坂口力

さかぐちちから



当選回数回

坂口力の1997年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月18日第140回国会 衆議院 予算委員会 第15号
議事録を見る
○坂口委員 中井議員の後を受けまして質問を続けさせていただきたいと思いますが、最初に社会保障関係のことをお聞きをし、あと沖縄問題等をお聞きをしたいと思っています。  まず、ソフトな話から入らせていただきますが、厚生省は、去る一月の二十一日、将来の人口変動を予測いたしました日本の...全文を見る
○坂口委員 先ほど厚生省から出ました推計を若干申し上げましたが、二〇五〇年になりますと、六十五歳以上の人口が、今度の推計によりますと三〇%を超えるわけであります。この数字だけを見ますと、高齢者の問題が大変だという気がするわけです。私もそういう感じがするわけであります。しかし、これ...全文を見る
○坂口委員 ぜひひとつそうした立場でこれからの予算、お願いを申し上げたいと思いますし、それから厚生省の関係では学童保育の問題等も今取り上げられておりますが、これは働いているお母さん方のためという、そういう矮小化したことだけではなくて、もっと広い意味で、この少子化の問題対策としても...全文を見る
○坂口委員 大蔵省に言ってもらうと難しくてわからない。  私は、出す側は常に出し、受ける側は常に受けるというような性格のものは税が向いている、こう思うわけです。割合から言っておるわけですよ、完全にそうだとは言いません。どちらかといえば、出す側は常に出し、受ける側は常に受けるとい...全文を見る
○坂口委員 いやいや、そこまでわかっていただいておれば、介護保険等を新しくまたつくって、別々なものでつくっていくというのは、その方向と逆の方向を向いているということを私は言っているわけであります。  だから、なぜ複雑化させていくのか、なぜまた新しいものをつくっていくのか。今まで...全文を見る
○坂口委員 今おっしゃいましたように、補助金の交付対象施設に対します決定方法の明確化、公共事業に準じた建設工事契約の適正化、幅広い関係者の参画による公正な社会福祉法人の運営、こういう結論を出されているわけでございますが、これを拝見をいたしますと、許認可の厳格化、そして監督指導の強...全文を見る
○坂口委員 それでは、沖縄基地の問題をひとつお聞きをしたいと思います。外務大臣、長い間お待たせいたしまして、申しわけありません。  昨日、一昨日と沖縄にお邪魔をしてまいりました。以前にもお邪魔したことがございますが、今回も多くの皆さん方の御意見を聞いてまいりました。  沖縄の...全文を見る
○坂口委員 ぜひそういう姿勢でお願いをしたい。  沖縄の皆さんの気持ちの中には、そうした問題を一つ一つ早急に取り除いてもらいたい。例えばキャンプ・ハンセン演習場等もございますが、同じ日本にあります演習場、あるいはまたハワイにあります米軍の演習場等と比較をしても、同じ演習場でもハ...全文を見る
○坂口委員 今外務大臣がおっしゃるように、このSACOの合意に言うところの「主要な事故」に当たるというのであるならば余計のこと、これはいかに、危険はないとアメリカが感じたというふうにおっしゃいましたけれども、アメリカから一年もこれはもうおくれておるわけですし、これは湾岸戦争等でも...全文を見る
○坂口委員 先ほども少し申しましたが、劣化ウランは人体に対しましても影響を及ぼしますし、湾岸戦争の兵士多数に起きております湾岸戦争症候群との関係も、これはまだ十分ではありませんけれども指摘はされているわけでありまして、こ  の辺のところも十分にひとつ調査をしていただかなければな...全文を見る
○坂口委員 次は沖縄の駐留軍用地問題でございますが、これもなかなか悩ましい問題でございます。  本年の五月の十四日に、駐留軍用地特別措置法に基づきます十三施設、延べにいたしまして三十六・三ヘクタールの土地の使用期限が切れるわけでございます。政府はこれまで、沖縄の土地収用委員会に...全文を見る
○坂口委員 沖縄の方の皆さん方の御意見としては、地元でもいろいろ努力はするけれどもそれにはなかなか限界がある、やはり国の方が何らかの手を打ってほしいというお気持ちが非常に強いわけでございます。しかし、今総理からお話をお伺いいたしますと、地元でより積極的にひとつ話を進めてもらいたい...全文を見る
○坂口委員 沖縄の方も、現在の時点でそういう約束ができるということは思っていないと私は思います。しかし、将来の問題として、全体構造の中で、そういう海兵隊の削減等もその中の念頭に入れてひとつやってほしいということを日本政府としてやはり発言をしてほしい、現在そのことが決まるということ...全文を見る
○坂口委員 時間がなくなっておりますけれども、せっかくですのでもうちょっとだけお聞きしたいと思います。  それは、将来の状況が変化をしたらそういうこともあるだろうというのではいけないので、将来そういう方向になるように努力をしてほしいということは少なくとも言わないといけないと思う...全文を見る
○坂口委員 いずれにいたしましても、沖縄にだけ負担をかけ続けるということは、やはり日本全体として許すことのできないことだというふうに思います。我々日本全体として、やはり最大限の努力をしなければならないと思います。ひとつさらなる努力を要請をいたしまして、この沖縄の問題はこれだけにし...全文を見る
○坂口委員 それぞれ具体的にお答えをいただきましたが、労働大臣から詳しいお話がございました。  ただ、この職業訓練所、ありますけれども、これは人員的に限定がございまして、一度に多くの皆さん方をするということもなかなか難しいだろうというふうに思われます。しかし、千三百人もの人たち...全文を見る
○坂口委員 ありがとうございました。  それではもう一つ、退職金の支払いでございますが、これは、退職金の総額は百五十億とも百六十億とも言われております。その財源は、いわゆる閉山交付金というものと会社の借入金に頼らざるを得ないだろうというふうに言われている。この退職金の支払いに支...全文を見る
○坂口委員 もう一点だけお聞きをしたいと思いますが、この離職者の皆さんの住宅の確保でございます。  現在は、社宅に入居しておみえになります従業員の皆さん方は、福利厚生面での会社との約束によりまして、離職後一年間は社宅に住むことができるようになっておりますが、それ以降は、新たな住...全文を見る
○坂口委員 ひとつ、誤りなきように、万全の措置をお願いをしたいと申し上げます。  きょうはもう一つ、石油にかかわります問題を実はやりたかったわけでございますが、時間が、あと残されましたところ五、六分になりまして、どうもできそうにございません。ただ、若干だけ触れさせていただいてお...全文を見る
○坂口委員 いえいえ、石油の値段もそんなに下がってないんですよ。去年の三月に法律が通りましてから後、ことしの一月を見ますと二・四円、二円ちょっとしか下がってないんですよ。平成六年から比べましたらそれは下がっているかもしれませんけれども、そんなに前までさかのぼったら差は出てくるわけ...全文を見る
02月28日第140回国会 衆議院 厚生委員会 第4号
議事録を見る
○坂口委員 久しぶりに質問をさせていただくことになりました。  一番最初に、基本的なことを一つだけお聞きしておきたいというふうに思います。  今回提案されました介護保険法案の第一条、第二条を拝見いたしますと、かなりがっちりとした表現になっておりますが、これを実現しようというふ...全文を見る
○坂口委員 幸せはよくわかるのですが、同時に、財政的にこれは見合わなければなりません。当然のことでございます。  この第一条を拝見いたしますと、「自立した日常生活を営むことができるよう、必要な保健医療サービス及び福祉サービスに係る給付を行うため、」云々、こう書いてあるわけで、こ...全文を見る
○坂口委員 それなりにふえてくるというのはよくわかりますが、何となくもごもごとしていてよくわからぬところもございます。  先ほど言いました第二条の第二項に、「前項の保険給付は、要介護状態の軽減若しくは悪化の防止又は要介護状態となることの予防に資するよう行われるとともに、医療との...全文を見る
○坂口委員 リハビリテーションというのは予防ではありませんね。もう病気の後の、これは回復のために行うことでありますから、予防とは言いがたい。ですから、この文章を見る限りにおきましては、将来このままでおいでおいでは寝たきりになる可能性がある、そういう人に対して、現在は寝たきり状態で...全文を見る
○坂口委員 その虚弱老人というのも内容がよくわかりません。もともと病弱な人を言っているのか、それとも、だんだんと動けなくなっていく一過程にある人のことを言っているのか、ちょっとわかりにくいですね。  それでは、私は後で認定のお話を聞くつもりでおりましたけれども、ついでですから、...全文を見る
○坂口委員 それじゃ、きょうのところは、予防給付大丈夫ということで受け取らせてもらってよろしいですね。ここはちょっと大臣からお答えいただけますか。
○坂口委員 私は、今の大臣の答弁の方が正直だと思います。重度の人を見るだけでも手いっぱい、なかなか予防的に、これからなるであろう人まで見るだけ手が本当に回るのかどうかということについては、私は疑わしいと思って聞いているわけであります。しかし、羽毛田局長はそれもやるという。えらい自...全文を見る
○坂口委員 これはここで申し上げていいのかどうかわかりませんが、羽毛田局長にいっか私の部屋に来ていただきましたときにお聞きしたのでは、一日にホームヘルパーさんが行く人数は大体八人ということをお聞きしたことがございます。あれから変わったかもわかりませんけれども、一遍説明を受けました...全文を見る
○坂口委員 この計算ですと、非常に重い人は、これ以上手間のかかる重い人はどうぞ施設へ行ってください、在宅介護はもうこれが限度でございますということなのかなというふうに私は拝見をいたしました。認定をいたしますときに、非常に重い人はどうぞひとつ施設でお願いをしますということで、これは...全文を見る
○坂口委員 わかりました。多分そうではないかという気がいたしました。  そういたしますと、上限といいますと三十万、額にしまして三十万、大体三十万以上のところは、ちょっと無理ですよ、こういうことになるわけですね。
○坂口委員 わかりました。では、この問題はこれだけにしておきます。こんな細かな問題まで言うつもりはなかったのですが、話のついでに聞いたわけでございます。  一番最初に実は聞きたいというふうに思っておりますのは、この全体像の問題でありまして、今回の介護保険法案を拝見いたしますと、...全文を見る
○坂口委員 大臣が先を急ぐ気持ちはわかりますけれども、考えて考えて悪くなるということもあるわけでありますから、世の中では。みんなの意見を聞いて聞いて、そして二で割り三で割り、そして気がついてみたら初めの姿がどこへ行ったかわからなくなっているというのがこの案だと私は思うのですね。 ...全文を見る
○坂口委員 私の方は考えてから走ると言っているのですし、大臣の方は走りながら考える、こういう話でございます。しかし、これはかなり問題があるというふうに思います。  それから、先ほどの認定の問題にいたしましても、本人の意向を尊重するということでございますから、それは私は結構だと思...全文を見る
○坂口委員 なぜ私はこんなことを聞くかといいますと、現場が混乱するから私は聞いているわけです。  今も御指摘になりましたように、看護というのは、これは病気の回復または予防のための援助であり、介護の方は、これは日常生活に対する援助と言えば簡単明瞭ではないかというふうに思っておりま...全文を見る
○坂口委員 今のお答えは、看護の中には介護は大体含まれておるという御答弁ですね。(羽毛田政府委員「重なっている部分がある」と呼ぶ)重なっている部分があるというのは、それは必ずしも看護の中に介護は入っていないという部分もあるということですか。簡単に言ってください。  もう一つは、...全文を見る
○坂口委員 聞けば聞くほどわからぬようになりますが、今おっしゃりたいのは、それじゃ看護と介護は別だというふうに今おっしゃりたかったわけですね。そういうふうにとらせてもらってよろしゅうございますね。  それで、このヘルパーさんというのは、いわゆる業務独占ではないわけですね。業務独...全文を見る
○坂口委員 いや、私が聞いているのは、その業種をどうするのですかということを聞いているのです。ヘルパーさんの業種を一体どうするのですか、今のままにしておくのですかということを聞いておるわけです。  病院の中におきましては、医師がおり、そして看護婦さんがおります。私は、医学と看護...全文を見る
○坂口委員 いや、働いている人数が多い少ないではなくて、病院は介護福祉士というのを認めているのですか、きちっと位置づけているのですか、そこを聞いているわけです。数の多い、少ないを聞いているわけではない。
○坂口委員 そうですね。その延長線上が老人保健施設にも来ているわけで、老人保健施設においても、ヘルパーさんというのは本当の位置づけというのはないわけですよ。だから、資格を取っている人も取っていない人も同じように扱われているということなんですね。きちっとした扱いがされていないという...全文を見る
○坂口委員 今の答えは、しないということですね。長々と答えてもらったけれども、しないということですね、一言で言えば。それじゃこの介護保険、これはもうやめておきなさいよ。現場で一番中心になってやるのはヘルパーさんでしょう。ヘルパーさんが中心になって、チーフになってやるのじゃないので...全文を見る
○坂口委員 それは大臣にしては割にあいまいな答弁だというふうに私は思いますね。  業務独占でなければならないかどうかということ、そこまで私も言い切りませんけれども、しかし、そこに何かの資格を与えて、そしてやれるという体制をつくらないと、だれでもできる職種ということにしておいたの...全文を見る
03月19日第140回国会 衆議院 厚生委員会 第6号
議事録を見る
○坂口委員 公述人の先生方、お忙しいところをありがとうございます。  多くの皆さんにお聞きをしたいわけでございますが、時間の制約がございますので、お三人にだけお聞きをさせていただきたいというふうに思います。  祐川公述人と赤倉公述人と対馬公述人の三人にお開きをしたいと思います...全文を見る
04月04日第140回国会 衆議院 本会議 第22号
議事録を見る
○坂口力君 私は、新進党を代表して、ただいま議題となりましたいわゆる駐留軍用地特別措置法の一部改正案、すなわち日本国とアメリカ合衆国との間の相互協力及び安全保障条約第六条に基づく施設及び区域並びに日本国における合衆国軍隊の地位に関する協定の実施に伴う土地等の使用等に関する特別措置...全文を見る
04月16日第140回国会 衆議院 外務委員会 第9号
議事録を見る
○坂口委員 それでは、引き続いて質問をさせていただきたいと思います。  私に課せられました条約は、海上人命安全条約議定書と満載喫水船条約議定書の二つでございまして、党内で割り振りをいたしましたら、大変難しいのが私に当たりまして、正直なところは、いささか質問させていただくのに困っ...全文を見る
○坂口委員 ちょっとよくわかりませんでしたが。ハル以外の構造といいますとどんなことになりますのかよくわかりませんが……。  私こう拝見した感じでは、「船体」というのと「船舶」という場合、「船体の強さ」といいますとこれはストラクチャー、構造上のものだけを何か指すような気がいたしま...全文を見る
○坂口委員 では、ぜひそれはお願いをしたいと思います。わかりましたらまたお教えをいただきたいと思います。  この人為的ミスということを考えました場合に思い浮かべますのは、適正な人員の配置でありますとか、あるいはまた人材教育の問題です。人はきちっといたけれども、それ相応の教育を受...全文を見る
○坂口委員 それはそのとおりなのだろうというふうに思いますが、実際問題として一年間に事故を起こしている千七百そうからの船があるわけであります。人も八千人からその中に含まれている。その原因はもう既に解明されて、先ほど私が読み上げましたように、さまざまな人為的要因による原因がある、こ...全文を見る
○坂口委員 ありがとうございました。  ただ、私いただいた資料は平成七年度だけの資料しかないわけですが、もう少し数年単位で見ました場合に、この事故の数は減ってきているのでしょうか。これはどうなのでしょうか。
○坂口委員 ほぼ横ばいということは、いろいろと指導をしておるけれどもその効果が出てきていないということなのでしょうか。それとも、船の数だとか乗船する人がふえているから、それは数がふえているから、横ばいだけれども、よくなってきているということなのでしょうか。そこはどうなのですか。横...全文を見る
○坂口委員 このほかに、いわゆる船を運航する人たち、働く人たちではなくて、いわゆる乗船者の問題もあるわけでございますが、乗船者の問題も恐らく条約等ではいろいろと議論をされてきているのだろうというふうに思います。  時間がなくなってまいりました。今申し上げましたようないろいろさま...全文を見る
○坂口委員 要救助船舶の原因別の中で、材質でありますとか構造上の欠陥というのは七%ということになっておりますので、全体としては比較的少ないわけですが、これもゼロではございませんので、さらにひとつこの辺につきましても、御注意をいただくようにお願い申し上げたいと思います。  さて、...全文を見る
○坂口委員 ありがとうございました。  もう一つ、私たちにわかりにくいのは、このMRTAの犯人たちが、彼らは彼らだけで行動をしているのか、それとも外部の、彼らの仲間なのかあるいは同じようなグループなのか、そうした外部との連携のもとに彼らが行動しているのかとい うことがわかりに...全文を見る
○坂口委員 昨日の新聞でございましたか、犯人が、事件が解決をしますとき、外国に出ますときに、人質として日本人を連れていくといったようなことを言っているというようなニュースが流れております。これは人質の人たちが言われたことが外部に漏れたのかどうなのか、よくその辺はわかりませんけれど...全文を見る
○坂口委員 ありがとうございました。
04月16日第140回国会 衆議院 厚生委員会 第17号
議事録を見る
○坂口委員 大臣、大変お疲れと思いますが、何となく顔色がこちら側から見ますと青く見えまして、質問させていただくのもいささか気にかかりますけれども、引き続きまして質問をさせていただきたいと思います。  多くの皆さんからさまざまな角度からの御質問がございまして、私のお聞きするところ...全文を見る
○坂口委員 私も上げることを今直ちに肯定するわけではございませんが、大臣が医療保険の問題を審議をしておりますときに年金のお話に触れられたということは、私は意義があると思っているわけです。  というのは、社会保障の問題全体として年金、医療、福祉を考えていかなければならないわけであ...全文を見る
○坂口委員 ありがとうございました。  年金の問題ももちろん出ているでしょうし、医療の問題も出ているし、福祉の問題も出ているだろうというふうに思いますが、それが有機的な結合の中でどうなるかという議論がされているかどうかということが大事だろうと思うのです。個々ばらばらに、年金は年...全文を見る
○坂口委員 あちらを立てればこちらが立たずというのは、この法案が通っても通らなくても変わらないわけでありまして、それはもういつまでもつきまとうことは事実でございます。  したがって、どうせそれはつきまとうわけでありますし、厚生省の皆さんの頭の中では、これが一番いいというのはもう...全文を見る
○坂口委員 私も、負担が多いとか少ないとかいうことを申し上げているわけではありません。それは少ないにこしたことはありませんけれども、現在の状況を考えましたときに、応分の御負担をいただかなければならないことになるだろう、そう思っております。  しかし、負担の多い少ないよりも、その...全文を見る
○坂口委員 大臣と私の間でそんなに大きな意見の違いがあるとは思いません。しかし、話が、順序が逆になっている、裏表になっているだけでございます。  大臣は、今回出されたこの法案は、だから具体案を出した、こうおっしゃいますけれども、確かに具体案を出されましたけれども、基本を明確にせ...全文を見る
○坂口委員 もう一つだけつけ加えさせていただきたいと思いますが、薬の中でも漢方薬系統のものがございます。ややもいたしますと、これは保険を切られそうになるわけでございますが、だんだんと漢方薬に対する大学あたりの取り組みも多くなってまいりまして、大学の中で漢方薬の講座を持つようになり...全文を見る
04月22日第140回国会 衆議院 厚生委員会 第19号
議事録を見る
○坂口委員 きょうは、参考人の先生方にはどうもありがとうございます。お礼を申し上げたいと存じます。  新進党の坂口でございます。  鷲尾参考人と糸氏参考人、そして広井参考人のお三方にひとつお聞きをしたいと思います。  老人医療に対してでございますが、先ほど鷲尾参考人の方は、...全文を見る
05月07日第140回国会 衆議院 厚生委員会 第24号
議事録を見る
○坂口委員 質問の機会を与えていただきましてありがとうございます。  総理にお聞きをいたします前に、きょうは与党三党の代表の皆さんもお座りでございますので、一言だけ、先にお聞きをしておきたいと存じます。  昨夜からけさにかけまして、与党三党のこの修正案がまとまり、それがマスコ...全文を見る
○坂口委員 きょうは総理の御出席をいただいておりますので、総理にお聞きする時間が短くなりますから、また政党間の問題は後に回させていただくといたします。  さて、総理、この厚生委員会におきましても、かなりな時間を費やしましてこの法案の審議が続いてまいりました。非常に熱心な議論であ...全文を見る
○坂口委員 超高齢社会を迎えまして、また、少子社会を迎えまして、医療制度が大変難しい状態にあることを私たちも十分によく理解をいたしております。国民の皆さん方に御負担をいただかなければならない問題は、やはり率直に申し上げなければならないとも思っているわけでありますし、また、医療従事...全文を見る
○坂口委員 ただいま総理から医療保険制度の問題につきまして詳しくお話があったわけでございますが、今回の与党三党の合意案を拝見をさせていただきますと、二項めに、「医療保険制度の抜本的改革の中心は、診療報酬制度、薬価決定方式、高齢者に関する医療保険制度等であることを確認する。」こう書...全文を見る
○坂口委員 そのことがこの文言に出ていないわけでございます。一番考えなければならないのは、現在の社会保障制度の中で年金、医療、福祉、そうしたものをどのようにこれから位置づけていくか。それぞれ、医療は医療、あるいは年金は年金、あるいは福祉は福祉というふうにばらばらに考えるのではなく...全文を見る
○坂口委員 厚生大臣はこの委員会での答弁で、できるだけ早く厚生省としての医療制度に対する考え方をまとめたいという発言をされました。先ほどから指摘をいたしておりますように、医療制度の改革につきましても、ただ単に現在の医療保険の中での使い方の改革もあれば、保険も全部含めての改革の問題...全文を見る
○坂口委員 その決意どおりに、ぜひひとつお願いを申し上げたいと思います。残念なのは、それがこの審議の間に出てこなかったことでありまして、できることならばこの審議の最中にそのアウトラインだけでも示してほしかった、そう思うわけでございます。  それにつけましても、先ほどから何度か申...全文を見る
○坂口委員 この薬剤費の問題は、薬剤を出しますときの保険点数とのかかわりも大きいと思います。むしろ私は、診療の際の保険点数、そして薬剤治療に対する保険点数、そうした保険点数のあり方が現在のこの状況を招いていると考えております。  したがいまして、その根幹にかかわるところを直すこ...全文を見る
○坂口委員 今御指摘をいただきましたように、医療制度の中には改革をしなければならない点が多々あるわけでございます。看護婦さんの問題や保健婦さんの問題はその一つかと思います。むしろ最近は、医師よりも看護婦さんや保健婦さんの方を重要視する声すらあるわけでありまして、いい看護婦さんの病...全文を見る
05月21日第140回国会 衆議院 厚生委員会 第27号
議事録を見る
○坂口委員 介護の質問に入ります前に、健康保険法が先日この委員会を通過いたしまして、参議院の方に参りました。それで、この委員会を通過いたしますときに修正案が与党の方から出たわけでございますが、通過いたしましたら、もうその直後に再び修正の話が出ておりまして、これは一体どうしたことか...全文を見る
○坂口委員 そうあっさりと賛成をされますといささか拍子抜けをいたしますが、賛成していただきましてありがとうございます。私もそう考えておる次第でございます。介護保険の方も、通過しましたら、直後にまたあれはいけないのでまた修正だというような話にならないように、ひとつお願いをしたいと思...全文を見る
○坂口委員 そうしますと、今回の介護保険におきましては、その財源は、一割は自己負担、そしてその残りにつきましては五〇%が国及び県及び市町村、こういう割合になっております。いわゆる公費負担になっております。そして、三三%の部分がいわゆる二号保険でありまして、これは、青壮年と申します...全文を見る
○坂口委員 それはそのとおりなんだろうというふうに思いますが、これは重要な影響を与えると私は思うのですね。介護保険のこの形を抜きにして、介護保険は介護保険、あれは別でございます、医療保障制度は別途こういうふうな形にします、完全に違った形のものを出すというのは難しいのではないか、や...全文を見る
○坂口委員 今の御発言は、あるいはこの介護保険の枠組みとは違ったものを出す可能性もなきにしもあらず、そのときにはこの介護保険をもう一度改めてもらうこともあり得る、こういう御発言だというふうに承りました。  そういたしますと、今もう既に、きょうは五月の二十一日ですか、五月もかれこ...全文を見る
○坂口委員 いや、私は答弁が悪かったとかなんとか言っているわけではなくて、大臣の答弁は非常に素直であったと私は受けとめているわけです。当然、そういう答弁でしかるべきだというふうに思っておりまして、これから後の医療保障制度全体の枠組みのあり方次第によっては介護の方も変わる可能性とい...全文を見る
○坂口委員 それならそれで一貫しておりますので、わかりました。  ということは、この介護保険制度の枠組みがかなり大きな影響を与えるというふうに私は理解をせざるを得ません。そういう意味では、これは介護保険法案だけにかかわらず、将来の重大な問題をこの中に秘めていると私は思います。そ...全文を見る
○坂口委員 私はもう寝たきりになってぼけかけておるわけですから、わかりやすい説明をしてもらわなければいかぬわけで、今のではどうもよくわからない。どういう人をするかしないかは直接は市町村がやるのでしょうけれども、しかし、その指針は、これは厚生省が出されるわけでしょうね。そう理解して...全文を見る
○坂口委員 支給限度額だけではなくて、サービスの方も、こういう人までは見てもよろしいよ、あるいは見ることができますよ、しかし、全体の中でそういう人が余り多くなってしまうと、これは皆の負担も大変かかり過ぎますし、介護さんの数も、多くなってくるから、このぐらいにとどめなきゃいけません...全文を見る
○坂口委員 先ほど山本議員の質問にもありましたが、個人の出します最高額というのは、もう一遍改めて聞きますけれども、それはどのぐらいになりますか、個人が負担をしなきゃならないのは。全体の一割ということになりますが、それには上限があるのですか、ないのですか。どうですか。
○坂口委員 わかりました。  そうしますと、ある程度自己負担というのは当然のことながらあるわけですが、市町村も、非常に高齢化の進んでおります市町村と、そうでない市町村がありますね。高齢化率十数%の市町村が多いと思いますけれども、そうではなくて、数年前には三〇%になって珍しいとい...全文を見る
○坂口委員 先ほど私は、ひとり暮らしで、そして動けなくなったときに一体どうするか、それは本当に見てくれるのかどうかということを申しましたが、厚生省が在宅介護サービスとして幾つかの表をお出しになっておりますけれども、その中で、ホームヘルプサービス週十四回というのが一番多いのでしょう...全文を見る
○坂口委員 そうしますと、自己負担のできる裕福な人であればこれはいいですね。自己負担ができる裕福な人であるか、さもなくば厚生省が示した指針以上のことをしてくれる裕福な市町村に住むか、あるいはその両方かであればやれるけれども、非常に厳しい財政の市町村に住んで、十分な資財がないという...全文を見る
○坂口委員 誤解のないようにしていただきたいと思いますけれども、私はどんな人でも、どんな重症の人でもみんな在宅で見ろということを申し上げているわけではありません。見れないのなら見れない、重症の人は施設の方でお願いをしますというのは、私は、それはそれで一つの方法だと思うのです。それ...全文を見る
○坂口委員 重度以下と言われますけれども、重度以下といったら、重度も一緒にもって下がるわけですから、入るわけですから、重度でない人たちを見る場合にはいいけれども、重度の人たちはなかなか見れないこともある、こういう意味だと思うのですね。したがって、重度の人は施設へどうぞ行ってくださ...全文を見る
○坂口委員 わかりました。  そうしますと、その辺の話は、自治省、大蔵省、ついているわけですね。そうすると、非常に高齢化率の高い町村でも、その心配は要らない、この介護については心配要らない、それぐらい――今おっしゃったその計算の仕方がどのぐらいな計算の仕方でどのぐらいつくものな...全文を見る
○坂口委員 ちょっとよくわからぬね。それでどのぐらいできるものなのか、本当に心配が要らないのか、それともどれぐらい付加されるものなのか、よくわかりませんが、とにかく町村の場合の高齢化率の非常に高いところについての配慮というものが、これはなければならないのだと思うのですね。それでな...全文を見る
○坂口委員 それはそうです。それは、すみ分けはきちっとできているのでしょう。できていなければ、これは大変混乱するわけですから、そこはできていると思いますが、しかし、そうしますと、今の療養型病床群というのは、このままずっと続けていく、そしてここに多くの人が流れ込んでくるということに...全文を見る
○坂口委員 時間が参っておりますので、もう一つだけお聞きしておきたいと思います。  介護を受けるというのは、これはできれば介護を受けるような人をつくらないということが一番大事なことだと思うのですね。受けるように皆してしまってはいけない。できるだけ寝たきりをつくらないということに...全文を見る
○坂口委員 最後に、大臣に一言だけ伺って終わりにしたいと思います。  いろいろ聞きましたように、この介護保険というのはかなり欠陥部分もある。また、宣伝文句と中身との違うところもある。必ずしも言われているとおりの内容にはなっていない。突き詰めていくと、かなり内容は厳しい部分もある...全文を見る
○坂口委員 終わります。
08月26日第140回国会 衆議院 厚生委員会 第36号
議事録を見る
○坂口委員 新進党の坂口でございます。  大臣は、この医療の制度改革について九月までに皆さんの前に発表するということを約束されたわけでございますが、予定どおりここに案を示していただきました。改革の内容全般が我々と一致するわけではございませんけれども、評価する点も多いと私個人は考...全文を見る
○坂口委員 医療制度ももちろん大事でございますが、やはり一番の基本になりますのは年金ではないかというふうに私は思っております。したがいまして、これから先、年金がこのままでいけるのか、あるいはこの年金を改正をし、そしてもう少し年金の額を下げていかなければならないのか、これから先大き...全文を見る
○坂口委員 大臣の言葉に逆らうようでございますが、なかなかそうはおっしゃいましても難しいのだろうというふうに思っておりまして、恐らくまあ第二案の方に行くのだろうというふうに思います。  それで、保険制度の改正の中で、これはいろいろな点から改正をしなければならないわけでありますが...全文を見る
○坂口委員 そこが問題だというふうに指摘をしておきたいと思います。この医療保険という制度の中で余りにも多額の額を高齢者に回さなければならないということになれば、この保険という制度の意味するもの、基本の中で大変無理が生じてくる。そこをどうするかという問題は、新しいこの厚生省の案でも...全文を見る
○坂口委員 時間がございませんから、ぜひひとつそこのところは慎重に御検討をいただきたいというふうに思います。  この医療の評価につきましては、現在までは、医療行為が行われるとそれに対するどれだけという評価であったわけであります。したがって、医療行為を少なくする、すなわち早く疾病...全文を見る
○坂口委員 ありがとうございました。
10月02日第141回国会 衆議院 本会議 第3号
議事録を見る
○坂口力君 私は、新進党を代表して、日本が直面する諸問題について、橋本総理の真意をお伺いをしたいと存じます。  今、私たち政治家の前には、三つのガイドラインが重要な検討課題になっております。一つは政治改革の指針であり、他の一つは日米防衛協力の指針であり、残りの一つは少子・高齢化...全文を見る
11月28日第141回国会 衆議院 外務委員会 第5号
議事録を見る
○坂口委員 小渕外務大臣に対しまして、初めての質問をさせていただきます。どうぞよろしくお願い申し上げたいと思います。  既にもう同僚の議員の皆さん方からさまざまな問題につきましての質問がございまして、重複をするところもございますが、ひとつお許しをいただきたいというふうに思います...全文を見る
○坂口委員 この問題は、私は本会議におきます質問でも指摘をさせていただいたところでございます。我々外から見せていただいておりますと、このODAの一〇%削減というのは、何となくいとも簡単に決まったという感じを受けました。  日本の予算が非常に厳しい状況にありますことは私たちも十分...全文を見る
○坂口委員 この基本理念も三つ書かれておりまして、一つは、開発途上国に対します道義的役割、当然のことでございますが。加えまして、日本の平和、安定、繁栄のため、これは日本の国益にもなることであるというふうに書かれておる。また三番目には環境保全が挙がっておりますが、この環境保全の問題...全文を見る
○坂口委員 そういたしますと、今言われましたODAの中でいくわけでございますから、ほかのところにさらにまたしわ寄せが行くということもあるわけでございますので、それは配分の問題でございますからやむを得ないことというふうに思いますが、ぜひ、そうした新しい分野も出てまいりますので、ひと...全文を見る
○坂口委員 そういたしますと、もうかなり日程的にもないわけでございますが、二日まで、一日、二日の間にも決定をしていただくということになるわけでございます。この三原則を見ました場合に、かなり日時もたっておりますので、この精神はもう変わらないことだというふうに思いますが、文言そのもの...全文を見る
○坂口委員 それでは、ぜひよろしくお願いを申し上げたいというふうに思います。  それでは話題を変えまして、経済問題を一つお聞きをしたいというふうに思いますが、東南アジアが金融危機に見舞われました。タイはバーツを切り下げましたが、マレーシア、インドネシア、フィリピン、台湾、香港、...全文を見る
○坂口委員 私の手元に米国新聞論調週間報告がございますが、この中を見ますと、十一月十七日付のニューヨーク・タイムズでございますけれども、そこにシャアノウ氏という国際経済金融専門の方の論文が出ているようでございます。十一月十七日と書いてございますが、私はニューヨーク・タイムズをずっ...全文を見る
○坂口委員 先ほどのニューヨーク・タイムズの論文を、必ずしも一〇〇%私がうのみにするわけではございません。一つの見方であろうというふうにとっております。しかし、そういう見方もあるということは我々もよく理解をしておかなければなりません。  各企業、あるいは金融界なら金融界だけを見...全文を見る
○坂口委員 外務省ですからそんな大きなものはないのだろうというふうに思いますが、ひとつお取り組みをいただきたいというふうに思います。  さて、また話題を変えさせていただきまして、日ロサミツトに私も一言触れさせていただきたいというふうに思います。  これは、橋本総理の言葉をおか...全文を見る
○坂口委員 ぜひそうであってほしいと私も念願をいたします一人でございますが、そういう記事もございますので、いささか心配をしているというのが実情でございます。  先ほども同僚議員の方からの質問にございましたが、小渕外務大臣は、外務大臣におなりになります前にロシアを訪問されましたし...全文を見る
○坂口委員 ぜひお願いを申し上げたいというふうに思います。  時間がなくなってまいりまして、COP3のことを聞く時間が非常に短くなりましたが、環境庁にお越しをいただいております。  この温暖化ガスのことにつきましては、これはもう今さら申し上げるまでもありませんが、どこかの国が...全文を見る
○坂口委員 時間がなくなりましたから、もう外務省の方からお聞きすることはやめたいというふうに思います。各国の間の調整等をやっていただかなければならないわけでございますが、アメリカと日本とEUとそれぞれ違う数字も出しておりますので、それらを足して三で割るとかというようなことではなく...全文を見る