佐々木憲昭

ささきけんしょう



当選回数回

佐々木憲昭の2003年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月24日第156回国会 衆議院 予算委員会 第4号
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○佐々木(憲)委員 日本共産党の佐々木憲昭でございます。  このところ消費税の増税の議論というのがにわかに活発になっておりまして、日本経団連の奥田会長は、来年から消費税を毎年一%ずつ引き上げまして一六%にすべきだ、こういうことを言っておりまして、びっくりいたしました。  小泉...全文を見る
○佐々木(憲)委員 若干下げたと言いますけれども、八八年の段階で、基本税率は四二%でありましたものが三七・五%に下げられて、九八年になりますと三四・五、それから九九年になりますと三〇%、つまり、四二%あったものが三〇%に大幅に下がっているわけでありまして、大変大きな減税の実施を行...全文を見る
○佐々木(憲)委員 三兆一千億円、つまり、税率を引き下げるなどの税制上の改革をやって、その結果、落ち込んだ分が三兆一千億円であります。これは、ほんの少しというものではなくて、制度的ないわば減税効果がこれだけあるということでして、大変なことであります。  これに対して、では消費税...全文を見る
○佐々木(憲)委員 ちょっと趣旨がよくわからなかったんですけれども、マイナスの作用を及ぼしたということをお認めになったわけでございます。  消費税の増税ということが結果的には景気に対してマイナス、つまり家計消費にマイナスの作用、大変な負担増という作用を及ぼすということは、政府自...全文を見る
○佐々木(憲)委員 私が質問をしましたのは、消費税の税制自体が、その税というものの性格が、低所得者に比較的重くかかっていくという逆進性を持っている、そういう性格をお認めになりますかとお聞きしたわけです。  所得税の減税という話をされましたが、所得税の減税といいましても、最高税率...全文を見る
○佐々木(憲)委員 この点は、政府税調の石会長も、第二十七回総会の中で、議事録を読ませていただきましたが、こういうふうに言われております。「私も逆進性は平成六年以降高まっていると思います」、むしろ逆進性というのは高まっている、こういうふうに税調会長も認識されているわけです。  ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 そうしますと、逆進性を持っている消費税が仮に増税されるというふうに仮定した場合に、この逆進性というものが一層きつくなっていくのではないかというふうに思うわけであります。  それで、次の三枚目のグラフを見ていただきたいんですけれども、これは今の数字を基礎にいた...全文を見る
○佐々木(憲)委員 学生がじゃなくて、私がやったんですからね。  これは、政府が出した資料に基づきまして試算をすれば、だれが試算してもこうなるんです。これは大臣が試算したってなるんです、学生じゃなくたって。だから、これを否定するんなら別な数字を出していただきたいんですけれども、...全文を見る
○佐々木(憲)委員 国民が納得すればといいますが、納得しないと思いますけれどもね、私は。  塩川財務大臣、同じ日に記者会見で社会保障の財源に触れて、「根源的な問題として、税によってこの負担をカバーしていく、耐えていくということでなければならない」と述べまして、「その根本的な負担...全文を見る
○佐々木(憲)委員 公的負担というものを考えなきゃならぬ、それは一般的にはわかります。  しかし、それをなぜ間接税、消費税で全部負担しなきゃいかぬのか。つまり、法人税の方はどんどん下がってきている、先ほど言ったように。大企業の方は負担が軽減されている。日本の社会保障負担も、ヨー...全文を見る
○佐々木(憲)委員 いろいろなことを言いましたけれども、結局、法人税は絶対上げない、消費税だけは上げる、そういう意図だけが極めて鮮明になりました。  大体それが私はおかしいと思っているわけですよ。つまり、法人税は国際水準並みというんじゃないんです。国際水準以下なんです。それは政...全文を見る
○佐々木(憲)委員 時事通信は消費税の引き上げというふうに書いていますけれども、学識経験者、団体代表で論議をしております社会保障審議会年金部会では、この財源について全額税方式にすることも含めて検討しているということでありまして、基礎年金の支給に必要な費用として、厚生労働省は、二〇...全文を見る
○佐々木(憲)委員 一般財源で一定の負担をするというのは、私もそれは一般的にはそうだと思います。ただ問題は、その一般会計の負担を一体どこでやるのかという問題でございます。これを消費税で見ることに我々は反対しているわけであります。  今の財政のむだ遣いというのは、公共事業その他い...全文を見る
○佐々木(憲)委員 どうも坂口大臣の答弁を聞いていますと、この程度の公約は大したことはないというような印象を非常に強く持ちました。  それでは、坂口大臣自身は選挙のときにどういう公約を掲げていたでしょうか。私はここに、坂口大臣が平成二年二月十八日、これは選挙公報ですよ。この選挙...全文を見る
○佐々木(憲)委員 時代が変わればくるくる変わると。本当にひどい話でありまして、この坂口大臣の選挙公報が出されましたその四カ月前ですけれども、一九八九年十月四日、当時の公明党の石田幸四郎委員長は、所得の少ない人ほど負担が重い逆進性の問題、税率の歯どめがないと批判をしているわけです...全文を見る
○佐々木(憲)委員 誤解はしていないんです。では、益税と言うなとおっしゃいましたが、益税というものはあるという証拠はないわけですよね。
○佐々木(憲)委員 わかりました。そうすると、益税があるから引き下げるという理屈は、そういう理屈は崩壊をしているわけであります。  では、そうしますと、転嫁、つまり消費税分を消費者に負担をしてもらう、つまり、負担をするのは消費者である、それを納税するのは売った方が納税をするとい...全文を見る
○佐々木(憲)委員 いや、転嫁できない場合はどうなるのかということを私はお聞きしているわけです。
○佐々木(憲)委員 それでは、これは財務省の資料でございますが、「仕入価格の上昇分を価格に転嫁できなければ、いわゆる「損税」が発生することとなる。」益税ではなくて損税、つまり身銭を切らざるを得ない。税金の負担は本来消費者が負担するんですけれども、これは企業、業者が税金を負担しなけ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 今おっしゃったように、以前は半分近くが転嫁できていなかったんですが、最近は半分以上の方々が転嫁できていないんです。ということは、数字で見ますと五二・三%、以前は四七・八%でしたから、大変厳しい状況にある。転嫁できていない。  転嫁できない場合には、これは当然...全文を見る
○佐々木(憲)委員 PRをすると言うんですけれども、身銭を切るという事態を解消することはできないと思いますね。これは、競争が非常に激しい、あるいはデフレ状態にある、そういう中で利益が減っているわけですから、しかも、今でさえ身銭を切る方がどんどんふえているわけです。これを、今まで納...全文を見る
○佐々木(憲)委員 もう時間が来ましたので終わりますが、最後に、無認可保育所というのはいきなり認可保育所に簡単になれるわけではありませんので、無認可保育所で残る部分がかなりありますから、その部分をどう支えるかということをぜひ御検討いただきたいというふうに思います。  以上で終わ...全文を見る
02月20日第156回国会 衆議院 予算委員会 第15号
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○佐々木(憲)委員 日本共産党の佐々木憲昭でございます。公共事業受注企業からの政治献金について、自民党総裁でもあられる小泉総理にただしたいと思います。  まず、事実関係でありますが、自民党の政治資金団体であります国民政治協会は、先月末か今月初めごろに、ゼネコンの業界団体、日本建...全文を見る
○佐々木(憲)委員 一般的に三億円というのはびっくりする金額でありまして、公共事業受注企業からの献金というのは、これだけ大問題になっているわけであります。そういう時期に、例年やっているからということで要請する、私は、そういう自民党の体質といいますか、感覚というのが問われているんじ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 政治資金に対する無感覚ぶりというのが非常によくわかったわけであります。  要請を受けたあるゼネコンの役員は、こう言っておられるんですね。表立っては反対を口にできない、しかし、自民党もいいかげんにしてくれというのが率直な気持ちだ、このように我々に語っております...全文を見る
○佐々木(憲)委員 この判決で言われている熊谷組は、今総理がおっしゃったように、政治資金規正法上の三期連続赤字の企業ではありません。しかし、配当ができないような会社、それほど経営が困難になっている会社という判断でございます。そういう会社であるけれども注意義務を怠って経営者が献金を...全文を見る
○佐々木(憲)委員 これは大変重要な御答弁が出されました。こういう無配の会社から受け取らない、これは私は、改革の第一歩として大変重要な今答弁だったというふうに思っております。やはり、この熊谷組の場合の献金も、政治資金規正法上違法ではないけれども、株式会社のあり方として正しくない、...全文を見る
○佐々木(憲)委員 私は、なぜそういう事態が起こるかということをぜひ考えていただきたいんです。  といいますのは、毎年、今ごろになりますと、自民党の資金管理団体であります国民政治協会は、いろいろと回って歩いてお願いをするわけです。献金をよろしく、こう業界団体、例えば先ほど紹介し...全文を見る
○佐々木(憲)委員 今の答弁は大変あいまいでございまして、公共事業受注企業に対して一律献金要請するという姿勢そのものが問われております。ですから、そういうことはもう一切、公共事業受注企業からの献金は受け取らない。つまり、受け取るということは、国民の税金を使って仕事をする会社から献...全文を見る
02月24日第156回国会 衆議院 予算委員会 第17号
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○佐々木(憲)委員 日本共産党の佐々木憲昭でございます。  私は、銀行の手数料の問題についてお聞きをしたいと思います。  週刊ダイヤモンドが行ったアンケートでは、八割の人が、銀行のサービスに不満がある、こう回答しておりまして、そのトップが、各種手数料が高い、これが一番多いわけ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 正直なお答えですけれども、百円を一円玉に両替しまして一円玉百枚にしますと、手数料は二百円取られます、二百円。これは正常な手数料だと思いますか。
○佐々木(憲)委員 それはもうそのとおりで、おかしいんですよ。おかしいことがまかり通っているんです、今。  例えば東京三菱銀行、これは一週間前からこれを始めたんです、こういうことを一週間前から。二月十七日から、どんな金額でも、五十枚を超える両替を行えば、一回について一律二百円取...全文を見る
○佐々木(憲)委員 それが出てこないで、次から次と、みんな横並びでやっているんですよ。私が今取り上げたのは両替機の話ですよ、両替機。今まで無料だったんです。つまり、自分で両替に行ってかえるわけですから、ただだったんです、今までは。それが、こういう形で一律に二百円。やり始めたら、う...全文を見る
○佐々木(憲)委員 調査をしっかりやっていただくということなんですけれども、これは大体もう現象的にもはっきりしているんですよ、これは一斉なんですから、時間が若干ずれてはいますけれども。コストは違うんですよ、それぞれ銀行によって。それが全部同じ金額になる。大体そういうこと自体が私は...全文を見る
○佐々木(憲)委員 では次に、手数料が今どんどん上がっていまして、しかし、預金をしても金利がつかない、こういう状況であります。  何でこうなるのかというのが大変重大でありまして、資料の二を見ていただきますが、預金利息の推移をグラフにしました。九〇年代にどんどん下がりまして、もう...全文を見る
○佐々木(憲)委員 私が申し上げたとおりの数字で、正確だと思うんですね。  銀行は、一方では利子をどんどん下げまして、下げることによってもうけを上げているわけですよ。他方で手数料をどんどん引き上げてぼろもうけをする。二重に庶民から利益を得ていると言わざるを得ないと思うんですね。...全文を見る
○佐々木(憲)委員 そういうことになっていかないんです、今実際に。自分のところはこんなに手数料は安いですよ、引き下げましたとなぜ出てこないのか。  私は、政府がやはり金融政策の上でそういう事態をつくっているのではないか。つまり、収益性の追求ということを竹中大臣も盛んに主張される...全文を見る
○佐々木(憲)委員 その逆転の発想が起こらない原因が、実は金融行政の中にあるんです。  例えば、公的資金注入銀行は、経営健全化計画というのを出しますね。それぞれ経営健全化計画を出しております。例えば、ここにありますけれども、三井住友銀行は、役務取引等利益、先ほど言った手数料の利...全文を見る
○佐々木(憲)委員 金融行政で私は非常に重大だと思うのは、中小企業に対する貸し出し目標は全然達成できない。中小企業に対する大変な貸し渋り、貸しはがしをやっておいて、それで手数料だけはどんどん上げてくださいと計画を出させて超過達成している、そんなでたらめな金融行政はない、こうはっき...全文を見る
02月25日第156回国会 衆議院 予算委員会公聴会 第1号
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○佐々木(憲)委員 日本共産党の佐々木憲昭でございます。  まず、質問がなかなか順番が回っていかない中西参考人の方からお伺いをしたいと思います。  先ほどの意見の陳述の中で、公共事業と社会保障の関係についてお触れになるはずであったと思うんですけれども、この社会保障給付の問題に...全文を見る
○佐々木(憲)委員 それでは、伊藤公述人にお伺いをしたいと思います。  先ほどのお話では、デフレスパイラルに既に入っているんではないかと、こういう御認識でございました。特に、消費、投資が冷えて、総需要が不足し、さらにデフレが加速しと、こういういわば悪循環のような状態になっている...全文を見る
○佐々木(憲)委員 個人消費の問題でいいますと、税制というのは非常に重要だと思うので——もう時間が来ました。ちょっと一点だけ、済みません。  中西参考人に、先ほど、直接税というところの、特に最高税率の引き上げのお話をされましたが、間接税の部分も含めて、全体の税のあり方といいます...全文を見る
○佐々木(憲)委員 わかりました。
○佐々木(憲)委員 日本共産党の佐々木憲昭でございます。きょうは、公述人の皆さん、大変御苦労さまでございます。  まず水野公述人にお伺いしますけれども、法人税の引き下げ効果というものが実際にはあらわれてこなかった、税負担だけで国際比較をした上で引き下げる、そういう見方が正しくな...全文を見る
○佐々木(憲)委員 山下公述人にお伺いをいたします。  観光産業のお話でありまして、私も各地の観光産業の関係者の方々とお話をいたしましたり、あるいはシンポジウムなどにも参加してまいりまして、おっしゃったように、観光産業そのものをどのように国、自治体が位置づけるかということは大変...全文を見る
○佐々木(憲)委員 ありがとうございました。
03月03日第156回国会 衆議院 予算委員会 第20号
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○佐々木(憲)委員 日本共産党の佐々木憲昭でございます。  この国会ではさまざまな問題が噴出をいたしましたけれども、とりわけ大島農水大臣の疑惑、極めて重大であります。その中でも、想定問答を衆議院法制局につくらせ、それを答弁に利用していたということは、極めて看過することのできない...全文を見る
○佐々木(憲)委員 電話あるいは文書で問い合わせに答えてもらったと。それは、大島大臣のいわゆる疑惑に関連をする質問を想定して、いろいろな法的な解釈などについて問い合わせをされたんだと思うんでありますけれども、その回答を大臣の答弁として使った、こういうことは当然その後、あったという...全文を見る
○佐々木(憲)委員 今の答弁でも明らかなように、複数回、法制局に問い合わせをし、文書でも手にしたことがある、また、それを含めて答弁に使用した、いわば何度も同じことを繰り返していたということであります。ですから、今回のこの問題というのは一度だけではない。つまり、内閣が、議院の法制局...全文を見る
○佐々木(憲)委員 私が聞いたのは、この想定問答に書かれている事実についてであります。これは大島大臣自身が、論点整理でということで、自分でおっしゃっている。それを法制局にメモをさせたという性格のものであると。その中に、「秘書に問いただしたところ、たしかにお金を○○氏から受け取った...全文を見る
○佐々木(憲)委員 そういたしますと、予算委員会で行った答弁は、こういうふうにおっしゃっているんです。私的流用もしたのか、こう厳しく、本当に大きい声で申し上げましたら、そのことに、率直に言って、はいともいいえとも言いませんでしたと答弁をしておられますね。あるいは、彼は、ただただ、...全文を見る
○佐々木(憲)委員 つまり、事実と違うことをあなたはおっしゃったということですね。
○佐々木(憲)委員 あなたは法制局にこう言っているんです。秘書に問いただしたところ、それは自分で使ってしまったと秘書が言っていたと。しかし、秘書は言っていないわけでしょう。つまり、違うことを、事実と違うことを法制局に伝えた、こういうことになるじゃありませんか。
○佐々木(憲)委員 確信を持っていると思っているだけじゃありませんか。  要するに、元秘書は使い込んだとは言っていないわけであります。使い込んだとは一度も言っていないんです。あなたが勝手に、使い込んだと断定をして、責任をその秘書になすりつけている、こういうことになるんじゃありま...全文を見る
○佐々木(憲)委員 使い込んでいないという証拠を挙げろと言うんですが、使い込んだと言っていないわけですから明確な証拠じゃありませんか。しかも、この元秘書は、確かにお金を受け取ったけれども、金額については六という数字に記憶がある、懐に入れたなんということはありません、私はきちっと渡...全文を見る
○佐々木(憲)委員 携帯に電話をかけたこともありますよね。
○佐々木(憲)委員 携帯に電話したことは我々も証言を得ておりますけれども。  さて、そこで、秘書が受け取ったこの六百万円であります。その処理です。返却の問題ですけれども。  あなたは、二〇〇〇年六月に秘書に六百万円渡されたことは知らなかった、一年以上たって、後になってそういう...全文を見る
○佐々木(憲)委員 そのときに、これは大変だ、すぐ返しなさいと言ったと答弁をされていますね。そのとき、当然山下氏にすぐ連絡をして、こういうことがあったので返さなければならないという連絡をされましたか。
○佐々木(憲)委員 それはいつの時点の話ですか。その問い合わせて、問い合わせてといいますか、秘書に問いただしたその直後ですか。
○佐々木(憲)委員 後というのはいつですか。一月に入ってからですか。
○佐々木(憲)委員 ちょっとよくわからないんですが、すぐ返しなさいと言ったわけですから、すぐ電話するのは当たり前じゃないんですか。何ですぐ電話しなかったんですか、一月ごろに電話をしたんですか。
○佐々木(憲)委員 極めて不自然であります。オーナーはお忙しいと言いましたが、私が最初に申し上げましたように、電話をする間柄です。電話を相手にすぐできるわけでしょう。携帯に電話をする間柄でしょう。お忙しいからつかまらないって、東京にいようが青森にいようがつかまるじゃありませんか。...全文を見る
○佐々木(憲)委員 極めて理解のできない答弁でありまして、電話がすぐできる間柄であるにもかかわらず一カ月も電話しない、しかも、初めて言ったのが一月二十三日だと。そのときに、秘書の藤田が金を使い込んでいた、申しわけない、藤田はやめさせる、こういうことをおっしゃったようでありますね。...全文を見る
○佐々木(憲)委員 全然理解できない。  すぐ返しなさいと言いながら、山下氏には電話ができるのに、連絡もしなかった。すぐ返しもしない、二、三カ月も後になってしまった。それは、なぜそうなるのかといえば、藤田秘書にすべての責任をなすりつけようとして、それに手間取っていたからじゃあり...全文を見る
○佐々木(憲)委員 あなたはそのようにおっしゃるけれども、それはだれも証明できないんですよ。だれ一人として証明をできないわけであります。そのように断定しているだけであります、大臣が。  今回の、きょうの質問だけでも、大島大臣は、法制局に対して、自分が、秘書が使ってしまったと言っ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 説明責任を果たしていないです。もう本当に矛盾だらけで、疑惑がどんどん深まるばかりでありまして、私は、大臣として、これはもう適格性を欠いていると言わざるを得ないと思います。  時間がだんだんなくなりましたが、総理に、次に、公共事業の献金問題についてお聞きします...全文を見る
○佐々木(憲)委員 それを踏まえて検討して実行しても、規制にはならないということを私は申し上げているんです。  上限を半分に減らしても、例えば五洋建設は一千九百八十五万円の献金をしていますが、あと七百六十五万円も献金をふやすことができる。住友建設は一千百八十九万円もふやすことが...全文を見る
○佐々木(憲)委員 実際に、公共事業受注企業からの献金を受け取るということは、国民の税金で仕事をする企業からの献金ですから、税金の横流しなんです、税金の私物化になるんです。それが政治をゆがめ、政官業の癒着の温床になるんです。そこをきっぱりと改めなければならないということを最後に申...全文を見る
03月18日第156回国会 衆議院 経済産業委員会財務金融委員会連合審査会 第1号
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○佐々木(憲)委員 日本共産党の佐々木憲昭でございます。  私は、産業再生機構と財政負担の関係について、谷垣大臣にお聞きしたいと思います。  この機構は、銀行間の利害が対立をして再建計画が進まない経営不振の企業を対象にして、非メーンの金融機関から債権を買い取り、企業再生を進め...全文を見る
○佐々木(憲)委員 そうすると、問題の当事者である銀行業界あるいは産業界の出資金が一体どうなるのか。出資金の金額が多ければ国民負担は少ない、少なければ国民負担は多くなる、こういう関係にあると思うんですね。  そこで、銀行業界に対して幾らの拠出金を求めていくのか、この点について伺...全文を見る
○佐々木(憲)委員 そうしますと、国民負担が最大十兆円というような仕組みでありますが、銀行の拠出金が五百億ということになりますと、当事者がいわば国民負担の二百分の一しか負担をしない、こういう仕掛けになっているわけでありまして、不良債権処理を企業再生と一体で行うための機構だといいな...全文を見る
○佐々木(憲)委員 私が申しましたのは、十兆円というのは最大そういう仕掛けになっているということでありまして、結局、銀行は最大限五百億しか負担しないわけですから。そうでしょう。それ以上負担をしないわけでしょう。そうしますと、それ以外の十兆円までの枠の負担は全部国民がかぶるという仕...全文を見る
○佐々木(憲)委員 谷垣大臣の答弁は、国民の疑問に対して、全くまともな回答にはなっておりません。  私が言っているのは、それは損失が出たり出なかったりということはあり得る、しかし、仕掛けとして最大限十兆円の国民負担が生まれる、こういうことをこの法律の仕組みとして問題を指摘してい...全文を見る
03月18日第156回国会 衆議院 財務金融委員会 第9号
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○佐々木(憲)委員 日本共産党の佐々木憲昭でございます。  法案の質疑の前に、若干、銀行の手数料問題について簡単にただしておきたいと思います。  二月二十四日の予算委員会で、銀行の手数料問題について質問をいたしました。ATMの手数料が、なぜ大手が横並びで百五円なのか、また、両...全文を見る
○佐々木(憲)委員 つまり、今回、手数料を百五円、横並びで決めたということでありますが、それはコストを積み上げて決めたものではない、それからATMの利用コストを試算していない銀行がある、これが公取の調査結果だということであります。  竹中大臣にお伺いしますが、コスト試算もしない...全文を見る
○佐々木(憲)委員 極めて銀行寄りの答弁でありまして、コスト計算もしないで何で手数料が決められるのか。これが正常だという認識は、私は全く理解できません。しかも、横並びであります。  もう一つの側面からいいますと、では、百五円と決めた、それを押しつけるわけですから、明らかにこれは...全文を見る
○佐々木(憲)委員 追加的な費用あるいはメンテナンスの費用、これを計算していると思うとおっしゃいましたが、計算していないじゃないですか。  先ほどの公取の報告によっても、コストを積み上げて百五円とした銀行はないというわけでありまして、大臣は何か非常に、各銀行とも計算をして決めた...全文を見る
○佐々木(憲)委員 それはATMについてそういう結論を出されたと思うのですが、私はATM自体も問題だと思いますが、それ以外も、例えば当座小切手用紙の交付、つまり、当座勘定を開いている方が小切手用紙五十枚つづり一冊を交付される。その場合に、今まではこの手数料が六百三十円だった。とこ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 事実関係は、私が指摘した問題はほかにもいろいろありますので、それを調査して十分対応していただきたいということを要望しておきたいと思います。  では次に、法案についてお聞きをしたいと思います。  今回の法改正の中に、通関の一層の効率化という立場から、海上貨物...全文を見る
○佐々木(憲)委員 結局、現物検査は行わない、こういうことになってしまうわけでありまして、それでは、その前提となっている、今おっしゃいました検査が不要と判断をする、これは何を基準にして不要であるという判断をされるのでしょうか。
○佐々木(憲)委員 簡単に言いますと、総合判定システムというのは、疑いという点での情報があるかどうか、あるいはこれまで問題を起こしている企業であるかどうか、そういうような情報を基準にする。  そうしますと、情報がない、あるいは従来問題を起こしていない企業が輸入すると、これは検査...全文を見る
04月02日第156回国会 衆議院 財務金融委員会 第10号
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○佐々木(憲)委員 日本共産党の佐々木憲昭でございます。  まず、酒の小売免許の規制緩和についてお聞きをしたいと思います。  九〇年代を通じまして規制緩和が進められまして、特に九八年の規制緩和推進三カ年計画、これで決定的になったわけであります。二〇〇一年一月に距離基準が廃止さ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 規制緩和が本格化する前には、販売場数、数量とも、一般小売店が八割以上であります。その大多数が町の酒屋さんでありました。それが今では、数量で五割少し超えたところまで落ち込んでいるわけですね。この統計の一般小売店の中にはディスカウントストアも含まれておりますので、...全文を見る
○佐々木(憲)委員 今、ちょっと細かな数字を出していただいたんですが、コンビニとスーパーを合わせますと、販売場数でいいますと、八・六%だったのが二四・一%と、大変なふえ方であります。また、量でいいますと、一二・三%だったのが三〇・五%と、大変なふえ方であります。ですから、規制緩和...全文を見る
○佐々木(憲)委員 定足数に達していないようですね。これ、どうなっているんですか、与党はほとんどいないですよ。
○佐々木(憲)委員 これは大変重要な法案の審議をやっているわけですから、きちっと出席をしていただかないと困るわけであります。  それで、今大臣は、経営についていけないというようなお話をされましたけれども、しかし、そういう状況をつくったのは、やはり私は、閣議決定で規制緩和一辺倒と...全文を見る
○佐々木(憲)委員 ディスカウントがどんどん広がるというのも規制緩和の結果なんであって、何か他人事のように言われると困るわけであります。  ことし九月に人口基準が廃止されて、人的要因だけで販売免許が付与されるということになります。しかし、酒の消費量を見ますと、これは横ばいなんで...全文を見る
○佐々木(憲)委員 規制緩和が非常に大きく進められて、いわば弱肉強食という状況が生まれているわけです。ですから、そこのところに私たちは根本的な問題点を感じておりまして、激変緩和ということが言われますけれども、それはそれとして必要かもしれないけれども、より根本的な問題を考えなきゃい...全文を見る
○佐々木(憲)委員 塩川大臣のような考えでいけば日本経済はめちゃくちゃになりますよ。(発言する者あり)本当に、もう既になっているという声がある。  大体、我々が言っているのは、何も統制経済をやれと言っているんじゃないんですよ。町の酒屋さんを守りなさいと言っているんですよ。規制緩...全文を見る
○佐々木(憲)委員 今の答弁は、いろいろな事例を挙げましたが、魚の話をされました。私は酒屋の話をしているんですからね。  つまり、激しい競争の中で小さいところがつぶされ、中ぐらいのところも危なくなってきている。そういうことで、日本経済の底辺が大変な状況になっているということの認...全文を見る
○佐々木(憲)委員 最後に塩川大臣に、町づくりの関連で、先ほども少し質疑がありましたが、商店街が大変な状況にそれぞれの町でなっておりまして、どうやってそのにぎわいを取り戻すかというのが各地で議論されているわけです。  私は、こういう中小零細の商店をどう守っていくかということがや...全文を見る
○佐々木(憲)委員 終わります。
04月15日第156回国会 衆議院 財務金融委員会 第11号
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○佐々木(憲)委員 日本共産党の佐々木憲昭です。  まず、保険業法の位置づけについてお聞きをしたいと思います。  ことし三月十八日に総務省が公表した個人年金に関する市場調査というのがありまして、その結果を今配付しておりますが、それによりますと、老後の生活に不安を持っていると答...全文を見る
○佐々木(憲)委員 そこで、提案されている保険業法改正案というのが、保険業界にその責任をしっかり果たさせるものになっているのかどうかということを確認したいと思うんです。  銀行業界の預金者保護制度では、現在は、破綻しても、預金が全額保護されるということになっております。では、保...全文を見る
○佐々木(憲)委員 現在の制度では、破綻した場合に、契約者が一〇〇%保護されるものではない。今、責任準備金のカットの話がありましたが、そのほかにも、計算基礎率の引き下げ、早期解約控除、こういうもので契約者の利益をいわば切り捨てるという仕組みになっております。  例えば、資料の三...全文を見る
○佐々木(憲)委員 結局、この点は何も改善されない、契約者に新たな負担を負わせるという部分が何の変更もないということであります。  例えば、この配付した資料の四ページを見ていただきますと、破綻した生保を買収した七社が、解約手数料だけで何と四千七百億円も手にしているわけであります...全文を見る
○佐々木(憲)委員 なぜ一千億円が上限なのかという点が疑問なのでありますが、上限というのは法令上決められているんでしょうか。
○佐々木(憲)委員 いや、法令上決まっているのかと聞いているんです。
○佐々木(憲)委員 政令ですね。  平成十二年四月十四日の大蔵委員会の議事録を見ますと、この制度がつくられた当時、大蔵省の福田金融企画局長はこういう答弁をしているんです。  「生命保険のセーフティーネットでございます保険契約者保護機構の運営費用につきましては、基本的には会員で...全文を見る
○佐々木(憲)委員 要するに前回並みというだけで、一千億という根拠が非常にわからないですね。  では、次にお聞きしますが、この一千億の追加負担の全額を生保業界が丸々負担するのかどうか、これを検討してみたいと思うんですが、機構の拠出金の残高は現在幾らでしょうか。
○佐々木(憲)委員 借入金というのは、全体の負担を毎年やっていくわけですから、その必要な金額を借り入れるということであって、業界負担として既に払わなければならない金額というのがありまして、その分使われた金額がありますね。それを引いて幾ら残っているか、これを聞いているんですよ。
○佐々木(憲)委員 だから最初からその金額を言ってもらえばいいわけであります。二百二十億ですね。  破綻した東邦生命、第百生命、大正生命保険で資金援助が既に五千三百八十億円行われたということでありますが、しかし、戻ってくる部分もありますね。制度上は清算によって一定程度戻る、そう...全文を見る
○佐々木(憲)委員 清算で戻ってくる仕組みになっているということですね。現在その作業中だということですが、昨年十二月二十八日の朝日新聞によりますと、生命保険協会の横山進一会長の話としまして、「今後、四百億円前後の返済が見込まれる」、こういうふうに報道されております。また、十二月十...全文を見る
○佐々木(憲)委員 金融庁としてははっきりした金額が言いにくいのでしょうけれども、報道のとおりだとしますと、差し引きで業界負担額は大体二百億から三百億だということになるわけであります。  一千億円の新規負担と言うけれども、実際にはこの程度の負担でありまして、その反面、国民負担の...全文を見る
○佐々木(憲)委員 業界負担一千億と言いますけれども、実際には二百億から三百億という水準でありまして、業界負担は前よりは軽くなっている。しかし、国民負担の方は変わらない。こういうことでは、私はバランスを欠いた仕掛けだと思うんです。  要するに、これは契約者の負担というものも、先...全文を見る
○佐々木(憲)委員 金融庁としての問題は、そういう経営者自身の破綻後の責任というものの追及ももちろんですけれども、しかし、経営自身の内容について、投機的な運用で契約者に迷惑をかけていないのかどうかというようなことも含めまして、事前にきちっとチェックをしていくというのがやはり大きな...全文を見る
○佐々木(憲)委員 国民政治協会というのは自民党の資金を扱っているわけでありまして、直接自民党じゃないといえばそうかもしれないけれども、そこを通じて自民党に行っているわけですから、それは言い逃れだと私は思うんです。ですから、やはりこの点では、何らかの対応をするということがないと、...全文を見る
○佐々木(憲)委員 では、国民の理解が得られるというのは、具体的に言うとどういう措置をとれば理解が得られると思われるわけですか。
○佐々木(憲)委員 国会ということは、大臣自身自民党の幹部ですけれども、具体的にどういう措置を国会として決めるべきだというふうにお考えなんでしょうか。
○佐々木(憲)委員 銀行業界の場合は、公的資金を受けている銀行の政治献金については、自民党は、「平成十年十月より、公的資金投入銀行からの一切の寄附を自粛しております。」ということで、小泉総理も昨年の十月二十一日に本会議で答弁をされております。  しかし、保険業界の場合は、国民の...全文を見る
○佐々木(憲)委員 自戒心といっても、自戒心というのはもらうことなんですか、もらわないことなんですか。どうなんですか。
○佐々木(憲)委員 銀行の場合は、制度があってやっているわけじゃなくて、自粛をしているわけですね。制度がなければできないということではないわけであります。生保業界の場合はどうするんですか。
○佐々木(憲)委員 生保業界の問題ではないんです。それは献金を出す側に責任を転嫁しているわけでありまして、もらう側の態度を私は問題にしているわけです。塩川大臣は、今までのこういうやり方を全く反省なく続けていく、こういうことだと。結局、お金をもらっている業界に国民の税金を投入すると...全文を見る
○佐々木(憲)委員 私は、日本共産党を代表して、保険業法の一部を改正する法律案に、反対の討論を行います。  反対する理由の第一は、本案が、破綻した生命保険会社の処理のために生命保険契約者保護機構に対して四千億円の政府補助ができる仕組みを三年間延長することです。  生命保険会社...全文を見る
04月18日第156回国会 衆議院 財務金融委員会 第12号
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○佐々木(憲)委員 日本共産党の佐々木憲昭でございます。  初めに、貸金業の問題についてお聞きをしたいと思います。  このところ、サラ金、やみ金などから融資を受けまして返済不能に陥るという多重債務者が急速にふえておりまして、その結果、夜逃げ、ホームレス、自殺など、看過できない...全文を見る
○佐々木(憲)委員 そこで、まず基本的事項を確認しておきたいのですけれども、貸金業者が債権を取り立てる際に、債務者を威迫したり私生活に介入するような行為というものは禁止されているというふうに思いますが、いかがでしょうか。
○佐々木(憲)委員 債権者が、債務者との契約上全く関係のない第三者に、あなたは支払い義務があるといって取り立てを行うというようなことは、法律上許されないのは当然だと思います。これは、既に昨年吉井委員が七月九日に当委員会で確認をした点でありますが。  この契約者以外の第三者という...全文を見る
○佐々木(憲)委員 当然、親や兄弟であってもそういうことは許されないということですね。  もう一点確認をしたいんですが、借りる人の返済能力を超えて多額の金額を貸し付けることも禁止されているというふうに思いますが、いかがでしょう。
○佐々木(憲)委員 そこで、そのことを確認した上で、具体的な事例として、私、きょうは武富士の問題を取り上げたいと思います。  配付いたしました資料でも明らかなように、武富士というのは、昨年三月末決算の貸付残高は一兆七千六百六十七億円、大変巨額なものであります。貸金業、サラ金業界...全文を見る
○佐々木(憲)委員 いや、私が挙げたのは、例えば無職の人、収入がない人、こういう方に例えば百万円貸し付ける、七十万貸し付ける、これはどう見たってガイドラインに違反しているということは明らかだと思いますけれども、それはいかがでしょう。
○佐々木(憲)委員 では、個々の事案について、どういうふうに対応しているかという点についてお聞きします。  これらの実態に基づきまして、武富士の被害者の皆さんが、関東財務局に対して、昨年の四月から十二月にかけまして合わせて五回、四十四名が行政処分を求める申告をしております。貸金...全文を見る
○佐々木(憲)委員 その一般論はわかりましたが、具体的に、昨年の四十四名の行政処分を求める申告に対して、まず、それを受け付けたわけですから、それに対する調査を行っているのかどうか、それからどういう対処をされているのか、答えられる範囲でお答えをいただきたい。
○佐々木(憲)委員 処分が行われたら公表するということだと思いますが、返済能力を超えて過剰に貸し付けられた債務者は、当然返済できないわけであります。これに対して武富士は、さまざまな威迫行為を行いまして、強引な取り立てをしております。  例えば、広島県に住む三十二歳の男性の場合は...全文を見る
○佐々木(憲)委員 借りた本人に請求するという場合ならまだいい方でありまして、武富士は、支払い義務のない親兄弟にまで請求をしてくる例があるわけです。  例えば、債務者である、Bさんとしておきましょう、このBさんの母親が住むマンションに武富士の社員が訪れて、母親が住んでいる部屋の...全文を見る
○佐々木(憲)委員 今、私がこれら幾つか事例を挙げましたけれども、これは明らかに貸金業法に違反しておりまして、このような事例は、すべて財務局に対する申し立て書の中に書かれている中身を、私、今紹介しているわけです。ですから、金融庁は当然こういう事実関係を掌握しているはずですが、いか...全文を見る
○佐々木(憲)委員 例えば第三者請求というのは、確認は比較的容易だと思うのですね。そういう点については、既に訴えられているわけですから、調査をし是正するというのは当然だと思うわけです。  私、大変不思議に思うのは、申し立てがあって半年たっているのですね。これは放置しているのじゃ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 精いっぱい対応しているつもりなんだけれども、なかなか対応が緩慢で成果が上がっていない。これはきちっと厳正に事実関係を直ちに調査して対応するようにしていただきたいと思います。  具体的な資料として、今お配りした二ページ目をあけていただきたいのですけれども、武富...全文を見る
○佐々木(憲)委員 これはそこに書いてありますように、武富士の営業統轄本部が平成十三年十月十六日に特別連絡として各支店に送った文書であります。ですから、これはこれで調査していただければ直ちにわかりますし、この「第三者」というのは明確に、連帯保証人とかなんとかじゃなくて、親族ですと...全文を見る
○佐々木(憲)委員 この武富士は節度を逸脱しておりまして、皆さんのお手元に、三ページ以後にあります資料を見ていただきたいんですが、これはパソコンの画面に次々と指示が来るわけであります。  例えば三ページ目を見ていただきますと、「武富士魂!本部長に教えて頂いた、「絶対に諦めない精...全文を見る
○佐々木(憲)委員 こういう実態は徹底的に明らかにして、きちっとした処罰をしていただきたい。  先ほど紹介した本に出ている武富士の元支店長の御木さんなど二人が、武富士を残業代未払いとして大阪地裁に訴え、二〇〇一年七月に大阪労働局傘下の天満労働基準監督署に告発をしております。 ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 これは、本人に無理やり債務保証をさせるという問題だけではないんです。従業員の家族を連帯保証人にするということがあるんです。皆さんのお手元にある十一ページの資料を見ていただきたいんですが、「連帯保証書記入のお願い」、こういうものまで送りつけまして、家族に連帯保証...全文を見る
○佐々木(憲)委員 金融庁は、昨年十一月十二日からことしの三月三十一日まで、大変長い検査を行っております。一番最後のページを見ていただければ明らかなように、通常だと二週間から七十日程度の検査がありますが、今回、武富士に対する検査は百四十日間と大変長いんです、五カ月近くも行われてお...全文を見る
○佐々木(憲)委員 竹中大臣にお聞きしますけれども、この武富士の過剰なノルマ、社員に対する異常な締めつけ体制、あるいは違法な貸し付け、回収、これは相互に関連しておりまして、ノルマが過剰なために違法なことが加速されているわけです。これを改めないと武富士の被害というのはなくならないと...全文を見る
○佐々木(憲)委員 もう時間が参りまして、日銀総裁にお聞きをする予定でありましたが、まことに申しわけありません、時間がなくなってしまいました。  以上で終わりたいと思います。ありがとうございました。
05月07日第156回国会 衆議院 財務金融委員会 第13号
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○佐々木(憲)委員 日本共産党の佐々木憲昭でございます。  証券取引法の改正案が提案され、個人投資家を呼び込もうというわけでありますが、大事なことは、株式市場の信頼をどう取り戻すかということだと思います。  今、証券市場では不祥事が多発しておりまして、今配付いたしました資料で...全文を見る
○佐々木(憲)委員 お配りした資料のもう一つの表を見ていただきたいんですけれども、内閣府の「証券投資に関する世論調査」というのがありまして、証券会社は信頼できるか、こういう問いがあります。それに対して、信頼できると思うと答えた人はわずか三・一%にすぎないわけですね。ある程度そう思...全文を見る
○佐々木(憲)委員 監視委員会の人数をふやすとか、そういう量的な面ももちろん必要だと思いますが、私は、制度的に証券市場の信頼性を回復させていくという意味では、三つの問題が必要だろうと思います。  一つは、包括的、横断的な金融消費者保護法制の整備であります。二つ目は、迅速な紛争処...全文を見る
○佐々木(憲)委員 しかし、実際には、初期の段階は、横断的な法制について早急に検討をするということになっていたわけです。ところが、それについては十分進まないままに、個別に幾つか改善があったとおっしゃいましたけれども、例えば金融商品販売法についていいますと、この中には、商品先物取引...全文を見る
○佐々木(憲)委員 技術的問題というよりも、これは基本的姿勢の問題だと思いますので、ぜひその点はきちっとやっていただきたいと思います。  法案の内容についてお聞きしますが、一つはラップ口座の問題であります。これは、顧客が一定額以上の投資資金を証券会社に預託をして運用して、口座残...全文を見る
○佐々木(憲)委員 今の説明ですと、証券業界の過大な負担を軽減するためというのがどうも先行しておりまして、投資家の利益、この面が二の次、三の次になっているのではないかという感じが非常に強くいたします。こういう形で、むしろ、開示を義務づけていたものが後退するということになりますと、...全文を見る
○佐々木(憲)委員 勧告された事案の実に九割近くが外務員の不正行為だった。ですから、証券会社が直接登録する証券外務員ですらこれだけの事件を起こしているわけでありまして、この法案によりますと、証券仲介業が新しく導入されますけれども、外務員については一応登録をする、そういうふうになっ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 もう一年たつわけでありまして、いつその結果が出るのかということが注目されておりますけれども、まだ出ないというのは、これは一体どうなっているんでしょうか。  大証の巽社長はこう言っているわけです。問題となっているロイトファクスとの取引ですが、ロイトファクスとい...全文を見る
○佐々木(憲)委員 何かやみの中だという発言もありましたが、実際に、これだけいろいろ問題になっておりまして、この委員会でも、この数年間、何度も取り上げられている事案でありまして、それについて全く何も言わないというのは、これはいかがなものかというふうに私は思います。  昨年、光世...全文を見る
○佐々木(憲)委員 時間が参りましたが、この点は引き続き、一体どういう調査をされているのか、何が問題なのか、これだけ大きな問題になっているわけですから、しっかりと公表して対処してもらいたいというふうに思います。午後、参考人質疑がありますので、そこでも直接尋ねたいというふうに思って...全文を見る
○佐々木(憲)委員 日本共産党の佐々木憲昭でございます。  参考人の皆さん、御苦労さまでございます。  証券取引法改正案の法案審議に資するために、特に市場の信頼性の問題についてお聞きをしたいと思います。時間がありませんので、きょうは巽社長を中心にお聞きをしたいと思います。 ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 このロイトファクスは大証が設立した関連会社の一つであります。巽社長は、大証理事の当時に、大証が不正取引疑惑解明のためにつくった調査委員会、これに加わっておられます。ここに大阪証券取引所関連会社に関する調査報告書というのがありますけれども、この中に、ペーパーカン...全文を見る
○佐々木(憲)委員 配付した資料の三枚目に不正取引の関係図がありまして、この中に出ているロイトファクスと日本電子証券の取引が仮装売買であって、証取法百五十九条違反の疑いがあるということであります。一方で、このロイトファクスと取引のあった光世証券などは、一投資家からの通常の委託注文...全文を見る
○佐々木(憲)委員 その点を今いろいろと具体的に質問しているわけでありまして、巽社長は当時光世証券の社長でありました。日本証券業協会は、新しい顧客と取引を開始するに当たって各証券会社が遵守しなければならない事項を定めていると思うんですね。  ここに公正慣習規則第九号「協会員の投...全文を見る
○佐々木(憲)委員 えらい早い答弁です。  それならば、ロイトファクスの口座開設に当たりまして、当然、どういう会社かというのはこれに沿って調べていると思うんですが、ロイトファクスの代表者はだれでしょうか。また、取引開始に当たり、口座開設の手続に来られたのはどなたでしょうか。
○佐々木(憲)委員 登記簿謄本を私もここに今持っておりますけれども、役員は一人しかいないんですね、一人しかおりません。その役員は、最初は今言ったように八木二郎氏でありましたが、その後松原公一氏になっているわけですね。  この八木さんと松原さんというのは、どういう人物なんでしょう...全文を見る
○佐々木(憲)委員 そうしますと、この証券取引所の役員、八木さんというのは、九七年三月末まで大証の調査部長を務めてこられた方でございます。退職後は、大証が不正に設立した関連会社の役員を務めた、こういうことになるわけですね。その後交代して取締役についた松原氏も、大証の理事であったと...全文を見る
○佐々木(憲)委員 あなた自身が調査委員会を設置された中に入っておられて、その中で調査もした。それから、記者会見の中で、仮装取引をしていた会社である、ペーパーカンパニーである、こういうふうにお認めになっているわけですから、そういう会社と取引をされたわけでありまして、その取引をされ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 いや、知らないといっても、最初に巽参考人は、調べた、登記簿も調べたと。それで、八木さんと松原さんが大証の幹部であった、これも認識をされていた、会社はペーパーカンパニーであった、こういうことでありまして、知らないというのはちょっとどうでしょうか。  そこで、大...全文を見る
○佐々木(憲)委員 そういう検査の中身のことを聞いているわけじゃないんですよ。私は、大和証券が、いろいろな問題がある、通常の取引じゃないということで中止しているのに、光世証券が続けていた、このことを聞いていたわけで、今の説明ではちょっと納得はできないんです。  そもそもこのロイ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 ここに「投機」という、これは「新聞雑誌にみる巽悟朗と光世証券三十五年の歩み」という大変分厚い本があります。  この中で、これは「巽悟朗と」と書いているぐらい、巽社長はオーナーとして相当強力な指導力を発揮されている会社だというのが想定されるわけですけれども、こ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 余り興奮されないようにひとつお願いをしたいと思うんですが、一点の曇りもないとおっしゃっていますけれども、現在、金融庁の検査が続行中でして、自主規制機関である取引所のトップでありますので、トップの役割というのは、行政の調査に対して真摯に対応して、事実関係をすべて...全文を見る
○佐々木(憲)委員 検査最中に、光世証券は無関係だというような主張を記者会見で行うというようなことは、光世証券の立場でしか振る舞っていないということでありまして、取引所の社長としてはふさわしくないなというのが私の実感でございます。  きょうは法案の質疑でございますので、その法案...全文を見る
05月09日第156回国会 衆議院 財務金融委員会 第14号
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○佐々木(憲)委員 日本共産党の佐々木憲昭です。  証券取引所の持ち株会社化と自主規制の関係、この点についてまずお聞きをしたいと思います。  持ち株会社がつくられて、複数の市場が傘下におさめられる。そういうときには、自主規制部門というのは、直接利益を生まない部門でありますから...全文を見る
○佐々木(憲)委員 証券取引所というのは、会員自治のもとで、会員相互の信頼と協力を基礎にして成り立ってきた、そういう自主規制的機能を持っていたということでありますが、株式会社が可能であるということになりまして取引所そのものが利益志向になっていくということになりますと、性格が変わっ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 今回の提案された法案によりますと、保有制限五%から一気に五〇%と、非常に超緩和でありますが、そうなりますと、五%で規制をするから大丈夫なんだという論拠が崩れるのではないか。  特定の株主の支配力というのが非常に強力になりまして、公共性をゆがめるということにつ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 巽氏はこう述べておるわけです、一昨日の参考人質疑の中で。  光世証券といたしましては、そのことに対しましては、証券取引等監視委員会から十一月十日に検査がありました。証券業協会から十一月二日にありました。その問題は全部ごらんになりましたけれども、指摘を受けた事...全文を見る
○佐々木(憲)委員 全然質問に答えられないとなると、これは質疑ができないわけでありますが、例えば、証券取引等監視委員会の光世証券に対する検査というのは、実際に行われたのはいわゆる子会社問題が発生する前だったと思うんですけれども、子会社問題が発生した後はやっておられないと思うんです...全文を見る
○佐々木(憲)委員 証券取引所はそのとおりだと思うんですね。光世証券に対する検査の件。
○佐々木(憲)委員 現在ということは、要するに、子会社問題が発生した後はやっていないということですよね。
○佐々木(憲)委員 結局、その検査があったというのは子会社問題が表に出る前の段階の話でありまして、それ以後は実際行われていないわけですから、一昨日の巽社長の答弁は、検査があったけれども指摘を受けた事実はないというような話をしていました。しかし、それは、問題になるずっと以前の検査の...全文を見る
○佐々木(憲)委員 適切に対応、しっかりやっていただきたい。  この法案では、取引所の組織形態についての改正というのがなされるわけでありますが、取引所幹部が仮装売買を繰り広げるような疑惑というのは、これは極めて重大な問題でありまして、こういう問題の解明なしに、やはり証券市場の信...全文を見る
○佐々木(憲)委員 終わります。
○佐々木(憲)委員 私は、日本共産党を代表して、証券取引法等一部改正案に反対する討論を行います。  反対理由の第一は、本法案が、個人金融資産を預貯金から株式等証券市場へシフトする目的で、証券会社の要求に沿って、投資家保護規制を一層後退させ、販売チャンネルの多様化を進めるものだか...全文を見る
○佐々木(憲)委員 日本共産党の佐々木憲昭でございます。  午前中に、山田議員から銀行の貸し手責任の問題について質問がありました。私は、銀行の融資に対する規制問題、この点についてお聞きをしたいと思います。  四月十八日の財務金融委員会で、私は、貸金業の問題、武富士問題を取り上...全文を見る
○佐々木(憲)委員 つまり、過剰融資そのものを直接規制する銀行法上の条文はない、しかし、精神的な意味で不適切な貸し出しという枠組みの範囲には入る、そういう話でありました。  しかし、私は、これが大変おかしいと思うわけです。つまり、過剰融資を、貸金業者に対しては規制する、銀行法上...全文を見る
○佐々木(憲)委員 今の答弁でも明らかなように、銀行の回収行為に対する規制というのは、法律上はないわけであります。これは、私は非常に不思議だと思うんですね。銀行の場合も、具体的な実例を聞いてみますと、職場に何度も返済を求める電話をしてくる、こういうことが実際にあるわけです。つまり...全文を見る
○佐々木(憲)委員 今の答弁はちょっと納得できませんね。銀行は自主性を尊重する、したがって、内部の管理がしっかりしているかどうかということが問題だと。しかし、サラ金は、過剰貸し付けが問題になったことがあるので、そちらの規制の方が重要だからという話でありました。  しかし、今や貸...全文を見る
○佐々木(憲)委員 それが、実際に銀行が行っている行動を見ますと、そうはなっていないんですね。  具体的な事例をいろいろと御紹介したいと思いますけれども、お配りした資料を見ていただきたいんですが、銀行の融資行為に対する規制がないためにいろいろな被害が起こっておりますが、八〇年代...全文を見る
○佐々木(憲)委員 銀行は、八〇年代の後半から九〇年代にかけまして、個人をターゲットにしまして大変な貸出策をやってきたわけです。提案型融資、先ほども午前中に山田議員がこういうことを、博物館ですか、美術館ですか、そういうものをつくったらどうでしょうとかいって具体的な提案をして、それ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 この融資の金額というのは余りにも過剰なわけでありまして、変額保険被害者の会が行ったアンケート調査の結果が今お配りした資料の三枚目に載っておりますけれども、例えば、融資金額一億円、二億円という人が四割を占めております。二億円から五億円という人が三割、五億円以上と...全文を見る
○佐々木(憲)委員 これは、長期的というよりも、金融消費者保護というのは緊急の課題として答申の中で述べられていたわけでありまして、もうあれから六年たっているんですよ。だから、これは直ちにやるということを要望して、質問を終わりたいと思います。  ありがとうございました。
05月14日第156回国会 衆議院 経済産業委員会 第16号
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○佐々木(憲)委員 私は、日本共産党を代表して、電気事業法及びガス事業法の一部を改正する等の法律案に対する反対討論を行います。  反対理由の第一は、本法案が、一部企業の利潤追求の利便を図るために一般国民に負担をさせるものだからです。  本法案は、電力、ガスの小売事業への新規参...全文を見る
05月16日第156回国会 衆議院 財務金融委員会 第15号
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○佐々木(憲)委員 日本共産党の佐々木憲昭でございます。  前回の一般質疑で、私は、銀行の融資に対する行為規制について竹中大臣に質問をいたしました。どうも答弁が質問とちょっとかみ合っていなかったような感じが私はいたしまして、初めにこの点について再度お尋ねをしたいと思います。 ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 大事な点は、「消費者保護規制について、」「早急に具体的な検討が行われる必要がある。」こう指摘をしている点でありまして、同様の提言はその後も繰り返されているわけです。  私は、前回の質問で、バブル期の銀行融資をめぐる被害の実態を示しまして、大臣にも被害者の手記...全文を見る
○佐々木(憲)委員 私は、金融消費者保護の法制度の検討というのはほとんどなされていないんではないかと思っておりまして、これは、おくれているというよりも、できていないというのが率直な感想なんです。  金融制度調査会が、バブルでいろいろな問題が発生して被害も広がった、それを受けまし...全文を見る
○佐々木(憲)委員 つまり、私が指摘したこの部分は明確にあったということであります。  大臣、つまり金融消費者保護制度について、九七年中に結論を得て、速やかに所要の措置を講ずるというふうになっていたんですが、これが実行されていないんです。これは直ちに検討を開始すべきだと思います...全文を見る
○佐々木(憲)委員 今、いろいろ進んでいるというようなお話がありましたが、私が一番問題にしたいのは、銀行の融資の問題、その行為規制というものが具体的に進んでいないということなんですよ。例えば金融商品販売法というのがありますが、これは銀行の融資は対象外であります。ほかの制度もいろい...全文を見る
○佐々木(憲)委員 貸金業と銀行も、成り立ちは違いますけれども、しかし借りる側からいいますと同じ融資行為なわけであります。一方は規制されて一方は規制されない、規制されないので被害がふえる、これが今の現状なので、業界の側の形態だけ考えるのではなくて、借りる側、消費者の側の立場から見...全文を見る
○佐々木(憲)委員 二月二十一日の日経の夕刊によりますと、「法案作りでは、金融庁は当初、米国と同じように五年ごとの交代を法律で義務づけようとした。だが、会計士協会は従来通り七年にとどめるよう主張、金融庁との対立が続いていた。二十一日の自民党企業会計小委員会で調整した結果、五年に縮...全文を見る
○佐々木(憲)委員 最初は、金融庁は五年、あるいは自民党も五年といっていたのが、会計士協会の圧力で七年、自主ルールに合わせた、これがこの法案だというのが全体の経緯を見ますとわかります。(発言する者あり)本当は自民党に答えていただきたいんですが、今は答弁者じゃありませんので、静かに...全文を見る
○佐々木(憲)委員 五年も視野に入れてというお話でありました。  では次に、監査法人が懲戒処分を受けた事例というのは今までたくさんありまして、故意による虚偽証明を行ったとか、それで登録を抹消されたとか、過失による虚偽証明で業務停止、戒告を受けたとか、いろいろな事例があります。 ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 これだけ大問題で監査そのものが機能していなかった、粉飾決算があったということで裁判でも有罪判決が出ているという状況のもとで、なぜ懲戒処分が行われないのかと極めて不思議であります。  公認会計士協会の元会長の中地氏は、マスコミのインタビューでこういうことを言っ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 終わります。
05月21日第156回国会 衆議院 財務金融委員会 第16号
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○佐々木(憲)委員 日本共産党の佐々木憲昭でございます。  まず、金融情勢の認識ということで、日銀総裁にお聞きをしたいと思います。  りそな銀行がこういう状況になったということで、現在の金融情勢は大変厳しい局面にあるということは事実だと思うんですね。福井総裁は、今の金融情勢に...全文を見る
○佐々木(憲)委員 銀行は体力が衰えてきていて、危機的状況にあるとは言わないけれども、潜在的には危機と言ってもいいかもしれない、こういう答弁でありました。  そこで、竹中大臣にお聞きしたいんですが、昨年の十月三十日の記者会見で、大臣は、預金保険法百二条についてこういうふうに言っ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 システミックリスクという問題について、何度もここで議論になったわけですが、三年前の国会で、当時の林芳正政務次官はこう言っているんですね。「ほかの金融機関の連鎖的な破綻が発生するような場合ですとか、連鎖的にほかの金融機関の資金繰りが困難になる場合、またあるいは大...全文を見る
○佐々木(憲)委員 例えばということは、極めて具体的な事例としてこれが起こるおそれがあると、具体的に述べているわけであります。  この今回の発動は、百二条の規定からいいますと、私は、大変拡大解釈ではないかという感じを持っております。システミックリスクにつながるおそれがあるという...全文を見る
○佐々木(憲)委員 百二条の問題については、今言われたように幅がある、そういう認識が問題なわけですよ。この委員会ではそんな幅があるような話はなかったわけですから、この法律がつくられるときには。それをわざわざ幅がある解釈が可能なんだという、そこが私は問題だと言っているわけです。 ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 私は、ルールを変えたと言っているんじゃないんです。ルールを変えないままに、金融再生プログラムの中で、それを厳正に厳格に適用するんだよ、今までのような適用はだめなんだよ、簡単に言うとそういうことを決めて、そして公認会計士協会にそれを要請し、公認会計士協会はそれを...全文を見る
○佐々木(憲)委員 今言われたように、繰り延べ税金資産の厳格化ということによって、自己資本比率のうちの七割が低下をする。それから、さらに、不良債権処理で〇・四ポイント、株安による影響が〇・四ポイントであります。  つまり、一つは経済情勢が悪化して、りそな銀行の経営困難を引き起こ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 マクロのバランスを図っていると言いますけれども、実際上、国民の消費生活にかかわる部分はどんどん負担がふえているわけです。あるいは、リストラが進んで労働者の所得が大幅に減っている。雇用不安が広がり、失業がふえている。そういう状況が現実に進んでいるわけです。そうい...全文を見る
05月28日第156回国会 衆議院 予算委員会 第24号
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○佐々木(憲)委員 日本共産党の佐々木憲昭でございます。  りそな銀行への公的資金の投入問題についてお聞きをしたいと思います。  金額は二兆円を超えると言われておりまして、大変な額でございます。まず、事実を確認したいんですけれども、りそな銀行になる前の大和銀行、あさひ銀行のと...全文を見る
○佐々木(憲)委員 今の話にありましたように、総理、今まで二回あるいは三回投入されまして、一兆一千六百八十億円、これが投入されたわけです。しかし、全くこれはむだになった。  今回、新たに投入をする、こういう結果を招いたわけですけれども、この責任、一体だれがどのようにとるのか、お...全文を見る
○佐々木(憲)委員 責任をだれが一体どうとるのかというのを私は質問したわけであります。銀行側、政府の両方あると思うんですが、一体どういう責任をとったことになっているんですか。
○佐々木(憲)委員 今の答弁で、銀行の責任には触れましたけれども、小泉内閣としての責任、これは全く触れなかったし、またとろうとしていない。  大体、りそな問題というのは、小泉内閣が進めてきた経済政策がもたらしたものでありまして、りそなホールディングスが発表した文書がここにありま...全文を見る
○佐々木(憲)委員 今までの経済政策についての責任感は全く感じられない。自分の責任じゃないと人ごとのような答弁であります。一昨日発表されました銀行の決算を見ますと、小泉内閣の政策で大手銀行は軒並み赤字でありまして、金融機能を逆に低下させているわけです。しかも、その失政の穴埋めに公...全文を見る
○佐々木(憲)委員 このりそな銀行というのは、地域に非常に密着したと言われている銀行でありまして、中小企業の比率が非常に高いわけであります。つまり、中小企業等でありますが、今貸出金額の七七%、件数でいいますと九九%と圧倒的に中小企業が対象なんです。この中小企業がこれから一体どうい...全文を見る
○佐々木(憲)委員 今説明がありましたように、ここに、それを図に示したものでありますが、これはりそな銀行の債務者の区分でございます。(パネルを示す)正常先、要注意先、要管理先、破綻懸念先、破綻先など、こういうふうになっておりまして、今までは破綻懸念先以下が不良債権とされて処理の対...全文を見る
○佐々木(憲)委員 変更がある、変更がないという話じゃないんです。ここに入れられたら、方針に書いてあるとおり、不良債権の早期処理等の観点から管理すると書かれているわけですから、不良債権を加速するということになるわけですね。つまり、要管理先、つまり三カ月以上も支払いが滞った、この程...全文を見る
○佐々木(憲)委員 今説明がありましたが、この要管理先以下の部分が入って、これで再生なんだと、盛んに再生、再生ということをおっしゃいますけれども、再生のためには銀行はきちっと融資をしなきゃならぬのですよ、これは取り上げたらつぶれるんですから。  再生と言うからには、では不良債権...全文を見る
○佐々木(憲)委員 再生させるものは再生させると口では言いますけれども、実際に今まで、不良債権処理で圧倒的多数の中小企業がつぶされてきているんですよ。  政府は、来年の三月までに不良債権を半分に減らす、これが新しい方針でしょう。つまり、不良債権とされた中小企業の半分をつぶすとい...全文を見る
○佐々木(憲)委員 選択肢と言いますけれども、あるいはつぶれるよりも負担が軽くなると言いましたが、必ずしもそうならないというのが実態で、東京生命の場合は、破綻したけれども責任準備金はカットされませんでした。新しい予定利率も二・六%、政府の試算一・五より高いのです。  ですから、...全文を見る
○佐々木(憲)委員 大体、今、政治資金規正法の問題おっしゃいましたけれども、私は、去年ここで、鈴木宗男議員の問題にも関連して、政治資金、公共事業、国民の税金を使って仕事をするような会社からの献金はやめなさいと言ったわけですよ。検討すると言って、一年半たってもまだ結論が出ない。しか...全文を見る
06月04日第156回国会 衆議院 財務金融委員会 第19号
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○佐々木(憲)委員 日本共産党の佐々木憲昭でございます。基本的な事実関係についてまずお聞きをしておきたいと思います。  金融審議会の金融分科会第二部会が、小泉内閣発足直後の平成十三年六月二十六日に、生命保険をめぐる総合的な検討に関する中間報告というのを提出しております。ここでは...全文を見る
○佐々木(憲)委員 藤原局長、私はここに書かれていることは事実かと聞いているんですから、事実なら事実、そうでなければそうではないと簡単に答えてください。私が読み上げたんですから、同じことをまた読み上げる必要はないでしょう。時間が倍になるだけですよ。ちょっとひど過ぎるよ、それは。 ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 圧倒的に反対が多いわけでありまして、八七・二%、約九割がこのような制度の導入には反対であると。だから、この第二部会の報告では、「この制度の導入問題に対する意見としては、賛否が併存しているものの、反対論が多数を占めた。」となっているわけですね。  この意見の中...全文を見る
○佐々木(憲)委員 審議会の問題は後で聞きますが、私がお聞きしたのは、国民・契約者が理解し、社会的な認知が得られたという根拠を出してくださいと言ったんです。機が熟したというのは、それは主観的判断ですね。  この中間報告では、制度導入の前提であると。つまり国民の認知、契約者が理解...全文を見る
○佐々木(憲)委員 私が聞いているのは、社会的認知が得られたという根拠を出してくださいと言っているんですよ。ないんですね。ないのかあるのかはっきりしてください。
○佐々木(憲)委員 結局、資料を出せないわけですね。つまり、社会的認知が得られていないことをあなた方が逆に今証明をされたわけであります。  では、金融審議会で、このような制度を導入する、例えば五月十二日の金融審議会で意見が約十五、この要旨の中では出ておりますが、そのうち賛成意見...全文を見る
○佐々木(憲)委員 この意見が公表されておりますから、これは議事要旨ですけれども、私は全部読みまして、十五意見が出ておりますが、約十が反対意見です。賛成意見は三分の一程度であります。間違いありませんね。
○佐々木(憲)委員 そんなでたらめなことは、そういうことを言うなら、正確な議事録を出してください、資料として。
○佐々木(憲)委員 いつできるんですか。この審議の前提でありますので、直ちにこの法案質疑の中で提出してください。
○佐々木(憲)委員 法案の質疑の中で活用できるように提出できますか。約束してください。
○佐々木(憲)委員 必ずこれは出してください。あなたが今、一人で何度も反対意見を言った方がいると言ったわけですから。私はこの議事要旨を見た上で、反対の方の数が三分の二ありまして、賛成は三分の一しかないんですから。それが正確かどうか、では、この委員会でその資料を提出していただいて、...全文を見る
○佐々木(憲)委員 では、生命保険会社の経営難の原因は一体どこにあるのかという点についてお聞きをしたいと思います。  損益の実態でありますけれども、本源的利益と言われる三つの損益、費差損益、死差損益、利差損益、皆さんにお配りをしたこの資料は金融庁が提出した資料でございまして、生...全文を見る
○佐々木(憲)委員 今説明ありましたように、その他の損益という部分でこれは足を引っ張っているわけですね。これは何かといいますと、これは株の下落によって生まれた損失なんです。そうすると、今の生命保険の経営難というのは、基本的な生命保険の業績によって悪くなったのではないわけであります...全文を見る
○佐々木(憲)委員 株が落ちたのは、アメリカやフランスやドイツや、世界が落ちたから落ちたんですか。世界が落ちたのが原因なんですか。
○佐々木(憲)委員 これだけ経済を悪くしておいての自覚が全然ない。  不良債権処理はデフレ要因である、これは認めているわけですね。認めていながら強行したわけです。我々は、デフレ対策をやれば不良債権はなくなると言っているんですよ。不良債権なくすのは当然なんですよ。そのなくし方です...全文を見る
○佐々木(憲)委員 消費が萎縮すると言いますけれども、消費が萎縮するような政策を政府がとっているからであります。  先ほどの数字出ますか。
○佐々木(憲)委員 八・三%ぐらいだと思いますが、前の期に比べましてマイナスなんですね。これで五年連続減少なんですよ、五年連続。こういうふうに減ってきているというのは、私は、二つ理由があると思うんです。  一つは、保険料を払う余力が低下している。つまり、全体として所得の低迷があ...全文を見る
06月06日第156回国会 衆議院 財務金融委員会 第20号
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○佐々木(憲)委員 日本共産党の佐々木憲昭です。  前回の質疑で、私は、五月十二日の金融審議会金融分科会の第二部会の議事要旨に基づきまして質問をいたしました。私は、このときの第二部会の議論では、十五の意見が出たが、十が反対意見だった、反対の方が多かったのではないかというふうにお...全文を見る
○佐々木(憲)委員 このときは、数え方によっては別な結論も、つまり賛成がふえるかのような言い方をされました。  そこで、私は議事録を出すように要求をしまして、出されてきたわけであります。その発言内容を私なりに整理したのが今配付している文書であります。  先ほど上田議員も九人と...全文を見る
○佐々木(憲)委員 参考人質疑で池尾先生は、今回のやり方には反対である、更生手続が正しい、こうおっしゃっているわけです。ですから、明確にこれは反対の立場をとっているわけであります。ですから、そういうことをいろいろ考えますと、例えば山下氏でも、仮にこれはマルにしたって、三人しかマル...全文を見る
○佐々木(憲)委員 さまざまな意見が出たというのは事実ですが、反対意見の方が優勢である。これは一人や二人、若干の入れかえがあったとしても、全体としては、明確に賛成論を唱えているのが二人しかいないわけであります。そういう点からいいますと、これは明らかに反対論が大勢を占めているわけで...全文を見る
○佐々木(憲)委員 しかし、随分勝手な発言の解釈をされるものだなと思います。  山下教授の例を挙げましたけれども、これはマルじゃないかというような話がありましたが、山下教授は、以前、保険ワーキング・グループの座長をされていまして、これは二年前の四月二十五日でありますが、国際的に...全文を見る
○佐々木(憲)委員 多数が反対だった、だから皆さんが了解するという筋書きどおりに進まなかったわけですね。したがって、勝手にやらせていただきますと言うしかないんですよ。  なぜそうなったのかというのが問題であります。河野信用課長がこういう発言をしているんですね。「行政としまして、...全文を見る
○佐々木(憲)委員 ずっと議論をしていたのは、どこでだれがやっていたんですか。
○佐々木(憲)委員 一般論を聞いているんじゃないんですよ。この予定利率の引き下げ問題について法案を出すという議論を、ずっとだれがいつどこでやっていたんですか。
○佐々木(憲)委員 勝手に行政の中でやっていた、あるいは与党と一緒にやっていた、こういうことですか。
○佐々木(憲)委員 結局、審議会というのは何の権威も与えられていないわけです、これだと。要するに、いろいろな意見が出ている、しかし聞きおいて、ともかく既定路線で、国民に保険金のカット、年金カットを押しつけるという方向をずっと議論して、ともかくその方向で突っ走ってきた、審議会で多数...全文を見る
○佐々木(憲)委員 下げる法案を出しているじゃないか。下げる法案を出しているんでしょう。上げる法案、出しているんですか。こういう法案を一方的に準備しておいて、審議会は開くけれどもこれはもう関係ない、そういう位置づけで、これに縛られることはないんだというので出してきたんじゃありませ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 社会的認知が得られなければ法案は出せないというのがこれまでの結論だったんじゃありませんか。二年前はそういう結論が出ていて、出さなかったんですよ。これから社会的認知を得るんだ、法案を通してから、そんなばかなことはないでしょう。逆じゃありませんか、やっていることが...全文を見る
○佐々木(憲)委員 困難であるということでやらないというのはおかしいじゃないですか。簡単じゃないですか、この数字を減らしていけばいいんだから、一割減らしたり、二割減らしたり。それで計算できるじゃないですか。最初からやる気がないんだ。今の答弁だと、これは難しいと。そんなことはないで...全文を見る
○佐々木(憲)委員 では、どう織り込んだんですか。一・五%、責任準備金一割カット、そこに、契約者がどういうふうに変動したか、どこに入っているんですか。
○佐々木(憲)委員 だから、数字でどう織り込んだのかと。そういう試算はやったんですか。試算はやっていないでしょう。変動したという前提——では、今織り込んだと言うんだから、それではその資料を出してください。
○佐々木(憲)委員 さっきの答弁では織り込んだと言ったでしょう、織り込んだと。織り込むということを言うことはできないんだと、今の答弁は。違うじゃないですか。では、さっきの答弁、撤回してください。
○佐々木(憲)委員 結局やっていないんですよ、この試算は。やっていないでしょう。契約者が変動するということを織り込んだ試算は出しているんですか。
○佐々木(憲)委員 先ほど大臣は、さまざまな意見が出されて、それを念頭に踏まえてこういうものをつくったんだと。何にも踏まえていないじゃないですか。何にも念頭に置いていないじゃないですか。試算さえしていない。やる気さえないじゃないですか。何のための審議会で、何のための意見聴取をやっ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 全然理解できません。大体、こういう試算さえ出さないというのは私はおかしいと思うんですね。  委員長に申し上げたいと思うんですが、契約者の変動、川本氏が提案したような変化が起こった場合にどうなるかというシミュレーションを出してもらうように検討していただきたい。
○佐々木(憲)委員 今回のこの法案の質疑全体、まだこれからも続くと思いますけれども、これまでの議論でも非常にはっきりしてきたのは、生命保険会社がこのような経営難に陥っていった大きな原因は、三利源によって起こったのではない、逆ざやというのはあるけれども、しかし、ほかの利益によってそ...全文を見る
06月10日第156回国会 衆議院 財務金融委員会 第21号
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○佐々木(憲)委員 私は、日本共産党を代表し、保険業法一部改正案に反対する討論を行います。  本法案に反対する最大の理由は、いわゆる逆ざや問題を専ら契約者の犠牲によって解消しようとしているからであります。これは、契約者が受け取る保険金を大幅に削減するものであり、国民の生活設計を...全文を見る
06月11日第156回国会 衆議院 財務金融委員会 第22号
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○佐々木(憲)委員 日本共産党の佐々木憲昭でございます。  きょうは、五人の参考人の皆様、本当に御苦労さまでございます。  まず、勝田参考人にお伺いをいたしたいと思います。  昨日、経営健全化計画というのが発表されまして、ここに持っておりますけれども、この中で「旧経営陣の対...全文を見る
○佐々木(憲)委員 今のお答えではちょっと具体的な中身が、全体的な数字のお話でありまして……。  関連ノンバンクも含めた大口取引先への与信リスクが集中したと。関連ノンバンクというのはたくさんありますね。具体的に言うとどんな業種で、典型的な事例で言うと何があったんですか。
○佐々木(憲)委員 その中で、特に特定の企業に集中しているということがここで指摘されているわけですね。  皆さんからお出しいただいた資料を見ましても、件数と金額の関係で、例えば要管理先の数字を見ますと、中小企業の中で一件平均で八億三千万円というふうになっているんですね。要管理先...全文を見る
○佐々木(憲)委員 今、大変重大な経営の実態がわかったわけですけれども、そのほかの破綻懸念先などを見ましても、あるいは破綻先を見ましても、中小企業という概念のその中で、一件当たりで計算しても、平均して大変な巨額の金額になるわけです。  今おっしゃったように、特定のところに異常に...全文を見る
○佐々木(憲)委員 四月の時点で監査法人との話し合いというのはあったんでしょうか。
○佐々木(憲)委員 そうしますと、この繰り延べ税金資産の評価について、五月のゴールデンウイーク明けまでは全く知らされていなかったということであります。大変唐突な話だったと思うんですね、銀行側としては。  個人的には、同じ会計年度でルールを変えるのはおかしいと思いますというふうに...全文を見る
○佐々木(憲)委員 勝田参考人にお伺いしますけれども、ゴールデンウイーク明けのこういう通知というのは、毎年こんなようなタイミングで行われるんでしょうか。昨年などはどうだったんでしょうか。
○佐々木(憲)委員 そうすると、今回唐突だとおっしゃったのは、通常のタイミングの唐突というよりも、繰り延べ税金資産の評価を変えるといいますか、より厳格になるということを知らされたのが非常に唐突な感じがした、こういうことですね。
○佐々木(憲)委員 そうしますと、繰り延べ税金資産の評価をより厳格にするという方向を、昨年の秋以来、金融庁それから監査法人の方もそういう方向を非常に強めてきている、すべての企業、銀行に対してそういう対応をしてもらう、こういう方針で監査法人は臨んできたと思うんです。  竹山参考人...全文を見る
○佐々木(憲)委員 時間が参りましたので、終わります。どうもありがとうございました。
○佐々木(憲)委員 日本共産党の佐々木憲昭でございます。  まず、りそな銀行の経営健全化計画の問題についてお伺いしたいと思います。  昨日この計画が承認をされて、二兆円近い公的資金が承認をされる、こういうことになっておりますけれども、この健全化計画そのものの位置づけについて、...全文を見る
○佐々木(憲)委員 これは金融庁の意見に基づいて手直しをしたということでしょうか。
○佐々木(憲)委員 それはどういう部分でしょうか。
○佐々木(憲)委員 この経営健全化のための計画が承認をされたということでありますが、竹中大臣にお伺いしますけれども、大臣は、これは現経営陣が考えた計画である、新経営陣で新しいビジネスモデルに基づく計画は出してもらうと。つまり、一度承認した計画ではだめだ、もう一度出し直してもらう、...全文を見る
○佐々木(憲)委員 つまり、経営健全化計画、一度承認したものは不十分である、よりはっきり言えば欠陥計画である、こういう認識だと思うんですね。新しい計画を出してもらうと。  一度承認したなら、この計画に基づいて新経営陣に頑張ってもらうというのが普通の言い方だと思うんですが、そうで...全文を見る
○佐々木(憲)委員 二兆円のお金を出しているわけです、二兆円。それを、承認の前提としてこの計画はこれでよろしい、したがって二兆円承認しましょう、こういうことになったわけでありまして、その計画が、いや、これはまだ変わるんだと。これでは、いいかげんな計画を出してもらったけれども、二兆...全文を見る
○佐々木(憲)委員 今の答弁じゃ、さっぱり何が何だかよくわかりませんね。  具体的に聞きましょう。  直近の検査はいつ行われましたか、大和銀行、あさひに対して。
○佐々木(憲)委員 昨年既に、春と冬に行われていたと。その段階で、当然これは、ずっと以前からもそうなんですけれども、こういう事態が生じていたということは把握していなければおかしいわけであります。当然、これを把握していればその是正措置を勧告しているというのが当たり前のことであります...全文を見る
○佐々木(憲)委員 着眼の上、実際に監督し是正していれば、今までずっと検査というのは何度も行われてきたわけですから是正されていなければならぬのですけれども、最終的には是正できなかったというのがこの計画の中に書かれているわけです。つまり、金融庁の検査がまともに機能していなかった、こ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 そんないいかげんな答弁じゃだめなんで、こういう結果を招いた原因についてこの計画の中で触れているわけですから、その原因について、金融庁として検査をやっていながら具体的な是正を行ってこなかった、これは結果としてそうなっているわけです。したがって、そこには反省がなけ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 それじゃ全然話にならないわけでありまして、一体、「りそな」のこういう、国民の税金二兆円を投入する結果となるかもしれないという極めて重大な決定を政府がやったわけであります。しかも、そういう結果を招いた銀行の中の、このような融資の極めて重大な問題点、これが明るみに...全文を見る
○佐々木(憲)委員 今回もう一つの問題は、繰り延べ税金資産の評価の問題であります。  お配りした資料を見ていただきたいんですけれども、繰り延べ税金資産は、「りそな」の前の大和銀行、あさひ銀行、上の段にありますように、平成十二年、二〇〇一年三月期でありますけれども、この時点では四...全文を見る
○佐々木(憲)委員 結局、この二〇〇一年三月の直後に小泉内閣が発足しているわけであります。小泉内閣の構造改革の中心の柱は不良債権処理の加速である、こういうことでありました。つまり、不良債権処理を急げば急ぐほど繰り延べ税金資産というのは当然ふえていくわけです。  例えば、その下に...全文を見る
○佐々木(憲)委員 先ほどの五味局長の答弁では、不良債権処理のために膨らんだ、こう言ったわけですね。これは違うじゃないですか、答弁。どうなっているんですか。
○佐々木(憲)委員 引当金を積み増したり有税償却をすれば繰り延べ税金資産がふえるのは当たり前なんです。午前中の参考人質疑でも、新日本監査法人の竹山さんでしたか、そのようにおっしゃっていましたし、実際に、例えばりそなホールディングスの有価証券報告書、昨年三月期を見ますと、繰り延べ税...全文を見る
○佐々木(憲)委員 都市銀行全体で四兆円から六兆円へと繰り延べ税金資産がふえている、この原因は、不良債権処理を加速するという政府の政策が大変大きな要因として作用している、これは大臣だってお認めになるわけでありまして、最終的にオフバランス化ということをおっしゃいましたけれども、そう...全文を見る
06月23日第156回国会 衆議院 予算委員会 第25号
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○佐々木(憲)委員 日本共産党の佐々木憲昭でございます。  政官業癒着の構造をどう改革するか、これも重要な改革の課題でございます。私は、昨年二月にムネオハウスを取り上げました。あれから一年半近く経過をいたしました。鈴木宗男議員が逮捕されて、六月十九日でちょうど一年であります。し...全文を見る
○佐々木(憲)委員 昨年の通常国会で、私は、公共事業受注企業からの与党への政治献金というのは税金の還流であり、税金の横流しだというふうに指摘をしまして、総理に、せめて公共事業受注企業からの政治献金を禁止すべきではないかというふうに提案をいたしました。それに対して総理は、そういう問...全文を見る
○佐々木(憲)委員 小泉総理は当初、国民の税金を使って仕事をする会社からの献金を規制する何らかの方策を打ち出そうとしていたかに見えました。自民党内に有識者懇談会を設置しまして、議論が行われたと聞いております。政官業癒着をどう断ち切るか、あれだけ大問題になったわけでありますが、しか...全文を見る
○佐々木(憲)委員 まあ、とんでもない答弁をしたものだと思いますね。  細川内閣のときに、一九九四年ですが、それまでの百万円から五万円に企業献金の公開基準を引き下げたんです。なぜそういうことをやったかといいますと、企業・団体献金の透明度を高めるということでやったわけですね。全体...全文を見る
○佐々木(憲)委員 いや、私が聞いたのは、今までは反対してきたのではないかと聞いているんですよ。  例えば、ここに公明新聞のコピーがありますが、「政治献金 公開基準引上げ反対」、はっきりこれは述べているわけであります。「政治資金の透明性を高めるというのも、政治資金規正法改革の柱...全文を見る
○佐々木(憲)委員 いろいろな意見ではないんです。公明党が公式に、代表である神崎代表がはっきりと記者会見をして、「公開基準引上げ反対 記者会見で神崎代表」と、これははっきりとした、個人の意見じゃありませんよ、党としての正式の見解じゃありませんか。しかも、冬柴幹事長も、公開基準の緩...全文を見る
○佐々木(憲)委員 まあ、本当に支離滅裂な答弁で、振り込み制にしたら、どうしてそれがオーケーになるんですか。振り込み制にすることによって公表しなくていいわけですから、不透明にするという制度をつくったということに賛成をしたということになるわけで、本当におかしいと思いますね。  坂...全文を見る
○佐々木(憲)委員 つまり、本部に対する献金は今までどおりで、資本規模に応じて、七百五十万から一億、それはそのままなんですよ。何の規制もないんですよ。百五十万というから、党本部に対する規制まであるかのような印象を受けますけれども、実際は、完全にこれは抜け穴なんですよ。幾らでもでき...全文を見る
○佐々木(憲)委員 私が調べましたら、ありません。百五十万以上はありません。  それから、福田官房長官はいかがでしょうか。百五十万以上、ありますか。
○佐々木(憲)委員 福田官房長官も、これ以上のものは政党支部としてはないと。  それから、石原行革担当大臣は、二〇〇一年、これ、いかがでしょうか。
○佐々木(憲)委員 石原大臣はありません。  鴻池大臣、構造改革担当大臣、鴻池さん、それから片山総務大臣、いかがでしょう。
○佐々木(憲)委員 今このように、政党支部、各大臣が代表を務めておられる政党支部について調べてみましても、この黄色い部分は全然ひっかからないわけであります。大臣でひっかかるのは、片山総務大臣が四件、坂口大臣が一件、鴻池構造改革担当大臣が三件、たった三人です。大臣でさえほとんどひっ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 七百五十万から一億は政党本部に対しては何の規制もないんですから、これは規制はかからないんですよ。しかも、政治家の政党支部の規制百五十万にしても、ほとんどかからないんです。  ですから、自民党の中からも、これは参議院議員の世耕弘成議員ですけれども、こう言ってい...全文を見る
06月27日第156回国会 衆議院 財務金融委員会 第24号
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○佐々木(憲)委員 日本共産党の佐々木憲昭でございます。  今回の改正案の最大の問題は、既に議論もされておりますけれども、銀行の負担する売却時拠出金を廃止するというのが一つの大きな柱であります。  まず、与党提案者にお聞きしますけれども、前回の委員会で提案理由説明がありました...全文を見る
○佐々木(憲)委員 要するに、銀行から言われたというわけですね。例えば、寺西会長の記者会見、四月十五日を見ますと、「株式市場が低迷している中、売却に際し八%の拠出金が必要となることは心理的にも相当な負担に感じられるということはある」、こういうふうに言っていますし、三木会長、会長就...全文を見る
○佐々木(憲)委員 「関係者からは制度を利用しやすいものとしてほしいという要望が寄せられております。」というのが提案理由の説明でしたね。今の説明ですと、いろいろ聞いているとどうにもならないので、やはり銀行の意見だけ聞いた、こういうことがよくわかりました。  それで、八%を超えて...全文を見る
○佐々木(憲)委員 そこでお伺いしますけれども、売却時拠出金というのは、国民負担に極力つながらないようにするために盛り込まれたものであるということは今確認しました。今回それを撤廃するわけですから、銀行の側の負担はなくすわけであります。つまり、その分はすべて国民にかぶってもらいます...全文を見る
○佐々木(憲)委員 つまり、今は当初拠出金と売却時拠出金と二つあるわけですね、拠出金が。それで、損が出た場合、もうかった場合もあるとおっしゃいましたけれども、一六%までもうかったときは、それは銀行が持っていくわけでしょう。八%以下に下がった場合には国民負担になるんですよ。  で...全文を見る
○佐々木(憲)委員 つまり、その時点で締めたとしますとということなんですが、これは仮定ですけれども、結局七十一億円というのが当初拠出金と売却時拠出金を超えているわけですね。今で締め切ってしまえば、国民負担が七十一億円というのが今の説明でありました。  そうしますと、売却時拠出金...全文を見る
○佐々木(憲)委員 でたらめなことを言わないでくださいよ。百七十三億円というのが売却時拠出金だと先ほど言ったわけでしょう。結局、差し引き国民負担になるのが七十一億円でありました。それがすべて国民負担になれば、二百四十四億円の国民負担になる。これは、そこで締め切った場合の数字を私は...全文を見る
○佐々木(憲)委員 本当にいろいろごまかそうと必死になっておりますが、根本的にはこれは変わらないんですよ、多少株が上がっただけですから。そうでしょう。国民負担が本来の三倍ぐらいになるという事実は、これは何も変わらないわけです。多少株価が三月から比べると上がった、それはありますよ。...全文を見る
○佐々木(憲)委員 結局、一般勘定はほとんどなくて、大部分が特別勘定ということになっているわけですね。法律の制定時の審議の中で、政府は、極力国民負担につながらないようにする方策として、特別勘定というのは特例的なものである、一般勘定の買い取りが機構の中心だ、それが業務の中心だと言っ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 一般勘定が使われなくて特別勘定が使われた、その理由は何ですか。
○佐々木(憲)委員 今の説明はよくわからない説明でありまして、実際上、特別勘定が使われてきた理由は政府保証があるからであります。どんどん下がっていけば国民負担になってしまうから、銀行は負担しなくていい、こういう仕掛けがあるから、当然、そちらに行くわけですよ。しかも、この特別勘定に...全文を見る
○佐々木(憲)委員 法律の条文でも、機構の目的として、銀行等による株式等の保有の制限の実施に伴う銀行等によるその保有する株式の処分により、「株式の価格の著しい変動を通じて信用秩序の維持に重大な支障が生ずることがないようにするため、銀行等の保有する株式の買取り等の業務を行う」と、第...全文を見る
○佐々木(憲)委員 そうすると、大手で五行ということになりますね。地銀で保有制限を超えたところは当時からほとんどなかったわけでありますが、当時、私は、この法案審議の中で、機構を活用する必要があるのはほとんど大手銀行ではないかというふうに聞いたことがあります。大銀行支援策そのものだ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 そうしますと、今の答弁を聞いて大変驚いたんですけれども、株式をティア1の水準を超えて保有しているので、それを放出する、その受け皿といいますか、その対処のためにこういう機構が必要なんだということで提案をされていたんだけれども、しかし、今の説明を聞きますと、それだ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 要するに、できると、つまり銀行が持っている株なら何でも買える、こういうことですね。  これはまたひどい話でありまして、この法案の趣旨は何なんですか。銀行が保有している株式の保有制限の実施に伴う、銀行等による、その保有する株式の処分を進めるために機構をつくった...全文を見る
○佐々木(憲)委員 提案者に聞きますけれども、今回のこの改正は、結局、銀行が持っている株式を自由に買ってあげましょう、その制限はありません、こういう内容だということですね。
○佐々木(憲)委員 本当にびっくりしましたね。この法案は、株式保有を制限する、そのために受け皿としてつくった機構だと思っておりましたら、銀行が持っている株はすべて買ってあげましょう、こういう法律だと。  だから、東京三菱グループなんというのは既に保有制限をクリアしておりますが、...全文を見る
○佐々木(憲)委員 おおむね対応できるのなら、何でこれを拡大するんですか。対応できたらそれでいいんじゃないですか。
○佐々木(憲)委員 どうも説明が、それこそ支離滅裂でありまして、この提案をされたときの議事録を見ますと、昨年七月十七日の衆議院財務金融委員会で、これは公明党の石井啓一議員が答弁されていますけれども、「事業法人から買い取る場合は売却時拠出金を求めないというふうにしたわけでありますけ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 全然答弁になっていないですよ、それは。なぜそういうふうにしなきゃならぬという説明になっていないでしょう。  国民負担を極力回避するということで設けた二分の一という制限、それを取り払うということは、国民負担も大いに結構です、こういうことになるんじゃありませんか...全文を見る
07月04日第156回国会 衆議院 財務金融委員会 第25号
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○佐々木(憲)委員 私は、日本共産党を代表し、与党三党提案の銀行株式保有制限法に反対する討論を行います。  一昨年来の銀行株式取得機構の設立、買い入れ対象の拡大について、我が党は一貫して反対してまいりました。それは、銀行株式取得機構による株式買い取りが、銀行の株式損失リスクを国...全文を見る
07月18日第156回国会 衆議院 予算委員会 第26号
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○佐々木(憲)委員 日本共産党の佐々木憲昭でございます。  私は、失業・雇用問題を中心にお伺いをしたいと思います。  この問題は極めて深刻な社会問題でありまして、完全失業率は五・四%、完全失業者数は三百七十五万人であります。求職活動をあきらめたという方々も含めますと、この何倍...全文を見る
○佐々木(憲)委員 サービス残業というのは、企業の犯罪なんですね。ですから、懲役刑あるいは罰金、こういう処罰が科されるわけであります。  ところが、サービス残業というのは、今、大変蔓延しておりまして、例えば、連合が昨年十二月十二日に公表しました生活アンケートというのがありますが...全文を見る
○佐々木(憲)委員 ここに、国民生活審議会の総合企画部会の雇用・人材・情報化委員会の報告というのがございます。これは去年の七月に出たものであります。  これを見ますと、大変な状況だというのが書かれておりまして、失業率が上昇するという人余り現象がある、その一方で、就業時間が長期化...全文を見る
○佐々木(憲)委員 今ありましたように、サービス残業というのは、これは企業犯罪なんですよ。そういう事態がどんどん広がっていて、ふえているということは、大変私は重大だと思うわけであります。  こういう試算は、今お話にありましたような統計がありますけれども、同時に、例えば民間では第...全文を見る
○佐々木(憲)委員 この理由の中で大変大きいのは、今、経済状況が厳しいというお話がありましたけれども、労働時間が急増しているその原因として、やはりリストラの影響というのが大変大きいんです。つまり、人減らしがどんどん行われていて、デフレ下で人件費のコスト削減ということがどんどん行わ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 金融・保険業の担当の竹中大臣、どういうふうにされますか。
○佐々木(憲)委員 今、それぞれの大臣の姿勢を聞きましたし、総理の見解も伺いましたが、これはだめだ、これを直さなければいけないという姿勢はわかったんですが、ところが、実際に今までもそういうことで政府はやってきたんだけれども、ふえているわけです、実際。どんどんふえているわけです。で...全文を見る
○佐々木(憲)委員 指針をつくるのもいいですけれども、具体的にこういう実態が広がっていて、統計的にも、これは国民生活審議会の中でもふえているという統計が出ている。そういうときに、この程度のやり方でなぜ効果が上がると思うのか。これは、全く実際には効果は上がらない。  そこで、小泉...全文を見る
○佐々木(憲)委員 今、総理は二つのことをおっしゃいました。一つは、企業というのは経営を安定させなきゃならない、利益を上げる必要がある、もう一つは、雇用をしっかり守らなければならない、これは当然だと思うんです。  ただ、問題は、今実態的に何が起こっているかというと、二つのうちの...全文を見る
○佐々木(憲)委員 この問題は、ことしのエビアン・サミットで、企業の社会的責任というのがG8宣言、この中でも指摘をされておりまして、単に働いている方々の問題だけではなくて、経済全体にとって大変重要な問題だ、企業が雇用をきちっと安定させていくという責任がある、あるいは環境を守る責任...全文を見る
○佐々木(憲)委員 終わります。
12月04日第158回国会 衆議院 財務金融委員会 第2号
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○佐々木(憲)委員 日本共産党の佐々木憲昭でございます。  この足利銀行の破綻、一時国有化という突然の事態は、栃木県民はもちろんですけれども、全国的にも極めて大きな衝撃を与えております。栃木県内の中小企業の数は約四万五千社に上っておりまして、そのうち約六割が足利銀行と何らかの形...全文を見る
○佐々木(憲)委員 あしぎんフィナンシャルグループが十一月三十日に、株主、顧客あてに出した文書というのがありまして、こういうふうに書かれているんですね。「先日まで、金融庁の検査を受けておりましたが、その検査結果は大変厳しいものでございました。」「検査におきましては、個別の債務者区...全文を見る
○佐々木(憲)委員 認識が異なって納得が得られないという場合、合意が成立しないわけですから、その場合には意見を出すこともできると。しかし、この銀行側の主張というのは、そういう異議申し立てもほぼ認められなかった、最終的には金融庁の判断で押し切られる、実際上そうなっているわけですね、...全文を見る
○佐々木(憲)委員 収益還元法というのは、この当事者に私聞きました、採用されていないんですよ、前回までは。ところが、今回初めて収益還元法でやれ、こういうことが金融庁から押しつけられたと、渡辺議員も午前中質問されていましたけれども。  そういう状況で、結局、例えば日向野善明あしぎ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 資料も提出しないでごくわずかとか、よくそういうことが言えると思うんですね。私が調べたところによりますと、担保評価方法を厳しくしたことによって引き当て増になった分というのは全体の三割を占める、その金額は百五十億円になる、こう証言しております。極めて大きな要因なん...全文を見る
○佐々木(憲)委員 決定的なのは、繰り延べ税金資産の計上を認められなかったということであります。繰り延べ税金資産を三月末より百八十億円減額して、約一千二百億円計上するという考えで、監査法人も当初はこれを容認するという姿勢だったわけであります。現に業務純益はふえ続けてきている。とこ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 金融庁の態度というのは、今までやったことのない厳しい査定を行った。採用した方法も、今まで採用したことのない、例えば、土地担保の評価などについても、収益還元法を採用し、それを押しつけた。したがって、引当金をたくさん積まなきゃならない。その結果、全体として債務超過...全文を見る
○佐々木(憲)委員 あなた方のやっているのは、地域金融機関を生かしてその中身を改善していくという立場ではないのですよ。資産査定を厳格化し、収益至上主義で、利益が上がらない、資産が悪い、これは債務超過だ、ばっさばっさとそういう形で、上から押しつけて、地域金融機関を破壊しているという...全文を見る
○佐々木(憲)委員 今資料をお配りしましたが、これは足利銀行から提供された資料であります。九九年と二〇〇二年の二回の増資がこういう状況でありました。  件数は一万五千百二十六件、そのうち企業は三千六百九十三件ですけれども、個人はその四倍の一万一千四百三十三件であります。これは大...全文を見る
○佐々木(憲)委員 大臣、関係省庁と連携をとってというふうに先ほど言いましたけれども、こういう方々に対して、単に融資だけではなくていろいろな措置が必要だと思います。具体的な措置を検討するようにお願いしたいと思います。
○佐々木(憲)委員 時間が参りましたので、終わります。