがいまして、例えば給与が六百万円で年金がもし二百万あったといたしますと、共済年金でありますと年金は百六...全文を見る
○坂口委員 私がこのことを質問した一つの理由は、これは厚生年金においても共済年金でも同じでございますが、例えば六十歳なら六十歳で定年を迎えられて再就職された場合に、再就職をしても年金額が減額されますために、これは特に六十歳から六十四歳までの間だと思いますか、減額されますために、働...全文を見る
○坂口委員 これで終わりにさせていただきますが、委員長が先ほどお留守の間に委員長にお願いをした件がございます。ぜひひとつよろしくお取り計らいをいただきますようお願いを申し上げます。
○坂口委員 どうもありがとうございました。
11月28日第103回国会 衆議院 大蔵委員会地方行政委員会文教委員会農林水産委員会社会労働委員会運輸委員会連合審査会 第3号
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○坂口委員 わずかな時間でございますので、総理のみに御質問をさせていただきたいと思います。  御承知のとおり、年金というのは息の長いものでございます。したがいまして、国鉄の問題も、六十四年までの当座の問題よりもむしろ六十五年以降の問題が非常に大きな問題だと思います。したがいまし...全文を見る
○坂口委員 私が申しますことは御理解をいただけたと思います。  それでもう一つここでお願いをしておきたいことがございます。それは財投の問題でございます。この話をいたしますと大蔵大臣は苦い顔をされるわけでございますが、きょうは大蔵大臣にはお聞きをしないことこいたします。先ほど総理...全文を見る
○坂口委員 私も、今までの財政投融資の功績というものを否定するものでは決してございません。大きな成果を上げてきたと思いますが、その内容は、今申しましたように多くは貯蓄であり、あるいは年金の保険料を集めたものでございます。したがいまして、とりわけ年金の場合には一度出しましたらそれを...全文を見る
○坂口委員 終わります。
12月03日第103回国会 衆議院 本会議 第9号
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○坂口力君 国家公務員等共済組合法等の一部を改正する法律案の採決に当たり、私は、公明党・国民会議を代表し、反対の立場から討論を行います。  我が党は、昭和五十一年十月、国民基本年金構想を提唱し、その中で、国家公務員等の共済年金にも基礎年金を導入して、年金制度の一元化を速やかに進...全文を見る