笹木竜三

ささきりゅうぞう



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笹木竜三の1997年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月21日第140回国会 衆議院 運輸委員会 第3号
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○笹木委員 新進党の笹木竜三です。質問を始めさせていただきます。  ロシアのタンカー重油流出事故について、ほとんどの時間を使わせていただいて質問したいと思っております。  まず、今回のロシアタンカー事故、その油の回収ですとか除去の作業について、日本全国から、あるいは海外からも...全文を見る
○笹木委員 今お話を伺っていますと、海域を十六海域に拡大した、訓練等も実施した、連絡会議を設置した、それと情報通信連絡網の整備、そういったことが挙げられておりましたけれども、では、例えばオイルフェンスですとか回収の方法、事件が起こったときに油の回収の方法について、そういった道具の...全文を見る
○笹木委員 四十年代から一貫して体制は整備してきたんだというお話ですけれども、もう一回繰り返しになりますけれども、条約を結んで閣議決定もなされて立派なマニュアルもできたわけです。当然そういったことでいろいろな検討ももう一回見直しもされるべきでしょうし、あるいは他の国、ASEANと...全文を見る
○笹木委員 大臣にちょっと御意見を伺いたいと思うわけですけれども、なれていないとかこういった事件についてなかなか具体的なイメージを持つことができなかった、これは別に何も役所だけを責めようとは思いません。しかし、この条約を結んで閣議決定もされて立派なマニュアルをつくって、しかしハー...全文を見る
○笹木委員 今お話もありましたけれども、マニュアルの見直し等も含めまして、そしてさらに、阪神大震災のときにも議論がよくされましたけれども、こういった危機管理については、やはりアメリカが非常に進んでいるように思います。今回の事件についても、後で質問の中でもお話しさせていただきますけ...全文を見る
○笹木委員 今御説明があったような活動として、いろいろな国との、事故があったときにどうするかといった専門家会合、政府間会合もされているわけです。ロシアとも中国とも韓国ともやっているようですが、今回のこの事件が起こって、具体的に韓国ですとか中国ですとか、ロシアからは若干の協力が当然...全文を見る
○笹木委員 韓国なんというのは非常に近いわけですけれども、具体的にいろいろ、機材ですとか、ポンプを二基ですか、借りたとか聞いております。シンガポールからも油の回収装置ニセットを借りたというふうにも聞いております。今後、こういった油の事故なんかが起こった場合に、国内の遠いところから...全文を見る
○笹木委員 要はマニュアルはできていないということなんですけれども、こういうことが非常にやはりおかしいと思うわけです。  当然外国からの協力を仰いだり、あるいは協力しないといけない事態がたくさん起こってくる。これは、閣議決定のあのマニュアルを見ればそういったことも大体想定ができ...全文を見る
○笹木委員 次に、今、目に見えるような大きな油の回収はかなり地元でもボランティアの方々の協力をいただいて進んできたわけです。あるいは船首部分の油、これをとることも大体終わりました。  しかし、これは十九日の朝刊ですけれども、十八日の朝、ロシアタンカー・ナホトカの船首部の重油抜き...全文を見る
○笹木委員 ここでお話ししたいのは、手作業も含めまして一生懸命作業をしまして、肉眼で見た分にはかなりきれいになったように見えます。ただ、今お話ししましたように、海底にもかなりたまっている。目撃した方もたくさんいます。決してこれで海がきれいになったわけでもない。あるいは海岸もきれい...全文を見る
○笹木委員 御存じだと思うから、大臣にお伺いしたいのですけれども、例えばクウェートではバクテリアを人工的に増殖させてこういった油、これは海の中ですけれども、その処理にいろいろ有効な方法として使っている。あるいはアメリカでもヨーロッパでも、バクテリアを使ってもともといるバクテリアに...全文を見る
○笹木委員 先ほど政府委員の方から、今後の海岸の問題については自治体の課題だろうというお話がありましたけれども、要は、例えばもうアメリカでは常識的にやっている方法、これはアメリカの環境保護局が中心になって、今言った、バイオスティミュレーションという言葉だそうですけれども、既にある...全文を見る
○笹木委員 ぜひお願いしたいわけです。  お話ししましたように、アメリカの環境保護局ではいろいろなノウハウもある、そして今御心配になっているような富栄養化、このことについてもほとんどクリアをしていると聞いております。もちろん、アメリカの海岸の事情と日本の今回の対象の海岸の事情と...全文を見る
○笹木委員 ぜひお願いします。  次の質問ですけれども、関係の自治体、この被害を受けた自治体あるいは団体から、ほとんどもう共通に事故が起きてかなり早い段階からずっと言われている要望で、いまだに実現していないことがあります。補償の問題とか被害の額について、各団体、各自治体、いろい...全文を見る
○笹木委員 数日前に暫定で支払いも行っていくということが報道もされておりますけれども、上限六〇%までということで暫定で支払いもやっていくという報道がされました。例えば、暫定で支払われるものについて、その配分をどうやっていくのか、あるいは最大限が二百二十五億円ですか、この最大限の二...全文を見る
○笹木委員 その二百二十五億円を超えた部分については、全部責任を持って面倒を見るんだとすべて言えるのなら問題がないと思います、そうとも限らないのならさらに心配なわけですけれども。いずれにしましても、今被害額の見積もり、取りまとめというお話がありました。農林省がやっているのか、お話...全文を見る
○笹木委員 ぜひお願いし幸いと思います。調整の役割をさらに積極的に果たしていただきたい、そう思っております。  もう時間になりました。最後に、沈んでいる船体本体について。ここから油が漏れてきて、また同じ作業をやらされるのじゃないだろうなと地元の方から何度も念を押されております。...全文を見る
02月21日第140回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第3号
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○笹木委員 新進党の笹木竜三です。質問を始めさせていただきます。  短い時間ですけれども、ロシアのタンカーによる重油流出事故について質問させていただきます。  私の地元が福井県なわけですけれども、本当に多くの方が、二十一万人に及ぶと言われるボランティアの方々に手伝っていただい...全文を見る
○笹木委員 今回の事故に対する対応を振り返って、あるいはそれ以前の備えということについてもいろいろ調べてみますと、やはり不備がたくさんございます。午前中も運輸委員会で質問をさせていただいたわけですけれども、例えば、OPRCが一九九〇年にできた、緊急時計画の閣議決定が一九九五年に行...全文を見る
○笹木委員 多国間協力というのは、協力する場合もあると思うわけですけれども、今回のように協力を受ける場合もあるわけです。それの担当の窓口の課はどちらになりますか。それと、今外国に対して協力をする場合のマニュアルはそれだというお話がありました。受ける場合のマニュアルはどちらでつくっ...全文を見る
○笹木委員 長官にもぜひこのことを御認識いただきたいわけですけれども、阪神の大震災があったときに、アメリカのFEMAのマニュアルを見まして、ありとあらゆることについてのいろいろなマニュアルができている、これには驚いたわけです。  それで、日本がみずから言い出して原子力防災につい...全文を見る
○笹木委員 いや、ですからその検討が、いつから始まった検討が今どのぐらいまで進んでいるのかということをお聞きしているわけです。お答えいただきたいと思います。  それと、今お話があったような富栄養化するおそれがあるということについて、いつも言われるわけですけれども、アメリカでは政...全文を見る
○笹木委員 これは阪神の大震災のときにもお話ししましたけれども、テレビでも報道をやっている、新聞でも報道をやっている、いろいろな専門家の方が言われている、アメリカからもと環境保護局にいた専門家の方も日本に来ている、こういった報道がされているにもかかわらず、役所の対応はこのぐらいゆ...全文を見る
○笹木委員 自治体に迷惑をかけることがないということを確保していただくということで、ぜひお願いします。  それで、最後に長官にまた御意見をいただきたいわけですけれども、きょうは時間がなくてはしょってお話をしましたけれども、例えば担当の官庁、今回の場合ですと運輸省において、閣議決...全文を見る
○笹木委員 ぜひよろしくお願いします。  質問を終わります。
02月25日第140回国会 衆議院 科学技術委員会 第3号
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○笹木委員 新進党の笹木竜三です。質問を始めさせていただきます。  最初に、先ほどから、科学技術基本法を踏まえて今後の科学技術振興にかかわる質問がいろいろ出たわけです。十年を見越した五年の計画、あるいはその先、長期も見越した科学技術振興、これはもちろん非常に重要なことだと思いま...全文を見る
○笹木委員 例えば、科学技術振興調整費により実施している課題のいろんな項目を見ますと、原油汚染海浜の光・生物化学的浄化技術に関する共同研究、これは通商産業省が担当省庁になっていますけれども、それとナホトカ号油流出事故による環境影響に関する緊急研究、こういうようなものが挙げられてい...全文を見る
○笹木委員 具体的に言いますと、その統括というのは、この二つの研究に即して言いますとどういうようなことをされておられますか。
○笹木委員 例えば、船首部分の油の抜き取りがもうほぼ終わったであろうと言われてから一週間たって十八日、また油の漂着が三国の隣の町で起こっております。どこから来たんだ、海面ではほとんど見えない、恐らく底にたまっていた油が浮かんできて漂着したんだろうと言われています。こういうことを見...全文を見る
○笹木委員 非常に遅いので、これは時間がたてばたつほどさらに固まっていく、もう皆さん御存じのことだと思うわけですけれども。  このことに絡めてお伺いしたいわけです。先ほどから何度も話題になっております科学技術基本法、これは我々も一緒になって、超党派で議員立法で通したわけですけれ...全文を見る
○笹木委員 きょうはほかの点でも時間を使って質問したい項目があるので、余り長くはやりませんけれども、ぜひその予算の執行に当たっても、チェックというか、あるいはもりと強い調整機能を果たしていただきたい。基本法を通した我々の気持ちは、どこの省がとかどこの省がとか、そんなのは関係ありま...全文を見る
○笹木委員 地震が起こった直後から、私も予算委員会とかこの科学技術委員会で何度も、南カリフォルニアのCUBEシステム、そういうことを意識して質問させていただきました。大体その方向でいろいろ連携がとられ始めているなとは思いますけれども、今言った国土庁のGISのシステムですとか気象庁...全文を見る
○笹木委員 次に、原子力発電所の問題についてお伺いしたいわけですけれども、今回、プルサーマルについて中長期的に推進することを強く打ち出した、そして閣議の決定もされて、三県の知事に対して大臣が申し入れもするということが行われました。今、このプルサーマルをさらに強く打ち出して中長期的...全文を見る
○笹木委員 資源エネルギー庁の方も来られているかと思うのですけれども、同じ質問をさせていただきたいと思います。従来からの方針どおりで別に変わったことがない、それでよろしいわけですね。
○笹木委員 若干、科技庁の方のお答えと資源エネルギー庁の方のお答えは違うように思いますけれども、この後いろいろ質問させていただきたいと思います。  それで、まずお聞きしたいわけですけれども、核燃料サイクルにしましても、あるいはこのプルサーマルにしましても、原子力の燃料であるウラ...全文を見る
○笹木委員 七十三年ということでしたけれども、さらに、これを仮に今話題になっているプルサーマルでずっと回していくと、ウランの節約はどのぐらいになると思うかということについて。
○笹木委員 普通の、今の需要量で割ると七十三年で、さらにプルサーマルによって今お話があったような節約ができるというお話です。七十三年が八十年になるのか、あるいは九十年まで可能なのかわかりませんけれども、そういうお話でした。  さらにお聞きしたいわけですけれども、この軽水炉でのプ...全文を見る
○笹木委員 今お聞きしましたように、今のままで大体七十三年、プルサーマルで回していくとさらに節約ができる、さらに技術の向上でさらなる節約も可能というお話でした。  ここでちょっとまたこの中間報告書のことについてお聞きしたいわけです。資源エネルギー庁の方にお答えいただきたいわけで...全文を見る
○笹木委員 世の中のテンポになかなかついていっていない面もあるというのは、これは経済的なコストのことなんでしょうか。
○笹木委員 ここでまたお伺いしたいわけですけれども、この核燃料サイクルの目的はウラン燃料の有効利用だと思っているわけです。例えばこのウラン燃料の有効利用ということで、先ほどプルサーマルはさらに技術向上の可能性もあるということについて質問させていただきましたけれども、こういったウラ...全文を見る
○笹木委員 今お二人の方にお答えいただきましたけれども、この報告書自体一月二十日に出されているわけです。これは総合エネルギー調査会原子力部会が出しているわけですけれども、今お話しになった資源エネルギー庁の方と科技庁の方のお答えは、一般的な常識で考えれば、この原子力部会の部会長の認...全文を見る
○笹木委員 いろいろな資料で見させていただきますと、かなりニュアンスは違うと思います。いろいろな新しい技術開発があれば、ウラン燃料の有効利用ということで、その観点で核燃料サイクルというのは考えていくべきだ、そういったような発言もされておられます。  ちょっと話を転じまして、先ほ...全文を見る
○笹木委員 長期、具体的にはどのぐらいでしょうか。
○笹木委員 うまくいかなかった場合はわからないということでしょうか。
○笹木委員 今一連の質問をさせていただきましたのは、ウランの埋蔵量ということで七十三年ぐらい、プルサーマルでさらに節約が可能で、さらなる技術向上でさらに節約も可能だ。そうしますと、例えば二十一世紀の後半とか終わりぐらいまで大丈夫だという考え方もあるかと思います。ここの先はいろいろ...全文を見る
○笹木委員 次に、使用済み燃料のことについてお聞きしたいわけですけれども、この中間報告書の中にも、大体二〇一〇年ごろをめどに発電所外での貯蔵も可能となるような所要の環境整備をしていくというふうにあります。それまでは、二〇一〇年までは既存の原子力発電所の敷地内でこの使用済み燃料を貯...全文を見る
○笹木委員 二〇一〇年ごろをめどにと書いてあるわけですけれども、逆に言うと実現できないかもしれないよということなのでしょうか、サイト外での貯蔵。そこら辺はなかなか保証できないということなのでしょうか。
○笹木委員 過去に、第二再処理工場の建設計画、ここら辺も最初の計画が変更された、そういったこともございます。立地の自治体としてみれば、そこら辺がはっきりと保証されないでサイト内にどんどん使用済み燃料がふえる、これは勘弁していただきたいというのが当然の考えです。  それと、先ほど...全文を見る
○笹木委員 もう時間が来ましたので、最後に長官に一言だけ。  前半でお話ししました、しっかりと政治のリーダーシップをとっていただきたいというお話。それと、こういった報告書、よくまとめられているとは思いますけれども、こういったものだけでその都度方針が決められたり変わったり、それで...全文を見る
○笹木委員 質問を終わります。
03月04日第140回国会 衆議院 予算委員会第一分科会 第2号
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○笹木分科員 新進党の笹木竜三です。  質問を始めさせていただきます。官房長官がちょっとおくれられるということなので、最初、それ以外の質問から始めさせていただきます。  きょうはほとんど、ロシアのタンカー・ナホトカからの重油流出事故にかかわる問題で、危機管理というか災害対策、...全文を見る
○笹木分科員 先般、運輸委員会でいろいろ確認させていただいたときには、今の空中散布剤のお話などはありませんでした。わずかな動きとしてあったということなんでしょうけれども、どうしてハード面での整備等がほんのわずかしか行われていなかったのか。結局、立派なマニュアルはあったわけですけれ...全文を見る
○笹木分科員 次に、平成六年ごろには、こういった油汚染事故での経験、ノウハウにすぐれているアメリカとの交流がいろいろなされております。  平成六年の六月には、ハワイでの米国の沿岸警備隊主催の油防除演習に担当官が派遣されている。同じ年の十一月には、東京で第三回日米油防除専門家会議...全文を見る
○笹木分科員 最初に、臨機応変に対応ができるようにシナリオを前もってつくっておくのではなくと、そういうお話がありましたけれども、それで、もう一回繰り返しになるのですけれども、具体的にはどういう体制を組まれたのか。演習を何回もやったということですか。
○笹木分科員 油汚染事故のときに、外国に対してハード、ソフト面の協力、援助を受ける場合、例えば、今言ったアメリカ以外でも、中国、韓国、ロシア、いろんな国と交流をされているわけですけれども、今回の場合、シンガポールと韓国ですか、油回収装置二セット、韓国、ポンプ二機、こういったものぐ...全文を見る
○笹木分科員 現段階では、そういった体制をさらに整備して、マニュアルをつくっていくかどうか、それも別に決まってない、そういうことなんですね。
○笹木分科員 今回の場合、さっきお話ししたように、結果的には韓国とシンガポールからポンプ二機と油回収装置二セット、ロシアからは後で油回収船の協力もありましたけれども、相手国以外からはポンプ二機と油回収装置二セットだけの協力をいただいているわけです。アメリカとかカナダ、イギリス、フ...全文を見る
○笹木分科員 では、外務省の方からされたんでしょうか。
○笹木分科員 いろいろ資料なんかを要請しまして、運輸省経由でもこういう資料をいただいているわけですけれども、それをいつやったかという事実もはっきり把握されてないということでした。  要するに、お話ししたいのは、油汚染事故に対する条約ができてから、いろいろ各国との会合も開いておら...全文を見る
○笹木分科員 大体いつごろまでにこの方法が有効かどうか結論を出されるおつもりなんでしょうか。
○笹木分科員 アメリカのアラスカで事故が起きた後、この方法が最初に行われたと聞いております。調べていきますと、事故の一カ月後には早速もう実験にかかった。現場での、海岸のある区域を限って早速実験にかかった。それで、三カ月ぐらいたってかなり効果があるということで、これはEPA、アメリ...全文を見る
○笹木分科員 実際に実施した、この環境保護局ですとかアメリカの政府機関があるわけです。さっきもお話ししましたように、海底にたまっている油が浮かんできてまた漂着するということも起こっているわけですから、これは時がたてばたつほどさらに固まってしまうということもあります。海岸でもそうだ...全文を見る
○笹木分科員 去年、震災の反省もあって、官房長官が中心になって、きょうも質問の中で感じるような縦割りを超えて、官邸がリーダーシップをとるということで危機管理体制をしかれて、情報集約センター等も設立されていったわけですけれども、つくっていく前は、例えばアメリカのFEMAの例なんかが...全文を見る
○笹木分科員 官房の方でも結構なんですけれども、こういったアメリカからの申し出というのは特に聞いておられないのでしょうか。
○笹木分科員 先ほど専門家を置くというふうに官房長官が言われました。国土庁の方でも、災害対策ということで、自然災害だけじゃなくて事故災害についても、これから防災計画を基本計画に入れていくというふうに聞いておりますけれども、この事故災害に対する専門家、こういったものも含めて今検討さ...全文を見る
○笹木分科員 もう時間なのですけれども、最後に一つだけ。  補償問題で各自治体あるいは団体が非常に不安を持っているわけです。基金の上限が二百二十五億円、これより多分上回ると言われている。仮に足りなかった場合には一もう単純に各団体も自治体も、例えば六〇%ずつ配っていくという形にな...全文を見る
○笹木分科員 質問を終わります。
03月04日第140回国会 衆議院 予算委員会第六分科会 第2号
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○笹木分科員 新進党の笹木竜三です。質問を始めさせていただきます。  まず最初に、プルサーマルのことについて何点かお伺いをしたいと思っております。  今回、大臣も直接立地の自治体の知事に対してプルサーマル協力への要請をするなど、熱心に活動されているわけです。お聞きしたいのです...全文を見る
○笹木分科員 さらに安全性について、海外でもたくさん例があるし、これまでの軽水炉でもかなり後半部分になってくると実際にはプルトニウムを燃やしていることになっているので、ほとんど実験済みと同じようなものなのだというお答えをたびたび聞いていますけれども、本当にその点大丈夫なのか。今ま...全文を見る
○笹木分科員 大臣が直接知事にいろいろ協力の要請をされた。しかし、まだ三県の知事はそれに対してわかったと言っているような状態ではございません。私も地元が福井ですから、よく首長とか知事と話す機会があるわけですけれども、なかなかわかったと言えない、言ってみれば不信がある。その理由とし...全文を見る
○笹木分科員 それ以上のことはちょっと答えられないということなんだと思いますけれども、二〇一〇年ごろ、そしてそのころに環境整備、こういう一般的な表現ではなかなか安心できる状態ではないということをお伝えしておきたいと思います。  それともう一点、最後に大臣にぜひ御意見をいただきた...全文を見る
○笹木分科員 お話はよくわかるのですけれども、先ほどから何度もお話ししている新型転換炉、例えばこれの裏づけになる法律は、今詳しい年数を忘れましたけれども、三十年以上前の法律が根拠になっている。この中間報告書にも、資源エネルギー庁の方々がよく口にするように、社会情勢の変化あるいはエ...全文を見る
○笹木分科員 地域産業集積活性化対策のいろいろな支援事業とかもあります。けれども、今お話ししましたようなそういった新しい技術についての支援の予算というのは、大体どのぐらいありますか。
○笹木分科員 ぜひ、追い上げられてそれに対応するということだけではなくて、世界のトップの水準を維持していく、新しい、今言った情報産業との絡み、環境産業との絡みあるいは新素材との絡み、こういった面での世界のトップを走っていくという意味でいろいろ施策をお願いしたいわけですけれども、予...全文を見る
○笹木分科員 今御説明ありましたけれども、要は、輸入の場合はシールを張るだけの場合がかなりある、しかもそのシールが売られている日にはもうはがされてしまっているような場合も間々ある、こういった苦情がたくさんございます。その結果、消費者にしてみれば、眼鏡に対するイメージ、こんなものか...全文を見る
○笹木分科員 実際、先ほど最初のお話にもありましたように、アメリカ向けに出していく場合には非常に厳しい表示が義務づけられている、入ってくるものに対しては非常に甘いというのが現状だと思います。もちろん、積極的に自国の製品あるいは産地の製品をアピールする、これももう一生懸命そういう方...全文を見る
○笹木分科員 もう時間ということで終わりますけれども、最後に、大臣にお願いだけしておきたいと思います。  今、被害は通産省所管のものは集計しているというお話ですけれども、二百二十五億円より被害が確実に上回るということを言われております。その場合には、基金としては単純計算で足切り...全文を見る
03月18日第140回国会 衆議院 科学技術委員会 第4号
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○笹木委員 新進党の笹木竜三です。質問を始めさせていただきます。  東海の再処理施設における火災爆発事故の問題と、それと「もんじゅ」の事故についてあわせて質問をさせていただきたいと思っております。  最初に、先般もこの委員会で「もんじゅ」の一番直近で出た報告書について簡単な御...全文を見る
○笹木委員 ここでお尋ねをしたいのですけれども、一番直近の報告書にも書いてありましたけれども、あの「もんじゅ」の事故について、温度計のさや管が他のものと構造が違っていて、それを一度抜き取ってまた戻す、そのときにどうも完全にもとの形で戻していなかった、そのこともあったのと、構造が違...全文を見る
○笹木委員 それではお尋ねをしたいわけですけれども、あのときに、構造が違う、そして、だれが途中で抜いたのかはっきりわからない、いつだれが抜いてまた戻したのか、そこら辺の事実関係がわからないというお答えでした。ここで動燃の方にお聞きしたいわけですけれども、そこら辺の事実関係は今は把...全文を見る
○笹木委員 つまり、今まだはっきりわかってないということなんですね。具体的に、名前は結構 ですけれども、どの作業をされている方が担当されて、抜いてまた戻してという、具体的な日にちについてはわかっておられないということなんですね。
○笹木委員 はっきり答えていただきたいのですけれども、ですから、いつさや管を抜いて、そしてまた戻したか、そのことについて具体的な日付とか、そういうことはまだわかっていないということですね。
○笹木委員 科技庁の方にもう一度お聞きしたいのですけれども、一応審査の対象になっていたのだけれども、その機能については対象になっていたが、構造とか形については審査の対象になっていなかった。だから、他のものに比べて形が違うということは一切知っていなかった。それで、事故が起こるまでも...全文を見る
○笹木委員 質問に答えていただきたいのですけれども、構造については違っているということも認知していなかった、そして取りかえたという事実についても全く知っていなかった。監督についてはその程度でいいと思っているのかどうか、答えていただきたいと思います。
○笹木委員 それで、今回の東海の事故が起こつてから、いろいろなことを科技庁の方にも、きのうもまたお聞きしているわけですけれども、動燃から説明がないとか、まだ把握していない、情報が来ていない、そういう答えが非常に多いわけですけれども、事故が起こってから、科技庁の方が実際に現場に行っ...全文を見る
○笹木委員 ここでお聞きしたいのですけれども、火災の直後から、テレビカメラについては設置されていないというような報道がずつとされていたわけですけれども、事故の二日後、あったことがわかる。その過程でも、科学技術庁もテレビカメラがあったことを知らなかった、最初の段階で。これはそのとお...全文を見る
○笹木委員 科技庁の方に。
○笹木委員 「もんじゅ」の事故のときに、いろいろな委員の方が、実際に確認するときに、わざわざ中央の制御室から現場まで行って、そしてドアの外から見る、これは非常におかしいのではないか、当然モニターですとかがあってしかるべきではないか、たくさんの方が言われました。そういったことがあっ...全文を見る
○笹木委員 質問に答えていただきたいのですけれども、事故後のことじゃなくて、事故以前に「もんじゅ」の経験を生かしてそういった施設面の、例えばモニターがあるかどうか、そういった検討は一切されていなかった、そういうことですね。
○笹木委員 それと、スプリンクラーによる消火が一分間しかされていなかったということがいろいろ問題にされております。それと、その後の温度の変化もほとんど確認がされていなかった、この問題もたくさんの方によって指摘がされています。結局どうしてなのか。わずか一分間の消火で終えたのは結局ど...全文を見る
○笹木委員 確認をしたいのですけれども、消火用スプリンクラーの操作室には放射能防護のためのマスクが準備されていなかった、それによって非常に慌てて消火活動が行われた、そういうことは絶対ないということですね。  それと、このスプリンクラーの容量が非常に少なくて、その結果短い時間で終...全文を見る
○笹木委員 今、少なくとも温度計はなかった、それで消火の後の温度については確認ができなかったのだというお答えがありました。この温度計がなかったということについては、科技庁の方は事前に把握をされていたのでしょうか。
○笹木委員 それと、先ほど委員会でも他の委員もいろいろこのことについて質問されていたようですけれども、確認をしたいんですけれども、この設置承認申請書には、放射性物質の存在する部分は耐火・耐爆構造、換気糸は必要箇所を耐火・耐爆性とすると記載されている。しかし、実際にはされていなかっ...全文を見る
○笹木委員 先ほどの構造については、事前にはこれが耐火・耐爆構造を持っているという認識で許可をしていたということだと思います。  それともう一つ、この連絡体制なんですけれども、夜の爆発が起こって、それが動燃から科技庁に連絡があったのが二十時三十分だと聞いております。科技庁は、こ...全文を見る
○笹木委員 二十時三十分に動燃から連絡を受けて、今言った二十一時三十五分ですか、その間一時間以上ありますけれども、一時間以上たってから連絡をされた、そういうことですね。
○笹木委員 最後に、今お話をずっと聞いてきたわけですけれども、テレビカメラの問題あるいは温度計の問題あるいは設計上の問題あるいは連絡上の問題、こういったことについてはお聞きしてきたわけですけれども、全く「もんじゅ」の経験が生かされていないのは動燃だけじゃないということをつくづく実...全文を見る
04月17日第140回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第4号
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○笹木委員 新進党の笹木竜三です。  私は、短い時間ですけれども、ロシアのタンカー・ナホトカの重油流出事故に関連する質問をさせていただきます。  この委員会でも他の委員会でも何回か取り上げさせていただいておりますけれども、確認したいことも幾つかありますので、そういった質問をさ...全文を見る
○笹木委員 確認したいんですけれども、いろいろ調査を実施してきたというふうにお話がありました。具体的にどういう調査を、文書等でいろいろ調べられた、問い合わせをして向こうから取り寄せた文書なんかも一部見せていただきましたが、文書とか報告書を検討する以外に、具体的に実際的な調査はどう...全文を見る
○笹木委員 今までお聞きしたときにも、実際にいろいろ調査をして、いろいろな実験も含めて早くやってほしいと、EPA、実際にアメリカとかヨーロッパでは、国が、政府が音頭をとって実験もやって、その結果こういった被害があるときには実際に適用もしているわけですから、そういったことになれてい...全文を見る
○笹木委員 質問していることに全然お答えいただかないわけですけれども。  長官に一言御意見をいただきたいわけですけれども、こういう事故が起こった場合、今回の事故も規模としては初めてと言っていいぐらい大規模なことで、今ほかの省庁でも、「ふげん」ですとか「もんじゅ」ですとか東海村の...全文を見る
○笹木委員 ぜひお願いしたいと思います。  それと、何度もお話ししますように、聞いたり、文書を見たり、報告書を取り寄せて読んだり、それも大事ですけれども、アメリカでもヨーロッパでも政府の方で経験を有する方がたくさんいるわけですから、そういう方の力もかりて、ぜひ実地の実験等を行っ...全文を見る
○笹木委員 例えばその二百二十五億を超えた場合に、暫定で払っていく、その順番について民間を優先するのか、あるいは超えた分についてはちゃんと国とか自治体で補償するよということなのか。いろいろ検討されているんでしょうけれども、伊藤長官もなるべく民間に心配かけないようにという答弁を今ま...全文を見る
○笹木委員 今お答えいただいた、請求を差し控えると結果的には個人に対して国がその分を補償してしまうことになる、それはもう何度も、二カ月ぐらい前からいろんな方々の答弁で聞いております。  そうじゃなくて、具体的に優先するというのはどういう方法であり得るのか、それについて今どういう...全文を見る
○笹木委員 もう時間になりましたのでこれで終わりたいと思いますけれども、長官に最後に一言コメントを、民間になるべく心配をかけないようにしたいということ、あるいはいろんな閣僚の方々が民間を優先したいということは言っておられます。答弁については余り要領を得なかったわけですけれども、民...全文を見る
○笹木委員 質問を終わります。
05月27日第140回国会 衆議院 決算委員会第三分科会 第2号
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○笹木分科員 新進党の笹木竜三です。質問を始めさせていただきます。  きょうは、すべて原子力政策について質問させていただきます。  最初に、一点目なんですけれども、「ふげん」について。新型転換炉、ATRについては実証炉については断念をしているわけですけれども、「もんじゅ」の事...全文を見る
○笹木分科員 今までの計画ですと、八月の上旬から定期検査が入ることになっております。今、改革検討委員会での結論の中でそういったことについても報告が出るはずだというお話ですけれども、この通常の計画どおりであれば、八月に定期検査が入るということになるわけですね。
○笹木分科員 その場合に、いろいろなところで報道がなされて心配もされているわけですけれども、使用済み燃料の貯蔵のスペースがなくなるのじゃないか、その部分はどうするのだ、再処理工場が動いていない場合にその部分はどうするのだ、再処理工場が動いていないのに使用済み燃料だけ受け取るのはち...全文を見る
○笹木分科員 再処理工場が動いてなくても東海の方で必ず受けてもらえるということなわけですね、確認をさせていただくわけですけれども。
○笹木分科員 もう一つ確認をしたいわけですけれども、さっきお話ししましたように、「ふげん」での使用済み燃料の貯蔵プールの最大の可能容量が七百三十本、現在の貯蔵量が四百九十九本、通常の貯蔵の可能容量が五百六本というふうになっております。この通常の容量は定期検査で超えてしまう、容量を...全文を見る
○笹木分科員 その場合には、県とか地元の反応といいますか、確認はとらなくてもそういった対応はできるとお考えなのか、お答えいただきたいと思います。
○笹木分科員 ここで、「もんじゅ」の安全性総点検とか動燃の改革検討委員会のことにも話を移させていただきたいと思うわけですけれども、例えば「ふげん」での使用済み燃料の問題、これも最悪の場合には今言った緊急用のスペースを使うこともあり得るということだと思います。その場合には県の確認も...全文を見る
○笹木分科員 安全性の総点検、六月に改善策を示すという予定だったけれども、若干おくれそうだというお話が今ありました。その一方で動燃の改革検討委、これは最初の予定では七月に報告を出す、夏ごろに報告を出すということだったわけですけれども、それを、その後いろいろなところからの要望もあり...全文を見る
○笹木分科員 今までに二回委員会が行われているのですか。この内容について、議論がどのぐらい委員によってされていて、あるいは事務方からあるいは動燃からの報告がどのぐらいされているという、そういった内容についてお答えいただきたいと思います。
○笹木分科員 いろいろ説明があって、それぞれ意見を言い合って、論点の整理もあったというお話なんですけれども、過去二回、それぞれどのぐらいの時間をかけて、今言った現状についての説明とかに充てられた時間、委員からの意見が出されてその論点を整理した時間、その二種類に分けたとしたら大体何...全文を見る
○笹木分科員 それで、六月の上旬には大体の報告、最終報告は七月、これは変えていないけれどもということですけれども、六月の上旬には大体の報告を出すということです。これであと一回ぐらい開けるわけですか。
○笹木分科員 六月六日に座長がたたき台を出して、それで大体の基本的な方向性を、出していくということになりますか。
○笹木分科員 確認をさせていただきたいのですけれども、この動燃の改革検討委員会、おととしに「もんじゅ」の事故が起きて、それでまた今回の東海村の事故が起きて、ほとんど経験が生かされていないということで、これはもう廃止も含めてゼロからの検討をするんだということでこの検討委員会が始まっ...全文を見る
○笹木分科員 最初の予定書なんかを見ますと、事業所、これは「もんじゅ」であれ「ふげん」であれ東海であれ大洗であれ、事業所については五月の末までに意識調査をやる。これは職員の方々の意識調査ですか。あるいは、事業所の方針ですとか情報、保守安全、危機管理等の実務についての調査分析、これ...全文を見る
○笹木分科員 意見を出してもらうに当たって、各委員にも当然事前にそういった結果は見ていただくということでよろしいんですね。
○笹木分科員 ここでもう一度確認させていただきたいわけですけれども、今、「もんじゅ」の事故、東海村の事故、そして「ふげん」のいろいろなトラブル、こういったことを受けて、今までの体制のままではとてもこの原子力政策を動燃には任せられない、さらに、こういった外部のコンサルを導入して動燃...全文を見る
○笹木分科員 報告書は出さないということでわかりました。  ここで、さらに質問をしたいわけですけれども、今お話ししました、動燃の改革は必要だ、これはもう当然そう思います。今の動燃にはこの原子力政策を担っていく力はないと思っております。今の形ですべてを動燃に任せている体制は絶対に...全文を見る
○笹木分科員 ぜひそのことをお願いしたいと思います。  もう一つだけ言いますと、あの「もんじゅ」の事故で、あれだけ初期の連絡体制が大切だという指摘がたくさんあって、動燃に対してはたくさんの批判がありました。しかし、今度の東海村の事故におきましても、科学技術庁が通報を受けたのが、...全文を見る
○笹木分科員 それと、もう一つお話しさせていただきたいわけですけれども、先ほどFBR、高速増殖炉の基本路線、政策についてはこの検討委員会では検討していないのだ、その実施の運営主体について検討しているのだ、それは事実としてはそのとおりだと思いますけれども、今このFBRの実用化の方針...全文を見る
06月04日第140回国会 衆議院 建設委員会 第15号
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○笹木委員 新進党の笹木竜三です。  質問を始めさせていただきます。  きょうは、地方の中心市街地あるいは地方の商店街の現状が空洞化しているということ、それに対してどうするのだ、活性化の方法について質問をさせていただきます。それと、その後で、これからの町づくりについてもいろい...全文を見る
○笹木委員 現状の認識は今お伺いしたわけですけれども、こういったことは大分前から訴えられているわけですし、よく議論もされてきました。通産省としても、地方の商店街の活性化ということで、いろいろな政策、施策をこれまでにも行われてきたと思います。これまでどういうことを行われてまいったの...全文を見る
○笹木委員 今お答えがありまして、イベントに対する助成をしたり、カラー舗装ですとかリニューアルですとか、そういったことでバックアップをしたり、あるいは情報化に対するいろいろな施策もやってきたということだと思います。  しかし、さっきお話ししましたように、平成三年からで見ましても...全文を見る
○笹木委員 次に、建設省の方にお伺いしたいわけです。  中心の商店街だけではなくて、中心の市街地そのものも非常に空洞化しているというふうに言われます。まず、現状についてお伺いしたいのと、さらに中心市街地の活性化策として、シェイプ・アップ・マイタウン計画ですとか福祉ですとか、そう...全文を見る
○笹木委員 私も地方の中心部の空洞化というのは実感しているわけですけれども、大臣も地方出身でおられます。今政府委員の方にいろいろお尋ねしまして、なかなかこれという決め手はないのだ、原因についてもいろいろ複合的で難しい、簡単に言いますとそういう答えだったと思いますけれども、現状の認...全文を見る
○笹木委員 今お話の中で、国もいろいろやっていくけれども、まずは、その地元の商店街の方のみずからの運動というか提案、それが大事なんだ、店についても町についてもそうなんだ、そういうお話もありました。  そのとおりだと思いますし、実際、もういろいろな地方都市で、なかなか地方の行政に...全文を見る
○笹木委員 例えば、アメリカは別としましても、ヨーロッパの大型店に対する出店の規制ということで、イギリスの場合、九六年の六月から、こういった大型店の商業者も極力中心部に出店するようにとかなり強い誘導をやっております。  あるいは、ドイツの場合、立地そのものに対して、中心部と、そ...全文を見る
○笹木委員 通産省の方にもあわせてお聞きしたいわけですけれども、大店法の担当をされているわけですけれども、今言ったゾーニングですとか都市計画は建設省の所管だ、そのとおりなんですけれども、商業者の実態なんかを見ておられて、余りにも無防備じゃないかという質問をさせていただきました。こ...全文を見る
○笹木委員 ここでまた、大臣、一言御意見をお伺いしたいわけですけれども、今お話ししましたように、フランスの場合には、一九九六年にさらに抑制というか規制を強めている。大型の店舗が新規に立地しようとする場合に対する、どこにつくらせるかということについては、場所については非常に厳しい拘...全文を見る
○笹木委員 ぜひお願いしたいと思います。  私個人で考えても、あるいは同世代で考えても、さっき通産省の方の説明にあったように、郊外で大型店があって、そこに行けば例えば働く女性なんかも短時間で何でも買える、これは確かに便利だし、そういう施設も必要なのは事実です。  しかし、そう...全文を見る
○笹木委員 それで、ハートビルについてのねらいとしては、いい政策だと思うわけですけれども、対象について確認をさせていただきたいんです。大体どういう建物を対象にされているか。
○笹木委員 例えば駅の構内とか、それについてはどうなのか、あるいは学校施設はどうなのか。あるいはさらに開銀の融資なんかにしましても、二千平方メートル以上のものというふうな規定がついていましたけれども、そういうようなことも書いてありましたけれども、二千平方メートル以下の建物について...全文を見る
○笹木委員 駅については、今他の省庁と検討を始めているというお話でした。町全体に広めていく必要があるというお答えもありました。  最後に、確認で、二千平方メートル以下の建物に対して、このハートビルということの適用はどの程度、どのぐらいの数が実際になされているのか、その辺も……。
○笹木委員 非常に少ないんじゃないかと心配するわけですけれども、実際に余りないんじゃないかと思うわけですけれども、さらに御意見を聞きたいわけです。  昨年、住宅金融公庫法が改正をされました。あのときにも、住みやすい町、歩きやすい町、あるいは人に優しい町ということで、一つは、バリ...全文を見る
○笹木委員 ぜひ、個々のビルとか個々の家ではなく、町全体にそれを広げていくことで、さらに積極的にやっていただきたいと思います。  それに若干関係するわけですけれども、ここで大臣にお伺いをしたい点があります。  今まで個々の住宅に対する融資ですとか分譲ですとか、非常に建設省関係...全文を見る
○笹木委員 現状の公団のままではなくて新しい組織というお言葉がありました。新しい組織としてそういうことをやっていくということですね。  それと、余り時間がないのでもう一点だけ確認させていただきたいわけですけれども、例えば現場の地方都市の町づくりの視点で見ても、国がやっているいろ...全文を見る
○笹木委員 よくわかりますけれども、一方では非常にむだがあるのも事実です。それと、単年度の収支だけではなくてということ、これも賛成ですけれども、そうであれば、例えば国とか特殊法人の資産がどれだけ有効に活用されているか、これも経済の活性化にとって非常に大事なことです。現状では、その...全文を見る
○笹木委員 質問を終わります。
06月05日第140回国会 衆議院 科学技術委員会 第10号
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○笹木委員 まず、先ほど茅参考人の方から、二百年、三百年後には原子力よりもよいエネルギーが出てくるかもしれないというお話がありました。核融合についてはどう思われているのか。百年とか百五十年で実用化ということはまず無理だと認識されているのかどうか、確認をしたいと思います。  それ...全文を見る
11月26日第141回国会 衆議院 決算委員会 第6号
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○笹木委員 新進党の笹木竜三です。質問を始めさせていただきます。  きょうは、幾つかの点で御質問したいと思っているわけですけれども、大きくいいますと、一つは、この国有林野の会計を何とか立て直しをしていかないといけない、そのためにいろいろ改革をしないといけないと思いますけれども、...全文を見る
○笹木委員 林野庁は、三兆八千億円の債務のうち、今後三十五年間で五千億円は返済できる、資産の処分とか林産物収入によってだというお話なのですけれども、この五千億円の積算根拠はどうなっているのでしょうか。
○笹木委員 続けてお聞きしたいのですけれども、先ほどから資産の評価六兆七千億円とか、あるいは今、三十五年間で資産処分も含めて五千億円を返していく、そういったお話あるわけですけれども、肝心の資産の評価、これは一番直近でいつ行われているのでしょうか。
○笹木委員 といいますと、二十年前ぐらいに資産の評価をして、それ以降は資産の評価は一切していないと。資産の評価がえはされているのでしょうか。
○笹木委員 行政改革、財政構造改革の議論の中で、この林野の特別会計についていろいろな議論があったわけですけれども、大蔵省の方からは、資産の再評価をというような要望も出ております。お話を聞きましても、一般会計の場合は、財産法の規定で五年ごとに評価がえが行われている。一般会計の評価が...全文を見る
○笹木委員 ようやく最近そういうことをされ始めているというお話は聞きましたけれども、先ほどお話ししましたように、例えばその木材価格なども、評価された時期に比べてどんどん安くなっているわけですし、そういう含み損を拡大させている可能性も非常に高い。そういったことも含めまして、ぜひ処分...全文を見る
○笹木委員 さらにお聞きしたいのですけれども、先ほどの委員の質問の中にも、なかなかコスト面では難しいような公益林、国土保全上のいろいろなお話もありました。このコスト的に合わない公益林、これはもうコスト的には見合わないとわかっているわけですけれども、これにどれだけの経費がかかってい...全文を見る
○笹木委員 もう五十年代からずっと赤字になっている。それで、この特別会計をどうしようかということでずっと議論されているわけですけれども、コスト的に見合わない国土保全林、自然維持林、森林空間利用林、こういったことにどれだけのお金がかかっているか、これはコストに合わないんだよというこ...全文を見る
○笹木委員 それはよくわかりました。  さらにお聞きしたいのは、今こういった非常に深刻な状態で、新しい枠組みを求めている。それも必要だと思いますし、賛成なわけですけれども、今お話ししましたように、公益林についてはなかなか収支が見合わない、経費がかかっている、そういった問題もある...全文を見る
○笹木委員 そのことも私は賛成ですので、ぜひ、経営的な努力のためのいろいろな分析、そして理解を求めるためのいろいろな分析をしっかりとしていただきたいと思っております。  さらに、民間との比較での経営努力についてお尋ねしたいわけですけれども、例えば国有林野基幹作業職員が一日当たり...全文を見る
○笹木委員 それともう一点、これは民間のある林業関係の会社が実際の作業をやっていく場合に見積もっている数字なんですけれども、一立方当たりについて伐採、集材、積込、切捨、労災保険料も含んで大体単価を出しております。この場合ですと一立方当たりで一万九千円、そういったふうに割り出して、...全文を見る
○笹木委員 算定をして、そういった表というか、分析のリストはあるんでしょうか。
○笹木委員 ぜひまた見せていただきたいと思います。  それと、今後極力民間に委託をするということが最初の大臣の報告でもありました。基本的にそういう方向だろうと思います。ただ、例えば民間に委託といっても、造林とか伐採について、これも民間の事業所、企業とかに聞いてみましたが、まずや...全文を見る
○笹木委員 さらに、ちょっと別件で御意見、御感想をいただきたいわけですけれども、例えば森林開発公団が、特定森林地域開発林道事業あるいは大規模林業圏開発林道事業、いわゆるスーパー林道とか大規模林道の事業をやっている。それからまた、広域基幹林道、民間、民有林の林道あるいは大規模林業圏...全文を見る
○笹木委員 もう時間ですから、最後に一言だけつけ加えます。  先ほども言いましたように、ぜひ国民に対する理解を得るためにも、いろいろな分析、さらに資産の再評価もされまして、さらに、例えば国土保全機能についても、保水の機能、土壌の流出を防ぐ機能、酸素の供給の機能、こういったことも...全文を見る