桜井茂尚

さくらいしげなお



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桜井茂尚の1966年の発言一覧

開催日 会議名 発言
06月22日第51回国会 衆議院 商工委員会 第44号
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○桜井委員 工業標準化法の一部を改正する法律案につきまして御質問いたすわけでありますが、それと関連ある貿易あるいはエネルギーの問題につきましても若干御質問いたしたいと存じますので、あらかじめ御了承をお願いいたします。また私の質問は約三十問に及びますので、なるべく時間を節約する意味...全文を見る
○桜井委員 ISO専門委員会の数は百十四あるのでありますが、そのうち日本が幹事国になっているのはたった一つでございます。Pメンバーに二十三、Oメンバーに八十六、Nメンバーに二、不参加一ということで、いまの院長の御答弁とはだいぶ違うようでございますが、その点いかがなものでございます...全文を見る
○桜井委員 ですから、いままでの院長のお話では、日本もだいぶ国際並みだというようなことをおっしゃられたのですが、実はそんなに国際並みじゃないじゃないか、どうしてそういうように逆のことをおっしゃったのか、その点をお伺いしておるわけです。
○桜井委員 イギリスでは幹事国が二十七、Pメンバーが百十三、Oメンバーが二という状況であります。このように日本は、JISの国際的な権威という点におきましては、各種専門委員会において活動が現在までのところ不活発であった、このように思うのですが、その点いかがですか。
○桜井委員 今後努力を払おうという態勢にあることはよくわかります。  ところで、このようなことはわが国工業の後進性をあらわすものだと考えられるのであります。ただ最近わが国工業の発展が目ざましく、造船、鉄鋼、ラジオ、写真機、トランジスターラジオ等々にも見られるように、世界の水準を...全文を見る
○桜井委員 日本の工業におきまして、私も最近におきまして、かなり水準が高くなっている、世界の中でもあるいはそれを抜いているというものもたくさんある、そう考えますが、しかし日本の工業の中には、いまだにいわゆる二重構造といいますか、そういう傾向が若干あるのじゃなかろうか、そうしてそれ...全文を見る
○桜井委員 私もそのように思うのですが、とにかくいままでは外国技術の流入、消化によって日本の技術が急速度に発展してきたのだということで、まだまだ自国技術というものがそれほど発展したわけじゃない、こういうように私は考えております。  そこで、ちょっとお伺いしますが、特許料その他の...全文を見る
○桜井委員 わが国は国際収支が非常に問題でございますが、国際収支の対策上からいっても、自国技術の開発ということは重要であり、さらにまた今日は技術革新の時代といわれ、技術の発展が経済発展の根幹をなしておるのであります。そしてまた技術の発展には時期的な波があるともいわれております。い...全文を見る
○桜井委員 三木大臣も私の考えと同じようでございますので、特にお願いしておきたいのでありますが、これは今後の日本経済の発展の上に重大な問題であり、大きな影響を持つものだ。したがって、国の施策としてもこれは重大な施策でなければならないのじゃないか。もちろん、技術発展あるいは人間開発...全文を見る
○桜井委員 それではJISの問題に返りますが、現在までわが国のJISが世界的にも若干立ちおくれておったというような点は、これは相当必然性があるのでありまして、乏しい蓄積資本から出発した急速な工業発展に伴ういびつであり、技術開発の立ちおくれに由来しておったのではなかろうか、こう考え...全文を見る
○桜井委員 そうすると、一定の形状、寸法、品質等を持った統一的規格がJISによって指定され、生産を合理的、近代的、しかも安価に生産することが要求されるとなると、どうしても近代的、合理的工場でなければこれを実現することができません。しかもこの法案のように国、地方公共団体が進んでJI...全文を見る
○桜井委員 大臣、私が申し上げていたのを聞いていらっしゃらなかったんじゃないかと思うのでありますが、いままでJISの対象になっておりました建設業あるいは工業の数は七十六万であります。そのうち対象に指定されたのは八千そこそこであります。これをふやすとしても倍であります。しかもそれを...全文を見る
○桜井委員 いままでの政府の通商産業政策につきましては、先ほどから私が申し上げておりますとおり、上に伸び上がるものに対しては保護助長政策があるのでありますが、下に落ちていくものに対してはほとんどない。しかもその政策がばらばらであります。たくさんあるように見えます。確かにおっしゃっ...全文を見る
○桜井委員 私が申し上げておる点は、通産政策もかなりばらばらにたくさんできておる。社会保障政策もばらばらにできておる。あっちの分野でもこっちの分野でもそれをやる。もう少し体系的にいかぬか。そしてなわ張り争いみたいに考えずに、その根本にもっと見通しを持った、そしてできるならば年次計...全文を見る
○桜井委員 留学生を日本に呼んで、そしてJISについての教育をするとか、あるいはこちらからも出ていって教育活動をするというような点が非常に重要なことではないかと思います。ところで本来貿易が発展するということはマーケットが拡大することであり、先ほど述べたような中小企業の摩擦が積極的...全文を見る
○桜井委員 北鮮その他の問題につきましてはすでに同僚議員からの質問がありますので、私は省きます。  ところで日本の経済の動向は常に国際収支の状況により大きく影響されてきたことは明白であります。現在国内では金融緩和による金利の引き下げが行なわれ、これに反してアメリカではベトナム戦...全文を見る
○桜井委員 抽象的に御答弁なさらずに、私は外貨収支をお伺いしたのですから、外貨収支についてこれこれと数字をあげてぴたっとお答えすればよろしいのです。
○桜井委員 政府の見通しでは、一月の決定で長期が三億ドル、短期二億ドル、計五億ドルの年間赤字というように見ておるようですね。昨年私がお伺いしたときも、政府は見通しを誤まったのです。私はそうならぬだろうと言ったが、見通しを大きく誤まった。ことしはどうだろうか、そういうことを心配して...全文を見る
○桜井委員 次に、何と言っても国際収支の動向を拡大する大宗をなすものは、いまもお話がありましたとおり、貿易収支であります。外貨収支の状況や、運賃と貿易外収支が悪化しております今日におきまして、貿易収支がことさら重要であるということは申すまでもありません。ところで、昨年は輸出が非常...全文を見る
○桜井委員 では次により具体的に内容に立ち入って御質問いたします。  輸出の面から考えると、昨年の輸出は大幅に伸びたのでありますが、その中心はアメリカであり、三十九年に比し三四・六%の伸びでありました。これに比べて国連貿易開発会議で、わが国はアジア・アフリカ諸国の代表として選ば...全文を見る
○桜井委員 後進国援助について、援助ということばが使われておるのですが、従来日本のは、これは援助というよりも賠償まで計算に入っておりましたし、それからあと経済的な延べ払いということだったんじゃないか。実際問題として、今後の問題としては、大体援助援助と申しますが、後進国の経済発展に...全文を見る
○桜井委員 私はきょうはこの問題について深く立ち入るつもりではございませんので、大体以上でなにしておきたいのですが、ただ、いままでは非常に短期的な見通しで、そして短期的な経済効果だけをねらっていたのではないか。だから、やはりもうちょっと長期的にものを見なければいかぬのではないか。...全文を見る
○桜井委員 大臣、あまりそれずに簡単にお答え願いたいのですが、エネルギー源として、原子力といたしましても、これは今世紀末でもなければ、ちょっと現実の問題としてはなかなか困難じゃなかろうかと思います。それまでの間はやはり石油が重要な地位を占めるのじゃなかろうか。それで、いまわが国経...全文を見る
○桜井委員 ですから、わが国は大陸だな条約は批准していないのですから、国内政策としてはおかしいじゃないか、こう言っておるのです。それは慣行としてそうなっておるというのは知っていますよ。それは諸外国がそうやっているというのも知っています。だけど日本の国内政策としては大陸だな条約は批...全文を見る
○桜井委員 それは私も知っていて言っているのです。ですから国際慣習がそうだというなら大陸だな条約を批准すればよろしい。それからやったらよろしい。国内政策としてはおかしいじゃないか、こう言っているのであります。  時間がありませんから、なるべく早く進めたいと思います。  また最...全文を見る
○桜井委員 そこで、EEC諸国でも、先ほど申しましたとおり、石油の三、四割は自国政府の自由になるものを確保しなければならない、そうしてフランスのごときは四〇%を確保し、しかもサハラ砂漠より産出する石油については、優先的に各企業に引き取らせております。イタリアにおいては国の機関とい...全文を見る
○桜井委員 ニューギニアにおいてフランスの国家資本の入っているSNPAと提携して開発する構想が進んでいるそうであります。この点はけっこうだと思います。ところで私が昨年ENIに行ったときに、ENIと日本と共同して石油を開発するということはどうか、そうしてスエズ運河もあることであるの...全文を見る
○桜井委員 さらに重要なことは、以上のような世界各地における開発を急速に進めるにいたしましても、今日のわが国における外資系石油精製会社のように、原油の輸入がひもつきであって、それ以外の原油の処理を拒否するというような態勢ではどうにもなりません。国内における石油精製業こそわが国の国...全文を見る
○桜井委員 現在、民族系全部を集めたら四四・二%ありますが、民族系の資本も、外資ことにアメリカの石油資本からの借款が多額にのぼっており、一ドルにつき四・五バーレルというひもつきになっております。これでは民族系といったって、真の意味での自由はございません。  そこでお伺いいたしま...全文を見る
○桜井委員 そのほかのものはどうですか。
○桜井委員 こまかいことは省きますが、とにかくいま大臣がおっしゃったのとは違って零コンマ程度のパーセンテージしかないのでありまして、現在まで石油に対してはほとんど財投というものはなかった。やっと去年ちょっぴり、いまおっしゃった程度のものがあったんだということであります。しかるに、...全文を見る
○桜井委員 私はそれは賛成なんです。石油資源がどういうぐあいにやりましても、とにかく石油資源でいいかどうか、あるいはまた帝国石油が乗り出すことで矛盾が出るかどうか、こういうことは別問題にしまして、要するに問題は、外資系の石油精製会社が日本を支配している、これをどうする。これが何と...全文を見る
○桜井委員 外資系もなかなかがんこでして、行政指導程度ではなかなかうんと言わない。法律ができて、国の法律だといえばやむを得ず納得するのですが、従来の例から見ますと、単に行政指導という程度ではどうにもならないのであります。また開発輸入を進めるといっても、採油の事業は多分に冒険的であ...全文を見る
○桜井委員 また原油公団構想も立ち消えになったようでありますが、私は通産省の原油公団構想さえ不満であります。開発原油を輸入するのみならず、イラン石油あるいはソ連、ルーマニア等からの石油、あるいはフランスのSNPA、イタリアのENIからの輸入等々取り扱うべきものなんです。このように...全文を見る
○桜井委員 原油公団構想というものが通産省にあった、それが立ち消えになったのです。
○桜井委員 当面イランからの原油のわが国への輸出が要請されております。これは新聞紙上で見たのでございます。それに対して三木大臣いろいろ何か言っておられますが、これはアングロ・イラニアンから利権料としてイランが獲得した石油であります。したがって品質はアングロ・イラニアンのものと同一...全文を見る
○桜井委員 次に、ソ連石油の輸入の問題についてお伺いいたします。ソ連からの石油輸入はバーター制であるので、国際収支の赤字の原因とはなりません。しかもソ連石油は、ところにもよりますが、多くは比較的に硫黄分の少ない、良質の石油であります。公害問題が大きく社会問題化している今日、ソ連石...全文を見る
○桜井委員 ところで数年前ソ連から、ハバロフスクからナホトカまでのパイプライン設置につきパイプを日本が輸出し、その見返りとして石油を日本に供給するという案が提案されました。だがその当時アメリカ政府よりパイプのソ連への輸出は好ましくないとの申し入れがございました。そこで日本政府はう...全文を見る
○桜井委員 行なわれていないわけであります。それは私がいま申し上げましたとおり、ソ連側に聞きましたらソ連側としては提案したのだ、日本側から返事がなかった、だから今度は日本側から提案がある番だ、日本側から提案があるならば、私どもはこれを慎重に検討いたします。こう答えているわけです。...全文を見る
○桜井委員 何かおかしな答弁です。これは大臣からひとつ御答弁願います。私の聞いているのは、こっちから提案しなければ——向こうはもうとうに提案したのだ、民間でも日本鋼管などはさんざんやっております。
○桜井委員 技術的には解決して、かえって日本鋼管のパイプを向こうが模倣するということになりゃせぬかと心配しているくらいなんです。それですから技術的にはもうそれは絶対だいじょうぶでございますというようになっているのです。これは日本鋼管の方を呼んで聞いていただいてもけっこうですよ。で...全文を見る
○桜井委員 次にお伺いいたします。日米貿易経済委員会が近く開かれるようでございますが、自由化ということが盛んに言われているようですが、自由化ということはどういうことですか、そのことについてお伺いいたします。そしてまた何のために自由化するか、何か自由化が世界的要請だとかなんとか、し...全文を見る
○桜井委員 私の聞いているのは、自由化とはどういうことを意味するのか。それを、あなたのおっしゃるのは、自由化とは自由化である、こう言っておるが、自由化とはどういうことを意味するのか、そしてまた何のために自由化をするのか、こういうことを聞いている。
○桜井委員 何を答弁しているのかさっぱり私にはわからないのです自由化とはどういうことか、そして何のために自由化するか、こう聞いておるのです。それを、自由化とは自由化である、OECDに入ったら自由化である、国際条約に入ったから自由化だ、自由化することが任務でござい、こういう形の答弁...全文を見る
○桜井委員 何か言っていることが歯に衣を着たようでさっぱり私にはわからないのですが、それは自由化の現象形態であり、その自由化の条約を結んだという事実であるということにすぎないのであります。では、なぜOECDに入ったのか。こういう議論をすると切りがありませんからやめますが、とにかく...全文を見る
○桜井委員 ですから、外国の利益のためにやるのじゃなくて日本の国民経済の利益のためにやるのだ、こういうことだろうと思う、長い目で見て。しかるに、先ほど述べましたように、わが国に入ってきている石油資本は、いまではわが国の石油産業の発展のために大きな障害になっております。しかもわが国...全文を見る
○桜井委員 ですから堂々めぐりして……。それならば先ほど来申し上げているとおり、石油精製事業は、今日、日本において、日本の国民経済の桎梏になっている。そして一ドルについて四・五バーレルなんというひもをつけて、そして五千円くらいの原油のところで千円ずつもうけていく、こういうような形...全文を見る
○桜井委員 それでは石油産業についても国内体制を整備するのですね。一例ですけれども……。
○桜井委員 次に、法案に関する小さなことをお伺いいたします。今度の法律で加工技術を特に挿入した理由は何か。今日加工技術が急速に発達し、独自の技術を持った加工工場が独立してきたことも事実であります。だからこれを追加することに反対ではありません。だが、なぜ今日までこれをJISに指定し...全文を見る
○桜井委員 最後にもう一度貿易の問題に返りますが、アジア・アフリカ地域への輸出は、これら地域の国民所得の停滞と相まって、現在伸び悩みであるばかりでなく、わが国の出超に対して激しい反感さえ生じております。ところで、二年前までアメリカとの貿易の赤字はほぼ五億ドルであり、カナダ三億ドル...全文を見る
○桜井委員 アメリカにおきまして非常に鉄鋼が不足しておる。それで日本の鉄鋼が非常に伸びた。あるいは海外に石油製品、ビニールとかその他いろいろそういうものが伸びた。そしてアメリカの製品が伸び悩んでいた。国内の好況で需要が一ぱいになり、供給が追いつかなかった点を日本がそれにかわって出...全文を見る
○桜井委員 その根底に、実は新聞にもしょっちゅう出ておるのですが、ベトナム戦争による需要、そういうものが限界需要のところで拍車をかけたということはございませんか。
○桜井委員 それはパーセントの問題ではなくて、ある一定の限界まできたときに、それが追加需要として出てまいります。そうするとインフレに対する一つの刺激剤になるのじゃないか。それをただパーセントだけで、百三十億ドルだからたいしたことはない、こういうぐあいに考えている学者はアメリカにも...全文を見る
○桜井委員 わが国の今日の不況を乗り切るために、通産省、政府の考え方としては、輸出を増大しなければならぬ。それもごもっともでありましょう。だが輸出増大の原因というものは、結局いま局長さんから言われたようないろいろな原因。しかし若い人たちの結婚が早くなったというのもベトナム戦争のせ...全文を見る
○桜井委員 私もそうあることを望んでいるのであります。しかし政治が経済の上部構造とよくいわれておりますが、やはり主観的に考えるならば、個々の人々はみな日本人である限り平和を望み、善意であるだろうと思いますが、その根底の経済がアメリカ一辺倒にならざるを得ないような状態になっていくと...全文を見る
06月23日第51回国会 衆議院 商工委員会 第45号
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○桜井委員 ただいま議決されました計量法の一部を改正する法律案に対する附帯決議案につきまして、自由民主党、日本社会党及び民主社会党を代表し、提案の趣旨を御説明申し上げます。  まず、案文を朗読いたします。    計量法の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案)   本法施...全文を見る
07月27日第52回国会 衆議院 農林水産委員会 第2号
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○桜井委員 統計部長にお伺いいたしますが、ただいま同僚議員が御質問いたしました中で、ちょっと気づいた点がありましたので、もう一度簡単にお伺いいたします。  作況は毎月十五日に調べる。ですから、カンショ、バレイショの場合、九月十五日に調べるのですね。
○桜井委員 では、九月一日で作柄の調査は終わりですか。
○桜井委員 九月二十日に予想収穫高の調査があって、その集計に幾日かかるのですか。
○桜井委員 一昨々年あたりと今日でも同じでございますか、そのスピードは……。
○桜井委員 統計機械が非常に発達いたしました。そしてまた電話の自動化が進んでおります。そして末端の統計を取り扱っている皆さん方にお伺いいたしますと、ほとんど即日農林省のほうに報告している、こう申しております。この点は事実でございますか。
○桜井委員 かなり前のことだったと思いますが、たしか十月二日か三日ごろにカンショ価格の決定をいたしたことがございます。その当時に比較いたしますれば、今日のそういう統計技術というものは非常なる発展をしている。またしなければおかしい。これが今日の日本の姿でございます。そうするならば、...全文を見る
○桜井委員 くどくは申しませんけれども、学校の試験でもマル・バツ、チョン・チョンでやっております。過去と比較などということは、私も調査は専門でやっておったことでございますから、十分知っておるのです。満鉄の調査局で私は統計をやっておりました。したがって、そういうものを比較なさってほ...全文を見る
○桜井委員 わかりました。  次に、私はカンショ価格のスライド制の問題についてお伺いいたします。  この前も私御質問申し上げたのでございますが、私は千葉県でございますが、千葉県のほうでは「沖縄」が非常に多いので、歩どまりは非常に悪いのでございます。しかるに、鹿児島のほうにおき...全文を見る
○桜井委員 私の質問していることは、農林省で高でん粉価のイモの奨励をしているということの方針に反するではないかということが一つ、もう一つは、憲法第十四条の国民の平等の原則に反しないか、この二つであります。私はこまかいことをごちゃごちゃお伺いしているのではありません。この二つについ...全文を見る
○桜井委員 自由な取引をしているのは民間であります。政府の決定することにそういう不公平な、不平等なことをして、そして憲法の原則に反しないかと聞いているのです。
○桜井委員 地域が違うので、運賃その他によって合理的にこれこれこういう理由があるから違うのだということならわかります。だが、いまも御説明のとおり、二四%以下の説明だけをいたしましたが、以上の説明をいたしておりません。とにかく根拠のない非合理な、そして不平等なものを国民に押しつけて...全文を見る
○桜井委員 私の申しておるのは、法律できめて、政令でやる。政府がその間に関与しているのであります。政府の行なう価格発表に際して、非合理的な要素があって差しつかえないかどうか、それが政府の自由に取り扱う――売買されておるかどうかという事実問題ではない。そういう下にはスライドして、上...全文を見る
○桜井委員 不足状態におきましては、もちろんそれでよろしいでしょう。しかし、いま申されましたとおり、過剰状態で買いたたかれるというような場合に、下のほうの二四%以下の人に対しては、これはこういう順序でもって保護しておるのだ、ところが、二四%以上のものが買いたたかれた場合、それに対...全文を見る
○桜井委員 私の質問に答えていただきたい。二四%以下の人に、それが買いたかれたときにはスライドでもって保護がある。上の人が買いたたかれたときにはその保護がない。ここに差がないかということを質問しているのです。
○桜井委員 下限価格以下のものが買いたたきされやすい、関東じゃ買いたたきされて、九州じゃ買いたたきされない、そういう性質のものですか。
○桜井委員 二四%から以下のところも支持価格がちゃんとそれなりにきまっているので、結局二四%のところで二〇%のものが売られておるわけじゃないのです。それですから、今度は逆の場合を考えれば、保護される部面が、二四%以下のところは保護される、二四%以上のところは保護されない、こういう...全文を見る
○桜井委員 もうくどくは申しませんが、とにかく保護のあり方について差があるということはお認めになりますね。いずれにしても、私は、この問題は、憲法の十四条の平等の原則に反する、しかも政府がきめることですから、明らかに反している、このように考えます。その点については、またあらためて、...全文を見る
○桜井委員 そこで、もう一つお伺いいたしますが、今度の法律によりますと、「農家所得の安定」ということが書いてあります。カンショ、バレイショのようなイモに関して、兼業であるとか、ほかの都市に労働に行くとかなんとか、そういうことで得る労賃を含めての農家所得の安定、こういうことを私は質...全文を見る
○桜井委員 一定の水準とは何によって引きますか。
○桜井委員 方式によって計算をする、そして価格がきめられる、それが結果論的に農家所得の安定である、こういうことですね。
○桜井委員 適正な水準というのが、先ほど申されました一定の算定方式だろうと思います。そこで、その一定の算定方式をとるといたしまして、もう一つお伺いしておきたいのは、この法律では再生産を確保することを目的としております。そうしますと、再生産を確保するにはどうしたらよろしいのでありま...全文を見る
○桜井委員 そういたしますと、先ほど来お話のとおり、当然生産費を参酌するわけですね。
○桜井委員 私が三十九年六月十七日に、この問題について御質問いたしましたときに、そのときおいでになりました久我統計調査部長が申されておるのでありますが、「食糧庁でも、イモの価格をおきめになるときには別に生産費調査をお使いになっておりません」こう説明なさっております。それから私が、...全文を見る
○桜井委員 その生産費を参酌するための基礎になるところの統計ができていない。それでどのようにして参酌したのでありますか。
○桜井委員 久我統計調査部長は、これは食糧庁では使っていない、そして行政には役立たぬ統計である、こうおっしゃっておりましたが、今度の統計調査部長さんはどのようにお考えでありますか。
○桜井委員 きょうは、その問題について私は深く突っ込んで議論しようとは思いませんが、いま統計調査部のほうで出していらっしゃる生産費調査なるものは行政の役に立たぬ調査である、この点につきましては、またあらためてお伺いいたしますが、とにかくそういう状況であります。これが専門である統計...全文を見る
○桜井委員 ではもう一度繰り返して申し上げます。三十九年に私が質問したときには、久我統計調査部長は――これは速記録ですから、私は速記録を読み上げたのです。イモの価格の決定に際しては、統計調査部で出しておるところの生産費調査を参酌していなかった、こう言っている。そうすると、そのとき...全文を見る
○桜井委員 その点は、くどいようですけれども、私が統計の基礎そのものについてくどくどとこまかに御質問いたしました結果、実はそういう回答になってしまったのであって、その当時においては、公式の委員会の席上においてそういう回答があったのであります。だから一その点を申し上げておるのであり...全文を見る
○桜井委員 それから労賃の値上がりもさることながら、運賃の値上がりが激しいのであります。国鉄運賃、私鉄運賃、その他一切の運賃改定がありましたが、今後は特に運賃を加算するということになっておりますが、この運賃を加算する場合に、それは庭先価格でございますか、それともどこか集荷場か何か...全文を見る
○桜井委員 それから新しい法律に基づきますと、必要な時期に必要な数量を買い入れる、こう書いてありますが、今度の政令の中にはそれが入ってないような気がするのですが、金利とか倉敷料というようなものの明示がございませんと、非常に不便で困ることになると思うのですが、この点はどのようにお考...全文を見る
○桜井委員 もうやめますが、最後にお伺いいたしますけれども、コンスターチのことで、先ほどだいぶ御議論がありました。それで、このコーンスターチの規制についての関税定率法は、四十二年三月三十一日で切れる時限立法でございます。そうしますと、来年でございます。これについて、今後どのように...全文を見る
○桜井委員 農民はこの点につきましても非常に不安に思っておりますので、どうか一刻も早くその考えをまとめて、次の通常国会にきちんとしたものとして出していただくことを要望いたしまして、私の質問を終わることといたします。
10月14日第52回国会 衆議院 農林水産委員会いも・でん粉等価格対策に関する小委員会 第3号
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○桜井委員 ただいまのスライド制の問題につきまして、ちょっと御質問いたしたいのでございますが、この前も私当委員会で御質問したときに、やはり御答弁におきまして、イモの価格が暴落したときに、でん粉の歩どまり率の悪いものが一番影響を受けるので、したがって、その一番下のものを救済する意味...全文を見る
○桜井委員 そこで、その平均以下ということ、でございますが、それがたとえば鹿児島の場合には、二四%以下の歩どまりものが非常に多量にあるわけですか、その点をちょっとお聞きしたい。
○桜井委員 皆無に近いほどそれほどないのです。それですから、鹿児島だけの例でいきますと、二四%以下は該当するものなし、皆無に近い。その反面に、千葉とか茨城とかいうようなところは、今度はそれ以上のものが皆無に近いわけです。ですから、その結果といたしまして、鹿児島において農民が実際は...全文を見る
○桜井委員 その点、お伺いをしてもおかしいのでして、まずこまかく申し上げますならば、大体農林省のでん粉に対する政策をきめるにあたって、統計をとるときからそもそもおかしいのであります。それはほとんどでん粉イモをつくっていない、食用イモばかりつくっておるところの統計まで入れて平均して...全文を見る
○桜井委員 最後に一言申し上げておきますが、私はこの前も当委員会で申し上げたつもりでございますが、長官のおっしゃっているのは、とにかく自由取引ということを前提にして、最悪の場合における保障であるということでございますが、最悪の場合における保障でも、その保障のあり方は国民全部に対し...全文を見る
○桜井委員 もう一つ、農林省の方針が矛盾していないか。
○桜井委員 私、やめようと思ったのですが、ずいぶんおっしゃることは長いのですけれども、どうも中身がさっぱりよくわかりませんでして、生産政策と価格政策が矛盾していないかいるか、それだけなんです。高でん粉価のものをつくれつくれといって、しかも高でん粉価のものを安く買っておいて、そうし...全文を見る
○桜井委員 矛盾しているかいないか……。
○桜井委員 どうも私によく——頭が私のほうが悪いのですか、どうなんですか。ひとつ教えてもらいいたのですが、私にはよくわからないのです。  先ほどの憲法の問題についても、技術的にできないことはある、こうおっしゃいましたが、そのとおりだろうと思います。ですから、技術的に全部の人を平...全文を見る
○桜井委員 もう一つ最後に、先ほど申しましたとおり、でん粉工場の計算などにつきましては、どうも農林省のほうで十分おやりになっていないのじゃなかろうか。先ほど申しましたように、関東と九州の場合非常に違う。この点につきましては、おそらく芳賀先生がもっと突っ込んで御質問なさると思います...全文を見る
10月18日第52回国会 衆議院 商工委員会 第4号
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○桜井委員 大臣もお疲れでしょうから、私は簡単に質問をいたしますので、御答弁くださる方もなるべく簡単にお願いしたいと思います。  まず鉱山局長にお伺いいたしますが、いまニッケルが非常に不足な模様でございますが、ニッケル地金の需給状況は現在どうなっておりますか。
○桜井委員 それでは、ニッケルが一割不足でございますが、現在ニッケル地金の需要というものは、どういう方面でどういうぐあいになっておりますか、簡単に御説明願います。
○桜井委員 中小企業庁長官にお伺いしますが、いま御答弁がありましたとおり、最も多いのはメッキ関係でございます。ところで、このメッキ関係の中小企業はどのくらいあるか、また、そのメッキ製品を必要とする関連企業はどのくらいあるか。
○桜井委員 では、これらのメッキの中小企業のメッキ地金の入手状況はどのようになっておりますか。
○桜井委員 私がちょっと聞いたところによりますと、たとえば甲府におきましては、メッキの業者が約五十軒だそうでございますが、それをもとに、そのメッキ製品を使うアクセサリー業者が約五百軒あるそうであります。また、そのアクセサリーをつくるにつき、あるいはまた水晶、めのう等で玉をすってい...全文を見る
○桜井委員 公平な配分ということをおっしゃいましたけれども、確かにニッケル地金の生産をしておるのは二社でございますが、従来、先ほど私が申し上げましたような零細な業者は、必ずしもルートを通じて買っていない。したがって、公平な配分といいましても、そこへは事実問題として入らないわけです...全文を見る
○桜井委員 総供給量をふやすということが抜本的解決策である、このことは私もそう思います。だがしかし、現在、カナダのほうにしましても、ニューカレドニアにいたしましても、まだごたごたして、直ちに輸入が日本において大量にできるという状態じゃないのじゃないか。その見通しはいつごろになった...全文を見る
○桜井委員 インコ社にいたしましても、ストライキは解決いたしましたけれども、ストライキをやっている過程で二千人からの労働者がやめていったということで、実際問題としてまだ生産がうまいぐあいには軌道に乗っていない。ですから、対日供給といいましても、おそらくカナダ政府に要請していると思...全文を見る
○桜井委員 おそらくいまお話にはございませんでしたけれども、輸出規制などもしているだろうと思う。しかしそれにしても、輸出規制じゃ年間一トンか二トン、そしてまた、生産国に対しまして、いろいろ要求いたしておりましても、ゆるんでまいるのはおそらく来春だろう。そしてまた、いまお話がござい...全文を見る
○桜井委員 造幣局のほうでは大体ストックはどのくらいございますか。
○桜井委員 大蔵省の関係の方、来ていますか。そうすると大蔵省としまして、結局大蔵省のほかストックを持っているところはないのですから、大蔵省のほうで貨幣鋳造を若干延期する、あるいはスローダウンするということはできないものでございますか。
○桜井委員 ただ、いま御質問したところが急所なんでございまして、おそらく来春になればニッケルの地金の輸入もほぼ軌道に乗り、そして何とかめどもつくのじゃなかろうか、ここ数ヵ月が非常に苦しい状態なんです。そうなりますと、小さな業者などというものは、たとえば甲府の話を先ほど申しましたが...全文を見る
○桜井委員 以上をもって質問を終わります。