笹野貞子

ささのていこ



当選回数回

笹野貞子の1991年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月07日第120回国会 参議院 文教委員会 第3号
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○笹野貞子君 午前中の質疑の中で大臣は、一日の楽しみを持つなら花を見ろ、百年後の楽しみを持つならば人を教育しろというふうな名言をおっしゃいましたけれども、まさに私もそのとおりだというふうに思います。私たち、教育という国家百年の計のことをこうやって議論をするわけです。大臣は直接その...全文を見る
○笹野貞子君 こういうことがたびたびあってはいけないことですけれども、ぜひともそういう子供の身の安全ということを常に今後とも考えていただきたいというふうに思っております。  戦争のときに人間的にも人道的にも非常に被害者があるということは大変心が痛いんですけれども、あの戦争のとき...全文を見る
○笹野貞子君 重要文化財に指定している建物のほかにも、今出川キャンパスには清和館、ジェームズ館、栄光館などのような戦前の建物があります。これらは同校の教師であったM・F・デントン女史という方の尽力により建設されたもので、女子教育の歴史にとっては貴重なものであると思います。このうち...全文を見る
○笹野貞子君 ただいま御答弁していただきましたように、清和館は多数の人々の善意によって建設されるなど歴史的な背景もあり、またキャンパス内において景観上重要な位置を占めている建物です。ところが、同大学は教育施設拡充等のため、このほど同館の取り壊しを計画しております。これに対して、同...全文を見る
○笹野貞子君 文化庁のお立場は承知しているところですけれども、同志社大学だけの件ではなくて、この件だけではなくて、全国にはまだまだ数多くの未指定の近代建築があったり、あるいは社会的、経済的な諸々の事由によって取り壊されていることがあるというふうに思うんです。こういう建築というのは...全文を見る
○笹野貞子君 ありがとうございます。  私は、とってもすばらしい提言だったというふうに思っているんですね。そして、日本のこれからの新しい、当時出た「大学における一般教育」という本の「新制大学の使命」というところなんかを見ましても、これからの日本というのは人間を養成するという大学...全文を見る
○笹野貞子君 私は、これを読ましていただきましたけれども、確かに目的としてそういうことは重大だというふうに書いております。しかし、欠点があるというふうにその欠点の箇所がたくさん指摘されているのもまたあるわけですね。そして、今までのようなカリキュラムを一、二、三、四としないで、その...全文を見る
○笹野貞子君 大臣は何点か、どうでしょう、御自分の大臣としての評価は。まあ私からつけさせていただきますと、私たちの意見をしっかり酌んでいただける大臣ですから百点をつけたいというふうには思っております。  こんなふうに、自己評価というのは、何かわかったようなわからないような感じの...全文を見る
○笹野貞子君 これは非常に難しい問題で、やり過ぎると大学の自治を侵しますし、やらなければ非常に質の悪い大学ができ上がってくる。これは大臣が言うように国家百年の計ですから、そういう質の悪い学校が出てくるということは、これはゆゆしき事実になってくるわけです。もしも自己点検をしてみんな...全文を見る
○笹野貞子君 この問題は非常に重大ですし、しかも難しい問題だと思いますので、どうぞ十分検討し、研究し、またこの委員会でも論議していただきたいということを要望いたしまして、私の質問を終わります。
03月26日第120回国会 参議院 文教委員会 第4号
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○笹野貞子君 学位授与機構のことで御質問をいたします。  日本の社会というのは学歴社会と言われ、学歴というよりも学校歴社会と言った方が的確かもしれませんが、こういう社会機構が非常に弊害をもたらしているということが言われているわけです。アメリカの社会なんかを見ますと、学位があるか...全文を見る
○笹野貞子君 文部省は、じゃこの学位というものをたくさん出すことによってその弊害はなくなるというふうに受け取ってよろしいわけですね。  そうすると、続いてお聞きをしたいんですけれども、この改革というのは戦後、局長もお話しになったように大改革なんですね。かつてアメリカの要請で学士...全文を見る
○笹野貞子君 私は、文部省というのは本当に慎重な省だというふうにいつも思っておりまして、やっぱりこういう文化、学問の府というのは慎重であるべきが当然なんですが、今回のことを見ますと、今局長が言ったように可及的速やかにと四日間でやるというのは、本当に感心しながら、皮肉を言うと敬意を...全文を見る
○笹野貞子君 今の御回答ですと、各省大学の数は非常に確実につかんでいますけれども、それ以外はちょっと当てずっぽうというふうに受け取らせていただいて構わないわけですね。
○笹野貞子君 先ほどのお話でもありますように、学位をたくさん出すことによって弊害をなくすことができるんだという文部省のお考えでしたら、本来であるならば学位を取れる人は一〇〇%出せるような、そういう世論形成がやっぱり必要なわけで、どうも余りはっきり数字をつかんでないというのは、私自...全文を見る
○笹野貞子君 これからいろいろなことを想定しながら考えていくんだというお考えですけれども、そうしますと、この学位授与機構というのは、端的に言いましてその認定の方式は形式だけということになりますね。
○笹野貞子君 日本の大学というのは、入るとき には非常に慎重に審査し、つくるときには慎重につくることを審査するんですけれども、つくってしまったり、出るときには余り慎重にしないのが特色だと先ほどから何度も言っておりますけれども、私がちょっと不思議に思いますのは、これが出るときの何...全文を見る
○笹野貞子君 この問題につきましても、学位を授与するときには、今後の生涯学習のニーズの高度化、多様化に合わせてこれからの学位は必要だというふうに片方では言っております。そうするならば、この学位の授与機構というのは、あるときには内容をチェックする、あるときになると形式的になるという...全文を見る
○笹野貞子君 今、体系的じゃなくてばらばらと言いましたが、そういう者には学位を出さないと言いますけれども、これもまた整合性がなくて、これから生涯学習をした人に対してそういう道を開こうとするならば、そういう内容の検討というのはこれは学位授与機構に任せるべきであって、わざわざ法律で枠...全文を見る
○笹野貞子君 今のお話にありましたように、今現在一千六百十二名もオーバードクターがいるわけです。やっぱり文部省というのはこういう若い研究生をいかに大切にして、文部大臣は百年後の楽しみは教育をしろというふうに所信のときにおっしゃいましたけれども、こういう若い研究生がオーバードクター...全文を見る
○笹野貞子君 つまり、私が最後言いたいのは、やっぱり若い研究者をきちっと養成をするというんでしょうか、育成をするというその態度が大変必要です。特別研究員制度というのがありますが、これはたった五百人しか今枠がありません。  そこで、私の文部大臣に対する最後のお願いというのは、この...全文を見る
04月09日第120回国会 参議院 文教委員会 第5号
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○笹野貞子君 両参考人の先生、お忙しいのにきょうはありがとうございました。  それでは、保護期間の延長の問題についてお尋ねをしたいというふうに思います。  今回の改正法案は、著作隣接権の存続期間を三十年から五十年に延長をしております。こういう延長するということは隣接権の保護強...全文を見る
○笹野貞子君 それでは、今回の改正は、また改正してすぐまたやり直しという状態はできるだけ避けなければいけませんが、先ほど先生は、小刻みに改正をしなければいけないという、その小刻みですね。三年前から今度改正するためには、どのような状況が変化したから今度五十年という改正をしなければな...全文を見る
○笹野貞子君 満足ですか。
○笹野貞子君 それでは、外国レコードの保護について高山参考人にお話をいただきたいんですけれども、改正案の百二十一条の二、これを見ますと、国内レコード会社による国内リプレス版につきましては随分保護していることがわかります。しかし、外国レコード会社による外国リプレス版、すなわち輸入版...全文を見る
○笹野貞子君 今度の改正で、国外のレコードも保護しようとしているわけですけれども、レコード保護条約に加盟している国と加盟してない国とによって保護の対象が違うということはいかがなものでしょうかという質問なんです。
○笹野貞子君 問題ないというふうに受け取って構わないものでしょうか。  それでは、時間がなくていろいろなことをお聞きしたいものですから、大変申しわけないんですけれども、先ほどJASRACの話が出ました。私などは大変興味があるんですけれども、先ほどの質問とちょっと角度を変えまして...全文を見る
○笹野貞子君 大変ありがとうございました。  以上です。
○笹野貞子君 教育予算のことについて二、三お聞きしたいというふうに思います。  平成三年度の文部省予算は、先ほどの審議にもありましたように五・三六%ふえたという、大変ふえたところに力点が置かれておりますけれども、しかし国の一般会計の全体の伸びを見ますと六・二%なわけですから、一...全文を見る
○笹野貞子君 私は、教育が重大だ、だから予算が非常に必要だというその認識においては大臣と一緒だと思います。  そういう意味で二、三お尋ねいたしますけれども、教育費の内容の点についてはいろいろな意味で非常に問題があるんですが、きょうはそこまで立ち入りませんで、ハードの面ですね、こ...全文を見る
○笹野貞子君 そこで、大臣、こういうお話をすると必ず財政事情が大変とか予算がないということになります。しかし、教育という問題はこれは普通の問題と違って人間を育てるわけですから、目に見えない状況で手を抜くと、大臣もこの間言ったように百年先にツケが回ってくるわけです。ところが、日本の...全文を見る
○笹野貞子君 あと一分ありますので、大臣、今文部省は非常に厳格なシーリングの枠がある、でも、ないのもあるわけですから、今のODAと同じように、そのような予算獲得に対する情熱のほどをひとつお聞かせいただきたいと思います。
○笹野貞子君 ありがとうございました。
04月11日第120回国会 参議院 本会議 第17号
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○笹野貞子君 私は、連合参議院を代表して、ただいま議題となっております平成三年度予算三案に対し、反対の討論を行います。  全世界に衝撃を与えたイラク軍のクウェート侵攻に始まった湾岸戦争が終結して、早くも一カ月半が過ぎようとしております。昨年八月の湾岸危機発生以来、政府には戦争回...全文を見る
04月23日第120回国会 参議院 文教委員会 第6号
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○笹野貞子君 私は、罰則のことについて二、三お伺いをいたしたいと思います。  先ほどの議論にもありましたように、日本はまさにコピー文化と言われるぐらい、人の権利あるいは形のないものをまねをすることに対する罪悪感がないという、こういう土壌を踏まえながら今回の改正を見ますと、科刑の...全文を見る
○笹野貞子君 今お聞きしますと、やっぱり諸外国は、人の権利を勝手に拝借するということに罪悪感を持たせるという意味では非常に高い罰金刑を科しているということがわかります。日本は経済大国なわけですから、ほかの量刑とのかかわりもあるでしょうけれども、やはり無断でコピーして三十万以下とい...全文を見る
○笹野貞子君 時間がないので、本当はもっとお聞きしたいところですが、今の御説明によると被害者にイニシアチブをとらせる、それが保護法規だというのでしたら、今度の改正では外国のリプレッサーにそのイニシアチブをとらせるというわけですが、それは現実に可能かどうか非常に私は疑問ですね。日本...全文を見る
○笹野貞子君 時間がありませんので、どうぞ国際的な信用をしっかり保つように努力をいただきまして、私の質問を終わります。