左近正男

さこんまさお



当選回数回

左近正男の1988年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月09日第112回国会 衆議院 予算委員会第五分科会 第1号
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○左近分科員 どうも遅くまで御苦労さんでございます。できるだけ時間を切り詰めて終わるように協力したいと思っております。  環境庁長官どうですか、予算委員会の総括質問で長官が何か公害問題で御答弁なさったことございますか、そういう項目が。総括質問で何もなかったですか。
○左近分科員 昭和四十五年のいわゆる公害国会がございましたね。その後を受けて、昭和四十六年に環境庁が設置されたのです。どうですか、今日までの環境行政の果たしてきた役割というのを大臣はどう見ておられますか。
○左近分科員 大臣は環境のいい奈良に住んでおられるから、それはそういうようなかなり楽観視した物の見方をされていますが、実際問題、これは環境庁ができてから十七年目、今日、環境問題というのは環境庁自身も何か具体的な前向きな施策がなかなかとれておらないのじゃないか。何か環境庁が風化した...全文を見る
○左近分科員 深刻な状況だと受けとめられながら、この三月一日から指定地域を外したわけですよね。私は、法律ができたからその上に立って問題点を指摘したいと思うのですね。国が患者の医療費の支給補償をしないということになりましたので、税金で新規患者の医療費の助成を実施するところが各自治体...全文を見る
○左近分科員 非常に型どおりの御答弁だと思うのですね。患者団体はこの法の改悪については反対だ、ところが法が通ってしまった、そうしたら今は自治体にどんどん強い陳情をしているわけですよね。それで自治体がそれをやらざるを得ないようになってきた。そこでどんな問題が起きているか。  例え...全文を見る
○左近分科員 国としては机に座ってそういう通達なり考え方を出されればいいですけれども、各自治体は常に住民と接点の行政をしているわけですね。だから、あなたの言うようなことにはなかなかならないわけですね。そうすればもうばらばらの状況が出てくる。住民は何とか救ってくれ、市長さん方は、ま...全文を見る
○左近分科員 去年はこの分科会がやられなくて、ちょうど二年前の分科会で、私は自動車公害問題で質問をさせていただいたのですが、大体同じような答弁です。全くあなたのところはほんまにこれやというものがない。それは難しいですよ、けれどもダイナミックなものがないのですよ。NOxの総量規制の...全文を見る
○左近分科員 夜も遅いのでもうお疲れだと思うから余り言いたくないのですよ。だけど、このままの状況をどうしますか。東京にしても神奈川にしても大阪にしても、これは大変なことですよ。今、長官はかなりよくなっていると言っていますが、大都市では悪くなっているのですよ。集中的に悪くなっている...全文を見る
○左近分科員 私は非常に不満なんですね。最近は東京でも、これだけ都内の交通が混雑したら商業活動にも都民生活にも影響する、何らかの車規制をしなければいかぬのではないかというような動きが出ていますね。一つのいい例は、先日大阪市内の高速道路、環状線を若返り工事ということでかなり長期間に...全文を見る
○左近分科員 専門的に何か御答弁ございますか。
○左近分科員 ともかくパンチのきいた行政をしてくださいよ。長官、よろしくお願いします。  これで終わります。ありがとうございました。
03月09日第112回国会 衆議院 予算委員会第三分科会 第1号
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○左近分科員 私は、きょう、学校図書館法の問題について御質問したいと思います。  学校図書館法は、昭和二十八年に議員立法で制定されておるのですが、そのときの経過はどういうものであったのですか。
○左近分科員 この法律の第三条には「学校には、学校図書館を設けなければならない。」となっているわけですが、この第二条の「定義」に基づく図書館は全国でどれだけあるのですか。
○左近分科員 今の報告をお聞きすれば、ほとんどの学校が学校図書館を設置しておる。これは結局二十八年に学校図書館法という法律ができたからこれだけ学校図書館が普及したのではないか、この法律の制定された意義は非常に大きい、このように私は思っておりますが、まだできてないところがあるのです...全文を見る
○左近分科員 私は、さらに学校図書というものを非常に大切にして、文部省として努力をしていただきたいと思います。  そこで、法の第五条に定める司書教諭の配置状況は、小学校、中学校、高等学校、その他学校別にどういう状況ですか。
○左近分科員 法五条では、司書教諭を置かなければならないということを明確に規定されておるわけですが、法ができてから三十年以上たって、この状況については実態が余りにもかけ離れているのじゃないですか、どうですか。
○左近分科員 だから、この第五条では「学校には、学校図書館の専門的職務を掌らせるため、司書教諭を置かなければならない。」この附則第二項で「学校には、当分の間、第五条第一項の規定にかかわらず、司書教諭を置かないことができる。」これは法制定時に有資格者も非常におらなかっただろうから、...全文を見る
○左近分科員 この有資格者数が非常に不足しておるやのお話もございましたが、現在司書教諭の有資格者は何万人おるのですか。
○左近分科員 大臣、最近の学校教育について、受験受験で非常にゆがんだ側面があるわけです。したがって、学校図書の教育上の役割というのは非常に大事ではないかと思うのですね。その点について、大臣として今の質疑、討論を聞いておられて、やはり学校図書館というのをもっと充実させていかなければ...全文を見る
○左近分科員 附則について三十年からほったらかしでして、文部省としてこの附則を削るような考えを実際持っておらないですか。
○左近分科員 だから、これは三十年ほったらかしでしたので一挙にはいきませんけれども、具体的な年次計画をつくってもらって徐々に解消していくというような具体的な施策をできないかどうか。実際、その点どうですか。
○左近分科員 それでは、できるだけ積極的にお願いをしておきたいと思います。  そこで、この司書教諭を補完する意味で学校司書という制度があるのですが、これはどういう制度ですか。
○左近分科員 これは法的にはどうなるのですか。
○左近分科員 今現在、学校司書というのは何校に何人ぐらい配置されておりますか。
○左近分科員 実際、この実態も非常にあいまいですね。学校図書館法の中でしっかり位置づけられるのであれば問題ないですが、PTAの会費等で雇っているというような実態も聞いているのですが、そういうことはあるのですか。
○左近分科員 この学校司書をもうちょっと制度的に整備をしてもらえないですか、どうですか。
○左近分科員 実際、現実に学校図書を運営するに当たっては司書教諭もおらない、それを補完するために学校司書というものがある、この学校司書は全く制度的なものになっておらない、これは私は非常にいびつな状況だと思うのですね。この法律が、去年おととしできたのであれば問題ないのですが、二十八...全文を見る
○左近分科員 今、議員の中で学校図書議員連盟というようなものがございまして、そこでかなりこの改正問題について突っ込んだ論議がされておるということも聞き及んでおるのですが、その辺、文部省としてはどういう理解をされておりますか。
○左近分科員 文部大臣、私はきょうは特にこの司書教諭の問題と、今非常に運用的にやられておる学校司書の問題について御質問させていただいたのですが、法ができてから非常に期間が長く、非常に問題がある運用をしておるということは御理解いただいたと思いますので、この点について大臣として今後ど...全文を見る
○左近分科員 よろしくお願いします。終わります。
03月09日第112回国会 衆議院 予算委員会第四分科会 第1号
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○左近分科員 どうも、委員長、御苦労さんです。  私、きょうはエイズ問題について御質問をしたいと思います。特に血友病患者のエイズ感染、この問題に絞って御質問をいたします。  今日我が国には血友病患者は何人おられますか。
○左近分科員 その患者がエイズウイルスに感染しているのは五千人のうち何人おられるのですか。
○左近分科員 血友病患者のうちエイズ菌を保菌されて感染されている方が非常に多いわけですね。これは、エイズ菌というのはかなりの潜伏期間がある。したがって、今言われた九百四十八人の感染者のうち、いずれかの時期にはこれはエイズ患者になるわけでして、これは将来厚生省としてはどのような数字...全文を見る
○左近分科員 エイズ菌のウイルスはまだ医学的に十分究明されておらない、こういうことですが、血友病患者にとっては、特にエイズに感染された患者は、まあいえば死刑を宣告されたみたいなものでして、私はこれは重大な問題だと思うのですよ。  そこで、なぜ血友病患者がエイズウイルスに感染をし...全文を見る
○左近分科員 だから、このエイズ発病の原因は、アメリカから輸入をした血液製剤が原因なんですね。そこで、アメリカは、昭和五十八年に、アメリカの疾病防疫センター、CDCは、そういう血液製剤を使っておったのではエイズに感染をする、だから加熱処理をした濃縮血液凝固製剤の製造を承認している...全文を見る
○左近分科員 だからアメリカは、エイズ患者が発生してから二年後に、アメリカのCDCは、やはりそういう血液製剤を使っておったのではエイズになるということで早速加熱処理をしているわけですね。日本の場合はその後どうなったのですか。
○左近分科員 いずれにしても、アメリカが五十八年の三月、日本は六十年の七月、二年四カ月も日本の場合はおくれているわけです。その間にエイズ菌を含んだ血液製剤を血友病患者にどんどんと投与をしてきた。これが今日日本におけるエイズ患者の大半ではないですか。ほとんどではないですか。これだけ...全文を見る
○左近分科員 その空白の期間についてはまたいろいろこれから問題になってくるだろうと思いますが、六十年七月に加熱処理した血液凝固製剤の国内製造あるいは輸入を承認したが、その時期以降非加熱の血液製剤について、各メーカーあるいは厚生省はそれを禁止措置をしなかった、野放しにしておった、こ...全文を見る
○左近分科員 大体、メーカーが在庫で持っている非加熱製剤を全部消化してしまうまでほっておいたのではないですか。その辺どうですか。端的にお願いします。
○左近分科員 実際問題、これは悲劇ですね。その非加熱製剤の中にはエイズ菌が含まれておる。それは患者は知らぬで、あなた方は知っておったかもしらぬ。あなた方は知っておったかもしらぬが、患者は知らぬでそれを投与されてエイズに感染をしている。これは、大臣、どう思われますか。患者団体などか...全文を見る
○左近分科員 僕は銭金で済む問題ではないと思いますよ。実際、患者の立場になったら、これはもう深刻です。したがって、国は今大臣がおっしゃったように最大限力を尽くしてほしい。これは強く要望しておきたいと思います。  そこで、今世間では二年四カ月のおくれ、今大臣は一年四カ月のおくれ、...全文を見る
○左近分科員 大体私は理由にならぬと思うのです。それだったらアメリカの加熱したものを直輸入したらいいのですよ。何ぼでもできるのです。  そこで、今大臣が言われた加熱処理の血液製剤の臨床試験時期に、安部氏が治験を依頼した製薬会社五社から多額の寄附金を求めて財団法人を設立をしておる...全文を見る
○左近分科員 大体、製薬会社がエイズの治験を依頼して、その総まとめである安部さんがその時期にその会社、メーカーから多額のお金を取るというか寄附をさせて、血友病総合治療普及会、これは実体があるのかどうかよく私は知りませんが、こういうものをやるということは非常に誤解を招く行為ではなか...全文を見る
○左近分科員 これは新聞報道ですが、この普及会というのはバラックのこんな建物ですよ。こんなのでエイズ菌をいろいろ検査したりそんなこと実際できますか。立派な研究機関を設けてやっているのだったらいざ知らず、こんなバラックで紙に財団法人血友病総合治療普及会と書いてある、実際世間ではこん...全文を見る
○左近分科員 だから、その時期がちょうど重なるのですよ。だから私今質問しているでょう。製薬会社五社から何千万ずつ寄附を求めたのですか。その金額を言ってください。
○左近分科員 大体、この安部氏が、エイズの治験期間、非常に大事な時期にそういう普及会を設けて当該のメーカーから一千万単位の寄附を求めておる、これは私は非常に異常だと思うのですよ。そのことがこの加熱製剤をつくるために期間調整をしたのではないかという非常に大きな誤解を世間では生んでお...全文を見る
○左近分科員 私が今指摘した安部氏というのは、国の、厚生省のエイズ研究班長。その方が非常に疑惑に包まれるような行為を製薬メーカーとされているんですよ。その事実についてあなた方は安部氏を呼んで事情調査をされたことがありますか。
○左近分科員 もう時間がありませんから、私がきょう申し上げたこの一連の動きについて、あなた方はそういう機械的な答弁をされておったのでは世間では通用しないですよ。非常に大きな疑惑がここにはある。このことが科学であるべきこういう医薬の開発がかなり疑惑を持って今日見られている。これは深...全文を見る
○左近分科員 もう最後で、時間がございませんが、そういうような機械的な答弁では私は納得できません。これはまた患者団体なんかがもし裁判をされた場合、そこらの因果関係について厳しく皆さん方指摘されますよ。  厚生大臣、最後に、私の今の質疑、私の今申し上げたような点、非常に世間が疑問...全文を見る
○左近分科員 患者は泣いていますよ。よろしくお願いします。  質問を終わります。
03月09日第112回国会 衆議院 予算委員会第二分科会 第1号
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○左近分科員 私は、きょうは無期懲役の仮釈放というか仮出獄というか、この問題に絞ってひとつ質問をさしていただき、見解をお聞きをしたいと思っております。  その前に現在の状況について少しお教えをいただきたいのですが、現在の刑務所、拘置所、少年刑務所だと法務省所管の全矯正施設に受刑...全文を見る
○左近分科員 今の数字を聞かせていただいたら、この既決の受刑者の収容率というか施設に対する収容されておられる方の率が非常に高いですね。この傾向値は、どうですか、これは近年、ここ十年ぐらいをとった場合、どういうような傾向をたどっておりますか。
○左近分科員 大体一年間で既決の受刑者というのは何人ぐらい新しく発生するのですか。
○左近分科員 今現在四万六千百二十八人入っているのでしょう。毎年新しく刑を確定して受刑される方は何人ぐらいか。
○左近分科員 そうしますと、四万七千人の定員の枠といえばおかしいけれども、施設がそれぐらいしかない。現在もう九六%、満杯状況ですね。それで毎年毎年三万台の人たちが新しく既決で受刑する。そうなれば、これは政策的に非常に回転を速めていかなければ施設がもたないんじゃないですか。
○左近分科員 私は後ほど、この無期懲役者の仮出獄問題について少し触れたいと思うのですが、やっぱりそういうような背景がこの仮釈放制度の中にはある。私はこれは非常に問題だと思うのですね。  きょうは限られた時間ですから、受刑者、今四万六千百二十八人とおっしゃいましたね、その中で無期...全文を見る
○左近分科員 現在無期懲役の者の仮出獄の現状はどうなっていますか。例えば観察対象者になっている者は何人おりますか。現在社会復帰されている方ですね。何人おりますか。
○左近分科員 これは大体毎年何人ぐらい無期懲役の者が社会復帰していますか。
○左近分科員 この無期懲役者の仮出獄された方の大体三年ぐらいの再犯率というのはどれぐらいでしょうか。
○左近分科員 その七%前後、八%という数字は無期懲役者の再犯率としては法務省として高いと思われますか。その辺はどう判断されていますか。
○左近分科員 私は無期懲役者のこの再犯について、再び殺人を犯すとかそういうものは限られておると思いますが、やっぱり八%近い方々が社会復帰した後さらに犯罪を犯しておられる。これは私は非常にゆゆしい問題だと思うのですね。この点について今の刑務所の教育のあり方、そういう問題について、社...全文を見る
○左近分科員 私は、今日の刑法の二十八条の仮出獄制度についてはこれは当然理解もしております。問題は、仮出獄を決めるときに、これは刑法では無期の場合十年以上、今おっしゃったようにこれは十五年から十六年が実態だと。どういう審査方法、法務省はどういうような関与をしっかりやっておられるの...全文を見る
○左近分科員 事情よくわかりました。  この保護観察官というのは何人おって、保護観察官一人に対して何人ぐらいの仮出獄者を担当するようになっているのですか。
○左近分科員 大体これは、五万人の仮出獄者に対して七百人の定員で社会復帰からいろいろその後のアフターケアを面倒見るというのは実際物理的に不可能ですわな。そうすれば、形は今おっしゃったようにかなりきめ細かい考え方をお持ちですけれども、実際問題、しゃばに出てしまえば、社会復帰されれば...全文を見る
○左近分科員 僕は被害者の冥福とともに、今局長の方からの事情、これはよく理解できます。しかし、私は一局長とかいうような問題ではなしに、やはり今の法務行政全体、受刑者に対する取り扱い全体にいろいろ基本的な問題点があるのじゃないかと思うのですよ。  したがって、先ほども若干申しまし...全文を見る
○左近分科員 最後に、仮出獄をさせた者がこんな凶悪な犯罪を犯したというのは国も責任があるわけでして、ちゃんと更生さす一つの義務があるわけですよ。この御遺族に対して国はどのような補償があるのですか。その辺どうですか。
○左近分科員 現にある制度の中で御遺族に対する十分な対応をしていただきたい。これを要望して終わります。
03月09日第112回国会 衆議院 予算委員会第八分科会 第1号
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○左近分科員 私はきょうは問題を一点のみ御質問をし、委員長に協力をして時間の余るような形で終わりますので、大臣の方といたしましても格段の御配慮をお願いしたい、このように思います。  私、淀川の河川公園問題について質問をさせていただきたいと思います。  御案内のとおり、この淀川...全文を見る
○左近分科員 今お話ありましたように、八百六十五ヘクタールの中で今日整備されておるのは三十地区百五十五ヘクタール、こういうような状況ですが、この調子でいけば、すべての整備が完了するのはこれから先何年ぐらいかかるのですか。
○左近分科員 だから、大体どれぐらいの展望で、ここ十年ぐらいで展望すればどれぐらいの率までいけるのか、その辺どうなんですか。
○左近分科員 今の御答弁、事情はわかるのですが、それではこの淀川河川公園基本計画というのが策定されたけれども、具体的な年次計画というのはこれはないわけですか。大体、淀川の全改修計画について何年ぐらいをめどにひとつやっていこう、これが基本計画だと私は思うのですが、それが抜けておった...全文を見る
○左近分科員 それでは今後四年間ぐらいで、今三十カ所と言われておったのがあと何カ所ぐらい整備されますか。
○左近分科員 きょうは陳情するところがちょっと別なところですので、そこだけやっていただいたらいいわけですが、六十三年度はどれくらいの事業費が計上され、どの部分を実施するか、確定していますか。
○左近分科員 御案内のとおり、この河川公園というのは今大阪府民にとっても非常に喜ばれているのですね。大体年間三百万人からここを有効に利用しておる。建設省の方もこういう河川敷地の公共的活用ということでかなり積極的にやられておる。こういう点については私は高く評価をしたいと思うのです。...全文を見る
○左近分科員 総事業費は幾らですか。
○左近分科員 大体の概略はわかりました。  そこで私、一点きょうは陳情したいと思うのですが、淀川河口の先端なんですね。これは皆さん地図がそこにあるだろうと思いますが、この淀川の一番川下の先端地区なんですが、これは通称矢倉地区と言われているのです。ここを整備してもらいたいという地...全文を見る
○左近分科員 それで、どう対応しておられますか。
○左近分科員 そこで、大阪市と近畿地方建設局とのいろいろなやりとりを僕は議事録として持っておるのですが、国の方は非常に冷たいのですね。特に大阪市の方は、国においてこの淀川の河川公園の早期整備をかなり強く何回も要望しております。さらに、国で早期事業化ができない場合は大阪市において暫...全文を見る
○左近分科員 私は、この地区が瓦れきで埋めた地区ですので、この辺が、この写真は不正確ですが、廃棄物が川へはみ出ているわけです。したがって、不法投棄された建築物、こういうものが川の方へ出ているわけでして、こういうものを、大きな護岸工事をきちっとやっていただくのはいいわけですが、当面...全文を見る
○左近分科員 大臣、大阪市というのは、これは言うたら西淀川地区なんでして、非常に公害の多い地区なんです。たまたまこういうところが、これは大阪市の土地ではございませんが、市としては将来自然公園的にこの土地を買収してもいいような意向もやや持っているわけです。しかし、ここの護岸を建設省...全文を見る
○左近分科員 よろしくお願いしたいと思います。  ちょっと体調が悪いですので、これで終わらせてもらいます。
04月13日第112回国会 衆議院 運輸委員会 第7号
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○左近委員 私は、きょうは地方公共団体が経営する公共交通、都市交通の問題について御質問をしたいと思います。  大臣は東京にお住まいですね。今、都内の路面交通は大変混雑しておるわけですね。大臣もお困りだと思うのですが、この現実について、大臣、どのような御感想をお持ちですか。
○左近委員 大臣の御感想も、このままほうっておいたんでは大変なことになるな、こういう御認識を持っていただいておるんじゃないかと思うのです。そのとおりでありまして、現在東京や大阪初め大都市の路面交通は、今言われましたようにモータリゼーションの波にもまれ、走行環境というのは非常に悪化...全文を見る
○左近委員 今大臣の御答弁、非常に抽象的なんですね。今まで言い古された考え方なんですね。それでは具体的に運輸行政として何をやっていただけるのかということが非常に不明瞭なんですね。その辺どうですか、大臣。
○左近委員 私は、今日の社会においてモータリゼーションというものは市民の利便性から見て当然の成り行きだ、このように思っておるのです。近代社会においてはモータリゼーションというのは不可欠のものである、こう思っております。問題は、今も対策をいろいろ言われましたが、自家用車の集中により...全文を見る
○左近委員 そのドラスチックな対策というのは、これは大臣、早急にやっていただけますか、どうですか。
○左近委員 その関係各省と連絡調整機関を設けるというのはいかがですか、それは。
○左近委員 大臣、関係各省を網羅した形で、やはり公共交通の問題についてはやっていただかぬといかぬ時期に私は来ておると思うんですよ。どうですか、関係大臣の閣僚会議みたいなものを設けてもらって、今大都市で困っておる公共交通の現実について、この混雑している状況を何とかひとつ打開をしてい...全文を見る
○左近委員 ありがとうございます。ぜひともお願いをしたいと思います。  そこで、私は少し数字を申し上げて今まで申し上げたいろいろな点について裏づけをしたいと思うのですが、自動車の保有数では、昭和四十年が八百十万台、昭和五十年が二千九百万台、昭和六十年では四千八百万台、今日五千万...全文を見る
○左近委員 自治省、どうですか。
○左近委員 運輸省も自治省も、かなりいろいろ過去努力をしていただいている点については、私は率直に敬意を表したいと思うのです。ただ、今効率の問題も出ましたが、少し私、実態を申し上げたいと思います。  公営交通に働く職員は、今日管理者と協力をして、考えられるであろうあらゆる経費削減...全文を見る
○左近委員 自治省はどうですか。
○左近委員 自治省にもう一言聞きますが、中小の都市は、この山口交通のような現実にこれからも幾つかの都市が遭遇すると思うのですがね。やはり地方公共団体の経営する公営バスを守っていくんだ、そういう立場でしっかりとした行政指導を今後ともされていかれますか、どうですか。もう悪かったらつぶ...全文を見る
○左近委員 僕はそういう形どおりのことじゃなしに、やっぱり今各中小では、山口だけの問題じゃなしに幾つかの都市で経営的に大変行き詰まっていくのは目に見えているわけですよ。それを国として、自治省としてしっかり守っていくという立場でいろいろ施策をやられるのか、もうこれだけ行き詰まったら...全文を見る
○左近委員 運輸大臣も今この現実について十分認識をしていただいて、積極的な対応を今後していくというお答えをいただきました。また、自治省も各地方公共団体を指導していく立場で、やはり各中小の公共交通機関を財政的にも十分面倒見ていこう、またその再建に向けて努力をしていこうという見解をい...全文を見る
○左近委員 私は、特に大臣は東京にお住まいだから、先ほど御答弁いただいたようにその実態はもうよくおわかりだと思うのです。公害問題も、混雑をするという経済的なあるいは市民生活の効率だけの問題ではなしに、国民の健康を守るというか、公害問題、環境問題、こういう面からも、今東京なんかでも...全文を見る
○左近委員 今、大臣が総量規制という発想を述べられたことに対して、私は非常に高く評価をするわけです。私は、今日の自動車社会やマイカーを悪だとは決して思っていないわけです。四全総の中で示された交流ネットワーク構想、こういうものも推進していかなければならないだろうと私は思います。この...全文を見る
○左近委員 私は、公共交通に自分自身も働いておったので、今日の状況を見ればほっておけない、こんな感じでいっぱいなんです。これは先ほど大臣も御答弁ございましたように、我々だけではなしに国民全体の共通認識ではないか、私はこのように思います。今日まで運輸省を初め自治省等関係官庁が政策面...全文を見る
○左近委員 私は、きょうの大臣の御答弁を高く評価をいたします。そういう側面からぜひとも対処していただきたい、心からお願いいたします。  そこで私は、昭和六十年の百二国会に、何とか今日の交通混雑を政策的にも具体的に解消していきたいという立場から、都市における公共交通の環境整備に関...全文を見る
○左近委員 効果のある具体的な実行がされておれば私は何も言いませんよ。しかし、もう審議会でいろいろちょうちょうはっし審議をしているような時期ではないと私は思うのですよ。要は、どう効果的な実行体制がとれるかということでして、やはりそういう側面から運輸省としても政策的な、法的な裏づけ...全文を見る
○左近委員 私は、七〇%補助だと大きなことを言いながら実質は五九・八五%、こういうような状況で、それを地方公共団体と折半をしておる、これは何とかしてもらいたい。しかし、もうきょうは時間がございませんので、今後とも運輸省としても努力をしていただきたいんです。  そういうような状況...全文を見る
○左近委員 それでは、今お話がございましたように、五十九年、六十年分の調整額については一応十年補助方式ですから、最終年度までにすべて補てんをする、こういう理解でよろしいのですね。
○左近委員 もう時間が来ました。  それでは、これは六十一年は調整はしなかったということでいいのですか。調整はしたけれども、カットはしたけれども補助はしない、復元はしないということ、どうなんですか、この点。
○左近委員 時間が来たから終わりますが、やはりこれの調整の補てんについてはひとつ的確にやっていただきたい、このことを強く要望しまして終わります。どうもありがとうございました。
04月27日第112回国会 衆議院 運輸委員会 第8号
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○左近委員 今、大臣から本法案の趣旨の説明がされたわけですが、いみじくも今言われましたように、今日海運、造船、特に外航海運等については大変な構造的な不況でございます。  運輸省として、これらの状況について今日基本的にどう対応しておられるのか。また、今後どのように希望ある海運、造...全文を見る
○左近委員 もう少し具体的な考え方はどうですか。
○左近委員 この法律は、主として内航海運に関係する法律だと思います。そういう意味で、私は少し内航海運の現状についてお聞きをしておきたいと思います。  内航海運の特徴は、長距離で大量に物を輸送していく、こういう非常にすぐれた性能というか性質を持っておるわけですが、今はトラック等陸...全文を見る
○左近委員 そういう状況の中で、今日内航海運関係の船舶の過剰なりあるいは老朽船舶の増加と言っておられるのですが、実態はどうですか。
○左近委員 今言われましたように、内航の現在の船腹量を適正な船腹量にしていこうということでスクラップ・アンド・ビルド、SアンドBの政策をとっておられるわけですね。建造一に対して今日はスクラップを一・三にしていく、こういう政策をずっととっておりながら、今のような船腹過剰が出てくるの...全文を見る
○左近委員 こういう現状にあるのは、やはり内航海運の経営というか事業実態にある程度起因しているのではないかと思うのです。内航海運事業者数が七千ちょっとございますね。資本金一億円未満が九〇%以上です。特に一杯船主がもう二七%近い。資本金一千万以下の零細船主も三〇%を超えている。全体...全文を見る
○左近委員 ともかく内航海運というのは、何か霧の中の出来事が非常に多いですね。それも内航海運の事業者がしっかりと整理されておらないからだと私は思うのです。今もお話しのようにいろいろな問題点がたくさんあるわけですから、運輸省としても、これこそ積極的な指導をしていただいて、近代的な経...全文を見る
○左近委員 ことしの予算では、これは十九億円ですか。将来どう考えておられるのですか。いろいろレジャーの問題もあり、この分野でかなりの造船需要が将来とも見込まれるという判断でこの法案の改正を提案されておられるのか、その辺どうですか。一時的な問題で、つけ焼き刃でこの法案を出されたのか...全文を見る
○左近委員 ことしだけの問題ではない、将来のことを聞いているのです。
○左近委員 やはり法案を出されるのなら、今年度だけの問題じゃなしに、将来この事業でどういうような展望を持っておられるのかということをはっきりさせないといかぬのと違いますか。当面今年度の事業二件だけやというための法案の改正ではないでしょう。やはり整備公団としてこの分野で事業を将来的...全文を見る
○左近委員 僕は、その点で少し疑問があるわけですよ。船舶整備公団というのは、昭和三十四年国内旅客船公団法という法律で新たに制定されたわけですが、その当時は旅客船の問題でかなり国民的な必要性というか意義もあっただろうと思いますけれども、今日の状況では船舶整備公団という機能がかなり意...全文を見る
○左近委員 六十二年はかなり成績がよかったわけですが、例えば六十年では全国の進水量に対して公団の進水量のシェアは、旅客船の方は二六・三%、貨物船の方では三一・五%、五十九年では旅客の方が二〇・六%、貨物は二九・五%、こういう現状だと私の資料では掌握しているわけです。結局、この共有...全文を見る
○左近委員 私は、この船舶整備公団をつぶせとかそんなことを言っているわけではないわけで、もっと船舶整備公団の機能を強化して本当に内航海運業界をすっきりしてほしいな、こういう気持ちでいっぱいなんですよ。  そこで、この公団の仕事として、今もお話がございましたように一杯船主など前近...全文を見る
○左近委員 私は、そういう面では積極的にやっていただきたい、このように思っております。  そこで、六十三年度、船舶整備公団では四百七十七億円の事業予算を組んでおられるわけです。国内の旅客船の整備で百三十九億円、内航海運の体質改善で三百十九億円、既存船舶の転用で十九億円。この四百...全文を見る
○左近委員 この公団の本来の目的というのは、生活航路の旅客船、国内物流の柱となる内航貨物船、この船舶を歴史的にも建造してきたわけですね。私が先ほど申し上げたように、特に内航海運業界の非常に入り乱れた経営状況をやはりすっきりしてもらいたい、こういうことで公団の機能を発揮してもらいた...全文を見る
○左近委員 見方を変えれば、この共有船方式による建造を、仕事の量をこなすのが公団としてはなかなか難しい、だから何か新しいことをやって仕事の量をこなしていこうかというような感じにも受け取れないでもないわけですよ。私は、そういうようなことでこの法律改正がされるのはちょっと心外なんです...全文を見る
○左近委員 そこで、この法第二条七項の「余剰船舶等」というのはどの範囲なのか、ひとつ明確にしてもらいたいと思います。
○左近委員 船主が、余剰船舶、もう自分は要らないという船舶を第三者に転売をした、その船についても今回の公団の共有方式による事業が可能なのか。その場合の経営主というか、それはどうなるのですか。
○左近委員 例えばどういう場合があるか。船主が地方公共団体にその船を売り渡した。そして、地方公共団体が例えば係留船を利用していろいろ駐車場をやるとかレストランをやるとかいうような事業をやろうとした場合、この係留船改造事業に公団の資金が投入できますか。
○左近委員 これは、第三セクターであろうと全く船に関係のない会社に売り渡そうと、そういう事業は可能だということですね。
○左近委員 そこで、運輸省は二十一世紀の港づくりということでウオーターフロント構想というのを考えておられるわけですが、今回の係留船の活用事業とウオーターフロント構想とは関連するような事業になるのか、その辺、将来的にどうですか。
○左近委員 港湾が今非常にふくそうしておるわけでして、港湾に係留船を配置することによって本来の港湾活動に私はかなり影響が出るのではないかと思うのです。したがって、やはり係留船を配置する何らかの基準整備をしていく必要があるのではないか。今度運輸省の方で港湾水域利用問題調査委員会とい...全文を見る
○左近委員 係留船を港に配置する場合、さまざまな港湾活動にもかなり大きな影響を与えるわけでして、やはり配備基準というかそういうものを今後鋭意検討されて、本来の港湾活動と両立するような体制づくりをしていただきたい。これは要望しておきたいと思います。  そこで、港湾施設内に係留船を...全文を見る
○左近委員 それはわかりました。  それで、こういう事業を、係留船の改造というものを国としてこれから大々的にやっていこうという場合、これは横浜だけでなしに全国的に主な港に出てくると思うのですが、これらの料金は港湾管理者で独自で決めていいものかどうか、その辺いかがですか。
○左近委員 例えば横浜の場合、官公庁の船は除外、七百トン以上の船舶は水面占用料を取るという条例になっておるわけですね。こういうように港湾を管理している地方公共団体独自で係留船の問題、使用料については判断されていっていいのかどうか、この点を聞いているのです。
○左近委員 わかりました。  そこで、今度のもう一つの公団の改正目的の中の遊覧の問題ですが、第二条二項の改正で「もっぱら遊覧の用に供する」船舶、今まで除かれておったものを今度公団事業の対象にしていこうということですが、遊覧にも非常に幅があるわけですけれども、どんな船舶にこの法は...全文を見る
○左近委員 何で今までやらぬで今回この時期に遊覧船を加えるのか、何か必要な理由はあるのですか。それを言ってください。
○左近委員 これは三十四年からもう二十五年以上たっているわけです。実際これをやるのは遅きに失したという感じですか。係留船の問題だとか遊覧船の問題は今に始まったことじゃないと思うのです、レクリエーション傾向は。実際何かつけ足したような感じがしてならないのですが、どうなんですか。
○左近委員 この遊覧専用船というのは非常に多種多様にわたっていると思うのですが、今免許なり許可の事業数というのはどれぐらいあるのか、船の数というのはどれぐらいになるのですか。また、今届け出だけで運航している航路はどれだけあるのか、大変な数だと私は思うのですが、掌握されているのです...全文を見る
○左近委員 これは非常に多種多様にわたっているわけですね。こういうようなすべての遊覧船舶について、今後公団の共有方式による建造を認めていく、こういうことなんですか。
○左近委員 やかた船が入って、釣り舟が入らないということですか。
○左近委員 だから、遊覧船を共有方式による建造を認めていくということであれば、もっとすっきりさせたらどうですか。釣り舟というのも魚の漁労、漁船ですって。それは法律的にはそうかもわからぬけれども、どうもこれはちょっとおかしいと思うので、釣り舟も全部認めたらどうですか。
○左近委員 どうもつけ焼き刃的であれなんですが、僕は遊覧の用に供する船舶まで船舶整備公団の事業の中に含めるのがいかがなものかというような感じがいたします。届け出だけで運航している航路なんというのは、海上運送法上運航管理に関する安全規則の対象になっていないわけですよね。そういうよう...全文を見る
○左近委員 もう時間が来ましたのでこれで終わりますが、何か世間では、この船舶整備公団というのはうまくいっておらないのじゃないか、三十四年につくってからかなり歴史的な経過の中で、今日金利の状況もそうだし、共有方式というのは非常に窮屈だ、船主の方々は余り望まないのじゃないか、そういう...全文を見る
○左近委員 時間がありませんので。だけれども、この船舶整備公団、もっとしっかりした事業を、国民からああよくやっていると言われるようにやっていただきたいと私は思いますので、ひとつ大臣もこれからも積極的に頑張っていただきたいと思います。  以上で終わります。
○左近議員 提出者を代表し、ただいま議題となりました都市における公共交通の環境整備に関する特別措置法案の提案理由並びに概要について御説明いたします。  今日、モータリゼーションの進展や都市への人口の集中により、都市部における道路交通は慢性的な渋滞を来し、路面電車、バスなどの公共...全文を見る