佐々木知子

ささきともこ



当選回数回

佐々木知子の2002年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月08日第154回国会 参議院 予算委員会 第8号
議事録を見る
○佐々木知子君 おはようございます。自民党の佐々木知子でございます。  まず、治安状況についてお伺いしたいと思います。  昨今、治安が悪化しているとの懸念を一般国民が多大に抱いておりますけれども、実際に犯罪は増えているのでしょうか。まず、一般刑法犯の数値でお伺いしたいと思いま...全文を見る
○佐々木知子君 一般刑法犯といっても、詐欺だとかいろいろございます。治安の悪化が実に実感されるという犯罪といたしましては、殺人や強盗、それから侵入盗、ピッキングというのがよく話題になりましたけれども、あるいはひったくりというような犯罪になろうかと思いますが、この種の犯罪に関しまし...全文を見る
○佐々木知子君 ひったくりはフランスではたしか強盗というふうに分類されていると承知しております。こうした犯罪が増加している原因、一言で言うのは非常に難しいと思いますけれども、幾つか考えられることとしてお挙げいただきたいと思います。
○佐々木知子君 先ほど、来日外国人というふうに言われましたけれども、私が先ほど述べた殺人、強盗、侵入盗に、これは三つに今度は限らせていただきますけれども、来日外国人がどれぐらいの割合を占めているか。もし、占めているとして、国籍、もし挙げれるといたしましたらちょっとお述べいただきた...全文を見る
○佐々木知子君 ありがとうございました。  来日外国人犯罪は最近ちょっと特徴があるというふうなことも言われておりますけれども、実際の事件を一つなり二つお挙げいただきながら、ちょっと特徴についてお述べいただきたいと思います。
○佐々木知子君 次に、検挙率のことについてお聞きしたいんですけれども、これ非常に低下しているというふうに言われております。一般刑法犯で今どの程度になっているか、お答え願えますか。
○佐々木知子君 かつて検挙率は六〇%を超えていたわけですけれども、今や何か二〇%を切っている、五件に一件しか検挙されないということで、大方は窃盗が多いので、窃盗事犯は余罪がたくさんありますので恐らく検挙されにくいということもあるのでしょうが、これを凶悪事犯、殺人、強盗、それから侵...全文を見る
○佐々木知子君 検挙率が低下している原因ですか、犯罪が増えている、取り締まる方の警察官は足りないということになれば検挙率というのは当然落ちてくるというふうにも言われるかもしれませんけれども、ちょっとそこはそういうふうには済まされないわけで、その要因についてはどのようにお考えか、お...全文を見る
○佐々木知子君 陣容もある程度不足しているだろう、それから人をたくさん得ても、その組織が動かなければ、どこかの省庁の例ではございませんけれども、なかなかうまくはいかないということになります。警察不祥事なども随分相次いでおりまして、全体に士気、モラル、プライドが低下しているというこ...全文を見る
○佐々木知子君 次に、水際対策についてお伺いしたいんですけれども、日本の治安を守るためには、犯罪集団というのは日本には入国させない、もちろん薬物などは水際で押さえる、それから不法就労目的で入ってくる者はやはり水際で入れない、そういう対策が肝要だと思われるわけです。  それで、不...全文を見る
○佐々木知子君 丸々一つの市ぐらいの不法残留者がいるということでございますが、ちなみに在留資格別とか国籍とか、ちょっと簡単にお答えください。
○佐々木知子君 オーバーステイはまだ入管を通ってきているから数として把握できますけれども、密入国の場合はそうはいきませんが、大体の概数としては幾らぐらいでしょうか、お答え願えますか。
○佐々木知子君 集団密航事件はどれぐらい摘発されておりますか。これは警察とそれから海上保安庁と、海と陸とで管轄が違うのでちょっとややこしいんですけれども、お答え願えますか。
○佐々木知子君 中国人といいますと、恐らく蛇頭というのが絡んでいるというふうに思うんですけれども、蛇頭の仕組みというのをちょっと簡単にお答え願えますか。
○佐々木知子君 どうやら中国の人はその蛇頭なりそういう、ブローカーというのですか、一人頭二百万なり三百万のお金を出して日本に密入国してくると。そういうお金というのは、もちろんそれは大金ですからあるはずがないので、借金をしたりとか、自分たちの親族が借金のカタになっているということ。...全文を見る
○佐々木知子君 これは外務省にお聞きしたいんですけれども、こういう不法な入国を日本にさせないようにということを中国側に申入れをしているのでしょうか。
○佐々木知子君 中国に絡んではちょっと後に外務省にまたお聞きしたいと思いますけれども、偽変造パスポートのチェックシステムが完備されればこれで水際対策は十分ではないかと思うんですが、どうやらイタチごっこのようで、なかなか追い付かないというふうにも聞いております。  また、入国管理...全文を見る
○佐々木知子君 これ、一般の人たちと話しておりますと、例えば、新宿の歌舞伎町などに行きますと中国語や韓国語が飛び交っていて、今、何か日本人が普通に歩いていても怖いような感じがする、ここは日本ではないような感じがする、どうして警察当局や入国管理局はこういう人たちを事前に取り締まらな...全文を見る
○佐々木知子君 十年ほど前、日本語学校、これは実体のない日本語学校、就学ビザを出すためだけに中国人を受け入れて、実際は不法就労させているという学校が非常に問題になったことがあります。その後、取締りがありましてかなり少なくなったというふうには聞いております。  留学生の受入れ十万...全文を見る
○佐々木知子君 これは昨年の五月の一日現在ですけれども、入学定員が百人のところを入学者数が二百五十一人、収容定員が二百人で現員が三百九十七名ということで、その三百九十七人中三百八十四人が私費留学生で、うち一人を除いて全員中国人留学生という、こういう実態なんですね。平成十二年度四月...全文を見る
○佐々木知子君 関係者の処分なども私は必要かというふうに思いますけれども、これは多分極端な例だというふうに言われるかもわかりませんが、ここまでではないにしても、恐らく似たような大学なり各種学校が日本全国にあろうかというふうに思います。こういう実態調査をやるということが文部科学省の...全文を見る
○佐々木知子君 約半分近くが中国人だということで実態をお聞きしておきます。  私は、実は受刑というのは、そこの国において刑務所に収容して矯正をして、そしてそこの国の市民として改善更生させるべきものであって、本来はその国でやるのが妥当であろうというふうに考えております。日本で刑務...全文を見る
○佐々木知子君 ただ、この条約を締結いたしましても、先ほどお述べになりました中国やイランやブラジルには適用がございませんので、日本で服役しているその外国人たちにつきましてはやはり日本でそのまま収容、矯正するということになります。  日本がアジアでこの条約の最初の締約国になるとい...全文を見る
○佐々木知子君 憂うべくは日本の刑務所処遇が非常に内容がいいということでして、前、中国の裁判官を府中刑務所に案内しましたところ、こんなにいいところだったら私だって入りたいというふうに言われました。月々大体平均して作業賞与金四千円も得られますし、一年だと五万円にもなります。それを四...全文を見る
○佐々木知子君 年に約二千億円も供与しているということなのでございます。ODA大綱というのを私もチェックいたしましたけれども、中国に果たしてODAを供与される資格、あるんでしょうか。それもお聞きいたします。
○佐々木知子君 他にODA供与として多い国は、インドネシアとかベトナム、インドやタイがございますけれども、それらの国の国民は、日本のODA供与によってこういう施設が造られたんだということを知っております、おおむね。ところが、中国の国民は全く知らされていないんです。いいですか、知ら...全文を見る
○佐々木知子君 努力していただきたいというふうに思います。  時間の関係で、自治労問題に移らせていただきたいというふうに思います。  昨年、全日本自治団体労働組合、自治労の関係者が逮捕、起訴されるという不祥事が発生いたしました。その内容なんですが、私がしゃべってもいいんですけ...全文を見る
○佐々木知子君 ちょっと余りにも簡単過ぎてがっくりきましたけれども。  ちなみに、業務上横領の額が約八千万円と、脱税につきましては、二億円余りを脱税している、逋脱額だというふうになっておりますね。  それが、かなりまがまがしいことには、右翼団体も絡みますし暴力団も出てきます、...全文を見る
○佐々木知子君 そうしますと、組織内候補ですね、国会議員、地方議員含めてどれぐらいいるのか、そういう実態の把握ももちろんできていないということでお聞きいたしますが、多いときで三十二人いたというふうに把握しております。地方を含めますと千人ぐらいはいるのでしょうか。これも把握の限りで...全文を見る
○佐々木知子君 何か本当に官僚としてのお答えをいただきましたけれども、被害者は組合費が給料から天引きされている、チェックオフですね、被害者意識が非常に薄いんですよ。今回言われて初めて、あらすごい差っ引かれているわ、驚いたとか、私の友達も許せないということをやっと言っておりましたけ...全文を見る
○佐々木知子君 いや、違う。上納金が八百円。
○佐々木知子君 天引き。
○佐々木知子君 何か余りいろいろ省庁はよく御存じないのでびっくりしてしまいますけれども、大体千分の十五で、平均して五千円チェックオフされているというふうに考えております。  私は、これは原資が税金でございます。これは公務員が受けているのは税金でございます。この税金がどういうふう...全文を見る
○佐々木知子君 最後になりますけれども、この自治労の問題、それから最近ワイドショーなどを本当ににぎわせております鈴木議員のいろいろな疑惑、それから、その他多々ございます。政治倫理が私はやはり確立されなければ国民の信頼は得られませんし、政治というのは真っ当な方向に進まないというふう...全文を見る
03月19日第154回国会 参議院 法務委員会 第2号
議事録を見る
○佐々木知子君 自民党の佐々木知子でございます。おはようございます。  私は、今日は治安の悪化の問題、外国人犯罪問題、それから組織暴力団に絡む問題を中心に質問させていただきたいと思います。  実は、この八日に予算委員会で私は質問させていただいたんですけれども、持ち時間、私の質...全文を見る
○佐々木知子君 私、この週末に新潟の長岡というところに行ってまいりました。御存じ、田中角栄さんの出身の、出身地でございますけれども、そこで話していましたら、随分もう空き巣に入られているということがもう間々あるそうでございます。田中角栄さんがおられたからでしょうけれども、随分いい道...全文を見る
○佐々木知子君 そして、この暴力団対策法が施行されて実際に暴力団の数は減ったけれども、準構成員が増えているというふうにお聞きしています。つまり、正面切っての暴力団ではなくなったけれども、何らかのかかわりを持って、そして犯罪形態としてはいわゆるみかじめ料やショバ代というような伝統的...全文を見る
○佐々木知子君 かつて、暴力団はこういう──今さっき済みません、十五種類と申し上げましたが十四種類ですから、訂正しておいてくださいませ。  こういうショバ代とか、みかじめ料とか、そういう彼らのシノギで生活をしていたのが取り締まられるようになったものですから、それまでは覚せい剤と...全文を見る
○佐々木知子君 それで、検挙者というのは日本では残念ながら末端使用者というのがもうかなりの部分を占めてしまって、密輸している本体そのものは余り摘発というのはうまくいっているとは限らないわけですけれども、検挙者の中に占める暴力団員の割合というのは、これはどれぐらいおりますか。
○佐々木知子君 それは、自己使用、それから所持、それから譲渡し、譲受け、そういうのに限った場合にはどういうふうになりますか、分けた場合には。
○佐々木知子君 イラン人が覚せい剤を扱っている。上野公園で暴力団にショバ代を払うんですか、それの見返りとしてというか関係ができたんで覚せい剤を手に入れて、小分けにして、パケにして青少年に売り出すようになったのが青少年などにも浸透するようになったきっかけだということも聞いたことはあ...全文を見る
○佐々木知子君 実は、平成四年に検挙されたイラン人はたった一人です。それから、平成六年に八十五人になりまして、それから平成七年に百二十人、平成八年二百十八人、平成九年二百二十人ということで、やはり数年ぐらい前から目立って検挙者が増えるようになりました。  このイラン人と日本の暴...全文を見る
○佐々木知子君 今、第三次覚せい剤の乱用期というふうに認定されているわけですけれども、中学生や高校生にまで広がっていることが非常に深刻な問題だというふうにも言われております。その実態についてはいかがですか。
○佐々木知子君 何か大麻も最近は増えているというふうに伺っているんですけれども、そのように認識してよろしいでしょうか。
○佐々木知子君 予算委員会のときでも蛇頭についてお伺いしたわけですけれども、中国のブローカー、蛇頭と組んで、日本の暴力団が密航のビジネスに手を出しているという実態についてはどの程度把握しておられますか。
○佐々木知子君 続きまして、来日外国人犯罪がやはり地方に拡散しているということも問題点として指摘されました。  このうちの一つとして、山形県の鶴岡市で、資産家の母親と娘のうちに強盗が入って殺されたというような悲惨な事件などございましたけれども、ほかにどういうような事件が地方で起...全文を見る
○佐々木知子君 随分様変わりしてきたなと思うのですが、実は私が検事時代はやくざも随分扱いましたけれども、窃盗というのは本当に恥ずかしい犯罪なんですね。とても数としても少ないはずですし、おれは仮にもやくざだ、窃盗なんかもうとんでもないという雰囲気がやはりあったはずなんです。もちろん...全文を見る
○佐々木知子君 昨年の夏、新宿歌舞伎町で悲惨なビル火災がございました。四十四人でしたか、亡くなられまして、その後も鋭意捜査続けられているはずですけれども、いまだに事故なのか、これは放火なのか失火なのか、どうやら分からないようでございますけれども、これはどういうふうにその後進展して...全文を見る
○佐々木知子君 これ、場所からしても暴力団員の関与、あるいは外国人の関与というのがあるかどうかは分かりませんけれども、鋭意調べられなければ実態は解明できないというふうに思うわけですけれども、歌舞伎町で例えば中国マフィアがどれだけいるとか、イランにもやはりそういう組織暴力団がありま...全文を見る
○佐々木知子君 私がなぜそういうことを伺っているのかといいますと、日本の組織暴力団は暴力団対策法によってある程度の締め付けがなされていると。要するに、大っぴらにひなたで活動できなくなった分、潜行しないといけなくなったと。そして、その反面、外国の組織犯罪であれば日本の法律で取り締ま...全文を見る
○佐々木知子君 是非努力していただきたいと思います。  時間の関係で、次参ります。  検挙者数が増えている。認知件数が増えている、検挙者数が増えている。それで、警察の留置場や拘置所、それから刑務所、それから入管収容施設、いろいろ施設がございますけれども、それがどれぐらい満杯な...全文を見る
○佐々木知子君 中尾局長にちょっとついでにお伺いしたいんですけれども、よく一般の方から聞かれるんですけれども、退去強制させるときの費用はだれが負担するんですか。
○佐々木知子君 これは最後の質問になります。  司法制度改革ということが言われておりまして、論点は多岐にわたっておりますが、私はやはり人の気持ちを思いやれる法曹を作っていくことというのはかなり重要なことではないかというふうに思います。  最近、山口県光市の母子殺害事件で、少年...全文を見る
04月11日第154回国会 参議院 法務委員会 第9号
議事録を見る
○佐々木知子君 おはようございます。自民党の佐々木知子でございます。  まず、外国人受刑者の数、非常に増加しているというふうにちまたで言われておりますけれども、どういう状況にあるか、御説明願います。
○佐々木知子君 来日外国人に限ってのお話で結構なんですけれども、うちの国籍別の内訳をお願いいたします。
○佐々木知子君 よくF級というふうに言われます、フォーリナースということだと思いますけれども、外国人であって日本人と異なる処遇を必要とする者というふうに理解しておりますが、F級の外国人が収容される施設というのは恐らく限られていると思うんですが、日本ではどこでしょうか。
○佐々木知子君 私が聞いたところによりますと、外国人受刑者が増え過ぎてF級収容施設だけでは賄えなくなり、日本語がかなり話せるとかそういうような状況にあれば、外国人でもF級と分類せずに普通の刑務所に入れるというような状況もあるというふうに聞いたんですが、そういうことございますか。
○佐々木知子君 やはり、外国人を処遇するとなりますと、日本人でもいろんな方がおられて分類処遇されているわけで、手間暇掛かるというのは分かるんですけれども、より以上に手間暇は掛かるだろう、現場の方々は大変だろうと推察するわけですけれども、例えば食事だとか言葉だとかたくさんあって、な...全文を見る
○佐々木知子君 例えば、イスラム圏の人でしたら豚を食べない、ヒンズーの人であれば牛肉を食べないとか、食事の禁忌というんですか、食べれないものも随分あって、それを日本では配慮しているというようなこともございまして、非常に大変だというふうに伺っております。  そこで、本法案について...全文を見る
○佐々木知子君 この受刑者ということですけれども、死刑確定囚は含まれていないというふうに理解しているんですが、それが外されている理由については、もう一度お答え願えますか。
○佐々木知子君 本来、刑罰権というのは一国の主権に属するものでありまして、当該国によって実現するのが原則であろうというふうに思います。  外国刑事判決の執行力を認めて内国で刑罰権を実施するということはあくまで例外のはずですけれども、今おっしゃったように、司法的な国際共助というよ...全文を見る
○佐々木知子君 一つには、今おっしゃったように過剰拘禁を緩和するという目的があって、もう一つは人道的配慮、本国で改善更生をさせた方がいいのではないか、近親者とかの近くにおいて、というようなことだったというふうに考えておりますので、恐らくはヨーロッパとかそういうところから始まったん...全文を見る
○佐々木知子君 我が国は、今回ようやく受刑者移送ということが取られるようになるわけですけれども、この受刑者移送制度については、これまでにどのように考えて、どのように取り組んできたのか、お答え願えますか。
○佐々木知子君 先ほど来出ております欧州評議会の、正しくは、刑を言い渡された者の移送に関する条約、この条約の特色を述べていただけますか。
○佐々木知子君 本条約の締約国というのはどんな国になりますか、お答え願えますか。
○佐々木知子君 この欧州評議会の構成国は四十三か国、主にヨーロッパということで、ただ三か国が署名していないわけですよね。調べますと、署名のみで未批准の国が一か国、これがモルドバという国です。署名もしていない国が二か国ございまして、それがロシアとサンマリノという国になります。  ...全文を見る
○佐々木知子君 でも、恐らくは、欧州以外の国であってもいいけれども、同じような民主主義国家であるということが前提になっているだろうと思うわけです。例えば、共産主義だとか、いろんな意味で刑事司法制度が全く違うという国に関しては受刑者の移送ということを認めないのではないかというふうに...全文を見る
○佐々木知子君 日本でアジアの出身の外国人受刑者が今異常に増えているという事態を踏まえますと、他のアジア諸国にこの条約に加盟してくださいというふうに日本としては働き掛けるべきではないかというふうに思うわけですけれども、これからもそのようにされていかれるおつもりでしょうか。
○佐々木知子君 韓国は日本と刑法ないし刑事訴訟法、非常によく似た法制を取っておりますので、恐らく韓国がまず最初ぐらいから始めていただきたいなというふうに思っております。  海外で受刑している日本人受刑者の総数についてお答え願いたいと思います。うち、欧州評議会条約締約国で受刑して...全文を見る
○佐々木知子君 七十五人中、欧州評議会条約締約国で受刑は三十二人ということで、もしこれに条約締結して国内法が発効した場合には、このうちの何名かは日本に帰りたいというふうに恐らくなってくるんだろうというふうに思いますけれども、反対に、日本で受刑している外国人受刑者の数はもうお聞きい...全文を見る
○佐々木知子君 約二千五百人中百三十二人ということで、この条約を締結したことによって日本で受刑している外国人の数がそれほど減るかといえば余り減らないだろうというふうに、ちょっと残念だなというふうに思うわけですけれども、そもそも圧倒的多数を占めているのは中国人ということで、これは冒...全文を見る
○佐々木知子君 この本条約の特色ということで最初お述べになりました中に、受刑者移送に受刑者本人の同意を必要とするということがございました。詰まるところ、これが特色だということは、受刑者本人の同意がない条約ということも当然考えられるということになるわけですね。  受刑者本人の同意...全文を見る
○佐々木知子君 それはおきまして、じゃ、法案の中身に入りたいと思いますけれども、受入移送と送出移送ということが、二つの観点があるわけですけれども、受入移送の実施には裁判所が関与する、送出移送の実施には裁判所を関与させることなく法務大臣が決定できるというふうに分かれておりますけれど...全文を見る
○佐々木知子君 いずれの場合も法務大臣が相当であるというふうに判断をするということになっているようでございますけれども、この判断の基準というものは、大臣、どのようなものでございましょうか。
○佐々木知子君 移送の要請があってから審査請求をする、及び決定をする、で、移送が現実に行われると。それまで要する期間というのはどれぐらいだというふうに考えられますか。
○佐々木知子君 日本にこの条約締約国の出身で受刑している人が百三十二人いて、海外に反対から考えて三十二人日本人がいるということで、そういう方々にこういうことを、こういう条約を締結して実施されますよ、だからあなたは移送に乗れますよということを周知徹底していかないといけないというのも...全文を見る
○佐々木知子君 外国刑が有期で、もしかして五十年ということになっても、日本の国内法で考えた場合に二十年まで、少年の場合は十五年というふうに、国内法に従って制限されると。無期刑も、仮釈放は例えば二十年、三十年まで認めないということがあったとしても、日本の法律に従って十年たてば仮釈放...全文を見る
○佐々木知子君 先ほど少し私が触れましたけれども、国際人権規約委員会から我が国の受刑者処遇の問題点、幾つか指摘されているようでございます。どういうことを指摘されているのか、そして日本はそれに対してどのような釈明なり抗議というのを行っているのか、それについてお答え願います。
○佐々木知子君 ヨーロッパでは一般に刑罰というものは自由を束縛するものであるというだけに考えているところが多いようなんですね。日本で勤労させるということはけしからぬということをよく言われたり私もいたしました。ただ、それに対して私は、日本人は元々勤勉なのであって、悪いことをして入っ...全文を見る
○佐々木知子君 外国人受刑者の刑務作業についてお伺いしたいんですけれども、刑務作業の説明をするのがいろいろな言葉が必要なので大変だということを冒頭の方でおっしゃいましたけれども、どういう作業を実施させているのか。恐らく、日本人とはちょっと違うのではないかというふうにも考えるわけで...全文を見る
○佐々木知子君 好況のときは刑務所で作業させるものというのがたくさんあっていいんですけれども、不況になって普通の日本国民でもなかなか職にあり付けないというような状態になってきますと、刑務作業に回すようなものが余り見付からないということで、随分、矯正の現場の方たちは苦労しているとい...全文を見る
○佐々木知子君 これは、日本人の場合もそうなんですけれども、被害弁償が全くなされないというケースが間々ございます。外国人の場合にはどちらかというと日本人よりもそういうケースが多いだろうというふうに想像するわけですけれども、作業賞与金から支払わせるというような措置というのは取られて...全文を見る
○佐々木知子君 自発性を待っていては恐らくそういうことはほとんど起こらないだろうと思うわけで、説得しないといけないだろうと思うわけですけれども、私がこういうことをお聞きしているのは、被害者にとってみれば被害弁償を全くなされない、そして送出移送ではもういなくなってしまう、そういうこ...全文を見る
06月04日第154回国会 参議院 法務委員会 第18号
議事録を見る
○佐々木知子君 おはようございます。自民党の佐々木知子でございます。  世界じゅうテロが頻発しておりまして、これに一致団結して当たることが喫緊の課題となっておりますところ、テロ防止関連条約は、昭和三十八年の航空機内で行なわれた犯罪その他ある種の行為に関する条約に始まりまして、今...全文を見る
○佐々木知子君 つまり、今回のテロ資金供与防止条約だけがまだ未締結ということでございますけれども、この条約の概要及び各国がそれに対して署名、締結はどうなっているのか。これについて同じく外務省にお伺いいたします。
○佐々木知子君 アメリカがまだこれ未締結ということですが、これは一体どういうことでしょうか。G8の中でもドイツ、イタリアは締結していないというふうに承知しておりますけれども、これについてもどういうことでございましょうか、お伺いいたします。
○佐々木知子君 肝心の米国を始め、ドイツ、イタリアなど、ロシアも含めまして先進国、それから東南アジア、中南米、中東の、これはテロ資金とかかわりの深い国々というふうに考えられますけれども、こういったところが批准を実際しなければ条約が発効しても十分な効果が期待できないというふうに考え...全文を見る
○佐々木知子君 テロ資金供与防止条約ではテロリストでなくてテロ資金というふうな定義の仕方でございますけれども、国連安保理決議の方はテロリストというふうな規定の仕方もしております。  テロリストの資産凍結等を決議で求めているということなんですけれども、これは我が国ではどのような方...全文を見る
○佐々木知子君 実際に我が国における外為法によるテロ資産凍結の状況というのはどうなっておりますか。
○佐々木知子君 これは外務省にお伺いいたしますけれども、その他のテロ資金規制に関する国際的取組の概要というものをお伺いいたします。
○佐々木知子君 法務大臣にお伺いいたします。  テロ資金防止条約は、特に昨年九月に発生した米国同時多発テロ事件を受けましてその締結が喫緊の課題とされていたにもかかわらず、これまでこの条約を締結しなかった理由についてお答え願えますか。
○佐々木知子君 これも法務大臣にお伺いいたしますが、本条約の締結等のために政府全体としていかなる法整備を行うことになりますでしょうか。
○佐々木知子君 金融機関等による顧客等の本人確認等に関する法律ということができるということでございますが、どのような行為がこれによって防止できるのでしょうか。金融庁にお伺いいたします。
○佐々木知子君 この法律によりまして、具体的にどのような場合に金融機関に対しまして本人の確認義務が課されることになるのでしょうか。
○佐々木知子君 その際、顧客側の身元を偽った場合等は処罰されることになるのでしょうか。
○佐々木知子君 もう一つ、外為法の改正がなされるということでございましたけれども、これは資産凍結措置の効果的な実施にどのように資することになるのでしょうか。これは財務省にお伺いいたします。
○佐々木知子君 今度は法案の中身に入りまして、法務省にお伺いしたいと思いますけれども、本法律案はテロリストやテロ団体に対する資金供与行為等の処罰を目的とするものではないのでしょうか。
○佐々木知子君 法案第一条に「公衆等脅迫目的の犯罪行為」ということが規定されておりますけれども、これの意義についてお伺いいたします。
○佐々木知子君 大きく三つに分けまして、人を対象とするものと、それから航空機、船舶を対象とするもの、その他の施設を対象とするものというふうにお分けになったのではないかというふうに思いますけれども、本法案におきましてテロリズムあるいはテロ犯罪というものを定義する必要があったのではな...全文を見る
○佐々木知子君 本法律案につきましては、これは不当に拡大適用されて市民生活を阻害するのではないかというような懸念も提起されているようでございます。本法律案によりまして民族支援活動や市民活動に対するカンパなども処罰対象となって、こういう正当な活動が抑圧されることにならないかと、こう...全文を見る
○佐々木知子君 今るるお答えになりましたけれども、その第二条の資金提供罪の趣旨ということ、それから同条に規定されている、「情を知って、」及び「公衆等脅迫目的の犯罪行為の実行を容易にする目的」ということに絞りを掛けているので、そういう懸念は当たらないということでございましたけれども...全文を見る
○佐々木知子君 「情を知って、」、よく使われる言葉と言われれば使われる言葉でございます。  実行を容易にする目的ということで目的犯という絞りを掛けているということでございますけれども、これは考えようによってはいわゆる主観的要件であるということで、この立証は非常に難しいのではない...全文を見る
○佐々木知子君 資金を提供するということなんですが、どういうものが資金になって、どういう形態が提供になるのか、具体例を挙げて説明していただけますか。
○佐々木知子君 例えば、人質事件や恐喝事件の被害者などがテロリストに対して、それがテロ行為に使われるであろうということを認識しながら身代金を支払ったり金を脅し取られたりすることは間々あるだろうというふうに考えられるわけですけれども、こういう場合にも資金提供罪というのは成立するので...全文を見る
○佐々木知子君 資金提供と、それから次に資金収集ということもこの法律は処罰しております。第三条の資金収集罪というものはどのようなものであって、どのような場合に成立するのか、具体例を挙げて説明していただきたいと思います。
○佐々木知子君 この本法律案の附則を見ますと、第三条で、組織的な犯罪の処罰及び犯罪収益の規制等に関する法律の一部を以下のように改正するということがございます。これはもう御承知のように、平成十一年に成立したいわゆる組織的犯罪処罰法でございますけれども、この改正の趣旨及び概要について...全文を見る
○佐々木知子君 早めですけれども、これで終わらせていただきます。  どうもありがとうございました。
07月15日第154回国会 参議院 決算委員会 第2号
議事録を見る
○佐々木知子君 私は、自由民主党・保守党及び公明党を代表いたしまして、ただいま議題となりました平成十二年度一般会計公共事業等予備費使用総調書及び各省各庁所管使用調書外十一件に対して承諾を与えるべきものと議決することに賛成の意を表明し、以下、討論を行います。  予備費は、憲法第八...全文を見る
08月08日第154回国会 参議院 決算委員会 閉会後第1号
議事録を見る
○佐々木知子君 自由民主党の佐々木知子でございます。  私は、今出ている文芸春秋で佐々淳行さんと来日外国人犯罪、殊に中国人犯罪、この場合香港と台湾を除いておりますが、いかに深刻であるかということを述べております。それに関連いたしまして今日質問したいんですけれども、在日外国人刑法...全文を見る
○佐々木知子君 大体一万人ぐらいというふうにお聞きいたしますけれども、そのうち偽変造旅券並びに在留資格認定証明書が発見された件数、そのための機器等の配備状況についてお伺いしたいと思います。
○佐々木知子君 機器はかなり整備されてきた、その他、見付けるための研修も実施していると。ただ、やはりこれはどこの社会でもそうなんですけれども、イタチごっこということになりまして、こちらが機器を精密にすればやはり偽変造旅券もそれ相応にうまいものになってくるということで、是非ともこれ...全文を見る
○佐々木知子君 アメリカでは入国者の指紋照会が一人一人についてなされているというふうにも漏れ聞いております。  それの制度というものがどういうものであって、もしこれを日本に導入するとしたらどのような問題があるか、予算措置などもあると思いますけれども、これについてお答え願えますか...全文を見る
○佐々木知子君 上陸拒否をした国別の数値というのをお述べいただけますか。
○佐々木知子君 韓国がやはり一番多いというふうに承知しているわけです。  韓国との間のビザなし渡航というのは例のワールドカップのときに実施されたというふうに聞いておりますけれども、これについて何らか問題がなかったのか。そして、私、ホームページを開いておりますけれども、見た人から...全文を見る
○佐々木知子君 これは韓国に限らず、本当は中国に対して厳しく言わないといけないことなんですけれども、韓国は、二五%の不法残留者が韓国人ということで一番多いということなんです。要するに、不法就労者が多いことですね。こういうのは、どういうベースで向こうに考えてくれるようにとかそういう...全文を見る
○佐々木知子君 時間の関係で次に行きたいんですけれども、治安を維持するためには防犯対策ということがやはり肝要だというふうに思われるわけです。これは、独り多分警察の仕事ではなくて、官民が協力してやっていかなければならないことだというふうに思うわけですが、最近、これはアメリカ発の概念...全文を見る
○佐々木知子君 割と世界の、発展途上国もそうですけれども、そうじゃない国もありますけれども、交番という、ポリスボックスですけれども、これは世界的にもかなり取り入れられていると。日本が誇れる一つの制度だというふうに思っております。  ところが、最近、交番が、私の周りのところでもそ...全文を見る
○佐々木知子君 本当に交番の制度を充実させるということは治安の維持に私は最重要の一つではないかというふうに考えておりますが、警察官がコミュニティーにいつもいてくれると、その安心感によって住民もやはり、自分たちも自分たちで治安を維持しなければいけないと、こういうふうに双方向性で思っ...全文を見る
○佐々木知子君 来日外国人の犯罪について私はいろいろ質問しているわけですけれども、ただ、来日外国人イコール犯罪者ではもちろんないわけで、平穏に日本でまじめに働いている人たちもたくさんいるわけです。そういう人たちを外国人だからということで排除するのではなくて、ある意味では日本人同様...全文を見る
○佐々木知子君 これは、これから避けて通れない問題ですので、是非活発に取り組んでいただきたいと思います。  続きまして、杉浦副大臣にまた御登場いただくことになりますけれども、瀋陽総領事館事件の問題点をここで私は整理をしておきたいと思います。  この事件に関しましては、いまだに...全文を見る
○佐々木知子君 平成八年に在ペルー日本大使公邸占拠事件というのが起こっているわけです、実際に。それを受けて、外務省では在外公館の警備強化など危機管理体制の整備を実施したはずなんですよ。いいですか、実際起こっているわけです。起こらないということは断言できないわけです。  この事件...全文を見る
○佐々木知子君 難民条約というのがございます。難民条約の対象者というのは、実は政治亡命者なんですよね。マスコミも十把一からげに亡命者というふうに扱っておりまして、本当にかわいそうな、かわいそうなのも間違いないんですけれども、本件のような、しかし、北朝鮮からの亡命者というのは実はこ...全文を見る
○佐々木知子君 政治的亡命者というのを庇護するのは国際慣習ですけれども、経済難民についてはむしろ本国に送還するというのがグローバルスタンダードなんです。この問題をかわいそうだから受け入れたらいいじゃないかというふうに決して安易に考えてはならないというふうに思っています。  途上...全文を見る
09月12日第154回国会 参議院 決算委員会 閉会後第5号
議事録を見る
○佐々木知子君 おはようございます。自民党の佐々木知子でございます。  私は、自民党の国家戦略本部ないしは国家ビジョン策定委員会というところに所属しておりまして、日本の将来ビジョンはどうあるべきかということをかねがね一年にわたって論議しております。まだ結果という形、出ていないの...全文を見る
○佐々木知子君 私は、決して一企業の経営改善努力の問題や、あるいは、時間がありましたら構造改革、規制改革の方にも入っていきたいと思いますが、恐らくその時間はないと思いますが、問題ではないというふうに考えております。  竹中大臣は、この七月十一日に景気底入れ宣言をなさいました。残...全文を見る
○佐々木知子君 実は、これは今年三月の実質GDP成長率が高まった、実際年率五・七%ということなんですが、おっしゃったように基本的には外需、つまり輸出の伸びが非常に大きかったということで、日本が何か積極的な政策を行った結果ではないということなんですね。国内需要は相変わらず低迷してお...全文を見る
○佐々木知子君 現在の日本経済における最大の問題点は何か。最近、これはようやく認識されてきたようでございますが、実はデフレにあるのではないかということでございます。  デフレというものを解消しない限り、当然のことですが、不良債権を幾ら処理してもまた新たな不良債権が発生してきて金...全文を見る
○佐々木知子君 三点お述べになりました。三点目の、ですから金融政策の私はあえて失敗と申し上げていいんではないかと思うんですけれども、景気対策としての財政政策というのは比類ない規模でやってきたというふうに考えられます。ただ、九五年以降、金融政策がほとんど無効になった。当時、日銀はバ...全文を見る
○佐々木知子君 経済学では一般に失業とデフレは不即不離の関係にあると言われているかというふうに考えております。失業問題は今現在非常に深刻でございまして、雇用の安定を欠くがためにこれが消費不況の大きな要因になっているということもまた随分指摘されているところであります。  要するに...全文を見る
○佐々木知子君 議論しているとちょっと時間が尽きないんですが、次の項目がございますのでこのぐらいにいたしまして、また時間がありましたら是非議論をよろしくお願いしたいと思います。  次に、国民の間では景気回復、それから雇用の安定と並んで、あるいはそれ以上に関心があると言われており...全文を見る
○佐々木知子君 現在の犯罪情勢に対していかなる対応策を取っているのか警察当局に伺うのは二番目の質問だったんですけれども、今もうお答えになりましたので次に行かせていただきますが。  今おっしゃったみたいに、来日外国人犯罪が増加している、それから少年犯罪が増加している。こういうのは...全文を見る
○佐々木知子君 国際組織犯罪対策推進本部というものもございますけれども、これはせっかく内閣官房長官を本部長として関係各省庁の副大臣が本部員になっているということでございますけれども、発足後約一年二か月を経てわずか五回しか開催されていないというふうに承知しております。各回の議題を見...全文を見る
○佐々木知子君 これ、何度も申し上げますけれども、悪化しているのが犯罪情勢でございます。恐らくは、このまま手をこまねいていれば悪化する一方であろうというふうに思われるわけです。真に有効な対策を講じるためには、セクショナリズムとおっしゃいましたけれども、実際にセクショナリズムに陥る...全文を見る
○佐々木知子君 是非そのように前向きに取り組んでいただきたいと思います。  内閣府の問題といたしましては、スタッフが各省庁から出向しているということで、正直申し上げて、自分の出向してきた先を向いて執務をしているということをよく指摘されたりもいたします。そういう意味では、例えばフ...全文を見る
○佐々木知子君 じゃ、続きまして、少子高齢化についてお尋ねしたいと思います。  私は、これは内閣府の方で担当されておられるんだというふうに考えてここに持ってきたわけですけれども、厚生労働省だというふうに伺って厚生労働省に来ていただくことになりました。  少子化というのは日本の...全文を見る
○佐々木知子君 幾ら少子化といっても、産むか産まないかというのは本人の選択によるものでございましょうから、産みたくない人にまで産ませることはもちろんできないでしょうけれども、産みたくない人が産んじゃって、また児童虐待だとかいろいろ問題も出てきているわけですが。子供を本当に産んで育...全文を見る
○佐々木知子君 それと並びまして、私は出産というのももう保険適用の対象にしていいんじゃないかというふうに思っておりますが、担当の局長がおられないということで、これについてはもうお答えは結構でございます。  ところで、少子高齢化というのは実は日本だけではなくて、日本が随分その速度...全文を見る
○佐々木知子君 よく言われることなんですが、若年労働者が減少すれば外国人を雇用してそれで賄えばいいじゃないかという意見ですね。現在の外国人労働者の占める割合、それから今後の見通しについてもお伺いしたいと思います。
○佐々木知子君 今ヨーロッパでは外国人移民の問題が非常に大きな、これは政治レベルでの問題になっておりまして、外国人を、安易という言葉がいいかどうか分かりませんが、入れるということは、将来彼らも高齢者になっていくわけで、そういう意味では社会としてのコストというのが一概にいいか悪いか...全文を見る
○佐々木知子君 時間がなくなってまいりましたけれども、これまでのような高い年金給付というのはこの少子高齢化を拝見すれば維持できるはずはないわけで、カットすべきという点で論者の意見は一致しているようですが、ただ、カットの幅と維持可能な在り方について諸説があるようでございます。たとえ...全文を見る
09月26日第154回国会 参議院 決算委員会 閉会後第7号
議事録を見る
○佐々木知子君 自民党の佐々木知子でございます。  まず、日朝首脳会談についてお伺いしたいのですが、先ほども同僚の三浦議員からお述べになりましたように、私もこの成果というものに対しては高い評価をしたいというふうに思っております。先般のアジア欧州会議、ASEMの首脳会議におきまし...全文を見る
○佐々木知子君 これも三浦議員から指摘されたことですが、今回外務省に随分手落ちがあったと。外務大臣は外務省を変える会を立ち上げて、外務省改革を真摯に考えておられるということで私は評価したいと思っておりますが、今回の拉致家族の問題にいたしましても、家族は非常に外務省に対して長い間不...全文を見る
○佐々木知子君 今回、日本側は八件十一名ということを提示いたしましたところ、こちらが拉致と認定していない日本人につきましても安否情報が提供されたということで、これは三浦議員からも質問がございましたけれども、警察庁の方で事前に伺ったところ、この把握している数値あるいは推定できる数値...全文を見る
○佐々木知子君 新聞情報などによりますと、七十人ぐらいいるのではないかというような推定もなされているようでございます。身元がない人をねらっていたということもございまして、なかなか捜査は難しいかもしれませんけれども、これは日本の主権が侵害されたということでございますし、人命の問題も...全文を見る
○佐々木知子君 この交渉当時、外務大臣は訪米されていたやに承知しておりますけれども、アメリカの要人ではどなたにお会いになって、どのような形でお告げになって、それからどのような反応が返ってきたか、お伺いしたいと思います。
○佐々木知子君 続きまして、日本海の呼称の問題についてお伺いしたいんですけれども、日本海の呼称について韓国が東海と呼ぶように要求しているという問題につきまして、時々これはメディアで取り上げられているんですけれども、これの経緯、そして日本政府はどのように対応しているのか、それについ...全文を見る
○佐々木知子君 国際水路機関、IHOが日本海というのを白紙に戻して十一月までに新しい名前を決めるところまで話が進んでいるという、こういう報道もあったんですが、そうではないんですか。
○佐々木知子君 でも、非常に私は予断を許さないところだというふうに思うんですね。日本海というのは李氏朝鮮が鎖国している十七世紀に既に世界の海図に名前が載っていることでありまして、日本が植民地にしたかどうかということとはこれは何ら関係のないことであり、また韓国にとっては東の海かもし...全文を見る
○佐々木知子君 アメリカはいわゆる京都議定書から離脱ということで、川口大臣もいろいろ奔走された経緯がおありですけれども、他にも多くの国際機関への非協力や分担金の滞納などが言われております。孤立を強めている傾向にあるのではないかと憂慮されるところなのですが、これについて同盟国である...全文を見る
○佐々木知子君 続きまして、ODAについて伺いたいのですが、武力行使が憲法上制約があってできない日本にとりまして、ODAは最大の武器として考えられるわけですけれども、不況の中、現在、ODAを減らす傾向にございます。欧米ではかえって引き上げる方向にあるというふうに承知しておりますが...全文を見る
○佐々木知子君 ODAにつきましては、例えばこれ九月十五日の産経新聞にカンボジア野党最大党首レンシー氏の言葉として載っているわけですけれども、フン・セン政権が続いてきたこれまでの十七年間、巨額のODAが日本から始め投入されてきているけれども、政府関係者の腐敗が激しくて、援助資金も...全文を見る
○佐々木知子君 私は、独裁政権などであったら、直接その政権に圧力を掛けるぐらいのようなこともやっていかなければ、恐らく実効性は担保できないのではないかというふうに思っておりますが、時間が参りましたので、これで終わらせていただきます。  ありがとうございました。
11月05日第155回国会 参議院 法務委員会 第3号
議事録を見る
○佐々木知子君 自由民主党の佐々木知子でございます。  今日は三人の参考人の先生方、お忙しいところ当委員会にお越しくださり、貴重な御意見をお述べいただきまして、どうもありがとうございました。  ちまたには構造改革という言葉があふれていて、改革がなかなか進んでいないという非難も...全文を見る
○佐々木知子君 そうです。
○佐々木知子君 もう時間押しておりますので、これで終わります。
11月12日第155回国会 参議院 法務委員会 第5号
議事録を見る
○佐々木知子君 おはようございます。自民党の佐々木知子でございます。  今日は三人の参考人の先生方、お忙しいところ、どうもありがとうございました。  マスコミで本法案の問題とされている論点、大まかに言って三点になろうかと思います。一点は、人権委員会の独立性に関して、その置き場...全文を見る
○佐々木知子君 ありがとうございました。  本法案をメディア規制法だとして批判する人たちの中には、そもそもこのような救済を図るだけの立法事実、つまり報道被害の実情がないということを言われる方もおられます。しかし、岡村参考人がるる述べられておりますように、すさまじい報道被害の実情...全文を見る
○佐々木知子君 甚だしく認識が異なっているというふうに考えざるを得ないわけですが、犯罪被害者はもちろん、たとえ犯罪者であれ取材に応じなければいけないという義務はないわけです。そこの点を私はメディアの方々は履き違えておられるのではないかというふうに思うわけですが、この点、岡村参考人...全文を見る
○佐々木知子君 ありがとうございます。一般の方々はそのように私は考えておられると思います。  メディア規制法だと批判される理由は他にもいろいろございます。これもまた塩野参考人にお伺いしたいんですけれども、一つは、メディアが萎縮してしまうおそれと言われております。一つには、人権委...全文を見る
○佐々木知子君 聞いていない。
○佐々木知子君 ごめんなさい、時間が限られておりますので。もう一点、私ございますので。  これは、法学セミナー二〇〇二年の五月号に広島市立大学国際学部助教授の井上泰浩さんという方が書いておられることですけれども、「人権侵害の境界線を越える取材」というタイトルでございます。副題が...全文を見る
○佐々木知子君 ちょうど時間が参りましたので、私は終わります。
○佐々木知子君 自由民主党の佐々木知子でございます。  今日は三人の参考人の先生方、お忙しいところわざわざお越しいただき貴重な御意見を賜り、ありがとうございました。  本法案につきましては、人権委員会の置き場所というのが大きな論点の一つとして挙がっております。これにつきまして...全文を見る
○佐々木知子君 再度、山崎参考人にお伺いしたいんですけれども、地方にも委員会組織を置かなければ人権救済制度の実効性は確保できないとおっしゃったと思われます。ADRとしての人権救済制度というのは、簡易迅速等を旨としておりますので、裁判のように直接主義の要請は働かず、職員による調査の...全文を見る
○佐々木知子君 茗荷参考人にお伺いしたいのですけれども、御存じのように、他の運動団体、例えば部落解放同盟などは本法案をかなり批判しております。本法案には、包括的な差別的取扱いの禁止や部落地名総鑑等の頒布の禁止等、長年運動団体が主張してきたことを実現する内容が含まれておりますけれど...全文を見る
○佐々木知子君 藤原参考人にお伺いしたいんですけれども、従来、日弁連では私の知る限り同和問題に対して目立った取組がなかったように感じているのですが、それについてはなぜでしょうか。
○佐々木知子君 これも藤原参考人にお伺いしたいんですけれども、日弁連は今年の三月十五日に「人権擁護法案に対する理事会決議」を出しております。御存じだと思います。  そこを見ますと、日本政府は、平成十年十一月、国際人権規約委員会から、警察や入管職員による虐待を調査し、救済のため活...全文を見る
○佐々木知子君 時間が参りましたので、終わります。  ありがとうございました。
12月05日第155回国会 参議院 法務委員会 第12号
議事録を見る
○佐々木知子君 おはようございます。自由民主党の佐々木知子でございます。  今日は、三人の参考人の先生方、貴重な御意見を賜り、ありがとうございました。  まず、宗田参考人にお伺いしたいんですけれども、今回、会社更生法を全面改正して会社更生手続を使いやすく改めますと、民事再生手...全文を見る
○佐々木知子君 質問したいことはたくさんあるんですけれども、時間が押しておりますので、私はもうこれで結構でございます。ありがとうございました。
12月09日第155回国会 参議院 決算委員会 第1号
議事録を見る
○佐々木知子君 私は、自由民主党・保守党及び公明党を代表して、ただいま議題となりました平成十一年度決算外二件及び平成十二年度決算外二件に対し、いずれも是認することに賛成するとともに、委員長提案の警告決議案に賛成の意を表するものであります。  是認することに賛成する理由の第一は、...全文を見る