佐藤観樹

さとうかんじゅ



当選回数回

佐藤観樹の1972年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月03日第68回国会 衆議院 大蔵委員会 第1号
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○佐藤(観)委員 私は、冒頭に景気の動向についてまずお伺いをしたいと思うのですけれども、本会議で木村経済企画庁長官は、大体本年度の後半には景気は回復するということを言われているわけなんですけれども、下半期と申しますと、大体七月からが下半期になるわけですけれども、大臣として今後財政...全文を見る
○佐藤(観)委員 国会の経済方針の発表になる前に、木村経済企画庁長官が一月二十五日に、最近の機械受注の動向から見て、四月から六月くらいには企業の投資欲はあまり起こらない、したがって景気の底というのは七、八月ごろになるのじゃないか、で、今度組んだ予算が通ったとして、その効果があらわ...全文を見る
○佐藤(観)委員 それから、いま大臣もちょっと言っていらっしゃったのですけれども、まずこの不況というものです。大臣もいま過去の例をあげられましたけれども、私は今度の不況というのは、幾らかいろいろな意味でニュアンスというか、内容が違うと思うのです。大臣は従来の不況、従来の好況という...全文を見る
○佐藤(観)委員 確かに大臣が言われることもわからぬわけではないのですけれども、確かに現在失業率が一・四%くらいだといわれているし、在庫率もだんだん減りつつある。それについて大臣、ちょっと触れられましたけれども、ドルがさらに百四十億ドルからふえる傾向にある。あるいはその中で物価が...全文を見る
○佐藤(観)委員 まあ社会福祉の問題についてやっているとある程度抽象的なことにもなってしまうので、時間もありませんからちょっと先へ進ませていただきたいのです。  国際通貨問題についてお伺いをしたいのですけれども、大臣も先ほどちょっと触れられていましたが、一ドル三百八円の固定相場...全文を見る
○佐藤(観)委員 それではちょっと確認をしておきたいのですけれども、それはたとえばことしの年末に二百億ドルという外貨保有高になったとする。その際にもアメリカ経済等の状態ももちろんいろいろ変わるわけです。また大統領がだれになるかもわかりませんが、いろいろ状態が変わるわけですけれども...全文を見る
○佐藤(観)委員 その辺の認識はちょっと違うのですが、それはそれとして、それでもう一つ国際通貨の問題で、大臣も本会議で述べておられるのですけれども、「わが国としては、関係諸国と相協力して、国際通貨体制の残された諸問題の根本的な解決のために努力していく考えである。」こういうことを本...全文を見る
○佐藤(観)委員 それからもう一つ、国際通貨の変動についての問題なんですけれども、いわゆる税制の改正要綱で為替差損については税制上繰り延べ控除によって救済措置のとられることが決定したようですが、差損に対して補償するなら、当然もうけた差益について処置しなければならぬ、課税をしなけれ...全文を見る
○佐藤(観)委員 この差益、差損の問題については、またあとで税制改正として出されるはずですから、大臣の言われるようなことについて、具体的なことでもう少し討論をしてみたいと思います。  いま何といっても国民が頭の痛いのが物価の問題です。大臣、あらためて私が言わなくても、もうすでに...全文を見る
○佐藤(観)委員 佐藤内閣が成立した七年前の四十年の一月に施政方針演説で、物価の安定をはかることは、当面の最も重要な課題であり、問題解消のため格段の努力をいたしますというふうに述べているのですね。今度の施政方針演説でも、やはり物価安定については、当面の景気浮揚策の実施にあたっても...全文を見る
○佐藤(観)委員 どうも大臣の話ですと、不況だから物価が上がるというのはこれはまさに論理的にはおかしいので、やはり池田内閣の高度経済成長政策のもとでは、結局成長が激しいから物価が上がるんだという説明をなさってきたわけですよね。大臣もその間には何度か大蔵大臣をやられたわけだけれども...全文を見る
○佐藤(観)委員 ということは、少なくもこの一年間は郵便貯金の利子については下げる意思はないというふうに理解してよろしゅうございますか、この一年に限って。まあ佐藤内閣は十月末までしかありませんから、まずその間には下げる意思はない、そういうふうに理解してよろしゅうございますか。
○佐藤(観)委員 最後に一点だけデノミについてお伺いしておきたいのですけれども、まあわざわざ大臣もこれに一枚つけられて、「デノミネーションについて」ということで大阪発言について語られているわけですけれども、当大蔵委員会でも何度かこのデノミについては討議をしてきたわけですけれども、...全文を見る
○佐藤(観)委員 委員長、時間ですので終わります。
03月08日第68回国会 衆議院 大蔵委員会 第3号
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○佐藤(観)委員 これは質問の前に、大臣もお疲れだと思うのですけれども、声が小さいものですから、うしろの方にやっぱり聞こえないのじゃないかと思うのです。やはり討論というのは、私と大臣あるいは速記者の方々、そういうだけのものではなくて、公開でやっているというのは、うしろの方にもやは...全文を見る
○佐藤(観)委員 お願いいたします。  それから昨日の本会議で、私は一番前ですので大臣は私がやじっているのをよく御存じだと思うのですけれども、藤田高敏議員の質問に対する答弁は、私はきわめて不満なわけです。本格的にはまた所得税の法案のときにやりますけれども、どうも大臣の発想では、...全文を見る
○佐藤(観)委員 私も昨年から大蔵委員会にいて、その減税の話はずっと通して見ているわけですけれどもね。つまり四十六年の年内減税をするまでには、大臣は十五カ月予算、十五カ月予算ということで、あまり減税に乗り気ではなかったわけです。景気の浮揚策として減税が一番適切ではないのかという私...全文を見る
○佐藤(観)委員 四十七年度にその四十六年度の年内減税千六百五十億をやるというのは、一体どこできめられたのですか。それは大臣の頭の中にあっただけの話で、私たちは、とにかく景気浮揚策として所得税大幅減税をやれ、しかも年内にやったほうがそれは効果的であろうということで主張してきたわけ...全文を見る
○佐藤(観)委員 確かに大臣が言われるように、四十六年度に当初の千九百億と年内減税の千六百五十億、つまり三千五百五十億というものがこのまま一これは法律変わってないわけですから、四十七年度に、合わせた三千五百五十億というものが減税になっておる。これは間違いないのです。四十六年度の当...全文を見る
○佐藤(観)委員 まだ不満もあるわけですけれども、また所得税法が上がったときにやらしていただきたいと思います。  もう一つ、いわゆるテーク・オーバー・ビッド、株式の公開買い付け第一号がきのうベンディックス社から出たわけですけれども、これについて、いわゆるテーク・オーバー・ビッド...全文を見る
○佐藤(観)委員 最後に、いま大臣が言われたことば、実はあの法案を論議するときにも、はたして乗っ取りというものは善か悪かという問題でずいぶん話が分かれるところだったわけですけれども、いま大臣から話があったように、役員を送らないとか、あるいは自動車機器との間に話し合いがついている、...全文を見る
○佐藤(観)委員 終わります。
○佐藤(観)委員 議事進行についてちょっと発言があるのですけれども、ごらんのように国会議員この中に十人、委員長と政務次官入れて十二人、国会の職員の方が十人、あと全部政府委員で、全く時間のむだづかいですよ、これだけ政府委員の方をここにとめておくというのは。しかも自民党の方いま五人い...全文を見る
○佐藤(観)委員 先はどの山中議員の、私はたいへんいい質問だと思うのです。一農民にとってみれば実はたいへんな問題で、砂糖の問題あるいは大豆の問題と、これはたいへんなことだと思うのです。物価との関連について、あるいは関税政策の基本についてはあのとおりだと思うのですけれども、もう少し...全文を見る
○佐藤(観)委員 では企画庁はこの点についていかがですか。
○佐藤(観)委員 関税を下げたから必ずしもすぐ末端価格まで下がる、これは簡単に言えないと思うのです。たとえば大蔵省からいただいた資料ですけれども、四十六年度に関税引き下げしたもので、みがき板ガラス、これは輸入依存度が〇・一%、このくらいのものでは関税を下げたからといってみがき板ガ...全文を見る
○佐藤(観)委員 ちょっと私の言ったのがどうもうまく御理解いただけなかったかと思いますが、たとえば、たとえばの話ですが、紅茶ですね。小売りでたとえば千円とします。そうすると現行では三五%ですから、三百五十円関税を納めることになるわけですけれども、これが三〇%に変更になるといいます...全文を見る
○佐藤(観)委員 それでは関税の物価への影響については私は終わりまして、関税局長にお伺いをしたいんですが、憲法の二十一条ですか、検閲の項があるのですけれども、これは現在大蔵省の中でどういうふうに理解をされておりますか。
○佐藤(観)委員 それはあくまで筋であって、私は現実じゃないと思うのです。  それではお伺いしますけれども、関税定率法第二十一条第三号、「公安又は風俗を害すべき書籍、図画、彫刻物その他の物品」とあるわけですね。「公安又は風俗を害すべき」というのは、ではこれはどういう基準になって...全文を見る
○佐藤(観)委員 いま言われた内容、わいせつな内容云々というのは、これはどこにある法律ですか。
○佐藤(観)委員 ですから、「公安又は風俗を害すべき」というのは、これは関税定率法第二十一条にあるわけです。その内容についての規定、これは法律にはないわけでしょう。
○佐藤(観)委員 法律にはその内容については書いてないわけですよね。ただ「公安又は風俗を害すべき」とは一体どういう内容かというと、大蔵省のほうではそういうふうにわいせつな内容である。わいせつな内容とは最高裁の判例に出ているもの。公安とは、先ほど言われたように内乱あるいはその他のも...全文を見る
○佐藤(観)委員 あとで業務内容の通達基準を教えていただきたいのです。  それから、先ほど局長は、これは通知するのであるから検閲にならないとおっしゃいましたけれども、しかし現実には、たとえば映画に限れば、それが入ってくる場合関税法の六十七条でこれは入れることができません、そして...全文を見る
○佐藤(観)委員 しかし、二十一条の第三項には、「税関長は、関税法第六章に定めるところに従い輸入されようとする貨物のうちに第一項第三号」、つまり「公安又は風俗を害すべき」云々ということですね。「第一項第三号に掲げる貨物に該当すると認めるのに相当の理由がある貨物があるときは、当該貨...全文を見る
○佐藤(観)委員 もう一度お伺いしますけれども、検閲じゃないと言う、つまり検閲というものと、検閲じゃないということと、具体的にどこがどういうふうに違うのか、その内容についてはいま局長の答弁はなかったと思うのですけれども、検閲ではないという局長の結論だけは出ているのですが、現在の憲...全文を見る
○佐藤(観)委員 内容に立ち至って審査をしてないと言いますけれども、しかし現実には、映画のプリントが入ってくる。そうしますと、税関でその中身を見るわけですね。中身を見て、確かに原則的にはこれは入れられませんというふうに言う。しかし現実に、さらに入れる場合には、この部分をカットしな...全文を見る
○佐藤(観)委員 確かに話の筋立てとしてはそうなって、あるいは現実にはもう何千本と外国のフィルムが入っているから、もう途中の、それじゃどうすればという部分は現実にはなくなってますよ。だから、結局、その面において私は審査と何ら変わらないと思うのです。  今度、不服があった場合に輸...全文を見る
○佐藤(観)委員 私は、この回数というのは、輸入された映画の本数からいけばたいへん少ないものだと思うのです。少ないものであるということは、この場合はみんなが不服がないということじゃなくて、私が申し上げたように、現実に何らかのカットなり修正なりをして入れているから入っているのであっ...全文を見る
○佐藤(観)委員 そうすると、この方々は特別に映画に関心があったりなんなりする方々ではなくて、いわゆる大蔵省の普通の官吏と申しますか、役人と申しますか、ですね。
○佐藤(観)委員 入ってきた映画、いわゆる輸入したいというフィルムに対して、いまお話になったようないわゆる税関の官吏の人が見てそして、これは関税法六十七条に抵触する、関税定率法二十一条第一項第三号に抵触をする、したがってこれはそのまま向こうに戻すこともあり得るわけですね。ただし現...全文を見る
○佐藤(観)委員 もう一つ先ほどちょっと聞き忘れたのですけれども、じゃ輸入映画等審議会にはいわゆるこの「公安又は風俗を害すべき」云々という部分のこの基準というものは、やはり内規みたいなものがあるのですか。これはやはり皆さんで討議するだけで、審議会の委員の方の主観によるということで...全文を見る
○佐藤(観)委員 まあいろいろ話も平行線のようですが、それを聞けば聞くほどどうも——私は、ポルノなりああいう映画をいま局長緩和というふうに言われたけれども、緩和せよということではないのです。私がたびたびお聞きしているように、現実には港の税関で大蔵省の管理の部分で「公安又は風俗を害...全文を見る
03月17日第68回国会 衆議院 大蔵委員会 第7号
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○佐藤(観)委員 まず、大蔵省にお伺いをしたいのですけれども、この航空機燃料税による税収見込み、特にこの航空機燃料税については第二次空港整備五カ年計画と密接に関係があるわけなので、これが発足の四十七年から五十一年までの五年間の税収見込みをどういうふうに立てられたのか、まずその数字...全文を見る
○佐藤(観)委員 残りの四十八、四十九、五十の税収見込みは出てないのですか。
○佐藤(観)委員 そこで、これはあとの問題にも関連をしてくるのですけれども、大蔵省として、またあとで私は運輸省のほうにお伺いをいたしますけれども、大蔵省として、将来の航空の需要の見通し、この数字が一応億単位で出ているわけですけれども、この見通しを立てられるにあたって、将来の航空機...全文を見る
○佐藤(観)委員 その際に、今度でも運賃値上げが当然見込まれているわけですし、これもあとの問題に関連してきますけれども、今後とも当然運賃の値上げということが問題になるわけですね。その運賃値上げになった場合に、これはあくまで大蔵省の考えでいいのです、私はあとでまた運輸省のほうにお伺...全文を見る
○佐藤(観)委員 いま高木主税局長が言われたように、五十年度に四千万人の飛行機に乗る人というのは、これは過去の伸び率からいくとたいていこういう数字になると思うのですけれども、私は次に、この航空機に対する需要というものは、特に過剰な需要だと思うのですよ。これはかなり政治がつくった、...全文を見る
○佐藤(観)委員 その数字が出てくる前提があると思うのですが、その前提はどういうふうになっていますか。
○佐藤(観)委員 それは大事なところが抜けている。その数字の前提には、いま高木局長が言われたように、新幹線と航空機の価格が一緒という前提、六十年のときには二百五十キロで走る新幹線がすでに五千キロ全国に配置されているという前提のもとで、六十年は一億二千万人という数字が出ていると思う...全文を見る
○佐藤(観)委員 いま住田部長も言われましたように、運賃の要素というのは将来の見通しに対して非常に大きいわけですね。この一億二千万人にしても、これがいいか悪いか、これはまたあとから論ずるわけですけれども国鉄、特に新幹線、この新幹線と飛行機とが同じ価格、たとえば東京−大阪間なら東京...全文を見る
○佐藤(観)委員 監理部長はそう言われますけれども、そのように最近は特に——これはいいか悪いかはまたあとで論ずるわけですけれども、利用者負担、受益者負担、たとえば着陸料、これだって昨年から少し値上がりになった程度です。三十億が三十五億ですか。航行援助施設料、それも取るのは昨年から...全文を見る
○佐藤(観)委員 確かに、先ほど私も申しましたように、第二次の空港整備五カ年計画の中ではなるべく受益者負担ということで資金を配分をしていく、五カ年計画をまかなっていこうという姿勢が見れることは、確かに私わかるのですね。しかし問題は、運賃が上がらなかった理由として、需要が非常に伸び...全文を見る
○佐藤(観)委員 少し私のあれからいくと話が飛ぶのですけれども、しかし、航空需要を押えるつもりはないと言うけれども、では一体どんな人がいま飛行機を利用しているか、それはいまお手元にデータがありますか。大体目的別にどういう方が飛行機に乗っているのか、ざっとでけっこうですから。
○佐藤(観)委員 私は、運輸省の資料の写しについて、いまここに別の本があるものですから、話は少し飛びますけれども……。  それだけ押える必要はないといいますけれども、四十四年で、目的を見ますと、半分が観光なんですね。たとえば四十年の数字ですと、飛行機利用、調べた人数が十六万二千...全文を見る
○佐藤(観)委員 そうしますと、先ほど高木主税局長が言われましたけれども、いまのままでいきますと、国鉄のほうがむしろ人件費がかかりますから、おそらく相対的に飛行機のほうが安くなるのじゃないか、そういう話があって、そのままでいきますと、これは大阪空港をつくり、成田をつくり、その後も...全文を見る
○佐藤(観)委員 焦点は、結局、たとえばいま住田部長のお話のように、最後の大きな飛行場というのは私は大阪じゃないかと思うのです。これの是非を論じなければいかぬわけですけれども、たとえばいまあげた数字の中で、私もちょっと言い方がまずかったのですが、一億二千万というのは、航空運賃と国...全文を見る
○佐藤(観)委員 ちょっと確認したいのですが、一億二千万人という数字は、価格だけでもちろんきまるわけではないと思いますけれども、その面で価格の要素が強く働き過ぎているとおっしゃったんだと思うのですけれども、一億二千万人という数字は、これは航空のほうが鉄道に比べて二〇%減という前提...全文を見る
○佐藤(観)委員 そうしますと、いままでいろいろな形で需要を押える必要があるんじゃないかという論議をしてきたわけですが、はたして需要を押えるという政策自体が正しいのかどうなのかということが非常に問題だと思うのですね。それで、私は一つの例を申し上げましたけれども、ではそんなに使って...全文を見る
○佐藤(観)委員 それでは東京−大阪間だけ乗る人、あるいは東京−名古屋だけ乗る人、これはあとでいいですから、数字を出してみてください。  そこで、私はいまの部長のお話を聞いていると、非常に歯がゆく思うのです。つまり、まだそういう段階じゃないのじゃないか、まだいいのじゃないか、将...全文を見る
○佐藤(観)委員 それで、今後飛行機の役目、分担、これを非常にはっきりしなければいかぬと思うのですが、「総合交通体系について」という臨時総合交通問題閣僚協議会、昨年の十二月十七日に出たものだそうですけれども、これによりますと、必ずしもはっきりしてない。たとえば「分担関係の確立」と...全文を見る
○佐藤(観)委員 時間がきてしまったので、もう一つ政務次官にお伺いしたいのですけれども、常識的問題になるのですが、今度の第二次空港整備五カ年計画は、先ほどからお話があるように、受益者負担というか、いわゆる飛行機に乗る人の負担がたいへんふえるわけです。それは私が先ほどからたびたび言...全文を見る
○佐藤(観)委員 その見解については非常に疑問があるのですけれども、たいへん時間も迫ってしまいましたので、飛行機利用については、遠距離で短時間の代替物がない場合とか、あるいは離島、過疎地域、こういうある意味での公共性を非常に有する場合、こういう場合と、東京−大阪間のように、私は個...全文を見る
○佐藤(観)委員 現在二千ですか。それは、ばんだい号事件が起こったから長くしたのであって——そうでしょう。
○佐藤(観)委員 当時は千二百。ばんだい号事件が起こったから、たしか二千に延ばしたわけですね。——とにかく滑走路が長くなった。それはいいですよ。滑走路を長くすることは、危険性を非常に少なくするからいいんです。しかし、千二百メートルのときにはジェット機は飛んでなかった。プロペラ機だ...全文を見る
○佐藤(観)委員 確かにばんだい号事件についてはまだ結論が出てないで、いま調査中でやっているわけですけれども、しかしあのときには確かにNDBだけで、それは晴れたときはいいでしょうよ。しかし晴れたときばかりはないのですからね。したがって、NDBだけでは航行安全施設がたいへん不備であ...全文を見る
○佐藤(観)委員 そうでしょう。つまり、あまり安全じゃないから。しかも函館空港に入ろうとしているところに、いろいろ原因がわからないにしても、まだNDBだけでは——あれはプロペラ機でしょう、ばんだい号事件は。プロペラ機でNDBだけでは不安だというので問題になり、現にばんだい号事件と...全文を見る
○佐藤(観)委員 どうもそういう感覚が私は少し甘過ぎるのじゃないかと思うのですよ。たとえば今度の「第二次空港整備五カ年計画に関する報告」の二ページ、私は全部読ましていただいたけれども、こういう文書にしてはたいへん珍しいことばを使ってある。(2)で「安全の確保は、航空輸送において至...全文を見る
○佐藤(観)委員 しかし、函館空港では現実に何らかの理由で大回りをして、どうしてあんな大回りをしたのかというような疑問を持たせるような事故が起こって、七十六名の方々が函館空港でなくなっているわけですね。確かに現在、きょうは安全に飛んでいるかもしれない。NDBだけでは心もとないとい...全文を見る
○佐藤(観)委員 しつこいようですが、私がここで問題にしているのは、やはり、ばんだい号事件という事件が起こっている空港であること、しかも四十七年度の予算の中にはVOR、DMEはつけることになっているわけです。最低もう一つILSをつけてもらいたいということになっている。しかも、これ...全文を見る
○佐藤(観)委員 それでは、ちょっとお伺いしますが、最近新たに地方の空港が許可になりましたね。九州の佐賀空港、許可になっていますね。これは、どうして必要なんですか。
○佐藤(観)委員 その論でいきますと、もうほんとうに各県全部飛行場がなくてはいかぬわけですね。九州は、福岡、北九州、大分、宮崎、鹿児島、熊本、長崎と、九州だけでこれだけあるわけです。それに加えて今度、佐賀ということになるわけでしょう。そうすると、「地表交通機関で三時間程度以上を要...全文を見る
○佐藤(観)委員 福岡におりる者が佐賀におりたら、私はせっかく早く行った利便というのは、佐賀県のどこにできるか知りませんよ、知りませんけれども、佐賀県はそんなに大きくないですから、福岡県寄りにつくったってたかが知れているわけですね。この裏には、これは別名保利空港と言っている。ここ...全文を見る
03月22日第68回国会 衆議院 大蔵委員会 第9号
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○佐藤(観)委員 いま松尾委員のほうから、租税特別措置法について数々の問題が指摘されたわけですけれども、私はきょうは、今度の租税特別措置法にある公害の問題にしぼって少し洗ってみたいと思うのです。  まず、税制の面で、今日まで公害防止対策として、租税特別措置法の中で数々の特別措置...全文を見る
○佐藤(観)委員 あとの三項目についてはまあこれから論議をするわけですけれども、税制の面でもこれはかなり優遇された措置がされているわけですね。  それで、金融のほうなんですけれども、銀行局にお伺いをしますけれども、いま公害防止施設をつくるにあたって、どういうところが貸し出しを行...全文を見る
○佐藤(観)委員 これはいま言われたように個々に当たっていくと時間かかりますけれども、貸し付けの比率とかあるいは貸し付けの利率あるいは据え置き期間、こういうものを総合的に考えると、他の設備融資に比べると非常に優遇されている、そういっても私は過言ではないと思うのですが、そういう結論...全文を見る
○佐藤(観)委員 もう一点お伺いをしたいのですが、いろいろな公害がいま非常に問題になっておりますので、いろいろな申し込みがあると思うのです。その申し込み状況と貸し付けられる割合と申しますか、それは一体どういうバランスになっているものでしょうか。
○佐藤(観)委員 そうじゃなくて、私のお聞きしたのは、たとえば開発銀行にいま言ったような貸し付け比率で、お金を貸してもらいたいと申し込むわけですね。申し込むのはたとえば一千件なら一千件あるわけですけれども、開発銀行としても全部が全部貸し付けるわけにはいかないと思うのです。その比率...全文を見る
○佐藤(観)委員 たいへん私の思ったとおり進んでいるのでありがたいのですが、ただ私、この融資を調べてみたところによると、その公害施設をつくったことによって、あるいはあとからお聞きしますけれども、たいてい借り入れでやられるのですね。そのやられたことによる財政的な資金繰りの負担、この...全文を見る
○佐藤(観)委員 一番最初に税制について述べていただきましたけれども、非常に項目が多くて、税制の面でもこの公害施設をつくったことによる優遇措置というのはかなりされておる。金融においても、いま審議官が言われたように通常の金利よりも非常に安い。しかも償還期限が長い。それで借りようと思...全文を見る
○佐藤(観)委員 そのことについては、また後段で私は触れたいのですが、私がこの条文を読んだときにすぐに頭に浮かんだのは、昨年の国会で公害防止事業費事業者負担法というのができたわけです。これによりますと、地域の環境を整備するために会社側が、企業が予期しなかった公害に関する支出がむず...全文を見る
○佐藤(観)委員 その制度が、法律ができてから実際に適用された例はいままでございますか。
○佐藤(観)委員 いま田子の浦の例をあげられたわけなんですけれども、結局この負担の総額は、その費用負担をさせるすべての事業者の事業活動がその公害の原因となると認められる程度に応じた額ということになっているわけです。ですから、これはいま八二という数字が出されましたけれども、判定によ...全文を見る
○佐藤(観)委員 いま環境庁のほうから御説明があったように、田子の浦の場合には、八二%という額を事業者が負担することになったわけですけれども、これがたとえば田子の浦の場合に六〇%だとすると、その残りの二二%というのが、これは額にしてたいへん違うと思うのですね。  それで私は、主...全文を見る
○佐藤(観)委員 もう一度確認をします。そうしますと、公害防止事業費事業者負担法、これのある部分は、見合いとして今度の公害防止準備金が出てきた。これは法律的な体系として、そういうふうに何らか関係があるわけですか。
○佐藤(観)委員 この二十条の二の、いま問題になっている部分は、負担法にいうところの事業者の負担金、これも予想している、その一部になるかもしれないということだと思うのですね。  それでは、そこはわかったんですが、その次に、ここでいうところの事業所得ですね、これは二十条の二のほう...全文を見る
○佐藤(観)委員 そうしますと、その次に率が書いてあるわけなんですが、普通の場合には、またあとで指定事業というのはどのような事業かお聞きしますけれども、千分の三ということになりますと、年間に一億円の事業所得があった会社なり個人については、その積み立て額というのは三十万円だ。一億円...全文を見る
○佐藤(観)委員 いや、その千分の三というのは、所得税法の場合には収入金額であり、それから法人税のほうについては、これは……
○佐藤(観)委員 収入金額ですね。ですから、私はちょっと勘違いしたのですが、収入金額が一億円の場合は三十万円の積み立てが認められる、こう理解してよろしいですね。
○佐藤(観)委員 それで、私はもとに戻りたいのですけれども、「公害の防止に要する費用の支出に備えるため、」というのは、ここで税法上認められるというのは、先ほどちょうど局長も松尾委員の質問に対して、どれがどの準備金でどれがどの特別償却になるかわからないということを言われましたが、ち...全文を見る
○佐藤(観)委員 個々の企業あるいは個々の事業を当たってみると、一億円の収入金額があるものが三十万円の公害防止の積み立て金をしても、おそらくあまりこれはその準備にはならないのではないかということで、私は別のことを考えているわけなんですけれども、どうもよくわからないのは、いま企業が...全文を見る
○佐藤(観)委員 局長、いまお聞きになったように、ある程度の企業になれば突発的に公害の防止の費用をつくるというわけではなくて、実際の場合にはほとんど自己資金とかあるいは借り入れによって、環境基準等に合わせてつくっていくわけですね。それでこの文章にあるように、将来の公害の防止に要す...全文を見る
○佐藤(観)委員 基本的に私は、この法案のこの部分がおかしいと思うのは、いわゆる銀行の貸倒引当金に対する準備みたいなものですね。銀行の場合にはパーセンテージが非常に高いですけれども、これがいま非常に問題になっておるわけですね。この場合は何らかの事情でつぶれるということがあるんです...全文を見る
○佐藤(観)委員 もう一つちょっと確認をしておきたいのですけれども、この準備金について、公害の防止施設をつくるという将来的な展望計画書、こういうものは別に提出する義務というものはないのですか。
○佐藤(観)委員 それから、先ほど局長から御説明があったように、将来の所得変動に備えるため公害施設というのは常時必要になってくるから、その所得変動の底になったときに困るという御説明ですけれども、ちょっとお伺いをしたいのですけれども、会社がいわゆる倒産をしたとき確保していかなければ...全文を見る
○佐藤(観)委員 私もたしか第一番目は給与だったと思うのですけれども、これにしてからでも局長の論理によりますと、絶えず恒常的に額というのはだんだん上がっていくわけですから、そういう意味で今度は給与に対する準備金というものはやはり必要だろう、公害だけに限らずそういう論理で所得は変動...全文を見る
○佐藤(観)委員 この論議だけしていても時間がなくなってしまうので、局長、これはいま三年間の一時的なものだといわれますけれども、租税特別措置法というのは、最初はこういうことで出発して、だんだん率が上がり、それからだんだん延長に延長を重ねるというのが従来の租税特別措置法の歴史ですか...全文を見る
○佐藤(観)委員 それは二十条の二、つまり所得税法の部分についてはどういうことになるのですか。
○佐藤(観)委員 租税特別措置法というのは、いま業種は政令にゆだねるというので、まだ完全にきまっておりませんけれども、先ほど松尾委員が言われましたように、全部で鉄鋼が二十七ですか、租税特別措置があるようですが、それにもう一つ、この準備金制度ができると加わるという。私は税の公平性か...全文を見る
○佐藤(観)委員 それから、二つ目の質問ですけれども、この準備金制度ができますと、公害防止施設というのは確かに企業にとってはわずかながらつくりやすくなることは間違いないのですけれども、はたしてそれが非常に好成績をおさめるほどの効果があるものかどうか、そのあたりの見通しについてはど...全文を見る
○佐藤(観)委員 もう一つの問題は九十条の問題なんですけれども、重油をナフサになるべく変えさせようということなんですが、昨年の国会で当大蔵委員会でも関税の問題として重油の関税を大幅に引き下げたと思うのですけれども、きょう関税局の方いらしてないから、その論議については皆さん御承知の...全文を見る
○佐藤(観)委員 それで、昨年なるべく低硫黄の重油を使うようにということで開税引き下げをやったわけですけれども、今度ここでナフサを使おう、なるべく硫黄分の少ないナフサを使わせようということなんですけれども、この法律ではたしてナフサを使うような方向にうまく誘導ができるかどうか、その...全文を見る
○佐藤(観)委員 なお、環境庁のほうにちょっとお伺いしたいのですが、常識問題ですけれども、いま電気事業は大気汚染防止法のワクからはずされていますね。大気汚染防止法よりも電気事業法によってその基準というのは下げられておりますですね。
○佐藤(観)委員 ちょっと私の勘違いかもしれませんけれども、私の感じでは、たしか大気汚染防止法の排出基準よりも電気、ガス事業法のほうが低かったのではないかと記憶しているのですが、私ももう一度調べます。  それならこの部分はいいのですが、最後に、主税局長にお伺いをしたいのですけれ...全文を見る
○佐藤(観)委員 いまの見解についてもいろいろ私なりの反論もあるわけですけれども、抽象論でやっていてもいたし方ありませんので、また機会をあらためることにいたしまして、質問を終わります。
04月03日第68回国会 衆議院 大蔵委員会 第13号
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○佐藤(観)委員 私は、日本社会党を代表して、租税特別措置法の一部改正案及び同修正案につき反対の討論を行ないます。  租税特別措置が、本来、租税負担の公平を欠き、一部の大企業のみを優遇する措置であることはいうまでもありません。政府の諮問機関である税制調査会ですら、租税特別措置に...全文を見る
04月05日第68回国会 衆議院 大蔵委員会 第15号
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○佐藤(観)委員 私は、きょうは週休二日制の問題について、いろいろの方々から御意見なり方針をお伺いしたいのですが、それに先立ちまして、昨年の十二月十四日に労働基準法研究会の報告が出ているわけなんです。これがこの論議のベースになると私は思うので、まずその点からお伺いしたいのですけれ...全文を見る
○佐藤(観)委員 そこで、いま労働基準法では週四十八時間が大原則、もちろん特例もいろいろあるわけですけれども、四十八時間になっているわけですね。この前の報告書ではこれを再検討しなければいけないんじゃないかということになって、再検討というのは長くするわけはないので短くするわけなんで...全文を見る
○佐藤(観)委員 実はこの週休二日制の問題を論ずる場合に、一週間の労働時間はどのくらいにするかということが非常に関連をしてくるわけなんです。本来の週休二日制の問題に入るんですけれども、どうもいろいろ資料を調べてみると、週休二日制といっても四十八時間のワクの中で、つまり土曜日働いて...全文を見る
○佐藤(観)委員 その際に、いままで八時間労働をしていたところが週休二日になって八時間以上延びるわけですね。このあたりは労働基準法との関係はどういうふうになるのですか。
○佐藤(観)委員 おたくからいただいたこの資料でも、週休二日制の実施に伴う企業の対応措置で、一日当たり労働時間を延長しているところが、全企業——もちろん調べた企業は千四百幾つでしたけれども、その企業のうちの三〇・九%、大体三分の一弱が一日当たりの労働時間を延ばしておるわけなんです...全文を見る
○佐藤(観)委員 この週休二日制の問題は、前労働大臣の原さんのときから提唱されて、今日まで大臣がかわってもきているわけですけれども、おたくの調査結果によりますとかなり効果があるということで、生産能率が向上した、あるいは災害、疾病の減少あるいは従業員採用の有利性あるいは容易性あるい...全文を見る
○佐藤(観)委員 そこで、いまの普及状況なんですけれども、全企業数からいくと、とにかく週休二日制、いわゆる隔週であれ月に一回であれ、そういうものを入れると四・四%、完全週休二日制だと〇・四%という数字になっておるわけですけれども、現状で政府もかなり笛や大鼓をたたいておるわけで、こ...全文を見る
○佐藤(観)委員 そこで局長、私のお伺いしたいのは、公務員と銀行という牽引力がはたして必要かどうか、必要だというお見通しになっているか、いや、やはり銀行、公務員にしても違った意味でのサービス業ですからね、あとでいいんだ、公務員については、山中長官の発言もあり、いろいろ投書なんかも...全文を見る
○佐藤(観)委員 そこで、大蔵省にお伺いをしたいのですけれども、まず金融機関の場合です。いま具体的には銀行なんですけれども、これは、いま無人預金引き出し機もそろそろ始まったようですし、銀行を土曜日休みにした場合に具体的にどういう弊害があらわれるだろうか。私、ざっくばらんに言って、...全文を見る
○佐藤(観)委員 国民的合意ということばは、非常にいいことばだけれども、これは調べようがあるわけではない。先ほど渡邊局長もちょっと言っておられたように、一つは、日本人は働き過ぎだという非難を受けて、そして今度ドルがたまって、国際間では不公正な競争だと非難される。こういう一つの実体...全文を見る
○佐藤(観)委員 まず、サービスの点についていえば、それはあいてないのとあいているのとどっちがいいかというと、あいているのがいいにきまっていますね、便利ですから。ただ、先ほど松川さんが最初のときに言われたように、じゃ、土曜日あいてないから月曜日まで待ってくれるかといったら、待って...全文を見る
○佐藤(観)委員 それからもう一つは、公務員の問題ですけれども、これもこの前の山中総務長官の発言でかなり後退した感があるわけなんですけれども、これは総理府というよりも本質的には人事院の問題になってくるかと思うのですけれども、人事局として、国民にサービスを提供する公務員が先頭に立っ...全文を見る
○佐藤(観)委員 愛媛県の例ですが、愛媛県なんかは土曜日隔週週休二日制、これはおそらく表はあいているけれども、中の人員を半分なり何なりするやり方と思うのです。そのほか北海道、石川、兵庫、広島、長崎とだんだんこういうのが広がっていくようですし、私も加納知事の発想は——昔の話ですけれ...全文を見る
○佐藤(観)委員 それから、労働省にお伺いしたいのですけれども、何か新聞によりますと、この週休二日制をなるべく早く普及させるために、仮称ですけれども、週休二日制連絡会議みたいな産業別の会議をつくるという話も聞いているわけなんですが、それがどうなのかということと、それから週休二日制...全文を見る
○佐藤(観)委員 これは要望ですけれども、九百六十万円ですか、今度四十七年度予算で週休二日制を普及するためのPR費として認められたようですけれども、やはりいろいろな問題があるし、これは委員長にお願いをしたいのですけれども、この委員会でも、銀行法、手形法、小切手法の改正の問題もあり...全文を見る
○佐藤(観)委員 確かに業種がいろいろ違いますし、たいへんむずかしいと思うんですね。つまり、親会社のように、大企業の場合には省力化ができ、それだけ生産性が上がるところはいいですけれども、その下にいくとなかなか生産性が上がらないから、その部分だけ結局収益がダウンするということで、非...全文を見る
○佐藤(観)委員 中小企業、特に個人企業的な零細企業、たとえば私、いま繊維の問題をやっておりますけれども、繊維なんかになりますと、結局これは親機の工賃が——二日制をやろうといったって二日制どころの騒ぎじゃないのですね。その辺になってくると、これは非常にむずかしい問題で、業種業種、...全文を見る
○佐藤(観)委員 最後に委員会への要望なんですが、私も先ほどちょっと申しましたけれども、週休二日制という問題は、いま春闘の時期でもあり、いろいろの問題を含んでいるわけですし、当面はうちの委員会としても、銀行法、手形法、小切手法の改正の問題も起きてくるわけなんで、そういう面でいろい...全文を見る
04月12日第68回国会 衆議院 大蔵委員会 第17号
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○佐藤(観)委員 石炭対策特別会計法の一部を改正する法律案について、なぜ本年度から特別会計に変えたかという疑問なんですけれども、この提案理由の説明によりますと、「石油及び可燃性天然ガスの安定的かつ低廉な供給の確保をはかるため種々の石油対策を行なってきたところでありますが、」という...全文を見る
○佐藤(観)委員 昨年のいわゆるOPECとメジャーとの石油戦争といわれたものが、今回の特別会計を設けなければならない大きな一つの原因になったと思うんです。それで、御存じのように、きょうの日経新聞によりますと、いわゆるOPECと日本が、これはまだ提案段階でしょうけれども、包括協定、...全文を見る
○佐藤(観)委員 いまOPECのアル・マハディ経済部長が来日中なわけですけれども、いまの御答弁ですと、正式に通産省としてマハディ経済部長と会われる予定はないわけですか。
○佐藤(観)委員 しかし、いま飯塚官房審議官のほうから話があった、いわゆるOPECとの交渉の中で、いわゆるメージャーを入れない直接取引ですね、あるいは向こうが日本の技術をほしいということ、この提案は私は非常に日本側としても、いわゆる国際資本に牛耳られている日本の石油業界というもの...全文を見る
○佐藤(観)委員 この新聞記事は新聞側の一方的なものだという御趣旨のようですけれども、十三日というと明日ですけれども、明日通産省と会われる予定はございますか。
○佐藤(観)委員 いま飯塚さんからあった話の中でちょっとひっかかるのは、日本がたとえばOPEC全体としてやるのではなくして、たとえばサウジアラビアならサウジアラビア、つまりOPECの中の一国として交渉すべきではないかというお話でしたけれども、ひとつこういう話が——私は、一連の、ず...全文を見る
○佐藤(観)委員 現在政府がやっていることは、石油業法を通じまして、いわゆる民族系、民間系——民族系というのですか、いわゆる日本の資本による、つまり外資でない企業、これに対する育成ということが現在の石油問題のかなり基本的な政策の一つになってくると思うのですね。その意味において、私...全文を見る
○佐藤(観)委員 どうも新聞の内容とかなりまだ差があるようですので、この問題については別の機会にまた触れる機会があると思いますので、この辺にして次の問題に行きたいと思うのですが、いわゆるこれからの石油業、いわゆるエネルギー源と申しますか、エネルギー源をどうしていくかということにつ...全文を見る
○佐藤(観)委員 最後に言われたことなんですが、開発に乗り出していくというのは、日本近海の、日本の大陸だなの開発ということですか。それとも従来のいわゆる中東なら中東、中近東ということですか。
○佐藤(観)委員 それで、この答申にはもう一つ別の方向で、つまりなるべく石油を使わないような方向でエネルギー源というものを考えたらどうかという一つの提起があるわけですね。私は、これから先ほどあげました二つの答申に対して三、四点ばかりにわたって質問したいのです。というのは、私、ずっ...全文を見る
○佐藤(観)委員 そうすると、最後のいわゆる省エネルギー化の問題ですけれども、これは政府として具体的な指導と申しますか、非常にこれはむずかしいことですけれども、簡単に省エネルギー化といってもあるいは知識集約化といっても、なかなかこれはむずかしいことですけれども、具体的に政府のほう...全文を見る
○佐藤(観)委員 その問題はそれにして、今度の予算書の中にも、特別会計の予算の中にも、いわゆる備蓄の問題、これが一つの柱として取り上げられているわけなんです。これは両方の答申に出ているわけなんです。まず、その備蓄の考え方ですけれども、いろいろなことばが使ってあるわけなんですが、緊...全文を見る
○佐藤(観)委員 そうしますと、OPECが原油の供給を停止する場合と、それから産油国の地域的な戦争ですね、内乱も含まれるかもしれませんけれども。大体この二点を頭に置いてこの備蓄というものを考えればいいということでいいですか。
○佐藤(観)委員 それで、日本の備蓄がOECD諸国に比べてたいへん少ない。今度六十日備えるようにせよということなんですけれども、この財政制度審議会の答申の中にはいろいろなやり方が書いてあるのですけれども、「単に貯油施設を増強するだけでなく、タンカー船団の増強などによっても対処する...全文を見る
○佐藤(観)委員 それから、今度の特別会計の中には、備蓄にあたってだれが一体費用を持つべきか。つまり現在日本では平均四十五日ですね。四十五日を六十日まで延ばす。あと十五日間延ばすわけですけれども、将来にわたってまだ石油の使用量がふえてくるということになると、たいへんな量を備蓄しな...全文を見る
○佐藤(観)委員 先ほど言われた一キロリットル当たり一年間二千五百円という数字は、これはタンクをつくったときに使用した資金の利子も含まれているんですね。そうしますと、八千円に対して百円ということになると、これは確かに必ずしも大きくはないんじゃないか。これは石油においてもとにかく国...全文を見る
○佐藤(観)委員 それから、今度の備蓄用の原油購入資金の融資のことなんですけれども、融資の対象企業はこれによりますと目標備蓄日数分の備蓄を達成した石油企業と、達成したということになっているんですが、この達成したというのはどういう意味ですか。
○佐藤(観)委員 そうしますと、この融資は完成した後ということになるわけですか、計画ではいけないということですね。
○佐藤(観)委員 備蓄の話はそれでいいんですが、この次もう一つの問題は、いわゆる国内の石油精製の精製販売の部門と開発の部門とが日本は別系統の会社でやっているという問題、これは両方の答申ともこれを一本化しなければいけないということになっているわけなんですけれども、これは具体的にどう...全文を見る
○佐藤(観)委員 もう一つの問題は、石油供給源を確保する問題なんですけれども、石油部会の答申によりますと、こういうふうに書いてあるわけなんです。「従来の単独開発、共同開発とならんで今後は既存油田への資本参加、融資開発等をも積極的に行ない、供給手段の多様化を図るべきである。」既存油...全文を見る
○佐藤(観)委員 それは確かにそういうことなんでしょうけれども、これはやはり何といっても一つ一つの業態が非常に大きなものですから、口で言うのは簡単だけれども、資金的になかなかそう簡単にいかないんじゃないか。いま現在、では具体的にそういうものに対するどういうような資金的めど、たとえ...全文を見る
○佐藤(観)委員 それは融資は既存油田の資本参加でもかまわないわけですね。
○佐藤(観)委員 もう一つ大きな問題は、いわゆる自主開発の問題なんですけれども、できれば必要な石油の三〇%くらい自主開発をしたいということが一応述べられております。三〇%というのはなかなかたいへんなパーセンテージで、これから探り当てる石油資源となると非常に困難性を伴うし、なかなか...全文を見る
○佐藤(観)委員 何といっても限られた資金でやるわけですから、この財政制度審議会の答申によれば、「一定の目標の達成を前提として探鉱開発地域を増してゆくことは、資金の効率的活用の見地からも、これを避けるべきであろう。」ということが述べられているわけです。私もそのとおりだと思うのです...全文を見る
○佐藤(観)委員 両方ともです。
○佐藤(観)委員 その際に、たとえば国内の場合に鉱業権を設定するときに、やはりこれはあまりにも効率的ではないという判断をして、いわゆるいろんな形でダブっていて、ダブっているというのは何と申しますか一地域で数社、これは鉱業権の設定の場合に問題になると思うのですけれども、あまり効率的...全文を見る
○佐藤(観)委員 石油の問題は公害の問題に関連してくるので、まだまだいろいろあるのですけれども、時間もないので石炭のほうに移らしていただきたいと思うのです。  まず、石炭対策の基本の問題なんですけれども、合理化が行なわれあるいは石炭が石油に変わった、そして一番最初石炭対策という...全文を見る
○佐藤(観)委員 それで、ちょっと予算書の内容に入りたいのですけれども、この炭鉱整理促進費ですね。——そうではなくて、こちらの予算書じゃなくて、概要のほうでけっこうなんですけれども、いわゆる石炭企業が持っている負債ですね。これに対する元利補給金及び再建交付金の交付として千五百五十...全文を見る
○佐藤(観)委員 そうすると、その対象は閉山していくものですか、そうじゃないわけですか。
○佐藤(観)委員 その際には、いわゆる合理化事業団が補助金ですか、補助をするときに、閉山する場合においては、もちろん従来からの債務が入っているわけですね。従来その鉱山が持っていた債務というのはそこに入っているわけですね。
○佐藤(観)委員 そうすると、閉山する場合には、その合理化事業団の交付金ということになりますね。いま、一番最初に私が申し上げた元利補給金及び再建交付金の交付千五百五十九億円ですね、これはそうしますと——いまの炭鉱で債務を持っていない炭鉱というのはないわけですね。それに全部回るとい...全文を見る
○佐藤(観)委員 そうしますと、いまの出炭当たりの費用を見ますと、これはトン当たりの数字を見たって、もちろん補助金がなければ赤字になるわけですね。ですから、そういう面からいくと、累積債務というのは現状では各企業ともふえていくんではないですか。
○佐藤(観)委員 わかりました。  その次に、閉山の規模として四十六年度が三百五十万トン、四十七年度が三百十万トンという予定になっているわけですけれども、一方では、新鉱開発設備近代化等に対する無利子融資として百五億円というのが計上されているわけなんですけれども、新鉱開発、これは...全文を見る
○佐藤(観)委員 そうしますと、この閉山規模の四十七年度の三百十万トンという数字は、これはもちろんこれからの新鉱開発する部分、たとえばいま進行中の北炭の百五十万トン分というのは勘案をしてあるわけですね。
○佐藤(観)委員 この新鉱開発の部分ですけれども、単価当たりは、コストというものはどういうようなものになりますか。つまり、いわゆる現在掘りつつある炭鉱に比べて単価というものは安くなっているのですか、高くなっていますか。
○佐藤(観)委員 もう一つ、いわゆる今後の石炭の需給見通しについてなんですけれども、このままいったら年間千五百万トン程度ではないかということなんですけれども、石炭鉱業審議会では、これを何とか二千万トンにするために最大限努力を払いたいということなんですけれども、今後二千万トンという...全文を見る
○佐藤(観)委員 そうすると、問題なのは、需要がはたして確保できるかできないかということが非常に焦点になってくるわけですね。予算書で盛り込まれている石炭増加引取交付金、これが五十億円計上されているわけですけれども、現在交付されているものは鉄鋼業と電力、電力でもたしか北海道電力だけ...全文を見る
○佐藤(観)委員 その際に、今年度は五十億円という見通しになっているわけなんですけれども、二千万トン目標というのは五十年度の見通しですね。今年度の見通しというのは幾つですか。
○佐藤(観)委員 そうしますと、同じ質問になるかと思うのですけれども、先ほど私は数字をちょっと勘違いをしていたのですが、二千七百五十万トンで五十億円の計上をされているということは、助成金というのはトン当たり幾らでしたか、それをかけた数字ということですね。そのままということですね。...全文を見る
○佐藤(観)委員 それで、つまり私がお聞きしたいのは、五十億円という数字が計上されているわけですが、それで少なくも今年度には二千七百五十万トンという需要見通し、これは確保できるのですか、できないのですか。
○佐藤(観)委員 最後に、ちょっとまた石油に話が戻るのですけれども、だいぶ時間もおそくなったのであれなんですが、ソ連のチュメニ油田の問題なんですけれども、私もいろいろ文書を読んでみたのですが、埋蔵量についても、これは地域が広いことですからそう簡単に数字が出ていないわけですけれども...全文を見る
○佐藤(観)委員 これは十億ドルといわれるかなりの投資が必要になってくるんじゃないかといわれている問題なので、おそらく民間だけでは無理なことだと思うのですね。ちょっと途中に石炭の話を入れてしまったので話が飛んでしまいましたけれども、先ほども飯塚さんから話もありましたように、自主開...全文を見る
○佐藤(観)委員 チュメニ付近の西シベリアは将来おそらくソ連のエネルギー供給の本拠地になるのではないかということも見られておるわけなんですが、そのあたりの件はどうですか。
○佐藤(観)委員 これは先ほどからの石油の需要というのは、一体今後日本はどういうふうにしていくべきかというたいへん大きな問題と非常に私は密接にからんでくる問題だと思うのです。いろいろな問題もあるようでございますけれども、私は将来日ソの友好関係の問題とも非常にからんでくるので、もし...全文を見る
04月14日第68回国会 衆議院 大蔵委員会 第18号
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○佐藤(観)委員 いま広瀬委員のほうから大体の方向については討議があったわけなんですが、二点にわたって、そのレールの上に乗って具体的にお伺いをしたいのです。  一つは、きのうもこの委員会で論議をしたのですけれども、いわゆるOPECとの直取引、これはやはり将来日本としても考えてい...全文を見る
○佐藤(観)委員 しかし、もちろんOPECだけから石油を入れていること、供給源を中近東だけにたよるということは、日本経済にとって非常にマイナスだと思うのです。そう簡単にいかない。つまり、きのうも論議がございましたように、OPECと日本だけが直取引ということになれば、日本の半分を占...全文を見る
○佐藤(観)委員 何ぶん相手がソ連ということで、今後の日本の平和の問題に関しても非常に友好関係を保っていかなければいけない対象国ですから、わが国のエネルギー源の供給先を散らすという面からもどうしても前向きに考えなければいけないし、話が何しろ大きな話ですから、これは田中通産大臣くら...全文を見る
○佐藤(観)委員 まず、通産省にお伺いをしたいのですけれども、石油の問題なんですが、石油の問題といっても、いままで石炭特会でやった石油の問題とちょっとニュアンスが違いまして、石油の販売ルートの問題なんですけれども、従来沖繩では陸揚げされてからどういうような形で消費者まで渡ったか、...全文を見る
○佐藤(観)委員 その間に、いわゆる石油供給業者であるエッソ、これは七一年の五月以前はカルテックスだったわけですけれども、最近エッソにかわったわけですけれども、石油供給業者であるエッソからアメリカの民政府に渡る。そうしてそれが民政府から——この民政府の中にいわゆる合同石油審議会と...全文を見る
○佐藤(観)委員 そこで問題なのは、民政府から琉球石油にいくまでにいわゆる油脂納付金というのが取られておりますね。一体この油脂納付金というのはどういう性格のお金ですか。
○佐藤(観)委員 そうしますと税金のようなものだと考えてよろしいですか。
○佐藤(観)委員 その場合に、一つ確認をしておきたいのですけれども、この石油の販売ルートですけれども、これは軍需のものもこのルートで入っているわけですか。
○佐藤(観)委員 それではその油脂納付金の使途なんですけれども、これはどこにいってますか。
○佐藤(観)委員 私の調べたところでは、一つは米民政府にいく、もう一つはこの民政府から琉政の一般会計に大体三百万ドルから三百五十万ドル毎年入っていた。残りが民政府の一般会計になっていた。で、しかもこの油脂納付金がまあ先ほど言われたように、税金のようなものだということなんですけれど...全文を見る
○佐藤(観)委員 ここで私は非常に問題だと思うのは、まあこれは沖繩国会のときにどさくさの中で——いま非常に問題になっているいわゆる三億二千万ドルとも関係をしてくると思うのですが、その裏づけというのはないといえばないのですけれども、いわゆる沖繩の方々が使っている石油、これをいま申し...全文を見る
○佐藤(観)委員 御存じないということになれば、これはしようがないですけれども、もう一つお伺いをしておきたいのは、いま申しましたように、現在の場合には石油供給業者であるエッソが、その販売について独占をしているわけですね。今後、復帰後はたしてこれがどういう形で石油が販売されるのか、...全文を見る
○佐藤(観)委員 そうしますと、いままでエッソが一手販売をしていたこの既得権というもの、これは愛知・マイヤー会談でいうところの既得権に入らない、これは復帰後は日本と同じように各社沖繩において石油が販売できるというふうに理解してよろしゅうございますか。
○佐藤(観)委員 まあ何といっても沖繩国会の中で、この資産の買い取りの問題というのはいろいろ問題がありながら強行されて通っていってしまったんで、私はこれ以上この問題について追及してもしかたないと思うので、まあ復帰後はそういうような形で日本と同じような販売ルートで、石油が売られると...全文を見る
○佐藤(観)委員 ちょっとお伺いをしたいのですが、現在砂糖の国際価格の比較ですね、輸入糖とそれから沖繩でできる砂糖との価格差というものはどのくらいなのですか。
○佐藤(観)委員 そこで、その国際価格の差の問題なんですけれども、私は思うに、現地に行って農業を考える場合に、いろいろ条件はむずかしいでしょうけれども、やはり沖繩農業におけるサトウキビの位置というものは非常に現在では高いわけですね。また、これ将来とも高くしていかなければ、沖繩農業...全文を見る
○佐藤(観)委員 私も冒頭に申し上げたように、日本というのは甘味資源が非常に乏しい国です。しかも沖繩にとってみればサトウキビの農業に占める割合というのはたいへん大きなものだと思うので、行ってみればよくわかるのですけれども、まだまだかんがい施設も乏しいので、ぜひとも沖繩農業における...全文を見る
○佐藤(観)委員 ということは糖業試験場のほうはまだ予算的要求は出てないということですね。
○佐藤(観)委員 それでは砂糖はそれだけにして、これは大蔵省になるかと思うのですが、パイナップルのかん詰め業界からの件なんですけれども、かん詰め製造に使う砂糖の免税、この点はいまどういうふうになっていますか。パイナップルのかん詰め製造に関する砂糖を免税措置にしてもらいたいという要...全文を見る
○佐藤(観)委員 それではけっこうです。  それから、今度はみそ、しょうゆに関する件なんですけれども、これは地元の要望として、現在本土においては昭和三十九年からみそ、しょうゆに対して近促法が適用されておるわけですけれども、沖繩においてはもちろんこれが適用されてないわけですね。し...全文を見る
○佐藤(観)委員 これは非常にむずかしい問題ですけれども、もう一つ基本的な点で、いわゆる本土産品の一みそ、しょうゆが非常にシニア大きくなりつつある。現在向こうには八社くらいしかみそ、しょうゆ製造業というのはなくて、三十何社あったのが八社しかなくなってしまったというたいへんきびしい...全文を見る
○佐藤(観)委員 いま総務副長官から話がありましたように、確かに地場産業育成ということも大事であると同時に、やはり消費者になるべくいい安いものがいくということも大切なので、このかね合いというものは非常にむずかしい問題だと思うのですね。このみそ、しょうゆに限って言えば、何といっても...全文を見る
○佐藤(観)委員 そうしますと、現在その措置をとったときの本土から沖繩にいくビールとオリオンビールとの価格差というのは、消費者にとって幾らくらいになりますか。
○佐藤(観)委員 そうしますと、末端の商品価格で四十六円違うということになるわけですね。そうすると今後この四十六円の価格差を五カ年間続けるというふうに考えてよろしいわけですね。
○佐藤(観)委員 その価格による規制という問題と、もう一つは量ですね。量規制というのはたしか何にもないですね。したがって、高いビールでもいいということになれば、これは幾らでも沖繩に今後はいけるということでよろしいですね。
○佐藤(観)委員 具体的に量規制というのは事実上なかなかむずかしいと思うのです。問題は、これから将来にわたって五年、こういう措置をとってあるわけですけれども、税金による差によって一応保護した形になっておるわけですが、私がオリオンビールで聞いた数字ですと、現在年間十万石くらい生産し...全文を見る
○佐藤(観)委員 それに関連をして、本土に復帰した場合に、ビールの原料であるモルトに一五%の関税がかかってコスト高になる、あるいは外貨の割り当てからいって、モルトとかホップとか砕米がなかなか入りにくい、あるいは原料用の米、これも食管の適用になるわけですから、そうなると購入が現状よ...全文を見る
○佐藤(観)委員 ビールの話はそこまでにしまして、今度は別の形態で、開発ということでいろいろ問題になる点なんですが、それは一つは八重山の西表の問題なんです。ここに現在琉球政府立の公園をつくる予定になっているということなんですけれども、現状、西表はどういうふうになっておりますか。環...全文を見る
○佐藤(観)委員 そうしますと、それは復帰後はどういうふうになるわけですか。
○佐藤(観)委員 環境庁のほうからあえて御説明いただこうと思っておったわけですが、西表というのは、作家の戸川幸夫さんがさがし出した西表ネコというたいへん世界的にも珍しい動物がおるわけだし、日本に残されたただ一つの原始林じゃないかというような、たいへん今後日本としてもこれはどうして...全文を見る
○佐藤(観)委員 私が知った範囲では、この採掘権、先ほど御質問なさった國場さんのおにいさんですか、國場幸太郎さんがお持ちだということで、これは余分なことですけれども、問題は、この地図で見る限り、銅というのは、私も詳しくは知らないですけれども、いわゆる足尾鉱毒事件以来、いろいろな問...全文を見る
○佐藤(観)委員 私は、もう一つ心配なのは、この西表島の東側というのは、八重山海域といって、サンゴ礁が非常に珍しいところで、澄明度が日本一というところなんですね。まあとにかく島ですから、この古見岳からの銅を何らかの形で船で輸送しなければいかぬわけですね。これがやはり八重山海域の澄...全文を見る
○佐藤(観)委員 それからもう一つ、この点で問題なのは、先ほど課長さんも言われたように、原生林なわけですね。これが、私の知っている範囲においては、八重山開発株式会社が大昭和製紙と提携して、この原生林を借りて伐採をするということを聞いているのでございますけれども、これはほんとうは林...全文を見る
○佐藤(観)委員 もう一つ通産省にお伺いをしたいのですけれども、沖繩の南部のほうで天然ガス及びヨードが出るところがある。これはたしか六回ぐらい調査をしているわけなんです。これはどこですか。
○佐藤(観)委員 場所はどこなんですか。
○佐藤(観)委員 それで、この場合に、水溶性の天然ガスをとった場合に、かなり地盤沈下が起きるんじゃないかという問題が地元ではいろいろ問題になっているわけなんですが、この点はいかがですか。
○佐藤(観)委員 まだ多々問題はあるのですけれども、一つは地場産業を育成しなければいかぬという基本問題と同時に、開発を進めることによって公害にまた沖繩の海が侵されるという本土の二の舞いがあってはならぬと私は思うわけです。私がいま西表の問題あるいは沖繩の南部の天然ガス採取の問題こう...全文を見る
04月25日第68回国会 衆議院 大蔵委員会 第22号
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○佐藤(観)委員 私はきょう、開発銀行が今度は出資をできるという法律改正の部分について、いろいろな危惧がありますので、今後の日本の地域開発の問題とからみましてひとつ質問をしたいと思うのです。  まず、お伺いをいたしますけれども、この法案の出資の定義ですけれども、これによりますと...全文を見る
○佐藤(観)委員 いや、私のお伺いしたいのは、ここで、つまり開発銀行法の改正のところに出てくるこの「大規模な工業基地の建設」という大規模工業基地というのは、全総にいうところの大規模工業基地と同意語であるというふうに思ってよろしいですか。
○佐藤(観)委員 それから、この第十八条の五号に、もう一つ「産業の開発の程度が低く、」という文字が一番最初についているわけなんですけれども、これはいわゆる旧全総でいうところの新産都市あるいは工特、あのときに使われるような産業の開発の程度が低くというような意味なんだろうか。この「産...全文を見る
○佐藤(観)委員 それから、この出資する場合の事業主体と申しますか、私はこれからちょっと鹿島灘の問題、むつ小川原の問題、周防灘の問題、志布志湾の問題、この四地域にわたって少し環境庁あるいは経済企画庁にそれに伴うところの出資のあり方についていろいろお伺いをしたいわけなんですけれども...全文を見る
○佐藤(観)委員 それから、出資の割合なんですけれども、これは大体概念としてその地域開発の総事業費のどのくらいを考えていらっしゃいますか。
○佐藤(観)委員 地方公共団体と開銀との出資が五〇%以上ということは、私はパーセンテージは高いと思うのですが、この五〇%以上というのは、開発におけるイニシアチブというか、開発の方向を非常に決定しようという意図だと考えてよろしゅうございますか。
○佐藤(観)委員 それから、今年度の予算の中に開発銀行の予算が組まれておるわけですけれども、この出資にかかる部分、これは項目からいいますと地方開発の部分だ。あと産業開発でもないでしょうし、都市開発でもない。確認ですけれども、地方開発の部分にこの出資の部分は予算項目として入っておる...全文を見る
○佐藤(観)委員 今度経済企画庁にお伺いしたいのですけれども、いわゆる新全総、これは当初の目標というのはどこあたりに置いておりましたか。
○佐藤(観)委員 それで、その際の新全総の工業の主要課題、それから地域開発の主要課題、これは私も読んで知っておりますので、基本的な点だけちょっと押えて述べてもらいたいと思います。
○佐藤(観)委員 現在新全総自体が変更を余儀なくされるような事態になっているわけですけれども、それ以前にいわゆる旧全総と新全総とは一体どこがどういうふうに考え方として変わってきたのか、それはどうですか。
○佐藤(観)委員 よくわかりました。  現在、その新全総自体を変更しなくてはいけないという声がいろいろな部分から出ているわけですね。いま旧全総の拠点開発型から、新全総の場合には拠点同士を結びつける、交通通信網の発達によって面まで広げられるというところまで変わってきたと思うのです...全文を見る
○佐藤(観)委員 いま答弁の中にもあったように、環境問題について、冒頭に、新全総の目標という中で、自然を尊重してなるべく住みよい社会をつくるということ、これは文字ではそういうふうに書けるのですけれども、現実にいろいろな開発が行なわれてみると、やはり環境問題というのはたいへん大きな...全文を見る
○佐藤(観)委員 シアンはそうですが、他の重金属についてはどういう状況になっておりますか。
○佐藤(観)委員 それで、大気汚染の関係でぜんそく症状ですね、これはどういうことになっていますか。——これはおたくの直接の担当じゃないかもしれませんね。これはいいです。  大気汚染なり排水については公害が非常にやかましくなっているおりですので、だいぶきびしい規制がなされているよ...全文を見る
○佐藤(観)委員 その部分についてはわかりました。  それで今度は将来の開発の問題に移りたいと思うのです。その鹿島灘の開発のいろいろな教訓を踏まえて将来開発に向かうわけなんですが、私は、先ほど申しましたように、三カ所についていろいろ疑問があるのでお伺いをしたいわけなんです。 ...全文を見る
○佐藤(観)委員 昨年の秋にこのむつ小川原の開発の中心といわれる六ケ所村というのですか、六ケ所村の方々が十五回にわたって約四百人の方が鹿島灘の開発のあとと申しますか、鹿島灘の開発というのは一体どういうものだったかということを実際に意見交換をし、あるいは視察をし、そして再び鹿島灘の...全文を見る
○佐藤(観)委員 住民の方々も、もちろんそれは私も全部と申しませんけれども、開発に対するいろいろな疑問を持っている。これはある程度鹿島の例でも、たとえば鹿島開発をするときに、当時の岩上茨城県知事はこの開発について、「公害のない緑と太陽の開発」「住民福祉の優先」「農工両全」つまり農...全文を見る
○佐藤(観)委員 まず、その責任主体の問題なんですけれども、このむつ小川原の開発というものが、私に言わせれば現在検討中である新全総の一環として出てきていることはこれは間違いがないですね。その点まず確認したい。これは新全総の一環、一環ということは新全総から発想してむつ小川原開発とい...全文を見る
○佐藤(観)委員 そうしますと、その責任主体ということばの使い方なんですが、それでは実際の行政を行なうのが県だということなんですか、その責任主体というのは。つまり、投資の面で、あるいは行政の面で県が責任上やるということなんですか。私は、たしかこれは国の担当機関としては北海道開発庁...全文を見る
○佐藤(観)委員 それから、むつ小川原の開発についての融資ですが、これはどこがやりますか。
○佐藤(観)委員 そうすると、今度の新全総によるところの開発は、地域的に分けますと北東地域とそれから九州のほうの南西地域に大きく分けられると思うわけです。あとの部分はあとから触れますけれども、そのプランづくりの段階において、総合的なプランづくりは経済企画庁の担当である。これはいい...全文を見る
○佐藤(観)委員 それぞれいろいろな形での経緯というものがありますから、そう簡単に割り切れない部分もあることも私はもちろんわかるのですが、どうもこの部分についてはすっきりしない。これは局長からお答え願うという性格のものではないかもしれませんので、この問題についてはここまでにしてお...全文を見る
○佐藤(観)委員 それで、環境庁にお伺いをしたいのですけれども、御存じのように周防灘というところは、瀬戸内海の一番西端であるわけですね。瀬戸内海というのは、三十年に一ぺんくらいしか水がかわらないという、簡単に言えば池みたいなものです。瀬戸内海の汚染の問題はたいへんな問題になってお...全文を見る
○佐藤(観)委員 私は、もう少し実態のことをお伺いしたがったのですが、時間もありませんから……。  これは皆さん方の手元にいっていると思うのですが、昨年の九月十六日から九月十九日までの「予算委員会第二班調査報告書」というのがここにあるわけです。私はこれは非常に大事な問題だと思う...全文を見る
○佐藤(観)委員 私は、先ほど中心点しか読み上げなかったのですけれども、わざわざ予算委員会から調査団を派遣し、あるいは政府のほうでも瀬戸内海の環境保全ということについてはそれだけ留意をしている時期に、その西側の、三十年に一ぺんしか水がかわらない池のようなところで、いまでさえ各地の...全文を見る
○佐藤(観)委員 そこで、先ほど岡部さんからお伺いしましたように、では新全総の検討課題は一体何かというお話の中で、二番目に、環境保全ということがはたして現在の中で十分入っているのだろうかという疑問があるということが出たんだと思うのですね。それで今度は、九州と本土とをつなぐ千六十八...全文を見る
○佐藤(観)委員 ここにも、志布志湾についても開発事業にはいろいろ反対が多いわけです。しかも志布志湾というのは、新聞の表現によれば、目にしみる本物の青さをたたえた水を持っているというふうになっておるのですが、これがまた開発によって鹿児島湾と同じように、この青さというものは緑に変わ...全文を見る
○佐藤(観)委員 県から出ている計画書にもたいへん都合のいいことが書いてありまして、「国定公園の解除」という項目にして、「臨海工業用地の造成にあたっては、志布志湾の松林は保全しつつも日南海岸国定公園は次の理由から解除しなければならないが、これに代る自然公園を別に指定する。」そして...全文を見る
○佐藤(観)委員 この志布志湾開発の中心地と見られる東串良町というのは、有権者が約六千二百人いるのだそうですが、そのうちで五千人、八〇%がこの開発に反対をしている。やはり私は、国の計画のほうが先走ってしまって、地元の意見を十分聞くということがどうもないように思うわけなんです。しか...全文を見る
○佐藤(観)委員 おそらくそういうおことばが返ってくると思うのですけれども、公共性の問題ですけれども、開銀が何%かを出資し、それから各地方自治体が残りの、つまり合わせて五〇%以上になるような出資をする。それで実際にほんとうにイニシアチブというのはとれるのだろうかということについて...全文を見る
○佐藤(観)委員 終わります。
04月26日第68回国会 衆議院 大蔵委員会 第23号
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○佐藤(観)委員 いまちょうど景気の話しが出た。その続きになりますけれども、景気回復のおくれる理由として当初予算、昨年度の予算でも、公共投資をするにしても用地難がある、したがって用地難のために公共投資が非常に予定よりおくれて、それで景気回復がうまくいかないのだということで、用地難...全文を見る
○佐藤(観)委員 実は私自身もびっくりしたのでございますけれども、これは昨年の九月にある証券会社が調べた調査ですけれども、東京証券市場に上場されている会社千二百九十三社が持っている土地合わせますと四千六百七十五平方キロ、四千六百七十五平方キロといいますとそう簡単に頭に浮かびません...全文を見る
○佐藤(観)委員 まあ、総理がいま言われたようにいろいろ、確かに土地の問題というのはたいへんむずかしいわけですね。特に総理の治世というものの七年半の間にずいぶん土地が上がっているということがあって、これはいま買われている土地の将来の値上がりを見越しての買いがほとんどであると言って...全文を見る
○佐藤(観)委員 ちょっとまあ意外だったわけですけれども、これだけ――とにかく土地対策をやらないことには、公共投資をしようにも、ことしの予算のうちの二割までが土地取得に充てられている。しかもそれもいろいろな問題があって非常にむずかしいというときにあたって、やはり大蔵省としても土地...全文を見る
○佐藤(観)委員 確かに大臣の言われるような問題というのは私もあると思うのです。ただこのあたりで思い切って一歩踏み出さないと、佐藤内閣七年半続いたけれども、踏み切るところがどうも一つおそいんじゃないか、したがってずるずる後手、後手に回ったのじゃないかと思うものですから、またこれは...全文を見る
○佐藤(観)委員 総理、税金というのはだれも上げてくれと陳情するところはないのですね。絶対にこれは下げてくれ、下げてくれと言うところばかりですから、そういうことばかりに耳を傾けていますと、やはり経済の運営というものは私は間違うのじゃないかと思うのです。  少し話が前後するかもし...全文を見る
○佐藤(観)委員 最後に、私の後半の質問で大蔵大臣にお伺いしておきたいのですけれども、景気の見通しとして大臣は口を開けばこの前までは十五カ月予算を言っておられたわけなんですけれども、いま日銀の統計その他を見るとかなり上向いているという数字もいろいろ出ているわけです。そのあたりにつ...全文を見る
05月12日第68回国会 衆議院 大蔵委員会 第26号
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○佐藤(観)委員 まず、東畑先生にお伺いをしたいんですけれども、今度の税制改正については、ある部分についてはもうすでにこの委員会でも審議した部分がございます。それで私は、最後に先生が言われたこれからの日本の進み方として社会経済発展計画、それに伴っての税収入をどうやって持っていくか...全文を見る
○佐藤(観)委員 内田先生にまず、先生がお話なされた第三点の問題と第十点の部分についてお伺いをしたいと思うのです。  第三点でございますけれども、税収というもの、あるいはその景気動向に伴って税制と申しますか、税率というものを変える。これは非常に純経済学的に言うと、確かにそれがそ...全文を見る
○佐藤(観)委員 先生の前半の部分については私も理解できるのですが、後半の具体的な、じゃわれわれの審議する場合にどういうふうになるだろうかということになりますと、どうもその具体的な部分がわからないのです。私の不勉強で申しわけないのですが、それでは先生、末尾に言われたアメリカの例と...全文を見る
○佐藤(観)委員 それから、先生が十番目に言われた問題ですけれども、この税率変更の問題については、以前私も法人税の問題で考えておったことがあるわけです。特に景気動向との関連ということになりますと、やはり法人税という問題がずいぶん大きな問題になってくると思うのです。ただ、私たちも、...全文を見る
○佐藤(観)委員 その原則については先生、私もわかるわけなんです。その際に、実際の予算をつくるときには一年周期で、一年十二カ月でつくっているわけですね。ところが、実際には税収の伸びその他のことがございまして、事実上は、年二回予算を組んで、大体七月か八月になると補正予算を組むという...全文を見る
○佐藤(観)委員 まだまだ先生にお伺いしたいのですが、時間も迫ってまいりましたので、稲葉先生にお伺いいたします。  実は私も土地税制について、あるいは土地問題について非常に興味を持っているわけなんです。きょうも実は順番からいって、私も土地税制についてこのあと大蔵省とも審議をする...全文を見る
○佐藤(観)委員 確かに先生言われるように、建設省においても土地の移動がではどういうふうに行なわれているのかというのは、たいへん私も驚いたのですが、やっていないのです。調べていないのです。これは事実だと思うのですが、ことしからやるということですので、その点はそれでいいと思うのです...全文を見る
○佐藤(観)委員 先生が言われた公示制度の問題、これなんかにしても、いろいろ考えていくと、いわゆる公示価格を上回ったものに対して、その額に対しては一〇〇%たとえば税金をかけるといったやり方も一つは考え方としてあると思うのです。そんなような問題もまだいろいろお伺いしたいのですが、残...全文を見る
05月16日第68回国会 衆議院 本会議 第29号
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○佐藤観樹君 私は、日本社会党を代表して、ただいま議題となりました日本開発銀行法の一部を改正する法律案に対しまして、反対の討論を行ないます。  開銀は、昭和二十六年設立以来、民間金融機関が行なう金融を補充をして、経済の再建及び産業の開発を促進するため、鉄鋼、石炭、電力、海運など...全文を見る
05月17日第68回国会 衆議院 大蔵委員会 第28号
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○佐藤(観)委員 私は、きょうは土地政策及びそれに関連する土地税制について、少し論議をしてみたいと思うわけです。   〔委員長退席、木野委員長代理着席〕 と申しますのは、四十六年度の高額所得者の所得番付を見ました場合に、百人のうち九十五人までが土地の譲渡によってその所得がたい...全文を見る
○佐藤(観)委員 それで、これからの論議をしていく上においてある程度共通のベースがなければいけないと思うので、ちょっと確認しておきたいと思うのですけれども、いま局長のお話にもありましたように、土地問題と呼んでおる問題は、これはいわゆる一般の市民の方々が宅地をつくるのに必要な土地を...全文を見る
○佐藤(観)委員 先ほど局長も、今度の新土地税制についてある程度、私もそう思うのですけれども、成功した部分はあると思うのです。つまり、この税制によって土地の放出があったことは事実だと思うのですね。ただし、問題なのは、私、後ほど分離課税の問題についてもう少しお伺いをしますけれども、...全文を見る
○佐藤(観)委員 さらに突っ込んでお伺いをしたいのですが、それは建設省として調べる必要がないということなのか、それとも調べる手だてがないということなんでしょうか。
○佐藤(観)委員 私もこの前大蔵大臣が来たときに少し触れましたけれども、現在第一部上場の法人が持っている土地というものが、全国合わせますと京都府くらいの面積がある。これはもちろんいわゆる製紙工場なんかが持っている山林も含めてですけれども、京都府ぐらいある。大体日本の面積の平地面積...全文を見る
○佐藤(観)委員 私もおたくの宅地部から四十四年分の土地保有移動状況調査というのをいただいておるわけなんですけれども、これは東京都下の調査ですね。この調査の件数が四万九千百四十一件ですね。かなり大きいわけですけれども、これは地域的には東京の区部及び島部を除く三十二市町村ということ...全文を見る
○佐藤(観)委員 その検討しているというのはいつごろの目安を立てているわけですか。もう土地問題というのはずいぶん前から叫ばれているわけですね。それで一体検討しているというのはどのくらいの先の話なのか。
○佐藤(観)委員 それでは少し問題を、観点を変えまして、また最初の話に戻したいわけですけれども、先ほど申しましたように、確かに土地は放出された。しかし問題は、その土地を買った人がどんな人かということが問題だと思うのですね。これはここに出されたのは四十四年ですから、先ほどの四十六年...全文を見る
○佐藤(観)委員 大蔵省の資料によっても、面積からいうと法人のほうが百四十六万平方メートル、これは先ほど局長が言われた資料ですが、個人の場合が百九万平方メートルということで、百五十対百という大体の比率になっているわけですね。  もう一つ、建設省のほうにお願いというか要望しておき...全文を見る
○佐藤(観)委員 最後に局長が言われた無理だというのは、課税技術上ですね。たとえば何年に売った、それで法人が土地を買った、その後三年たってもつくらない、五年たってもつくらない、したがって、これは分離課税を適用はしたけれども、もとへ戻して総合課税にするというようなことは、これは事実...全文を見る
○佐藤(観)委員 どうも少し問題がはぐらかされたようですが、さっき話が出たので、その話をちょっとやりますと銀行局のほうは終わりますので、その問題に触れておきたいと思うのですけれども、いま局長も言われましたように、金融が緩和しているということで銀行が、これも実はあまりこまかい統計と...全文を見る
○佐藤(観)委員 銀行の部分についてはわかりました。不動産業、建設業についての部分ですけれども、これは松川さん言われるように、なかなか私はむずかしいのだと思うのです。つまり資本主義の社会である以上、銀行がもうかるところにお金を貸すのは当然なことなんです。ですから、非常にむずかしい...全文を見る
○佐藤(観)委員 そこで私は、個人の場合は、個人でも非常に大規模なことになれば少し話は別ですが、個人はこの際おいでおいで、法人の場合に、いわゆる民間デベロッパーと呼ばれておるたぐいのものについては、これは本来、最終需要者というけれども、最終需要者が全部土地の造成から建物をつくるこ...全文を見る
○佐藤(観)委員 せっかく話がそこまでいったので、法人の保有している土地の問題ですけれども、これも確かに最終需要者というのは、一体どこまでを最終需要者といったらいいのかという考えもあろうと思いますけれども、とにかく個人がそこの土地を買って宅地をつくる場合、あるいはいま目安として宅...全文を見る
○佐藤(観)委員 それからもう一つは、これはよく言われることですけれども、問題なのは遊ばしている土地を利用しないでそのまま置いておく、値上がりを待っている、このことが問題なわけですね。考え方として、使わない土地に対して未利用地税、使用しない、利用しない未利用地税、あるいは固定資産...全文を見る
○佐藤(観)委員 いま市町村の段階でというふうにお断わりになりましたけれども、それは自治省としてだからそういうふうにお断わりになったのか。あるいは判断の基準を示せということですけれども、おそらくこれがなかなかできないだろうし、たとえば隣にあき地があったとしても、くい一本というか、...全文を見る
○佐藤(観)委員 宅政課長さんが他の委員会もあるようなので、ちょっとお伺いをしておきたいのですけれども、いま大体論議しましたように、税の部分からいきますと土地行政、土地問題というものはなかなかむずかしい。私も本来税制というものはある政策を誘導するものであって、税制だけで土地問題は...全文を見る
○佐藤(観)委員 いま産業の分散ということも言われましたけれども、分散しますと、行ったほうの土地が今度はまた値上がりを起こすというのが現実なわけですね。おっしゃるとおり、確かに迂遠な方法で、平均的に土地が利用されれば、そんなに上がることもないという考え方かもしれないけれども、しか...全文を見る
○佐藤(観)委員 私自身だいぶ時間もなくなってきたので、高木局長にお伺いをしたいのですが、地価公示価格の問題、評価額の問題、この制度についてやっているとまた時間がかかるからやめますけれども、こういうことをやったらはたしてできるかできないかということなんです。  いまお話がありま...全文を見る
○佐藤(観)委員 公示制度をつくるにしても、これはなかなかどういう要因を含めてその価格をきめるかというのは、たいへんむずかしい問題だと聞いております。したがって、そう簡単にはできないでしょうけれども、現在の土地税制というもの、あるいはもちろん基本的には税制だけではできないわけです...全文を見る
06月16日第68回国会 衆議院 公害対策並びに環境保全特別委員会 第28号
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○佐藤(観)委員 私は顔に似合って、話は、数字も出てこないし、たいへん簡単なことなんですけれども、ぜひ実行していただきたいことを御質問やらお願いをしたいと思うのです。どうか政務次官も気楽に聞いていただいて、今後佐藤内閣が続く間、あまり日にちございませんので残念ですけれども、ひとつ...全文を見る
○佐藤(観)委員 それで、当委員会においても、この前、特殊鳥類、の譲渡等の規制に関する法律案のときに附帯決議がつけられているわけです。この二項目ですけれども、「特殊鳥類の生息環境保全のため、生息地の買上げ等必要な措置を検討する」こういう附帯決議がついておりまして、それに対しまして...全文を見る
○佐藤(観)委員 そこで、きょうは私の県でございます愛知県の鍋田干拓、ここはあとからお伺いをいたしますけれども、シギやチドリの最大の生息地、また最後に残された生息地だといわれているわけですが、私はその問題についてお伺いをしたいのです。  まず事務当局の方でけっこうでありますけれ...全文を見る
○佐藤(観)委員 こちらからこまかく聞いていると時間がありませんので、たとえば渡り鳥として来るシギ、チドリの類を見ましても、仙台あたりの蒲生海岸ですね、ここもやはり埋め立てにより往時の三分の一の干がた二十六ヘクタールが残るのみ、埋め立て工事は現在一時中止され、干がたは保存される見...全文を見る
○佐藤(観)委員 今度の日米渡り鳥条約の中でも、附表八六番から一一八番まで、全部シギのたぐいが入っているわけですけれども、これがいま私が問題にしている鍋田干拓に飛んでくるわけですね。しかし、これが完全に埋め立てられてしまいますと、三分の五近くが壊滅をしてしまうという状態になると思...全文を見る
○佐藤(観)委員 いま申しましたように、シギ、チドリについては、これは海水が入りませんから、ここでは維持できませんけれども、しかし他の鳥がたくさんいるわけですから、その意味で、いま申しましたこの部分の野鳥公園をさらに拡大する、これを環境庁と愛知県のほうでぜひともはかっていただきた...全文を見る
○佐藤(観)委員 その際に、いま私が申し上げましたように、この地域が日本でただ一つ残された最大のそういう野鳥の生息地である、こういうことについては配意はあったのでしょうか。
○佐藤(観)委員 四十五年の三月と申しますと、ちょうど公害が幾らかうるさくみんなの口にのぼるようになったころですので、正直にいって鳥のことまでなかなか頭が回ってなかった時代だと私も思うのです。私も公害を始めたのが四十五年の五、六月くらいからだと思うので、この埋め立てが協議されたと...全文を見る
○佐藤(観)委員 私のお聞きしたいのは、おたくのほうにそれだけの行政権限と申しますか、いま私が冒頭にお伺いしましたように、当時ここを埋め立てるときには、そういう鳥獣についてまで正直いって頭が回らなかったということは事実としてあると思うのです。そこで、いま私が申し上げましたように、...全文を見る
○佐藤(観)委員 もう時間がないので、ささっとあと結論を急いでいきたいと思うのですが、そういうようなことでひとつ環境庁のほうとしても、この西五区については、これはおたくのほうが主になって働きかけをしていただかないとならぬと思うのです。ぜひとも今後交渉していただきたいと思うのです。...全文を見る
○佐藤(観)委員 環境庁のほうにもお願いをしておきたいのですけれども、政務次官、最後ですから……。この部分についても農林省は四十一年度から計画をしてつくってきたのですから、そう簡単に計画変更もできないだろうし、計画変更というのは基本的にはあまりよくないことだと思うのですけれども、...全文を見る
○佐藤(観)委員 最後に、すみません。  実はいま三十分ばかりお話した埋め立ての問題ですけれども、私も公有水面埋立法をいろいろ読んでみたのですけれども、結局施行令の中に都道府県知事が認可をすることになっておるだけで、そこでこれをつくられたのはずいぶん、大正年代からある法律ですか...全文を見る
○佐藤(観)委員 終わります。
09月13日第69回国会 衆議院 大蔵委員会 第3号
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○佐藤(観)委員 まず最初に、おそらく大蔵大臣はいま、いわゆる円の切り上げの問題、外貨の問題、これで正直頭が一ぱいなんではないか。この前の福田大蔵大臣のときは、頭の片すみも円の切り上げの問題はないと言ってましたけれども、今後の経済運営をするにあたって、外貨の問題をどういうふうにし...全文を見る
○佐藤(観)委員 そうしますと、田中さんがハワイ会談で約束したこの内容、両三年の間に対米出超の不均衡是正をしたいというのは、いまの御答弁ですと具体的内容はなし、こういうことになると思うのです。これは新聞その他の解説においても同じようなことで、いやしくも日本の首相がアメリカに対して...全文を見る
○佐藤(観)委員 それに関連しまして、そういう御答弁ですと、たとえばこの前のOECDの発表なり、つまり黒字国に責任があるんだ、あるいはこれから行なわれるIMFの総会においてもおそらくそういうようなことで日本に対する圧迫というのはたいへん強くなってくると思うのです。その辺のところを...全文を見る
○佐藤(観)委員 それでそろそろ予算が、昨日御存じのように概算要求が発表になっておるわけですけれども、何といってもここまでこの外貨の問題がこじれたと申しますか追い込まれている中には、やはり日本の経済自体が基本的には輸出志向型の経済である。戦後一貫して、輸出をするためには金融の面で...全文を見る
○佐藤(観)委員 どうも田中さんはハワイ会談で約束をことば上はしてきたわけですけれども、具体的内容ということになると一体どうなっているのかということはどうも何も中身がないようで、これではたしてやっていけるのかどうかということをたいへん心配するわけです。  少し問題を変えまして自...全文を見る
○佐藤(観)委員 その検討したいというのは、私の言うように免税点引き上げの方向で検討するということですか。それとも、固定資産の評価を変えることはできないと私は思うのですけれども、そういう免税点引き上げの方向で、しかもこの率がいろいろと問題になると思うのですが、それが考えられるとい...全文を見る
○佐藤(観)委員 時間がないので、その次にちょっと証券問題についてお伺いをします。  御存じのように、証券市場がたいへん活況を呈して、八月十六日でしたかダウ平均四千円を突破したわけですね。ますますこのダウ平均は上がってくるのじゃないか。五千円だ、八千円だというたいへん景気のいい...全文を見る
○佐藤(観)委員 それにちょっと関連をするわけなんですけれども、いまの証券市場の様子を聞いてみますと、たとえば法人の金融機関とかそういう巨大な金融力を持っている投資家が——昭和三十六年のときには個人の投資家が四七%あったのですけれども、現在では三六%と個人の投資家が減っているわけ...全文を見る
○佐藤(観)委員 それから、株価の好況に関係をして、東京証券取引所の一日の出来高が大体いま七億株近くといわれているわけですね。たいへん出来高が急増しているわけですけれども、この急増に結局東京証券取引所が対応できないということで、たしか七月の末から八月の初めにかけて立ち会い時間を三...全文を見る
○佐藤(観)委員 いまのお答えの、有価証券の適正な価格を形成するために混乱が起こらないようにするというのは、ぼくはこれが一番大事なことだと思うのですが、そのときに立ち会い時間を短くする。きょうはどうも出来高が多いので短くする。投資家に対して開くと約束をしている時間を短くするという...全文を見る
○佐藤(観)委員 先ほど六時間と言いましたが、四時間の私の勘違いです。  それで、それに関連をするわけですが、いま東京証券取引所でも機械化をするということで、出来値と出来高と、気配のほうはわかりませんけれども、とにかく出来高と出来値をコンピューターで報道するように考えておるわけ...全文を見る
○佐藤(観)委員 時間がないからそれをあれしておってもしようがないのですが、情報の伝達だけやって注文者だけはどんどんふえる、しかし実際に注文を受けてから売買するまでの肝心の部分を機械化できなければ、四時間のうちの三十分市場を閉鎖しなければいかないという状況というのはますます目に見...全文を見る
○佐藤(観)委員 これはちょっと私も調べてみます。  それからメリル・リンチは、たしか日本の場合は正会員には入っていないわけですね。たしか非会員だと思うのですが、正会員、非会員というのは、おそらくやり方は行政措置と申しますか、営業方法書を書かして、正会員、非会員でやっていると思...全文を見る
○佐藤(観)委員 ちょっと私の認識が違うのかもしれませんけれども、メリル・リンチが日本で営業をする場合に、これはおそらく、上場銘柄は原則として正会員を通して売買を行ないますというような営業方法書というのを大蔵省に出すのじゃないですか。出して認可をもらわないと、これはできないのじゃ...全文を見る
○佐藤(観)委員 時間がありませんから、きょうはこれだけにいたします。