笹野貞子

ささのていこ



当選回数回

笹野貞子の1993年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月19日第126回国会 参議院 国民生活に関する調査会 第2号
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○笹野貞子君 先生、きょうは大変参考になるお話をありがとうございました。私に与えられている時間が大変少ないものですから、いろんなことをお聞きをしたいんですけれども、大ざっぱな質問になることをまずもってお許しいただきたいと思います。  私も先生がお書きになりました、「海外社会保障...全文を見る
○笹野貞子君 ありがとうございました。
○笹野貞子君 本日は大変ありがとうございました。  先生はさすがNHKの御出身で大変流暢なお言葉でお話しいただきますので、先生のお話を理解するのについていくのに一生懸命になっておりました。  そこで、私は幾つか御指導いただきたいんですが、私は先生の対談を拝見いたしまして、「2...全文を見る
○笹野貞子君 ちょっと私の質問と違っておりまして、今の先生が言った日本の女性が結婚したくなる男性像というのは、雅子さんは女性の視点でしたけれども、男性の視点から先生はどのようにお考えになりますかという質問なんです。
○笹野貞子君 全部ですか。
○笹野貞子君 きょうは大変ありがとうございました。日ごろから皆様方の福祉に対する御活動、そして熱意に対しては大変敬意を表したいと思います。今後ともどうぞ変わらぬ情熱を持ってこの仕事を達成していただきますことをお願いいたします。  そこで、二、三御指導いただきたいというふうに思い...全文を見る
○笹野貞子君 終わります。
03月25日第126回国会 参議院 労働委員会 第2号
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○笹野貞子君 大臣、セクハラでは大分お疲れのようですけれども、今度は大臣のお得意の分野に質問を移させていただきたいと思いますので、これからは楽になるというふうに思っております。  実は、自分の知っている人がテレビに出たり新聞に出たりするということは、見ている人にとっては大変快い...全文を見る
○笹野貞子君 大臣の今のお考えは、減税に対する一つの指針として大変ありがたいことなんですけれども、金次郎は、民が栄えずして国は栄えない、民に重い税金をかけるならば民は労働意欲をなくしてますます働くことが嫌になってしまって、すると国がますます滅亡していくという、こういう議論なもので...全文を見る
○笹野貞子君 その点で一つお尋ねしますけれども、今日本は単純労働者は入れないということなんですが、この技能研修を終えると単純労働じゃなくなって技能労働になりますね。そういう場合には、帰国して再度入れるという場合にはどのように考えているんですか。
○笹野貞子君 時間がなくなりましたので、最後に大臣、大変お疲れだと思いますが、二つだけ聞いて終わりたいと思います。  というのは、私たち、社会党、公明党、民社党そして我々も入りましてパート労働法というのを提出いたしております。ところが、政府提案のパート労働法も出たというのが現状...全文を見る
○笹野貞子君 終わります。
03月26日第126回国会 参議院 労働委員会 第3号
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○笹野貞子君 三月二十三日ですから三日前になりますけれども、参議院の予算委員会で大臣がお答えになっている言葉の中に大変我々女性にとってはうれしい発言がありましたので、そのことについてちょっとお伺いさせていただきたいと思います。  この問題を取り上げましたのも、昨日からの審議を見...全文を見る
○笹野貞子君 何か問題は全く解決したように私は思うわけで、あとは松原局長の一言で決まるんではないか。だって、大臣が今揺さぶりをかけているわけで、揺さぶられたらいいわけです。初代局長というのは、いろんな意味で歴史的にすばらしいんじゃないでしょうか。  ですから、初代女性局長になる...全文を見る
○笹野貞子君 別に時期は私の方でとやかくは言いません。しかし、アメリカのクリントンじゃありませんけれども、チェンジです。今はすべて改革ですので、そんな伝統とかそういうことにこだわらずに改革ということで、特に労働省というのはそういう新しい社会を生み出す一つの省なわけですから、局長も...全文を見る
○笹野貞子君 問題はすべて解決されたようなきょうの御討議でした。  特に、村上大臣は、きのう後手後手は嫌だと、先手必勝というふうに言っていらっしゃいます。冊子の面ではちょっと一歩立ちおくれましたけれども、局の名称としてはまだ総理府の方も婦人という言葉を使っておりますので、どうぞ...全文を見る
○笹野貞子君 続きまして、本当に小会派というのは時間がなくて、いろんなことを御議論したいんですけれども、残念で、私はきょうは高齢者雇用の問題をやりたいとかねて思っていたわけですが、時間がある限りちょっと大臣に幾つか御意見をお伺いしたいというふうに思います。  日本の憲法の第二十...全文を見る
○笹野貞子君 私はきょうその部分を言いたかったわけです。ですから、働きたいという意思のある人に年齢というものが非常に大きな障害になってきている。だから、これからやっぱり労働行政としては年齢というものを、働くという意欲を持つこととかいろいろな問題をどういうふうにクリアするかというの...全文を見る
○笹野貞子君 そういう新規事業というのは、私は大変いいと思っておりますので、金額は別といたしましてもやはりそういう事業を進めていくべき時期にもう当然来ているというふうに思うんです。  ただ、きょう私が一番言いたいのは、高齢者雇用を促進するための働く条件として、ここにさきに調査し...全文を見る
○笹野貞子君 ことしの新規事業を拝見いたしますといろんなのがあるわけで、例えば先ほどもありましたシルバー人材センターとかあるいは快適な職場の形成事業に対する助成金とかいろいろあるわけです。私は、これからは高齢者雇用の中でいかにパートタイムとして働ける職場を確保し、そしてパートタイ...全文を見る
○笹野貞子君 終わります。
03月29日第126回国会 参議院 労働委員会 第4号
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○笹野貞子君 まず、レディス・ハローワークの設置の基本的な考え方からお伺いをいたします。  女性が働く、就職を探す場をふやすというレディス・ハローワークの設置というのは、基本的に私は非常に重大ですし、大変いいことだというふうに思っております。しかし、設置の順番を見ていきますと、...全文を見る
○笹野貞子君 それでは、ちょっと具体的にお聞きしますけれども、私は京都なんですが、今の御答弁を聞きますと、では京都は今設置する基準から外れて、その見込みがないということなんでしょうか。
○笹野貞子君 私も、京都の七条にある職安に何度も行っておりますけれども、京都というのは大変歴史も古いですし、特にこれからは京都は女性が非常に人口的に多くなってくる都市でもあります。  それで、七条を見ますと大変古くて汚くて、私が行きましてもちょっと入りづらくて、特に階段は外に出...全文を見る
○笹野貞子君 本当に大臣は、先ほどから女性に御理解があるということですので、京都の七条の職安の建物の外に階段が出ていまして、それで本当に下から見える階段で、私なども何度も行きましたけれども、非常に上るときに一種嫌な思いをしているわけですから、そこのところ至急にあの階段だけでも下か...全文を見る
○笹野貞子君 次に、女性の雇用について、保護か平等かという古くて新しい問題にちょっと触れてみたいというふうに思っております。  日本国憲法の十四条には「法の下に平等」という規定があります。この「法の下に平等」という大変理想の高い条文ですけれども、これをやっぱり現実の問題としてそ...全文を見る
○笹野貞子君 均等法の運用で、男子のみ募集は禁止する、女子のみ募集は許されるということになっていることは今局長のお話でももちろんわかりましたし、理解をするんですけれども、ではこの佐野教授のような論法からいきますと、結果的には、この均等法も女子のみ労働が徹底して男女の雇用の機会が均...全文を見る
○笹野貞子君 では、もう一つお聞きします。  セグレゲーションという現象についてお聞きします。これは職の分離とでも言うんでしょうか、ジュリストの「日本的差別の構造」という論文があるわけですが、私はこの論文をどうしてきょう御紹介するかというと、労働省が一番大切にしている花見忠教授...全文を見る
○笹野貞子君 真理は単純なところにあるということわざがあります。また、単純なものこそ重大だということわざもあります。このレディス・ハローワークというすてきなピンクの紹介所が、今私が読みました論文のように女子のバートとか縁辺労働と言われるような非常に保護的な労働を紹介する場所になる...全文を見る
○笹野貞子君 終わります。
04月01日第126回国会 参議院 予算委員会 第13号
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○笹野貞子君 民主改革連合の笹野と申します。  まずもって岡証人に私はお願いしたいことがあります。なぜかといいますと、私たち政治家というのは国民の信頼を得るために、そして正しい民主主義の社会をつくるために、政治とお金という関係がきれいな政治家であるために不正な事件があったときに...全文を見る
○笹野貞子君 そうしますと、故悦子夫人とは非常に長い間の信頼関係ということになりますね。先ほど、悦子夫人は最初は一億であったけれども、それが大変膨大な三十四億ですか、に膨れ上がったといいますけれども、私も女性の一人ですけれども、一億のときには一生懸命自分でやったかもしれない、しか...全文を見る
○笹野貞子君 そのようにもしそれだけ株式に精通されている悦子夫人が、金丸、夫の名前を出したくない、隠したいと申し出た、その意味は何だと岡証人はお考えになりますか。
○笹野貞子君 あなたも腕ききの証券マンであるならば、そういう途方もないことを言われたときにはどういうふうに対処なさるんですか。
○笹野貞子君 あなたは先ほど、信頼され、そして相手は大変大物、そういう立場にある方が、何かこれは知られて悪いことがあるということは、知られたら困るわけですから、そういうときに指南役のあなたが道義的責任とかあるいは適切なアドバイスというのはできないのですか。
○笹野貞子君 では、お聞きいたしますけれども、あなたはこのように述べているということを報道で知りました。頼まれて断れなかった、そして断ることが怖くてやめられなかったと述べているそうですが、これは今仲副社長ですか、の中にありますけれども、断れなかった、そして断ることが怖かったと言い...全文を見る
○笹野貞子君 先ほどの質問の中で、この一件のいろいろのもろもろの事件に対して、自分は全然罪の意識はなかったと、そのときはなかったと、こう言っておりますが、今いろんな事実が出てまいりました。今あなたはそういう認識をお持ちですか。
○笹野貞子君 終わります。
04月16日第126回国会 参議院 国民生活に関する調査会 第3号
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○笹野貞子君 老人問題を考えるときには、これは人類であるならば必ずやだれしもが経験することなわけですから、きょうこの場において私たちは立法府だ行政府だというそういう立場ではなくて、自分のこととしてこの問題をしっかりとやっぱり考えていかなければならないという共通認識を持っていただき...全文を見る
○笹野貞子君 それでは次の御質問をさせていただきますけれども、非常に心強い、そういう何の障害もなくスムーズにいっているとなれば、そういう各省庁をまとめてどんどん高齢化社会のためにやっていただくとなると、まずスタッフは何人おりますか、そして予算は幾らですか。
○笹野貞子君 今十四人とおっしゃいましたけれども、省庁は十七あるとおっしゃいましたから一省庁一人も足らないということなわけですね。そして、予算が一億といいますと、何か私も国会議員をやりますと大きなお金の単位になれてしまいまして、何兆というのを聞かないと何かおかしいんですけれども、...全文を見る
○笹野貞子君 何か調査研究といいましても、たった一億で十四人の給料を払って、そのほかの事業というと、これは何もできない、ただ口だけという省庁でしょうか。
○笹野貞子君 これから超高齢化社会という大変な社会に突入するそういう時期に、最もかなめとなって推進していく対策室が、非常に人員も少ない、予算も少ないということは、急に私などは不安に陥りますので、どうぞひとつこれからはそういう点ではきちっとした体制を整えていっていただきたいというふ...全文を見る
○笹野貞子君 それではお尋ねしますけれども、看護婦さんが違いかなければ、医者の養成はどうして厚生省はなさらないんでしょうか。
○笹野貞子君 実情はわかりましたけれども、何が何なのか、よくわかったようでわからないので、どうして看護婦さんもお医者さんと一緒に文部省の学校教育をなさらないんですか。
○笹野貞子君 残念ながらまたよくわからないんですけれども、結果的には、じゃ医者はもう文部省に任せる、しかし看護婦さんの養成は厚生省でやると、こういうことですか。
○笹野貞子君 そこらで養成するというのはどこらで養成するのかよくわかりませんけれども、今量的質的という言葉をお使いになりましたけれども、これは私からいいますと、量はわかりますけれども質は全然違うと思います。  例えば、私の研究によりますと、厚生省が養成している看護婦さんにかける...全文を見る
○笹野貞子君 一生懸命お答えいただけばいただくほどわからなくなるという、本当に申しわけないような気持ちなんですけれども、私がきょう言いたいのは、だから厚生省はやめろという意味ではなくて、やはりこれからも厚生省は看護婦さんはただ職場に送り出せばいいんだという、そういう発想ではなくて...全文を見る
○笹野貞子君 女医さんのやめる数はわかりますか。質問の二番目でしたけれども、看護婦さんは年間に五万ぐらいやめていく、では女医さんは何か事情があったときにやめる数はつかんでおりますかと聞いております。
○笹野貞子君 私の推計からすると、やめるはずがありません。仕事や社会的なステータスとかいろんな意味で、どんなに苦労があっても頑張りがいがあるから頑張るわけです。私は、なぜ看護婦さんがこれだけ一年に大量にやめていくのかという、その基本線を厚生省はもっと真剣に考えて、看護婦さんのやっ...全文を見る
04月20日第126回国会 参議院 労働委員会 第6号
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○笹野貞子君 一般論といたしまして、人格のある人という問いに端的に答えるならば、非常に先見性に富んだ人あるいはその先見性を現実にマッチさせて一つの哲学を持った人とでも言えるでしょうか。国際関係あるいは国家でもまさに私はそうだというふうに思います。日本の国を将来に向けて先見性を的確...全文を見る
○笹野貞子君 このごろ褒め殺しという言葉もありますのであれですけれども。  つまり、私が言いたいのは、先ほどもわかりやすい法律、そして法の安定性とかもろもろのことを考えますと別に五年と切る必要はないんで、何か国際的な問題が起きたとき、あるいはその法を変えなければならないときに考...全文を見る
○笹野貞子君 これは今後の課題としまして、国際的な対応というんでしたら五年なんというのは長過ぎますよね。もう一年か二年で変わるわけですから、それは五年の理由にはならないと思いますので、ひとついい方法を考えていただきたいというふうに思います。  さて次に、この漁業の国際協定を見ま...全文を見る
○笹野貞子君 今京都におきまして国際捕鯨委員会が開催されているわけですけれども、今の状況から見ますとどうも日本は非常に分が悪い。三分の二の賛成があると全面的に捕鯨というのは禁止されてしまうような状況ですし、今日本が捕鯨を許可される可能性は薄いんではないかという大変危倶を私は持って...全文を見る
○笹野貞子君 そこで、続けてお尋ねしたいんですけれども、どうも今の国際情勢を見ていますと、鯨の肉を食べることはけしからぬ、しかし牛肉を食べるのは構わない、鯨の肉を食べる国は野蛮だというような、そういう国際世論の中で日本は押されぎみになっているわけです。私にしますと、鯨の肉と牛肉と...全文を見る
○笹野貞子君 これから山場にかかるわけですけれども、そういう意味ではどうぞ日本の立場をしっかりと国際環境の中で示していただきたい。水産資源に頼っている日本の国としては、やっぱりそういう観点も世界の中で認めてもらうような努力をしていただきたいというふうに思いましたので、あえて大臣の...全文を見る
○笹野貞子君 私は、この法律を読ませていただきまして、これは離職をした人に対する手厚い保護と次の就職に対する温かい配慮の法律ですので、実にいい法律だというふうに思っております。  しかし、この法律に係る方は非常に保護されるけれども、この法律に係らない方は保護が薄いとでもいいまし...全文を見る
○笹野貞子君 終わります。
04月21日第126回国会 参議院 土地問題等に関する特別委員会 第3号
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○笹野貞子君 先ほどの御論議の中で、長官の御発言で、どうも日本は人口動向に対しては非常に速やかな調査結果があるけれども土地のことに対しては非常に少なくて感心しているという御発言がありましたけれども、長官が感心するほど土地の問題については非常にいろいろなデータが不足しておりますし、...全文を見る
○笹野貞子君 この院の委員会で審議の際に、国土庁は何度も、国主導ではない、これは市町村、県の自主性を尊重する地域主導型の考え方をとっている法律だということが議事録でうかがわれるわけですけれども、新聞等で読みますと、各地方は余り聞いてないとか、我々を無視したというようなことが書かれ...全文を見る
○笹野貞子君 それにあわせて、今までは国が主導して決めていく。今度はそうじゃない。地方の知事のあるいは市町村の意見を酌み取った場合に、今までの法律の経過、いろいろなプロセスですね、にとってこの法律の方が何か簡素化できるのか、それとも速やかに事務手続ができるのかあるいはできないのか...全文を見る
○笹野貞子君 この法律が制定されるとき、参考人として地方の市長さんだと思いますが、意見を述べた際に、こういう法律ができて地方の意見を酌み入れるということは大変表面的にはいいけれども、それを策定するまでの間膨大な事務的な手続を経て地方の人たちはもうそれにかかるエネルギーでふらふらに...全文を見る
○笹野貞子君 せっかくいい法律ができたわけですから、国土庁はまさに調整機能を生かしていただいて、この法律がその理想を達成するように御努力をいただきたいというふうに思います。  先ほど国土庁の新しい事業といたしまして土地基本調査を行うということをお聞きいたしました。[真理は単純な...全文を見る
○笹野貞子君 もし、これが非常に精度の高いものであるならば私は大変結構なことだというふうに思います。  先ほどの御議論の中で、土地の評価のことは調査がしてないということをお伺いいたしましたけれども、私たちが一番知りたいのは価格のことなわけで、価格が出ないとなるとちよっと心もとな...全文を見る
○笹野貞子君 終わります。
04月23日第126回国会 参議院 国民生活に関する調査会 第4号
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○笹野貞子君 何かと不平等が目立つ現在の社会の中で、全く平等なものは時間の経過だというふうに思います。一刻一刻本当にみんなに平等に老いと死が迫ってまいります。まさに他人事ではなくて自分のこととしてみんなが考えなければいけない問題です。  そこで幾つかの質問をさせていただきたいの...全文を見る
○笹野貞子君 ぜひとも私が間に合うようにひとつ急いで開発をお願いいたしたいというふうに思います。  続きまして、文部省にお尋ねをいたします。厚生省からいただいた資料を見ますと、看護職員需給見通しという表がありまして、その表を見ますと平成五年度、ことしですが、看護婦さんの実際に必...全文を見る
○笹野貞子君 今の御発言によりますと、学校教育を担当しているのでというのがありましたけれども、では看護というのは学問ではないんですか。
○笹野貞子君 何だかよくわかりませんでしたけれども。  一時、医者が非常に足りなくて一地方自治体に一医学部をつくるという時代がありました。そして今医者は足りているわけですが、今看護婦さんが十万人足りないという現状に対して、文部省は、看護学の教育というものに対する責任は余り感じら...全文を見る
○笹野貞子君 では、次の数字にちょっと御感想をいただきたいんですが、アメリカの看護教育を見ますと、四年制大学で看護学をとっている人が八万六千四十三人おります。日本の大学の看護学を見ると二千五百二十七人です。アメリカの大学の看護の博士コースをとっている人は二千三百九人です。日本で博...全文を見る
○笹野貞子君 現状分析はわかっているわけですけれども、それで文部省はどう思っているかということが一言もありませんでしたね。  最後の質問になりますけれども、医学という学問は文部省がしっかり押さえていらっしゃる。ところが、看護学という学問は、厚生省がやっていても、それに対して文部...全文を見る
○笹野貞子君 何か本当によくわからなくて、もっと質問したいんですけれども、時間がありませんのでこれでやめますけれども、かなり看護学の方 がおくれている、しかし高齢化はかなり進んでいるんです。そのギャップが非常に大きいということをもうちょっと自覚なさらなければ、高齢化社会に対応で...全文を見る
○笹野貞子君 まず第一に、農林水産省にお尋ねをいたしたいと思います。  一九七〇年、国際婦人年という年がありまして、私たちは女性の地位向上のためにいろいろな方面で頑張った経験を持ちますが、それ以前にもう戦後間もなく農林省では農業の生活改善グループというのをつくりまして、農業家庭...全文を見る
○笹野貞子君 この問題は非常に大きな問題ですし、また急務だというふうに思いますので、ひとつ腰を据えて取り組みをしていただきたいというふうに思います。本来でしたらもっとお聞きをしたいんですけれども、せっかく三省庁が来ておりますので、続いて運輸省の方に移らせていただきたいというふうに...全文を見る
○笹野貞子君 高低差五メートルというのはわかるんですけれども、一日五千人というと普通の在来線とか農村地帯とか、そういう余りたくさんないところはつかないということになりますと、農村地帯とか過疎地帯とか非常に高齢者が多い地帯がつかないということにはなりやしませんでしょうか。五千人とい...全文を見る
○笹野貞子君 いただきました資料の三ページに「運輸に係る高齢者・身体障害者等対策」とありますけれども、今のお話を聞くと、高齢者対策じゃなくてたくさん乗るところを対象、こういうことですから、高齢者というのはちょっとこれ看板に偽りありというふうにとっていいんでしょうか。
○笹野貞子君 その御説明にはちょっと納得いかないんで、先ほど農水省の御説明を聞きますと、農業地帯は二十年も高齢化が早くなって非常に高齢者が多いという御説明がありました。運輸省で高齢者に対するこういう資料を配付していただくならば、ちょっと中身と今の御説明とは私は大分違うと思います。...全文を見る
○笹野貞子君 それを御理解しちゃったら高齢化問題対策にならないわけです。ですから、人に優しい運輸というんであるならば、今の御説明を聞くなら、もうけないところはもう見殺しにする、もうかるところを優先、こういうことになって、もうからないところは優しくないというふうに受けとめられるわけ...全文を見る
○笹野貞子君 大変私は心強いというふうに思いますけれども、しかし、高齢者の方は借りても返すというときになると大変だというふうに思います。  時間ですのでそこまでは質問できませんけれども、ひとつ返済は利息を安く、そして返済しやすいようなそういう優しい方策をとっていただきたいという...全文を見る
05月12日第126回国会 参議院 本会議 第15号
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○笹野貞子君 私は、民主改革連合を代表し、議題となりました労働基準法及び労働時間の短縮の促進に関する臨時措置法の一部を改正する法律案について、総理並びに関係大臣に対し質問をいたします。  私たち民主改革連合は、国民生活のゆとり、豊かさの追求を最大の公約として掲げ、議席をお預かり...全文を見る
05月13日第126回国会 参議院 労働委員会 第8号
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○笹野貞子君 昨日、本会議で私は代表質問をさせていただきました。その代表質問で、私が幾つか大きな質問をさせていただいたわけですけれども、その中で首相が経済的な問題に対しては全面的に私の意見に賛成していただきました。  もう一度繰り返しますと、こういう部分でした。時短が経営上の革...全文を見る
○笹野貞子君 大臣の御発言には私も賛同ですけれども、速やかにというのは、まだ審議をやらないと、余り急いで可決するのもちょっとどうかと思いますので、もうしばらく審議をさせていただきたいですし、大臣の今の御発言を聞きましても、そのすばらしい理念を実現するためには幾多のまだ現実問題が横...全文を見る
○笹野貞子君 そうするならば、その国際的な基準というのが非常に一つの大きな労基法の基準になると今おっしゃったわけですが、今度法律の中じゃない省令の中に、最も国際的に基準がおくれている部分を省令に任せてしまうというのは、これは考えたら本末転倒な議論でして、基準が非常にわかりやすいよ...全文を見る
○笹野貞子君 何か大分言いにくそうな御答弁でしたけれども、もしも実質的に法律と変わらないというのであるならば、労基法と憲法二十七条には法律で定めなさいと書いているわけですから、もしも労働省が国際基準に物すごくおくれている部分で、これは何としてでも国際水準に合わせようという意気込み...全文を見る
○笹野貞子君 そうしますと、私たちこの立法府というのは、八時間にするか九時間にするか七時間にするかという、そういう時間を決めるという、つまり文化というもの、時間というのは私は人生にとってどうあるべきか、労働にとってどうあるべきかという文化の部分だと思いますけれども、立法府というの...全文を見る
○笹野貞子君 この問題は、私は非常に大きな問題だと思っております。ですから、私たち憲法四十一条に定められている唯一の立法機関というこの立法権というのはどこからどこまでを言うのか。これは非常に大きな問題で、審議会というものとどうかかわっていくのかという問題は、私は一度ゆっくり議論し...全文を見る
○笹野貞子君 その千八百時間を計算するのはいいんですけれども、計算の仕方を私は聞いております。  というのは、毎月勤労統計調査というのは、これは調査の仕方が民間と大分遣うんです。民間の個人調査であるところの労働力調査と比較すると、今でも時間が男性の調査が三百時間ぐらい違うんです...全文を見る
○笹野貞子君 ですから、やり方によって全く違うんだと言われてしまうと、千八百時間といっても信用はできなくなりますね。この両方の調査を見ますと、女性は意外とぴたっと合っているんです。女性の場合には余り残業もしなければそういうことがないので、両方の調査は女性の方の数値を見るとやや一緒...全文を見る
○笹野貞子君 仕組みは違ってもどうでもいいんですけれども、結局、サービス残業を抜かしちゃって残業がないかのような統計が出てきたならばそれは全くごまかしになりますから、その点はやっぱり信憑性のある統計のとり方をとるようにしていただきたいというふうに思います。  さて、最後になりま...全文を見る
○笹野貞子君 この問題につきましては、私も後日のこの委員会でまた質問させていただきますので、きょうは時間ですのでこれで終わります。
05月18日第126回国会 参議院 労働委員会 第9号
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○笹野貞子君 私は、民主改革連合の笹野と申します。  きょうは参考人のお三方の先生方、お忙しいにもかかわりませず私どものために御意見をいただきまして大変ありがとうございました。  この労基法の改正につきましては、昭和二十二年以来、日本の労働条件のいろいろの問題につきまして、週...全文を見る
○笹野貞子君 今の御発言の中で基盤が整備されていないうちにという御発言がありましたので、私どももこれから女性の労働に関するもろもろのことに対しましては今の御発言を十分検討させていただきたいというふうに思っております。  なお、松本参考人に対しましては、これからこういう労働法の中...全文を見る
○笹野貞子君 私の持っている時間は二十三分までで、成瀬参考人には大変申しわけありませんけれども、最後に、私も早口で言いますので、どうぞ成瀬参考人も早口で二十三分に終えていただきたいというふうに思います。  さて、今回のもろもろの改正につきまして日経連の三鬼副会長が「経営者」とい...全文を見る
○笹野貞子君 先見性というのはいい方に向かうものであって、今から悪いことを期待しながら先見性というのはちょっと私は納得いきませんので、どうぞきょうお帰りになりましたら、日本の働く者が住みやすい社会をつくるための経営者という先見性を出していただきますことをお願いいたしまして私の質問...全文を見る
05月19日第126回国会 参議院 土地問題等に関する特別委員会 第4号
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○笹野貞子君 民主改革連合の笹野と申します。  きょうは、三人の参考人の先生方、大変お忙しいところをありがとうございました。  私は、都市計画の問題で秋山参考人に御質問をさせていただきます。  都市計画というのは、先生の先ほどのお話を聞いていますと、何か新しいところに都市を...全文を見る
○笹野貞子君 ちょっと信じられない話なんですけれども、それをどうするかという具体的な例、今ないというところの問題ですね。
05月21日第126回国会 参議院 国民生活に関する調査会 第5号
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○笹野貞子君 本日は、先生大変お忙しい中、ありがとうございました。  先生のお話は特に女性にとっては何かバラ色の世界がこれからあらわれるのではないかと大変心強く思いました。先生もお疲れのことだと思いますので、先生にとっては簡単で、鼻息で飛ばせるような質問をさせていただきたいとい...全文を見る
○笹野貞子君 ありがとうございました。
○笹野貞子君 きょうは先生大変ありがとうございました。また、長時間大変お疲れさまでございます。  先ほど、先生の御持論であります高齢者の定義を変えるというのは、大変私も興味を持ちました。先ほどの御説明では、健康の面から変えるというふうな先生の御説明がありましたけれども、ちょっと...全文を見る
○笹野貞子君 私も七十三歳まで働けるように今から健康に留意をしなければいけないというふうに思いながら聞いておりました。  さて、最初の島田参考人のお話を聞いていますと、女性にとっては本当にバラ色の来世紀という感じがしたんですけれども、小川参考人の話を聞くと、急に奈落の底に突き落...全文を見る
○笹野貞子君 大変興味を持ちました。それで、スウェーデンは先生も御指摘のように出生率が戻ったわけです。この出生率が戻ったというのは、いろいろな手当てをいたしました。そして家族に優しい政策ということでした。  先ほど島田参考人も、これからの社会はそうなる、男性がそういうふうになる...全文を見る
○笹野貞子君 ありがとうございました。
05月25日第126回国会 参議院 労働委員会 第10号
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○笹野貞子君 大変お疲れのところですけれども、最後の質問をさせていただきたいというふうに思います。  一般的に社会権と呼ばれる労働法というのは、まさに日本の新しい民主主義に生まれてきたそういう法律であるし、その法律を具体的に実現する労働省というのはまさに若い省であって、大臣が非...全文を見る
○笹野貞子君 これからの日本というのは、まさに女性と高齢者の労働というのをいかに有為に生かせるかということにかかっているというふうに思います。そういう意味では、女性の勤務形態も非常に多様化してまいりますので、やはりすべてが後手後手に回らぬように、こういうことも起こり得るだろうとい...全文を見る
○笹野貞子君 部長、お願いですけれども、どうも語尾がちょっと聞き取れないんです。私の年のせいでしょうか。それで、最後の語尾のところをしっかりと言っていただければ大変ありがたいというふうに思います。  それでは、週四十時間にする、そして時短を促進するためだ、それが大きな目的だと言...全文を見る
○笹野貞子君 数字というのは非常におもしろくて、本当に一つの手品みたいなときもあるんです。ですから、数字で言われるとそうかなと、こういうふうに思うんですが、これがなかなか惑わされることがありまして、今の部長のお話では週時間ばかり言っているんです。年間総労働時間の短縮というのがどこ...全文を見る
○笹野貞子君 しかし、私のシミュレーションはちゃんと祝日を休日に入れているわけですから、決して法には触れないわけです。ですから、目いっぱい所定内労働時間を使おうと思えばこの計算は決して間違いじゃないんですね。ですから、今週労働時間四十時間にしていない企業、そして週休二日にしていな...全文を見る
○笹野貞子君 部長は念頭に置いたと言いますけれども、それは部長は念頭に置いていただくのは一向に構わないんですけれども、しかし法に触れないように、労基法に触れないように計算をすると簡単に休日、時短にはならないという結果が出ますね。  例えば、こういうのはどうでしょうか。もう一度や...全文を見る
○笹野貞子君 部長は、今よくないとおっしゃったんですね。その言葉は重みがあると思うんですよ。労働基準法というのは、勤労者にとって明らかによくないという結果が出たときには、これは法制度によってその公正を保っていかなきゃいけないんで、それが明らかによくない、この運用の仕方が明らかに時...全文を見る
○笹野貞子君 多分、部長はフランスのことを読まれたのが頭にあったのか、あるいはそういう変形労働制が部長の認識の中にあったのでしょうか。先ほど、武田委員との質問のやりとりの中で、労使協定でもってしなきゃいけないというようなときに、それでもってむだな時間が省けるんだと、こういうふうに...全文を見る
○笹野貞子君 フランスの変形制に造詣の深い部長としては、ちょっと説得力がなくて、私は余りよくわかりませんでした。この変形労働制というのは、勤労者にとっては非常にデメリットになる危険なものであるから、これを採用するときには幾重にもチェックをしているというのがフランスの制度です。それ...全文を見る
○笹野貞子君 本当は、きょう私もフランスの数式をちゃんと持っていますので、労働省が描いているこの変形労働制を使うと、これだけの時間を休んでこれだけの年休をとると千八百時間以下におさまって週休二日になるんだという、それはやっぱりモデルケースを出さないと、ただそういうふうになるものと...全文を見る
○笹野貞子君 ありがとうございました。
05月31日第126回国会 参議院 国民生活に関する調査会 第6号
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○笹野貞子君 私は、急激に進む高齢化社会に向けて、以下七つの項目に分けて簡略に意見を述べさせていただきます。  まず第一、高齢者の社会参加について。  私たちがつくり上げなければならない高齢化社会は、停滞した社会ではなく、高齢者もその蓄積してきた貴重な知識、技能をもって積極的...全文を見る
06月01日第126回国会 参議院 労働委員会 第11号
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○笹野貞子君 今度の労働基準法の改正の最も一番のポイントというのは、ゆとり、豊かさというのを実感できる、そういう生活大国になるための一つの目的達成のための手段だというふうに私は受けとめております。しかし、ゆとり、豊かさという言葉はこれは質の問題ですから、質というのは何か比較するも...全文を見る
○笹野貞子君 エデンの園で苦役を与えられたのは古代の話で、現在はまさに大臣がおっしゃられたように労働の喜びというのを感じるという時代になりました。  しかし、今おっしゃいましたようにこのバランスというのが非常に重大ですし、今大臣もそのために一生懸命に労働大臣として頑張らなきゃい...全文を見る
○笹野貞子君 今の部長のお話からしますと、この間私が今の法規をそのまま使うと千八百時間にはならないんだということを盛んに力説したわけですけれども、今のお話でいきますと、千八百時間にするためには三十五日の休日増ということを念頭に置いているというふうに受け取っていいわけですか。
○笹野貞子君 つまり、部長の今のお話からすると、やはり変形労働制というものはその運用方法を間違うと長時間労働になるということだけの御認識はしっかり持っていただけたというふうに思いますので、その御認識が大変重大だというふうに思いますので、その点は私と共通認識ですね、部長と私とは。
○笹野貞子君 そこまで認識が一致したということは大変うれしいことだと思います。その認識があることによって、つまり労働行政としてどういう対処が必要かということが始まるわけですから、その辺どういう対処が必要かということを具体的に説明するとどうなりますか。
○笹野貞子君 十分検討する、努力するといいましても、努力という言葉は非常にいい言葉なんですけれども、努力というのは結果じゃなくてプロセスなんですね。努力した結果だめだったということもあるわけですから、そういうことのないように努力という言葉を使っていただきたいというふうに思います。...全文を見る
○笹野貞子君 部長のお話を今聞いていまして、別に悪いとは言わないんですけれども、具体的な例がちっともお話の中になくて、そういう枠組みをつくるように努力しますとかレールをつくりますとかそういうお話なんで、つまりドイツのどこをまねるとそういう枠組みができ、ドイツのどこを参考にするとレ...全文を見る
○笹野貞子君 私がドイツの労働法のことを勉強しましたのは、「各国の労働時間制度の運用実態」というのと「比較労働法」というもので学んだんですが、部長も同じものを読んでいらっしゃると聞きましたけれども、一緒ですね。
○笹野貞子君 そうすると、話は非常に早いですね、同じ書物を読んでいるわけですから。この間の委員会のときも、フランスがこの変形労働制を導入するときには、これは企業の方の時間の弾力の効率化を上げるために導入したというふうに書いてありまして、それは部長もそうだとおっしゃいました。  ...全文を見る
○笹野貞子君 つまり、私がこの質問をいたしますのは、フランスが導入するときも、ドイツが導入するときも、やはり営業上のメリットを優先して入れたという事実なんです。これを労働行政として認識していただかなければ困るんです。  フランスもドイツも入れた動機はそういう動機ですが、しかしこ...全文を見る
○笹野貞子君 つまり、私が言いたいのは、一つの例として、既にもう所定の八時間労働をし、そして休日も百二十日とり、きちっとした企業の中で、もしも変形労働制を使って休日もふやさない、所定の時間も変えない、しかも変形労働制をそのまま使って、全く現状維持で何も休日がふえないという場合には...全文を見る
○笹野貞子君 つまり、私は一つの例として、変形労働制という危険を含んでいるようなものを導入したときには、外国の例とかいろんな例をきちっと理解した上で、これが時短に進むようなやり方ならば労働省は大いにそれはいいと思うんですが、時短に進まないような逆行するような方法はしっかりと歯どめ...全文を見る
○笹野貞子君 ありがとうございました。
○笹野貞子君 私は、ただいま可決されました労働基準法及び労働時間の短縮の促進に関する臨時措置法の一部を改正する法律案に対し、自由民主党、日本社会党・護憲民主連合、公明党・国民会 議、民社党・スポーツ・国民連合及び民主改革連合、各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。  ...全文を見る
06月10日第126回国会 参議院 労働委員会 第13号
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○笹野貞子君 よく参議院改革という言葉がありますけれども、なかなかこういう機関を改革するというのは遅々としておくれているわけですけれども、きょうはこの長時間の審議の中に休憩を入れて英気を養うということが初めてなされました。私も今疲れをとりまして非常に元気いっぱいで質問ができるとい...全文を見る
○笹野貞子君 実は、この法律につきましては、松原局長は殊のほか非常な熱の入れ方で、この委員会の前に私は相当時間局長と論議をいたしまして、本来で言うならばもうこの委員会で質問することのないぐらい論議をいたしました。そういう点では、松原局長の情熱はよくわかるんですけれども、しかしこの...全文を見る
○笹野貞子君 労働基準法の改正のときにも、私がフランスとドイツの例を出して、こういう労働法規というのはどういうふうな形態であるべきかということをお話しさせていただきました。  力のバランスのないときには、いかに労使の自治といえども、国家というのは一つのこれからの展望、先見性とい...全文を見る
○笹野貞子君 今のお答えでは八十四万人も官公庁の中にパートがいるという実態がわかりました。  そこで、きょうは総務庁、自治省、文部省、郵政省をお呼びいたしております。どうぞよろしくお願いをいたします。  さて、総務庁にお聞きいたしますけれども、この八十四万人の内訳をちょっと教...全文を見る
○笹野貞子君 二十一万六千というのはどういう分類になっているのかお答えいただきたいと思います。
○笹野貞子君 総務庁からの資料をいただきました。これは先週の月曜日に資料をいただきたいというふうに通告したのですが、資料を持ってきたのはけさでした。何か陰謀があるんじゃないか、私に予習をさせないつもりじゃないかというふうに私は疑ったのですけれども、こういう資料を早くいただきますと...全文を見る
○笹野貞子君 この約三万四千という非常勤講師は公立ですか、それとも私立ですか。
○笹野貞子君 では、私立の非常勤講師の数はどのくらいですか。
○笹野貞子君 私立大学の非常勤講師の一こま当たりの単価は幾らですか。
○笹野貞子君 では、公立の非常勤講師の単価は幾らですか。
○笹野貞子君 では、物事は親切ついでということがありますから、国立をついでに言っていただければ非常に早いんですけれどもね。
○笹野貞子君 私は、私学の大学で講義をしている者ですけれども、私の周囲に非常勤として大変に苦しい生活を強いられている人がいっぱいいるわけです。私学の方はわからないというふうにお答えになりましたけれども、しかし六万六千人も私学に非常勤講師がいるんです。六万六千人の人がわからないまま...全文を見る
○笹野貞子君 随分何というんでしょうね、白々しいというか無責任というか。  私にしましたら、この資源のない日本は何をもって国家の繁栄かというと、私たちは本当に知恵と能力を出し合いながら戦後のこの日本を築いてきました。これからの日本も人的資源というのは大変に大きいんです。いかに教...全文を見る
○笹野貞子君 そんなこと聞いているんじゃないんです。しかし、私はきょうは文部省だけじゃないわけですが、聞くところによりますと日本は非常に縦割り行政で、特に文部省は非常にそういう点では権威主義だというふうに聞いております。  これから労働省は、先生といえども働く人です、そして勤労...全文を見る
○笹野貞子君 それは、今後把握する必要はないとお考えという意味ですか、それともたまたま把握してないということは反省の色を込めて言っているんですか。
○笹野貞子君 ちょっと語尾がわかりません。今後の、何ですか。
○笹野貞子君 今検討を行っているところでありますと言ったんですか。
○笹野貞子君 じゃ、どういうふうにいつその検討が終わって、いつ実態調査をするという結論は出そうなんですか。
○笹野貞子君 私でも大体いろんなことがわかりますのに、自治省が何も実態を把握していないというのは非常に不思議な現象だと思います。  例えば、ホームヘルパーとか保母さんとか、そういう人はみんな非常勤なんです。この人たちこそパートタイマーとして非常に待遇の悪い条件の中で、しかも最も...全文を見る
○笹野貞子君 そういうことがあると理解しておりますということは、何もつかんでないという意味なんですか。どういうふうに聞いたらいいんですか。そういう言葉は、非常に私は困っちゃうんですけれどもね。
○笹野貞子君 何ですか。済みません、もうちょっとはっきり言ってください。
○笹野貞子君 何にもわからないんですけれども、もう一度わかるように言ってもらえますか。
○笹野貞子君 つまり、給与はどこから出て、幾らもらっているのかわかりませんかと、こう言っているんですよ。
○笹野貞子君 じゃ、結論的に何もわからないということなんですね。どうですか、何もわからないという意味ですね。公務員の話です。要するに、ホームヘルパー、保母さんの例。地方公務員です。
○笹野貞子君 雇用の期間、そして雇用の契約はどうなっていますか。
○笹野貞子君 わかりました。つまり何にも調査してないという回答と同じだというふうに思います。  これから、ホームヘルパーはゴールドプランの十カ年計画の中でもきちっと位置づけられた大変な職業なんです。そういうところがわからないでは済まされないでしょう。ですから、また自治省だけを怒...全文を見る
○笹野貞子君 大きな団地の配達の要員はどうなっていますか。
○笹野貞子君 団地のママさんと、女性が出てきました。郵便行政は本当に女性が支えているわけです。そして、夏の暑いときには炎天下郵便を抱えながら喜びを運んでいるんです。  でも、その実態が、非常に私は待遇は悪いというふうに思いますが、契約の実態、給料、そして年休、ついでにボーナスも...全文を見る
○笹野貞子君 一時間六百円から八百円といいまして四時間程度といいますと二千四百円ですか、二千四百円で暑い中寒い中配達しておるわけですから、これは決して待遇としては私はいい待遇じゃないというふうに思っております。  こういうふうにざっと聞きましても、一番ひどいのは私は文部省じゃな...全文を見る
○笹野貞子君 学園の自治というのを何か履き違えているんじゃないかと思います。学問の内容とかそういうことは自主性に任せてもいいけれども、人間の生きるという労働の対価については、もう相手が餓死してもそれが自治だなんて言うのは大いに間違っていることですから、その点を履き違えないようにし...全文を見る
○笹野貞子君 そこで、今度のこのパートタイマーの法律案はいろいろと問題がありますし、決して私は満足するものでもありません。どちらかというと、大変私たちが提案した野党法案に比べて不満の方が多いと思います。しかし、〇・一歩踏み出したという評価に立ちたいと思います。  そこで、その〇...全文を見る
○笹野貞子君 終わります。
○笹野貞子君 私は、日本社会党・護憲民主連合、公明党・国民会議、民社党・スポーツ・国民連合、民主改革連合の四会派を代表し、短時間労働者の雇用管理の改善等に関する法律案について、原案に賛成、共産党提出に係る修正案に反対の討論を行います。  パートタイム労働者は、経済のサービス化の...全文を見る
10月27日第128回国会 参議院 国民生活に関する調査会 第1号
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○笹野貞子君 今回の視察は、イギリス、スウェーデン、デンマーク及びフランス、四カ国を視察させていただきましたけれども、百聞は一見にしかずということで、私自身も大変多くのものを学んで帰ってまいりました。  しかし、外国に行って外国の福祉を学ぶということは、それを受け継ぐ部分と違う...全文を見る
11月04日第128回国会 参議院 労働委員会 第2号
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○笹野貞子君 坂口労働大臣におかれましては、就任以来大変な激務だというふうに思いますけれども、心から御慰労申し上げ、敬意を表したいというふうに思います。  きょうは、初めて私たちと将来の労働政策についてお話し合いができるということは大変うれしいことだというふうに思います。どうぞ...全文を見る
○笹野貞子君 大変心強く思っております。  女性になぜ力を入れたかといいますと、今まで人間としての勤労ではなかった部分を女性が随分歴史の中でやらさられてきた。こういうことを早く喜びを持つような尊厳を持った勤労にするという、そういう点で大いに女性の面では頑張っていただいたことは本...全文を見る
○笹野貞子君 そこで、私は次の質問に移らせていただきますけれども、私たちが超高齢化社会に移るということは大変私はいいことだというふうに思います。しかし、どうも高齢化社会の到来とか、そう言いますと何か暗いイメージというんでしょうか、何か大変だというイメージを抱く方がいっぱいあるとい...全文を見る
○笹野貞子君 私も一生懸命に頑張りたいというふうに思っております。
○笹野貞子君 私も働きながら子供を育てましたけれども、本当に育児というのは女性にとっては大変厳しいものの一つですので、こういうものができるということは私は大賛成です。ひとつしっかり、たくさん各地域につくっていただきたいものだというふうに思います。  続きまして、私もよくここに行...全文を見る
○笹野貞子君 先ほども予算のことを言いましたけれども、どうも労働省はいいことをやっているんだけれども、予算がないので大変ちまちまとやっている、私はそんなふうに思います。もうちょっと事業を広げて、そしていろんな全国的なレベルにしていただきたい。  例えば、このフレーフレー・テレフ...全文を見る
○笹野貞子君 婦人局長はどのようにお考えですか。
○笹野貞子君 ありがとうございました。  大臣、どうぞよろしくお願いいたします。終わります。
11月12日第128回国会 参議院 国民生活に関する調査会 第2号
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○笹野貞子君 私は、質問というよりも、ここにいらっしゃる皆さん方が全部公平に年をとるわけですから、これからは人間すべての英知を出してこの高齢化社会の問題について一緒に考えてまいりたいというふうに思っております。公平に年をとらないのはここにいらっしゃる鈴木会長ぐらいなものじゃないか...全文を見る
○笹野貞子君 教育の理念としては大変それで結構だというふうに思いますけれども、具体外的にそれを実行している生徒と理念だけで終わっている生徒というのは、何か文部省としてはその実行に移している人としない人、そういう峻別はしておりますか。
○笹野貞子君 ということは、今のお話を聞きますと、現状はしていないという意味にとってよろしいんですか。
○笹野貞子君 その評価は、入試に対してつまりどういう具体的な評価となっているんですか。
○笹野貞子君 今のお話を聞きますと、たった十一県しかしていないということは、子供をもし評価するとすれば、していないところとの差が出てくるわけですから、これはちょっとぐあいが悪いんじゃないかなという思いがしたんですけれども、いかがなものでしょうか。
○笹野貞子君 きょうはたくさん聞きたいことがありますが、今のお話を聞いていますと、結局そういうボランティア活動、福祉をしている子供に対しては、していない人と比べてこうこうこういうふうに入試のときに有利だというような確たるお返事がありませんので、本当のことを言うとやっぱりアメリカの...全文を見る
○笹野貞子君 福祉は文化だとお考えですか、どうですか。
○笹野貞子君 今わかったようなわからないようなお答えだったんですけれども、じゃ福祉という施設は文化施設には入れないというふうにとってよろしいんですか。
○笹野貞子君 ますますわかったようなわからな いようになっちゃうんですけれども、ここでこういうのを私は拝見いたしました。どう取り組む老人保健福祉計画策定という特集がありまして、きょうおいでの横尾和子局長は、「学校、児童館など既存施設の有効利用を」というところがありまして、そこで...全文を見る
○笹野貞子君 何か御説明を聞けば聞くほど、複合化には賛成なんだけれども結局福祉の施設は反対と、こういう意味にとれてくるんですけれども、別にもう回答は要りません。だって現場の方が、文部省は物すごく消極的だったとおっしゃっているんですから、それで納得はいきましたけれども。  しかし...全文を見る
○笹野貞子君 大変心強いんですけれども、こういう盲導犬とか介護犬を必要としている人の大体の人数は把握しているでしょうか。  そして、現状の盲導犬、これは私聞きましたら年間三十七頭しかアイメイトさんは飼育していないということですから、この一番大きいところで三十七頭、八つでどのぐら...全文を見る
○笹野貞子君 日本で目の不自由な方が三十万人おられるという数字が出ております。そして、高齢になりますと大体みんな目と耳が悪くなるわけですね。介護犬は日本に一頭しかいないといいますので、厚生省はこの介護犬の育成にも力を入れていただきまして、育成した暁には、私もぜひとも介護犬と一緒に...全文を見る
○笹野貞子君 先ほど新長期構想の本という、こういう将来の道路の立派な本をいただきました。建設省も道路についてはお考えなんですけれども、これを見てもどこにも低速で走る小型の、老人が一人で人生を楽しみながら遠出じゃなくてちょっと申出ができるという、そういう時代が私は来るというふうに思...全文を見る
○笹野貞子君 大変ありがとうございました。  私の子供のときには自転車が唯一の乗り物でありまして、今のようなモータリゼーションの社会が来るなんていうのは想像もできなかった時代でした。私は、これからの高齢化社会というのは、高齢者が移動しにくい、これを解消していくという努力が必要じ...全文を見る