佐々木憲昭

ささきけんしょう



当選回数回

佐々木憲昭の2002年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月24日第154回国会 衆議院 予算委員会 第3号
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○佐々木(憲)委員 日本共産党の佐々木憲昭でございます。  初めに、加藤紘一議員秘書の口きき疑惑についてお聞きをしたいと思います。  この事件は、国民の税金で行われる公共工事を食い物にし、所得を隠し、脱税をしていた、全くひどい事件であります。  総理は、一昨日の本会議でこの...全文を見る
○佐々木(憲)委員 説明になっているかどうかとお聞きしたんですけれども、十分お答えにならないわけですが。  私は、この無関係という説明は全然説明になっていない、うそだと言わざるを得ないと思うんです。なぜかといいますと、佐藤三郎氏は一般的な秘書じゃないわけであります。加藤氏のただ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 妨害するつもりはないということでありますから、ぜひ喚問に応じていただきたいと思うのですね。こういうことも積極的に、前向きにやらなければ、総理が自民党を変えると言っても、一体何がその証明になるのかということになるわけです。  そこで、委員長に申し上げたい。日本...全文を見る
○佐々木(憲)委員 次に、政治献金の問題についてお聞きしたいと思いますが、日本共産党は、企業・団体献金をきっぱりと禁止することを主張し、実行しております。当面、少なくとも国民の税金で行われる公共事業を受注した企業からの献金や、公的資金を受けている銀行、こういうところからの献金は直...全文を見る
○佐々木(憲)委員 今の答弁は、国民が、一人一人が選挙権を持っているわけでありますが、企業も団体も選挙権はないんです。違うんです、質が。国民主権というのは、国民自身が支持をするかしないか、その献金をするかどうか、一人一人が決めることであって、企業・団体献金を認めるということになり...全文を見る
○佐々木(憲)委員 我々は、この問題でどうも総理が前向きになっていないと。自民党を変えるとか改革だとか言うなら、まずこういうことをやったらどうですか。全然その姿勢が見えない。  次に、私は、経済問題についてお聞きをしたいと思います。  日本経済は、まさにデフレスパイラルへの突...全文を見る
○佐々木(憲)委員 これは日銀の統計からつくった表なんですけれども、一九九七年三月を起点にいたしまして直近の二〇〇一年九月期まで、全国の銀行の大企業向けの貸し出し、それから中堅・中小企業向けの貸し出し、これがどのように推移したかを示したものでございます。  大企業向けの方はこの...全文を見る
○佐々木(憲)委員 どうも今の説明は、計画は出さすけれどもそれを達成させる方法がないんだといった答弁でありますが、私はおかしいと思うんですよね。それなら税金投入はやめるべきですよ。計画を達成するからといって税金投入を決めたわけでしょう。計画が達成されない、それは自由だから、こうい...全文を見る
○佐々木(憲)委員 努力をするというのであれば、当然、銀行の貸し出し姿勢を正さなければならない。貸し渋り、貸しはがしを正さないと、貸出計画自体も達成できない。これは、不良債権処理ばかり後押ししていては、貸しはがしが広がるだけで、実際に立てた目標が達成できないんですよ。だから、目標...全文を見る
○佐々木(憲)委員 今御答弁がありましたけれども、実際に、話し合いでと言いますが、かなり強権的に金融庁の方がもうばっさばっさと機械的にやっているというのが我々が聞いているほとんどですよ。そういうものを是正するということ。  それから、検査マニュアルについても、こういう大銀行と信...全文を見る
02月04日第154回国会 衆議院 予算委員会 第6号
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○佐々木(憲)委員 日本共産党の佐々木憲昭でございます。  私は、アフガン復興会議へのNGOの参加拒否問題についてお聞きをしたいと思います。  NGOというのは、アフガンなど、地雷撤去の面でも、あるいは医療の支援の面でも、援助物資を末端の住民に届ける、こういう面でも極めて重要...全文を見る
○佐々木(憲)委員 問題の重要性について私はお聞きをしたんです。これは国際的な、大変重大な問題をもたらしたと思うんです。  例えば、アメリカの貧困対策NGOのマーシー・コープスの副議長はこう言っておられるんですね。世界のNGOと政府が連携してアフガンの復興に取り組もうというせっ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 それでは、重家中東アフリカ局長、お見えですか。お聞きしますが、総理のこれまでの答弁では、不参加の決定をしたのは、細かな点は別として、特定の議員、すなわち鈴木宗男議員の影響があったからだ、こういうふうに言っておられます。外務省はだらしがないと述べているわけです。...全文を見る
○佐々木(憲)委員 全然違うじゃないですか。  総理は、変な議員の変な言い分を聞くことはなかったと言っているんですよ。鈴木宗男代議士の圧力があってこのような事態が発生した。あなたが今言ったのは、そういうものは全然なかった。違うじゃないですか。
○佐々木(憲)委員 途中で、最初外務省が、NGOの参加を決定した、招待状を出した、十日の日に。十九日になって、二つのNGOの代表を参加させない、こういうふうに排除の決定をした、そして伝えた。その過程で鈴木宗男代議士の影響があった、圧力があった、変な言い分があった、総理はそうおっし...全文を見る
○佐々木(憲)委員 全然答弁が食い違っているじゃないですか。どっちが正しいんですか。はっきりしてくださいよ、これは。
○佐々木(憲)委員 最終的に、間違った判断を是正したのは田中外務大臣でしょう。その以前に出席が決定されていたのを、それを覆して、外務省に圧力かけて外務省の方針をゆがめて、その結果、排除したんじゃないですか、途中で。問題はそのことを言っているんですよ。  総理は影響があった、外務...全文を見る
○佐々木(憲)委員 問題は、参加を十日の日に決めていて、招待状を十日の日に出して、その後十九日になってそれを撤回して拒否をした。つまり、今までの方針を変えたんですよ、途中で。その変えた過程で何があったのか。  総理は、参議院の小池議員の質問に対して、「簡単に言えば影響を受け過ぎ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 これ、全然総理の見解と違うじゃないですか、あなた。こんなんじゃ全然だめだよ、これ。進まない。同じじゃないか。
○佐々木(憲)委員 総理の発言とあなたの発言、まるっきり違うよ。  総理は——いや、今質問します。総理は、参議院の答弁でも先ほどの答弁でも、途中でNGOを排除したことについて、特定の議員の影響を受け過ぎた、外務省はそれを聞き過ぎたという趣旨の御発言をされましたね。そのとおりです...全文を見る
○佐々木(憲)委員 では、局長の答弁は総理の答弁と全然違うわけですね。全然違うじゃないですか。
02月13日第154回国会 衆議院 予算委員会 第9号
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○佐々木(憲)委員 日本共産党の佐々木憲昭でございます。  まず、アフガン復興支援会議から二つのNGOが排除された問題についてお聞きをしたいと思います。  その前に、NGOに対する総理の認識を確かめたいと思うわけであります。  NGOは、貧困、飢餓、難民、地球環境の悪化、さ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 今総理もお認めになりましたように、大変重要な役割を果たしているわけですけれども、そのNGOを一月のアフガン復興支援会議に正式に招待していながら、二つの団体を直前になって排除したということで重大な問題が起こったわけであります。  この過程で鈴木宗男議員の関与が...全文を見る
○佐々木(憲)委員 前外務大臣は国会で答弁をしているから調べる必要はないと。外務省当局も国会で答弁したじゃないですか。国会で答弁をした二つの見解が全く違った。答弁が違った。だから、その違いについて真実を調べていく。政府見解では、「事実関係の確認に努める。」と書いてあるんですよ。外...全文を見る
○佐々木(憲)委員 全然説明になっていないじゃないですか。なぜ一方だけを調べて。二十四日の問題ももちろんありますよ。二十四日だって一方しか聞いていないんだから、これ自体だって問題じゃないですか。しかし、真実は何か、圧力があったのかどうかというのを明らかにすることが大事なんです。 ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 平成四年、一九九二年から北方四島への人道援助という名目の援助が始まっております。これは、これまで総額で幾らの援助が行われましたか。また、この北方四島支援というのはどういう手続を踏んで行われているか、お答えをいただきたいと思います。
○佐々木(憲)委員 今私がお聞きしたもう一つは、どういう手続を踏んでこの支援が行われるかという点であります。  私がお聞きしたところ、まず四島住民の代表から支援要請が来る、それが日本政府に伝えられて、その内容を外務省のロシア支援室を中心に検討して、その上で、住民の皆さんにこうい...全文を見る
○佐々木(憲)委員 つまり、通常のODAと違う形式をとっているわけですね。こういう流れですと、特定の議員の関与の余地というのは非常に大きいわけであります。  具体的にお聞きしたいと思います。  昨年の六月初めに進水式をしました友好丸という船があります。これは北方四島支援のため...全文を見る
○佐々木(憲)委員 手続というのは何ですか。まず初めに住民の側から直接要請があるとおっしゃいましたよね。つまり、このように使いたい、このためにこの船が必要ですからよろしくお願いします、こういう要請が来ますよね。それなら、何も調整は必要ないじゃないですか。調整なんか何もないですよ。...全文を見る
○佐々木(憲)委員 全然事実と違いますね。  これは、新聞報道ですけれども、日本側は、返還に向けた環境整備として、つまり、友好丸を色丹島の港とその沖合の船との連絡手段、はしけとして想定していた。しかし、ロシア側は、色丹—国後島間の定期便として活用する、こういう予定であった。 ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 だから、確約をとって供給したんでしょう。それまでは食い違っていたんですよ。  だから、こういう援助というのはそもそも税金を使うわけですから、最初から何に使うかという目的を明確にして、その上で入札が行われて船が発注される、こういうのが順序でしょう。この北方四島...全文を見る
○佐々木(憲)委員 根室造船。しかし、一般競争入札といいますけれども、たった二社しか入札していないんですよ。何が競争ですか。これは随意契約と変わらないじゃないですか、ほとんど。  問題は、根室造船の社長の河原勝治さんという方がどんな人物かという点でありますが、この人は、鈴木宗男...全文を見る
○佐々木(憲)委員 この支援そのものが極めて不透明な面が多いのですね。そこに鈴木氏の後援会の会社がかかわって、そこから献金が流れる。人道支援あるいは税金が食い物にされるということじゃないですか、これは。  しかも、やっていることはこれだけじゃありません。国後に、日本政府が四億一...全文を見る
○佐々木(憲)委員 鈴木議員は、ロシアだけじゃないんです、アフリカへの関与も大変なものでございまして、ケニアのソンドゥ・ミリウ水力発電事業というのがありますね。日本の経済援助の対象となっているようですけれども、この第二期工事は、いまだに円借款、つまりお金のめどが立っておりません。...全文を見る
○佐々木(憲)委員 入札と発注の前に手続が行われていないのです。その上で、入札だけが、発注だけが進んでいる。私は、これは極めて異常な状態だと思う。ここにも鈴木宗男議員の関与がある。  鈴木議員は、小渕内閣の官房副長官をしていた当時、平成十一年八月にケニアを訪問しておりますが、そ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 会談の後、外務省は鈴木議員から指示を受けた、そういうふうに今、事実上おっしゃいましたね。  このソンドゥ・ミリウ発電所の土木工事を受注した日本企業はどこですか。
○佐々木(憲)委員 ここでも鴻池組の名前が出ましたが、事業を受注したゼネコンのこの鴻池組から鈴木議員に献金が渡っているんですよ。  ちょっともう一つの資料を配ってください。  アフリカのODA事業受注者から鈴木議員への献金は、鴻池組は四年間で百八十万円。アフリカのODA事業の...全文を見る
○佐々木(憲)委員 私は、これらの疑惑の真相を解明するために、鈴木宗男議員を当委員会で証人喚問するように求めたいと思います。
○佐々木(憲)委員 次に、経済問題についてお聞きをしたい。  日本経済は大変な事態となっております。もうつるべ落としのように深刻な状況が進んでおりまして、失業も倒産も最悪であります。成長率もマイナス。  アメリカのフォーブス、これは二月十八日号ですけれども、「タイムズ・アップ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 不良債権早期最終処理というのは、小泉内閣が掲げる構造改革の中でも中心的なスローガンになっておりますが、こんなことをやりますと大変な失業と倒産が生まれる、デフレを加速するということを我々は前から指摘してまいりましたけれども、本当に、現実的に大変な事態になったなと...全文を見る
○佐々木(憲)委員 新しい分野に資金が回る、そのことが必要だからやるんだ、こうおっしゃいましたけれども、これは全然事実と違うと思うんですね。  資金が回らないのは、金融の機能が低下しているからではありませんよ。今は超金融緩和じゃないですか。ほとんどゼロ金利ですよ。じゃぶじゃぶ供...全文を見る
○佐々木(憲)委員 結局、処理をしたのが二・五兆円で、新規に不良債権が三兆円ふえているんですよ。  それで、金融庁が出した資料を見てもはっきりしていますね。破綻懸念先以下債権の債務者の業況悪化等による新規発生です。つまり、どんどん実体経済が悪くなっているから不良債権がふえている...全文を見る
○佐々木(憲)委員 訂正する必要はありません。  公的資金を三十兆円、二十九兆円ぐらい投入しましたね。返ってこないのが十兆円、これは事実ですよ。それがどのように使われたかというのは、それは私は今問題にしているんじゃないんです。税金をそんなに使って、不良債権はふえる、国民の懐から...全文を見る
○佐々木(憲)委員 金融不安を起こさせない、そのためには何が必要か。経済全体を活性化させる、そのためには実体経済をしっかりと立て直さなきゃならぬのです。実体経済の半分以上の六割が家計消費、個人消費で支えられているんですから、その部分をどう支援するか、これが今我々に課された課題であ...全文を見る
02月20日第154回国会 衆議院 予算委員会 第14号
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○佐々木(憲)委員 日本共産党の佐々木憲昭でございます。  田中さんに率直にお伺いしますけれども、あなたの外務大臣在任中に、特定の国会議員の圧力によって外交がねじ曲げられようとしているということを実感したということはありますか。あれば、お話をいただきたいと思います。
○佐々木(憲)委員 私は先日、北方四島人道支援に関連をしまして、鈴木宗男議員が介在して、ムネオハウスですとか、あるいはいろいろな個人名、いろいろといいますか、宗男さんの個人名をつけた、そういうふうに呼ばれている家ですとか、あるいは車ですとか診療所ですとか、そういうものを明らかにし...全文を見る
○佐々木(憲)委員 アフリカに対する影響も大変大きいということを私も指摘をさせていただきましたが、この点については、何かお感じになったことはございませんか。
○佐々木(憲)委員 それだけ影響が、関係が深かったということだと思うんですけれども。  次に、上納問題についてですが、先ほど、会計検査院の資料を御指摘になったわけですけれども、この上納問題について、今の段階で上納はなかったというふうにお考えなのか、それともそうではないとお考えな...全文を見る
○佐々木(憲)委員 理解するというのは、もうちょっと具体的に言いますと、事実上あったということですね。
○佐々木(憲)委員 どうも同じ御答弁なんですが、現時点で、この上納問題を含めて、機密費の全体像についてすべて解明されたというふうにお考えでしょうか。すべてが機密費の内容について解明されているというふうにお考えか、いや、まだこれは始まったばかりだというふうにお考えか、どちらかお伺い...全文を見る
○佐々木(憲)委員 終わります。
○佐々木(憲)委員 日本共産党の佐々木憲昭でございます。  私は、北方四島人道支援に関連をして、事業の受注に関して入札が公平、公正に行われているのかどうか、この点についてまずお聞きをしたいと思います。  鈴木さん、あなたは北方四島人道支援の事業の入札、受注に関して介入したこと...全文を見る
○佐々木(憲)委員 とんでもない、事実と違う発言でございます。  私は、ここに外務省の内部資料を持っておりますが、これは「国後島緊急避難所兼宿泊施設(メモ)」というものであります。九九年五月二十八日につくられたもので、「秘 無期限」、こうなっている資料でありますが、九九年五月二...全文を見る
○佐々木(憲)委員 では、具体的に申し上げましょう。  ここで鈴木宗男さんはこのように発言をされているんです。「道開発局基準のBランクで該当企業が二百社程度というのは知っている。そもそも二百社もいらないだろう。多すぎる。根室管内には旧島民が多数居住している。いっそのこと地域を北...全文を見る
○佐々木(憲)委員 全然説明になっていないですよ。はっきりと根室管内に持っていくべきだ、地域を限定すべきだと。大体、北海道新聞というのは、全道に、道民が見るんですよ。その道民が見る道新に、何で根室管内だけの業者しか応札できませんよということになるんですか。おかしいじゃないですか。...全文を見る
○佐々木(憲)委員 だれも地元の市長や商工会議所の話をしているんじゃないんだよ。外務省の内部であなたが参加した会議の話をしているんですよ。逃げちゃいけないよ、あなた。  どういう文書かということだから言いますが、九九年五月二十八日、外務省の内部の文書であります。「国後島緊急避難...全文を見る
○佐々木(憲)委員 北海道新聞と北海道建設新聞の二つに載った。よくそれを御存じですよね。二つに載って、しかも、全道の業者が応募できるのかなと思ったら、根室管内ですよ。根室管内しかこれは受けられないんですよ、これは。あなたの選挙区だけではないですか。  そういうものを、圧力をかけ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 まあ、語るに落ちたとはそういうことですね。自分で、この地元のためにやったんだと、その声にこたえたんだと、事実上あなたはそれをお認めになったということですよ。  しかも、大事なのは、このムネオハウスを受注した会社というのはたった一社ですからね。全然競争になって...全文を見る
○佐々木(憲)委員 では、その資料を、具体的に外務省に、私はこれでこの日付も指摘をいたしましたから、外務省でお調べいただきたい。また、当委員会に資料として提出をしていただきたい。  委員長、いかがですか。
○佐々木(憲)委員 時間が参りましたが、私は、こういうやり方というのは、今まで鈴木宗男さんが北方四島について具体的に介入をし、そしてそれを自分の後援会の幹部の企業に受注させ、そしてその企業から政治献金が渡っている、まさに税金の還流であり、税金の私物化以外の何物でもない。このことを...全文を見る
○佐々木(憲)委員 日本共産党の佐々木憲昭でございます。  私は、十三日の予算委員会で、鈴木議員の対外援助への関与、すなわち北方四島人道援助あるいはアフリカのケニアODAなどに関与し、その事業を受注した企業から政治献金を受けていた、こういう問題について質問をいたしました。また、...全文を見る
○佐々木(憲)委員 これは極めて明確な事実でございますが、午前中の質疑で私は鈴木議員にこの点をお聞きしましたら、鈴木議員はこのようにお答えになりました。私は外務省のラインに沿ってやりとりをしていると思っています、私の方から物を言うよりも、外務省の方がこういう基準だとかこういうフレ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 具体的にお聞きしますけれども、いわゆる国後島の友好の家、通称ムネオ・ハウスでありますが、入札したのはどこでしょうか。落札したのはどこでしょうか。
○佐々木(憲)委員 つまり、結局は、北海道全体に新聞に公募をするという形をとった。しかし、実際上、根室管内の、その地域の会社しか受注できないという限定をつけた。これは、鈴木宗男さんがそうしなさいと、外務省の案になかったんだけれども、鈴木宗男さんが指示をした結果、そういう形の、先ほ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 ですから、説明会には来ても、資格がないんですよ。一社しか資格がなかったということになるわけです。ですから、鈴木宗男議員が何をねらって根室管内にしたか、そういうところに限定したか、Bランクに限定したかといえば、一社しかないから、そこに落ちるように仕掛けをつくった...全文を見る
○佐々木(憲)委員 じゃ、この事例というのは極めて異例な事例なんでしょうか。鈴木さんについては特別。なぜ鈴木さんだけに説明に行かれたんでしょうか。
○佐々木(憲)委員 これは本当に重大な問題なんですよ。総理は、私の前回の質問に対しまして、個人のお金で寄附したならともかく、対外援助の資金で、そのような、今言われているような形で使われているようだったら、これはよく調査しなきゃならぬと。つまり、ムネオハウスだとかムネオ号だとかムネ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 その調査で具体的にどういう問題が発見されましたですか。
○佐々木(憲)委員 全然具体的にやっていないじゃないですか。やる気になれば、外務省にこういう記録があるわけですから、この記録をすぐ調べれば、もうこんなのは一日ですぐできますよ。これに関連するいろいろなやりとりも記録がある。総理、いかがですか。
○佐々木(憲)委員 つまり、外務省というのは鈴木議員と一体となってこういうことをやっているわけなんですよ。ですから、外務省に対して何とか調査をしなさいと言っても、これは本人なんですから、こういうことをやってきた。その本人が自分の悪い過去の事実を表に出すというのは、これはなかなかや...全文を見る
○佐々木(憲)委員 日本の外交、あるいは日本の対外援助が一政治家によってゆがめられる、あるいは私物化するということは、私は絶対にあってはならないことだと思うんです。総理がやはり責任を持って調査をするということが必要でもありますし、また同時に、この予算委員会としてもしっかりとした調...全文を見る
○佐々木(憲)委員 鈴木議員の関与というのは、対外援助、ODAあるいは人道援助、こういうものに対する介入だけではない。まさにNGOの排除の問題にしても、鈴木議員が関与していたということは、いろいろな形で質疑の中でも明らかになってきたと思うんです。  これだけ事実が明らかになって...全文を見る
○佐々木(憲)委員 田中大臣は、午前中の質疑で、意に沿わないが棒をのむような気持ちで了解したとおっしゃっているんです。しかも、午前中の質疑でも全く事実が、外務省の見解と田中前大臣の見解は違っている。これはやはり明確にしていかなければならぬというふうに思います。引き続き、当委員会で...全文を見る
○佐々木(憲)委員 私は、この事実解明と同時に大事なことは、国民の税金を使って、例えば公共事業やさまざまな施策が国によって行われますけれども、その事業を受注した企業が特定の政治家に献金をする、こういうシステム自体がやはり問題だったんじゃないだろうか。  やはり、我々は企業・団体...全文を見る
○佐々木(憲)委員 以上で、時間が参りましたので私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。
02月27日第154回国会 衆議院 予算委員会公聴会 第1号
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○佐々木(憲)委員 日本共産党の佐々木憲昭でございます。  公述人の皆さん、本当に御苦労さまです。余り質問の集中していない二宮公述人と小池公述人に、特にバランスのために集中してお聞きをしたいと思います。  まず、二宮公述人でありますが、昨年の秋ごろから景気が急に悪くなってまい...全文を見る
○佐々木(憲)委員 その内需の回復でありますけれども、その際に、やはり財政の役割というのは非常に大きいと思うんですね。ところが、来年度予算が提案されましたが、財政構造、とりわけ公共事業は、一兆円マイナスとはいいますけれども、今年度の補正予算を合わせますと逆にふえるという形で、長期...全文を見る
○佐々木(憲)委員 ありがとうございました。  小池公述人にお聞きしたいと思います。  企業の経営で大変御苦労なさっていると思うんですけれども、不良債権処理ということでかなり強力に推進をされているように思いますが、日銀の量的緩和が過去最高レベルで、いわばじゃぶじゃぶと銀行の前...全文を見る
○佐々木(憲)委員 ありがとうございました。  終わります。
02月28日第154回国会 衆議院 予算委員会公聴会 第2号
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○佐々木(憲)委員 公述人の皆さん、御苦労さまです。  時間が短いので、お二人にお聞きをしたいと思います。成川公述人と佐高公述人にお聞きをいたします。  まず、成川公述人ですけれども、デフレ対策の問題についてお聞きしたいと思いますが、昨日、政府がデフレ対策ということで政策を出...全文を見る
○佐々木(憲)委員 そこで、雇用ですけれども、失業者を出さない、出た失業者に対する十分な対策、それから新しい雇用の創出、これは、成川公述人がほかの雑誌でお話をされているのを私拝見をしまして、そうだと思っております。  そこで、最近の失業増の原因としては、非自発的失業者が非常に多...全文を見る
○佐々木(憲)委員 佐高公述人にお伺いをいたします。  来年度予算は今年度の第二次補正とワンセットというふうに見られておりまして、例えば公共事業などは、そういうふうにしますと、前年度からさらにふえていくという形になっておりまして、決してマイナスにはなっておりません。それからOD...全文を見る
○佐々木(憲)委員 終わります。
03月06日第154回国会 衆議院 本会議 第11号
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○佐々木憲昭君 私は、日本共産党を代表して、予算委員長津島雄二君解任決議案に賛成の討論を行います。(拍手)  最初に強調したいことは、税金の私物化、援助の私物化、利権疑惑が次々に明るみに出ていることであります。予算執行に直接かかわるこれらの疑惑を解明せずして、予算案の採決などど...全文を見る
03月06日第154回国会 衆議院 予算委員会 第21号
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○佐々木(憲)委員 日本共産党の佐々木憲昭でございます。  これまでの予算委員会でさまざまな質疑が行われてまいりましたが、とりわけ鈴木宗男議員に関連する外務省の疑惑、鈴木議員自身の疑惑、あるいは国土交通省にかかわる予算ねじ曲げ疑惑、こういうものがありまして、いずれも重大でありま...全文を見る
○佐々木(憲)委員 では、それ、具体的に調べていただきたいと思います。我々は、これは本物であるという確証を持っております。  そこで、もう一つ資料を、これは七ページのところにございますけれども、この七ページのところには「案」というのがあります。これは、全く同じ日に防衛施設庁の本...全文を見る
○佐々木(憲)委員 質問に答えていないじゃないですか。私が聞いているのは、こういうことについて議員に、あるいは、この場合は鈴木官房副長官ですが、一々こういうことを説明に行くんですかということを聞いているんですよ。
○佐々木(憲)委員 つまり、通常はやらない異常なことをやっていたということであります。  札幌施設局長は、このホテルの説明だけで不十分と思ったのか、ごみ箱だとかトイレットペーパーについてまで、どの会社に発注するのか、どの業者に発注するか、こういうことまで説明しているんですよ。 ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 総理の見解をお聞きしているんですけれども。  直接かかわっているということをお認めになりませんか。
○佐々木(憲)委員 それじゃ、この証拠書類で言いましょう。  本庁から鈴木宗男副長官に説明に行ったのは、前の日に、つまり、この「案」を見ていただきたい。この「案」によりますと、「本日お伺いしました用件は、昨日、地引首席と先生の処にお伺いしました際、地元でのホテルの話がありました...全文を見る
○佐々木(憲)委員 それは証人喚問その他の機会もあるでしょうから、本人に聞く機会もあるでしょう。じゃ、証人喚問の範囲に入れるということでやりましょう。  それで、この米海兵隊実弾演習というのは、実は、沖縄で県道百四号線越え、一〇四号線越えの実弾演習の本土への移転、これに関連した...全文を見る
○佐々木(憲)委員 極めて異例なことであり、好ましいものでないことは、だれが見ても明らかです。税金を食い物にしていると言わざるを得ない。  私、きょう明らかにした文書というのは、防衛庁にこれは当然ある文書だと思うのですね。鈴木さんの関与について、これはホテルだとか調達品だけじゃ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 調べた上でその資料を公表していただきたいということを申し上げておきたいと思います。  総理にお聞きしますけれども、既に鈴木宗男議員にかかわる疑惑というのは、この外務省だけではありません。国土交通省の問題、あるいは今私が指摘をした防衛庁、防衛施設庁の問題、非常...全文を見る
○佐々木(憲)委員 必要な資料を点検し、調査し、それを公表し、そして二度とこういうようなことが起こらないような体制をつくる、これが私は非常に大事だと思います。とりわけ重要なのは、国の予算を使って仕事をした業者から政治献金を受ける、こういう構図が、法的にはさまざまな贈収賄などの疑惑...全文を見る
○佐々木(憲)委員 終わります。ありがとうございました。
03月11日第154回国会 衆議院 予算委員会 第22号
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○佐々木(憲)委員 私は、二月二十日の参考人質疑の際に外務省の内部文書を明らかにして、あなたが、友好の家、いわゆるムネオハウスの入札に深く関与していた事実を指摘をいたしました。その後、外務省の調査報告書では、文書の存在を確認をし、深く関与していたことを認めたわけであります。  ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 前からのつき合いだったとおっしゃっていました、先ほどね。私は、だから問題だと思うんです。献金を受けてきた企業に仕事をつくってやった、そういう関係にあったのではないか。  具体的に、じゃ、お聞きをします。  ムネオハウスの竣工式が、式典が九九年の十月二十四日...全文を見る
○佐々木(憲)委員 まあ、質問に直接答えていただけないのは非常に残念です。自民党といっても、それはあなたの支部でありますからね。  それから次に、いわゆるムネオハウスでありますが、九九年五月二十七日、あなたは、この入札工事に関して、外務省関係者から参加資格について説明を受けた。...全文を見る
○佐々木(憲)委員 質問に対して後で回答があったけれども、そのときの回答の中には、渡辺建設工業という一社ですと、名前を出すか出さないかは別として、一社ですというそういう回答はあったんですね、なかったんですか。
○佐々木(憲)委員 肝心なことになると忘れる。非常に問題だと。このくらいのことは当然覚えているはずなんですね。  最終的に入札公示は、北海道に本社があって根室管内で十分な施工実績のある者、こうなりました。この要件に該当する会社は渡辺建設工業だということは、当然、御存じですね。
○佐々木(憲)委員 我々の調査では、渡辺建設工業しか実績のある会社はありません。平成七年、八年、九年、十年、十一年、ずっと調べましたら、五年間三十六件の官公庁発注実績があります。これ全部、ここに資料がありますけれども、この資料によりますと、すべて三十六件、渡辺建設工業しか根室管内...全文を見る
○佐々木(憲)委員 聞いたことにだけ答えてください。  外務省調査報告書では、「入札参加資格案として同議員に説明し、同議員は、これを了承した。」と書かれています。これは極めて重大なんです。根室管内に限定する、根室管内の実績のある会社に限定する、これはつまり、入札資格参加を事実上...全文を見る
○佐々木(憲)委員 終わります。
04月09日第154回国会 衆議院 財務金融委員会 第10号
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○佐々木(憲)委員 日本共産党の佐々木憲昭でございます。  今回提出された法案の目的について、まず財務大臣に確認をしたいと思います。  この法案は、テロ資金供与防止条約の要請を踏まえて、金融機関が顧客の本人確認をきちんと行うということ、それから、その記録を適正な期間保存すると...全文を見る
○佐々木(憲)委員 焦点となっている本人確認についてお聞きをしたいと思います。  今回の法案では、例えば会社社長の代理で従業員が送金をする、そういうとき、あるいは他人のお金をかわって送金をする、そういうときに、窓口に来た代理人自身の本人確認をする、そして、この送金を託した者の本...全文を見る
○佐々木(憲)委員 では、現状はどうなっているかということを確認したいと思います。  私は、昨日、東京三菱銀行の担当者に直接お聞きをいたしました。東京三菱銀行では、現状、基本的に本人が送金するのでなければ受け付けないと言っておりました。  例えば、Aという人が現金を持って窓口...全文を見る
○佐々木(憲)委員 お手元に配付しておりますのは、みずほ銀行の外国送金取組依頼書兼告知書と、それから東京三菱銀行の外国送金依頼書兼告知書でございます。若干形は違っておりますけれども、内容はほぼ同じものであります。  前田参考人にお聞きしますけれども、本人確認というのはどのような...全文を見る
○佐々木(憲)委員 そうしますと、例えばこの中に「受取人あて連絡事項」というのが右下の方にありますね。ここに例えば佐々木から送られたものですというふうに書いたとすれば、これは送金を依頼した者が佐々木であるという証明になるでしょうか。
○佐々木(憲)委員 いや、私がお聞きしたのは、この欄にこれは佐々木から送られたものですというふうに仮にメッセージが書かれていたとしますね。そうすると、これは佐々木が送ったという証明になるのかどうかです。それを確認したいんです。
○佐々木(憲)委員 そうしますと、外為法では、第十八条で、送金者の本人確認をするように努めなければならないとなっておりますね。  では、内国税の適正な課税の確保を図るための国外送金等に係る調書の提出等に関する法律、ここでは国外に送金等をする者の本人確認というのはどのように定めら...全文を見る
○佐々木(憲)委員 この法律によりますと、確認をしなければならない、いわば義務規定になっていると思うんですね。努めなければならないというような努力規定ではなくて、義務規定になっていると思うんですが、いかがでしょうか。
○佐々木(憲)委員 つまり、現行法のもとでは送金者本人の確認が基本であります。ですから、もともと代理というのは想定していないんですね。  そこで、外務省に、鈴木宗男議員のタンザニアへの送金についてお聞きをしたいと思います。  資料を配付してください。  外務省のこれまでの国...全文を見る
○佐々木(憲)委員 そこで、確認をしますけれども、この現金は鈴木宗男さんのお金として送ったんでしょうか。それとも、岡島課長補佐のお金として送ったんでしょうか。どちらでしょうか。
○佐々木(憲)委員 そこで、東京三菱銀行のこのフォーマットを見ますと、外務省から提出された資料ですけれども、左側の真ん中からちょっと下のところに、フロム・ミスター・ムネオ・スズキ、こうなっておりますね。これは受取人に連絡するメッセージであります。先ほど確認をしましたけれども、ここ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 いや、先ほど、ここに佐々木からのものですというふうに書きますとその証明になるかと聞きましたら、その証明にはならないというふうにお答えになりましたね。そういうことですね。その答えは変わらないですね。
○佐々木(憲)委員 全く不誠実な答弁ですが、あなたが最初、私の問いに対しては、これは全く証明にはならないと。なぜかといいますと、本人が直接窓口に来なければこれは本人のものというふうな確認はできないし、また、本人確認自身ができない。つまり、本人がそこに、窓口に、例えば住民票の写しで...全文を見る
○佐々木(憲)委員 全然答弁になっていない。  では、確認しましょう。  まず、この右下の告知書、本人確認というところに丸がついていまして、ここに数字がありますが、これは本人確認の数字だと思いますが、これは鈴木宗男さんの何かの数字でしょうか、それとも、送金者の岡島さんの数字な...全文を見る
○佐々木(憲)委員 だれの運転免許証ですか。
○佐々木(憲)委員 ということは、その職員が本人であり、本人確認を職員としてやって、本人のお金として送った、こういうことになりますね。
○佐々木(憲)委員 では、鈴木宗男さんの証明書は何を持っていきましたか。
○佐々木(憲)委員 質問に答えていないのです。質問にちゃんと答えてください。  本人の証明書ですね、これは本人のものであるという証明書、例えば住民票ですとかあるいはパスポートですとか委任状ですとか、それを持っていったのですか、何か持っていきましたか。
○佐々木(憲)委員 要するに、鈴木宗男さんのお金だという証明は何もないのです、全くないのです。本人確認をしたのは、送金をしたその外務省の職員の本人確認をしたというだけの話ですね。  ですから、財務大臣、このケースは明らかに、鈴木宗男さんのお金を送ったと言うんだけれども、本人確認...全文を見る
○佐々木(憲)委員 では終わりますが、外務省のこれまでの説明というのは、全くでたらめな説明であったということが明らかになりました。  外務省は、鈴木さんのお金を送った、銀行もそれを承知して送られたはずだと言いましたが、全く違っていて、銀行は鈴木さんの確認は一切しておりません、資...全文を見る
04月12日第154回国会 衆議院 財務金融委員会 第11号
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○佐々木(憲)委員 日本共産党の佐々木憲昭でございます。  時間が大変短いので、提案された三法案に絞ってお聞きをしたいと思います。特に、造幣、印刷事業の経営形態のあり方の問題についてお聞きをしたいと思います。  造幣局と印刷局の事業というのは、これまで国営企業という形態をとっ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 国家の根幹をなすものであると。その貨幣製造には、これは平成十一年、一九九九年三月二十六日の「今後の造幣・印刷事業の経営形態について」という懇談会報告書が出ておりまして、この中で、貨幣の製造には市場原理が働かない要素が大きい。したがって、効率化という場合も、民間...全文を見る
○佐々木(憲)委員 その三点というのは大変重要だと思うんですね。国など公的機関がその権威をもって通貨を発行している、そういうふうに今までもやってきたわけであります。  そこで、とりわけその中でも、偽造されない通貨というのが大変重要だというふうに思うわけです。日本の場合、どのよう...全文を見る
○佐々木(憲)委員 大臣、ここで今数字を示されたわけですけれども、このような日本の通貨の偽造の比率が非常に低いという点は、やはり今まで国営企業でしっかりと技術者を養成し、そして技術開発を積み上げてきた、こういう成果だったというふうに思いますけれども、大臣もそのように認識されていま...全文を見る
○佐々木(憲)委員 そうしますと、今後の経営形態を考えていく場合、これまでのこういうすぐれた通貨の製造技術、これをより一層高めていくということが経営形態を考える場合に大変重要だというふうに思うんですね。  そこで、今後の造幣、印刷事業の経営形態で求められる条件、通貨の製造に当た...全文を見る
○佐々木(憲)委員 国家が保障しなければならない、技術の成果が盛り込まれたそういうものでなければならないと。  そこで、お聞きをしたいんですけれども、そうしますと、現在の国営企業形態を変えなければならない理由というのは出てこないわけですね。今までの国営、つまり国が責任を持つ、国...全文を見る
○佐々木(憲)委員 官僚的発想と言いますが、その官僚的発想でどういうまずい点があったのでしょうか。
○佐々木(憲)委員 どうもよくわからないですね。創意工夫、今までも創意工夫が行われてきて、技術者が保護され、また技術者を育成し、そしてそれが日本の通貨の製造に大きく寄与してきた。何かまずいことがあったかというと、何もまずいことは今まで指摘されていないわけであります。  むしろ、...全文を見る
○佐々木(憲)委員 これはまたえらいこと、変わったことを、とんでもない発言をされますが、我々がこんな報告書を出すはずがございません。  これは政府が依頼をして、造幣・印刷事業の経営形態等に関する懇談会、座長は奥村洋彦氏であります、この方が、十回にわたって検討を進め、造幣、印刷事...全文を見る
○佐々木(憲)委員 先ほど共産党の報告書だというふうにおっしゃったことは、撤回されるわけですね。
○佐々木(憲)委員 したがって、これは政府の報告書であり、私が引用したのは、一番根幹の部分を引用したわけであります。どうしても独立行政法人にする場合にはこういう条件をつけるべきだということがここに書かれているだけでありまして、今の国営企業形態を変えなければならないという必然性はこ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 私は、日本共産党を代表して、独立行政法人造幣局法案、独立行政法人国立印刷局法案、貨幣回収準備資金に関する法律案の三案に対する反対討論を行います。  まず初めに、私は、造幣局、印刷局の主要な業務である通貨の製造に対して何よりも求められていることは、国民による信...全文を見る
04月17日第154回国会 衆議院 財務金融委員会 第12号
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○佐々木(憲)委員 日本共産党の佐々木憲昭です。  最初に、日銀報告について御質問したいと思いますが、先ほどの総裁の概要説明の中でも、それまで金利政策というのがオーソドックスな形でとられてきたけれども、コールレートがほぼゼロに達して、金融政策による緩和余地がなくなった、オーソド...全文を見る
○佐々木(憲)委員 では、数字を具体的に確認したいと思います。  国内銀行の統計で貸し出しは幾ら減少しているかということなんですが、九六年の三月を基準にしまして、直近の統計で、実数とそれから減少率、これを示していただきたいと思います。
○佐々木(憲)委員 相当な額の貸し出しが減少しておりまして、貸し出しの減少率も大変高いわけであります。とりわけ中小企業向けの減少が大変大きくて、この報告書を見ましても、三十六ページを見ますと、中小企業向けの貸し出しスタンスというのは、主要銀行のアンケート調査で二八という数字であり...全文を見る
○佐々木(憲)委員 つまり、国債のふえ方は、同じ時期で、つまり貸し出しがマイナス約四十兆円、国債保有がプラス約四十兆円、ですから、貸し出しが減った分と同じ金額が国債はふえている、こういう状況なんですね。ですから、結局、金融を緩和したけれども、銀行から先には流れずに大量の国債購入に...全文を見る
○佐々木(憲)委員 私は今の実体経済の低迷というのが最大の問題だと思っておりまして、しかも、その実体経済を支えるGDPの六割を占める家計消費、これが非常に大きく低迷している。その家計消費を低迷させている要因としては、国の政策の将来不安というのがある、あるいは企業のリストラ、雇用不...全文を見る
○佐々木(憲)委員 格付会社の論評はいろいろあると思うんですけれども。  ただ、実態的に言いまして、先ほど申し上げましたように、日本の赤字財政、長期債務残高のふえ方というのは、これは極めて大変なものでありまして、大量に国債を発行し、資金を吸収しているという状況。これは、金融緩和...全文を見る
○佐々木(憲)委員 今、二〇一〇年までに税の増収を図っていくという一つの考え方があるとおっしゃいましたが、これは具体的に言いますと何を増税するんですか。消費税を上げるのか、あるいは所得税の課税最低限の引き下げをやるということを念頭に置いておられるんですか。
○佐々木(憲)委員 庶民増税はぜひやめていただきたいというふうに思います。  これまで、税収が減ってきた要因というのは二つありまして、一つは、景気の低迷で法人税、所得税が落ち込んでいる、それからもう一つは、これまで、法人税の減税、量的にいいますといわば大企業向け減税が非常に多か...全文を見る
○佐々木(憲)委員 塩川財務大臣は、予算委員会の一月二十五日の答弁で、従来型公共事業からの転換ということをおっしゃっていまして、「従来型の公共事業というものは一体何なのかといいますと、よく言われております長期計画でございますね、今、公共事業として十六本の長期計画がございますが、そ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 ということは、従来型の長期計画に基づく事業はそのままやるということですか。
○佐々木(憲)委員 つまり、長期計画に基づく公共事業というのは従来型の公共事業であるとおっしゃったわけですよね。それで、長期計画に基づく公共事業は、それはそれとしてやるんだということになりますと、何も従来と変わらないんじゃありませんか。それで長期計画に基づく公共事業というのは、で...全文を見る
○佐々木(憲)委員 政府予算の今年度予算を見ますと、全省庁の公共投資関係費、これが九兆二千五百二十五億四千二百万円、(塩川国務大臣「国だけでしょう」と呼ぶ)これは国だけですね。国直轄ですね。それで、この中で国土交通省と農水省というのは八七%、約九割ですよね。この農水省、国土交通省...全文を見る
○佐々木(憲)委員 今年度予算を組む場合も大臣は同じようなことをおっしゃって、結果的には呼び方を多少変えた程度で、全く同じような八割、九割が長期計画に基づく予算になっております。ですから、そういう点でいいますと、どうもいろいろなことをおっしゃるんだけれども、実際にやっていることは...全文を見る
04月24日第154回国会 衆議院 内閣委員会 第9号
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○佐々木(憲)委員 日本共産党の佐々木憲昭でございます。  不況が長引きまして、倒産、失業も大変深刻であります。こういう中で、サラ金から借金をしたり、あるいは違法なやみ金融にひっかかって多重債務に陥るという事例が多発しております。その結果、自己破産ですとか夜逃げ、あるいはあげく...全文を見る
○佐々木(憲)委員 最近、やみ金融が東京などの大都会を中心に跳梁ばっこしていると言われておりまして、極めてゆゆしき事態であります。  そこで、金融庁にお聞きをしますけれども、本来、貸金業というのは登録した業者しかやれないはずでありますけれども、いかがでしょうか。もし登録していな...全文を見る
○佐々木(憲)委員 つまり、違法な存在なわけですね、やみ金融というものは。  このやみ金融を取り締まるのは金融庁なんでしょうか、それとも警察庁なんでしょうか。どちらでしょうか。
○佐々木(憲)委員 担当は警察庁だということであります。  そこで、金融庁にもう一度お聞きしますけれども、登録されていない業者が勝手に登録番号を使って、つまり番号を詐称するということですが、そういう形で貸金業を営むような事例があって一般の方から問い合わせがあった場合、この貸金業...全文を見る
○佐々木(憲)委員 それは、横の連絡を密にしているということ、それから、問い合わせがあった当事者に正確に答えると。そうしますと、一般にはどういうふうに周知されるわけでしょうか。
○佐々木(憲)委員 関東財務局のホームページ、これを私は印刷して手元にありますが、こういうものですね。「悪質な貸金業者の情報について」ということで、例えば、どこどこは「登録がないにも関わらず、当局の登録番号を詐称した広告により勧誘を行っていることになります。くれぐれも御注意くださ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 その数は非常に少ないという印象を受けるわけですね。実際に問い合わせをする、あるいは抗議の話が来る、そういう事例というのは全体の中の一部だとは思いますけれども、それにしても非常に少ない、被害者の数は何千何万とあるというふうにお聞きしていますので。  そこで、通...全文を見る
○佐々木(憲)委員 最近、いろいろな新聞、雑誌など、特に夕刊紙ですとかあるいはスポーツ紙などで、大っぴらに貸金業の広告がこのように出ているわけです。こんなにたくさんあるわけですね。つまり、一日にこういうのが何ページかあるわけです。  こういう中で、例えば調べてみますと、登録番号...全文を見る
○佐々木(憲)委員 そうしますと、そういうものがあるという発見をした場合にはどのような対処をされるんですか。
○佐々木(憲)委員 検挙等の事案というのは年に何件ぐらいあるんでしょうか。
○佐々木(憲)委員 本当に極めて少ないと思うんですね。一日でもこういう形で数件、一つの夕刊紙だけで出ているわけです。これはもうともかく年間にしますと大変な数なんですよ。にもかかわらず、その無登録について検挙した件数は九十九だという百にも満たない状況でありまして、これでは本当にしっ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 積極的に対応していただきたいわけですけれども、例えば、お配りした資料を見ていただきたいのですけれども、こういうことをやっているんですね。  これは「委任状」というのが一番最初にありまして、私は何々を代理人と定め左の行為をする権限を委任いたしますと。何も書いて...全文を見る
○佐々木(憲)委員 これは本当に無効なものだと思いますし、こんなことが平然と通っていたら世の中めちゃくちゃになると私は思うんです。  そこで、本人の意思に反して、脅迫されてこういうものをつくらされた、あるいは、合意をしたとしても、その合意の範囲をはるかに超えて使われるという場合...全文を見る
○佐々木(憲)委員 こういう違法なことを、本当にかなりこれが無法な形で広がっておりまして、被害者がふえております。登録されていない貸金業を営んでいる町金、やみ金というのはその存在自体がもともと違法なんですから、警察は、それを見つけたら直ちに取り締まって処罰するというのは当たり前の...全文を見る
○佐々木(憲)委員 そうすると、今そういうふうな姿勢でなさっているということなんですが、それは現場の方には徹底していないということなんでしょうかね。
○佐々木(憲)委員 確かに答弁は前向きなわけですけれども、現場のところに徹底しているというふうにはどうも思えないんですね、いろいろな話を聞いていますと。しかも、先ほどの実際に検挙して処罰をしたというような件数は非常に少ないんです。実際には被害者は万という単位である。これは、そうい...全文を見る
○佐々木(憲)委員 具体的に指示をきちっと出していただきたいと思うんです。一般的な督励というのはわかりますけれども、そうではなくて、やはり全国の末端の警察の市民に対する対応の姿勢そのものが今問われていると思いますので、具体的に指示をぜひ出していただきたい。いかがでしょうか。
○佐々木(憲)委員 昨年七月に出したというんですけれども、改めてもう一度きちっと通達ぐらいは出すというのは今のような状況を考えますと当然だと思うんですけれども、大臣、最後にそういう決意をぜひ示していただきたいと思います。
○佐々木(憲)委員 もう時間が終わりますけれども、今回こういう事案がふえているということを私も再確認してびっくりしたんですが、やはり、現在の不況の非常に長期的な深刻な状況が続いているということ、それから、そういう中で銀行の貸し渋りが大変深刻だということがあります。したがって、どう...全文を見る
04月26日第154回国会 衆議院 財務金融委員会 第15号
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○佐々木(憲)委員 日本共産党の佐々木憲昭でございます。  今回提案されております法案では、九つの政府系金融機関に対して、民間金融機関と同じマニュアルによって金融庁が検査を行うということになっております。私は、リスク管理債権などの内容を、民間と政府系金融機関を同じ基準で評価して...全文を見る
○佐々木(憲)委員 今おっしゃったことは大変重要な点だというふうに思います。  それで、この法案で新たに検査が行われるとしても、政府系金融機関のそれぞれの政策目的に沿った運営といいますか、それは変更されるものではないというふうに私は思うわけですけれども、検査があったからといって...全文を見る
○佐々木(憲)委員 それでは、きょうは、国民生活金融公庫、中小企業金融公庫、商工中金、それぞれ責任者の方に来ていただいておりますので、まず、国民生活金融公庫の尾崎総裁にお伺いをしたいと思います。  国民生活金融公庫法、ここでは、目的の中で、「一般の金融機関からその融通を受けるこ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 そこで、基本的なことをお聞きしたいんですけれども、駆け込み寺的な性格を持っている、大変困った方が、中小業者が駆け込んでくる、それに対して積極的に対応するということなんですけれども、年間にどのぐらい融資の申し込みがあるのか、そして、実際にそのうち何割ぐらいが融資...全文を見る
○佐々木(憲)委員 途中で取り下げるということなんですけれども、これは事前に資格がないよということをお話しして取り下げるということになった方々が多いんでしょうか。それは何件ぐらいあるんでしょうか、取り下げは。
○佐々木(憲)委員 ちょっと私はそこが疑問に思うんですが、駆け込みをするわけですから、何件駆け込んできたかという、駆け込み寺としては当然その駆け込んだ数というのは正確に把握するというのは大事だと思うんですね。そのうちで取り下げるという人もあるかもしれぬ。これは自発的に取り下げる場...全文を見る
○佐々木(憲)委員 では次に、中小企業金融公庫の堤総裁にお伺いしますけれども、法律では、「中小企業者の行う事業の振興に必要な長期資金であつて、一般の金融機関が供給することを困難とするものを供給することを目的とする」このように書かれておりまして、やはり民間の銀行が貸せない長期資金を...全文を見る
○佐々木(憲)委員 それでは次に、商工中金の江崎理事長にお伺いしますが、商工中金の場合も、これは協同組合的な内容ではありますけれども、「主トシテ中小規模ノ事業者ヲ構成員トスル団体ニ対スル金融ノ円滑ヲ図ル為必要ナル業務ヲ営ムコトヲ目的トス」、こういうふうに法律には書かれているわけで...全文を見る
○佐々木(憲)委員 今、中小企業関連の三つの政府系金融機関の総裁、理事長にお伺いをしたわけですけれども、やはり政策的な目標、すなわち中小企業に対する支援、民間の銀行ができない、あるいは相手にしない、そういう中小企業を大いに支援していきたい、こういうお話でありました。  さてそこ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 その平沼プランの中でも、大変私は大事だと思いますのは、創業をするという場合は、なかなかこれは最初から担保が十分あるわけでもありません。また、保証人も簡単につけるということもできない。そういう個人あるいは一定の集団が新しい企業を立ち上げる、その場合には、無担保無...全文を見る
○佐々木(憲)委員 三年で一万社というと、年間三千強ということになりますね。これはなかなか、全体の数からいいますと非常に比率が低いのではないかという感じを受けておりまして、百万部パンフを出しても年間三千というんじゃ、ちょっと少な過ぎるような感じがいたします。  それでは、これを...全文を見る
○佐々木(憲)委員 今の数字ですけれども、申し込みが昨年は五十九件、実際に実績としては三十四ですね。ことしに入って三カ月間で六百八十八の申し込みがあって、実現が二百九十三。比率でいいますと、ことしに入ってからの方がかなり厳しくなっている。件数はふえていますけれども、申込件数に比較...全文を見る
○佐々木(憲)委員 その点、ぜひ積極的に、もちろん、全く見込みのないところに貸すというようなことを申し上げているわけじゃありませんで、やはり可能性を十分酌み尽くすという姿勢で、ぜひ前向きに、積極的に対応していただきたいというふうに思います。  さてそこで、今回の金融検査との関連...全文を見る
○佐々木(憲)委員 この点、大変重要な点で、新しく検査が金融庁主導でやられて、民間と同じ基準でいくというふうになりますと、どうしても一定の圧力がかかる。したがって、我々は、こういうやり方というのはやはり一律にすべきではないというふうに思っておりまして、今回のこの法案についても、そ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 私は、日本共産党を代表し、政策金融機関に対する検査権限委任のための関係法律整備法律案に反対する討論を行います。  政府系金融機関の財務の透明性の確保は当然必要なことでありますが、財務内容を評価する場合、それぞれの金融機関の政策目的に照らして、中小企業支援など...全文を見る
05月10日第154回国会 衆議院 予算委員会 第27号
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○佐々木(憲)委員 私は、日本共産党を代表して意見表明します。  去る三月十一日の予算委員会における鈴木宗男議員の証言が偽証である疑いは極めて濃厚であり、同議員を偽証罪で告発することは、本委員会の当然の責務であります。  証人喚問の焦点であったムネオハウス疑惑は、鈴木議員が外...全文を見る
05月17日第154回国会 衆議院 財務金融委員会 第16号
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○佐々木(憲)委員 日本共産党の佐々木憲昭でございます。  提案された証券決済法案は、決済期間を短くしたり、リスクを減らすために統一的な証券決済法制を整備しようとするものであります。既に、CPについては、ペーパーレス化あるいは振替決済の法整備が行われております。今度の法案では、...全文を見る
○佐々木(憲)委員 そこで問題となりますのは、この統一的な証券決済システムの導入が、中小あるいは中堅証券会社にどういう影響が与えられるかという点でございます。  金融審議会の第一部会ワーキンググループの報告、「証券決済システムの改革及びこれに伴う投資家保護策について」という二月...全文を見る
○佐々木(憲)委員 費用が削減される面もある、しかし他面で、費用負担に耐えられないところは、特に中小の場合にはさまざまな面でデメリットが発生する、したがって大手と中小の間の格差というのはやはり拡大するのではないか、そういう点での配慮はどうしても私は必要だと思います。残念ながら、今...全文を見る
○佐々木(憲)委員 まさに、その違法性が問われるような疑惑が大阪証券取引所で発生しております。  既に一昨年六月に大証がまとめた調査報告書というのがあります。その中で、野口元副理事長が理事会の承認なしに関係会社を設立したこと、あるいは、関係会社の一つでありますロイトファクスと日...全文を見る
○佐々木(憲)委員 では、このロイトファクスがどういうことをやってきたのか、具体的にお聞きをしたいと思います。  一九九七年七月十八日から個別株オプション取引が東京と大阪の証券取引所で開始されました。焦点となったのは、両取引所の共通銘柄だったソニーや日本興業銀行であります。これ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 この八月一日の取引をめぐって、もう一つ疑惑があるわけです。光世証券の取引記録である売買手口によりますと、八月一日の取引に、興銀の売り買いのそれぞれが、その表にありますように、実に千五百の単位となっております。  千五百単位という取引は、これは専門家に言わせま...全文を見る
○佐々木(憲)委員 資料の六を見ていただきたいんですね。これは総勘定元帳でありますが、これはロイトファクスの総勘定元帳です。  株式オプション取引を行う場合には、証券会社に証拠金を預けなければならないわけですね。総勘定元帳にはその出し入れの記載があります。これを見ますと、ロイト...全文を見る
○佐々木(憲)委員 大証がロイトファクスを利用したのは、そもそも不正を行う意図によるものではないかと思うわけであります。ロイトファクスと光世証券の取引関係というのは、たまたま個別にそういうものがあったというだけじゃないんですね。つまり、大証が、先ほど最初に示したように、一連の関連...全文を見る
○佐々木(憲)委員 このロイトファクスと光世証券の不正取引については、我が党は二年前から国会で指摘しているんですよ。これは調査を求めてきたわけでありますが、監督当局が大証に検査に入ったのは、今まで、いつ検査を行いましたか。今回は何年ぶりでしょうか。
○佐々木(憲)委員 とんでもない話なんですね。つまり、金融機関に対する検査、銀行に対する検査というのは一定のサイクルでやられておるわけですけれども、証券取引所、つまり公正な市場がそこで成立していなければならない、その証券取引所に対する検査が三十年ぶりだと。これではまともに監督が行...全文を見る
○佐々木(憲)委員 終わります。
05月29日第154回国会 衆議院 厚生労働委員会 第15号
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○佐々木(憲)委員 日本共産党の佐々木憲昭でございます。  私は、国民医療費の負担のあり方について、坂口大臣にお伺いをしたいと思います。  提案されている法案は、サラリーマン本人の窓口負担を三割にする、あるいはボーナスからの保険料徴収を月給並みに強化する。国民、患者に大変な負...全文を見る
○佐々木(憲)委員 今、保険料か国庫負担か自己負担か、三者の構成、その割合、バランスが大事であると。そうすると、三方一両損というのは国庫負担がその中には入っていない、こういうことになりますね。そういうことになると思うのですが、いかがでしょう。
○佐々木(憲)委員 つまり、国庫負担が入っていないというのが三方一両損であって、そうすると坂口大臣は、保険料、国庫負担、自己負担、こういう三者構成をおっしゃいました。それなら、今回提案されているものの中に、なぜ国庫負担だけを外したのか、その理由を説明していただきたい。
○佐々木(憲)委員 しかし、今度の法案は、将来の問題ではなくて、国民の負担を直接大幅にふやすという国民負担増、これが中心的な柱になっているわけであります。  小沢和秋議員が先日この委員会で指摘したように、合わせて一兆数千億円国民負担がふえる、大変なものであります。これは冷え込ん...全文を見る
○佐々木(憲)委員 皆保険を維持するとおっしゃいますけれども、一割負担、二割負担、三割負担、無限にこれが続いていけば、皆保険そのものが崩壊するんですよ。展望が出てこないんです。  坂口さんは公明党から大臣になっておられますが、五年前の一九九八年、参議院選挙のときの公明の参院選挙...全文を見る
○佐々木(憲)委員 つまり、坂口さんがおつくりになった政策なんですね。  私も、坂口さんと、九八年当時は金融国会で、金融問題特別委員会で野党席で並んでおりましたが、あのときはたしか政審会長だったと思っておりますが。つまり、新たな患者負担増に反対だったというのがその時点の坂口大臣...全文を見る
○佐々木(憲)委員 三者の間の割り振りでも、国庫負担は比率からいいますと低下をしてきて、結局は、国民、保険料、患者あるいは医療機関、こういうところにどんどんどんどん負担をふやしてきているわけですね。こういう方向しかない、果たしてそうなんでしょうか。  公明新聞の当時の、「公明は...全文を見る
○佐々木(憲)委員 全く答弁になっていないですね。経済がいいときはいい、九八年と今はどう違うんですか。九八年のときには大変な事態だったじゃないですか。あのときは日本経済が本当に沈没するかどうかと。金融危機が生まれ、大きな銀行は倒産し、証券会社もつぶれるという状況なんですよ。そうい...全文を見る
○佐々木(憲)委員 基本的な考え方が百八十度違うんですよ。負担をさせないというのと負担をさせるというのは、百八十度違うじゃないですか。そうでしょう。こんなの、だれが見たってはっきりしているんですよ、これは。  将来の方向は、国がきちっと責任を持つ、そういう方向で財源も出すように...全文を見る
○佐々木(憲)委員 国庫負担はマイナス五・二ポイント、大幅に減っているわけであります。  では、国民負担のうち、保険料負担割合はどうでしょうか。特に、被保険者負担はどうか。同じ時期、比較してください。
○佐々木(憲)委員 被保険者負担の部分だけ言ってください。
○佐々木(憲)委員 では、私の方から言いますと、被保険者負担は二八・九%だったんです。これが九九年では三〇%にふえております。  では、窓口負担、患者負担の比率、これはどうなっていますか。
○佐々木(憲)委員 結局、国庫負担は、全体の中で三〇・一%から二四・九%、つまり国の責任はどんどんどんどん縮小して、そしてその反面で国民の負担がどんどんふえてきた、国民と患者負担合わせて四〇・三から四四・六、大変なふえ方であります。  では、もう少し具体的にお聞きしましょう。 ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 結局、この老人医療費に占める国の負担も、四四・九から三一・五、大幅にこれも減っているわけですね。つまり、国の出すべき部分が後退しているわけですから、その足りない分を、あるいは、全体として高齢化が進む、その部分の負担をすべて国民にかぶせていく、こういうやり方をこ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 政管健保に国庫負担が導入された八〇年ですね、一九八〇年。このとき、国庫負担率についてはどのような決められ方をしていましたでしょうか。
○佐々木(憲)委員 私は、導入されたときにどういう決められ方をしたかということを聞いたわけですが、そのときは一六・四%から二〇%の範囲内にする、しかし当分の間は一六・四%で出発する、これは法律で決まっていたわけでしょう。最低限の負担として決められたのが一六・四%なんですよ。それを...全文を見る
○佐々木(憲)委員 政管のみ引き上げるという言い方をしましたけれども、全部引き下げているんですよ。全部引き下げていることが問題なんですよ。そうでしょう。つまり、国が本来もっと責任を持って高齢化社会に向けて国庫負担をふやしていく、そういうことをしないと保険財政そのものもやっていけな...全文を見る
○佐々木(憲)委員 年金だって、国民の負担がふえる、国の責任は放棄する。医療だってそういうことをやってきたんじゃないですか。額がふえるのは当たり前ですよ、高齢化社会なんだから。全体としてふえていくんです。ふえていくときに、国がしっかりとそれを支えるということをやらなきゃ、何のため...全文を見る
○佐々木(憲)委員 あなた方がそういう報告書を出しているんですよ。今回の三割負担が実現すれば受診抑制につながって医療費を三千八百億円減らせるんだと、自分たちで言っているじゃないですか。こんなことをやっている国は世界にないですよ。  イギリスの事例についてお聞きをしたいんですが、...全文を見る
○佐々木(憲)委員 つまり、イギリスでは、来年度予算で公共支出計画というものを出しておりますが、五年間で予算を実質で四三%増額する。そのために、毎年実質で七・四%増、日本円にして現在の十二兆円の予算を十九兆円に高めようとしているわけです。これによって、GDP比で七・七%にすぎなか...全文を見る
○佐々木(憲)委員 そういう方向に転換をするということが私は必要だと思います。国庫負担をもとの水準に戻せば、十分これは国民負担なしで、今回の法案など出さなくてもやっていけるということを指摘して、時間が参りましたので、以上で終わります。
05月29日第154回国会 衆議院 財務金融委員会 第19号
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○佐々木(憲)委員 私は、日本共産党を代表して、政府提出の法人税法等の一部を改正する法律案に対し、反対の討論を行います。  本改正案は、昨年の企業組織再編税制に引き続き、一層の企業の組織再編成を促進させるため、一体経営がなされ実質的に一つの法人と見ることができる企業集団を一つの...全文を見る
06月12日第154回国会 衆議院 財務金融委員会 第21号
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○佐々木(憲)委員 日本共産党の佐々木憲昭でございます。  きょうは、寺西、前田両参考人にお越しをいただきまして、今の銀行の実態についていろいろお聞かせをいただきたいと思います。どうかよろしくお願いいたします。  五月二十四日に一斉に発表されました大手銀行の七グループの三月期...全文を見る
○佐々木(憲)委員 今のお話ですと、不況型あるいは日本経済の構造的な転換の中で、不良債権が急にふえてきているということなんですが、三月期決算では、みずほの不良債権は九千七百二十億円ふえておりまして、UFJの場合は実に三兆八千百十七億円ふえているわけですね。原因として、政府の説明に...全文を見る
○佐々木(憲)委員 どうも余りはっきりした数字が出てこないようですけれども、金融庁の説明によりますと二つの要因がある。景気が悪くなった面と資産査定の厳格化、こういう説明をされているわけでありまして、それがどの程度の比率なのかということを知りたいと思ったのですが、どうも難しいという...全文を見る
○佐々木(憲)委員 そこで、中小企業あるいは個人というのは、社会的にも大変弱い立場にありまして、景気の荒波に大変もまれやすいという状態にあります。  私は、昨年十二月三日の予算委員会で、資金回収のあり方について質問をいたしましたところ、RCCの場合、回収のあり方については、二つ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 森長官はこういうふうにも述べているわけです。当然、銀行はレピュテーショナルリスクを自覚して、一定のモラルを持った対応というものが期待されている、仮に、銀行が、不祥事だとか、あるいは、そこまでいかなくても社会的批判を受けるようなことをやっているということが監督当...全文を見る
○佐々木(憲)委員 では、次に、中小企業向け貸し出し計画の問題についてお聞きをしたいと思います。  今、公的資金を投入されている銀行の場合は、経営健全化計画というものを作成しまして、その中に中小企業向け貸し出し計画を掲げ、その達成を目指しているわけです。  昨年十二月三日の予...全文を見る
○佐々木(憲)委員 そこで、この中小企業向け貸し出しの計画をそれぞれ出されているわけでありますが、みずほの場合は、昨年三月からことし三月までの中小企業向け貸し出し計画では七百億円ふやすということになっておりました。昨年九月時点では、三月に比べて五百八億円の増というふうになっており...全文を見る
○佐々木(憲)委員 プラスになっているということですが、どの程度プラスになっているんでしょうか。
○佐々木(憲)委員 UFJの場合は、増加計画は五百億円プラスということでありますが、昨年九月の達成状況を見ますとマイナス一兆四千五百四十七億円ということで、昨年の三月から九月の間に大幅に逆に低下しているんですね。しかも、見ますと、これはかなり飛び抜けたマイナスでありまして、ことし...全文を見る
○佐々木(憲)委員 先ほどは、中小企業というのはまさに経営の中核、中心であるというふうにおっしゃいましたけれども、その中心に対する貸し出し計画、みずからお立てになった計画自体もこんなに大幅にマイナスになっていると。一兆七千億ぐらいマイナスになっているんでしょうか。数字はどの程度マ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 これは、公的資金を受け入れるときに、その見返り、見返りといいますか、その際に経営健全化計画を提出する、その中に中小企業向けはこれだけふやしますと、みずからお立てになった計画でありまして、これがこんなに減っても、これはしようがないということなのか。これは、なぜそ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 どうもはっきりした方向性が見えないと私は思うんですね。  それで、一方で不良債権処理ということを掲げて、それを推進していくわけでありますから、当然、この景気が悪い状況のもとで、営業状態の悪いところにはなるべく貸したくないということになって、貸し渋りあるいは貸...全文を見る
○佐々木(憲)委員 前田社長にもお伺いしますけれども、不良債権処理を一方で進めながら貸し出し計画を達成するというのは、かなりの自己矛盾に陥る面があると思うんですけれども、それはどのように克服して貸し出しをふやすということをされているのか、その考え方、手法についてお聞きしたいと思い...全文を見る
○佐々木(憲)委員 時間が参りましたので、終わります。どうもありがとうございました。
06月28日第154回国会 衆議院 財務金融委員会 第22号
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○佐々木(憲)委員 日本共産党の佐々木憲昭でございます。  不良債権の最終早期処理に関連して、RCCの健全金融機関からの買い取り不良債権業務についてお聞きをしたいと思います。  昨年秋の臨時国会で金融再生法が改正されまして、不良債権の買い取りを従来より高い価格である時価で買う...全文を見る
○佐々木(憲)委員 今の数字をお聞きしますと、改正後は三倍近く引き上がったということになります。  買い取り価格の引き上げというのは、結局RCCの二次ロスの拡大につながるものでありまして、これは最終的には国民負担ということになるわけで、私はここで大変重大だと思うのは、買い取り価...全文を見る
○佐々木(憲)委員 柳澤金融担当大臣はいかがでしょうか。
○佐々木(憲)委員 塩川大臣は五月十四日の記者会見で、買い取り価格の引き上げについて見解を聞かれまして、次のように答えておられます。   私は、二倍とか三倍とか、そんな数字は上げませんけれども、RCCがもう少し勉強して買ってくれるようにしたらええなと思っております。そうすると、...全文を見る
○佐々木(憲)委員 ということは、現状は時価で買い取っているわけですね。それはかなり機械的だというふうな認識なのか。つまり、今の時価ではなくて、例えばもっと上げて実質簿価という議論があるわけですが、そういうことを考えて発言をされておられるのか。そこのところをはっきりさせていただき...全文を見る
○佐々木(憲)委員 財務大臣ですので、発言は慎重にしていただきたいと思うんです。  つまり、銀行が不良債権処理をしたい、それをスムーズに進めるために価格を高くして買い取ってあげて、それは後で国民が負担するというようなことを思わせるような、そういうような発言をされるということにな...全文を見る
○佐々木(憲)委員 次に、銀行の融資のあり方についてお聞きしたいと思いますが、バブル時代に融資の仕方というのが非常に問題になりまして、まともな審査もしないで、とにかく担保不動産があれば値上がりを見込んでどんどん貸しまくる、こういうことでバブルがあおられていったわけでありますが、バ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 そこで、先ほどの大臣の御答弁にもありましたが、バブル時代に、かなりいいかげんな審査で企業にもあるいは個人にも貸し出したという事例がありまして、ともかく担保があればどんどん貸す、返済能力があるかどうかということよりもそちらの方を重視するというような考え方が随分あ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 そのような融資を行った結果、銀行の側にも貸し手としての責任というのは当然あるわけであります。借り手の側も、その銀行が提案をした融資に対して、ああ、そうですかと銀行を信頼して借りたんだけれども、しかしそれがなかなか返済できない、こういうことで、今あちこちに被害が...全文を見る
○佐々木(憲)委員 私は一般論としてお聞きをしたんですけれども、何か個別のことで答えられないというのもちょっとおかしな話なのであって、やはり銀行の貸し出しのルール、これはしっかりとしてもらわないと、ともかくどんどん貸し出す、それを今になって反省して、やはりああいう貸し出しはよろし...全文を見る
07月17日第154回国会 衆議院 財務金融委員会 第24号
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○佐々木(憲)委員 日本共産党の佐々木憲昭でございます。  現在の提案されている法案の内容に入る前に、現行の銀行保有株式取得機構についてお聞きをしたいと思います。  昨年秋の臨時国会で与党三党の賛成で法案が成立して、ことしの一月に発足をしたわけでありますが、現在の銀行等株式保...全文を見る
○佐々木(憲)委員 我が党を初めとして野党各党は、銀行の保有株の買い取り、それから、その価格が下がった場合、なぜ国民に負担を求めなければならないのか、これが一番問題だったわけでありまして、株式買い取り機構の設立に野党は反対をしたわけでございます。  これに対して政府は、極力国民...全文を見る
○佐々木(憲)委員 そこで、実績を確かめたいんですけれども、株式買い取り機構は、ことし一月三十日に発足して、既に半年の活動を行っております。本当にこの答弁どおり、国民負担に極力つながらない、そういう運営が行われてきたのかどうかということであります。  まず、特別勘定の買い取り状...全文を見る
○佐々木(憲)委員 一月三十日に発足して、二月の十五日から四月二十六日まで、二カ月以上開いて買い取りを行った。その後、今度は五月になりますと、十七日から買い取りを再開して十一月一日までやる。事実上、この特別勘定というのは開きっ放しであります。現在も開いている。  ですから、先ほ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 慎重に考察をして開きっ放し、これはもう全然いいかげんだと思うんですね。  大体、運営委員会が発表した買い取り期間決定の発表文書というのがありまして、決定の理由としてこういうことを挙げているんです。会員の株式処分ニーズが引き続き高いこと、株式相場の本格的な回復...全文を見る
○佐々木(憲)委員 結局、銀行のニーズにこたえた、こういうことですね。これでは全く歯どめにも何にもならないわけで、銀行が、買ってほしい、はい、わかりました、こういう関係になっているわけですね。しかも、これは特別勘定で一千三百一億円ということですね。  では、一般勘定では幾ら買わ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 おかしいじゃありませんか。何で国民負担につながる特別勘定だけを使うんですか。柳澤大臣は、一般勘定が中心になると言ったんじゃありませんか。  柳澤大臣は、例えば昨年十一月八日、参議院財政金融委員会で、「特別勘定よりも一般勘定の方が順番からいっても先に出てくる話...全文を見る
○佐々木(憲)委員 つまり、大臣の御答弁とは違う実態になっているということを今事実上お認めになったわけでありますが、結局、公的資金で、つまり国民の税金で負担をするという方向ばかりが強まっているわけですよ、結果として。そういうことは最後の手段だと言いながら、最初にそれをやっているわ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 先ほども同じような答弁ですが、全く説明になっていないと思いますね。そんなことは最初から、昨年の議論の中でそういう議論もあって、バランスとか何とか、バランスの議論というのは成り立たないと思いますが、しかしそういう議論もあって、それは否定されたわけですよ。否定され...全文を見る
○佐々木(憲)委員 つまり、一貫した考え方とおっしゃるのは、銀行が保有している株を制限するというものであるので、それに対応する法律として、その銀行保有の株を買うんだということであって、事業法人が持っているものを買うというのはこの法律の趣旨からは外れているから、その趣旨から外れてい...全文を見る
○佐々木(憲)委員 半年前の答弁と全然違うじゃないですか。何も変化はなかったはずです。  つまり、持ち合いという状況は半年前もありましたし、それを解消するといいながら、どういう答弁をされていたかというと、柳澤大臣は十月三十一日のこの委員会で、「持ち合い解消ということが実態として...全文を見る
○佐々木(憲)委員 全然説明になっていないですよ。持ち合い解消ということは実態としてあることは否定しませんけれどもと、今の話の前のところでおっしゃっているんですから。持ち合い解消はあるが、しかしやるのは銀行保有の株式の買い取りである、事業会社は対象としておりません、スキームの中に...全文を見る
○佐々木(憲)委員 全然だめですよ、それは。答弁になっていないですよ、そんなの。  だって、入らないという法律をつくっておきながら、入れないんだとわざわざ説明しておきながら……(柳澤国務大臣「今回は」と呼ぶ)今回だって同じ法律じゃないですか。この同じ法律じゃないですか。持ち合い...全文を見る
○佐々木(憲)委員 私が質問しているのは、この法案の趣旨について言っているわけです。  柳澤大臣が法案の説明をされたときに、持ち合い解消というのはもちろんあるけれども、しかし、法律の対象となるのは銀行株の制限である、したがって、それを、銀行が持っている株を買い上げる、ここに限定...全文を見る
○佐々木(憲)委員 全然違いますよ。(柳澤国務大臣「問題は同じ問題なんです」と呼ぶ)問題はあります、同じ問題が。その問題に対して、全体として検討して、いろいろな意見があって検討した結果、最終的に選んだのが銀行保有株の買い取りなんですよ。ほかの事業会社の株は買い取らない、対象外、全...全文を見る
○佐々木(憲)委員 相沢委員の提案されているこの内容というのは、昨年、法案の提案のときに、検討された上で否定された考え方なんです。否定された考え方を復活させたのです、ここで。それを、政府がやると格好悪いから、与党がやろうということになっているんですよ。全く私は、つじつまの合わない...全文を見る
○佐々木(憲)委員 事業会社が保有している銀行株の値下がりに、国民は責任があるのかと聞いているんです。
○佐々木(憲)委員 事業会社は拠出金を出すんですか。どうなんですか。
○佐々木(憲)委員 今の説明と違うじゃないですか、拠出金を食いつぶしてなんて。それは銀行保有株の話でしょう。
○佐々木(憲)委員 私が聞いているのは事業会社の話ですよ。質問の趣旨をよく聞いていただきたいし、提案している法案の中身を正確に認識して答弁していただきたい。こんないいかげんな答弁じゃだめですよ、そんなのは。  事業会社の持っている銀行株が値下がりする、それは国民に責任があるんで...全文を見る
○佐々木(憲)委員 私が聞いていることに答えていただいておりません。きちっと答えてください。
○佐々木(憲)委員 委員長、ちょっと正確に答弁させてください。私が聞いていることに対して直接答えてくれるように言ってください。  私が聞いているのは、極めて当たり前の単純な話なんですよ。事業会社が持っている銀行株が値下がりして損失が出る、その損失に国民は責任があるんですかと聞い...全文を見る
○佐々木(憲)委員 銀行の株が落ちたことに、なぜ国民の責任があるんですか。銀行の株が落ちる、事業会社が持っている銀行株の値下がりが起こる、どうしてそれが国民の責任になるんですか。はっきり答えてくださいよ。何で国民の責任なんですか、それが。
○佐々木(憲)委員 委員長、答えていないです。だめだよ、これ。答えていないんですよ、私の質問に。イエスかノーかですよ、答えは。
○佐々木(憲)委員 国民が何で責任を負わなきゃならぬのか、国民に責任はあるのかと聞いているんですよ。
○佐々木(憲)委員 全然質問に答えていないんですよ。私はまだこの倍ぐらい質問を用意していますけれども、終わっていないんですよ、まだ入り口なんです、これ。一番基本的なことを聞いているんですよ。  今回の法案の提案というのは、事業会社が保有している株を買い取る、銀行株を買い取る、も...全文を見る
07月19日第154回国会 衆議院 財務金融委員会 第25号
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○佐々木(憲)委員 私は、日本共産党を代表し、銀行株式保有制限法の一部を改正する法律案に反対する討論を行います。  本改正案は、株式の持ち合い解消を口実にして、銀行保有株式取得機構が事業法人の保有する銀行株を買い取ることを可能にするものです。  反対する第一の理由は、本法案が...全文を見る
○佐々木(憲)委員 日本共産党の佐々木憲昭でございます。  初めに、景気の現状について、どう見るかということについてお聞きをしたいと思います。  先ほどの速水総裁の概要説明の中で、ことしの春以降は、海外経済の回復を背景に景気悪化のテンポは緩やかになり、最近では、輸出がはっきり...全文を見る
○佐々木(憲)委員 内需の中心がしっかりしていない、しかし外需と生産という点で多少の下げどまりが見られるということでありました。  それでは、外需主導といいますか外需依存というのは、今後安定していくのか、伸びていくのか、この点が大変重要だと思うわけですけれども、先ほどの御説明で...全文を見る
○佐々木(憲)委員 先行きが不透明ということになりますと、やはり、外需依存型といいますか、あなた任せというか、そういう回復ということでは心もとないわけでございまして、肝心なのは、やはり内需をどう安定して拡大していくか。これは政府の政策にもかかわる問題でありますけれども、特に設備投...全文を見る
○佐々木(憲)委員 今の御説明では、全体として先行きの見通しが慎重になっている、それから過剰債務の圧縮、リストラで設備投資が慎重になっている、こういうような話であります。  日銀短観で、全体としての、十三年度の実績見込みはマイナス五・六で、十四年度の計画ではマイナス七・六という...全文を見る
○佐々木(憲)委員 企業倒産を見ましても、今おっしゃったように、物が売れないという比率というのが、不況型倒産という項目が非常に大きい形であらわれているわけですね。最近の統計ですと七六・三%、二カ月連続して七五%を上回っております。物が売れない、焦げつきが発生したというようなことで...全文を見る
○佐々木(憲)委員 確かに、今大規模なリストラが、昨年の秋以後、大手の企業を中心に大変な規模の計画がつくられて、それが実行されております。したがって、このリストラそのものが、全体として、雇用不安あるいは家計の所得の将来の不安というものにつながっております。  我々は、こういう大...全文を見る
○佐々木(憲)委員 そこが根本的に我々と姿勢の違う、政策的な視点の違う点でございまして、実際に、早く落としていくというふうにおっしゃいましたが、昨年来、大変な規模の不良債権処理をやりました。ところが、残高を見ますと逆にふえているわけですね。  なぜふえているかといいますと、実体...全文を見る
○佐々木(憲)委員 これで終わりますけれども、中小企業の経営というのは、経営者そのものの責任というよりも、むしろ今は業況全体が悪化しているわけでありまして、それをどう支えていくかということを考えていかないと日本経済そのものが底が抜けてしまうという状況になるわけで、それをやはり金融...全文を見る
10月24日第155回国会 衆議院 予算委員会 第2号
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○佐々木(憲)委員 日本共産党の佐々木憲昭でございます。  青森県の八戸市民病院の公共事業に絡んで、大島大臣の秘書官が六千万から七千万の口きき料を得ていた、そういう疑惑が問題になっているわけであります。  先ほどの御答弁で、大島大臣は、これは十月十八日の記者会見でもおっしゃっ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 要するに、公共工事に絡んで口はきいたけれども、金は受け取っていない、こういう報告を受けたということです。  では、具体的に、端的にお聞きしますけれども、大島大臣自身、先ほど原口委員の質問に対して、私は一切受け取っていないとおっしゃいました。この八戸市民病院の...全文を見る
○佐々木(憲)委員 法にのっとってということは、政治資金収支報告書には記載されるようなことはある、こういうことですか。
○佐々木(憲)委員 原口委員の質問に対しては一切ありませんとおっしゃったんですね。  では、私の方でそれを調べましたので、今皆さんにお配りしておりますけれども、ぜひそれを見ていただきたい。  工事が行われた時期に献金が集中しております。九五年から九七年の三年間だけで、関連の元...全文を見る
○佐々木(憲)委員 法に基づいて報告をしたというだけでは疑惑は晴れないんです。鈴木宗男議員の場合も、法に基づいて適切に処理をして記載をした。しかし、その記載された金額が、この性格がまさに問題になって起訴され、逮捕されたわけです。ですから、問題は、この記載された金額が異常にふえてい...全文を見る
○佐々木(憲)委員 その大島大臣の調査が、結局は前秘書官に聞いただけなんです。よく聞いてみたと。  それは、自分がやったことについて、自分の疑惑について、事実関係を、資料を調べるのはいいですけれども、本人が私が犯罪人ですなんということを言うはずがないわけですから、やはり客観的に...全文を見る
○佐々木(憲)委員 では、よろしくお願いしたいと思います。  では次に、経済問題についてお尋ねをしたいと思います。  今、国民の多くの方々は、もう本当に今のこの不景気を何とかしてほしいと強く望んでおります。世論調査でも、優先してほしい政策課題ということで、景気対策というのが一...全文を見る
○佐々木(憲)委員 今、デフレ要因はある、つまり倒産、失業がふえるということをお認めになった。しかし、それに対応するものが必要であると。しかし、対応するものが実際に機能しているのかどうか。これは、我々は全く機能していないというふうに思うわけですが、それは後の議論として、昨年、小泉...全文を見る
○佐々木(憲)委員 不良債権を減らす計画を立て、そのとおり、一年間では計画どおり実施した。  それでは、もう一つ数字を教えてください。不良債権の残高、これはどうなりましたでしょうか。数字を言ってください。
○佐々木(憲)委員 つまり、結論としては、昨年の三月で十一・七兆だったのが、ことしの三月には十五・四。三・七兆円ふえたということになるわけです。  つまり、不良債権の処理額と新規発生の関係をグラフにいたしますと、こうなるわけでありまして、総理、処理しても処理しても新しく発生する...全文を見る
○佐々木(憲)委員 どう対応するかというのが大事だとおっしゃった。では、こういうときに政府として何をやるかということが大変重要でありまして、デフレ要因であるということはお認めになった。  それで今、来年度だけでも、医療、社会保障の負担増で三兆円であります。経済財政諮問会議で有識...全文を見る
○佐々木(憲)委員 しかしながら、現実に行われているのは、不良債権処理だけがどんどん先行していまして、それに対応する中小企業に対する支えというのはほとんどないわけであります。また、失業者がふえる、その失業者に対する対応策、これも大幅におくれている。  したがって、私は、今大事な...全文を見る
○佐々木(憲)委員 新規に企業が起こってくるということは大変大事なことでありますが、実際には、今まで廃業と新規の企業とを比較しますと、廃業の方がこの数年間ずっとふえてきているんですね。新規に立ち上がる企業というのは非常に減っているわけです。  ここが重大でありまして、やはり可能...全文を見る
○佐々木(憲)委員 昨年は六・二兆円処理をした。六・二兆円ですよね。では、ことしは幾らか。十兆円処理しなきゃならない。大変な規模なんです。しかも、新規発生がこの中には入っておりません。今あるものだけ処理しても十兆円だと。これは大変な失業、倒産を生み出すことにならざるを得ないんじゃ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 全く無責任で、計算さえしていない。つまり、これだけ去年よりもことしは大規模に処理をするんだから、倒産、失業は今まで以上にふえるんですよ。今まで以上にふえるのに、去年は出した数字もことしは出さない。大規模に失業、倒産を生み出すという政策は明確だけれども、やってみ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 今、離職者支援資金というお話がありましたね。私もこういう制度があるのは知っているんですけれども、あくまでこれは貸付制度なんです。  つまり、三%の利子つきで、もちろん一定の猶予期間はあるとしても五年で返済しなきゃならぬ、こういうものでありまして、今、失業しま...全文を見る
○佐々木(憲)委員 しっかり検討して、安心して生活できるような状況に持っていくということが国の役割だと私は思うわけであります。  それからもう一つ、例えば、大変つらいわけですね。親が失業する、そうすると子供が学校に通えなくなる、学費が払えなくなる。本当に能力のある若者が今学校に...全文を見る
○佐々木(憲)委員 終わります。
10月30日第155回国会 衆議院 財務金融委員会 第2号
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○佐々木(憲)委員 日本共産党の佐々木憲昭でございます。  まず、不良債権処理の問題についてお聞きをしたいと思います。  昨年、政府は大手行の十一・七兆円の不良債権を二年間で処理するというふうに言いました。私が二十四日の予算委員会で金融庁に確かめたところ、一年間で六・二兆円処...全文を見る
○佐々木(憲)委員 加速をしなければならないという理由が、今の説明ではどうもよくわからないんですね。  経済危機が来るのではないかというおそれが強まっている、あるいはデフレ状況にあるのでより急がなければならないのだということでありますが、しかし、経済危機のおそれ、これはなぜ起こ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 先ほどの御発言ですけれども、経済危機が来るというふうにいろいろと言われていた、市場の評価とのギャップがあると。そのことはいわば、もっと経済を厳しく見る必要がある、そういう認識を言われたんだというふうに思います。  それから、公的資金の注入が必要だとは言ってい...全文を見る
○佐々木(憲)委員 つまり、システミックリスクのおそれのある場合、こういうことになるわけで、これは、私は、この法律が改正されるときに当委員会で質問をし、大臣からそのような御答弁がありましたので、間違いはないと思うんです。  ですから、小泉総理は、現状は金融危機対応会議を開く時期...全文を見る
○佐々木(憲)委員 つまり、現時点で公的資金を投入する時期でないということは、システミックリスクの危険性が現時点であるとは言えないということだと思うんですね。  では、今準備されているという金融政策の内容についてお聞きをしたいと思います。これから発表されるというわけですが、その...全文を見る
○佐々木(憲)委員 そうしますと、公的資金を投入するような状況は起こらないと。竹中プラン、そういうふうに言わせていただきますと、それを実行しても公的資金を投入するような状況にならない、そういう判断なんですか。
○佐々木(憲)委員 それは、すべての銀行に資本割れが起こるというふうに私は言ったわけじゃありません。幾つかの銀行が八%割れになるという可能性というのは当然出てくると思うんですね。そのときに、公的資金を投入するということを想定されているわけですね。
○佐々木(憲)委員 ですから、私が聞いているのは、資本割れが起こる銀行が幾つか出てきた場合に、そこには公的資金を入れるのか入れないのか、このことを聞いているわけです。
○佐々木(憲)委員 つまり、公的資金投入の可能性を否定されなかったわけであります。  そうなりますと、現在の状況でいいますと、システミックリスクを起こすような可能性、そういう状況ではないと先ほどお認めになりました。しかし、竹中プランを実行すると、結果的に銀行の資本が、自己資本比...全文を見る
○佐々木(憲)委員 銀行を強くすると言いながら、実際にやっているのは銀行を弱くすることをやっているんですね。  厳しい資産査定を実行し、不良債権がどんどんふえていく。それに対して引当金をどんどん積み上げていく。そうすれば、銀行の体力は落ちる。自己資本比率は低下する、八%割れにな...全文を見る
○佐々木(憲)委員 これはもう明確に、当時の銀行局長の答弁が私の手元にもありますが、当時、信組は体力がないので、信組以外には入れないけれども信組には入れるんだ、信組だけなんだ、こういうことが国会で答弁をされていたわけであります。  九八年になりますと、この答弁が覆されまして、特...全文を見る
○佐々木(憲)委員 大体三十兆円投入されたけれども、九・一兆円が国民負担として確定した。これは大変な負担なんですよ、国民一人当たりにして何万円にもなるわけですからね。そういう大変な負担を国民に負わせて、銀行に対して支援策が行われた、税金投入が行われた。しかしながら、全く銀行の状況...全文を見る
11月07日第155回国会 衆議院 本会議 第7号
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○佐々木憲昭君 私は、日本共産党を代表し、ただいま議題となりました預金保険法改正案等三法案について、小泉総理に質問をいたします。(拍手)  初めに、政府が十月三十日に決めた経済対策についてお聞きします。  この対策の中心内容は、不良債権処理を一気に加速させるというものでありま...全文を見る
11月13日第155回国会 衆議院 財務金融委員会 第6号
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○佐々木(憲)委員 日本共産党の佐々木憲昭でございます。  まず、十月三十日に公表された金融再生プラン、あるいは改革加速のための総合対応策、この問題についてお聞きをしたいと思います。  この中心課題として据えられておりますのが、不良債権処理の加速であります。竹中大臣はしばしば...全文を見る
○佐々木(憲)委員 今大臣の御答弁では、銀行にとっては利用可能な資金量は不足していない、しかし、その先に行かないのはいろいろ理由があって行かないのだ、こういう話であります。  ですから、不良債権を処理しなければ資金が足りない、あるいは資金不足である、こういう状態ではないわけです...全文を見る
○佐々木(憲)委員 大臣の認識は半分私と共通しているんですが、あとの半分が大分違うんであります。  共通しているという点で申しますと、借りたい人がいる、借りたい企業がある、にもかかわらず貸し出さない、あるいは高い金利をつけなければ貸さないよ、こういう銀行の行動、ここが問題なんだ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 この新生銀行は不良債権の負担から完全に解放されておりますが、貸し出しがその分ふえていったかといいますと、今報告がありましたように、平成十二年三月末で七兆五千億円の貸し出しがありました。それが、平成十四年三月末では四兆八千四百六十一億円、大変な減り方であります。...全文を見る
○佐々木(憲)委員 新生銀行が発足したのは二〇〇〇年の三月末であります。タイムスパンといいますか、もう既に三年近くたっているわけですね。不良債権処理はもう既にこの銀行には関係のない話になってスタートしたわけですから、当然、貸し出しがどんどん伸びていくというのが当たり前でありますが...全文を見る
○佐々木(憲)委員 全くの詭弁だと思いますね。リスク許容度の話をされましたけれども、不良債権を処理しても融資が大幅に減っている、このことは大変重大でありまして、不良債権を処理すれば必要なところに資金が回るという議論は全く成り立たない、空論だということしか私は受けとめることはできま...全文を見る
○佐々木(憲)委員 前段の新生銀行のお話ですけれども、不良債権の比率が二〇%という話でしたけれども、一つは、それ以前にあった不良債権は大胆に処理をされているわけであります。しかも、それを国民の税金によって処理をしたわけでありまして、それ以後も貸し出しが減っているという話を私はさせ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 「貸し渋り・貸し剥がしホットライン」の話がありましたので、ちょっとその具体的な中身についてお聞きしますが、これは、一般の被害を受けた借り手の側からの訴えをホットラインで受け付けるということになるんだろうと思うんですね。  その場合の対処の仕方であります。今の...全文を見る
○佐々木(憲)委員 その適切対応の内容なんですが、検査監督に生かすというだけでは是正にはならないですよね。その場で是正するんでしょうか。訴えがあった、聞きました、検査監督にそのうち生かしましょうというんじゃ話にならないわけで、どうするんですか、その辺。
○佐々木(憲)委員 訴えにきちっと対応できて、適切な措置がとられなければ、ホットラインといって、ただ電話が来ました、ああそうですかじゃ話にならないわけですから、効果のある対応策をぜひとっていただきたいというふうに思います。  さてそこで、次に、金融再生プランの公的資金投入の部分...全文を見る
○佐々木(憲)委員 そんな答弁じゃ何にも答弁にならないですね、漠然としていて。  つまり、現行法では、当該金融機関が業務を行っている地域の信用秩序の維持に極めて重大な支障が生じるおそれがある場合と限定をしているわけであります。その場その場に応じて適切に判断すると書いていないんで...全文を見る
○佐々木(憲)委員 預金保険法の百二条の解釈というのが、当時の法改正のときの説明、答弁が有権的な解釈でありまして、繰り返し答弁しているから同じことでいいんだというのは、これは、全く繰り返しでたらめな答弁もできるということになるわけであって、全く説明になっていないと思いますよ。 ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 政府、日銀一体で万全なんというのは、それはここに書いているとおりのことであって、私が聞いたのは、経営難に類似した状況とか資本不足に類似した状況。それを詰めたら、それは具体的にはこれから検討すると。何か具体的なことを聞き始めると、検討する、検討するといって、ここ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 全然私が聞いていることに正面からお答えにならないんですが。  不良債権問題を終結させることと公的資金を投入するということ、これが結びつけられているわけですね。どういう形で公的資金が、何に使われるのか、そこを説明してください。
○佐々木(憲)委員 全然答弁になっていないね。  「不良債権問題を終結させるため、迅速に公的資金を投入する」、こうなっているんです。方針を聞いているんです。実務を聞いているんじゃないんです。ここの方針、こういうふうに書かれている、これはどのような意味なんでしょうかと。もう少しわ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 危機的な状況でもない場合でも公的資金を投入する仕組みをつくる、それを検討するということですか。
○佐々木(憲)委員 必要かどうかも含めて検討するということは、否定されないわけだから、今までの枠組みを大幅に広げて公的資金投入、つまり税金投入、国民の血税を投入するという場合は、これまでは非常に限定されていたわけですよ。特別な場合ですよ。政府の説明によって、今までも、危機、システ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 この場合、例えば信用金庫で預金八千億円以上、これはどうして八千億なんでしょうか。理由は何でしょうか。
○佐々木(憲)委員 一人当たりの生産性というのは全く発想が別の話だと思います。  例えば、中京大学の先生が、どのぐらいの規模が信用金庫にとって望ましいのか、これを研究されておられまして、そこでこういうふうに言っているんです。この方は、「信金は預金量五千億円以上になってはいけない...全文を見る
○佐々木(憲)委員 今数字を示していただいたわけですけれども、この基準でいきますと、信用金庫は三百四十九あるんですけれども、基準に達するのは二十三でありまして、それ以下のところはすべて合併の対象になるということになりますね。つまり、九割以上が合併の対象になる。それから地銀の場合も...全文を見る
○佐々木(憲)委員 全く実態を無視した考えだと思います。弱小とおっしゃいますけれども、規模は小さくても立派な経営をしている信金、信組はたくさんあります。規模は大きくても、貸しはがし、貸し渋りをやっているところはあります。大きくなればいいことだというのは全く現実と違うと思います。 ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 合併したら金融機関の基盤が強くなるんでしょうか。私は具体的な事例を調べてみたわけですけれども、例えば、幾つか信金を調べてみました。合併、これは破綻ではなくて通常の合併でありますが、合併してもその利益はどんどん減っているところがたくさんあります。  例えば、呉...全文を見る
○佐々木(憲)委員 もう時間がないので一言ですが、破綻をし迷惑をかけていると先ほどはおっしゃいましたが、一律の検査マニュアルによって、小泉内閣になって五十幾つの信金、信組が破綻させられました。自然に破綻したのではなくて、政府が破綻をさせたわけであります。その結果、大変な迷惑が広が...全文を見る
○佐々木(憲)委員 効率的という考え方が支持を集めている、このため、合併、統合させさえすればいいという一律の施策はとるべきではない。  金融庁の懇話会の報告がこういうふうに言っているわけですから、竹中大臣はここによく耳を傾けて、今までのような、合併すればいいという発想を根本的に...全文を見る
11月15日第155回国会 衆議院 財務金融委員会 第7号
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○佐々木(憲)委員 参考人の皆さん、御苦労さまです。  政府が金融再生プランというのを発表しまして、不良債権処理を加速するという方針が出されたわけであります。  私は、これは銀行の帳簿をきれいにするということが一つの目標になっているんだろうと思うのですが、他方では、倒産あるい...全文を見る
○佐々木(憲)委員 引き上げに応じなければ取引解消も辞さないとこれは明確に書かれておりますし、将来的な格上げによる金利引き下げを約束することは厳禁、こういうふうに書かれているわけでありまして、これは余りにも一方的なものだと思います。この部分について訂正すべきだ。いかがですか。
○佐々木(憲)委員 これは中小企業に対してもそうでありますが、個人に対しても、一方的に回収を最優先させて、大変な迷惑をかけるというようなことも大変私は耳にするわけでありまして、私、六月十二日のこの財務金融委員会で、寺西参考人に対しまして、バブル期の提案型融資に基づいて、一方的な競...全文を見る
○佐々木(憲)委員 先ほど佐藤観樹議員が質問をしたことに関連しますが、東京三菱グループの三木社長にお伺いしますけれども、四月二十四日の当委員会で、海江田議員が質問されました。その点について、話し合いを進めながら、そういう問題については解決をしていきたいというふうにおっしゃいました...全文を見る
○佐々木(憲)委員 この場合、具体的に申しますと、この方は被爆者の方でございまして、大変苦労されている方であります。家賃収入を既に押さえているでしょう。しかも、その上に競売手続を行っている。既に入札の期日が決まっておりまして、このままでは来年一月に家を追い出されてしまう。これはま...全文を見る
○佐々木(憲)委員 だから、要するに、弁護士の間の話し合いというだけでありまして、競売というものはどんどん進めているわけですよ。競売を進めるということは、債務者の土地あるいは家屋を、現に住んでいるところですよ、それを売り払ってしまうということなんですよ。まだ争っているわけなんです...全文を見る
○佐々木(憲)委員 委員長、私は何も個別問題を揚げ足をとってやっているのではなくて、銀行の貸し出し姿勢について、回収の姿勢について基本的なことをお伺いしているわけです。つまり、個別の事情によって違うとおっしゃるわけですから、個々の事例で、こういう場合はどうなのかと。  一方では...全文を見る
○佐々木(憲)委員 日本共産党の佐々木憲昭でございます。  参考人の皆さん、大変御苦労さまです。  昨年来、金融検査マニュアルが適用されまして、一斉検査というのが行われまして、信金、信組を中心にかなり大変な破綻が続いたわけであります。不良債権の基準を厳しく検査でいたしまして、...全文を見る
○佐々木(憲)委員 どうもありがとうございました。  大きくなればいいものではなくて、やはり地域に密着した、その地域の中小企業に役に立つといいますか、よく支援できる親切な金融機関というのが一番いいわけでありまして、ぜひそういう方向を追求していただきたいというふうに思います。 ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 長野参考人にもう一点お伺いしますが、ペイオフとの関連で、保護限度額ですね、これは一千万円ということでありますけれども、これはこれで十分であるのか。長野参考人の御発言を、これはほかのところで拝見をさせていただいたんですが、三千万円ということもおっしゃっているよう...全文を見る
○佐々木(憲)委員 ありがとうございました。終わります。
11月19日第155回国会 衆議院 財務金融委員会 第8号
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○佐々木(憲)委員 日本共産党の佐々木憲昭でございます。  再編促進特別措置法についてお聞きをしたいと思います。  この法案では、金融機関の合併を促進するということのためにさまざまな手だてを盛り込んでいるわけであります。その一つが、合併で自己資本比率が低下をした場合、公的資金...全文を見る
○佐々木(憲)委員 お聞きをしたのは、一二%あるいは一五%というような水準というのは、地域金融機関としては相当高い水準にあるというふうに私は思うので、その認識をお聞きしたんですが、当然そうだろうというふうに思うんです。  それで、その場合は、これは数字だけから見ますと、いわゆる...全文を見る
○佐々木(憲)委員 そうすると、制度上は公的資金の投入というのがあり得ると。しかし、そういう個々のケースによって、ない場合もあるということなんでしょうか。
○佐々木(憲)委員 まあしかし、かなり、自己資本比率が一五%などというところになりますと相当高いわけでありまして、それが合併でちょっと落ちたからといって国民の税金を使うというのは、これはなかなか国民には納得ができないのではないかと思います。  もう一つお聞きしますけれども、この...全文を見る
○佐々木(憲)委員 そうなりますと、これは国民の税金を使う方法をたくさん、今回、政府の金融再生プラン、それから今回の法案の提起、これを合わせますと三つのルートがある。一つは、金融システム的な危機が進行するという場合に注入できる。それからもう一つは、それ以外の枠組みを考えて検討して...全文を見る
○佐々木(憲)委員 阻害されないという程度の規定があるわけでありますが、しかしそれも、計画を認定する要件なんですね。これはあくまでも認定段階の話でありまして、計画の中に中小企業向け貸し出しをふやすというものは盛り込まれていないわけであります。  ですから、中小企業向け貸し出しに...全文を見る
○佐々木(憲)委員 塩川大臣にお伺いしますが、前回のこの委員会で大臣がおっしゃっていた、金融機関の合併の一つの基準として、腰だめの数字とおっしゃいましたが、預金量で、この地域金融機関、特に信金、信組の場合には八千億円、それから地銀は一兆円という一つの基準を示されまして、あくまでも...全文を見る
○佐々木(憲)委員 塩川大臣、大分、大きいことがよいことだという古い考えにかなりとらわれていると思うんですね。現場の実際に金融をやっている方が、やはり規模よりも内容だと。特に学者の研究、私、きょう時間がないので紹介する時間ありませんが、学者自身も、地域密着で、狭い地域で密度の高い...全文を見る