佐々木憲昭

ささきけんしょう



当選回数回

佐々木憲昭の2012年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月21日第180回国会 衆議院 本会議 第5号
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○佐々木憲昭君 私は、日本共産党を代表して、予算関連国税・地方税法案等について質問いたします。(拍手)  初めに、社会保障・税一体改革についてお聞きします。  野田内閣は、先週末、社会保障・税一体改革大綱を閣議決定いたしました。これは、先月閣議報告された素案とどこが違うのでし...全文を見る
02月22日第180回国会 衆議院 予算委員会 第14号
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○佐々木(憲)委員 日本共産党の佐々木憲昭でございます。  今、年金の負担と給付の問題が議論されておりますけれども、国民が支払った年金保険料、これが積み立てられているのが年金積立金でございます。私は、きょう、この問題についてただしたいと思います。  初めに、野田総理の認識をお...全文を見る
○佐々木(憲)委員 では、本当に大切に扱っているのかどうか。  国民年金と厚生年金の年金積立金の金額、これを確認したいんですが、平成十八年度、二〇〇六年度ですね、これは幾らだったか。そして、それは現在幾らになっているか。確認したいと思います。
○佐々木(憲)委員 二十八兆円の目減りをしているわけですけれども、もちろん、支給に充てたというところがありますね。しかし、運用で目減りした分というのは幾らでしょうか。厚生労働大臣が年金運用を委託している機関、それもあわせてお答えいただきたいと思います。
○佐々木(憲)委員 委託先は、年金積立金管理運用独立法人、今GPIFと言われましたが、そこに委託しているわけですね、厚生労働大臣はそこに委託していると。それで運用しているわけですけれども、今説明ありましたように、五年間というのは結構長い期間なんですよ。このGPIFは設立されて約五...全文を見る
○佐々木(憲)委員 昨年は三兆五千億円減っておりますから、大体六兆円減っているということになるんじゃないですか。
○佐々木(憲)委員 五兆円じゃないでしょう、六兆円じゃないですか。大変な金額なんですよ、これだけ減るというのは。  誰かこの問題で責任をとった人はいますか。
○佐々木(憲)委員 聞いたことに端的に答えていただきたい。その官僚がつくった回答か何か知らぬけれども、長々長々、聞いていないじゃないですか、そんなこと。私が聞いているのは、六年間で六兆円の穴をあけた責任は誰がとったのかと聞いているんですよ。誰もとっていないじゃないですか。それを、...全文を見る
○佐々木(憲)委員 前半で幾らもうけたかという話、それはあるでしょう。しかし、この五年間、六年間で六兆円減らしているんだから、その話をしているんですよ。しかも、その六兆円減らしたのは、新しくつくられたGPIFが穴をあけたんじゃないですか。責任は誰もとらないというのは、余りにも無責...全文を見る
○佐々木(憲)委員 要するに、受託機関が実際に運用しているわけです。  だから、厚労大臣は、年金を集める、そしてそれをGPIFに委託する。GPIFは、それを運用機関に丸投げする。それで運用機関が、どの銘柄を、いつ、どのくらい買うか、どのくらい売るか、これを全部この運用受託機関が...全文を見る
○佐々木(憲)委員 大体、リーマン・ショックの前からもそういうことになっているんですよ。減っているんですよ。しかも、手数料、毎年二百五十億円から三百五十億円程度を払っている。十年間合わせて、今言われたように二千五百八十三億円、莫大な手数料を払っている。しかも、この独立行政法人が運...全文を見る
○佐々木(憲)委員 赤字が出ているのかどうか、アメリカ、どうですか。
○佐々木(憲)委員 大体、市場で運用をすること自体が非常に大きな問題を持っているわけですよ。アメリカは財務省証券で全部運用しております。赤字を出したことはありません。五年間で五%運用実績ですよ。その間、日本はマイナス〇・三二%です。ですから、これは幾ら何でも日本のやり方というのは...全文を見る
○佐々木(憲)委員 私は、ポートフォリオのあり方そのものをやれば済むという話ではないと。やはりこれは全体の仕掛けが問題なんです。  何でこんなに莫大な手数料を払わなきゃならぬのか。それから、独立行政法人に莫大な運用の費用がかかるわけです、管理運営費。そういうものも本当に必要なの...全文を見る
○佐々木(憲)委員 本当にそうなんですよ。貯蓄を取り崩して、ようやく何とか生活を支えているというのが実態なんです。年金が減った上に、その上に消費税が増税されたら、もう生活ができない、こういう声が満ちあふれているわけです。  先日、朝日新聞にこういう投書が寄せられました。八十歳以...全文を見る
○佐々木(憲)委員 質問をしていることにまともに答えてくださいよ。そんな答弁を私は求めているんじゃないんです。  貯蓄が多いと言いますけれども、当たり前ですよ、それは。働いてきたんだから。だから、老後は、何とかその貯蓄を取り崩しながら、こんなに赤字が出ているんだから、取り崩すの...全文を見る
○佐々木(憲)委員 総理、どうですか、感想は。
○佐々木(憲)委員 今までもそういうことは言ってきたんです。今までも厳格にやると言ってきたんです。言ってきたんだけれども、実際にできないんですよ、これ。だから転嫁できない企業がふえているわけです。環境を整えるという言葉しかないですけれども、今いろいろなことを言われたけれども、そう...全文を見る
○佐々木(憲)委員 消費税が転嫁できないのは、消費税が上がった分を価格に上乗せして、品物の値段を上げたら売れなくなるからですよ。そうでしょう。今、こういうデフレの状態の中で値上げをして売るというのは、中小業者は不可能なんですよ。相談窓口を開いたら転嫁できるようになるんですか。客観...全文を見る
○佐々木(憲)委員 そんな抽象的な答弁では全然改善しませんね。事態は大変なのであります。  人口が減って、高齢化、過疎化が進んでいるんですよ。路線バス、地域の乗り合いバスなどは、本当に最後の地域の足ですね。住民の足さえ維持するのが今非常に困難になっております。どこも経営が苦しい...全文を見る
○佐々木(憲)委員 消費税が増税されると、ますます経営が困難になり、それを支えるためにますます補助金を出すということになるんじゃないでしょうか。  昨年十二月に国交省が、先ほど紹介していただいた税調に出した資料、これにはこういうふうに書いているんです。このパネルを見ていただきた...全文を見る
○佐々木(憲)委員 いえいえ。こんな難しいことを言われたって、国民はわかりませんよ、これは大体。要するに、客が逃げるということなんだよ。  その結果、客が、つまり、消費税が増税されると、それを運賃に上乗せせざるを得ない。上乗せすると、お客さんが逃げて、その分減収になるんです。し...全文を見る
○佐々木(憲)委員 これは本当に大変な事態で、コンパクトシティーをつくったら負担がなくなるんですか。そんなことないでしょう。消費税の増税が厳然として実行された場合には払わなきゃいけないんですよ、納税者は業者ですから。その分は転嫁するか、自分が負担するかしかない。自分が負担したら経...全文を見る
○佐々木(憲)委員 最後に言っておきたいんですけれども、今、何か、日本の消費税だけが低くてほかが高いんだと言っていますけれども、国税分でいうと、日本が四%ですね、イギリスが一七、イタリア二〇、デンマーク二五、確かにそういうふうに見える。しかし、実態は、税収に占める比率は、日本二四...全文を見る
02月23日第180回国会 衆議院 議院運営委員会 第6号
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○佐々木(憲)委員 私は、日本共産党を代表して、国家公務員の給与改定及び臨時特例法案の本会議上程に反対であります。  そもそも、労働基本権制約の代償措置である人勧制度さえ踏みにじり、公務員労働者に重大な不利益を押しつける本法案を、総務委員会では、わずか半日、極めて短時間のうちに...全文を見る
02月24日第180回国会 衆議院 財務金融委員会 第2号
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○佐々木(憲)委員 日本共産党の佐々木憲昭でございます。  初めに、AIJ投資顧問会社の年金消失事件についてお聞きします。  きょうのニュースで、企業年金の運用を受託していたAIJ投資顧問会社が、二千億円、大半を消失していた。とんでもない事件であります。  自見大臣に、一体...全文を見る
○佐々木(憲)委員 これは本当に大変ショッキングな出来事でありまして、企業年金百二十四というふうに報道されていますよね。預かった二千億円ぐらいのほとんどがなくなっちゃったと。  何でこんなことになったのかですね。運用に失敗して穴があいたのか、それとも、目的外に流用してそれがなく...全文を見る
○佐々木(憲)委員 何かよくわからぬ答えなんですけれども、これは、一つの投資顧問会社の事件というよりも、日本の企業年金は非常に数が多いと思いますが、共通に抱えている危険な面をあらわしているんじゃないかという気もするわけです。  それで、把握している、今答弁できる範囲でいいですよ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 この投資一任業者は金融庁の検査の対象として位置づけられているのかどうか。銀行や保険の場合とまた違う扱いだと思うんですけれども、これは一体チェック体制はどういうふうになっているんでしょうか。
○佐々木(憲)委員 これは定期的な検査が行われているんですか。
○佐々木(憲)委員 どのぐらいの期間で。
○佐々木(憲)委員 いろいろな情報を集めてデスクベースで、机の上でやっていると。どういう意味ですか、それは。
○佐々木(憲)委員 二百六十三社全部を一律に定期的に検査しているというわけではない、こういうことなんですね。  そうしますと、今回こういう事件が発生をしまして、これは長期にわたってこういう事態が隠されていたということでありますから、検査が厳密に厳格に定期的に行われて、しかも、直...全文を見る
○佐々木(憲)委員 引き続き、この点については議論をしていきたいと思います。  次に、自見大臣、また後で時間があれば質問しますが、安住大臣にお聞きをしたいと思います。  これは消費税の増税に関連してですけれども、大臣は盛んに、消費税を転嫁できる仕組みをつくる、あるいはガイドラ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 大臣の答弁を聞いておりますと、余り実態がよくわかっていないんじゃないかという感じがするんです。  問題は、どのようにして例えば優越的地位の濫用を特定するのか。これは非常に難しい問題なんですよ。  最初に下請の話をされました、それから一般の中小商店の話、そう...全文を見る
○佐々木(憲)委員 これは値決めの交渉の結果なんですよ。事実上圧力がかかっているんですけれども、それを証明するのが非常に難しいんですよ、現実には。  つまり、簡単に言いますと、消費税分はおまえのところで見ろよというのは、これはもう非常に明確に、いわば優越的地位の濫用で、消費税分...全文を見る
○佐々木(憲)委員 消費者の理解は得られません。こんな張り紙一枚やっても、あるいは宣伝をしても、実際に消費者の収入が消費税分上がるわけないじゃないですか。負担がふえるわけだから。だから、お客さんが逃げると実際に言っているんですよ、この調査の結果は。  それから、下請関係でいいま...全文を見る
○佐々木(憲)委員 賛成はできません。大体、消費税で庶民から取り上げようなんという魂胆自体がけしからぬのですよ。  大金持ちに一定の負担をさせるとか、あるいは大企業が、今百六十六兆円という内部留保があるんだよ、その内部留保に対して、どのようにしてそれを生かしていくようなそういう...全文を見る
03月02日第180回国会 衆議院 財務金融委員会 第4号
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○佐々木(憲)委員 日本共産党の佐々木憲昭でございます。  きょうから法案の質疑が始まったわけでありますので、最初に法案についてお聞きしたいと思います。  提案されております租税特別措置法案、この中に、研究開発減税の上乗せ部分の二年間延長というのがあります。この点を私は、先日...全文を見る
○佐々木(憲)委員 日本の企業数は約二百六十二万社ですね。  適用されたのは、大企業、中小企業合わせて千五百三十一社であります。全体のわずか〇・〇五八%でありまして、しかも、減税が受けられるのは黒字企業だけではないんですか。
○佐々木(憲)委員 中小企業は約七三%が赤字でありますからね。赤字でありながら研究開発を行っている企業、これは対象外になるわけです。金額で見ると、大企業と中小企業、それぞれ幾らでしょうか。その比率は幾らでしょうか。
○佐々木(憲)委員 その比率を言いますと、全体の中でのパーセントは、中小企業が四・二%なんですよ。大企業が八八・六%、約九割なんですね。ですから、全体の適用企業というのは〇・〇五八%、非常にごく微々たる数字でありますし、それも、そのうちの九割を大企業が独占しているわけです。  ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 これは何度聞いても理解できないんですけれども、やるなら同じ金額で、中小企業が幅広くこれを受けられるような仕掛けをつくるということを考えないと。大企業は今、内部留保だって二百六十兆あるんですよ。研究開発の財源はたくさんありますよ。しかし、中小企業が困っているわけ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 これは、総理の答弁をお聞きしていますと、最初に消費税の増税法案をつくり、それから、社会保障については順次できたところから法案化していくという話がありましたが、そういうことなんですか。
○佐々木(憲)委員 では、全部三月中に出すということ……(安住国務大臣「いやいや、そうじゃない」と呼ぶ)そうじゃないんですか。  消費税がついに法案になる、それは三月の中旬ごろにという話を聞いていますけれども、そうしますと、何となく増税だけが先行するんじゃないか、こういう印象を...全文を見る
○佐々木(憲)委員 それで、消費税の増税ということをこれでやろうとしているわけだけれども、民主党は、マニフェストには消費税増税をやるとは書いていない、書いていないことをやるというのは公約違反じゃないか、それから、選挙中の言明、四年間は上げない、こういう公約にも違反している、我々は...全文を見る
○佐々木(憲)委員 マニフェストにどう書いたかと私は聞いているんですよ。マニフェストに書いた政策は、消費税の増税はしない、引き上げないと。これが国民新党のマニフェストでしたね。
○佐々木(憲)委員 三党はもちろんだけれども、そういうふうに書いていますけれども、国民新党独自の政策は先ほど紹介したとおりであります。  大綱を閣議決定したんですよね。この大綱には自見大臣は署名をされましたね。つまり、先ほど御紹介をしました、二〇一四年四月から八%、二〇一五年十...全文を見る
○佐々木(憲)委員 自見大臣は今まで、例えば昨年の成案、それからことしに入ってからの素案、これを閣議決定していない理由について、国民新党が消費税増税に反対だから閣議決定がされなかったんだ、こういうことを言われた。私たちの立場を尊重していただいたと。しかし、今回は閣議決定なんですよ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 この大綱に書かれている消費税増税については正式に了承したということでありますから、明らかに今までの態度を変えたということでありまして、国民に対してはこれはもう裏切り行為であり、まさに変節なんですよ。  それで、そのまま大綱を法案化すると先ほど財務大臣がおっし...全文を見る
○佐々木(憲)委員 民意を踏まえて対応するということは、大綱に対しては賛成したけれども、法案に対しては、その民意を尊重した結果、反対することもあると。これは極めて一貫しない支離滅裂な話になるけれども、反対し得る、する余地がある、そういう答弁だということですね。
○佐々木(憲)委員 これは国民新党の態度として非常に支離滅裂な態度で、成案には反対だ、素案も基本的には反対なんですよ。だけれども、素案をそのまま大綱にしたら、今度は賛成になっちゃった。今度それを法律化する、法案化する、そのときの賛否はまだわからぬと。全く同じ大綱を全く同じ法案にす...全文を見る
○佐々木(憲)委員 もう一つ確認したいのは、去年の十月二十五日で外務省が作成した仮要約の中で、「二〇一一年米国通商代表(USTR)外国貿易障壁報告書」というのがありまして、そこでかんぽ生命についても取り上げていますね。  かんぽ生命についてアメリカ側が要求している追加的な措置と...全文を見る
○佐々木(憲)委員 これは、アメリカ側の日本に対する要望として、そういうことを言ってきているわけですけれども、これは私は、簡単に言うと内政干渉じゃないかと思うんですね。国内政策はその国の国民、政府が決めるものであって、それに対して、一々ああしろ、こうしろと言ってくるのは非常に問題...全文を見る
○佐々木(憲)委員 TPPの対象になりかねない状況にあるわけです、まだ決まっていないんだから。  アメリカ側は、再三にわたって二国間交渉の中でこれを取り上げて、ああしろこうしろと言っているわけです。取り上げられて対象にされる、そういうことに対して、自見大臣として、大臣としてそう...全文を見る
○佐々木(憲)委員 与野党間の協議の話を聞いているわけじゃないんですけれどもね。  どうも、自見大臣の姿勢が当初から随分変わったなという感じがするんですよ。最初は、郵政担当大臣として、アメリカに日本の郵政民営化を迫られるというのはけしからぬとえらい何かかんかんになって怒っていま...全文を見る
○佐々木(憲)委員 これまでの制度ですけれども、年に一回、投資顧問会社が金融庁に事業報告書を出しておりますが、その記載事項を見ますと、契約件数とか運用資産総額等が書かれておりますが、例えば、肝心な具体的な運用益とか、そういう部分の記載は義務づけられていないんですよね。AIJのこの...全文を見る
○佐々木(憲)委員 以上で終わります。
03月05日第180回国会 衆議院 予算委員会第二分科会 第1号
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○佐々木(憲)分科員 日本共産党の佐々木憲昭でございます。  東日本大震災から間もなく一年を迎えようとしております。大震災を踏まえた防災体制の抜本的な見直しが求められていると思います。  そこで、きょうは、コンビナートの防災問題についてお聞きをしたいと思います。  昨年三月...全文を見る
○佐々木(憲)分科員 この経過については、今大臣がおっしゃったように、水の入ったタンク、その筋交いが破断をして、その直後の余震がありまして、それでタンクの支柱が座屈して倒れた。そのとき、隣のLPガスの配管を壊した。そのためにLPガスが大量に漏えいして、そこから出火したんですね。そ...全文を見る
○佐々木(憲)分科員 コンビナート災害の場合、同時多発の危険性がある。しかも、石油、高圧ガス、毒物、放射性物質、多種多様な危険物が貯蔵されているわけであります。したがって、対策は総合的なものでなければならないと思うんですね。ところが、実際には、行政は余りにも細かい縦割りになってお...全文を見る
○佐々木(憲)分科員 石油に関するものですね。ですから、石油、原油、灯油、ナフサ、ガソリン、こういうものですね。  それでは、LPGとかLNG、高圧ガス、毒物、劇物、放射性物質、これはそれぞれどこに所管があるんでしょうか。
○佐々木(憲)分科員 お聞きのように、これはばらばらなんですよね。  そのために、例えば地元の方々がコンビナート防災について政府に要請に行く。そうしますと、ある省庁に行きますと、いや、うちは所管はここだから、それ以外のことは別なところに行ってやってくれ、こういう話になるわけです...全文を見る
○佐々木(憲)分科員 総務省は、地震・津波対策のあり方という文書で、地震対策でいうと、例えば、甚大な被害をもたらす地震のために、応急措置または代替措置により、機能を速やかに回復ができるように計画を策定するとしております。  それから、石油コンビナート等災害防止法の中では、石油、...全文を見る
○佐々木(憲)分科員 これは、大臣、事業者同士で計画を策定する、こういうことになっているんですね。  そうすると、何か、計画を策定するというふうに言いますと、全体の防災計画を策定するように、自治体も国もかんでやっているように見えますけれども、実際上は、震災で発生することが想定さ...全文を見る
○佐々木(憲)分科員 この際、全国の石油コンビナートを中心に、特に太平洋ベルト地帯、これから東海・東南海・南海地震の三連動とも言われているような、そういう危険なことが予想されておりますから、早急に現状について総点検を行うということをぜひ要望しておきたいと思います。  次に、液状...全文を見る
○佐々木(憲)分科員 これは沈下の状況ですね。流動化、この点についてはどうですか。
○佐々木(憲)分科員 液状化によって著しい沈下が起こるということで、今言われたような二・七メートルあるいは三・五メートル、相当な沈下が起こるというふうに予想がされているわけです。  この液状化が引き起こす側方流動というのがある。地盤が水平に移動する、こういう現象もあります。その...全文を見る
○佐々木(憲)分科員 総務大臣、お聞きになりましたように、液状化で側方流動というのが起こって、今想定されているのは九メートル以上ということなんですが、もっと深刻な事態が起こる可能性を今国交省としては検討しているということなんです。  震災が起こった場合に、単に地震が発生して、そ...全文を見る
○佐々木(憲)分科員 今何か、地盤がかたいとか言っていましたけれども、これは最大限被害を想定するというのが一番肝心なことであって、こちらは大丈夫だろう、国交省がやっているのは全部動いた結果そうなったのであって、実際にはそうならないんだよという、こんな甘い考えじゃ、ちょっとまずいん...全文を見る
○佐々木(憲)分科員 何か縦割りを絵に描いたような答弁でね。  自治体からいろいろな意見書が出ているでしょう。石油コンビナートにおける液状化を想定した耐震対策の強化を求める意見書というのがありますけれども、例えばその中で、液状化現象を石油コンビナート等災害防止法の規定による異常...全文を見る
○佐々木(憲)分科員 自治体の側からの要望が出されておりまして、液状化現象というのはいろいろな危険なことにつながる前提といいますか、そういうことになり得るので、これは徹底して異常現象の一つとして、発生した場合には可能な限り通報してもらう。実際にどういうふうにつながっていくか、何が...全文を見る
○佐々木(憲)分科員 では次に、規模が大きな災害に対応して大容量泡放射システムというのがありますね。自衛防災組織の一環としてこういうものがあるわけですけれども、これは二台セットでなければ機能しないというふうにも言われております。全国に十二ブロックあるということで、実際に活用された...全文を見る
○佐々木(憲)分科員 時間が参りましたので終わります。ありがとうございました。
03月06日第180回国会 衆議院 財務金融委員会 第5号
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○佐々木(憲)委員 日本共産党の佐々木憲昭でございます。復興特会についてお聞きをしたいと思います。  新しくつくられるこの復興特会は、自民党の強い要請でつくられたと聞いております。  民主党は、当初、特別会計は必要ないという主張をされたそうですけれども、なぜ必要がないと考えた...全文を見る
○佐々木(憲)委員 自民党の側は、必要だという考えを述べられたようでありますが、必要だという理由については、今説明されたようなことを自民党も主張された、こういうことなんでしょうか。
○佐々木(憲)委員 それで、復興特会の歳入面は、復興債発行収入、復興特別税収、歳出削減分、税外収入、こういうものが入ってくるわけですね。それから歳出面は、復興事業はもちろん中心でありますが、復興債の償還もこの中に入る、こういう枠組みになっているわけです。  この復興特別税には、...全文を見る
○佐々木(憲)委員 私が聞いたのは、マニフェストの破綻ぶりがこれで一層鮮明に印象づけられるのではないか、こう聞いたわけですけれども、全くそれに答えないで、別の答えをされたんですが。  先ほど、法人税は高いというふうに言いましたけれども、これは、社会保障の負担などを考えますと、ヨ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 本当にそうなっているのか、切実な声に本当に応えているかという点で、例えば、今大変な寒い冬を過ごしてこられているわけです。五万を超える世帯の方々が仮設住宅で過ごしておられます。  いろいろな要求が出ていますけれども、例えば、温かいお風呂に入りたい、これは当たり...全文を見る
○佐々木(憲)委員 これは昨年の夏から要望が出されていたんだけれども、最初からこういう機能がついていない形でお風呂を取りつける、私はこれは非常に無神経だと思うんですよね、やり方が。仮に、全てのお風呂を取りかえて追いだき機能のついたお風呂にすると、予算は一体どのぐらいかかるんでしょ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 防衛省にお聞きします。  この歳出の中に輸送機C130、それからC2が盛り込まれておりますが、これは復興とどのような関係があるのか、予算は幾らか、お答えいただきたいと思います。
○佐々木(憲)委員 どうも私は、これをここに入れているのは問題があると思っているんですよ。  災害派遣活動で消耗したというふうに言われましたけれども、輸送機YS11は今まで一体何年使ってきたのか、C1というのは何年使ったのか、お答えいただきたい。
○佐々木(憲)委員 四十一年それから四十四年こういうことで使ってきたものを、震災復興に一時的に使った、だから消耗したんだということで復興事業の中にこっそり入れてしまうというのは、これは非常に問題があると私は思っております。  YS11は、三年先の平成二十七年まで使う予定だったん...全文を見る
○佐々木(憲)委員 大体、復興特会に入れること自体が私はおかしいと思っているんですよ。これを入れなくたって、一般会計の中で今までやってきていたわけでありまして、その必要性については別途の議論はあるとしても、今回、こういう形で特会に入れるというのは、ほかの予算との関係で非常におかし...全文を見る
○佐々木(憲)委員 大体、このC1は、一般会計でも二機買うというふうになっているんですよ。そうでしょう。何でわざわざ前倒しして復興特別会計の中に二機入れるんですか。それは必要だというのはあなた方の理屈だけれども、復興のために、被災者のために使おう、そういう事業の中に、前倒しをして...全文を見る
○佐々木(憲)委員 大体、いろいろ検討して、一切予算をつけなかったのが問題なんだよ。ああでもないこうでもないと理屈をつけて。去年の夏から、仮設住宅の方々は冬になったら大変だからというので要望していたのにもかかわらず、こういう事態になっているんだ。  大体、大企業や富裕層は一円も...全文を見る
03月07日第180回国会 衆議院 財務金融委員会 第6号
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○佐々木(憲)委員 日本共産党の佐々木憲昭でございます。  まず、社会保障・税一体改革についてお聞きしたいと思うんですが、岡田副総理の一月二十日の会見では、一体改革・広報に関する基本方針という文書を配付いたしまして、記者会見が行われております。  政府はそれまで、増税分の使い...全文を見る
○佐々木(憲)委員 それで、これはただ説明を変えただけなのか、それとも内容がかなり変わってきているのか。  そこで、具体的に確認をしたいんです。  まず、今事例として挙げました「消費税引上げに伴う社会保障支出等の増」という部分であります。二枚目の資料の一番下のところに一%相当...全文を見る
○佐々木(憲)委員 一般財源でそれをカバーする、こういう考えになった、なったといいますか、そういうふうに表現したということですね。  次に、国と地方の関係ですけれども、消費税増税五%のうち、国と地方の配分というのはどうなるのか、それぞれの取り分、これはどうなるのか、説明をしてい...全文を見る
○佐々木(憲)委員 そうすると、国が七割、地方が三割、ほぼそういう姿になるわけですね。  配付資料には、一枚目を見ていただきますと、五%全体を項目別に配分するとこうなるというのが出ております。この中で、地方に回る分、これはどのように入っているのか。一つ一つ確認をしたいんですが、...全文を見る
○佐々木(憲)委員 地方分は〇・八五兆ということであります。  この中には、子ども・子育て対策〇・七兆円程度、それから医療・介護の充実一・六兆円弱、年金制度の改善〇・六兆円程度、こういうのが全体の枠としては含まれるわけでありますが、地方の分はそれぞれ幾らになるんでしょうか。そう...全文を見る
○佐々木(憲)委員 そうすると、そこはまだはっきりしない、細かなところは。  それから次に、下の方の、社会保障の安定化十・八兆円、これはどうなるのか。このうち、はっきりしているのは年金国庫負担二分の一ですね。これは国ですよね。これは間違いありませんね。  それから、一番下の、...全文を見る
○佐々木(憲)委員 それでは、ちょうど真ん中の後代への負担のツケ回しの軽減七兆円。説明によると、「高齢化等に伴う増(自然増)や安定財源が確保できていない既存の社会保障費」とされておりますが、この安定財源が確保できていない既存の社会保障費にはどのようなものが含まれるのか、それから、...全文を見る
○佐々木(憲)委員 今の説明は、両方を合わせた、国、地方全体の配分のものですね。  私が聞いたのは、既存の社会保障費で安定財源が確保できていない部分、この部分については幾らかと聞いたんです。
○佐々木(憲)委員 ここに書いてあるのは、高齢化に伴ういわば自然増の部分と、それから、安定財源が確保できていない既存の社会保障費という、この二つに分けて書いていますよね。「や」というんですから、二つに分かれているわけです。  したがって、まずは、その七・〇兆円のそれぞれの金額が...全文を見る
○佐々木(憲)委員 どうも中身がはっきりしないんですね。  それで、既存の社会保障費というのは、一体何を想定してこういうふうに入れているんですか。
○佐々木(憲)委員 高齢化に伴う部分というのは、要するに、金額は幾らなんですか。
○佐々木(憲)委員 自然増は、毎年一兆円程度ふえていくという説明をされていますよね。そうすると、二〇一五年の段階では今から二・九兆ふえる、こういう考え方なんでしょうか。
○佐々木(憲)委員 今かなり細かな数字をお聞きいたしましたが、積み上げベースじゃないものですから、上から大ざっぱに計算しているもので、内容的に本当に整合性がとれているのかどうか、それから、では何をどのようにふやすのか、あるいは効率化で減らすのか、その辺が全くわからないわけでありま...全文を見る
03月08日第180回国会 衆議院 財務金融委員会 第7号
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○佐々木(憲)委員 日本共産党の佐々木憲昭でございます。  五分しかありませんので、ピンポイントの質問をさせていただきます。  昨年の国会で、法人税の減税、恒久的な形でこれが行われました。我々は反対でありましたが、この減税は実質的に年間八千億円になります。同時に、三年間に限り...全文を見る
○佐々木(憲)委員 何かいろいろなことを言いましたが、要するに一般会計、基本的にはそこから出るということですから、全体として財政負担がその分ふえる、したがって、大きく言えば国民負担になる、こういうことであります。  仮に消費税が増税になりますと、その一部が結果的に法人税減税の財...全文を見る
○佐々木(憲)委員 なぜですか。
○佐々木(憲)委員 それは違います。  これまで一般会計で賄われていた社会保障の財源、この一部が消費税増税で置きかわるわけですね。そうすると、それで浮いた分が法人税の減税の一部に回る。だから、結果として、全体として見ますと、消費税増税の一部が法人税減税に回る、こういうことになる...全文を見る
○佐々木(憲)委員 全然説明になっていないんですよ。  要するに、法人税減税で八千億円の穴があくわけです。それを一般会計を中心に穴埋めするわけです。どこからお金が出るんですか。当然、国民負担になる。今回、消費税の増税で社会保障の全体の中の一部は置きかえることはできるけれども、し...全文を見る
○佐々木(憲)委員 日本共産党の佐々木憲昭でございます。  五分ですので、端的にお聞きします。  一般論でありますが、閣議決定の際、ある案件について反対する大臣が一人でもいたらどうなるのかという点です。多数決というのはあり得るのか、それとも、全閣僚一致、これが原則なのか。反対...全文を見る
○佐々木(憲)委員 その場合、仮に反対をする大臣が一人いたとしたら、それはどういう扱いになるんでしょうか。
○佐々木(憲)委員 そこで、消費税の問題ですけれども、我々は消費税増税に反対をしてまいりました。これは、低所得者を直撃して、中小企業者の営業を破壊して、全体として景気を冷やす、いいことはないということで、財源を示しながら反対をしてきたつもりであります。  現在与党であります国民...全文を見る
○佐々木(憲)委員 亀井代表は、こんな消費税増税なんていうのはとんでもない話だと、最近までずっとそう言っておられるわけであります。したがって、消費税増税を強行すれば、連立を壊す可能性が非常に高い。民主党の中も事実上分裂状態になる可能性もある。そういうことまでしてやるのかどうか。国...全文を見る
○佐々木(憲)委員 日本共産党を代表して、租税特別措置法等一部を改正する法律案及び特別会計に関する法律の一部改正案について、反対討論を行います。  租税特別措置法等一部を改正する法律案に反対する理由は、本法案に、研究開発減税の上乗せ特別措置の延長や海外投資等損失準備金の延長など...全文を見る
03月14日第180回国会 衆議院 財務金融委員会 第8号
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○佐々木(憲)委員 日本共産党の佐々木憲昭でございます。  きょうは、大変お忙しい中、財務金融委員会の参考人として御出席をいただきまして、大変ありがとうございます。  まず、日本証券投資顧問業協会会長の岩間さんにお聞きをしたいと思います。  このAIJは、事業報告書を見ます...全文を見る
○佐々木(憲)委員 次に、全国卸商業団地厚生年金基金の神戸さんにお伺いします。  この非常に少数のメンバーでやっている投資顧問会社が、売り込みに社長は来なかったと。どなたが来たかという記憶はありますか。
○佐々木(憲)委員 その説明ですね、こういうふうにやっていますから大変利回りはいいんですよと。どういう説明をされたのか。それから、なぜあなたのところが対象として選ばれたか。何かそんな話はありましたか。
○佐々木(憲)委員 それでは、運用の結果の報告を信託銀行から受けて、それを信用していた、こういう話をされました。この報告の内容をどの程度詳しく受けておられたのかということなんですが、いつ、どの銘柄を、どのように売って、どのように買ってという、そういう運用の細かな説明というのはあっ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 一任契約で任せきり、事実上そういうことになっていたと思うんですね。やはり、基金を預けて運用してもらうわけですから、どのような運用の内容になっているのかというのは、細かな部分までやはり報告を受け、チェックをするという体制が十分じゃなかったというふうに、今のお話を...全文を見る
○佐々木(憲)委員 巨額の損失が出ても長期にわたって隠し続けることができる、こういうことは極めて異常な事態だと思うんですけれども、それがなぜ発覚しなかったのか。投資顧問会社というのは、やろうと思えばこういうことはできるものなのか。その点、どのようにお考えでしょうか。
○佐々木(憲)委員 今のお話との関連で神戸参考人にお聞きしますけれども、このAIJを選ぶに至った理由、これは、大変利回りがいいですよということで選んだのか。何かを信用して選んだと思うんですが、その理由について説明していただきたいと思います。
○佐々木(憲)委員 もう一度、岩間参考人にお聞きします。  投資顧問会社に対する公的なチェック、自主規制、自主的なコンプライアンスの問題というのはあると思いますが、金融庁ですとか証券取引等監視委員会のいわゆる検査、これはどのようになっていたのか。銀行に対しては、実地検査も含めて...全文を見る
○佐々木(憲)委員 実際には、こういう事件が起きましたので、検査が十分だったかどうかというのは私は疑問に思っておりますけれども、今の回答はわかりました。  それで、こういう二千億円の規模というのは、一般庶民から見ると非常に気の遠くなるような金額でございまして、これがどこかへ行っ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 業界として、特に、この損失問題について何かやろうというシステムもないし、その考えもないということですか。  次に、村瀬参考人にお伺いします。  今回のこういう事件で代行部分も毀損するというようなことになりますと、これは公的な部分も、いわば私的な関係にとどま...全文を見る
○佐々木(憲)委員 当然、回収が大前提で、しかし、現在の状況ですと、幾ら最大限努力しても十分の一とかそれ以下というような、そういう報道がなされていますね。そうしますと、相当部分が損失になる。  こうなりますと、それを一体どこがかぶるのか。もちろん、直接取引をした当事者の自己責任...全文を見る
○佐々木(憲)委員 今回のこの事件をめぐっては、我々はさまざまな角度から検討しなきゃならぬというふうに思います。  単に自己責任で済むのか、それとも、このシステム全体にいろいろ問題があると私は思っておりまして、やはりこういう事件を生み出す構造というものがあると思うんです。それを...全文を見る
03月16日第180回国会 衆議院 財務金融委員会 第9号
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○佐々木(憲)委員 日本共産党の佐々木憲昭でございます。  安住大臣、きょうは私が最後ですので、よろしくお願いしたいと思います。朝早くから薄暗くなるまできょうやってまいりましたが、夜なべではありませんので、間違いないようにお願いをしたいと思います。  関税定率法に関連をしてお...全文を見る
○佐々木(憲)委員 実績からいうと、主食用もミニマムアクセス米の約一割ぐらいありますので、結構な数だと私は思っております。  注目しておりますのは、大手スーパー西友が、三月十日から、中国産の米を関東六都県、静岡県の百四十九店舗で発売するということで報道されていることであります。...全文を見る
○佐々木(憲)委員 そうしますと、西友はもともと米国資本のウォルマート・ストアーズの子会社でありまして、中国にも二百近い店舗を持っておりまして、中国米の現地調達能力もある。  仮に、日本にミニマムアクセス米として、今言われたような方式で大量に流通をふやしていく、こういうことにな...全文を見る
○佐々木(憲)委員 これは一つのルートをつくっているということでありまして、これはTPPとも関連が非常に深くなってくるわけです。  そこで、基本的な姿勢を聞きたいんですけれども、野田総理は、昨年十一月十一日の記者会見で、守るべきものは守り抜き、かち取るものはかち取るということで...全文を見る
○佐々木(憲)委員 これは、特定というか、私は米について聞いているわけでありまして、守るべきものに米を入れているというふうに言えないんですか。
○佐々木(憲)委員 相手側がどういうふうに言ってこようが、日本が守るべきものは米である、こういうことは言えないんですか。
○佐々木(憲)委員 守るべきものを、主食である米をこの中に入れているかいないか、はっきりしないという話は、政府は一体何を考えているんですか。今でさえ部分的にミニマムアクセス米という形で主食が入ってきているわけですよ。高関税によって一定程度守られているけれども、これをゼロにせよとい...全文を見る
○佐々木(憲)委員 だから、守るべきものは米だと言えばいいじゃないの。何で言えないんですか。アメリカは業界が米だ米だと言っているんですよ。日本政府がだめだと言わないと主食を守れないでしょうが。それを言わないというのは、何が守るべきものは守るだ。そんな抽象的な話をして国民を煙に巻い...全文を見る
03月21日第180回国会 衆議院 財務金融委員会 第10号
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○佐々木(憲)委員 日本共産党の佐々木憲昭でございます。  まず、中小企業等金融円滑化法についてお聞きをしたいと思います。  この法律で、貸し付け条件の変更等が実施をされておりますが、その実態についてお聞きをしたいと思います。変更等が行われた件数、それから会社数をお答えいただ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 二百二十九万件で、三十万から四十万社が対象であったと。  私は、中小企業への支援として、これは一定の効果があったと考えております。これは引き続き効果が上がるように期待をしたいと思っております。  先ほども若干議論がありましたが、今後の経済情勢がどうなるか、...全文を見る
○佐々木(憲)委員 経済は生き物と言いながら、一年に限るなどということを今の時点で決めるというのは無理があるわけで、ですから、この実施状況を踏まえて、延長するかどうかについては一年後の状況を見て検討するというのが当たり前のことだと私は思います。  さて、そこで、企業再生支援機構...全文を見る
○佐々木(憲)委員 車の両輪であると。  そこで、この円滑化法で条件変更の対象となった中小企業が望んだ場合には、必ず企業再生支援機構が相談に乗って支援をする、こういう理解でよろしいですね。
○佐々木(憲)委員 今、いろいろな長い説明がありましたが、要するに、この円滑化法の対象となった中小企業については、基本的には金融機関に任せますよ、この再生機構に対応する対象というのは、一定の限定つきの、地域経済の再建等々、そういう限定つきのものですから違うんです、今の説明はそうい...全文を見る
○佐々木(憲)委員 結局、中小企業のためとか再生が必要だといいながら、実際にやっているのは、出資額は大企業が九八・七%ですよ。それから、融資額についていいますと九九・八%ですよ。大企業がごっそりとこれを利用している。  先ほども若干ありましたが、中小企業というのは、リスケを受け...全文を見る
○佐々木(憲)委員 結局、国民にそのツケが回るわけですよ、財政がそれの受け皿になるということになりますからね。これは本当に、私たちはこういうやり方には到底賛成するわけにはいかない。  あと若干時間がありますので、自見大臣にお聞きしたいと思うんです。  「日曜討論」というのがN...全文を見る
○佐々木(憲)委員 今は論じている段階は過ぎているんです。もう既に大綱が決定され、自見大臣はそれを署名されましたね。三月中に法案化されるわけです。  亀井代表は、党として署名には応じられない、こういうふうに発言しているんです、党としてと。自見大臣はこの党の方針で行動するのかどう...全文を見る
○佐々木(憲)委員 奇妙な答弁ですね。党として署名しないと言っているのに、政党人としては従えないような話、何かよくわかりませんね。  私は、最終的な態度が近々決められるんだろうと思いますけれども、署名をしたらマニフェスト違反になるんですよ。国民新党としては公約違反なんです。国民...全文を見る
○佐々木(憲)委員 日本共産党を代表して、中小企業金融円滑化法改正案に賛成、銀行等株式等の保有制限法改正案に反対、企業再生支援機構法改正案の修正案に賛成、修正部分を除く原案に反対の立場から討論を行います。  中小企業金融円滑化法改正案に賛成の理由は、東日本大震災等の影響でいまだ...全文を見る
03月23日第180回国会 衆議院 財務金融委員会 第11号
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○佐々木(憲)委員 日本共産党の佐々木憲昭でございます。  法案の内容についてお聞きしますけれども、今回提案された法案には、保険会社の業務についてさまざまな規制緩和が盛り込まれております。その中で、保険契約の移転に関する規制緩和が入っております。  移転単位規制というのが撤回...全文を見る
○佐々木(憲)委員 結局、会社側からの要望で、契約者からの要望ではないということなんですが、これまでも、保険契約の包括移転というのは許可されればできたわけです。  包括移転が行われたケース、この十年間に何件あって、その理由、背景は何でしょうか。
○佐々木(憲)委員 これは圧倒的に、会社が破綻する、あるいは日本から外国資本が撤退して会社そのものがなくなるケースが非常に多いわけであります。それは、そうなったら包括移転というのはやむを得ない、そういう状況は。  ところが、今回の改正案を見ますと、保険会社が自分の経営判断で保険...全文を見る
○佐々木(憲)委員 到底、それはメリットとは思えないですね。  金融審議会の保険会社のグループ経営に関する規制の在り方ワーキング・グループの議論の中で、全国消費生活相談員協会の丹野美絵子さんが保険契約の移転について問題点を指摘しておりますが、これはどんな内容か、紹介していただけ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 これは本質的な解決にはなっていないと私は思います。  例えば、保険に加入する理由を、生命保険文化センターが行った調査があります。それを見ますと、商品がいいということで加入した場合、五一・八%、これは理解できますね。健全な経営をしている会社だと加入会社を信頼し...全文を見る
○佐々木(憲)委員 要するに、今までと同じ会社と継続した契約ができないということなんですね。本人が異議申し立てをするという仕掛けはつくった、参考にはいたします、しかし継続はできませんよと。今の話だと、解除することをやりやすくしますよ、もう保険からは出ていってくださいと。こんな話は...全文を見る
○佐々木(憲)委員 要するに、契約者については何の保護もないんですよ、このやり方だと。切り捨て以外の何物でもない。会社の利益が上がればいい、そういう仕掛けになっているということを指摘して、質問を終わります。
○佐々木(憲)委員 日本共産党を代表し、保険業法等の一部を改正する法律案に反対の討論を行います。  反対する第一の理由は、盛り込まれた規制緩和の項目が、MアンドAの促進や保険会社のグループ経営を合理化するためのものであって、消費者や保険契約者には利便性の向上が全くなく、むしろ権...全文を見る
03月27日第180回国会 衆議院 財務金融委員会 第12号
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○佐々木(憲)委員 日本共産党の佐々木憲昭でございます。  まず自見大臣にお聞きしますけれども、監視委員会はこのAIJ問題をなぜ見抜けなかったのかという点でありますが、例えば二〇〇九年、証券取引等監視委員会はアイティーエム証券に検査に入っております。報道によりますと、浅川社長は...全文を見る
○佐々木(憲)委員 それは後で事実を確認したいと思います。  次に、本気でだまそうとしてくると見抜くのは難しいと監視委員会の方が言ったという報道がありますが、例えば、ケイマン諸島のAIMグローバルファンド、これを監査しているケイマンの監査法人の監査報告書というのがあるわけですね...全文を見る
○佐々木(憲)委員 二〇〇六年一月に、厚生年金資産の運用を手がける都内のコンサルタント会社が、ファンドスキームが不明であるということで、監視委員会のホームページからAIJグループの調査を求める通報をしていたようでありますが、この会社がAIJからセールスを受けたのは二〇〇三年だった...全文を見る
○佐々木(憲)委員 こういう情報に的確に対応していれば、今のような事態にならなかったはずであります。  二〇〇七年に、金商法の改正が行われて、それが施行され、許可制から登録制に変わりましたね。そのために、投資顧問業を登録する業者が急増しております。投資一任業者は現在二百六十五社...全文を見る
○佐々木(憲)委員 これは、体制としては非常に不十分だと思うんですね。それから、検査の件数も年間数件あるいは十数件という程度であります。  自見大臣、こういう体制で果たして対応できるのかどうか、見解を聞かせていただきたい。
○佐々木(憲)委員 そういう規制緩和が全体としてこの監視活動を後退させていく、そういうものと合わさって今のような事態を招いているわけであります。根本的にこの点を見直す必要があると私は思います。  最後に、浅川社長とアイティーエム証券の西村社長が企業年金の担当者と面会して、残った...全文を見る
○佐々木(憲)委員 今回、虚偽によって年金資産を失った基金の加入者、それから受給者等、八十八万人が不利益をこうむっているわけであります。場合によっては、中小零細企業が年金倒産に至るというおそれもある、こういう重大な事態でありますので、これは今後、被害者に対する十分な補償、これをど...全文を見る
○佐々木(憲)委員 新自由主義に基づくこういう規制緩和には反対であるというふうに今まで叫んでいた大臣にしては、随分その対応が甘いのじゃないかと思います。  厳しく対応するように求めて、質問を終わりたいと思います。
○佐々木(憲)委員 日本共産党の佐々木憲昭でございます。  最初に、浅川参考人にお伺いします。  虚偽報告で年金資産を失った基金の加入者、受給者等関係する人たちが八十八万人、損害を与え、場合によっては中小零細企業の倒産に至るという事態であります。  浅川参考人は、こういうや...全文を見る
○佐々木(憲)委員 中小零細企業の集まりでありますこの総合型年金基金、そういう性格を承知しながら、虚偽報告をして、事実上食い物にしてきたと言わざるを得ません。損失を隠し続け、自分たちの報酬は年金資産から受け取る。金もうけのために年金資産を利用したとしか言いようがないと私は思うんで...全文を見る
○佐々木(憲)委員 あなたはこういう発言をされているというんですね。私自身も事情聴取を受けた、変なうわさをされて頭にきた、何もなかったので安心してください、こういうふうに言って年金基金の側に説明をした。そして、預けてくださいという売り込みをやったという事実はあるんでしょうか。
○佐々木(憲)委員 では、あなたはこういうスキームを一体どういうところで考えついたのか。国際活動はほとんどないようですけれども、タックスヘイブンを使って年金資金運用のスキームを考えたのはあなた自身なんでしょうか。
○佐々木(憲)委員 西村参考人にお伺いしますけれども、あなたは元山一証券マンで、運用のプロであります。九年に及ぶ運用利回りの虚偽に本当に気がつかなかったのか。全国の基金にAIJ投資顧問の運用手法を説明して歩いたのはあなたではなかったのか。この点、説明していただきたい。
○佐々木(憲)委員 AIJ投資顧問に資金援助をされて、あなたがケイマン諸島でスキームづくりに携わってきたという事実はありませんか。
○佐々木(憲)委員 浅川社長に聞きますけれども、AIJは、二〇〇二年に、顧客から預かった年金資産を運用するために英領ケイマン諸島にAIMグローバルファンドを設立した。このファンドに対して、イギリス系の大手監査法人が監査を行って、定期的に監査報告を提出していたというふうに言われてお...全文を見る
○佐々木(憲)委員 このグラント・ソントンが提出をした監査報告書は、バージン諸島にあるAIJ関連会社エイム・インベストメント・アドバイザーズ、AIAですか、そこに対してと、それからもう一つはアイティーエム証券に対して封書で送付されていたということが報道されていますが、事実でしょう...全文を見る
○佐々木(憲)委員 浅川参考人は、二〇〇四年ごろから、監査報告書が届いたら開封せずにAIJに渡しなさいということをアイティーエム証券に指示していたと言われていますが、これは事実でしょうか。なぜそのようなことを指示したんでしょうか。
○佐々木(憲)委員 これは極めて重要な事実でありまして、回答がないというのは私はおかしいと思うんですよ。  浅川社長は、この監査報告書を一切隠して、その上で改ざんを行っていた。したがって、虚偽の報告を作成したわけであります。  アイティーエム証券の社長に聞きますけれども、浅川...全文を見る
○佐々木(憲)委員 そういうふうに言われて、おかしいと思いませんでしたか。
○佐々木(憲)委員 この監査報告書を、あなたのところに監査法人から直接送られてくるわけです。ですから、宛先がAIJじゃなくてあなたの証券会社に来たわけですから、なぜそれを開封できないんですか。開封しないというのは不思議だと我々は思うんですけれども。開封するなと言われて開封しないで...全文を見る
○佐々木(憲)委員 浅川参考人は、この監査法人の報告書を事実上握り潰して、それを知った上で、内容を知った上で、公認会計士に運用実績を改ざんした虚偽の報告書の作成を依頼していた、そういう事実はあったんでしょうか。
○佐々木(憲)委員 これは、あなたは何か虚偽を、うそをついた覚えはないとか言って先ほど答弁をされていましたけれども、実際の運用実績、そして監査の結果、その報告書というものをあなたは表に出すということを一切させなかった。証券会社に来たものも、アイティーエム証券に来たものも、それを開...全文を見る
○佐々木(憲)委員 大体、デリバティブ取引でずっと損を出していながら、それを隠してもうかっているかのように報告書をつくり、年金基金をだました、その罪は極めて大きいと言わざるを得ないと思います。  したがって、その徹底した調査を我々は求めますけれども、当委員会としても、証人喚問等...全文を見る
04月12日第180回国会 衆議院 議院運営委員会 第14号
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○佐々木(憲)委員 北朝鮮政府は、きょう四月十二日から十六日の間に人工衛星を打ち上げると発表しておりますが、これは、二〇〇九年六月十二日に全会一致で採択された国連安保理決議一八七四号に違反するものであります。  この決議は、北朝鮮が国際社会に挑戦して二回の核実験を強行したという...全文を見る
04月13日第180回国会 衆議院 財務金融委員会 第14号
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○佐々木(憲)委員 日本共産党の佐々木憲昭でございます。  まず、ケイマンの監査事務所、グラント・ソントン、毎年作成していた監査報告書についてお聞きしたいと思います。  あなた自身は、この監査報告書を見ていましたか。
○佐々木(憲)委員 アイティーエム証券の西村社長に、封を切らずに直接私のところに持ってくるように、こういう指示を出したのは、書かれていた損失を隠して、水増しした数字を作成し、顧客である基金の関係者に示す、そのためだったのではありませんか。
○佐々木(憲)委員 顧客の年金基金から監査報告書を含むファンドの運用報告書を見せてくれと要求をされる、そのときに社長はそれを拒否した。これは事実ですか。
○佐々木(憲)委員 運用報告書だけではなくて監査報告書を含んだものを出してくれ、こう言った基金がありましたよね。それはどこの基金ですか。
○佐々木(憲)委員 そのアドバンテストに対して、監査報告書を含む運用報告書を渡した。そこに添付した監査報告書は本物だったんですか、それとも偽造したものだったんですか。
○佐々木(憲)委員 監査報告書を添付したわけですよね。その添付した監査報告書は本当のものではなかったと。つまり、水増し部分を含めた形で監査報告書をつくっていた。これ、事実ですね。
○佐々木(憲)委員 監査報告書自身は本物の監査報告書を添付したんですか。
○佐々木(憲)委員 だから、つけてある監査報告書は本物かどうかと聞いているんですよ。
○佐々木(憲)委員 ということは、偽造したということですよね。
○佐々木(憲)委員 つまり、にせものをつくったということですね。あなたは、グラント・ソントンの作成した監査報告書を自分が直接かかわって偽造したんじゃありませんか。
○佐々木(憲)委員 これは重大ですよ。監査報告書というのは、本当に真実のものがそこに書かれているわけですよ。しかも、これは大変重要な文書ですよ。  しかも、それを、封を切らずに私のところに持ってきなさいと。あなたはそれを見た。その上で、その監査報告書を添付した運用報告書を年金基...全文を見る
○佐々木(憲)委員 監査報告書の、まあ一部でも何でもいいけれども、添付したわけですね。その添付した監査報告書は本物のものではない、そのことを事実上認めているわけですから。
○佐々木(憲)委員 あなたは、監査報告書を運用報告書の水増しとあわせた形でつくり直して、それを添付した。自分自身がそれにかかわっていた。当然、これは極めて重大な事実だというふうに思います。  では次に、証券監視委員会が作成した資料の中に、AIMグローバルファンドの資金の収支概要...全文を見る
○佐々木(憲)委員 つまり別枠なわけですね。なぜかというと、解約したいというお客さんが来る、それに対して水増しした金額を支払う、その商品を新規の顧客に転売する。つまり、支払いと受け取る金額が一致する転売が行われるわけですね。その場合には、運用資産の規模には反映しません。したがって...全文を見る
○佐々木(憲)委員 そうしますと、千四百五十八億円の枠外にある転売の件数と総額、おおよそ幾らですか。
○佐々木(憲)委員 約五百億円ぐらいだと思うんですが、どうですか。
○佐々木(憲)委員 解約を希望したお客さんに対して、転売をしますよ、こういう事実はお伝えしましたか。
○佐々木(憲)委員 事実として、解約したいというお客さんに対して、新しいお客さんが払った資金、その資金を転売という形式をとりながらそのまま渡す、こういう関係にあったということは事実ですね。
○佐々木(憲)委員 AIJの損益計算書を見ますと、営業収益が八千万程度しかない、営業外収益が三億円以上あるんですね。この中身は何ですか。
○佐々木(憲)委員 その配当の資金で従業員の報酬の大部分が賄われていた、こういうことになるわけですね。
○佐々木(憲)委員 参考人質疑のときに、二〇〇九年のアイティーエム証券の監視委員会の検査の際に、浅川社長は、事情聴取はされていないけれども、ヒアリングを受けたという形になっているというふうに答えましたが、どんな中身のヒアリングだったのか。  それから、その場合、監視委員会による...全文を見る
○佐々木(憲)委員 何と言ったっけ。  もう時間がないので、私、今回のこの事件は非常に悪質だと思っておりますのは、年金の基金を受け取り始めたときから虚偽の報告を年金の関係者に行ってきた、つまり、そこから始まっている、水増しは。その結果、真実の数字を伝えるとお客さんが逃げるから、...全文を見る
○佐々木(憲)委員 終わります。
○佐々木(憲)委員 日本共産党の佐々木憲昭でございます。  アイティーエム証券の業務説明書を見ますと、主な仕事は年金基金を対象に私募の外国投資信託の販売をすることというふうに書かれております。お客さんが年金基金である、こういうことですね。
○佐々木(憲)委員 この中に損益計算書の販売費及び一般管理費の明細書が載っておりますけれども、接待交際費は、昨年、千六百七十万円、一昨年は一千八百九十六万円、その前の年は二千百五十五万円と記載されております。あなたの会社で、社長を含めて数人が営業部に属しておりますけれども、月にま...全文を見る
○佐々木(憲)委員 年金基金の運用担当者を接待するという、その目的は、新規開拓のためというのもあるでしょう。それから、解約しようとした相手に対して、まあ、そこはちょっと続けてくださいよ、こういう説得をするための接待というのもあったんじゃないでしょうか。
○佐々木(憲)委員 いずれにしましても、厚生年金基金の担当者に対して恒常的に、接待の関係、いろいろな関係をとり結んでいたと。  ただ、問題は、その相手であります年金基金の担当者は、厚生年金保険法第百二十一条によりますと、基金の役員及び基金に使用され、その事務に従事する者は公務に...全文を見る
○佐々木(憲)委員 実際上はみなし公務員であるにもかかわらず、大体、お客さんに対してあなたの方が払うのが通常ですよね。相手に払わせるというのはほとんどないと思うんです。そういう意味で、これは非常に重大な関係にあったというふうに思います。  それからもう一つ、ケイマンの監査法人か...全文を見る
○佐々木(憲)委員 その見た方から、こういう内容だということはお聞きになりましたか。
○佐々木(憲)委員 全く聞いたことはありませんか。やめた社員の中にそういうことを報告したような人もいませんか。
○佐々木(憲)委員 その後、今おっしゃったのは、一回あったと。その人は、それを当然あけて中身を見ているわけですから、事実と違う運用報告書をつくっていたということは当然自覚されるわけです、その段階で。それを全く社長には話をしないというのは極めて不可解なことでありまして、それがなかっ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 幾らぐらい、どのぐらいの期間ですか。
○佐々木(憲)委員 それは何年の何月ごろですか。
○佐々木(憲)委員 貸し付けるほど資金に窮迫しているということでありますと、このAIJ投資顧問が運営している全体としてのファンドの実態というのは非常に危機的な事態にあった、こういう認識は持ちませんでしたか。
○佐々木(憲)委員 二〇一一年の販売管理費の中に二百万円の寄附金というのが記載されていますけれども、これは何でしょうか。
○佐々木(憲)委員 お客さんから預かった資金は、アイティーエム証券からAIMグローバルファンドのファンド受託銀行に全て、完全に渡っていたということでしょうか。
○佐々木(憲)委員 お客から預かった資金をアイティーエム証券からAIMグローバルファンドの受託銀行に渡しますよね。で、預かったものは全額渡していたか、その間に差はないか、聞いているんです。
○佐々木(憲)委員 時間が参りました。終わります。
○佐々木(憲)委員 日本共産党の佐々木憲昭でございます。  石山証人は、東日本文具販売年金基金の常務理事をされていたわけであります。  浅川さんとはどのような関係であったか確認をしたいと思いますが、AIJにとっては東日本文具販売年金基金が最初の年金基金のお客さんであった、そう...全文を見る
○佐々木(憲)委員 その契約は、何年ごろ、幾らの契約をされたんでしょうか。
○佐々木(憲)委員 それは、金額は合わせて幾らだったんでしょうか。
○佐々木(憲)委員 あなたは、その年金基金の常務時代に浅川氏や西村氏から接待を受けたことはありますか。
○佐々木(憲)委員 全く、一度もなかったということですか。
○佐々木(憲)委員 その接待のあり方というのは、利害関係を持っている方に対して、みなし公務員としてですよ、基金の常務理事というのは接待等を受けてはならない、こういう規定があったことは御存じだったんでしょうか、その時点で。
○佐々木(憲)委員 最初にAIJの契約者として、年金基金で一番最初の契約者として事実上、事実上といいますか、あなたの基金がなったと。その後、東京年金経済研究所を立ち上げて、コンサルタントをやるようになった。で、その資金の千五百万円、これはミレニアム・アソシエイツから出て、これは浅...全文を見る
○佐々木(憲)委員 それは愛知に関係をしている基金だったんじゃないでしょうか。
○佐々木(憲)委員 愛鉄連とか愛知県トラック年金基金とか、そういうものではないでしょうか。そして、そこには社会保険庁時代の知り合いはおられましたか。
○佐々木(憲)委員 要するに、あなたも社会保険庁におられたわけでありますから、その人脈といいますか、そういう人たちにいろいろ説明をし、ほかのファンドもあわせながら、そして、人脈がありますから、そういうことで契約を広げていった、このように理解をいたします。  そこで、二〇〇八年に...全文を見る
○佐々木(憲)委員 聞いていないというのはどういうことでしょうか。みずから社長としてAIJとの関係で契約を結んだわけだと思うんですが、それを解約するときは、自分は全くタッチしないうちに解約をされていたということなんでしょうか。
○佐々木(憲)委員 コンサル契約の解除の理由として、報道されているところによりますと、情報開示をきちっとしなかったので信頼関係に非常に大きな問題を生じたという報道がありますけれども、そういうことはなかったんでしょうか。
○佐々木(憲)委員 ちょっと説明がよくわからないんですけれども。  今、質疑をいろいろやってまいりまして、社会保険庁の出身で、年金基金の常務理事をなさっていて、そういう立場でAIJと関係ができて、そしてみずから、昔の知り合いであるそういう社会保険庁等の関係者を事実上紹介をすると...全文を見る
04月26日第180回国会 衆議院 議院運営委員会 第17号
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○佐々木(憲)委員 社会保障・税特別委員会の設置について発言します。  まず述べておきたいのは、特別委員会設置の目的、内容について、これまでの議運理事会でまともに議論されてこなかったということであります。にもかかわらず、民自公三党で設置を合意したからという理由で全体に押しつける...全文を見る
○佐々木(憲)委員 議員歳費は、憲法四十四条や四十九条に立脚し、国会法三十五条で原則を定めてきたものであります。そのあり方は、議員の位置づけ、議会のあり方そのものに深くかかわる問題であり、各党参加のもとで丁寧に議論すべき課題であります。  ところが、今回の議員歳費削減案は、議院...全文を見る
05月11日第180回国会 衆議院 本会議 第20号
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○佐々木憲昭君 日本共産党を代表し、消費税増税法案について質問します。(拍手)  野田総理が政治生命をかけると言って打ち出した消費税増税に、多くの国民が反対しております。長引く景気低迷や雇用不安、所得の減少などで生活苦が広がり、これ以上の消費税増税に耐えられないという声が庶民の...全文を見る
05月22日第180回国会 衆議院 社会保障と税の一体改革に関する特別委員会 第5号
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○佐々木(憲)委員 日本共産党の佐々木憲昭でございます。  野田総理は、消費税率を再来年の二〇一四年四月から八%、二〇一五年十月から一〇%と二段階で引き上げる法案を提出して、これに政治生命をかけるというふうに言われております。私は、余りにもこれは異様だと思うんですけれども。 ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 今、社会保障に全額使う、官の肥大化には使わない、こう説明をされました。本当にそうなのかということを確認したいと思います。  まず、前提としまして、消費税の増税がない場合、国、地方合わせて、二〇一五年の社会保障四経費、つまり年金、医療、介護、子育ての公的負担、...全文を見る
○佐々木(憲)委員 三十四・八兆円。  我々は消費税増税に反対ですけれども、仮に五%増税される、そうしますと、政府の計算では二〇一五年に新たに十三・五兆円の税収が入ります。全額社会保障のために使う、こういうわけですから、増税前の社会保障四経費三十四・八兆円、これに消費税増税分十...全文を見る
○佐々木(憲)委員 これはおかしいと思うんです。つまり、消費税増税をしない場合は三十四・八兆円になる、増税したら、それに十三・五兆円プラスになるわけですから四十八・三兆円になるかと思っていましたら、どうも今の答弁ですと四十一・三兆円だと。この差額七兆円というのは、一体どこに消える...全文を見る
○佐々木(憲)委員 要するに、置きかわると今言いましたね。  これは、民間研究機関、例えばみずほ総合研究所、みずほ政策インサイト、こういうレポートがありますけれども、これを見ますと、こう書いているんですよ。お金には色がないため、消費税収が社会保障財源に充てられることでこれまで社...全文を見る
○佐々木(憲)委員 私は、赤字国債を出し続けろなんて言っているんじゃないんです。ほかの財源があると言っているんですよ。  そこで、ちょっとパネルを出してみますが、今あなた方が説明したのはこういうことなんですよ。  二〇一五年の国、地方を合わせた社会保障四経費は、増税前が、左側...全文を見る
○佐々木(憲)委員 結局、十三・五兆円を国民からいわば増税で受け取って、しかし、そのうち、全部使うんじゃありませんよと、今の答弁は。結局、七兆円はほかの財源に回るんですと。その財源は、結局予算の中で使われるわけだから、赤字国債の穴埋め、法人税減税、米軍思いやり予算、無駄な公共事業...全文を見る
○佐々木(憲)委員 今の答弁は、この数字は否定できないわけですよ。要するに、今はその説明をしただけなんだ。  物価が下がった分下げられていないと言うけれども、生活必需品の物価というのは下がっていないんですよ、実際。だからこそ、高齢者の生活を支えようということで年金を下げないと決...全文を見る
○佐々木(憲)委員 サービスの充実とか言っていますけれども、実際にはサービスのカットが多いんですよ。実際に進んでいるんです。  しかも、この背景にあるのは、国も負担していると言いますけれども、国の負担は減らされているんですよ。介護保険制度が開始される前は、国は五〇%を負担してお...全文を見る
○佐々木(憲)委員 年金の上げられる部分なんというのは極めて微々たるもので、カットされる方が多いんです。  これは高齢者を今出しましたけれども、サラリーマンも大変なんですよ。  パネルを見ていただきたいんですけれども、四人家族で子供二人、四十代の夫が働いている平均世帯の場合で...全文を見る
○佐々木(憲)委員 口でそんなことをいろいろ言っても、現実はなかなかそうはいかないんですよ。  これからどうなるかといいますと、大和総研のレポートがここにありますけれども、こういうものを見ましても、復興増税、消費税増税というものを柱とする一体改革によって家計の負担は今後どうなる...全文を見る
○佐々木(憲)委員 将来的な見通しなんかつきませんよ、こんな状態で。負担だけがどんどんふえていくんですから。不安が増してますます財布のひもがかたくなり、将来に備えてこつこつと貯蓄するという方向に行かざるを得ないんですよ。でも、その資金がないんです。そういう認識がほとんどないという...全文を見る
○佐々木(憲)委員 これだけ負担をふやしておいて、何か将来が安心になるかのようなことを言いますけれども、それはもう全く逆であります。  社会保障に回すと言いますが、先ほど見たでしょう、回らないんですよ、全部が。将来不安をなくすと言うけれども、将来不安はますます募るばかりでありま...全文を見る
○佐々木(憲)委員 それは反論になっておりません。なぜかというと、ヨーロッパの負担率、一定水準ありますけれども、還元される部分を見ますと、相当大きいわけです。それからもう一つは、この負担率をいきなり上げるという国はどこにありますか。日本ほど上げる国はありませんよ。  しかし、現...全文を見る
○佐々木(憲)委員 そのとおり。総理が、これは七年前に、平成十七年一月二十五日、衆議院本会議で演説をされた言葉です。風邪から治りかけていた日本経済を肺炎にしてしまう、そういう批判を当時されていたんです。  冷え込んだ家計から二十兆円も購買力を奪えば、あの当時は、一九九七年の消費...全文を見る
○佐々木(憲)委員 今、国民は風邪を引いて寝込んでいるんですよ。そういうときに冷水を浴びせるようなこういう負担をしたら、どんな結果になるか。あの当時よりもっとひどい結果になるということを私は言っているわけです。  一方で、こういうふうに赤字の家計を直撃する大負担を負わせておきな...全文を見る
○佐々木(憲)委員 それは全く違うと思いますね。  大体、後でも言いますが、日本の大企業の税負担は軽いんです。今、国際競争力と言いますけれども、日本の企業が税金が高いからといって外国に出ていっているんだと盛んに経団連なんかは言いますけれども、内閣府の企業行動に関するアンケート調...全文を見る
○佐々木(憲)委員 違います。  あなたの言うことを聞いていると、財界の言っていることと全く同じなんです。日本経団連が主張しているのを読んでいるようなものだ。一体誰のために政治をやっているんですか。  税金というのは、所得の少ない人、税金を納めることのできない人から取っちゃい...全文を見る
○佐々木(憲)委員 バランスと言うけれども、こんなバランスを欠いたやり方はありませんよ。だって、低所得者、所得のない人にずっしり重くかかるような税金をぼんと上げて、何で、もうかっている大企業に減税をするんですか。これは一番バランスを欠いているやり方でしょう。  法人税の話でお聞...全文を見る
○佐々木(憲)委員 所得税は今まで最高税率をどんどん下げてきたんですよ、今度はちょっと上げたけれども。だけれども、それは極めて部分的なものであって、所得の再分配機能を低下させてきたというのは事実であります。できているんですよ、やっているんですよなんて、そんなことはありません、言っ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 私は全然見解が違います。  こういうものを利用できるのは大企業だけでありまして、中小企業は利用できないから、したがって、大企業になればなるほど税が軽くなる。  ちょっとパネルを出しますからね。これを見て明らかなんですけれども、企業規模別に示しますと、二〇一...全文を見る
○佐々木(憲)委員 そんな答弁は答弁になっておりません。大体、率をお話ししているのに何で額の話にすりかえるんですか。これは全然問題にならないですよ。  この事実は財務省の資料からつくったんですよ。私が操作したわけじゃないんです。  もう一つのパネルを出しますと、これは一九九六...全文を見る
○佐々木(憲)委員 利益を生んでいる企業が負担している税の負担率が、大企業ほど軽いと言っているんですよ。全然答弁が、何かあさっての方に向いて答弁しているような感じですよ。  こういう状況で、これは事実ですから。負担能力のある大企業の税金が軽いというのは大体おかしいんです。こんな...全文を見る
○佐々木(憲)委員 少し私の意見と近いところまで答弁が参りました。  これだけ内部留保がたまってくるのは理由があるんですよ。つまり、賃金を引き下げて、非正規雇用をふやして、そして、その雇用関係でコストダウンをして、その結果、たまっている。それから、下請中小企業に対しては単価を買...全文を見る
○佐々木(憲)委員 雇用と投資に回してほしいというのは、二年ほど前に政府が経団連に要望した。経団連は、それもいいことだというようなことを言ったと思います。ところが、現実にやっているのは、何も具体化されていないじゃないですか。非正規雇用はふえっ放しですし、設備投資も低迷しっ放しです...全文を見る
06月01日第180回国会 衆議院 社会保障と税の一体改革に関する特別委員会 第13号
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○佐々木(憲)委員 日本共産党の佐々木憲昭でございます。  きょうは、子ども手当と税の問題についてただしたいと思います。  民主党がマニフェストで初めて子ども手当を打ち出したときの民主党代表は岡田さんだったと思いますが、それでよろしいですか。
○佐々木(憲)委員 そのときは、日本刷新八つの約束の三番目に、こう書かれておりました。公立高校改革に着手し、月額一万六千円の子ども手当を支給します。  このときは、どのような考えで子ども手当を打ち出したのか、お聞きをしたいと思います。
○佐々木(憲)委員 その後、小沢一郎さんが代表になって、二〇〇七年の参議院選挙で、子ども手当は三つの約束の二番目に格上げされたわけです。そして、支給額が一人月額二万六千円とされました。そして、二〇〇九年の総選挙では五つの約束の二番目に掲げられて、目玉政策として一躍注目を浴びたわけ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 これは、二〇〇六年、小沢さんが代表だった当時に、子ども手当をマニフェストの上位に入れてくれるように頼んだのが小宮山大臣だったんじゃないですか。  そのときに小沢さんは、女性に子供の話をすると目の輝きが違うというような話をされて、若い人は自分の子供、高齢者は孫...全文を見る
○佐々木(憲)委員 その上で、二〇一〇年の一月、政権について以後ですけれども、第百七十四国会の施政方針演説で鳩山元総理はこう言っておりました。  若い夫婦が経済的な負担を不安に思い、子供を持つことを諦めてしまう、そんな社会を変えていきたい、未来を担う子供たちがみずから無限の可能...全文を見る
○佐々木(憲)委員 後でも検証しますけれども、この理念が本当に続いているのかどうか、私は根本的な疑問を持っているところであります。  それでは、この子ども手当法案を提案したとき、長妻厚生労働大臣は二〇一〇年二月二十三日の本会議でこう述べております。  子ども手当は未来への投資...全文を見る
○佐々木(憲)委員 このように、民主党政府の発言に一貫して流れておりますのは、子育ての経済的負担の軽減というのが一貫しているわけであります。  その背後にありますのは、若い世帯の厳しい生活実態というのがあったわけですね。子育て世帯の家計がどれほど大変なものか、議論の前提として確...全文を見る
○佐々木(憲)委員 少子化白書の中で今言われたようなことが書かれているわけであります。  十年間で低所得層にシフトしているということは、若い子育て世代の家計は総じて急速に悪くなっている。  配付資料を見ていただきたいんですが、これが、今小宮山大臣が説明をしたものでございます。...全文を見る
○佐々木(憲)委員 それから、子育て世代の貧困化の問題についてはほかの資料でも確認できるわけですが、総務省の家計調査ではどうなっているかというと、二〇〇〇年から二〇一〇年の十年間、これを確認したいんですが、二十九歳以下と、三十歳から三十九歳、それから四十歳から四十九歳、それぞれの...全文を見る
○佐々木(憲)委員 この数字、皆さんにお配りした二枚目がその数字でございますけれども、ともかく、これは大変な所得の低下であります。可処分所得が二十九歳以下で三十八万円の減少、実質でも二十五万円ということですから、生活が非常に厳しくなっていることはもう明らかであります。  岡田大...全文を見る
○佐々木(憲)委員 この経済的な、深刻な家計の実態にどう対応するかというのが政治に求められてきたわけであります。子ども手当もそのための大変大事な柱として民主党政権としては位置づけていた。  もう一つ、国際的な角度からこの実態を確認したいんですけれども、内閣府は、日本、韓国、フラ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 私も、この今の数字を確認してみましたが、日本の場合は約半分ですね、ふやさない、または、ふやせない。ところが、フランスは一七・七、アメリカは一三・五、スウェーデン七・四、これは日本が断トツなんですよ、子供がこれ以上ふやせないというのは。現状では、二人目、三人目の...全文を見る
○佐々木(憲)委員 配付資料を見ていただきたいんですけれども、先ほど紹介した国際意識調査では、子供をふやさない理由、または、ふやせない理由として、子育てや教育にお金がかかり過ぎるから、今御答弁がありました、男女とも四〇%前後ですね。多くの子育て世代が経済的要因で子供をつくることを...全文を見る
○佐々木(憲)委員 それは結果としてどうなったかという点であります。  次のページを見ていただきたいんですけれども、四枚目ですね。児童手当、子ども手当制度の比較です。  自公政権時代の児童手当が、民主党政権になって子ども手当となって、月額二万六千円の半額が当初支給されました。...全文を見る
○佐々木(憲)委員 では、具体的な数字の実態についてお聞きをしていきたいと思います。  今度の新しい児童手当と、それから子ども手当が導入される前の旧児童手当、この実質手取り額についてお聞きしたいと思うんです。  夫婦と小学生の子供一人の世帯で、年収三百万、五百万、八百万、一千...全文を見る
○佐々木(憲)委員 かなり、だんだん答弁が苦しくなってきたようでありますが、配付資料の五枚目を見ていただきたいんですね。  実質手取り額の変化がここに出ておりますが、これは厚労省が作成したものですよ、給付額はふえたけれども、子ども手当の財源として年少扶養控除が廃止されて、所得税...全文を見る
○佐々木(憲)委員 そういう説明を幾らしても、実際に子ども手当を受けていた人たちは、二、三年たったら、プラス、もらう方が多かったのに、出す方が多くなっているんですから。  しかも、小学生まではマイナスだけれども、中学生になったらもらえるんだ。小学生の子育て世帯の家計から見ると、...全文を見る
○佐々木(憲)委員 制度をよりよくすると言うけれども、より悪くしているんですよ、実際には。  赤字の世帯が発生するのは事実ですから、その場合に、財源の手当てがきちんとできていなかったと小宮山大臣も答弁されていますけれども、赤字世帯をこれだけ埋めるのにどのぐらい財源が必要なんです...全文を見る
○佐々木(憲)委員 一つ一つ確認をしていきます。  かつて、前の児童手当のとき、二〇〇九年度の給付総額は幾らでしたか。それから、年少扶養控除等による減税額、これは幾らでしたか。
○佐々木(憲)委員 二・一兆円だったんですね。これが旧児童手当の必要額でありました。  新しい児童手当制度の給付総額、平年度ベースで幾らになりますか。
○佐々木(憲)委員 所得制限を超える世帯への特例給付を除くと幾らになりますか。
○佐々木(憲)委員 要するに、それを除くと二・一兆円から二・二兆円程度ということですね。旧児童手当のときは二・一兆円の必要額でありました。今は二・一兆円から二・二兆円というわけですから、ほとんど変わらないわけですね。  昨年、二〇一一年度予算案の時点で、政府が提出した子ども手当...全文を見る
○佐々木(憲)委員 この二・一兆円の場合は赤字世帯が先ほどみたいに発生するんですけれども、二・九兆円なら赤字世帯はほとんど発生しない。要するに、八千億円程度の財源があれば赤字になる世帯がない。先ほどは六千億円という数字も言われました。  ところで、安住大臣、昨年の秋に法人税を三...全文を見る
○佐々木(憲)委員 ほとんど同じ金額で、これはペイ・アズ・ユー・ゴー原則を無視して、ペイ・アズ・ユー・ゴー原則というのは、簡単に言えば、減税をする場合にはその財源を手当てして減税をするというのがペイ・アズ・ユー・ゴー原則。安住さんはずっと最初から、それが大事だ、それが大事だと言っ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 要するに、ペイ・アズ・ユー・ゴー原則にのっとっていないということなんですよ。  簡単に言うと、年間八千億円の減税をしました、ところが復興増税という理由で三年間はその分上げました、したがって、とんとんになります。三年間だけですよ。四年たちましたら減税が実際に実...全文を見る
○佐々木(憲)委員 ずっと減税じゃないですか。  そういうことを一方でやりながら、子ども手当を削減したら家計が赤字になっているところが逆に出てきた。そっちは、六千億から八千億あれば赤字が解消できる。そっちの方から、いわば増税はそのままにしておいて、何で大企業の減税だけやるんです...全文を見る
○佐々木(憲)委員 いろいろ反論したような形をとっておりますが、反論になっておりません。大体、会社が倒れるかのような、そんな赤字のところに税金を取っていますか。取っていないじゃないですか。  我々が言っているのは、黒字の大企業に減税してやるのは必要ないと言っているんですよ。そう...全文を見る
○佐々木(憲)委員 それは、世帯によっては濃淡があるだけで、全部増税じゃないですか。そうでしょう。プラスになるところがありますか。ないでしょう。全部増税じゃないですか。そんなの反論にも何にもなっていないんだ。  大体、所得税と住民税、これは両方来るんですよ。しかも、消費税増税に...全文を見る
○佐々木(憲)委員 これだけ負担が、消費税率が一〇%になると、子育て世帯の家計を直撃するわけですよ。  配付資料を見ていただきたいんですが、六枚目、最後のページですけれども、これは財務省が試算したもので、今、安住大臣が言われたものがこれに当たると思います。  これは、消費税増...全文を見る
○佐々木(憲)委員 部分的にプラスになるところを無理に合わせると、そういうふうな家計もある。しかし、もっと負担の重い家計もある。押しなべて言いますと、負担が全体としてぐっと重くなる、これが実態なんじゃないですか。  ですから、いろいろ数字を拾ってきて、大体、中学生、高校生という...全文を見る
○佐々木(憲)委員 トータルで見て全体がマイナスになる、こういうことですよ。  何か子ども・子育て世代に集中して衝撃がいくと私は言いましたが、今の説明だと、全体に衝撃がいくわけですね、全体が負担するわけだから。結局子ども・子育て世代に重い負担がかかっていく、そういうことなんです...全文を見る
○佐々木(憲)委員 しかし、消費税増税プラス負担増をこれだけやっておいて、何かいいことをやったかのようなことを言いますけれども、全然違いますよ。これで消費が全部マイナスなんですよ。  大体、消費税の増税十三・五兆円が、七兆円分ほかの財源に回る、赤字の穴埋めにも使うという話でしょ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 質問に答えないで、全く関係ないことをべらべらしゃべって。  大体、その七兆円がどこに行くか。お金に色はついていないじゃないですか、そうでしょう。  十三・五兆円を社会保障に使うと言うけれども、今まで社会保障に使っていた七兆円分がところてん方式にぽんとどこか...全文を見る
○佐々木(憲)委員 復興増税については、これは被災者にもかかるんですよ、増税分が。そのことを無視して、何かいいことだ、いいことだと言うのはいかがなものか。その財源は別なところから見つけなさいと言っているわけです、無駄の削減だとか、あるいは下げ過ぎた法人税を下げるのをやめなさいとか...全文を見る
○佐々木(憲)委員 大きな点を見たらマイナスだと言っているんですよ。大体、社会保障は充実だ、充実だと言うけれども、年金はふえるんですか。医療の負担は減るんですか。医療だって、窓口負担がふえるじゃないか。そういう計画でしょう。年金もどんどん毎年下げていく計算じゃないですか。何でそれ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 十一回の予測は全部外れたわけですが、確かに見通しですから、当たったり外れたりするというのがあるのは、一般的にはわかりますよ、一般的には。しかし、極端に予測の方が上振れしているわけですよ。現実は、必ず予測よりも低いんです。  大体、予測よりも実態はそれより上だ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 名目ですか、実質ですか。
○佐々木(憲)委員 一回だけですね。では、ほかはどうですか。
○佐々木(憲)委員 だから、予測はほとんどが上振れしているわけでありまして、名目GDPが変われば税収は大きく変わるということで、大体、政府の予測というのは、政策的な、あるいは政治的な意図を非常によく反映しておりまして、そういう意味では、税収を高く高く見積もるために、現実の経済の実...全文を見る
06月06日第180回国会 衆議院 社会保障と税の一体改革に関する特別委員会 第15号
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○佐々木(憲)委員 日本共産党の佐々木憲昭でございます。  六月一日の当委員会で、安住大臣は、消費税は目的税だ、こういうふうにおっしゃいました。議事録で確認したんですけれども、目的税ですから、お預かりしたお金は、年金、医療、介護と子育てだけなんです、目的税の意味というものをぜひ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 消費税については、国税分については、一般会計の予算総則で、後期高齢者医療、介護、年金の国庫負担分に充てられる、こういうことが書き込まれているわけです。一般会計予算総則第十九条であります。  しかし、今言われたように、消費税が税法で目的税というふうに決められて...全文を見る
○佐々木(憲)委員 そうすると、厳密に目的税という場合に、例えばどんなものがありますか。
○佐々木(憲)委員 要するに、消費税は目的税としては扱っていないわけでありまして、消費税が目的税だというふうに税法で書いてあるのを見せていただきたいと思っておりましたが、ないわけですね。  したがって、この前、安住大臣は、消費税は目的税だ、目的税だ、こういうふうに言っていたんで...全文を見る
○佐々木(憲)委員 税法上に消費税は目的税というふうに書かれていない。そうすると、消費税は目的税にこれからなるんですか。
○佐々木(憲)委員 そうしますと、消費税は四経費に充てるということになるわけですね。  そうすると、四経費は総額幾らで、これを全部消費税で賄ったら、消費税は何%になりますか。
○佐々木(憲)委員 要するに、目的税化というのは、特定の目的のために、その財源を全てそこに充てる、そういう対応関係があるのが目的税なんですよ。そうでしょう。ところが、四経費に充てるといっても、全額充てるわけじゃないんだ。結局、四経費に全額を充てますと一三%、実際にはそれ以上になる...全文を見る
○佐々木(憲)委員 それは違いますね。目的税というのは、そういうでたらめなものではないはずなんです。特定の目的のために特定の税金が、対応関係が極めて明確で、そういうものをいうわけでありまして、だから、今まで目的税というふうには言わなかったんだ、福祉目的化というような言い方をしてい...全文を見る
○佐々木(憲)委員 なぜ非課税なのか、理由を説明してください。
○佐々木(憲)委員 どのような政策的配慮ですか。
○佐々木(憲)委員 では、医療機関が物品を購入したり設備投資をしたときに消費税を負担しますね。その消費税は誰が負担するんでしょうか。
○佐々木(憲)委員 診療報酬に上乗せするということなんですけれども、医療機関の負担は、この消費税負担分、全額その分が診療報酬に上乗せされているのか。これは、そうなっていないというのが医療関係者の声ですね。  中でも、病院の増設とか改築、改装、MRIなどの高度医療機器への設備投資...全文を見る
○佐々木(憲)委員 ですから、消費税が医療機関に大変大きな負担になっているわけであります。  診療報酬というのは、もともと医療行為に対して対応するものですよね。それもまともに補填されていないということで、今医者の方から大変大きな批判が上がっているわけです。その上に、建物、設備、...全文を見る
○佐々木(憲)委員 だから、これが大変大きな問題なんですよ。  実際に医療機関がどれくらい消費税を負担しているか、それに対して診療報酬でどれくらい補填しているか、今年度予算の見積もりを示していただきたいと思います。
○佐々木(憲)委員 見積もりがないということは、実際にどうなっているのか、消費税についての医療機関の負担、それから、補填がどの程度行われているのか、それを把握していないということなんですけれども、なぜそれをやらないんですか。
○佐々木(憲)委員 対応しているはずだというような答弁ですけれども、先ほど答弁がありましたように、診療報酬では十分補填されていないとみずからおっしゃったじゃないですか。  その場合に、どの程度消費税が現実に医療機関の負担になっていて、診療報酬でそのうちのどの程度を負担しているの...全文を見る
○佐々木(憲)委員 ちょっと質問とずれていますね、答弁が。私の次の質問に対する答えが今言われた答弁なんです。  日本医師会の推計によりますと、全国の医療機関で、実際に消費税の負担は八千億円ぐらいなんですよ。そのうち二千億円程度が損税となっている。先ほど二千三百三十億円と言われま...全文を見る
○佐々木(憲)委員 だから、消費税の増税なんというのはこういうときにやっちゃいけないんですよ。  実際に消費税を増税した場合の医療機関の消費税の負担というのはどのぐらいになるんですか。
○佐々木(憲)委員 どうなるかもわからないようなことで増税だけ先行させるというのは、とんでもない話であります。  消費税負担について、増税した場合、一体どうするつもりなんですか。
○佐々木(憲)委員 ということは、消費税の増税分、つまり、持ち出し分も含めて全額医療機関には負担をさせない、その面倒を見る、こういうことをやろう、そういうことでよろしいんですね。そういうふうにやるんですね。     〔古本委員長代理退席、委員長着席〕
○佐々木(憲)委員 どれだけ見られるかわからない。全額見ると何で言わないんですか。  財務大臣、全額見ると言いなさいよ。財務大臣。
○佐々木(憲)委員 その場合の、一定の基準というのは何なんですか。区分して措置をするというのはどういうことですか。定期的な検討というのはどういうことですか。
○佐々木(憲)委員 一定の基準の内容もこれから検討する、区分するということもこれから検討する。何もわからないじゃないですか、それでは。しかも、消費税全額を、持ち出し分を補填するとも言わない。これでは、消費税増税をやって、医療機関を潰すようなものですよ、やっていることは。こういうや...全文を見る
○佐々木(憲)委員 実態調査を今までやってこなかったこと自体が問題なんだよ。  しかも、これからやると言って、では、やって、これだけの負担が医療機関にかかっておりますということが明確になった、例えば二千億円かかっている、これは損税だと。だって、患者に負担させるわけにいかないんで...全文を見る
○佐々木(憲)委員 そういうことを言っても、消費税の増税で持ち出し分が倍になる、それを何とか全部埋めると言えない、それが一番問題なので、何か医者は優遇されているみたいな話を今しようとしたけれども、とんでもない話だ。大体、さっき、病院の赤字がこれだけあると言ったじゃないですか。そう...全文を見る
○佐々木(憲)委員 ですから、私は、この答弁で、すっかり今の政府の姿勢がばればれだと。  消費税増税して、それで医療機関を潰しても当たり前だというような姿勢は、絶対に我々は認められない。医療の崩壊をみずから招くようなことをやろうなんというのは、とんでもないですよ。そんなことを、...全文を見る
06月13日第180回国会 衆議院 社会保障と税の一体改革に関する特別委員会公聴会 第2号
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○佐々木(憲)委員 日本共産党の佐々木憲昭でございます。  きょうは、公述人の皆さん、大変貴重な御意見をお聞かせいただきまして、本当にありがとうございます。  私どもは、この消費税増税には反対でございまして、それはさまざまな理由がありますけれども、国民の生活あるいは中小企業の...全文を見る
○佐々木(憲)委員 消費税の特徴については、私どもは、逆進性のある税ですから、今の格差社会の中では低所得者層に非常に重くかかって、その税で法人税の減税を今回行ったわけでありまして、なぜ利益の上がっている黒字企業に減税をするのかという根本的な考え方を持っております。この議論を今ここ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 わかりました。大変切実な心情が伝わってまいります。  それで、転嫁をするという場合は、下請企業の場合はもっと大変ではないかと思うんです。といいますのは、政府の答弁を聞いていますと、いや、不当なことがあれば、言っていただければ直ちに対応します、こういうふうに言...全文を見る
○佐々木(憲)委員 ありがとうございました。  それでは、もう時間がありませんので、上念公述人に。  デフレの原因が通貨政策、日銀にあるとおっしゃいましたが、デフレというのは、需要面から考えると、非常に市場が縮小して、生産した物が売れない、こういう現象が実体経済としてはあるの...全文を見る
○佐々木(憲)委員 時間が参りまして、田淵公述人には質問できなくて申しわけございません。  以上で終わります。ありがとうございました。
○佐々木(憲)委員 日本共産党の佐々木憲昭でございます。  大変お忙しい中、きょうは私どもの公聴会に御出席いただきまして、また、貴重な御意見をお聞かせいただきまして、ありがとうございます。  私も順番を、高橋先生の方から質問させていただきたいと思います。  目的税化の誤りと...全文を見る
○佐々木(憲)委員 山家先生にお伺いします。  先ほどのお話で、逆進性の問題や転嫁できない実態、あるいは消費を冷やして景気を悪くする、こういう点があるとおっしゃいました。私も全くそのとおりだと思いますし、財源としてなぜ消費税なのかということも大変大きな疑問であります。  その...全文を見る
○佐々木(憲)委員 ありがとうございました。  加藤公述人にお伺いしますけれども、先ほどお配りいただいた資料で、大変おもしろいなと思いましたのは、表三の一と表三の三ですね。自国の税金に対する、収入が少ない人々の認識という点でいうと、高過ぎる、どちらかといえば高過ぎるという比率が...全文を見る
○佐々木(憲)委員 坪井参考人、井上参考人、ちょっと時間がなくなってまいりまして、坪井参考人にお伺いします。  消費税というのは、負担は最終的には消費者がするという仕組みで、しかし納税義務は事業者にある、これが分離されているところに、間接税ですからそうなんですけれども、しかし、...全文を見る
○佐々木(憲)委員 最後に、井上公述人に。  この資料の中で注目をしましたのは、請求書の表面上は消費税の価格転嫁ができたように見えるが、実質的には価格転嫁できていないという製造業の方の声ですね。これが実態だと私は思います。  ですから、転嫁できていないといっても、それは形の上...全文を見る
○佐々木(憲)委員 どうもありがとうございました。
06月15日第180回国会 衆議院 議院運営委員会 第25号
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○佐々木(憲)委員 原子力規制委員会設置法案に対して、意見表明をいたします。  この法案は、民主、自民、公明の三党によって緊急上程されようとしておりますが、断固反対です。  法案は、昨夜十九時の時点で、でき上がっていなかったのであります。示されたのは、A4の紙一枚の、未定稿の...全文を見る
06月15日第180回国会 衆議院 財務金融委員会 第16号
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○佐々木(憲)委員 日本共産党の佐々木憲昭でございます。  きょうは、所信質疑ということですので、松下大臣の政治姿勢をただしたいと思います。  今、最大の焦点となっておりますのは、言うまでもなく、消費税増税を柱とする社会保障・税一体改革の問題です。最終的な詰めというものが、民...全文を見る
○佐々木(憲)委員 だから、国会というのは三党だけではないんです。国会で国会でと言うけれども、本来の委員会の審議と別なところで、それは、政党間協議というのはあり得るでしょう。しかし、法案の修正協議を三党だけで行う、こういうことが問題だと私は言っているわけであります。  ところで...全文を見る
○佐々木(憲)委員 参加はしていない、情報は得ていると。  そうすると、三党が決めたら自動的に国民新党はそれを承認する、こういう関係にあるということですね。
○佐々木(憲)委員 昨日、日本共産党、みんなの党、社会民主党、新党きづな、新党大地・真民主、新党日本、この六党の幹事長、書記局長が協議をいたしまして、そこで合意した内容は二点あります。  一点は、民主党、自民党、公明党、三党による社会保障と税の一体改革法案の修正協議、イコール密...全文を見る
○佐々木(憲)委員 何か松下大臣の見解が見えてこないですね。全て受け身であります。何か、三党で密室協議をやって決めたらそれに淡々と従う、六党が何をやろうがそれはそれでどうぞおやりください、そういう感じで、主体性がどこにあるのか、本当に情けないと思うんです。  民主党は、マニフェ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 いや、私が聞いたのは、この前の総選挙のときに国民新党が国民に約束をしたマニフェストに消費税増税についてどう書いていたか、何を国民に約束したかということを聞いているわけです。
○佐々木(憲)委員 前の総選挙で、「消費税は上げず、」とマニフェストに書いたわけですね。つまり、消費税増税はしないと。だから、国民新党は、この間の消費税増税の問題に対しては、最初、昨年の夏ぐらいまでは、増税には賛成できない、反対である、そういう態度をとってきたわけです。  昨年...全文を見る
○佐々木(憲)委員 ところが、その後、自見大臣は、これまでの態度を百八十度変えまして、消費税増税を含む大綱の閣議決定に署名したわけです、御承知のように。このことについてNHKの政党討論会で問われた亀井政調会長は、消費税増税は実現不可能な内容だと判断し黙認したという大変意味不明の発...全文を見る
○佐々木(憲)委員 国会正常化のために、国民に対するマニフェスト、つまり、約束をひっくり返した。マニフェストを守ろうとしたのは亀井静香代表と亀井政調会長のお二人で、マニフェストを変えても国会正常化なるものに貢献をしたい、つまり、マニフェストを変えてもそれでいいんだ、これが松下大臣...全文を見る
○佐々木(憲)委員 今の質疑を聞いて、私は、国民に対する約束である消費税は上げずという大問題を、それを全く逆の立場に変えた、つまり、国民に対して背信行為を行ったとしか思えない。  郵政は郵政で、それはあるでしょう、それぞれの主張が。にもかかわらず、今最大の国民的な関心事であるこ...全文を見る
06月21日第180回国会 衆議院 議院運営委員会 第27号
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○佐々木(憲)委員 今回の七十九日間の会期延長は、国会史上かつてないものであるにもかかわらず、本会議における討論も認めないことに厳重に抗議するものであります。  重大なことは、会期延長の理由であります。  最大の理由は、消費税大増税を押し通すための会期延長だということでありま...全文を見る
06月22日第180回国会 衆議院 社会保障と税の一体改革に関する特別委員会 第20号
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○佐々木(憲)委員 日本共産党の佐々木憲昭でございます。  きょうは、三党合意、そしてそれに基づく修正案、新法、これを中心に質問させていただきたいと思います。  今、各種の世論調査を見ますと、国民の五割、六割が、消費税増税は反対である、こう答えております。また、今国会で法案を...全文を見る
○佐々木(憲)委員 こういうような趣旨というのはどういう内容なんでしょうか。  この文書を見ますと、石原幹事長は六月十九日の記者会見において、閣議決定の効力はなくなった、最低保障年金もなくなった、あるいは、国民会議で考えていきましょうと民主党の側から頼んできたと発言されたとされ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 そうすると、これは事実ではないというふうな御説明でありました。  自民党の提案者にお聞きしますけれども、この中で書かれている、閣議決定の効力はなくなった、最低保障年金もなくなった、国民会議で考えていきましょうと民主党の側から頼んできた、この発言というのは、こ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 これは、幹事長、政調会長というのは、党を代表して、民主党から自民党へと申し入れたわけであります。そういう文書なんですね。  今、長妻さんに確認したように、こういう内容について抗議をした。自民党は、こういう発言をしたというこの事実を踏まえて、一体どういう対応を...全文を見る
○佐々木(憲)委員 鴨下さん、文書を読んでいないでしょう。この中にはこう書いているんですよ。真摯な対応を要請します、こう書いているんですよ。  自民党から真摯な対応はありましたか、長妻さん。
○佐々木(憲)委員 これは、解釈がこういうふうに大きく割れる内容の合意をしたということでありまして、合意にはなっていないんですよね、実際上は。それを玉虫色にして、何か合意があったかのようなやり方をしている。  では、具体的に確かめていきましょう。  社会保障制度改革推進法の第...全文を見る
○佐々木(憲)委員 最低保障年金制度を含む公的年金制度ということについて、今後検討するという話でありました。  第六条四項には、「今後の高齢者医療制度については、状況等を踏まえ、必要に応じて、」「社会保障制度改革国民会議において検討し、結論を得ること。」となっております。  ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 後期高齢者医療制度の廃止、これは当然この中の検討の対象になるということですね。
○佐々木(憲)委員 三党の確認書にはこう書かれているんです。「今後の公的年金制度、今後の高齢者医療制度にかかる改革については、あらかじめその内容等について三党間で合意に向けて協議する。」と書かれていたわけであります。  これはそのとおりですね。
○佐々木(憲)委員 では、三党協議と国民会議の関係についてお聞きしたいと思います。  社会保障制度改革国民会議の二十人のメンバーは、「総理大臣が任命する。」「委員は、国会議員を兼ねることを妨げない。」第十条でありますが、そうされていますね。  したがって、確認書で「三党間で合...全文を見る
○佐々木(憲)委員 ということは、国民会議で決める前に三党間であらかじめ協議をして、合意を得た上で国民会議でそれを検討する、こういう形になるわけですか。
○佐々木(憲)委員 これはどちらが決定権を持っているんでしょうか。鴨下さん、どうなっているんですか。
○佐々木(憲)委員 そうすると、三党間の協議があらかじめ行われて、それが前提となって、国民会議にそれがのせられて、専門的な検討が行われてという筋道をたどる、こういう答弁でありました。  我々の立場から見ますと、民主党の最低保障年金制度というのは、財源が消費税だということでありま...全文を見る
○佐々木(憲)委員 となりますと、結局、民主党のこれらの、今まで目玉政策とも言われてきた、我々から見ると問題があると思いますけれども、その二つの、後期高齢者医療制度の廃止とか最低保障年金の制度をつくるとか、こういう点は、自民党や公明党が了解しない限りはこれはもう実現をしない、これ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 いや、別に、攻撃というか、事実を確認しているわけなんですよ。最低保障年金制度は、自民党や公明党がオーケーだと言わない限りは実現しない、これは合意内容からいうとそれしか考えられないんですね。公明党の西さん、どうですか。
○佐々木(憲)委員 確認しますが、公明党は最低保障年金制度というのは容認するんでしょうか。後期高齢者医療制度の廃止は容認するんでしょうか。
○佐々木(憲)委員 結局、最低保障年金制度というのは自民党も公明党もそれは認めないと今言っているわけなので、それを幾ら今後の検討課題だと言っても、合意しない限りは実行しないと書いているんですから、したがって、この二つの柱というのは、完全に自民党、公明党によって民主党の案が棚上げさ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 では、答弁してください。
○佐々木(憲)委員 何かさっぱりわけのわからぬ話でね。  民主党の主張がある、自民、公明はこれと全く違う主張をしている、合意をしない限り実現しない、そうすれば、民主党の主張は実現しない、そうなっちゃうんじゃないですか。そういうことがいよいよ明確になった。それを、何か、三党で合意...全文を見る
○佐々木(憲)委員 わけのわからぬ拍手が出ておりますけれども。大体、全く違う内容の主張を、事実上、これは撤回されたわけであります。  要するに、対立していることはこれは事実なんですね。矛盾しないと言っているけれども、矛盾しているわけですよ。矛盾しているから、これを自民、公明は否...全文を見る
○佐々木(憲)委員 なぜ、こういう法案を自民党はつくれと言ったんでしょうか。その理由を説明していただきたい。
○佐々木(憲)委員 その考え方なんですけれども、推進法案には、社会保障の基本理念、医療、年金、介護など各分野における改革の基本方向が規定されております。ここには極めて重大な内容が私は含まれていると思うんです。  例えば、社会保障の基本的考え方として、自助自立、公助、共助、こうい...全文を見る
○佐々木(憲)委員 この内容は、いわゆる共助あるいは公助、これを後退させて、自立自助を基本に据える、そういう方向を意味するんじゃないんでしょうか。
○佐々木(憲)委員 歴史的な大後退だと私は思いますけれどもね。  公助だけでやれと言っているんじゃないんです。公助をふやせと言っているんです、我々は。  税法の第一条、趣旨規定を見ますと、「支え合う社会を回復すること」というのがありましたね、最初。これが削除されたんですが、何...全文を見る
○佐々木(憲)委員 社会全体で支え合うという部分を削除しなさいと言ったのは、どの党でしょうか。
○佐々木(憲)委員 私が聞いたのは、どの党かと聞いたんです。  つまり、政府の提案は、これは基本的には民主党は合意して出されているはずでありますから、自民党か公明党の方が「支え合う社会を回復すること」を削除しなさいという主張をして、削除されたんだろうと思うんですが、西さん、公明...全文を見る
○佐々木(憲)委員 結局、自民党ということですよね。それでよろしいですね。
○佐々木(憲)委員 自民党の提案によって、社会全体で支え合うという部分が削除をされた。それは、自立自助という考え方が基本であるから、こういう文言は必要がない、こういう趣旨の答弁でございました。  私は、これは極めて重大だと思うんですね。国の責任で社会保障の増進を図ることを義務づ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 国の責務というのはありますけれども、この一番基本のところで国が出てこないというのは、公助とか共助というその考え方を否定するということがここににじみ出ているわけであります。  しかも、社会保障の公的負担の財源を、消費税収を主な財源とすると明記しているわけであり...全文を見る
○佐々木(憲)委員 大体、社会保障を消費税だけにリンクさせるということが間違っているんですよ。  社会保障はその時点で消費税の税収より多いわけであります、今でも多いけれども。全部社会保障に充てようとしたら、消費税をもっと上げなきゃいかぬ。社会保障に足りないからといって、今度は社...全文を見る
○佐々木(憲)委員 この経緯の中で、各法案がかなり本質的な修正が加えられている。新しい法案も出てきた。したがって、当初の一体改革というのはばらばらになってしまって、一体という言葉さえ使わなくなった、こういうことであります。  まず、税制改正案の中身でそれを確認したいんですけれど...全文を見る
○佐々木(憲)委員 要するに、修正案では所得税、相続税の規定が削除されて、残った主な柱は消費税の増税だけが残った、こういうことであります。三党協議の結果、消費税大増税を押しつけることだけが残ったんだ、こういうことであります。  社会保障制度改革推進法の総則には、「所得税法等の一...全文を見る
○佐々木(憲)委員 いろいろな説明をしましたけれども、所得税法の改正も相続税の改正も、これは削除しちゃったわけです。したがって、百四条でささやかに規定されていた高額所得者への税負担の引き上げというのは、これはなくなっちゃったんですよ。結局、所得再分配機能を高めるという内容がなくな...全文を見る
○佐々木(憲)委員 大体、高額所得者の税率を引き上げるということを盛り込んでいたのを削除したんですよ。(発言する者あり)
○佐々木(憲)委員 つまり、それを棚上げして、結局先送りしちゃった、今の話はそういうことなんですね。  低所得者のための給付つき税額控除あるいは複数税率の導入、これは何か具体化されましたでしょうか。
○佐々木(憲)委員 簡素な給付を聞いているんじゃなくて、給付つき税額控除、複数税率の導入、これは具体化するに至らなかったということでしょう。  結局、所得税の最高税率の引き上げをやめました、相続税の問題もやめました。年末の議論に先送りする。  では、年金法案では、低所得高齢者...全文を見る
○佐々木(憲)委員 低所得者対策については、税制の面でも年金の面でも、これは今回は入らなかった、入っていたものが削除された。その反面、高額所得者のわずかな負担も、これも削除した。  こうなりますと、低所得者対策は、八%にした段階で現金給付を行うという方針を出しただけでありまして...全文を見る
○佐々木(憲)委員 そういうことは今までも言ってきたんですよ。ところが、それが実際には転嫁ができない事態がますます広がっていて、しかも、五%から一〇%に税率を引き上げるとなると、その部分がさらに広がるということになるわけです。  中央公聴会でも、例えば日本商工会議所特別顧問が意...全文を見る
○佐々木(憲)委員 今の説明では、全く、この転嫁問題の解決がそれで始まるなどとは到底思えない。大体、日本に莫大な数の下請業者がいるわけです。その下請に対して、一体、Gメンを何人つくるつもりですか。その数字も答えられない。これで何か転嫁ができるかのようなことを言っても、これはもう話...全文を見る
06月26日第180回国会 衆議院 社会保障と税の一体改革に関する特別委員会 第22号
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○佐々木(憲)委員 日本共産党の佐々木憲昭でございます。  初めに、きょう、締めくくり総括質疑とそれから採決、こういうことを行うということで、三党で決めたということでありますが、これは一方的な議会運営でありまして、我々厳しく抗議したいと思います。  三党の修正案も二つの新法も...全文を見る
○佐々木(憲)委員 配付した資料を見ていただきたいんですが、まず一枚目は、六月十八日付の公明新聞であります。この「主張」ですね。「一体改革の三党合意」、こういう見出しがつけてありまして、「民主公約は事実上の撤回に」という見出しになっております。  この三段目のところに、こういう...全文を見る
○佐々木(憲)委員 自民党は、六月二十六日付の自由民主、次のページですけれども、ここでこういう見出しを立てております。「事実上のマニフェスト撤回」、こういう大見出しで、「わが党の社会保障の考え方 民主党が全面的に受け入れ」、こういうふうに書いています。  その上、「これは先の総...全文を見る
○佐々木(憲)委員 今、公明党も自民党も、それぞれの機関紙の内容について確認をいたしました。  これは、総理、幾ら旗をおろしていないと言っても、自民党も公明党も、事実上のマニフェスト撤回、明確に否定された、実現の芽は断たれた、こう言っているわけです。総理が旗をおろしていないと言...全文を見る
○佐々木(憲)委員 そういう言いわけは実際上通用しないんです。  三党合意では、「今後の公的年金制度、今後の高齢者医療制度にかかる改革については、あらかじめその内容等について三党間で合意に向けて協議する。」と書かれているんですね、「あらかじめ」と。  つまり、合意しなければ、...全文を見る
○佐々木(憲)委員 結局、自民、公明の主張どおり、民主党は旗は掲げるのは自由ですけれども、しかし、今回の三党協議によって、その旗は、掲げていても実際には実行に対して歯どめがかけられている。自民、公明が賛成すれば別ですよ。賛成なんかしようがないわけであります、先ほどの議論からいって...全文を見る
○佐々木(憲)委員 今言われた中に、社会保障のためにお金がかかるから、ほかの予算が犠牲にされてきた、したがって、ほかの予算の確保をするために消費税の増税が必要である、社会保障のためというのは口実で、実際にはほかの分野に予算を回す、そういうことが目的だということが今の答弁の中で非常...全文を見る
○佐々木(憲)委員 第十八条の一項には、名目の成長率で三%程度かつ実質の成長率で二%程度、こういう数字が書き込まれているわけですね。ところが、三党合意によると、この数値は、政策努力の目標を示すものである。つまり、目標であって、これは条件ではない。だから、総理は、何か経済の悪いとき...全文を見る
○佐々木(憲)委員 結局、これはどういうことですか。目標は目標だけれども、それを目指して好転させていくのが条件だという、意味がわからぬですね。何が歯どめになるんですか。何の歯どめにもなっていないでしょう、これは。
○佐々木(憲)委員 結局、時の政権が判断する。  大体、この条文がおかしいんですよ。平成二十三年度から平成三十二年度、つまり二〇二〇年度までの平均において、二から三%というのは。  これは、二〇一四年、一五年の増税の時期にはまだ出ていない数字なんですよ。遠い将来の数字ですよ。...全文を見る
08月01日第180回国会 衆議院 議院運営委員会 第32号
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○佐々木(憲)委員 日本共産党の佐々木憲昭でございます。  できるだけ重複を避けて御質問したいと思います。  一点目は、事故の原因の究明についてであります。  福島第一原発の過酷事故は、放射性物質の放出が続いておりますし、いまだ収束していないと思います。したがって、建屋内、...全文を見る
○佐々木(憲)委員 ありがとうございました。
08月01日第180回国会 衆議院 財務金融委員会 第17号
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○佐々木(憲)委員 日本共産党の佐々木憲昭でございます。  まずAIJの問題についてお聞きをしたいと思います。  当委員会でも証人喚問等いろいろやってまいりました。調査あるいは捜査、そして処分等について、現状の報告をお願いしたいと思います。
○佐々木(憲)委員 それで、松下大臣に、こういう事件は二度と繰り返してはならないと思うんですが、そのためにどういう対応を考えておられるか、お聞きしたいと思います。
○佐々木(憲)委員 五十嵐財務副大臣は、四月二十一日に、AIJ投資顧問による年金消失問題に関連して、AIJのほかにも四つくらい問題のある業者があると言われている、年金基金などの犠牲者が多分出てくるというふうに述べたと報道されているんです。  これはどういう根拠で四つぐらいという...全文を見る
○佐々木(憲)委員 金融庁からではない、独自の情報でそういうふうにお話をされたということなんですが、松下大臣は、今、一斉に、あの事件が起こって以降、アンケート調査その他、調査されていると思いますけれども、財務副大臣が個人的な判断としてこのようなことをおっしゃっているわけですけれど...全文を見る
○佐々木(憲)委員 それでは、話題を少しかえますが、安住大臣にお聞きします。  大臣は、いろいろなところの答弁で何回か、佐々木議員が、消費税を増税したら戦車を買うと言っている、こういうような答弁をされているんですね。先日も、七月十九日の参議院の社会保障・税特別委員会で、「佐々木...全文を見る
○佐々木(憲)委員 人の話を引用して答弁される場合は正確にやっていただきたいと思うんですね。  消費税増税のうち社会保障に回るのは六・五兆円、これは五月の質疑で私は確かめたわけです。七兆円は置きかわるわけですよ、ほかの財源に。そうすると、それが一般会計に入って、公共事業にも軍事...全文を見る
○佐々木(憲)委員 そこまでちょっと私は記憶がなかったんです。  軍事予算という表現は私は確かにした、質問の最初のところでやったんですね。それで、それに対してたしか反論があったので、いや、そうじゃないだろうと。議事録でそうなっているんですか。(安住国務大臣「はい、載っています」...全文を見る
○佐々木(憲)委員 そうしますと、経済状況が好転しない限りは消費税は増税しない、こういう理解でよろしいですか。
○佐々木(憲)委員 この附則第十八条にはこう書かれているんですね。「消費税率の引上げに当たっては、経済状況を好転させることを条件として実施する」。その上で、「平成二十三年度から平成三十二年度までの平均において名目の経済成長率で三パーセント程度かつ実質の経済成長率で二パーセント程度...全文を見る
○佐々木(憲)委員 ですから、それが確定するのは二〇二〇年度ということですよね。
○佐々木(憲)委員 消費税率を上げるのは二〇一四年、二〇一五年ですから、この数字はまだ出ていないわけですよね。出ていない数字を前提にして上げるかどうかということを判断していくというのは無理があるんじゃないですか。
○佐々木(憲)委員 では、これは何のために書いたんですか。目標として書いた。というのは、要するに、前提ではないわけだから、書いても意味がないんじゃないですか。  要するに、当時は民主党の中でいろいろな議論があって、歯どめがないとかいうことでそれを書き入れたんだけれども、うまいこ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 極めて抽象的で、何の条件でもないものをただ入れて、入れたことによって何とかだましていこうというそのやり方が非常に私は問題だと思うんですよ。大体、二%、三%という数字自体が非常に、達成不可能なものだと私は思います。  例えば、過去十年間の名目成長率、三%を超え...全文を見る
○佐々木(憲)委員 わかりました。では、午後、もう一度この続きを財務大臣にやりますので、今のところは、ここでとどめておきたいと思います。
○佐々木(憲)委員 日本共産党の佐々木憲昭でございます。  午前中の質疑と関連するわけですけれども、消費税の増税分が何に使われるかというのがいろいろ議論されているわけであります。  政府の説明ですと、二〇一五年、国、地方を合わせた社会保障四経費、これは増税前ですと三十四・八兆...全文を見る
○佐々木(憲)委員 ですから、七兆円分が社会保障に入ったとして、今まで社会保障に使われていた七兆円が浮いてくるわけです。その分がほかに回る、六・五兆円分は社会保障に入る、だから合計して四十一・三兆円です、これが小宮山大臣の答弁でありました。こういうことだと思うんですが。
○佐々木(憲)委員 では、その浮いた分はどこに回るんですか。
○佐々木(憲)委員 結局、これは赤字国債を発行してやっていた分が置きかわる、そういうのが財務省側の説明ですね。その分について今いろいろな議論があって、いや、これは公共事業をやって景気回復した方がいいじゃないかとか、そういう議論になっているわけです。  仕掛けとして、したがって、...全文を見る
○佐々木(憲)委員 この二項は、公共事業を可能にするという、今まで書いていなかったことが入ってしまった、そういう重大な条項だと私は思っております。  その上で、もう一つは、国民の側からいいますと、消費税増税で十三・五兆円。それ以外に、年金の給付が段階的に減っていくわけです。これ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 何か今の話ですと、年金もよくなる、医療もよくなると。そうではないですね。政府の計画を見ると、負担がふえる計画しかないですよ。軽くなる計画を出してください。出していないでしょう。  したがって、これは、大負担だけが残って、結局景気が悪くなって、財政も、税収が落...全文を見る
08月03日第180回国会 衆議院 財務金融委員会 第18号
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○佐々木(憲)委員 日本共産党の佐々木憲昭でございます。  大変お忙しい中、緊急の参考人招致ということで御出席をいただきまして、本当にありがとうございます。  私の問題意識を申し上げますと、消費税の増税と財政健全化との関連なんですけれども、増税をしたら必ず財政が改善するのかど...全文を見る
○佐々木(憲)委員 ありがとうございました。  私は、消費税の増税プラス社会保障、とりわけあのときは医療の負担が急に上がりまして、消費が低迷したというのが一つの要因だと思います。非常に大きな要因だと私は思っております。もちろん、金融危機の影響もありましょう。それから、法人税の引...全文を見る
○佐々木(憲)委員 熊谷参考人にお聞きしますけれども、大和総研のレポートについては、私もいつも興味深く拝見をして、国会の質問でもそれを引用させていただいているわけですけれども、例えば、ことしの税制改正関連で試算が発表されております。  昨年十二月十六日のレポートですけれども、先...全文を見る
○佐々木(憲)委員 ありがとうございました。  将来不安が解消されるかどうかという点については、私は見解が違いまして、政府の今の政策をやると将来不安が広がると思っておりますので、そこは見解の違いということです。  ありがとうございました。
08月24日第180回国会 衆議院 財務金融委員会 第19号
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○佐々木(憲)委員 日本共産党の佐々木憲昭でございます。  まず初めに、与野党の合意のないままに、民主党が一方的に公債特例法案の審議日程を決めて採決まで強行しようとしていることに強く抗議をするものであります。  同時に、私は自民党にも一言言っておきたいんですが、民自公三党で消...全文を見る
○佐々木(憲)委員 なのではないかという、何か人ごとのような発言ですけれども、総理は、きょう採決するということは、あるいは、きょう審議をして終局をする、参議院に採決をして送る、こういう手順については了解をしているということでよろしいですか。
○佐々木(憲)委員 いや、総理は民主党の党首ですから、この日程について当然報告を受けているわけですよね。政府・民主三役会議、そういうところで了解をしたという報道もある。これは事実ですね。
○佐々木(憲)委員 それでは、こういうやり方について、これは結局は野党を硬化させて参議院で否決あるいは廃案になるかもしれない、そういう強硬路線はやめなさいと、党首である総理自身がそのことを指示すべきじゃありませんか。
○佐々木(憲)委員 結局、総理はこういう強硬路線について了解をして、それで実際に進んでいるということだと思います。非常に無責任で、ある人に言わせると、これは自爆テロと同じだ、こうまで言われているわけですね。私は、そういうやり方は到底納得できない。  密室で行われた民主、自民、公...全文を見る
○佐々木(憲)委員 我々は、消費税増税に反対でありますし、この償還財源に増税分を当て込むという考え方には到底賛成できません。  それともう一つは、三党合意は既に破綻しているんじゃありませんか。先ほどの議論を聞いていましても、到底、この三党で何かこれから一致してやろうなんという感...全文を見る
○佐々木(憲)委員 八月二十二日の法施行の日から一年以内。そうしますと、設置がおくれると、それだけ議論できる時間が短くなるということであります。  報道によりますと、自民党は、この国会ではやらない、つくらない、こう言っているようですね。解散・総選挙の後だという発言が報道されてお...全文を見る
○佐々木(憲)委員 それは多分無理だろうと思うんですね。結局、そうなると、消費税の大増税が先行して、ほかのものは棚上げ状態、これが続くということになります。  もう一つは、もともとの法案にありました富裕層に対する増税問題、これは、三党合意でこの部分は削除されたわけです。所得税に...全文を見る
○佐々木(憲)委員 方向性が合意されているといっても、それだったらなぜやらないんですか。法案から削除したのは、自民党が反対したから削除したんでしょう。自民党の姿勢は変わったんですか。変わっていないですね。  結局は、肝心かなめの、お金持ちからちゃんと税金を払ってもらいましょうと...全文を見る
○佐々木(憲)委員 日本共産党を代表し、平成二十四年度における公債の発行の特例に関する法律案原案及び修正案に対し、反対の討論を行います。  初めに、与野党合意のないまま、与党民主党によって一方的に締めくくり総括の日程が決められ、質疑の終局を強行し、採決しようとしていることに対し...全文を見る
08月28日第180回国会 衆議院 議院運営委員会 第37号
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○佐々木(憲)委員 本日の議事日程第二を無期限に延期すべしとの動議を提出いたします。  昨日、民主党と赤松広隆委員長は、与野党合意なしに倫理選挙特別委員会を開会し、民主党のみの出席で、民主党提出の衆議院定数削減法案を強行可決いたしました。  選挙制度は、議会制民主主義の土台で...全文を見る
08月28日第180回国会 衆議院 本会議 第36号
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○佐々木憲昭君 私は、日本共産党を代表し、平成二十四年度における公債発行の特例に関する法律案に対し、反対の討論を行います。(拍手)  初めに、与野党合意のないまま、与党民主党によって一方的に公債特例法案の採決日程が決められたことに、厳しく抗議するものであります。  民主党は、...全文を見る
08月29日第180回国会 衆議院 財務金融委員会 第20号
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○佐々木(憲)委員 日本共産党の佐々木憲昭でございます。  質問に入る前に一言申し上げたいと思うんですが、委員会の運営は、各党が合意をして、その上で進めるべきだと思います。  その合意なしに、与党、委員長が職権で委員会を立てて、趣旨説明を行い、その日のうちに質疑を行って、終局...全文を見る
○佐々木(憲)委員 受けとめるだけで、やらないという発言はなかったので、どうなんですか、その辺は。
○佐々木(憲)委員 では、法案の内容に入りますが、今度の金商法改正案には、総合的な取引所の実現に向けた制度整備として商品デリバティブ取引を金融商品取引所において取り扱えるようにする、そういう内容が盛り込まれております。つまり、証券会社は、商品先物取引法の規制を受けずに商品デリバテ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 大臣、そうすると、この法案によりまして、証券会社が扱う投資マネー、これがこれまでよりも商品デリバティブ取引に流入する、こういうことになる、これを期待しているということですか。
○佐々木(憲)委員 要するに、現物取引、商品取引と、それから金融の取引と、その壁をできるだけ低くして、お互いにマネーが行き来できる環境を整える、簡単に言うとそういうことだと思うんですね。果たして、それが全体として国民の暮らしあるいは経済にとってプラスになるのかどうか、これが問題で...全文を見る
○佐々木(憲)委員 リーマン・ショック前の二〇〇七年、二〇〇八年に一時価格が高騰しました。そのときよりも高値をつけている。シカゴの大豆先物は今、過去最高を更新しまして、トウモロコシも過去最高値の圏内にある。これはどこに原因があるというふうに大臣は考えておられますか。
○佐々木(憲)委員 それだけでは足りないと私は思うんですね。  七月十一日付の日経新聞では、確かに、作柄の悪化を受けたということも指摘されていますけれども、投機資金の流入が急増している、米商品先物取引委員会、CFTCが九日に発表した三日時点のファンドなどの買い越し幅は、大豆が過...全文を見る
○佐々木(憲)委員 小説や映画の話じゃないので、これは現実に起こっているんですから。その原因が、投機資金が流入して高騰している、これが事実ですからね。  金融庁、農水省、経産省は、ことし二月二十四日に総合的な取引所検討チーム取りまとめというのを作成しまして、これによりますと、金...全文を見る
○佐々木(憲)委員 先ほどの森本総務企画局長の答弁でも、価格の安定の措置の有無、つまり、価格が安定するかどうかがはっきりしない、それから、適切な価格形成の阻害要因という問題もあると。要するに、基本的には、米を投機の対象にしてはならない、簡単に言いますと、そういう考え方だと思うんで...全文を見る
○佐々木(憲)委員 日本共産党を代表して、金融商品取引法改正案に反対の討論を行います。  反対する第一の理由は、総合的な取引所の創設に伴い、監督権限を金融庁に一元化する点であります。規制監督権限は、業界の保護、振興を進める官庁から分離し、独立性と強い権限を持った行政機関が担うべ...全文を見る
09月07日第180回国会 衆議院 政治倫理の確立及び公職選挙法改正に関する特別委員会 第9号
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○佐々木(憲)委員 私は、日本共産党を代表して、赤松広隆委員長に対する不信任動議に賛成する立場で討論を行います。  去る八月二十七日、赤松委員長と民主党は、当委員会において、単独で民主党提出の衆議院選挙制度関連法案を強行可決しました。二十八日の本会議においても、野党が抗議する中...全文を見る
11月07日第181回国会 衆議院 財務金融委員会 第2号
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○佐々木(憲)委員 日本共産党の佐々木憲昭でございます。  まず、城島財務大臣に消費税問題についてお聞きしたいと思います。  さきの国会で、政府・与党は、自民、公明と三党合意を結んで消費税増税法案を強行したわけでありまして、我々は反対しました。  この消費税増税は、二〇〇九...全文を見る
○佐々木(憲)委員 消費税増税は信を問う中の重要な柱である、そういう答弁であります。  したがって、信を問うということになりますと、判断材料として、例えば消費税増税によって、あるいはその他の負担増によって各世帯がどのようになるのか。一体改革でどのような負担を負うことになるのか。...全文を見る
○佐々木(憲)委員 前提はいろいろあったとしても、内閣府が試算をした、そういうことをお認めになったわけです。  前提は若干の誤差があるとしても、内閣府が試算をした結果、ここに報道されているようなものが出てきたわけですが、私は、低所得者層の負担が非常に重いというのに非常に驚いたわ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 これから改善するものというのはこの中に入っていない、それは当然でありまして、検討するということになっているわけであります。つまり、確定したこの一体改革の内容に沿って計算をするとこのような結果になるということを一定の前提を置いて内閣府が試算をしたものであるという...全文を見る
○佐々木(憲)委員 ありがとうございます。  財務大臣にお聞きしますけれども、年収三百万の場合に、ほかの負担も合わせて二十七万三千円の負担がふえるわけです、この試算によりますと。これは年収の約一割弱の負担増ということになるわけで、非常に重いと思うんですよ。低所得者世帯は、これは...全文を見る
○佐々木(憲)委員 負担のみではなく給付の面もと言いましたが、計画を見ますと、給付も減っていくわけですね。年金の給付も減る、あるいは医療の負担もふえる。そういうことを総合的に、合わせて結果的に幾らになるか、こういう試算を求めていて、今、後で計算が出てくると言うので、それを見た上で...全文を見る
○佐々木(憲)委員 それは、低所得者対策を何かやれば若干軽減部分が出てくるとは思いますが、二十七万三千円という負担増というものが全部解消されるような軽減策なんというのを政府が考えているはずがないです。それは全然、ほんの微々たるものであります。大臣の答弁でもゼロになることはないと言...全文を見る
○佐々木(憲)委員 過去の事例は、影響が物すごく大きくて、全体として税収まで減ってしまったんですよ。消費税部分はふえたかもしらぬが、ほかは、法人税、所得税が減って税収全体が落ち込んだというのが実態なんですね。これだけ負担をふやしますと、当然その部分の所得が減るわけでありまして、そ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 この法律では、中小企業がリスケの要求をした場合に相談に応ずる、あるいは体制を整備すると。これは、検査マニュアルなどでチェックするということによって対応できると思いますが、報告義務がすっぽりなくなるわけです。  今まで金融機関が中小企業の相談に応じてきたのは、...全文を見る
11月08日第181回国会 衆議院 本会議 第4号
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○佐々木憲昭君 私は、日本共産党を代表し、平成二十四年度における公債発行の特例に関する法律案に対し、質問します。(拍手)  今回提出された法案は、さきの通常国会で廃案となったものでありまして、全く同じ内容であり、そのまま出し直したものであります。  なぜこうなったのか。通常国...全文を見る
11月09日第181回国会 衆議院 財務金融委員会 第3号
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○佐々木(憲)委員 日本共産党の佐々木憲昭でございます。  きょうから法案の質疑に入りましたので、最初に、法案に関連して初歩的な質問をしておきたいと思います。  公債特例法案は、当初、政府案がありましたが、民自公三党の合意に基づいて内閣修正されました。しかし、衆議院で与野党合...全文を見る
○佐々木(憲)委員 その説明は何度もされているわけですけれども、実は、社会保障に全額回るというのは違うということは、岡田副総理が私の質問に対してお認めになっているわけです。しかも、年金、医療、介護、子ども手当、この部分での給付減、負担増というものが今後とも続いていく、こういうこと...全文を見る
○佐々木(憲)委員 つまり、年金国庫負担二分の一の財源として、所得税、住民税の、我々から見るとあれは大増税ですよ、これを当時自公政権がやりました。全体として三兆円近い大増税になって、家計に大変大きな負担をかけたわけです。そのために、これが実施されるときには、各自治体に大変な抗議の...全文を見る
○佐々木(憲)委員 多分、民主党の方々は反対したと思います。  それで、政権につきましたが、所得税、住民税の増税部分はもとに戻りましたか。
○佐々木(憲)委員 これは戻っていないわけですね。  つまり、国民に年金国庫負担分を増税でお願いしますと言って増税をしたわけですが、それがけしからぬという話になって政権交代をした。政権交代したけれども、しかし、それはもとに戻さなかったんです。  ということは、年金国庫負担の増...全文を見る
○佐々木(憲)委員 説明になっていないわけですけれども、これはどこから見ても、一つの目的、一つの証文で二回取り立てるということになっているわけですよ。結局そういう形で二度も増税を押しつけるというのは、私はもう絶対許せないというふうに思っております。  そこで、消費税増税でどうな...全文を見る
○佐々木(憲)委員 各家庭から見てどうなるのかということを私は言っているわけです。  つまり、世帯ごとに、一体、給付がどうなるのか、負担がどうなるのか、そして増税分がどうなるのか。これを見ますと、これは相当な負担になりますよ。消費税増税分で十三・五兆円、それ以外で我々計算したと...全文を見る
○佐々木(憲)委員 実際に使われる内容を見ますと、これはもう大変な、復興と本当に関係あるかなと思うようなことが次々と出ております。  被災地の復興とは直接関係のない大企業に補助金が出される、あるいは違法な国民監視を続けている自衛隊の情報保全隊の器材購入費とか、あるいは諫早湾干拓...全文を見る
○佐々木(憲)委員 大体、議員立法でそういうことを決めたこと自体が問題であって、我々はこういうやり方には反対をしておりました。何でこんなことをやるんだということで、さらに質問は次回に続けていきたいというふうに思います。  以上です。
11月14日第181回国会 衆議院 財務金融委員会 第4号
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○佐々木(憲)委員 日本共産党の佐々木憲昭でございます。  初めに、一言申し上げておきたいと思います。  野田総理は、国民に負担をお願いする以上、定数削減も必要である、議員も身を切らなければならないという発言をされました。我々は、この消費税増税には反対でありまして、国民に負担...全文を見る
○佐々木(憲)委員 大体このやり方自体が極めて乱暴でありまして、三党の間では何か議論しているかもしれませんけれども、国会の中で公式に議論は一回もやっていないわけです。それをいきなり前の日、二十四時間前に出して、さあ、次の日に採決だ、議会運営の中ではこういう話はありません、大体。 ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 そのとおりでありまして、必要な財源を調達し、これを管理、処分する一切の作用を財政というわけであります。つまり、どこから財源を調達するかも含めて、主権者である国民を代表する国会の議決に基づくものとする、こうなっているわけですね。  では、憲法第八十六条、これが...全文を見る
○佐々木(憲)委員 予算の総則に書いても、予算は予算ですよ。法案ではありません。したがって、これは極めて重大な、すり抜け方式といいますか、法案については審議しないわけですから、公債特例法案を毎年毎年やるということをやめて、四年間、今後は三年間、審議なしでやる、これは明らかにおかし...全文を見る
○佐々木(憲)委員 今、総理の答弁は、踏まえなければならないとか基本だったとか、こういうふうに言いながら、それを今回は、特例公債がたくさん、半分近くになった、だから、そういうことを外して自由に発行できるようにしたい。これは原理原則を逸脱しており、基本を外れている、そういう議論であ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 予算総則に書けば何でもできるじゃないですか。赤字国債をこれだけ発行します、それは与党・政府が多数を占めていれば、そう書き込んだら自動的にそれが認められる。しかし、国会のチェックが法律としてやられないわけですから。全くこの説明になっていません。  しかも、何か...全文を見る
○佐々木(憲)委員 総理が出席をして重要広範議案として議論するから、しっかりとした歯どめをかけることができるわけなんですよ。それを外して、予算は予算で通した、通した途端に財源まで一緒に通っちゃう、そんなでたらめなことがありますか。財源は、財政法に基づいてきちっと法律として国会を通...全文を見る
○佐々木(憲)委員 自民党のこの計画によりますと、大規模投資するための財源として日本再生債を創設する、こういうふうに書かれていますね。この日本再生債というのはどういうものですか。
○佐々木(憲)委員 要するに赤字国債と変わらないじゃありませんか。要するに、国債を、日本再生債を発行して民間に買い取っていただいて、それで集めたお金で投資をしようと。  これは、建設国債とは必ずしも一致しないです。なぜかといいますと、この計画によりますと、国家機能代替性確保、原...全文を見る
○佐々木(憲)委員 そうしますと、政府が決めた国民負担増の総額は、これは三党合意で決まったわけですけれども、消費税で十三・五兆円、年金、介護、医療、子ども手当などの負担増、給付減、これは合わせて六・五兆円、全体で二十兆の負担増になるんですよ。国民に信を問うということになるのであれ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 答弁が長過ぎる。  この数字は、政府が、あなた方がつくったものですね。それをベースにして私が集計をしたものであります。ここに入っていない類型については、例えば、就学前の子供のいる世帯とか、あるいは中学生、高校生のいる世帯、これはもちろん入っておりません。だか...全文を見る
○佐々木(憲)委員 しかし、この数字を見ていただきますと、二枚目の表ですけれども、低所得者ほど負担が重い、こういう結果になるわけです。総理は、これは実施すれば格差は拡大するという結果になる、そう思いませんか。
○佐々木(憲)委員 はい、まとめます。  政府が出した数字に基づいてやったものであって、これからやることは入っていないですよ、もちろん。低所得者対策なんて何にも決まっていないじゃないですか。一万円を低所得者にばらまくと言うけれども。何が決まったんですか。何にも決まっていないじゃ...全文を見る
○佐々木(憲)委員 私は、日本共産党を代表し、公債特例法案及び修正案に対し、反対の討論を行います。  野田内閣は、さきの通常国会で廃案となったものと同じ内容の法案を提出したのでありますが、その後、民自公三党の合意によって重大な修正が加えられました。  公債特例法案は予算と一体...全文を見る
11月15日第181回国会 衆議院 議院運営委員会 第6号
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○佐々木(憲)委員 日本共産党の佐々木憲昭でございます。  今日の厳しい経済状況下における国民生活の実情に鑑み、議員歳費二割削減法案に、賛成の態度をとるものといたします。  ただし、消費税増税のために身を切ると称して、定数削減を求めたり、それが実現するまでの間歳費カットをする...全文を見る
11月15日第181回国会 衆議院 本会議 第5号
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○佐々木憲昭君 私は、日本共産党を代表し、公債特例法案に対し、反対の討論を行います。(拍手)  野田内閣は、さきの通常国会で廃案となったものと全く同じ内容の法案を提出したのでありますが、その後、民自公三党の合意によって、重大な修正が加えられました。  公債特例法案は、予算と一...全文を見る