佐々木秀典

ささきひでのり



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開催日 会議名 発言
03月27日第118回国会 衆議院 農林水産委員会 第6号
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○佐々木委員 佐々木秀典でございます。  まず最初にお伺いをいたしたいと思いますけれども、昭和三十八年の粗糖の輸入の自由化に対処するものとして昭和四十年にこの糖価安定法が制定されまして、その後五十七年に法改正が行われて現行法が運用されているわけでありますけれども、この現行の糖価...全文を見る
○佐々木委員 現行法の制度の仕組みは関係者によって非常に御工夫をいただいて、御配慮されていることはよくわかるのですが、同時に、その仕組みもそれだけになかなか複雑になっているようにも思われるわけですけれども、この法律の目的としているところが、先ほど仲村委員の御指摘で国内の糖価の安定...全文を見る
○佐々木委員 今次の糖安法の改正の趣旨、改正点については先ほど御説明もありましたので、余り時間もございませんからダブることを避けたいと思っておりますが、先ほど仲村委員からは国際的な甘味の需給の状況について御質問がございまして、それに対するお答えがあったわけです。  一方、国内で...全文を見る
○佐々木委員 この法律の目的の中には国内の甘味資源作物の保護ということもうたわれておるわけですけれども、私は我が国における唯一のてん菜糖の産地である北海道の北の方の北海道二区から選出されておりまして、私の選挙区内にもビート生産者というのは相当あるわけでございます。この生産者がやは...全文を見る
○佐々木委員 これがまた減るということになりますとゆゆしい問題になるものですから、この辺については何とかこの目標を維持されるよう政府においてもしっかりと取り組んで対策を立てていただきたい、こういうことを特に希望しておきたいと思っております。  そこで、もう一つ。この五十七年の法...全文を見る
○佐々木委員 この件に関してですけれども、この制度がそれだけの効用を発揮している、そしてこれは今後も続けていく、こういう方針であると了解してよろしいですか。
○佐々木委員 次に、いわゆる異性化糖の原料となるでん粉との関連で、国産芋でん粉との抱き合わせ販売制度というものが設けられているわけであります。これも御案内のように、北海道にとっては芋でん粉の原料になるバレイショというのはこれまた非常に重要な畑作物であるわけですが、これについても生...全文を見る
○佐々木委員 ちょっと関連ですが、あわせて、今の抱き合わせ制度というのは、そうするとここのところは堅持するという方針にはお変わりはないですね。
○佐々木委員 時間がなくなりましたので最後に大臣にお伺いをしたいのですけれども、でん粉についてはこれから日米間の再協議をしなければなりませんね。これについて政府としてどういう態度で臨まれるかということについての大臣の御見解をお伺いしたいと思います。
○佐々木委員 時間が参りましたので終わりたいと思いますけれども、いずれにいたしましてもビートあるいはバレイショというのは特に北海道にとっては基幹的な畑作作物になっておりまして、この生産者は、今度のこの異性化糖などの輸入によってマイナスの影響があるのではないかということを大変心配さ...全文を見る
04月26日第118回国会 衆議院 予算委員会第七分科会 第1号
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○佐々木分科員 佐々木でございますけれども、これは速記から外していただいてもいいのですが、ちょっと声帯を痛めておりまして、声がお聞き苦しいと思います。あらかじめおわび申し上げます。  本日の最初の御質問ですけれども、一つは、車両の車検制度と関連いたしまして、私の地元であります北...全文を見る
○佐々木分科員 そこで、小型特殊自動車の場合には道路運送車両法の上で検査の対象外ということになっているわけですね。こちらの方は小型だということもありますけれども、対象外になっている。しかしやはり公道を走るという点では同じなわけですね。これと同じように考えられないのかということがあ...全文を見る
○佐々木分科員 そうすると、その違いは専ら速度の点にあるのですか。
○佐々木分科員 要は道路交通の上での安全性をどうやって確保するか。安全性の点で裏腹に言うと、一つは事故防止などの観点から危険が生じないかということになるわけですね。そういたしますと、私が今申し上げている、農家の方々が言われている農耕用の大型トラクターというのは、確かにわっぱがつい...全文を見る
○佐々木分科員 資料は、お調べいただければ提出していただけますか。――では、後にでもまたお願いしたいと思います。  こういう要求が出てまいりますのは、大型トラクターの使用目的、使用の実情、それと冒頭に申し上げましたような、農家経済が決して楽ではないという経済的な事情、こういうも...全文を見る
○佐々木分科員 では最後にお尋ねしておきたいと思いますが、確かに御指摘のように北海道は大変に交通事故が多うございまして、特に死亡事故が多いというのは私ども頭を痛めておるところであるのですけれども、この事故の内容もいろいろ吟味をしなければならないところがあるだろうと思っておるのです...全文を見る
○佐々木分科員 丁寧にお答えいただきまして感謝申し上げますが、諸外国の事例なども検討していただきまして、こういう農業用機器、車両などについて車検の点で御考慮の余地があるかどうか。冒頭申し上げましたような経済的な事情などとも絡み合わせて、今後もぜひ御検討いただきたいと思いますので、...全文を見る
○佐々木分科員 この補助金の使い道ですけれども、これは大体どのような使い方をしていると考えていいのですか。
○佐々木分科員 地域の足であるバスを維持していくためには、本来ならば経営的にも成り立つような状況が出てくればいいのですけれども、実際にはなかなかそうならない。そこで、公益的な見地から財政援助をなさって何とかこれを維持していくのだということはわかるわけですけれども、もちろん経営者と...全文を見る
○佐々木分科員 今お話がありましたように、確かに福祉バス的な考え方というのが地方では大分このごろ取り入れられている例があるように思います。私の住んでおります旭川市でも、これはたしか札幌では七十歳以上は無料にして札幌市が補助していると思うのですけれども、旭川の場合には全額無料ではな...全文を見る
○佐々木分科員 時間が参りましたので、最後に、大臣がせっかくいらっしゃっていますので、大臣から地方のバスの維持を含めた地方の交通の問題についての運輸省としてのお考えなどについて御見解を示していただければと思います。
○佐々木分科員 時間が参りましたので終わりますけれども、要はマイカーも持ち切れない、あるいはマイカーの運転もできないようなお年寄りあるいは障害者というような社会的な弱者がどちらかというとこのバスの利用者になるのかもしれない。しかし、これらの人々にとっては欠かせない足であることは間...全文を見る
04月26日第118回国会 衆議院 予算委員会第二分科会 第1号
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○佐々木分科員 佐々木でございます。少しくのどを痛めておりますのでお聞き苦しいかと思いますけれども、御勘弁をいただきたいと思います。  昨今、新聞報道あるいは昨日の予算委員会でも、いわゆる在日朝鮮人・韓国人の方々の法的地位に関する問題が取りざたをされております。来月韓国の盧泰愚...全文を見る
○佐々木分科員 その中で、いわゆる国籍の関係で韓国籍の方とそうでない方との仕分けはできますか。
○佐々木分科員 ただ、実際問題として、この方々は外国人登録をし外国人登録証をお持ちになるわけですね、これは外国人登録法のたてまえからいって。そこで、外国人登録証には国籍の表示欄がございますね。この中にはいわゆる大韓民国の国民である韓国の国籍を表示されている方と、それを拒むといいま...全文を見る
○佐々木分科員 法務大臣、いずれにいたしましても、この日本におられる外国人の方の中で、在日韓国人・朝鮮人の方、いわゆる朝鮮半島を母国とし祖国とする、郷里、ふるさとの地とされる方で、なおあえて外国であるこの日本の地に長く住んでおられる方が比率として非常に高いわけですけれども、これは...全文を見る
○佐々木分科員 申し上げるまでもないことですけれども、我が国と朝鮮半島をめぐっては歴史的に大変不幸ないろいろな事実がありましたし、特に日韓併合などというようなこともあって、日本が朝鮮半島及び朝鮮の民族に対して非常に大きな悲劇をもたらした。そういう中で、いわばこの長きにわたる戦争な...全文を見る
○佐々木分科員 私どもとしては、日本政府がいまだ国交を開いていない北との間でも国交を持っていただいて、それでその間でこの在日朝鮮人の方々の法的地位の問題についてもはっきりするのが好ましいことだと考えておるのですが、なかなかにこれは政府の方では国交を開こうとなさらない。そのために韓...全文を見る
○佐々木分科員 ただいまおっしゃられたような方針は今後もぜひ貫いていただいて、実情上やむを得ないということはあるかもしれませんけれども、在日韓国人とそれから在日朝鮮人に対する在留権の関係での整合性をできる限り図っていただきたいというように思いますので、そのことを希望しておきます。...全文を見る
○佐々木分科員 かつてこれも入管局の方が、在外国人の中でも在日朝鮮人・韓国人の管理の問題というのは詰めていけば彼らをどうやって日本府が管理するかという問題なので、いわばこれは煮ても焼いてもどう処理してもいいんだといううな趣旨の発言をされて、これは人権問題だということで大変物議を醸...全文を見る
○佐々木分科員 これは各方面で随分真剣な議論がなされておりますわけですから、釈迦に説法なんですけれども、極めて人権にかかわる問題が多いと思うわけです。犯罪者の場合に指紋がとられるというのはやむを得ないことだといたしましても、管理の必要上必要だというのは管理する側の都合によるわけで...全文を見る
04月27日第118回国会 衆議院 予算委員会第三分科会 第2号
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○佐々木分科員 佐々木でございます。私は、本日、最高裁判所裁判官の国民審査の問題についてお伺いをさせていただきたいと思います。  御案内のように、本年二月十八日に施行されました総選挙とあわせて、私どもはもう一つの選挙と言っておるのですけれども、裁判官の国民審査が実施されまして、...全文を見る
○佐々木分科員 御案内のように、この制度は憲法の上で定められている制度でございまして、その実施などについては最高裁判所裁判官の国民審査法をもって定められているわけであります。この審査を管理いたしますのは自治省の中央選挙管理会ということになるわけでありますが、先ほど私が申しましたよ...全文を見る
○佐々木分科員 それでは最高裁側にお尋ねをしたいのですけれども、今のお話だと各裁判官がおつくりになるということなんですが、例えば今度の公報で「最高裁判所において関与した主要な裁判」という項目があります。例えば中島裁判官、園部裁判官については、「判事に就任してまだ日が浅いので、特に...全文を見る
○佐々木分科員 いずれにいたしましても、従来のものもそうですけれども、私は今度のこの公報を見ておって、審査者である、つまり主権者である国民に対して大変不親切だ、不親切のそしりを免れない。これは審査を受ける裁判官としても、もっと謙虚に御自分の経歴なりあるいはこれまでやってきた業績な...全文を見る
○佐々木分科員 今のお答えですけれども、別に棄権を勧めるということにはならないと思うのです。つまり、棄権者の意思を確保するために、保障するための便宜を図るというだけのことなんですから、これは聞かれた場合には、例えばことしの選挙のときに、私の母親は八十になりますけれども、秀典、国民...全文を見る
○佐々木分科員 ありがとうございました。大臣の御発言で大変意を強くしております。  審査の方法について、私どもとしては、どうしても今の審査法の投票方法では投票者の意思というものは直接に、ストレートに結果にあらわれておらない。投票者の意思と結果との乖離が余りにもひど過ぎる。だから...全文を見る
○佐々木分科員 そうですね、前長官の矢口長官の後を受けられた、矢口長官がたしか十九日までだったと思いますので、その後。そうすると、草場長官はこの審査を受けられたときは長官でない、つまり平のと言うと語弊がありますけれども、裁判官として。私は、最高裁の長官というのはその他の裁判官とは...全文を見る
04月27日第118回国会 衆議院 予算委員会第四分科会 第2号
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○佐々木分科員 佐々木でございます。ちょっとのどを痛めておりますので、お聞き苦しいと思います。御勘弁を願いたいと存じます。  私は、きょうは輸入食品の検査の問題を主にしてお尋ねをしたいと存じます。  御案内のように、これは後ほど件数もお伺いしたいと思いますけれども、私どもの食...全文を見る
○佐々木分科員 というと、まだ平成元年度、昨年度の分については的確な数字は出ませんか。
○佐々木分科員 こうして見ますと、本当に件数は多くなっておりますね。特に六十二年から六十三年にかけてというのは五十五万から六十五万ということで、一気に十万件もふえている、こういうことになるわけですね。  一方、この全部について検査をするというわけではないというようにも聞いておる...全文を見る
○佐々木分科員 ということになりますと、輸入件数に比べて極めて少ない、こういうことになるわけですが、そうすると、その検査をしたものとしなかったものとはどういう仕分けをしたのか、何によってするしないの仕分けができているのか、その基準をまずお伺いしたいと思います。
○佐々木分科員 まず届け出を出すのだというお話ですけれども、そうすると届け出の段階でこの届け出の書類審査をしてまず仕分けをする、こういうことになるのですね。それで、この監視に当たるのは、食品衛生法に基づきますと食品衛生監視員が行う、こういうことですか。そうすると、今までの届け出書...全文を見る
○佐々木分科員 それじゃ、平成元年でまいりますと、とにかく届け出のあったものが、輸入件数が六十八万件、それを扱っている検疫所が全国で二十一カ所、それで食品衛生監視員が八十九名というと、これはいかにも随分少なく、一人当たりで平均で割っていきますと、その取り扱う件数というのは膨大なも...全文を見る
○佐々木分科員 先ほど御紹介いたしました、小麦粉から農薬が検出されたということでマスコミでも相当な報道がありました中で、私の今手にしておりますのは、私の出身地であります北海道の北海道新聞、昨年の九月二十日付の朝刊の社説の中でこの問題を取り上げておるわけです。そして、今のお話ですと...全文を見る
○佐々木分科員 一つには、輸入食品というものはあくまでも我が国以外のところでつくられているわけですから、まずその輸出国の方でそういう産品あるいは食品がどういうような生産あるいは製造、加工のやり方でつくられるのか、それからまた、それがこちらに来るまでの間にどこにどういう状態で保管を...全文を見る
○佐々木分科員 私、弁護士なものですから、私ども法律実務の中では、例えば疑わしきは罰せずという言葉がありまして、いろいろな事件の容疑者も有罪判決を受けるまでは無罪の推定を受けるということになるのですが、こういう食品ですとか食い物の問題になりますと、御指摘のようにおそれの問題ですね...全文を見る
○佐々木分科員 今実態調査と基準づくりを明年、平成三年度を目途にされておる。これは一昨年の三月時点で、参議院の予算委員会で社会党の稲村議員が質疑に立っておられるときには、この残留基準をいつまでに設定するかという目安がはっきりしないじゃないかということで大分鋭い御指摘があったようで...全文を見る
○佐々木分科員 現在はその基準ができておらないわけですけれども、基準がなくても輸入食品、農産物というのはどんどん入ってきているわけですね。殊に農産物、これについては何か特別の考慮は払われているようなことはあるのですか。その基準ができるまでの間にということで、何かございますか。
○佐々木分科員 それからまた、先ほどの検査のところにそれとの関連で戻るのですけれども、とにかくどう考えても、輸入件数が多い割には実際の検査の対象になるものが非常に少な過ぎる。少ないとはいいながら相当な件数で、その検査に当たる監視員の数も、これまたこのままでいいのかなという不安が非...全文を見る
○佐々木分科員 これはまたいずれ、私は農林水産委員をやっておりますので、農林水産委員会でもまたお尋ねをしたいと思っておりますし、農林水産省にもお尋ねをしたいと思っているのですが、事は食べ物の問題あるいは農産物の問題ということで、これは厚生省は衛生の観点からいろいろな御配慮、御努力...全文を見る
○佐々木分科員 最後になりますけれども、今ガットを初めとする日米間交渉でも、構造協議の中でもそうですし、輸出入のバランスをとるためにということで、特にさまざまな食品や農産物というものはこれからも恐らく我が国への輸入、輸出国から見れば輸出ということの要請が多くなってくるだろう、こう...全文を見る
05月30日第118回国会 衆議院 農林水産委員会 第12号
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○佐々木委員 私は、本日は木材の問題、それから森林の問題についてお尋ねをしたいと思います。  我が国が農産物あるいは食糧、これの輸入についてはもう世界の中で最も多い国だということはつとに明らかなところですけれども、農産物、食糧だけに限らず木材についても大変な輸入国であるというこ...全文を見る
○佐々木委員 いろいろな工夫をしてアイデアを出し合いながら国産材の用途の拡張に努めなければいけないと思うのですけれども、例えば、私どもなどは子供のころ学校の机、いすといったのは全部これは木材であったわけで、今のようなスチール材のこういう机、いすなんというのはなかったわけです。これ...全文を見る
○佐々木委員 漸増しているということはわかるのですけれども、把握されている要間伐量ですね、それから比べるとやはり実施量というのはどうしても不足していることになるわけですね。これがしかも、緊急間伐を必要とするものに比べてもなお少ない。これの一気にできない一番の原因、およそ見当がつか...全文を見る
○佐々木委員 今のお話に関連するんですけれども、また先ほどの調査とも関連するんですけれども、一つはコストの問題ということで、お金の問題がここでも出てくるわけです。そしてまた、間伐材、これが小径木の場合に利用に限度があるというようなお話もあるようですが、この調査のときに、実は下川町...全文を見る
○佐々木委員 我が国の森林面積の三〇%ぐらいが国有林だということですけれども、国有林、民有林を問わず、全体的に我が国の森林は保安林としての機能を持っている。これは重要な役割だと思うのです。数字的に言うと国有林の五二%、民有林の二三%、つまり七五%ぐらいが保安林的な機能を果たしてい...全文を見る
○佐々木委員 時間が余りありませんのではしょりますけれども、六十一年度の白書によりますと、「五十三年〜五十四年度の調査で十三万一千か所であった山地災害危険地区は、六十〜六十一年度の調査では十七万六千か所に増加している。」非常にふえているのです。そして一方、この保安林の方が保安林と...全文を見る
○佐々木委員 きょうは時間の関係もありましたので、いわゆる負債問題とか合理化の問題、行政改革の問題、人減らしの問題などについては触れる余裕がなかったのですけれども、問題になっておる林野行政の赤字、要するに二兆一千億円という膨大な赤字が出ておる、これが事ごとに金がないから金がないか...全文を見る
○佐々木委員 最後に、よく自民党の先生方は日本を守るという言葉を使われるのだけれども、この森林を大事にしていくということこそ日本を守るということだろうと私は思うのです。本当にここのところは、政府が行われたアンケートでも森林に対する国民の関心というのは非常に高い、理解度も高まってい...全文を見る
05月31日第118回国会 衆議院 農林水産委員会 第13号
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○佐々木委員 昨日、この市民農園法の御提案がございまして、大臣から提案の趣旨についてお伺いをいたしました。  この趣旨とするところは、率直に申し上げまして、私どもとしても賛意を表したい。この趣旨に盛り込まれたところも十分理解できるわけでありまして、言ってみれば、表現は悪いかもし...全文を見る
○佐々木委員 資料によりますと、これは昭和六十年の調査資料ですけれども、今全国で耕作放棄地、過去一年以上作付をされないで、しかもここ数年間にわたってその所有者が再び農業耕作をする意思がないと見られる土地、これが全国で九万七千ヘクタールに及ぶ、恐らくこれは、さらにまた今の農業事情を...全文を見る
○佐々木委員 大臣、つまりそういう本来の農地を本来の農業者でない人が使うことになる、これが市民農園法になるわけですけれども、つまり、同じ農地として使われるにしても本来的な農地利用とは性格も変わってくるし、使われ方も違ってくるわけですけれども、そこで何か心配など起こらないか、むしろ...全文を見る
○佐々木委員 ぜひ大臣、今お話しのような方向でひとつ運用に万全を期していただきたい、このように要望したいと思います。  そこで、市民農園がこの際大変積極的な意味づけを与えられるということはよくわかるのですけれども、今後これが本当にふえていくのかどうか、この問題です。これはやはり...全文を見る
○佐々木委員 今生産緑地の話が出ましたから、これは後で聞こうと思ったのですけれども、ついでに関連してちょっと建設省に聞いておきましょう。  つまり、この市街地内の市民農園の位置づけなのですけれども、この公園緑地の関係というか、御案内のように日本の場合には都市公園というものの面積...全文を見る
○佐々木委員 どんなに町の都市化が進んでいっても、やはり安らぎの場というのはその中に必要だと私は思うのです。したがって、土地の効率的な効用あるいは経済的な側面からいうと、町の真ん中にこんな農地があってなどと見られるようなことはないのではなかろうか。  この間実は横浜の方をお訪ね...全文を見る
○佐々木委員 ということは、この構造協議の中間報告の中にもありますけれども、町中の農地の宅地化という、政策としてあるわけでしょう。あっても、区分をして農地として温存する、あるいは生産緑地として温存しようというものについてはずっと永続的に温存していこう、こういうことでいいわけですね...全文を見る
○佐々木委員 そこで、今度は農水省にもう一度、あるいは大臣、局長にお願いしたいのですけれども、今建設省のお話にもありましたように永続性の問題ですね。せっかくつくるんだから、私はこれはもう相当恒久的なものとして考えるべきだと思うのです。だとすれば、例えば利用者との契約の期間などもあ...全文を見る
○佐々木委員 だんだん時間がなくなってまいりましたので、なるべく簡潔にと思っております。  施設の問題などがかなり重要な問題でございますが、これは時間の関係もございますので、後ほど石橋委員の御質問でまたお尋ねがあろうかと思いますので、この辺少しくはしょらせていただきたいと思いま...全文を見る
○佐々木委員 いろいろなことが多分御配慮の中にまた入ってくるだろうと思うのですが、先ほど申し上げましたように、市民農園として私の持っている土地を使ってもらいたいとか、それじゃ私がやってみましょうという意欲をあおるためにも、こういうような段取りがあるのだよ、できるんだよということを...全文を見る
○佐々木委員 あわせて既存の農園ですね。これは必ずしも今度の法律ができたから全部申請を出させるということにはならないわけですね。ただ、申請を出して本法上の認定を受けた場合には、先ほど来お話しになるような一定の効果が生じますよということになるのだろうと思うのです。この既存のレクリエ...全文を見る
○佐々木委員 この認定の効果として、農地法の各種規制の緩和、特に農地法三条、四条、五条関係、施設の整備についての農地転用手続が不要になるとか、権利関係の設定などについても非常に、よりやすくできるようになる。それからまた、市街化調整区域の市民農園についての開発行為も都市計画法の規制...全文を見る
○佐々木委員 終わりの方になりましたけれども、法案の十六条で罰則規定がございます。私、本業は弁護士なんですけれども、ここで予定されている罰則、違反行為に対して十六条の条文に「第六条において準用する土地改良法第百九条の規定に違反した者は、一年以下の懲役又は五十万円以下の罰金に処する...全文を見る
○佐々木委員 了解いたしました。  時間が参りましたけれども、先ほど中川委員は、幼少のころ遠足で芋掘りに行った、こういうお話がありました。まことに幸せな世代でございます。私どもはさらにずっとさかのぼって、私どもの子供のころというのは、中川委員はまだおかあさんのおなかのなかにもい...全文を見る
○佐々木委員 終わります。ありがとうございました。
06月13日第118回国会 衆議院 農林水産委員会 第15号
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○佐々木委員 私は、今御審議の最中であります水協法の問題と、それから後段では、漁業、それから漁場、あるいは漁民の安全性の問題、これは最近起きましたいわゆる海難事故との関係でお尋ねをしたい、こういうふうに思っております。  まず初めに、水協法の関係につきましては、もう昨日来の同僚...全文を見る
○佐々木委員 局長、あわせて、今度の二法がこれからの北海道漁業にどんな役割を果たすか、どういうことが期待できるか、その辺について、要約してで結構ですけれども、御開示いただけませんか。
○佐々木委員 御答弁を一応了解することにいたしまして、ただ、今度の水協法の改正の内容を見ますと、一つには漁村地域の活性化を図るという方向が出ていると思うのですね。そこで、遊漁船ですとかも、これは後で准組合員資格との関係も出てまいりますけれども、レクリエーションだとかリゾートの観点...全文を見る
○佐々木委員 ほかにもちょっと予定した質問もあるのですけれども、次の質問にも移りたいと思いますので、この辺で一応この問題は終わりたいと思いますが、ただ、私のところに来た手紙にもありますように、専業漁業者としてはやはり、おれたちの気持ちを大事にしてくれという非常に切実な思いを持って...全文を見る
○佐々木委員 昔から船乗りについては板子一枚下は地獄ということが言われているわけですけれども、このことはつまり、船に乗っている者というのは常に危険にさらされているんだということは今日でも変わっていないわけですね。ただ昔言われていたのは、台風、あらしなどに遭遇しての遭難ということを...全文を見る
○佐々木委員 時間がもったいないからこっちにいてください、すぐにお尋ねしますから。  今指導もしたということなんだけれども、それは漁業関係者に対する指導でしょう。今度の事故なんか、これを見たら明らかに事故原因は、今調べてもいるのだろうけれども、漁船側には全くないのですよ。この砂...全文を見る
○佐々木委員 つまり後手後手なんですよ。もう起こってしまったのですよ。この間もお聞きしましたら、ここはそんなに従来貨物船なんか運航するところではなかった。それはもちろん危険海域の指定はありますよね、東京湾だとか瀬戸内海だとか。だけれども、交通事故と同じようなもので、そういう往来の...全文を見る
○佐々木委員 質問続きますから、ちょっと座ってください。  それで、今お話しのように、結局八名の乗組員のうち四名が死亡と行方不明ということですね。それで、衝突ですぐ横倒しになったものですから、ブリッジにいた三名は即死の状態なんです。五名が船底に仮眠中だったのですね。これが結局船...全文を見る
○佐々木委員 ということは、第一管区には何人ということになるのですか、もう一回確認ですけれども。
○佐々木委員 海難事故というのはいつ起きるかわからないし、転覆になってダイバーを要するかどうかということも予想はつかないだろうとは思うけれども、先ほどもお話しのように、従来の海難事故の統計というのはあるわけですね。そういうところから見て、今の北海道の場合に限って言いますけれども、...全文を見る
○佐々木委員 ただ、実際に今度の場合も、ダイバーが到着しているのは非常に遅いわけですよね。だったら、その間に民間ダイバーか何かの援助というか、使う、協力を求めるというようなことは、本件の場合は制約があるのですか。できなかったのですか。どうなんです。地元にも民間ダイバーがいたという...全文を見る
○佐々木委員 そうすると、民間ダイバーも協力はしていただいているのですか、本件の場合。
○佐々木委員 恐らく、海上保安庁あるいは海保の本部としては一生懸命にやったのだということは、私も疑いません。疑わないのだけれども、これは遺族の感情もあるかもしれないけれども、時間が大分たっているものですから、もう少し早く来てくれたらとか、もっと機敏にやってくれたらとかいうような気...全文を見る
○佐々木委員 時間になりましたので終わりたいと思いますけれども、きのうきょうとこの水産二法関連の質疑で最も問題になっておりますのは、厳しい状況にある中で漁業をいかに発展させるか、漁場をどうやって確保し、あるいは資源の培養をしていくかということが問題になっているわけです。しかし、そ...全文を見る
07月04日第118回国会 衆議院 農林水産委員会 第18号
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○佐々木委員 今回の米価の諮問について、午前中からずっと質疑がございました。時間の関係もございますので、余り重複しないようにお伺いをしたいと思いますが、それにしても、なぜ今年度の生産者米価を引き下げなければならないのかということについて種々御説明がありましたものの、どうも私は納得...全文を見る
○佐々木委員 模範的な御答弁だとは思います。ただ、一つ抜けているのは、対外的な理解はどうですか。対外的な理解。今まさに国際交渉の真っただ中、そしてアメリカとの交渉もこれからあるわけです。その対外的な、例えばガットの場での、あるいは、今米の輸入自由化を強く押しつけようとしているアメ...全文を見る
○佐々木委員 こういうことをお聞きするというのは、実はこれはけさの読売の朝刊一面ですけれども、「生産者米価下げ一・五% 政府・自民折衝で決着 きょう諮問」、こういう大きな見出しが出て、中の記事としては、「二年ぶりの引き下げが実現する見通しだ。」略しますけれども、「ただ、ガット・ウ...全文を見る
○佐々木委員 どうもお答えで、果たしてこれで対外折衝、特にアメリカの攻撃をかわせるのかな、やはり新聞論調が心配するように私も心配するわけですけれども、しかし、それに対抗するためにはもう一つ別な論理をもってやらなければいけないのではないかな、私はこんなふうに思っているわけです。 ...全文を見る
○佐々木委員 同じ種類で同じような味のものがあって、それが片方が安くて片方が高いということになれば、消費者は安い方を選ぶのですよ。だけれども、今の消費者のニーズというのは、私どもの理解するところでは、多少高くてもおいしくて安全なものがいいということではないだろうか、そういうように...全文を見る
○佐々木委員 ほかにも質問を用意したのですが、時間が参りましたから、同僚議員に御迷惑がかかりますから終わりたいと思いますけれども、いずれにしても、これから重大な時期を迎えるわけです。それで私が今世論調査の必要性ということを言ったのは、ぜひとも世論を背景にして、アメリカの方でもいろ...全文を見る
09月26日第118回国会 衆議院 農林水産委員会 第20号
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○佐々木委員 私は、本日はいわゆる国会決議の問題をまず第一に取り上げて質問をさせていただきたいと思います。  初めに、我が事を申し上げて大変恐縮なんですけれども、私は弁護士の仕事をしております。そして、実は私の父親は、もう亡くなりましたけれども、長く自民党の国会議員でもありまし...全文を見る
○佐々木委員 今のお答えで最後のところがちょっとひっかかるのですけれども、拘束力の点で各議院の意思の表明と言われたわけですけれども、しかし、例えば今の最後のお米の決議などについては、全く同一のものが衆議院と参議院両方でなされているわけですね。そうすると、これは単なる衆議院と参議院...全文を見る
○佐々木委員 言うまでもなく我が国は議院内閣制をとっているわけでありまして、そういう点からも三権の中での特に行政に対する、内閣に対する国会の優越的地位というものが憲法上明らかにされているのではなかろうかと思います。  内閣総理大臣は国会によって指名をされる、そして指名を受けた内...全文を見る
○佐々木委員 なかなかお酌み取りにくいのですけれども……。  それでは具体的にお聞きした方がいいのかもしれませんが、例えば非核三原則についての国会決議がかつてございました。これは今もって非常に大切な決議として、国会においてもそれからまた政府においても尊重され続けてきているのでは...全文を見る
○佐々木委員 これも二十二日の新聞報道によりますと、アマコスト・アメリカ大使が山本農林水産大臣に対して米についての譲歩を求めたかのごとき記事がございます。しかし、これに対する大臣の対応の仕方は、日本の立場というものをきちんと打ち出すんだというように対応されておられるということで、...全文を見る
○佐々木委員 総理渡米の前に機会をとらえていただいて、私どものこうした意思をぜひお伝えいただきたいということを強く要望して、この質問を終わりたいと思います。  余り時間がございませんけれども、次の質問に移りたいと思います。  この今の中東紛争に絡んで、かねて心配されておりまし...全文を見る
○佐々木委員 通産省いかがですか。
○佐々木委員 今それぞれの省庁十分に消費者保護あるいは農業生産者の立場も配慮した適切な措置をしていただくということなわけですけれども、しかしもうこの情報によって明らかなように、現にどんどんと上がってきているわけですね。恐らく相当強力な手を打っていただかないと、こういう趨勢というの...全文を見る
11月21日第119回国会 衆議院 農林水産委員会 第2号
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○佐々木委員 いよいよガット交渉は大詰めを迎えまして、十二月三日から関係閣僚会議がブリュッセルで開かれる。大臣にひとつ頑張っていただかなければならないところでございます。本日も各委員から、このガット閣僚会議あるいはガットの交渉の大詰めを迎えての政府の御見解、いろいろとお伺いをして...全文を見る
○佐々木委員 今、品目例示の話があったということですが、これは十一月十五日付の日本農業新聞の報ずるところで、クエール副大統領が、日本については米の問題があるということを出したということだそうですが、アメリカの場合には砂糖と乳製品という品目を挙げて、これらについて非常に微妙な問題が...全文を見る
○佐々木委員 これも先ほど他の委員からも触れられてはおるのですけれども、政府がこのたびこのガット交渉に対処するためと思われる関係閣僚協議会、実際のところは関係閣僚懇談会という名称のようですけれども、これを設けられて、昨日この会議が行われた。先ほどのお話によりますと、関係閣僚は十三...全文を見る
○佐々木委員 ありがとうございました。  そこで、これはそうであればうなずいていただくだけで結構ですけれども、今度のブリュッセルで行われる閣僚会議に出向かれる大臣は、山本農林水産大臣のほかには、中山外務大臣、それから武藤通産大臣、こういうように報じられておりますけれども、このお...全文を見る
○佐々木委員 そこで、これは前の当委員会でも私は質問させていただいたわけですけれども、いわゆるお米の問題、この市場開放の問題をめぐって、武藤通産大臣が発言をなすったことをめぐっていろいろと取りざたをされ、その武藤通産大臣がむしろアメリカの主張になびいているのではないかと思われるや...全文を見る
○佐々木委員 これは本日の朝日新聞の朝刊ですけれども、昨日の懇談で中山外務大臣が、「ウルグアイ・ラウンド閣僚会議は十二月中の合意をめざしており、この閣僚会議が最終回になるよう努力したい。」という御発言をなされたやに報道されておられます。当然、そのことについて努力をしなければならな...全文を見る
○佐々木委員 そこで、交渉事ですから、交渉をまとめるとすればどこかでそれぞれが妥協をするなり、主張ばかりをしていて重なり合わないということでは交渉がまとまらないわけですけれども、押したり引いたりの中でそれぞれが引き合うという形でないとなかなか折り合いがつかないのではないかと思われ...全文を見る
○佐々木委員 何しろ、例えば生乳は北海道では、これはことしの十一月の資料ですけれども、生産量が三百一万八千トン、このうちの約八割が乳製品用に向けられておりますし、それからまたバレイショについても二百五十八万六千トン、これは生産量ですけれども、このうちでん粉向けが約六〇%ということ...全文を見る
○佐々木委員 これは十一月十日付の北海道新聞なんですけれども、今の問題に絡んで、仮にこれを受け入れることになった場合に、つまりでん粉、乳製品の自由化ということになった場合に、北海道の酪農家やバレイショ生産者、畑作生産者が大きな打撃を受けることになるということから、「農水省としては...全文を見る
○佐々木委員 そうすると、今の北海道新聞の記事、これは北海道新聞独自なのか、あるいは北海道新聞は共同通信と提携していますから共同通信なのか、ニュースソースが必ずしもはっきりしないのですけれども、これは予測記事ということになるのでしょうか。その点どうですか。
○佐々木委員 お答えのように、承って、確かに厳しい状況であることは私どもも理解はできますけれども、これを推しながらしかし交渉の成立を期すというのはなかなかに困難だろうと思うものですから、いろいろな考慮の中に入っているのではないかとも思われるわけです。  今のお答えをそのとおり承...全文を見る
○佐々木委員 本当に困難な状況ですけれども、どうか今お答えいただきましたような建前を貫いていただいて、交渉の成立を期すというのはなかなかに困難なことではあると思いますけれども、私どもも力いっぱい応援をいたしますので、大臣を初め関係者の皆さんに頑張っていただきたいということを申し上...全文を見る
○佐々木委員 いろいろこれに関してもお尋ねをしたり、また意見も申し上げたいと思っていたのですが、時間が参りましたのでまた後日に譲りたいとは思っておりますが、いずれにいたしましても日本型の農業形態、やはり特殊性があるわけですから、それを十分に勘案していただきたいと思います。  そ...全文を見る