佐藤観樹

さとうかんじゅ



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佐藤観樹の1970年の発言一覧

開催日 会議名 発言
04月14日第63回国会 衆議院 内閣委員会 第14号
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○佐藤(観)委員 ただいまから、公害保安局の設置という、これから通産省が本格的に機構的に公害問題に取り組む法案が出ているわけですけれども、これにつきまして、今後の公害行政全般にわたりまして四点ばかり大臣はじめ通産省の各位の方にお伺いしたいと思います。  まず最初に伺いますが、こ...全文を見る
○佐藤(観)委員 これは四十三年の十月でございますけれども、経団連が「公害対策の基本的問題についての意見」というのを出しているわけです。ちょっとこれを簡単でございますので読ましていただきますと、「公害政策の基本原則は生活環境の保全と、産業の発展との調和をはかることによって、地域住...全文を見る
○佐藤(観)委員 まあ、この問題、話していると非常に抽象的になりますが、もう一点、ことしの二月にニクソン大統領が公害白書を議会に送りまして、悪質なものに対しては一万ドルの罰金を科するとまでいっているわけでございますけれども、いままでの日本政府のやり方というのは、企業に対して助成措...全文を見る
○佐藤(観)委員 この基本原則に立ちまして、これからの政策についてちょっとお伺いしたいわけですけれども、何といっても大気汚染の根本的な原因というのは亜硫酸ガスが一番多いわけです。つまり、硫黄分、サルファが除かれていないということが一番多いわけでございますけれども、今年度の予算に三...全文を見る
○佐藤(観)委員 大臣の答弁のほうが私の質問よりちょっと早くなってしまったわけですけれども、いま大臣が言われましたように、確かにこの重油の問題というのは、石油業界がこの脱硫の負担と申しますか、それを負っていて、それを使うたとえば大口の電力会社、こういうものは全然——全然と言うとこ...全文を見る
○佐藤(観)委員 少し話はもとに戻るかもしれませんが、これは事務当局の方でけっこうなんでございますが、重油脱硫装置でございますね。これを一基つくるのに大体どのくらいかかるか。それから、現在、環境衛生という面から考えまして、総額どのくらいで脱硫装置を建設すれば、亜硫酸ガスを少なくす...全文を見る
○佐藤(観)委員 いま御説明ありましたように、一基脱硫装置をつくるのに大体五十億から百億かかるということでございますけれども、今年の予算の重油脱硫装置、つまり日本開発銀行からの融資のワクというのは五十億円ということになっております。そうしますと、四十四万バーレルを必要とするには、...全文を見る
○佐藤(観)委員 それから、いろいろ報告書によりますと、先ほど大臣もお話しありましたけれども、つまり重油を燃してから亜硫酸ガスをとるという排煙脱硫の装置の設置がかなりおくれているように聞いておるのでございますが、その辺はいかがでございましょうか。
○佐藤(観)委員 確認になるかと思いますが、いま九電力会社ですか、そうすると、ほぼこの排煙脱硫装置については着手を本年じゅうに始めると見ていいわけですか。
○佐藤(観)委員 少し話を先に進めますが、硫黄分の少ない原油を輸入すれば話は一番簡単なわけでありますけれども、これの障害になっていること、あるいは低硫黄原油を今後どのように輸入していくか、その方向性についてどのようにお考えかをお伺いしたいわけです。
○佐藤(観)委員 低硫黄原油につきましては、大体それでわかりましたが、もう一つ、液化天然ガス、LNGがあるのですが、少し前に、ソ連からパイプを引いて液化天然ガスを持ってきたらという大きな話がございましたが、この辺のことはいかがでしょうか。
○佐藤(観)委員 そうしますと、亜硫酸ガスを減らすための将来の大きな目標としては、どれが結局一番重点になるわけですか。つまり、低硫黄原油を輸入するようにするのが重点なのか、あるいは脱硫装置をたくさんつけるとか、あるいはLNGをたくさん輸入してくるとか、どの辺が重点になるのか、それ...全文を見る
○佐藤(観)委員 それから先ほどあげましたけれども、総合エネルギー調査会の低硫黄化対策部会の答申に出ているわけですが、都市ガスなんかによる地域冷暖房でございますね、これがいま各ビルごとに行なわれているので、非常に亜硫酸ガスを出しているということで規制がされているわけですけれども、...全文を見る
○佐藤(観)委員 亜硫酸ガスの問題は一応そこまでにしまして、次にばい煙の規制についてちょっとお伺いしたいわけです。  御存じのように、現在のばい煙に含まれております亜硫酸ガスのはかり方というのは、大気汚染防止法の規定に基づく指定地域に係る排出基準の第一条というのに出ているわけで...全文を見る
○佐藤(観)委員 そうしますと、東京都の公害防止条例の施行規則と現行の国で定めたものとは、むしろ国のほうがきびしいということになるわけですか。
○佐藤(観)委員 そういうことになりますと、万が一企業が法廷闘争に持ち込むというようなことも机上では考えられると思うのですが、この点はいかがでございましょうか。
○佐藤(観)委員 繰り返しになるかもしれませんが、そうすると、現在の国のきめた施行規則を変えるお考えはいまのところないわけでございますか。
○佐藤(観)委員 ぼくも各自治体を少し回って聞いた話によりますと、この施行規則あたりは各地方自治体にまかせて、その地方自治体に合った施行規則をつくったほうが、自治体にしてもやりいいのではないかということも聞いておるわけでございますが、その点はいかがでございましょうか。
○佐藤(観)委員 いまの御答弁の中にもいみじくもあったと思うのですけれども、通産省あるいは厚生省なんかで各地方自治体に権限を委任する場合、その委任の度合いが非常にまちまちで実は困っておる。むしろ全面的にまかせたほうがいいのじゃないかという問題もありますが、これは行政管理の問題とも...全文を見る
○佐藤(観)委員 これはまた本委員会に運輸省の設置法の一部改正案が出ているわけで、これから審議しなければいけないわけですけれども、交通安全公害研究所というのは運輸省につくる。どうもそこでも同じようなことをやられるのじゃないかというような懸念がするわけですけれども、これは後の質問に...全文を見る
○佐藤(観)委員 公害というのは、本衆議院にも特別委員会を設けられるくらい、非常にばらばら行政の見本、というと語弊があることばかもしれませんが、そのように言われております。厚生省関係あり、総理府関係あり、経済企画庁関係あり、労働省も幾らかからんでくるということで、非常にばらばら行...全文を見る
04月28日第63回国会 衆議院 本会議 第23号
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○佐藤観樹君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま議題となりました防衛庁設置法、自衛隊法、防衛庁職員給与法、いわゆる防衛三法の改正に反対する意見を述べるものであります。  昭和二十五年、わが党をはじめ、平和憲法を守ろうとする国民世論の激しい反対を押し切り、今日の自衛隊の...全文を見る
05月06日第63回国会 衆議院 内閣委員会 第22号
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○佐藤(観)委員 関連質問。いま横路議員からお話があったように、現行の監獄法というのは非常にきびしいやり方で行なわれている。それに対しまして逆に今度の事件というのは、前の監獄法の例をとれば、それを陰とするならば、今度の場合は、非常に悪いことばを使えば陽だ。それくらい同じ法務省の管...全文を見る
○佐藤(観)委員 これらのほうちょう、薬、その他の個々の問題につきましては、私ももう少しあとで聞かしていただきたいと思うのですが、この事件全般を通じまして、矯正行政と申しますか、あるいはひいては法秩序そのものに対してかなり国民の信頼を裏切ったことになるのではないか、こう思うのです...全文を見る
○佐藤(観)委員 いま述べられた個々の問題についてはまた後ほどもう少し詳しくお聞きしたいと思うのですけれども、大臣が二日静岡の御自宅で次のようなことを語ったというのです。「金の゛特別待遇゛は刑務所ではあり得ない話だ。世間を騒がせて申しわけない。報告によると金にだまされ七万円も貸し...全文を見る
○佐藤(観)委員 それでお聞きしたいのでありますけれども、どうもこのように刑務所の末端の看守と申しますか、いまほぼ名前があがっておるのは部長まであがっておりますけれども、そういうように刑務所だけの責任ではないんじゃないか。ということは、私一番最初に申し上げましたけれども、差し入れ...全文を見る
○佐藤(観)委員 これは大臣からそういう答弁がなければ、法治国としてはまことにやっていかれないわけですけれども、次の点ちょっと矯正局長にお伺いしたいわけです。  法務省の矯正局としてはいつごろからこの事件と申しますかうわさと申しますか、お聞きになっているのか。四月二十三日の参議...全文を見る
○佐藤(観)委員 そうしますと、金嬉老がつまり四十三年の三月に静岡刑務所に人っているわけですけれども、そのときから大体予想というか、そういう生活ぶりというのはわかっていたということになると思うのですけれども、いま申しましたように四月二十三日の参議院の法務委員会で述べられているよう...全文を見る
○佐藤(観)委員 ちょっとお伺いしますが、その指導といっている中には、持ちものの取り調べは行なわれてないわけですか。
○佐藤(観)委員 どうもその辺がよくわからないのですけれども、つまり昨年の十二月にそういう通達が出て、まあ通達が出ればやはり刑務所のほうとしてはなお一そう厳重にと申しますか、きびしくするんだろうと思うのです。ところが、大体いまわかっているところでは、そのほうちょうというのはことし...全文を見る
○佐藤(観)委員 どうもその辺、先ほど横路議員からもお話があったように、規律というものがそう乱れることができるかどうかということも私ちょっと疑問に思うのです。  もう一つ、いまの点でお伺いしたいのですけれども、金嬉老は、中央からも人が来た、それで金嬉老についてかなり指導というこ...全文を見る
○佐藤(観)委員 先ほど矯正局長さんのほうからお話があったのでございますけれども、つまり四十三年の九月にこの金嬉老の処遇があまりにも優遇されている、他の看守と違うということで上申書を出しております。矯正局長、お読みになっていると思いますけれども、内容は大体「公用車で金の注文した朝...全文を見る
○佐藤(観)委員 そしてその直後に行なわれた処置というのはどのようなことが行なわれたのでしょうか。
○佐藤(観)委員 この問題というのは、特に名前を出す必要がないので出しませんけれども、いま申しました四十三年の九月にこのような上申書が出て、そしてこの人は首になって人事院に提訴しているわけですけれども、これはもう一度確かめていただきたいわけですけれども、そのときにこの事件が世間に...全文を見る
○佐藤(観)委員 それからこれもやはり法務省の矯正局になると思うのですが、私はもう一つ重大な怠慢があると思うのです。それは、今度の件が結局最終的に発端となって外部に出たのは、三月の二十五日に金嬉老が法廷で述べたからですけれども「日本の官憲は刑務所にいる私に重大なことをやっている。...全文を見る
○佐藤(観)委員 私はその辺どうもふに落ちないところがある。いままで述べられましたように、とにかく刑務所に入るときから大体そういう生活になるということはわかっていた。そしてまた、首になりましたけれども、そういう上申書の内容も出ている。そして金がことしの三月二十五日にはこういういわ...全文を見る
○佐藤(観)委員 そのほうちょうについてそれではもう少しお聞きしたいのですけれども、いま言われましたように——私は一昨年の五月と聞いているのですが、六月ですか。その問題はここでたいした問題でないと思いますけれども、とにかく三月に静岡の刑務所に移って、すでに五月か六月にはそのほうち...全文を見る
○佐藤(観)委員 私は横路君のように弁護士ではございませんし、詳しいことはわかりませんけれども、こういう拘禁施設の中で一番おそれなければならないものは三つあるというわけですね。それは逃走と自殺と火事だというのですね。ところが御存じのように、三十三センチもあるようなほうちょうなら自...全文を見る
○佐藤(観)委員 いまの段階とおっしゃいますけれども、それならば、かりに、金嬉老が非常にあばれる、あるいは法廷に出ないというようなことはたびたび聞かれていたわけです。そういうときに、金嬉老の意図はわかりませんけれども、おれは自殺するんだとわめいていることがたびたびあったということ...全文を見る
○佐藤(観)委員 ほうちょうの問題はさておいて、もう一つお伺いしたいのですけれども、金は三月二十五日の法廷で、昨年の十月ごろ、爆薬を差し入れしてくれと面会人に依頼をしたら、間もなくびんに詰まった白い粉末が届けられた。これを房内で火をつけてみたら——マッチがあるわけだから、火をつけ...全文を見る
○佐藤(観)委員 そうすると、いまのお話ですと、二月十六日までの段階ではあった。私の聞いたところでは三月の半ばまでそれがあったというようにお聞きしているのですが、それはそういうことではないわけですね。
○佐藤(観)委員 それからもう一つ、いわゆる白い粉末、三・六グラムといわれております白い粉末についてお伺いしたいのですが、これはだれに鑑定してもらっているわけですか。
○佐藤(観)委員 それではお伺いしますけれども、これはいま東京大学の薬学部の付属のところで鑑定されているということでございます。ところが私が疑問に思いますのは、四月二十二日、つまり金嬉老がほうちょうなり何なりを全部発見された日ですね、この夕方五時ごろから弁護団側がいろいろ記者会見...全文を見る
○佐藤(観)委員 再度お伺いいたしますが、そういう依頼をしたというのは押収された後ですか。私の聞いているところでは、押収の申請を弁護団が五時に出した、そして十二時に地裁が押収したわけですけれども、その間に法務省が検察庁を通して静岡薬科大学に頼んでくれということを言ったというふうに...全文を見る
○佐藤(観)委員 私がこのことを非常にしつこく聞くのは、とにかく五時に申請を出してから十二時までに時間があるわけですね。そしてこれは検察庁の有田検事がその間持っていたというわけです。そして御存じのようにまだ鑑定の結果は出ていないわけです。出ていないのだけれども、有田検事は、白い粉...全文を見る
○佐藤(観)委員 今度また話が変わりまして、やすりなんですが、これは一体何に使うのかわからない。刑務所内にやすりがあるということになれば、大体これは逃亡用だと考えるのが常識なんですけれども、いまのこぎりの目立て用だとかあるいは修理用だということがいわれているわけです。また、修理用...全文を見る
○佐藤(観)委員 これは矯正局長さんにお聞きしてわかるかどうかちょっとわからないのですけれども、昨年の十二月十四日の朝九時ごろに、やはり殺人罪の被告ですが、青島信吉という二十六歳の人がやすりで鉄格子を切ろうとして見つかっております。それで、これはつかまえて二階の調べ室へ行ったら、...全文を見る
○佐藤(観)委員 いまの青島信吉被告の例でもわかるように、作業所から何といっても鉄格子を切れるようなやすりが持ち出される管理体制になっているということ、これはちょっとやはりおかしいんじゃないかというように思っておりますが、そのあたりのところは、作業を終わってから房に帰るときに調べ...全文を見る
○佐藤(観)委員 また話を変えますが、カメラの問題ですけれども、一体これはどこの金で買ったのかということですね。何か一説によりますと、金が預金している刑務所の会計課、こういうところから支払ったというように聞いております。また大臣の静岡の発言では七万円も職員から借りているというよう...全文を見る
○佐藤(観)委員 そうすると看守が帳簿をつけるということを私ども聞いているのですが、そういうものは押収と申しますか、押収ということばを使っていいかどうかわかりませんが、しておるわけですか。
○佐藤(観)委員 この問題もまだかなりわかっていないところがあるので、もう少し判明し次第追及したいと思うのですけれども、先ほど横路委員が言われましたように、現物もございますけれども、おそらくおたくのほうにもそのコピーはあると思うのですけれども、公判の指導が行なわれているということ...全文を見る
○佐藤(観)委員 少し話を本質に戻します。  大出議員が言われたように、私も再度話を戻してお伺いしたいわけですけれども、大臣は、こういう裁判の誘導、裁判指導、公判指導が行なわれたということを初めてお聞きになったと言われるのですけれども、これはあとで差しさわりがあるといけませんの...全文を見る
○佐藤(観)委員 いま言ったように、これだけのことが行なわれて、そして金嬉老は、先ほど横路議員が言いましたように、あの弁護人はろくなことはないとかやめたほうがいい、これをかなり上層部の人から言われていると言っているわけですね。これは何もうそじゃないのじゃないかという気が私はするわ...全文を見る
○佐藤(観)委員 とにかく期するところは綱紀の乱れ、ずさんな管理ということに尽きてしまえば、事はそのことば以外にどうしようもないと思うのです。  最後に大臣にお伺いしたいのですけれども、今度の事件のミステリーというのは、一体なぜこういうような優遇措置を受けていた金嬉老が、殿さま...全文を見る
○佐藤(観)委員 大臣、わからないと言われますけれども、私が弁護人を通して聞いたところでは、とにかく昨年の暮れぐらいから、自分は消されるんじゃないか、そういうふうに生命の危険を感じてきたというのですね。そして一月には出刃ぼうちょうが入れられ、その前には爆薬らしきもの、白い粉末も届...全文を見る
○佐藤(観)委員 大臣、そこが問題なわけです。いま私は刑務所の職員だけがやったということを言っているわけじゃないのです。ですから、先ほどからたびたび矯正局長さんにお伺いしているように、金嬉老が四十三年の三月に静岡の刑務所に移されたときに、すでに矯正局長さんもおっしゃったように、人...全文を見る
○佐藤(観)委員 元看守をやっていた方の話によりますれば、御存じのように、一人の者を見回るのに、一人が二十四時間、四六時中ついているわけじゃないのです。当然交換もあります。そうすれば、一人だけ優遇すればほかの看守から文句が出る。こういうことで、これだけのことを金嬉老にするためには...全文を見る
07月10日第63回国会 衆議院 産業公害対策特別委員会 第17号
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○佐藤(観)委員 ただいま問題になっております四アルキル鉛入りのガソリンの管理体制について、ちょっとお伺いしたいと思います。  これは所轄としては通産省の石油業務課になると思うのですが、いままで精製されていたスーパーガソリンに混入された四アルキル鉛の量というのは、通産省のほうに...全文を見る
○佐藤(観)委員 その報告書というのは義務でしょうか、それとも業者の自主的なものでしょうか。
○佐藤(観)委員 そうしますと、それは年に何回ぐらい行なわれていたものでございましょうか。
○佐藤(観)委員 そうしますと、業者の自主的なものということになりますと、それを受け取っても、報告書を受け取ったあとどのような処理をなされていたのか、その点についてちょっとお伺いしたいのですが……。
○佐藤(観)委員 しかし、私の調べた範囲では、そのようなことでは、一・三に下げる、あるいは一・一に押えるというようなこまかい操作というのはちょっと出てこないんじゃないかということを感じるわけなんです。  ある程度報告書は信憑性があるものと見ているわけですか。
○佐藤(観)委員 ちょっと話を変えますが、きょうは工業技術院の方見えていらっしゃいますでしょうか。
○佐藤(観)委員 それでは厚生省にちょっとお伺いしたいのですが、石油にアルキル鉛を入れた場合には、毒物劇物法に触れると思うのですが、これは厚生省のほうにはどのように報告されておりますでしょうか。
○佐藤(観)委員 私の調べた範囲では、毒物劇物施行令の第五条で、一リットル当たり一・三ccまでということを、届け出の義務はないわけですけれども一応報告することになっているというふうに聞いているわけでございます。  そうなると、いま政務次官からお話しがあったように、私申しましたよ...全文を見る
○佐藤(観)委員 そうしますと、いまの私の話、ちょっと前に戻ってしまいますけれども、いままで報告書が出されていたというけれども、どうもそれは、たとえばそれが信憑性があるものならば、今後もそのままでいいわけでございますね。ところが、今度の場合にはこれから七月一日以降はおたくのほうで...全文を見る
○佐藤(観)委員 その引き下げる根拠でございますけれども、いままで一・三であったものが今度は一・一になるという根拠は、あくまでもそれは行政指導ですか。
○佐藤(観)委員 それが行政指導ということになりますと、工業技術院で標準化されている品物がございますけれども、その数値というのは全然下げられないわけですか。
○佐藤(観)委員 どうもそれはちょっと話が逆なんじゃないかと思うのです。工業技術院というところは、それが安全であるかどうか、技術院の設置法にもございますけれども、公共の安全福祉を増進するかどうか、あるいは増進するようなものをつくるために工業技術院があるのであって、そこがまずその数...全文を見る
○佐藤(観)委員 どうも工業技術院の方がいらっしゃらないとやりにくいのですけれども、これは鉱山石炭局長さんでわかればちょっと教えていただきたいのです。  石油というのはJISマークがついておるというものはどのくらいあるのでしょうか、おわかりでしょうか。
○佐藤(観)委員 ちょっとお伺いしますけれども、石油でJISの指定を受けるということと、受けないということと、どういう差がございますか。
○佐藤(観)委員 いま彼の言われたように、確かにJISには表向きといいますか、そのまま受け取れば品質上の保証ということがございます。しかし、今度の四アルキル鉛の件だけ取ってみましても、いままでのガソリンの中にJISの規格以上のアルキル鉛が入っているという事実がないかどうか、お伺い...全文を見る
○佐藤(観)委員 いま問題にしておりますのは、JISマークのついております石油について話をしているわけですので、ちょっとその点にしぼりますが、具体的に、技術的に四アルキル鉛というのはどういうふうに入れますか。
○佐藤(観)委員 めんどうですから私のほうから言わしていただきますと、これは結局ガソリンの、最後にバルブを開くなり何なりして量を調節するわけですね。そうしますと、たとえば一回JISを通ったものでも、その時期にちょっとでもバルブを開くなり何なりすれば、幾らでも四エチル鉛は入るのでは...全文を見る
○佐藤(観)委員 工業技術院の立ち入り検査というのは、年にどのくらい行なわれておりますか。
○佐藤(観)委員 そうすると六千工場で六百ということになると、十年に一ぺんずつ平均やられるということでございますね。しかも、工業技術院のほうにお聞きしましたら、三年に一ぺんくらい行なわれればいいのだけれども、いろいろ工場が多いのでできない、何か新規に工場に施設でも加わればやるけれ...全文を見る
○佐藤(観)委員 どうして私がこういうことをしつこく聞くかと申しますと、これだけ四アルキル鉛が問題になってきた。そしてこれを取り扱うのはどこかと申しますと、通産省の石油業務課であるが、どれだけアルキル鉛が入っているかということを通産省のほうで調べているかというと、通産省はそれを調...全文を見る
○佐藤(観)委員 全くある意味ではアルキル鉛のガソリンというのは無法地帯に置かれているようなもので、すべて行政指導で行なわれているということになると非常に問題があるのじゃないかと思うのです。  今後の無鉛化対策との関係の中でそのことをお伺いしていきたいと思うのですけれども、七月...全文を見る
○佐藤(観)委員 そうしますと、それは具体的には通産省のどこで調べるわけですか。
○佐藤(観)委員 その検査というのは、具体的には日数的にどのくらいかかる検査でございますか。
○佐藤(観)委員 そうしますと、本日ではまだ必ずしも一…一に下げた石油が出回っているということも確認はできないわけですね。
○佐藤(観)委員 その「報告による」というのですが、いま私も工業技術院のほうに問い合わせましたように、必ずしも報告というのは失礼ながらその数字どおりに出てないのじゃないかということもあるわけで、実際に基準以下に四アルキル鉛が混入されているということを十分確認しなければいけないのじ...全文を見る
○佐藤(観)委員 もうすでに新聞なんかで御存じかと思いますけれども、アメリカでは七四年の六月までに無鉛化ガソリンの使用を義務づけるということになっておりますけれども、日本ではこれまではできませんですか。
○佐藤(観)委員 加鉛しないで高いガソリンをつくるということは、非常に設備投資も必要だと思うのですが、そのあたりはどのように配慮をなさっておるのでしょうか。
○佐藤(観)委員 私もさっきから申しましたように、どうもガソリンを調べてみると、鉛を入れる、これはどこも責任がないようなもので、かってにたくさんの量を入れても、性能的にはしようがないのですけれども、入れたとしてもこれはどこも強制力がないということで、結局、具体的にやっている通産省...全文を見る
○佐藤(観)委員 その下は、経企庁の案ではC類型であるということでございますね。つまり馬飼から下流でございます。
○佐藤(観)委員 経企庁は、一番最初、上流はAAにして、中流も水道の取り入れ口のあるところまでAを守る意向だったというふうに聞いているわけです。それが、岐阜県側の意向で、落合から犬山までAにして、犬山から馬飼をいま言われたようにBにする、そしてその下流をCにするという案を出された...全文を見る
○佐藤(観)委員 そうしますと、これは水質環境基準の性格の問題ですけれども、水質環境基準というのはあくまで努力目標、こういうふうにしなければいけないのだというか、いまよりなお一段よくしなければいけないのだという努力目標であるというふうに思うのですが、そういうふうに考えてよろしゅう...全文を見る
○佐藤(観)委員 今度は通産省の方にお伺いしたいのですが、通産省も案を出されていると聞いておりますが、その案というものはどういうものでございましょうか。
○佐藤(観)委員 私の耳に入ったところでは、落合川の上流はAAだ、これは問題ない。それから犬山頭首工と落合川の合流点までAである、これは問題ない。これは各省大体一致ですのでこれは問題ない。そうすると、犬山頭首工から馬飼の頭首工まではCである、馬飼の頭首工から河口まではDである。こ...全文を見る
○佐藤(観)委員 わかりました、全くなかったことと了解いたします。  ただ一つだけ確認しておきたいと思うのですが、四十五年、ことしの四月二十一日に閣議できまっているのが「水質汚濁に係る環境基準について」でございます。もちろん閣議でございますから、通産大臣も御了承なさっているわけ...全文を見る
○佐藤(観)委員 時間もないようなんで、次に愛知県、三重県、岐阜県の間の調停をとりました自治省の方にお伺いしたいのですが、自治省案というものはどういうものでございましょうか。
○佐藤(観)委員 国民の生活環境を守るという立場で厚生省の御意見をお伺いしたいと思います。
○佐藤(観)委員 いま大体の計画では、経企庁の水質審議会では自治省案といわれる犬山の頭首工から馬飼の頭首工までをBで押えていく、そしてそれ以下もBになるというふうにきまりそうだと聞いております。問題は、この犬山の頭首工から馬飼の頭首工までの間に名古屋市民二百万人の水道の取り入れ口...全文を見る
○佐藤(観)委員 政務次官からお話しございましたけれども、ところが実際、いま名古屋市の水道局では非常に原水が悪いので金がかかってしようがない、そしてなおかつ、いま人間の飲める水ぎりぎりの線でやっている、これを、犬山から馬飼までを現在Aにしてもらっておかないと、これ以上いい水をつく...全文を見る
08月11日第63回国会 衆議院 産業公害対策特別委員会 第18号
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○佐藤(観)委員 いま土井議員の発言にもございましたけれども、山中総務長官にちょっとお伺いしたいのですが、昨日の参議院の公害対策特別委員会で、いま問題になっております田子の浦の汚染の問題について御答弁があったわけでありますが、御存じのように、田子の浦というのは、万葉集の田子の浦で...全文を見る
○佐藤(観)委員 委員長、いまの答弁で了解いたしました。
○佐藤(観)委員 先月に引き続きまして、木曽川の水質環境基準についてお伺いしたいと思います。  新聞によりますと、先月十七日に水質審議会で木曽川の水質環境基準がきまったと聞いておりますが、どのようにきまったのか、お答え願いたいと思います。
○佐藤(観)委員 私は、先月の委員会で、犬山から馬飼までの間には朝日の取り入れ口という、名古屋市民二百万の大多数が飲んでいる水をそこから取っているので、何とかそこまでAにしなければ今後非常に危険なことになるのではないかということを御質問申し上げたわけですけれども、きょうの西川参事...全文を見る
○佐藤(観)委員 ちょっと私の説明が悪かったかもしれませんけれども、水道の水がBであるということは、これは最低でございますけれども、これが低水量になればさらにCになってしまうという可能性もあるわけで、現在の基準ではBでもかまわないということは私も存じておるわけでございます。  ...全文を見る
○佐藤(観)委員 もう一度お伺いしたいのですが、問題は資料のとり方だと思うのですけれども、おたくさまの場合には、直接経済企画庁の出先機関が調べているということでございますか。
○佐藤(観)委員 いま西川参事官からお話しございましたけれども、いま、現状Bである、つまりBODでいくと三PPM以下になっているという御説明でございますけれども、これを今度法律としてひとつBにきめるということになりますと、たとえば現在が三以下、つまりたとえば二・八であっても、二・...全文を見る
○佐藤(観)委員 また、いまの類型のことに関しまして、水質環境基準の測定に関しては私はずいぶん矛盾点があるんじゃないかと思うのです。それは、これも同じく本年四月二十一日の閣議できまりました「水質汚濁に係る環境基準について」というものでございますけれども、それの「公共用水域の水質の...全文を見る
○佐藤(観)委員 ここにいまの説明の補足になるかと思うのですが、お宅の米村さんという方が書かれたその説明があるのです。それによりますと、はかる日にちというのは三百六十五日のうちの低水量以上というと、年間二百七十五日だと書いてあるわけです。そうすると、あとの百日、低水位以下のときの...全文を見る
○佐藤(観)委員 問題は、やはり渇水時でも水道の水は取らなければいけない、そういう現実があるわけですね。それで、やはりものの考え方としては、この際一番危険なときでも、安全であるというようなはかり方をしないといけないのではないかというふうに私は思うわけなんです。それで、この場合「適...全文を見る
○佐藤(観)委員 たいへん残念でございますが、まだまだはかり方に関して矛盾点、疑問点があるわけなんですが、時間がないので、せっかくきょう自治省の方にわざわざ来ていただきましたので、自治省に関係する問題についてちょっとお伺いしたいと思うのです。  私の選挙区の一番南に、名古屋港の...全文を見る
○佐藤(観)委員 最後に御要望を申し上げておきたいと思うんですが、この西部臨海工業地帯、いま西二区、四区だけでなくて五区等さらに広いものが埋め立てされまして、そしてここに続々と企業がくると思うんですが、その際も境界がきまってない。帰属がきまってないということになると、何かと、税金...全文を見る
10月07日第63回国会 衆議院 産業公害対策特別委員会 第22号
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○佐藤(観)委員 私はいま問題になっております伊勢湾、三河湾の異常赤潮の問題についてちょっとお伺いしたいと思います。  この伊勢湾、三河湾の赤潮は、九月の十九日に始まりまして、九月の二十四日、二十五日、二十六、二十七、二十九、三十、十月一日、二日、すでに二十八日を除いて全部赤潮...全文を見る
○佐藤(観)委員 いまの問題でございますけれども、私も原因その他につきましては確かに決め手がないということもいろいろ読んでおりますし、あるいは先月のこの委員会でも論議をしておりますので、その点は時間がないので、重複を避けたいと思いますが、ただ簡単に自然現象の連続であると私は言えな...全文を見る
○佐藤(観)委員 たいへん時間がございませんので、きょうは運輸省の方にも来ていただいたのですが、ちょっと飛ばさしていただきまして、経済企画庁の方にお伺いしたいと思います。この三河湾、伊勢湾に関係ある地域で、海域の水質指定と申しますか、がされているのはどことどこでしょうか。
○佐藤(観)委員 私は、いま伊勢湾、三河湾がこのようなひどい状態になっているとなると、いまの水質指定という考え方自体ずいぶん変えなければいけないのじゃないか、そういう時期に来ているのではないかと思います。きょうも午前中厚生大臣のお話もございましたけれども、この際、この水域指定とい...全文を見る
○佐藤(観)委員 しつこいようでございますが、そういうふうに考え方を変えていくというのは一体いつごろか、一年後なのか二年後なのか、あるいはもっと先の話なのか、その辺は、時期的にどういうふうに考えていらっしゃいますでしょうか。
○佐藤(観)委員 時間はまだよろしゅうございますね。——運輸省の方にお伺いしたいのですが、今度の赤潮騒動の原因といわれている中には、一つは名古屋港の温度が非常に上がっているという問題と、もう一つは三河湾の三河港に隣接する地域の埋め立ての問題が理由ではないかといわれているわけです。...全文を見る
○佐藤(観)委員 これは運輸省に属するのか、あるいは建設省に属するのか、あるいは県に属するのか、非常にいろいろまじっているところでございますが、三河湾がこのような状態になった以上、三河湾あるいは衣浦湾の調査が済むまで、新しい工場の造設、つまり臨海工業地帯の上に乗る工場には待ったを...全文を見る
○佐藤(観)委員 最後に、このような伊勢湾、三河湾の汚濁の問題については、やはり何といっても下水道の整備というものを早急にはからなければいけないと思いますが、この問題は非常に大きな問題でございますので、本日は時間がございませんので次回に譲らしていただき、また本日は赤松勇先生が同じ...全文を見る
11月12日第63回国会 衆議院 産業公害対策特別委員会 第23号
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○佐藤(観)委員 皆さますでに御承知のように、きょうの新聞によりますと、名古屋港というのは、東京湾や大阪湾よりもさらに汚染されて、一番きたない湾じゃないかといわれているわけです。愛知県は交通事故が一番多いところで、さらに名古屋港まで汚水で非常によごれているということで、わが愛知県...全文を見る
○佐藤(観)委員 問題がいろいろあるので整理しますけれども、いま公害部長さんのほうからお話がありましたように、これを合計するとたいへんな数字なんです。これを一秒間に直しますと、ほぼ百トン近い水が毎秒出されているということでございます。そういうわけで百トンということになりますと、木...全文を見る
○佐藤(観)委員 これは蛇足になるかもしれませんが、実は魚のほうに影響ができる前に名古屋港の魚はみんな死んじゃったわけですね。ですから、正直言って温度差による影響というものは、実態はわからないと言ったほうが私は正確なんじゃないかと思います。ただ、何と申しましても魚には温度の耐性と...全文を見る
○佐藤(観)委員 海水を真水にかえるということもまた必要だと思うのですけれども、それと同時に、いまの火力なりあるいは鉄鋼なりの場合に、もう少し冷却水を、温度の差を少なくするやり方で海に戻すということを考えねばいけないのじゃないか。やかんの水を海に戻すのとちょっと違うわけですね。先...全文を見る
○佐藤(観)委員 その深層取水方式が一体どこまできくのかわからないのですけれども、正直言って工場はさらにさらにふえていくと思うのです。その点からもなるべく温度差の少ない水を海に戻さなければならないということが私は原理だと思うのです。この公害問題を考える場合に、一体この熱公害に対し...全文を見る
○佐藤(観)委員 いま西川審議官も述べられましたけれども、確かに本来熱公害というものに対してまだ十分考え方がなかったと思うのです。これは何も一つの新聞社を宣伝するわけじゃないけれども、一生懸命地元の中日新聞が、三年もかかっていろいろ調べてやった。私、熱公害の実態調査について一つ聞...全文を見る
○佐藤(観)委員 いまのお答えでは、所轄官庁としてたとえば熱汚染を中心にこの熱公害というものを実態調査するという場合に――確かに目的自体は、各省各所管で目的があって、いま西川審議官が言われたようなことだと思うのですけれども、熱公害というものの実態を調査して、これがどういうふうに影...全文を見る
○佐藤(観)委員 もう一つ経済企画庁にお願いしたいのですけれども、この熱公害に対して、アメリカのある州では、そういう規制法案ができあるいは裁判ざたにもなっているということを私は聞いているわけです。残念ながら日本にはその資料がないので、アメリカから、熱公害に対してどのような規制をし...全文を見る
○佐藤(観)委員 いま西川さんのほうからお話ありましたように、アメリカでは慣習的に罰則になっているんじゃないかということでございますけれども、おそらく、いままで公害行政を見ている限り、そういうものでは日本では規制できないと私は思うのです。やはりこれは確固たる工場排水法の中で、たと...全文を見る
○佐藤(観)委員 私もかなり地元の方といろいろ話をしたはずでございますけれども、とにかく、たとえば赤潮の問題なんかは非常にすみやかに動いて原因を究明しないといけない問題でございますので、なお一そう拍車をかけましてやっていただくことを御要望いたしまして、質問を終わりにいたします。
12月07日第64回国会 衆議院 内閣委員会 第2号
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○佐藤(観)委員 きょうは建設省の設置法の一部改正法案がテーマでございますけれども、せっかく大臣がお見えでございますし、また、建設省関係で日本住宅公団のあり方と申しますか、性格について、かなりいろいろ実際に住んでいらっしゃる方からの不満がございますので、その問題について質問をさせ...全文を見る
○佐藤(観)委員 もう一つ、その基本的性格と私が申し上げたのは、住宅公団というのは、いわゆる普通のマンション経営じゃなくて、営利事業ではないというふうに判断してよろしゅうございますでしょうか。
○佐藤(観)委員 その公団法の第一条に「住宅困窮する勤労者のため」ということばがありますが、これは公団としては大体どのくらいまでの収入の方を想定していらしゃるのでしょうか。
○佐藤(観)委員 最近つくられた東京都の公団の住宅を見ますと、家賃が三万円というのがあるわけです。そして公団がきめております収入の最低限が家賃の約四倍ということになりますと、月収がつまり十二万以上なければこの三万円の家賃のには入れないということになるわけです。これを十二倍しますと...全文を見る
○佐藤(観)委員 いま公団に住んでいらっしゃる方が一つ非常に心配していらっしゃるのが公団家賃の値上げの問題でございます。大臣御存じのように、本年六月二十四日に、住宅宅地審議会が新旧家賃の格差是正という名目で、古い家賃を新しい家賃に、現在つくられている公団の家賃くらいまで引き上げな...全文を見る
○佐藤(観)委員 いまの答弁についてこまかいところで反論したいところがあるのですが、その前に、住宅公団の方にお伺いしたいのですが、本年の十月から十一月にかけて、収入とか家族構成などを調べる、世論調査と同じような形式で、かなりこまかいことで公団に住んでいらっしゃる方の抽出調査をして...全文を見る
○佐藤(観)委員 確かに五年ごとに行なわれているわけですけれども、いま公団の家賃の値上げが非常に微妙なときだけに、やはり住んでいる方々は、これは何らかの値上げの資料に使われるのじゃないかということを非常に心配しておりますので、その点一つだけ確認しておきたかったわけでございます。 ...全文を見る
○佐藤(観)委員 そうしますと、私は一つ確認をしておきたいのですが、ここに一つ公団をつくるといたします。そうしますと、ここにかかった、いま言われたような工事費その他一切の、利子も含めまして総額が出てくるわけですけれども、それを戸数割りと申しますか、人数割りと申しますかにすべて含ま...全文を見る
○佐藤(観)委員 必ずしも原価主義ではない。つまり一つの公団の独立採算と申しますか、その公団にかかった費用をそこに住んでいる人が払うということではないということですか。必ずしもそうではないということですか。
○佐藤(観)委員 公団の家賃の項目の中をこういりふうに分けることができると私は思うのです。建設工事費、それから人が入らなかった場合の引き当て金、それから損害保険料、それからいま言われたような管理費、修繕費、それから固定資産祝、都市計画税などの公租公課、それから地代の相当額、それに...全文を見る
○佐藤(観)委員 しかし、ここでいま問題になっている新旧家賃の格差是正のために古い家賃を引き上げるというのは、修繕費が上がった、あるいは管理費が上がったためではないのですね。そういうことになってくると、たとえば一番最初にできた公団住宅に住んでいた人は、そのままほかの住宅ができなか...全文を見る
○佐藤(観)委員 ひとつ、僕の説明が足りなかったと思うのですが、二十年と申したのは、買収した用地費が二十年で全額まかなえると私は聞いておるのです。  それと、いまちょうど言われましたが、私の考えからいくと、あき家割り増し家賃というのも、どうも私には納得がいかないと思うのです。い...全文を見る
○佐藤(観)委員 公団側の収支は確かに私はそうなると思うのです。しかし、そこに住んでいる方は五割取られたって、いまステンレス流しの話をなさいましたけれども、必ずしも流しが全部、そういうふうに五割取られたところは新しくなっているわけじゃないと思うのです。  もう一つは、住宅宅地審...全文を見る
○佐藤(観)委員 宮地さんが確かに言われるように、家賃の中で占めている、いま言われましたような管理費、修繕費、公租公課、こういうものは確かに私どもは年ごとに変化があると思うのです。ですから、その部分の家賃の値上げということならば、ある程度まだ私は説得する力があると思うのです。とこ...全文を見る
○佐藤(観)委員 この問題については、調べていくにしたがって、ただ公団だけの問題ではなくて、いま政府のやっている住宅政策、実は私は住宅政策なるものがないがゆえにこうなってきてしまったのではないかと思うのですけれども、その問題までかなり根深い問題があると思うのです。  それで家賃...全文を見る
○佐藤(観)委員 私も確かにとにかく住宅をふやさなければならないということは一致するわけですけれども、政府の施策を見ておりますと、ここに、これは住宅公団の業務年報ですけれども、昨年度の表ですけれども、これを見ますと、四十年度から政府は住宅公団に対して出資金を出していないわけです。...全文を見る
○佐藤(観)委員 しかしその場合、出資金の額と利子補給に変えた場合には格段と量が少ないんじゃないですか。
○佐藤(観)委員 せっかく住宅局長さんがいらっしゃいますので、一点お伺いしたいのですけれども、現在公営、たとえば都営の場合年間所得が七十四万円以下しか入れないわけです。それで、公団ですと家賃の四倍以上ということでございますから、二万円の人としても九十六万、ほぼ百万以上の人でないと...全文を見る
○佐藤(観)委員 だいぶ時間もなくなりましたので、最後に大臣にお伺いしたいのですけれども、公団など大きなものをつくる場合には、非常に工事費が上がるとともに用地の買収費がばく大に上がっております。この公団の家賃の問題と関連して地価の高騰を押える策として今後どのような施策をお持ちでし...全文を見る
○佐藤(観)委員 最後にもう一点だけお伺いしたいのですけれども、通常国会がもう少したつと始まるわけですけれども、四十六年度から第二次住宅五カ年計画が始まるわけですけれども、それに対して今後の住宅建設の方針と申しますか、抱負と申しますか、それを最後にお伺いしたいと思います。
○佐藤(観)委員 低家賃住宅をつくるにしても何をやるにしても予算でございますので、大もの建設大臣になるべく多く獲得していただき、安い住宅を多くつくっていただくことを要望いたしまして、質問を終わりにいたします。どうもありがとうございました。
12月08日第64回国会 衆議院 産業公害対策特別委員会 第4号
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○佐藤(観)委員 私は、大気汚染防止法一本にしぼりまして、いままでの長時間にわたる質問でなお解明し切れない点について、質問を試みたいと思います。  御存じのように、現状の大気汚染防止法では、大気汚染の主たる原因である電気ガス事業に対して規制ができません。この点に関しましては、四...全文を見る
○佐藤(観)委員 山中総務長官のほうは、そう極端に変更されている点はないのではないか。それから厚生省のほうからは、緊急時の項の一点である。その点につきましては、私も今後六項くらいに当たりまして、実際にそうなのかどうなのかということをこまかく詰めたいと思うわけです。  私が疑問に...全文を見る
○佐藤(観)委員 自動車から排出する排気ガスについては、柳町に見られるような鉛害なり、あるいは光化学スモッグというたいへんなる公害があったことはすでに皆さん御承知なわけでございます。その点において、法律上確かに例示項目がございますけれども、一酸化炭素のあとに鉛なり炭化水素というも...全文を見る
○佐藤(観)委員 この問題については何度も前の方がお聞きしたと思いますので、もう一点だけお伺いしたいのですが、それでは国民の疑惑を招かないように、炭化水素及び鉛というものをこのあとに入れる考えはないか、その点について最後にお伺いしたいと思います。
○佐藤(観)委員 それでは次の項目に移ります。  第四条でございますけれども、これは非常に大事な問題だと思うのでございますけれども、ここに「都道府県は、当該都道府県の区域のうちに、その自然的、社会的条件から判断して、ばいじん又は有害物質に係る前条第一項又は」云々ということばがご...全文を見る
○佐藤(観)委員 この大気汚染防止法というのは、硫黄分のサルファを抜くのが本来の使命であるのに、この部分で一番大事な硫黄酸化物が抜けているというのはやはり非常に問題ではないかと思うのです。いまの御答弁にありましたように、低硫黄計画に問題があるのだ、量に限りがあるのだということで、...全文を見る
○佐藤(観)委員 それからこの第四条でもう一つ問題なのは、後半の部分の「政令で定める基準に従い、」という項目だと思うのです。ここでいう「政令で定める基準」というのは一体どんなことなのか。すでに御存じのように、美濃部知事その他革新的な知事からは、この項目がある限り条例の効果が薄れる...全文を見る
○佐藤(観)委員 いま橋本厚生政務次官のほうから話がありましたように、あくまで上限、下限と申しますか、そういう量の規制をするものではないということを確認をさせていただきたいと思います。  その次に、問題なのは、第十四条でございます。これは条文が、前のものと比較いたしますと、一歩...全文を見る
○佐藤(観)委員 私は、この十四条を読んだ限りでは、少しこの感覚ではもうすでに公害防止の観点からいくと古いのではないか。つまり、これを逆に読みますと、人の健康または生活環境にかかわる被害を継続というか「排出により人の健康又は生活環境に係る被害を生ずると認められるときは、」つまり、...全文を見る
○佐藤(観)委員 その次、二十二条に移らしていただきたいと思います。  これは前条に比べますと、指定地域の指定がなくなっておりますので、その意味では、私は非常に公害行政に対して積極的だと思うのです。そして「都道府県知事は、大気の汚染の状況を常時監視しなければならない。」となって...全文を見る
○佐藤(観)委員 ここに一つのデータがあるのですが、たとえば東京都の場合に、監視測定体制整備に対して国の補助が、四十三年度では百六万円、四十四年度は四百三十二万円、四十五年度が百三十五万円——もっともこれは十二月まででございます。  これに対して都が一体どれだけこういうものに資...全文を見る
○佐藤(観)委員 もう一つ、この二十二条に関しましてお伺いしておきたいのでございますけれども、いま私が申しましたように監視測定整備のためには、まず現在どのくらいよごれているかという汚染状況を測定する部門と、もう一つは発生源を監視する部門があると思うのです。つまり発生源を監視すると...全文を見る
○佐藤(観)委員 この件に関しては、もう一点お伺いしておきたいのでございますけれども、このような法律ができて、都道府県に財政的な援助をするということでございますけれども、その比率が国が三分の一、そして地方公共団体が三分の二という原則では、地方公共団体というのは負担が非常に重くなる...全文を見る
○佐藤(観)委員 続きまして最も肝心な第二十三条に移らしていただきたいと思います。  二十三条というのは四項までございますけれども、この一番最後のところはいずれも「協力を求めなければならない。」「届け出なければならない。」「勧告することができる。」「要請するものとする。」全般的...全文を見る
○佐藤(観)委員 ちょっと答えがはぐらされた感じなんですけれども、第四項も私は御質問申し上げますが、その第一項の「協力を求めなければならない。」という条項ぐらいではたして公害防止の実効があがるかということを私は疑問に思うのです。これが、また山中総務長官におこられるかもしれませんが...全文を見る
○佐藤(観)委員 それでは第二項についてちょっとお伺いしたいのです。第二項は「ばい煙排出者であって、いおう酸化物に係るばい煙量が厚生省令、通商産業省令で定める量をこえるばい煙発生施設を設置しているものは、厚生省令、通商産業省令で定めるところにより、当該ばい煙発生施設についていおう...全文を見る
○佐藤(観)委員 緊急時とは一体どういうときをさすのか。その点に関しましては、この二十三条の最初の部分にございますように、「大気の汚染が急激に著しくなり、人の健康又は生活環境に重大な被害が生ずる場合として政令で定める場合」というのが緊急時ということばの概念だろうと私は思うのです。...全文を見る
○佐藤(観)委員 そうしますと、やはりこれは二十三条の第二項に入れていくというのが少しおかしいんじゃないかという気がする。確かに橋本厚生政務次官の言われるようなことなら私もわかるわけですけれども、二十三条の冒頭に緊急時の措置となっていて、そして第二項に計画を作成し、届け出なければ...全文を見る
○佐藤(観)委員 ひとつまだ法令の——こういう順序でこういうところに書かれていいものかどうかについて疑問を持つんですが、もう一つ大事な点は、計画を作成し、都道府県知事に届け出なければならない。ですけれども、届け出るということは、はい、こういうふうに計画をしました、というふうに置け...全文を見る
○佐藤(観)委員 その第三項へいくまでの導入部である、あるいは三項との関連でここにあるということは了解できるわけですけれども、いまの答弁では、届け出であって許可制ではないということについては、私は御答弁なかったと思うのです。なぜ、ここを「都道府県知事の許可を得なければならない。」...全文を見る
○佐藤(観)委員 しかし、自主的につくるといっても、それがほんとうに適切な装置であるかどうか。それがなければ私は自分のところでこれはこういうことで緊急時が起こっても、こういうことでできますと言われても、都道府県知事としては、実際そういうふうになるかならないか非常に困ると思うのです...全文を見る
○佐藤(観)委員 しかし、その場合、特定の場合というのは私は緊急時の場合だと思うのです。何か起こったときには、こういうふうにしますという問題だと思うのです。その点からいうと、どうもやはり納得がいかないのは、緊急時にはこういうふうにいたしますという計画書をつくる、プログラムをつくる...全文を見る
○佐藤(観)委員 むしろ私も法律論を述べるよりも、実態論のほうから話をしたほうがいいと思うのですが、先ほど厚生省の方々は、これは自主的にやるものだということを言われますけれども、私はこの条文を読んで、何も工場側、企業側、あるいはそういうものを排出しているところが自主的につくるもの...全文を見る
○佐藤(観)委員 最後に、私も時間がございませんので、第三項の一番最後の「勧告することができる。」という項目は、これはわが党の大原亨議員がたびたび御質問しましたので、内容についてはもう触れる時間はございませんけれども、「勧告することができる。」というのを「命令することができる。」...全文を見る
○佐藤(観)委員 いまの御答弁ですと、「勧告する」を「命令する」というふうに改正する可能性、余地、考え方もあるというふうに受け取ってよろしゅうございますか。
○佐藤(観)委員 最後に、この件を公害対策本部の副本部長である山中長官にお伺いしたいと思いますけれども、いま将来においてはということを厚生政務次官が言われましたけれども、「勧告する」を「命令する」、さらに、従わないときには操業停止をさせることもできるというふうに改正する意向がある...全文を見る
○佐藤(観)委員 質問を終わります。
12月09日第64回国会 衆議院 内閣委員会 第4号
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○佐藤(観)委員 関連して一問だけお伺いしたいと思います。  大出委員のいまのたび重なる質問の中にありましたように、やはり楯の会に対して自衛隊がかなり肩入れをするというとあれになるかもしれませんけれども、便宜をはかっていた点は、私はいなめないと思います。それで三島が檄の中にも、...全文を見る
○佐藤(観)委員 それで、先ほど長官は、つまりそれが楯の会の例会ではなくして楯の会の例会が終わったあとにやられたのだということでございますけれども、ただそれだけではたして済むものかどうか。いま私が読んだように、楯の会というものがそのような会であること、過激的な、現存の憲法も否定す...全文を見る
○佐藤(観)委員 時間もございませんので、最後にもう一度だけお伺いしますけれども、その際、楯の会に三つの大きな項目があり、反共であるとか、その他の項目がある、こういう過激な団体であるということは御存じの上でしょうか。
○佐藤(観)委員 私は当然そこは知っているというお答えが出てくると思ったのですが、これはちょっと意外でした。知らないということはないと私は思うのです。そして先ほどの官房長の御答弁の中で非常に明らかになったのですけれども、有名な三島氏の依頼だったから直ちに体験入隊をさせたのだ、たし...全文を見る
○佐藤(観)委員 どうもやはり知らぬということに関しては気になるのですけれども、楯の会は一つの大きな項目の中に暴力是認を入れているわけです。そうしてこれが結成されたときに、警視庁は三島由紀夫のところに聞きにいっているわけです。そうしたら、三島由紀夫は笑って、いや、現在ではまだこう...全文を見る
12月10日第64回国会 衆議院 産業公害対策特別委員会 第6号
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○佐藤(観)委員 私は、日本社会党、公明党、民社党を代表して、政府提出によります公害対策基本法の一部を改正する法律案に対しまして、反対の討論を述べるものでございます。  その理由は、以下の十点になります。  第一点、良好な環境を享有する権利は、国民の基本的な権利であるにもかか...全文を見る