笹野貞子

ささのていこ



当選回数回

笹野貞子の1992年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月05日第123回国会 参議院 労働委員会 第2号
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○笹野貞子君 ことしのお正月の私ども連合の旗開きのときに大臣にお出ましいただきましてお祝いの言葉をいただいたわけですけれども、そのときには大変私ども連合という組合の組織に対して深い御理解と、特に女性が働くということに対して大臣は非常に協力的というか、希望を与えていただいたものです...全文を見る
○笹野貞子君 まさに私は、労働省の存立する理由というのは、そういうやっぱりマクロの面から一つの労働政策というのをしていただきたいというふうに思っております。  また、先ほど大臣の御発言の中に一人手不足だからそれを補うために女性を引っ張り出すんだと、そういうのはよくないと。これは...全文を見る
○笹野貞子君 図らずも、今大臣はパート労働は非常にこれから女性にとっても重要であると。私は、女性だけじゃなくて働き過ぎの男性もやっぱりパート労働の持っているいいところをこれからまねしていかなきゃいけないというふうに思っております。  それにちなみまして、どうもパート労働といいま...全文を見る
○笹野貞子君 図らずも、パートタイム労働指針というお話がありましたので、そこでお尋ねをしたいんですけれども、今のところはパートタイムというのは非常にいろんな意味で優遇されていない事実があります。ですから、パートタイムというのを労働省としては非常に今力を入れているんだという御発言が...全文を見る
○笹野貞子君 必要なことだというふうにお認めでしたら、これをできるだけパート労働者の方に、不安とそういうものの差別のないようなもっと強い方法をひとつどうぞ考えていただきたいというふうに思います。  パート労働について給料の面で非常にたくさんの女性が不安に思っております。そこで、...全文を見る
○笹野貞子君 大変御親切に御説明いただきましたんですけれども、しかし一〇〇%理解したというわけではありませんので、この問題は続けてまた御質問いたしたいと思います。  特に、こういうふうに、百万を超えるということが何か働くことの阻害要因になってしまうという、そういう給与体系の方に...全文を見る
○笹野貞子君 ありがとうございました。  終わります。
03月11日第123回国会 参議院 選挙制度に関する特別委員会 第2号
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○笹野貞子君 私が国会議員になる前、まさに直前まで、選管の所属しております、つまり自治省の外郭団体ですけれども、明るい選挙推進協議会という会がありますが、そこの会長を長くやっておりまして、きれいな選挙をしよう、クリーンな選挙をしようということで白バラ運動というのをやっております。...全文を見る
○笹野貞子君 私もテレビに出た経験がありまして、視聴率は非常に重大なことなんで、一〇%から一五%とるなどというのはこれはもう驚異的な数字なんですね。ですから、二けた台になるというのは、これはテレビの番組でしたら大成功な部類に入ります。今お聞きしますと一五%もあるということなんです...全文を見る
○笹野貞子君 今お答えをいただきますと、大変前進的というんですか、これからもしもそういうことが可能であるならば大いにいいことだというふうに御回答いただけましたけれども。  それでは、郵政省の方どなたかおいでになっておりますか。――別にあしたからとかあさってからということではなく...全文を見る
○笹野貞子君 時間がありませんので、今お聞きしますと、どうも大臣も非常に将来いい方法だと言いますし、郵政省も技術的に可能だということですので、どうぞひとつこの発想をこれから何らかの意味で御研究いただきまして、実現可能なようによろしくお願いいたしたいと思います。  最後に一言、大...全文を見る
03月27日第123回国会 参議院 労働委員会 第3号
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○笹野貞子君 理想の社会を実現するためのファクターというのはいろいろあると思いますけれども、健全な労働政策を労働行政の中できちっとやり遂げるということは、これはそのファクターの中でも非常に大きな一つの要因だというふうに思います。そういう意味で、先般の委員会の議論の中でも労働大臣に...全文を見る
○笹野貞子君 審議会で答申をいただくというのは、これはこれなりで私は大変意義のあることだというふうに思います。先ほど大臣は、審議会というのは最高権威者が集まって話をするとおっしゃいましたけれども、それはそれで大いに意義があるんですけれども、このごろは現場主義とでも申すのでしょうか...全文を見る
○笹野貞子君 今後ともそういう方向で、ひとつ大臣よろしくお願いいたします。  続きまして御質問をさせていただきますけれども、雇用保険というもののちょっと歴史を振り返りますと、昭和二十二年の失業保険法という失業給付という問題に始まりまして、そして今回の雇用保険制度へと移っていった...全文を見る
○笹野貞子君 別に私はこれは大きな問題としてこれから言うわけじゃないんですけれども、今局長は、三事業は事業主なんで個人には支給されないというふうにおっしゃいましたけれども、しかし支給されているのもあるんですね。例えば中高年齢労働者受講奨励金というのは、これは労働者個人に支給されて...全文を見る
○笹野貞子君 本当はこれは私が一番聞きたかった数字でして、これからの男性と女性に対するいろんな意味の平等観というのはこういうところにも私はしっかりとさせていただかなければいけないんじゃないかというふうに思います。ですから、せっかくこういう事業があるわけですから、どういうふうに女性...全文を見る
○笹野貞子君 ちょっと議論がかみ合っていないんですけれども、確かにこれは個人に出すものじゃないことはよく存じております。しかし、事業をするわけですからその事業の対象が必ずあるわけです。そういう意味で、その事業の対象になる個人別というのでしょうか、何も給付をするという意味ではなくて...全文を見る
○笹野貞子君 ちょっとくどいようですけれども、これはせっかくの制度ですから、これから努めてまいりますというのは非常にそのとおりですけれども、周知徹底させるための何か具体策はありますか。
○笹野貞子君 そういう協力はいつでもいたしますのでどんどん私の方に持ってきていただきたいというふうに思います。  女性の方はとにかく八十万でも使っているんですが、これからやっぱり高齢者の雇用というのは大変重大なんですが、高齢者の助成のところで定年退職予定者等再就職援助促進助成金...全文を見る
○笹野貞子君 せっかくいい制度をつくっても、それが機能しないということはとても私は残念なことだというふうに思います。  何か自分のことばっかり言って申しわけないんですけれども、やっぱり現場主義という、現実に働いている、現場を知っている者の意見をどうぞこれから聞いていただきまして...全文を見る
○笹野貞子君 この外国人労働者の問題はまさにこれからの問題だと私は認識しております。  そして、この就労目的、この職業の方は、例えば芸術家なら芸術家という目的があった方が失業して他の職種に移るということはこれは雇用保険上許されていないことになります。ということになりますと、基本...全文を見る
○笹野貞子君 終わります。
04月07日第123回国会 参議院 労働委員会 第4号
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○笹野貞子君 「官界」という雑誌の四月号の中で大臣のインタビューとして、「ゆとりある豊かな勤労生活をめざして」というインタビューの記事を大変意義深く熟読させていただきました。このインタビューの中での最後の部分で大臣はこう語っておられます。  政策の究極の目標は働いている勤労者国...全文を見る
○笹野貞子君 料率を下げたのと、それに伴う四分の一から五分の一になったという、予算のカットですね、これは非常に私も危惧をしておりますので、その点は大臣、やっぱりいい仕事をするためにはお金がたくさんなければいい仕事もできませんので、どうぞ予算獲得のために頑張っていただきたいと私の方...全文を見る
○笹野貞子君 今の大臣のお話ですと、時短とかそういう問題では大臣の独立変数論はまあまあ達成されましたけれども、賃金の部分では大臣は悪い意味の方に入るというふうに受けとめても構わないわけですね。
○笹野貞子君 それでは、労働省の方てづまり今度の春闘についての妥結水準というんですか、どのぐらいに見ているんでしょうか。
○笹野貞子君 本来ならば大臣の独立変数論からするとこのぐらいのところが一番望ましいというようなところがあるとするならばそれをお聞きしたかったんですが、先を急ぎますので次に参ります。  さて、大臣は、二月の七日だったと思います、これは私は報道で毎日新聞の二月の八日に見たのですけれ...全文を見る
○笹野貞子君 今の大臣のお話で言いますと、国内的なことは配慮せずに外国との比較という意味で二月七日という日だったというふうに御理解してよろしいんでしょうか。
○笹野貞子君 まだまだお聞きしたいんですけれども、時間がなくなりますので、次に大臣にお尋ねいたします。  これはいろいろ解説をつけると長くなるんですけれども、端的に言いまして、今度の春闘は、生産性基準原理ということが随分長らくにわたって企業者側の論理でした。ところが、企業の中で...全文を見る
○笹野貞子君 そこで大臣、ソニーの盛田会長の発言はどのように御感想をお持ちですか。
○笹野貞子君 大変私も興味がありまして、大臣といろんなお話をしたいのですけれども、時間の関係で。  この間の委員会のときに、もちろん時間がないものですから質問が中途半端になってしまいましたので、ちょっと外国人労働者のことをもう一度お聞き直ししたいというふうに思っております。 ...全文を見る
○笹野貞子君 そこで大臣にお聞きしたいんですけれども、これは入国管理上の問題なんですね。そこで、労働行政の問題からお聞きをしたいと思うんです。  いかに外国人であろうとも、日本に現に入ってきて働いている人は、いろんな事情で失職するときが、失業するときがあると思うんですね。そうい...全文を見る
○笹野貞子君 時間がないので、また舌足らずになりましたけれども、技術的な問題を聞いているわけではありません。技術ではその期間を決めていますけれども、意外と期間を長くすれば済むことですね。ですから、これからの保険のあり方によって、今一年でも二年になるかもしれない。もっと国際的になっ...全文を見る
○笹野貞子君 ありがとうございました。おしまいにします。
04月16日第123回国会 参議院 労働委員会 第5号
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○笹野貞子君 午前中の御議論を聞いておりましても、障害を持つ方々の雇用というのがいかに今望まれているか。これは現在に生きている人間というのは何が一番大切かというと、日本は経済大国あるい。は生活大国というふうに言っていますが、私ども連合といたしましては、やっぱり働くということがいか...全文を見る
○笹野貞子君 私も、やっぱり働くということがあまねく機会均等なそういう社会づくり、そういう社会の実現というのはこれからもどんどん推し進めていっていただきたいというふうに切に思います。  続きまして、「障害者対策に関する長期計画」という長期展望を出しております。この中の4に「雇用...全文を見る
○笹野貞子君 午前中のときにも局長がそれに触れられましたけれども、重大な課題というそういう把握は私は非常に結構だと思います。しかし、検討ばかりしていてもなか在か前に進みませんし、それに障害者の十年、ことしですので、やっぱりことしじゅうには何らかのめどをつけて障害者の方が自分の能力...全文を見る
○笹野貞子君 今回の法改正で精神薄弱者に対する対応がとられているわけですから、この点もひとつ十分御配慮いただいて、しっかりとした訓練校をつくっていただきたいというふうに思うんです。  時間がないものですから、何か急いであちらもこちらもするんですが、国際比較の面をちょっと御質問さ...全文を見る
○笹野貞子君 合理的など言われるとそうかなと思うんですけれども、何かそうでもないような気がいたす事実があるんですね。それは昭和三十五年、この法律ができたときの議会の議事録を見ますと、このときは松野大臣なんです。この大臣が質問に答えてこのように回答しているんです。「本年の一・五は大...全文を見る
○笹野貞子君 経緯はわかりましたけれども、しかし一国の大臣が三%という具体的な数字を出してお答えをしているわけですから、どうなんでしょうか、大臣がかわっちゃったら前のそんなのはいいよというのが労働行政なんでしょうか。大臣はいかがお考えですか。
○笹野貞子君 別に私は意地悪な性格じゃありませんので、ここでどうこうというんじゃなくて、せっかく三十二年前にこんなすばらしい計画を立てておるわけですから、やっぱり今三十二年たった現状を三%に近づけるという努力をどうぞなさっていただきたい。物事は何でも一挙にはいきませんので、一段一...全文を見る
○笹野貞子君 確かに、比較するのは大変難しいことで一概には言えません。しかし、人類の歴史上、今私たちは本当にすばらしい人間の生き方というのを展望しているわけです。ですから、とれはみんなが努力しなければ、そんな簡単に高邁な哲学を人生の中に具体的にするということは大変だと思います。そ...全文を見る
○笹野貞子君 終わります。
04月23日第123回国会 参議院 労働委員会 第6号
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○笹野貞子君 日本の国の発展というのは、まさに有能な人材というものがいろいろな意味で大変な発展を果たしてきたということはこれはもう言うに及びません。そして、国としては能力を開発するという事業というのは、これまたすばらしいことだというふうに思います。しかし、能力を開発するといっても...全文を見る
○笹野貞子君 そうしますと、私がお聞きをしたいのは、この資料をいただきますと、女性の能力再開発訓練を行っている者は全体で九万七千三百七十七人、養成訓練を受けている考が二万九千二百八十五という人数が出ておりますけれども、就職率を見ますと、養成訓練の方は九三・八%、そして能力再開発訓...全文を見る
○笹野貞子君 そうすると、ニーズが高いというのは一体どっちに基準を置いてニーズの問題をはかるんですか。
○笹野貞子君 先ほど大臣の御答弁の中に、こういう訓練というのはこちらの方でメニューをつくってやっていただいている、だから今度は自主的なメニューも必要だという御答弁がありました。そうすると、先ほどの大臣の御答弁では、学校の方がメニューをつくってそれで受講させているということになりま...全文を見る
○笹野貞子君 私がなぜこのような質問をするかというと、人手不足で男性がいいところをとっちゃって、残りの人手不足の部分を女性にやらせようと、例えば先ほど説明があったように男性が余りとらないような給食の部分をやるとか、そういうところに私は何か意図があるんではないかなと勘ぐりたくなりま...全文を見る
○笹野貞子君 その場合ですけれども、そういうときの手続が済んだ後、受講料とかそういうものはどういうことになっておりますか。
○笹野貞子君 統計によりますと、訓練校の入学全体に占める女性の割合は、養成訓練が全体の一六%、能力再開発の訓練が全体の三八%が女性となっておりますが、今家庭の主婦と言われる人も受け付けていると言いましたけれども、この女性の中で家庭の主婦と言われる人のパーセントは何%ですか。
○笹野貞子君 私は、これから女性の能力開発というのはもっときめ細かく、次に私が御質問いたしますけれども、外国人研修生の問題が入ってまいります。この外国人研修生の問題の前に、働きたいという女性をどうやって能力を開発させていくかという問題をきちっと解決しなければ、またまた事混乱をいた...全文を見る
○笹野貞子君 私が所属しております連合は、以前から単純労働はこれは認めないという方向できております。そして労働省もその見解だろうというふうに思います。しかし、今受けております研修制度ですけれども、これが単純労働は認めないと言いながらも、その実務研修というところがまさに単純労働を受...全文を見る
○笹野貞子君 お話を聞いていると、何かすべてうまくいきそうなんですけれどもね。  そこで、一つお尋ねをしますが、今のお話ですと、三カ月産学をやって、六カ月実務研修をやって、あとの一年三カ月は就労になるわけですね。そうすると、三カ月、六カ月やったところで検定をする、こういうんです...全文を見る
○笹野貞子君 何か局長に言わせると、私は情熱がないものですから語学が発達しないのかもしれません。  しかし、ここでお尋ねしたいのは、三カ月と六カ月の九カ月で技能試験をする、そこは一級と二級は無理だから、基礎級というのをする、こういうわけですね。基礎級と単純労働者の違いはどうして...全文を見る
○笹野貞子君 この計画を見ますと、九カ月が済んで基礎級の免許を取ったら後は労働法関係が適用される就業になる、そこで給料ももらう、こういうことですね。そうすると、就労でしたら給料をもらうんじゃないですか。ただで働くんですか。違う違うと局長は言っていますけれども、無料ですか。
○笹野貞子君 済んでからですね。
○笹野貞子君 私とかみ合ってないんですが、私は九カ月終わった後の段階では就労できるわけですねと聞いているわけです。できますね。
○笹野貞子君 ですから、私は日本人の一般の労働者は外国人が九カ月やったよりももっと高度な仕事ができると思うんです。つまり単純労働者は入れないというその単純の中に、九カ月済んだら単純じゃなくて高度な技能者になって、日本人ができないような技術を持つことができるのですかと聞いているんで...全文を見る
○笹野貞子君 局長には力説していただいているんですけれども、しかしそれでなくとも今いろいろな問題が起きているわけですから、これの扱いをもし間違えば、国際貢献するんじゃなくて国際的にあちこちであつれきを起こす問題に発展はしないかというふうに私は危惧をいたします。そして、今のお話にも...全文を見る
○笹野貞子君 というのは、本当は日本人を受け入れるんだけれども、応募者がなかったからその余ったところに入れようと、こういうふうに受け取ってもよろしいんですね。  質問する時間がありませんから次に行きますけれども、そうすると、まず人数はどのくらい受け入れる予定ですか。
○笹野貞子君 一説によると、例えば中国なんかは何百万も送り込めるというような報道があります。もしそういう場合には、私などはその受け入れができるんだろうかという危惧を大変持ちます。  先ほど、労働省の皆さん方は、こういう講座というのはニーズに応じてと非常に格好よくおっしゃいますけ...全文を見る
○笹野貞子君 こういう法律をつくるときにはそういう計画はちゃんとつくってからやるべきではないかというふうに私は思っております。ですから、これからやりますでは非常に不安です。  時間がありませんので、一つお聞きしますけれども、私は連合出身ですから、私の所属している組合の代弁をしな...全文を見る
○笹野貞子君 もう時間なんですけれども、大変重大な問題ですので、大臣、この問題について、日本のこれからのあるべき姿とか目的というようなひとつ御決意をお聞かせください。
○笹野貞子君 終わります。
05月14日第123回国会 参議院 労働委員会 第7号
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○笹野貞子君 先日、大関安全課長にお世話になりまして、私もこの法案の審議をする上で安全とか衛生とかというものが現実にどうなっているかということで現場を視察に参りました。大関課長、大変ありがとうございました。  オーバーなことを言いますと、私たち人類の歴史というのはまさに働くとい...全文を見る
○笹野貞子君 大臣の独立変数論という議論は、大変私たち働く者にとっては力強いすばらしい議論だというふうに思っております。  そこで、午前中からあるいは今の御議論でもあったように、かつて勤労権というのはそういう非常にシビアなぎりぎりの限界を常に引き上げるというそういう考え方、まし...全文を見る
○笹野貞子君 私は、大臣のお考えは大変結構だと思うんです。しかし、現状の日本を見ると、理想像は掲げていてもそれになかなかほど遠い現状があるということもまた事実なんです。例えば午前中からやりましたように、過労死の問題、単身赴任の問題、それから住宅の問題、通勤のラッシュ、一極集中の問...全文を見る
○笹野貞子君 数字というのは割と説得力がありまして、私などは、日本は相当技術が進んでいるんじゃないかという間違った認識を持っておりました。今大臣も言ったように、手作業が多かったりするという盲点がまだすごくあるんですね。それが午前中からの議論の中でもあったと思います。労働行政として...全文を見る
○笹野貞子君 今度の改正ではそういうチェック機能を強化する、これはそれなりにいいと思うんですが、午前中のお話の中でも、つまり建議する側にそういう現場の人がいないとか、あるいは今度のこの快適職場のガイドラインが出ております。「快適職場の実現に向けて」という懇談会の報告書を拝見いたし...全文を見る
○笹野貞子君 せいぜいそういう意味でひとつ御努力いただきまして、働く者の意見、女性の意見、大変女性なんかも少ないものですから、そういう点では審議会の中とか懇談会に女性の意見も入れていただきたいというふうに思います。  それでは、時間もありませんのでちょっと具体的なことをお尋ねい...全文を見る
○笹野貞子君 それならば安心いたしました。  私が今度の改正で一番興味を持ったのは快適な職場という言葉でした。快適な作業所から職場という言葉に変えだというのは、これは先ほど大臣がお話ししたように、非常に働くということをグローバルにとらえて言ったんじゃないかというふうに私は解釈し...全文を見る
○笹野貞子君 ひとつ大臣、頑張って二十一世紀に向けてやっていただきます。  終わります。
05月19日第123回国会 参議院 労働委員会 第8号
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○笹野貞子君 先週の委員会の席上、私が提案しました勤労権の問題で、大臣と非常に貴重なお話をいたしました。大臣は、労働行政として勤労権というものの具体的な推進に対しては大変意欲をお持ちですし、この間のときには名前はともかくとして連合労働大学を二十一世紀に向けて一緒につくろうというこ...全文を見る
○笹野貞子君 私たち連合というのは、まさに組織労働者の集まりで、今までは組織労働者というものの待遇改善ということに一生懸命力を入れたわけです。しかし、この組織労働者の連合がみんなからよくやったというふうに褒められるのは、今度は未組織労働者をどうやって組織労働者と同じような待遇にし...全文を見る
○笹野貞子君 そういうふうにお答えいただくだろうと思って、私もそれではということになるんですが、業種を確定できない、今のようにいろいろと認定できないということですが、私は労基法の八条を見ると「家事使用人」というふうに業種を選定しているんじゃないかと思うんです。家事使用人という言葉...全文を見る
○笹野貞子君 先週の委員会のときに、私は勤労権のところで、勤労権というのは憲法の二十五条に合わせて健康で文化的ということを実現したものである。要するに、二十七条とともに二十五条というのがあるわけですから、生活の内容が向上していく。つまり今私ども連合は、ゆとり、豊かさなどというすば...全文を見る
○笹野貞子君 今大臣は堂々たる職業だ、誇りを持っている、こう言うわけですから、これはやっぱりそういう堂々たる職業に対してはもっと何かやるべき手はあるんではないかというふうに思います。先ほど局長は、特別加入制度、これは大工さんや左官屋さん、そういう一人親方の制度が既にあるわけなんで...全文を見る
○笹野貞子君 特別加入というのは難しいから特別に考えたわけですね。それが一般論ですっといくんでしたらそういう制度は要らないわけです。どうも私はそこら辺を論理的に納得していないので、局長さんが優しく言われるとそうかなと思いがちなんですが、ここで私は態勢を立て直して、要するに今社会的...全文を見る
○笹野貞子君 時間ですので、最後に大臣に御所見をお伺いいたしますけれども、これは女性問題と言っても過言ではない問題なんです。そして、いろんな意味でまだ不利益がいっぱいある部門です。そういう意味では、非常に女性に優しい大臣のことですから、先ほどどなたもみんな言っておりますように、こ...全文を見る
○笹野貞子君 終わります。
05月28日第123回国会 参議院 労働委員会 第9号
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○笹野貞子君 日本の憲法というのはどちらかというと無味乾燥な条文ですけれども、日本の国の一般的な国民の生活するある程度の基準というか、イメージを出しているのが二十五条で、二十五条の条文を見ますと、「健康で文化的な」という言葉が、これが生活には欠かせない一つのイメージとして出ており...全文を見る
○笹野貞子君 この「モモ」の中に出てくる示唆というのは、忙しい忙しいとみんなが言う。そして、忙しい忙しい、だからもう大変なんだという効率性ばかりを口にする。この主人公にタイム・イズ・マネー、タイム・イズ・マネーと、こう言わせるくだりがたくさん出てまいります。考えてみましたら、私た...全文を見る
○笹野貞子君 童話の世界で、私はこういう言葉を大変示唆に富んだ言葉だというふうに思いますが、自分だちで時間泥棒から自分たちを守らなきゃいけないというのは、これはつまり、一つの社会機構というんでしょうかね、その一つの大きな社会、その社会機構の中にもちろん政府、そして労働省が入ってい...全文を見る
○笹野貞子君 私は経営者の方、働くことが悪いことだというふうには決して言っておりません。つまり、こういう考え方というのは経営者じゃなくてみんな人類全部が考えることだ、だからどこか一つだけがそれを考えるというそういうやり方じゃなくて、人類全部が考えようということですから、大臣の言わ...全文を見る
○笹野貞子君 最後になりますけれども、今私たちは時短時短と盛んに言っております。しかし、私たちが生活にゆとり、豊かさ、文化というものを考えるときには時短が目的ではなくて、時短というのは、どう人間が人間らしく生きるかというそのために時短というのがあるわけですから、つまりその目的と主...全文を見る
○笹野貞子君 全くそのとおりなんです。つまり、仕事がおもしろくて仕方がないというのは仕事に対する情熱とか創造性とかそういうものがあるから仕事がおもしろくなるという、言っていることは同じなんですけれども、やっぱり仕事がおもしろくなるようなゆとりのある社会をつくっていただくようにひと...全文を見る
11月06日第125回国会 参議院 本会議 第3号
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○笹野貞子君 私は、連合参議院を代表して、総理の所信表明に対し質問をいたします。  冒頭に、私たち連合参議院は、全国民を代表する議員によって組織されたこの国会におきまして腐敗政治、腐敗政治家を追放することを決意し、与野党の立場を超えて、国会議員として、佐川事件の真相究明、再発防...全文を見る
○笹野貞子君(続) 先ほど述べました可処分所得の向上とこの労働時間の短縮を同時に実現させられるかどうか、本当に生活中心の政治を展開できるか、見解をお伺いします。  最後に、総理に介護休業制度の問題をお伺いします。労働省の婦人労働白書を見ましても、将来、親に介護の必要が生じた場合...全文を見る
○笹野貞子君(続) 御心情をお答えください。  以上で私の質問を終えます。(拍手)    〔国務大臣宮澤喜一君登壇、拍手〕
12月08日第125回国会 参議院 労働委員会 第2号
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○笹野貞子君 ことしの臨時国会の首相の所信表明演説の中にも再三出てまいりましたけれども、日本は生活大国をつくるんだという首相の演説があります。私たち働く者に対して、生活ということは非常に具体的なものを連想させなければいけませんが、生活大国という大国をつけたら一体何を連想するのか、...全文を見る
○笹野貞子君 本来でしたら、きょうは大変忙しいですのでここで質問を打ち切りたいんですけれども、せっかく大臣は大変経済や労働に御造詣が深いわけですから、もう一問、時間内に御質問させていただきます。  先ほどの大臣の御回答にもありましたように、私たち連合は働く者のゆとり、豊かさとい...全文を見る
○笹野貞子君 ありがとうございました。  終わります。
12月09日第125回国会 参議院 予算委員会 第6号
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○笹野貞子君 昨日の衆議院の竹下元総理の証言で、十月内五日……
○笹野貞子君 ああ済みません、もとい、参議院の。  十月五日は東京プリンスホテルで竹下、金丸、小沢、そして渡邊証人との会談が行われた際、渡邊証人はその支払いが竹下事務所が持ったということを御存じでしたでしょうか。また、もし知らなければ、だれが払うという御認識を持っておりましたか...全文を見る
○笹野貞子君 竹下氏の証言によりますと、渡邊証人は褒め殺し中止にかかわる善意の第三者であると言いました。事実善意向第三者であるならば、尋問にお答えにならをいというのはおかしいことであって、証言できないというのは、渡邊証人が善意の第三者ではなくて、皇民党の褒め殺しを中止させる直接の...全文を見る
○笹野貞子君 竹下証人が善意の第三者と言ったことに対してもあなたは証言を拒否なさるんですか。
○笹野貞子君 小沢一郎氏を総理にする会という会をあなたは御存じですか。
○笹野貞子君 小沢一郎氏を総理にする会というのを御存じですかと言っているんで、小沢一郎さんを御存じですかつて聞いているんじゃないんですが、会も知らないんですか。
○笹野貞子君 あなたはかつて東京佐川急便で経営者としてその手腕を発揮されたんですが、運輸行政にはたくさんの許認可事項があります。それを御存じですか。
○笹野貞子君 このたくさんの許認可事務に対してあなたは経営者としてどのようにお感じになっていますか。
○笹野貞子君 はい。
○笹野貞子君 あなたの会社は非常に急成長したんですけれども、この複雑な、困ったなと今おっしゃいましたですね、その複雑な許認可事務に対して政治家にアドバイスを受けたり解決を頼んだりしたことがありますか。
○笹野貞子君 今、私たちは本当の意味で民主主義の政治をつくろう、そして、きれいな政治をしようという政治家改草、政治改革に一生懸命に頑張っています。そういう意味でもこの質問をあなたにいたしたいと思いますけれども、政治家と秘書との関係というのはこれから大変重大になります。あなたは政治...全文を見る
○笹野貞子君 つまり、政治家の秘書からいろいろなものを頼まれたときには、あなたはそれが政治家から頼まれたと同じような効果を持つというふうにお考えですか。
○笹野貞子君 あなたは、先ほど金丸前副総裁、また竹下元総理の秘書を御存じだと言いました。何かこのような秘書から頼まれたことがありますか。
○笹野貞子君 思い出さないというのは。
○笹野貞子君 じゃ、全くないということですか。
○笹野貞子君 金丸さんの秘書も、竹下さんの秘書も、その他政治家の秘書から物を頼まれたことがないと断言なさるんですか。
○笹野貞子君 思い出せないということは、あるかもしれないということですか。
○笹野貞子君 何を頼まれたか、思い出せません。
○笹野貞子君 この問題は、ぜひともあなたにお答えをいただかなければ、私たち政治家も国民も非常に困ると思いますので、どうぞ勇気を持ってお答えください。  というのは、あなたは今裁判の進行中ですが、いずれ無罪となるか、あるいは有罪になるかもしれませんが、もし有罪になった場合でも、あ...全文を見る
○笹野貞子君 再喚問などという、そういうかた苦しい言葉じゃなくても、あなたは真実を語るということをなさいますか。
○笹野貞子君 時間ですので質問は終わりますけれども、あなたは、私が客観的に見ていても、あるときにはぬれぎぬを着せられたり責任をなすりつけられたりしたかもしれません。やっぱりそういうあなた自身の名誉回復のためにも、いろいろな意味でやっぱり国民の前に真実を語っていただきたいということ...全文を見る