佐藤観樹

さとうかんじゅ



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佐藤観樹の1974年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月08日第72回国会 衆議院 大蔵委員会 第5号
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○佐藤(観)委員 参考人の皆さん方に御質問を申し上げたいと思います。  いまおのおの現在の金融情勢についての御意見があったわけでありますけれども、まず私がお聞きしたいのは、五度にわたる公定歩合の引き上げという、近来にないきわめてきびしい金融の引き締めをやっておるわけであります。...全文を見る
○佐藤(観)委員 大体、相互、信用金庫の場合には、私も感じとしてわかるわけでありますが、全国銀行の場合に、実は横田会長からお話がございましたように、その辺の数字のことは私も実は納得がいくわけなんです、いくのですが、どうも業界によっては、まだまだかなり在庫投資をしているのではないか...全文を見る
○佐藤(観)委員 それから、現実に私たちのところに言ってくる問題は、例の歩積み両建ての問題なんであります。大蔵省から資料を取ってみますと、ほとんどこれは消えたことになっているわけであります。私などもいわゆる中小企業のおやじさんなんかと話をしていると、わざわざ電話がかかってきて、歩...全文を見る
○佐藤(観)委員 その次に、いまたいへん問題になっている、おもに都市銀行でありますけれども、それの貸し出し先の問題、いわゆる大口融資の問題について横田会長に見解をお伺いしたいわけであります。  まず第一点でありますけれども、きょうの新聞によりますと、大蔵省のほうは、大体、自己資...全文を見る
○佐藤(観)委員 私は特に問題にしたいのは、商社への金融の問題だと思うのです。この前一月二十一日に公正取引委員会から大手の商社六社に対する調査書が出ておりますけれども、商社というのは自己資本率が合計しても三・四%、全企業平均が一七・八でありますから、それに比べきわめて自己資本率と...全文を見る
○佐藤(観)委員 この問題というのは、今後もまた論議をしなければいけませんし、またこれは金融機関だけの問題ではなくして、先ほど私もちょっと触れましたように、商社の活動というものは、いわゆる商社というイメージから離れているものもありますし、それからいわゆる独禁法の改正という問題も含...全文を見る
○佐藤(観)委員 この件につきましては、この前、武藤委員でしたか、国金局長に調査書を大蔵委員会に出すようにということになっておりますので、またそのおりにでもさらにこまかく検討したいと思うのであります。  時間もありませんので、横田会長に最後にお伺いをしたいわけでありますけれども...全文を見る
○佐藤(観)委員 まだまだ、われわれ国民にとって重大な住宅ローンの問題とか、あるいはこれから論議しなければいかぬ割増金付預金の問題、いろいろ質問したいことがあったのでありますけれども、時間がなくなりましたので、きょうはこれぐらいにさせていただきます。どうもありがとうございました。
02月15日第72回国会 衆議院 大蔵委員会 第7号
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○佐藤(観)委員 提案になっている割増金付貯蓄について、きょうの読売新聞は、金融政策の中で史上最低の無策の策である、とにかく物価がこれだけ上がっているのに、一〇%以上の金利もつけないで、三位まで当たる人を入れても十人に一人しか当たらない、こういったことでは全く史上最低の無策である...全文を見る
○佐藤(観)委員 大体この審議で問題になっておりますように、三カ月間にかなりの額の預金を集めなければいかぬということで、いま大臣から御発言がありましたように、預金集めの過当競争がかなり激しいのじゃないか。結局、売れ残ったやつは個人ではとても消化できないので、法人筋に各営業店が押し...全文を見る
○佐藤(観)委員 この前の委員会で、質問するほうは、この割増金付貯蓄につきましては賛成する者はいなかったわけでありますけれども、そこで言われたのは、過剰流動性を吸い上げるという問題、この量を吸い上げるという問題と、もう一つは預金金利を上げる、つまり厚みの問題この二つの問題があると...全文を見る
○佐藤(観)委員 研究をしているうちに結局目減りをした、庶民だけがたいへんな損をするというようなことでは、これはしようがないので、早いところほんとうに預金金利を上げる何らかの――これは私はほんとうに短期なものでもいいと思うのです。六カ月なり一年もので、ボーナスのときにかなり吸収が...全文を見る
○佐藤(観)委員 いまの大臣の御発言ですと、相互銀行の今後というものは、いわゆる中小企業に対する専門金融機関、こういう位置づけをなお一そうはっきりしていくんだというふうに理解してよろしゅうございますか。
○佐藤(観)委員 ところが、それならばそれで何かそれなりの裏づけというものが制度上なければいかぬだろう。私は制度というものはやはりそういうものだと思うのですね。われわれがこの問題を考えるときに、中小企業に対して長期的に安定的に良質の資金をどうやって供給をするか、それと同時にやはり...全文を見る
○佐藤(観)委員 確かに運用の面では、この金融引き締め下において、預金準備率にしてもあるいは窓口規制にしても、相手が中小企業であるということに立って、普通銀行の締め方よりもゆるかったということは私も認めるわけであります。ただ私は、制度とかあるいはそれの果たす機能とかいうものと、そ...全文を見る
○佐藤(観)委員 その理由は、いまのような異常な経済情勢のもとであるからということですか。普通の経済情勢、まあインフレについてもある程度おさまって、そういった金融情勢、いわゆる公定歩合がどのくらいが適当かというのはまたなかなかむずかしい問題でありますけれども、いまのような異常な事...全文を見る
○佐藤(観)委員 いわゆる金融機関の合併転換法、これができたときには、合併なりあるいは転換、つまり、たとえば相互銀行なら地方銀行になっていくというようなことについて、大蔵省として、あるいは銀行局としては賛成である、あるいは前向きに考えるというような方向で、合併なり転換なりというも...全文を見る
○佐藤(観)委員 そうしますと、いま言われた条件下においては、それほど基本的なことは変わっていない。特にいまの時期については、異常な事態であるから、銀行間の合併なり転換なりというものは、まあ慎重に考えてもらいたい、こういうようなことで、銀行局なり大蔵省としての方針そのものは、合併...全文を見る
○佐藤(観)委員 先ほど申し上げましたように、質的には相互銀行もほとんど普通銀行と同質化してきているわけでありますが、特に昨年の相互銀行法の改正によって、いわゆる貸し出し先が自己資本の一〇%から二〇%でありますから倍になりましたし、外国為替も扱えるようになったということで、制度的...全文を見る
○佐藤(観)委員 大臣、私はこう思うわけです。いわゆる中小企業専門金融機関というならば、やはりこういった公的な資金についても扱わせて、つまり、あまり手間のかからない資金を中小企業専門金融機関に入れることによって、資金コストをなるべく安くして、それで現実に金利がどのくらいになるかわ...全文を見る
○佐藤(観)委員 その次に、農協の資金のことについて若干お伺いをしたいわけであります。  これだけ金融を引き締めてきたわけでありますけれども、いろいろ聞くところによると、農協関係のいわゆる系統金融のほうは非常に貸し出しがふえていて、昨年春から毎月毎月一千億から一千五百億ぐらいず...全文を見る
○佐藤(観)委員 そうしますと、これは単協のほうから信農連へ約半分上がっていくわけでありますから、合計は約十二兆ぐらいになるのかな。
○佐藤(観)委員 わかりました。約十兆四千億、九月末でありますけれども、こういう数字でありますから、これはかなり大きいわけで、たとえば、都市銀行の総貸し出し額が約三十七兆円、地銀が二十兆円、信託が二兆六千億、それから相互が九兆、それから信用金庫が十一兆八千億という数字でありますか...全文を見る
○佐藤(観)委員 それで、まず農林中金のあたりからいきますと、予算委員会に資料が出ているわけでありますけれども、そこに上位五十社の貸し付け残高が出ているわけであります。これを見ますと、上位五十社の合計が八千百二十八億円、うち、商社向けが千六百二億円、約二〇%を占めているわけであり...全文を見る
○佐藤(観)委員 いま御答弁がありましたように、私も法的にこれが間違って融資をしておるとは言ってないわけですよね。法的に、商社だって関連産業でありますから、農林中金法によって出ていることは間違いないと思うのです。それはないのですが、どうもいままで大蔵委員会の審議の中でも、都銀関係...全文を見る
○佐藤(観)委員 時間がありませんので、少し先へ進みますが、この農協、いわゆる一番末端の単協といわれるものについては、一応原則的には一般企業向けの貸し出しというのはしてはいけないということになっているわけですね。ただし、組合員以外のものでも認めておるものもあるわけでありますけれど...全文を見る
○佐藤(観)委員 私もいろいろ事情を聞いてみましたら、銀行局が農協系統金融機関に対してこれだけ通達なりを出したのは初めてだということのようでありますけれども、私は、大臣、こう思うのです。戦後の一時期を除いては、これほど経済が混乱をした時期はないわけで、再びこういうことがあってはな...全文を見る
○佐藤(観)委員 ひとつそういった結論のように、今後の金融政策というか、金融機関に対する監督というものをしていただきたいと思うわけであります。  最後に、たいへん時間がなくなりましたが、これは予算委員会でも問題になって、大臣も御存じだと思うのですが、民間企業からいわゆる出向とい...全文を見る
○佐藤(観)委員 総理府、いらっしゃいますね。ちょっと前提としてお伺いをしておきたいのですが、これは政府として、こういう方々はいわゆる非常勤の国家公務員であるという統一見解にはたしてなっているのですか。  それから、たとえば大蔵省にこの人たちを入れるときには、これはだれが辞令を...全文を見る
○佐藤(観)委員 そこで、具体的に大蔵省の例をあげてみますと、官房長いらっしゃると思うのだけれども、あなたのところに九人全部いらっしゃるわけだね。それが、銀行名は御存じと思いますけれども、興業銀行、東京銀行、富士銀行、住友銀行、三菱銀行、三和銀行、太陽神戸銀行、第一勧銀、東海銀行...全文を見る
○佐藤(観)委員 しかし、私は会議だけが大事だとは思わないのですね。われわれが結局ここで論議するときは、数字というものが一番大きな問題になるわけですね。その意味では、基礎的な調査なり研究というものがあがっていって、大臣官房の調査企画課でありますから、大蔵省の政策なり何なりの基礎的...全文を見る
○佐藤(観)委員 資料を、ここから出たもの、あるいはこの人たちがつくったものだけを使っていると私も思っておりません。膨大な資料があるわけです。ただ、問題になるのは、たとえばわれわれが質問する中で、いろいろ企業の個人名をあげられない、あるいはどこにどういうふうに融資をしているかあげ...全文を見る
○佐藤(観)委員 最後に、もう一点お伺いをしておきたいのは、具体的に、大臣がいま言われたのは、一般論なのか、他の省庁までのことなのか、大蔵省のここにいらっしゃる方なのか、その辺のことと、もう一つ、私がこの問題についての冒頭で申し上げましたように、残っているのはほとんど銀行出身者な...全文を見る
○佐藤(観)委員 それから、銀行に対して、他のところへ出向……。
○佐藤(観)委員 終わります。
02月19日第72回国会 衆議院 大蔵委員会 第8号
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○佐藤(観)委員 私は日本社会党を代表して、割増金付貯蓄に関する臨時措置法につきまして反対の討論を行ないます。  政府が預金吸収のために考えたこの法案は、狂乱インフレの鎮静、抑止政策としての一端をとうてい果たし得るものではありません。ただでさえ貨幣の価値、信用が下落している現在...全文を見る
02月22日第72回国会 衆議院 本会議 第14号
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○佐藤観樹君 田中内閣は、後世の歴史家から特筆されるでありましょう。   〔議長退席、副議長着席〕 それは、わずか一年半にして、任期半ばにして、二度にわたる経済危機、物価高騰の社会的混乱をもたらし、国民にはかり知れない損害と犠牲を与えた内閣としてであります。  私は、日本社...全文を見る
○佐藤観樹君(続) わが党は、三百万円プラス資本金の〇・一%をこえる額全額を課税対象にすべきだと思いますが、政府の見解はいかがでございますか。  わが党案でも、四百万円以上使う中小企業はごく少数に限られているので、中小企業は、政府が言うように何ら困ることはないのであります。政府...全文を見る
02月26日第72回国会 衆議院 大蔵委員会 第11号
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○佐藤(観)委員 きょう予算委員会のほうでは、石油関係の業界の各社の社長が来て、まさにつくられた、あるいは業界自身がつくった石油危機であったことについて一つ一つ暴露されているわけでありますけれども、この石油の輸入の問題というのは、大蔵省関税局と無関係ではないわけであります。  ...全文を見る
○佐藤(観)委員 これはまた結論的にあとからお伺いをしますが、あれだけ毎日毎日、石油で騒いだときに、ほんとうに日本の将来はまっ暗になるんじゃないかと思われるくらい、石油の輸入量についてはたいへんな問題だったわけですね。そのときに、いま御答弁にありましたように、結局月末から二週間か...全文を見る
○佐藤(観)委員 それで、いま局長からお話があったように、いま旬つまり十日ごとにデータはとられておるわけですけれども、これをすぐあのときに発表したら、逆にまさに火に油を注ぐ形になったかもしれないわけですね。だから、私も、発表することについては、若干いろいろとそのときの状況によって...全文を見る
○佐藤(観)委員 わかりました。あれだけ、ほんとうに日本の将来はまっ暗になるんじゃないかと思われる中で、片方ではタンカーで積んできたけれども、タンクが一ぱいで、タンク繰りができなくて、ほかの港へ行ってくれなんというのが幾らでもあったようにいろいろ聞こえてくるわけですね。そういうこ...全文を見る
○佐藤(観)委員 それで、私も七月のときに、もう少し現地の額がわかるように、たとえば係官をもう少し派遣する必要もあるだろうし、というようなことも事実上申し上げたのでありますが、とにかく豚肉の不正輸入については、一応告発という段階になった時点で、その辺のところはもう少し何か手を打つ...全文を見る
○佐藤(観)委員 私はこの次、これにからんでスライド関税の銅についてもお伺いをしたいのですが、とりあえずこの豚肉の不正輸入事件について、法人名九つありますね、法人とその逋脱額と、それからその逋脱額に至るまでの脱税の回数、それをちょっと一応あげてください。
○佐藤(観)委員 うそだよ。あなた、そんな数字じゃないぜ。これは新聞の記事ですから、私は確認をしたいためにあらためてお伺いしたのですが、脱税の額については、一番多いのは五千七百五十一万円。伊藤万は脱税回数が、新聞の記事によれば百二十六回ということになっているのです。その次のトーメ...全文を見る
○佐藤(観)委員 それと関連をして、その直後にやはりスライド関税を利用してまた銅の不正があったわけですね。これは二つの大きな問題があると思うのです。  一つは、今度はこれをやった会社がたいへん多いということですね。これは、告発になったのは日商岩井とジェー・イー・オーレル・エイジ...全文を見る
○佐藤(観)委員 その三千九百九十八万円というのは、三十社の逋脱額の合計ということですか。
○佐藤(観)委員 その辺もちょっと額が新聞等とはかなり違うのでありますけれども、一つの問題は、三十社というきわめて数が多いということですね。銅の輸入を担当したところはおそらくほとんどじゃないかと思われるくらい、しかもいま問題になっている丸紅とか伊藤忠とか兼松江商、安宅産業、こうい...全文を見る
○佐藤(観)委員 わかりました。そのくらいの額になれば話が合うのだけれども、どうも逋脱額と罰金相当額との数字があまりにもかけ離れていたものだからちょっと疑問に思ったのです。  そういうことで、いま最初にあげた豚肉の不正の問題、これも差額関税、それから銅の場合も、これは正確にはス...全文を見る
○佐藤(観)委員 そうしますと、また冒頭の質問に戻りますが、制度的にはインボイスをもう少しよく調べるというやり方でこういった脱税行為をなくするようにしていって、この差額関税なりスライド関税なりというものを続けていく、こういうふうに考えてよろしゅうございますか。
○佐藤(観)委員 次の問題に移ります。  それは、先ほどわが党の塚田委員からもちょっと触れてたのですが、時間がないので私もそう深く入ろうとは思わないのでありますが、いわゆる糖価安定事業団がやっている糖価安定の問題であります。  粗糖の値段がだいぶ上がってきて、ほとんど糖価安定...全文を見る
○佐藤(観)委員 その仕組みは大体わかるのですが、結局、その安定事業団の安定資金がゼロになった場合、関税をその平均価格に合うように軽減したり減免したりするわけですね。では、それを永久にやっていけるかといえば、これもまた、ロンドン相場がどうなるかわかりませんが、いま山のてっぺんなの...全文を見る
○佐藤(観)委員 わかりました。まあ砂糖というのは投機品ですからわかりませんが、しかも、いろいろ聞いてみると、日本だけがばか高いものを買わされているという話もありますしわかりませんが、大体目安としては、三百五十億減免という範囲くらいまでこの関税によって糖価安定ということを続ける。...全文を見る
○佐藤(観)委員 その次、最後にお伺いをしたいのは、私も去年のときにお伺いをしたのでありますけれども、いわゆるタリフエスカレーションの問題なんです。この提案理由の説明を見る限り、その辺の配慮かどういうふうにされたのだろうかということが、どうもあまりぴんとこないわけであります。 ...全文を見る
○佐藤(観)委員 そうしますと、全体的な国際的な関税率引き下げ交渉との見合いの中で、まあ日本の歴史的な傾斜構造については一応これで一段階終わったのじゃないか、あとは国際的に全体的にどうやって下げていくか、こういう問題である、こういうふうに理解してよろしゅうございますか。
○佐藤(観)委員 終わります。
03月08日第72回国会 衆議院 大蔵委員会 第16号
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○佐藤(観)委員 私は、きょう現在のこの悪性インフレ、ここに至るまでの税制、そしてこれからの、いわゆる福祉重点の社会をつくっていくというための税制、その意味では、このあたりがそろそろ転換の時期になっていると思うのでありますけれども、どうもなかなかその糸口が現状ではまだ見出されてい...全文を見る
○佐藤(観)委員 法人税の引き上げがおくれた。これはわが党の堀政審会長も、せめて昨年からそれに手をつけていくべきではなかったかという指摘をされているわけでありますけれども、その点については私も局長の御答弁と同感で、法人税の引き上げをもう少し早くやっておけばよかったんじゃないか。つ...全文を見る
○佐藤(観)委員 私も、いま局長が言われましたように、経済体制ができるまでに税だけでチェックできるとは思っておりません。いま臨時利得税にするか、このインフレ利得をどういうふうに吸収するかというのを各党話し合う中でも、きわめていろいろな問題がある。そういった意味では、金融のように、...全文を見る
○佐藤(観)委員 基幹産業について、確かに意識的に奨励策をとってきた。これは戦後復興経済の中でやむを得なかったことだし、ある意味では、私も必要なことであったと思うのであります。ただ、それがある程度、日本の戦後の経済をずっと見てみますと、あるいは税制の中でも、いまだに何か続いている...全文を見る
○佐藤(観)委員 私も企業別に確かにどれくらいの大きさが適当なのか、これは鉄鋼業といわゆるその他の製造業とは若干やはり大きさによっても、規模のメリットにしても違うと思うので、企業別に税率をきめる、これはなかなかできないと思うのです。  私が思うのは、それはできませんが、いままで...全文を見る
○佐藤(観)委員 昨年当委員会に出していただいた、これは実効税率というのじゃなくて、何というんですか、実質的な税負担というんですか、実質負担率というんですか、これがありますね。これをちょっと教えてください。
○佐藤(観)委員 ちょっと、私は昨年もらった資料と数字がどうも違うような気がするので、またあとでお伺いをしますが、昨年の資料ですと、たしか百億円以上のほうが一億円以下よりも実質税負担というのは低くなっていたように思っている……
○佐藤(観)委員 六欄ですね。こういうことですから、いまのように六欄で見て資本金一億以下が三二・五、一億円以上百億円未満が三三・〇、百億円以上が三〇・一とこういう負担率になっておる。これはちょっと中間が、一億と百億の間が出っぱっている。この四十六年の実績では出っぱっているのはひと...全文を見る
○佐藤(観)委員 どうも初めから、私があれしないうちから、あまり法人税率を上げてはいかぬという答弁のほうが先で、まだそこまで話はいっていないので、チェックするほうがどうも先のようでありますが、局長の前半の御説明については、今度の改正について確かにそういうことなんでしょうけれども、...全文を見る
○佐藤(観)委員 冒頭に述べられた税負担の問題については、高福祉、高負担ということで、このこと自体はわが党も別に反対しているわけではないのです。これは社会保障をほんとうに徹底的にやろうと思えばばく大な財源が必要なわけで、高福祉、高負担ということ自体には別に反対をしているわけではな...全文を見る
○佐藤(観)委員 それは四十七年の上期ですね。
○佐藤(観)委員 それが幾つですか。
○佐藤(観)委員 ちょっと高いんじゃないですか。四十七年の下期に東京証券取引所が発表した数字では、個人株主の保有高というのは二九・二八という数字が出ているんじゃないですか。三〇%割った、たいへんだというのでやった覚えがあるのですが……。
○佐藤(観)委員 まあ大体個人株主が三割、それから法人、もちろんこまかくいえば外人株主もありますけれども、そういうものを入れて残りは大体七割、三対七という比率に大体なったということであるわけでありますけれども、この個人株主の比率が低下した、逆にいえば、法人株主のシェアが証券市場に...全文を見る
○佐藤(観)委員 一時、証券界では法人株主即安定株主である、こういう神話のようなかっこうになっていて、とにかく法人に持ってもらいたいということが非常にいわれていたわけでありますけれども、このことについては証券局としてはどういう考えを持っていらっしゃるのですか。
○佐藤(観)委員 これは私が冒頭に言った各業界とも寡占化していると同じようなことで、証券市場においても法人が株を持つ。そうしますと、大体持つだけであまり市場に出さない。品薄になる。そうなると、価格形成というものがきわめていびつな価格形成になってくることは当然考えられますし、品薄に...全文を見る
○佐藤(観)委員 これは単に証券市場全体の問題ばかりでなく、やはり証券会社の姿勢についても、いまお話があったように、時価発行をどんどんして、当の大蔵委員会でもたいへん問題になりましたけれども、証券会社が発行会社のほうの立場に立ってしまって、証券を買うところの、所有するほうの個人よ...全文を見る
○佐藤(観)委員 ですから、私もこれがあるために全部あれしたとは言っていないわけですよ。私の表現は、一つの理由になっているのじゃないかということと、あるいは少なくも法人が株を持つことにプラスの要因になっているのじゃないかという表現であって、私は、何でも税制のみがこれをこうしている...全文を見る
○佐藤(観)委員 いま局長から答弁があったことについて、確かにいろいろな問題もあるように思いますので、われわれのほうでもこの問題についてはさらに検討してみたいと思うのです。  その次は、ちょっと冒頭の問題にも戻るような形になりますが、先ほど大企業と中小企業、規模別によってかなり...全文を見る
○佐藤(観)委員 どうも私はそういうふうに思えない。いや、数字はわからぬわけじゃないですよ。   〔委員長退席、浜田委員長代理着席〕 わからぬわけじゃないが、あとで試験研究費の税額控除を例にとってお伺いをしたいと思うのですけれども、その前にいままでの、少なくとも四十六年までの...全文を見る
○佐藤(観)委員 私は所得の再配分のときに、法人間なんて一度も言わないですよ。私たちがいま検討しているいわゆる現在のインフレに対する超過利得と申しますか、これの吸収のしかたでも、やはり非常に高額なものについては累進税率を課すべきであるという考え方に立っているのに対して、おそらく局...全文を見る
○佐藤(観)委員 これはたとえば研究所とか試験所なんかでも専従者じゃなければ事実上はだめなんでしょう。つまり、ここの税法でいうところの費用というのは、技術改良とか、それから考案、発明に要する原材料、諸経費、人件費、こういうようなことがはっきり明確に掌握できる額じゃなければ引けない...全文を見る
○佐藤(観)委員 そういうことですから、事実上これはもう税額控除ですから、いま局長自身から言われましたように、実質的にはこれはもう補助金と同じわけですね。それが確かにこういう制度があって中小企業もというけれども、とても中小企業が独立した試験所とか研究所なんというのは持てないわけで...全文を見る
○佐藤(観)委員 それに関して私は具体的な事例を知っているわけじゃないのですけれども、いま言われていることは、どうもこの税額控除の規定が――税額控除の規定というよりも、試験研究費というものの規定が非常にあいまいなものだから、だいぶ研究費が水増しされている、水ぶくれになっているとい...全文を見る
○佐藤(観)委員 いまの実態面について、税務行政としての面の問題でありますけれども、この税制によって一番恩典を受けているのは何と言っても大きな企業、日立製作所が約八億円ぐらい、新日鉄が約七億円から八億円近く、それから川崎製鉄クラスで約二、三億円台だといわれているわけで、その面では...全文を見る
○佐藤(観)委員 この制度の今後の問題なんでありますが、昨年の九月の新聞記事でありますけれども、通産省のほうは、今後もこれを続けてもらいたい、そして特にその額について、試験研究費の増加分に対する税額控除も延長する一方、控除比率を引き上げてもらいたいということが第一点。それから、い...全文を見る
○佐藤(観)委員 その次に、これは本会議でも質問をしたわけでありますけれども、いわゆる海外投資等損失準備金の問題です。  これは前段を言うまでもなく、日本の外貨保有が急激に減ってきたわけであります。今後も、原油価格の値上がり、こういったもので大幅に日本の外貨保有高はまた危機にさ...全文を見る
○佐藤(観)委員 どうもその辺が、またIDAの審議のときに少し徹底的に審議をしなければいかぬと思うのですが、たとえば、いま局長のおことばの中に投資残高がアメリカの十五分の一だ、この辺は別に私は何もアメリカと比べて低いからといってどうということはないし、むしろ問題を起こさないんじゃ...全文を見る
○佐藤(観)委員 この問題はきわめて内容のある重大な問題だと思うので、いずれまた福田大蔵大臣が当委員会に見えたときに、海外投資というものが、日本の企業進出というものが、一体どこまで是認されるべきであるかという問題について、さらに私は、いま局長が言われたような内容について突っ込んだ...全文を見る
○佐藤(観)委員 そろそろ時間のようであります。前半の部分については、まだまだ産業優先の税制が色濃く残っておる。これから後半の部分に入ると、福祉税制、福祉二年目だというけれども、税制ではまだまだ全然そこまでいってないという点について指摘をしたいと思ったわけでありますが、だいぶ時間...全文を見る
03月19日第72回国会 衆議院 大蔵委員会 第20号
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○佐藤(観)委員 せっかく三百五十七万円の配当所得に対する特例の問題が出ましたので、私も松浦委員のあと、この問題についてもう少しお伺いをしたいと思っていたわけであります。  まず政務次官にお伺いをしますが、その前に事務当局でけっこうですが、局長、三百五十七万円の勤労所得があった...全文を見る
○佐藤(観)委員 私は、前半のときにも御質問しましたように、こういう三百五十七万円までなぜ配当所得に対しては税金がかからないかという理屈はわかるわけです。それは皆さん方の言う理屈はわかりますが、政務次官、どうですか、いま松浦委員も言われましたように、配当所得のみの場合には三百五十...全文を見る
○佐藤(観)委員 私は先週、いまの税法全体を見てみますといわゆる産業優先の税制になっていて、これから福祉優先の経済に対応するには税制も対応していないのではないかという話をして、企業の部分だけで終わったので、きょうは残り、許される時間で個人の問題について少しお伺いをしたいと思うので...全文を見る
○佐藤(観)委員 それを言われるのでしたら、勤労所得いわゆる給与所得と、いわゆる資産所得という対比のしかたよりも、問題は配当所得か利子所得か、これの優遇策をどう考えるかという問題を比較しなければいかぬと私は思うのですね。  それで、さっき私もちょっと松浦委員の関連質問をしました...全文を見る
○佐藤(観)委員 本来、源泉分離課税というのも問題がある上に、一挙に確定申告不要額が倍になったということで、源泉分離課税の二五%すらも払わないで、源泉のみの一五%で済んでしまうという、配当所得者にとってはたいへんな恩典が与えられるというわけですね。大体、源泉分離課税か、あるいは源...全文を見る
○佐藤(観)委員 去年この未成年者の課税に対する問題がたいへん問題になったわけでありますけれども、それではこれが一体今年度、四十九年度の改正でどれくらい未成年者の納税人口が減るものか、これもわからぬわけですね、いまの御答弁から延長しますと。
○佐藤(観)委員 推察するに、まあ人数はわかりませんけれども、皆さん方の資料によっても、四十八年度の課税最低限が四十二万九千九百七十八円、中学の新規学卒者の給与が五十三万三千百六十四円でありますから、ここの差でも年間について十万円の差、高校の初任給が六十万一千九百十四円であります...全文を見る
○佐藤(観)委員 それで、去年の委員会でもたいへん問題になったのでありますけれども、このことに対して主税局長は、課税最低限を引き上げるということで、その中で解決をしたいと御答弁になっているわけでありますが、しかし、課税最低限を引き上げても、当然初任給も上がっていくわけでありますか...全文を見る
○佐藤(観)委員 これは政務次官にもお伺いをしたいのですが、いま未成年者に対して、中学卒、高校卒の方々に対しても課税がされているという話をしているわけです。それで、私は、これは民主主義の基本の問題だと思うのですね。というのは、つまり納税するについては、その取られた税金が一体どうい...全文を見る
○佐藤(観)委員 その最低限をいじくるのは、課税最低限を上げても民間あるいはその他の給与所得が上がってきますと、現実にはほとんど課税になってしまうということと、それからいま政務次官が言われた、それでは税金を納めていない人は選挙権がないのか、あるいはばく大に納めていれば発言権が多い...全文を見る
○佐藤(観)委員 この問題は、つまり現実に独身者控除といっている場合には、独身者でありますから、二十二でも二十三でも二十五でも、あるいは未成年者でも、独身である限りはこの範疇に入ってしまう。ところが、問題になる未成年者控除といっている場合には、つまり二十歳以下、正確には十九歳以下...全文を見る
○佐藤(観)委員 むしろこういったたとえば信託制度とか保険制度にかかれる人というのはまだしあわせなほうでして、実際には、こういった例というのは私は少ないほうじゃないかと思うのです。そういった意味では、さらに国の制度も充実をしていかなければいかぬわけでありますが、そこまでいくまでに...全文を見る
○佐藤(観)委員 ここでもいつも論議になるのですけれども、また局長も言われるのですけれども、あまり過大に何でも税でやろうというのは問題じゃないかと私は思うのですね。そして私の聞いた例は、具体的には六十人の従業員のうち十八人の方が身体障害者の方々だという楽器会社の例でありますけれど...全文を見る
○佐藤(観)委員 それから、身体障害者の方々のためのいわゆるチャリティーショーの入場税の課税の問題なんでありますけれども、一つ例にとれば、あゆみの箱のような、きわめて皆さんの善意でやっているものについて、いままっとうに法的にいえば入場税がかかる、ただし、厚生省の認可をとれば免税興...全文を見る
○佐藤(観)委員 ところが、この収益の支出先というのがなかなか、たとえばあゆみの箱のように全国的なものになりますと、一年間収支をとってみないことには現実には出てこないということで、何か便宜上とにかく各施設からの領収証ということのようでありますが、金ももらってないのに領収証というの...全文を見る
○佐藤(観)委員 せっかく善意に満ちたものが、これにも税金がかかるかということになりますと、やはり税法の本来の趣旨からはずれると思うのて、その辺のところはひとつ適宜——ただ、法律がある以上、その裏をかくやつというのが必ずいるものですから、これがまたきわめて遺憾な話なんですけれども...全文を見る
○佐藤(観)委員 まだ時間があるようなんで、さらに少しお伺いしますが、行政指導したいということなんだけれども、行政指導といっても、六二%ぐらいのシェアを持っているキリンビールについて、あまりシェアをふやすなといっても、これは一つの民間企業である限りは、それなりの営業を続けていく。...全文を見る
○佐藤(観)委員 私、きょう実は後半、直接税から間接税へだんだん移行していくという方向にあるんじゃないかということの具体的な例として、もっと詰めてお話をお伺いしたかったわけで、そこで、実は酒の税の問題、酒に関連をしてビールの問題も、上すべりでありますけれども、実はお伺いをしたわけ...全文を見る
03月22日第72回国会 衆議院 大蔵委員会 第22号
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○佐藤(観)委員 私は、総理に減税の問題と今後の物価上昇の関連についてお伺いをしたいと思うのであります。  四十八年度は三千百五十億円の減税をした。しかし、現実にはこのときには消費者物価指数の上がりを五・五%ということで踏んだわけでありますけれども、五・五%にしますと物価調整に...全文を見る
○佐藤(観)委員 それは、総理がそのくらいの決意でやってもらわなければ困るわけで、ただ問題は、これから石油価格の値上げがきて電力に影響して、あるいは公共料金の値上げが解除になっていくということになると、まだまだやはり物価が上がっていく要因というものは残念ながら現実にあるということ...全文を見る
○佐藤(観)委員 いや、そうならぬのです。そういうようになれば私もこんなことは言わないわけですけれども、これは大蔵委員会の中でも、主税局もやはり減ることは減るだろうけれども、未成年者にまだまだ課税は――今度四十九年度、初年度七十万になったとしても、やはりまだ残るのではないかという...全文を見る
○佐藤(観)委員 私も大臣が言われることはわからぬわけじゃないのです。あまりこまかな控除控除をつくっていきますと、確かにいろいろまた、逆の問題も出てくるということも、私も税を五年やっていますので、わからぬわけじゃないのですが、しかし、総理、租税特別措置なんというのは百四十ぐらいあ...全文を見る
○佐藤(観)委員 最後に、総理に一問だけお伺いしておきたいのですが、それはいわゆる超過利得税の問題なんです。今国会が始まって、とにかく企業の不当利得について、過剰利得について徴収をしなければいかぬということはずっとやってきたわけです。ただ御存じのように、超過利得、不当利得といって...全文を見る
03月27日第72回国会 衆議院 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第3号
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○佐藤(観)委員 参議院選挙が近づいてきたわけでありますけれども、大臣も御存じのように、たいへんいまの選挙が金がかかるということで、選挙費用の問題というのは、これはやはり政治の信頼の問題とたいへん関係が深い問題だと私は思うわけですね。  そこで、いまはポスター一枚つくれば百円か...全文を見る
○佐藤(観)委員 この改正は、選挙制度自体の改革というおことばが大臣のお答えの中にあったわけでありますけれども、これは参議院選挙にはすぐ間に合うわけじゃありませんけれども、せっかくそのお話が出たところでございますので、こまかいことになってくると別でございますけれども、選挙制度自体...全文を見る
○佐藤(観)委員 これはお互いにさらに研究を続けなければいかぬことだと思いますので、そのことについてはそれだけにしておきたいと思うのですが、差し迫った参議院選挙の問題で、投票時間を延長するという話が新聞等に出ておりますし、田中首相も言われたというふうに報道されているわけであります...全文を見る
○佐藤(観)委員 これは事務当局にお伺いをしたいのですが、この問題は公職選挙法の四十条に規定をされているわけでありますけれども、この規定で、たとえば全国の都道府県の選挙管理委員会に各市町村の選挙管理委員会が全国的に届ければ、この四十条を、法律を改正しなくても、かつてのように特例法...全文を見る
○佐藤(観)委員 そうしますと、投票時間を前後二時間繰り上げ繰り下げをするということは、全国一律にやろうと思えば、この四十条を改正するかあるいは特例法を新たにつくるか、それをしなければできない。全国一律にやろうと思えばできない。平日にやるというのは、これは別に規定がございませんか...全文を見る
○佐藤(観)委員 これは事務的にはかなり前にも特例法をつくったこともあるわけですし、そうむずかしいことじゃないと思うのです、ただ、それを現実の各市町村までやる事務についてはたいへんなことだと思うのですけれども。わかりました。  それからもう一つは公報の配布の問題なんですけれども...全文を見る
○佐藤(観)委員 その際に、選挙というのは現実でありますから、私たちもいろいろ現実面を考えておるわけでありますけれども、ただ、いままでの選挙が一応手配りということでかなり公正が期せたんじゃないかという感もするわけなんで、もう少しわれわれも考えてみなければいかぬと思うわけであります...全文を見る
○佐藤(観)委員 そこでもう一点お伺いをしておきたいのは、万が一それによって——いまでもあるのかもしれませんけれども、私にも実態はちょっとよくわからないのですが、選挙公報が配布されなかった地域が生じた場合に、これはいまの見解として訴訟事件なり選挙無効なり、そういったことになるよう...全文を見る
○佐藤(観)委員 それはいま部長が言われたのは、いままでの、現状の百七十条の範疇だと思うのです。それを新聞折り込み等によっても配布をするということが認められたという場合に、万が一何らかの事故によって公報がいかない地域が出てしまった、そういったときにはやはりかなり選挙無効というよう...全文を見る
○佐藤(観)委員 この問題の最後に大臣にお伺いをしておきたいのですが、日本の選挙制度の中で、事務当局はたいへんだったわけでございますけれども、公報の手配りと申しますか、各戸配布と申しますか、これが選挙の公正を期すという面ではかなり大きなウエートを占めていたのではないかと私なんかは...全文を見る
○佐藤(観)委員 もう一点だけ、このことについて土屋部長にお伺いしておきたいのでありますけれども、わが党でこのことについて論議をしたとき、いま私も調べてありませんけれども、だんだん新聞代が高くなったから一家で二部、三部、二紙、三紙というのをとっているところはそうなくなっているかと...全文を見る
○佐藤(観)委員 最後にもう一つお伺いをしたいのは、いわゆる在宅投票の問題であります。これはもうくどくど説明する必要もないと思うのでありますけれども、大臣も予算の分科会の中で前向きに検討したいということを言われたわけでありますが、この在宅投票制度が、かつては認められておりながらい...全文を見る
○佐藤(観)委員 それで、これも予算の分科会でわが党の横路孝弘議員が質問したのですが、こういった不正というものが、もう一度郵便による在宅投票制度というものを復活させた場合に、はたしてチェックができるだろうかということに関して、私たちもいろいろと検討して、いまいわゆる在宅の巡回投票...全文を見る
○佐藤(観)委員 いま土屋部長からもお伺いしたわけでありますが、二十六年にそういった数々の不正が行なわれて、この郵便制度というものが廃止をされてしまって、いわゆる在宅投票制度ということがなくなってしまったわけでありますが、それを基本的にまたここで郵便制度を復活するということになれ...全文を見る
04月03日第72回国会 衆議院 大蔵委員会 第25号
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○佐藤(観)委員 昨日に引き続き、国際開発協会について若干御質問をしたいわけでありますが、まず私が疑問に思うことは、経済協力というと必ずひもつきというか、そこに出資あるいは融資をしたために、それに伴ってその国の財が流れていくという、いわゆるひもつきの問題がたいへん問題になるわけで...全文を見る
○佐藤(観)委員 しょせんは先進国から原材料なり技術なりは買わなければいかぬわけで、ただし、それが融資の額と何らかの形で見合っているということになると、これはまた逆の意味で問題だと思うのですね。そのあたりで、一体、大蔵省の国際金融局のほうにはこの国際開発協会のやっている事業がどの...全文を見る
○佐藤(観)委員 理事という人は、日本政府を代表してそのIDAの理事になっているのだと思うのですね。ですから、個々の案件について、たとえばインドネシアに対してどういう融資をするということについては、これは政府と言っても直接は国際金融局になると思うのでありますけれども、そこと全体的...全文を見る
○佐藤(観)委員 そうしますと、IDAのやっている融資に対して、日本国として一応この融資に対して承諾を与えるかどうかということについては国際金融局は把握をするけれども、実際に融資を行なった後、その業務がどういうふうに進行しているか、そういったようなことについては、いまの答弁ですと...全文を見る
○佐藤(観)委員 きわめてソフトな条件で貸し出されるわけでありますから、その意味では、この貸し出されたものが一体どこの国でどういう形で使われ、しかもそれがどのくらい進行しているかというのをやはり逐一把握をする。これは国会に報告する義務があるかどうかはまた別の観点として、国際金融局...全文を見る
○佐藤(観)委員 それから、今度IDAに対して増資を行なうわけでありますが、この増資額というのは過去日本が行なったIDAに対する出資額の約倍に近いわけですね。四億九千五百万ドルを今度日本が出資するわけでありますが、過去、当初の出資を含めると四回ですね。その合計が二億八千五百二十三...全文を見る
○佐藤(観)委員 外務省にお伺いをしたいのでありますけれども、いま松川国金局長からお話があった点でありますけれども、いわゆる日本の経済協力というのをずっと見てみますと、かなり国際的に南北問題が大きくなって、そして国際的にやらなければいかぬいかぬということが先に立って、それとおつき...全文を見る
○佐藤(観)委員 そうしますと、七二年の実績で、政府間援助は大体いま二二・四%ですか、これはいわゆる二国間も含めてですね。政府としては、これからは大体このくらいの比率で全体的に伸ばしていこうというふうな考えですか。
○佐藤(観)委員 フランスなんかの場合は、この二国間援助と、それからいわゆる国際機関に出資する多国間援助と、民間ベースの経済協力、この比率がたしか三分の一ぐらいずつになっていたと思うのですけれども、おたくでつくっている「日本の経済協力」という小冊子にも、日本の政府による経済協力と...全文を見る
○佐藤(観)委員 少し先に進めまして、わが国の経済協力というのが先進国の間ではまだまだきわめて条件がきついのではないかということがいわれているわけですね。国連開発援助委員会、いわゆるDACの加盟国の平均金利が二…八%、償還期間が二十九年五カ月。日本の七三年の平均は金利が三・八%、...全文を見る
○佐藤(観)委員 私がいまあげた数字は七三年度じゃなくて七三年で、七三年の一月から十二月の分、これは一月五日の新聞に出ておるわけで、四日に発表されたという報道になっておるわけなんですよ。これは七二年かな。
○佐藤(観)委員 新聞によれば、これは交換公文の締結額ということになっておるので、だからこの新聞記事もちょっとあやふやだと思うのですが、経済協力実績というふうに書いてあるけれども、実績というのとちょっと違うのじゃないかと思うのですが、いずれにしましても、いま報告があったように、こ...全文を見る
○佐藤(観)委員 どうもそのあたりが、同じような内容、同じような額であっても——もちろん採算性ということになりますと、これは背後にあるその国の経済力によるわけでありますから、いろいろ条件が変わってくるわけでありますけれども、どうもそのあたりが、きわめて政治的に流れ過ぎているのでは...全文を見る
○佐藤(観)委員 私は、こまかに入る前に、こういうことを思うわけですね。一番最初に何をお伺いしたかというと、DACの条件と比べてみて、わが国の条件が悪い。それは何かといえば、当然それは輸出入銀行の金なり海外経済協力基金を使うわけでありますから、これはあるものは一般会計から入ってく...全文を見る
○佐藤(観)委員 そうしますと、いま二月一日から資金運用部資金の金利が七・五%ということになりますと、たとえば具体的に例をあげましたタイの場合に、田中首相が輸銀分六十億円、まだこれはもちろん出資をしていない、貸し出しをしていないわけでありますが、五%から四%に金利を下げたといいま...全文を見る
○佐藤(観)委員 それから経済企画庁の調整局にお伺いをいたしたいのであります。  同じような質問になるわけでありますけれども、経済協力基金の場合には一般会計からの出資のほうがきわめて多い。ちょっときょうは数字を持ってきていないのですけれども、多いと思うのですが、いま輸銀について...全文を見る
○佐藤(観)委員 私がなぜこういう疑問を持ったかというお話を先ほどしましたが、どうもその辺のところが、いろいろと調べてみると、同じようなものでもいろいろ条件が違う。しかも、相手国がインドネシアとか韓国とか、いわゆる経済協力というと、いろいろな問題がいわれるところに限って非常に条件...全文を見る
○佐藤(観)委員 つまり、一般会計からどのくらい入れるべきか、それからいわゆる財政投融資をどのくらい使うべきか、そのあたりのことを確かにケース・バイ・ケースで、相手の同じプロジェクトに対して他国が入った場合には、やはり同じような条件にしなければいかぬということもあるでしょうから、...全文を見る
04月24日第72回国会 衆議院 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第4号
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○佐藤(観)議員 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま議題となりました公職選挙法の一部を改正する法律案の提案の趣旨及び法案の概要を御説明申し上げます。  申すまでもなく、代議制民主主義の制度をとる国家で、国民がみずからの代表者を選ぶ権利は、侵すことのできない国民の最高の...全文を見る
05月08日第72回国会 衆議院 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第5号
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○佐藤(観)委員 私は、きょう本法案に入る前に、御存じのように四月の二十五日には、前回の参議院選挙の投票についてあまりにも定数がアンバランスだったのじゃないか、あるいは四月の三十日には、前回の衆議院選挙にもやはり同じようなアンバランスがあったのじゃないかということについて判決が出...全文を見る
○佐藤(観)委員 昨年の七月の東京高等裁判所では、いまの議員定数というのはやはり「明らかに不均衡で、違憲の疑いがある」こういう判決が高裁では出ていたわけであります。それが、今度の最高裁判所に行きましたら、しかもこれは小法廷で行なわれたというのは非常に問題だと思うのでありますけれど...全文を見る
○佐藤(観)委員 もう一歩質問を進めまして、今度の参議院選挙に対する判決、つまり最高裁判所の小法廷の判決の中では、「現行の公選法別表第二が選挙人の人口数に比例して改定されないため、有権者らが主張するような不均衡を生んだとしても、その程度ではいまだ極端な不平等には当たらず、違憲問題...全文を見る
○佐藤(観)委員 私の質問、過酷かもしれませんが、原則はやはり一対一になるというのが、これは民主主義のルールの根本だと思うのですね。  そこで、それに関連をしてちょっと、さらに進んでお伺いしたいのですが、判決の中で、これは衆議院の選挙に対する判決で東京高等裁判所の判決の中にこう...全文を見る
○佐藤(観)委員 いま大臣の言われた末端の部分だけをとれば、ある意味では参議院というのは、そういった意味では、アメリカの上院ではありませんけれども、地方のそういったような地域性の代表という意味を若干なりとも持っているというふうに思うわけですね。ただ、それがいま多党化していく中、あ...全文を見る
○佐藤(観)委員 私も議員の一人でありますから、選挙区というのは非常に大事なんですね。これは議員である限り非常に自分自身にとってみても大切なことであると思いますが、大臣がいま言われたように、一切がっさい定数も含めて、あらゆる制度全部の改革を一挙にしていこうと思いますと、これは大改...全文を見る
○佐藤(観)委員 この定数是正の問題は必ずしも行政府だけに責任をおっかぶせるというのはいろんな意味で間違いもあろうかと思います。われわれ自身の立法府のほうも当然考えていかなきゃいかぬことだろうし、これは単に党利党略だけじゃなくて、全体的な国民的なコンセンサスが得られる方法というの...全文を見る
○佐藤(観)委員 ということは、戦傷病者特別援護法の場合には第二項症ぐらいまでを考えているということですか。
○佐藤(観)委員 身体障害者福祉法の三級というのは「一下肢を大腿の二分の一以上で欠くもの」それから「一下肢の機能を全廃したもの」つまりほとんど片足になられたような状態まで三級になっているわけですね。それから戦傷病者特別援護法は、いま一応大体第二項症ということまでいわれていますが、...全文を見る
○佐藤(観)委員 それから、時間がないものですからはしょりますけれども、この第四十九条の二項ですね、「政令で定めるところにより、」云々とあって「これを郵送する方法により行わせることができる。」ということなんですけれども、これは具体的に、その重度の障害のある方々におそらく証明書か何...全文を見る
○佐藤(観)委員 いいえ、そうじゃなくて、選挙の告示の期間があるでしょう。告示、つまり選挙運動をやっていいというスタートの時期がありますね。投票権を請求するのは選挙に入ってからやるのか、その前にやるのか、その辺の時間的な問題なんです。
○佐藤(観)委員 それからもう二点だけ聞いて、私の質問を終わるのですが、一つは施行期日が、いわゆる在宅投票制度については「公布の日から起算して一年を超えない範囲内において政令で定める日から施行する。」ということになっておりますけれども、とにかく五月、六月に通ると、それから一年以内...全文を見る
05月17日第72回国会 衆議院 大蔵委員会 第31号
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○佐藤(観)委員 関連して。いま塚田委員とのお話を聞いていますと、やじのほうはエネルギー問題だからということばが出ているのですけれども、これは私はたいへんな問題だと思うのですよ。これは高木主税局長の御答弁の中にも言われているように、非常に重要な問題です。エネルギー問題という、経済...全文を見る
○佐藤(観)委員 もう一つ、後半の答弁。
05月22日第72回国会 衆議院 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第7号
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○佐藤(観)委員 私は、日本社会党を代表して、公職選挙法の一部を改正する法律案に賛成の討論をいたします。  特に私は、いわゆる在宅投票制度について申し述べたいと思います。  身体障害者の方々など歩行が著しく困難な方々が、今日まで二十数年間、事実上投票権が奪われていたことは長年...全文を見る
○佐藤(観)委員 まず第一点お伺いをしたいのです。  この提案理由の説明にありますように、従来通常選挙の投票率が非常に低率にあるということで、七月七日のまだ明るい時期なので、一時間延ばしたらどうかという配慮でありますけれども、はたして投票の利便をはかることが投票率を上げることに...全文を見る
○佐藤(観)委員 提案された松野先生は熊本なものですから、頭には農村のことばかりあって、どうもその辺が党利党略くさいにおいがするわけなんですが、七月七日の朝の七時から夜の七時、七並べをやっているわけじゃないので、必ずしもそれで投票率が上がるものだとは私は思わないわけです。ただ過去...全文を見る
08月20日第73回国会 衆議院 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第2号
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○佐藤(観)委員 今度の選挙は金権選挙あるいは企業ぐるみ選挙、こういったものに象徴されるわけでありますけれども、その一つのあらわれが選挙違反にあらわれていると私は思うのです。先ほど刑事局長からお話がありましたように、検挙者数が前回に比べて一・六倍になった。確かに物価は上がっており...全文を見る
○佐藤(観)委員 何ぶん捜査中のことでありますから、その辺までしか言えないだろうと私も思うわけであります。  それで問題なのは、いまほとんどの新聞報道が、この糸山英太郎議員派の選挙違反にばかり集中してしまっている点であります。あくまで法のもとで平等でありますし、摘発もどの選挙違...全文を見る
○佐藤(観)委員 これは最後に、大臣にお伺いをしておきたいのでありますけれども、いま刊事局長がお答えになったことは、そのとおりだろうし、また刑事局長として、そういうふうにお答えせざるを得ないと私は思うのですね。  ただやはり、いま糸山英太郎議員派ばかりに集中をして、やはりたいへ...全文を見る
○佐藤(観)委員 まあそう深く私も追及するつもりはございませんけれども、新聞社の方々に聞いてみますと、徳島のほうはもう——確かに特捜班、捜査二課が当たっているようでありますけれども、捜査本部自体は、選挙違反取り締まり本部自体は解散をしているわけですね。そういうことになってきますと...全文を見る
○佐藤(観)委員 厳正公平ということばにもいろいろ意味がありましょうけれども、後藤田さんの場合には法を執行する側にあり、しかも世のならいにされるほうでありますから、特に本人自身も注意をしなければいかぬ立場にあると私は思うのです。そうこのことについて深追いをする時間もありませんので...全文を見る
○佐藤(観)委員 これは私はたいへん重大な発言だと思うのですね。確かに個人が選挙運動をやる、企業に属する個人が選挙運動をやるのは、もちろん自由であります。しかし、その場合に、いわゆる会社内において、いわゆる上役あるいはそこに使われる課長なら課長、あるいはそこの課員、こういったその...全文を見る
○佐藤(観)委員 どうも担当の大臣としては、少し選挙法に対する認識がずれているというか、甘いというか、御存じで言わないのかよくわかりませんけれども、私は、そんな認識では今後の選挙法の改正の問題に取り組めないと思うのです。  大臣、そんな甘いことじゃないわけでしょう。三菱グループ...全文を見る
○佐藤(観)委員 時間が来ましたので、もう一問だけ最後にお伺いをしておきたいと思いますが、いわゆる政治資金規正法の問題であります。  私もいろいろ考えてみましたのですが、いわゆる選挙の公営化というのは、まだ若干わが国の制度の中でできる点はありますけれども、もうこれはおのずと限度...全文を見る
09月03日第73回国会 衆議院 大蔵委員会 第2号
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○佐藤(観)委員 大平大臣に、いまの武藤質問の延長と申しますか、あるいはもっと底と申しますか、いま一体景気というのはどういう状況に来ていて、もうすでに来年度予算の概算要求が出ているという状況の中で、今後の金融政策、財政政策というのは一体どういうふうにやっていくのだろうか、この点に...全文を見る
○佐藤(観)委員 おそらくいま大臣が言われた景気は底をついていないということは、大臣の頭の中にやはり物価問題との関連が、当然のことあると思うのですね。それで、物価問題についてはあとで若干触れさしていただきたいと思いますが、景気がまだ底をついていないということになりますと、いま武藤...全文を見る
○佐藤(観)委員 ちょっと経済企画庁にお伺いをしたいのでありますけれども、大蔵省にお伺いをしたときに、景気はいまや一進一退だと言うのですね。確かにいろいろな先行指標あるいはいろいろな指標を見てみますと、まさに一進一退なのでありますけれども、一進一退というのは、ちょうど天気予報の予...全文を見る
○佐藤(観)委員 役人の方というのはいろいろいいことばをつくって、明暗を織りなしていると言えば、よくなればこれは明るいときだし、悪くなればこれは暗のほうだということで、一進一退ということと大体似たり寄ったりでして、正直言って、まだ判断がつかないというのが私は現状じゃないかと思うの...全文を見る
○佐藤(観)委員 いまの個人消費については、大体そういうような認識じゃないかと思うのです。  それからもう一つ、大臣のお話の中で、かなり機械受注について底がたいものがあるという話であります。確かに一月、三月ががくっと減って、四月から持ち直すというようなことでありますけれども、一...全文を見る
○佐藤(観)委員 もう一つは国際収支の問題なんです。  もう時間がありませんから簡単にお伺いをしたいのでありますけれども、日本国内のインフレのためにかなり競争力が落ちてきているんじゃないか。それから、たとえば鉄鋼とか化学とか紙パルプとか、こういったようなものは、いわゆる設備投資...全文を見る
○佐藤(観)委員 先ほど武藤委員も大平大蔵大臣にお伺いをしたわけでありますが、まだまだいまは日本の国際収支の問題にはいろいろな問題が含まれてくると思うのでありますけれども、だんだんどこの国も、ドイツについても、イギリスについても、フランスについても、アメリカについても、国内のイン...全文を見る
○佐藤(観)委員 それからもう一つ、私は、総需要抑制の陰に、日本経済の基本的な問題について触れていかなければいかぬと思うのですが、それは要するに鉄鋼とか化学とか電力とか、電力はいまちょっとみんなが節約しているようでありますので、若干収益が落ちておるようでありますけれども、あるいは...全文を見る
○佐藤(観)委員 それから、今後の消費者物価の動向の問題と関連するわけでありますが、いま米価審議会が開かれているわけであります。新聞等によりますと、消費者米価は三六%上がるということが報じられているわけであります。まあ答申をされてもそのままになるか、政治減算になるかわかりませんが...全文を見る
○佐藤(観)委員 決して理解はできないのですが、それ以上どうせ出てこないことがわかっておりますし、時間がないから次の質問に移ります。  財政支出の問題でありますけれども、御存じのように、人事院勧告が出てから国家公務員の給与はどうするんだという問題がまだ一つ片づいていないわけであ...全文を見る
○佐藤(観)委員 それから、まあ八月一ぱいで大体各省の概算要求が出たように聞いております。総額が大体二十一兆五千億という数字を聞いておるわけでありますけれども、今度の五十年度の予算は、これも新聞報道でありますから大臣から直接お伺いをしたいのでありますけれども、次の安定成長への足が...全文を見る
○佐藤(観)委員 何か聞いていて心さびしくなってきたわけでありますけれども、いわゆる安定成長というのは一つの目標でありまして、これはいろいろな総合的な結果で何%になったというものじゃないと思うのです。つまり、たとえば七%に目標を置けば、それに合わして金融財政政策その他の産業政策を...全文を見る
○佐藤(観)委員 時間が来ましたからこれで最後にさせていただきますが、大臣、この衆議院の大蔵委員会でも二月の十九日、これは例のくじつき預金が通過をした日でありますけれども、附帯決議の三番目に「最近の物価の動向にかんがみ、預金者の立場を十分配慮し、預金金利のあり方について検討するこ...全文を見る
11月22日第73回国会 衆議院 大蔵委員会 第4号
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○佐藤説明員 お答え申し上げます。  会社の合併というようなたいへん重要な事項でございますので、事前に会社のほうから私どものほうに通知があった、こういうことでございます。
○佐藤説明員 先ほど局長が申し上げましたようなことでございまして、新しい会社が古い会社の債権債務の一切を引き継ぐ、国のほうの債務についても一切を引き継いで国のほうに迷惑をかけない、こういうことでございますので、われわれのほうとしてもやむを得ないというぐあいに考えた次第でございます...全文を見る