「当選」と「当せん」の違いとは くじ引きならば… – 産経ニュース



 町の商店街の張り紙や折り込み広告に、「1等の当選番号」などと書いてあったのを偶然目にしたとき、「この『当選番号』の『選』の字は違うんじゃないのかな?」と思ったことがありました。「選」ではなくて「籤」ではないか、と。

 そう、アトランダムの籤(くじ)で選んだ番号なのだから、「当選番号」→「当籤番号」「当せん番号」の方が適切では、と頭に浮かんだのでした。

 ただ、仕事となると…。初校ゲラで「宝くじに当選した…」「宝くじの当選番号」などと出てきても、過去何回か見逃したことがありました。「この場合の『とうせん』の『せん』の字は『ひらがな』ね!」と当時のデスクから指摘されたものでした。

 弊社の用字用語集『産経ハンドブック』では、

 ・当選=[選ばれる]選挙の当選者

 ・(当籤)→当せん=[くじに当たる]当せん金、当せん番号

 【注】宝くじ、くじ付きはがき、サッカーくじなどは「当せん」

 と、「当選」と「当せん」は明確に区別しています。

 1月14日にお年玉付き年賀はがきの当せん番号が発表になりましたが、私は当せんゼロ。今年は3等の切手シートすら当たりませんでした。

 そんなことよりも、さすが、日本郵便のホームページは、

 「2018(平成30)年用年賀葉書及び寄附金付お年玉付年賀切手当せん番号の決定」

 と、「当せん」を正しく表記してありますね。

 ナンバーズゲームやサッカーくじが登場した当時は、自分で番号を選べることができるから「当選」でも意味的にはOKかな、と考えたこともありました。でもまあ、よく考えてみたら、無作為にくじ引きで番号を決定するのは主催者側なので「当せん」「当籤」で妥当かなと。

 ただ、「当選」と「当せん」は使い分けをしているのですが、「ちゅうせん」(抽籤、抽選)という言葉に関しては、『産経ハンドブック』ではちょっと違ってきます。

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