坂倉藤吾

さかくらとうご



当選回数回

坂倉藤吾の1980年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月06日第91回国会 参議院 逓信委員会 第2号
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○坂倉藤吾君 先ほど大臣の所信表明をお伺いをしたわけでありますが、大臣のこの所信の先ほどの表明は、大変聞きにくいところをずばり聞かしてもらうわけでありますが、大臣のいわばこれからの決意が秘められての表明だというふうに私は受けとめたいわけでありますが、率直に申し上げて、事務当局が大...全文を見る
○坂倉藤吾君 この所信の冒頭にKDD問題で遺憾の意の表明があったわけですね。遺憾であったと、こういうふうに言われているわけであります。通常「遺憾」という言葉の意味は、十分でなくって、したがって心残りがするというのが常識であります。それ以上の私は遺憾という言葉の中に意味はなかろうと...全文を見る
○坂倉藤吾君 私は、先ほどKDDの増田社長は、不祥事に対しておわびをいたします、これは当事者でありますから当然の話でありますし、ただ当事者というと大変語弊があるかもしれませんが、しりぬぐいを決意をして就任をされたんでありますから、会社の不祥事に対しておわびを申し上げるというのは素...全文を見る
○坂倉藤吾君 そうしますと、これは事件に対する直接的な監督の問題と、これからのKDDの経営、運営を含めての将来の問題と区分をいたしまして、二つあると思うんですね。  そうしますと、この事件そのものに関して、たとえばマスコミ報道その他によりますと、郵政省内のしかもきわめて上層部に...全文を見る
○坂倉藤吾君 そこまで調べられまして、結論としてはそれに対してどう取り扱いを指示をされておるんでしょうか。
○坂倉藤吾君 そうしますと、調査をして贈答を受け取ったりあるいはみやげ物をいただいたりあるいは御相伴にあずかったり、こういう形の事実はあったけれども、社会通念を超えない、こういうふうに判断をしてそれは無罪放免だと、こう結論を出した、これでいいわけですか。
○坂倉藤吾君 社会通念上の郵政省における基準があればひとつお聞かせをください。
○坂倉藤吾君 これ以上聞きましても基準が出てこないと思いますのでやめますが、そこで問題は、こうしたことが行われることに対して、確かにいま社会通念的に許されるかどうかという一つの判断の問題がありましたけれども、少なくとも今日の状況の中でそれに対してこれからもやっていいということなの...全文を見る
○坂倉藤吾君 私は、従来までの郵政省の中において、たとえば大変問題になりました全逓との労使の関係等におきましても、組織に揺さぶりをかける段階で、現場の管理職が組合員の家を回って、そのときにきわめて世間通例的な手みやげを持って行った。それでも不当労働行為のいわゆる目的がある限り、こ...全文を見る
○坂倉藤吾君 たとえば後段でお話しになりました、会計検査院の対象にするという問題でありますが、たとえばその検査院の対象にするということによってKDDの会社の性格にどう影響するのか、私は大変な問題だと思うのですね。簡単にこういう事態が起こったから会計検査院の対象にするということだけ...全文を見る
○坂倉藤吾君 いま大臣がおっしゃるような趣旨合いだとしますと、私はこんなところであんまり文句をつけるつもりじゃないんですが、少なくとも私は、「業務の円滑な運営を図る上で」と言うのなら、そうして「明るく活力に満ちた職場をつくることが必要」だというふうに認めるんなら、少なくとも郵政事...全文を見る
○坂倉藤吾君 この特別措置法の関連からいきますと、郵政省が直接名前が出てないんで事業的に取り組みが弱いのかなという気がするわけでありますが、郵政省としてのいわゆる同和対策の分野というのが相当私は大きなウエートを占めている、率直に言ってこういう気がするわけであります。これは全国津々...全文を見る
○坂倉藤吾君 あと一分しか時間ありませんから突っ込んだ話はできませんから、いま申し上げました郵政省のたとえばポストの例等は、これは秋草総裁、後ろに見えていますが、これは質問するわけじゃありませんが、電通の場合の区域外の問題も同じような立場があるわけですから、ぜひひとつそれは御理解...全文を見る
03月15日第91回国会 参議院 予算委員会 第9号
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○坂倉藤吾君 五十五年度の予算の社公民の共同修正が衆議院で提出をされました際に、政府回答の中で、環境アセスメント法につきまして関係閣僚協を設置して、そうして法案の提出の調整に当たる、こういう旨の政府回答があったわけでありますが、その後努力が重ねられてきておるというふうに判断をする...全文を見る
○坂倉藤吾君 聞くところによりますと、昨十四日というのが本国会に対する法案の一応の締め切り日だと、こういうふうに伺っておったわけでありますが、この法案提出につきましては、どういう昨日の会議での内容になっておるのでしょうか。論議に上ったのか上らなかったのか、さらには上らせる必要がな...全文を見る
○坂倉藤吾君 伊東官房長官を軸にいたしまして大変熱心にお取り組みをいただいているという話はお聞きをしているわけであります。しかし、現実に当初予定の十四日の日に間に合わなかったということは、いまも答弁のありましたように、相当多くの中心的な課題としての問題が残されておる、言うなら未調...全文を見る
○坂倉藤吾君 この問題は五年来の問題でありまして、確かに関係省庁は十八ある、こういうふうになりますから、相当その調整というのは広い範囲だけにむずかしかろうというふうには思いますが、少なくとも今日、十八の各関係省庁がばらばらでは、とてもじゃないけれども不可能だと思わざるを得ません。...全文を見る
○坂倉藤吾君 それじゃ、私の方からお聞きをしますが、通産省はどういうところに問題ありとしておるんでしょうか。さらに建設省はどうですか。運輸省、農水省、国土庁、資源エネルギー庁、それぞれの庁の問題をひとつ明らかにしてもらいたい。
○坂倉藤吾君 関心じゃ困るんだ。
○坂倉藤吾君 いまずっとお聞きをいたしましたが、聞きましただけでも大変重大な問題であるにもかかわらず具体的に何も責任者が掌握をされてない、こういう感じを率直に言って私は受けました。そんなことで果たして煮詰まるものが煮詰まっていくんだろうか、こういう危倶を持たざるを得ません。私は、...全文を見る
○坂倉藤吾君 一般的に総論としての問題点は、実は環境庁の企画調整局から問答形式で出されている書類の中におおむね集約をされる、こういうふうに考えるわけですが、この資料によりますと、問いの一が環境影響評価の法制度化については時期尚早ではないか、二つ目がこの法制度化よりもまず公害健康被...全文を見る
○坂倉藤吾君 これは政府間の具体的な煮詰めの問題に該当しませんか。
○坂倉藤吾君 通産大臣にお尋ねをいたしますが、通産省は環境庁の法案骨子に対して、通産省としての検討をした立場を踏まえて環境庁に質問が出されているというふうにお聞きをしますが、どういう内容の質問をされておるんでしょうか。
○坂倉藤吾君 それで、環境庁長官にお聞きをいたしますが、やりとりの中で環境庁の当初の法案に対する考え方というのは変化をしていくんでしょうか。
○坂倉藤吾君 いままでの答弁を聞きますと、昨年の情勢とほとんど進んでいない。進んでいるのは、大平総理が法案提出に向かって努力せよという、いわゆる促しを行われたこと、それから衆議院におきます予算審議の過程でそのことが公にされたこと、そして閣僚協が設置をされて、伊東官房長官が座長にな...全文を見る
○坂倉藤吾君 ここで、参考人として御出席いただきました山村さんにお願いをいたしたいんですが、本日は勝手を言いまして、遠路、御多忙のところを御出席いただきまして、ありがとうございます。  山村参考人は、長らく日本弁護士連合会の環境法部会長を務めておられますし、アセスメントに関して...全文を見る
○坂倉藤吾君 いまお述べをいただきました意見の中でも明らかなように、住民の範囲の限定の問題だとか、あるいは参加の手法の問題だとか、あるいはそれらの評価を求めるに当たってのいわゆる幾つかの計画、試案だとか、幾つか重要な課題が、当然これが準備をされなければならぬ、こうなっておるんです...全文を見る
○坂倉藤吾君 たとえば住民の範囲の問題等につきまして、実は他の法律をずっと調べてみましたら、どこにも住民の範囲を限定するような法律というのはどうも見当たりません。ただ、地方自治法の二百四十四条の二項に「住民」という言葉が出てくるわけなんですが、この辺は、このアセスの法をつくるに当...全文を見る
○坂倉藤吾君 その関係がよくわからぬのです。
○坂倉藤吾君 そうすると、たとえば原子力発電所等の事故が発生をしたとしたときに影響を与えるところのものは関係住民、その場合、これでいいんですか。
○坂倉藤吾君 これは二月十四日付で経団連から私あてに「「環境影響評価制度の立法化問題について」の意見」ということで送付をされてきております中に、適正な住民参加が期待できない、こういう表現や、同時に、「「反対のための反対」運動」、こういう表現、大変私は穏当を欠く表現だと思いますが、...全文を見る
○坂倉藤吾君 そういうふうに言っていただきますと話が非常に早く行くのでありまして、先ほど参考人の方からも意見を述べていただきましたように、私どもとしても、三月十一日の日に社公民三党が共同で法案に関しての申し入れを土屋環境庁長官にいたしたわけでありますし、その際、とりわけ日本社会党...全文を見る
○坂倉藤吾君 この種の答弁を環境庁長官がしなければならぬところにどうも問題がありそうであります。  これは、とりわけ意見として申し上げておきますが、耳に入ってきます情報からは、環境庁長官がどうもいい子になっているんじゃないか、先走ってもらっては困ると言って足を引っ張っている閥僚...全文を見る
○坂倉藤吾君 次に、下水道の関係に移りたいと思いますが、下水道の今日の整備状況、これは公共下水道、流域下水道、都市下水路の三区分に従って概況をお聞かせをいただきたいと思います。
○坂倉藤吾君 いまのその進捗状況というのは、当初計画から見て順当なんでしょうか。
○坂倉藤吾君 そのおくれておる最大の原因というのはどこにあるのか、把握をされておりますか。
○坂倉藤吾君 下水道法の第二条の二の一項の都道府県が定めます流域別下水道整備総合計画というのは、全国的にもう提出されておるんでしょうか。
○坂倉藤吾君 第二条の二の四項によりますと、これは建設大臣が整備総合計画については承認をして、そうして事業実施に移っていくことになるわけですが、いまの答弁からいくと百四十九カ所、これは全国的に見て何%になるんでしょうか。
○坂倉藤吾君 質問に答えてもらいたいんですがね。流域別、しかも公有水面にかかわるところについては区域を設けて、その関係のところがそれぞれ協議をして計画を立てると、こうなっているんでしょう。これは全国周辺全部なんですよ。そのうちの先ほど言われました百四十九カ所というのは何%に当たる...全文を見る
○坂倉藤吾君 押し問答をしてもしようがありませんからやめますが、必要なところが区切られて、そしてそれを個所に設置をしたときに三百七十なら三百七十でいいんです。それなら三百七十のうちの百七十がもうすでに計画が完了してますよと、それは何%ですと、こう答弁すればいいんじゃないですか。 ...全文を見る
○坂倉藤吾君 進める基本方針は、いま大臣御答弁がありましたように、流域下水道のメリットを重視をして、これを中心にしている、こういうことであろうと思うんですが、現実にはその計画が全国各地で破綻を来している。今日、その流域下水道計画に参加をしておる市町村が、いつまでたっても完了しない...全文を見る
○坂倉藤吾君 いま、計画があってなかなか進んでいかない数が九と六というふうに示されましたが、その中にたとえば三重県の北勢沿岸下水道は入っていますか。
○坂倉藤吾君 福島の阿武隈川流域下水道、これは県北と県中とありますが、これはどうですか。
○坂倉藤吾君 長野県の諏訪湖流域下水道はどうなりましたか。昨年の十月の一日に運転を開始いたしましたが、その後どうなっていますか。
○坂倉藤吾君 いま長野県ではこの諏訪湖流域下水道について計画の見直しが行われておる、こういうふうに私は掌握をしているんですが、その辺はいかがですか。
○坂倉藤吾君 島根県の宍道湖、愛知県のいわゆる境川、刈谷市、岐阜の長良、これは一体どうなっていますか。
○坂倉藤吾君 いま、各地方自治体では流域下水道に対して補助率が公共下水道よりも高い、こういうことで、これによらざるを得ないという財政事情からこの計画に走りがちでありますが、真実は公共下水道で処理をしたい、こういった意見が相当強く出てきておりますが、この傾向については御承知いただい...全文を見る
○坂倉藤吾君 私は、本日は技術的、さらには科学的な立場でのこれのよしあしを言うつもりはありませんし、また論議をしてこなかったわけであります。しかし、流域下水道には全国各地域で問題が発生をしている、これは現実であります。したがって、そういう形では私は下水道はなかなか進んでいかないだ...全文を見る
○坂倉藤吾君 問題は、水利用の観点からいきましても、生活水準が進むに当たって、あるいは社会科学がどんどん進むに当たって、なるべく水は細かいサイクルで利用していくということが筋道であろうと思うのです。それを流域にまとめて大きくしているところにそもそも水利用の観点からいっても問題が発...全文を見る
03月19日第91回国会 参議院 公害及び交通安全対策特別委員会 第3号
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○坂倉藤吾君 少し次元を落としまして質問をいたしたいと思います。  先般長官の所信をお聞かせいただきましたが、私は長官の誠実なお人柄と組み合わせて考えてみまして、まず第一には石炭需要の拡大を予測しながらこの対策を熱心に検討しようとしている姿勢の問題、二つ目には化学物質への安全性...全文を見る
○坂倉藤吾君 まあ一カ所だけで評価をするわけにはまいりませんが、さらに二点目へ入りまして、二ページ目の後段のところにあるのですが、国、地方公共団体の関係なんですが、現状を前進さしてきたというとらえ方のところで、政府は地方公共団体と協力して現状を乗り切ってきたのだと、こういう表現に...全文を見る
○坂倉藤吾君 私は、国民の運動上から見た一つの評価というものは、少なくとも、先ほども言いますように、この環境公害の問題を論ずる限り、基礎に据えていかないと間違いを犯してしまうのじゃないかというのが一つあります。  それからさらに地方公共団体の問題が提起されていますが、少なくとも...全文を見る
○坂倉藤吾君 よくわかりました。ただ、今日の現状は、経済の低速性も加わりまして、産業界がきわめて大きな力で環境行政に対して産業推進の立場に重点を置いてむしろそれを後退させようとする動き、これは顕著であります。したがって、そのことときわめて大きな腹を据えたいわゆる論戦を展開せざるを...全文を見る
○坂倉藤吾君 重ねて聞くようでなんですが、いま後段で述べられました、たとえば基準達成、維持に向けて努力する分野が残っている、これはそれなりに読めば、あるいはお聞かせをいただければ、それはわかることなんです。しかし、現実的に、冒頭にも申し上げましたように、たとえばNO2の基準緩和に...全文を見る
○坂倉藤吾君 次に、各種大規模開発の実施に当たってなんですが、これはアセスメントの実施等万全の配慮をしていくというのは、まあずっと一貫してその基本について承継されておる、こういうふうに理解はするのですが、本年の場合、ことさらに水質と交通の分野というものを持ち出しましたね。なぜ私こ...全文を見る
○坂倉藤吾君 個別の問題は問題としましてそれはそれなりにいま長官の言われることはわかるのであります。ただ、今日の環境行政全体を通じて考えてみましたときに、固定発生源のいわゆる責任を薄めていこうという動きが大変強いわけですね。そういう全体の流れの中で、とりわけ日常生活に関係するもの...全文を見る
○坂倉藤吾君 とりわけその中で環境庁がそれにかかわって権限をどうこうするという問題ではないのですか。
○坂倉藤吾君 まあきょうはそれ以上突っ込まないことにしておきます。  次に、交通問題に関する懇話会、これは長官の意見聴取の場としてお持ちになっている。ただいま大気局で交通公害対策検討会ですか、これは前々からつくられている。そこで、最近の懇話会の活用の仕方と言うと悪いのですが、大...全文を見る
○坂倉藤吾君 せっかくおつくりになった懇話会ですから、十分に活用をいただくのは私も結構だと思います。ただ、交通政策そのものからいきますと、たとえば都市計画も含めまして日本の国土全体を見直す作業になるだろうと率直に言って考えるわけですね。たとえば道路の問題にいたしましても、道路自体...全文を見る
○坂倉藤吾君 問題は、論議をしておるだけならこれは論議なんです。しかし、具体的に対策ということになれば、それに伴う幾つかの施設、いわゆる事業を伴っていかないと対策になりませんね。事業をしていこうとすれば、いまお話がありましたように関係の各省庁が出てくる。ところが、住民の側からなが...全文を見る
○坂倉藤吾君 次の問題に移りますが、PCBの関係なんですが、これは以前にも私質問を若干いたした覚えがあるわけですが、国内にカーボンの問題等含めますと大体大別して三つの種類ということになろうと思うのですが、おおむね三万トンとかなんとか言われるのですが、これらの保管の状況というのはそ...全文を見る
○坂倉藤吾君 そうしますと、たとえばトランス、コンデンサーその他現に使用中のもの、それから使用命数が尽きて保管中のもの、幾つかあるわけですね。そうしますと、使用中のものについては、それなりの注意をして、いわゆる管理台帳その他どこにいつまで使えるものがどういう状況になっているかとい...全文を見る
○坂倉藤吾君 そうしますと、台帳はそれぞれの事業者が持っておるだけでしょうか、それとも、たとえば行政関係あるいは地方、こういう関係できちっとまとめておるのでしょうか。
○坂倉藤吾君 地方自治体はそのことについて承知できるようになっておるのですか。
○坂倉藤吾君 事業者とそれからその事業所の所在する地方自治体との関係というのは、幾つかの問題で密接なかかわりを持っていますね。そういう意味からいきますと、たとえば協会は協会でいいのですが、少なくともこの監視に行ったりいろいろする立場からいきますと、むしろそういう行政の担当のところ...全文を見る
○坂倉藤吾君 その立ち入り検査の実施状況というのは掌握されていますか。私の聞いている範囲では、立ち入り検査はたてまえになっているけれども、具体的にその立ち入り検査がきちっと定期的に整理されましてそして行われたという話は余り聞かないのです。たてまえと実際運営というのはそこに相違があ...全文を見る
○坂倉藤吾君 ぜひひとつ説明をいただきたいと思います。  それで、問題は、ただ使用済みになったものが蓄えられるということ、それからもうすでに廃液になったものあるいは未使用のものを含めまして蓄積されている、それから回収された特にノーカーボンなどがある、それらをそのまま置いておいて...全文を見る
○坂倉藤吾君 いまのところ、具体的に焼却を含めたこれをなくしてしまう措置というのが見つかっていないのですから、見つかっていないやつを早くしろと言ったって無理な話になると思うのですが、少なくとも当初方針が定まってくれば、もちろんこれは相手との契約の関係その他が成立しないとだめなこと...全文を見る
○坂倉藤吾君 そうしますと、いわゆる地元の関係の合意が得られなければこの計画は進めないというふうに受けとめていいのですか。
○坂倉藤吾君 地元の合意を得るためには、地元から幾つかの問題が提起されておりますね。そういう問題について、きわめて科学的あるいはデータ的に整備して解明しなきゃならぬ課題がたくさんあると思いますが、きょうはその一つ一つを私は取り上げるつもりはありませんが、そういう地元の問題提起に対...全文を見る
○坂倉藤吾君 先ほどの論議でもいたしましたように、一番困るのはそれなんですよ。幾つか、地元の方は、地元の感覚で、あれも問題だ、これも問題だ、こうなりますね。ところが、その問題の種別によって全部答弁をする責任の所在が違うわけですからね。そうなりますと、責任を持ってその事業を進めてい...全文を見る
○坂倉藤吾君 たとえばブイの安全性の問題だとか、日本海という状況の中で気象の関係その他からいって、果たして活用度合いというのは一体どうなのかとか、あるいは自然の魚礁とのかかわりでどこに設置したら一体どういう影響があるのだろうかとか、幾つかの問題がございますね。したがって、そういう...全文を見る
○坂倉藤吾君 終わります。
03月24日第91回国会 参議院 予算委員会 第14号
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○坂倉藤吾君 最近、砂糖のいわゆる原糖の国際価格の値動きがきわめて激しい、こういうふうに承っておるわけでありますが、この高値傾向が続いておる今後の見通し、これについて説明をいただきたい。
○坂倉藤吾君 急に値上がりがあり、いま少し落ちついておるというふうに見ておりますが、その値動きの原因は一体何ですか。
○坂倉藤吾君 砂糖は前々からきわめて投機的要素が強いというふうに言われておりますが、その要素は依然として変わらないわけでしょうか。
○坂倉藤吾君 国内におきます砂糖の価格安定とそれから需給の調整については、糖安法それから売り戻し特例法、この二つの法律で支えておるわけでありますが、    〔理事安田隆明君退席、委員長着席〕 この糖安法、売り戻し特例法、それらの役割りは現にどう機能しておるんでしょうか。
○坂倉藤吾君 そうしますと、特に数量的に規制をしているいわゆる需給調整の分野というのは、いま答弁ありましたように、四半期に区切って各企業別に割り当てをしている、こうなるわけでありますが、そのシェアの各企業への割り当ての基準は一体どこから設定をしておるのでしょう。
○坂倉藤吾君 今日まで農林水産省で割り当てたシェアというのは、各企業の中で実績としてそれは守られておるのでしょうか。さらにまた、守られているかどうかのチェックはどこでどのような手段でやっているのか、説明をいただきたい。
○坂倉藤吾君 具体的にお聞きをしていきたいのですが、神戸精糖株式会社、これに対するシェアはどうなっていますか。
○坂倉藤吾君 シェアが五・一〇八、五十四年七月から九月期、これは数量に引き直しますと三万四千六百四十九トン、こうなりますが、いいですか。
○坂倉藤吾君 この神戸精糖で五十四年の七月から九月期のいわゆる期中に生産不能が生じておりますが、その生産不能の量並びに生産不能になった分の取り扱いというのは一体どういうふうに措置をされているか。
○坂倉藤吾君 いま不能になりました数字を言われましたが、私の調査と少し数字が違います。私どもの方では、七月期四千三百トン、八月期四千三百三十トン、九月期一千五百六十トン、計一万百九十トン、こういうふうに七月から九月のいわゆる生産不能分があるというふうに聞きますが一違いますか。
○坂倉藤吾君 私がいま申し上げました一万百九十トンのうち、先ほど説明がありました四つの会社に割り振りをしたものが七千五百五十トン。七千五百八十トンではなくて七千五百五十トン。社別に言いますと、東洋精糖二千七百五十トン、日本甜菜製糖が二千トン、日新製糖が一千七百五十トン、塩水港精糖...全文を見る
○坂倉藤吾君 いま説明がありましたのは、シェアを放棄をした分があなた方の数字で七千五百八十トン、こうなりますね。ところが、委託生産に回した分が二千六百四十トンあるんじゃありませんか。
○坂倉藤吾君 農林水産省が各精糖企業別に溶糖のいわゆるシェア割りをしている。そのシェア割りがその割り当てられた企業で消化ができない。できない分が農林水産省に、これはできませんということで相談があった。当然それはその部分について全社に配分をするのがいわゆる農林水産省の売り戻し特例に...全文を見る
○坂倉藤吾君 そうしますと、シェア割りはするけれども、シェア割りをしたものは会社の経営内容その他の判断によって他に自由に委託をしてもそれは農林水産省としてはかかわりがない、こういう見解になるんですか。
○坂倉藤吾君 質問に答えてもらいたいんです。
○坂倉藤吾君 委託が自由にそれぞれの企業で行われる、それを今日まで経過として認めてきたということになれば、シェア割りの意味合いというものは一体どうなるんですか。
○坂倉藤吾君 だから、農林水産省が数字を押さえておるのに、押さえた数字がそれぞれの企業別に自由にどこにでも委託ができたり、あるいはこれはできませんといって農林水産省に報告があったときに、それを会社側が指定をする会社に、そこにだけ割り当てをするということがシェア割りで数字を押さえて...全文を見る
○坂倉藤吾君 まともに答弁をしてもらいたい。いま論議をしているのは、特例法下におけるいわゆる数量割り当ての農林省が義務を持っている関係の中での質問をしているんでありまして、特例法がない前提での話じゃないんですから、きちっと答弁してください。
○坂倉藤吾君 大臣、いまの討論を一応お聞きになっておりまして、どういうふうに御判断いただきますか。
○坂倉藤吾君 そうしますと、私の地元に東海精糖という工場があります。これは実際には操業が停止をされています。原糖供給が絶たれたからです。ところが、ここには、いままでの委員会の討議経過からいきまして、当然東海精糖にはシェアがある。シェアの権利はあるが、原糖が入らないから工場が動かな...全文を見る
○坂倉藤吾君 九州製糖というのがありますが、九州製糖が五十四年の四月、それから六月期の割り当て数量に消化が不可能だと、こういう事態が生じました。そしてこの同じ期中に三井製糖に三千五十ミトン、台糖に三千トン委託加工に出したいきさつがあります。これは過去の例だと思います。ところが、こ...全文を見る
○坂倉藤吾君 そういたしますと、地域のいわゆる需給の関係を責任を持つと、こういう観点ですと一たとえば神戸精糖のいわゆる市場に対する比率、これは一体どうなっていますか。
○坂倉藤吾君 そうしますと、シェアの再配分をしました四つの工場の場合はどうなんですか、まるっきり違っているんじゃないですか。
○坂倉藤吾君 質問をきっちり聞いてもらいたいんです。いいですか。委託をした部分については、いまの話、四つの工場は関係ないでしょう。シェア放棄をしたも一のが四つの工場なんでしょう。四つの工場については一体どういう取り扱いになったんですかと、こう聞いているんですよ。きちっと答弁してく...全文を見る
○坂倉藤吾君 そうすると、九月分の一千五百六十トンは委託じゃないんですか。
○坂倉藤吾君 答弁が食い違う。質問ができませんよ。答弁のすれ違いばかりやっている、意識的に。こんなことじゃ審議ができない。
○坂倉藤吾君 だから、七月、八月のいわゆる部分の中でシェア放棄をした部分と、いいですか、シェア放棄をした部分と、八月、九月の中で委託に回った部分と二つあるんじゃありませんか。無責任だよ。
○坂倉藤吾君 いまのようなやりとりをしておりますと、私はこれはもう質問できません。改めてこれはやることにして、以下農林水産省の関係については打ち切りたいと思うんです。ただ、今日いまのやりとりで皆さん方もお聞きをいただいておりますように、せっかく農林水産省が売り戻し特例法によってシ...全文を見る
○坂倉藤吾君 これは単なる数字だけの問題ではなくて、法律制定をしたかかわりの問題でありますから、ぜひひとつそういう観点で御検討をいただいておきたい。  次に、これは労働省にお伺いをしたいと思いますが、神戸精糖と名古屋精糖労働組合、いまのやりとりでもおわかりをいただきますように、...全文を見る
○坂倉藤吾君 大変きちっと掌握をされておるようでありますから余分な質問をしなくていいわけですが、その確認書をめぐる企業側の態度、それから経過、こういうものをごらんになって、判断としては労働省はいかがですか。
○坂倉藤吾君 問題になっております確認書、これは中央共闘会議と神戸精糖株式会社、判こを押したものですが、七点になっていますね。一点目は、「一組合二企業の現名糖労組の組織構成及び運営に会社は、異見をもつものではない。」、以下ずっと七項あります。この七項が組合に対する二月二十五日の申...全文を見る
○坂倉藤吾君 答弁がしにくいところなんでしょうが、普通、確認書というのは、いろいろないきさつがあって最終的にこれでまとめようというのが確認書じゃありませんか。
○坂倉藤吾君 これでは一方的見解を述べるしかありませんが、私はこれはきわめて異常な事態——この異常な事態というのは、実は企業の出資者でありますいわゆる商社丸紅です。この丸紅が企業に対する至上命令を発出をして、いわゆるその至上命令に基づいて企業の責任者が当事者能力がない、ここに問題...全文を見る
○坂倉藤吾君 当事者能力がないとは判断をしてない——それはそういうふうに判断を政府の方ですると大変なことになるだろうと私は思いますが、現社長の田中實さん、これは元丸紅の食糧部長、それから二人の常務のうち山田さんというのはこれまた丸紅の法務部で昨年退職された人、浅田さんというのも現...全文を見る
○坂倉藤吾君 これは労働大臣に御答弁をいただきたいのですが、詰まっておる入口、故意に詰まらせようとしているのが会社側にある、こういうふうにいろいろな資料から見て判断をせざるを得ません。  こういう不正常な労使関係、しかもこの工場は敷地は国有土地なんです。国有土地で、そこに工場を...全文を見る
○坂倉藤吾君 会社側は組合が悪いから経営に影響するんだ、したがって組合はけしからぬと、こういう主張をしているんですが、会社の経営内容、このことからいきますと、一体どういうふうにごらんになっているんでしょうかね。
○坂倉藤吾君 これは大蔵省にお伺いをしたいのですが、精糖会社に対する流動資産の評価の方法、これは決算上特段の指導があるのでしょうか。
○坂倉藤吾君 砂糖業界で通常原糖の評価額のこの算定の仕方ですが、先入先出法、後入先出法、それから総平均法あるいは移動平均法、大体この三つがとられておるというふうにお聞きをしていますが、どうでしょうか。
○坂倉藤吾君 ただ、砂糖は、先ほども言いますように、きわめて投機的要素が強いわけであります。したがって、この買い入れの時期によってその原糖の価格というのは著しく移動する可能性を持っています。そういう立場から言って、この後入先出法というのはきわめて私は問題ありと、こう思うのですが、...全文を見る
○坂倉藤吾君 神戸精糖は残念ながらその少ない方の、全くこれ以外に見当たらぬのですが、後入先出法を採用している。これは実勢価格にきわめてほど遠いものが出てくる可能性を持っているわけです。現に神戸精糖の五十年三月の決算でいきますと、実際には三十億三千万円、そのときの在庫の数量が三万二...全文を見る
○坂倉藤吾君 時価とそれから評価額との間に著しい差があるときは、これは時価によるというのがこれは筋道じゃありませんか。
○坂倉藤吾君 時間が残されておりませんから、あとこのやりとりはまた別の機会にしたいと思いますが、連結決算も含めて、これは丸紅が連結決算として取り上げてやっているわけでありまして、連結決算の仕方にもきわめて問題ありと、こういうふうに指摘をしておきたいと思います。具体的数字をもって後...全文を見る
○坂倉藤吾君 五十六年度予算編成期ということになれば、大体七、八月をめどにと、こういうことで理解していいですか。
○坂倉藤吾君 ヒヤリングの基本姿勢というものは一体どういう形になっているのですか、基本的な考え方。五十年の調査のいわゆる総理府調査の補完というふうにこの議事録からいくと衆議院の審議の中では見受けられるのですが、残事業量の調査にしぼってヒヤリングをしているのかどうか。
○坂倉藤吾君 そうしますと、総合的、科学的観点から調査をし直している、こう受けとめていいわけですか。
○坂倉藤吾君 同和問題を根本的に解決するという立場からいきますと、心理的、精神的な差別の解消というものがきわめて重要な柱、こういうふうに認識をするんです。そうしますと、ヒヤリングの柱の中にそういう観点というのは貫かれておる、こういうふうに理解していいんでしょうか。
○坂倉藤吾君 総合的、科学的に実態をきちっと把握をするということになりますと、私は、学識経験者それぞれの、たとえば歴史家等も含めてきちっとした取り組みをしないと、本当に部落の実態というものが明らかにならぬと思うんですが、その辺は具体的な施策としてどう取り入れられておるんでしょうか...全文を見る
○坂倉藤吾君 啓発活動についての予算をながめていきますと、総理府、それから法務局、労働省、これが予算を持っています。ところが、予算の編成の伸び率等を昨年と比較をしましたときに、たとえば総理府は昨年二二一の伸びに対してことしは一二一、労働省の場合は一五〇の昨年の伸びに対してことしは...全文を見る
○坂倉藤吾君 目に見えます残事業だけでも特措法の期間中にはなかなか完了がむつかしい、こういうふうに私は判断をするのですが、さらに心理的な差別、精神的な差別、これを解決をしていかなければ本当の解決にならない。こういう立場からいきますと、これは特措法の延長なり基本法の制定というものが...全文を見る
○坂倉藤吾君 法務当局は、この法律とのかかわりの答弁がいま大臣からなかったんですが、たとえばこの地名総鑑の問題等につきまして、一から九まで九種類出ている。その中のつかまれたやつについて企業名をなかなか明らかにしない。こうしたような経過があるんですが、法務省の責任というのはですね、...全文を見る
○坂倉藤吾君 私は、そんなところで守秘義務が出てくること自体が差別を温存する政策である、こう思うのですが、いかがですか。
○坂倉藤吾君 いまの答弁では私は答弁にならぬと思うんですね。少なくともそういうあり方をむしろ明らかにして、社会的にそれが糾弾をされる、そのことについての反省が加えられる、こういう形にならないと差別はなくならない、私はこう思うんですが、いかがですか。
○坂倉藤吾君 それもどういう形で企業に対して啓発を責任を持ってやるか、その経過が明らかにならないで責任が持てますか。
○坂倉藤吾君 一言。
○坂倉藤吾君 質問じゃなくて、時間が来ましたから。ずいぶん問題がいまの答弁からいくとありますので、引き続き別の機会でやることについて通告だけしておきます。  終わります。
03月26日第91回国会 参議院 公害及び交通安全対策特別委員会 第4号
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○坂倉藤吾君 法案審議に入る前に、緊急的なところで少し一、二問質問をお許し願いたいと思います。  新聞報道によりますと、出光タンカー徳山丸のスラッジの大量不法投棄事件が報道されておるわけであります。大阪の加藤邦彦さんといわれる方の告発で明らかにされつつあるわけですが、この事件の...全文を見る
○坂倉藤吾君 これは推測ということになるんですが、汚染の状況から見まして、ただ単に今回の事件だけの問題ではない、他にタンカーにかかわるいわゆる不法投棄の問題というのは類推的に幾つかあるのじゃないかと、こういう判断ができるのですが、その辺の問題は保安庁としてはどうなんでしょう。
○坂倉藤吾君 その種のケースを見ますと、結局クリーニングを専門にやる下請の業者が採算上の立場から違法を承知の上で不法に投棄する、こういうケースが大体筋道ですね。しかも、そのことについて下請に出している元の方も内々承知をしつつそれについては黙っている、こういうふうに見られる。これは...全文を見る
○坂倉藤吾君 ただ、タンカーは今日まできわめて幾つかの問題を提起しておるわけですね。ところが、陸上、あるいはタンカーと陸との間の作業の環境等については幾つかの縛りがあるんです。しかし、タンカーそのものについて、具体的に、たとえばどれだけのタンカーにはどういう質のものを積めばどれだ...全文を見る
○坂倉藤吾君 ぜひ制度的な問題として再検討いただきたいと思います。  次に、これも二十四日の新聞に出ておりますが、環境庁が有燐洗剤の追放に踏み切った、そうして関係の各省庁にも要請を官房長名でやった、こういう報道がなされておるわけであります。姿勢としては私は一歩前進したというふう...全文を見る
○坂倉藤吾君 海上保安庁、どうもありがとうございました。  いまお話をいただきましてそれなりの決意等よくわかるのですが、ぜひひとつ実効のある形にまで積極的、具体的に進めていってもらいたいと、こう思うのです。  なお、今日、洗剤工業会では低燐化、無燐化、こういう立場で新しく洗剤...全文を見る
○坂倉藤吾君 いままでも論議をし問題になってまいりましたアセスの問題も、公害の未然防止、こういう観点からやはり緊急を要するし、その中身が大切だ、これはいままでも再三申し上げてきたことですが、また、延長されました期限も間もなくということなんですが、これはいかがになっていましょうか、...全文を見る
○坂倉藤吾君 きょうはそれ以上つかないでおきます。  ただ、三十一日に大綱だけでもという話になりますと、今国会での成立を期すという姿勢がやはり大分ぼけてしまった、こう言わざるを得ないと思うのですが、ぜひとも内容を充実さして問に合うように最大の、これはまあ命をかけての長官の話です...全文を見る
○坂倉藤吾君 これも一昨日の毎日新聞の報道によりますと、経団連が公害健康被害補償制度について基本的にはこれをなくしてしまいたい、こういう立場の基本方針を持ってそれを内部文書として明らかにしておるいわゆる「公害健康被害補償法改正問題の今後の取り組み方」、こういう文書が出されておると...全文を見る
○坂倉藤吾君 経団連が別に実施団体でも何でもないんですから、何を言っておったってそれはそれ、環境庁は環境庁の方針だと、こういう趣旨の御答弁であろうかと思うのですが、少なくともこの公害健康被害補償法の観点から言えば、財政負担の問題も含めて、しかも国民一般大衆から見ればやはり加害者集...全文を見る
○坂倉藤吾君 事務当局にお聞きをいたしますが、この経団連の主張は、要約いたしますと大体三点、これは前々からずっとその筋は踏襲されておると思うのです。  まず一点目は、大気汚染というのはいろいろな規制が行われるようになってそしてだんだん改善されてきておるじゃないか。したがって、環...全文を見る
○坂倉藤吾君 まあ一応の見解が出ているようでありますから、それはそれでぜひその考え方が揺すられないように、曲がっていかないようにきちっとしておいてもらいたいと思います。  なお、つけ加えて言いますと、たとえば幾つかの確かに基準があります。基準がありますが、その基準が生物が生きて...全文を見る
○坂倉藤吾君 環境庁がこれは中公審にも諮りつついま作業を進めるというふうに聞いているんですが、大体まあ五点ないし六点ぐらいにしぼって検討が進められておるようですが、NOx汚染を地域指定の要件にするのかどうか、それから曝露要件を見直す必要があるのじゃないか、あるとすればそれは何か、...全文を見る
○坂倉藤吾君 先ほどお尋ねをしました経団連等が言っている要素と環境庁がいまやっている要素とは全然違うんだと、こういうふうに言い切れますか。
○坂倉藤吾君 この第一種指定地域の大気汚染、それからその地域以外の全体の大気汚染、この傾向はどうなんですか。
○坂倉藤吾君 そういう状況からながめましてこの認定患者は地域指定内ということになるわけですが、患者の数とのかかわりというものはどういうふうにごらんになっておりましょうか。
○坂倉藤吾君 現に認定患者数で降下傾向にあるのは四日市、それから愛知県ですね、東海市、それから尼崎、統計からいくとそういうことになるのですが、全体のながめからいきますと、特徴的には四日市だけだろうと、こう思うのですね。あとは大体増加傾向にある、こういうことになるわけですが、いまの...全文を見る
○坂倉藤吾君 そうしますと、たとえばいま話がありましたように、五十三年の六月に東大阪あるいは八尾、この地域指定が行われた。いわゆる地域指定がおくれているところについては、潜在患者が相当数あるだろう、これから認定申請作業が行われてそしてまだふえてくるのじゃないか、こういうことが推定...全文を見る
○坂倉藤吾君 理解せいと言われましても、現実問題としては曝露要件その他がなかなかはっきりしない。それから一つは、基準値から見ていって通常評価をしてみて他の指定地域と比較をしたときにそこまでの悪化条件がない。こういう立場からいくと指定地域になりませんね、そうでしょう。ところが、現実...全文を見る
○坂倉藤吾君 その大気の汚染状況、それから指定要件、これとの関係も大変矛盾があるわけですね、この被害補償法の観点からいくとすると。先ほども言っていますように、何でもってやるかと言えば、硫黄酸化物でしょう。そうすると、窒素酸化物の観点から見ると大気汚染の状況というのはまだまだ進行し...全文を見る
○坂倉藤吾君 確かに、たとえば私の四日市の前の経験からいきましても、硫酸の雨が降ったり、そんなようなことというのはなくなったのですから、そんなことをやっていたら大変なんですからね。そのためにいろいろ今日まで前進を続けてきたのですから、その意味では集中して悪いところがよくなった、こ...全文を見る
○坂倉藤吾君 光化学スモッグ症状のように目がチカチカする、いわゆる一過性のものが多い。これは確かにその面では言えると思う。しかし、それが繰り返し繰り返し行われるとしますと、そのことに起因していわゆる慢性の眼科疾患、鼻の疾患あるいはのど、まあその場合に、先ほどのもとのぜんそく性のも...全文を見る
○坂倉藤吾君 浮遊粒子状物質の問題に移りますが、これの環境基準の達成状況はどうなっていますか。
○坂倉藤吾君 五十三年度に二百一局ですね。二百一局中二二・四%、四十五局が達成しているだけであります。それから自動車排ガス測定局が八局ありますね。これは達成率一二・五%、一局だけが達成しておる、こういう形になっていると思うんですね。そうしますと、とりわけ自動車排ガス測定局の達成率...全文を見る
○坂倉藤吾君 このSSの関係というのは今日まで幾つかの観点で論議をしてきているわけですね。したがって、これは目に見えるものも多いわけですから、そうなりますと、大気汚染の観点から見てやはりどの程度の影響があるのか、こういうものは当然調査をされるべきだと思うのですが、調査にかかる気持...全文を見る
○坂倉藤吾君 そうしますと、その調査の中には当然健康への影響の問題、これらも加わってくると思うのですが、そう理解していいわけですか。
○坂倉藤吾君 大型車、バス、トラック、ディーゼル、これの排出ガス規制について、たとえば今日まで自動車の排出ガスということで規制の年次を設けて一段、二段やってきましたね。それらにかかわる現在の規制の状況、それからこれから強化をしていくというのはまだ方針は出ていないのでしょうか。
○坂倉藤吾君 技術的にそれが規制ができないと、こういうふうにいまの答弁を聞いていいんですか。
○坂倉藤吾君 目標値はいいのですが、そうすると、それを何年にどれだけというふうにきちっとした数字はいま出せないと、こういうことでございますか。
○坂倉藤吾君 くどいようですが、そうすると、四月の段階には大体数値として明らかになる、年次、数値が明らかになる、こういうことでいいんですか。
○坂倉藤吾君 総合エネルギー調査会の中間報告によりますと、いわゆるエネルギー転換による石炭の消費量、これは前の委員会で沓脱先生が少しお触れになっておりましたが、昭和七十年には現在の約十倍、九千五百トン計画になりますね。そうしますと、これに伴う窒素酸化物、同時に浮遊粉じん、これらの...全文を見る
○坂倉藤吾君 大変な課題でして、これは技術開発その他と並行して対処されていく、こういう課題になろうと思いますね。しかし、現実問題、今日の科学の進歩状況その他から判断をしてみて、大変なことになることだけは事実です。そうなりますと、今日までの大気についての基準の設定の仕方自体が相当大...全文を見る
○坂倉藤吾君 大気の汚染構造に対するところの変化があっても、いわゆる健康にかかわる基準についてはこれは絶対に緩めていかない、こういう答弁であったというふうに理解していいですね。
○坂倉藤吾君 障害補償費の関係なんですが、これは男女の格差がありますね。どうなっていますか。
○坂倉藤吾君 男女格差はなぜつけているのですか。
○坂倉藤吾君 そのことに矛盾を感じませんか。
○坂倉藤吾君 私はそんなところでやむを得ないといって割り切ってもらう精神状況がおかしいと思う。確かに法のたてまえからいきますと、根拠がないから、一つの統計数字でもってそこから引っ張ってくる、こうしているわけですね。それはわかりますよ。しかし、その統計数字というのは一体何ですか。い...全文を見る
○坂倉藤吾君 男の生活は少しはでだから金がたくさん要る、女の人の生活はつつましいから金は要らない、こういうことなんでしょうかね。私は、少なくとも被害補償という観点からいって、健康が損なわれてそのことによって仕事ができない、療養しなきゃならない、こういうような状況に対するところの補...全文を見る
○坂倉藤吾君 これはくどいようですが割り切れませんよ。割り切れないんです。だから、今日日本の男女の不平等が現実に存在するところのそれを基礎にして集計していったものを数字に当てはめれば、当然これは差別が出るのはあたりまえの話ですね。だから、現実に男女の差別構造の上に今日あるんだから...全文を見る
○坂倉藤吾君 まあ予算の集中審議の中でも女性の権利問題が論議されますから、私はその辺の関連にも譲っておきたいと思いますけれども、そういう矛盾をなくしていくための努力、ぜひ配慮をして取り組んでもらいたいと思います。  次に、公害保健福祉事業なんですが、この主な内容について現況をひ...全文を見る
○坂倉藤吾君 一つ予防事業がはずれたようですが……。
○坂倉藤吾君 それらの事業を進めるに当たって、患者あるいは住民といいますか、そういう人たちの要求や希望、こうしたものをくみ取る制度的な仕組みというのはあるんでしょうか。
○坂倉藤吾君 実施主体の、大体県ですが、県あるいは市、そういうところへそういう住民の要求なり希望なりというものを常に反映し、その意向を踏まえて実施できるものをしていこう、こういう形は仕組みとしてつくっていく必要があるのじゃないのでしょうか。
○坂倉藤吾君 これは重大な問題でして、行政の判断で行政の計画に基づて押しつけてやっていく、こういう形じゃなくて、個別には話をしていますが、しかし患者同士は幾つかそのことについての不満を持っているわけです。また、私が住民と言っておりますのは、一つの家族の中で認定患者一人、あと認定さ...全文を見る
○坂倉藤吾君 最後の問題になりますが、国立水俣病研究センターですね。これはまあ当初の研究センター建設の段階の計画からずいぶん後退してしまいましたね。これはもう前にも私委員会で意見を申し上げたことがあるのですが、ことしはこれらについても強化をしていこうと、こういう方針が提起されてお...全文を見る
○坂倉藤吾君 これは、長官ね、一遍現地へ行かれて、研究センターをごらんになって、そしてしかもそこの利用状況、活用状況、それからこのセンターに対する住民の意見、こうしたものをやはりお聞きになって、そうしてきちっとした長期方針を立ててもらいたい、私はこういうふうに思うのです。今日まで...全文を見る
○坂倉藤吾君 私は、ただいま可決されました公害健康被害補償法の一部を改正する法律案に対し、自由民主党・自由国民会議、日本社会党、公明党、民社党、参議院クラブ、各派共同提案による附帯決議案の提出をいたします。  案文を朗読いたします。    公害健康被害補償法の一部を改正する法...全文を見る
04月01日第91回国会 参議院 予算委員会第一分科会 第3号
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○坂倉藤吾君 いまの佐藤委員の質問に引き続いて、重なる部分もありますが、質問をいたしたいと思います。  去る二月の五日に、衆議院の予算委員会総括質問の中で野坂議員が質問をしているわけですが、総務長官、「同和問題は基本的人権にかかわる重大な問題」、こういうふうにお答えになっている...全文を見る
○坂倉藤吾君 そうしますと、その認識は、いま各省庁、それから出先も含めた政府関係機関、これに異論は起こっておりませんか。そういう意識できちっと統一的に徹底をされておる、こういうふうに総理府は責任を持ってお答えができますか。
○坂倉藤吾君 積極的にやっている、あるいは消極的にやっている、この辺のばらつきはどうお考えでしょうか。
○坂倉藤吾君 私どもからながめて不十分な省庁、これに対しては積極的にやれと絶えず言ってきているんですが、それにはこたえているつもりでしょうか、どうでしょうか。
○坂倉藤吾君 これからも期待をしていいと、こういう意味の答弁であろうと思いますが、いいですね。  そこで、同対事業の今日までの実績を見ますと、これは額でありますが、四十四年度から五十四年度までの予算額の集計としまして、九千百六億少しになるわけですね。これは事業全体から見まして—...全文を見る
○坂倉藤吾君 いま対象地域あるいは対象地域となるべき、そういうところを回りますと、いま答弁のありました住宅その他から見ましても、きわめて問題のあるところが山積をしています。それは市町村に指摘をいたしましても、なかなか着手がむずかしい、そこまでよう進んでやらない。これには国の事業の...全文を見る
○坂倉藤吾君 したがって、先ほど私が目標がはるかに遠いということに対して、事業的ないわゆる建設分野は相当進んでいると、こういう趣旨の発言なんですよね。ところが、私の住んでおります三重県でも、三重県の中に一番大きな被差別部落じゃないかと言われているところすらが、まだいま住宅要求が起...全文を見る
○坂倉藤吾君 特措法の三年間延長の趣旨、これは提案理由によりますと、特措法によって必要な特別の措置を講じてきたが、五十年調査による物的事業の必要量が五十四年度以降も相当量あるので、必要な特別の措置を引き続き講じるためと、こうなっていますね。この趣旨からいきますと、先ほども論議があ...全文を見る
○坂倉藤吾君 そうしますと、三年間延長で、現在ヒヤリングをやっているというのは、五十年度調査におきます残事業量はそれが完了すれば一応その線で打ち切って、ただ、完了した段階でなおかつ問題が残っておればと、こういう立場の調査ですか。
○坂倉藤吾君 後でまたヒヤリングには触れますが、一月三十日の本院の本会議で、松本議員の質問に大平総理は、政府は同和問題の早期解決を図るために、特措法に基づき各般の措置を講じているが、その期限延長の際の附帯決議があり、この趣旨を尊重して、関係事業の一層の推進に努め、期待にこたえなけ...全文を見る
○坂倉藤吾君 そうすると、理解は変わらないけれども、言い回しで予防線を張っていると、こういうことでしょうかね。附帯決議の第一項の実施の問題について、実態把握に今日まで置いてきたことは何回か言われている。ところが、附帯決議の趣旨というのは実態把握だけじゃないんですよね。これはセット...全文を見る
○坂倉藤吾君 答弁された小島室長自体が問題発言をしている。それは何かと言いますと、私は総理と長官の意識の食い違い、これを指摘をしていますのは、その後のあなた方の答弁を見ても私は指摘ができる。微妙な食い違いがある。ところが、きわめて基本的なんです。それはなぜかといいますと、この附帯...全文を見る
○坂倉藤吾君 日本語というのは大変むずかしくて、しかも私のわずかな経験でありましても、頭のいい政府機関の官僚の皆さんは表現のちょっとした違いであっても、それがそのときの政治方向によって揺れるように幅を持って引用するのが例なんです。それだけに、私は厳密にこの辺は政治家としての長官が...全文を見る
○坂倉藤吾君 この附帯決議をつけて法が延長されましたときの内閣とはいまもう内閣は交代しておりますね。交代はしましたが、その精神はずっと引き継がれている。これは確認をしておきます。  そこで、その当時実態の掌握がそれぞれの省の責任者が余りしてないんじゃないかという立場から、各大臣...全文を見る
○坂倉藤吾君 同時に、長官として関係の各大臣にも視察を要請をすべきだろうと思いますし、ぜひ各大臣にも行ってもらいたい。これ実現してもらいたいと思います。  それから関係各大臣ということになりますと、この特措法の中に並んでいる署名のところが関係各大臣と、こうなっているんです。とこ...全文を見る
○坂倉藤吾君 これは先ほども出ましたが、地区数の問題ですね、五十年調査の地区数と先ほどは第八の地名総鑑との数字の問題が佐藤委員から出されましたが、私は昭和十年に国が調査を行っている地区数、この地区数と比較をしましても八百三十六地区いま現に存在をするんです。この差は一体どこからきて...全文を見る
○坂倉藤吾君 この数字にこだわりますのは、五十年調査がきわめて何かにつけての基礎になっている。私はその基礎に含まれてない地区がたくさん現実に存在するんじゃないのか、このことをもう少し私は認識をしてもらわざるを得ぬだろう、実態把握という点について。なぜかと言いますと、昭和十年の調査...全文を見る
○坂倉藤吾君 ただ、具体的には、先ほどいみじくもお答えになりましたが、いわゆる国の事業と、それから県、市町村の単独事業と差がありますね。その差については参考までに実態把握の中に入れている、こう言うけれども、国の事業の対象にもならない、県、市町村の事業の対象にもなってない被差別部落...全文を見る
○坂倉藤吾君 ところで、建設省は五十年のこの資料を全部廃棄したと、まあこういう話を聞いていますし、それは建設省だけではなくて関係各省全部廃棄したんだと、こういうふうに聞いているわけですが、廃棄をしたけれども五十年を基礎にして調査をするということは、物理的に支障がない、あるいは支障...全文を見る
○坂倉藤吾君 どうもその認識は、建設省との討議の内容からいきますと、そういうふうになかなか理解できないんですがね。きちっと各省、基礎の問題ですから、整理をしておいてもらいたいと思いますよ。資料はない。ないけれど、それは一旦把握をした数字の面から言って支障がない。しかも、現実の調査...全文を見る
○坂倉藤吾君 それでは、同対協の問題について、現在この委員の選考中で、具体的にこの審議ができない状態になってる、こういうふうに聞いているわけですが、これはもうけしからぬことだと思うんですよね。何とか早く私はこの活動をできるようにしてもらわなきゃ困ると思うんです。  したがって、...全文を見る
04月02日第91回国会 参議院 予算委員会第一分科会 第4号
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○坂倉藤吾君 私も、佐藤委員に引き続いて、同和関係について省の態度等についてお聞きをいたしていきたいと、こう思うのですが、ただいままでの佐藤委員とのやりとりを聞いておりますと、差別に対する認識自体が法務当局にきわめて欠如している、こういうふうに総括せざるを得ないんです、残念ながら...全文を見る
○坂倉藤吾君 みんなが真剣にならなきゃならぬって、あたりまえの話なんですよ。ところが、あなたは法務大臣なんでしょう。法務大臣なら、みんなと一緒でいいんですか。法務大臣は、法務大臣としての権限、責任、こうしたものが果たされていかなきゃならぬのじゃありませんか。現実に差別が行われると...全文を見る
○坂倉藤吾君 それじゃ、もう一遍繰り返して聞きますが、私は悪質な社会犯罪だと、こう断言をするんです。あなたはどうお思いになりますか。
○坂倉藤吾君 いや、あなたの判断だけでいいです、判断だけで。
○坂倉藤吾君 それじゃ、犯罪ではない、こういうことですか。犯罪ではないというふうな認識ですかと言うんです。
○坂倉藤吾君 現にこの書籍が活用されて、採用されるべき者が採用にならなかった。こういう証拠が歴然としているのに、加害者、被害者の関係が明確に出てきておるのに、これが犯罪じゃないんですか。
○坂倉藤吾君 これから起こらないように啓発をし防止をしていこう、これはわかるんです。現に発生をしたものについては一体どうなるんですか。犯罪はすべて起こさないようにしていこうって皆さんがやっているのじゃありませんか。それでも犯罪は起こる、一般的にですよ。ところが、そういう犯罪があっ...全文を見る
○坂倉藤吾君 大臣、いまの答弁でいいんですか。
○坂倉藤吾君 人権擁護にいま直接携わる職員数というのはどれだけあるんですか。昭和四十年から今日までにこれに携わる職員というのはどれだけふえましたか。
○坂倉藤吾君 人権擁護委員というのはこれは二万人の配置ができるというふうに聞いているんです。この二万人の根拠というのは一体何なのか。  それから現実にいま一千百名と、こういうふうに聞いております。この辺、仮に二万人置けるとして、いま一千百名にとどまっているというのは一体どういう...全文を見る
○坂倉藤吾君 啓発啓発ということで大臣盛んに言われましたね。法務省としての同和対策にかかわる柱が本来啓発にある、こうなっておるんですが、私は少なくとも人権擁護に直接携わる人々、これはただ単に申請があった、相談があった、こういうことに対処するだけではなくて、むしろその職務からいって...全文を見る
○坂倉藤吾君 大臣、あなたは大臣に就任されまして、昭和四十年の同対審答申、この答申がいま一番底辺になってそしていろいろな事業が進められてきておる。法律的には特措法ができました。しかし、基礎になっているのは同対審答申ですね。この同対審答申というものはごらんになりましたか。
○坂倉藤吾君 全部読まれなくても、具体的に法務省関係の分野についてはごらんになられたんでしょうね。
○坂倉藤吾君 大体ごらんになっているような程度だから、先ほどから繰り返すようなあなたの姿勢、こういうことになるとぼくは思うんです。私は、もっと毅然たる態度で差別に取り組む大臣の姿勢というものが出てこなきゃおかしいと思うんですよ。この同対審答申に法務省関係の分野というのはきわめて少...全文を見る
○坂倉藤吾君 私は、あなたとやりとりをしていますと、まるっきりのれんに腕押し、さっぱり具体的なものはおっしゃらない。これは一般質問のときもそうでした。そういう態度自体が、今日、差別をあってはならぬあってはならぬと言いながら容認してきている、こういうふうに私はとらえるんです。差別が...全文を見る
○坂倉藤吾君 法務関係としての人権を守っていく組織のあり方についても当然検討されて充実されていく、そのことでなければならぬと、こう私は思いますから、ぜひそれは肝に銘じてやってもらいたいと思います。  ところで、倉石大臣、前大臣からお引き継ぎになった大臣の立場から言いますと、大変...全文を見る
○坂倉藤吾君 きのう、総理府の長官も、国会が終わったら早速私は現地視察に臨みたいと、こう言って言明をされておりました。ぜひひとつ大臣も実行してもらいたいと思います。  ところで、いま大臣からお話がありました古井前法務大臣ですね、大阪の地区視察をされましたときに、現地の記者会見の...全文を見る
○坂倉藤吾君 どうも歯切れが悪いんですが、あなたのいままでの答弁ぶりから見ていくと、それ以上やりましても同じことの繰り返しになると思うのでやめますけれども、私は、いまあなたが古井大臣の視察の問題に触れられて言われておりますから、当然古井大臣が視察の上に立って記者会見をされたことも...全文を見る
○坂倉藤吾君 局長ね、現地で新聞記者の皆さんを集めてそうして話をされているんです。それは記事になって出ているんです、ここに持っていますけれども。その記事になって出ておることの中で一番の柱は、私がいま申し上げましたように、特措法延長に絡む衆議院での三つの附帯決議がございますね。その...全文を見る
○坂倉藤吾君 そこのところは押し問答になりそうですね。自民党の与党の関係の決定が大分あなたの方へも影響を及ばしている、こういうふうに言っておかざるを得ないんです。  そこで、絶えず啓発の問題が、これは先ほども触れましたが、これが出ているんですが、あなたの方の啓発の理解は、たとえ...全文を見る
○坂倉藤吾君 まあ努力をしているということですから含まれておるとは思うんですがね。  総理府が五十一年から五十二年にかけて一年間かけてやった意識実態についての調査報告書がある。これは五十三年の九月に発行されておりますね。これの「むすび」のところでこういうふうに記載していますよ。...全文を見る
○坂倉藤吾君 大臣はどうですか。
○坂倉藤吾君 少し違った質問になりますが、曹洞宗の町田さんの世界宗教者平和会議の差別発言問題、これは衆議院でも取り上げられておるところですが、これの法務当局としての把握、あるいはその結果、それからどう対処するか、これを一遍きちっとしてもらいたいと思います。
○坂倉藤吾君 衆議院でも、人権侵犯事件として該当するかどうか検討中だと、それからもう一つは現在情報の収集中だと、それからこの発言というのは理解不足に基づく発言だから啓発に努力すると、こう三点を答えていますね。まあ参議院だから後の方は省略されたのかどうか知りませんけどもね。少なくと...全文を見る
04月02日第91回国会 参議院 予算委員会第三分科会 第4号
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○坂倉藤吾君 私は、三月二十四日の一般質問に引き続いて、大分そのときの質疑の内容で保留をいたしておりましたので、きょうは続きをお伺いをしていきたいと思います。  それは砂糖の売り戻し特例法の運用の問題であります。この法律が制定をされます当時の砂糖業界というのは糖安法がありました...全文を見る
○坂倉藤吾君 したがいまして、その特例法の特徴といいますか、仕組みの柱になっている分野というのは、これは需給見通しをきちっと農林水産省で全国的に把握をして立てること、そして需給見通しに基づいて各精製糖企業へのシェア割り当て、原糖の引き取り、このシェア割り当てがある。したがって、こ...全文を見る
○坂倉藤吾君 そこで、この特例法を制定するに当たって、この参議院におきましても附帯決議がなされました。この附帯決議は私自身が提案者でありますのでその立場からいきますと、附帯決議の中に、精糖業界の体質改善は関係商社も含めて業界全体の体質改善に適切な農林水産省としては責任を持って指導...全文を見る
○坂倉藤吾君 そこで、業界の体質改善というのはその当時も大変困難なことであろうというふうに質疑の中で私は指摘をいたしましたが、法制定以来この体質改善というのは具体的にどのようなところの体質を、どういうふうに改善をされてきたのか、農林省幾つかあると思うのですがね、この取り組みの状況...全文を見る
○坂倉藤吾君 総体の趣旨といいますか、そういう関係からいけばある意味ではいいんですが、問題の体質改善というのは、具体的に幾つか私は指摘をしたと思うんです。その一つの例に、精糖工業会とそれから精糖企業に働く労働者とのいわゆる団体交渉を保障するような形、労働組合は一本になっておるわけ...全文を見る
○坂倉藤吾君 先般も指摘をしました神戸精糖などは、その実態から見ましていま労使紛争で長期にわたってもめている。組合の良心もありまして、本来ならストライキを打ちたいところをがまんしてきている。こういう問題もたくさんあります。だから、そんなに大きく穴をあけてストライキやっているわけじ...全文を見る
○坂倉藤吾君 余り望ましいことではないが実態から認めざるを得ないと、こうなっていますね。そういう判断のもとに、私は九州製糖の委託の加工の問題が起こったり、それから神戸精糖における十二月の玉突き委託の問題が発生をしたり、こうなっていると思うんですね。ただ、いま局長が説明がありました...全文を見る
○坂倉藤吾君 まだちょっと私の質問の趣旨と受けとめ方が違うんじゃなかろうかと思うんですがね。これは大臣お聞きをいただいておりまして、この特例法の中でシェア割りというのは一つの柱なんですね。したがって、このシェア割りというのは当然需給に直接結びつく問題、言うなら、販路を通じて市価を...全文を見る
○坂倉藤吾君 私はこういうふうにいろいろ指摘をしてまいりましたが、この売り戻し特例法の言ういわゆる需給調整機能というものは、これは私はきわめて必要な今日の状況の中での分野だと思っております。だから、こういうややこしいものをつくったからいろいろというふうなお考えにならぬように、これ...全文を見る
04月14日第91回国会 参議院 決算委員会 第9号
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○坂倉藤吾君 私は、きょうは公共投資の中で第二のウエートを占めてきております下水道の問題について少し突っ込んでお聞きをしたいと、こう思っているわけです。  五十一年度から開始をされております第四次の下水道整備五カ年計画、これは予算委員会の際にも若干触れましたのでお聞きをしている...全文を見る
○坂倉藤吾君 一応の説明がなされたようですが、ちょっと理由になりませんね、正直申し上げまして。第一の問題点、この事業費の値上がり分がなかなか確保ができなかった、こういうことなんですね。ところが予算の状況をながめていきますと、当初計画で七兆一千、補正を含めて七兆五千。ところが五十四...全文を見る
○坂倉藤吾君 たとえば三番目に挙げられました市街地の管渠の問題等にいたしましても、下水道計画、特にその柱になっております流域下水の場合等は、明らかに二十年ほどの先を見越して都市計画に合わせて計画をされる、これが常道ですね。そういう長期にわたる先行きの見通しを考えて、市街化形成がど...全文を見る
○坂倉藤吾君 どうも私の質問の仕方が悪いのか、質問にはぴたっと答えない答弁がずっと繰り返されておりますがね。後でまた少し詳しく順番を追っていきますが、いま答弁にありました問題の非常に多いとされる流域下水道の事業を推進をしていくメリットの問題について、第一は関係市町村の下水道整備を...全文を見る
○坂倉藤吾君 これは大臣にお尋ねをしたいんですが、いま大体、社会的傾向というものは、いろいろやってみたけれども、やっぱり自分のところのものはなるべく自分のところで処理をする、こういう傾向がいま強まってきておるんじゃないでしょうか。これが一つであります。  二つ目の問題は、この下...全文を見る
○坂倉藤吾君 流域下水道の計画を受け持つのは下水道法で県になっていますから、大臣の言われることはそれなりに理解をするのであります。しかし、少なくともそれを指導しておる立場あるいはその計画を承認をする建設省の立場というのが明確にあるわけですから、承認をするに当たって何を柱にするのか...全文を見る
○坂倉藤吾君 いま答弁のありましたのは、これは下水道法二条の二の六項で総合計画にきちっと入れなきゃならぬ要項が決まっておるのですから、それはそのとおり守られていると思いますよ。しかし、その段階で、たとえば排水施設がどういうものであるか、処理場はどこに建設をするのか、放水先はどこに...全文を見る
○坂倉藤吾君 あと一問だけ。  環境庁の方もさっぱりわからぬ答弁です。ただ、建設省からいただきました資料、それから環境庁からいただきました資料を突き合わせてみますと、環境庁に総合計画の段階でまだ相談になってないところが具体的には事業実施計画の中で進められている。これは、たとえば...全文を見る
○坂倉藤吾君 初めに、直接決算とかかわりありませんが、この四月三日の農業新聞によりますと、矢野通産事務次官が京都におきまして大変重要な問題を発言をし、今日まで衆参で取り上げられておるわけでありますが、武藤大臣に真意を伝えられていない、誤解された部分は撤回をしたいと、こういうふうな...全文を見る
○坂倉藤吾君 真意というのはどういうふうに受けとめたんですか、真意というのは。
○坂倉藤吾君 真意というのは。
○坂倉藤吾君 私はその真意の内容を聞いているんですがね。いまあなたが言われましたのはそれは弁明ですよ。矢野さんにかわってのあなたの弁明でしょう。こんなものは後から幾らでもつけられるんです。しかも私は、矢野通産次官という人の性格は、なかなか、常に真意を言う人だと。言うなら、歯に衣を...全文を見る
○坂倉藤吾君 そうしますと、その関係団体にいわゆる真意を了解をしてもらうために、一体どういう手段をとるんですか、これは発言をされた次官が直接関係業者の代表なりとお会いになって、きちっと納得のいくまで話し合いをするという姿勢になるんですか、あるいは真意を了解をした農水省が、了解をし...全文を見る
○坂倉藤吾君 通産はどうですか。
○坂倉藤吾君 通産の方ね、それじゃ私の質問の答弁にならないでしょう。問題は一番関係の深い蚕糸業の関係なんですから、その方々がやっぱり納得をする、このことが筋じゃないのか。そうすると、その方々の納得を得るための——いやこれは真意じゃなかったと言うなら、本当にこの真意は一体何なのかと...全文を見る
○坂倉藤吾君 釈明しているのは私皆知っているんです、新聞に発表されていますから。しかし釈明をしたということと了解をしてもらったということは違いますでしょう。私はこれは重大な発言だと思いますよ。  同時に、時あたかも農水省は糖価安定事業団と日本蚕糸事業団とを合併をさせるなんという...全文を見る
○坂倉藤吾君 私はそれがけしからぬと、こう言っているんですよ。  いま大臣お見えになりましたから、大臣の見解も聞いておきたいんです。  大臣、通産の事務次官の矢野さんの発言で、大臣が、本人からも釈明があったし謝罪もあったので、一応農水省としてはそれを了として、一応これ以上の追...全文を見る
○坂倉藤吾君 いまの大臣のお話は私も一応は了解をいたします。  ただ、先ほども言っていますように、省と省との間だけの話としてそのことが整理をされるなら、これは余り私は文句を言いません。しかし、新聞報道その他からいきますと、農水省が了解したからもういいじゃないかというふうな受けと...全文を見る
○坂倉藤吾君 時間の関係がありますから次に進みますが、昭和五十一年度決算によります同和対策関係事業費、これのアウトラインといいますか、概略を説明をいただきたいんです。
○坂倉藤吾君 あわせて、五十四年度決算見通しは大体どういうことになるでしょうか。同対関係予算総体としてその支出状況、これは予算に比較をし支出状況は一体どうなっているか。同時に五十五年度へ絡んでいった五十五年度事業計画、この辺は大体これで五十五年度は目いっぱいやれるというところのも...全文を見る
○坂倉藤吾君 ところで、四十九年に開始をされました特別営農等指導事業、これの具体的な推進体制、いわゆる、この事業を進めていくに当たっての人の配置だとかその他体制的なもの、これは一体どういうようなものになっているんでしょうか。同時にまた、この事業の具体的措置として、五十四年度に営農...全文を見る
○坂倉藤吾君 いま相談員二十七県、八十八人と言われましたか。
○坂倉藤吾君 私どもでは九十七名と把握しているんですが、これ違いますね。兵庫、福岡、広島が七名、それから高知、埼玉が六名、鳥取、徳島、長野五名、群馬、三重、京都、和歌山、岡山が四名、栃木、滋賀、奈良、熊本が三名、大阪、香川、大分、宮崎、鹿児島が二名、茨城、千葉、岐阜、福井、山口、...全文を見る
○坂倉藤吾君 五十五年度予算では何名ふえますか。
○坂倉藤吾君 それで十分制度が維持できるんでしょうかね。  これは前にも私、指摘をしたことがあるんですが、農家戸数、それから漁家戸数、林家戸数、これは必ずしも五十年の調査の数字というのが単独でそれぞれ存在するんじゃなくて、農家であり林家であるとか、あるいは農家であり漁家であると...全文を見る
○坂倉藤吾君 杉山さんね、なかなか聞いてますと、きれいにすっと流れているんですよ、言葉はね。しかし、現在配置ができるのに充足をしていない、そこら辺の理由というのも私はもっと早く結論を出すべきだと思うんです。現在営農相談員の手当というのは大体幾らになっていますか。多い人で九万円程度...全文を見る
○坂倉藤吾君 そこで、生産基盤強化のための農水省としての事業実施に当たっての大まかな事業ですが、これの実施基準、これもいろいろ指摘をしまして、なるべく実情に合うようにという趣旨、あるいはそれに向かってなるほどこう下げてきたなということがわかるんですが、その辺は現にどうなっています...全文を見る
○坂倉藤吾君 五十三年度に質問をしました際に、実態に即して、それでなおかつ運用して問題があれば再度検討する、こういう約束をいただいているはずです。これは議事録の中で明確になっている。ところが、いまお話しをいただきましたのは、五十三年度から実施をされましたいわゆる戸数五戸、農道百メ...全文を見る
○坂倉藤吾君 どうもわかったようなわからないようなかっこうになりますが、運用の問題として検討が加えられて、対策の講じられるものはやっていこうと、こういう趣旨に理解していいわけですね。——うなずいておられますからその趣旨を踏まえていただけると、こう理解をいたします。  ところで、...全文を見る
○坂倉藤吾君 いつごろまでにというのは私質問しなかったんで、まあお答えをいただいたんですが、これはむしろ予算委員会の場合に、五十六年度予算編成の時期、したがってそれはいつかと言えば六、七月ごろということは明確になってますから、それに間に合うようにやってもらわなきゃ困るんです、約束...全文を見る
○坂倉藤吾君 いや、それはもう当然な話なんですよ。事業のいままでなかったものをどういうふうに取り入れていくか、より充実さしていくのに。これは当然の話なんです。私がお聞きをしておりますのは、それらの事業計画をしていくに当たって最低の、言うなら足切りに持っていくところの基準があるでし...全文を見る
○坂倉藤吾君 そうしますと、先ほど論議をしました、実態に即して現に五十三年から五戸になっている、基準はあくまでも十戸だと、この場合に八戸、九戸のところは一体今度の実態把握ではどうなるんですか。
○坂倉藤吾君 そうしますと、それ以下は対象にならない、こういうことですね。  これは総理府小島さんにお聞きをしますが、そうなりますと、実態を完全に把握するというかっこうになりませんね。総理府はそれでいいんですか。
○坂倉藤吾君 どうもすっきりしないんですがね。事業の観点からいくとある程度わかると思うんです。たとえば国の基準は農水省がこうですよと、建設省はこうですよと基準があって、それ以下は、その基準に合致をしないところは当該府県が中心になって実態把握に努めなさいよ、事業量についても測定しな...全文を見る
○坂倉藤吾君 これはこの前予算分科会で総理府に私がお尋ねをしたときの答弁といま小島室長がお答えになった趣旨と似ているようで大分違うと思うんです。これはきちっと議事録を調べてやってもらいたいと思う。私があのときに御答弁いただいて一応結論を出したのは、実態は全部把握をすべきだ、把握の...全文を見る
○坂倉藤吾君 念のために、大臣、これは確かにいま大臣の御答弁は私はそのとおりだったと思います。ただ附帯決議をつけました趣旨合いというのは、そこが何といいますか玉虫色になっておりまして、ことさらにつけてない。つけてないんですが、残事業の実態把握ではなくて、同和地区の実態を把握をする...全文を見る
○坂倉藤吾君 私はそこにも、残事業量といいながら実は個票をなくしてしまって、総括表はありますよと。総括表というのは大体総理府から出ているこれの系統ですね。これよりもう少し詳しいんだろうと思います。しかしその程度で果たして基礎になるのかどうかというきわめて不安な気持ちが強いんです。...全文を見る
○坂倉藤吾君 ぜひその辺具体化をしてもらいたいというふうに思うんです。ところが、これは農水省が言っているわけじゃなくて建設省が言っているんですが、関係各省といわゆるチームを組みまして、そうして総体的にひとつ地区の生活基盤安定、それから同和地区解消、こういう立場でやっていきたい、こ...全文を見る
○坂倉藤吾君 小島さん、そういうお話ですから、しり押しを大臣は大いにしようと、こういうことですから、ひとつ長官に話をして、やってくれますか。
○坂倉藤吾君 きょうはそれ以上追及しないことにしますが、いま話がありました各省がこの実態の把握といいますより、それぞれの責任者が実情視察といいますか、こういう観点ででも、この地区内の事情というものを詳しく知っていこう、その上で対策を立てよう、こういうことで鋭意それぞれ約束をいただ...全文を見る
○坂倉藤吾君 通産の事務次官のように放言をしなければ、これは大臣が忙しければ次官にもぜひひとつ視察をしてもらう、こういう形はぜひおとりをいただきたいと、こう思っています。どうも室長ありがとうございました。  次に、優良農地にするために幾つかの事業をやられているわけですが、せっか...全文を見る
○坂倉藤吾君 それらは、たとえば私が前に公環特で提起をしました群馬県の流域下水道の終末処理場に指定をされています玉村町、ここも実は大きな河川敷が、これは普通の河川敷じゃなくて、私も見てきましたが、立木なんかもりっぱな立木があります。こういうところがはたにありながら、実は優良農地を...全文を見る
○坂倉藤吾君 これも話の筋はいま杉山さんからお答えがありますと、なるほどなとこう思うんですが、現実問題としては、さっき三重もありますよと、こういうふうに言いましたように、各地で起こってるんですね。私いまここに持ってますのは、これもつい最近構造改善事業が行われまして完成したばかりの...全文を見る
○坂倉藤吾君 それからもう一つ最後にお聞きをしたいんですが、農地ですから時期になりますと全部作付をしますね、これは水稲であったりあるいは野菜であったり。ところがそれを、用地計画に入っているからということで、まだ契約が履行されてない、成立をしてないそういう段階で、成立を見越してそこ...全文を見る
○坂倉藤吾君 それが、たとえば県がそのことを補償する、こうなるとどうなるんですか。私は、公共機関がたとえば買い上げるときに、本来ならつくるべきものだからその分を地価評価に上積みをしまして入れますよと、こういうかっこうはあるだろうと思うんです。しかし現に契約ができてない、こういう段...全文を見る
04月18日第91回国会 参議院 公害及び交通安全対策特別委員会 第5号
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○坂倉藤吾君 建設省はおいでになっておりますか。——衆議院の関係で大臣がお見えになっておりませんが、先般の建設大臣の所信表明によりますと、新たに建設をする道路について、交通安全施設等の完備した道路、これをやっていくのだというふうに表明をされておるわけですが、交通安全施設、これが完...全文を見る
○坂倉藤吾君 ちょっと質問の趣旨と答弁とどうも。大変むずかしい状態だからやむを得ないと思いますが、私がお聞きをしておりますのは、明確に所信の中でそういう安全施設等が完備をした道路をつくっていくのだというふうに言い切っているわけでありますから、相当自信があってのことだと思うのですが...全文を見る
○坂倉藤吾君 概念的な論争をしておりましても、これはお話になりませんが、問題は、新しくつくられる道路というのが一つの安全施設を完備した道路という前提に立ってつくられるとするなら、既存の道路というのはそれに伴って新しくつくろうとするものと同じ質のものに引き上げていくというのは当然道...全文を見る
○坂倉藤吾君 お聞きをしていますのは、たとえばいま冒頭答弁がありましたように、費用の関係については大体全部消化した、しかし実際の仕事の量からいくと八割にとどまるだろうと。そうしますと、この八割にとどまる理由というのは、たとえば物理的に不可能だったのかという観点と、それから経費が思...全文を見る
○坂倉藤吾君 私は、いまの御答弁、これは国鉄、運輸省両方ですが、お聞きをしていまして、やはり気になるのです。  それはどういうことかと言いますと、鉄軌道交通の基本ですから、基本は、その軌道を走る輸送物、運搬物、これを中心に安全を考えるというのは、これはもう当然の話ですね。ところ...全文を見る
○坂倉藤吾君 最後に。  いまの状況ではその域を出ないことは百も承知であります。ただ、きょう触れませんでしたがたとえば暴走族の問題その他からいきますと、現実に家庭の事情、その人間を取り巻く状況の中等からいきまして、いろいろ本人の権利の問題から言って幾つかのケースが出てくるわけで...全文を見る
○理事(坂倉藤吾君) 質問にきちっと答えてください。
○理事(坂倉藤吾君) 時間が来ました。
○理事(坂倉藤吾君) 答弁になってない。
○理事(坂倉藤吾君) 本日の質疑はこの程度にとどめ、これにて散会いたします。    午後五時二十九分散会      —————・—————
04月22日第91回国会 参議院 逓信委員会 第4号
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○坂倉藤吾君 私はきょう、五十三年の二月の段階で、決算委員会で逓信関係が行われたわけですが、その際に論議をいたしました問題がその後どうなっているか、こういう立場でただしておきたいと思います。  まず第一は視覚障害者、目の不自由な方々が、いわゆる相互間の通信を行うに当たって、最近...全文を見る
○坂倉藤吾君 結局、検討したけれども前回の回答のとおりであって一歩も前進をしない、そういうことなんですね、結論は。前回あなたの方の見解、いま言われたとおりでありまして、これは文書でちゃんとできている。  私は、そこで郵政省の姿勢の問題が出てくると思うんです。福祉関係は厚生省が担...全文を見る
○坂倉藤吾君 いまの大臣の答弁では納得できないんですよ。それならば、なぜ低料扱いの制度があるんですか。点字物はなぜ郵政省が無料にしているんですか。私は、限度があると言うけれども、その限度の問題をどこに置くかということじゃありませんか。私は、前回も指摘を申し上げましたのは、見分けが...全文を見る
○坂倉藤吾君 厚生省の方どうですか、いまの答弁を聞いておりまして、私はこうなったら日本の福祉、現在の福祉行政自体が各省で大変なことになるだろう、こういうふうに思うんですが、その辺も含めてひとつ見解を聞かしてくれますか。
○坂倉藤吾君 これは五十三年のときも、私の提案に対して当時の郵政大臣は、提案としてきわめて同感である、したがって十分に検討するという、こういう立場での約束をいただいている問題であります。しかも、いま厚生省からもお話がありましたように、それぞれの分野でもって真剣にそのことについて取...全文を見る
○坂倉藤吾君 私も長い間郵政省でお世話になってきた一人としまして、あなた方の言っている理屈がよくわからぬのです、実際問題として。法律的なたてまえあるいは具体的な実行面、このことを踏まえまして何が障害になっているかよくわからぬのです。ただ、あるとすれば、郵政省の頑迷固陋な全然変わり...全文を見る
○坂倉藤吾君 これ以上やりますと押し問答になりますからやめますが、少なくとももっと真剣に取り組んでもらうことを重ねて言っておきます。  次に、これもそのときに指摘をさしていただいたわけですが、いま電電公社の方で五十三年度から五十七年度にかけてのいわゆる第六次五カ年計画が進行をし...全文を見る
○坂倉藤吾君 そんなことは問題じゃないんだからいいよ。
○坂倉藤吾君 この調査結果は資料でちょうだいをしたいと思うのですが、いただけますか。
○坂倉藤吾君 その中にありましたように、公社の努力の問題、それから補助の仕方の問題、それから加入者となる人の応分の負担、この三つがいま骨だということで報告を受けたわけでありますが、実際は今日過疎のそういう地域を抱えておる地方行政は、実は大変な負担をその分でもしているわけですね。同...全文を見る
○坂倉藤吾君 いまの御答弁であらかた調査をし、実態は把握をされているというふうに思いますが、少なくとも七キロで現在計画をしているのは将来計画も含めて全部あるわけですから、その地域はどこにあって、そこがどれだけかというのはみんなわかっているはずなんですよ。もちろんそこは世帯は移動し...全文を見る
○坂倉藤吾君 衆議院の本会議の関係で中断をされますので大変やりにくい質問になるわけですが、ただいまの議題になっておりますこの承認の案件の問題ですが、郵政省が案件を受理をされましたのは一月三十日、それから閣議了承が行われたのが二月の十九日、国会に提出をされましたのが三月十七日、こう...全文を見る
○坂倉藤吾君 そうしますと、一月三十日郵政省が受理をされて、そして閣議の了承を得るまでの間に二十日間、さらに閣議了承を得てから国会に提出をされるまでが、三月十七日ですから二十七日間ということになりますね。それで、この承認案件は本来年度内に承認手続を了しよう、このことが本来の姿であ...全文を見る
○坂倉藤吾君 私はいまの大臣答弁だけでは理解ができないのであります。  この国会に提出をして承認を求める権限というのは、これは郵政大臣にあるんですか。それとも、閣議了承という形をとるからには政府ということになりましょうし、政府を代表いたします総理大臣ということになるんでしょうか...全文を見る
○坂倉藤吾君 いや、理解しろ理解しろと言われても理解できないのであります。  今回承認を求められております——先ほど大臣が理由として言われました値上げが絡んでいるということ、値上げが絡めば、絡まなくても受信料の不払い問題が依然として解決をされていないのに、さらに不払いがふえるで...全文を見る
○坂倉藤吾君 結局、国会の了承というのは、少なくとも政府と国会とが独立をしたそれぞれの機関、いわゆる行政それから法制、こういう立場から見てきちっと明確になっている。ところが、実際には政党政治であるから根回しをしておかなければならぬ。特に、とりわけ与党である自民党とは意見調整をして...全文を見る
○坂倉藤吾君 そのやむを得ないものは当然の話でしてね、結果として。しかし、そのやむを得ない事由をつくり出したのは、まさに私はこの閣議了承の後、自民党との間の問題じゃないのか。少なくとも、暫定予算まで組まなければならぬという事態を踏まえて、与党がなぜそのことについていつまでもこだわ...全文を見る
○坂倉藤吾君 重ねて聞きますが、それでは調整がおくれたという結果は、これは政府の責任なんですか、与党の責任なんですか。
○坂倉藤吾君 結果として一カ月暫定予算になったわけですが、暫定予算になったことによって収入欠陥は生じないんでしょうか。
○坂倉藤吾君 そうしますと、その歳入欠陥に当たる約四十四億円は、これはどういうふうに今後処理をされていくんでしょうか。
○坂倉藤吾君 結果としましては、暫定予算を組んだことによる歳入欠陥というものは、これはどこかから生み出して埋めていかなければならぬ、こういうことなんですね。そして、その埋めていく形については、単年度では大変むずかしかろうから、三カ年計画の消化とあわせて、いわゆる経営の効率化といい...全文を見る
○坂倉藤吾君 説明しようとしている姿勢はわからぬではないんです。しかし、少なくとも五十一年度の料金改定の際に、五十一、五十二、五十三の三カ年経営計画が出ましたね。そして、この三カ年計画の中でやってまいって、そうして努力に努力を重ねた結果、五十四年度は若干の赤字が出るけれども料金は...全文を見る
○坂倉藤吾君 答弁のしにくいところだろうと思いますけれどもね、結果としては歳入欠陥を生じたことは、直接的ではないにしても、視聴者の方にツケが回される、このことは間違いありませんね。
○坂倉藤吾君 回らぬようにということはわかるんですがね、仮に四十四億の欠陥があろうとなかろうと経営の合理化、効率化を図っていくのだと、やれるところはどんどんやっていこうというのが、これは歳入欠陥があろうとなかろうとやっていくんでしょう、そうじゃありませんか。どんどんむだを、ぜい肉...全文を見る
○坂倉藤吾君 だから、今回はからずも、これは郵政省の責任か政府の責任か、よくまだ明確になっていないようでありますけれども、少なくとも歳入欠陥が生じた。したがって、今日立てております経営計画三カ年計画があるけれども、それをさらにもっと厳しく進めていくことによって、直接視聴者の方には...全文を見る
○坂倉藤吾君 明確にしてくださいね。  で、次へ進んでいきますが、先ほども少し話が触れましたけれども、大臣の付されました意見の中に、「公共放送機関としての経営責任を全うするため、長期的展望に立って経営の在り方について検討」せよと、こういうふうに出されています。この長期的展望に立...全文を見る
○坂倉藤吾君 そうしますと、第二次の基本問題調査会の報告書では、「長期経営ビジョンの検討」のところで今日の経済情勢、社会情勢の中では三年を超える長期構想というのは非常に困難だと、こういうふうに指摘をしていますね。それほど目ぐまるしく状況が変化をする、こうなっていると思うんですが、...全文を見る
○坂倉藤吾君 そういたしますと、八〇年代にもうかかったわけですからね。これから長期ビジョンをつくる、片方ではこう言う。八〇年代と言えば大体十年間構想だと。そうすると本年度から始まる三カ年の経営計画がある。当然長期ビジョンの上に立って三カ年計画の見直しは私はあるだろうと、常識的にこ...全文を見る
○坂倉藤吾君 そういたしますと、当面は長期ビジョン策定に最大の努力をしていくけれども、これはまだ未確認だと。そうなりますと、いままでのNHKの形をながめてみましたときに、当初出発段階では五年計画になり、そしてしばらく中断をしておって、今度は五十一年が第一次基本問題調査会の関係等も...全文を見る
○坂倉藤吾君 ちょっとわからないんです。国会に承認を求めるというのは単年度ですね。そうしますと、少なくとも今日の時点では、これからの三カ年計画の第一年次と、こういう位置づけになりますね。そうしまして、来年になれば三カ年計画の第一年次としてとらえて運営をしてきて、第二年次が計画修正...全文を見る
○坂倉藤吾君 大体わかるんですがね。結果としてこういう見方が成り立つんですよ。料金値上げのための経営計画じゃないのか、端的に言いまして。五十一年度の場合も、三年計画は立てた、料金値上げ。本年の場合も料金値上げ。したがって、料金値上げを了承させなければならぬから経営計画を立てるんじ...全文を見る
○坂倉藤吾君 くどいようなんですが、いまの山本さんのお話を聞いていましても気になりますのは、確かに財政上の裏づけがなければ経営計画成り立たぬというのははっきりしているんです。これは私も認めます。そして、NHKの場合、その財政の基盤というのは受信料にある。これ以外にないんですから、...全文を見る
○坂倉藤吾君 それじゃ次の問題に移りますが、予算総則ですが、予算総則を見ていきますと、第二条では受信料の額の定めがあるわけですが、この中で前納の制度の問題ですね。六カ月前納と十二月前納とあるんですが、この六カ月前納を二倍いたしますと額的には十二月前納と全く同額と、こういうことにな...全文を見る
○坂倉藤吾君 特にNHKの場合は集金手数といいますか、これが大変なんだそうですね、正直言いまして。大体通常払い込みは二カ月に一回ですね。そうしますと、その手数に要するものをいかに合理化していくかでいままでずっとやってこられたと私は思います。そういう観点からいきまして、十二カ月払い...全文を見る
○坂倉藤吾君 次に、第四条の二項に給与予算の項目間流用禁止除外規定がございますね。これは、この中で「民間賃金及び国等の給与の額に比して」と、こう表明をされているんですね。これはいま民間賃金と国等の給与の額というのは、相当世論的にもそのこと自体が比較をするのには、大変並行で並んでい...全文を見る
○坂倉藤吾君 いま述べられたことについて私基本的に賛成なんですがね。ただ、述べられた趣旨とこの総則とは大分違いますね、そうなりますとね。基本がどこかに飛んじゃって、社会的な合意を得るための手段の方が前へ出ちゃう、こういう話になりますね。私は、いま述べられましたように基本的な考え方...全文を見る
○坂倉藤吾君 余りやっているとだんだんおかしくなってくるような感じでして、初めの答弁といまと違ってきて、どちらをとるのかというと、あなたの考え方として先ほど述べられましたのはいわゆる比較をする基礎になるところはマスコミ関係を大体とりたい、こう言っておりながら、総則の中ではやっぱり...全文を見る
○坂倉藤吾君 直すことが困難だといって最後に言われますと、それは検討してもだめですよといって通告されたような話ですからね。それじゃやっぱり困りますので、むずかしいからというんじゃなくって、あなた方の考えられていることが実現をしていかないとお話になりませんので、頭ではいいことを考え...全文を見る
○坂倉藤吾君 実情はいいけれども、それは直さないんですか、その表現は。  さらに十二条の関係も同じようなことですね。これは調査研究に対する交付金、補助金ですね。ただ私は、この十二条の調査研究に対する交付金、補助金につきましては、もう一つの問題があると思うんです。これはNHKとし...全文を見る
○坂倉藤吾君 ちょっとわからぬですがね。NHKの自主性を阻害する、しないという話じゃなくて、この総則自体はNHKのものなんでしょう。どこかから押しつけられたものですか、この総則は。私はNHKの自主的な立場に基づいてNHKとしての予算総則を決めている、こういうふうに認識しているんで...全文を見る
○坂倉藤吾君 総則の前段の方ではそういう規定があるんじゃありませんか。
○坂倉藤吾君 こんなことで引っかかっておっても何ですが、私はいま言われている形から見まして、必ずしも適切でない、そんな感じがいたします。  で、仮にそこで縛っては自主性が損なわれるという判断ですが、私は損なわれないだろうと思うんです、そのことによりまして。特定の費目を上げている...全文を見る
○坂倉藤吾君 私は事前の段階で、たとえば私どもに相談をしろとかそんなことを言っているのじゃないのです。全国選出と地方選出がありますから、たとえば地方等の場合にも民主主義のルールを踏まえて本当に選考をされているのだろうかどうだろうかというところに一つ問題点がある、これが一つ。  ...全文を見る
○坂倉藤吾君 残されました時間がいろんな関係で三十分に制約をされたようでありますから、ひとつ答弁の方も要領よく御答弁をいただきたいことを申し上げまして、質問に入ります。  今回の計画からいきますと、受信料の減免の措置の問題があるわけです。この減免措置の改廃の問題については、五十...全文を見る
○坂倉藤吾君 結局、大学、高専を廃止をするという具体的な事例は事例なんですが、それに対して、結果としては、減免による減免の額の問題は昨年よりもふえてますね。そして全体の受信料総額に対する割合というものは全然変化がない。そうしますと、減免のところがさらに増加をしていく、こういう傾向...全文を見る
○坂倉藤吾君 午前、一般質問で私は、実は目の不自由な方々の、言うならば通信手段であります録音物の郵送をという話をいたしましたが、NHKの性格からいきますと、私はむしろNHKという基本性格からいって、そのことはその制度を受け持つ担当のところがむしろ負担をすべきだ、こういうふうに原則...全文を見る
○坂倉藤吾君 NHK発足以来の長い歴史の上に成り立ってこの免除措置が今日まで講じられてきた。したがって、急激にそのことを変更させるというのは大変むずかしい課題であるということは承知をしております。しかし、少なくともNHKのこれからの財政見通しあるいは経営計画、こうしたものにかかわ...全文を見る
○坂倉藤吾君 そこで、実はこれは前々から少し聞いておって今回新聞にも出されましたから大変疑問に感じるわけですが、放送関係者の方々については受信料が免除されている、しかもその免除を内規で規定をするものがある、こういうふうにお聞きをしておるわけであります。これは私の直接聞いた話ですが...全文を見る
○坂倉藤吾君 私もその辺、どこのだれがという話はいたしませんが、そういう現実が——行って、契約がまだでしたら契約をと言ったら、うちは放送関係者なんだからと、こういう話で、行った人もすっと帰られたというようなことを聞いておるものですから、そうなりますと、いまの答弁とは範囲が拡大をさ...全文を見る
○坂倉藤吾君 数はいいんです。定着率はどうなっているかと、こういうことなんです。一人の人が長く委託者としてその作業に従事していただいている状況というのはどうなっているか。いや、これは私も郵政省におった当時にラジオの集金の問題というのは担当したことがあるんです、その当時はラジオが中...全文を見る
○坂倉藤吾君 そうしますと、ある一部の地域の方々に関係の委託を、受託をしてもらっている方々に集まっていただいて、そしていろいろ訓練をする、学習をする、こういうことはないわけですね。委託集金にかかわるものが圧倒的に多くて千三百五十二万件になっていますね。これもう圧倒的な四八・八%に...全文を見る
○坂倉藤吾君 さらに、直接雇用関係にあります外務職員の方々ですね、これもまさに集金の率からいくと三十三万件、丁二%、これ五十三年度末なんですがね、もう本当にごく一部になっちまっている。しかし、この一部になっているところは私は大変貴重な存在だと思うんです、そういう意味合いで。きちっ...全文を見る
○坂倉藤吾君 あなたのところの資料で「新規業務の開発」と入っているもんですから、これは言葉をきれいにするための作文ですか。いや、それならいまの答弁わかるんですよ。
○坂倉藤吾君 そうすると、まだ漠としているものであって、そう構想があったわけではないけれども、そういうところに着目をして、これから検討を加えていきたいと、こういうふうに受けとめていいんですね。なかなか見ていますときれいですし、意欲的なものですから、私は何か一つこれ以外に出たのかな...全文を見る
○坂倉藤吾君 姿勢の問題としましては十分に労使の協議を詰めていく。その姿勢はあくまでも貫いていただくことで異議ないんです。ただ、私どもとしましてはここに計画が提示をされて、その上に立って本年度のいわゆる予算執行についてわれわれが承認をするかしないかと、こうなるわけでありますね。そ...全文を見る
○坂倉藤吾君 あと一問だけお許しをいただきたいと思うんですが、新聞を見ておりますと、NHKに関するたとえば一般の情報記事はいいんですが、視聴者の一員として、たとえば私いまここに持っておりますのがNHKの金の使い方に疑問というのですね、これは二月段階。言うならば、いま私どもが審議を...全文を見る
05月13日第91回国会 参議院 逓信委員会 第6号
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○坂倉藤吾君 いま報告をされました決算の関係ですが、予算、決算に関しまして、国会の効率的な審査に資するように改善をする、そういう立場の附帯決議が四十七年度の予算を審議するに当たって付されておるわけであります。  それを受けまして、放送法施行規則が改正をされて、四十八年度以降、予...全文を見る
○坂倉藤吾君 私は、予算と決算とを比較をしてみましたときに、予算の場合はこういう説明資料が一応添付されまして、そして比較的内容はともあれ、相当審議に当たって理解に必要なものが具備されておるわけですね。ところが、決算に当たっては全くこれ何もないということです。  それで、郵政省の...全文を見る
○坂倉藤吾君 NHKは。
○坂倉藤吾君 会計検査院に来ていただいているんですが、いま報告は、特に不当と認める事項がなかったと、こういうことですね。私は、いまの会計検査院の機構あるいは陣容、そうしたものからいって、会計検査の主たるものは不正不当の事項がないかどうか、やっぱりここに重点が置かれていることについ...全文を見る
○坂倉藤吾君 私は活字にして出せということを言っているんじゃなくて、少なくともこういう機会に口頭ででも、たとえばその辺の感じを、検査結果についてのいわゆる総評的なものを報告していいんじゃないだろうか、こういうふうに思うんです。  ただ、NHKの性格はもう御承知のとおりであります...全文を見る
○坂倉藤吾君 次に、これは放送協会自体の監事の任務であります。この業務報告書を見ますと、監事について、たとえばだれだれが交代をした、それからどういう会議に出席して意見を述べた、説明を聴取した、こういうことだけですね。  私は、この放送協会の監事というのは、理事者側とは違った立場...全文を見る
○坂倉藤吾君 私たちからながめますと、この業務報告書ですね、これはまさに執行部が、言うなら自分たちが努力してやってきたことの自画自賛でありまして、広報の分野ですね、ざっと言いまして。卑屈な言い方をすると、都合の悪いことは少し小さく書いて、胸を張って言えそうなところは大きく書く、こ...全文を見る
○坂倉藤吾君 そのことが適当であるかどうか、私はそこにも問題があると思うんですね、慎重に検討してもらわないと。余り窮屈にがちがちやっていきまして、いまでも、この前の予算審査の状況でNHK側の答弁を聞いていますと、小型官庁が出現したんだろうと、こんなふうな感じが率直にいってするんで...全文を見る
○坂倉藤吾君 ちょうど視聴者会議の話題が出ましたから、あわせてちょっと聞いておきたいんですが、この業務報告書によりますと、番組審議会の問題に関しまして、「更に幅の広い観点から」選考を行うようにすると、こうなっていましてね、そしてこの委員委嘱の名簿がずっと出されているわけです。私は...全文を見る
○坂倉藤吾君 反町さんね、私の聞き方が少し悪かったんで、いまの御答弁、別に不足はないんですが、私がお聞きをしたいのは任命の手続なんですよ。やっぱり視聴者会議というものの性格からいきますと、むしろ私はNHKが自分の判断で任命をするという行為よりも、むしろNHK以外のところでかたまり...全文を見る
○坂倉藤吾君 これは特に報酬その他はついてないんでしょう。
○坂倉藤吾君 そういうところだけに、むしろ遠慮なしにNHKに物を言っていただく、そういう立場にするとするなら、私はNHKが、だれだれいい人おりませんかという選考の主導を握るんじゃなくて、むしろこういうふうな趣旨の会議を結成をしたい、したがって、それにふさわしいような人をひとつ編成...全文を見る
○坂倉藤吾君 くどくは申し上げませんが、NHK型の、都合のいいような会議といいますか、意見表明をするような団体は余りつくらぬように、むしろずばり物を言っていただいて、そういうことがむしろNHKと遠慮なしに討論ができる、そういう機会を通じて全体に知ってもらうというところまで踏み出し...全文を見る
○坂倉藤吾君 次に、受信料の収納率ですね。これは五十一年度九六・五%、こうなっているわけです。ところがほかの数字というのは、大体普通契約、カラー契約、別に出ていますね、大体の数字というのは、全部整理されて。ところが、この収納率というふうなまとめた金額に該当する分野になりますと、た...全文を見る
○坂倉藤吾君 説明のできるものは、先ほど言いましたような趣旨合いに基づきまして、別にそれを明らかにしたからといって支障なかろうと思うんですね。できるものはこういうふうにして、そして、公の数字としてもし仮に支障があるとするならば、それはもう別な形で、たとえば資料として出す、数字は数...全文を見る
○坂倉藤吾君 結局収納率は、先ほども言いますように、年度決算当時九六・五%、それから、いまさらにもう一年追いかけますね。そうして最終収納率というのは九七・三六まで上がっておるわけですね。これはそれだけ追いかけた成果だと、こういうふうになるわけですが。  ところで、この予算総則の...全文を見る
○坂倉藤吾君 ところで、予備費から欠損償却に当てていく、いわゆるこの振りかえる額なんですが、それの当てはめ方で五十年の場合には総則の四条、それから五十一年以降は総則の六条、こうなっていますが、これは総則改正があったということでしょうか。
○坂倉藤吾君 私は、これ金額的にはその年度によって差が相当あることはわかるんですがね。収支予算を立てるときに相当見込める数字じゃないんでしょうか。その辺は無理なんでしょうか、技術的に。
○坂倉藤吾君 結局、収支予算編成のときに、引き当て額に余りたくさん見込むといそんなにたくさん見込んでけしからぬからもっと収益を上げろと、こういうふうに迫られるから予算の方では少なくして、それで後で振りかえている、こういう話になるんですか。その辺はどうですか。
○坂倉藤吾君 私が質問している趣旨は理解をされていると思いますのでそれ以上追及しませんが、やはり予算の中で一つは盛り、しかも確定のときに絶えず予備費から流用、こうなりますと、予備費の趣旨そのものからいきまして大変不都合なことではないのか、一般的に申し上げまして。こういうふうに指摘...全文を見る
○坂倉藤吾君 いままでのNHK関係の国会における審議状況をこう見ておりますと、いまの特別措置の状況でありますが、五十二年の十月から五十四年の九月までの二年間、百三十五万件訪問をされてますね。そして、そのうち面接のできたのが五十一万件、四一%ですね。で、それによって収納ができたのが...全文を見る
○坂倉藤吾君 ちょっと、私もはっきり物を言ってないので受けとめ方が違ったと思うんですが、たとえば七億かけて二億の収入で差し引き損じゃないかという物の見方は成り立つにしても、私はそのことを指摘をしているんじゃないんです。私は、NHKが受信料によって成り立つ、そういう立場を踏まえると...全文を見る
○坂倉藤吾君 まあ、いまの点はその程度にしておきますわ。  姿勢の問題はそういうことで確認をしまして、受信契約の促進の面なんですがね、ポイントなんですが、これは前の予算審議の際に中野先生が、非世帯の問題について御論議をされました。それらを私聞かしていただいておりまして、どうして...全文を見る
○坂倉藤吾君 まあ、それ以上やりとりしてもいけませんので、ともかくこの分野としての問題点は私はそこにある、こういうふうに認識しますので、ぜひひとつ強力にもう一遍点検をし、そして進めてもらいたいと思います。  次に移りますが、本年度の収支予算、これは四月の二十五日、国会承認の手続...全文を見る
○坂倉藤吾君 いま旧料金でというけれども、どこにそれが決まっているんですか。あなたの言っていることはおかしいんじゃありませんか。月額を決められるのは国会以外にないんでしょう。あるんですか。大臣が持っているんですか。そんな話はないでしょう。  だから、先ほども言いますように、ずっ...全文を見る
○坂倉藤吾君 規定はあるんだよ、ないことない。
○坂倉藤吾君 もう時間が来ていますからね、また検討してきちっと答弁してくださいよ、いいですか。  あなたの、いまのその方がいいとか悪いとかいうんじゃなくて、法律でもって受信料月額というものは収支予算の決定によって決められる、国会しかないんです。これが三十七条の四項なんですよ。こ...全文を見る
05月14日第91回国会 参議院 決算委員会 第12号
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○坂倉藤吾君 まず、いま報告がありました予備費の使用の問題ですが、総論的に申し上げまして、予備費の使用につきましては法律等でその基準が定められておるところであり、特に政策経費に絡む問題、とりわけ政策の柱とも言うべき重要な政策にかかわる経費、これにつきましては、もともと政策決定に対...全文を見る
○坂倉藤吾君 ただ、大要において意見の相違はないと、こう言われるんですが、五十四年度の予備費の使用調書等を拝見をいたしますと、たとえば厚生省の所管でありますが、原爆被爆者手当交付金の不足を補うために三十億円余、あるいは児童扶養手当給付費の不足を補うために四十二億四千七百万円余、あ...全文を見る
○坂倉藤吾君 いずれにいたしましても、これは法律的に論争いたしますと相当の時間を要する問題であろうと、こう思うんですね。同時に、いま答弁ありましたように、そのことを一体どう具体的にしていくかについても幾つか問題があるところだろう、そういう立場がありますから、きょうは深く追及いたし...全文を見る
○坂倉藤吾君 次に、具体的な内容でお聞きをしてまいりますが、まず初めに水田利用再編対策の費用の問題です。  五十四年度の一般会計予備費から水田利用再編対策費ということで使用されておりますものが二件ございますね。一件は、五十四年十月十九日の閣議決定に基づく三百五億六千九百五十三万...全文を見る
○坂倉藤吾君 いま説明がありましたように、私もそうだと思うんです。  ところで、この水田利用再編対策は、ちょうど表面化をしてまいりました過剰米問題、ここに端を発しているわけですね。そして、この施策が提起をされます段階で、ちょうど農林水産委員会の場でもきわめて大きな論議を呼んだは...全文を見る
○坂倉藤吾君 いま御説明を聞いていますと、大変積算根拠が把握をしにくいからと、こういうまあお話なんですが、先ほども答弁されていますように、農林省の施策の第一位にランクをされるような、そういう重要なものが、いま答弁のありましたような形からいきますと、きわめて場当たり的に処理をされて...全文を見る
○坂倉藤吾君 いま説明がありましたけれども、これはもうずいぶん論議になったところでございまして、実際には転作目標を達成をしなければ次年度においてペナルティをかけるという話が堂々とまかり通ったんじゃありませんか。そのために農蚕園芸局長名でもって、そうしたことは誤りだという訂正の文書...全文を見る
○坂倉藤吾君 いま説明がありましたように、大体三つの原因が指摘をされているわけですが、それに対して農林省としては一体どう対処されているでしょうか。
○坂倉藤吾君 そういたしますと、この五十三年度の検査院の指摘に対して農林水産省として答弁をしているこの域を今日段階まだ出てないわけですね。いわゆる結論的に申し上げますと、前半の問題ですね、いまのあなたの答弁の、「標準的な統一基準の具体化について検討し、事業の適正な執行に努めてまい...全文を見る
○坂倉藤吾君 重要な政策であるだけにきちっとした取り組み、そしてそのことについて誤解を生むような形のものは厳正に私は対処してもらいたい。その措置を明確にするようにぜひとも要望もしておきたいと思う。  次に、農業者年金の実施費の関係についてちょっと触れておきたいのですが、五十三年...全文を見る
○坂倉藤吾君 事情はわかるんですが……。  大蔵大臣、いまやりとりをお聞きをいただいておりまして、たとえば離農給付金にいたしましてもあるいは後継年金にいたしましても、内容の変更ではなくて見込みの相違から発生をしているわけですね。こうしたものが予備費から支出されるということについ...全文を見る
○坂倉藤吾君 後半の、結果として支出をせざるを得なかったということは実態上私はそれを否定をしてない。ただ、そういう性格のものはそれこそ補正予算に該当するものではないんだろうか、そのために補正予算の制度というのは生かされるべきだろう、こういうふうに考えるんです。そこは少しいまの答弁...全文を見る
○坂倉藤吾君 次に、インドシナ難民の定住促進に必要な経費の関係についてお聞きをします。  いまこれは総理府の方に一室設けられて、各省の取りまとめをしつつ対策が講じられておる状況は承知をしつつ質問を申し上げるわけですが、五十四年度の一般会計でインドシナ難民のいわゆる定住促進に必要...全文を見る
○坂倉藤吾君 委員長からの御指摘もございまして、十一分までいただいておりますが、あと本当に残り少なくなりましたので討論は差し控えざるを得ませんが、このインドシナ難民の問題というのは国際的にきわめて今日の位置づけの中では重要な問題であろうと思うのです。そういう意味からいきますと、い...全文を見る
07月29日第92回国会 参議院 農林水産委員会 閉会後第1号
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○坂倉藤吾君 私は日本社会党、公明党・国民会議、日本共産党、民社党・国民連合及び第二院クラブの各派共同提案による昭和五十五年産生産者米価に関する決議案を提出いたします。  案文を朗読いたします。     昭和五十五年産生産者米価に関する決議(案)   わが国の農業を守り、食...全文を見る
10月03日第93回国会 参議院 公害及び交通安全対策特別委員会 第1号
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○坂倉藤吾君 委員派遣の報告を申し上げます。  山崎委員長、馬場理事、内藤委員、戸叶委員及び私、坂倉は、去る九月十八日から二十日までの三日間の日程で、岩手県及び青森県において公害及び環境保全並びに交通安全対策の実情調査を行いました。  第一日は、盛岡市で公害・環境及び交通安全...全文を見る
10月23日第93回国会 参議院 農林水産委員会 第3号
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○坂倉藤吾君 本日は、農政の基本的部分に少し的を当てて幾つかの見解をお聞きをいたしたい、こう思っているわけです。  その前に、いま衆議院で論議が行われております農住組合法案、これは国土庁が提出をされているわけですが、関係する建設あるいは農林水産、それぞれ協議の上で法案が提案をさ...全文を見る
○坂倉藤吾君 いまの大臣の御説明でいきますと、市街化区域の線引きをしたんだから当然そこは農地じゃなくて市街化をする、住宅化をしていく、つまり言いかえれば、そこには本人がどうしても農業で生計を維持をしていきたい、こういう立場の者は憲法上それを犯してまでという強制力は働かないが、国の...全文を見る
○坂倉藤吾君 どうも出発点が違いますのか、あなた方と、私の発想と、よく答弁が理解できないんです。その一つは最初から出発をしてながめてみましたときに、いま住宅政策の問題にいたしましても、農業政策の問題にいたしましても、相当根本的に私は見直すべき時期に来ているんじゃないのか、これがま...全文を見る
○坂倉藤吾君 まあきょうはこの問題を余り深く突っ込もうと思っていないんです。いずれまた連合審査その他でこの問題を専門に論議をする機会があろう、こう思うのであります。  しかし、どういたしましてもいままでの実績等から考えても、この市街化区域内の農業に対する国の政策というものは何も...全文を見る
○坂倉藤吾君 きょうは、先ほども言いましたように、そのことで深く突っ込もうと思っていませんから、一応皆さん方の考え方は承ったということにしておきたいと思います。  食糧自給力強化に関する決議、これは前々国会、衆参両院で行われたわけですが、この食糧自給力強化に関する決議を具体的に...全文を見る
○坂倉藤吾君 考え方はいまお示しになりました。私は、むしろそれをさらに突っ込みまして、具体的に柱を立ててもうお話をいただける時期じゃないのかと、こう期待をして御質問を申し上げておるわけです。
○坂倉藤吾君 ずっと、なかなか詳しく御説明をいただいたわけなんですがね。大変問題があり過ぎまして、一〇〇%自給率といって言われてきましたのはいまでも過剰傾向の問題です。これはあたりまえの話でありましてね。現在過剰のものをさらにという話じゃないんでしょう。そのために米の需給調整、そ...全文を見る
○坂倉藤吾君 農政審議会、結構なんですけれどもね。農政審議会に提出をされる資料はあなたのところから全部出るわけでしょう。もちろん、審議会に加わってみえます団体の代表の方はそれぞれ調査もされ、資料をお持ちですよ。お持ちなんですが、一番中心になる資料は皆さんのところからお出しになる。...全文を見る
○坂倉藤吾君 言葉でそうやってしゃべっていますと、気分的にはわかったような気になるんですよ。ところが、これは具体的に数字にあらわれてくるものでありまして、しかもあなたがさっき言われましたように、大胆な価格政策をとれば別なんですがと、こういうんですが、価格政策をとればそれは解決をす...全文を見る
○坂倉藤吾君 いま大臣から表明のありましたことを具体的にまたお聞きをしていくことになりますが、大綱的に決意のほどは、先ほども言っていましたように了解するんですよ、決意のほどは。しかし、それが具体的になってまいりますと、突っ込みが足らないといいますか、もう少し私は実態をきちっと把握...全文を見る
○坂倉藤吾君 大体五十三年度基礎ができ上がって、それが継続をしてやってきているというふうにいまお話を聞きますとなるわけですが、最近消費がやや減少から横ばいといいますか、こういう状況になったというのはこれは何が原因か、その辺は突っ込まれておりますか。
○坂倉藤吾君 最近の消費量調査からいきますと、ことしの春あたりからごくわずかですが、前年と比較をしてみたときの統計では少しずつやはりふえてきているわけですね。これがずっと続いて上昇していけば、いま言われましたように、消費拡大運動がやや地についてきたのかなという評価も成り立つとは思...全文を見る
○坂倉藤吾君 細かく、Aという地域でとれたものがA地域の学校の方へ全部行かなきゃならぬというふうに私は言っているわけじゃありませんでして、少なくともある程度の単位を区切りました地域の近くの米がなるべく手に入る、こういう仕組みを、これは制度上どうにもならぬわけですから、その辺の検討...全文を見る
○坂倉藤吾君 五十五年度はもう出ているんじゃありませんか。まだ出ていませんか。
○坂倉藤吾君 私のところの県の状況からいきますと、六月段階では、全国達成率一〇七に対して一%低い一〇六だったわけです。それが確定数字からいきますと——確定数字というのは五十五年度概算払い時の集計になりますわね、これでいきますと一一五・三%。高いところはこれは大変な数字を出しており...全文を見る
○坂倉藤吾君 その辺がずいぶん違うわけでございまして、確かに全国的にも、いま全国集計が、言われましたように全部一〇〇%を超えている。ところが中身は、政府の言っていることはわかった、おれたち一生懸命にやろう、こういう立場での態勢ではないはずですね。ごうごうたる非難がある。ごうごうた...全文を見る
○坂倉藤吾君 理解はいいんですが、現実の姿をそこまで突っ込んで論議してみてくださいよ、現実にやっている人たちと。そこには大きな隔たりがある。確かに冒頭二瓶局長が言われました考え方、私はそれは甘過ぎると思うのです。そうじゃありません。甘過ぎることがいいか悪いかの問題はその後の問題な...全文を見る
○坂倉藤吾君 ひとつそれを資料でいただきたいと思うんです。で、いま挙げられました数字は、全体のやつのたとえば規模別にどれだけ集まったかという数字が出ているわけですか。どうもそうじゃないように受けとめられるんですが。これはたとえば〇・三から〇・五の所有者がどれだけおって、そのうちの...全文を見る
○坂倉藤吾君 ところで、第二期の基本構想、これは慎重にということでこの前も大臣言われていますし、先ほどのお話の中でもまだすっきりしていないようですが、いつになるとはっきりするんでしょうか。
○坂倉藤吾君 正直申し上げまして、私はこの二期がたな上げならいいんですよ。ぜひそうしてもらいたいと思います、むしろ。ところが、具体的にやろうとしますと、もういまたとえばわが県におきましても、麦作に少し力を入れようじゃないか、麦を。もう時期が来ているんですね、時期が。だから、これ早...全文を見る
○坂倉藤吾君 繰り返すようですけれども、二期が遅く計画が出てきて、しかもそのことが、先ほども申し上げましたように、幾つかの政策ペナルティーに該当するような形になって、そしてそのことが強要されるというようなかっこうになりますと、これはもう大変いろんな意味合いで農林水産省の使命が問わ...全文を見る
○坂倉藤吾君 次に、中核農家への農地集積の問題です。  これは農地三法のときに相当論議をされている課題であると思うんですが、まあ時間の関係もありますので私の方から申し上げておきますと、いま農業政策の柱というのは、論議をしていくときにおおむね専業農家中心に今日まで進められてきたわ...全文を見る
○坂倉藤吾君 もうあと時間がございませんので、これはいま杉山局長御答弁いただいて、現状はおっしゃるとおりでよく理解できると思うんですね。ただ、そのまままでいいかどうか、この辺について、先ほども申し上げたように、もう一遍検討してみてくれませんか。私、相当その問題に関しての意見を実は...全文を見る
10月29日第93回国会 参議院 公害及び交通安全対策特別委員会 第2号
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○坂倉藤吾君 きょうは前の委員会のときに御報告をいたしましたように去る九月十八日から二十日までの三日間、岩手県、それから青森県、これを視察してまいりました。その間に幾つかの問題が提起されておりますので、それを中心にしてまいりたいというふうに考えるわけであります。それから昨年の場合...全文を見る
○坂倉藤吾君 長官の方からは、なし崩し的に徐々に広げていくということは絶対にしない、こういう答弁がありましたが、現に今度は二期の発電計画が具体化をされようとしておるわけですね。地元の大変心配をされておるところでは、第一の問題は、そうした将来計画が全く明らかにされていない。したがっ...全文を見る
○坂倉藤吾君 現在考えていないというのではこれはどうも困るのですね。将来にわたってもうそれ以上はやらないという形なら、これは地元の方はすっきりするのですよ。あるいは将来まで考えてみたときに、二期計画をやって、さらに問題があるとするなら、拡大をするということであるとするならば、その...全文を見る
○坂倉藤吾君 ちょっと困るのですがね。現地からの計画が上がってない、こう言われるわけですね。前回、当委員会が視察をし、そのことはもうすでに具体的に報告をしているのであります。そうしますと、現地の状況から判断をして、環境庁の方からすでに現地で説明しているのですから、われわれも聞いて...全文を見る
○坂倉藤吾君 葛根田のいわゆる開発そのものに対する基本的な考え方は、いま長官が言われたことで私も一応の筋道としては話はわかるのです。しかし、一般的に取り上げますと、先ほども申し上げたのは、当委員会で視察をしてそれで問題を提起する、報告をする。報告をすれば当然受けとめまして庁として...全文を見る
○坂倉藤吾君 そこで葛根田の発電所でありますが、当事者といいますか、関係者は相当公害対策という点については気を配っている、かなり配慮をしている。そういうことは私どもも現地を見せていただいて評価ができると思うのですね。ただ、実際的に環境に対する悪影響が出ていないのかどうなのか、具体...全文を見る
○坂倉藤吾君 そうしますと、環境庁の立場からもいわゆる現行動いておりますものについて、幾つか問題あり、こうなるわけですね、結論的に言えば。そうしますと、この二期計画を現在立てて五万キロのが十万キロになる、いわゆる倍の規模の発電所ができ上がる、図面的にも地域が少し拡大をすることにな...全文を見る
○坂倉藤吾君 直接的には通産省になるのですかね。しかし現状の発電所の構造自体に問題があり、しかもさらにその構造が及ぼす自然環境への影響、自然破壊、こうしたものについても景観上からも幾つかの問題がある、こうしますと、二期計画自体が全然公共の資金も何もかからずに勝手に計画をし、調査を...全文を見る
○坂倉藤吾君 私が指摘していることについてはもっともだと言われながらどうも現実にはもし環境庁の主張がこう行くとすれば、幾ら現地でやりましてもこれは認めるわけにはいかない、こうなるわけですから、そうなりますと、私は、それこそむだな計画なのですから、これは即座にもうそんなことはやめな...全文を見る
○坂倉藤吾君 くどいようですけれども、考えてみたいじゃなくて、現に調査費が予算化されまして、県も含めてここに金がつぎ込まれておるわけですから、だからそれは、私はやはり、それこそその予算をもっと有効に使えるようにすべきだ、こういうふうに言わざるを得ません。それが整理できなきゃこれま...全文を見る
○坂倉藤吾君 結局何でしょう、鉱害行政といいますか、そういう――これは鉱山の鉱ですが、立場からいえば、その責任というのは国にあるのでしょうね。国であるから補助金を出している、こういう関係になると思うのですが、しかし具体的には地方自治体に任せっきりということになりますね、いまの御説...全文を見る
○坂倉藤吾君 いまお答えがありました新中和処理施設ですが、どこが管理するのですか。どこが管理するかというのは、なわ張りの問題は一番簡単に決まることじゃありませんか。いまお話がありましたように、関係各省庁連絡会議、岩手県も含めてやっている、そのことはいいのですよ。しかし、どこが具体...全文を見る
○坂倉藤吾君 みんなこういう休廃止鉱山等になってまいりますと引き取り手がなくて、もうかるうちはおれのところだおれのところだと取り合いをしながら、休廃止になって生産が停止をされますと邪魔者扱いにして、おれのところはなるべくもうそんなややこしいものは要らぬ、こうなるわけで、喜んで取る...全文を見る
○坂倉藤吾君 どうも、決まってないことを決めるように話をしろという私の注文ですから、答えにくいのはわかるのですがね。私が言っている趣旨は十分に御理解いただけると思うので、次の会議のときにはまずそこからきちっと決めてくれませんか。それだけ約束してくださいよ。
○坂倉藤吾君 どうもそれ以上出そうもありませんがこれは大事なことですからね、本当に。管理責任を明らかにしないで私は行政はないと思いますよ、正直に言いまして。だから、ぜひこれは環境庁もこのことによって現実にまだいろいろな影響が現にあるわけですからね。砒素の問題もありますし、それから...全文を見る
○坂倉藤吾君 これは見込みありますかね、くどいようですけれども。すっきりと国の立場で管理責任を、よろしい、私のところで引き受けますと、すっきりした結論が出る見込み……。
○坂倉藤吾君 通産省、どうですか。もう一遍聞きますわ。これは通産省でやはり最後まで見るべきじゃないのでしょうか、一般的にながめてみまして。その辺ひとつ十分に省内で意思統一できませんか。ともかく引き受けるという姿勢をあなたのところで打ち出さない限り、まとまらないのじゃありませんか。...全文を見る
○坂倉藤吾君 次に、むつ小川原の関係について質問をいたしていきたいというふうに思いますが、このむつ小川原開発の建設地の真下に活断層がある可能性が高いという問題提起がございまして、その後いろいろ調査をしたら、その危険性はないというのもあったやに聞いておるのですが、その辺はいま省の立...全文を見る
○坂倉藤吾君 アセスメントと関係ないからそんなことは質問しても無理ですよ、こういうことですか。どこが当事者になりますかね。
○坂倉藤吾君 そうしますと、この問題が指摘されて、たとえばタンカーの一点係留ブイ、ここでの防災体制が十分でなくて、具体的に油漏れ等が発生をしたときに、それは港湾の問題だから環境庁は知りませんよ、こういうふうに受けとめていいのですか。
○坂倉藤吾君 そうしますと、私、大変なことになると思うのですが、海が汚れないといわゆる水質汚濁防止法の関係が出てこないから、それまではよその問題ですよと、そうなりますと一体環境庁はどういう仕事をするのですか、私、さっぱりわからぬようになってきたのですがね。たとえば一点係留ブイ、こ...全文を見る
○坂倉藤吾君 いま局長答弁を長官はうなずいて、わが意を得たりというふうな御表情ですが、それでいいのでしょうかね。たとえば下水道の問題は建設省ですよ。道路の問題は建設省ですよ。発電所の問題はエネ庁ですよ。環境庁独自の仕事というのはそれじゃ一体どこにあるのですか。何のために環境庁が各...全文を見る
○坂倉藤吾君 私はね、ちょっと納得できないのは、さきにも申し上げたように、たとえばむつ小川原開発の問題はこの委員会の中でも取り上げているのです。いま申し上げたように、この一点係留ブイ、ここに貯蔵をすることがいいのかどうか、こうした問題を含めて提起をしているはずです。そうしますと、...全文を見る
○坂倉藤吾君 そうしますと、大変風が強くて、波が荒くて、だれが考えても公害を発生させるおそれがあるというふうな判断がありましてもあなたの方の所管でない、こういうことになるのですか。
○坂倉藤吾君 そうしますと、一点係留ブイはどうなるのですかというんですよ。これは、いわゆる季節風の問題、波高の問題、位置の問題その他からいって、当然危険じゃないか、こういう指摘をしているのですよ。
○坂倉藤吾君 私はその答弁じゃ納得できないのですよ、いまの答弁じゃ。これはもう用途がはっきりしているのですから、このブイの役割りというのは。大型タンカーとの仕事なんですよ。いいですか。そのことがはっきりしておって、波の高いところで作業をするのに、果たして適地なのかどうなのかという...全文を見る
○坂倉藤吾君 物事に対して同意をしたり、しかも心配があるじゃないですかと言う限りは、その心配の種は、私が言ったから環境庁もそのとおりですよと、こういう話じゃないはずでしょう。私がどれだけ意見を言っても、あなたの意見はそういうふうに言われるけれども間違いじゃありませんか。私どもの省...全文を見る
○坂倉藤吾君 むつ小川原は、これはアセスをやっているわけですよね現に。この開発に伴ってどういう影響が行われるかというようなアセスをやっているのです。そのやったアセスの内容、結論は当然環境庁として総体的に意見をお持ちのはずです、これは。なるほどこういうふうなデータが出ているのかと、...全文を見る
○坂倉藤吾君 これはきょう新たに問題を取り上げただけの話じゃないのですよね。たびたび言いますように、前に私自身が取り上げているし、それからこのシーバースといいますか、そういう立場からいきますと、たとえば現に私どもの四日市のコンビナートを結ぶいわゆるシーバースの問題で、タンカーが引...全文を見る
○坂倉藤吾君 余り精神的やりとりばかりしておったのではお話になりませんので、次に移っていきますがね。  たとえばこのむつ小川原のアセスの関係ですね。これは一体どこがやっているのですか。大体事業法でいきますと、当然これは開発業者そのものがアセスをやることになっていますね。実際には...全文を見る
○坂倉藤吾君 その辺は他と違うわけですが、そのことについては一体どう考えていますか。
○坂倉藤吾君 じゃあ、いま答弁された方針ですべてやっていますか。
○坂倉藤吾君 質問をよく聞いてくださいよ。ここだけの問題じゃなくて、このアセスをやるに当たってはいま言われたような方針でほとんどがやられておられるかどうか、こう聞いておるのですよ。
○坂倉藤吾君 じゃその問題はもう一回また私論議しましょう。  ただ、誤解があると困りますので申し上げておきますが、一点係留ブイが中心になって論議になってしまいましたが、実はむつ小川原全体の計画からいきますと、地理的に見ましても、たとえば鳥獣保護の関係で大切な湖沼が大きな影響を受...全文を見る
○坂倉藤吾君 私は、きわめてこれは自然保護という観点では大切な動きだと思うのですね。したがってやはり助長するという、こういう立場を明確にして、そして具体的に検討も進めて、育成ができるようにぜひひとつ心がけてもらいたいなというふうに思っているのです。特にこれは全般的に言えるわけなの...全文を見る
○坂倉藤吾君 もう一つの問題は――これはいまのやつは知床の問題も含めてですからね。基本の流れをしておいて、それからそういう具体的な動き等に合わせつつやはり自然保護をどう守っていくかというのは大変な課題なものですから、さらに追い詰めて私は検討をいただいておかなければいかぬ、再度その...全文を見る
○坂倉藤吾君 いまの問題は実はこの委員会としていわゆる請願採択をやっているわけですね。これは八十回国会ですね。そういう前提がありまして、それを具体化していくという課題が任務になっているわけですね。で、いまこの面積的な問題が提起されましたが、国定公園の場合、一万ヘクタールという一つ...全文を見る
○坂倉藤吾君 もう一つは、ふさわしい内容について一体何を求めているのか、そこまでいきませんと具体化をしないのですが、もうきょうはいいです。だから早くひとつやってください。
○坂倉藤吾君 少し前に、公害防止計画区域の全都道府県が公害防止計画推進のための協議会を設けて、公害防止財政特別措置法、これの延長を働きかけをしていくことを決めた、こういうふうに聞いているわけでありますが、各地域でそれぞれ公害防止施策を総合的、計画的に推進をしていくために、公害防止...全文を見る
○坂倉藤吾君 検討会をつくってやっていくということですから、それからじゃないと具体的評価は出てこないわけですね。まあ、検討していくというのですから、それはそれでやむを得ないと思いますが、公害防止財政特別措置法は、これは五十五年度末、来年の三月末で効力がなくなるわけですね。それで延...全文を見る
○坂倉藤吾君 わが党はこの公害防止財政特別措置法の成立の際に、きわめてまだ内容が不十分である、こういうふうにチェックをかけているわけなのですよ。したがって、不十分なところをやはり補強をしていかなきゃならぬ。だからあえて態度を聞きましたのは、そのときに提起しておりますような問題点を...全文を見る
○坂倉藤吾君 まあ、長官かわられておりますから、具体的に少し出しておきたいと思うのですがね、まず第一は、やはりこの公害防止という観点は国が総括的には責任がある、このことを明らかにしなければならぬと思うのです。で、そういう観点からいきますと、今日その責任の度合いと具体的に行われてい...全文を見る
○坂倉藤吾君 そのためにも環境庁が肩を張って、環境庁らしさを私はきちっと取り戻してもらわなきゃならぬのでありまして、これは委員会のときにたびたび提起してきた課題なのです。しかも、いま、環境庁が独立をしましてからやっと生え抜きの人たちが中間幹部になって、本当に色合いを出していける時...全文を見る
○坂倉藤吾君 次に、湖沼の水質保全特別措置法の問題なのですが、いままでも湖沼の水質保全の問題につきまして、何回か論議もしてまいりました。また、閉鎖性水域のいわゆる総量規制の問題等についても関連をして、たとえば琵琶湖等については早く入れるべきだろうというふうな具体的な討論も展開をし...全文を見る
○坂倉藤吾君 それで、白書、それから、この前、湖沼の今日の透明度とか、資料をいただいておりますので、その程度になりますね、論議の基準になりますのはね。しかし、それをながめてみましても、最近は、たとえば環境基準の達成状況というのは非常に湖沼の場合落ちてきている、悪くなっているのです...全文を見る
○坂倉藤吾君 最後になりますが、もう一つだけやはり重ねて聞いておきたいのですけれども、これは瀬戸内法を論議したとき私の方からも提起いたしましたが、埋め立てですね。自然海浜がどんどんどんどんともう埋め立てられまして残り少なくなってきている、こういう状況は当然湖沼の場合にも一番心配を...全文を見る
○理事(坂倉藤吾君) 沓脱君、時間が来ましたのであと一問だけ……。
○理事(坂倉藤吾君) 本日の質疑はこの程度にとどめ、これにて散会いたします。    午後五時三十五分散会
11月11日第93回国会 参議院 建設委員会 第4号
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○坂倉藤吾君 質問の前に、私がきょうお尋ねをする立場を明らかにしておきたいと思います。  これからお尋ねをする問題は、すでに当委員会の中でお尋ねになり、問題点が明らかにされておる分野も相当あろうかと思いますが、それは御容赦をいただきたいと思います。  この農住組合法案は、国土...全文を見る
○坂倉藤吾君 そんなことを聞いてないんだ。直接指導監督をする官庁はどこかということを聞いているんだ。
○坂倉藤吾君 そうしますと、具体的に農住組合をつくって、そこで仮に不正事項、不正行為、こうした問題が発生をしたときに、その責任をとる官庁というのは一体どこになるんですか。
○坂倉藤吾君 そういたしますと、この農住組合でいろんな事業が行われることになります。そういたしますと、それぞれの事業に分類をしてそれぞれの主管庁が責任を持つ、こういうことなんですか。
○坂倉藤吾君 これは三省共管というのは提案の立場から見てもわかるんですが、要は、問題が発生したときに、常に共管でやっている場合は逃げが出てまいりますね。いや、それは私のところじゃない、あそこの指導が悪い、ここはどうなんだと、いわゆる責任回避が必ずついて回るのですよ。したがって私は...全文を見る
○坂倉藤吾君 じゃ、一番の最高責任省は国土庁である、こういうことでいいですね。
○坂倉藤吾君 それではちょっと納得ができないんです。ただ単なる窓口として国土庁があるんじゃなくて、私が言っているのは、そういうふうに責任のなすりつけ合いをしたり逃げたりすることのないように、直接法律上の所管事項の責任というのはそれぞれの省が持つでしょうが、それぞれの省がたとえばそ...全文を見る
○坂倉藤吾君 希望で私はそういうふうにやってほしいと言うんじゃなくて、責任のある政府側の答弁として、当然責任は私のところが持ちますなら持ちますということを明らかにしておいてもらわなきゃ、具体的に私はこれは大変な事業だと思うんです。場合によっては農家の人に不動産屋をやらせようという...全文を見る
○坂倉藤吾君 答弁がこうやって質問していますと食い違ってくるんですよ。私がお尋ねをしておるのは、そういうことは前提としてあるけれども、国土庁がたとえば、農林水産省、おまえのところはたるんでいるじゃないか、建設省、これは一体どうなんだと、そういうところまで国土庁がこの法案を提案した...全文を見る
○坂倉藤吾君 残余じゃ困る。すべての話、すべての責任だよ。残余じゃ困るんだよ。
○坂倉藤吾君 まあそれ以上は……。  次に、法律案の中身にちょっと入ってみたいと思うんですが、まず第一条の「目的」の関係なんですが、ここに、「必要に応じ当面の」という表現があるわけであります。この「必要に応じ」というのは、文章の流れからいって市街化区域内の農地の所有者等を指して...全文を見る
○坂倉藤吾君 いや、ちょっとやっぱり答弁がすれ違うんですがね。必要に応じというふうに判断をするのは、先ほど言うように、市街化区域内農地の所有者の方々が必要に応じと、こういうふうに解釈をしていいんでしょう。間違いですか。
○坂倉藤吾君 質問をしている問題点に答えていただきたいと思うんです。必要を感じる、必要だと判断をする人は、これは市街化区域内に農地を所有しておる人じゃないんですかと、こう聞いているんです。
○坂倉藤吾君 「当面の営農」にかかるんですか。「当面の営農」にかかるとしますと、そうすると現在営農をしている所有者ですね、土地所有をししかも営農している人々で、この法案からいきますと、後で触れますが、まとめてきて一ヘクタールという足切りがありますね、線が。すると一ヘクタールに満た...全文を見る
○坂倉藤吾君 あまり聞かないことまで答弁をされますとよけい問題点が整理されませんので、お聞きをしていることについて端的に答えてくれませんか。  結局、私が当初お聞きをいたしましたのは、必要に応じるというのは、市街化区域内農地を持っておる現に営農している人々、その人々がさらに必要...全文を見る
○坂倉藤吾君 これは前提が、この法律案は強制権を持つ法律案じゃありませんね。そこが他の強制権を持つ法律との相違点だと思うんです。したがって、それだけに大変むつかしい問題なんですよ。むつかしい問題なんですが、とりわけそういうことだからこそ、この必要がどういうふうに理解をされるかとい...全文を見る
○坂倉藤吾君 そうしますと、この法律案での線引きが他の行政措置、たとえば先ほど論議がありましたような宅地並み課税等の線引きと絡ませるということについてはきわめて問題があると思うんですが、その辺はいかがですか。改めて聞きますけれども、ひとまず。
○坂倉藤吾君 そういたしますと、たとえば生産緑地法で農地として承認をされ、将来にわたって営農の希望が出ているところ、それから、この法案が成立をして農住組合でその組織が認められてそうしてやっていくところ、それから、それらのどちらにもかからないけれども現に営農をしていくところ、こうい...全文を見る
○坂倉藤吾君 先走って答弁されると私は困るんだ、ここの委員会の特徴かどうか知りませんけれどもね。  お聞きをしていますのは、現実問題この農住法が出てくると、市街化区域内の中で現に営農を行われる形態として、たてまえから言って生産緑地で行われているところ、それから農住組合で行われる...全文を見る
○坂倉藤吾君 じゃ、一応はない、こういうふうに理解をいたしますが、現実にないというふうに表現をしながら、あけてみたら、たとえば宅地並み課税が農住組合のところは外されて、その他は全部ひっかかったということが現実問題発生しますと、結果的にこれが選別の材料になったじゃないのかということ...全文を見る
○坂倉藤吾君 説明は説明でそれはわかるんでして、法律をつくるときに、これはマイナスになるような形のものは認めるわけにいきませんし、そういう提案をするはずはないと思うんです。しかし現実には、いままで経験のなかった仕事を共同してやらせようということですから、したがって、そこには私は未...全文を見る
○坂倉藤吾君 次に、第五条なんですが、ここに「組合員のために直接の奉仕」という言葉がこれまたあるんです。これは組合そのものがその組合に参加をしている組合員への直接奉仕と、こうこれは当然のことが書かれていると思うんですね。ところが当然のことなんですが、その場合に間接的奉仕というもの...全文を見る
○坂倉藤吾君 わからぬ答弁ですよ。経済的、社会的地位の向上を図るためには組合が相当もうけなければいかぬ。もうけて組合員に直接の利益を及ぼす、これが一般通常的じゃないかと思うのですが、違いますか。
○坂倉藤吾君 まあ、いいですわ。  それから、第七条ですが、ここには「必要な公共施設の整備」、これは土地の区画形質の変更に伴って整備をしなければならぬ必要な公共施設の整備とあるのですが、この公共施設の整備というのは、組合がそういう論議をしてまいりましたようなことだけに、ある程度...全文を見る
○坂倉藤吾君 それから、同じ七条の二項の第五号に、「必要な事業で政令で定めるもの」とありますが、その政令に見込まれる事業内容は、もう明らかになっていますか。
○坂倉藤吾君 いま言われたようなことならこの中に書けることですね。政令で定めるというのは、私ども一番心配をいたしますのは、政令は省で御勝手にいつでも変えられる性格のものですね、通達一本出せば。だんだんこれはふくれてきたり、いろいろしやしないのか。しかもそれが義務づけられてこないの...全文を見る
○坂倉藤吾君 いや、管理は義務づけていないと言うけれども、たとえばレク施設なんということになりますと、一般的概念はきわめて幅広いものじゃありませんか。この法案の条文だけ見ておりますと、一般概念でとらえざるを得ないわけでしょう、どこにも縛りがないんですから。そうしますと、たとえばそ...全文を見る
○坂倉藤吾君 次に、十三条の関係なんですが、これは農地利用規約の問題です。市町村が当面の営農の継続が可能であるかどうかということの認定権を持つと思うんです。そういたしますと、当面の営農の継続が可能な条件というのはきわめて問題になりますね。申請された市町村が、あなたのところは、申請...全文を見る
○坂倉藤吾君 その理解を聞いているんじゃなくって、結果として農地利用規約の申請をしたら、認定をされればそれは営農継続の条件ありと。なければ認定しないんですからね。ところが、ないというふうに認定をされるということは、営農をあきらめなさいよという線引きのこれが条件になりはせぬのかと、...全文を見る
○坂倉藤吾君 答弁になりませんけれども、この農地利用規約が及ぼすところのメリットと、逆にこのことがいまも言いますように、あなたのところはもうあきらめなさいよという線引きになるかというのはうらはらの関係だと思います。この辺は具体的指導に当たってもう少し整理をしてもらいたいところです...全文を見る
○坂倉藤吾君 ともかく、組合に入った者がいろいろな事情によって、除名をするとかなんとかはこれはまた別ですね。本人の意思で途中で抜けていくということを、これはとめるわけにいかないと思うんです。その途中で抜けていく人たちが後に残った人の権利を侵害をするということはこれは大変なことだと...全文を見る
○坂倉藤吾君 質問に答えてないんですよ。私がお尋ねをいたしましたのは、都市の都市として将来のあるべき姿。いまの制度がどうなっているかということを聞いているんじゃないのです。いまの制度はよくわかっています。だからさっきも指摘をしましたように、現在の都市計画法は四十三年につくったとき...全文を見る
○坂倉藤吾君 そうしますと、今日までたどってまいりましたのは、都市計画は完了していないけれども、いわゆる市街化区域内農地なんというのはたくさん残っているけれども、本来はこれはもう全部一般的に言う市街化をすべきだし、いまの都市計画法に基づく都市づくりが行われていかなければならぬとこ...全文を見る
○坂倉藤吾君 いま都市の人々と幾つか話をしましたときに、やっぱり社会的に問題になるのは日照権の問題、いわゆる一般的に日照の問題ですね。それから緑がどれだけあるかという問題。いわゆる日照があり緑のある住環境、簡単に言えばこういう表現になると思います。その問題についてきちっと見直すべ...全文を見る
○坂倉藤吾君 先ほど言いましたような幾つかの人間の生活に焦点を合わせてぜひ検討、見直しをそれこそしてもらいたいということを重ねて要望しておきたいと思うんです。本来ならこれは農林水産省が最もしっかりしなけりゃいかぬところなんですよ。ところが農林水産省はどうも建設や国土には頭上がらぬ...全文を見る
○坂倉藤吾君 国土庁長官の御答弁では、結局担当が自治省ですから、だから自治省もあわせて御答弁いただいたんですが、別問題だと、ざっくり言って別問題であって、三年間の期限がまだ切れてないので、したがってその期間中に期限切れとあわせてどういうふうにするかを検討しているんで、検討中だから...全文を見る
○坂倉藤吾君 いまの答弁で私は満足したわけじゃありませんから、次に質問しなかったといってあえて納得されたわいと思わぬようにしておいてください。  次に移っていきますが、建設省が九月の十六日に都市計画見直し方針を通達されていますね。これの基本方針は大体四項に分かれておる。その第一...全文を見る
○坂倉藤吾君 この見直し通達は、今日までの都市計画の実行が予定どおり進展をしなかったというための見直し措置というふうに理解をすると行き過ぎになるんでしょうか。いいですか、それで。
○坂倉藤吾君 なかなかまずかったという話はしにくいことでしょうから、それはそれといたしまして、いずれにしても計画どおり実効が上がっておればそう見直しをする必要もなかろう、検討いたしましてもね。五年ごとに見直しをするというのは初めからわかっていることでありますから、そのための基本方...全文を見る
○坂倉藤吾君 五十六年度から第四期住宅建設五カ年計画がまた始まることのようですね。第三期に引き続いて継続されることになると思うんですが、この計画と都市計画の線引き見直しとの関係というのはことさらに何かあるんでしょうか、あるいはそれといま審議しております農住組合法との関連はどうなん...全文を見る
○坂倉藤吾君 そこで、通達の先ほど言いました四項と関連をいたしまして少しお聞きをしたいんですが、大都市圏の市街化区域の高度利用、これは具体的には住宅の問題とかかわりまして、この高度利用に対する構想、これは時間の関係もありますから柱だけで結構ですが、どういうかっこうでお持ちなのか。...全文を見る
○坂倉藤吾君 大都市圏におきます最近の傾向として、都心部の過疎、周辺部の過密という問題がありますね。これは特に自治省はその辺のドーナツ現象についての対策について何かお考えになっておるでしょうか。  それと、この農住組合法は、大体おわかりのように過密地域になる周辺部にさらに住宅を...全文を見る
○坂倉藤吾君 確かに問題はつかんでおられますが、対策がどうもいま言われたように模索中で、まさに模索のさまだと思いますね。私は、やはりそれでは相当片手落ちのような感じがしてなりません。自治省として早くその対策を明らかにして、それが建設省のいわゆる都市計画、都市づくりの方に国土とあわ...全文を見る
○坂倉藤吾君 これは、建設省がいま言われた五十二年度の不動産実態調査の資料ですが、首都圏、中部圏、近畿圏市街化区域で、首都圏の場合は四千九百三十四ヘクタール、中部圏千五百三十一ヘクタール、近畿圏六千四百六十九ヘクタール、これは不動産業者の販売用土地の保有状況——ちょっといまの数字...全文を見る
○坂倉藤吾君 これは十一月一日の読売新聞なんですが、これでいきますと、「区画整理ずみの休眠宅地四万ヘクタール」、大変大きな見出しで出ているわけでございますね。しかも、これは建設省としては、この原因は大都市圏の場合には売り惜しみが主な原因じゃないのか、こういう内容の記事になっている...全文を見る
○坂倉藤吾君 いまお答えがありましたように、たとえば首都圏の一万八千ヘクタール、仮にその数字が正しいといたしましても、最近の住宅土地供給面積というのはずいぶん下がってきて年間八千ヘクタールぐらいになっておるんじゃありませんか。そういたしますと、一万八千ヘクタールということになれば...全文を見る
○坂倉藤吾君 この辺はどうなんですか。政府が補助金を出して土地整備事業をやっておる、そのやったものがいまだにずいぶん残っておる、一面ではこうなりますね。そうなりますと、まさにこれは税金のむだ使いがそこに集中をしておることになると思うんですが、その辺の対策は現状に合わせてどういうこ...全文を見る
○坂倉藤吾君 土地問題というのは非常にむずかしい問題ですから深追いをするつもりはないんですけれども、しかし、具体的に事業の着手面積、それからそれが目的に従ってやるためにはいろんな公共的なところで削られていって、それが宅地に変わってくるのには三分の二あるいはもっと少なくなる場合だっ...全文を見る
○坂倉藤吾君 そうなりますと、農住組合法の一番底辺は、先ほども言いましたように四名の組合員で農住組合をつくる。四名でつくった中でこれは一人ずつ宅建業の免許取得なんていうのは容易でないと思います。そうなりますと、当然それは専門業者の方に委託をしたりいろんな形というものが、これが実態...全文を見る
○坂倉藤吾君 最後の質問をいたしますが、したがいまして幾つかの援助対策、それからそういう間違ったことの発生をしないような指導、対策というものが行われなきゃならぬことは当然でありますから、ぜひひとつやってもらいたいわけであります。  それから、これはもう具体的実行に当たって何とし...全文を見る
11月12日第93回国会 参議院 公害及び交通安全対策特別委員会 第3号
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○坂倉藤吾君 交通安全に関する、いろいろたださなければならぬ課題というのは大変事が多いのですが、本日は、後刻、長い間検討されてまいりました自転車の安全利用の促進及び自転車駐車場の整備に関する法律案、これが議員立法として提案審査される、こういう予定でありますので、その法律案が議了可...全文を見る
○坂倉藤吾君 それはまた後で聞きます。
○坂倉藤吾君 必ずしも私が申し上げた御質問に的確にお答えをいただいたと思いませんけどね。問題は、それぞれが現状の状況に大変苦労しながら対処しているということはよくわかりました。ただ、それだけでいいわけではありませんで、むしろ、交通体系の中に組み込むという物の考え方をこの際はっきり...全文を見る
○坂倉藤吾君 総理府の方は通産の数字を根拠にして把握する、こういうことになるんでしょうか。
○坂倉藤吾君 自転車が急増をしてまいってきたことに伴いまして当然幾つかの問題が発生をしている、こういうことになると思うんです。その問題で一番注意しなきゃならぬのは、やはり事故の問題だと思うんです。これは走行中発生をする事故の問題ですね。特に、交通という観点からいけば自転車そのもの...全文を見る
○坂倉藤吾君 いまお知らせをいただきましたものは、五十三年、五十四年——五十五年は無理でしょうが、大体三年ぐらいの統計は出ますか。——出ればいま御答弁いただかなくても、後でちょっと資料としていただけないでしょうか。
○坂倉藤吾君 それから後段で質問をいたしましたたとえば発生のしやすい条件というのは何かというふうにつかめるような特徴、あるいはどういう場所で事故が起きやすいのかという状況、そういう特徴は追求しておりませんか。
○坂倉藤吾君 事故対策の基本というのは、事故の発生しやすい特徴をやはりえぐり出すことが対策の基本だと思うんですね。そういう意味合いでぜひいま、まあ、なければこれは警察の方ともきちっとその発生した現実をとらえながら、ひとつ特徴点の分析について解明できるようにしてもらいたい、こういう...全文を見る
○坂倉藤吾君 建設省は、それ、説明できますか。
○坂倉藤吾君 これはまあ総理府とそれから建設省、これに警察その他の意見も付してということになると思うんですが、つくられるはずですね。そういたしますと、この五ヵ年計画の中にいわゆる自転車道といいますか、先ほど申し上げましたような、交通体系に新しくきちっと組み入れていくという立場での...全文を見る
○坂倉藤吾君 最近のこれは新聞で報道されております状況からいきますと、私は特定をして言いませんけれども、東京都内でいわゆる歩道の拡幅があった。ところがその歩道の拡幅がありながら、実は逆にそこへ自転車が入り込むことによって歩行者が大変困惑をしておる。だから、歩道の拡幅というよりもむ...全文を見る
○坂倉藤吾君 お年寄りゃあるいは目の不自由な方など身体の不自由な方々も当然いまの歩道の中には進んで出てこられるようにしていこうということでみんなが努力をしているわけでありまして、そういう意味合いで安心して歩ける歩道、これをまず確保する、そのためには自転車が歩行者と一緒になってごた...全文を見る
○坂倉藤吾君 いまの現実の状況の中での自転車道、それから先ほどの説明にもあったんですが、自転車それから歩行者道という、自転車と歩行者とを一緒に並べたような計画ですね、これも含めまして整備の実態というのはどうなっているのでしょうか。ここで言う自転車歩行者道というのは一緒にはなってい...全文を見る
○坂倉藤吾君 自転車の利用者とそれから道交法の法規の関係ですね、これは田舎へ行くほどのんびりしているといいますか、法規遵守の軽視が多いというふうに思いますし、これは都市部におきましても乗る人のそういう法規を軽視しているというような状況というのが相当数見られまして、それが幾つかの問...全文を見る
○坂倉藤吾君 いまの点、自治省はどうなんですかね。たとえば、きょうは文部省は呼んでおりませんが、自動車に対するこれは防衛の立場でなのですが、小中学校でのいわゆる交通安全の特別の訓練日を設けて、生徒に交通安全の認識を深める、こういうことはやっておられるはずでありまして、そういうとこ...全文を見る
○坂倉藤吾君 いま質問しないで答えていただいた通産の方ですが、これは今度できる法律の十条にいわゆる自転車の構造上の安全基準という条項が出てきますね、これはいままで通産でやっているSG制度ですか、これらも当然その中に含まれてくる、こういうふうに思うんですが、これは従来からやっている...全文を見る
○坂倉藤吾君 まあ協力をして、そしてなるべく、受けとめる方は先ほども言いますように一つでありますから、組み合わせをして、調整をして、そしてより効果の上がるようにこれはぜひ工夫をしてやってもらいたいと思うんです。  具体的に、その立場とは少し角度が違うんですが、先ほども答弁の中に...全文を見る
○坂倉藤吾君 念を押すようですが、講習を一緒にやる、それから資格は両方一遍に取得できるようにする、これはいいんですね。そうしますと、やはり共同でやっているがために——ところが指導ということになりますと、先ほども言いますように、通産の立場と警察の立場とこれまた違ってくる。違ってきま...全文を見る
○坂倉藤吾君 次に、放置自転車の実態の方に移っていきたいと思うんですが、これは駅前もありますし、駅前以外のところもあるわけですね。先ほど冒頭、こちらの方にお知らせをいただきましたのは駅前の放置を中心というか、それに焦点を合わせた回答をいただいたのですが、この放置自転車の実態につい...全文を見る
○坂倉藤吾君 どうも質問と答えと、これはまあ私の事前通告が不親切だったのでか、わかりませんが、よく合いませんですな。  まあ大体実態は私自身がつかんでいますからあえて説明は要しませんですけれども、ただ、ここで問題なのは、放置をしておるというふうに判断をする根拠がきわめて問題にな...全文を見る
○坂倉藤吾君 いま警察の方から実態の報告をいただいたのですが、たとえばごみというふうに理解をするのと遺失物だというふうに理解をするのとでは法体系がまるっきり変わってきますね。しかも、その取り扱いは、たとえば遺失物になっているものを勝手に取り扱うということになったら、その取り扱いの...全文を見る
○坂倉藤吾君 早くやってくださいね。これは法律もできることでありますし、具体的にもう現に困っているわけですね。困っているからそれぞれの立場でこうやっているのが実態で、それがばらばらになっている、こういうことでありまして、これは私の友人でも、自分の自転車がちょっとしたところで、乗っ...全文を見る
○坂倉藤吾君 いま言われたような実情だろうと思いますね。いや、だからこそその撤去した自転車の取扱いまでこれはきちっとどっかで整理をしませんと大変なことになると思うのですが、この辺はいまのところ考えられてないということなんでしょうか。
○坂倉藤吾君 これも早くやってもらいませんと、たとえば地方自治体あるいは道路管理者、まあほとんどそうなんですが、これには取り扱いを決める権限はありませんね、正直申し上げて。たとえば道路の中に置き去り物件があって、それが交通を阻害している、道路使用目的に阻害を与えるという場合は、こ...全文を見る
○坂倉藤吾君 それから、自転車駐車場整備センター、これは建設の関係ですね。具体的に名前で大体の仕事はあらかたわかるのですが、ここの仕事の内容はどうなんですか。
○坂倉藤吾君 そこではいまの撤去した自転車をどうこうする、そこら辺は検討してないんでしょうか。
○坂倉藤吾君 この整備センターは、いま主要な業務の報告がありましたが、駅前の駐車場の関係ですね、これを具体的にやられておって、その駐車場を設定したことによるいわゆる効果というものはどうなのか。それから、この利用率の問題もあるでしょうが、その中で運営をしてみて、問題点というのは一体...全文を見る
○坂倉藤吾君 これも新聞の報道内容にも指摘さ旧れていまして、これはセンターの方が実情の報告をされたものが取材されておると思うんですが、少し駅前から距離が離れますとそこの利用価値というのはずいぶん減りまして、全く近くにあるのと二、三百メーターも離れるのと格段の相違がある、こういう報...全文を見る
○坂倉藤吾君 国鉄は赤字だけれども、土地を吐き出せと言えばこれはやはり公の組織ですから権力の言うとおり、こういうことで実効が上がっている。私鉄は実際にないんだ、こう言うのですがね、私鉄の関係というのはきわめて土地はたくさん持っているんですよ。これは私、きのう建設の委員会で農住組合...全文を見る
○坂倉藤吾君 御承知のように駅周辺に自転車を置く人はその鉄道を利用する方がこれはもう大部分なんですね。わざわざ町の中に用事があるのに駅まで自転車を置きに来て町の中に行く人はないのでありまして、駅前に放置をするというのは大体その機関を利用する人でありまして、言うならばその鉄道から見...全文を見る
○坂倉藤吾君 余り時間がありませんから討論しないですが、いまの御答弁ではちょっと私の質問をいたしました趣旨にはお答えになっていない、こういう感じだけ指摘しておきます。  最後にこれは警察にお尋ねすることになると思うのですが、法案の中に出てくるわけですが、防犯登録の勧奨という、自...全文を見る
11月13日第93回国会 参議院 逓信委員会 第5号
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○坂倉藤吾君 私は、きょうは久しぶりに里帰りしたようなものでありまして、余り本案に対する審議経過をよく知りませんので、これからお尋ねをする問題がたびたび各委員の方から提起をされていることがあろうと思うんですが、お許しをいただきながらお尋ねをしてまいりたい、こういうふうに思います。...全文を見る
○坂倉藤吾君 そのときの審議会答申からいきますと、結局、独立採算制並びに受益者負担、この原則はきちっと堅持をする立場をとられているわけですね。そういう観点からいきまして、当然これは郵政省の経営努力というか、企業的、事業的な運営というものが要求をされる。こういうことになるわけですし...全文を見る
○坂倉藤吾君 精神的にお答えになったと思うんですね。問題の提起が、こうこうこういうところに気を配っていますよという程度のものでして、施策らしい施策というものはいまの答弁の中には具体的に出てこない。それから勤労意欲の問題が大切だという話、それから効率化、合理化に心がけているという話...全文を見る
○坂倉藤吾君 私が仮に理解しましても、国民の皆さんが理解しなけりゃ何にもならぬわけでしてね。だから、あなたの答弁している範囲ではここではわかるんですよ。だから、それが国民の皆さんがわかるようにやっぱり具体的に応じていってもらわなければお話になりませんね。  たとえばポストの設置...全文を見る
○坂倉藤吾君 具体的に幾つか言いますと、たとえば配達の作業の問題一つ取り上げてみましても、その作業を通じて国民の皆さんがなるほどな、こう感じる面が一番多いわけですね。局の中の作業よりも外の作業なんです、接触をするのは。ところが、具体的に、じゃ、そこでそういうふうに皆さんから信頼が...全文を見る
○坂倉藤吾君 お尋ねしますが、それじゃ速達の区域外、きょう午前中中村先生の方からも出ておったようですが、速達の区域外の問題について。本来は、あれは引き受けの段階でここは区域外ですからと言ってそれは引き受けないようにするのが筋道ですね。ところが、現実には区域外速達というのはどんどん...全文を見る
○坂倉藤吾君 少し古いのですが、五十二年に全逓が共同通信社にお願いをしまして、そして一万人意識調査というのをやっているんですが、その結果は皆さんのところにも手に入ってお読みいただいていると思いますが、若干の事項を申し上げますと、たとえば普通郵便へ現金をほうり込んではいけませんよ、...全文を見る
○坂倉藤吾君 次に、郵便物の誤配事故あるいは配達にかかわる苦情申告、先ほど少し話が触れられておりましたが、大体どれぐらいあるのでしょうか。それから苦情申告の内容で特徴的なものというのはどういうものでしょうか。
○坂倉藤吾君 件数が上がってきておるいま言われました数字というのは、これは郵政省として書類に載った数字だろうと思うんですね。ところが、一〇一扱いをしない誤配あるいは事故、こうしたものがこんな数字どころの騒ぎじゃない。数倍も、もっと多いのじゃないでしょうか。私は、数字が出ておれば念...全文を見る
○坂倉藤吾君 私どもの耳に入ってくるのは、一〇一扱いをしましても、記録郵便物の場合はこれは追跡ができますが、ところが、普通郵便の場合はほとんど申告するだけで価値がない。したがって、問題はあるけれども、そんなものしようがないとあきらめている声がきわめて強くあるんです。そういう意味合...全文を見る
○坂倉藤吾君 先ほども郵便事業のいわゆる権威の問題が出ていました。私は、次元が違いますけれども、たとえば新しくできた社会の流れの中で最も効率的にやろうということで団地ママさん、この人たちに配達をお願いしよう、それは一つの手法なんです。手法なんですが、逆に言いますと、その方々の待遇...全文を見る
○坂倉藤吾君 細かく区分をしていって、なるべくそんなにむちゃをしていませんよという答弁なんでしょうが、予算をきちっと割っていきますと、大体私の試算からいけば、五十五年度の予算で年末年始——夏期繁忙というのは、御承知のように年賀葉書のようなかっこうの問題は出てきませんでして、したが...全文を見る
○坂倉藤吾君 その後段の話は私は聞けないんです、それは。簡単な仕事だから人を安く使うという、こういう物の考え方というのは私はけしからぬ話だと思う。これは改めてまた論議しましょう。もし、そんな考え方で郵政省の郵便の仕事をどんどん切り離しをしまして、単純化をしまして、そして安上りの政...全文を見る
○坂倉藤吾君 結局、郵便の内務事務に当たっているのは職員全体の三交代制だ、こう理解できますね。これは大変なことでして、本来、郵便の仕事からいって夜間全然なしという話に私はならぬと思うんです。しかし、物の流れによって人の配置が行われていくというのがこれが正しい姿ですね。そうなります...全文を見る
○坂倉藤吾君 結局、簡単に言えば累積赤字が出てきた、その赤字解消をするのに、ひとつ郵政省が審議会と相談をして、余り国会のかたい手続を必要としないで自由にやらしてくれぬか、こういうことですからね。これは今回の法改正の一大柱ですね。ところが、いただいています関係資料によると、この赤字...全文を見る
○坂倉藤吾君 いや、私の質問に対して、どこかにあるのなら言ってくださいよ。どれがその資料なのか、解消計画の。
○坂倉藤吾君 調査室と関係ないですよ。郵政省の出しているやつ。
○坂倉藤吾君 私は、改正の目玉にしてあなた方がしがみついているその柱に対して、少なくともそのことを資料としてお出しになるのなら、なぜ十年なら十年、提案の説明のときにも言っていますように、十年なら十年、しかもその間に大体二回ぐらいの料金値上げ、こう言っているわけでしょう。今回は通し...全文を見る
○坂倉藤吾君 いいよ、もう時間ないから。
○坂倉藤吾君 累積赤字というのは、一体だれが出したんですか。これはやっぱり郵政の経営努力がきちっと行われていてやむを得ず出てきたんですよという話をあなた方は胸を張って言えますか。その辺の責任は経営者の方できっちり持って、そのことから始まって、その累積赤字はこういうふうにやっていけ...全文を見る
○坂倉藤吾君 それは、検討もいまから始めるのじゃなくて、この法案を提案する段階で当然皆さんが審議をしていなければならぬ事項なんですよ、もともと。いいですか。先ほども言いますように、この法律で国会の権限事項だとなっているものを、これを変えるわけでしょう。その辺の検討はなかったという...全文を見る
○坂倉藤吾君 時間が来ているようでありますから、一点だけにします。  いまの答弁はずいぶん論議のあるところです。それは次の機会にしたいと思うんですが、ただ、いま話がありました郵政省の収入、いわゆる収支の関係の中で政策料金について決められるところはなるべく社会的要請にこたえてやっ...全文を見る
11月18日第93回国会 参議院 逓信委員会 第6号
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○坂倉藤吾君 人事局長にお尋ねをいたしますが、郵政事業を推進し発展させる、そういうためには国民の理解と協力並びに信頼が必要である、このことについては前回、その基本認識としてこの委員会の中で私と省との間には相違はない、こういうふうに確認をしたと思うんですが、間違いないですね。
○坂倉藤吾君 労使の関係がきわめて大切な問題であるというのはいま話があったんですが、私が言っているのは、前回冒頭に論議をいたしました郵政事業全体を通じまして、特に今回この料金改定、しかも法定制緩和というものを含めて提起をしてきているわけでありますから、そういうものについての正しい...全文を見る
○坂倉藤吾君 私が人事局長にお聞きをしましたのは、本来は、郵務局長も貯金局長も保険局長も、それぞれの立場で担当の分野でその理解をしてもらわなきゃならぬわけでして、それぞれにお尋ねをするというのが筋道なんでしょうけれども、特に基本的な立場として人事局長にお尋ねをした、こういうことで...全文を見る
○坂倉藤吾君 よくわかりました。  そこで、今月の十三日だったと思いますが、全逓の出身議員団、衆参そろいまして郵政大臣に、一つは特別昇給制度の運用をめぐる問題の解決、二つには人事及び賃金制度の抜本的ないわゆる改善、それから三つ目には週休二日あるいは時間短縮の公務員との同時実施発...全文を見る
○坂倉藤吾君 ことしの年末というのは、いま審議をいたしておりますように、郵便料金の改正の提案が具体的に出ているわけですね。そういうような状況を踏まえ、片や労使関係はそういう状況ではあるけれども、労使間の交渉はうまく進展をするために努力はしているし、また進んでいきつつある、こういう...全文を見る
○坂倉藤吾君 ぜひその基本線が具体的に実行をされて成果の上がるようにさらに要望をしておきたいと思うんです。考え方は一致をしましたけれども、いたずらに時間が長引きまして結果的に両者思わないようなかっこうで紛糾をする、こういうことも間々あることでありまして、ぜひとも、先ほども申し上げ...全文を見る
○坂倉藤吾君 余り私は自慢をしたことじゃないと思うんです。いまの数字だけ判断をしましてもね。確かに法定のパーセントあるいは政府が努力をしている目標、こういう意味では下回っていないことは事実ですね、いま話がありましたように。しかし、私はそれだけの問題でうちはよくがんばっているんだと...全文を見る
○坂倉藤吾君 きょう幸いにいたしまして、私は午後も少し質疑の時間をいただく予定になっておりまして、ちょっと調査をしてその辺のところは答弁できるようにしてくれませんか。  と申し上げますのは、雇用途中に交通事故という話がいま出ました。大半は交通事故だろうと思うんです。しかし、交通...全文を見る
○坂倉藤吾君 郵政事業は、とりわけ、いまの町中に出ていきます郵便の配達、取り集め、あるいは貯金、保険の集金、募集、こういう人たちは交通関係の中で大変な状況に置かれて必然的に事故件数も上がっていると思うんです。そういう状況の中でそういう人たちの処遇等について、いま局長は部内的に配慮...全文を見る
○坂倉藤吾君 交通事故等の当事者につきまして郵政省は非常に冷たいのだという声がずいぶん耳に入るんです。それは単に公務災害の認定は、これは公務中の事故だということで公務災害の認定はする。ところが、その公務災害の認定をしてしまえば後は余りかかわりたくない、こういう姿勢じゃないのかとい...全文を見る
○坂倉藤吾君 交通事故の状況を見ていきますと、私の手元にあります資料によりますと、一九六六年を一〇〇に見まして全国の交通事故の数というのは七〇年が大体一九〇ぐらいになりましょうか、これを峠にしましてずっと下がってきまして、とりわけ七七年以降というのは一三〇程度で定着ぎみにあるんで...全文を見る
○坂倉藤吾君 毎年の公務災害の発生状況を見ていきますと、郵政省は大体公務災害の認定件数が一万件を超えているのがずっと続いているんですね。大体一九七三年あたりから一万件ずっと続いています。この発生件数では、各省庁別にながめたときに郵政省が断然トップでありまして一万四百七十九件、これ...全文を見る
○坂倉藤吾君 直接公務災害という立場で担当される人事の立場はそれでわかりました。  これはぜひ郵務局長にお尋ねをしたいんですが、結局、こういう交通事故につながる状況等を考えてみますと、やっぱり先ほども申し上げましたように、仕業前点検それから使用後のいわゆる手入れの問題、この問題...全文を見る
○坂倉藤吾君 この交通事故は、いま御答弁がありましたように、現実にその職務に直面をする人人がみずからの命を張っての話になるわけなんですね。したがって、これは第三者がああであろう、こうであろうという問題じゃなくて、その仕事に携わる者の意見というものが安全上の立場からいいますときわめ...全文を見る
○坂倉藤吾君 その辺も一遍調べてください。  そこで、私が問題にいたしたいのは先ほどの続きになるんです。電電公社の職員の方もここを利用されている。その人々は、ここの訓練が終わりますと問題なしに、問題なしにというのは、それは先ほど言いましたようにリハビリで訓練を受けるんですから大...全文を見る
○坂倉藤吾君 なかなか職場復帰がむずかしくて、ここの訓練を受けた者のうちで職場復帰をした例として、近年、千葉県、それから長野県、ここで二件程度でありまして、あと相当むずかしい。この復帰をしたところにしましても、いわゆる全逓が職場復帰に対して積極的に介入をいたしまして、そして当該郵...全文を見る
○坂倉藤吾君 東京国際局の水野事件、横浜中郵局の沢地事件というのがあるんですが、この事件の概要は御承知でしょうか。
○坂倉藤吾君 この二つの事件というのは、公務上の災害認定をいたしました。当然公務上の問題ですから認定するのがあたりまえの話です。ところが、職場復帰をしてからの、先ほど人事局長からお話がありましたように、その人の身体障害の度合いに応じて職場で十分にその人の活用のできる場を保障してい...全文を見る
○坂倉藤吾君 くどいようですけれども、たとえば東京都で定時制高校を出られた方が実は郵政の部内採用の試験をお受けになられて、そして試験は合格をしました。ところが、採用前の身体検査に来まして——これは当然、省内の診療所のお医者さんが判断をするわけですね。部外の医師ではほとんど認めない...全文を見る
○坂倉藤吾君 次に、角度を変えてお尋ねをいたしますが、身体障害者の方々が郵便局を利用するに当たっての、省としての郵便局の施設、この施設の改善の方針というものはお持ちでしょうか。これは郵務局ですね。いかがですか。
○坂倉藤吾君 それはこれからの新設局あるいはいままであったところの改築、こういう立場のときに大体それはすべて生かされる、こういうふうに理解をしていいですか。
○坂倉藤吾君 念を押すようですが、現在新築中の普通局、さらには無集配局、いずれを問わずそれは該当する、こういうふうに理解していいですか。
○坂倉藤吾君 先ほどもお話がありましたように、前は、特に無集配局へ行きますと防犯用のネットがあった、そして取り扱いのところはごく手が入るだけの小さい窓があいていた、為替貯金の方は。郵便の方はそうじゃないですよ。ところが、それを取り外しましたね、近代化をするために。取り外しをしまし...全文を見る
○坂倉藤吾君 ごく簡単に申し上げて、管内各県あるわけですから、そこの県がこれが将来の郵便局ですよ、こういう形のものを少なくとも一県に一局ぐらいは思い切ってつくり上げるべきじゃないでしょうか。そこまでいきますとなかなかこれは大変なことなんでしょうけれども、少なくとも新たに改築をする...全文を見る
○坂倉藤吾君 特に、これは身体障害者団体の方々と十分に意見交換をしてください。行政の立場でも非常に配意をしてそして構造物をつくった、つくったけれども実際に利用してみたらかえってつくらなかった方がよかったという例がちょいちょい出てくるんです。これは大変なことでありまして、事前に十分...全文を見る
○坂倉藤吾君 前回に質問をいたしまして、きわめて冷たい回答のございました視覚障害者相互間の録音テープのカセットを郵送する問題なんですが、もう一度、省の見解を明らかにしてくれませんか。
○坂倉藤吾君 私は、それはちょっと容認をすることができないんです。  幾つか具体的な検討が、いま言われましたように、一つは、一般の人の利用と区別ができない。第一、このこと自体に問題がある。  それから二つ目の独立採算制の福祉料金としてのあり方のいわゆる限界の問題。これは一面で...全文を見る
○坂倉藤吾君 説明を聞いているうちにだんだんわからなくなってくるんですがね。結局、区別がつかないというのは、つけようとすればつける技術はあるのに今日段階ではつかない、こういう答弁になるんですよ。こんな理屈に合わない話はないんです。  先ほどは、身障の方が、いわゆる盲人の方が差し...全文を見る
○坂倉藤吾君 あなたがそう言っているんだよ。
○坂倉藤吾君 官房長、ちょっと答弁してくれませんか。  郵政審の中でこの種の問題はどういう取り扱いになっていますか。諮問をしたことについては当然の話ですが、郵便事業全般にわたっての今回の答申内容からいえば含まれていたはずですね、これからの将来の問題について。そういう観点での位置...全文を見る
○坂倉藤吾君 具体的に諮問をする範囲の中に、郵政省としてそれは説明材料の中に加えてもらいましたか。
○坂倉藤吾君 今回の昨年末の答申はともあれ、その前の五十二年のときの七月の答申を求めたときはどういうことになっていますか。
○坂倉藤吾君 私がそういうふうに聞きますのは、先ほどの論議でもありましたように、三年前に提起をしましたものが、しかもそれが検討をこの場で約されているんですね、最初のときに。二回目のときは具体的問題を提起し、しかもそのときには厚生省からも来ていただきまして、厚生省の見解も述べていた...全文を見る
○坂倉藤吾君 説明を聞いていましても、これは私に不信感があるわけじゃないんですが、具体的にはやっぱり検討されていないのじゃないか、こういうふうにとらざるを得ないんですよ。  いま答弁の中にちらっと出ましたように、確かにこれは法改正の問題ですね。したがって、これは郵便法改正のこう...全文を見る
○坂倉藤吾君 午前から大分論議をしてきましたけれども、一面では確かに今日の社会的事情に即応できるように一定の郵政省なりの努力のあらわれ方というのはあるように思いました。総体的にながめますと、これは前回も言いましたように、魂を入れてという話にどうもやっぱり受け取ることができないんで...全文を見る
○坂倉藤吾君 そうしますと、余り蒸し返すつもりはありませんが、先ほど言うておりましたたとえばカセットの問題、これが福祉的な郵政としての突破口になるという物の考え方はありませんね。いいですか。
○坂倉藤吾君 それも慎重の中に入っているわけですか。——そういうふうに包括をすると、これまた一言言わなきゃならぬことになるんですがね。少なくとも一つ口をあけることによって、あれもこれもというふうに押し寄せるという被害者意識で来年の障害者年を迎える姿勢だとしますと、いま官房長が答弁...全文を見る
○坂倉藤吾君 ちょうどこの問題と一緒に提起をいたしましたのが、いわゆる公職選挙法に基づく在宅投票の当初有料でしか投票できなかったこれを何とか無料にしたらどうか。これは郵政省の持ち出しにならないで本年実現を見ましたですね。ところが、この問題はいまだに残っている。むずかしい問題がある...全文を見る
○坂倉藤吾君 それから来年の施策の中で記念切手という話がございましたね。この記念切手というのは、従来出している記念切手と全然変わりがない、そういう意味での記念切手なんですか。
○坂倉藤吾君 私が現場で切手を扱っているときに一度寄付金のついたものが出ました。ところが、これは消化大変でという状態が発生をしたことを記憶しているんですが、今回はそういう企画はいまのところ全くない、こういうことでいいんですか。
○坂倉藤吾君 記念切手としてやることと、もし寄付金をつけるということになりますと趣旨合いがうんと変わってきますね。結局、記念切手ということで、従来やってまいりました寄付金も何もつかないそういう切手だとすれば、一応郵便の広範な利用の状況を判断しまして、そしてことしは国際障害者年です...全文を見る
○坂倉藤吾君 次に、郵政省の防犯対策の問題に少し触れてみたいと思うんです。  特に、防犯上からながめてみまして、部外犯罪、これの傾向とそれに対する対策については一体どうなっておるでしょうか。これは監察ですね。
○坂倉藤吾君 内じゃないんだよ。外だ。
○坂倉藤吾君 ちょっと数字がよくわからぬのですがね。郵政職員以外の犯罪ですよ。
○坂倉藤吾君 わかりました。  そこで、最近、新聞世論をよく見ていますと、報道される事案というのは、郵便局がことさらにねらわれておるのじゃないのかと思われるような節が非常にあるんですね。しかも強盗といいますか、そういう立場の犯罪というのが多くなっている、こういうふうに思うんです...全文を見る
○坂倉藤吾君 単に無人の局舎がねらわれる数字については大分件数として減ってきている。それに引きかえて強盗事件はずいぶん上がってきている。たとえば四十九年の局舎侵入というと四百二十件あった、それに比較をして五十四年百六十一件ですから、ずいぶん防犯体制その他も含めて影響が出ておるので...全文を見る
○坂倉藤吾君 いま官房長とそれから首席監察官の答弁の中で、監察の立場は結局防犯の具体的事例から見て中心は無集配だ、それからいま官房長の答弁でいくと、いずれかの手段の中心はむしろ大局だ、こう無集配と大局との食い違いがございますね。この辺は一体どういうことになるんでしょうか。  そ...全文を見る
○坂倉藤吾君 防犯カメラはなぜ設置しないんですか。
○坂倉藤吾君 それから無集配が特にねらわれるという状況の中で、これは人事局長にお聞きをしたいんですが、大体、無集配というのは構成が女子職員が中心ですね。局長が女の方も中にはありますが、ほとんど男、あと局員はおおむね女子職員が中心、これがいまの郵政の無集配局の現状だろうと思いますね...全文を見る
○坂倉藤吾君 実情は局長言われることだろうと思うんですよね。ところが、現実に強盗に襲われるのが無集配だとすれば、これはやっぱり考えるべきじゃないんでしょうか。だから女子を採用するなと私は言っているわけじゃないんですよ。大いに採用してもらっていい。ところが、女子の職場というふうに見...全文を見る
○坂倉藤吾君 数字はよくわかりました。  ただ、局別にいきますと、逆に言うとかたまっている形が相当あるわけですから、局舎の置かれておる事情その他に合わせながら対策というのはやっぱり講ずるべきでしょう。そういう意味でひとつ検討を続けてもらいたいと思います。  それからこれは監察...全文を見る
○坂倉藤吾君 そうしますと、この小包料金につきましては、郵便法の第三十一条、ここで料金決定の原則的なものが決められていますね。ここでは第一に、小包に係る役務の提供に要する費用、これが第一ですね。そして第二に、国鉄小荷物運賃のもの、それから物価その他の経済事情、これを参酌して小包料...全文を見る
○坂倉藤吾君 そうすると、極端な話をしますと、原価のはじき方いろいろありますよ。私は郵政省が出している原価のはじき方について納得していないんです。これはまた長くなりますし、大変な問題になりますから余り言いませんが、しかし、この郵政省のはじいておる原価のかっこうからいきましても、い...全文を見る
○坂倉藤吾君 検討し今後原価に近づくように努力したい、こう言うんですが、私がお聞きをしていますのは、だから第一間日に戻りますけれども、    〔委員長退席、理事大森昭君着席〕 結局、いま原価を割っているのを承知だけれども、こういうふうに料金を置いておかなければならぬというのは...全文を見る
○坂倉藤吾君 郵便局で扱う小包と同じような形ということになりますと、これはいま民間も含めて、いわゆる宅配まで扱うこういう企業がどんどん出ていますね。これとの関係は郵政省は一体どういうふうに御認識になっていますか。
○坂倉藤吾君 結局、民間の小包を扱う企業との関係というのは、かつてはほとんど小包扱いというのは郵政省が一手に引き受けていたんですね、ほとんどが。ところが、近年になって交通網の関係その他も含めまして、そして民間がその分野について、これは独占でないことは郵便法でははっきりしていますか...全文を見る
○坂倉藤吾君 経営の努力は努力で結構なんですが、私は、小包がかつて郵政省が全国ネットでしかも民間企業が余り進出をしないでやっておった当時から見て社会的使命というのは逆に重くなっているんじゃないのか、こういう認識なんですよ。  そうしますと、そういう社会的認識に応じる立場というの...全文を見る
○坂倉藤吾君 三種なんかは、私はとりわけ問題が多いと思うんですよ。結局、今回の郵便料金の値上げが諸物価にはね返る率をきわめて低く見積もっていますね。しかし、第三種なんというのはまともにかぶるんじゃありませんか、物価に。その辺の判断はいかがでしょうか。種類別にいわゆる物価に与える影...全文を見る
○坂倉藤吾君 三種の場合で、いま団体という話がありました。というのは、低料扱いの新聞の系統が特に多いですね、あるいは雑誌。これで、たとえば郵送料金別扱い、それから郵送料金含める定価、二本立てある。このバランスはどういうふうにお考えになっていますか。
○坂倉藤吾君 結局、三種の性格からいきまして、いま言いましたように、たとえば郵送料別扱いが絶対的に多いという問題ではないんです。ないんですが、結局、仮に別扱いのものが相当あるとすれば、三種料金を上げれば上げただけストレートに利用者にかかっていくことは間違いないですね。これはもう大...全文を見る
○坂倉藤吾君 一つの立論として経理部長が言っていることは私もわかるんですよ。しかし、後半に言われましたように、独立採算の中で、しかも郵便の総合料金体系の中で黒になる部分について一つそこに主眼を置いて、それでトータルをすればいいじゃないかという物の考え方は、逆に言いますと、いま数が...全文を見る
11月21日第93回国会 参議院 農林水産委員会 第6号
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○坂倉藤吾君 川村先生がきょう当面する日ソ、日韓を軸にされて、とりわけ沿岸のきわめて重大な問題をお取り上げになったわけでございますが、したがって、私はきょうはむしろ遠洋に焦点を当てながら、少し政府の考え方をただしていきたいと、こう考えるわけなんです。いずれにいたしましても、いまの...全文を見る
○坂倉藤吾君 いま御答弁のありましたような認識の上に立ちまして、きわめて大切な漁業というのは、これは系統の組織自体の日常ふだんの大変な努力もあるわけなんですが、結局、漁業を支えておりますのは末端経営体ですね、はっきり申し上げまして。そうしますと、末端経営体の今日の実態というのは一...全文を見る
○坂倉藤吾君 結局、いろいろあるけれども、養殖、沿岸はまあまあだと。まだまだ多くの課題を抱えており、これは細かく突っ込んでいきますと大変な問題が山積をしておるわけですが、しかし、それはさておきまして、総括的に見て、いまの長官の認識は私は間違いないだろう、こう思うのです。  そこ...全文を見る
○坂倉藤吾君 問題点は羅列をされました。それで、一つずつ私は聞いていきたいんですが、何といいましても、先ほどもちょっと答弁がありましたように、第一の課題というのは、私は、魚価の問題いろいろあるけれども、直接的に影響しているのは、これはやっぱり燃油問題だと。燃油はかつての二倍半——...全文を見る
○坂倉藤吾君 結局、量の問題は、大体五十五年の九月現在の在庫の量から見ても、昨年の同月と比較をしても大体一四%ばかり在庫はふえているから、だから安定供給は大丈夫だと、こういう判断に立たれておるんだろうと思うわけですね。ただ、今日のその在庫の量というものが、具体的に今日の漁業に、欲...全文を見る
○坂倉藤吾君 毎日新聞といえば、日本のこれは大新聞でありまして、その新聞社というのは国民世論の一つの集約点だという自負を毎日新聞社もお持ちになっていると思う。国民全体からながめてみまして、今日の漁業のあり方、特に油を大量に使うところについては、漁業の人は大体燃料費のかさみについて...全文を見る
○坂倉藤吾君 対応について検討中だと、こういう結論だろうと思うんですね。それで、検討中というのは、よく私も論議をしておりまして聞くんですが、調査中、検討中というのはなかなかこれは当てにならないんですよね。だから、検討中と言われることは、ぜひ何らかの形でいままでの制度よりも前進をす...全文を見る
○坂倉藤吾君 自信があるかどうか。
○坂倉藤吾君 ぜひこれは確保をしてもらいたい、こういうことを強く要求をいたしますと同時に、先ほども申し上げましたように、他にこの制度的なものを少し前向きをさしていくための検討を実らしてもらいたいと思うんですよ。  具体的に申し上げますと、これは冒頭私は何のために論議をしたかとい...全文を見る
○坂倉藤吾君 次に進めていきますが、いまもちょっと触れておりましたように、経営安定の第二の問題は、やっぱり資金的運用の問題にあると私は思うんです。そうしますと、この資金的運用というのは、大体まあまあいっているときに資金運用がさらにそれにプラスをされれば、これはもう申し分のないこと...全文を見る
○坂倉藤吾君 結局、関係者の方々の大変な御努力があって、ずいぶんと近代的経営を踏まえた形に改善しつつありますけれども、まだまだたとえば専門家の立場等から踏まえていけば、幾つか、四苦八苦していますから、手当たり次第何でもやってみようと、こういう形になるわけで、その中にはいいものと悪...全文を見る
○坂倉藤吾君 時間の関係がありまして先を急ぐので、担保あるいは保証、保険能力、こうした問題、私は触れていきませんが、そういうような問題が全部ついて回るわけでありますから、ぜひ具体的にひとつお願いをいたしておきたいと、こう思うんです。  次の課題は、遠洋にまともにぶつかっておりま...全文を見る
○坂倉藤吾君 正直申し上げまして、これは前々から私が主張していますのは、漁業者が直接その国と契約をしまして、協定を結んで、そして自分たちも納得をして入るというのならこれまた考え方が違うんです。その結果が一体どうなるかという問題は、もちろん先行きの分析としてそれがいいのかどうかとい...全文を見る
○坂倉藤吾君 結局基本に私は論議をして解決をしておかなきゃならぬ課題があると思うのは、いわゆる先ほど長官がおっしゃられました、入漁料はコストの一部なのだという物の考え方なんですよ。これはコストの一部なのかどうかということによって取り扱いがおのずから変わってくる問題だと思うのです。...全文を見る
○坂倉藤吾君 結局、韓国マグロがとりわけて問題になっていますのは、これも私前に論議をしたと思うんですが、いわゆる一つは船員コスト、それから船自体の設備状態、こうしたものが日本の常識から言えばきわめて通常でない、こういう状況で来て、そしてそれを安上げをする、こういうのが一つあります...全文を見る
○坂倉藤吾君 いまの御答弁は御答弁として私は素直に受けとめたいと思うんですが、ただ水産庁であるいは農林水産省でそのことを仮に要望いたしましても、関連する法規が通り、しかも具体的に実行するということになったときに、それがとめられますか。私はこれはとまらない課題になるだろうと思うんで...全文を見る
○坂倉藤吾君 終わります。