佐藤栄佐久
さとうえいさく
当選回数回
開催日 | 会議名 | 発言 |
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05月15日 | 第108回国会 参議院 予算委員会 第12号 議事録を見る | ○佐藤栄佐久君 自由民主党の佐藤栄佐久でございます。 まず初めに大蔵大臣にお聞きいたします。 大臣は、昭和二十四年に時の池田勇人大蔵大臣の秘書官になられ、戦後日本の出発点となったサンフランシスコ講和にも参画されました。以来四十年にわたり大臣は国政の中心において我が国の外交...全文を見る |
○佐藤栄佐久君 私も大蔵大臣と全く同じ考え方でありまして、戦後の四十年については、戦後育ちの人間でございまして、先輩方のそういう方向づけ、御努力に心より感謝申し上げる次第でございます。 さて、大蔵大臣が示された戦後の三つの目標のうちの一つであります経済の繁栄については全く同じ...全文を見る | ||
○佐藤栄佐久君 次に、内需拡大の問題についてお伺いいたします。 現在内需拡大は我が国の最も緊急を要する課題となっておりますが、その背景には以下の三点が挙げられるわけでございます。 第一は、今日の国際経済社会における我が国の立場から来るものでございます。我が国は世界のGNP...全文を見る | ||
○佐藤栄佐久君 政治がどこまで我々個人の生活に立ち入るべきか、あるいはその政治の範疇というものに対して大変見識の深いお話を伺いまして参考になりました。 私は、それじゃ政治の今一番重要な課題は何かということを考えますと、やはり住宅問題、快適な生活を得るための一つの大きな要素とし...全文を見る | ||
○佐藤栄佐久君 住宅ローン負担軽減のためには住宅価格を下げることが第一なわけでございます。住宅価格が年収の何倍か国際比較をしてみますと、日本は五・六倍であるのに対して、アメリカ三・○倍、西ドイツ五・三倍、イギリス三・六倍、フランス二・七倍、特に我が国の首都圏では東京十一・八三倍、...全文を見る | ||
○佐藤栄佐久君 次に、住宅費負担軽減策の一つであります住宅減税について同じく建設省にお伺いしたいと思いますが、諸外国にはさまざまな住宅建設促進のための相当な規模の減税策があります。建設省の、アメリカと西ドイツの住宅減税制度に対する御意見をお聞かせ願いたいと思います。 | ||
○佐藤栄佐久君 次に、大蔵大臣にもう一つお伺いしたいと思います。 今回のレーガンの税制改革では、薄く広くという改革の理念に基づき、消費優遇税制であるローン利子控除制度は原則的に廃止となりました。しかし、二軒目までの住宅建設にかかるローン利子については控除制度が存続することにな...全文を見る | ||
○佐藤栄佐久君 最近、住宅減税の拡大策として所得控除方式や、税額控除額を住宅ローン残高の三%とする案などが浮上しているようですが、税制改革の基本理念を逸脱しない範囲内において諸外国に匹敵する住宅減税の実現をお願いするとともに、住宅減税を効果的なものにするためにも、有効な地価対策を...全文を見る | ||
○佐藤栄佐久君 よろしくお願いいたしたいと思います。 それでは次に、四全総に関しまして国土庁にお伺いしたいと思います。内需拡大策は国民生活の質の向上を図るものと同時に、国土政策に沿う形で実行されるべきものであります。そこで、今後の国土政策の基本となる第四次全国総合開発計画、い...全文を見る | ||
○佐藤栄佐久君 簡単に二、三の質問をいたしたいと思いますが、まず一つは、今度の十二月の中間報告では、各ブロックごとに対する具体的なプロジェクト、あるいは高速道路体系についての具体的な観点からのお話がなかったように考えておりますが、その件について一つお願いしたいと思います。 そ...全文を見る | ||
○佐藤栄佐久君 国土庁長官の私的諮問機関である国土政策懇談会が三月六日に提出した報告書では、東京一極集中は自然の成り行きではなく、東京集中政策、中央集権的な考え方であったとしておりますが、国土庁長官はどのようにお考えになっておられますでしょうか。 | ||
○佐藤栄佐久君 東京圏と地方圏の行政投資を比較すると、昭和五十四年を境に東京圏の比率が増大しつつあります。四全総中間報告が東京重視を打ち出したことに対する地方の反発も、この傾向に拍車をかけるものと地方に受け取られたからであります。東京は民活、地方は官活という声もありますが、地方民...全文を見る | ||
○佐藤栄佐久君 同じ三月六日の報告書では、東京圏では、固定資産税の時価評価による増税など、土地保有者の負担によって開発を推進すべきだとしておりますが、国土庁長官はどのようにお考えになられますでしょうか。 | ||
○佐藤栄佐久君 国土の多極化を進める上で有効な施策は、四全総中間報告でも検討課題とされている展都、分都であるというふうに考えます。その具体案の一つとして、例えば東北経済連合会は、東北地域を首都代替機能を持つ第二の首都として明確に位置づけるべきというふうな提案をしておるわけでござい...全文を見る | ||
○佐藤栄佐久君 また、四全総の中間報告の中には複数住宅の利用、すなわちマルチハビテーションという言葉を使っておりますが、「マルチハビテーションに対する住宅の供給を促進する。」と書かれております。四全総中間報告に盛られたこのマルチハビテーション方式はどのようなもので、どのような理由...全文を見る | ||
○佐藤栄佐久君 私は、このマルチハビテーション方式は、今日の東京集中化現象の中では非常に現実的な地域振興政策であると考えておるわけでございます。よろしく御検討願いたいと思います。 六十二年度予算案には、このマルチハビテーション方式に基づく都市・田園複合居住用住宅融資制度の創設...全文を見る | ||
○佐藤栄佐久君 先ほども申しましたように、私はこの制度に非常に期待しております。と同時に、地方の皆さんも、過日新聞を見ておりましたら、東京の住宅、三千万の分譲住宅だと思いましたが、三億円でございまして、単位が一単位違っておったわけなんです。三千万でしたら、例えば私の住む郡山あたり...全文を見る | ||
○佐藤栄佐久君 次に、通商政策の基本問題についてお伺いいたしたいと思います。 我が国の通商政策の基本は自由貿易体制の堅持にあります。しかし、これまで自由貿易体制の守護者であったアメリカの議会では保護主義的な法案が可決され、また我が国に対する海外からの市場開放要求は日増しに高ま...全文を見る | ||
○佐藤栄佐久君 ここで私は、原点に立ち返って、自由貿易主義と保護貿易主義の問題について基本的な考え方を明快にしておく必要があると考えるわけであります。 歴史的に見ると、自由貿易主義は、本質的には経済の国際競争力が強い国の論理であります。イギリスは一八四六年に穀物条令を廃し、そ...全文を見る | ||
○佐藤栄佐久君 三〇年代の保護貿易戦争及び世界大恐慌のきっかけは、経済大国となったアメリカが、貿易黒字国であるにもかかわらず、不況対策として高関税政策をとったことにあります。今日、経済大国となった我が国は、二〇年代、三〇年代のアメリカのように保護貿易主義の道をとり、国際経済の縮小...全文を見る | ||
○佐藤栄佐久君 産業保護政策の中でも、日本の農業、特に米の保護政策に関しては、国際競争力の弱い産業を守るという立場からだけではなく、国土の保全、食糧安保、さらには地方における不況あるいは産業空洞化の際の、まあこれは消極的な意味でございますが、消極的雇用安定策等々の理由があると私は...全文を見る | ||
○佐藤栄佐久君 同じ質問を農水省にもお願いしたいと思いますが、農業保護政策について、今度のOECD閣僚理事会において、大臣もいらっしゃって大変日本の主張を述べたと伺っておりますけれども、あす帰ってこられてからいろいろこの場でも討議されると思いますが、基本的な結論についてお伺いいた...全文を見る | ||
○佐藤栄佐久君 時間が来ましたので、私の質問を終わらせていただきます。 ありがとうございました。 | ||
05月20日 | 第108回国会 参議院 予算委員会 第16号 議事録を見る | ○佐藤栄佐久君 私は、自由民主党を代表いたしまして、ただいま議題となりました昭和六十二年度予算三案に対しまして、政府原案に賛成し、日本社会党・護憲共同及び公明党・国民会議から提出された修正案に反対する討論を行います。 我が国では、一昨年秋以来の円高をめぐり種々の論議が展開され...全文を見る |
09月01日 | 第109回国会 参議院 商工委員会 第3号 議事録を見る | ○佐藤栄佐久君 今回の東芝機械事件は、虚偽の申請をしてココム規制違反物資を輸出したゆゆしき問題であり、この事件は西側の一員たる我が国の国際的信用を失墜させたのみならず、政府の日米関係安定の努力や企業の円高時代における新しい対応努力をないがしろにするものでありました。そうした意味に...全文を見る |
○佐藤栄佐久君 ここで、当事の我が国とノルウェー政府の対応を比較してみるときに、我が国同様事件への対応が迫られたノルウェー政府は、いち早く国防大臣をアメリカに派遣し、駐米大使が米国議会の全議員に手紙を出し、ノルウェーバッシング鎮静化策をとっております。ですから、今回の東芝機械事件...全文を見る | ||
○佐藤栄佐久君 アメリカの東芝制裁法案についての…… | ||
○佐藤栄佐久君 それじゃアメリカ政府もこの法案に対しては反対しているというふうに考えてよろしいわけですね。 | ||
○佐藤栄佐久君 ここで、従来よその国のココム違反に対して我が国がどのように反応してきたかについてお伺いいたしたいと思うんですが、一九七二年、アメリカの商務省は、ブライアント社が百六十八台の精密機械用研磨装置をソ連に輸出することを承認しておりますが、後になって、この機械が大陸間弾道...全文を見る | ||
○佐藤栄佐久君 その当時のアメリカ政府の対応と比較すると、今回の我が国の対応は、この外為法改正案によって罰則が強化されるなど、大変に誠意のある対応をしているものと私は考えております。また、外務省の御答弁からも、この東芝制裁法案に問題があることがわかりました。 私は問題点が多く...全文を見る | ||
○佐藤栄佐久君 次に、法案の諸問題について御質問いたしたいと思います。 今回の改正案では、第六十九条に外務省と通産省の意見交換条項が新設されております。従来から通商政策を担当しこの外為法をつかさどる通産省と対外政策を担当する外務省は、外為法の円滑な運用のために協力してきている...全文を見る | ||
○佐藤栄佐久君 今お話承りまして、従来から両省は円滑な協力体制にあったわけですが、ここで内閣法制局に伺いたいと思います。 今回の改正案にある意見交換条項は、従来の通産省と外務省の協力関係を確認したものにすぎないと判断してよろしいわけでしょうか。 | ||
○佐藤栄佐久君 外務省と通産省の協力は、国内での運用だけではなくて、諸外国との折衝においても重要な問題だと考えます。最近、違反案件などの個別問題についての情報交換の増加、リストレビューにおける品目見直しの活発化、日本の技術レベルの向上などを考えたとき、パリの日本大使館のココム担当...全文を見る | ||
○佐藤栄佐久君 通産大臣は、この外為法改正案は自由貿易原則を変えるものではないということを、そういう立場を再三国会審議の中で表明されております。しかし、自由貿易といっても、その実を伴ったものでなければならないことは言うまでもありません。昨今の輸出承認事務のおくれは重大な問題であり...全文を見る | ||
○佐藤栄佐久君 それから、人員増の問題についてでございますが、もちろんこの人員増をしなければならないと思いますが、その人員増は正確な審査を迅速にすることが目的であり、貿易管理を強化して自由貿易を制限することが目的でないということをひとつここで確認しておきたいと思うんですが、その点...全文を見る | ||
○佐藤栄佐久君 さて、昨日出そろいました六十三年度の各省庁の概算要求を見ますと、ココム関連の人員増要求は、通産省だけではなく、外務省もココム課の新設などを要求しております。行政改革継続中の人員増要求であります。私は、行政改革には聖域があってはならず、いかにココム関連といえども厳し...全文を見る | ||
○佐藤栄佐久君 自由貿易を進めていく上でもう一つ重要なことは、その運用の明確さにあると考えます。貿易に携わる者は何がココム違反なのかがはっきりしない、はっきりとわからないために、今、対共産圏貿易を控える傾向にあることは先ほども申し上げました。運用が明確になれば安心して貿易に従事で...全文を見る | ||
○佐藤栄佐久君 貿易に携わる者は、今、今回の改正案で「国際的な平和と安全の維持」のためには規制できるとの条項、いわゆる安全保障条項に対し少なからぬ不安を持っています。この「国際的な平和と安全の維持」の範囲があいまいであるために、貿易に携わる者がいつココム違反となるかわからないと不...全文を見る | ||
○佐藤栄佐久君 同じ質問を内閣法制局の方にもいたしたいと思います。 | ||
○佐藤栄佐久君 通産省の方に、くどいようですが、もう一つ確認しておきますが、VTRを初めとして、我が国の輸出品の多くはハイテクを駆使した高度な製品であります。これらの製品に使われているハイテク技術は純粋に民生用として開発されたものでありますが、その多くは後になって軍事技術に応用さ...全文を見る | ||
○佐藤栄佐久君 過日雑誌を読んでおりました。またマスコミの一部でもそのように報道されておりますが、今回の東芝機械事件をSDIあるいはFSX、ハイテクおとり捜査事件などの動きの一環ととらえ、ココム規制は東西対立における対ソ戦略物資輸出制限政策であるとともに、日米間のハイテク戦争にお...全文を見る | ||
○佐藤栄佐久君 運用については以上で終わりますが、最後にお願いを一つしておきます。 我が国では、アメリカの産軍複合体が開発できなかったハイテク技術を、民間企業が次々と純粋な民生品として開発することに成功してきました。従来、軍事技術が民生用技術に先行すると言われてきた神話を、ま...全文を見る | ||
○佐藤栄佐久君 ここで、ココムそのものについての質問も用意していたわけでございますが、時間ももう余りなくなってきておりますので省略させていただきまして、私の考え方だけ申し上げたいと思います。 私はイデオロギーや社会体制の対立は現在風化しつつあると考えております。ココムが発足し...全文を見る | ||
11月10日 | 第110回国会 衆議院 大蔵委員会 第1号 議事録を見る | ○佐藤説明員 今般、図らずも大蔵政務次官を拝命いたしました佐藤栄佐久でございます。 職責の重大さをひしひしと痛感いたしております。微力ながら、全力を傾けて職務の遂行に当たる所存でございます。 委員各位の御指導と御叱正をよろしくお願いいたします。(拍手) ———...全文を見る |
11月10日 | 第110回国会 参議院 大蔵委員会 第1号 議事録を見る | ○説明員(佐藤栄佐久君) 今般、図らずも大蔵政務次官を拝命いたしました佐藤でございます。 職責の重大さをひしひしと痛感いたしております。微力ながら全力を傾けて職務の遂行に当たる所存でございます。委員各位の御指導と御叱正をよろしくお願い申し上げます。(拍手) |
12月16日 | 第111回国会 参議院 決算委員会 閉会後第1号 議事録を見る | ○説明員(佐藤栄佐久君) 先般図らずも大蔵政務次官を拝命いたしました佐藤でございます。厳しい財政情勢の折から、その職責の重大さを自覚し、誠心誠意職務の遂行に当たる所存でございます。よろしく御指導、御鞭撻のほどをお願い申し上げます。 ――――――――――――― |