櫻井規順

さくらいきじゅん



当選回数回

櫻井規順の1992年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月21日第123回国会 参議院 予算委員会 第6号
議事録を見る
○櫻井規順君 私は、短い時間ですが、今世界的に不況が進行しているように受けとめられます。恒久的に日本の経済発展、社会発展というものを考えてみたときに、アジア、北東アジア、なかんずく日本海圏の経済開発、社会開発ということが重要な問題になるという観点で質問をしたいというふうに思います...全文を見る
○櫻井規順君 最初に、環日本海圏のアジアにおける位置づけを外務省にお伺いしたいと思います。  我々がアジアという場合に、アジアは広いわけでありますが、日本が経済展開をする地域としては東アジアという領域を指すべきではないかと思います。この東アジアの構成でございますが、東南アジアあ...全文を見る
○櫻井規順君 台湾と香港は。
○櫻井規順君 東南アジアは。
○櫻井規順君 次に、通産省にお伺いしますが、世界貿易の中で東アジアの位置、それから東アジアの中の東南アジア、北東アジアの域内貿易あるいは対外貿易の世界構成比の中での発展といいましょうか、移動といいましょうか、どんなぐあいになっていますでしょうか。
○櫻井規順君 通産大臣にお伺いいたします。  北東アジアの中で香港あるいは中国・広州、台湾等を含めた一つの経済開発ゾーンあるいは黄海経済開発ゾーン、こういうふうに南から北へ経済開発ゾーンが移動し、さかのぼれば東南アジアへ行くわけでありますがのこれが日本海経済圏へと発展してくるわ...全文を見る
○櫻井規順君 私は、東南アジアの開発、そして台湾から香港に至る圏域の開発、さらには黄海へと移る過程で、経済的に言いますと、専ら原料と安い労働力を求める垂直的な経済協力から、より国際的な分業の水平的な分業へと移行してきているというふうに思うわけであります。  あと環境庁にお伺いし...全文を見る
○櫻井規順君 環境庁長官にお伺いします。  東南アジアの開発については、御案内のように、熱帯雨林の乱伐を中心に大変な環境破壊が結果としてもたらされたわけであります。中国との関係でいいますと、中国の人口増等の問題で、中国の砂漠化という現象は日本の開発との直接的な関係は極めて少ない...全文を見る
○櫻井規順君 通算大臣に、重ねて恐縮でございます。  国内に、経団連を含めまして経済界に、環日本海経済開発構想を中心にいろんな諸団体の動きがありますけれども、どんなふうに認識されていますでしょうか。
○櫻井規順君 もう少し経団連を中心に具体的な動きを把握されていると思うので、御報告願いたいと存じますが。
○櫻井規順君 自治大臣に伺いますが、この環日本海経済開発あるいは文化協力等にわたって自治体の今日果たしている役割、あるいはその日本海の発展への動きというのは顕著なものがあるわけですが、どんなぐあいにとらえていますでしょうか。
○櫻井規順君 日本側のインフラの整備ということは、また後日、吉田同僚議員が質問させていただきますが、直接的に対岸の国との交流においての実績ですね、それを自治大臣、どんなふうに理解されておりますか。
○櫻井規順君 少々具体的な問題に入りたいと思いますが、図們江という川が御案内のようにございます。この図們江の開発をめぐって、関係国でいろいろな動きがありますけれども、この動向をどういうふうに外務省把握されていますでしょうか。
○櫻井規順君 今の御説明で、UNDP、国連開発計画に基づく国際会議と、それからウランバートルで出発をした日本の民間団体も含めたところの関係国の研究者、科学者の豆満江開発の二つの流れがあるという理解でよろしいでしょうか。
○櫻井規順君 長春は何ですか。
○櫻井規順君 豆満江開発でUNDPの国際会議には同一テーブルには着くわけでありますが、中国、朝鮮、ロシア、それぞれの対応はいかがでしょうか。
○櫻井規順君 外務大臣に聞く前に、もう少しアジア局長からお伺いしたいと思います。  この図們江の貿易港の開発、ストレートにそのものでなくて、図們江を中心として中国、朝鮮、ロシアがそれぞれ極めて積極的にその周辺に経済開発特区を設けるなど日本海に出てこようという経済努力をしているわ...全文を見る
○櫻井規順君 図們江に向けまして、中国は吉林省を中心に琿春経済特区建設プロジェクトというものの推進をかなりの投資をして進めていると聞いておりますし、朝鮮の場合も昨年末、羅津、先鋒自由経済貿易地帯というものを提起いたしまして、朝鮮として日本海側に向けまして経済特区を設けるという構想...全文を見る
○櫻井規順君 課長補佐が悪いというわけじゃありません。課長補佐がこの将来性のある仕事に先鞭をつけていることについては敬意を表するわけでありますが、いかんせん、日本政府あるいは外務省の位置づけが低いということであります。各国はかなり強力に進めている。そして、韓国はそのUNDPの事務...全文を見る
○櫻井規順君 国連開発計画としてテーブルにのせてこれから軌道に乗せていこうという仕事であるわけです。その推進事務局は韓国にあるわけであります。これは日本の今の経済界あるいは地方自治体、広く民間、この日本海圏に求めている動向から見て積極的に参加することを求めるものであります。  ...全文を見る
○櫻井規順君 そうしたら次に進んでおきましょう。  農林水産大臣、漁業の問題についてお伺いします。  昨年末、日ソ漁業協定の会議をやっている最中にソ連邦が解体をいたしましてロシアに変わったという状況があるわけでありますが、日ソ漁業協定というものは日ロの段階で正式に引き継いでい...全文を見る
○櫻井規順君 日ロの二百海里水域における漁獲割り当て量という確認があるわけですが、一番上にスケトウダラというのがございます。このスケトウダラの漁業についても協定どおり進展しているかどうかということ。いま一つは、とても二百海里の中でとれるスケトウダラで我が国のスケトウダラの需要を満...全文を見る
○櫻井規順君 民間枠の操業の展開あるいは船上取引等がどうなっているかということも御回答願いたいんですが、追加いたしまして、スケトウダラの今日までの漁業実績というのはベーリング海における漁獲が非常に多かったというふうに聞いております。今関係者はそれをオホーツク海なりロシア沿岸に求め...全文を見る
○櫻井規順君 特に、環日本海ということを考えた場合に、日本海の資源保護あるいは養殖等々を考えてみた場合の日本海の漁業の科学的な調査というものを沿岸諸国と協力して日本がイニシアチブを発揮してやるべきだというふうに思うわけですが、いかがでしょうか。
○櫻井規順君 自治大臣、環日本海の対岸との経済交流、文化交流を考えてみた場合に、経済面では例えば貿易、これは主として国に権限が集中しております。これを自治体にある程度の権限を落とす、あるいは金融、為替の決済についても地方銀行に落とす、あるいは相手の経済特区に自治体が進出しやすいよ...全文を見る
○櫻井規順君 次に、先ほど外務大臣もおっしゃっていましたが、日朝の国交正常化が環日本海圏を考えた場合に極めて重要なことは当然なことでございます。  日朝問題について質問をいたします。  まず最初に、今、日朝国交正常化交渉がちょうど一年間、六回にわたって行われてきたわけでありま...全文を見る
○櫻井規順君 外務省に改めて聞きますけれども、今の日朝の国交正常化交渉、障害になっているのはそれ一つですか、ほかにもあるんですか。
○櫻井規順君 ちょっとやっぱり日本側の主張に無理があるのじゃないでしょうか。少なくとも、朝鮮とアメリカの次官会談をきっかけにして、朝鮮民主主義人民共和国は核不拡散条約に基づくIAEAの査察の受け入れについて表明をし、調印をし、保障措置についてももう署名をした。作業は南北の会談に移...全文を見る
○櫻井規順君 もう一つお伺いします。  米朝会談で南朝鮮から核兵器を撤去するというアメリカ側の態度、それから韓国は核不在宣言というものをなされておるわけでありますが、これは日本の外務省としてあるいは防衛庁として南朝鮮から核が撤去されたという確証は得ているでしょうか。
○櫻井規順君 その宣言だけで、ないということを日本として確認するということでは余りにも子供だましてはないでしょうか。核を配備しているのは、国連の名において米軍が核を配備しているわけであります。韓国政府の声明をアメリカが歓迎するというやりとりの声明だけで、日本の外務省なり防衛庁が韓...全文を見る
○櫻井規順君 防衛庁にお伺いしますが、アジアの兵力配置の面で大きな変化だというふうに思うわけであります。アメリカから防衛庁にその種の連絡があったでしょうか。  時間がないのでもう一つ聞きますけれども、韓国の核の撤去によって日本への影響はないでしょうか。
○櫻井規順君 韓国から核を撤去するがゆえに日本に核を持ち込みたいというアメリカ側からの動きはありませんか。
○櫻井規順君 いずれにいたしましても、米軍が配置をし、アメリカが配置している核兵器をアメリカが存在するしないを表明できないという状態では、これはとてもじゃないけれども、韓国に核兵器が不在だということは信ずることはできないと思う。しかし、それを確証するのは南北朝鮮がお互いに、北側の...全文を見る
○櫻井規順君 それは総理、子供だましの話ですよ。今、南北間で話し合われているのは、モデル地区を決めて、モデル地区の査察が議論されているわけであります。双方で自由に査察をできることが今双方で一致できない点になっているわけであります。その点、いかがですか。
○櫻井規順君 モデル地区の査察を提起しているのは韓国側が提起をして、自由に査察をできると提起しているのは北側が提起しているわけであります。その提起が南側に拒否されているがために交渉が行きどまっているわけです。ですから、どっちがどっちではなくて、一致できる査察体制が整うのを我々とし...全文を見る
○櫻井規順君 外務大臣の言っていることは南側の言っているそのとおりでありまして、事実関係が明確でない問題を、外務大臣、口ずさむべきでないことまで今言っていることを私は指摘をしておきたいと思います。この議論、ここですべき問題じゃないと思いますから、次に進みます。  なお、見解の違...全文を見る
○櫻井規順君 日朝にしても、日本と韓国にしても、日本と中国にいたしましても、時間がたてば日本の長いアジア侵略の禍根というものが解決されて友好が深まるかといいますと、そうはならない。なぜか。それは、中国にしても韓国にしても北朝鮮にいたしましても、教科書に、日本の教科書とは違う、日本...全文を見る
○櫻井規順君 ユネスコの一九七四年十一月の第十八回総会でこの種の問題、国際教育、国際平和に関する教育のあり方についての勧告をしておりますが、その中身を御紹介いただけますか。
○櫻井規順君 ドイツがこのユネスコ勧告を受けてといいましょうか、前後いたしましてドイツとポーランドの間、ドイツと近隣諸国の間で教科書作成の努力をされていることについて、文部省あるいは外務省はどういうふうに承知しているでしょうか。
○櫻井規順君 総理大臣、時間がないもので結論部分で恐縮ですが、ドイツでそういうふうな国際的な努力をしているわけであります。日本で民間の自主的なそういう近隣国との子供の教科書のあり方の研究ということの大切さをどうお考えになっているか。これは、総理のアジア諸国に行っての謝罪も実体の伴...全文を見る
○櫻井規順君 総理大臣に、最後にお聞きします。  ドイツのワイツゼッカー大統領が一九八五年のドイツの敗戦四十周年の日に、敗戦の償い、ヨーロッパの平和の協力関係というのはドイツの軍隊がヨーロッパを侵略したその歴史的事実を直視することから始まると、そういう有名な演説をして、平和構想...全文を見る
03月27日第123回国会 参議院 商工委員会 第5号
議事録を見る
○櫻井規順君 本委員会に審議案件として付されております輸入対内投資法案が港湾、空港と大いにかかわりがあるということで、私は運輸委員会の理事をやっている立場でございますが、きょうは同僚議員の御理解を得まして、この商工委員会でこの法案について質問をさせていただきます。  輸入対内投...全文を見る
○櫻井規順君 次に、福間委員からも質問があって、しからば、この貿易摩擦解消のためにどのくらいの輸入拡大が見込まれるのか、それは数値的に言うことは困難であるというお話でございます。しかし、これは実際に指針をつくる段階においては年次別に目標数字というものは打ち出すのかどうか、その大体...全文を見る
○櫻井規順君 輸入品と輸出品と比べてみた場合に、例えば私の静岡の清水港を見ますと、金額的に言いますと輸入に比べて輸出は三倍の大きさを持っております。しかし、貨物トン数からいきますと逆でありまして、輸出に対して輸入の方が三倍の貨物トン数を持っているわけでありますが、私は、静岡の場合...全文を見る
○櫻井規順君 輸出は結構です。
○櫻井規順君 次に、第三条の「港湾・空港地域」の御説明を受けたいわけですが、大変御苦労をされてこの第三条はできたように伺っております。港湾・空港地域というのを、港湾または空港及びその周辺の地域、これを総称して港湾・空港地域と言うわけでありますが、ひとつ港湾を中心に据えて地域につい...全文を見る
○櫻井規順君 同じ質問を運輸省にいたしますが、ちょっとつけ加えまして、海上貨物の物流ターミナルを中心とした海上貨物の取り扱い、これは港湾に設置し、そしてまたその取り扱いを業とする仕事は港湾運送事業法の適用を必要とすると確認が必要かと思うんですけれども、それはいかがでしょうか。
○櫻井規順君 第三条で地域の規定があるわけでありますが、その中で、各条項にかかわってまいりますが、具体的に推進計画をお立てになる場合に、「輸入貨物が相当程度流通しこあるいは「輸入の促進が相当程度図られると認められること。」と、こういう規定があるわけであります。  ここで二つ質問...全文を見る
○櫻井規順君 具体的に輸入促進計画を立てて輸入促進基盤整備事業を展開する場合に、今の回答の中にもあるわけでありますが、既存の例えばヤードにしてもターミナルにしても、これをかなり大幅に改良をしてそして流通分野が新たにその周辺に広がるという展望も持っているのかどうなのか、それから、こ...全文を見る
○櫻井規順君 この輸入促進地域というものが、今四十三の県がこれに関連して会合を積み重ね、一定の結論を出しているわけでありますが、通産省から見ていて、全国にどのくらいの地域を指定なさるのか、希望としてはどのくらい出されてくるのか、その辺はいかがでしょうか。
○櫻井規順君 あとこの促進の指針と計画についてお伺いしますが、最初に計画の方から。お伺いいたします。  これは、地域別に一定の流通に関する目標というのは大ざっぱでも示すのかどうなのか。促進計画の中身、五項目にわたるわけですが、地域別に示すのかどうなのか。それから、促進計画といい...全文を見る
○櫻井規順君 そうすると、促進事業者に対して要件は付さないということですか、輸入目標数字としては。
○櫻井規順君 いずれにしても四年間の時限立法で、当面は四省でどういう指針をおつくりになるかということがポイントになろうかというふうに思います。  そこで、この地域輸入促進指針というものを早期に作成する必要があろうかというふうに思います。その促進方を要請するとともに、指針について...全文を見る
○櫻井規順君 これ当然のことですけれども、促進の指針が、経過はともかくとして、決まり次第公表をすることは、もうこれは当然のことでしょうか。
○櫻井規順君 次に、大変な金融あるいは財政措置を講じて輸入促進基盤という総合的な基盤づくりをやるわけでありますが、大変なこれはハード面でもソフト面でも施設の能力を持ったものだと存じます。  問題は、新法が出された関係で、かなり大手の事業者が中心となり、基盤整備そのものは第三セク...全文を見る
○櫻井規順君 御答弁ありがとうございました。  次に、認可料金の関係で質問をいたします。今御案内のように、港運料金は認可になっているわけであります。それはさまざまな事情があってなっているわけであります。ところが今、料金のダンピングということが非常に大きな港運業界では問題になって...全文を見る
○櫻井規順君 この運送料金が一貫料全体制という中でもって大変厳しいところにあるわけですが、私は運輸行政のサイドに立って、運輸行政といいますか、港湾の立場に立って発言をしているわけですが、どうでしょうか、通産省からも荷主の側に港運輸送料金の遵守について周知を願いたいというふうに思う...全文を見る
○櫻井規順君 次に、港湾労働者に関係する質問をいたします。  時間がないものですから、結論的になるわけですが、ILO百三十七号条約というのが一九七三年の第五十八回ILO総会で、日本からも労働政務次官の葉梨さんが御出席され、通産省からも企業局企業第二課の長田さんが御出席のもとで、...全文を見る
○櫻井規順君 ILO自身の、ILO百三十七号の精神というのは、それは労使間で労使問題は一致するのが原則でありますが、今我が国のILO百三十七号をめぐる労使間の意見対立点というのは、衆議院の商工委員会でも労働省から説明されておりますが、そんな大きな差異があるわけじゃないわけてありま...全文を見る
○櫻井規順君 次に、この法案は四年間の時限立法になっているわけでありますが、非常に短期間のタームになっているわけであります。問題は、一定の基盤整備が発足をして四年間で整うものではなかろうというふうに思うわけでありますが、その後の法律的、制度的保障はどういうふうにお考えでしょうか。
○櫻井規順君 一つ最後に御要望をしたいわけであります。これは答弁はいいわけですが、現行の港湾で、輸入手続の中で、生鮮物ですね、特に生鮮野菜、これの輸入手続が非常に時間がかかるという苦情を結構聞きます。そしてまた、実際手続の過程で、手続が済まないのに物はどんどん市場に出ていくという...全文を見る
○櫻井規順君 どうもありがとうございました。
04月07日第123回国会 参議院 運輸委員会 第3号
議事録を見る
○櫻井規順君 最初に、表敬の意味においても運輸大臣に、この運輸省の予算編成についてお伺いをします。  シーリングという枠が経常経費にはめられておりまして、今年度、平成四年度の予算編成に当たって何に重点を置き、何の予算をふやして、そのふやした分をどこで調整されたのかコンパクトに御...全文を見る
○櫻井規順君 実は、表敬的に大臣にお伺いしたのですけれども、いかがでしょうか。
○櫻井規順君 大臣がおっしゃるように、官房長がおっしゃるような傾向が確かに確認できるかと思います。港湾整備あるいは空港整備、整備新幹線を中心とした新幹線整備、こういう点に重点が置かれておりますし、リニアの関係もまた金額がかなり伸びているわけであります。しかし、マイナス面を見ますと...全文を見る
○櫻井規順君 例えば、港湾の民活事業の沖合人工島の関係、小型船拠点総合整備事業、これが減額されているということ。それから、地下鉄の補助金を一遍清算したのにまた累積されてきている、こういうしわ寄せはどういうわけでしょうか。こういう処理の仕方はなすべきではないというふうに思うわけであ...全文を見る
○櫻井規順君 少なくとも地下鉄の補助金につきましては、もう長期的な意味においてそういうふうに繰り延べしているかのような御答弁ですけれども、補助金の交付の仕方は文字どおり長期的な展望で一定の比率を決めて、それを決めているわけですから、せっかく平成元年で清算しているわけですから、それ...全文を見る
○櫻井規順君 この法律は、日米構造協議あるいはことしの初めにブッシュ大統領が率いてアメリカから経済界の一団が我が国に見えまして、日米経済摩擦、貿易摩擦解消のために、あるいは日本はグローバルパートナーシップというような観点に立ってのいろんな政策を通産省が中心だったかと思いますが、立...全文を見る
○櫻井規順君 この法律の制定と前後しまして、全国的にこの法律の事業に参加する動きが非常に強くなってきております。  一つは、国際産業交流推進協議会というところが昨年のもう十一月ごろから非常に活発に動いて、四十一でしたか県が参加をして取り組んでおります。最近、こうした県を中心にし...全文を見る
○櫻井規順君 その一連の動きを見て、各県の対応というのはどうでしょうか。港湾、空港というものに特化した動きとしてあるか、それとはおよそ関係のないようなこの法律を受けとめた動きというものはないでしょうか。
○櫻井規順君 そこで、港湾の区域でございますけれども、不勉強でなんですが、水上については港湾法、港則法で一定の線引きがなされている。しかし、陸上については港湾についての線引きといいますか区域指定というものを私は知らないわけですけれども、この陸上の港湾の位置というものはどういう確認...全文を見る
○櫻井規順君 そうしますと、今度新法でいろんな事業が展開される、そしていろんな事業が参入してくる。それを、港湾運送事業法の適用というのは港湾という一つの地域的な指定ではなくて、あくまでも、事業法第二条の定義の中に港湾における船舶を媒介とした荷扱いを基本とした港湾運送事業法の対象業...全文を見る
○櫻井規順君 また個別にやらせてください。  その次に、この法律に基づいて「地域輸入促進指針」をこれからいよいよ四省でおつくりになるわけですが、指針の完成時期というのはいつに置いていますでしょうか。いずれにしてもこれは四年の時限立法ですから、そうのんびりしていられないわけであり...全文を見る
○櫻井規順君 一年以内とか、そういう時期の区切り方はできませんか。
○櫻井規順君 この指針ができたときの公表の仕方というのは、どういう公表の仕方をなさいますか。
○櫻井規順君 私は、特にこの法律で港湾というサイドからこだわっているのは、非常に陸上輸送、海上輸送の機械化、合理化等が進みまして、港湾輸送業あるいは港湾労働者、これが大変このはざまに立って業界の領域が非常に狭められてきている。新しい流通の対応というのをこれから総合的に考えていかな...全文を見る
○櫻井規順君 今、港湾輸送業界は認可料金制になっているわけでありますが、これのダンピングというのがかなり一般的化をしているようであります。御案内のように、物流二法の改定以降、大分輸送形態が新規事業の参入等々で変わってきているわけでありまして、荷主の工場から海外のお客さんといいまし...全文を見る
○櫻井規順君 大変な状況だというふうに思うわけであります。  その中で私は、港湾労働者の非常に年金等にかかわりのある港湾労働安定基金、元請トン数一トン当たりについて三・五円という認可料金に対する付加金があるわけですが、これがどう守られているのか。それから、港湾労働法の関係付加金...全文を見る
○櫻井規順君 それは一〇〇%にやっぱり持っていっていただきたいわけであります。  いずれにしましても、完全料金収受のための運輸省としての行政指導といいましょうか、それはひとつ強く求めておきたいというふうに思います。何か具体的に運輸省の省内としての進め方あるいは通産へも協力方を求...全文を見る
○櫻井規順君 運輸大臣、この輸入促進法は四省の共管の事業になっているわけでありますが、運輸行政あるいは運輸産業全般から見てどんな方法をもって臨まれるか、簡単に所感をお伺いしたいと思います。
○櫻井規順君 次に、空港整備の問題に入ってまいりたいと思います。  第六次の空港整備計画が出発をしたわけであります。第五次空整を見ますと、事業の達成率というものは第四次までは達成率一〇〇までいかなかったわけでありますが、第五次はそれぞれの空港整備事業が一〇〇%を超す達成率になっ...全文を見る
○櫻井規順君 第一期計画が完成した段階で空港がオープンするわけですが、このオープンした時点で国内線の離発着というものは実現できるわけでしょうか。
○櫻井規順君 これは伊丹というか今の大阪空港ではなくて、新国際空港に国内便が離発着てきるというふうに理解してよろしいわけですか。
○櫻井規順君 この関西国際空港の全体構想というのは、これまた遠大なものになるわけでありますが、この全体構想の中にといいましょうか、プラスして、非常に和歌山県側がこの空港の裏側になるということでもって大変あれこれの空港にリンクした事業についての要望が強いと伺っているわけであります。...全文を見る
○櫻井規順君 ぜひ、同一規模のものというのはそれはとても考えられないことですが、あれだけの広大な連絡橋、私も二度見に行きまして、安全性という観点で見ても配慮する必要があるのではないかというふうに思いますので、御要望申し上げておきます。  それから、今度の予算、昨年の予算もそうで...全文を見る
○櫻井規順君 第六次空整が始まったわけでありますが、今度の整備計画の中で新規に「予定事業」という新たな概念が入ってきたわけであります。そもそも新規事業として採択しないで、六つの空港を全部共通して予定事業で一緒に挙げたわけですが、それはどういう御事情でしょうか。
○櫻井規順君 六つの事業が共通して予定事業になったということもちょっと驚くわけでありますが、過去四次、五次ときた過程の新規事業に比べまして、今度の六次の場合は熟度という点が特に熟していなかったということが言えるのでしょうか。
○櫻井規順君 たくさん問題があるわけでありますが、飛ばさせていただきまして、空域の問題が非常に大きなウエートを占めるかというふうに思うわけであります。  六事業のうちでは静岡空港が空域の問題で一番問題のように伺っております。何といいますか空域が自衛隊の訓練空域と、それから民間航...全文を見る
○櫻井規順君 防衛庁の方にお伺いするわけですが、防衛庁の方として一九七一年の安全対策要綱ができた以降、これを制度的な面でどう発展させてきているのか。それから、防衛上の軍用機の訓練・試験空域はその後縮小の方向にあるのか拡大の方向にあるのか、その辺いかがでしょうか。
○櫻井規順君 決して私は静岡空港に今はこだわるわけじゃありませんで、既存の空港を含めまして民間航空機の空域の拡大という問題は当然出てくると思うんですが、その辺防衛庁との折衝で懸案になっていることというのはどういうことがありますでしょうか。
○櫻井規順君 防衛庁さんにお伺いします。  やはり高速化、大型化というふうな状況を迎えて、こういうふうに訓練空域も拡大をしてきているというように今お話を伺ったわけでありますが、民間もまた空域を拡大しなきゃならない、そういう状況を今迎えているわけであります。この調整がこれからの大...全文を見る
○櫻井規順君 空港の最後に、空港整備で大変な投資規模を考えているわけでありますが、空港整備五カ年計画について根拠法がないわけであります。    〔理事松浦孝治君退席、委員長着席〕  私は、空港整備緊急措置法というものを制定せよというふうにこだわるものではありませんが、例えば空...全文を見る
○櫻井規順君 これは、私は二度目でして、なお勉強いたしまして提案させていただきたいと存じます。  空港の問題はこれで終わらせていただきます。  次に、品川新駅の問題で質問をいたします。  これも私はかねがね、東海道新幹線の混雑というものは大変極に達しておりまして、この混雑緩...全文を見る
○櫻井規順君 どうぞ、大変な仕事だというふうに思うわけでありますが、まとめていただきたいと存じます。  気の早い話で恐縮ですけれども、運輸省あるいはJR東海の方で、例えば新駅をつくった場合に、新聞では十-五ダイヤとかいろいろ出されておりますが、ダイヤ編成について何か構想的なもの...全文を見る
○櫻井規順君 問題は、その建設費が大変なことだというふうに思うわけであります。土地抜きで七百億円あるいは一千億円とも言われているわけでありますが、今整備新幹線あるいはリニアというようなことしの予算の重点課題があるわけです。もうJR東海もJR東日本も、これは一民間企業なんで、そちら...全文を見る
○櫻井規順君 いずれにしましても、これで一時間に十五本というと御案内のように四分で一本という、この超高速で二百七十キロが最高速度ですが、これが四分に一本というのはある意味では異常な過密ダイヤだというふうに思うわけです。  それで、安全性の問題がもう一本の大きな柱として問われるわ...全文を見る
○櫻井規順君 冒頭にも触れたんですけれども、ことしの予算で鉄道防災事業費が削減されていますが、これはどういう中身で削減されているんでしょうか。
○櫻井規順君 これは鉄道整備のための予算が著しく増大をして、安全性を図る防災対策費が削られてくるというのは何か不吉なものを感じます。やっぱり防災、安全対策というものは並行して配慮するように要望しておきます。  次に、タクシーの運賃の問題で、前回の委員会で佐藤委員が取り上げた問題...全文を見る
○櫻井規順君 前回の運賃の値上げに際していわゆる労使間で、関東運輸局、北海道運輸局等はかなり強力に労使合意書を添付することを求めたわけであります。この労使合意書を添付して東京の前回の値上げ以降認可をしたブロックというのは何%ぐらいになりますか、絶対数とパーセントをちょっと教えてく...全文を見る
○櫻井規順君 この合意書を添付したところとそうでないところ、これはどうでしょうか、料金値上げ以降のアンケート調査の結果、それの効果があらわれたというふうな確認ができますでしょうか。
○櫻井規順君 やはり労使の合意書を確認した、そういうふうな背景が全国的に波及をしたと思いますので、そこの差を確認することがまた問題だというふうに思うわけであります。ただ、非常に労働組合があるところとないところとやっぱり差もありまして、組合があるなしにかかわらず前回の運賃値上げの根...全文を見る
○櫻井規順君 どうぞ強力に御指導を願いたいというふうに要望しておきます。  タクシーの運賃改定の時期はもう間近に迫っているわけですが、タクシーの料金、これが他の物価と比べてどうかという問題が非常に今大きな問題だというふうに思うわけです。  タクシーに乗りましたら、これは業界側...全文を見る
○櫻井規順君 御検討いただきたいと思います。  次に、乗務員の賃金と労働時間と今回の料金値上げの関係は、前回佐藤委員が触れましたので省かせていただきますが、問題は、今のタクシーの乗務員の労働時間あるいは賃金の実態を見たときに非常にわかりにくい。労働省きょう呼んでおりませんので、...全文を見る
○櫻井規順君 いよいよ東京・武三の運賃ブロックの値上げ申請が煮詰まってきたように受けとめております。どうでしょうか、今の東京ブロックの運賃値上げは、やはり業界、組合、労使とも早期決定を待っているわけでありますが、進展ぐあいはいかがでしょうか。早期の決定を求めるものでありますが、い...全文を見る
○櫻井規順君 同じことを聞くようですが、認可というのはいつの時点に押さえておりますでしょうか。
○櫻井規順君 前回、佐藤委員が運輸大臣に何度も詰めておりますので、私は大臣に要望だけしておきますが、経済閣僚会議等も間近だというふうに思うわけでありますが、どうぞ委員会の意を酌んでいただいて、いい結論が出るように御検討願いたいと思います。  次に、気象庁にお伺いをしたいと思いま...全文を見る
○櫻井規順君 もう少し具体的に、例えばアメダスあるいは観測レーダーあるいはそれに必要な要員、そういう面における削減というのがあったでしょうか、なかったでしょうか。
○櫻井規順君 もう少しその中身を御答弁願いたい。
○櫻井規順君 そこら辺の整備をかなり強力にお願いしたいわけであります。気象庁の予算が削減されたことは非常に残念であります。  次に、伊豆南部の集中豪雨との関係でありますが、前回も指摘しましたように、石廊崎の観測所では、昨年の九月十日ですけれども、ほぼ二日近い累積雨量が二十ミリ程...全文を見る
○櫻井規順君 それは全く任意にやっていることであって、法律的にあるいは省令等でちゃんときちっとしたものなのかどうか、いかがでしょうか。
○櫻井規順君 気象庁の洪水注意報、警報、これを待って水防法の水防警報の発動をするというのがほぼ各県のしきたりになっているわけでありますが、それは気象庁の警報、予報というのを前提として各県の水防警報というのがなされるような仕組みになっているのですか。
○櫻井規順君 ちょっと要領を得ないんですけれども、各県では気象庁の警報が出て動き出すという仕組みになっていますが、そういう拘束性はないんですか。
○櫻井規順君 ぜひまた自治省も御出席いただいて、その辺のリンクの仕方を審議したいというふうに思います。  以上でこの問題は終わりにいたします。  最後に、通告してあるもう一つの件があるわけでして、ちょっとがらっと変わって、これは運輸大臣がよろしいかというふうに思うわけでありま...全文を見る
○櫻井規順君 大変申しわけありません、僕は覚えたばかりでありまして。関係者からこの要望が私どものところにも大変強いし、日本はやはり海に囲まれた海の国であるということで、閣議決定で今言った海の記念日等々があるわけであります。しかし、この日を国民の祝祭日に上げてくださいという要望が非...全文を見る
○櫻井規順君 ありがとうございました。  以上で終わります。
04月08日第123回国会 参議院 予算委員会 第13号
議事録を見る
○櫻井規順君 最初に、高齢者福祉、とりわけ寝たきり老人、痴呆性老人の在宅福祉とホームヘルパーの関係から入りたいと思います。  冒頭に厚生大臣に、高齢者保健福祉十カ年計画、ゴールドプランがあるわけでありますが、あれこれ調べてまいりますと、どうもこれは医療分野が抜けているのでゴール...全文を見る
○櫻井規順君 今、大臣から御答弁がありましたが、確かに平成四年の高齢者の在宅福祉関係の予算措置というのは前進をしているというふうに思います。評価をさせていただきますが、そのかわりどこか削られている面がまたあるだろうと心配するわけであります。  それでまず、在宅福祉の三本柱の一つ...全文を見る
○櫻井規順君 ちょっと質問に答えてないんですけれども、都道府県の要望を満たしているのか、余りがあってなお配分しているような状況なのかということを聞いているわけです。
○櫻井規順君 何とも言えないですね。  ゴールドプラン。では、平成十一年に十万人というホームヘルパーの目標を持っているわけでありますが、今の伸び方からいって平成十一年で十万人に到達をいたしますでしょうか。
○櫻井規順君 現在、平成四年で四万六千四百五人となるわけでありますが、常勤、非常勤の割合、直用と委託の割合、数を教えてください。
○櫻井規順君 はい、わかりました。  次に、このゴールドプランの中に「ねたきり老人ゼロ作戦」という大きな柱があるわけでありますが、痴呆性老人はともかくといたしまして、このゴールドプラン完遂の平成十一年という時点でどうでしょうか、ゼロは成功するでしょうか、いかがでしょうか。
○櫻井規順君 実際には寝たきり老人それから痴呆性老人というのは着実にふえているといったらよろしいでしょうか。将来推計含めまして、平成年間に入ってからでよろしいですけれども、実績と推計値、寝たきりと痴呆性老人別々に御報告いただけますか。
○櫻井規順君 今の数字からして、寝たきり老人どうですか、こういう推計値になるわけですけれども、これをどのくらいブレーキをかうことができるのか、あるいはゼロにさせることができるのか。あるいは先に行けば行くほど実はこれは増加率が多くなって、出現率が多くなってきているわけですけれども、...全文を見る
○櫻井規順君 先の質問を御答弁されているわけですけれども、お聞きしていることは、痴呆性の方はおいて寝たきり老人に絞りますけれども、寝たきり老人に限ってどうでしょうか、平成十一年に向けてブレーキをかけ、減らすことができる展望が持てるかどうか、その辺どうでしょうか。
○櫻井規順君 寝たきり老人をゼロに近づけることができれば、痴呆性老人の方のアルツハイマー型以外の脳卒中の方はかなり関与できると思いますので、やや寝たきり老人にこだわっているわけであります。  そこで、少々御答弁もあったわけでありますが、この寝たきり老人の総合的な施策の体系、それ...全文を見る
○櫻井規順君 広島の事例も私も資料をいただきまして勉強しているものですが、今の総合的施策、やや体系展開も不十分なんですが、その中でホームヘルパーの果たす役割、それをどういうふうに御認識されているか、御答弁ください。
○櫻井規順君 これは厚生省でお出しになった資料ですけれども、寝たきり老人の主たる介護者の状況ということで、御案内のように配偶者あるいは子供、その子の配偶者というのが圧倒的に多いわけであります。  ホームヘルパーの参与率といいましょうか、介護の状況というのはわずか〇・八%ですけれ...全文を見る
○櫻井規順君 少々ホームヘルパーの増員対策に関連して御提言をさせていただくわけでありますが、一つは、最初に質問でありますが、ホームヘルパーを平成十一年に十万人と目標を持ったその根拠をひとつ御答弁いただいて、次の私の提案でありますが、いかがでしょうか。  常勤と非常勤の割合が、常...全文を見る
○櫻井規順君 大蔵大臣にはまた後でサラリーマン減税のところでお伺いします。  ボランティアの参加ですけれども、現状どういうふうに厚生省は把握していますでしょうか。いろいろと社協運営型、住民互助型等とあるようでございますが、その形別でもよろしいわけですけれども、団体数それからそこ...全文を見る
○櫻井規順君 内訳も教えてください。そして、これは民間のいわゆるシルバーマークを持った団体としてみんな厚生省に登録されているものなんでしょうか。
○櫻井規順君 全部これは有料のサービスになっていますでしょうか。
○櫻井規順君 問題は、今おっしゃったように、チーム方式のホームヘルパーシステムというのは大変前進したいいシステムだというふうに思うわけであります。問題は、このチーム方式のホームヘルパーというのは常勤ヘルパーに対して非常勤ヘルパーが配置される姿だというふうに私は理解しているわけであ...全文を見る
○櫻井規順君 先ほどから触れております常勤のホームヘルパーさんの市町村の正式な職員化という、ホームヘルパーのサービス充実のためにそういう厚生省からの御指導、それからもう一つは、かなり今のホームヘルパーさんとは別の分野で、行き届かない、非常に広い範囲のホームヘルパーの活動を今の民間...全文を見る
○櫻井規順君 最後に、ホームヘルパーの関係で、十万人ということは一日のサービス時間、一週間のサービス日の数をどういうふうにごらんになっているか。私は強く、交代制で生活の節目にはホームヘルパーさんがサービスできるように、そうしてやはり日曜を含めて交代制でサービスできるような民間参加...全文を見る
○櫻井規順君 今のホームヘルパーのサービス時間を一日二時間または三時間、あるいは週二日という基準を一日もう一回サービスに行く時間をふやすとか、週に三日、四日とすれば十万を超す倍々というふうな数字になってくることは必定であるわけであります。なお今後も質問をしてまいりますので、どうぞ...全文を見る
○櫻井規順君 私は、今までその資料を請求してきたわけですが、いただけなかったものですから、それをぜひ後で下さい。  それで、給与所得者の可処分所得というものを年々追っていかなければ給与所得者に対する課税の公平性、公正性というのは保てないというふうに思うわけであります。しかしいず...全文を見る
○櫻井規順君 今のは所得税の伸びだというふうに、私が聞いているのは給与所得者の源泉所得税の伸びですけれども、これはもう、とにかく一九八七年の税制改革のときに一遍落ちましたけれども、平成元年、二年、三年、そして四年展望とこれは着実にふえているわけであります。いずれにしましても、可処...全文を見る
○櫻井規順君 私は今必要ではないかということを言いたいわけであります。景気浮揚で、設備投資関係であれこれの景気浮揚施策を展開する、あるいは輸入拡大のためのまた施策を展開する。しかし、とどのつまり国民の消費力、購買力にかかるわけでありますから、これは景気浮揚として九月補正でもいいで...全文を見る
○櫻井規順君 景気対策としての減税論というのが一つあるわけですが、基本的にはやはり可処分所得を配慮してみた場合に、物価調整減税というものが恒常的な課題としてあるということをどういうふうにお考えになりますでしょうか。
○櫻井規順君 物価調整減税というのは、可処分所得が減って国への所得税がふえるということで、物価に合わせて、所得に合わせて、一定の自動的な調整を行うという意味でありまして、そこにはおのずから財源はついて回る話だというふうに私は思うわけであります。しかし、それはまたやりましょう。 ...全文を見る
○櫻井規順君 それでは、給与所得控除というのは、給与所得者にとって、これは経費が基本的な考え方であるというふうな説明が加えられますけれども、いかがでしょうか。
○櫻井規順君 いずれにいたしましても、基礎控除にしても給与所得控除にいたしましても、物価やそういう変化によって、あるいは経費面の住宅やさまざまな事情変化によって、これは可処分所得との関係で周期的に是正をされるべきものだというふうに思うわけであります。  あと控除の問題で、特別扶...全文を見る
○櫻井規順君 まことに残念であります。このくらいのことわかるかというふうに思いました。  いずれにいたしましても、いわばパートをやった家庭の主婦なりあるいは男性の場合もあるかもしれませんが、見積もりでやり、かつ年末調整で処理をする、これが市町村の源泉徴収票で明らかになって追徴金...全文を見る
○櫻井規順君 実質可処分所得がふえているという前提でお話しになっています。それはマイナスになったら大変ですよ。問題は伸び率が鈍化をしてきているという意味であります。八八年度実質可処分所得三・五八、八九年度三・三〇、九〇年度一・六八、九一年度二・三〇というのがこれは労働組合の連合さ...全文を見る
○櫻井規順君 ぜひそれはなお御検討を求めていく立場でよろしくお願いをいたします。  次に、流通業界が大型店と従来の小売商との調整といいましょうか、あつれきの問題が一般化をしてきているわけでありますが、大蔵省所管のお酒の販売業界の関係でやや混乱が起きているものですから質問させてい...全文を見る
○櫻井規順君 小さな町村でコミュニティーが形成されていて、そこで何軒かの酒屋があってかなりの過当競争をやっているという町も結構多いわけであります。そこになお大型店舗の進出ということで大変な状況を今迎えているというふうに思うわけであります。  それで、この小売販売地域の格付の根拠...全文を見る
○櫻井規順君 基準人口が決められているわけです。市の場合には千五百人以上一店舗、三十万人以上の市の場合は千人に一軒、町村の場合は七百五十人に一軒とあるわけでありますが、この基準人口の根拠は何でしょうか。
○櫻井規順君 これはコミュニティーの今競争激化の業界にとって、町村の数の方が少なくて、市の数の方が人口割は多くなっているわけでありますが、田舎から町に出ていく人はいても町から田舎に来る人はいないわけであります。人口割もこれは逆ではないかというふうに思うわけであります。ましてや、小...全文を見る
○櫻井規順君 ぜひ小学校区単位というコミュニティー、あるいは今の人口基準についての見直し、あるいは弾力的運用についての見直しについて、また二年ほど経過しているわけですから御検討いただきたいということを要望しておきます。  最後に、これは外務大臣、あるいは外務省になりますでしょう...全文を見る
○櫻井規順君 この新聞記事には代替としてやっているという報道がありますが、いかがでしょうか。
○櫻井規順君 通常、東富士では基地使用協定等で二百とか三百という規模の米軍の軍事演習というのが行われているわけでありますが、こういうふうに千二百とか千三百という大隊が見えまして軍事演習をするというのはまれなことであります。これは何か日米の合意議事録等に基づいて、防衛庁、関係のとこ...全文を見る
○櫻井規順君 最後に防衛大臣に一つ。  韓国から米軍が撤退する、フィリピンの米軍基地が縮小する、そのあおりがどうも日本に来る一つのあらわれとしてこれは端的にあらわれたわけであります。こういう近隣国の米軍の撤退が日本に演習を求め、米軍の兵器を配置するという傾向に対しては、ぜひ厳重...全文を見る
○櫻井規順君 また改めてやります。
04月16日第123回国会 参議院 運輸委員会 第4号
議事録を見る
○櫻井規順君 きょうは、気象庁に質問を集中させていただきまして、最後のくだりで大臣のこれからの気象行政や関連したもろもろの運輸行政、水防行政にわたる面でのまた御指導を得たいということで発言を求めたいと存じます。  最初に、これまで二度ばかり委員会でこの問題を取り上げてきたわけで...全文を見る
○櫻井規順君 どうですか、もっと早期に洪水警報を出せるという、何といいましょうか、能力といいましょうか、その辺はどうでしょうか。
○櫻井規順君 三時十五分に警報が出されたわけですが、三時十五分にその警報を出す基準の何をクリアしたわけですか。
○櫻井規順君 十分おそれがあると判断できたのではないでしょうか、もう三十分くらい前には。
○櫻井規順君 結局、この地点の雨量測定ができないわけですから、判断の目安もなかっただろうというふうに思うわけであります。  どうでしょうか、ここの赤いポイントがアメダスの雨量観測所になっているわけですが、これは教えていただいたように十七キロ四方というメッシュでおつくりになってい...全文を見る
○櫻井規順君 アメダスの雨量観測所があったならもっと早く出せたのじゃないでしょうか。そして、このメッシュというものをもっと気象庁としては縮めるということはいかがでしょうか、縮めていただきたいというふうに思うわけですが。
○櫻井規順君 アメダスの測点がふえればもっと正確にはかれるというものでしょうか。
○櫻井規順君 経済的な事情でアメダスをこれ以上全国的バランスを考えて置けないということでしょうか、それともレーダー観測でもってアメダスはこれ以上は必要ないという判断でしょうか、どうですか。
○櫻井規順君 結局、アメダスについてはこれ以上置く方針はないといいましょうか、必要がないとは聞こえませんが、方針はないと。レーダー装置の機能を強化していきたいと。それから、自治体のそういうテレメーター情報というものを生かしていきたいというふうに聞き取れました。  今度の洪水警報...全文を見る
○櫻井規順君 長官、こういうことですね。この青いのが県のサイポスのテレメーターの雨量観測所になっているわけです。これでもここの集中豪雨の地点は拾ってないわけです。拾っているのは、この下田と二町が一部事務組合で消防組合をつくっておりまして、それがこの緑色の観測点を、これは升ではかる...全文を見る
○櫻井規順君 時間がないんですけれども、ちょっと角度が変わりますが、結局、集中豪雨のピークのやや後ですけれども、洪水警報が出された。一体、それを早めるためにはどうしたらいいかということを考えると、素人判断では、富士山レーダーというのは雲の流れも当然とらえる、「ひまわり」は半球とい...全文を見る
○櫻井規順君 要領を得ないですが、またやりたいと思います。  いずれにいたしましても、早期に発見するということは、早期に集中豪雨をとらえるということは、一つは気象台が技術的にとらえるということと、そして気象台に情報が集中する、あわせて市町村に、水防管理組合に情報が集中するという...全文を見る
○櫻井規順君 建設省さん恐縮でございます。  建設省から見ていて、実際に河川の通報を建設省がじきじきにやっているのは、そんなわけでリアルタイムに消防庁とやっているわけですが、実際に建設大臣が指定した県知事所管の河川の水防警報が発表される時点の判断で気象台の洪水予報というのはどう...全文を見る
○櫻井規順君 それから、水防警報の法律上といいましょうか実際の運用なんですけれども、これはもう完全に国直轄河川で建設大臣と気象台が、要するに国の直轄河川も洪水予報河川あるいは水防警報河川というものは河川が指定されていて、その指定された河川以外の一般河川、市町村管理の河川、水防管理...全文を見る
○櫻井規順君 御案内のように、洪水予報河川というのは極めて限定された河川であるわけです。静岡県の場合だったら天竜川だけです。今度は、水防警報河川になりますと建設大臣所管のもの知事管理のものと結構広がってまいりますが、それでも国の直轄河川だけでありまして、極めて限定される。指定水防...全文を見る
○櫻井規順君 法律を読む限りにおいては、実際の運用を見る限りにおいては、今おっしゃったように、極めて限定された国直轄河川が洪水予報の所管の河川になっているというふうに理解するしかないというふうに思っています。実際また水防警報河川という河川名もきちっと挙がってやっているわけなんで、...全文を見る
○櫻井規順君 レーダーによる雨量観測、レーダー雨量情報あるいはテレメーター雨量情報という非常に情報収集が建設省は進んでおるわけであります。この建設省の雨量情報の収集あるいはテレメーターでの雨量情報の収集というのは、気象台とはどこかでリンクをしているんでしょうか。
○櫻井規順君 私は、まだ建設省のレーダーシステムの方はパンフレットで読むだけですけれども、地元等で水防警報河川、安倍川の場合ですけれども、雨量観測所というものを承知しているわけであります。雨量観測所の全国の設置地点の数などはわかりますか。そして、そのテレメーター化率といいましょう...全文を見る
○櫻井規順君 建設省のテレメーター化率をやはり一〇〇%に近く引き上げていく必要があるのではないか。それから、雨量観測所のポイントも結構多いというふうには思うわけでありますが、さっきの伊豆の例から見ましてもまだまだ少ないのではないかという感じがするわけであります。テレメーター化率あ...全文を見る
○櫻井規順君 河川の水防の責任は、圧倒的に国直轄河川以外の一般河川がたくさんあるわけですが、市町村長が責を負わされているわけであります。水防の義務もまた市町村長のところにあるわけでありますが、気象庁から見まして、市町村の水防に気象台としてどのくらいどういうふうに具体的に貢献してい...全文を見る
○櫻井規順君 いざ、洪水、大雨という段階で災害が発生する、そういう事例が多いわけですが、そのときに気象台としてそれに関与している、支援している具体的なものといったら、私は洪水注意報と洪水警報を県知事を介しておりてくるテレファクスかその情報だけなんじゃないかというふうに思います。ど...全文を見る
○櫻井規順君 私は、例えば建設省が建設省所管の河川を管理する上においては、これは非常に流域に広大な影響力を持つ河川ですから当然ですけれども、建設省はレーダー雨量情報というものを全国的にネットワークをつくりテレメーター雨量情報というものをめぐらしているわけでありますが、おびただしい...全文を見る
○櫻井規順君 自治省さん、恐縮でございます。所管じゃないかもしれないけれども、自治省が各公共施設の管理はされていると思うので、市町村の段階で雨量観測所あるいはそのテレメーター化したシステムを持っている、三千三百余の市町村のうち幾つか持っているというふうな何か資料はおありでしょうか...全文を見る
○櫻井規順君 これは、気象庁の方ではそういう点はわかりますでしょうか。
○櫻井規順君 今の静岡県の百三カ所、県のサイポスが七十カ所近くありますが、それは全部包含されているわけですか。
○櫻井規順君 百三から七十引きますと三十三で、国以外のものが入っていれば、かなり限定されてくると思います。さっき言った下田の消防組合の四カ所というのもその中ヘカウントされているのかどうか。  時間がないのでちょっと急ぎますけれども、いずれにいたしましても、市町村で雨量情報システ...全文を見る
○櫻井規順君 気象庁にお伺いしますが、市町村に対する支援ということで今後の何か方向、方針はお持ちでしょうか。
○櫻井規順君 持ち時間がなくなりましたが、運輸大臣、そんなわけで市町村の管理する河川、水防責任を負わされた河川が非常に多いわけです。そういう観点で言いますと、何だか建設省のような話になりますが、その水防の出発は雨量情報の正確な把握から始まるわけであります。  そういう意味で、気...全文を見る
○櫻井規順君 終わります。
04月23日第123回国会 参議院 運輸委員会 第5号
議事録を見る
○櫻井規順君 今、海洋があれこれの事情で大変汚染をされてくるという事情のもとで、IMO、国際海事機関が非常に積極的にこれに対応しているということを聞いているところであります。本日の海防法の改正もまたIMOの決議に基づく国際条約の批准に基づいた国内法の改正だというふうに受けとめてい...全文を見る
○櫻井規順君 同じIMOで国際会議を開いて決めたロンドン・ダンピング条約というのがあるわけであります一ちょっとこれは質問通告にないかもしれませんが、陸上からの廃棄物を船に積んで投棄する場合の取り締まりかと思うんです。陸上からの廃棄物処理との関連でこのロンドン・ダンピング条約の海防...全文を見る
○櫻井規順君 次に、船舶からの油による汚染の原因分析ですけれども、今回は船舶のいわば海難事故による汚染防止が主題になっているわけであります。実は、船舶からの油による汚染の原因としては、取り扱い不注意が一番比率が高い。その次に海難事故による油の流出、それから三番目に故意による海洋汚...全文を見る
○櫻井規順君 どうでしょうか、この船舶による油の汚染の原因で今私三つ、取り扱い不注意、海難事故、故意、こういうふうに言っているわけですが、この構成比というのは変化しているでしょうか。お聞きしたいのは、取り扱い不注意なり故意による汚染というのは減少してきているでしょうか一向に減らな...全文を見る
○櫻井規順君 MARPOL条約に基づく事故による汚染防止対策だけでなくて、こっちの面の汚染防止対策をやらないと片手落ちになると思いますので、そこの点に重点を置いて取り組まれることを要望しておきます。  次に、海洋汚染の実態を見てみたときに、太平洋岸の汚染実態というのは油による汚...全文を見る
○櫻井規順君 いろいろと海上保安庁は調査をなさっているわけであります。CODあるいは重金属の関係、PCB、浮遊物等々やっているわけですが、やはり調査によりますと、特にCOD、PCB、重金属に関しては湾の奥の部分、これは当然陸上から出る汚染がきついわけであります。全体的には低いが、...全文を見る
○櫻井規順君 ぜひそのデータを、また後で結構ですからお示しいただきたいというふうに思います。  海上保安庁の海洋調査の観測点ですけれども、海洋のどの部分を調査なさっているのか。日本の領海といいましょうか沿岸だけに限られているようでありまして、まあ極端に言えば赤道直下とか太平洋の...全文を見る
○櫻井規順君 そのユネスコのプロジェクトの観測項目というのは、大きく言ってどういう中身でしょうか。
○櫻井規順君 次に、環境庁にお伺いをいたします。  環境白書に若干触れられているわけでありますが、港湾、日本近海の海洋汚染の観測について環境庁としての調査というのはどのように進められているでしょうか。
○櫻井規順君 厚生省は水質についての環境基準を持っているわけでありますが、海域についての環境基準もあるわけです。この海域というのはどの辺のところで線を引くのか。そして、海洋の汚染のかなりレベルの厳しい、一定の重金属にしても海へ入れて全部希釈するという考え方が長いこと強かったわけで...全文を見る
○櫻井規順君 我が国では、海上保安庁が海洋汚染調査というものは進んでおりまして、環境庁の方はまだ出発して間際という感じが強いわけであります。いずれにしましても、船の航行の安全を守るという海洋調査が進んでいるわけでありますが、文字どおり環境保全という立場からの海洋調査の時代に入って...全文を見る
○櫻井規順君 どうぞ、海洋調査を環境庁が主役になって調査する時代が早く来ますように御要望申し上げておきます。  環境庁さんは以上で質問終わらせていただきます。ありがとうございました。  次に、エクソン・バルディーズ号事故について取り上げてみたいと思います。  アラスカで一九...全文を見る
○櫻井規順君 このバルディーズ号の積載量は二十万キロリットルというふうに聞いておりますが、二十万キロリットルのうち四万キロリットル、大変な量が流出したわけです。四万キロリットルというのは正確な記録なんでしょうか、あとの十六万キロリットルというのは船にしっかり保存されていたというこ...全文を見る
○櫻井規順君 この被害海域の広がりについて今お話があったわけです。海岸線で言いますと大変な長さのようでして、正本の本州の太平洋岸全域くらいの広い範囲にわたって汚染したというふうにリポートを読んでいるわけでありますが、陸上の被害といいましょうか海岸の被害といいましょうか、それはアメ...全文を見る
○櫻井規順君 相当程度回復という、何かこれは細かな権威のあるその後の経過についてのリポートというのはあるのでしょうか。
○櫻井規順君 ぜひ正確な経過を知りたいわけであります。  このバルディーズ号事故によりましてアメリカの国内における油濁防止あるいは環境保全、そういう面でアメリカの国内法は州法、連邦法の両方の体制を含めまして非常に前進しているように聞くわけですけれども、その辺はいかがでしょうか。
○櫻井規順君 アメリカがサミットあるいはIMOへ提起する前にアメリカ国内自身が油濁防除作業計画書というふうなものを国内法で整備して取り組んでおり、そしてアメリカにとって外国の船舶の特に油の船積みあるいは荷揚げ、こういうものの計画書について非常に厳しい注文が現在あるという話も聞くわ...全文を見る
○櫻井規順君 このバルディーズ号の事故の原因は何でしょうか。
○櫻井規順君 要するに、人為的なミスによる事故だというふうに思うわけであります。聞くところによると、船長さんが大分泥酔状態で乗っていて事故直前におりるとか操船上の人為的なミスが大きいというふうに思うわけであります。事故発生にとって人為的ミスというものも非常に大きいというふうに思う...全文を見る
○櫻井規順君 次に、IMOの最近の条約なり諸決議、それと海防法との関係についてお伺いをいたします。  今度のバルディーズ号の事故に関連をしてサミットに課題が持ち込まれ、サミットからIMOに課題が付託されて今日MARPOL条約が改正になり国内法の改正、こう至ってきた経過があります...全文を見る
○櫻井規順君 逐次、MARPOL条約の改正に伴う国内法の整備に触れてまいりますが、その前にもう一つ、IMOで去年ごとしにかけて海洋汚染防止のための決議がなされているように報告を聞くわけでありますが、今おっしゃったタンカーのダブルハルの問題、それからバラスト水排水規制の問題、それか...全文を見る
○櫻井規順君 今回の法改正は、油濁防止緊急措置手引書の一定の船への必置の問題が提案されているわけでありますが、今局長がおっしゃったタンカーのダブルハルの問題、フロン、ハロン等の規制あるいはバラスト水の排水規制の問題あるいはMEPCですかの批准等に関連をしてやはり海防法の改正問題と...全文を見る
○櫻井規順君 以下、今度の法改正に直接関連した事項に入ってまいりたいと思います。  最初に、現行法で油濁防止規程というのがあるわけであります。今度新たに手引書を設けるというこの関連ですけれども、今私は一連の質問をしたわけでありますが、油濁防止規程というのはいわば未然防止であって...全文を見る
○櫻井規順君 それでは、まず手引書からお伺いをしてまいります。  この油濁防止緊急措置手引書の具体的な内容は、簡潔に言ってどういう項目になりますでしょうか。
○櫻井規順君 問題は、この手引書というのは端的に言ってどのくらいの量になるものなのか。そして、この手引書は船内のどういうところに備えつけさせるのでしょうか。船員だれもがいつでも見られるようなところに掲示しておくことが肝心だというふうに考えるわけでありますが、これは省令等で具体的に...全文を見る
○櫻井規順君 この手引書は船員にどういうふうにして周知するのかと今は掲示場所をお伺いしたわけでありますが、例えば講習会を持つとか全員に手引書のコピーを渡して周知するとかいう問題、この辺はどうか。  そしてまた、船には必ずしも日本人ばかり乗っているわけじゃありませんで、外国語によ...全文を見る
○櫻井規順君 ぜひそういうふうに、話は具体的な話ですので、船員の母国語による記載ということを配慮いただきたいと思います。  先ほど少々触れたんですが、油濁防止規程と今度の手引書の関係ですが、これは重複するというところはないでしょうか。
○櫻井規順君 この油濁防止規程は船舶検査の対象とされていないわけであります。これは当然検査の対象にすべきだというふうに考えますが、いかがでしょうか。
○櫻井規順君 今度の手引書を備えつけるべき対象船舶として今の油濁防止規程よりもかなり厳しくして、タンカーについては百五十トン以上と、こうなっているわけであります。ノンタンカーについては四百トン以上となっているわけでありますが、やはり規制の対象外に置かれた船舶が非常に多いと思います...全文を見る
○櫻井規順君 今度の手引書で通報体制を整えるわけでありますが、この通報を受けとめる側の陸上の無線の聴守体制といいましょうかその整備はお考えになっていますでしょうか。従来どおり海上保安庁、海上災害防止センターがこれに当たるという理解でしょうか。
○櫻井規順君 この法律の施行日は来年の四月四日となっているわけであります。そして、現存船について手引書を整えるのは施行の二十四カ月後と、こうなっているわけであります。  御案内のように、一年間に発生するタンカーあるいはノンタンカーの事故というのは非常に多いわけであります。マニュ...全文を見る
○櫻井規順君 関連しまして、今度のMARPOL条約の議定書の附属書Ⅰの改正に伴って出てきているわけですが、船舶で生ずる汚水による汚染の防止、この附属書Ⅳの批准の見通しというのはどうなんでしょうか。アメリカが批准しないがために発効できないでいるというふうに伺っているわけでありますが...全文を見る
○櫻井規順君 我が国の船舶からの油流出事故というのは非常にやはり多いわけであります。この流出事故というのを見たときに、非常に台風のもとでの事故というのが際立って特徴になっております。こうした条約改正に伴う法律改正があるわけでありますが、我が国のタンカーの事故防止という観点に立った...全文を見る
○櫻井規順君 ぜひ、台風に対応する事故防止対策というものを御研究くださいますよう要望しておきます。  次に、IMOの今検討されている課題で対応についてお伺いをいたします。  さっきはハロン、フロンということで触れたわけでありますが、今IMOの総会なり海洋環境保護委員会において...全文を見る
○櫻井規順君 ことし六月のブラジルでの環境サミットが予定されているわけでありますが、地球温暖化防止のための条約について話し合われることになっております。ブラジル・サミットに向けてのCO2の規制という面で船舶の関係はどんな話が進められているでしょうか。今のIMOとは関係なくお話が進...全文を見る
○櫻井規順君 IMOの第三十一回の海洋環境保護委員会におきまして、何回かの委員会で実は検討されてきて、三十一回の委員会、そして十七回総会というのが昨年末ですか開かれているわけです。ここで、二〇〇〇年までのフロン、ハロンの全廃、そして船舶による大気汚染について討論されて、SOxにつ...全文を見る
○櫻井規順君 昨年の東京都の調査によりますと、都内の魚市場で入手した魚介類の約九〇%から人体に影響がある有機すず化合物が見つかったということであります。これは船底の塗料に含有するトリブチルすず、TBT系化合物がもとだということでございます。この提言について何らかの対応がその後なさ...全文を見る
○櫻井規順君 次に、バラストの関係ですけれども、汚れたバラスト水についてこれまたIMOで近年その処理対策について検討されているわけでありますが、どんなふうに検討されていますでしょうか。
○櫻井規順君 特に我が国の対応として、まだ受ける段階に至ってないのでしょうか、それを受けてタンカーの積み上げ港にあるいは中東にしても、汚れたバラスト水の処理施設をつくるような対応が必要だというふうに考えるわけですが、いかがでしょうか。  そしてまた、最近問題になっているのは、バ...全文を見る
○櫻井規順君 次に、通産省にお伺いをいたします。  平成二年度以来予算補助として大規模石油災害対応体制整備事業というのをお決めになっているわけであります。その第一号基地として昨年東京湾の千葉県市原市に一号基地が着手されたというふうに伺っております。この大規模石油災害対応体制整備...全文を見る
○櫻井規順君 平成五年までの五カ年計画で五つの基地という理解でよろしいかどうか。そして、一基地で一万キロリットルの処理能力と読んでよろしいのかどうか、まずそれを御答弁いただけますか。
○櫻井規順君 通産省でお進めになっているこの基地の建設について、海防法に基づくところの海上災害防止センターとの配置というのが、今度の市原市の場合には千葉にそういう防止センターがあるわけでありますが、防止センターと今度のこの基地との地域的なバランスといいますか日本列島で災害の多発地...全文を見る
○櫻井規順君 どうもありがとうございました。  運輸省の方に質問するわけでありますが、今度の緊急措置手引書の中の連絡すべき場所として、通産省がお進めになっている基地は対象として挙げることになりますでしょうか。そして、運輸省から見まして防止センターとの関係はどういうふうにとらえら...全文を見る
○櫻井規順君 時間がありませんので、なお関連をお聞きしたいわけですが、省略させていただきます。  次に、IMOでMARPOL条約の改正と関連してOPRC条約というものが発効というんでしょうか日本も参加して総会でお決めになったわけですね。そして、これは昨年の十一月二十九日で十五カ...全文を見る
○櫻井規順君 これは私のあれが間違いでしょうか、九〇年十一月のIMOの国際会議で向こう一年間にわたって批准作業を進めるということで作業を進めてきたというふうに思うわけでありますが、な、ぜ批准に至らなかったんでしょうか。
○櫻井規順君 国内的にOPRC条約の批准に向けての体制整備というお話ですけれども、このOPRC条約批准に向けて国内体制整備の上で海洋汚染の防除資機材の備蓄あるいは沿岸諸国への通報体制の確立という面で新たなハード、ソフトにわたる機関をおつくりになるという方針でしょうか、いかがでしょ...全文を見る
○櫻井規順君 このOPRC条約と関連して運輸省では平成二年度からOSPAR計画という計画をお進めになっております。御案内のように、「アセアン海域における大規模な油流出事故への準備及び対応に関する国際協力計画」、これをお進めになっているわけであります。これはOPRC条約に基づくとい...全文を見る
○櫻井規順君 最後に、大臣に二つお伺いいたします。  一つは、今の日本のタンカーの航路をとってみましても非常に発展途上国が多いわけであります。ODA対象の国が多いかと思います。こういう状況下で今のOSPAR計画もそうなんですが、かなり日本の援助のもとでこうした海洋汚染防止のハー...全文を見る
○櫻井規順君 終わります。
05月14日第123回国会 参議院 運輸委員会 第6号
議事録を見る
○櫻井規順君 それでは、船員法改正案についての質問をさせていただきます。  最初に、昨年出されました運輸政策審議会の二十一世紀に向けた答申との関係で冒頭お伺いをいたします。  内航海運の関係の長期政策を昨年も勉強したところですが、翻ってみて、さて運政審答申のどこに内航海運につ...全文を見る
○櫻井規順君 大臣にお伺いをいたしますが、そんなわけで、これはこれからも質問してまいりますが、内航海運の領域というのは運輸行政の中で非常に広いというふうに思うわけでありまして、長期政策をお立てになる場合も内航海運政策として二十一世紀に向けた長期プランというものを立てるのが妥当だと...全文を見る
○櫻井規順君 大臣に非常に前向きの御返事をいただきましてありがとうございます。そうした魅力ある職場づくりという観点に立ちまして、そして内航海運、モーダルシフトという我が国の政策もあって、これから非常に脚光を浴びてくる運輸行政でいつでも領域でありますし、産業的にもまた大きな領域にな...全文を見る
○櫻井規順君 そうしますと、私の手元にある昭和四十五年以降の数字でいきますと、平成二年度が最高の輸送量を記録したというふうに理解してよろしいわけですか。
○櫻井規順君 私も一九八五年以降を求めたわけですが、これは言うならば、平成二年度が戦後最高の内航貨物輸送量を記録したというふうに理解してよろしいわけですね。
○櫻井規順君 そんなわけで大臣、私は今初めてこの数字を知ったわけですが、平成二年度に五億七千五百万トンで戦後最高の貨物輸送量を記録しているわけであります。そういう意味で、非常に内航海運というのはもろもろの条件の中で成長してきているわけであります。  それで、これはどんな見通しで...全文を見る
○櫻井規順君 次に、輸送機関別の国内貨物輸送量のシェアですね。これは、今平成二年の数字も出ましたからその数字もわかればありがたいですが、鉄道と航空機は別にしまして、内航船と自動車のシェアですけれども、平成二年を含めましてどんな傾向になっていますか。そして、平成二年の数字を教えてく...全文を見る
○櫻井規順君 ここは非常に大事なところで、ここ長い経過の中で自動車のシェアがかなり伸びてきている、そして内航のシェアが落ちてきている。それが平成元年といいますか一九八九年あたりから横ばいないしは上昇を内航が記録してきていると。どちらかというと自動車のシェアが横ばいないしは〇・九%...全文を見る
○櫻井規順君 そうすると、七百総トン以上はふえて、七百総トン未満は減っているという傾向があるわけですか。
○櫻井規順君 次に、内航海運事業者数ですけれども、資本金一億円以上の会社数は現在何社で、ここ十年という目盛りで見て傾向的に一億円以上の会社というのはふえているのか。ふえているとすると、どのくらいのふえ方になっているのか。それから、十人以上の船員の会社数というのはどういう傾向になっ...全文を見る
○櫻井規順君 結構です。傾向はわかりました。  その次に船員数ですけれども、今内航海運の船員数というのは何人でしょうか。
○櫻井規順君 それは何の統計でしょうか。
○櫻井規順君 それは七万六千人という数字になっていませんか。
○櫻井規順君 この船員統計の七万六千五百九十八という数から内航旅客海運を外し、もう一つ何か要素を外したということですが、それは、今おっしゃったのは運輸省の内航船員需給調査委員会がお出しになった数字だというふうに思うわけであります。それもアバウトに四万五千という数字が出るわけであり...全文を見る
○櫻井規順君 四万五千人という数字でかなり正確というのはちょっと普通じゃいただけないというふうに思うわけであります。旅客輸送を含める貨物輸送と、そういうふうに条件をつけてよろしいわけですから、入れた場合はこう、入れない場合はこうという正確な数を出してもらわないと、いろいろと判断す...全文を見る
○櫻井規順君 四万四千六百二十、これが内航船員需給調査委員会が確定した数字というふうに理解してよろしいですか。
○櫻井規順君 そうすると、以降、年々の船員数の動きというのは何をもって運輸省は権威のあるものとなさるわけでしょうか。
○櫻井規順君 それは、ぜひ確定をしていただきたいというふうに思います。  それで、今もろもろの内航海運の主要な指標をたどってきたわけでありますけれども、傾向的には非常に内航海運が成長してきているということが言えるわけであります。これはモーダルシフトという運輸省の政策を照らして政...全文を見る
○櫻井規順君 まだモーダルシフト政策の結果というのは数字的にはあらわれないという状況でしょうか、あらわれているというふうに見てよろしいでしょうか。
○櫻井規順君 船員の面でどうでしょうか。モーダルシフト政策の結果、内航船のローロー船化あるいは内航コンテナ化等々の促進のための優遇税制をいろいろ展開しまして、新しい輸送手段の開発ということで、船員面においてふえたという確認はできませんでしょうかどうでしょうか。ちょっと突然なあれで...全文を見る
○櫻井規順君 私は、そのふえる方を期待しているわけです。むしろ、削減を聞いた方がリアルかもしれませんけれども、それはまた後でやりましょう。  次に、労働時間の問題に入ってまいりたいと思います。  最初に、労働省に御出席いただいていると思いますが、現状を知りたいわけです。念のた...全文を見る
○櫻井規順君 一番知りたいところがわからないのは残念なんですが、これは運輸省の方ではいかがでしょうか。
○櫻井規順君 五十五年は。
○櫻井規順君 これはちょっと意地が悪い質問で恐縮ですけれども、この「物流戦略」の中に資料として労働時間比較が載っていまして、内航海運業は昭和五十五年が、これは月の数字でして、所定内、所定外を含めまして二百三十一時間、それが昭和六十三年になると二百三十四時間というような数字が出され...全文を見る
○櫻井規順君 その辺の実態はだんだんまた入っていきたいというふうに思います。  次に、少し時間短縮の視点からとらえてみたいんですが、経済企画庁さん、経済企画庁の経済運営五カ年計画の中で五カ年目標として、これは平成五年になりますでしょうか、年間千八百時間実現の目標というものが掲げ...全文を見る
○櫻井規順君 非常に時間短縮は興味のある問題ですけれども、本論に入らなきゃならぬものですから急ぎます。  それで、労働時間の短縮の課題で労働省さんにお伺いします。  平成五年に向けて四十時間の実現というプログラムをお立てになっているわけでありますが、暫定措置政令で運輸交通業は...全文を見る
○櫻井規順君 それは政令もそういうふうに整い、そして実態もそういうふうになってきているというふうになっていますでしょうか。
○櫻井規順君 船員法の関係では大型船、小型船と区別されているわけでありますが、こちらの方の進行はいかがでしょうか。具体的には触れませんが、船員法で大型船については平成元年度に四十八時間、四年度にはこれを四十四時間に引き下げるということになり、小型船につきましては平成二年度に四十八...全文を見る
○櫻井規順君 経済企画庁さん、労働省さんへの質問の最後に、経済企画庁さんの方にお伺いするわけでありますが、以下、質問をずっと聞かれてコメントいただければよろしいかと思うわけです。  結論的に言いますと、大型船、小型船、その内航海運の関係の労働実態ですけれども、これは海運運送業者...全文を見る
○櫻井規順君 またそれは別の機会にやりたいと思います。どうも経済企画庁さん、ありがとうございました。  労働省さんに一つ。  さっき、統計数字の中にもこの内航海運の数字はないわけでありますが、船員法の分野は賃金実態あるいは労働時間の実態の調査も労働省はなさらないということです...全文を見る
○櫻井規順君 どうも労働省さん、企画庁さん、ありがとうございました。  それじゃ、船員法に関連をいたしまして、もうちょっと船員の労働時間の問題で伺います。  平成元年に船員法の改正がなされた折に、附則に三年たったら労働時間の見直しをするというくだりがあるわけであります。これは...全文を見る
○櫻井規順君 具体的な数字を出してまた御検討いただきたいというふうに思うわけであります。  それで、この小型船の方の労働時間の短縮の確認の仕方というのが、まあ失礼ですけれども通達で書けばいい話であって、問題はそれがどういうふうに業者に徹底したか、船員の全体に徹底したかという確認...全文を見る
○櫻井規順君 既に、今度の法改正を伴わなくても小労則で、さっき言ったように、平成二年度に四十八時間ライン、平成五年度からは四十四時間ラインへと、こういう長期展望を持っておやりになっている、それがどういうふうに実施されているかということに関心があるわけでありますが、船員法の場合には...全文を見る
○櫻井規順君 次に、法七十二条の二で労働時間の特例規定があるわけでありますが、この特例規定を設ける対象船はどういうふうにお考えになっていますでしょうか。
○櫻井規順君 今の適用除外船と、それから特例規定対象船というのを区別いたしまして隻数として何隻、対象船員数としてどのぐらいの数になりますでしょうか。
○櫻井規順君 概略でもわからないでしょうかね、隻数と船員数、アバウトで。  いずれにしましても、そういう作業をこれからなさる。それが、そういう適用除外船にしても特例規定対象船にしても法改正に伴って時間短縮にはっきりと結びついていくということが保証できるかどうか。  時間がない...全文を見る
○櫻井規順君 大臣初め皆さんのところに私の方から実際の船員の皆さんの職場実態というものを三つのケースで御紹介しました。大方の方がごらんになっているものだというふうに思いますが、これは全日本海員組合さんの方でおつくりになったパンフレットの中に載っているものです。  実際にA丸とい...全文を見る
○櫻井規順君 そういうふうに言われると何とも質問のしょうがないんですが、じゃどのぐらいの監督体制があるのかということをお聞きしたい。監督体制というのはどのぐらいのスタッフがいるのでしょうか。
○櫻井規順君 それはまた同僚議員の渕上さんの方に譲りたいと思いますが、現状はそうであると。  それから、船員法に基づく労働実態の中で休日というのは年間とのぐらいとっているかという数字、小型船の場合ですけれども、それも海員組合に組織されている船と組織されていない船と区別してどのぐ...全文を見る
○櫻井規順君 小型船の七百トン未満でどうでしょう、組織船と未組織とのシェアというかはわかりますでしょうか。
○櫻井規順君 そうすると圧倒的に未組織船なんですけれども、六十何日というのは日曜日とプラス国民祝祭日、それと有給休暇の法定の最低のやつを足せばそのぐらいの数に軽くなっちゃうわけですが、それにもまだ満たない数字で、有給休暇は十を割っているのじゃないかというふうに思うわけであります。...全文を見る
○櫻井規順君 ぜひ、そういう休日の実態、それから労働時間の実態というものは九月一日に一度調査するということではなくて、かなり定期的に年間何回か調べるような態勢をつくっていただきたいというふうに思うわけであります。それはまた、いろいろ調査の規定があるというふうに思うわけでありますが...全文を見る
○櫻井規順君 次に、六十九条、七十条の定員の関係についてお伺いをします。  この六十九条というのと七十条のなかなか区別がつかないわけであります。六十九条というのは六章の条項を酌んだ一般的規定であり、七十条については大型船が安全を確保すべき一定の数というふうな規定になっているわけ...全文を見る
○櫻井規順君 先ほどお配りいたしましたこういう航海日程を見ましても、一定の定員が確保されなければ技術を持った機関士さんあるいは航海士さんが機関当直なりをやれないわけですね。それは一定の必要な数があるわけであります。  問題は、今までは定数が決まっていた。船員の職員法としては生き...全文を見る
○櫻井規順君 六人という数が取り払われて、定員は就業規則の中の対象項目にする、こうなっているわけであります。しかし、就業規則というのは、船会社で十人以上の雇用のある会社というふうになっているわけであります。したがって、小分則適用の一杯船主といいましょうか、そういうところで十人を割...全文を見る
○櫻井規順君 非常に心配になるわけでありますが、全国の各支局でその審査をするに当たって、一定のやはり統一したマニュアルあるいは人の配置というものが考えられなきゃならないというふうに思うわけであります。  そういうふうに仕事量もまたふえてくるだろうし、専門的な知識と、そして特にマ...全文を見る
○櫻井規順君 マニュアルの問題ですけれども、なかなか支局の皆さんは専門家ばかりじゃないというふうに思うわけであります。そういう意味で、船員代表など関係者の意見を聞いてマニュアルあるいはそれに準ずるものをおつくりいただきたいというふうに思うわけでありますが、いかがでしょうか。
○櫻井規順君 時間がなくなってまいりましたが、冒頭言いましたように、この法改正が魅力ある職場づくり、そして船員不足という状態をどう解消するかという面でもって一つの役割を果たすことを期待しているわけであります。  それで、この法の改正に関連いたしまして、今の船員不足というものの解...全文を見る
○櫻井規順君 その船員不足の原因というのはどういうふうにお考えになっておりますでしょうか。
○櫻井規順君 どうでしょうか、内航海運のシェアの高まり、そして輸送量というものが非常に高まってくる。これは旅客輸送もそうでしょうけれども、特に貨物輸送の面では世界にも余り例を見ないぐらい日本は内航海運というものが盛んな国であるわけでありますが、物流の二十一世紀計画もこの点では極め...全文を見る
○櫻井規順君 船員不足という実情が、特に未組織船の場合に非常にそれが極端であるわけであります。これの解消のためには、組織船の方で実績を示されていますように、予備船員というものをどのくらい置くかということが問題になってくると思うんです。  もうほとんど小型船の場合には予備船員はゼ...全文を見る
○櫻井規順君 どうも実績がないとおしゃべりが多い感じですけれども、未組織船での予備員率というのはどのくらいありますか。一言でいいです。
○櫻井規順君 今の一九%は恐らく一〇〇%組織船じゃないでしょうか。指摘をしておきます。  それから、問題は、若手船員の確保というのが一番ポイントになってくるかというふうに思うわけであります。そういう意味では、海員学校の果たす役割というのは非常に大きいというふうに思うわけでありま...全文を見る
○櫻井規順君 もう一つ大臣にお伺いします。  今お話しのように、船員の賃金一つとっても労働時間一つとっても、これは労使間で奮闘努力していただかなきゃならぬわけでありますが、今お話にありましたように、運賃を決める過程で広い荷主サイドの問題があるわけであります。そういう意味で通産サ...全文を見る
○櫻井規順君 どうもありがとうございました。
○櫻井規順君 私は、ただいま可決されました船員法の一部を改正する法律案に対し、自由民主党、日本社会党・護憲共同、公明党・国民会議、連合参議院及び民社党・スポーツ・国民連合の各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。  案文を朗読いたします。     船員法の一部を改正する...全文を見る
05月21日第123回国会 参議院 運輸委員会 第7号
議事録を見る
○櫻井規順君 私は、ただいま可決されました国際観光ホテル整備法の一部を改正する法律案に対し、自由民主党、日本社会党・護憲共同、公明党・国民会議、日本共産党、連合参議院及び民社党・スポーツ・国民連合の各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。  案文を朗読いたします。   ...全文を見る
05月21日第123回国会 参議院 商工委員会 第10号
議事録を見る
○櫻井規順君 私は、運輸委員会の理事を務めております社会党・護憲共同の櫻井規順でございます。  きょうは、大事な時間を差しかえ質問ということでやらせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。  本来、本法は商工と運輸の共同審査がなじむ法案だというふうに思うわけであります...全文を見る
○櫻井規順君 次に、通産省の方へ、この法律が「物流効率化対策の総合的推進について」という産業構造審議会流通部会からの答申を受けて法案化、法律化したものだというふうに理解するものでありますが、この産構審の答申と本法の関係、並びに運政審答申が言っております労働力確保、その対応という観...全文を見る
○櫻井規順君 時間が短くて残念なんですが、今物流業界、とりわけ労働力不足の深刻さという問題について、少し私もこの商工委員会の場で確認をしておきたいというふうに思うわけであります。  その前に、この流通業務効率化というものを考える場合の運送部門のウエートというのは、御案内のように...全文を見る
○櫻井規順君 それは全産業の中で産業別に大分類いたしまして、一番労働時間が長い業界がいわば道路貨物運送業、これともう一つは内航海運業というのが実はあるんです。これまた運輸サイドの話になりますから省きます。さらに悪い業種があるわけでありますが、ワーストツーの業界が道路貨物運送業にな...全文を見る
○櫻井規順君 いずれにいたしましても、荷主サイドに立ちます通産省、それからこの商工委員会のサイドからもこの実情というものをひとつごらんいただきまして、流通業務効率化という本法の審議に当たって御配慮をいただきたいというふうに思うわけであります。  労働省さんありがとうございました...全文を見る
○櫻井規順君 本法の背景の問題でございますが、いろいろと物流の制約要因というものが深刻化してきている。第一に、通産省の方も本法の説明の中で労働力不足を挙げておりますし、道路混雑あるいは環境問題、多頻度小口化等々、ニーズの高度化の問題を挙げておられます。この本法によって、労働力不足...全文を見る
○櫻井規順君 今度は、業としての陸上貨物輸送業、トラック業者にとってこの法律はどういうメリットがありますでしょうか。
○櫻井規順君 それで、本法の中身であります共同物流・配送センターの事業協同組合の構成のパターンの問題でありますが、幾つかパターンが紹介をされております。トラック事業者でつくるパターン、それから荷主業者でつくるパターン、それからトラック事業者と荷主業者でつくるパターンと、こういうふ...全文を見る
○櫻井規順君 この辺は通産省の方はいかがでしょうか。やっぱり、一定の指導方針を持って臨まれないといかぬと思うわけです。あわせて、この協同組合化は、業種としてはどういう業種に、そして業態としては特徴としてどういう業態に、かつまた、六大都市に集中されるものなのか全国の中小都市まで広め...全文を見る
○櫻井規順君 問題は運賃のとらえ方ですけれども、物流、運送業の運賃という問題は、荷主のサイドから見ますと、これは安ければ安いほど流通合理化になるわけでありますが、我が国の場合に、この答申にありますように、物流サービスは商品であるという業者の間の認識も、これのさまざまな手続といいま...全文を見る
○櫻井規順君 先ほど吉田委員が触れましたように、本法の十一条で、「貨物運送取扱事業法の特例」を設けてみなし事業者というものをこの協同組合に与えるわけであります。実際にみなし事業者として特例を付与するに当たって、運輸省運輸局並びに知事の方で一定の判断を下すわけであります。  問題...全文を見る
○櫻井規順君 その場合に大事なのは、この共同物流・配送センターという事業、とりわけその事業協同組合の構成ですけれども、トラック事業者あるいはトラック事業者と荷主業者と共同でつくるのはいいわけですが、みなし事業者として荷主業者だけでつくるこの協同組合のあり方に、かなり物流サイドから...全文を見る
○櫻井規順君 次に、基本指針の策定に当たって配慮願いたいことがございます。  基本指針策定の中で、四項目目でしたでしょうか、「配慮すべき重要事項」という条項があるわけであります。その文字どおり配慮すべき事項として、効率化促進に当たって、労働時間の短縮を初め職場環境の改善について...全文を見る
○櫻井規順君 労働時間の問題をとらえてみましても、物流業界の適正運賃というものを考えてみた場合も、これはもう荷主と輸送業者との協力が不可欠であるわけであります。  それで、荷主と物流業者の協力の具体的な問題として荷主側の指導をひとつ通産省の方に求めたいわけでありますが、例えば、...全文を見る
○櫻井規順君 これは運輸省と通産省の共管の法律になり仕事になっていくわけでありますが、運賃の適正価格を決めていく上でなすべき作業というのは非常にたくさんあるというふうに思うわけであります。今の一貫パレチゼーションというふうな問題は、非常に大きな問題があるというふうに思います。もろ...全文を見る
○櫻井規順君 時間がなくてまことにどうしようもないですが、通産大臣、貨物運送事業の労働者の労働時間というのは全く最悪な事態、それから内航海運の方もこれまた大変なもので、抜群にとにかく悪いわけであります。これは果たして二十一世紀まで働き手がもっかどうかと。それに本法が挑戦をいたしま...全文を見る
05月26日第123回国会 参議院 国際平和協力等に関する特別委員会公聴会 第1号
議事録を見る
○櫻井規順君 きょうは、我が国のオピニオンリーダーでありますお三方に公述人として御出席いただきましてありがとうございます。  ここに取り出しましたのは、さきの同僚の議員と同じですが、自衛隊の海外派遣は許すな、新たな平和協力のあり方というのは経済建設、地域社会づくり、新しい行政機...全文を見る
○櫻井規順君 ありがとうございました。  次に、いわばこの前の日本の侵略戦争の負の遺産とも言うべき問題をどうお考えになっているか。負の遺産といってもなかなかたくさんありまして、全体的に言えば、前回の侵略戦争の事実確認なり、あるいは反省あるいは謝罪と、こういう問題に要約できるかと...全文を見る
○櫻井規順君 戦争の、前太平洋戦争の惨禍をも見ず、憲法の精神も酌まず、そして負の遺産に対する真剣な対応もなく、自衛隊の海外派遣のPKO法を急ぐということは非常に問題だと私は意識として持っているわけでございますが、いま一つ、今ポスト冷戦という時代を迎えまして我が国の外交の基本姿勢の...全文を見る
○櫻井規順君 大変恐縮でございます。専門家に少々、生の外交問題で恐縮でございました。  次に、渡辺先生にお伺いいたします。  ブッシュ大統領が一九九〇年八月二日の演説で新世界秩序構想というものを打ち出しました。この同じ日にイラクのクウエートの侵略があったわけであります。この新...全文を見る
○櫻井規順君 政府提案のこのPKO法案の内容で仮に自衛隊を派遣する場合に、安保条約では第六条で極東条項というのがあって、日米周の安全保障の措置を講ずる地域というのは限定されているわけであります。この内閣提案のPKO法案は全く地球どこへでもという考えになるわけでありますが、こうした...全文を見る
○櫻井規順君 今度は小林先生にお伺いいたします。  地域紛争を解決する上で、先ほど国連憲章のお話をお聞かせいただいたわけでありますが、何か地域紛争解決の決め手が日本の自衛隊の派遣であると、これは余りにも短絡的な考え方ではない か。今まで触れましたように、我が国の政府として国際...全文を見る
○櫻井規順君 この国連平和協力法の三条の一は、国連総会決議、国連決議に基づいての我が国のPKOの派遣、PKFの派遣といいましょうか、になっているわけでありますが、三条の二になりますと、附属機関ということでその幅は広くなっております。そしてまた提案の趣旨にありますように、国連の指揮...全文を見る
○櫻井規順君 渡辺先生にお伺いしますが、今言ったようなわけで、この内閣提案のPKO法案は国連決議以外にも自衛隊の海外派遣の道が開かれる法律になっていないかどうか、そしてまた武器の行使はないと五条件で内閣の方は説明しているわけでありますが、武器の行使という危険性についてお感じになっ...全文を見る
○櫻井規順君 小林先生に対する質問としては最後ですが、この前の太平洋戦争を考えてみた場合に、アメリカと乱本の経済力格差というものほかなり大きな格差があって、かなり軍部独走の戦争という性格が強いわけでありますが、アメリカが今世界に軍事戦略を展開しているのは、やはり世界の平和というこ...全文を見る
○櫻井規順君 そういう面が、そういう機能が出てくるんじゃないでしょうか。
○櫻井規順君 先生、ありがとうございました。  要するに日本の国際協力は、もう本当に日本の場合は軍人は似つかわしくない、本当に民間の技術者なり専門家の人と人との交流というものを中心に考えるときに来ているということを私、痛感しておりますし、先生のお話からもうかがい知るわけでありま...全文を見る
○櫻井規順君 どうもありがとうございました。
06月18日第123回国会 参議院 運輸委員会 第9号
議事録を見る
○櫻井規順君 私は、ただいま可決されました地域伝統芸能等を活用した行事の実施による観光及び特定地域商工業の振興に関する法律案に対し、自由民主党、日本社会党・護憲共同、公明党・国民会議、日本共産党、連合参議院及び民社党・スポーツ・国民連合の各派共同提案による附帯決議案を提出いたしま...全文を見る
12月07日第125回国会 参議院 運輸委員会 第1号
議事録を見る
○櫻井規順君 百二十五臨時国会も、もう会期は決まっているわけでありまして、もう少し落ちついた形で、前回の参議院選挙後の初の委員会を落ちついて実りあるものにしたかったわけでございますが、何か慌ただしい雰囲気の中で開くことになったわけであります。しかし、この臨時国会中、こうして一般調...全文を見る
○櫻井規順君 その後、JRの運賃の改定はないわけなものですから、民鉄の方の運賃の値上げによって格差が縮まっているというのが現状だというふうに思います。現状でとらえてみましても実はかなりの運賃格差があります。  きょうは余り幅を広げないで通学の定期の割引率の問題で、ひとつ身近な問...全文を見る
○櫻井規順君 全社が一斉にできればよろしいかと思いますけれども、株上場に関連して本島の、本州といいましょうか三社、かなり利益を上げているわけですから、分権的にそういう進め方もよろしいのではないかと思いますが、願わくば全国的に通学定期の割引はお進め願いたいということを強く要望してお...全文を見る
○櫻井規順君 これはそう簡単に結論を出さないで、とにかくすいているときにも乗っているわけですよ。ある意味ではJRに対する貢献者でもあるわけですよ。いざというときに、この期間に入っているからいけないと、その場で戸惑う方が結構多いわけですよ。これは検討の余地ありと、ひとつ検討していた...全文を見る
○櫻井規順君 結構です。  どうぞ、民鉄の割引のシステムを変えたんじゃ全く意味ないわけでありまして、JRの割引率を今の日本人の子供の割引率に合うように合わしていただきたいと、これは当然のことですけれども望んでおきますし、そういう主張をしているわけですから。大臣、そういう趣旨で御...全文を見る
○櫻井規順君 いいですよ。JRの格差があることが問題でありまして、そしてJRの今この日本人の子供に適用している率に在日朝鮮人や在日の外国人の学割を合わせるようにして、それで差別を解消してくださいというふうに言っているわけですから、よろしいわけですね、それは。
○櫻井規順君 それは私は聞いてないですよ、それは。もうそこは聞いてないですよ。私の聞いているのは今の、最初のやつが民鉄とJRと何か、そこは言ってませんから、それ取り消しといてもらいたい。  求めてもいないことを答弁願って恐縮でございますが、JRの中の改定、何度も言っているようで...全文を見る
○櫻井規順君 そういうことです。
○櫻井規順君 えらく長くなっちゃうんですけれども、JRの中の格差をなくしてくださいと、それのめどは大臣どうですか。
○櫻井規順君 そうすると大臣「あれですか、衆議院でお答えになったのは、民鉄と合わせて一本化をするというお考えで任期中にという答弁だったんですか。
○櫻井規順君 この件につきましては冒頭の大臣の答弁が一番よかったわけでありますが、私の提起していることを受けとめてというところがよかったわけでありますから、ぜひ私の提起しているところを受けとめていただきまして、在任中に一定の解決の方向をお示し願いたいというふうに思います。要望して...全文を見る
○櫻井規順君 以上で運賃関係の質問は終わらせていただきまして、引き続いて今の佐川スキャンダルに関連をいたしまして、運輸行政サイドから見て、あるいは我が国の運輸のあり方から見てどうとらえていくべきかということを中心に質問をいたしたいというふうに思います。  私も運輸委員会の理事を...全文を見る
○櫻井規順君 大臣、そういうふうにおっしゃるわけですけれども、いわゆる貨物自動車運送事業法あるいは貨物運送取扱事業法、物流二法ができてかなり許認可事項というのが運輸省にとって少なくなるかと思ったんですけれども、これは実際に少なくなったのかどうなのかということですね。私もこれ、資料...全文を見る
○櫻井規順君 そうしたら結構です。まただんだんそれに触れながら、時間がだんだんなくなってくるものですから。  佐川事件の関係ですが、この佐川事件というものを運輸行政サイドから見てどういう問題が含まれているのかということを大臣並びに運輸省側はお考えになっているのか。私から見るとこ...全文を見る
○櫻井規順君 そこで、幾つか質問を用意していたのをはしょらざるを得ないですが、今の佐川の行儀の悪さの関係ですけれども、事業監査ですね、佐川の。これは予算委員会でも御答弁されていましたが、私の知る限りでは、昭和六十一年十二月から六十二年の五月と、それから平成元年の九月から同年の十二...全文を見る
○櫻井規順君 もう少し聞きたいところですが、また最後の方に時間があったら触れたいと思います。  監査ともかかわると思いますが、いわゆる佐川のトラックターミナルの都市計画法違反、それから運輸省の認可にも大きなミスがあったということが先般の決算委員会で十カ所明らかになりまして、私も...全文を見る
○櫻井規順君 これはどう見てもおかしいです よ。都市計画法に運輸省の行政官が精通していなくても、運輸省の通達に精通していればこれはもう明確なんですよ。営業所の許可については都市計画法関係法令の規定に抵触しないこと、ということがうたわれているわけですから、これの確認を意図的に怠っ...全文を見る
○櫻井規順君 とにかく各運輸局の、全運輸局の通達、許可基準の中に全部それが入っていて、それも全国共通してそういう現象が生まれたということは奇異に感ぜざるを得ないわけであります。  それから、さて調整区域から一般の貨物自動車運送事業の営業所を市街化区域に移したというわけであります...全文を見る
○櫻井規順君 私が行ったのが十月九日ですから、その一週間後の今のお話ですけれども、九日というのはもう陸運支局も改善の、運輸省は改善命令をしましたと、改善しましたと、その現場へ行ったらそういう実態だったわけです。その一週間後にそういうふうに改善されたかどうか私も非常に疑うものであり...全文を見る
○櫻井規順君 過去の一斉調査の中でも、昭和六十一年とか平成元年のケースで大分改善をされていると思いますが、ただその後の一斉調査が数字がありませんので私は何とも言えないわけでありますが、例えば法令遵守状況ということが一つは問われるわけでありますが、違反点数制というものから見まして、...全文を見る
○櫻井規順君 非常に時間がなくて残念であります。  最後に、物流二法をこの参議院あるいは衆議院で討議したときに附帯決議でも確認をした点ですけれども、今のトラック事業、トラック会社に監査に入るに当たって適正化事業実施地方機関というのが、あるいは全国機関ですね、三年たって一定の見直...全文を見る
○櫻井規順君 そうしたら、私の質問の最後に運輸大臣に、ちまたではというか、私もそういうふうに思うわけでありますが、金丸さんという方に東京佐川から五億円のお金が、不正献金がなされたと。そして、あれこれの証言を見ますと、派閥に分けたとも言うし、生原が分けたとも言うし、いろいろ言ってお...全文を見る
12月10日第125回国会 参議院 予算委員会 第7号
議事録を見る
○櫻井規順君 山本正和委員と軌を一にいたしまして、サラリーマン減税、所得税減税の問題と、前段触れました佐川関連の問題ももう一つつけ加えまして、若干山本委員の時間をいただきまして関連質問をさせていただきます。  締めくくり総括質問でございますので、冒頭総理に、各論的な問題に入る前...全文を見る
○櫻井規順君 いま一つ関連しまして、深追いをいたしませんが、結局、政治改革の根本は政党が、政党政治ですから政党が民意をストレートに聞いて、そして議員立法を含めましてもっと国会の中で論議を闘わせ、議員立法中心の国会運営にするような体制をつくらなかったならば根本的な政治改革はないとい...全文を見る
○櫻井規順君 それでは、サラリーマン減税、物価調整減税の制度を我が国でも導入されたいというひとつ提案をさせていただきたいというふうに思うわけであります。  最初に、サラリーマン減税の問題意識でございますが、サラリーマンの置かれている今の不公平税制と、そして何年にもわたって必要経...全文を見る
○櫻井規順君 何かお書きになったものを一通りお読みになったような感じですが、以下、具体的に質問をしてまいります。  最初に、前回税制改革をやった一九八八年以降今日まで五年間、賃金所得の推移、それから給与所得税の推移、アップ類、上昇額でどうなっているか、そして消費者物価指数でわか...全文を見る
○櫻井規順君 今の消費者物価が、昭和でいいますと六十二年に対して平成三年が八・九、賃金所得指数は一六・四、それから給与所得税指数は三五ですか、それが平成四年の補正予算でいいますと四六なんです、給与所得税の税率アップは。賃金所得指数が同じ期間に一六・四で、そして給与所得税指数は四六...全文を見る
○櫻井規順君 平成四年に入ってからの動きがわかったら御紹介くださいますか。
○櫻井規順君 実は、可処分所得は、平成四年に入りまして今の実質可処分所得でいきますと前年に対してマイナスを記録するようになっております。平成四年四月、マイナス一・一という実質可処分所得になっているわけであります。  それで、大蔵大臣、今言ったようなわけで消費者物価指数もそれなり...全文を見る
○櫻井規順君 したがって、ごく控え目に私は、物価のアップに対応した減税をしたらどうかということを提起しているわけでございます。  次に、国家歳入における給与所得税のアップの税額と税率を法人税と比べて、昭和六十三年度と平成四年の補正予算段階で御回答ください。
○櫻井規順君 お聞きのように、給与所得税は六十三年に比べて七兆円ふえているわけであります。そしてまた、法人税は三兆円というお話でありますが、そういう状況を呈しております。  国家歳入における給与所得税と法人税の構成比は、六十三年と比べてどんな動きになっていますでしょうか。
○櫻井規順君 私も気づいていたわけですけれども、恐らく七兆円という数字も違うじゃないか、私は四兆円と見ているわけですが、多い分には結構です。  問題は、法人税が我が国の歳入の中で六十三年の三五・三%が四年の補正では二五・三とマイナス一〇%、構成比ですよ。給与所得税の方は一六・六...全文を見る
○櫻井規順君 問題は、六十三年の税制改革に至るには、やっぱりその前段の十数年という年月がありまして、六十三年を起点にしてきょうは論議を展開してまいります。  国民所得に対して税率のアップというのは、その弾性値を一・一がふさわしいという、おおむねの学説なり行政側もそうお考えになっ...全文を見る
○櫻井規順君 今出てきましたように、たくさんの根拠を挙げれば幾らでも挙げることができるわけでありますが、給与所得者以外の納税者は必要経費というものを、その年その年の物価を反映して税金の申告をしているわけであります。しかし、給与所得者はそれが昭和六十三年以降ないわけであります。 ...全文を見る
○櫻井規順君 これはまた山本さんに減税の問題はバトンタッチしまして、どうぞ御検討ください。  次に、残された時間はほんのわずかしかないのですが、佐川関連で一つ質問しておきたいと存じます。  佐川急便グループ中核六社の合併の認可をことしの四月におろしました。この申請の中身につい...全文を見る
○櫻井規順君 全体の何%ぐらいになるんですか、主管府、営業所、営業収益で。
○櫻井規順君 運輸省が行った佐川の事業監査の結果を御報告ください。特別監査は一回、二回とやりましたが、そのことも含めまして、その後どの程度のことをやって、そして時間がありませんので、処分として車両の使用停止処分はどの程度出たのかということを御回答ください。
○櫻井規順君 労働省に伺いますが、労働省の労働監督調査の結果はどんな結果になっていますでしょうか。
○櫻井規順君 対象事業所の中で、違反の事業所はどのぐらいありましたか。
○櫻井規順君 昭和六十二年からずっと毎年労働省は一斉監督をやっているわけですが、今言ったような調査事業所と違反の事業所の数を教えてください。
○櫻井規順君 運輸省が六社合併の認可をおろすに当たって、この平成三年の労働省の一斉監督というのは参考にされましたか。
○櫻井規順君 労働省の平成三年の調査結果は本年四月二十三日、認可は四月二十八日、この五日間で労働省の一斉監督の結果は参考にできましたか。
○櫻井規順君 合併をいたしまして、保証債務貸付金に伴う回収不能金というのはどのくらいございますか。
○櫻井規順君 新しい事業体で、この三千六百九億円をどういうふうに返済していく事業計画になっていますでしょうか。
○櫻井規順君 返済をする年の利益率は何%と読んでいますでしょうか。
○櫻井規順君 通常の運送事業の利益率というのは四%から五%、それが一七%というのはまことに異常です。  時間がございません。運輸大臣、こうしたもろもろの条件の中でどうしてこの六社の合併を認可したのか。これは認可するには余りにも無理があると思います。これはもう再検討を要する問題だ...全文を見る
○櫻井規順君 これは、佐川という会社の内紛が今度の東京佐川のスキャンダルを起こした一因になっているわけであります。佐川清という人が会社の責任者でいるならば十四の銀行団も応援はできないということで社主になったようでありますが、院政がしかれているわけであります。佐川清さんは、税金を納...全文を見る
○櫻井規順君 終わります。