左近正男

さこんまさお



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左近正男の1990年の発言一覧

開催日 会議名 発言
10月30日第119回国会 衆議院 国際連合平和協力に関する特別委員会 第6号
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○左近委員 総理にお伺いします。  総理はハトですか、タカですか。
○左近委員 ハト派ですか、タカ派ですか。
○左近委員 憲法をしっかり守っていく総理であるという理解でよろしいですか。
○左近委員 私は、この八月二日のイラクのクウェートの侵攻、これはもうとんでもないことだと思います。イラクのクウェートの侵攻、とんでもないことだ。これは、私ども超党派でそのことは確認できると思います。ところが、八月二日以降政府なり総理がなさってきたこと、例えば八月下旬には、平和協力...全文を見る
○左近委員 ともかく総理は、八月下旬から以降変質されたんです。憲法をしっかり守っていくという気持ち、それを変えておられるんですよ。これが今回の法案なんですね。私どもはもっと、例えば八月下旬に、二十九日に閣議で決められた中東の平和回復活動に対する我が国の貢献策、これについて総理が先...全文を見る
○左近委員 内部で相談しただけではあきませんがな。民間団体に対してどういうような積極的な訴えをされたのかということを僕は聞いているんです。
○左近委員 それでは民間協力は足らないと言われたんですか。どこから言われたんですか。民間は、今お話ありましたように、八月二十九日段階で、航空の面においてもあるいは船の面においても可能な限り協力する。それであればいいんじゃないですか。それでは足らないんですか。足らないということをど...全文を見る
○左近委員 外務大臣、今のような答弁、私お聞きするのは二回目なんですね。お客さんが飛行機の場合もうかなりエントリーしておるから。そこだと僕は思うんですよ。不要不急の海外旅行については、それでは、中東の情勢はこういう情勢だ、日本も積極的にこれには協力せなあかんのだというようなことの...全文を見る
○左近委員 それでは一つ一つ聞いていきましょう。  このシービーナス号、通産大臣、これは中東貢献策の第一弾ですか、名古屋から運んだ四輪駆動。
○左近委員 運輸大臣、どうですか。——こんなこと、運輸大臣、簡単なこと、答えてくださいよ。
○左近委員 外務大臣、どうですか。私が聞いているのは、中東貢献策の第一弾であったかどうかということを聞いているんです。外務大臣、どうですか。
○左近委員 これはコマーシャルベースでやられたのですか、それとも政府が関与してやったのですか。
○左近委員 それは契約はどうなっていますか。
○左近委員 それでは、この四輪駆動八百台近くを、これは政府が買い取ったんでしょう。この契約関係はどうなっているんですか。
○左近委員 それでは契約はいつやったのですか。
○左近委員 私これだけに時間をとるわけにいきませんので、なぜしつこくお聞きをしたかといいますと、通産大臣は中東貢献策の第一弾だ、外務大臣もそういうような認識、運輸大臣はこれはもう物資のコマーシャル的な取引だ。政府の見解が違うんですよ。したがって、このシービーナス号が出港に当たって...全文を見る
○左近委員 私は運輸大臣の見解を求めたいところですが、もうそんなことはやめましょう。ただ私が思うのは、総理、この委員会でも何回も、海員組合の協力がなかなか得られなかったというようなことを二、三回言われましたね。言いました。それは速記録を見ていただいたらわかるんです。僕はこれはおか...全文を見る
○左近委員 これはまた速記録を見て総理に話をさせていただきます。私は、名古屋のシービーナス号、それ以前から当然これは運輸省を窓口にして海員組合とお話をされておったと思うんです。その交渉途上にあの問題が起きたわけです。だから非常に手続的にもまずいなという印象を持っているんです。 ...全文を見る
○左近委員 僕は余り最後詰めなかったんですよ。余り商業ベース商業ベースと言われたら、政府の見解、外務大臣、通産大臣、運輸大臣の見解、違うんですよ。商業ベースやったら受け取り先についても後から指示する。ツーオーダーで出港されているんですよ。また、三千台も積めるんですよ、あの船。どこ...全文を見る
○左近委員 それでは先に進めますが、六日付で、外務省の先ほど答弁された渡辺中近東アフリカ局長、運輸省の海上技術安全局長の戸田さん、海員組合の組合長の中西さん、三人で協定書、六項目結ばれておるわけですが、この確認書は、今回のこの法案が通ることはないと思いますが、通ろうと通るまいと私...全文を見る
○左近委員 いや、だから、この法律が通ろうと通るまいと、民間協力の海上輸送については、この確認書は生かされるんですねということを確認しているんですが、生かされないのか生かされるのか、尊重されるのかされないのか、これを明確にしてくださいよ。
○左近委員 局長かだれか知らぬけれども、どうですか、これは1から六項目、これは安全も項目に入っていますよ。今の局長の御答弁では、もし仮にこの法案が通れば、この確認書はそこまでの期間だという御答弁ですか。そんなことになっていますか。そんなことではだめじゃないですか、あなたら。
○左近委員 それでは今後の民間協力の輸送面については、本法律が通過しようと廃案になろうと、廃案になると思いますが、確信をしておりますが、ずっとかなり期間の長い確認として尊重される、こういうことでいいんですね。大臣、もう一回答弁してください、大事な点ですから。
○左近委員 この協定書がきっしりと尊重されれば、例えば、八千三百トンの補給艦一隻で九百トンの荷物しか積めないんですよ。答弁されましたね。例えば、今回中東貢献策で平戸丸、この平戸丸でやったら一隻で何トン積めますか。どうですか。専門家の方、答弁してください。
○左近委員 だから、九百トンと二万五千トンですよ。民間協力のこの運ぶ量の大きさというのは、今総理おわかりでしょう。だから補給艦なんかやめて、この形で民間協力をさらに積極的に国民にもアピールをしてやるべきじゃないですか。そういう立場が非常に今は大事じゃないかと思うんですよね。我々も...全文を見る
○左近委員 答弁じゃないですね。私どものやつはもう原則はっきりしておる。「憲法上の制約を踏まえ、日本の国連平和協力は、非軍事的・民生分野に限定される。」この原則さえ守られれば積極的に協力しますよ。何も、やってない言っているんじゃないですよ。やれますよ。やれると思うんです。それをお...全文を見る
○左近委員 この論議の中でもいろいろな意見がありますように、私は、総理が何ぼ危ないとこへ行かさない、行かないと言ったって、我々信用してないんですよ、総理の言葉を、悪いけれども。国民も信用してないんですよ。  だから、海員組合の方々が心配をされているのは、イラクとイランの戦争で海...全文を見る
○左近委員 国がここ近年ずっととってきた日本商船団に対する政策というか、これが今日の状況をあらわしているんですね。日本の純粋な船は二千隻のうち五百三十二隻なんですよ。それにさらに、日本人がフル配置されている、五百三十二隻の中で日本船員だけでその船を維持運航している船は何隻あります...全文を見る
○左近委員 今日本は、いろいろ外国籍船を使って、世界の海運の半分近くを日本が引き受けているわけですよね。しかし内実を見れば、大体日本人だけで運航している船は二百隻ぐらいしかないということですよね。全く驚きなんです。こういう現状をつくったのは、これはだれなのかと言うんです。政治なん...全文を見る
○左近委員 そこで運輸大臣、日本の商船団をやはりもっと大胆に育成せなあかんのではないですか。その辺の見解はどうですか。
○左近委員 それでは、法三十一条の民間協力について絞って幾つか質問をしたいと思います。  「平和協力業務を十分に実施することができな いと認めるとき、」と法案になっておりますが、この「十分に実施することができないと認めるとき、」というのは、具体的にはどういうことを指すのですか...全文を見る
○左近委員 それでは、そのことについて具体的にまたお聞きをしていきますが、この「役務の提供」というのは具体的にはどういうことですか。
○左近委員 民間の船、飛行機ということですね。
○左近委員 今の国以外の者の協力、今地方公共団体と民間団体を触れられましたが、それだけですね。
○左近委員 外国の企業を含むということですか、国以外の者の協力の中に。
○左近委員 それではあと外国の企業の参加について。この国連平和協力法の中で、外国の企業までこの法案の範疇の中に入るということは、これは問題じゃないですか。
○左近委員 それでは、この民間協力をする船なり飛行機というのは、この平和協力隊全体の構成員に入るんですか、入らないんですか。
○左近委員 だから構成員ではないということですね、船も含めて、飛行機も含めて。
○左近委員 それでは当然、昨日の質疑でも問題になりましたこれらの民間団体に対する協力については、拒否することができますね。
○左近委員 例えば、今どうですか、許認可権が一万ぐらいあるんじゃないですか。その中で運輸省関係なんかは、許認可事項二千件ぐらい、かなり集中しておる。やはり、運輸大臣から船会社なり航空会社に協力要請されたら、これは拒否ができない、なかなか。そういう強い権限を大臣は持ってはるわけです...全文を見る
○左近委員 それは、はっきりひとつ今の答弁を確認したいと思います。  そこで、民間の船や飛行機は、武器、弾薬、兵員は輸送しないと常識的に私は思いますが、今まで補給艦の問題についてはいろいろと政府の答弁がされておりますが、その辺の区別はきっしりしていただけるんですね。いかがですか...全文を見る
○左近委員 兵員はどうですか。
○左近委員 それでは、補給艦は、私どもは反対ですが、武器、弾薬、兵員を輸送する。しかし、民間からの協力船については、武器なり弾薬なり兵員は一切輸送の対象にしない。これを再度確認したいんですが、よろしいですね。これは大臣からちょっと、イエスならイエスと言ってください。
○左近委員 それでは、外国企業にも協力要請ができるということですが、外国籍の船なり外国の飛行機についても、これは民間の船、飛行機としての理解でよろしいですか。
○左近委員 いや、私、現実問題として今、海運の場合、全体で二千隻日本の支配下にあるけれども、大体五百隻が日本の船籍で、あと千五百は外国籍の船なんですよね。ここらに協力要請する場合でも、武器なり弾薬なり兵員は輸送対象にしない。飛行機についてもしない、外国からチャーターした飛行機につ...全文を見る
○左近委員 そこが問題なんですよね。今、日本の船籍、飛行機については武器、弾薬、兵員は輸送の対象にしないということを明確に答弁された。だけれども、外国籍の民間の船なり飛行機についてはこれを明確にしてくださいよ、対象にしない。そんなことだめですよ。
○左近委員 民間の船だって何も法的にはなってないですが、今答弁によって、武器や弾薬や兵員は運ばないということを明確に答弁されたんですよ。外国の船や飛行機についてもそのとおり答弁なさいよ。これをはっきりさせぬとだめです よ。
○左近委員 だから、僕は船についても言ったでしょう。外国籍船、便宜置籍船、ここらの協力については要請できる。しかし、そういう便宜置籍船については武器や弾薬や兵員は輸送しないということをなぜ明確にできないのですか、そこら。
○左近委員 それはちょっとぐあい悪い。そういうことではだめです、それは。
○左近委員 それではだめじゃないですか。外国のチャーターした飛行機や船でどんどんと武器や弾薬や兵員を輸送するようなことを認める、これはどうしても認められない。これは撤回してください。
○左近委員 よくわかっているんですよ。民間の我が国の商船についても飛行機についても、この法では明確になっていないんですよ。これは不満ですよ。だけれども、日本の船についても飛行機についても、武器や弾薬や兵員は輸送しないということを明確に今答弁された。外国の政府がチャーターする飛行機...全文を見る
○左近委員 どんどん行うかどうかは別にして、やはり原則の問題だと思うんですよ。これはだめですよ。こんな、どんどん運ぶとか、どんどん運ばないとかというような問題ではないですよ。やはりこれは明確に民間並みにきちっと位置づける必要がありますよ。
○左近委員 これでどんどんどんどん——どんどんもやらぬかしらぬけれども、どれだけかもわからぬけれども、外国の船、外国の飛行機で武器や弾薬や兵員を運ぶ体制をつくったら、これどうなりますか。これは基本的な問題ですよ。
○左近委員 いや、例えばそれなら、日本商船団の現状も今いろいろ御説明されたわね。日本の全部乗っている、日本人だけの船団は二百隻ちょっとだ。しかし、外国船籍でも、マルシップの問題、仕組み船の問題、いろいろ日本人が例えば二十人の船員の中で何人か乗っておられるケースが何ぼもあるんですよ...全文を見る
○左近委員 きっしりとした歯どめを、やはり日本の民間の船なり飛行機並みの歯どめをきっしりしてください。
○左近委員 ともかく、この国連平和協力隊法というのは日本の法律でしょう。そうしたら、日本政府がチャーターした外国の船や飛行機というのはこの法律、これと一体なものでない、適用にならぬでしょう。自由の形で平和協力隊の行為の名で武器や弾薬や兵員を輸送されたら、それこそたまったものじゃな...全文を見る
○左近委員 私は、今やっと総理御答弁いただきましたけれども、その歯どめにはなってないと思うんですよね。だからその点、今委員長が理事会ということですので、私はこれは委員長の命を聞かなあきまへんから……
○左近委員 それでは次、この民間輸送の輸送物資のチェックについて、せんだっての委員会で外務大臣は、自主的にチェックし判断するという答弁をされたわけですが、民間の船の場合、飛行機の場合は、自主的にチェックするというのはどういうことですか。
○左近委員 政府がだれか係員を派遣してチェックするんですか。
○左近委員 例えば民間協力のシービーナス号が、これは韓国に入って釜山で荷物を積んでダンマムに出航しているんですね。この場合の物資のチェックはどういう形でされたんですか。
○左近委員 今後の民間協力の場合も、例えば平戸丸はアメリカのユエネメ港ですか、ここからダンマムに行っているわけですね。その場合もすべて外務省の在外の係員が現地へ行って立ち会うわけですか。
○左近委員 今後の民間協力の場合も、その形が踏襲されるという理解でよろしいですか。
○左近委員 私、大変これは、いろいろどういう形で具体的にされるのか、まだ若干の疑点がありますが、次の質問に移りたいと思います。  本委員会でも、公海上または外国領海内で自衛隊の補給艦が攻撃された場合、当該補給艦は自衛の手段として応戦できるのかできないのかという質問に対して、外務...全文を見る
○左近委員 結局そこらの信用性というか、それが相互不信があるんですよね。危ないところへ行かさない、行かないということを総理が何遍も言っておられますが、この間、自民党の筆頭理事の山崎先生、NHKのテレビの討論会で、あれ、余り信用ならぬ、政府の言っていることが。自民党の筆頭理事でも、...全文を見る
○左近委員 僕は何も商船団の応戦のことを言っているわけじゃないんで、その場合は防衛出動の問題の関係はどうなるのか。  法制局長官にお聞きしますが、昭和五十二年十一月十五日、参議院の内閣委員会で、我が国の商船団に対し攻撃を加えられた場合の対処についてということで、その当時の三原防...全文を見る
○左近委員 私この速記録を持っているんですが、これと今法制局長官、三原大臣が言われた見解とかなり違う見解を今言っておられるわけです。だから、今言われたことを突き詰めれば、日本の商船団が公海なりあるいは外国の領海内でもし攻撃されてもほったらかしということですね。
○左近委員 ほったらかしではないけれども、通信とかいろいろ指示とか、口ではサービスはするけれども、結局例えば防衛出動をするとかということはあり得ない、法的にはできないという理解でよろしいですか。
○左近委員 私は余り専門的なことはわかりませんので、次に行きます。  例えば、自衛隊の補給艦が攻撃されても当該補給艦は自衛の手段として応戦できる、そんなことを想定していない、これもいろいろあるんですよ。あるんですが、僕がお聞きしたいのは、自衛隊法九十五条の適用は、この国連平和協...全文を見る
○左近委員 そんな精神論の答弁は結構なんです。この国際連合平和協力隊法の中で、自衛隊員というのは、これは併任になっている、だからこの平和協力隊の中におる自衛隊員というのは自衛隊法のすべてが適用されるということを今まで答弁されたでしょう。間違いないですか。
○左近委員 結局、法的には九十五条の適用があるという御答弁でしたね。再確認します。
○左近委員 そんなことわかりますかいな、あなた。九十五条の適用は、この平和協力隊については適用するということをはっきり言われた。これは、応戦という問題がいやが上にも出てくるじゃないですか、そうなれば。いや、そうですよ。この平和協力隊法については、自衛隊法のすべてを自衛隊員について...全文を見る
○左近委員 だから僕は、それは武器も補給艦についてはけん銃、小銃、機関銃、散弾銃しか装備しておらないということはわかりますよ。だから、船が攻撃された場合これで応戦して、応戦というか自衛権を発動して自衛の行動をするわけでしょう。警察的な行動をするわけでしょう。正当防衛でしょう。それ...全文を見る
○左近委員 余り難しいことを言うたって我々は わからぬのですよ。だから、自衛権であろうと警察権であろうと、その船の中で応戦することは間違いないんでしょう。そういう行為がこの法の中では法的には認められるということですね。
○左近委員 二十七条の小型武器の貸与については、これは政令の中で、我々はこんなの持つの反対ですが、政令の中でけん銃と小銃ということで一応きっしりとした歯どめをかける。補給艦について、かぎかけて置いてあるのがけん銃と小銃と機関銃と散弾銃だ。この歯どめは、今現在そういうような運用をし...全文を見る
○左近委員 ともかく平和協力隊のこの自衛隊にかかわる部分については自衛隊法九十五条の適用があるということを答弁された。そうなれば、いろいろな事態が派生するわけです。これはまた専門家の方々に質疑をやってもらいますが、僕は、補給艦についてけん銃、小銃、機関銃、散弾銃、これまでしか補給...全文を見る
○左近委員 やはりそういう、現在のところとかそんなあやふやな答弁はやめてくださいよ。大臣、明確に答弁してください。お願いします。
○左近委員 だから、私が今聞きましたのは、今後も含めてこの補給艦に対する装備については、法には明確になってないけれども、けん銃、小銃、機関銃、散弾銃であるということについて、どういう状況の変化があろうともその装備の拡大はしないという答弁として私はお聞きをいたしましたが、もう大臣、...全文を見る
○左近委員 次に、自衛隊の輸送機130Hについては、これは現在非武装ですが、これを武装する考えはございませんね。
○左近委員 補給艦の話はもう済みましたので、もうこれは回答いただきました。だから、輸送機C130Hの問題について、今の装備局長ですか、ただいまのところは装備する考えがない、これでは納得できない、ただいまでは。現在のところでは。——いや、輸送機のことを言っているんですよ、輸送機。今...全文を見る
○左近委員 自衛隊の輸送機C130H、これは今現在非武装ですが、将来これについて武器を装備する考えがあるのかないのか、この質問でございます。
○左近委員 C130Hについて、その飛行機の装備としては将来とも非武装でいくという理解でよろしいですか。
○左近委員 それでは、二十七条の範囲の武器であるという理解でよろしいですか。
○左近委員 今まで海上保安庁のことは余り触れられておりませんので、少し触れておきたいと思います。  政令でどんなことを決めるのですか。
○左近委員 今あなたが読まれた場所で、必要があると認めたときは、自衛艦の、巡視艇ですか、これをあれすると。必ずしもこの必要が、今度の平和協力隊の業務の中で、必ずしも参加を一〇〇%させる必要がないと私はこの法から解釈したんですが、それでよろしいか。
○左近委員 この海上保安庁法の一部改正の条項で「海上保安庁の任務遂行に支障を生じない限度」という字句がございますが、支障の有無についてはだれが判断するんですか。
○左近委員 それでは拒否権があるということですね。
○左近委員 それは海上保安庁長官の判断でいいわけですね。
○左近委員 巡視艇、巡視船には武器を装備しておると思いますが、もし本部長から要請があり、海上保安庁長官が、この平和協力隊業務に参加をする場合、この武器についてはそのまま装備をして参加をさせるんですか。
○左近委員 必要な場合は搭載し、必要でない場合は搭載しないということは、平和協力隊業務の中で海上保安庁の巡視船が協力する場合は武器の装備をする場合としない場合とあり得る、今の御答弁ではそういう理解をしましたが、よろしいですか。
○左近委員 それでは、今海上保安庁長官がおっしゃいましたように、巡視艇で、その業務の内容によっては武器を外してその平和協力隊業務に参加をするという御答弁をいただきました。くどいようですが、それでよろしいですね。
○左近委員 いや、僕の質問しているのは、海上保安庁が平和協力隊の業務に参加をする場合、あなたは武器を装備しているのと装備していない二つの場合があるということを言われたので、だから平和協力隊の業務の中で、巡視艇で今装備している武器を取り外して参加をする場合もあり得ますねということを...全文を見る
○左近委員 わかりました。  もし海上保安庁の巡視船が武器を装備をしている場合、公海なり外国の領海に派遣をされた場合、それは軍隊と、軍船としてみなされるのですか、それとも、軍艦としてみなされるのか、民間の船なのか、どちらですか。
○左近委員 公船という言葉は私は初めて聞きましたが、これは国際的な条約なり通念から見てどういうようなことになるのですか。軍隊ということ、軍艦になるのか、民間船の方になるのか。これは軍隊、軍艦か民間船かによってかなり違うわけでして、その公船だという言葉、ちょっと私わかりませんので、...全文を見る
○左近委員 それじゃ、海上保安庁の巡視艇は軍艦ではないということですね。
○左近委員 それなら、今までの答弁、やりとりでは、武器を装備をしていない形で協力隊に参加をした場合の船と、武器を装備をして協力隊に参加をしている場合と二つあると思うのですが、どちらも公船として同じ扱いになるんですか。
○左近委員 余り難しいことを答弁されても私よくわかりませんので、また勉強します。  次に、もう時間もありませんので、協力隊の規模と機関の問題について。  この第十七条「実施計画」の二項二号のニ、「平和協力隊の規模及び構成」について、最大何人ぐらい行かすのかという、これを実施計...全文を見る
○左近委員 いや、私、何もむちゃな質問をしていないんですよ、局長。私、日本社会党の常識派ですから、本当に常識的な質問をしているんですよ。  あなたの上司の外務事務次官の栗山さん、新聞のインタビューで、少なくとも一千人とか二千人とかという数まで出してインタビューを受けておられるん...全文を見る
○左近委員 私はそんなこと聞いてないねん。大体千人なら千人、千五百人なら千五百人というような最大規模の限度が引けるでしょうな。予算の関係もありますよ。——いやいや、だから、これにはそういう面の規模の歯どめがないんですよ。そこらはきっしりやる必要があると思いますよ。  外務大臣、...全文を見る
○左近委員 だから、大臣、大臣言っているのと私言っているのと一緒なんですよ。たまたま大阪やから一緒やかもわかりませんけれども、一緒なんですよ。大体常識的な線で、上限を千人なら千人以内というような形で、千五百人になるかもわかりませんよ、以内という上限を押さえてくださいよ。そうしたら...全文を見る
○左近委員 もう質問終わりだからやめますけれども、法でやってほしいと思うんですよ。法でできなければ政令でやるとか、いろいろあるでしょう。ある程度上限を何人ぐらいまで以内という形で運営できますがな。そこら、総理、どうですか。まあ意見だけ。それで一点だけ。それは要望、また論議してから...全文を見る
○左近委員 いや、ちょっとこれは今中止になったのが入ってないから、もう一問だけ。  総理に最後の一問だけ。人質の解放問題で、総理はこの委員会でもイラクとの二国間の対話はする、あらゆる努力をされるということを言っておられるんですけれども、総理のイニシアで、国民に見える形でなかなか...全文を見る
11月05日第119回国会 衆議院 国際連合平和協力に関する特別委員会 第8号
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○左近委員 私は、三十日の本委員会で、本法の三十一条、民間協力、特に輸送協力の問題について質問をさせていただきました。政府の答弁、どうしても私は納得できません。そういうことで、再度質問をさせていただきたいと思います。  その前に、少し三十日の答弁を整理をしていただきたいと思いま...全文を見る
○左近委員 結構でございます。  私、この「外航海運の現況」、これは運輸省が出していると思うのですが、ここに「我が国商船隊」という言葉、この「商船隊」という言葉がよく出るのですが、我が国の商船隊とは具体的に何を指すのか、お答えください。
○左近委員 この日本商船隊についても、武器、弾薬、兵員の輸送はしないと確認できますか。
○左近委員 ちょっとつもりではぐあい悪いわけやな。何のつもりであなたは答弁しているの。だから、今、日本商船隊の現状について、昨年の七月一日現在、日本籍船、日本に籍のある船五百三十二隻、日本の運航事業者が用船をしておる外国の船千四百七十隻、合わせて二千二隻については武器、弾薬、兵員...全文を見る
○左近委員 それでは大分煮詰まってまいりました。  そこで、三十日の本委員会で私が政府の見解を不満にしたところは、日本商船隊以外の外国籍の民間船舶、外国籍の民間航空機について、私は、武器、弾薬、兵員の輸送をすべきでないということを申し上げましたが、外務省の方からひとつ見解を示し...全文を見る
○左近委員 結局、武力行使と一体にならなければ外国の船舶、航空機に武器、弾薬、兵員の輸送、これを排除しない、これは前回答弁と全く変わってないわけですよ。何が変わったのか。言葉の言い回しが変わっただけだ。私は少し、やはり現状を総理初め関係大臣も御理解をいただきたいと思うのですが、世...全文を見る
○左近委員 私は反対なんですけれども、この自衛隊の補給艦、これに武器、弾薬、兵員の輸送を、あり得るということは、今まで政府は答弁されているわけですね。これはなぜできるのかといえば、私は反対ですよ、なぜできるのかといえば、自衛隊法の百七条、これは航空法等の適用除外、航空法の八十六条...全文を見る
○左近委員 僕はこの前も言ったでしょう。国際連合平和協力法というのは、これは日本の法律じゃないですか。そんな外国に協力要請する場合も、この日本の法律の延長線上で協力要請をすべきじゃないですか。日本の法律に違反しているような事項を外国の船会社や飛行機会社にやらすというのはおかしいじ...全文を見る
○左近委員 あなた、勘違いの答弁しておるのと違うか。僕は、やっぱりこの法律、これは日本の法律ですよね、この延長線上で民間協力を頼まなあかんのと違いますかと言ってるんです。航空法の危険物や船舶安全法、こういうものでは、民間の船や飛行機がこんな爆薬なんか、爆弾なんか積んだらあかんわけ...全文を見る
○左近委員 私は、きょうは先輩の時間をもらって質問をしていますので、まだまだいろいろやりたいのですが、僕は一つ言っておきますよね。飛行機でそういうものを運ぶことについては、これは国際民間航空機関あるいは国際航空運送協会、こういうところもやっぱり安全なものを輸送しなきゃならぬという...全文を見る
○左近委員 中東に対する支援物資については、外国のそういう軍隊の船なり輸送機で運ばない、これはわかりました。  そこで、総理にお伺いしますが、本法の実施に当たって、総理はこの武器輸出三原則、それを厳格に守るという決意をお持ちですか、総理。
○左近委員 私は厳格に守るかと聞いているんだ、総理に。
○左近委員 それでは、この中東に支援をする物資、これは戦略物資と言おうか、軍事物資と言おうか、これはまだ明確にされておらない。政府は、トラックなりミニバスなり四輪駆動車なりあるいはプレハブ住宅なり、こういうものを想定されておられるらしいですが、草川質問にもありましたように、ヘリの...全文を見る
○左近委員 それでは困るわけですね。砂漠地帯に分厚い鉄板、長い鉄板を持っていけば、これは飛行場のかわりになるわけで、ヘリコプターの問題もそうでしょう。防毒のガスのマスクの問題も出ました。だから、武器弾薬以外はすべてのものが物資協力の対象になる、これでは私はだめだと思うのです。した...全文を見る
○左近委員 そうではなかったのは、せんだっての公明党の草川議員の質問ではなかったですか。だから、本委員会でどういうものを中東の支援物資としてやるのかということをリストを提出をしてください。委員長に要請します。理事、お願いします。——もう答弁要らぬよ。要望だ。
○左近委員 要望しておきます。委員長、取り扱いを理事会でお願いします。  終わります。