佐々木憲昭

ささきけんしょう



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佐々木憲昭の2001年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月13日第151回国会 衆議院 予算委員会 第4号
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○佐々木(憲)委員 日本共産党の佐々木憲昭でございます。  宇和島水産高校の実習船がハワイ・オアフ島沖で、急浮上してきた米攻撃型原子力潜水艦と衝突して、沈没をした。依然として九名が行方不明であります。当面の最大の課題は、その捜索と救助に全力を挙げるということだと思うのです。 ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 ということは、二十一人については伝えられなかった、どのような状況かということについては説明を総理にはされなかった、こういうことですか。
○佐々木(憲)委員 第一報の点についてお伺いしているわけでありますが、第一報が総理に連絡が入ったとき、二十一名については一切説明がなかった、こういうことでよろしいんですね。
○佐々木(憲)委員 つまり、総理に対しての情報伝達が、十四名というのが確認されたというだけであって、それ以外の方々がどのような状況になっているかということについては報告がされていなかった、このことは確認できるわけですか。そういうことですか。
○佐々木(憲)委員 私は、総理に対する伝達の内容の問題というのは一つあると思うんですね。つまり、三十五名が乗っているということは、これはもう事前の事実関係でわかるはずですから、したがって、十四名が確認されたというわけでありますから、そのほかの方々がどういう状況なのか、つまり、助け...全文を見る
○佐々木(憲)委員 そうしますと、二十五名というのは伝わったけれども、それ以外の状況は伝わらなかったということであります。そういうことですね。
○佐々木(憲)委員 それでは次に、二月十日の外務省の発表文を見ますと、米沿岸警備隊及び米海軍は全力を尽くして救助活動を行っている、こういうアメリカ側の伝達が伝えられているわけでありますが、アメリカ軍は全力を尽くしている、こういうふうに外務省は伝達を受けて、それを公表した。しかし、...全文を見る
○佐々木(憲)委員 今のは、アメリカのグリーンビルの話であります。その紹介だけでございます。つまり、捜索をし、救助活動に当たったと言われていますけれども、実態はそうはなっていなかったと船長が記者会見でおっしゃっているわけであります。  えひめ丸の船長は、波が高いというようなこと...全文を見る
○佐々木(憲)委員 人命救助に全力を挙げてほしい、そういう気持ちはわかりますが、現実に衝突をして船を沈めた潜水艦の側が救助をしなかった。現実にそういう活動をしなかった、これが現実の実態だ。これはもう間違いのない実態だと思うのです、船長が言っているわけですから。救助されましたか。さ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 河野外務大臣の態度は、一体どこの国の外務大臣なのかと思わざるを得ないですよ。つまり、日本の船が米原潜によって沈められた、原因は米原潜にある、まず抗議すべきだ。しかも、その米原潜が一人も救助しなかった。救助の手だてはいろいろあるはずだ、こう指摘されている。ゴムボ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 取り消す必要は一切ありません。何を言っているんですか。失礼じゃないですか、そういう言い方をするのは。  あなたが言っているのは、アメリカ側はこう言っている、その紹介をしている。日本政府として、日本の国民の命を預かっている、そういう立場で、アメリカがどんな行動...全文を見る
○佐々木(憲)委員 国会にアメリカの言い分をただただ伝えるというだけが外務大臣の仕事じゃない。そこははっきり言っておきたい。  では、時間もありますので、次にKSDの問題についてお聞きをしたいと思います。  KSDの問題は、国民の政治に対する不信、自民党政治に対する不信を非常...全文を見る
○佐々木(憲)委員 つまり、ここの会議で言われていたことがそのまま実現しているということになるのじゃありませんか。村上議員は、九二年にも九八年にも、KSD丸抱えで当選をしております。ちょうどその中間の九五年の選挙は、小山議員もKSD丸抱えでありました。  九八年に使った署名用紙...全文を見る
○佐々木(憲)委員 そうしますと、こういう個人に対する公益法人KSDの支援というのは非常に問題があると思うわけですけれども、坂口厚生労働大臣にお伺いをいたします。  KSDのこういうやり方というのは、公益法人の性格から見まして明らかに逸脱しているのではないかと思いますが、所管大...全文を見る
○佐々木(憲)委員 またこれ、はっきりしない答弁であります。  逆算をしてと言いますが、この会議が行われたのは九二年ですね。資料を提出いたしました。既にその時点では、一九七二年に公益法人監督事務連絡協議会の申し合わせ事項というのがあって、公益法人のあり方について規定がされている...全文を見る
○佐々木(憲)委員 問題なしとしないということでございます。(発言する者あり)問題ありですよね、問題なしとしないということは。当たり前のことであります。  次に、注目したいのは、この議事録の中に「恩返し」ということが書かれていることであります。一体何の恩返しか。「村上先生は、I...全文を見る
○佐々木(憲)委員 承知していないというのは調査不十分ですね。  アイムを公益法人として認可してもらいたいというKSDの請託を受けた村上氏は、労働省をねじ伏せた。その見返りにKSDが百万人署名などで村上氏の自民党の比例順位を上げたというのが事実関係であります。それだけじゃありま...全文を見る
○佐々木(憲)委員 ところが、このものつくり大学については、開校前の施設整備費に対して補助金が出ているわけであります、労働省からでありますが。文部省に行けば、開校前の私立大学の施設整備費は出せませんと言われる。しかし、労働省に行きますと、それは出しましょう、こうなる。なぜこうなる...全文を見る
○佐々木(憲)委員 同じ政府なのに、開校前の私立大学の施設整備費を、一方では出しましょう、一方では出せません、大体、こういう矛盾が起こるのはおかしいんじゃありませんか。  この間の答弁を聞いていますと、今もそうですが、過去に二つの大学、産業医科大学と自治医科大学の例があると言い...全文を見る
○佐々木(憲)委員 例えばどういう大学でしょうか。
○佐々木(憲)委員 もう一度確認しますが、民間資金が入った私立大学に、開校前の施設整備費に出した補助金のことを今おっしゃったのですか。
○佐々木(憲)委員 これまで、私立大学の開校前の施設整備費に国の補助金を出した例というのは二つしかないとおっしゃったのですね。自治医科大学と産業医科大学。その二つというのは、結局、私立、つまり民間の資金は入っていなかったわけであります。  そうしますと、今まで説明したことは、こ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 だから、そこを聞いているわけですよ。国が補助金を出している大学ですよ。私立大学の開校前の施設整備費に出したのは、二つしかない。その二つは、民間の資金は入っていないじゃありませんか。だから言っているんですよ。あなた、何かごまかして、いっぱいある、いっぱいあると、...全文を見る
○佐々木(憲)委員 そんなでたらめな答弁をしてごまかそうしてもだめなんで、私が聞いていることに正確に答えてくださいよ。私が聞いていることと全然違うことを答えているんじゃありませんか。だめですよ、そんなのは。  つまり、私立大学の開校前の施設整備費に国の補助金を出す、二つしかない...全文を見る
○佐々木(憲)委員 だから、自民党丸ごとやっていたということになるわけですね。  概算要求を最初五十億でやっていたわけです、労働省としては。それでよろしいということで概算要求していたわけであります。しかし、その過程で、十一月二十九日に、それを変更して上乗せしてほしいという圧力が...全文を見る
○佐々木(憲)委員 つまり、十一月二十九日の以前の段階では、労働省として増額変更の計画は実態的にはなかった、しかし、十一月二十九日にそういうことをやってほしいということを頼まれて初めて増額の改要求、つまり概算要求の上積み、これをその後実施したということが明らかになりました。
○佐々木(憲)委員 ですから、労働省としては九月の段階で民間の資金が集まらないというのを認識した。しかし、それ以後、増額の要求をするということは、十一月二十九日のこの会合以前にはやっていないわけです。  では、労働省としていつ大蔵省に対して改要求をしたのですか。
○佐々木(憲)委員 十二月の上旬というのは、十二月七日ですね、大蔵省に口頭で申し入れ。そして、文書で申し入れたのは二十二日ですね。
○佐々木(憲)委員 最初からそういうふうに答えなさいよ。  十一月二十九日の会合直後に、要請にこたえて、それで、ものつくり大学には二十億上積みをした、こういうことが明らかになりました。  その当時は失業者が、今でもそうですけれども、大変な数でふえていたわけであります。労働省予...全文を見る
○佐々木(憲)委員 時間が参りましたので、厳しく事実関係を調べるように要求して、質問を終わります。
02月21日第151回国会 衆議院 本会議 第7号
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○佐々木憲昭君 私は、日本共産党を代表し、予算委員長野呂田芳成君解任決議案に賛成の討論を行います。(拍手)  この国会、冒頭から、KSD問題と機密費疑惑の徹底究明、米原潜による実習船えひめ丸衝突沈没事件への政府の対応など、緊急を要する問題が次々と提起されております。そのため、我...全文を見る
02月27日第151回国会 衆議院 予算委員会公聴会 第1号
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○佐々木(憲)委員 日本共産党の佐々木憲昭でございます。公述人の皆さん、大変お忙しい中公聴会に御出席をくださいまして、本当にありがとうございます。時間が十分しかありませんので、植草公述人と鈴木公述人のお二人にお尋ねをしたいと思います。  まず植草さんでありますが、先ほどのお話で...全文を見る
○佐々木(憲)委員 それでは、鈴木公述人にお聞きをいたしたいと思います。  消費を拡大するという上で、雇用労働条件の改善、これはやはり決定的に重要だと思いますけれども、一人当たりの労働時間というのは、短縮がこの不況の中でなかなか進まない。ますます過密労働、長時間労働ということも...全文を見る
○佐々木(憲)委員 どうもありがとうございました。
○佐々木(憲)委員 日本共産党の佐々木憲昭でございます。  公述人の皆さん、どうも御苦労さまでございます。時間が短いので、お二人にお伺いをいたします。まず木村公述人、引き続き鷲尾公述人にお伺いをしたいと思います。  先ほど、木村公述人は、不良債権の処理ということを大変強調され...全文を見る
○佐々木(憲)委員 ありがとうございました。  鷲尾公述人にお伺いをいたします。  雇用対策が景気対策ということで、雇用の問題が大変私も重要だというふうに思っております。  そこで、ちょうど二年ほど前、一昨年五月に社会経済生産性本部が、サービス残業を大幅に削減し、ゼロにする...全文を見る
○佐々木(憲)委員 財政の役割について、引き続きお伺いをしたいと思います。  現在の不況の最大の特徴といいますか、あるいはまた、今は景気回復過程にあるとも言われていますが、回復しているのは、設備投資と大手の企業の利益が回復しておりますが、しかし、家計消費の方は冷えている。その面...全文を見る
○佐々木(憲)委員 時間が参りましたので、以上で終わります。ありがとうございました。
03月02日第151回国会 衆議院 予算委員会 第15号
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○佐々木(憲)委員 日本共産党の佐々木憲昭でございます。森総理に、KSD問題についてお聞きをしたいと思います。  昨日、KSD汚職の中心人物でありました村上正邦前自民党参議院議員が、受託収賄容疑で逮捕されました。容疑内容は、KSDから請託を受け、ものつくり大学について代表質問を...全文を見る
○佐々木(憲)委員 きょうのニュースによりますと、村上氏は、九六年一月の代表質問の内容について、事前に古関氏と相談していたことが明らかになっております。国会における政権与党自民党を代表して行った代表質問がKSDのわいろによってゆがめられ汚染されていた、こういう事実は極めて重大でご...全文を見る
○佐々木(憲)委員 二人の逮捕者を出したということについては申しわけないとおっしゃいましたが、党の執行部会でオーケーをもらって、それで質問されているわけです。そういう意味で、党としての責任といいますか、その点についてどのようにお考えでしょうか。
○佐々木(憲)委員 私は、そういう姿勢は全く無責任だと思うんですね。といいますのは、村上氏は古関さんと相談をされて、請託を受け、そして代表質問でものつくり大学に触れた。その見返りに七千三百万円のわいろを受け取って逮捕された。そういう質問を、党としてそれを了解されている。つまり、党...全文を見る
○佐々木(憲)委員 今ちょっと先に突然橋本大臣がお出になりましたので。  今の御答弁を聞いておりますと、村上氏の逮捕容疑は、古関さんからの依頼にこたえて本会議で代表質問をし、その見返りに資金を受け取ったという、これが贈収賄容疑の対象になっているわけですね。贈収賄事件の容疑者の質...全文を見る
○佐々木(憲)委員 弁解をされればされるほど、何かあるのかなと思わざるを得なくなりますよ、これは。おかしいじゃないですか。これ以上やりませんけれどもね。  では、森総理に先ほど質問したので、どうぞお答えください。どうぞお答えください、森総理大臣。
○佐々木(憲)委員 本当に奇怪な答弁ですね。  幽霊を探すのは難しいと言うけれども、幽霊をつくった人ははっきりしているわけですから、幽霊をつくった方に問い合わせればいいじゃないですか。何を言っているんですか。  KSDの疑惑の核心というのは、まさに党費の立てかえにあるんです。...全文を見る
○佐々木(憲)委員 私が聞いているのは、党内の話ですから、それは責任者としてみずから調べるのは当たり前じゃありませんか。あなたは、調べる調べると言って、実際に何も出てこないということは、調べていないんじゃありませんか。当時、豊政連の事務総長であり、かつ、自民党豊明支部会計責任者だ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 どうも、まともに調査をする姿勢が見られないし、先ほどから私が指摘しておりますように、直ちに電話一本かければわかるようなこともやっておられないようだ。本当に無責任だと私は思います。(発言する者あり)静かにしなさい。うるさい。
○佐々木(憲)委員 KSD事件は、中小企業の汗の結晶である共済掛金を自民党本部に流し込んで自民党を丸ごと汚染した、過去に例のない悪質なものであります。だからこそ国民の大きな怒りを買っている。KSD丸抱えでその意向を酌んで暗躍した小山前参議院議員、村上前参議院議員も受託収賄容疑で逮...全文を見る
03月30日第151回国会 衆議院 財務金融委員会 第9号
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○佐々木(憲)委員 日本共産党の佐々木憲昭でございます。  昨日、金融庁はKSDに係る行政処分を発表しました。私は、昨年の十一月二十九日の大蔵委員会でこの問題を取り上げまして、前金融担当大臣が調査を約束されていたものであります。そういう経緯もありますので、まず初めにその点につい...全文を見る
○佐々木(憲)委員 この問題の発端は、銀行が本来の業務以外のほかの業務を、不特定多数を相手に集団的、組織的に、かつ繰り返して行われていた、そして対価を得ていた。これは、他業禁止ということになるわけであります。ところが、今の御説明ですと、対価がそれほど大きくはない、それを唯一の判断...全文を見る
○佐々木(憲)委員 今の前半の御答弁で、本来業務がおろそかになる、新しいリスクを負うことになると。この点から見ても、KSDの会員募集を年何回もキャンペーンをやって、集団的、組織的に反復継続して行って対価を得ている、これは明らかに他業務をやって本来業務をおろそかにしているということ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 今、検討するとおっしゃいました。  今回の実態調査、今回の調査は、まさに個々の金融機関に対して行われていて、この保有維持協力金についても当然調査が行われ、個別の数字はすべて出ているわけでございます。したがって、それを集計すれば幾らになるかは明確で、それとこの...全文を見る
○佐々木(憲)委員 次に、今回処分されたのは、個々の金融機関だけではなくて金融機関の業界団体、例えば信用金庫協会あるいは信用組合協会などがあります。どのような行為が処分の対象になったか、その中身を具体的に教えていただきたいと思います。
○佐々木(憲)委員 処分の対象になった団体の中に、東海地区の信用金庫の業界団体である東海地区信用金庫協会、これは入っていないわけでありますが、そういうKSDの会員勧誘への関与、これはなかったという判断でしょうか。
○佐々木(憲)委員 ここにインフォルモという雑誌があります。これはその一部ですけれども、金融庁が調査したときに、東海地域の各信金からは一様にこのような雑誌を勧誘の手段としていたという報告があったはずでありますが、そういう事実はつかんでおりませんか。
○佐々木(憲)委員 東海地域の各信金が、押しなべてインフォルモを使って会員勧誘をしているわけであります。そういう事実があります。東海信用金庫協会が関与しているということは極めて明確でありますが、そういう事実をつかんではいないと今おっしゃいましたね。どうなんですか。
○佐々木(憲)委員 ちょっとそのままで。  つまり、信用金庫協会は関与していなかったんですか、いたんですか。その辺はどういうふうにつかんでいますか。
○佐々木(憲)委員 私は全く調査が不十分だと思いますね。  ここにKSDの稟議書があります。これはKSDの東海支局がつくったもので、インフォルモの活用について本部の決裁を求めたものであります。この「目的」の欄に、「東海地区信用金庫協会の関連会社であるインフォルモ発刊の季刊誌を利...全文を見る
○佐々木(憲)委員 今回のこの協会に対する調査というのは、民法六十七条に基づいて行われておりまして、不実申し立て、事実隠ぺいには罰則が科されるわけでありまして、こういう事実がある以上、検討というよりも、もう一度調査をする。  柳澤大臣、これはちょっと大臣の姿勢をお伺いしたいので...全文を見る
○佐々木(憲)委員 委員長、でたらめな答弁だよ、それは。
○佐々木(憲)委員 ちょっと待って、委員長、おかしいよ、それは。そんな整理ないですよ。(発言する者あり)そんな整理ないじゃないですか。おかしいよ、それは。(発言する者あり)
○佐々木(憲)委員 私は、具体的な事実を示して、KSD側の内部資料も示して具体的な再調査を要求しているのですよ。ないならないで、もう一回調査して、明確にすればいいじゃないですか。そのことを確認していただきたいということなのです。
○佐々木(憲)委員 あります。  私は、具体的な資料を示して……(発言する者あり)
○佐々木(憲)委員 私は、具体的な事実を示して、今までやられた調査が不十分だったのではないか、このことを指摘しているわけであります。  つまり、協会としてKSDの会員を拡大していくということを奨励し、協力し、そういうことをやってきたという事実がここにある。したがって、再調査をす...全文を見る
○佐々木(憲)委員 要求です。何を言いたいのですか、委員長。
○佐々木(憲)委員 そういう問題じゃないだろう。進まないじゃないか、そんなこと言っていたら。(発言する者あり)
○佐々木(憲)委員 円滑じゃないよ。議事の妨害だよ。質問の妨害だよ、それは。
○佐々木(憲)委員 大体、そういう形で時間がどんどんたっていくわけで、委員長、質疑の時間を多少延長していただかないと、私はこれ、枠にはまらないですよ、こんなことをやっていたら。そうでしょう。  では、次に話題を変えます。景気対策の問題についてお伺いしたいと思うのです。  政府...全文を見る
○佐々木(憲)委員 財務大臣にちょっと見解をお伺いしたいと思います。  問題は、持続的な物価下落というのをデフレの定義として今回示したということですが、その物価下落の原因が問題だと思います。一般に消費者物価が下がる理由としては、一つは、技術革新が進んで生産性が向上し、その結果と...全文を見る
○佐々木(憲)委員 そこで、現状をどう見るかということでありますが、財務大臣認めておられるように、企業部門は回復の過程にある、設備投資も伸び、利益も出ている、最近ちょっと陰りがあるとも言われておりますが。しかし、GDPの六割を占める家計消費、これは一向に回復をしていないわけでござ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 家計消費が伸びないというのが大変大きな要因だということなんですが、それも、収入も減っているということでです。その原因を突きとめるということが、もう一つ突っ込んだ対応としては要ると思うのですね。  それで、家計消費が低迷して市場が収縮すると、それに伴って物価が...全文を見る
○佐々木(憲)委員 この日銀のアンケート結果は、先ほどの財務大臣の御答弁とほぼ一致しているというふうに私は思います。  問題は、そうすると、この消費支出を、家計消費をどうすればふやすことができるか、これが大変重要だと思うのですね。その点について、財務大臣としてはどうすればいいと...全文を見る
○佐々木(憲)委員 大分先走った答弁をされたわけでありますが、一番大事なのは、家計消費をふやすためにどうするかということについて考える場合、国民の側の要望というのに耳を傾けるというのが大変重要だと私は思うのですね。  そこで、日銀のアンケートをもう一回お伺いしますけれども、どう...全文を見る
○佐々木(憲)委員 私は、国民の側の要望、これにどうこたえるか、ここにやはり政策の焦点を当てるべきだと思うのです。  今のアンケートでも、雇用や収入の不安の解消、こういう点では、大企業のリストラ、こういう問題については歯どめをかける、あるいはサービス残業をなくして雇用を拡大する...全文を見る
○佐々木(憲)委員 最後であります。これで終わりますが、今、高いから買わないではないというふうにおっしゃいましたけれども、いろいろなアンケートを見ましても、高いということについて、若い人であればあるほど大変敏感なんです。つまり、買いたいものがあるけれども、収入が少ないからどうして...全文を見る
05月16日第151回国会 衆議院 財務金融委員会 第10号
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○佐々木(憲)委員 日本共産党の佐々木憲昭でございます。  きょうは、塩川大臣の基本姿勢についてお聞きをしたいと思います。  小泉内閣は大変高い支持率でありまして、びっくりするような感じであります。それは、これまでの自民党政治を何とか変えてもらいたい、そういう期待だと思います...全文を見る
○佐々木(憲)委員 では、具体的な政策対応に入る前提として、塩川大臣の景気に対する基本認識についてまずお聞きをしたいと思います。  先ほども、鈴木議員との議論もお聞きをしておりました。昨年は、ちょうど今ごろは、政府は盛んに、景気は回復過程にある、自律的回復の過程にあると言ってい...全文を見る
○佐々木(憲)委員 月例経済報告を見ましても、ことしの二月には、「景気の改善は、そのテンポがより緩やかになっている。」三月になりますと、「景気の改善に、足踏みが見られる。」こう指摘して、「日本経済は緩やかなデフレにある。」と初めてその現状をデフレと認定されたわけですね。四月になり...全文を見る
○佐々木(憲)委員 何となく漠然とした感じでありますが、政府が四月六日に出された緊急経済対策の「第一章 基本的考え方」、この前文のところで、景気の現状についてこういうふうに見ております。  生産・企業収益が回復し、民間設備投資も持ち直しを示すようなった。 これは去年までの話で...全文を見る
○佐々木(憲)委員 考慮というよりも、例えばGDPに占める個人消費は五六%であります。過半数を占めているわけです。これに対して、設備投資は一五%、公共投資は七%でございます。ですから、どこから見てもこの個人消費が決定的であります。これが少しでも上向くか、それとも後退するか、これが...全文を見る
○佐々木(憲)委員 名目成長率と実質成長率との関係でいうとそういう問題もあると思いますけれども、しかし、私、昨年の十一月にこの大蔵委員会で宮澤前財務大臣に同じような質問をさせていただいたのですが、そのときに宮澤財務大臣は、このように答弁をされました。  一つは、やはり将来に対す...全文を見る
○佐々木(憲)委員 年金の問題もかなり不安材料になってきているわけでございますが、それはまた後で触れたいと思います。  それで、日銀が定期的に生活意識に関するアンケート調査というのを行っておりまして、五月九日に第十二回目の調査結果が発表されております。  それで、お手元に資料...全文を見る
○佐々木(憲)委員 十年前と変わらないとおっしゃいましたが、傾向的にはこの不安というのは非常にふえているというのが、この統計そのものを見てもはっきり出ているわけであります。  不安のないようにしていくのが政治だとおっしゃいましたが、従来、この数年間を見ましても、特に九七年の九兆...全文を見る
○佐々木(憲)委員 構造転換が起こっていると言いましたけれども、実際に、今各分野で大変な弱肉強食の事態というのが、規制緩和あるいは市場開放のもとで起こっておりまして、中小企業を中心に企業数は非常に激減しているわけであります。大企業の方は、合併、リストラ、人減らし、雇用の削減を行っ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 それでは、例えば財政の問題について、財務省の主計局次長が見えていると思うのですが、財政制度審議会が行いました財政についての意識調査アンケートというのがあると思うのですが、国の予算のうち、生活になくてはならないと思うものは何ですか、役に立っていないと思うものは何...全文を見る
○佐々木(憲)委員 もう時間がなくなりましたけれども、塩川大臣、最後に、このほかにも大変注目すべき結果が出ておりますが、国民の声にこたえる、これが改革、小泉内閣だ、こうおっしゃいました。予算の配分についても見直しを行うのだ、こういうお話をされました。まさに国民の声が求めているのは...全文を見る
○佐々木(憲)委員 抜本的に社会保障、年金、医療、介護、こういう分野の予算をふやし、むだな公共事業を中心に削減をきちっとやっていく、そのことが大事だと思います。  質問時間が終了しましたので、以上で終わります。ありがとうございました。
05月25日第151回国会 衆議院 財務金融委員会 第12号
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○佐々木(憲)委員 私は、日本共産党を代表して、税理士法の一部を改正する法律案に対する反対討論を行います。  反対理由の第一は、本法案が、これまでも大きな問題を抱えていた書面添付制度をさらに拡充することにより、税理士を税務当局の下請機関としてより巧妙に組み込もうとしていることで...全文を見る
05月28日第151回国会 衆議院 予算委員会 第18号
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○佐々木(憲)委員 日本共産党の佐々木憲昭でございます。  小泉内閣は、構造改革を当面の最大の柱だと。それで、その中心として不良債権の最終処理というのを掲げておられます。しかし、これを実行すると、大量の倒産、失業が出てくるのではないか、それが下降局面に入っている景気を一層後退さ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 この大事な、中心的な役割を担っている中小企業が、今回の不良債権の処理でどうなっていくのかという問題がございます。  塩川財務大臣にお尋ねしようと思ったのですが、ちょっと今、突然いらっしゃらないんですが。  では、竹中経済財政大臣にお聞きをしたいんですけれど...全文を見る
○佐々木(憲)委員 そうしますと、不良債権の最終処理を今後二年から三年という短時間で進めようというわけでありますから、極めてドラスチックなことをやることになるわけで、痛みを伴うという、今、整理される企業も出てくるとおっしゃいました。そうしますと、当然、中小企業にどれだけの影響が出...全文を見る
○佐々木(憲)委員 倒産が避けられないということを先ほどおっしゃったわけでありますが、そういう政策だけはどんどん進めるけれども、その影響は後から考える、これは極めて無責任だと私は思うわけであります。  では、あなた方が実際進めようとしている不良債権処理でどういう結果が生まれるか...全文を見る
○佐々木(憲)委員 次に、お聞きしたいんですけれども、この十二・七兆円という範囲にとどまるのかどうかという問題であります。  午前中の柳澤大臣の答弁にもありましたけれども、大手行の不良債権処理に伴って、協調融資をしている地銀、中小金融機関も処理せざるを得なくなると、その分、当然...全文を見る
○佐々木(憲)委員 ちょっと私が質問をしたことに答えていただいていないんですが、つまり、その十二・七兆円を超える部分が生まれるだろう、協調融資も伴った処理を行うということになりますと。その点について確認をしたわけであります。
○佐々木(憲)委員 十二・七兆円を超える部分というのは、地域金融機関も含めて処理をするということになれば当然生まれてくる。その要注意債権の中で正常化するものもあるとおっしゃいましたが、しかし私は、同時に、不良債権処理をやって倒産、失業がふえるということになりますと、それに関連をし...全文を見る
○佐々木(憲)委員 今大臣は六割台というふうに御答弁になりました。しかし、それは、金額で六割台ということですね。  配付いたしました資料を見ていただきたいのですけれども、これは金融庁からいただいた資料と帝国データバンクの資料を載せてありますが、大手十六行の貸出残高に占める中小企...全文を見る
○佐々木(憲)委員 今、持ち合わせがないとおっしゃいましたが、こういう計算が成り立つということを否定はされなかったわけでございます。  そうなりますと、大部分の中小企業が清算型の倒産に追い込まれはしないだろうかということであります。  この資料の次の2を見ていただきたいのです...全文を見る
○佐々木(憲)委員 清算型にどんどん追い込んでいく、単純にそういうふうにしたくはないけれどもという、そういうお気持ちはわかりますが、しかし、過去の実績からいいまして、実態的にいいまして、つまり再生する企業というのは三%程度なんですよ。  ですから、不良債権処理で二十万、三十万と...全文を見る
○佐々木(憲)委員 今、大臣の答弁で、痛みを伴うけれどもやるんだということでありますから、当面のデフレ状態、景気の急速な下降局面を加速する作用を及ぼすということは否定できないわけであります。  そこで、セーフティーネットのお話をされましたけれども、倒産を防ぐセーフティーネットは...全文を見る
06月05日第151回国会 衆議院 財務金融委員会 第14号
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○佐々木(憲)委員 日本共産党の佐々木憲昭でございます。  まず、塩川財務大臣にお聞きをしたいと思います。  五月十六日の財務金融委員会での大臣所信に対する質問で、私は消費の問題を取り上げました。景気後退を食いとめて新たな拡大軌道に乗せていくという上で、GDPの六割を占める個...全文を見る
○佐々木(憲)委員 私は、全然認識が違うと思うんですね。これは実質で出しているんですよ。ですから、消費支出全体として消費を実質的に減らしているという意味なのです。その中でも、食料の消費支出がずっと減り続けている、衣料の関係も大幅に減っている。ですから、家計が大変苦しいわけですから...全文を見る
○佐々木(憲)委員 確かに、教育とかあるいは公共料金関係、こういう点の負担は非常にふえているのです。しかし、衣料関係、食料関係というのは、いわばずっと抑えられてきている。そういうふうに見ないと生活の実態というのは正確につかめないんじゃないか。そういう点で、大臣の感覚にどうもずれが...全文を見る
○佐々木(憲)委員 なかなかこれは苦しい答弁で、さっぱり要領を得ないわけですね。つまり、雇用の改善に資するといいますけれども、今度の対策は倒産、失業がふえるということをお認めになっているわけでありますから、改善に資することにならないんじゃありませんか。しかも、セーフティーネットと...全文を見る
○佐々木(憲)委員 直接個人消費を刺激するものは盛り込まれていないと。私もそう思うのですよ、これは。ですから、本当に経済対策になるのかどうかという根本的な疑問を私は覚えるわけです。統計上も、どうも何か統計を信頼しないような御発言ですが、これはどうでしょうね、統計にはあいまいな点も...全文を見る
○佐々木(憲)委員 どうも要領を得ないのですけれども。統計に基づいて緊急経済対策の前文の現状認識というのが出てきているはずであります。もちろん、統計をより精密にしていくというのはこれは当然だと思いますけれども、そこで、個人消費を拡大する対策は何もないわけであります、この政府の緊急...全文を見る
○佐々木(憲)委員 二年から三年という期限を切ってそれまでに不良債権をオフバランス化する、これが急ブレーキなんです。これは大変なことなんですよ。そのことが景気をますます悪化させる方向に作用する、もう失業、倒産がふえる、これはお認めになっているでしょう。  ですから、今度の経済対...全文を見る
○佐々木(憲)委員 大分先の話まで答弁をされましたけれども、私がお聞きしたのは、もともと揮発油税、ガソリン税を特定財源にすることは、緊急かつ暫定的な措置ではなかったのか、当時の、決めたときの考え方はそうだったのではないかとお聞きしたのです。ですから、その一点についてお答えいただけ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 そういうやり方でどんどんふえてきたわけですよ。揮発油税は、当初は暫定的、緊急的措置だった。しかし、それは延々と今まで続いてきている。道路がほとんどもう整備されても、まだ続いている。それだけでなくて、先ほど言ったように、石油ガス税あるいは地方道路税、こういう道路...全文を見る
○佐々木(憲)委員 納税者の意向を尊重してとおっしゃいました。いろいろな世論調査がありますけれども、この税金は道路以外に使うなという納税者は非常に少ないんです。いろいろなところに使うようにしていいじゃないか、こういう方が多数なんですね。そのことを念頭に置いていただきたい。  そ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 大体、もともと一般財源のものを、国に入った自動車重量税を無理やり八割道路整備に回すということ自体が異常なわけであって、外すと当然一般財源になるわけでありますから、それを別なものに、別な公共事業に使うというんじゃ全然改革にも何もならないわけで、私は、そんなことも...全文を見る
○佐々木(憲)委員 ちょっと不正確な表現だと思いますね。最初、たしか四百三十兆ぐらいだったと思うんですが、それが、六百兆、六百三十兆というふうに計画の規模は大きくなってきておるんですよ。それを、十年間でやると言っていたのが、十三年でやる、延ばすということになって、年間当たりは多少...全文を見る
○佐々木(憲)委員 公共事業を全体として減らしながら福祉の方に重点を移していく、ぜひそういう方向で根本的に変えていただきたいと思うんですけれども、公共事業基本計画そのものをやはり抜本的に見直すあるいは撤回する必要があると私は思っております。  さて、では次に、塩川財務大臣に続け...全文を見る
○佐々木(憲)委員 そこでお聞きしたいんですけれども、あなたは、二月二十三日付の読売新聞で、官房長官就任後、首席参事官、今の古川副官房長官でありますが、首席参事官に官房機密費の「出費の仕方を聞いた。そうすると「それはいつも出している」「初めてだ」などと教えてくれた」と述べておられ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 個人の名前を挙げたのではなくて、首席参事官に出費の仕方を聞いた、そうすると、それはいつも出しているんだ、いや初めての出費だ、こういうことを教えてくれたとおっしゃっているんですね。  先ほど最初に、どこかの週刊誌などで書いてあったことを自分がさも体験したかのよ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 つまり週刊誌にはそういうことは書いてなかった。ということは、塩川大臣が初めてそういう体験談をお話しになったということですよね。ということは、うそをついているということでなければ、これは自分の体験を初めてそこでお話しになった、どこにも書いてないわけですから。それ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 取り消してもらいたいって、あなた自身がマスコミで話をされているわけであります。そのマスコミに対してあなたは、取り消しますとは言っていないんですから。  官房長官時代に宇野総理がアルシュ・サミットに出席したことはありますね。
○佐々木(憲)委員 これは一九八九年七月のことですね。大変今はっきりと記憶を呼び戻されたようでありますが、このときあなたは国内に残って総理の臨時代理をやっておられたんです。外務省に負担しろと言ったのはそのときの体験ではありませんか。
○佐々木(憲)委員 それはおかしな話で、宇野総理がサミットに出席したときに官房長官をやっておられるわけですから、当然、そのときの費用をどこが負担するか、これは外交だから外務省だ、そういう体験談を述べたに違いないとみんな思うわけであります。それ以外に考えられないんですね。  あな...全文を見る
○佐々木(憲)委員 では、証拠を出しましょう。ちょっと資料を配ってください。  このインタビュー、五月二十八日、一週間ほど前ですけれども、テレビ朝日のニュースステーションで、あなたはインタビューに答えてこういうことを言っているわけです。ナレーターが「官房機密費での国会発言が波紋...全文を見る
○佐々木(憲)委員 それはナレーションですからね。それはインタビューの後につけ足しているものです。塩川さん自身がお答えになっているのは、塩川さんの顔が映って塩川さんがお話しになっている部分、この「塩川」と書いているところがそれですよ。「政府の一員になったんでもういっさい言えません...全文を見る
○佐々木(憲)委員 大臣になってからの発言です。ですから、五月でしょうね。ですから、当然、「政府の一員になったんで」自分はもう一員になった後ですよ、これは。「いっさい言えません。」「言わんことにしとんねん。」これは記憶ないですか。
○佐々木(憲)委員 大体それはおかしいですよ。覚えていないことはないでしょう。大臣になった後のことは、こういうインタビューを受けたことを覚えていないのですか。これは、大臣としてこんなことさえ記憶しないなんというのは、こんな大事なことをしゃべっているのですよ。大臣として務まるのです...全文を見る
○佐々木(憲)委員 錯覚していたと言うけれども、錯覚のもとになったものを示さないで錯覚した錯覚したというのは、これは成り立たないのですね。先ほどの私の質問でも、その点ははっきりしたと思うのですよ。どこに出ていたか示せないで、これと私は自分の体験を錯覚しましたというふうに証拠を示す...全文を見る
○佐々木(憲)委員 それはおかしいですよ。大体、一週間前に放映されたもので、大臣になって以後インタビューを受けて、これはインタビューの形式は、座ってインタビューを受けたのかぶら下がりかというのはあるでしょう。しかし、こういう点について、はっきりと御本人が述べているのです。それは、...全文を見る
○佐々木(憲)委員 私は、つい最近、つまり一カ月以内にインタビューを受けても、それを都合が悪くなると忘れた忘れたという言い方はもう通用しませんよ。三カ月前にインタビューしたことについても忘れた、一週間前に放映されたテレビのこのインタビューについても、それも記憶がない、そんなでたら...全文を見る
○佐々木(憲)委員 放映されたと言っているじゃないですか。だから、放映されたものについて、大臣になって以後ですから一カ月以内ですから、一カ月以内のことについて忘れたと言う。  では、委員長もおっしゃっているから、実際にではまたこれは、ビデオを見てもらってもしようがないのだけれど...全文を見る
○佐々木(憲)委員 ですから、私は、もちろん法案審議をやりたいと思っているのですよ。このテレビの問題で、短時間で終わると思ったら、こんなに時間がかかってしまった。  だから、法案質疑で答弁のために準備をいただいた松田預保理事長や塩崎さんにもきょう来ていただいているのですけれども...全文を見る
06月06日第151回国会 衆議院 財務金融委員会 第15号
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○佐々木(憲)委員 塩川大臣に、昨日の続きをやらせていただきます。  五月二十八日に放映されたテレビ朝日のニュースステーションのビデオ、見ていただけましたでしょうか。私ももう一度詳細に見ましたが、映像は、明るい窓辺で、財務大臣は、いすにゆったりと腰をかけられて、大変リラックスし...全文を見る
○佐々木(憲)委員 インタビューというふうに位置づけておられるかどうかは別としまして、カメラとマイクが入ってきて、お二人が入ってこられてその方々とお話をされた、それが記録として放映された、こういうことだと思うんですね。  ですから、昨日の答弁の中で、大臣になってからはインタビュ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 今事実を一部おっしゃったんですが、大臣になったらそういうことは言わぬもんだというふうなことをおっしゃったという記憶を今呼び戻されたわけでございます。  それで、正式なインタビューではないということなんですけれども、割合リラックスをされて、マイクがあったかどう...全文を見る
○佐々木(憲)委員 守秘義務があるということは、それまで言っていたことを忘れたとか言った覚えがないというふうに否定することとは違うんじゃないでしょうか。自分が大臣の立場で知っていることを何でもしゃべる、そういうことは守秘義務としてあると思いますが、大臣になる前に知っていた、そして...全文を見る
○佐々木(憲)委員 体験したことばかりではないというふうにおっしゃったということは、半分ぐらい、半分というのか、体験が入っていたということをおっしゃったと思うんです。  さて、そこで、きのうも紹介したんですが、事実関係を明らかにして徹底究明したらどうだろうかというようなお話があ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 迷惑をかけるというのは、真実を述べて国会が紛糾すると。紛糾するという言葉は実際おっしゃっているわけですね。  あなたは、大臣になる前には機密費についての体験を大変正直におっしゃってきた。しかし、大臣になった途端に真相をお隠しになる。国会では忘れたとか、テレビ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 私は、日本共産党を代表して、政府提出の国有財産法第十三条第一項の規定に基づき、国会の議決を求めるの件に反対する討論を行います。  今回の議決は、京都迎賓館を建設するために、環境省所管の公共用財産である京都御苑の一部を内閣府所管の公用財産とするものです。  ...全文を見る
06月13日第151回国会 衆議院 財務金融委員会 第17号
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○佐々木(憲)委員 私は、日本共産党を代表して、特定融資枠契約法一部改正案に反対する討論を行います。  出資法並びに利息制限法のみなし利息規定を適用されることなく、通常の貸出金利に手数料を上乗せすることができる特定融資枠契約は、金融機関が貸し手としての立場の優位性を利用するなら...全文を見る
06月15日第151回国会 衆議院 本会議 第40号
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○佐々木憲昭君 私は、日本共産党を代表し、銀行法等の一部改正案について、総理並びに関係大臣に質問します。(拍手)  法案の内容に入る前に、急速に悪化している経済の現状に対する総理の認識をお聞きします。  一—三月期のGDP、国内総生産は年率マイナス〇・八%となり、昨日発表され...全文を見る
06月26日第151回国会 衆議院 財務金融委員会 第18号
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○佐々木(憲)委員 日本共産党の佐々木憲昭でございます。  初めに、銀行法等改正案の内容についてお聞きをしたいと思います。  この法案は、一般事業会社から銀行業への参入の条件を整え、これを促進しようとするものであります。しかしそれは、事業会社が資金調達の手段として自分の子会社...全文を見る
○佐々木(憲)委員 モニタリングで済むのかどうかという問題があるわけです。実質的な影響力を及ぼすわけでありますから、それに対して実質的な規制がなければならないわけであります。銀行経営の健全性をいかに確保するかというときに、一般的な企業会計原則を持ち出すだけでは私は不十分だと思うん...全文を見る
○佐々木(憲)委員 二〇%以上の株主が存在する銀行というのは、現時点でわずか十二行であります。全国の銀行数は百三十七行でありますから、全体の八・八%の銀行にすぎないわけですね。しかし、五%から二〇%の株主がいる銀行というのは、二〇%以上の株主のいる銀行の二・四倍、全体の株主数で言...全文を見る
○佐々木(憲)委員 それは認可後の話でありまして、参入する場合のチェックがきちっとなされないということに対しての答弁ではないと思うんですね。つまり、不適格な事業者が参入する場合、五%から二〇%の株式保有の場合には適切な規制措置をとることができない、このことは否定されなかったわけで...全文を見る
○佐々木(憲)委員 実質的な影響力があるのは、五%から二〇%でも実質的影響力があり得るということを金融審は述べているわけでありまして、その部分について書面審査だけで済ませてしまう、不当な取引の直接監督というのは、親会社に対してはできないわけですね。要するに、監視をする程度、こうい...全文を見る
○佐々木(憲)委員 全然質問とかみ合わないですね。一番最初の私の質問の答弁と同じ答弁を今繰り返しても、全然答弁になってないですよ。  だから、つまり、大臣、もう一回お聞きしますが、ヨーロッパと比べて日本の場合には低い水準になっているわけです。つまり、参入がしやすい形になっている...全文を見る
○佐々木(憲)委員 私は、それでは可能にはならない、不可能だと思うんですね。というのは、実質的影響力を持ち得るというのは、五%以上でも持ち得るわけであります。これは金融審でも言っているわけですね。その場合に、届け出るだけで済むという形になりますから、届け出をすれば参入が可能になる...全文を見る
○佐々木(憲)委員 文書になってないものでしょう。野党対策に使った、あるいは上納があるというのは文書になっているんですか。その文書を三十年後に公表する、こういう意味ですね。
○佐々木(憲)委員 要するに、知っているけれども今は言わない、こういう意味ですね。私は、こういう姿勢というのは非常に重大だと思うんですよ。  あなたは、五月二十八日に放映されたインタビューで、大臣になったら本当のことを言わぬことにしとんねん、こういうふうにお答えになりました。私...全文を見る
○佐々木(憲)委員 これは久米宏さんの証言ですが、担当した女性ディレクターによると、きちんと取材依頼を出したんです。つまり、大臣になってからですから、当然、大臣の日程を調整されている秘書官の方あるいはその担当の方がそれを受けて、大臣と相談されて、ああ、結構ですよということで一日取...全文を見る
○佐々木(憲)委員 ニュースステーションの映像はしっかりと映っております。それは、塩川財務大臣がいすにゆったり座って、明るい窓辺でゆったりとした様子でインタビューにお答えになっているんです。ですから、自宅ではないんです、これは事務所なんです。事務所です。(塩川国務大臣「書斎ですか...全文を見る
○佐々木(憲)委員 都合の悪いことはすっかり忘れて、関係のないことだけはよく覚えておられるようでありまして、実際にこういうふうに塩川さんはおっしゃっているんですよ。「国民の感覚で、ぼくは、あれは政府の一員になったんでもういっさい言えません。役職についたらそういうものに対する責任感...全文を見る
09月14日第152回国会 衆議院 予算委員会 第2号
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○佐々木(憲)委員 日本共産党の佐々木憲昭でございます。  まず最初に申し上げます。  去る十一日、アメリカで発生した同時多発テロは、極めて野蛮で卑劣な犯罪行為であります。私たちは、国際正義と人道の名において、このテロ行為を怒りを込めて厳しく糾弾するものであります。テロの犠牲...全文を見る
○佐々木(憲)委員 失業対策を考える場合には、その原因を明確にするというのが大事だと思います。そこで、失業者がふえる原因として、私は大手企業の人員削減の問題というのが大変大きな要素としてあると思うんです。  ここにパネルを用意しまして、資料も同じものですが配付をさせていただきま...全文を見る
○佐々木(憲)委員 私は、今示しましたが、倒産させてはいけないといいますけれども、一体この八社の中で倒産の危機にある会社はありますか。これだけの、過去五年間で合計二兆円を超える経常利益を上げ、ことしの三月期ではすべて黒字であります。合わせて約七千億円近い黒字を出しております。 ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 何か、今お答えを聞いておりますと、大変大企業のこのやり方について弁護的な立場といいますか、そういう姿勢が見えるわけでありますが、私が出しましたのは、これはほとんど国内ですよ。ですから、外国があると言いますけれども、それは一部ありますよ、しかし、この削減のほとん...全文を見る
○佐々木(憲)委員 どうもきちっとした姿勢が見えないわけであります。  例えば日本の労働時間をとりますと、国際的に見ても、例えばドイツの電機産業の労働時間は年間千六百時間です。日本の場合は二千百時間。五百時間多いわけですね。その上、こういうサービス残業がはびこっている。ですから...全文を見る
09月21日第152回国会 衆議院 財務金融委員会 第2号
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○佐々木(憲)委員 日本共産党の佐々木憲昭でございます。  日銀はことしに入りまして、主なものだけでも二月、三月、八月、九月と、連続して金融緩和政策を追加的に決めてこられました。この間、公定歩合は〇・五%から〇・一%、この九カ月の間に五分の一であります。〇・一%というのは、もう...全文を見る
○佐々木(憲)委員 今おっしゃったように、この金融緩和政策によって企業活動が活性化し、それが家計にはね返るということを期待されているということでありますが、問題は、先ほど来も議論がありましたが、この金融緩和を進めていっても、実態的には、銀行から先、末端までなかなか融資がふえていな...全文を見る
○佐々木(憲)委員 大変な落ち込み方であります。約四十兆近くこの間の貸し出しが減少しているわけであります。  総裁にお聞きしますけれども、どうしてこういう落ち込みになったのか、その原因をどのように把握されているか、お聞きをしたいと思います。
○佐々木(憲)委員 今、二つの問題をおっしゃったんですね。  一つは、資金需要がそれだけないと。いわばこの間の景気が非常に後退しているということを意味していると思いますが。もう一つは、不良債権を抱えているのでリスクの多い貸し出しに手を出さないとおっしゃいました。  そこで、問...全文を見る
○佐々木(憲)委員 今、数字が言われましたけれども、全体として貸し出しの総額は減っている。その全体として減っている中で、大企業向けは増加しているわけです。約八兆円、増加しております。中小企業向けは四十六・八兆円の大幅なマイナスになっている。大変大きな乖離が見えるわけですね。つまり...全文を見る
○佐々木(憲)委員 その点が大変重要なポイントだというふうに思うんですね。ですから、金融機関の側の貸し出し姿勢、これをどう是正していくかということが、政策的課題としては大変重要な問題として浮かび上がってくると思うんです。  日銀のこの報告書にもありますが、最近の統計を見せていた...全文を見る
○佐々木(憲)委員 結局、企業の規模が小さければ小さいほど資金繰りが苦しい、大企業の場合には資金繰りが楽である、これが現状をあらわす数字だろうというふうに思うのですね。つまり、借りたいけれども中小企業の場合には融資を受けられない、ここを改善するというのが大事なことだと思うのです。...全文を見る
○佐々木(憲)委員 今の数字にも明らかなように、大企業向けに対しては貸し出し運営スタンスは大変改善されているわけです。ところが、中堅企業向けについては非常に渋くなっている。中小企業向けに対しては極端に減少している、極端にいわば貸し渋りという事態がある。これはもう我々たくさん訴えを...全文を見る
○佐々木(憲)委員 今総裁がおっしゃいましたが、銀行の貸し出し姿勢として、中小企業に対して、ただ見捨てるというのじゃなくて、競争力をつけるために、どうしたら生き返らせることができるか、そういう角度から指導性を発揮していただきたいというふうにおっしゃる、私も大変そのとおりだというふ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 やはりそういう点で大事なのは、金融政策というのは一定の範囲が限定されているわけでありまして、やはり全体の実体経済の活性化、とりわけその中でも、私は、家計消費、個人消費というのが非常に大事だと思っておりますが、それを活性化させるかどうかというのは、これは金融の仕...全文を見る
10月17日第153回国会 衆議院 財務金融委員会 第2号
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○佐々木(憲)委員 おはようございます。日本共産党の佐々木憲昭でございます。  九月十一日のアメリカで発生した同時多発テロ、これに対する十月八日のアメリカの武力行使、こういう緊迫した事態が、ニューヨーク株式市場での株価の大幅下落、ドル安、こういう事態をもたらしております。今後の...全文を見る
○佐々木(憲)委員 政府経済見通しが一・七でありましたけれども、これはかなり、この事件が起きる以前から極めて深刻な状況が生まれていると思いますが、今年度の見通しはどのようにお考えでしょうか。
○佐々木(憲)委員 竹中経済財政担当大臣は、昨日、政府見通しは一・七だけれどもマイナス一・〇に下方修正するというふうに記者会見でおっしゃったそうです。大体そういう考えでおられますか。
○佐々木(憲)委員 アメリカでは、テロ事件以後、個人消費が非常に萎縮して落ち込んでいるということで、大変大きな問題になっております。  日本でも、GDPの約六割を占めるのが個人消費であります。これがどうなるかというのは、今後の日本経済の動向を左右する非常に重要なかぎになると私は...全文を見る
○佐々木(憲)委員 統計指数をより正確にするというのは重要だと思うのですね。  ただ、今おっしゃったように、現在の統計が不正確であるとすれば、私は、より大事なことは、生活の実感にどれだけその統計が合っているのかという角度から見直すということが大事だと思うのですね。そういう点から...全文を見る
○佐々木(憲)委員 食と衣が低下していないというふうに、この問題を議論しておりますといつも塩川大臣はそのようにおっしゃるんですけれども、私は衣も食も今大変落ち込んでおるというふうに考えておりまして、それは、正確ではないとおっしゃるけれども、政府の統計では前と比べてかなり落ち込んで...全文を見る
○佐々木(憲)委員 今、統計の話ばかりされますけれども、需要が落ち込んでいるために物が売れない、売れないから価格が低下する、これはデフレ的現象ですよね。しかもアジアからどんどん低価格が入ってくる、そういう関係で起こっているわけでありまして、これが生活にプラスになっているということ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 一兆一千億円の減収というのは大変深刻だと思うんです。  そこで、もう一つは、今度、歳出の面でありますが、昨日、米軍支援のための法案が特別委員会で採決をされました。これは、アメリカの報復戦争に後方支援という名で自衛隊が参加する、我々はこれは憲法違反の法案だと思...全文を見る
○佐々木(憲)委員 じゃ、もうちょっと具体的にお聞きしたいんですけれども、十月六日に航空機C130輸送機六機が愛知の小牧基地からパキスタンに飛んだわけですね。三泊四日かけて行った。このための費用、具体的には幾らかかりましたでしょうか。
○佐々木(憲)委員 これだけのことをやるだけでも二億円がかかるわけであります。  過去も、例えばカンボジアへの派遣、これで平成四年で七十五億円、平成五年二十九億円。それからモザンビークへの派遣の経費も平成五年で十億円、平成六年七億円。ルワンダ、平成六年五十七億円。過去の事例を見...全文を見る
○佐々木(憲)委員 それで、その規模ですね。これは、今も村上副大臣がおっしゃいましたが、この米軍支援というものも含めて考えておられるのか、それとも、それはまた別途考えておられるのか。新聞報道によりますと、一次補正で景気対策などをやり、二次補正でこの米軍支援の問題をやるというような...全文を見る
○佐々木(憲)委員 そうしますと、竹中経済財政担当大臣が一次、二次と考えているというふうにおっしゃいましたが、これは違うわけですね。
○佐々木(憲)委員 竹中大臣は政府じゃないわけですね。  それで、今、米軍支援の問題も補正で措置するという答弁、村上副大臣がおっしゃいましたね。これは、それではどのくらいの規模になるのか。どの程度を想定しておられますか。
○佐々木(憲)委員 十日までにこれは出すわけですから、どの程度というのはある程度想定はつくと思うんですが、どうも今はまだ不確定だとおっしゃる。  それでは、アメリカの側は、日本に後方支援という形でやってもらいたいというような話がアメリカから伝わってくる。日本の政府としては、小泉...全文を見る
○佐々木(憲)委員 金額について、今の御答弁ですと、特に上限を設けて何かやろうとしているわけではないということだと思うんですね。  そうすると、アメリカ側はこの軍事作戦はかなり長期になるということを言っているわけですね。当然、日本も長期にわたる後方支援、財政負担というのが要請さ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 まあしかし今の御答弁を聞いていますと、アメリカが爆撃していることさえどこか忘れ去ったような話で、現実に軍事作戦を組み、毎日爆撃が行われているんですよ。それで、一般市民が巻き添えを食って、大変な死傷者が出ている。そういう事態について全く認識がないという感じがいた...全文を見る
○佐々木(憲)委員 時間ですからこれで終わりますが、今おっしゃった点は、いろいろ我々、異論があります。  六百六十兆の借金をつくったのは、今までのあなた方の政権がやってきたわけでありまして、それがどんなに財政を深刻な事態にさせてきたかという反省が、まずない。  それからもう一...全文を見る
10月19日第153回国会 衆議院 本会議 第8号
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○佐々木憲昭君 私は、日本共産党を代表して、銀行等の株式保有制限等に関する法律案に対し、柳澤金融担当大臣に質問します。(拍手)  本法律案の最大の問題点は、銀行保有株式取得機構を創設し、銀行支援のために新たな税金投入を行おうとしていることであります。これは、森内閣の緊急経済対策...全文を見る
10月26日第153回国会 衆議院 財務金融委員会 第3号
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○佐々木(憲)委員 日本共産党の佐々木憲昭でございます。  提案された法案に即して質問をいたしますが、その前に、前提として、柳澤大臣の基本的な認識をお聞きしたいんです。  日本の大手銀行の体力についてなんですが、日本の大手銀行というのは、財政で支えられなければやっていけないよ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 先ほどの御答弁で、公的部分というのは比較的シェアが少ないので、基本的には大手銀行は体力があるという認識だというふうにお伺いをいたしました。  そこで、そういう銀行に対して、今回提案された仕掛けが用意をされているわけであります。それで、今度の法案の仕組みですけ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 つまり、銀行の側は負担をする場合の上限というのが決まっているわけであります。それでも埋めることができなければ、国が財政的な穴埋めをする、要するに、簡単に言えば、税金の投入をする、こういう仕組みになっているわけですね。そういう理解でいいですね。
○佐々木(憲)委員 先ほども二兆円という話が出ましたけれども、現在想定されている株式の買い取り限度額は、一応二兆円ということであります。そこから割り出しますと、銀行の損失負担額というのは、二兆円の八%の売却時拠出金一千六百億円、それから当初拠出金の百億円の残余金、すなわち、全体と...全文を見る
○佐々木(憲)委員 そうしますと、国民負担の上限というのはどうなるんでしょうか。財政負担に金額上の上限というのはあるんでしょうか。
○佐々木(憲)委員 現実にそういうことが起こることは想定しがたい面も確かにあると思います。しかし、問題は、銀行の負担はあるところまでで、それ以上はしませんよ。二兆円の場合は銀行負担は千六百億プラスアルファ、ここまでしか負担はしませんよ。しかし、国民の方は、それを超えたら、二兆円の...全文を見る
○佐々木(憲)委員 例えば一兆八千四百億以下になりますと国民負担が発生するわけですね、つまり銀行負担が一千六百億強ですから。それで、さらにそれが下がって一兆六千八百億以下になりますと、国民負担の方が銀行負担よりも大きくなる。つまり、二割程度株価が下がれば、銀行よりも国民負担の方が...全文を見る
○佐々木(憲)委員 今、私の質問にお答えになっていないわけであります。信用秩序論についてはまた後でちょっと議論したいと思いますが、株が落ちて、その損失部分を国民の側が負担しなければならない。なぜ国民にその責任があるんでしょうか。単純な質問なんですよ。素朴なんです。
○佐々木(憲)委員 どうも質問にお答えになっていない、あるいは答えられないのかわかりませんけれども。私は、国民に責任がないのに国民がなぜ負担するのかと聞いたのに、それに対してはお答えにならない。公益性があるというお答えでした。しかし、公益性をしっかり維持することこそ銀行の責任じゃ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 保有制限をかけること自体は、私は方向としては正しいと思うんです。それを別にすっ飛ばして言っているわけじゃございません。銀行は、株価によって経営が左右されるというような状況はやはり好ましくないと思います。したがって、株の保有制限というのは必要だと思います。  ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 今の数字でも明らかなように、大手十六行がいわばこの五年間大変な益出しをやってきたわけです。約十六兆円強、これは大変大きな金額であります。売却損というのはわずか二兆円程度ということですね。ですから、株を保有し、その株を益出しをして懐に入れてきたのが差し引きしても...全文を見る
○佐々木(憲)委員 これだけ大変な利益を上げていたことは、これは厳然たる事実でありまして、不良債権処理に使ったと言いますが、その不良債権処理のやり方がいいのかどうかというのは根本的な議論があると思うんです。我々から言わせていただきますと、不良債権と言われるものの中には、圧倒的多数...全文を見る
○佐々木(憲)委員 ということは、大手銀行十六行はすべて株を買い取る対象であるということですね。
○佐々木(憲)委員 それでは、地方銀行と第二地銀についても同じように数字をお答えください。
○佐々木(憲)委員 今お答えになりましたように、地銀の場合は全体で八行でありますし、第二地銀は二行であります。しかも一五〇%を超えている地銀、第二地銀は一行しかございません。わずか一行ですね。しかし、大手銀行は九行であります。圧倒的に大幅に超えているのは大手銀行である。これは皆さ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 かなり苦しい御答弁でありますが、実態からいえば、今お認めになったように大手銀行が中心なんですよ。そこがしっかりしてもらわなきゃならぬというふうに裏返しておっしゃいましたが、つまり、大手銀行の株を買い取る仕掛けになっている、これは実態からいったって、そういうこと...全文を見る
○佐々木(憲)委員 その促す制度としてこういうものをつくる必要はないというのが我々の見解であり、かつ、銀行もあるいは金融庁自身の専門家もそうおっしゃってきているわけでありまして、どうも、何かこういう仕組みをどうしてもつくらなきゃならぬという必然性は全く感じられません。  こうい...全文を見る
○佐々木(憲)委員 どうもはっきりしないわけですね。つまり、自力で売る力があるというのであれば別にこんなものをつくる必要はないわけでありまして、時価だというけれども、時価で売るのならそれでいいじゃないですか。何も八%お金を出して、銀行側からすれば余計に負担をして売る必要はないわけ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 それを税金でやる必要はないと私は言っているんですよ。銀行の自己責任であるということを言っているんです。ここが根本的に違う点であります。  以上で終わります。
10月29日第153回国会 衆議院 財務金融委員会 第4号
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○佐々木(憲)委員 日本共産党の佐々木憲昭でございます。  参考人の皆さん、大変お忙しい中御出席をいただいて、大変貴重な御意見をお聞かせいただいて、ありがとうございます。  先ほど来の議論をお聞きいたしまして、まず山本参考人にお聞きしたいのですけれども、株式取得機構に対する銀...全文を見る
○佐々木(憲)委員 それでは、地銀協会の平澤会長にお聞きしますけれども、地銀としては、今回保有制限の対象になる銀行というのは非常に少ないわけでありまして、我々が金融庁からいただいた資料を見ましても、地銀は八行超えておりますけれども、しかし、一五〇%を超えているのはそのうちの一行し...全文を見る
○佐々木(憲)委員 日本証券業協会会長さん、奥本さんにお聞きしますけれども、そうしますと、こういう機構をつくってもらいたいというのは、これは証券業界として非常に強い要望を出しておられたのでしょうか。それとも、どうも私は先ほどの御発言を聞いていて、かなり積極的な印象を持ちましたが、...全文を見る
○佐々木(憲)委員 つまり、関係業界は、このような機構をつくってもらわなくても、いわば自己責任、自分たちの一定の計画に基づき、過剰な株の保有があれば、あるいは持ち合いがあれば、それを計画的に市場に放出し、そしてみずからの保有制限、保有を減らしている。これは、今までの状況を見ますと...全文を見る
○佐々木(憲)委員 大手銀行としては、ティア1を超える部分というのは三月時点で十一兆というふうに言われているわけですけれども、例えばこれを五年間で、つまり、過去一年間、二兆円ということでやってきたとすれば、五年程度で計画的にやっていけば、当然これは解消可能な、基準をクリアできる、...全文を見る
○佐々木(憲)委員 そうしますと、では、具体的にお聞きしますけれども、先ほどの御答弁の中で、市場に直接売却する場合、それから機構に売却する場合と分けて考えた場合、市場に売却するのが中心である。しかも、その場合、株式市場の動向を見まして、株価が上がったところで売るのが常識である。こ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 機構を通じて売らなければならないほどの緊急事態とおっしゃいました。緊急事態というのはどういう状態でしょうか。
○佐々木(憲)委員 会員のニーズがありと言いますが、会員としてはニーズはないわけでありますね、先ほどの御答弁では。そうすると、進捗状況が思わしくない、つまり株式保有制限の期限がぎりぎり来まして、もう後がない、そういうときに八%のコストをかけて機構に売らなければならないのでしょうか...全文を見る
○佐々木(憲)委員 今までの御答弁を聞いておりますと、このような株式買い取り機構というものが果たして必要なものなのだろうか、それから、一定の期限を決めても、その期限を少しでも超えてはならないというような性格のやり方で果たして正しいのだろうか、大変根本的な疑問を覚えてくるわけであり...全文を見る
○佐々木(憲)委員 私の質問にどうも正面からお答えにならないわけでありますが、私は、今までの御答弁をお聞きしまして、このような機構をつくる必然性というのをどうも感じられないわけであります。銀行業界、証券業の業界としても何ら必要はないと言っておられたものでありまして、しかも、みずか...全文を見る
10月31日第153回国会 衆議院 財務金融委員会 第5号
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○佐々木(憲)委員 私は、日本共産党を代表して、銀行等の株式保有制限等に関する法律案に反対する討論を行います。  本法案は、銀行に対する株式保有制限の導入を理由に、銀行保有株式取得機構を創設し、銀行支援のために新たな財政資金投入を行おうとするものであります。  法案は、機構が...全文を見る
11月06日第153回国会 衆議院 財務金融委員会 第6号
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○佐々木(憲)委員 日本共産党の佐々木憲昭でございます。提案された証券税制改正法案についてお聞きをしたいと思います。  日本の個人金融資産の構成というのは、日銀の資金循環統計によりますと、預貯金が五一・九%、圧倒的に大きいわけであります。株式はわずか四・六%、投資信託や債券を含...全文を見る
○佐々木(憲)委員 そこで、日銀に事実関係をお聞きしますけれども、日本では株式で保有している金融資産の比率は、日銀の国際比較統計によりますと六・四%というふうに言われておりますが、国際的に見て、株式保有の比率は本当に低いのか。アメリカ、フランス、イギリス、ドイツではどのような比率...全文を見る
○佐々木(憲)委員 今のお答えで明らかなように、日本の場合、直近は五・三ですね。そうしますと、フランスよりは日本の方が株式保有比率は高いわけでありまして、イギリスは一けた台、ドイツも、二けたといいましても一一、二%というところですから、極端に日本が株式の占める比率が低いわけじゃな...全文を見る
○佐々木(憲)委員 そこで、日銀にお聞きしますけれども、金融広報中央委員会の家計の金融資産に関する世論調査というのがありますね。平成十三年度の調査ですけれども、その中に、金融商品選択の際に最も重視していることはという問いがあると思うのですけれども、その回答はどうなっているでしょう...全文を見る
○佐々木(憲)委員 塩川大臣、今世論調査の結果をお聞きになったと思うのですが、国民が預貯金で持つ理由というのは、株式に投資するよりも預貯金の方が極めて安全であるという回答が一番多いわけですね。元本が保証されているということであります。ですから、株に対してなじみがないという面もある...全文を見る
○佐々木(憲)委員 今の御答弁で、投資先がないからというのが一つと、二つ目に、株式の将来性の不安というのが挙げられました。  私は、もう一つ大変重要な要素があると思うのです。それは、この日本総研の雑誌がありますけれども、この中で、環境・高齢社会研究センターの副主任研究員の飛田英...全文を見る
○佐々木(憲)委員 大変今率直に、利回りが悪い、あるいは不安があるというようなお話がありました。  確かに、政府税調に出された資料が、この調査局の財務金融調査室で出した資料を見ましても、アンケート調査結果がここにも出ておりますが、「個人投資家が株式市場に参加しない要因」、それは...全文を見る
○佐々木(憲)委員 今の私の質問に直接お答えにならないで、いわばこの法案のねらいといいますか何といいますか、間接金融から直接金融への移行という、これは政府の意図としてはそういうことがあると思いますが、問題は、私が聞いているのは、国民の側が株を買わない理由に、税金が高いから買わない...全文を見る
○佐々木(憲)委員 そうすると、税制というか、税金の重さで買わない比率というのは余りないというふうにおっしゃいましたね。要するに、税では、税を操作することによってそれほど動く部分というのは少ないのだと思うのですよ。  ですから、例えばこういう結果が出ております。これは、平成十二...全文を見る
○佐々木(憲)委員 アメリカの場合は、金融自由化という八〇年代の大きな動きの中で、個人の金融資産が預貯金から株式へとどんどん移行していきました。一九七五年には一三・四%でしたけれども、ピーク時は二六・六%、大変高い株依存体質になったわけであります。それが、このところの株価の急落に...全文を見る
○佐々木(憲)委員 株の下落によってかなり消費が抑えられている、こういう事実はお認めになりましたし、それが今後どういうふうなあらわれ方をしていくか、タイムラグがあって、将来もっと深刻化する可能性もあるということであります。  そういうことですから、株式市場への国民の金融資産の移...全文を見る
○佐々木(憲)委員 一千億円以上の税収減ということでありますが、単純計算すると一千七百億円ぐらいの減になるというのは、財務省の資料でも我々は聞いております。  そうしますと、今の財政状況というのは大変危機的な状況だと大臣も御認識されていると思うのですね。このような減税が今の財政...全文を見る
○佐々木(憲)委員 いずれにしても、ここ数年の間にその影響が大きく出てくる。マイナス影響だというふうに私は思います。  今回のこの法案というのは、税制の体系からいっても異例ずくめではないかというふうに私は思うのですね。源泉分離課税は廃止して申告分離課税に一本化する。しかし、その...全文を見る
○佐々木(憲)委員 全く御都合主義のやり方だと思うのですよ。もう一カ月半前に廃止、縮減というのを決めていながら、何もその状況がそれほど変わったわけでもないのに、インセンティブを与えるためだからといってそれを継続する。これはもう本当に税制の基本的な議論を無視してやっていくということ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 イギリスの個人貯蓄勘定というのは全く性格が違うものでありまして、今回のようなこういう制度は世界にはどこにも見当たらないわけであります。一部の投資を誘うためにこういう大規模な減税措置を、しかも税制の体系もかなりゆがめ国際的に見てもやったことのない、そういうものを...全文を見る
○佐々木(憲)委員 具体的にどんな効果が出るかもわからない、これだけの臨時異例の措置をとりながら効果もはっきりしないというんじゃ、全く私は無責任だと思うんですよ。実際に税制で動くという可能性のある方々はわずか二%程度だという状況でありますから、効果が実際にはほとんど考えられない。...全文を見る
11月07日第153回国会 衆議院 財務金融委員会 第7号
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○佐々木(憲)委員 日本共産党の佐々木憲昭でございます。  まず、両参考人にお聞きをしたいと思います。  先ほど来、鈴木議員の質疑もありましたが、社長ということを大変強調されておられます。銀行というのは私企業でありますから、自己の利益を追求するというのは当然そういう面があると...全文を見る
○佐々木(憲)委員 今、私企業としての利益を追求するということを通じて公共的性格を果たしていきたい、両社長それぞれ、少しニュアンスが違うかもしれませんけれども、そういうことをおっしゃったように私は感じたわけでありますが、やはり、公共的性格というものを常に意識していないとどうしても...全文を見る
○佐々木(憲)委員 今の御説明ですと、客観的な状況の変化の上に立った相手先の事情というのをかなり説明されましたが、みずからの銀行の貸し出し姿勢としての分析、自己検討というのが極めて不十分ではないかと私は感じるわけであります。  来年三月期の中小企業向けの貸出計画というのは二兆三...全文を見る
○佐々木(憲)委員 つまり、二年前に比べますと三千二百二十六億円のマイナスになっているわけであります。  本来ですと、この中小企業向け融資を計画的に、計画どおり実施をしていれば、さらに来年も大きくプラスということになっていくんでしょうけれども、一度どんと落ちましたので、そこから...全文を見る
○佐々木(憲)委員 それから、中小企業を含めた全体の貸し出しの状況を見ますと、増加計画に比べて一兆一千億円弱、これも低いわけであります。これは何を意味するのか。ほかの銀行と比べましても、これだけ大幅に貸し出しが減っているというのはないわけでございまして、かなり大規模な資金の回収を...全文を見る
○佐々木(憲)委員 八月のフォローアップによりますと、要管理債権は八千十五億円から四千五百三十億円に、約半分近く減っているわけですね。これに対して、破綻更生債権及びこれに準ずる債権、いわば破綻先でありますが、これが二千八百九十一億円から四千七百二十九億円にふえていると。  これ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 どうもいろいろな報道を見ますと、利益が上がっている企業なんだけれどもも、借りかえを拒否されて延滞損害金を一四%上乗せした例があったというふうにも書かれております。そういう事例もあるんですか。
○佐々木(憲)委員 そこのところが、中小企業などにとっては大変厳しい取り立てがあったというふうに言われる点だと思うんですね。  つまり、公共的な性格を持つ金融という事業と、それから私的企業としての利益を追求する面と、どちらに重点かということを考えた場合に、どうも私的企業としての...全文を見る
○佐々木(憲)委員 瑕疵担保特約についてお聞きしたいんですけれども、八城社長は、リップルウッドによる旧長銀買収は特約の実行が前提となっており、これは曲げられないと。それから、別な新聞によりますと、瑕疵担保特約の行使は当然だ、契約があるのに実行しないのでは株主に説明がつかない、こう...全文を見る
○佐々木(憲)委員 我々は、この瑕疵担保特約自体も、これは国民の税金を投入する一つの仕掛けであって、この仕掛け自体は非常に問題があるという立場でこれまで議論をしてまいりました。また、公的資金をこれほどつぎ込んで、身ぎれいにして外国資本に売り渡すというようなやり方も、これ自体非常に...全文を見る
11月13日第153回国会 衆議院 財務金融委員会 第8号
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○佐々木(憲)委員 日本共産党の佐々木憲昭でございます。  まず、塩川大臣にお伺いをします。  提案されている剰余金特例法ですけれども、財政法第六条第一項の趣旨は、国債や借入金で歳入の一部が賄われているという場合、決算でたとえ剰余金が出たとしても、それは真の意味で余ったという...全文を見る
○佐々木(憲)委員 では、もう一回言いますよ。剰余金が出た、その剰余金というのは、真の意味で余ったお金だというのではなくて、借金をして、その借金をいわば使い残したという性格を持っているものではないのか、このことを聞いているのです。
○佐々木(憲)委員 全然認識がおかしいと思うのですね。つまり、ある予算を組む場合に、税収だけでは足りない、借金をしなければならない、国債を発行したり借金をする。そして決算をすると、その借り入れた部分も全部含めて、少し少なかったから剰余金が生まれる。この剰余金というのは、本来、借金...全文を見る
○佐々木(憲)委員 だから、そういう発想がおかしいと言っているのですよ。借金をしなきゃできない予算を組んでいるわけですから、それで余ったということは、借金の使い残しになるわけですよ。そうでしょう。  だから、そういう意味でいいますと、借金の使い残しである以上、当然その半分を借金...全文を見る
○佐々木(憲)委員 そういう意味では、財政法第六条の本来の趣旨を逸脱する、これを破るものであるということを今大臣がみずからおっしゃったわけであります。  先ほども鈴木議員の質疑の中でも明らかになりましたけれども、今回の措置というのは、国債発行額三十兆、この枠にいわば帳じりを合わ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 どうも説明がよくわからないのですね。長期計画があるから、法定されているものがあるから予算が縛られる、だから長期計画そのものを見直さなければならないと大臣は今までおっしゃっていたわけですね。長期計画は自由につくっていいとは言っていませんよ。  例えば、七月三十...全文を見る
○佐々木(憲)委員 ということは、長期計画に関連する法律というものは、法律があると縛られるので、その法律そのものを廃止または見直す、こういう意味ですね。
○佐々木(憲)委員 つまり、長期計画によって縛られるような今までのようなやり方を見直して、長期計画、十一本の法律に基づくこういうやり方については廃止する方向で基本的には根本的に見直す、そういうことによって全体として公共事業の予算を縮減していく、そういうことを意味するわけですね。
○佐々木(憲)委員 長期計画との関係で聞いているんですよ。予算そのものをどのように決めるかというのは、毎年の予算措置で、その段階で決めるわけですけれども、しかし、公共事業長期計画というものがそれぞれ十数本ある、それとの関係で縛られるという話で、今まで、この長期計画を見直すとおっし...全文を見る
○佐々木(憲)委員 どうも今の御答弁ですと、法律にある十一項目の計画については手を触れない、法律にない、予算措置だけでできるものについては若干見直す、予算についての見直しを行うと。  そうすると、長期計画の見直しと今までおっしゃっていたことと今答弁をされたことというのはかなりず...全文を見る
11月13日第153回国会 衆議院 本会議 第16号
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○佐々木憲昭君 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となりました二〇〇一年度補正予算三案に対して反対の討論を行います。(拍手)  反対理由の第一は、本補正予算案が、大量の倒産と失業を生み出す小泉内閣の構造改革路線、改革先行プログラムと一体のものであり、暮らしを守り日本経済を...全文を見る
11月13日第153回国会 衆議院 予算委員会 第5号
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○佐々木(憲)委員 日本共産党の佐々木憲昭でございます。  雇用問題について質問をしたいと思います。  九月の失業率は五・三%で完全失業者数は三百五十七万人、大変な状況であります。六カ月連続して増加をしている。前年同月比で三十七万人ふえております。また、有効求人倍率は〇・五七...全文を見る
○佐々木(憲)委員 何かちょっと複雑な説明をされましたが、要するに、ある月で百人職を求めている人がいる、しかし、その月に五十七人しか求人がない、これが〇・五七ということの意味だと思うんですけれども、そういうことですよね、簡単に言うと。
○佐々木(憲)委員 小泉総理にお伺いしますけれども、総理は、九月二十七日の所信表明演説で雇用問題についてこのように述べておられます。「公共職業安定所には求職者を上回る年間七百万人もの求人があります。バブル期に匹敵する水準です。」と。それから、九月十四日の予算委員会でもこう述べてお...全文を見る
○佐々木(憲)委員 先ほど坂口厚生労働大臣は、いわば百人の求職者がいても求人は五十七しかない、ある月をとってみますと。四十三人がいわばあぶれているわけです。それなのに、七百万人、年間あると。求職者数よりも求人が上回っていると。これは全く私は理解できないわけですけれども、七百万人と...全文を見る
○佐々木(憲)委員 数字のミスマッチなんですけれども、では、具体的に計算方法についてお聞きをしたい。  例えば、ある会社が、ある年の一月に百人の求人を出した。しかし、その会社は、賃金が非常に低い、労働条件が悪いということで、応募者がだれもないということがあって、この百人の求人を...全文を見る
○佐々木(憲)委員 私は、実態を聞いているんじゃなくて計算方法を聞いているんです。百人求人を出したけれども応募者がいない場合、その会社が一年間求人を百人続けた場合、これは計算としては、年間の新規求人者数というのは何人という計算になるんですかとお聞きしたわけです。
○佐々木(憲)委員 私は質問通告を出しているんだから、このぐらいのことは答えてもらわなきゃ困りますよ。  例えば百人を出しますね。その求人は、翌々月の末日までで一つの単位になるわけであります。それを越えますと新たな百人として登録をされまして、四月から六月までは百人と計算をされま...全文を見る
○佐々木(憲)委員 実際にダブルカウントされている部分がかなりあるんです。ですから、総理、七百万人とおっしゃいますけれども、例えば半年間同じ数を求人するという場合には、これは倍に計算されるということになりますし、年間ですと、同じですと四倍に計算されるということになるんです。その数...全文を見る
○佐々木(憲)委員 ですから、正確な実態を反映するような統計といいますと、先ほど最初に坂口労働大臣がおっしゃったように、その月の有効求人倍率というのが極めて正確に反映するというものであります。つまり、ミスマッチを完全に解消しても四割以上があぶれているというのが実際の姿なんですよ。...全文を見る
○佐々木(憲)委員 つまり、職を求めて来られる方が百三十四万人あったのが、現在では二百六十万人、倍近くふえているわけですね。  では、職安の定員はふえていますでしょうか。
○佐々木(憲)委員 結局、職を求める方が倍にふえているのに、それに対応する職員の方が今の数字では百四十五人減っているわけです。つまり、一人当たりの求職者が倍になっているわけです。これは大変なことでありまして、私は、いろいろ現場の話を聞きますと、大変な労働強化だと言うのです。  ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 今の発言はとんでもない発言であります。  大体、民間の場合は、金にならなければ仕事をしないというのが民間なんですよ。ですから、求人を出す会社から今料金を取っているでしょう。今後は、そういう民間の企業というのは、職を求める人からも金を取ろうなんという、職のさた...全文を見る
○佐々木(憲)委員 全く今の実態をよく御存じない答弁だと思いますね。  大体、民間の職安、民間の職業紹介所というのは、まあ効率的に、ともかくぱっぱかぱっぱかとやるということが第一で、難しい問題は全部、職安に行ってください、こういう態度なんです。  自由主義経済と言いますけれど...全文を見る
11月21日第153回国会 衆議院 財務金融委員会 第9号
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○佐々木(憲)委員 日本共産党の佐々木憲昭でございます。  きょう、実は私は、狂牛病問題に関連して、中小企業に対する金融面の対策を質問することにしておりました。ところが、きょう北海道で二頭目の狂牛病の牛が見つかったということで、大変大きなショックを社会に与えております。そこで、...全文を見る
○佐々木(憲)委員 国民の不安の解消というのが非常に大事だと思うわけです。そのためには、感染ルートを解明するということ、それから、感染した肉は流通には絶対に乗せないという具体的な措置、こういうものが必要だと思うのです。  私がこの財務金融委員会でなぜこういうことを問題にするかと...全文を見る
○佐々木(憲)委員 きょう福田官房長官は、午前の記者会見で、全頭検査が始まった十月十八日以前に汚染牛肉などが市場に流通したかどうかについてはこう答えているのですね。その辺のことはあるかもしれない、そういうことが今まであった心配はあると。可能性を認めたということでありますが、官房長...全文を見る
○佐々木(憲)委員 本当に国民が安心できる事態を一刻も早くつくっていただきたいと思います。  もう一点だけお尋ねしますが、九月の狂牛病の牛の感染源、これはいろいろ調査をされていると思うのですが、特定されましたでしょうか。
○佐々木(憲)委員 いまだに特定されていない状況だということですね。  それで、私は、国民の不安、これが消費の大変な落ち込みにつながっているわけでありまして、中小企業の営業にも大変な被害、深刻な事態をもたらしているというふうに思うのです。  今の説明、それからやりとりの中で、...全文を見る
○佐々木(憲)委員 この問題は、これまでの政府の対応のまずさというのも非常に大きなものがあると思うんですね。肉骨粉の輸入禁止の問題についても、一遍の通達で済ませていたというような問題もありますし、そういう点でいいますと、政府の責任というのはやはり非常に大きいと思うんですね。  ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 損失補てん的な内容が一つでもあるかとお聞きをしたんです。いかがですか。
○佐々木(憲)委員 経済産業省あるいは厚生労働省の対策もあると思うんですが、その中にはそういう損失補償的なものは盛り込まれているでしょうか。
○佐々木(憲)委員 今、三つの省庁からお答えをいただいたわけですけれども、結局は、損害を受けてもその損害に対する補償というのはないわけですね。融資の制度を一定程度充実させるということだと思うんですね。しかし、実際に被害を受けた側からいいますと、国の責任でこうなったんだ、だから、貸...全文を見る
○佐々木(憲)委員 金融担当大臣ですから保険という話がありましたが、これはやはり財政的に、予算的な対応というのが大変重要だというふうに思うんですね。そういう点で塩川財務大臣の御見解、いかがでしょうか。
○佐々木(憲)委員 やはり国民の声に前向きに正面からこたえるという姿勢が非常に大事だと思うんです。  そこで、中小企業庁にお聞きしますけれども、政府系中小企業金融関係三機関等に相談窓口というのを設置されていると思うんですが、この間に相談件数はどのぐらいあったでしょうか。また、そ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 用意された融資自体も、本当に役立つものになっているかどうかというのが次の問題になるわけですが、農水省に聞きますけれども、「食肉処理販売等特別資金のご案内」というリーフがあるわけですけれども、BSE(狂牛病)関連つなぎ資金という制度でございますけれども、これは今...全文を見る
○佐々木(憲)委員 私は、せっかくこの制度をつくっても、二千件の相談がありながら実際上たった三件しか利用されないというのは、これは制度上に問題があるんじゃないか。話をいろいろ聞いてみますと、例えば償還期間が一年以内、一年たったら返しなさい、こういうわけでありまして、こういう状況で...全文を見る
○佐々木(憲)委員 ニーズに合わせて利用してほしいということですが、だから、結局ニーズがなかったわけですね、三件しかないというのは。つまり、非常に借りにくいわけですよ。ですから、これで合わない人はどうぞほかの制度へということでは、せっかくつくった意味がないわけでありますから、やは...全文を見る
○佐々木(憲)委員 それにしても、三〇%というのは余りに高いというふうに思うんですね。実際に、ラーメン屋さんが牛の骨髄などを使って営業していた、それは金額からいうと非常に小さいわけです、比率も低いわけです。しかし、その影響は、いわば一〇〇%その営業に及ぶわけですね。  ですから...全文を見る
○佐々木(憲)委員 中小企業庁の文書によりますと、セーフティーネットという関連でいろいろな制度の提供をしているようですけれども、影響を受ける中小業者が別枠で利用できるというのが幾つか書かれているわけですね。これは当然今回の事態に対応した措置ですから、今まで、例えば借金があった、既...全文を見る
○佐々木(憲)委員 ところが、実態をいろいろ聞いてみますと、条件変更があったから貸さないと言われたとか、つまり、返したいと思うから条件変更をしてもらったんだ、今まで苦しくとも、おくれることはあってもちゃんと返済している、それこそ寝る間も惜しむように家族で働きづめに働いている、なの...全文を見る
○佐々木(憲)委員 煮え切らない答弁でありまして、政府系金融機関というのは、民間がやれないことを積極的にやるという位置づけだから当然やらなきゃいけませんけれども、しかし、民間の金融機関も、やはりリスクをとって、こういう大変な事態ですから、中小企業に対する支援ということにもっと積極...全文を見る
11月30日第153回国会 衆議院 財務金融委員会 第12号
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○佐々木(憲)委員 日本共産党の佐々木憲昭でございます。  この法律案、改正案は、簡単に言うと、銀行が不良債権をRCCに送りやすくする、銀行にとっては大変使い勝手がよくなるものであります。  しかし、債務者にとってはどうかという問題があると思うんです。中小企業の場合は特に問題...全文を見る
○佐々木(憲)委員 次に、量的な面ですけれども、売り渡す不良債権の範囲でありますが、これはこれまでよりも広がるというふうに見てよろしいでしょうか。
○佐々木(憲)委員 そうしますと、今までは、中小企業で負債金額が一千万円に満たないものは対象にしなかった。しかし、これからはその告示を変えて、一千万円以下の零細な、いわば中小企業についても、これをバルクセールなどでRCCに売却できる、つまり、対象を広げるということになるわけですね...全文を見る
○佐々木(憲)委員 具体的に聞きますけれども、それでは、預金保険機構あるいはRCCの鬼追社長、どちらでも結構なんですけれども、銀行がRCCに不良債権を売却する、中小企業を売却するという場合、その債務者に対して、つまり中小企業に対してそのことをどのように伝えるのか。  これは債務...全文を見る
○佐々木(憲)委員 事前に連絡をするということは必ずしも決まったものではない、要するに、契約で売買だから、売られる当事者は知らない場合もある、こういうことですね。  では、売却される中小企業に、あなたのところはいつ売却されましたよと、その時期について当事者には伝えるのでしょうか...全文を見る
○佐々木(憲)委員 では、あなたのところは幾らで売却しましたよ、あなたの値段は幾らですよ、これは伝えるのでしょうか。
○佐々木(憲)委員 そこで、提案者にお聞きをいたしますが、今お聞きをしたとおり、中小企業の側から見て、いつ自分のところが売却されたか、これは必ずしも伝わらない、あるいは幾らで売られたかもわからない、それからその条件もわからない、こういう状況でありますから、中小企業の側から見て、ど...全文を見る
○佐々木(憲)委員 しかし、銀行にとっては大変RCCに送りやすくなる、しかも価格は時価でありますから、従来よりも売りやすい価格になる。これは先日の、きのうのですか、参考人質疑の中で、銀行の頭取が、問題は価格が安過ぎることだ、これが上がれば、時価で上がれば大変使い勝手がよくなると。...全文を見る
○佐々木(憲)委員 その比率というのは大変高いわけですが、では、そのうち、銀行の籍を離れて、銀行を退職してRCCに移られている方がどのぐらいいるのか。それから、逆に聞きます。出向者、つまり銀行に籍を置いたままで来られているのは、銀行出身者のうち何%ぐらいありますか。
○佐々木(憲)委員 預金保険機構の場合は百六十六人中百五十人、RCCの場合は四百八人中二百七十八人という数です。これは大変比率が高いんですね。  そうしますと、この法案では、相対で取引をする場合、そこで決まった価格が時価であるということになりますが、そうすると、この価格を決める...全文を見る
○佐々木(憲)委員 RCCに持ち込まれる不良債権というのはこれで増大をしていくということは間違いないわけでありまして、RCCに送られた中小企業は、先ほども話がありましたが、そういう話が伝わっただけでもうこの中小企業としては信用を失ってしまって、事実上破綻に追い込まれる、いわば処刑...全文を見る
○佐々木(憲)委員 この「RCCの概況」というRCCの出されたパンフレットを見せていただいたわけですけれども、このパンフにも鬼追社長の言葉がいろいろ載っておりまして、ここでは「「契約の拘束性の追求」と「人間の尊厳の確保」との両立を図る」、先ほどもそういう御答弁をされましたが。この...全文を見る
○佐々木(憲)委員 その基本方針が現場に徹底するということが私は非常に大事だと思うんですね。  具体的にお聞きしますけれども、債務者の側が返済不能に陥る、そういう場合、期限の利益を失うということになると思うんですけれども、その場合どうするかという問題ですね。有無を言わさず訴訟、...全文を見る
○佐々木(憲)委員 このパンフには、「訴訟や競売に着手する時点、訴訟や競売の手続きの途中、または訴訟の後においても、協議に応じる用意があり、話し合いによる解決を模索しています。そして、話し合いの結果、債務者の方からの真摯かつ合理的な弁済案のお申し出があれば、法的手続きを止めたり、...全文を見る
○佐々木(憲)委員 よく話し合って、相手の立場に立って対応するということなんですが、そこで、提案者の相沢さんにお聞きします。  不良債権を二、三年で処理するというのが小泉内閣の方針であり、法案では「可能な限り三年を目途として回収又は譲渡その他の処分を行うよう努める」となっており...全文を見る
○佐々木(憲)委員 時間が参りましたので、終わります。
12月03日第153回国会 衆議院 予算委員会 第6号
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○佐々木(憲)委員 日本共産党の佐々木憲昭でございます。  森金融庁長官に不良債権問題についてお聞きをしたいと思います。  不良債権の中には、バブル時代につくられたものと、それ以後発生したものというのがあると思うんですね。現時点の判断ですけれども、バブル時代につくられた、いわ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 昨年の九月の時点で、主要行で不良債権額が十二・七兆円というふうに言われておりまして、これが、ことしの九月の時点で、処理した不良債権額、それからその間に新たに発生した不良債権額、それぞれ数字がわかりましたら教えていただきたいと思います。
○佐々木(憲)委員 それで、もうちょっと内容をお聞きしたいんですが、新たに発生した不良債権の額の推移ですけれども、昨年度の前期、後期、今年度の前期それから今年度の後期の見通し、どのような数字になっているか、お答え願いたいと思います。     〔委員長退席、久間委員長代理着席〕
○佐々木(憲)委員 今のお話ですと、不良債権の新規発生というのが時を追うごとに次第にふえている、傾向的に。そういう感じがするわけですが、この新規発生がなぜ生まれているのか。先ほども長官おっしゃったように、不況の中で業況が悪化しているというのが一つの要因だと私も思うんです。  そ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 今のお話ですと、全体として景況が悪くなっているということと、それから銀行の側の資産査定がかなり厳格化していると、二つの要因をおっしゃいました。つまり、厳しく査定をして、しかもそれをどんどん処理をする。そうすると、結果として倒産が生まれる、失業が生まれる。そうな...全文を見る
○佐々木(憲)委員 ミシン目が入る中小企業があればいいけれども、中小企業がミシン目が入るほど大きなものではないわけで、不良債権というレッテルを張られると、もうほとんど展望が生まれてこないというのが現状なんですよね。  それで、十一月五日の記者会見で、森長官はこうおっしゃっている...全文を見る
○佐々木(憲)委員 破綻懸念まで落ちてもまだ生きているわけでありまして、やはりその企業が生きていけるような銀行側の対応というのが、今後の再生の方向に向けての支援というのが銀行がとるべき方向だというふうに私は思っておりますので、そういうふうな指導をぜひやっていただきたいと思っており...全文を見る
○佐々木(憲)委員 鬼追社長にお聞きをしたいと思います。  債権回収の考え方でありますが、銀行から引き継ぐ場合、実務的には、債務者と銀行との間の契約がありますけれども、その場合、例えば約定金利ですとかあるいは返済の期限ですとか、そういう支払い条件、これは基本的にはそのまま引き継...全文を見る
○佐々木(憲)委員 これまで話し合いによって解決した事例が少なくないというふうに言われておりますけれども、今度新しくRCCに役割が付与されたわけですけれども、そうすると、かなり多くの不良債権が移動してくるということになるわけです。したがって、話し合いによって解決する案件というのが...全文を見る
○佐々木(憲)委員 それで、具体的に紹介していただきたいんですけれども、例えば不動産を競売にかけるというような場合、その競売を取り下げた事例があれば紹介をしていただきたい。それから、強制執行を取り下げた事例。時間がありませんので、この二つだけでも紹介していただけますか。
○佐々木(憲)委員 今、幾つかの事例を紹介していただきましたけれども、森長官にお伺いします。  RCCとしては、ここにも「RCCの概況」というパンフがありますが、この中に、「契約の拘束性の追求」と「人間の尊厳の確保」という二つの両立ということを非常に強調していまして、特に「人間...全文を見る
○佐々木(憲)委員 今、対応していただいているものと思うというふうにお答えになりましたが、実態は、かなりいろいろな、無慈悲なやり方をしておりますので、また、それに対する訴えも随分来ております。  これはやはり、今おっしゃったように、具体的に、行き過ぎたものについては是正をしてい...全文を見る
12月17日第153回国会 衆議院 予算委員会 第8号
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○佐々木(憲)委員 日本共産党の佐々木憲昭でございます。  年末の経済情勢というのは極めて深刻でありまして、七—九月期のGDPは二期連続マイナスであります。十二日に発表された日銀短観によりますと、景況感が四期連続悪化している。中小企業の倒産も大変ふえております。十四日に発表され...全文を見る
○佐々木(憲)委員 柳澤金融担当大臣にお伺いをいたします。  信金、信組、地銀など地域密着型の中小金融機関の果たす役割というのは大変大きいと思うんですが、特にこの信金、信組というのは、相互扶助の精神を基調にしまして地元の有志で設立され、いわば七十年以上も歴史のある金融機関であり...全文を見る
○佐々木(憲)委員 これは大変な破綻の数でありまして、中小企業は今不況で大変業況が悪いわけですけれども、雇用を守り、地域経済を支えているわけであります。頼みの綱の信金、信組がこんなにつぶれたら、これは年末を控えた中小企業にとってはもう大変な状況だと思うんですね。何でこんなに急増し...全文を見る
○佐々木(憲)委員 ここに金融検査マニュアルというのがあるわけです。この検査マニュアルは、大手銀行に対して適用するだけではなくて、当然、信金、信組、このマニュアルで検査をしているのかどうか、これを言っていただきたいと思います。
○佐々木(憲)委員 この中には、こういうふうなことが書かれているわけであります。例えば、「金融機関の規模や特性を十分踏まえ、機械的・画一的な運用に陥らないよう配慮する必要がある。」しかし、これは一律に、この同じ金融検査マニュアルで検査を押しなべて同じようにだあっとやるわけですね。...全文を見る
○佐々木(憲)委員 それは、債務者の特性を配慮する、つまり、大手の貸出先あるいは中小の貸出先、そのそれぞれの特性を配慮するということであって、大手の銀行に対する検査のやり方と中小の信金、信組に対する検査のやり方、これは差があるということにはなっていないんでしょうか。それとも、そこ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 そうしますと、大手の銀行の場合はそういう資産管理についてのしっかりした組織がある、しかし、中小の場合にはそういう体制がない、その区別はあるけれども。  問題は、貸出先の例えば中小企業に対して、その資産査定をやる場合に、大手の場合も中小の金融機関の場合も、債務...全文を見る
○佐々木(憲)委員 ですから、そこがやはり機械的、画一的だというんですよ。  最初に確認したように、中小企業というのは地域経済にとって極めて重要な役割を果たしているわけで、この不況の中で、信金、信組の貸出先というのは七割が赤字だと言われている中小企業です。赤字になっても、返済が...全文を見る
○佐々木(憲)委員 今お認めになったように、一斉検査の結果ですよ。一斉検査をどんどんやって、大銀行と同じような金融検査マニュアルでだあっとやったら、全部つぶれるじゃないですか。何を言っているんですか。  結局、お認めになったことは、この検査の結果、ばたばたつぶれるような事態にな...全文を見る
○佐々木(憲)委員 私は、柳澤大臣にお聞きしますけれども、こういう金融検査マニュアルによって、まあ中小企業に多少配慮しているとは言いましたけれども、大手銀行も中小金融機関も同じ形でどんどんやっていく、こういうやり方というのはやはり画一的だと思うんですよ。やはり今までのようなやり方...全文を見る
○佐々木(憲)委員 私は、この検査マニュアルそのものによる信金、信組に対する画一的な検査を行うということ自体の撤回を求めたいと思います。そうしなければ、今これだけ、ことしに入って四十というたくさんの信金、信組がばたばたつぶれている、これがさらに破綻が広がる、もう本当に異常な状況に...全文を見る