左近正男

さこんまさお



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左近正男の1984年の発言一覧

開催日 会議名 発言
04月05日第101回国会 衆議院 本会議 第15号
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○左近正男君 私は、日本社会党・護憲共同を代表し、ただいま議題となりました関西国際空港株式会社法案について、総理並びに関係大臣に御質問いたします。  まず、質問に入る前に、私の総理に対する率直な印象を申し上げます。  いつか週刊誌で拝見いたしました総理の水泳の姿はまさにたくま...全文を見る
04月13日第101回国会 衆議院 運輸委員会 第4号
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○左近委員 今度新しくできる関西新空港の問題について、私、過日本会議でも質問をさしていただきましたが、なお若干の問題について大臣からも詳しく見解の表明を承りたいと思います。  私は、この関西の新しくできる空港について、なぜ株式会社方式にしなければならないのか、どうしてもこれは理...全文を見る
○左近委員 私は、空港という国の基本的な施設を商売的な観点から大臣にとらえてもらったら困ると思うのです。空港の絶対条件はやはり公共性と安全性の確保だ、この立場をきっちりと踏まえて判断をなさっていただきたい。  私が少し気になっておることは、航空審議会の委員をされておる先生方の中...全文を見る
○左近委員 改めて申し上げますが、やはりこの事業主体については運輸省としても長く検討された当初の案に私は引き戻していただきたい。特に空港整備法では第一種空港については国が設置し管理する。これのやや変形が新東京国際空港であろうと思うのです。この公団方式の空港すら今日現場の運営の中で...全文を見る
○左近委員 平行線をたどるようであります。やはり空港というのは人命を預かる施設だ、私はこういう認識を持っておるわけであります。その点、今の大臣の答弁は少し商売が勝ち過ぎておるのじゃないか、こういう判断をせざるを得ないわけです。これは平行線です。質問を保留していつかの機会にまたやら...全文を見る
○左近委員 航空局長は今の私の質問をちょっとはき違えをされておると思うのですが、民間資本が出資をする事業主体というのは、主な先進国の国際空港ではないんじゃないかというふうに思うわけですね。だからこれは大臣、世界で初めての形態の空港でございますね。そういう理解でよろしいですか。
○左近委員 私は今大臣の後段の御答弁の点が非常に気になっているわけです。したがって、その点について強く申し上げさしていただいて、先へ進めさしていただきたいと思います。  次に、空港の位置の問題について明確にしていただきたいのです。  法律では、「大阪府の地先水面で政令で定める...全文を見る
○左近委員 絶対に変えないということで結構だと思います。  そこで、場所は法律上は政令になっておるんですが、政令の文案について本委員会に提出をしていただきたいと思いますが、どうですか。
○左近委員 その政令を本委員会に出していただけないかということなんですが、どうですか、出せるでしょう。
○左近委員 原案を出していただくということでございますので、それで了解をいたします。  次に、関西の、国際空港の第一期工事は、六十七年開港するわけですが、先ほど中山先生の御質問に対して航空局長は航空審の答申を非常にねじ曲げた解釈をされておるように思えてならないわけです。「本審議...全文を見る
○左近委員 今の局長の答弁では、存廃の結論というか方向については、国としては開港後に出されるのか、あるいはいつの時期に、今五十九年ですから六十七年までの間のいつの時期にその結論を出されるのか、それを明確にしていただきたい。
○左近委員 早く出すという運輸省の見解は、一年以内ぐらいをめどにされておりますか。
○左近委員 今、航空局長はそういう観点からの存廃問題について論議をしていくということですが、そういうことは架空の論議になるのじゃないかという気がするわけです。例えば今の大阪空港の年間離発着能力回数は一日三百七十回、このうちジェットは二百回に規制をされております。     〔委員...全文を見る
○左近委員 私は二つの質問をしたわけですが、一つはこの伊丹空港の存廃についてはやはり今後、あの地域に百五十万人からの方が居住しておられみわけでありまして、そういう地元の方々の意向を十分踏まえて精力的に検討していただきたいと思います。また、横風問題については、これは操縦された航空の...全文を見る
○左近委員 次に、収支採算性の問題についてお伺いをいたしますが、運輸省から出ておる資料では、まず、この採算性の将来計画について余り先のことまで指摘はいたしませんが、当面、六十八年度開港当初の問題についてお伺いをいたします。  国際旅客が九百万人、国内旅客が一千百万人。非常に過大...全文を見る
○左近委員 関西新空港ができれば国際旅客については、現大阪空港、伊丹空港ではなしに関西の新空港の方へ全部移す。そして国内旅客については二千五百万人ですから関西の新しい空港に千百万人、あと千四百万人については伊丹で利用させるというような数字だと理解をしていいかどうか、その場合、伊丹...全文を見る
○左近委員 国内の方の伊丹の利用率は、私が言った数字で間違いございませんね。  それでは、この収支採算性の問題では、運輸省としては新空港開港後も伊丹の空港を併用利用する、併存させていくというような仮定を立てておる、これは廃止するかもわからぬけれども、そういうことですね。
○左近委員 私は冒頭に申しましたように、この収支の見込み、特に航空輸送需要を大変過大に見積もっておるんじゃないか。今局長の方は安全側の見積もりだということを言っておられますが、果たしてこの時期に、関西エリアにおいて国際旅客が一挙に三倍もふえ、国内旅客が二倍半近くふえる、そういうこ...全文を見る
○左近委員 そこで資料が提出されてからまた論議をさせていただくとして、この建設段階において一兆円の事業規模、これは海底二十メートルのところです。かなりボーリングもされて地盤の状況についても掌握をされておると思いますが、もし仮に財政計画の見通しが狂った場合、今後さらに地方自治体に対...全文を見る
○左近委員 今回の空港建設は大変大きなプロジェクトであります。また一方では自然相手であります。したがって、やはり地方自治体に対しても一定の歯どめをしなければならぬのじゃないかと私は思う。今おっしゃるように第一義的にはそれは会社の問題だ。だから会社が金が足らなかったらまた自治体に対...全文を見る
○左近委員 少しこの機会に自治省の見解をお聞きをいたしますが、私先ほどから何回も申し上げておりますように、この国際空港という当然国としてやらなければならない基礎的な施設に対し、地方自治体に財源を負担をさせるということは、私は地方財政法の「地方財政運営の基本」、すなわち第二条違反で...全文を見る
○左近委員 財政法の二条の二項に、国は「地方公共団体に負担を転嫁するような施策を打ってはならない。」ということを言っておるのですが、今言われた点については地方財政法の第何条に基づいてこれが許されるのですか。
○左近委員 地方財政法の基本のとらえ方が私は違うと思いますが、いろいろな項目を質問したいわけですから、次へ行かしていただきます。  先ほど中山先生の御指摘、御質問にもあったわけですが、原則として出資団体について、自治省は、とことこ出資しなさいというような行政指導はそれでは全くし...全文を見る
○左近委員 それでは、一応手を挙げたところに限定するということで、それは全く地方自治体の独自判断だということでよろしいですね。
○左近委員 おたくの方では手を挙げるのが物すごいようけあるような形だけれども、挙げる挙げぬは全くの自由だ、地方自治体の自由だ、裁量だ、僕はこういう理解をしていますが、よろしいですね。
○左近委員 この地域整備の問題について、空港の機能を維持していくために大変な地域整備の資金が必要ではないかと私は思うのです。湾岸道路の問題なり、前島か沖出しになるのかは別として、そういう埋め立ての問題も計画がされておりますし、下水道の問題あるいは河川の改修の問題等々入れれば二兆円...全文を見る
○左近委員 中山先生がこれは関西というよりも国を挙げての空港であると言われましたが、そういう認識が政府として、特に大蔵省は欠けておるんじゃないか。あの地域で空港をつくって、それを二十四時間運航可能な国際空港としてやっていくためには、どうしても地域整備をしていかざるを得ないわけです...全文を見る
○左近委員 政府の上に臨調があるのですか。行政というのはそういうものではないと思うのです。運輸大臣、この関西新空港の地域整備のために成田でやったようなかさ上げ、これはどうしても必要だと思いますが、運輸大臣としてはどうですか。
○左近委員 大臣、この件についではさらにいろいろと努力をしていただくようにお願いしたいと思います。  そこで、この空港をつくるに当たって空港本体計画、環境影響評価、それと地域整備、この三つが並んだものである、今までもこれは三点セットということで地域にも各自治体にも説明がされてお...全文を見る
○左近委員 これは非常に抽象的なんですね。だから急ぐ地域整備、若干年次がかかるいろいろな整備、たくさんありますよ。けれども、運輸省として関係省庁ともいろいろと協議をされて、大体いつの時点で——この空港に土を掘っていろいろやっている段階で、具体的な工事開始をされた段階で、地域整備の...全文を見る
○左近委員 いずれにしても、地域整備が置き去りにされておるという認識を地元では強く持っております。この点を十分踏まえていただいて、できるだけ早くひとつ地域整備計画を地元の意見も十分聞きながら調整をし、実施をしていただきたいと強く要望しておきたいと思います。  次に、空港の建設時...全文を見る
○左近委員 現時点では、科学の粋を集めても無理だということのようでございますから……。  それでは、土取り問題について、大阪府としては土取り場所については公有地に限定するという見解の表明がされているわけです。四月五日の本会議における運輸大臣の答弁は、すべて公有地では貯えないので...全文を見る
○左近委員 今、土取り問題についてボーリング等が行われておりますが、具体的にどういう個所で何本ボーリングをやられておるのですか。
○左近委員 地域別に言ってください。
○左近委員 今言われた地域はすべて公有地ですか、民有地、その割合はどうなっていますか、具体的な場所を挙げて言ってください。
○左近委員 それはそれでいいんですよ。私が聞いているのは、今ボーリングをやっているところの民有地と公有地の振り分けを教えてほしいと言っているのです。民有地であれば黙って振れないでしょう。国が勝手に人の土地をボーリングできるのですか。その振り分けを教えてほしい。
○左近委員 実際ボーリングは入札をして、かなり大手のメーカーが大量に入札に参加をしたとかいうようなことを聞いておるわけですが、そこまで事務手続をずっとやって、そのボーリングした土地のどこの場所が民有地か公有地か、この振り分けができないというのはおかしいじゃないですか。それでは、具...全文を見る
○左近委員 それでは、後ほど資料の提出を求めます。  そこで、先ほど航空局長から御答弁があったのですが、大阪と和歌山、それと淡路島からも士を持ってくるのじゃないかというようなことが言われております。私は、この際大臣として若干の障害があろうとも一〇〇%公有地に限定すべきだ、そのよ...全文を見る
○左近委員 それでは、ひとつ大臣の今の御決意を具体的に実践をしていただくように強く要請をしておきたいと思います。  次に、環境影響評価の問題についで少しお尋ねをしたいと思います。  空港の計画段階における環境影響評価については、これは十二項目にわたって多面的に実施されておるわ...全文を見る
○左近委員 私はそんな型どおりの答弁を求めたのではないわけでして、これだけの大きな工事の場合、そういう事務的な形でいいのかどうか、環境庁としてもっと主体性を発揮すべきじゃないかと思うのですね。だから、今何か環境行政がなきに等しい。行政改革であれば一番先に環境庁が切られるのじゃない...全文を見る
○左近委員 どうも環境問題に対する認識が環境庁として非常にぬるいと思うのですね。  それでは、環境庁として、大阪湾地域の整備構想にかかわる環境調査を日本環境協会へ委嘱調査を依頼しておるということを承っておりますが、これはどういうことですか。
○左近委員 それでは、環境庁としては、今度の空港建設、具体的な工事がこれから行われる。もろもろの土取り問題なり海面埋め立ての問題なり、大変な問題が出てくるわけですね。それらについてはすべて株式会社にやらして、自前のデータを、あなた方は見るだけだということですか。
○左近委員 だから、事業者、株式会社が調査して環境庁が判断するに当たって、環境庁としての一定のデータがなければ判断できないんじゃないですか。その辺どうですか。
○左近委員 どうも総合的な環境影響問題について、環境庁としては手ぬるいんじゃないか。もう時間が迫ってまいりましたからこれ以上追及しませんが、海面を五百ヘクタール埋め立てるというのは日本では今までで一番大きな区域になっているんじゃないですか。これ以上のものがありましたか、どうですか...全文を見る
○左近委員 いずれにしても三点セット段階での環境影響評価については、建設段階の公害の一番本元である土取り問題を抜きにした環境影響評価であるということで、私はこれは大変なことだと思います。今局長から答弁もありましたように、これは国としても責任を持って総合的な環境影響評価を今後やって...全文を見る
○左近委員 その補償基準をひとつ提出をしていただけませんか。よろしいですか。
○左近委員 この漁業補償は、今局長直言われましたように大変大きな問題であり、なおかつこの近くにいろいろやられた民間の例があるわけですね。それと非常に格差が出るようなことでは、地元は非常におさまらぬだろうと思います。したがって、その辺については十分これから慎重に対応をしていただきた...全文を見る
○左近委員 よろしくお願いをいたします。  そこで、少し会社の——株式会社は我々は反対なんですが、新聞ではどんどんいろいろなことが書かれておるわけでありまして、株式会社の組織について運輸省としては原案なるものか、第二次案なるものか、これは新聞に出ておるわけですが、そういうような...全文を見る
○左近委員 もう時間がございませんのであれですが、WECPNL、この航空機騒音コンターの問題について、抜かしておりましたので、少し御質問をしたい。  年間離着陸回数を十六万回に想定して騒音コンターをとられて、WECPNL、これはうるささ指数ですが、七十の地域は海域内にとどまる、...全文を見る
○左近委員 時間が来ましたので、これで終わらしていただきます。委員長、どうもありがとうございました。
04月17日第101回国会 衆議院 運輸委員会 第5号
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○左近委員 きょうは、参考人の各先生方大変御苦労さまでございます。貴重な御意見を出していただきまして、本当にありがとうございます。  それでは、岸参考人を中心にいたしまして若干の事項について御質問をさせていただきますので、ひとつお許しいただきたいと思います。  私も最近まで地...全文を見る
○左近委員 空港本体のこの建設にまで出資なり融資を求められるということについては、空港整備法の観点から見ても筋違いではないか、私はこのように判断をいたします。大阪府としてこの空港本体の建設まで出資、融資を求められることによって、一般行政の面でかなりしわ寄せになるのではないか、こう...全文を見る
○左近委員 地域整備について、国は、成田のようなかさ上げ法は考えていないということを運輸大臣は明言をしておるわけですが、この点について、岸参考人はどういうような考えをお持ちか。  また、今の岸知事の前島建設など、地域整備の構想ではかなりの財源が必要だと思います。空港本体の出資な...全文を見る
○左近委員 若干、くどいようで恐縮でございますが、これから、地域整備の問題については、国も各省庁、いろいろ協議をしながら地元と相談がされていくことだと思いますが、大阪府としては、大体どれくらいの事業規模を考えておられ、またどれぐらいの財政負担が伴っていくかということについて、今日...全文を見る
○左近委員 それでは、きょうはそれ以上はお聞きしないことにします。  次に、岸参考人にまたお聞きをいたしますが、まず空港をつくる場合、当面一番大きな問題は、土取りの問題であり、土取りの場所の問題だと思います。私どもは、かねてからこの点について大変心配をしておるわけですが、これは...全文を見る
○左近委員 この土取り場所問題について、今岸参考人から知事としての立場というか見解として、極力最大限公有地に限定する、こういうような考え方を出していただいたのですが、私どもは国に対してもそういう立場を主張しておるところでございますので、地元の知事としてひとつ公有地に限定する、こう...全文を見る
○左近委員 それでは、公有地問題に限定するということでひとつ知事の方でも努力をしていただきたいと思います。  そこで、本法律では、公害なり漁業補償などについては、先ほどの岸参考人の御意見では大阪府としても人も出しあるいはいろいろと対応を十分やっていきたいということを地元知事とし...全文を見る
○左近委員 今の岸参考人の御意見の立場を踏まえて、先ほどの午前中の御意見の中で協議組織というものを設けるべきである、こういうことを言っておられるわけですが、この会社の事業の運営に当たり地方公共団体の最初め地域の代表者などで構成する協議組織を設けるべきである。このことは私どもとして...全文を見る
○左近委員 あと一点だけ岸参考人にお聞きします。  今の協議会問題については、地元知事の立場としては法的にも明確にしてもらいたいぐらいだ、こういうような強い意向を持っておられるということを十分承らしていただきました。  そこで、先ほど田中委員からも少し出ました環境監視体制の問...全文を見る
○左近委員 奥田参考人にお聞きをいたします。  先生の方では、特に長年にわたって環境影響調査の問題あるいは地域整備等の問題について御尽力をいただいた点について、高く評価をするものであります。  そこで、先ほど先生がおっしゃいましたように、この計画段階における環境影響評価につい...全文を見る
○左近委員 そこで、奥田先生に重ねてお聞きをするわけですが、これから建設に入りますと、この土取りによる環境破壊というものが非常に大きな問題になるのではないかと思うのですね。これについて政府の見解は、株式会社が主体的に環境影響の調査をするということでございますが、先生がずっと手がけ...全文を見る
○左近委員 それでは、時間が来ましたので、これで終わります。各参考人の先生方、どうもありがとうございました。
05月08日第101回国会 衆議院 運輸委員会 第8号
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○左近委員 それでは、時間がありませんので簡潔に御質問します。  まず、法第六条の「事業の範囲」について、関西新空港の土砂採取、運搬について会社の事業の範囲に入るのかどうか明確にしていただきたい。
○左近委員 それでは、今の答弁では、先ほど若干御質問がありました第三セクター的なもので十砂の採取なり運搬についてはやらさないという理解でよろしいですね。
○左近委員 地方公共団体の財政負担の問題について我が党の小林、関山委員の方から四月二十日に御質問していますが、出資金の二百億円、これについては政府も必要あれば起債を認可していく、こういうことで答弁がございました。ところが、長期低利の融資の資金三百億円、これを年利四%の金利を想定す...全文を見る
○左近委員 それでは、六十三年まではこの地方公共団体の財政負担については出資金二百億円内でやっていく、あと長期低利の融資分については六十三年半ば以降の資金繰りの問題だ、こういう理解でよろしいですか。
○左近委員 この会社は十月一日に設立が予定をされておりますが、各地方自治体の議会の承認案件に当然なるわけでありまして、十月設立は各地方議会の関係で無理ではないかと言われております。したがって、十二月になるんじゃないか。この十月から十二月にずれ込むことによって、この空港建設に当たっ...全文を見る
○左近委員 民間の出資問題について、または融資問題についてお尋ねしますが、これについてはもう各経済団体、関経連とか大阪商工会議所等々いろいろございますが、これは出資促進委員会というのをつくっておりますが、こういうところに全く無原則な一任をされるのか、政府として何らかの基準をそうい...全文を見る
○左近委員 民間の出資なり融資をすることによって、空港のもうかる部分ですね、附帯事業に対し何らかの利便が与えられるのではないかというような立場で、民間の各会社が今日こぞって融資なり出資態勢にあるということも考えられるわけですが、この点について、新空港の附帯事業についてはあくまで会...全文を見る
○左近委員 兒玉先生から御質問をされました公害の監視体制については、今大臣から必ずそういうものを責任を持って設置するという御答弁があったわけですが、空港を円滑に運営するために運営協議会的なものについても、公害監視体制とともに会社の定款等で明確に位置づけをするという理解をしてよろし...全文を見る
○左近委員 ありがとうございます。  時間がありませんので、ちょっとせいて申しわけございません。  二十四時間使用可能な空港にとって大きなメリットは航空貨物の輸送であろうと思います。この点について、航空貨物の基地がなくてもいいわけですけれども、これからの航空貨物需要を考えれば...全文を見る
○左近委員 くどいようですが、これは特定な一カ所ということではなしに、この点はかなり複数的な発想だという理解でよろしいですか。
○左近委員 この関西国際空港の関連の従業員数はどれくらい想定されるか。例えば、現在大阪国際空港では一万二千三十七名という関連職員がおられますが、今度の新空港ではどれぐらいの雇用創出が図れると想定されますか。
○左近委員 この新しい会社の役員数については大臣から、十名内外が常識的だというような御答弁をいただきましたが、会社の職員数、今度新しくできる関西空港株式会社の職員数はどれぐらいの規模を想定されていますか。
○左近委員 この第十五条に「国及び地方公共団体の配慮」という条項があるのですが、この「人的及び技術的援助について必要な配慮を加えるものとする。」、この場合、国から派遣される場合あるいは自治体から派遣される場合が当然出てくると思いますが、そういう理解でよろしいですか。
○左近委員 大阪湾の漁業補償問題について、せんだっての質問で、この補償の基準については漁業権簿の消滅または制限により通常派生する損失の補償、こういう基準に基づいて行うのだということを聞いておりますが、新空港をつくることによってどれぐらいの漁獲量の変化を来すと考えておられますか。
○左近委員 そんなばかなことはあらへんのだけれども、もう時間がないからやりとりできないですよ。これはそんなことはないですよ、大阪府はちゃんと出していますよ。これは時間がないから結構です。  そこで、空港用地のこの漁業補償問題について、一兆円の予算規模の中で空港用地の造成工事費約...全文を見る
○左近委員 予算項目はここですね。
○左近委員 漁業補償はこの中ですね。
○左近委員 もう二問だけお願いします。  このたびの空港建設に当たって何といっても大きな問題はこの土取り問題だと思うのです。これについては私も質問しましたし、各先輩議員からもかなり突っ込んだ御質問がされております。やはり大臣もクリーンな空港をつくっていく、クリーンな空港つくりの...全文を見る
○左近委員 最後の質問です。関経連の日向会長が、この新会社の人事問題について少し記者会見で発表されておられるわけですが、何か運輸省は会長、社長制構想を持っておられる、このことについて日向会長は社長一本で副社長を二人置いたらどうか、社長は運輸省などの空港等島づくりの専門家、副社長は...全文を見る
○左近委員 これで終わりますが、大臣、いろいろ地元の新聞ではこの点についてかなり出ているんですよね。だから、その点例か財界主導の人事が先行しておるというような感じを受けますので、運輸省としても十分注意をしていただきたいと思います。  これで終わります。
○左近委員 どうもありがとうございました。
05月09日第101回国会 衆議院 運輸委員会 第9号
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○左近委員 私は、きょうは各都市で経営している都市交通問題について若干の御質問をしたいと思います。  今日、都市交通は、バスについては一日五百二十万人、特に六大都市と札幌ではそのうちの七〇%に当たる三百六十一万人を輸送しておりますし、地下鉄においては一日五百二十万人、合わせて一...全文を見る
○左近委員 今、大臣から見解の表明がございました。今大臣いみじくも言われましたように、特に大臣は都市交通の問題についてかねてから大変いろいろと御識見を持っておられまして私どもも心強いわけですが、構造的な要因として、特に路面交通部門においては、今大臣が言われましたように走れない、年...全文を見る
○左近委員 確かに今言われるように、このバスという大量輸送機関、これをスムーズに走らすためには特に自家用車、これの規制をしていかなければならぬわけですが、これは自家用車を持っておられる方々の御理解も得なければ実現しないことは当然でございます。しかし、都市部における、例えば排ガスの...全文を見る
○左近委員 このバスの走れない要因の一つとして、特に大都市においては不法な駐停車があるわけですが、これについて、今具体的にどんな対策を全国的にやられておるか、ひとつお聞かせ願いたいと思います。
○左近委員 最近自転車の問題が駐輪公害と言われているぐらい大都市周辺駅においては大変な問題になっておるわけです。最近、総理府の発表では放置箇所千六百八十九カ所、八十六万四千台に及んでおるということでございます。政府としても、五十六年五月二十日に施行された自転車の安全利用の促進及び...全文を見る
○左近委員 時間がございませんので、ひとつ積極的によろしくお願いしたいと思います。  そこで、五十ccミニカーの問題ですが、最近これが社会的に大きな問題になっております。現在約六千台が使用されておると言われておりますが、これは御承知のとおり原付免許で乗れるわけでございます。これ...全文を見る
○左近委員 今日都市バスの復権というか、もっと活性化を図るために運輸省としてもいろいろ努力をされておられます。バスロケーションシステム、これは十八都市で三百五十九路線あるいは都市基幹バスあるいは乗り継ぎ運賃制度、都市新バスシステム、バス乗り継ぎターミナル、こういうものがいろいろ行...全文を見る
○左近委員 ひとつ積極的によろしくお願いします。  再建地方都市バス事業の問題について、車両更新の補助が今日されておるわけですが、これが五十九年度では五十二両。この年度でこの補助については打ち切られるということを聞いております。自治省は、これらのバス事業に対して今日軽油引取税の...全文を見る
○左近委員 特に、最近見てみますと、民間バスもかなり新しい車をどんどん入れているわけであります。そして、冷房がされております。やはりお客さんのニーズというか、そういうものに適合したバス車両というのがどうしても今日の社会的な条件からして必要だと私は思いますが、特に、バスの耐用年数と...全文を見る
○左近委員 それでは、各自治体から新車の購入の申請があれば、起債の制限はしないということですか。
○左近委員 それでは地下鉄部門について、時間がございませんから簡潔に。  もう状況については御承知だと思いますが、五十七年度の公営地下鉄の運輸収入というのは、料金収入は二千五十九億であります。それに対して、支払い利息と減価償却が二千八十二億でございます。料金収入よりも上回ってお...全文を見る
○左近委員 きょうはこれ以上あれしませんが、ひとつよろしくお願いしたいと思います。  そこで、東京圏における高速鉄道を中心とする交通網のあり方について、五十七年九月に運輸政策審議会に諮問が行われまして、現在東京圏都市交通部会で検討がされておると聞いておりますが、この作業はいつご...全文を見る
○左近委員 少し大阪の問題について御質問しますが、国鉄の総裁も来ておられますので、見解をお聞かせ願いたいと思います。  国鉄の大阪外環状線、これは新大阪から加美まで十八・六キロ、事業費は約一千百五十億円、これについての工事認可は既に五十六年四月十六日におりております。また、片福...全文を見る
○左近委員 総裁、どうですか、国鉄として近年にやられる確信ある見通しがあるのかどうか。
○左近委員 大臣、 国鉄の状況については、再建中で非常に大変な時期であります。今総裁が言われたように、今の答弁ではもう全く見通しがないのじゃないか、私はこういうように思うのです。これは長年の懸案問題であり、営業すれば絶対にもうかる路線だ、私はこのように思っております。  そこで...全文を見る
○左近委員 大臣、この点についてどうでしょうか。
○左近委員 それでは大臣、ひとつ積極的に取り組んでいただくことをお願いいたしまして、時間が来ましたので終わらせていただきます。  どうもありがとうございました。
07月05日第101回国会 衆議院 内閣委員会 第19号
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○左近委員 きょうは各先生方、貴重な御意見を聞かしていただいてありがとうございます。  今日の教育の荒廃については何とかしなければならないというのは、もう国民大多数の世論だと思うのです。各先生方もその立場から貴重な御意見を聞かしていただきました。ありがとうございます。  そこ...全文を見る
○左近委員 それでは、また各先生方に一言ずつコメントいただきたいのですが、教育の改革については国民的な合意が何としても必要だ。そのために、今日まで教育の中立性の問題、あるいは教育に国家権力を介入させない、こういうことが教育基本法によって位置づけられておると思うのです。ところが、今...全文を見る
○左近委員 それでは、教育改革に当たり、戦後定着をしております六・三・三制問題について、各先生方はどういうお考えを持っておられるか、一言ずつコメント願います。
07月24日第101回国会 衆議院 運輸委員会 第16号
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○左近委員 この地方事務官問題については、三十数年来の経過がございます。確かにこれは奇妙な存在であり、変則的な形である。このことは、今次の臨調の答申をまつまでもなく、今までに地方制度調査会あるいは昭和三十九年の臨時行政調査会あるいは昭和四十一年の行政監理委員会などでも検討されてお...全文を見る
○左近委員 今のお話からすると、過去のおのおのの調査会あるいは行政監理委員会等との答申では、今回の出された法案とかなり質が違うと思うのです。やはり地方へ地方事務官の職務を移管せよという方向で答申がされておる。今回の政府の法案は、それとは全く逆な形で出されておる、私はこのように思い...全文を見る
○左近委員 大臣がよく承知をしておられるのであれば、今回はそのような承知をした内容に基づいた法律提案だと考えますか。
○左近委員 それでは、臨調の答申とは何ぞやということになるわけですが、できるだけ国の行政を身軽にしていく、地方でできるものは地方でやってもらうというのが臨調の基本的な原点ではないかと思うのです。それが、このたび、地方で今日までやってきたことを全部国の方へ集中的に統括をしていく、こ...全文を見る
○左近委員 ともかく政府の上に臨調があるというように思えてならないのですが、これはそうではないでしょう。どうですか、大臣。
○左近委員 地方事務官の職務を国が統括することによって、国の許認可の権限がさらに強化されるのではないかということが非常に心配をされておるわけです。そこで、今運輸省としてはどれぐらいの許認可事項を持っておるか、お伺いをします。
○左近委員 この運輸省の許認可事項が非常に多いのではないか。今も御答弁がありましたように二千二百件、全省庁の許認可の件数を見てみますと一万四十五件だと言われております。一万四十五件中、運輸省にかかわる事項が二千二百件もある。これは、運輸省は何か縄張りというか権限を集中して行使をし...全文を見る
○左近委員 私は、社会的に問題になりました鉛詰めの試作車の問題、これらも、それはメーカーは確かに悪いわけですが、運輸省の複雑などういうか許認可の基準というものが災いをしている点も多々あったんじゃないか、このように思うわけです。したがって、今大臣のお答えのように、これから精力的に許...全文を見る
○左近委員 それでは、私少し二、三の具体的な問題について、許認可事項にかかわる問題で見解をお聞きをしたいのですが、私も最近まで市の公営交通に働いておりましたので、いつも疑問に思うなという点を二、三御質問をしたいと思います。  バスの停留所の位置変更について、この権限はどこにある...全文を見る
○左近委員 このバスの停留所の位置変更ぐらいは、やはり地域の市町村長なりあるいは知事なりが一番よくその地域事情を知っておるわけですから、こういうものについてはすべてこれは届け出でいいんじゃないか、これについて認可権を行使することについて私は行き過ぎだと思うのですが、この点どうです...全文を見る
○左近委員 それでは、どれくらいの割合になるのですかね。届け出で済ますエリアというか、それと、どうしても認可が必要なその割合はどれぐらいなんですか。
○左近委員 ひとつ、各自治体なりバスの経営者が何か不便に感じないようにこれからやっていただきたいと思います。  そこで、私はこの地方自治体の交通料金問題について少し基本的な考え方をお聞きをいたします。  このバスの運賃、地下鉄の料金の問題もそうですが、水道の料金、これらは法的...全文を見る
○左近委員 どうも、私はそれだけではちょっと理論的にも理解できませんがね。これは民間企業もやっておるから、そうだという……。
○左近委員 私、承服しがたいですが、時間もあれですから、引き続いてまたいつかの機会にやらせていただきたいと思います。  そこで、私は、ついでにこの地方公共団体が経営する交通事業の問題の会計制度について、この際見解をお聞きしておきたいと思います。  確かに地方公営企業法の第十七...全文を見る
○左近委員 私、大阪出身でございますし、大阪の交通におったんですが、大阪市の交通事業は同じエリアを地下鉄とバスが経営しているわけです。できるだけ一体的な運営が可能なように料金の割引制度等についてもやられているわけです。そういう場合、条例では会計の一本化はできるのですか。
○左近委員 この地方公営企業法では、二以上の事業体については今条例でそういうことができるやに伺いますが、今私が質問した内容でも、できるわけですか。
○左近委員 いろいろな事業があるわけです。特別会計もたくさん、大阪の場合も十七、八あるわけです。だけれども、私は今交通問題だけについてやっているわけですが、バスと地下鉄、これは一本でいけるわけですね。
○左近委員 わかりました。  タクシー料金の問題についてちょっとお伺いいたしますが、運輸省はこのタクシー料金についてどのような対処の仕方をされているのですか。
○左近委員 今、運輸省の見解は、これは行政指導ですか。何かほかに特別な権限を持ってできる——同一地域同一運賃の原則というのは行政指導の範囲ですか。
○左近委員 運輸省の方では、今答弁がございましたように、タクシー料金の改定に当たっては同一地域同一運賃、こういうものを原則にして行政指導をされておる。したがって、各タクシー業者から運賃値上げの申請があれば、全部出そろうまで審査をしない、こういうことが過去から今日までずっとやられて...全文を見る
○左近委員 公取としては全く干渉しないということでよろしいか。
○左近委員 だから、運輸省が認可をしたこと、いろいろなことについて、同一地域同一運賃の原則、こういうものについても全く公取としては関知しないということでよろしいですね。
○左近委員 第二義的にはどういうことですか。
○左近委員 公取の見解、私なりの理解では、運輸省は同一地域同一運賃、この原則で行政指導をされておる、このことについては公取としてはとやかく言うべきことではございません、そういう形で料金の認可をしていることについても適正だという判断をされている、こういう理解でよろしいですか。
○左近委員 僕は頭が悪いからどうもあなたの答弁が理解できぬ。私にわかるように答弁してや。あなたは大学出て偉い人や、わしは大学も出てないしわからへんのや。もっと易しゅうやってくれや。
○左近委員 業者の創意工夫を発揮した形が望ましいという立場で、過去に公取としては何らかの見解を発表されたことがございますか。
○左近委員 時間がありませんが、タクシーの業界というのは俗に中小零細企業だと私は思うのです。十台か二十台で経営しておるところ、また五、六百台持っておるところもございますが、押しなべて中小零細企業だと思います。こういうところの料金の改定については、その会社その会社の経営実態もあるで...全文を見る
○左近委員 少しMKの問題をやろうと思っておったのですが、時間がありませんので、それはまたいつかの時点でひとつやらせていただきたい。  もうあと一点だけ質問します。  新聞で大きく出ました整備業者を通じて車検代を上乗せをして、ユーザーから車検業務への協力費ということで、かなり...全文を見る
○左近委員 どうも、時間が来ましたので終わります。
10月16日第101回国会 衆議院 安全保障特別委員会 第7号
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○左近委員 私は防衛問題については全くの素人でございますし、また、本委員会で質問させていただくのも初めてでございます。そういう立場で、現在国民が防衛問題についてどういうような認識なり、あるいはある面では危機感、そういうものを端的に長官初め関係者の皆さんに御質問をしたいと思うのです...全文を見る
○左近委員 きょうは、「防衛計画の大綱」、私はそのもの自体が大きな問題だと思いますが、時間も限られた時間ですので、触れませんが、端的に言いまして、今の自衛隊の量というか、これは金額的な面でございますが、世界百六十八カ国ですか、そのうち第八位に位置しておる、これぐらい大きなものにな...全文を見る
○左近委員 九月十四日に発表されました防衛白書の問題ですが、特に目につきますのは、ソ連の軍事力強化とそれによるソビエトの脅威論の問題でございます。従来政府は、ソ連に対日攻撃力はあるが、対日攻撃の意図はなくしたがってソ連の脅威は潜在的なものであり、また、日本には仮想敵国はない、また...全文を見る
○左近委員 それでは、アメリカのソビエトに対する認識と日本のソビエトに対する認識とは同一だという判断ですか。どこか違うところがありますか、大臣。
○左近委員 今、長官はそのギャップを埋めるために、国民に対してソビエトに対する脅威をもっと認識させなければならないというような考え方をお持ちなんですか。
○左近委員 先ほど、ソビエトの脅威論の問題について、認識は長官としては変わらないとおっしゃいましたが、何か最近の長官の言動は、かなり一歩踏み出したような感覚、アメリカと同じような意識の統一を図るような努力をされておるんじゃないかと、こういうことを大変私は危惧をするわけですが、そう...全文を見る
○左近委員 最近新聞で報道されておる、ソビエトが長距離巡航ミサイルを実戦配備した、このことによって、我が国としてどういうような認識をお持ちですか。
○左近委員 私は、確かにソビエトの極東地域における軍事力、そういうものは強化されているわけですが、これはやはりアメリカとの関係も見なければならぬ、相対的な関係を日本としてはしっかりと見詰めていく必要があるんじゃないか、また、そのための、緊張緩和のための、日本自体がソビエトに対して...全文を見る
○左近委員 この演習に当たって、海上自衛隊は善玉ですか、ブルー部隊に編成され、敵側のオレンジ部隊と対戦するというような形式で合同演習が行われたのですか。
○左近委員 このブルー部隊は日本、アメリカ、カナダで編成されたと聞いておりますが、この三国が連合隊的なものを組んで演習したという理解ですか。
○左近委員 カナダは含んでないんですか。
○左近委員 それは私たち現地で見ていないわけですから……。  このリムパックの通信手順として、アメリカ軍がNATO軍との間で作成している教範ですか、俗に連合国通信、ACPが使用された、またこの連合国訓練というかATP、そういう教範も使われたというように伺っておりますが、これは事...全文を見る
○左近委員 そういたしますと、このACP、ATPは、アメリカと軍事的または防衛的な条約を結んでいるすべての国の共通した教範ということで理解してよろしいですか。
○左近委員 この合同演習の形式が、日本とアメリカだけの問題ではなしに、NATOの全軍にも共通する、通信手段なり、あるいは具体的な教習プログラムが全く世界じゅうに共通するような形の中で日本の自衛隊が参加をしておる、これは何か大変意味のあることではないか、私はこのように思うのです。海...全文を見る
○左近委員 従来、これらの共同演習について、安保条約とは直接関係ない、ただ安保条約を締結していることによってアメリカが好意的にいろいろな便宜を与えてくれている、したがって、直接法的根拠はないというような解釈、これは五十年十一月十三日の衆議院決算委員会での御答弁での見解でございます...全文を見る
○左近委員 私は、そういう抽象的な見解では困ると思うのですよね。現実にリムパック84、これは世界的な大合同実動演習ですわね。こういうものに日本が主役を果たしておって、これが集団的自衛権を前提にした演習でない、ただ単なる自衛隊の技量を向上さすための演習だ、これは非常におかしいと私は...全文を見る
○左近委員 実態を見れば、自衛隊のこれらの合同演習がアメリカの対ソ戦略にしっかりと組み込まれた中で行われておるということは客観的な事実として明らかじゃないかと私は思うのですね。その辺はどうですか。そうは思われませんか。
○左近委員 またいずれこの問題は別な機会にやりたいと思います。  それでは、関連して上田議員の方からちょっと質問させていただきます。
○左近委員 きょうは外務省の方も来ておられますので、もう時間がありませんから簡潔に申し上げます。  新聞の世論調査で、日本とアメリカとの間には日米安保条約があります、いざという場合アメリカは本気で日本を守ってくれると思いますか、そうは思いませんかというある有力な新聞社の世論調査...全文を見る
○左近委員 別に変わった新聞の世論調査の結果を言っているのではないわけでして、ある有力な新聞社の結果であります。ただ、長官は先ほどの御答弁でも、世論調査は余り当てにならぬ、ある一時的なものだから。だけれども、これはやはり国民のかなりの動向を反映しているのじゃないかと私は思うのです...全文を見る
○左近委員 余り難しくてわかりませんが、私は日米安保条約があるからそういう事態になるのであって、安保がなければ——今あなたは安保があろうとなかろうと日本は戦争に巻き込まれるということを言っておられるわけです。私は安保条約がなければそういう事態にならないという判断をしておりますが、...全文を見る
○左近委員 これは政府全体の見解ですか。あなたの個人的な著書から来る見解なのか、政府全体の見解ですか。
○左近委員 もうよろしい、時間がありませんから、上田先生に時間をとられたから。  それでは、私、いずれかの機会にまたあれするとして、トマホークの問題だけちょっと御質問をしておきます。  トマホークの日本への寄港で心配される艦艇が四十隻を超えると言われているのですね。非核三原則...全文を見る
○左近委員 何言っているかさっぱりわかりませんね。だから、私は端的に今国民の不安を言っているわけです。私は、何か日本政府はアメリカに遠慮されていると思うのですね。だから、もっとはっきり物を言うべきだ。多くの国民はこの問題に対して、核つきトマホークの寄港を非常に心配しているわけです...全文を見る
○左近委員 僕は沖縄の問題もやりたいのですけれども、特に言われた松山空港の問題ですね。これは純然たる民間空港でございまして、年間百五十万人から乗降客があるわけです。この出入管理権を岩国基地が握っておる。岩国エリアという範囲はかなり膨大な愛媛県、山口、広島、島根の一部も入るようなそ...全文を見る
○左近委員 この松山空港の出入管理権について、岩国の米軍が握っておる。こういうことによって、ことしに入りましてから、純然たる民間空港である松山空港で、米軍の飛行機がタッチ・アンド・ゴーを初め訓練をかなりの期間やられた。これは安保条約なり地位協定の完全なる違反ではないかと思うのです...全文を見る
○左近委員 こういうような事態が起こるのも、やはり松山空港が岩国基地の管制下に置かれているというようなところに問題があると思うのですよ。  そこで、嘉手納のRAPCONの問題について、いろいろ経過は時間がありませんから省略しますが、今これはアメリカが管理をしているわけですね。こ...全文を見る
○左近委員 これはおかしいじゃないですか。一九七二年の五月十五日の沖縄施政権返還の日に行われた日米合同委員会の民間航空部会の分科会で、日本政府は、これら飛行場に対するレーダー出入管理業務を行うことができるまでの暫定期間、これら飛行場に対する出入管理業務を実施するということで、アメ...全文を見る
○左近委員 もう時間がありませんから、きょうお呼びした運輸省、海上保安庁、科学技術庁の方、質問できませんから、お許しをいただきまして、私は終わります。忙しいところを出てきていただいてどうも済みません。
12月21日第102回国会 衆議院 運輸委員会 第1号
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○左近委員 関西国際空港に関連する事項で二、三御質問したいと思います。  まず、大臣がかわられたわけですが、新大臣は関西国際空港の建設についてどのような認識を持って今後やっていかれようとするのか、お伺いをしたいと思います。
○左近委員 今大臣もおっしゃいましたように、十月一日に新会社が発足したわけです。発足してから新会社がまずやったことは何か、これは滑走路の位置の変更でございます。三百五十メートルですか、陸側へ滑走路を移していく。飛行場の基本の問題は、私は滑走路の位置の問題だと思うのです。本委員会で...全文を見る
○左近委員 法案が通ってから半年もたたぬ間にこういう基本的な面について変更する。これは会社ができたから会社で独自にやらせたらいい、私はこれは少しおかしいのではないかと思うんですね。これは会社は会社ですけれども、法の第四条で株式の二分の一以上は政府が持つ、また出資についても三分の二...全文を見る
○左近委員 恐らく六十一年三月ごろに工事の着手ということを考えられておるんだろうと思いますが、そのためには来年の七月ごろには、大きな問題である漁業補償の問題、環境実施アセスの問題、この二つの問題を解決しなければならない。そこで、運輸省としては漁業補償問題についての基本的な考え方は...全文を見る
○左近委員 今、大臣からお話があったのですが、今回の陸上から五キロも離れた海上における漁業補償というのは、戦後多くの漁業補償があっただろうと思いますが、これは初めてのケースではないかと私は思います。一般に沿岸部分というか、陸上から一・五キロ以内の漁業権にかかわる漁業補償問題につい...全文を見る
○左近委員 それでは、この海域にかかわる漁業補償の対象漁協の数、それと漁業者の数はどれくらいですか。
○左近委員 和歌山は入らないのですか。
○左近委員 まあ、今後和歌山問題も状況によっては対象になるというような見解だと思います。  そこで、この十二月の十八日に初めて空港の株式会社と大阪府漁業協同組合連合会との初会議が持たれたわけであります。これは流会したということを聞いておりますが、この原因は何だと報告を受けておら...全文を見る
○左近委員 こういう大事な漁業補償の初会合に社長が出席をしなかったということもいろいろ問題があるだろうと思いますが、私は、そういう表面的な問題だけではなしに、やはり各漁業組合が今日運輸省の方針なり会社の漁業補償に対する基本的な考え方に大変不信感を持っておるということではないかと思...全文を見る
○左近委員 いずれにしてもやはり地元漁協と円満に話ができるように運輸省も柔軟に会社を指導していただきたい、私はこのように思っております。  そこで、もう一つの大きなハードル問題として環境の実施アセスメントの問題がございます。今まで長い期間かけて三点セットということでかなり環境ア...全文を見る
○左近委員 時間も余りないので、私はかねてから実施アセスについては総合的な観点からアセスをやっていただきたい、項目項目をピックアップした形で評価をするのではなしに総合的なアセスメントをやっていただきたいということをお願いをしているわけですが、この点を強く要望しておきたいと思います...全文を見る
○左近委員 その趣旨に沿って作業をしていただくことを特にお願いをしますが、できるだけ早く土取りの場所の選定をするという、できるだけ早くというのはいつごろを考えておられますか。
○左近委員 大体四月ごろには決まるということで……。  次に、大臣は就任されましてから、この十一月二十日ですか、新空港の海上の視察と関西の状況の視察を行われたわけですが、そこで記者会見をされております。まず問題なのは、この新会社は千二百億円の出資でございます。そのうち三分の二の...全文を見る
○左近委員 私は、大臣、重大な発言だと思うのですね。この法案の成立過程についてよく承知をしていただきたいと思うのです。この関西国際空港はやはり第一種空港である。第一種空港であれば、本来すべての金について国がやらなければならぬわけです。それを、民間活力というような方向で私どもはやむ...全文を見る
○左近委員 そんな一般的な答弁じゃ困るのですよ。  政府が八百億出資されるのですね。で、今民間が二百億の枠です。これについて政府は持ち出し出資分を減らしていくのか、そして民間に二百億を、今四百八十億も出資希望があるのだから、それを増枠させていくのか、民間活力をあれするというよう...全文を見る
○左近委員 それでは今の答弁では、民間の出資の二百億をさらに増枠を受け入れていくということですか。
○左近委員 それはちょっとおかしいと思うのですよ。それは承知できませんよ。やはり公共的な国際空港、この位置づけを明確にしてもらわなければ私は困ると思うのですよ。だから八百億、二百億、二百億、この出資の枠については厳守をしてもらいたい。もう一度、大臣、答弁をお願いします。
○左近委員 そういうのはおかしい。実際そんなばかなことがあるかい。今まで論議してきた経過を全く無視したような……。再答弁を願います。
○左近委員 だから、今、大臣の御答弁であれば、政府出資の八百億を六百億まで引き下げることはあり得るということですか。
○左近委員 やはりこの会社法案の審議経過というものを、新大臣、私はもっと尊重してもらいたいと思う。  民間活力、活力と言いますけれども、それではこの会社の人事構成は、これはどうなっていますか。社員が百五十一名、そのうち民間はたった七人ですよ。監査役を入れても、十二名の役員中純粋...全文を見る
○左近委員 一事が万事、そういうことなんです。前大臣は新しい会社は高級官僚の天下り先にはしないということを言っておったんですよ。現実にこれは天下りじゃないですか、全部。あなたたち、この委員会の権威はどうなっておるんですか。  出資問題でもそうでしょう。はっきり八百億の出資という...全文を見る
○左近委員 そんなことを聞いていないよ。もう時間がないので、私は今の大臣答弁を了解したわけじゃないですよ。やはり八百億の枠を守ってもらいたいということを強く申し上げておきたい。  そこで十月五日の空港の関係閣僚会議で関西国際空港関連施設整備連絡調整会議というのができましたが、こ...全文を見る
○左近委員 地域の意見を十分に聞いてお願いをしたいと思います。  私は、この空港問題で心配な点をひとつ申し上げておきたい。いよいよ工事に入るわけです。そして、私はこの空港の地盤沈下の問題についてかなり気にしておるわけであります。海上五キロということで、水深が約二十メートル、その...全文を見る
○左近委員 大阪とあれと一遍調べてください。
○左近委員 ありがとうございました。