櫻井規順
さくらいきじゅん
当選回数回
開催日 | 会議名 | 発言 |
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03月26日 | 第120回国会 参議院 運輸委員会 第2号 議事録を見る | ○櫻井規順君 運輸委員会におきまして、私にとりまして待望久しい、初めての質問でございます。どうぞよろしくお願いをいたします。 日本列島は一極集中の特徴を持ちながら、混雑、渋滞という現象が広がりまして、運輸省におかれましてもあるいは関係者におかれましても、この混雑緩和、渋滞解消...全文を見る |
○櫻井規順君 運輸省が、何といいますか、認可許可官庁から運輸行政全般についての政策官庁に脱皮してきているなということを私自身も感じますし、多くの関係者からも伺うところであります。今の大臣の答弁でも片りんはうかがえるわけでありますが、とかくこの事故は建設省サイドの問題だというとらえ...全文を見る | ||
○櫻井規順君 少々具体的にお伺いします。 この事故は、まだ事故原因が正式には発表されていないと思いますが、現地調査の中で私が感ずるのは、やはり初歩的なジャッキ操作のミスとかあるいは労働力不足からでしょうか、サクラダという元請の会社がいわば下請、孫請の会社に作業をやらせていた。...全文を見る | ||
○櫻井規順君 ちょっと不満なんですけれども、点検しなければならないところがあると思うので指摘しておりますので、ぜひ点検願いたいというふうに思います。 広島新交通システムは以上にいたしまして、次に、バスの活性化対策の問題について触れてまいりたいと思います。 新交通システムは...全文を見る | ||
○櫻井規順君 今まで運輸省が進めてきたバス活性化事業あるいは補助金、これは本当に公営バスあるいは私鉄が行ってきたバスロケーションシステムの導入一つ取り上げてみてもほんの一部でありまして、かなりこれが呼び水になって波及効果を持ってきているというふうに思うわけであります。しかし、平成...全文を見る | ||
○櫻井規順君 都市における混雑緩和で、こうしたハードの面からの対応の仕方とそれからソフトの面からの対応というものがまだまだ欠けているのではないか。大都市では時差出勤等をやっているわけでありますが、もう少し運輸省と建設省、自治省、警察等々との横の連携の中でソフト面からの混雑緩和とい...全文を見る | ||
○櫻井規順君 そうした、何といいますか、頭を使えというような御指摘が非常に多いものですから、ソフト面からの追求をひとつ強めていただきたいと希望しておきます。 三番目に、JR東海道新幹線の混雑緩和と安全性の問題について触れておきたいというふうに思います。 私も静岡から東京に...全文を見る | ||
○櫻井規順君 もう一つ、東海道新幹線の安全性の問題ですが、昨年は列車が大雨で停車するというようなことが非常に多くございました。九月十五日でしたか台風がありまして、三島の大場川という川がはんらんをいたしまして、新幹線のコンクリート高架橋でございますが、高架橋の橋脚を支えておりました...全文を見る | ||
○櫻井規順君 これから私も東海道新幹線の輸送力増強、それから安全性については大いに勉強してまいりたいというふうに思いますので、どうぞよろしくお願いをいたします。 次に、回転翼航空機の事故防止について伺いたいと存じます。 平成二年度のヘリコプターの登録機数というものは非常に...全文を見る | ||
○櫻井規順君 ひとつ、専門的にわたる問題ですから御研究いただきたいと思うわけですが、ほとんど乗用車並みの飛行状況になっているのではないかと思うんです。道路にはセンターがあってセンターを越すわけにいかないわけでありまして、ヘリコプターの場合も昨年、一昨年ですか、農薬散布等で衝突事故...全文を見る | ||
○櫻井規順君 もう一つ事故防止対策で。 今おっしゃったように、事業用のヘリコプターの操縦はかなりいいと思うんですけれども、昨年急速に自社用、自家用のヘリコプターの登録がふえているわけであります。その操縦の方に大変心配があるものですから指摘をしているわけであります。しかし事故例...全文を見る | ||
○櫻井規順君 もう一つヘリコプター事故に関連いたしまして、航空事故調査委員会の調査のあり方の問題で少々質問させていただきます。 当委員会でも、この問題は日航の事故に関連をして何度か取り上げられているわけでありますが、ヘリコプター事故の調査委員会の結果などを見まして思うわけであ...全文を見る | ||
○櫻井規順君 なお航空事故調査委員会のスタッフあるいは権能の問題、こういう問題については勉強させていただきまして、今のヘリコプターの事故調査もなお私もまだ分析が甘いものですから分析させていただきまして、また必要があれば提言をさせていただきたいと存じます。 次に、第六次空港整備...全文を見る | ||
○櫻井規順君 第六次の空港整備計画の中間報告の中にあるわけでありますが、この第六次空整三大プロジェクト、特に新東京国際、それから東京国際空港、この二つが六次空整で完成したときに、この中間報告にありますように、一九九五年度の旅客、貨物の国際、国内にわたっての予測需要量というものが計...全文を見る | ||
○櫻井規順君 いま一つ、成田の完成時点で、これは正式な数字ではありませんが、現在三十一カ国五十一社が成田に乗り入れていると、これは数字の間違いがあるかもしれません、古い数字かもしれません。しかし、新たに四十三カ国から成田への乗り入れを要求しているといいましょうか申し込んでいるとい...全文を見る | ||
○櫻井規順君 ちょっと今まで公に出しているものから大分話が進展しているものですから意外なんですけれども、要するに中間報告に出されている旅客、貨物を内外にわたって一〇〇%満たす、それから諸外国が乗り入れを申し入れしているやつは一〇〇%期待はこたえるというふうに理解してよろしいかどう...全文を見る | ||
○櫻井規順君 その物理的がよくわからないんですけれども、今まで運輸省から出されていたのでも、四十数カ国のやつを半分ぐらい満たせるというのが私の目に触れてきたのでありますが、ちょっと今資料不足で根拠を示し得ませんので、一応ここはやめておきますが、今おっしゃるのは大阪空港と新関西国際...全文を見る | ||
○櫻井規順君 もう一つ、今空港に求められている問題として二十四時間営業といいますか、二十四時間乗り入れ、離発着、この問題があるわけでありますが、この必要性というものをどういうふうに把握されているか、そしてその適地というものを今日本のどこに求めているのか、その辺をお伺いしたい。 | ||
○櫻井規順君 二十四時間離発着可能な空港としてこれを内陸に求めることはもはや困難というふうにごらんになるかどうか、その辺いかがですか。特に北海道、本島において可能かどうか。特に二十四時間を求めている立場から見ていかがですか。 | ||
○櫻井規順君 第六次整備計画を見まして二つのエアポケットがあるような感じがします。 一つは、やはり地方空港の整備費が三大プロジェクトに押されて非常に少ないという問題であります。もう一つは、航空保安施設整備費が、これは第二次からずっと年々計画期間ごとに低下をしてきておりまして、...全文を見る | ||
○櫻井規順君 地方空港の整備の問題で伺うわけですが、傾向的には国際化が急速に進むし、航空化もまたこれは進むという状況を迎えているというふうに思います。 首都圏における地方空港のあり方の問題であります。 首都圏には御案内のように地方空港はないわけであります、現状は。まあ一番...全文を見る | ||
○櫻井規順君 第六次空整で地方空港はまだまだ押しやられているわけであります。そこで、地方空港の、何といいますか活性化の問題でありますが、地方空港の会計というのはもう赤字だということが常識のようであります。それは何とかしなきゃならない問題だというふうに思います。 最近、こういう...全文を見る | ||
○櫻井規順君 最後に希望を申し上げておきます。 第六次空整計画になるわけでありますが、そもそもこの空整計画というのは航空保安施設の整備、航空保安という問題が一つの大きな柱になって五カ年計画というものを策定する必要が生まれて出発したものだというふうに認識しております。ところが、...全文を見る | ||
04月09日 | 第120回国会 参議院 運輸委員会 第3号 議事録を見る | ○櫻井規順君 私は、タクシーの運賃改定に伴う行政指導のあり方、それから地方バスの運行確保、この二つの大きな柱で今から質問をいたします。 最初に、タクシー運賃の改定に伴う行政指導のあり方から触れてまいりたいと思います。 私もタクシーに乗ることは非常に多いわけでありますが、私...全文を見る |
○櫻井規順君 り私は稼働率、実働率で聞いたものですから、それで結構でございます。意外に高いということを知らされました。 それから、運賃改定の問題でありますが、七十九の運賃ブロックのうち何ブロック今日まで値上げをしてきたのか。そして値上げの理由、根拠ですけれども、従来は高度成長...全文を見る | ||
○櫻井規順君 今度の値上げ率は全国平均でどのくらいになるかということは出ていますでしょうか。 | ||
○櫻井規順君 平均で出ていませんか。 | ||
○櫻井規順君 人件費比率が八〇%ということですが、今度の値上げ分は当然かなり共通した値上げ根拠に全国的になっているかと思います。 その場合に、例えば関東運輸局の値上げに伴う業界に対する通達文書を見ますと、文書構成は、第一にサービスの改善、それから二番目に輸送力の充実、三番目に...全文を見る | ||
○櫻井規順君 今度の値上げは、関東運輸局の業界に対する指導を見ましても、労働条件並びに労働賃金を含む労働条件への還付ということがとにかく前面に出ていまして、そういう根拠になっているのは当然なことだというふうに思うわけであります。 それで、その後衆議院の運輸委員会で、前任者の早...全文を見る | ||
○櫻井規順君 昨年の八月末の報告をどういうふうにまとめられていますか、まとめたものをぜひ後でいただきたいと思うんですが、よろしくお願いします。 それから、関東運輸局の場合に、東京、武蔵野市、三鷹市のブロックについてでしょうか、各事業者、事業団体とそれから労働組合に対して労使の...全文を見る | ||
○櫻井規順君 ちょっと運輸局としても行政指導の限界というものがあると思うんですけれども、その辺は労働省と連携を密にして推進を願いたいというふうに思うわけであります。 むしろ、各運輸局あるいは支局において業者に対する指導、それが大事だというふうに思うわけでありますが、業者に対す...全文を見る | ||
○櫻井規順君 先ほど触れました運賃改定に伴う各事業者からの報告を求めるのは、これは全国的な行政指導でしょうか。 | ||
○櫻井規順君 これは全部各運輸局の指導になりますか。 | ||
○櫻井規順君 一々面倒で申しわけないんですが、運賃ブロックによって全部時期が違うわけでして、大体関東運輸局が行ったように運賃改定後三カ月か四カ月後あるいはほぼ一年後に行うという本省からの方の指導というのはあるんですか。あるいは実態はどういうふうに各運輸局はなさっているのでしょうか...全文を見る | ||
○櫻井規順君 それから、平成三年度に週労働時間を四十六時間に持っていく、その上において今回の運賃改定は位置づけられているというふうに思うわけであります。それよりも何よりも、現在は週四十六時間とははるかに実態が離れた労働条件の改善にあると思いますし、旅客に対するサービスの向上という...全文を見る | ||
○櫻井規順君 ただいまとにかく七十九のブロックでずっと運賃改定の作業が進んでいる最中でございますので、その進行も見きわめながら、またこの問題でいろいろと提案をし、審議を進めてまいりたい、こんな気持ちでおります。どうもありがとうございました。 その次に、地方バス運行の確保という...全文を見る | ||
○櫻井規順君 今度の運輸省の予算の中でもこの地方バス確保の予算措置というのは、バスの路線廃止なりあるいはバスの乗客減少に大きく歯どめをかけている上におきまして非常に大きな貢献を果たしているというふうに思います。ですから、これは今後とも重視をしていただきたいと思うわけであります。 ...全文を見る | ||
○櫻井規順君 私は、全国的な市町村が単独事業でやっている実態というのは少しわからないわけです。そこも聞きたい点なんですが、まだまだ地方バスの運行確保の面でこの制度を活用しなければならない対象路線というのは実態としてかなりあると思うんです。 そこで、二種、三種という生活路線を一...全文を見る | ||
○櫻井規順君 それをどういうふうにごらんになりますかということを聞きたいわけであります。現実に住民サイドは立ってみますと、会社が一〇%株主配当しているから、その余力があるならば住民の足の確保のために会社が金を負担しなさい、こういう精神になると思うんですけれども、実際に住民サイドに...全文を見る | ||
○櫻井規順君 それは、ゆっくり数字を分析したいものですから、ひとつまた後でお示しください、お願いします。 それで、私の言いたいのは、そういう二種、三種の要件を満たしていないところを市町村が単独事業でかなりやっているわけです。 市町村の傾向としては、私も余り多くを見ていませんが...全文を見る | ||
○櫻井規順君 国の枠組みは大体承知しているつもりですが、かなり要件の問題でも――話が発展するとなんですが、乗り合いバスの会計は赤字だけれども、会社は黒字で配当率が一〇%という会社はかなりあるのではないかと思うんですね。ですから、制度的にもちょっと見直すものがあるのじゃないかなとい...全文を見る | ||
04月16日 | 第120回国会 参議院 運輸委員会 第5号 議事録を見る | ○櫻井規順君 鉄道整備関連の三法について質問をいたします。 たまたま最初の質問者に位置づけられましたので、前半はこの法案に関連して鉄道整備の基本にかかわる問題、そして後段は運賃の問題を中心に質問いたします。 最初に、大臣に対してお伺いしたいというふうに思います。 今度...全文を見る |
○櫻井規順君 私は、今度の三法で整える体制というのは、かなり中短期的な体制整備ではないかというふうに理解するものであります。当然といえば当然かもしれませんが、そう理解いたします。 二十一世紀に向けての基本的な体制整備ということは、また改めて体制を整えなきゃならないものだという...全文を見る | ||
○櫻井規順君 改めて大臣に伺うわけでありますが、中長期的な位置づけのもとで基金も設けられているというお話でございます。全般的にはやや暫定的な措置であるというお話も伺ったところであります。 それならば、長期的な二十一世紀に向けての大臣としての鉄道整備の長期ビジョン、そしてまた、...全文を見る | ||
○櫻井規順君 次に、長期的な鉄道整備の基本政策を立てる場合に、私は欠かすことのできない点が幾つかあると考えます。 一つは、鉄道整備のインフラに当たる部分につきましては、やはり公共事業費としての位置づけをなすべきである。 二つ目は、今回鉄道整備基金で全国一元的、統括的な機能...全文を見る | ||
○櫻井規順君 今度の鉄道整備基金に関連してお伺いするわけでありますが、東海道新幹線の関係はどうかかわってくるのか。 今も言いましたように、混雑はもう大分ひどいところまできております。そしてまた、一晩とにかく三千人近い人が保線あるいは線路の補修等に当たっているとのことでございま...全文を見る | ||
○櫻井規順君 平成三年度中にJRの株上場を行うという展望のもとに作業が進められているわけであります。 問題は、JR株式基本問題検討懇談会におきましても、これにつきましては非常に「慎重」にかつ「弾力的に」という御指摘があるわけでありますが、この辺をどういうふうに理解しているのか...全文を見る | ||
○櫻井規順君 いよいよ新幹線鉄道施設についての譲渡がこの法律の議決後に執行されていくわけでありますが、以下、少々運賃との関係で質問をします。 JR各社がこの鉄道施設の譲渡を受けまして、いよいよ二十五・五年の分割払いあるいは六十年の分割払いということで支払いを始める。それから、...全文を見る | ||
○櫻井規順君 次に、さきの四月十一日の朝日新聞に、「上野—東京の特急料金五百円」という見出しで、JR東日本から運輸省に内々にでしょうか、上野から東京への乗り入れに関連いたしまして新たな運賃・料金の設定案を出したやの記事がございます。この事実経過について説明いただけますか。 | ||
○櫻井規順君 これを運輸省としてどうなさるのかということをお伺いするわけでありますが、御案内のように、この間は三・六キロでしたか、極めて短い距離でございます。運賃表を見ますと、どの駅からとらえてみましても、現行の基準からいきますと料金値上げにはならないように受けとめられます。 ...全文を見る | ||
○櫻井規順君 いずれにいたしましても、この三・六キロに伴っての値上げというのは、何もJR東日本が全部東京—上野間の鉄道整備に要する費用を負担したというわけじゃないので、かねがねもう国鉄の時代からかなりの負担をし、その後全国的なシェアでもってやっているわけでございますから、JR東日...全文を見る | ||
○櫻井規順君 今度の鉄道関連三法の制定、それから株上場に伴って、会社の経理の面におきまして運賃部分というのは決定的に大きいわけでして、会社が経常利益を上げている面での運賃の大きな貢献というものは評価をします。しかし、あわせて、事業者本位の運賃利益をこの際利用者、消費者に還元すると...全文を見る | ||
○櫻井規順君 利用者への還元で少々触れていきたいと思うわけでありますが、現在、JRと民鉄との運賃格差というものがなお非常に利用者に不公平感を与えているところであります。 例えば、JRと民鉄と比較した場合に、これは小田急との比較になりますが、新宿—小田原間、距離が八二・五キロ、...全文を見る | ||
○櫻井規順君 いやいや、現状をどういうふうに把握されているのか。 まだ、私の手元に今あるのでも、東武とJRを比較した浅草—久喜間の運賃、あるいは小田急でも新宿—藤沢というふうにあります。いわゆるC、D料金のエリア、ゾーンから外れたところについてはまだかなり残っているというふう...全文を見る | ||
○櫻井規順君 通勤定期運賃あるいは通学定期運賃の開きがかなり大きいです。まあ通勤定期運賃の方の割引率は民鉄よりもJRの方が大きいわけでありますが、基礎額が高いがために割高になっております。それから、通学定期運賃はJRの方が割引率が小さいわけであります。ここら辺も改善の余地があるの...全文を見る | ||
○櫻井規順君 今、やや民鉄とJRの格差を解消するお考えが示されたわけでありますが、この際ぜひ、鉄道関連三法という歴史的な法律が制定され、JR各社、特に本州三社が株上場するという機会に、専ら企業収益を上げるという姿勢から、民鉄との格差を縮め、かつ国民の不公平感をなくし、この利益を利...全文を見る | ||
04月23日 | 第120回国会 参議院 運輸委員会 第7号 議事録を見る | ○櫻井規順君 最初に、大臣に対してお伺いをいたします。 一九六一年に本法が制定されて、ちょうどことしで三十年になるわけであり、本年新たに第八次港湾整備計画が出発するに当たっての法改正になるわけであります。国際化、情報化、都市化が大変進んでまいりまして、港湾に対する国民のニーズ...全文を見る |
○櫻井規順君 最初に、本法は港湾整備緊急措置法となっているわけであります。ちょっと法案の名前をあげつらうようで恐縮でございますが、なぜ緊急措置法なのか。三十年間、とにかくいわば緊急措置期間が続いてきたわけでございます。そして、八回にわたって法改正が行われ、港湾整備の五カ年計画が立...全文を見る | ||
○櫻井規順君 緊急の港湾整備上の課題というのが数々あることはよくわかります。しかし、基本的には「二十一世紀への港湾」という展望を持って進めていくわけでありますから、他にも緊急措置と名づけた公共事業の長期五カ年計画の根拠法はあるわけでありますが、検討の余地があるのではないか。法改正...全文を見る | ||
○櫻井規順君 大変な十年間の流れですから、そう簡単には説明がつかないかと思います。 私が、「二十一世紀への港湾」、それから、昨年末出されました「基本的方策」、その前の「「二十一世紀への港湾」フォローアップ」、こう追ってみまして、どこに流れの変化があるのか、発展があるのかという...全文を見る | ||
○櫻井規順君 七次までにわたった港湾整備計画の経過を以下若干伺う前に、空港整備五カ年計画というものが本年から出発するわけです。きょう、この委員会に航空局も実は御出席願って空港整備計画とその根拠法についてお伺いをしたいと思っていたわけでありますが、ちょっとこの場にはなじまないという...全文を見る | ||
○櫻井規順君 さらにさかのぼって、第一次から第七次、昭和三十六年からちょうど三十年間にわたって整備事業を進めてきたわけでありますが、その三十年間の計画投資額と実際の総投資実績、これはどういう金額になるのか、そして事業の進捗率というものをどういうふうにごらんになっているのか、そのこ...全文を見る | ||
○櫻井規順君 一次から七次までのトータルでいかがでしょうか。 | ||
○櫻井規順君 第一次から七次までの投資効果の内容を踏まえて、初めて第八次の投資規模や投資方向の内容が適切かどうかというものは判断できるわけであります。そういった資料も年次別のものは出されておりますが、総括的なものは出されていないという点で大変不満でございます。 そこで、第八次...全文を見る | ||
○櫻井規順君 概略的に、貿易もそれから内航面での港湾の取り扱い貨物というもの、あるいは旅客というものが非常にふえているということはよくわかります。 八次の整備計画前段の「中期的な港湾整備の基本的方策」あるいは「フォローアップ」等から、向こう五年間の港湾整備計画のいわばトレンド...全文を見る | ||
○櫻井規順君 今の日米構造協議の最終報告書に出されています外貿バースの「水際線延長約三十キロメートル」、この「水際線」というのは何を指しますか。 | ||
○櫻井規順君 そのバースは、水深何メートル以上という目安はあるんですか。 | ||
○櫻井規順君 今はどのくらいになっていますか。現在の水際線が延長何キロで、それをさらに三十キロふやすわけですね、そういう理解でよろしいわけですか。そうすると、今、何キロメートルになっているでしょうか。 | ||
○櫻井規順君 わかりやすいと思うんですよ、今のやつは。そういうふうに、一つは水深十二メートル以上のバースあるいは四・五メートルとか一定の目安をつけてバースの延長ではかるというのは非常にわかりやすいメルクマールだというふうに思うわけであります。あるいは機械化に対応した一定の荷役機械...全文を見る | ||
○櫻井規順君 海洋国日本がこういうように他の海洋国と比べて低いということは、どう説明がつくのでしょうか。 | ||
○櫻井規順君 結局、これはそもそもコンテナバースの延長というものが非常に少ないということを意味しているというふうに思うわけであります。 それよりも何よりも、大型コンテナバースの比率が非常に低いのは当然のことですけれども、余りにも大型コンテナバース、水深十四メートル以上のバース...全文を見る | ||
○櫻井規順君 日米構造協議の三十キロメートルというものは、どうですか、第八次では完遂できるのですか、いかがでしょうか。 | ||
○櫻井規順君 甚だ手前勝手な話ですが、私、静岡でして、清水港の場合も今、大水深の十四、五メートルのバースに事欠きまして、延長一キロ弱でございますが、整備計画を立てているわけであります。 こういうものは例でございますけれども、この八次の中で静岡県側から要請があれば、これはこの八...全文を見る | ||
○櫻井規順君 昨年の夏に、当運輸委員会で北海道の港湾視察に行ってまいりました。その視察の結果は御報告させていただきましたが、余りにも、私自身もまだ全国の港湾を実際に目で見て、お話を聞いてございませんが、静岡県の港湾を見てみた場合に、一言で静岡県の港湾の特徴は何かと言ったら重厚長大...全文を見る | ||
○櫻井規順君 何かちょっとすっきりしないわけですが、次に進みながら質問してまいります。 第八次の港湾整備計画の一つの特徴としてネットワーク化という指摘があるわけであります。このネットワークの意味がいま一つ文章を読んでいく限りにおいてはつかめないわけであります。港湾と港湾との間...全文を見る | ||
○櫻井規順君 いずれにいたしましても、臨港道路というものをかなり整備することによって高速道路とのリンクという問題は初めて実るわけでありまして、臨港道路の整備という問題にかなり重点を置いて八次の計画を進めていただきたいと、そういうふうに要望しておきます。 次に、きょうは通産省さ...全文を見る | ||
○櫻井規順君 なお細かく分析したい点ですので、後からぜひ今の根拠になった数字をまたいただきたいと存じます。 それで、私は、アジアの比重が非常に高まってきているということを一つ確認できるというふうに思うわけであります。 そこで、衆議院の運輸委員会でも若干議論されているわけで...全文を見る | ||
○櫻井規順君 どうもありがとうございました。 伸びているもの、伸びていないものとあるわけであります。 そこで、この四カ国との貿易の相手側の港別の輸出入の実績というものはわかりますでしょうか。 | ||
○櫻井規順君 通産省いかがでしょうか。 | ||
○櫻井規順君 これは統計がなくてわからないのか、あってわからないのか、その辺はいかがでしょうか。 | ||
○櫻井規順君 まことに困るわけですが、私が事前に外務省も含めましてお尋ねしたところ、どうも原票しかなくてそういう統計はないと理解せざるを得ないように読み取りましたが、ぜひ何かの機会に港別の輸出入の新しい実績というものの把握をいただきたいというふうに思うわけであります。 そこで...全文を見る | ||
○櫻井規順君 改めてまた教えてください。 環日本海の貿易関係を盛んにするためにちょっと教えていただきたいのですが、定期航路というのは、この環日本海の四カ国に限って見るならば、どういう定期航路があるのか。 それから、ナホトカになりますか、シベリア鉄道を通じてヨーロッパと日本...全文を見る | ||
○櫻井規順君 シベリア鉄道と結んだ冷凍用貨車というのはどうですか。 | ||
○櫻井規順君 通産省の方に最後の質問ですが、日本海沿岸諸国との貿易の展望というものをどんなふうにごらんになっていますでしょうか。 | ||
○櫻井規順君 どうもありがとうございました。 これで通産省への質問は終わります。 次に、引き続いて港湾の整備の関係で運輸省に質問いたします。 ODAの関係で、あるいは他の輸銀の関係でも結構でございますが、外国の港湾整備に対して運輸省が技術協力等で実際行っている実績とい...全文を見る | ||
○櫻井規順君 環日本海の今言った四カ国との関係でいきますと、港湾整備の実績というのは何かございますでしょうか、今の技術協力の面で。 | ||
○櫻井規順君 問題はソビエト、それから、北朝鮮については国交関係であれこれ問題があってできないというお話でございます。しかし、環日本海というものを考えてみた場合に、ソビエトと北朝鮮というのを除いては考えられないわけでありまして、これは運輸省の仕事というよりも国全体の仕事でありまし...全文を見る | ||
○櫻井規順君 はい、ありがとうございました。 次に、八次の整備計画の正式決定に向けてのスケジュール的なものをお伺いいたします。 先般の閣議で、今国会に出されております投資の枠が提示をされているわけであります。私どもは八次計画の中身についてはそれしか資料としてはないわけであ...全文を見る | ||
○櫻井規順君 これは指摘すれば切りがないわけですが、今の港の状況からいきますと、五大港については私は不勉強でわからないわけでありますが、全国の特定重要港湾の状況を紙の上で見た限りにおきましては、もうこのバースのとり方あるいはコンテナ置き場、そして、非常に輸入が多くなって倉庫の滞貨...全文を見る | ||
○櫻井規順君 当事者間でわかっていて、我々として、国会議員とはいえ、その整備計画の中身というのはなかなかつかみ切れないという感じがするわけであります。先ほどの港湾整備の指標の整理とあわせて、もう少し総合計画の立て方についても、港湾整備計画の立て方についても工夫を願いたいというふう...全文を見る | ||
○櫻井規順君 ウオーターフロントの中身は、実際は「二十一世紀への港湾」の基本政策が出されまして、その前後といいましょうか、いわゆる民活法が登場いたしまして具体的な事業が展開さていくわけであります。民活プロジェクトとして幾つか特徴的な施策が講じられているわけであります。ポートルネッ...全文を見る | ||
○櫻井規順君 調査、調査中を含めてプロジェクト全体では幾つになりますか。 | ||
○櫻井規順君 調査が終わって、滞っていた事業が、去年、ことしと非常に急速に進んだということは理解ができるわけであります。 時間がないものですから、いろいろとお伺いしたいわけでありますが、省略させていただきまして、民活のプロジェクトが前進をしてきておりますので、二つこの面での質...全文を見る | ||
○櫻井規順君 次に、私は、八次整備計画の中で一つ欠落しているのが港湾労働者並びに港湾運送事業者の位置づけというものであるという点を指摘したいわけでありますが、その辺はどういうとらえ方になっていますでしょうか、まず概括的にお伺いします。 | ||
○櫻井規順君 この「基本的方策について」の中の「整備の基本的な考え方」の一にこういう文言があるわけであります。 「総合的な港湾空間の創造に向けて、」「港湾が担ってきたヒト、モノ、カネ、情報の交流拠点としての機能を高める。」、この「ヒト」というのは何を意味しますか。 | ||
○櫻井規順君 一般国民、一般市民という理解でよろしいんですね。 それでは具体的に、きょうは労働省さんからも御出席いただいておりまして、恐縮でございます。 私は、やはり「ヒト」の中には、その一部として重要な役割を果たしている港湾に働いている皆さん、港湾労働者、港湾運送事業者...全文を見る | ||
○櫻井規順君 今の常用、日雇いの関係ですが、六大港の場合に二・一%、二・五%というのは何に対してでしょうか。 | ||
○櫻井規順君 これは人数では出ませんか。 | ||
○櫻井規順君 また、内容は教えてください。 六大港の方は今おっしゃいましたように、雇用安定センターというものが設けられて港湾労働法の適用を受けて、身分の安定といいますか不安定雇用の状態をある程度解消しているわけであります。 問題は、六大港以外になおこの港湾労働法適用外に置...全文を見る | ||
○櫻井規順君 ぜひ、不安定状態をなくして法適用港にしていただいてやっていただきたいと希望しておきます。 それから、労働時間の問題で非常に特徴的なことは、輸送の高速化ということによりましてここ近年荷の扱いをとにかく急ぐということで、非常に長時間労働、今も二十二労働日で八・八時間...全文を見る | ||
○櫻井規順君 深夜にわたる労働の職場は交代制、それから、非常に時差出勤なんかも盛んでありまして、交代制がかなり一般化をしてきているというふうに思うわけであります。ぜひ、この点は労働省においても、実態を見きわめた上で交代制勤務体制というものを行政指導願いたいというふうに希望しておき...全文を見る | ||
○櫻井規順君 そういう意味で、政策的にも技術的にもどうしても重点港湾を整備していかなきゃならないという事情がある。それから、総合ネットワークとはいえ、実際には高速道路のスクラップ・アンド・ビルド的な状況が港湾にあらわれてくるというふうに思うわけであります。そういう意味で、逆に今度...全文を見る | ||
○櫻井規順君 たくさんあるわけですが、時間がなくなりました。 もう一つ、荷役業者、港湾運送事業者の関係と労働条件にかかわる問題でございます。 一昨年、御案内のように、貨物運送取扱事業法が制定されまして、元請利用運送事業者が陸運、海運、それから、中の港運輸送を含めまして一貫...全文を見る | ||
○櫻井規順君 最後になって恐縮でございますが、運輸大臣、第八次のこの整備計画が秋の閣議に向けてつくられていくわけでありますが、どうぞきょう展開されます国会審議を十分酌み取って整備計画を立てられますように御要望し、大臣の所信を最後にお伺いしたいというふうに思います。 | ||
○櫻井規順君 終わります。 | ||
08月27日 | 第121回国会 参議院 予算委員会 第3号 議事録を見る | ○櫻井規順君 予算委員会におきます初めての質問でございます。参議院予算委員会の重みをかみしめながら質問させていただきます。 最初に、ソ連邦の政変に関連いたしまして質問をいたします。 昨年の湾岸戦争とまた別な意味におきまして大変大きな、これからの世界の進路にとって重要な意味...全文を見る |
○櫻井規順君 以下、順次アジアの平和、アジアとしてこのソビエトの民主化、飛躍をしますが、有事に対してアジア自身がどう国際的に貢献するかということも追求しながら質問いたしたいと存じます。 最初に、こうした軍隊を背景にして、いわば八人組と言われるグループが武力を背景にしてクーデタ...全文を見る | ||
○櫻井規順君 私は、民主主義と平和の力というものは決して武力によって保障されるものではなくて、市民のこうした力によって保障されるということを強調したいわけでございます。 次に、ソ連の新体制の問題で、これは触れ方によると内政干渉にも当たりますのでお互いに慎重を要するわけでありま...全文を見る | ||
○櫻井規順君 この八月十九日にクーデターが発生しまして、二十一日の夕刻には一定の収拾の方向が見つかったわけであります。この三日間、総理はソビエトの憲法で選ばれた政権を支えるために日本国という立場に立ってどんな行動をされたか、かいつまんでお知らせ願いたいと思います。 | ||
○櫻井規順君 私もなかなかテレビを見たり新聞を見ることが少なくて恐縮でございますが、今のアジアに対してメッセージを送って行動を起こされたということにつきまして、総理並びに外務省もどうであったかということを含めま して御答弁願いたいんですが。 | ||
○櫻井規順君 今おっしゃったアジアというのはどこの国で、そして何をメッセージとして送ったか、答弁願えますか。 | ||
○櫻井規順君 どこの国に送ったか教えてください。 | ||
○櫻井規順君 シンガポールは入ってないですか。 | ||
○櫻井規順君 これ、ちょっとアジアの問題はまた別途やりますが、海部総理がサミット諸国の首脳と随分電話で会談をされているわけです。私も全部ここにメモしてございますけれども、この各電話は海部総理が電話をしたものでしょうか、向こうからかかってきたものでしょうか、国別にちょっと御紹介いた...全文を見る | ||
○櫻井規順君 二十二日以降の電話は、私は今余り重視をしていないわけでありまして、十九日から二十一日の間の電話でございます。十九日の九時五十分にブッシュさんと会談をされているわけでありますが、これはどちら側からですか。 | ||
○櫻井規順君 私は、今も外務大臣からアジアの外相会議のお話がありましたが、非常にそれは心強い思いがするわけであります。しかし、いわばこれは有事の事態だというふうに思うわけであります。こういう有事の事態に、アジアで経済力もすぐれて、アジアをまとめていく上において大変大きな役割を持っ...全文を見る | ||
○櫻井規順君 アジア諸国にメッセージを送りまして、アジアの諸国から日本に回答か呼びかけが何かあったでしょうか。 | ||
○櫻井規順君 ヨーロッパを見るにつけ、外相会議を持ち、緊急首脳会議を招集するというような対応をしております。これは伝統も違うし、いろいろと条件の違いがあります。しかし私は、アジアにおいても緊急外相会議あるいは首脳会議、そうした呼びかけをむしろ日本がして、民主主義を守る、有事の場合...全文を見る | ||
○櫻井規順君 ソビエトですよ。 | ||
○櫻井規順君 もう一つ、質問通告してございますので外務省に。 ソビエトと中国と北朝鮮との間に流れています豆満江の河口の貿易港開発の問題が中ソ、北朝鮮、モンゴルでいわば学者グループで検討され、日本でもさまざまな動きがあるわけであります。この開発問題というのは環日本海の活性化とい...全文を見る | ||
○櫻井規順君 総理にお伺いします。 実際民間のレベルでも、今北海道とサハリンといろいろな交流があります。あのクーデターの最中でもファクシミリが私どもの友人のうちに入ってくるというふうな状況があります。クーデターに勝利したときには万歳万歳というファクシミリが入っていたお宅もある...全文を見る | ||
○櫻井規順君 今の特に環日本海の関連諸国との問題で、種田議員から関連質問をさせていただきます。 | ||
○櫻井規順君 とにかく、自衛隊の海外派遣の道を選ぶのではなくて、まだまだ有事に対する外交努力が足りないということ。日本がアジアを中心としてダイナミックな外交活動を展開することを願うものであります。 次に、証券問題に入らせていただきたいと思います。 最初に、私は大衆投資家と...全文を見る | ||
○櫻井規順君 株主数は。 | ||
○櫻井規順君 いわゆる自社株を持っている皆さんがいます。これは一千株以下の方も大勢いますけれども、自社株所有者を入れますと株主数の中でどのくらいのパーセントになるのか。株主数をお知らせください。 | ||
○櫻井規順君 株主数のパーセントはわからない。 | ||
○櫻井規順君 全体の中の。 | ||
○櫻井規順君 とにかく圧倒的な九七%近い、恐らく自社株を持っている社員の皆さんを含めますと大変な数になるというふうに思います。 それで問題は、大衆投資家のそもそもの原点は配当利回りというところに出発があったというふうに思うわけであります。我々が株、証券を論ずる場合に、やはり原...全文を見る | ||
○櫻井規順君 投機性が配当利回りからほぼ一〇〇%かけ離れまして、もはや投機一〇〇%の状況になっているのが今日の姿ではないかというふうに思うわけであります。 問題は、この小口投資家が現在株価低落の中でもってどういうふうに対応しているか、あるいは損失補てんに対してこの小口投資家が...全文を見る | ||
○櫻井規順君 今お話のありました小口投資家が、現状ですけれども、もう株価低落で実損を払って解約をするケース、あるいは六カ月延長して損金を払って、追い証を払って継続をするケース、あるいは他の品受けのところへ転換していくケース、どういう対応が一番多くなっていますでしょうか。そして今日...全文を見る | ||
○櫻井規順君 ぜひ配当利回りというものが原点にあるということを理解され、それに現在の証券行政が近づくような指導を願って、私が小口投資家あるいはずっと地域地域の証券会社等からお話を聞いたことをもとにしながら、以下証券関係で質問させていただきます。 最初に、今日までの審議の継続の...全文を見る | ||
○櫻井規順君 新聞報道と大分違うわけでありますが、系列、ノンバンクを含めまして千五百億とも言われるわけでありますが、二百億は大変な金額だと思います。これが日本興業銀行から融資されているというところに問題があるわけであります。 先般の議論の中でも、ちょっと大蔵省あるいは銀行局長...全文を見る | ||
○櫻井規順君 これは何を担保にして貸したのか。そして、長期信用銀行法の融資目的にこれは明らかに反しているじゃないですか。もう一度質問いたします。 | ||
○櫻井規順君 繰り返しになりそうですから、次に進みます。 年金福祉事業団の損失補てんといいましょうか利益補てんといいましょうか、この問題について質問をいたします。 この年金福祉事業団は、もう議論をしていますから経過は省きますが、自家運用額として一兆円を超す運用額があるわけ...全文を見る | ||
○櫻井規順君 具体的に年金福祉事業団が国債に実際に運用した金額ですね、国債の件数。いろいろお利率の変化で日々価格が変動しているわけですけれども)どの程度の回転をさせているのかということを、できれば月の単位で結構ですけれども、御答弁ください。 | ||
○櫻井規順君 この運用額の中で、一九八七年、八八年、八九年と二百九億円の運用益を事業団は得ているわけであります。いわゆる損失補てん額というのはこの期間の金額でありますが、この二百九億円というのが正しいかどうかが問題ですけれども、この運用益の中に計算されているのかどうなのか御答弁く...全文を見る | ||
○櫻井規順君 年金福祉事業団は、とにかく元本が保証された債券にだけ投資できるわけでありまして、実際にはかなりの運用益を皆さん頑張って上げているわけであります。しかし、それにもかかわらず損失補てんということは、どういうからくりになっているんですか。 | ||
○櫻井規順君 それでは、なぜ補てんされたのか。これは新聞も損失利益補てんと書いている。これは利益補てんだろうと思うんですが、なぜ補てんをされたのか、そこを解明してください。 | ||
○櫻井規順君 これは時間がないから結論を私言いますと、野村証券と一体になった投資顧問会社と福祉事業団が次のような約束をしているんじゃないですか。資金運用部の借入利率よりも一または一・五%上回る利差というものがこの資金運用の目標だという確認がなされて行われた。その利差が保証されない...全文を見る | ||
○櫻井規順君 利益補てんをされたことは認めるでしょう。そして、その補てんされた原資というものは何だというふうに理解しますか。 | ||
○櫻井規順君 少なくとも福祉事業団の自家運用額、これはもう福祉事業団自身が投資顧問会社の助言を得ながら自家運用をしなければならない法律的な枠があるわけであります。そういう面からいきますと、今の回答は非常に無責任であります。 こういう点はいかがでしょうか。一兆余の運用額を持って...全文を見る | ||
○櫻井規順君 一兆二百三十億円ですか、この運用額をとにかくこれは自家運用するという責務を負わされた資金運用事業部。とりわけこの自家運用体制がこういう五人でなされている。それならば、その五人というのは相当なエキスパートだと思うんですけれども、どこから派遣されている方ですか。 | ||
○櫻井規順君 厚生大臣にお伺いします。 これは高齢化社会を迎えて財源をつくる熱意は買いますけれども、それが大衆投資家を含んだところのその手数料を原資としたそれでこの事業団の自主運用がなされているということについては、どう見ても間違いだというふうに思うわけでありますが、厚生大臣...全文を見る | ||
○櫻井規順君 利益補てん。 | ||
○櫻井規順君 時間がありません。次の問題に移ります。 日本の四大証券のアメリカの会社に、支社といいましょうか、アメリカのSECから公開質問状が出ていることについて、大蔵大臣、御存じでしょうか。 | ||
○櫻井規順君 それは野村証券を初め四大証券はどう処理されていますか。そして、大蔵省はどう対応されていますか。 | ||
○櫻井規順君 この四大証券に対するSECの対応が日本の証券本社に発展する可能性、さらには国際的舞台における日本の損失補てんのシステムからして、SECの今後の調査が全体に広がるという動きについて大蔵省はどんなふうにとらえているか、御答弁ください。 | ||
○櫻井規順君 時間がなくなりましたので、証取法の改正案を含めまして、そして損失補てんを含む一連の不祥事について大蔵省の対応、政府側の対応を早めていただきまして、この問題が一日も早く解決することが証券業界、大衆投資家の立場に立っても必要でございますので、参議院の証券特別委員会には証...全文を見る | ||
09月19日 | 第121回国会 参議院 運輸委員会 第2号 議事録を見る | ○櫻井規順君 最初に、先般出されました運輸政策審議会の答申、続いて大きな柱として伊豆半島南部の集中豪雨に関連をいたしまして、大きく分けて二つのテーマで質問をさせていただきます。 最初に、運輸政策審議会の六月に答申されました「二十一世紀に向けての九〇年代の交通政策の基本課題への...全文を見る |
○櫻井規順君 大臣のお話ですが、十の答申のうち、あえて労働力不足、輸送の担い手の問題を系統的に追求されているのは物流だけではないかと私は読んで感ずるわけであります。 問題は、旅客の輸送業において人手不足というものが目に余るといいますか、果たして二十一世紀に向けてその担い手が継...全文を見る | ||
○櫻井規順君 実は、物流対策の人手不足対策という面ではいわばかなりよいテキストを示しているというふうに思うわけであります。しかし、これがテキストで終わらなければいいなという感じを強く持つものであります。 特に、具体的な施策の面で関連資料をいただきまして見ますと、労働力対策の面...全文を見る | ||
○櫻井規順君 大変不満なんですが、物流の方は年間労働時間を二千時間にした場合に、現在の百二十七万という労働者数に対して六十六万人足りない、あるいは千八百時間にした場合には八十六万人足りない、こういうふうな数字が出ているわけです。旅客輸送の方は、特にバス、タクシーの面でございますが...全文を見る | ||
○櫻井規順君 タクシーの面ですが、昨年の五月以来一連の運賃値上げがあった。それは御案内のように、乗務員の賃金、労働時間の短縮ということを直接的には求めて運賃値上げをしたわけです。実態調査ですが、前国会の運輸委員会で資料を求め、東京管内の実態調査の結果はペーパーとしていただいたわけ...全文を見る | ||
○櫻井規順君 ぜひ、この旅客輸送の面の全国的な実態調査、特に千八百時間、週休二日制、そういう実施を前提にした将来の人手不足対策を含めまして、その前提としての実態調査をお進め願いたいというふうに思うわけであります。 あわせてまた、タクシーのブロック別の結果が出ましたらお知らせ願...全文を見る | ||
○櫻井規順君 いま一つ旅客の方の人手不足の対策、二十一世紀運政審答申に関連をいたしまして、旅客分野の人手不足対策の長期政策を今後重点的に進める必要がある、補足的に提案する必要があるというふうに思うわけですが、いかがでしょうか。 | ||
○櫻井規順君 運政審答申については一時間余の時間を割いてやりたかったわけですが、もろもろの条件でできなくてまことに残念でございます。 引き続いて、伊豆半島南部の集中豪雨に関連いたしまして質問をいたします。 最初に、現在、伊豆急行が九月十日の水害、集中豪雨で交通が一部不能に...全文を見る | ||
○櫻井規順君 いずれにしても、これは善処を求めでおきたいというふうに思います。 次に、時間がないものですから、気象庁にお伺いをいたします。 御案内のように、アメダスにもとらえられないる地的な集中豪雨で今度の洪水による被災があったわけでございます。アメダスでとらえられない集...全文を見る | ||
○櫻井規順君 いずれにしましても、今度の場合は、伊豆の南部の場合はアメダスで把握ができなかったというふうに判断してよろしいかというふうに思います。 そういう集中豪雨によって公共関係でも二百億円程度の損害があり、人命も四人の死者を出すという結果で、大変な水害であったわけでありま...全文を見る | ||
○櫻井規順君 三百六十二ミリというのはどこの。地点でしょうか。 | ||
○櫻井規順君 それは結果でありまして、集中豪雨の被害をどう防ぐかということが問題でありまして、九月十日の三時から五時に集中豪雨があったわけです。気象台は三時十五分に洪水警報を出しております。そして、一番被害を受けた象徴的なのが、国道四一四号線にかかっている落合橋という橋と、もう一...全文を見る | ||
○櫻井規順君 ぜひこれは、運輸省・気象庁、自治省とも協力されて、市町村がリアルタイムに雨量観測してそれを防災システムに結びつけられますように助成対象にされるべきであるし、交付税の対象にもまたされるべきであり、法改正が必要であるということを指摘して、私の質問を終わりたいと思います。 | ||
12月11日 | 第122回国会 参議院 本会議 第6号 議事録を見る | ○櫻井規順君 私は、日本社会党・護憲共同を代表いたしまして、財政演説を中心に、国政の重要課題について質問をいたします。 質問に先立ちまして、ソ連をめぐる事態につきまして総理大臣に質問をいたします。 今、ロシア、ウクライナ、白ロシアの三共和国は、独立共和国共同体を提唱、ソ連...全文を見る |