佐々木満
ささきまん
当選回数回
開催日 | 会議名 | 発言 |
---|---|---|
03月23日 | 第114回国会 参議院 社会労働委員会 第2号 議事録を見る | ○佐々木満君 去る二月一日から三日までの三日間、前島委員長、宮崎理事、山本理事、沓脱委員と私の五名は、老人・障害者の福祉並びに地域雇用及び高齢者・障害者の雇用等の実情調査のため、愛媛、高知の両県に行ってまいりました。 まず、初めに両県における老人・障害者の福祉の概要について申...全文を見る |
11月29日 | 第116回国会 参議院 税制問題等に関する特別委員会 第10号 議事録を見る | ○佐々木満君 私は、財政あるいは税制にとりまして大変関連の深い社会保障、とりわけ年金の問題、医療問題等につきまして皆さん方の御意見をお伺いいたしたいと思っておりますが、それに先立ちまして、それと関連いたしますけれども、最初にやや一般的な問題あるいは御提案の法案にかかわる問題等につ...全文を見る |
○佐々木満君 これはこの前からこの税特委員会でお聞きをいたしておりまして、提案者の皆様は、後ほど申し上げますけれども、直間比率等でもそうでございますが、なかなか数字をおっしゃらない。数字よりも中身が問題だという論調が多いのでございますけれども、私もそれは確かにそうだと思います。直...全文を見る | ||
○佐々木満君 その程度のことで結構でございます。その今勝木さんがおっしゃったことと比較して、社会党さんはもっと高いことを考えておられるか、感じとして低いことを考えておられるのか。公明党さん、連合さん、お願いします。 | ||
○佐々木満君 ちょっと聞き漏らしたんですけれども、小川さん、四〇%前後とおっしゃったんですか。いろんな条件がありますけれども、これから研究しなきゃならぬけれども四〇%前後じゃないかと、お感じ、それでよろしゅうございますか。 | ||
○佐々木満君 私が国民負担と申し上げたのは、国と申しますか租税、それから社会保障負担、平たく言えば社会保険料、こうしたものを含めたことで申し上げているわけでございますが、これは誤解のないようにお願いを申し上げたいと思います。 そこで、今小川さんからお話がございましたが、この前...全文を見る | ||
○佐々木満君 安恒さんは社会党を代表して質問されましたし、小川さんは社会党を代表してそこにおられるわけですからお尋ねを申し上げているわけでございまして、そのことはそれでわかりました。 それで、私どもにもこの問題に関するいろんな調査資料というのがございます。 一つは、総理府...全文を見る | ||
○佐々木満君 言葉からいえばやっぱり高福祉に対するのは高負担、低福祉には低負担、適正負担に対応するのは適正福祉ということじゃないかと思うんですけれども。これはあちこちの学者もこういう言葉を使っている方もいらっしゃるようでございますけれども、よくわかりませんが、勝木さん、もう少し詳...全文を見る | ||
○佐々木満君 今も勝木さんからお話がございましたけれども、国民負担には御承知のとおり中身として二つあるわけであります。これは御承知のとおりでありますが、租税負担と社会保障負担とございますが、各国、先進国の国民負担率の中身を見てみますと、大きく分けて二つのタイプがあるんじゃないか、...全文を見る | ||
○佐々木満君 次に、直間比率の問題でございますけれども、これは今までいろいろ各方面から論議をされましたので私は省略さしていただきますけれども、やはり一言だけお尋ねをし、また申し上げておかなきゃならぬと思っております。 それは、今までの御答弁の中で、直間比率というのは結果だ、こ...全文を見る | ||
○佐々木満君 ありがとうございました。 この直間の問題につきましては、私も拝見しましたけれども、先般のNHKの連続討論でも各党の皆さんが八、二だとか七、三とか六、四とか、確定的なことはおっしゃらなかったようでありますけれども、いろいろな数字を挙げておられた。先般の本委員会での...全文を見る | ||
○佐々木満君 これは先般も質疑があったんじゃないかと思いますけれども、皆さんはシャウプ勧告、それに基づくシャウプ税制、とりわけシャウプ勧告そのもの、これを大変高く評価しておられるように私はお見受けをいたしておるわけでございます。久保さんの提案理由の御説明の中にも、それを不公平なも...全文を見る | ||
○佐々木満君 大変ありがとうございました。 皆さんが、今おっしゃいますとおり、大変高く評価をなさった、また、なさっておられるこのシャウプ勧告、これに基づいて日本の戦後の新しい税制がスタートしたわけでありますが、そのときに、その結果、皆様が評価をなさっておられるそういう点に従っ...全文を見る | ||
○佐々木満君 次に、御提案の法案の中身について二、三お尋ねをさしてもらいますが、これは先ほども鎌田さんの方からお話がございましたが、税制再改革基本法案の中で、所得、資産、消費等に対して均衡ある税体系の確立を目指す、こうございます。ということは、皆様の御認識では所得、資産、消費につ...全文を見る | ||
○佐々木満君 次に私は、勤労者、サラリーマンの立場から二つほど御質問させていただきますけれども、先般の税制改革、現行税制のもとでは、私は、サラリーマン全体の立場から見ますと大変以前と比べてよくなったと、こういうふうに思います。先般の税制改革は大幅な減税が行われましたから、サラリー...全文を見る | ||
○佐々木満君 今の大蔵省の御答弁、そして私も先ほど申しましたとおり、サラリーマンにとっては大変メリットが大きかったと、私はこう思っていますけれども、それらを踏まえて何か御意見がございましたらお願いいたします。 | ||
○佐々木満君 これは何も自民党がやったわけででもないし、野党がやったわけでもないので、国会として十分御相談の上そういうことになったわけでありますが、いろいろお話しございましたけれども、先ほど大蔵省からもお話しございましたが、結果として所得減税をやるのが遅かったとか、それはそういう...全文を見る | ||
○佐々木満君 そこで、もう一つだけ。 サラリーマンの立場に立って考えてみますと、この基本法案の中では、税制改革のための環境整備あるいは基本原則、大変立派なのが示されておるわけでありますが、なかなかサラリーマンにとって具体的なビジョンというのは浮かんでこない。 そこで、端的...全文を見る | ||
○佐々木満君 次に、これもいろいろと論議がございましたので端的に伺っておきますが、同じく基本法の第二条で「消費税の創設を中心とする先の税制改革が広く国民の理解と信頼を得た上で行われたものとはいい難い状況にかんがみ、」と、こういう文言がございますけれども、国民の理解と信頼を得られて...全文を見る | ||
○佐々木満君 今久保さんから懇切なお答えをいただきましたが、私は先般来、あるいは昨年の税制国会以来と申してもよろしいんですけれども、ずっと税制問題についての論議を聞いておりますと、政治論と法律論、これが非常に混交しておるんじゃないかという感じを強く持ちます。 公約違反だとおっ...全文を見る | ||
○佐々木満君 次に、具体的な問題について二つ三つほど御質問申し上げますが、いわゆる医師税制の問題についてでございます。 皆様は、この基本法の中で社会保険診療報酬課税の特例、こういうものを見直しの対象と申しますか、不公平税制の一つというふうに位置づけておられるようでございますが...全文を見る | ||
○佐々木満君 この医師の特例措置というのは、これは御承知のことでありますけれども、昭和二十九年に診療報酬との関連あるいは医療の公共性、そういうものにかんがみまして議員立法でもってこの仕組みをつくった、その後の改正を経て今日に至っておるわけであります。 この特例措置によりまして...全文を見る | ||
○佐々木満君 医療の公共性につきましては、私ども社会労働委員会でございますけれども、終始この議論が交わされておるわけでございまして、かつて国会の社労委員会でこの公共性に関しまして附帯決議がなされたことがございます。このことを御存じなのか。御存じであれば内容をお答えいただきたいと思...全文を見る | ||
○佐々木満君 大変失礼いたしました。 昭和六十年の十二月でございますけれども、こういう附帯決議がございます。「医療の公共性、非営利性を重視した医療法制、税制、金融等の確立に努めること。」、こういう決議がございますので、どうぞひとつ参考にしていただいて御検討をいただきたいと思い...全文を見る | ||
○佐々木満君 もう一つ、公益法人課税について一言だけ申し上げて御意見を伺いたいと思いますが、やはり同じく公益法人課税の特例というのもいわゆる不公平税制の一つに挙げておられるようであります。公益法人はいろいろございますけれども、公益法人課税の特例措置のどこが不公平だとお考えなのか、...全文を見る | ||
○佐々木満君 この問題の最後でございますけれども、サービス課税について二つだけお伺いをさせていただきます。 今度料飲税を地方税は復活なさることになっておりますけれども、これは二年間の消費税の代替財源を確保するためだけのものなのか、それとも宿泊、飲食等に対する何らかの政策判断、...全文を見る | ||
○佐々木満君 今御答弁がございましたが、こういう戦時中に軍事費の調達等々でつくられた、しかし今日国民生活も大きく変貌して、まあ一万円の宿泊、五千円の飲食というのが果たして奢侈的行為であるのかどうか。まして、内需拡大、サービス化の時代、余暇重視、国民の外泊外食志向、あるいは旅行ブー...全文を見る | ||
○佐々木満君 それでは次に、年金問題について若干の御質問を申し上げたいと思いますが、まず各党各会派の皆さん方に一わたりお伺いをいたしたいと思います。 年金制度のビジョンと申しますか、ビジョンと言わぬでも現在の年金制度というもの、いろんな評価がおありだろうと思いますので、現行の...全文を見る | ||
○佐々木満君 ありがとうございました。 そこで、これから若干社会党にお尋ねをいたしたいわけでございますが、皆さんの方の政策、選挙公約、こういうものを拝見いたしまして、私なりに社会党の年金の仕組みというのを整理してみますと、まず第一番目に、おっしゃいましたとおり、最低保障年金を...全文を見る | ||
○佐々木満君 全く私と同じ読解力でございます。 そこで、梶原さん、ひとつそこでごらんをいただきたいんですけれども、これは百一ページですね。百一ページの下段、二番目の「選択的な所得比例年金」とございますね。ここのところがちょっと日本語として読みにくいので教えてもらいたいんですが...全文を見る | ||
○佐々木満君 結局こういうことですね。最低保障年金と所得比例年金と二つを合わせたものがILO云々の六〇%になるようにする、これでよろしゅうございますね。 そこで、労働省いらしていますね、労働省にお尋ねをしますけれども、最低賃金というのは現在幾らですか。 | ||
○佐々木満君 若林さん、済みません、月額幾らですか、月額にして。 | ||
○佐々木満君 もう一つ、恐縮ですが、平均賃金は今幾らですか。 | ||
○佐々木満君 そこで、これは梶原さんにお尋ねをいたしますけれども、先ほどのこの公約の中にありますILO基準、全労働者平均賃金、これはどういうことですか。その額は幾らになるんですか。 | ||
○佐々木満君 額は結構でございますけれども、このILO基準、全労働者平均賃金というのはどういう考え方のこれは賃金なんですか。単なる平均賃金と違いますか。 | ||
○佐々木満君 連合さんもこういう表現を使っていらっしゃいますけれども、連合参議院の笹野さん、これはどういう賃金でしょうか。 | ||
○佐々木満君 大変失礼しました。 それじゃ、労働省ひとつ説明してください。 私の理解するところでは、これはいろんな意見があるようですけれども、日本で言う賃金、それにボーナスを含めた額じゃないか、こう言われておるようでありますが、労働省、わかりましたら御説明をお願いいたしま...全文を見る | ||
○佐々木満君 私もそう理解しておるのでございますけれども、そうなりますと、賃金にボーナス等を含めた額、これがILO基準、全労働者平均賃金だといたしますと、これは現在、月額幾らになりますか。 | ||
○佐々木満君 ありがとうございました。 そこで、先ほどからお聞きをいたしましたとおり、最低賃金は丸く八万円、平均賃金は二十五万四千円、ILO基準の賃金は丸めて三十四万円。これを基礎数字として社会党の公約に従って年金 額を計算すればどうなりますか。これはきのうこの基礎数字も申...全文を見る | ||
○佐々木満君 おっしゃるとおり、私もこれは計算はできないんですけれども、大変難しいと思うので、きのう事務局の皆さんと打ち合わせを申し上げたときにもそういう御質問がございました。勤続年数をどう見るかとか、いろんな御質問がございましたから、私は、これは所得比例に関係する部分でございま...全文を見る | ||
○佐々木満君 私も、私なりに計算した数字を今申し上げてみたわけでございまして、どうぞひとつ一遍計算してみていただけませんか、私も一緒に計算してもよろしゅうございますから。もしこの数字に間違いがあれば訂正をいたしますし、別に今でなくて結構でございますのでひとつ御計算をいただきたいと...全文を見る | ||
○佐々木満君 次に、個々の世帯が置かれております状況というのは千差万別でありますし、住んでおります地域も違う、世帯の人員も違う、家族に病人があるかどうか、家賃負担があるかどうか、個々の事情がみんなこれは違うわけであります。それだけにこの生活保護制度では、ケースワーカーの役割という...全文を見る | ||
○佐々木満君 まあ御理解いただいたと思いますけれども、生活保護制度では日常の生活の扶助のほかに、必要があれば住宅の扶助、教育扶助、医療扶助等々、必要に応じて的確な対応をしていかなきゃならない、そういうふうにすることになっておるわけでございます。 一律に最低保障年金を支給して、...全文を見る | ||
○佐々木満君 ひとつ御検討をいただきたいと思います。 次に、先ほど申しましたとおり、この最低保障年金の財源というのは全額国庫負担だ、これは一遍にするわけじゃございませんでしょうけれども、逐次引き上げていって全額国庫負担だ、こういうことでありますが、これは将来にわたることですけ...全文を見る | ||
○佐々木満君 現在の基礎年金部分の国庫負担というのは平成元年度で二兆九千億ということになっていますが、それは結構でございますけれども。私の計算では、すべての数値を平成二年度の数値でとってまいりますと、この社会党の公約の計算でまいりますと、最低保障年金として必要な国庫負担は十六兆に...全文を見る | ||
○佐々木満君 今お話しのとおりだと思いまして、これからやっぱり日本の経済あるいは国民生活を維持していくためには、元気な人の場合はもうお年寄りも若者と一緒に働いてもらわなければこれはいけない、日本の国はもっていかない、こういうことだろうと思います。 さらに我々は、皆さんと同じで...全文を見る | ||
○佐々木満君 以上、私は高齢者の雇用問題につきまして多少時間をかけて申し上げてまいりましたが、これは単に年金の支給年齢を引き上げるとかどうとかという、それもそうですけれどもそういう問題だけではなくて、これからの日本の人口構造あるいは日本の経済、国民生活、国際的な役割、そういうこと...全文を見る | ||
○佐々木満君 先ほど年金の例で申し上げましたけれども、やはり国民は各党の選挙公約というものを自分の身にこれを移して考えるものであります。計算をするものでありますから、どうぞひとつ、いろんなことを公約なさることは結構でございますから、それと同時に負担の問題も十分御検討をいただきまし...全文を見る | ||
○佐々木満君 以上で私の質問を終わらせてもらいますが、大変御懇篤な御答弁をいただきまして厚く感謝を申し上げます。いろいろと御質問申し上げておる中で失礼な言葉がございましたら、おわびを申し上げたいと思います。 要は、いろんな公約を掲げることはお互いに大事なことでございます。しか...全文を見る |