櫻井規順

さくらいきじゅん



当選回数回

櫻井規順の1989年の発言一覧

開催日 会議名 発言
09月26日第115回国会 参議院 法務委員会 閉会後第1号
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○櫻井規順君 一言前置きをして質問に入りたいと思います。  ベトナム難民問題が社会問題になっている中で、感謝するわけですが、九月二十日の日に国立劇場でベトナムの歌舞団の皆さんが見えまして、「アジア・太平洋うたと踊りの祭典」をやりました。私の郷里の静岡県相良町からも百人ほどの民謡...全文を見る
○櫻井規順君 いま一つ、ジュネーブ会議に関連しまして、日本側から、昭和六十年のいわゆる定住構想、定住枠一万人構想というものがあるわけですが、向こう三年間にわたって定住希望者を一千人ふやしたい、ふやすというような提言がこのジュネーブ会議でなされていると思うんですが、その波及効果とい...全文を見る
○櫻井規順君 難民問題がことしだけのいわば突発的な要因で発生したならばいいわけですが、非常に気になる問題はやはり組織的、計画的にベトナム側あるいは中国側で民衆の側から、ある意味ではフィリピンやバングラデシュやパキスタンに後追いするような形で事態が進行していかなければいいがという感...全文を見る
○櫻井規順君 最後に法務大臣にお伺いしたいと思います。  日本の近代史、現代史を見ても、細かくは言いませんが、中国あるいはインドシナ三国との関係というのは大変な関係だったというふうに思います。そしてまた、日本の移民という歴史を見ても大変な歴史があったと思います。  人権宣言や...全文を見る
11月30日第116回国会 参議院 法務委員会 第1号
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○櫻井規順君 最後になりましたが、法務省そして労働省、外務省関係者に質問をさせていただきます。  国際化の進展が日進月歩といいますか、秒進分歩といいますか、大変進んでおります。国内における新しい国際社会のあり方が問われていると思います。関連して、新しい出入国管理行政のあり 方...全文を見る
○櫻井規順君 関連するわけですが、先進例とは言えませんが、ヨーロッパの場合に、そういう外国人労働者の受け入れという問題でフランスとドイツを例にとってどうだったのかということをお伺いしたいと思うんですが、法務省、労働省、もしそれぞれ分析があればお聞かせいただきたいと思います。
○櫻井規順君 労働省に関連をして御質問しますが、ちょっと出入国管理法に関連しますが、結局、単純労働者につきましてはやはり規制をしていくことが大事だというふうに思うわけであります。問題は、これは日本の労働力構成の問題と大変な拮抗関係に国際関係としてなってくると思うわけであります。特...全文を見る
○櫻井規順君 次に、これは法務省になりますか、ちょっと質問させていただきます。  建設業の場合に、非常に親会社、下請、孫請というふうに事業所が構造的になっております。雇用の関係も、親会社から賃金部分あるいは労災の部分まで払われまして孫請までおりてくるわけであります。そこで外国人...全文を見る
○櫻井規順君 話が飛んで恐縮でございますが、人種差別撤廃条約というのがまだ日本の場合は未批准でございます。これについて批准できない事情があるのかどうなのか。要するに社会権規約なり自由権規約というものは既に批准してあるわけですが、一番先にできた人種差別撤廃条約の批准がなされていない...全文を見る
○櫻井規順君 次に、在日韓国・朝鮮人の皆さんとの関係の問題についてお伺いをしたいと思います。  御案内のように、明治末年に日韓併合条約が結ばれまして、朝鮮国籍の皆さんを強制的に日本国籍にした歴史があり、一九五二年の講和条約で条約上は韓国籍に回復したわけでございます。そして日韓条...全文を見る
○櫻井規順君 その法的地位の問題についての日韓の会議の中では、そこで対象になっておりますいわば第三世代の皆さんの問題だけでなくて、現在の在日韓国人の地位の問題についてそこでは議論する余地はないんですか。出ているんですか。
○櫻井規順君 時間がないので在日韓国人、朝鮮人もそうですが、在日韓国人の権利の問題で、今度ベトナムの難民の皆さんが定住されるわけですが、定住されるベトナム難民の皆さんよりも在日韓国人の方が権利制限されていて、慌ててベトナム難民の水準にそろえるというふうな事例も最近あったようですが...全文を見る
12月05日第116回国会 参議院 法務委員会 第2号
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○櫻井規順君 裁判官の報酬等並びに検察官の俸給等に関する法律の一部改正の法律案につきましては、私のお聞きしたい点をおおむね前の質問者が質問しておりますので、重複を避ける意味におきましても省かせていただきたいと存じます。一般質問も許されるとのことでございますので、これまで二度法務委...全文を見る
○櫻井規順君 たくさんの御意見と御忠告を賜わりましてありがとうございます。私は四人の先生に一問ずつ、たくさん聞きたいことがあるんですが、一間ずつお聞かせいただきたいというふうに思います。全部最初に言わせていただきます。  花見先生に、この出入国管理法の問題は私は法務省だけでなく...全文を見る
12月07日第116回国会 参議院 法務委員会 第3号
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○櫻井規順君 参考人の意見も含めましていろいろと考えさせられながらこの委員会審議を進めてきたものでございます。本法案についての最終委員会で、いわばまとめ的な質問をさしていただきたいと存じます。  国際化社会というよりも文字どおり国際時代、そして日本国内におきまして地域社会におい...全文を見る
○櫻井規順君 関連しまして、労働省の各都道府県に対する指導の中身の構成の問題ですけれども、私の意見というように受けとめてくだすって結構ですけれども、どうも不法就労取り締まりが先行しまして、定住外国人の就労の保障の問題、あるいはさまざまな制約条件下に置かれながらも就労者、研修者、就...全文を見る
○櫻井規順君 こうしてあえて触れるのは、今度の改正案で大分不法就労あるいは不法雇用に対するペナルティーの問題等が正面から取り上げられている関係で、より労働行政もあるいは法務の行政もそちらにウエートがかかるのではないかということを心配しまして質問しているものでございます。  続い...全文を見る
○櫻井規順君 新しい改正法が実施された段階の不法就労関係の取り締まりの面でいろいろと危惧をするものでございますが、今の外国人の人権あるいは市民権の周知徹底という面から見まして、これも参考人から出ていたわけですが、まだ今日本に住んでおります外国人のいろんな差別がある。特に在日韓国・...全文を見る
○櫻井規順君 人権相談所が法務局の中に開設されたわけですが、この位置づけというのは、私も直接まだ現場を見ていないわけですが、あるいは実際にやっている皆さんともお話をしていないわけですが、世界人権宣言四十周年と社会の国際化、人権の保障に対応して人権相談所を開設する、非常にすばらしい...全文を見る
○櫻井規順君 外務省にお聞きをしたいと思いますが、非常に我が国の入国規制というのは厳しいわけであります。その中で、国内におきまして年々急速ないわゆる不法就労問題というものが発生しているわけですが、国は偏っているわけでございます。そういう意味で当該の国、例えばフィリピンあるいはバン...全文を見る
○櫻井規順君 今度の改定法で出入国管理基本計画なる改正点が非常に大きな改正点になって、これは妥当な条項だというふうに思うわけであります。  問題は、法務大臣が関係大臣から意見を聞くという構成になっているわけであります。形式的にはそういうふうな表現になるかと思いますが、問題はその...全文を見る
12月12日第116回国会 参議院 法務委員会 第4号
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○櫻井規順君 民事保全法の質問をさせていただきます。  私自身も労使紛争で労働側の立場に立って、いわば第三者の立場で仮処分に携わり、数少ないですが借地借家の問題等で借地人、借家人の立場に立って第三者の立場でかかわってまいりまして、仮処分の決定にいたしましても充実あるいは迅速化と...全文を見る
○櫻井規順君 仮処分の決定につきましては、傾向的に遅延現象というのは生まれていないと思うんです。それから一般的に仮処分の決定に対する異議申請、取り消し申請に伴う口頭弁論というのは、早く結論が出ればいいわけですが、手続上口頭弁論等を経るわけでございますので長期化するのはやむを得ない...全文を見る
○櫻井規順君 かいつまんで言うと、これは衆議院の議事録で読んだところですが、今度の新法はこうした仮処分あるいは仮差押えの手続について出しやすく取り消しやすい法律として整備したのではないかと言っているわけですが、そういうふうに理解していいかどうか。  そして、仮処分決定の手続にし...全文を見る
○櫻井規順君 衆議院の法務委員会の議事録の中に、一九八一年十月、裁判官協議というものがなされて、全国の労働関係事件を担当しておられる裁判官が一定の協議をして何かまとめられた文書があるとのことでございますが、その中では、専ら今の仮処分あるいは仮差押えの手続について簡素化するというこ...全文を見る
○櫻井規順君 最後の質問でございますが、仮処分解放金の関係でお聞きしたいと存じます。私の地元の弁護士さんたちからもこれが一番問題だと、こういうふうな御指摘を受けているところでございます。  賃金の仮払い仮処分決定が出されて、収入の道を断たれた労働者が当面の生活を保障されるわけで...全文を見る
12月14日第116回国会 参議院 法務委員会 第5号
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○櫻井規順君 大変参考になる御意見を聞かしていただきましてありがとうございます。  私は二つの質問がございます。  一つは竹下先生にお願いいたします。先生のお話の中で日弁連の意見等も御紹介がございましたので、三人の弁護士をおいて竹下先生にお聞きするのもどうかと思うわけですが、...全文を見る
○櫻井規順君 いま一つ、千葉先生と東澤先生に簡単にコメントいただければと思うんですが、限定した質問でございます。  仮処分解放金の関係でございますが、賃金仮払い仮処分決定が出されまして、過去分の賃金あるいは本審判決までの賃金保障という決定があるわけでございますが、これが仮処分解...全文を見る
○櫻井規順君 そうですね。本審までの賃金支払い金額というのは相当な金額になると思うんですけれども、仮処分解放金という金額がそれに満たない場合が十分あり得ると思うんです。そういう意味ですけれども。
○櫻井規順君 参考人の皆さんから意見を聞いた関連で最初に二、三質問をさせていただきたいと思います。  最初に、私の方から参考人にお聞きしたことで、昭和六十二年五月に日本弁護士連合会が「仮差押及び仮処分制度に関する改正試案に対する意見書」なるものを発表されているわけでございますが...全文を見る
○櫻井規順君 もう一遍後で触れますが、この民事保全法の提案、これは言うまでもなく仮処分、仮差押えについて決定手続の全面的採用ということになるわけですが、こうした内容の民事保全法を提案する根拠として、いろいろな事案はあると思うんですが労働事件あるいは労働分野の仮処分という問題がかな...全文を見る
○櫻井規順君 ウエートを置いたかどうかというよりも、聞き直しますけれども、労働事件の比重というのは非常に高いわけでして、労働事件についての配慮がこの法作成上なされたかどうかということをお聞きしたいわけです。
○櫻井規順君 法律全体を見まして、充実迅速化というわけですが、充実という面では非常に何といいますか、同意しかねる面が強いわけでございます。むしろ簡素化、迅速化と言った方がよろしいではないかと前回の質問でも触れたところでございます。  ただ、あえてお聞きしたい点として、この充実の...全文を見る
○櫻井規順君 そうしますと、法律がそうなっているわけですが、仮の地位を定める仮処分申請に基づく以外のものはもう文字どおり審尋そして債権者本位の書面審査を含めた審査が進められるというふうに判断せざるを得ないわけですが、問題は余りにも裁判官の主観による選択、組み合わせであってはいけな...全文を見る
○櫻井規順君 仮処分解放金の関係ですが、衆議院の法務委員会の審議等の答弁を見まして、仮処分解放金の実際の適用の問題ですが、賃金仮払い仮処分決定が出されて本審まで支払えという命令が出た場合、私はその仮処分解放金の金額の方が少ないじゃないかということをしきりに主張しているわけですが、...全文を見る
○櫻井規順君 最後に、最高裁の判例と今度の民事保全法の関連の問題で最高裁にお伺いしたいと思います。  前回も触れた点なんですが、最高裁から意見をお聞きできなかったものですからお聞きするわけですが、御案内のように仮処分のこの意味について最高裁の判例が幾つかあると存じます。私の手元...全文を見る