世耕弘成

せこうひろしげ

選挙区(和歌山県)選出
自由民主党・国民の声
当選回数5回

世耕弘成の1999年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月24日第145回国会 参議院 予算委員会 第4号
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○世耕弘成君 自由民主党の世耕弘成でございます。本日が私にとりましてこの国会での初めての発言の機会となります。大変緊張しております。  先ほどからお話を伺っておりますと、ハマの大魔神などいろいろ政治の世界というのは野球を例えに使われることが多いようですけれども、私にとりましては...全文を見る
○世耕弘成君 答弁ありがとうございました。  今の総理の答弁の中で、やはり二つキーになるものがあるんじゃないかと私は思っています。一つはベンチャーの育成、そして今最後におっしゃった情報通信産業の育成、この二つがキーになってくると思います。  まず一点目のこのベンチャー企業の育...全文を見る
○世耕弘成君 今、通産大臣は、まず第一に気持ちの問題である、精神の問題であるということをおっしゃいました。そうなると、今度はやはり教育の問題が大きくなってくるのではないかと考えております。  二月十三日号の週刊ダイヤモンドで、国民金融公庫総合研究所長、浦田さんが論文を書かれてお...全文を見る
○世耕弘成君 もう一つ、二十一世紀の日本の産業のキーとなりますのが情報通信産業の育成でございます。その中で最も重要なのは、これからインターネットになってくると思うんですけれども、残念ながら現バージョンのインターネットについては米国の後塵を拝している、これはもう明らかであります。 ...全文を見る
○世耕弘成君 今、大臣の方から技術的にはもう日本は平成八年からやっていて先行しているということでございましたけれども、私はこの技術の先行だけで安心してはいけないと思うんです。日本は過去、先にいいものをつくっていながら、結局国際標準化に失敗をして世界から孤立してしまったり、あるいは...全文を見る
○世耕弘成君 もう一つ郵政大臣にお伺いしたいんですけれども、今のギガビットネットワークの御説明は、ほとんどATM交換機の設置ですとかハードの話ばかりでございました。こういう実験は、インフラとアプリケーションのバランスのとれた発展が非常に重要になってくると思います。今も新聞報道を全...全文を見る
○世耕弘成君 こういう情報通信分野のアプリケーションの開発には、最初からこれでいけるなんていうものはほとんどないというのが現状だと思うんです。ある程度捨て金になるようなことも覚悟で臨まないといけない部分もあること、これも否定できないと思います。  私は、今回つくったギガビットネ...全文を見る
○世耕弘成君 新しいいろんな技術、アプリケーションをつくっていく一つの政府の仕掛けとしまして、郵政省の外郭団体として通信・放送機構、TAOと言われていますけれども、特殊法人があります。もう既に一般会計等から大体二千億円を超すお金が出資という形で投入をされております。  私はここ...全文を見る
○世耕弘成君 では、それはまた後で別途教えていただくとしまして、私が聞いておりますところでは、何か施策によりましては、お金は積んであるけれども、なかなか事業の見きわめとかが難しくてお金が使えていないものがたくさんあるというふうに聞いております。  また、もう一つ、これはちょっと...全文を見る
○世耕弘成君 もう一つ、ちょっと話が横にそれますけれども、情報化の話に関連しまして、二次産業、第三次産業に従事している人というのはコンピューターに会社、職場で触れる機会も多いわけでありますけれども、一方で、農林水産業に従事する人というのは仕事上でコンピューター、情報通信というもの...全文を見る
○世耕弘成君 もう一つ、先ほどちょっと郵政大臣からもお話がありましたが、情報化の推進につきましては教育の面からのアプローチというのがやはり非常に重要だと考えております。  今、学校インターネット等のプロジェクトが現実に推進されているわけですけれども、私いろいろ話を聞きますと、教...全文を見る
○世耕弘成君 ぜひ教育現場の活性化という意味で、外部の人の知恵、ノウハウを取り入れる取り組みをやっていただきたいと思います。  郵政省に現在、テレコム三局と言われます電気通信局、通信政策局、放送行政局という三局がございます。現実にこれから通信と放送の融合という大きなテーマが産業...全文を見る
○世耕弘成君 最後の質問になると思いますけれども、情報通信ばかり聞きましたので、一つちょっと違った話をお伺いしたいと思います。  バブル経済というのは今非常に悪かった悪かったというイメージがあるわけですけれども、よかったこともあると思うんですね。幾つかあると思うんですけれども、...全文を見る
○世耕弘成君 以上で終わります。
03月15日第145回国会 参議院 文教・科学委員会 第3号
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○世耕弘成君 自由民主党の世耕弘成でございます。  私のような若造が人生の大先輩であります有馬大臣を前に語るのは少し気恥ずかしいところもございますけれども、今回、平成十一年度の予算について考えるに当たりまして、私、自分なりに最近の日本が抱えている諸問題というものをいろいろ突き詰...全文を見る
○世耕弘成君 もう一つお伺いしたいのは新国立劇場なんです。これも今回、運営費ということで五十三億円が計上されています。あの初台にある東京オペラシティの中にあるやつですけれども、非常に立派な建物で、鳴り物入りでオープンをしたわけですけれども、実は私、前に勤めておりました会社の本社が...全文を見る
○世耕弘成君 公演の回数についてはどうでしょうか。十分行われているというふうにお考えでしょうか。
○世耕弘成君 せっかく立派な建物が建っているわけですから、ぜひもっと多くの国民が親しく利用ができるような、すばらしい建物です、レストランもたくさんございます、そういうところを文化の拠点として使っていただきたいと思います。  それとあと、これは一つお願いなんですけれども、日本の演...全文を見る
○世耕弘成君 特に、企業の決算対策とかということが絡んできていますので、非常に購入に当たってのスピードが重要になってくるんですね。  これは私、何人か実際に手放さざるを得なくなった方にお話を伺ったんですけれども、基本的には日本人ですからやはり日本の国内にとどめておく手だてを考え...全文を見る
○世耕弘成君 例えば海外のオークションに日本側が、政府が出かけていって競りに参加するなんということは、現実的には不可能なんでしょうか。
○世耕弘成君 なかなかいろいろ障害が多いとは思うんですけれども、ぜひそこを制度的に工夫して、何とか迅速な購入ができる対策を考えていただきたいというふうに思います。特に、欧米の美術館と比べますと、まだまだ日本の美術館というのは内容が寂しい。私は、一枚有名な絵が来たからといって行列を...全文を見る
○世耕弘成君 今年のその二億円というのは、具体的にどういう形でお使いになる予定でしょうか。
○世耕弘成君 それでは、また話題を変えさせていただきます。  今回、文部省の予算書の中を見ますと、情報通信と教育に関するメニューというのが非常に多くなっております。  こういう切り口で事前に質問通告していないのでお答えいただけるかどうかあれなんですが、情報通信関連で、大体こと...全文を見る
○世耕弘成君 済みません、突然の質問で申しわけございませんでした。  九百二十三億円という大変なお金をかけていただいているということで非常に心強い限り、日本の情報通信と教育の前進に大きな一歩になる一年になるんじゃないかというふうに期待しております。また、三月十日に日刊工業新聞で...全文を見る
○世耕弘成君 まず、登校できない生徒に対してインターネットを使用した単位取得をこれから認める方向で検討されるということですので、最初の第一歩をそこから進めていただいて、生涯学習の観点からもこの遠隔教育での単位取得というのは非常にメリットが大きいのではないかというふうに私は考えてい...全文を見る
○世耕弘成君 時間でございますので質問はこれぐらいにさせていただきますけれども、ぜひ教育の面から、有馬大臣の哲学である心の教育、中身の充実ということに頑張っていただきたいと思います。  ありがとうございました。
05月13日第145回国会 参議院 日米防衛協力のための指針に関する特別委員会 第6号
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○世耕弘成君 自由民主党の世耕弘成でございます。  本日は、三人の参考人の先生方、御多忙のところ本委員会に御出席をいただきまして本当にありがとうございました。  時間も限られておりますので早速質疑の方へ移らせていただきます。  今、三人の参考人の御見解を聞かせていただきまし...全文を見る
○世耕弘成君 ありがとうございました。  私、決して安保を評価するに当たって沖縄を忘れているわけではありません。沖縄の皆さんが御苦労なさっていることについては非常に私も深刻に考えておりますし、経済発展の果実を一緒に味わえるような形に持っていく努力をしていきたいと思っております。...全文を見る
○世耕弘成君 よくわかりました。  しかし、一方で、現実の今、日本の周辺を取り巻く状況を見ておりますと、例えば先日の不審船の問題ですとか、あるいはテポドンの問題を見ておりますと、どうも現実問題として有事に当たっての日米協調というものが弱くなりつつあるんじゃないかと日本の周辺諸国...全文を見る
○世耕弘成君 それではちょっと質問の方向を変えますけれども、防衛問題というのは、国にとりましては究極の危機管理になるわけでございます。  私は長年、ついこの間まで企業の危機管理の一翼を担って仕事をしておったわけでありますけれども、危機管理というのは危機のいろいろなフェーズに合わ...全文を見る
○世耕弘成君 ありがとうございました。  時間でございますので、これで質疑を終わります。(拍手)
06月01日第145回国会 参議院 文教・科学委員会 第14号
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○世耕弘成君 自由民主党の世耕弘成でございます。  まず最初に、質問通告はしていないんですけれども、大臣は宇多田ヒカルという人は御存じでしょうか。
○世耕弘成君 さすが情報収集に熱心な大臣でいらっしゃると思います。ことし一番たくさんの著作権料を受け取る人物ではないかと思うんです。この人は音楽にも革命をもたらすと言われております。  今、デジタル革命というのが世の中で、仕事の面ですとか家庭生活の面でたくさん起こっておりますけ...全文を見る
○世耕弘成君 ありがとうございました。  そして、今現実に事件が起こってきております。警察庁の方も把握されていると思いますけれども、札幌の少年がこのMP3を実際に使って違法に音楽を流していたということで、家宅捜索が行われたという報道がございます。  しかし、三千ほど違法サイト...全文を見る
○世耕弘成君 今、現実に告訴という形のものは行われているんでしょうか。
○世耕弘成君 MP3に限らず、この手のインターネットで行われている、わいせつ画像の配布とかそういう犯罪に共通することだと思うんですけれども、非常に技術的に大変だと思うんですね。  例えば、MP3というのは、そのままであればMP3のファイルだということは素人でも見てわかるんですけ...全文を見る
○世耕弘成君 ぜひその辺はしっかりと頑張っていただきたい。今後の情報通信社会の健全な発展の上で非常に重要なポイントになってくると思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  続きまして、まず、現行の著作権法の中でこのMP3というものがどういう位置づけになってくるのかというこ...全文を見る
○世耕弘成君 では、引き続きお伺いしますけれども、例えば自分でこうやって買ってきたコンパクトディスクを自分の家でMP3に変換をして録音するということも、私的使用ということで問題ないということでよろしいんでしょうか。
○世耕弘成君 インターネット上を見ていますといろんなうわさ話も飛んでいるわけですけれども、例えば音楽についても、さわりの部分だけ、二十秒か三十秒ぐらいだったら別にネットで流しても違法じゃないんだというような流し方もあったんですが、この辺については文化庁の御見解はいかがでしょうか。
○世耕弘成君 今度は逆に、使う側からなんですけれども、例えば、このホームページは違法だな、ここに載っかっている音楽は恐らく著作権上クリアになっていないなということがわかっていながら、それを引き落としてMP3の機器で聞くこと自体はどうなるんでしょうか。
○世耕弘成君 先ほどから何回かその公衆送信権という話が出てきております。また、札幌で警察が家宅捜索に入ったケースも公衆送信権の侵害ということが第一のテーマになっているわけでありますけれども、しかし、現行法の公衆送信権というのは、あくまでも私は放送というものを意識した送信権の設定な...全文を見る
○世耕弘成君 わかりました。  このように、まだMP3という新しい技術と著作権法の関係というのは一般人から見て非常にわかりにくい状態になっています。現実にMP3の違法サイトを運営している人、これは当然違法は違法なんですけれども、本当のところは余り意識しないでやっている、ほとんど...全文を見る
○世耕弘成君 非常によくわかりました。  こういうふうにいろいろ著作権上の問題があるMP3という技術なんですけれども、私はこの新技術に関して決してネガティブになってはいけないというふうに思っています。  カセットテープが始まったとき、これも大騒ぎになりました。CD、MDが出て...全文を見る
○世耕弘成君 以上で終わります。
07月13日第145回国会 参議院 法務委員会 第20号
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○世耕弘成君 自由民主党の世耕弘成でございます。  実は私は、日本電信電話株式会社、NTTに約十三年間勤務をしておりまして、去年の秋、参議院議員となっております。きょうここにいらっしゃるメンバーを見渡しますと、恐らく今話題となっています通信傍受に関する電話の交換機ですとかあるい...全文を見る
○世耕弘成君 検証として傍受ということですが、もう少し詳しくお伺いしたいんですけれども、これら五件についてはどういう法的な根拠や手続によって傍受が行われたんでしょうか。
○世耕弘成君 検証許可状というのは、具体的にどういう内容になりますでしょうか。
○世耕弘成君 刑事訴訟法に基づいたという形でおっしゃっていますけれども、刑事訴訟法の中に例えば傍受の対象ですとか時間ですとか範囲ですとか場所、そういうことを定めている文言はあるんでしょうか。
○世耕弘成君 ということは、もう一度繰り返しますと、今まで刑事訴訟法に基づいていたとはいえ、特に傍受の範囲ですとか手続ですとか期間ですとか場所というものに関して明確なルールも存在しないまま、基本的には裁判官の個別の判断にゆだねられて通信傍受が行われてきたということになるんだと思い...全文を見る
○世耕弘成君 法務省の気持ちはよくわかりました。できる限り早くこの法律をきっちりと成立させて、凶悪犯罪を根絶するということと市民のプライバシー、生活を守るということをきっちり両立していきたい、そういうふうに考えております。  さて、ちょっと話題を変えますけれども、今回のこの通信...全文を見る
○世耕弘成君 私も、この通信という定義を余り技術的に細かく規定しないで、あくまでも電気的に情報の伝達が行われるという形で幅広くしておくという姿勢には賛成であります。まず技術的な定義が余りにも厳格に行われると、今度は逆に犯罪者からいろんな抜け穴を見つけられる形になってしまう、これは...全文を見る
○世耕弘成君 それではもう一つこの法律の中の話をお伺いしたいんですけれども、第三条で傍受令状の発付の要件というのがうたわれております。その中でこういう表現になっております。「電話番号その他発信元又は発信先を識別するための番号又は符号によって特定された通信の手段であって、被疑者が通...全文を見る
○世耕弘成君 そういうお答えに当然なるだろうと思っておりました。  では、今度はケースをもう少し限定してみたいと思います。  犯罪集団、例えばオウム真理教のようなものが、もうどこへ行っても追い出されるものですからいよいよ永田町にやってきたとしましょう。永田町のビルを一軒丸々借...全文を見る
○世耕弘成君 ということは、まず電話に限りますけれども、電話については、あくまでも末尾一けたまでの電話番号による特定ということが相当慎重に行われるというふうに考えたい。  逆に、国民の皆さんに御理解いただきたいのは、たとえ自分が働いている会社の中に重要な犯罪者がいたとしても、自...全文を見る
○世耕弘成君 わかりました。ですから、電話だけではなくて電子メールについても、あくまでも個単位での特定された通信というものが極めて厳格に運用されるというふうに理解をします。これもまた、企業の中に犯罪者がいたとしても、それに関係のない一般の人の電子メールが見られることはない、傍受さ...全文を見る
○世耕弘成君 この一番の野外の引き込み柱では、技術的にはできるけれども法律的にはできないんだからできないということであろうと思います。  では今度、二番の、NTTビルの中へ入った主配線盤、MDF、ここでの傍受は技術的に可能だと思うんですけれども可能でしょうか、あるいはここで法律...全文を見る
○世耕弘成君 今度は三番、これは実は交換機をモニターする装置なんですけれども、試験制御装置というのがございます。これは後で朝日新聞の記事に言及する際に非常に重要になってくるんですけれども、この三番のポイントで傍受をすることは技術的に可能でしょうか、あるいは法律上可能でしょうか。
○世耕弘成君 もう少し今の答弁に追加をして解説しますと、この試験制御装置というのはあくまでも電話回線が正常につながっているかどうかをチェックするものですから、二十四時間待っていることはできないんです。万が一、二十四時間挟み込んで待っていたら、そこへかけてくる電話は全部話し中になっ...全文を見る
○世耕弘成君 そうなんですね。  ①、あるいは②のMDFの部分も①と信号の状況は一緒でございますので、ここはデジタル信号が生のまま通っております。それを録音して後で解析すればいいじゃないかとおっしゃるかもしれませんけれども、デジタル信号というのはそういう単純なものではないんです...全文を見る
○世耕弘成君 ですから、デジタルの場合はこの試験制御装置の部分で傍受ができる。ただし、まだ全電話回線の九〇%以上を占めるアナログの方は試験制御装置では傍受ができないという整理になることを考えておいていただきたいと思います。  以上、技術的、法律的に両面から整理をしていただきまし...全文を見る
○世耕弘成君 そうなんです。ここはこの会社のみんなのメールを見てしまうことになりますから、やはり法律上特定されないわけですから見てはいけない。また技術的にも、大きな会社の場合、一日に何万というメールが行き来するわけですから、その中から特定のメールをつかみ出すということ自体まず技術...全文を見る
○世耕弘成君 まず法的に許されない。当然ですね、いろいろ通りますから。そして、技術的にもまずここは不可能です。専用線というのは大変なスピードで大変な量の情報が飛び交っておりますのでここで傍受することは不可能ですし、あるいは傍受するための装置を挟み込むにはB社のインターネットのネッ...全文を見る
○世耕弘成君 そうですね。ですから、法的に特定がまずできないということ、そして、BプロバイダーはB社とだけ契約しているわけではなくて、企業、個人、大量のユーザーを抱えています。大きなプロバイダーの場合何百万通というメールが一日に行き来をしますから、その中からまたメールをピックアッ...全文を見る
○世耕弘成君 ということは、ここで初めて、この売人が幹部に対して打ったメールを個別に特定ができ、法律的にも問題がなく、そして技術的にも割と容易に傍受ができるということになるわけですね。  そうしますと、次は当然このPOPサーバーに入ったメールを幹部がとりに来るわけです、Aプロバ...全文を見る
○世耕弘成君 法的に許されるということですが、技術的にはいかがでしょうか。
○世耕弘成君 そこはちょっと違うんですね。技術的に結構ここは難しいというふうに私は考えます。  当然、音声の電話であればMDFで簡単に傍受ができるわけです。データ通信の場合も技術的に恐らくできるんですけれども、現実問題として声の電話が来るのかファクスが来るのか、あるいは電子メー...全文を見る
○世耕弘成君 念押しをしておきたいのですけれども、その該当性の判断ということは、すなわちある犯人のメールを特定した、そしてプロバイダーかあるいは企業のサーバーへ行ってそれを見た、そしてそこのメールが通常の電子メールである、あるいは言語が英語程度である、あるいは暗号化が行われていた...全文を見る
○世耕弘成君 今度は資料五に移っていただきたいと思います。これは犯罪組織が高度に情報化されていて、自前のLANを組んでしまっていた場合の絵をかいております。A暴力団でB支部とC支部があって、それぞれに自前のサーバーを置いているという形であります。  そして、この一番のケースのよ...全文を見る
○世耕弘成君 わかりました。ということは、高度に情報化された組織の場合は、そこを吸収してサーバーを物理的に差し押さえることによってメールを見ていくという形だというふうに考えたいと思います。  あるいはまた、過去のメールについては、差し押さえ令状によって、資料四のいわゆる一般企業...全文を見る
○世耕弘成君 わかりました。ですから、該当性は尊重されるという理解をしたいと思います。  それでは、今度は資料六に移りまして、これは五月三十日付の朝日新聞の記事でございます。この間、福島議員の方からもこの資料をもとに質疑がなされたわけでありますけれども、この記事に関しては非常に...全文を見る
○世耕弘成君 コストの負担はぜひやってあげてほしいということを重ねて申し上げます。  そしてもう一つは、やはり通信事業者の非常に高度な装置にいろいろな接続を行うわけですから、技術的な詰めをしっかりと行っておいていただきたいと思います。  例えば、先ほど、アナログ電話の場合はM...全文を見る
○世耕弘成君 それともう一つ、私NTT出身ということで、もと一緒に仕事をした仲間のことが心配なんですけれども、立会人となった通信事業者の社員が当然封印のためのサインをしたりするわけですから、後々、まず一つは刑事裁判の証人として呼ばれて尋問をされるとか、あるいはその封印のサインに伴...全文を見る
○世耕弘成君 最後の質問をさせていただきたいと思います。  今回また一つ大きな問題点として言われているのが、報道機関が傍受の対象となるのかどうか、傍受の対象除外にならないのかという部分でありますけれども、私個人としては、今回の報道機関の扱いというのは通信傍受法の議論ではなくて、...全文を見る
○世耕弘成君 以上です。
07月27日第145回国会 参議院 法務委員会 第22号
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○世耕弘成君 自由民主党の世耕弘成でございます。  御指示でございますので、座ったまま発言をさせていただきます。  本日は、両参考人、本当に御多忙のところお運びをいただきまして、ありがとうございました。  前回、実は私はこの委員会で質疑に立ちまして、電話のネットワークですと...全文を見る
○世耕弘成君 非常に明快な整理で、よくわかりました。そもそも試験制御装置もPTTも目的は全然違うし、そういう通信を待ち受けて傍受する機能そのものを全然持っていないということが前提になると思います。  このPTT端末で試験制御装置へのアクセスというのは、これは当然電話回線を使って...全文を見る
○世耕弘成君 ということは、電話回線ということは、ある意味でだれでも電話でとりあえずアクセスはすることができる。要するに、これはハッカーですとかあるいはセキュリティーシステム上、非常に脆弱な部分もあるんじゃないかという心配があると思うんですけれども、そういうことにならないためにN...全文を見る
○世耕弘成君 今の御発言ですと、まずパスワード、さらに端末のパスワードを知らなきゃいけない、さらに端末が登録されていなきゃいけない、そしてさらに電話回線も試験装置の方からかけ直すわけですから、もう極めて指定された、限定された電話回線からしかアクセスができない、そういうことだと思う...全文を見る
○世耕弘成君 このお配りの絵では、上段がアナログ、下段がデジタルという形になっておりますが、今このアナログとデジタルの比率というのは大体どれぐらいになるんでしょうか。
○世耕弘成君 もう一度今の森下参考人のお話を整理しますと、試験制御装置へのアクセスに関しては非常に厳重なセキュリティーシステムをとっておって、NTTが協力しない限りシステム自体にアクセスすることは不可能、そしてNTTが協力することはあり得ない、そして電話の九三%を占めるアナログ電...全文を見る
○世耕弘成君 そうすると、その難しい中で、そもそも傍受ができるんでしょうか、できないんでしょうか。
○世耕弘成君 残念ながら時間がなくなってきましたので、最後にもう一度、五月三十日の朝日新聞の記事については、私の発言内容を一方的に誤った形で解釈し発言されたことについて、本日発言の時間をお持ちのようですから何らかの誠意ある御発言があるのではないかなと信じたいということを申し上げて...全文を見る
07月29日第145回国会 参議院 法務委員会 第23号
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○世耕弘成君 おはようございます。自由民主党の世耕弘成でございます。  組織犯罪対策関連三法の審議も、そろそろ約三十時間近くになってまいりました。私、まだ国会議員になってわずかな期間ではありますけれども、今までいろんな委員会に入ってきましたけれども、これだけいろんな見解が示され...全文を見る
○世耕弘成君 それでは、その次に①という形で書かせていただいていますけれども、交換機のモニターをする形でつながっております試験制御装置、これは交換機の調子をモニターする装置ですから通話もモニターできるのではないかなと思いますけれども、ここで行われないのはなぜでしょうか。
○世耕弘成君 いかにも法律の専門家的に非常に難しく説明なされたんですけれども、要するに、この試験制御装置を使って、今こんにちはと話をしている電話、もう既につながっている電話、そこをぱっと入って聞くことはできる、ああ今話をしているなというのを聞くことはできる。  これはどういう目...全文を見る
○世耕弘成君 今、デジタルまで先回りしてお話をしていただきましたが、そういうふうに説明するとまた混乱しちゃうんです。今、ちゃんとアナログから順を追ってやっていますから。  まず、アナログの電話は、PTTを使わないというよりも、そういう機能が全然ないので使えない、できないというこ...全文を見る
○世耕弘成君 技術的に、困難じゃないんですよ、不可能なことをこれ以上議論してもナンセンスだとは思うんですけれども、さらに確実にちゃんと議論を進めておきたいと思います。  さらに、じゃ百万歩譲って、もし技術的にPTTで傍受ができるとして、しかしそれでも警察署に持っていって使うため...全文を見る
○世耕弘成君 もう一歩、念のために聞きたいと思いますけれども、じゃ今度、パスワードを教え電話番号を登録するというような行為、これはこの法案の第十一条に言う通信事業者の必要な協力に当たるんでしょうか、当たらないんでしょうか。
○世耕弘成君 明確な答弁をありがとうございました。  百万歩譲った上にさらにもうちょっと譲っちゃって一千万歩ぐらい譲るんですけれども、万が一、そういう令状が通っちゃた、そして現場の捜査官がNTTに向かって協力しろと言ってきた、もう本当に万々々々々が一。そのときにNTTが断る。こ...全文を見る
○世耕弘成君 もう一度アナログの電話の場合のPTTについて整理をしますと、もともとNTTは傍受をする目的でつくったものではない。さらに、このPTTを使って傍受するということ自体技術的にできない。そして、今捜査当局も明確におっしゃいました。警察もそういうことを、つないでくれとかパス...全文を見る
○世耕弘成君 どうしてこの試験制御装置でしかやらないんでしょうか。アナログのときのようにMDFでやらない理由は何でしょうか。
○世耕弘成君 それでは、先ほど警察は、アナログの場合、PTTを警察に持っていこうとはしないし、NTTもそういう協力はしないし、協力義務はないということはさっき確認しましたけれども、その前提で聞きますけれども、デジタルの場合、試験制御装置でできるわけですから、それを線で延ばしたこの...全文を見る
○世耕弘成君 NTTは、このPTTにはそういうデジタルの場合は音を聞くというような機能は一切持たせていないということであります。また、先ほど来の話で言えば、そういう機能を持たせてくれというような要求があったとしても、それは協力する義務には当たらないし、当然お断りすることができると...全文を見る
○世耕弘成君 暴力団Aの幹部が特定された場合は五、あるいは売人の側が特定された場合は九のいずれもPOPサーバーというところで傍受をする。  これもこの間、私、相当わかりやすく御説明したつもりですが、もう一回わかりやすく説明したいと思います。  POPサーバーというのが、いわゆ...全文を見る
○世耕弘成君 はい、そうですかと申し上げたいんですけれども、残念ながら、局長は法務省では、法曹界では大変お偉いんですけれども、インターネット界ではこの間の参考人二人の発言というのは非常に重みがあるんです。インターネットをやっている人は、やっぱり彼らの言っていることの方を信じる可能...全文を見る
○世耕弘成君 この二通りということになりますと、この間のプロバイダーの証言、やっぱりサーバーは余りいじられたくないということをはっきりおっしゃっていた。さらに、私が実証したように、転送の方が割とサーバーの中に入らないで手軽にやることができる。そうなると、恐らくプロバイダーも余り不...全文を見る
○世耕弘成君 恐らく転送という手段を使われるケースが多いんだろうということがわかってまいりました。しかし、転送となると反対側の立場の方の心配事というのが当たってくるんです。転送ということは、どこへでも転送できます、電子メールのアドレスさえあれば。  念を押しておきたいんですけれ...全文を見る
○世耕弘成君 あり得ないということがよくわかりました。ましてや、警察署へ転送するなんということも絶対にないということを確認しておきたいと思います。  また、それをプロバイダーが、そういう設定をしてくれ、@police.go.jpなんというところへ送ってくれと言われても、それは法...全文を見る
○世耕弘成君 そうしますと、一応、今メールは技術的に傍受ができる。そして、自分でもきのうも転送という機能を使って傍受してみました。その上で、なぜあのインターネットの二大巨頭がどうしてリアルタイムの傍受ができないとおっしゃったのか、ここが私はどうしても理解できない。恐らく、法務省も...全文を見る
○世耕弘成君 私もそう思います。ただ、それが例えば何時間もたつとか、一日二日たって置いてあるものとなると、それはやはり現に行われている通信とは言えないような気がするんです。  当然、サーバーの傍受をするということは、令状を持って、もうサーバーの横か転送先の端末に捜査官及び立会人...全文を見る
○世耕弘成君 瞬時ということですね。もし、この瞬時の蓄積をも認めないという理屈が成り立つとすると、実は大変なことになるんです。  インターネットからちょっと一たん電話に戻りますけれども、今、電話というのは交換機はすべてコンピューターなんです。電話は、昔はAさんとBさんという人が...全文を見る
○世耕弘成君 わかりました。  要するに、押収令状では、メールを押さえようと思ったら、メールが一通着くたびに裁判所へ行って押収令状をもらってこなきゃいけない。それは事実上、作業上無理ですよね。やはり通信傍受令状で対応せざるを得ない。そして、蓄積されたとはいえ瞬時に見るわけですか...全文を見る
○世耕弘成君 そうですね。ですから、SMTPサーバーでは傍受しない、必ず個人別に分かれているPOPサーバーで傍受するということですから、他人のメールを見ることはないんです。  もう一回資料四を見てください。はっきりと、もし世耕弘成あての傍受令状を持ってこられた場合は、この世耕弘...全文を見る
○世耕弘成君 あともう一つは、インターネットを犯罪に活用するときにはいわゆる匿名性を持つ技術、これをプロキシと言いますけれども、こういう技術を使ったり、あるいは暗号を使ってメールそのものを読めなくするから、仮にメールを傍受しても犯人の特定や内容の解読は不可能だという指摘がありまし...全文を見る
○世耕弘成君 ということですね。ですから、暗号解読のノウハウも、どの程度かはわかりませんけれども、捜査当局としてはお持ちである。あるいは、今までインターネットを使った犯罪も相当摘発をされているわけですね。ですから、犯人の特定ということについてもある程度のノウハウを持っておられる。...全文を見る
○世耕弘成君 そういうことで、インターネットのメールの傍受というのは、捜査の上で非常に使えるし、実際に傍受もできるし、そして技術的に、いろいろイタチごっこの面はあるでしょうけれども、頑張ればやっていけるものだということを整理しておきたいと思います。  そしてもう一つ。この間、一...全文を見る
○世耕弘成君 そうですね。  電話と携帯電話、発展の歴史がいろいろありまして、電話というのは、やはり最初、音が切れるとか雑音が入るといういろんな苦情の中で育ってきましたから、どうしても通話状態をモニターする機能というのは持っていたんです。携帯電話というのは、電波だからちょっと雑...全文を見る
○世耕弘成君 そうですね。協議機関の設置とか、あるいは警察当局へもちゃんと向こうも信頼を持ってもらえるような専門家を配置するということを何としてでも進めていただかないと、この話は円滑に進まないと思うんです。そこはしっかりとやっていただきたいと思います。  また、福島議員から指摘...全文を見る
○世耕弘成君 珍しく前向きな答弁をいただけたというふうに思いたいと思います。コスト負担、配慮を十分やっていただけるということだと思いたいと思います。  最後の質問ですけれども、これはプロバイダーだけでなくて電話事業者についても言えると思うんですけれども、万が一傍受をした、あるい...全文を見る
○世耕弘成君 相当いろんな問題を整理したつもりですけれども、これで質疑を終わらせていただきます。
09月08日第145回国会 参議院 決算委員会 閉会後第1号
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○世耕弘成君 自由民主党の世耕弘成でございます。  本日、私の質疑の前半の方は、何とか今、国の決算の一連の作業というのを少しでも早く、スピーディーにやることができないだろうかという視点で幾つか御質問をさせていただきたいと思っております。  まず、会計検査院にお伺いをしたいと思...全文を見る
○世耕弘成君 日にちにして何日ぐらいになりますか。期間としては何日間かけてやられたことになりますか。
○世耕弘成君 約八カ月以上、そして四万五千人日という大変な稼働をかけて検査されている。これは大変な作業だというふうに思います。  私は、この報告書をこの間つぶさにずっと読ませていただきましたけれども、その中でちょっと一点あれっと思ったのは、この検査、建設省だとか通産省だとかいろ...全文を見る
○世耕弘成君 四千四百人日ということですから、全体が四万五千人日ですから、一割弱の人手を株式会社の検査にかけておられるんだなということが今わかったと思うんです。  ちょっとここで、私は若干疑問を投げかけさせていただきたいんですけれども、株式会社というのは会計検査院が検査に入らな...全文を見る
○世耕弘成君 よくわかりました。  当然、国が出資をしているわけですから、国の出資しているお金が有効に使われるという観点から、私も何も検査をしなくていいというふうには思っておりません。ただ、その検査の対象とかそういうものが必ず有効になるような取り組みをしていただきたいなというふ...全文を見る
○世耕弘成君 大蔵省としてもいろいろお取り組みいただいているということはよくわかりました。  また、我々決算委員会としても、少しでも早く審議を進める努力もひとつ必要なのかな。私はきのう地元におりまして、あした決算委員会です、平成八年度の決算を審議しますと言うと、もう地元の経営者...全文を見る
○世耕弘成君 済みません、不勉強で官報を見ておりませんでしたが、途中での把握には努めておられるということがわかりました。  では、もう少し踏み込んでいきますと、例えば個人の生活においても、買い物をする場合、セーターを一万円で買おうと思ったら一万円の予算を立てるんですけれども、当...全文を見る
○世耕弘成君 私は、前に勤めておりました会社で支社の経理課長という仕事を二年ほどやったことがあるんですけれども、支社といっても年間売り上げ一兆円、費用九千億ぐらいの規模だったわけですけれども、そのときにシステムを組みまして、各部署の年度途中の予算の使用状況というものをリアルタイム...全文を見る
○世耕弘成君 御指摘のとおりだと思います。  ただ、ある程度国会で審議をしてルールを設けて、例えば何%以内なら政府の方で流用可能というような、ある程度政府の裁量に任せてはどうかなと個人的には思っています。国家財政にある程度の機動性を持たせてあげるということも重要だと思っています...全文を見る
○世耕弘成君 まだ二千三百二十二のうち九百四十三ということですから、まだまだネットワーク化、OA化というのは進んでいないんだなというのがわかりました。  また、恐らく役所間の独自につくっている会計システムなんというものもなかなかまだ連結されていないんだろうと思います。その辺をう...全文を見る
○世耕弘成君 力強いお取り組みの方針、ありがとうございました。アウトプット、いいものが出てくるというのを期待したいと思います。  さて、今年度も新聞なんかでは補正予算をそろそろ編成されるんじゃないかなんという話が取りざたをされておりますけれども、第二次補正ですね。補正予算が組ま...全文を見る
○世耕弘成君 ありがとうございました。  今、内閣の内政審議室の取りまとめでは、国家予算の中で情報化に対する予算の比率というのが、アメリカでは一・六%、日本では〇・八%にしかすぎないという、比率にしてアメリカの半分と。これから日本は、情報通信や科学技術の分野でアメリカに追いつけ...全文を見る
○世耕弘成君 この海洋深層水の活用というのは、これから日本の水産業その他も含めて非常に重要なものになると思いますので、沖縄での成果をできるだけ全国にも展開していただいて、ほかにも海洋深層水をくみ取れるところ、和歌山県でもございます、高知なんかも一生懸命やっておられますので、その辺...全文を見る
○世耕弘成君 図書館の電子化、特に国会図書館の情報の電子化というのは、今東京に集中している情報を過疎のエリアからでもきっちりと見ることができる、日本の均一的な発展のために非常に重要だと思いますので、ぜひ取り組んでいただきたいと思います。  以上で私の質問を終わらせていただきます...全文を見る
10月26日第145回国会 参議院 決算委員会 閉会後第7号
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○世耕弘成君 自由民主党の世耕弘成でございます。  科学技術や情報通信による立国というものをどんどん進めていかなきゃいけないという議論が行われるようになってからもうかなり久しいわけですけれども、なかなか現実にはまだアメリカあるいはヨーロッパの一部にも日本は情報通信や科学技術の面...全文を見る
○世耕弘成君 力強いお言葉、ありがとうございました。  問題点のもう一つで私思っておりますのが、予算がやはり単年度の予算ということが重視されて組まれていることというのも一つ問題じゃないかと思っております。やはり科学技術や情報通信の振興には中長期的な戦略的な取り組みが非常に重要だ...全文を見る
○世耕弘成君 わかりました。  ほかにも、もう少し重点的な予算配分ができるように、シーリングのあり方を改めるとか、いろいろそういった取り組みを今後も続けて、科学技術や情報通信の振興にやはり財政の面でも積極的に関与していく必要があるんじゃないかなと思っています。  また、ちょっ...全文を見る
○世耕弘成君 ぜひ来年度以降も継続をしていただきたいなと、そういうふうに思っております。  しかし、このパソコン減税というのはある意味、今大蔵大臣もおっしゃったようにあくまでも特例という扱いになっておりまして、非常に過渡的な措置なのかなと思っているんです。  今、パソコンの法...全文を見る
○世耕弘成君 もともとこのNTT株の売却というのは当初予算に組み込まれておりまして、百万株が一応予定として入っていて、そのときの株の値段は一株当たり九十万五千円で予算の中では見込まれているようなんですけれども、きのうの終わり値でNTT株は百五十二万円まで行っておりまして、今歳入欠...全文を見る
○世耕弘成君 よくわかりました。  さて、このNTT株式は、実はほかの民間企業にはない二つの規制がNTT法によってかかっております。一つは、政府が三分の一以上を保有していなければならないという条項でありまして、もう一つは、外国人資本は二〇%以上保有をできないという条項であります...全文を見る
○世耕弘成君 まさに今大臣がおっしゃるように、通信産業を今後どうやって世界へ引っ張り出していくかというのは本当に国家戦略にかかわる部分ですので、よく議論をして進めていただきたいなと思います。  また、政府の三分の一持ち株規制についても、これがあるがために、NTTが外国へ出ていく...全文を見る
○世耕弘成君 ぜひその三つの方針を軸足をぶらさずに御検討いただきたいと思います。  特に、あくまでもこの相互接続料金というのは事業者間の言ってみれば損得の議論になっているところもございますので、やはり政府あるいは政治として考えなきゃいけないのは消費者の利益でございます。今消費者...全文を見る
○世耕弘成君 大体これは法律の施行が一年以内ということになっていたと思うんですけれども、その辺の見通しはどうでしょうか。
○世耕弘成君 わかりました。来年の夏ごろまでにはということで。  またちょっと話題を変えますけれども、今、介護保険の問題が非常に問題になっておりまして、財源とかあるいは保険料をどうするんだというような話が出ておりますけれども、根本的な問題として、人材をどうするんだという問題がや...全文を見る
○世耕弘成君 時間が参りましたので、終わります。
12月10日第146回国会 参議院 財政・金融委員会 第4号
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○世耕弘成君 自由民主党の世耕弘成でございます。十分という大変限られた時間ですので手早くいきたいと思います。  昨日の速水総裁からいただきました通貨及び金融の調節に関する報告書の概要説明の中で、速水総裁は日本の景気は下げどまりから持ち直しに転じつつあると明確におっしゃいました。...全文を見る
○世耕弘成君 ありがとうございました。  実体経済を慎重に見守られているということでございますけれども、実体経済では現実には特に土地の値段がなかなか下げどまらない、これが資産デフレを起こしていて、私は日本の景気にとって非常に足を引っ張る要因になっていくんじゃないかと思っています...全文を見る
○世耕弘成君 わかりました。少し安心しました。  ということは、景気後退リスクが顕在化してくるような事態があれば田谷委員としては買い切りオペの増額についても検討すべきだと、こう解釈してよろしいですね。
○世耕弘成君 よくわかりました。  今度、十七日の金融政策決定会合が初めての御発言の場になると思いますので、期待をしております。  以上、終わります。