佐藤観樹

さとうかんじゅ



当選回数回

佐藤観樹の1975年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月14日第75回国会 衆議院 大蔵委員会 第6号
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○佐藤(観)委員 森永参考人、きょうは御苦労さまでございます。  いまお話がございましたように、いま何といっても政策の重要課題は、このインフレの克服と同時に片方で起こってくる不況をどうしていくか、この二面の問題をどうやって解決をしていくかということでございます。もちろん金融だけ...全文を見る
○佐藤(観)委員 産業界あるいはわれわれの働く側から言ってみても、少し金融を緩和しなければいかぬではないかという基調を踏まえて私も御質問をするわけでありますが、先ほどのお話の中に、まだまだ需給が逼迫をしてくればコストが上がる要因というもの、インフレをさらに強くする側に働く要因とい...全文を見る
○佐藤(観)委員 やはりお伺いしていると、かなり警戒心を現状のこの設備投資を中心とするところに総裁が持たれているというのがだんだんはっきりしてきたわけですが、昨年の年末に米代金あるいは額だけはかなり大型のボーナスが出ているわけですし、公務員のいろいろな差額も出ているわけですから、...全文を見る
○佐藤(観)委員 いま総裁の御発言の中にありましたのですが、私もずっと総裁就任以来、記者会見やら講演の、新聞の記事でございますけれども、追ってみますと、総裁のお考えの中に、いままさにお話のございましたように、現状の場合、金融で手当てをするよりも、むしろ即効性のある財政で手当てをす...全文を見る
○佐藤(観)委員 ちょっと観点を変えるのですけれども、そもそも総需要の抑制が物価の安定ということで始まったわけでありますが、かなり現状としてはオーバーキルになってはいないだろうかというその認識の問題が、どのくらいのオーバーキルかが問題なわけでありますけれども、私は物価安定というこ...全文を見る
○佐藤(観)委員 いままで日銀の方でもそれなりの、オーバーキルにならぬ程度の、摩擦を調整なさるために、一番最近でも、たとえば銅の業界への窓口規制を若干広げる、あるいは都銀の昨年十月−十二月分の窓口規制の枠を二百七十億、ことしの一月−三月の分を昨年先食い、と言うのだそうですけれども...全文を見る
○佐藤(観)委員 どうもなかなかむずかしい論議で恐縮なんでございますけれども、総裁の頭の中に、これ以上景気が冷え過ぎたら大変だ、取り返しがつかなくなる、火種さえもなくなってしまって、設備投資も全く全部なくなってしまったら、また取り返すのに逆の意味で大変なことになる、こういう認識が...全文を見る
○佐藤(観)委員 それから、産業界においても失業者が非常にふえてきているという状況から、金融緩和を求める声がかなり強いわけでありますが、まだ、決断を下せないのは、どうも春闘の関係ではないかということがいろいろ言われるし、景気が悪いからということで春闘の前段において賃金アップを抑え...全文を見る
○佐藤(観)委員 少し観点を変えて、もう少し根深いところについてお伺いをしたいのでありますが、それはいまの日銀の権限、中立性と申しますか独立性と申しますか、その機構の問題なんですけれども、先ほどいみじくも総裁からお話がございましたように、西ドイツの場合にはいろいろな条件があります...全文を見る
○佐藤(観)委員 その日銀法の改正自体についてはまたあとから少しお伺いしますけれども、私が申し上げたいのは、四十七年全部のクォーターを見ても、二二、三%のマネーサプライになっている。四十八年にも七−九までは二三、四、五%とと皆二三%から二五%くらいまでになっているわけですね。やっ...全文を見る
○佐藤(観)委員 それで、先ほどの総裁の発言になるわけでありますけれども、まさにブンデスバンクの場合にははっきりと法律で、通貨政策上の権限行使に当たって政府の指令を受けない、十二条にそうなっているのだそうでありますけれども、日銀の監督権限あるいは目的、使命というものは、昭和十七年...全文を見る
○佐藤(観)委員 それと、運営の問題にも関係してくるかと思うのでありますけれども、政策委員会のあり方の問題であります。これはいまの機構上においても、あるいは将来においても、総裁を補佐するあるいは中央銀行としての政策を決定するという非常に重要な位置づけがあるわけでありますが、大変失...全文を見る
○佐藤(観)委員 もう時間がありませんから結論的に。  またちょっと戻るようでありますけれども 通貨の発行、これは信用膨張も呼んでくるわけでありますが、現状の機構の中で一番重要な通貨の発行限度額の決定とか、そのほかの政策の決定についても——もちろん、いまの日銀法の目的、使命、こ...全文を見る
○佐藤(観)委員 どうもありがとうございました。
02月19日第75回国会 衆議院 大蔵委員会 第8号
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○佐藤(観)委員 私はきょうは、社会党の相続税に対する最初の質問者として、このインフレ下の中で一体税体系がどうあるべきだろうか、しかも日本の税制の中で唯一の資産課税である相続税のあり方、これは果たしてどうあるべきだろうか、こういうきわめて次元の高い政策的な問題について、せっかく副...全文を見る
○佐藤(観)委員 要するに、税というものは国の財政の中心であり、それと同時に、税をある部分に重くし、ある部分に軽くする、これが何らかの、国の経済運営全体にそれなりの税の持っている機能というものがあるわけですね。その機能というのは、いま局長がお話しになりましたように、一つは景気の動...全文を見る
○佐藤(観)委員 これは国税庁で毎年出している「私たちの税金」という本でございますけれども、ここにいま言った三つの税の機能、役割りが書いてあるわけであります。この中で私は、特に今度の相続税の審議をするに当たりまして、この税の機能の中での三番目のいわゆるフィスカルポリシーとしての景...全文を見る
○佐藤(観)委員 もう局長は先々の私の質問の前になるべく予防線を張っておこう張っておこうということで、どうも累進構造がインフレになれば上の所得の人には非常にきつくかかってくるので、その予防措置であるという観点で予防線を早くも張られておるわけでありますが、まだ私の質問はそこまで行っ...全文を見る
○佐藤(観)委員 そうしますと、このインフレでもうけた人は一体だれだろうか。つまり、資産の形態として、どういう資産はインフレにも強かったのだろうか、もうかったのだろうか。これはどういうふうにお考えになっていますか。
○佐藤(観)委員 そういうことになりますね。債務者の立場に立って実物資産を持つ。ここが今度は非常に問題になってくるわけでありますが、特に日本ではこの二、三年においては土地を持っていた人、この人たちが一番大きな債務者利益を受けてきた。あるいは大きな企業が債務者側に立っていて、借りた...全文を見る
○佐藤(観)委員 そこで、もう一つ私は注意をして見なければいけないと思うのでありますが、これは景気動向の問題とも非常にからんでくる問題でありますけれども、いまGNPの中で個人消費が占める割合はおそらく五四、五%ではないかと思うのですけれども、そこで、景気が回復するためには個人消費...全文を見る
○佐藤(観)委員 そうですね。このインフレの中で、家計調査報告を見ても、第一分位から第五分位に向かって、第一分位の伸びと第五分位の伸びとでは一倍半ぐらいの伸びの違いがあるわけですね。こうなってきますと、低所得者の方はますます収入の伸びが少なくなってくる。しかもその中で時間外手当が...全文を見る
○佐藤(観)委員 いまのインフレというのは——今後のインフレがどうなるかを見通すのは非常に興味があるし、非常に重要なことであるし、大きな問題でありますが、特に田中内閣以後のインフレというのは、戦後かつてないインフレになっているわけですね。この中での税制のあり方として、単に従来どお...全文を見る
○佐藤(観)委員 どうも局長の答弁からちっとも出ないのでありますが、局長にもう一回改めてお伺いします。  先ほどの私の冒頭の質問のように、インフレの中でインフレ利得を得た者については、これをチェックし、そうして税という形で国の財政に還元をしてもらい、それからインフレ弱者について...全文を見る
○佐藤(観)委員 どうも私が考えているような答えは出てこないわけであります。所得税の減税については、詳しくはまた所得税法のときに審議をするわけでありますけれども、ただ気になるのは、所得税の減税は若干はしているわけでありますが、しない方がむしろインフレ抑制になる、これはある意味では...全文を見る
○佐藤(観)委員 そうしますと、つまり所得税減税が働く所得階層というのは、私はむしろ先ほどから論議をしているインフレ弱者——ただいまのインフレ弱者という表現が余りにも狭いんで私はもう少し広く使いたいのでありますけれども、インフレ弱者に属しているだろうと思うのです。というのは、たと...全文を見る
○佐藤(観)委員 所得税の問題をまた改めて詳しくお伺いしますが、先ほど土地の譲渡について強化がされた、確かに税法上は強化をされたのでありますけれども、私は一言言わせておいていただけば、遅過ぎるのじゃないかと思うのですね。ただでさえも不動産屋さんはばたばた倒れていく。これは田中イン...全文を見る
○佐藤(観)委員 富裕税の問題は、言葉で富裕税と言っても、実体的にどういうふうにするかということは非常にむずかしい問題でございまして、ただ私がいま富裕税と言ったのは、そういう論議もかなり前々からあるインフレ下の状況の中で、現実にある相続税のあり方としてはどうだろうかということで、...全文を見る
○佐藤(観)委員 その課税される被相続人の人数の問題でありますけれども、いまの御説明ですと、要するに四十一年度の大体の死亡者数の比率を一応基準に置いている。そしてその数字の比率自体はさしたる特別の意味はないけれども、一応その基準に戻したい。現実には二・八でありますからまだ戻ってい...全文を見る
○佐藤(観)委員 そこで、それに続いて、基礎控除が二千万に、相続人が五人、奥さんと子供四人としますと、四千万の控除が働くわけですね。     〔委員長退席、村山(達)委員長代理着席〕 そうすると、一般的に考えて、四千万というと遺産としてかなり高いのじゃないか。いま一番近い統計...全文を見る
○佐藤(観)委員 そうすると、五千万円以下の人が相続税を納める人の大体七割であるという実態になっているわけですね。その中で、いわゆる今度の改正の中には、土地の値上がりというものが非常に高いがために、局長の言葉をかりれば、インフレ調整の相続税減税ということになるわけでありますが、遺...全文を見る
○佐藤(観)委員 また少し話がもとへ戻るのですが、平均して遺産の中の七割が土地であるというふうに理解をして、そうしますと、インフレでだんだん土地が上がってくる。インフレで上がるという言い方は余り正確じゃないかもしれませんが、土地の値段が上がってくる。これは旧来から持っていた人、つ...全文を見る
○佐藤(観)委員 大体私の質問の冒頭から累進税率の話がちゃんと防波堤になっていますので、いまの質問をずっと続けていっても答えは一緒だと思うのでありますが、もう一つお伺いしたいのは、妻の座の優遇の問題であります。  一般的に妻の座の優遇の問題については、私たちも長年主張してきたこ...全文を見る
○佐藤(観)委員 財産というものが配偶者あって初めてできたことであるという評価、このこと自体は原理的には私は正しいと思うのですね。ただ、いま私の論ずる観点として、余り高額なものを優遇することはないじゃないか、特にインフレの中でますますそうじゃないか。それに対して、それなりに税制の...全文を見る
○佐藤(観)委員 私もあの二八%という数字を使ったのは、その人だけが別に恩典を受けるというわけではありませんが、要するに、いわゆる相続税を払わなければいけないほどの遺産を持った人のざっと四分の一、つまり高額の遺産になればなるほど、たとえば五千万で切ってみれば約二八%の人々、四分の...全文を見る
○佐藤(観)委員 確かに根本には民法の七百六十二条のいわゆる夫婦の別産主義に事は起因をしているわけでありますけれども、しかし、相続税のいまの現状では、少なくも四十九年度では納める人は三万人、それにお子さんたちがついてくると、実際に納める形になるのは人数がふえますけれども、いわゆる...全文を見る
○佐藤(観)委員 もう時間もちょうど来ましたので終わりますが、要するに、この問題について私の言いたいのは、妻の座を税制上守るというけれども、その守られる人というのは非常に限られた人であって、しかもその限られた人というのは遺産が多ければ多いほど税制上守られる度合いが多い、要するに金...全文を見る
02月21日第75回国会 衆議院 本会議 第7号
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○佐藤観樹君 ただいまは小泉議員の方から、本法案に対して賛成の立場から御質問がありましたけれども、私は、社会党を代表いたしまして、三木内閣ができてから初めての公共料金の値上げになろうとしておりますこの製造たばこ定価法及び酒税法の一部を改正する法律案につきまして、反対の立場から質問...全文を見る
02月28日第75回国会 衆議院 大蔵委員会 第12号
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○佐藤(観)委員 きょうから、当大蔵委員会にとって一番大事な所得税法、法人税法、租税特別措置法の審議に入るわけでございますけれども、私はきょうは所得税法についてお伺いをしたいと思うわけであります。  所得税法に入る前に、きのうの新聞によりますと、三木首相のところで高木次官、竹内...全文を見る
○佐藤(観)委員 新聞の報じるところによりますと、今後直接税による徴収ということはおのずと限度があろう、福祉社会をつくるに当たって、新しい財源として間接税、とりわけ一般消費税、たとえば付加価値税、富裕税、こういったものの創設について大蔵省側から説明があったという報道になっているわ...全文を見る
○佐藤(観)委員 付加価値税の導入の問題、富裕税の創設の問題、この問題はいま局長からお話があったように、長いことこの大蔵委員会でも論議をしてきたわけでありますけれども、そうしますと、いまの局長のお話では、長期的に大蔵省が付加価値税の導入について考えている、あるいはこのインフレ下に...全文を見る
○佐藤(観)委員 そこで、長期的に今後の税制のあり方をどういうふうにしていくかということになりますと、これは大変に大きな問題になりますので多くは触れませんけれども、どうも大蔵省の全体的な、本年になってからの今日までの審議を通してみても、やはり間接税を今後強化せざるを得ないだろうと...全文を見る
○佐藤(観)委員 せっかくきょうは大臣もお見えでございますので、細かに言っていたら切りがありませんので省きますけれども、私たちは将来的に直接税というものはまだ税目として取り得る財源というのはあるのではないか。法人税にしてもあるいは法人税の中の受取配当の益金不算入の問題にしても、交...全文を見る
○佐藤(観)委員 大体大臣のお考えはわかったのですが、直接税の問題に関して徴税費の問題を言われたわけでありますけれども、しかし、私は徴税費の問題は原則的には大臣の言われるとおりだと思うのですが、たとえば法人税率をまだ私たちは上げられると思っているわけですね。法人税率を上げても徴税...全文を見る
○佐藤(観)委員 それから、これは大臣にお伺いしておきたいのでありますけれども、富裕税の問題であります。これは当委員会でも、インフレが高進すればするほどいろいろな形で富裕税の問題も討議をされてきましたし、あるいは土地の再評価税の問題もわれわれいろいろな角度で提起をしているわけであ...全文を見る
○佐藤(観)委員 そうしますと、いまの御答弁は、要するに所得税法自体は十分機能しておる、このインフレ下においても十分機能しておるから、それの補完的な意味での富裕税は当面必要ない、こういうふうに理解してよろしゅうございますか。
○佐藤(観)委員 言葉じりをとらえるわけじゃないのですが、大臣の後半のお答えの中で、直接税をいじるやり方、それから間接税をいじるやり方ですね。これは確かに方法論としては二つあるわけですが、間接税というのは何と言っても、松下幸之助さんの所得でも私の所得でも全く同じ税金がかかるという...全文を見る
○佐藤(観)委員 いまの答弁の中でいろいろと観点があるのでありますけれども、これだけのインフレになってきますと、確かに名目所得ということもあろうかと思いますが、累進税率を高めて富の再配分機能をますます強めなければいかぬという論は、私は正しいと思うのです。昨年のいわゆる給与所得の経...全文を見る
○佐藤(観)委員 いま言われた数字は、昨年の減税のときに給与所得の経費率を青天井にしたというのを含めてのパーセンテージですね。  それと、先ほどの答弁の中で、四十九年はかなり大型の減税をしたという話が出たわけでありますが、どうも庶民の感覚からいくと、確かに二兆円減税ということで...全文を見る
○佐藤(観)委員 時間もそんなにありませんから少し具体的な問題に入りますが、深夜手当の非課税の問題なんですけれども、去年の大蔵委員会でもかなり長い間この問題が論議されたわけであります。  そこで、局長にお伺いしますが、私たちはこういった深夜手当という労働基準法で割り増し賃金を出...全文を見る
○佐藤(観)委員 いま局長からお話があったように、広げていったら確かに際限がないと思うのです。ただし、私たちが言っているのは、労働基準法に言うところの深夜の割り増し手当、これに限ってできないかどうかということなんです。昨年の三月二十日の当委員会で高木主税局長は、いま局長が言われた...全文を見る
○佐藤(観)委員 そうすると、そういった意味での勉強段階は終わっているというふうに理解してよろしいですね。  それで、今度、春闘がそろそろ中盤に向かっているわけでありますが、その中の要求に、割り増し賃金、特に深夜手当について非課税にしてもらいたい、これはある意味では長いこと私た...全文を見る
○佐藤(観)委員 その計算の仕方なんですけれども、全国において賃金総額で約五十兆円と言われるわけでありますけれども、その中で四%ぐらいになるのではないかという数字もあるわけであります。実態は仮定の計算をしてみないと、しかもその累積になりますから大変ややこしいかと思いますけれども、...全文を見る
○佐藤(観)委員 ぼくは、考え方が逆だと思うのですよね。要するに、医療費控除を働かせなければいかぬ人、またこれをうまく運用してもらいたい人というのは、むしろ所得が少なくて、そしていろいろな状況で医療費がかかってしまった、それをやはり税金の面で免除してもらいたいという考えだと思うの...全文を見る
○佐藤(観)委員 私もきょう、最後に寄付金控除のことについてお伺いしたいのですが、寄付金控除の場合の一万円というのは、徴税上の繁多を避ける筋合いのものだと思うのですね。五千円寄付をしたからこれを税金から引いてくれということをやっていたら、先ほどの大平大蔵大臣のお言葉じゃありません...全文を見る
○佐藤(観)委員 ある程度医療費との関連で、どうしてもこれだけではうまく適用できなくなったというときにはまた考えていただくということにして、その次に白色の申告者の専従者控除の問題なんですけれども、これも去年ずいぶん論議をしたわけであります。今回の改正でも、御存じのように、三十万か...全文を見る
○佐藤(観)委員 そうしますと、ことしの改正で、いわゆるパートタイムで働きに行く、パートタイマーと言えば大抵女性の場合でございますけれども、所得が七十万円以下ならば、なおかつ税法上御主人の配偶者控除も適用されるということになるわけですね。  それから青色の場合は、これはどうなり...全文を見る
○佐藤(観)委員 そうしますと、整理しますと、白色の申告で専従者給与を受ける場合には、今回の改正で基礎控除の、これは御夫婦だったら一人しか引けませんが、基礎控除の二十六万と専従者控除の四十万、六十六万がきくということになりますか。それと青色の場合には選択制なので、たとえば給与を百...全文を見る
○佐藤(観)委員 私が疑問に思うのは、これは去年もあれしたことでありますけれども、要するにいま問題なのは、御主人の給与だけではどうにもうまくいかぬ。うまくいかぬということは、収入が足りない。そういうことで勤めに行くのがパートの場合なわけです。その場合、確かに局長からお話があったよ...全文を見る
○佐藤(観)委員 その性格づけはわかるのですよ。青色、白色それからパートタイムの場合の、所得を取る人の奥さんとしての性格づけはわかるのですよ、局長の言うことは。現実に問題なのは、先ほど武藤委員からも補足的に質問がありましたように、いまの白色の専従者控除四十万では、むしろ自分のうち...全文を見る
○佐藤(観)委員 いまの法律では、おそらく学校の場合には第三十七条の三項の口のところに該当するのじゃないかと私は思うのですが、「教育又は科学の振興、文化の向上、社会福祉への貢献その他公益の増進に寄与するための支出で緊急を要するものに充てられることが確実であること。」という要件がつ...全文を見る
○佐藤(観)委員 終わります。
○佐藤(観)委員 ただいま議題となりました日本社会党、公明党及び民社党の三党共同提案にかかる修正案につきまして、提出者を代表して、提案の趣旨及びその内容を御説明申し上げます。  修正案の案文はお手元にお配りしておりますので、朗読は省略させていただきます。  映画、演劇、音楽、...全文を見る
03月04日第75回国会 衆議院 大蔵委員会 第13号
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○佐藤(観)委員 ちょっと関連。  いま高沢委員の質問というのは非常に大事な質問なんですが、ことしの所得税法の改正で、これはいいことでありますけれども、一月から所得税減税がきいてくるわけですね。したがって、こういった議論というのはかつてしたことがないわけです。  そこで問題な...全文を見る
○佐藤(観)委員 ですから、物価調整減税といった場合に、いわゆる国庫に入ってくる収入ベースでいくということになりますと、これは四十九年の減税の一兆四千五百億、これの適用というのは国庫の会計年度からいきますと——会計年度でいった方が実際にわかりいいと思うのですね、会計年度からいきま...全文を見る
○佐藤(観)委員 私は、提出者を代表いたしまして、ただいま議題となりました相続税法の一部を改正する法律案に対する修正案につきまして、その趣旨と内容を御説明申し上げます。  案文はすでにお手元に配付してございますので、その朗読は省略させていただきます。  政府は、このたびの相続...全文を見る
03月11日第75回国会 衆議院 大蔵委員会 第14号
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○佐藤(観)委員 ちょっと一問だけ関連。給与所得者の確定申告権という問題は、いま局長自身が御存じのように大変な問題になってきて、給与所得者が確定申告をし、それが税務署に受け入れられなくて、国税不服審判所に山と積まれているわけですね。大変な問題になってきている。この問題についていま...全文を見る
03月13日第75回国会 衆議院 大蔵委員会 第16号
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○佐藤(観)委員 参考人の皆さん方には大変お忙しいところを、いろいろな角度からお話をいただきまして、ありがとうございました。  私は全般的には青木先生がお話しになったことに、今度の税制改正あるいは現状についての考え方がきわめて近いわけでありますが、そこで友末参考人にお伺いをした...全文を見る
○佐藤(観)委員 忌憚のないお話をありがとうございました。大体雰囲気はわかってきたわけでありますが、そこで、確かに今度の税調の答申が各論から入っていった。どうも総論については余り見通しははっきりしないけれども、とにかく各論から入っていったのだ。その中で、特に今大蔵委員会で一番問題...全文を見る
○佐藤(観)委員 もう一点だけお伺いしておきたいのですが、法人税についてはもう少し大企業と中小企業というものをはっきり分ける必要があるのじゃないか、あるいは累進税率を法人税にも適用する必要があるのじゃないか、こういうことは当委員会でもずいぶん論議をしているのですが、なかなか結論が...全文を見る
○佐藤(観)委員 最後に、青木参考人にお伺いをしたいのでありますが、これからの成長というのは、低成長と申しますか安定成長と申しますか、資源問題から言ってもそういうところにいかなければいけないし、また、それが公害の問題なりそのほかの高度成長下に見られた数々の問題を出さない安定的な成...全文を見る
03月14日第75回国会 衆議院 大蔵委員会 第17号
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○佐藤(観)委員 ちょっと委員長、関連。  いままで局長の答弁の中で、私は二点ちょっと疑問に思うところがあるのです。  一つは引当金の問題ですが、これは私も今度退職給与引当金で少し詳しくお伺いをしたいと思うのですが、若干は局長も指摘をされておりましたが、要するにこれが特別措置...全文を見る
03月19日第75回国会 衆議院 大蔵委員会 第19号
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○佐藤(観)委員 時間があと一時間しかございませんので、三点にわたってきょうはお伺いをしたいと思います。大体バックグラウンドについては私もわかっているつもりでございますので、答弁の方も端的に簡単にお願いをしたいと思うのです。  一つは、いま広沢委員もいろいろな角度から現在の租税...全文を見る
○佐藤(観)委員 そこで、確認をしておきたいことは、働協約なりあるいは就業規則で退職給与規程というものをつくるということ、あるいは税務署に届けるということが一点と、それから、いわゆる期末の退職金の要支給額の五〇%という制限がついているということだと思うのです。  それで、現在ま...全文を見る
○佐藤(観)委員 これを貸倒引当金なんかの利用度、四十七年度の数字で貸倒引当金が四二・六%、こういう数字と考え合わせてみますと、退職給与引当金というきわめて重要な引当金が、非常に低い割合しか平均してみますと事実上使われてないということになると思うわけであります。  それで、資本...全文を見る
○佐藤(観)委員 いまの答弁にもございましたように、小さい資本になればなるほど利用の割合は非常に小さくて、そして資本金が大きくなればなるほど、五十億円超百億円までの会社ですと九五・一%という大変高い度合いで利用されていることがわかると思うのです。  改めてお伺いをしますけれども...全文を見る
○佐藤(観)委員 その場合、負債性の強いあるいは債務性の強い引当金である、それはまさにそのとおりなんでありますが、それに対するいわゆる債務というのはだれに対する債務かと言うならば、これはそこで働いている人、労働者に対する債務なわけですね。その意味では、この引当金というものがそこに...全文を見る
○佐藤(観)委員 そこで、いまの中橋局長のその目的に対する御説明の中で、私、若干ひっかかったのは、労働者保護という観点というのがどうもいまの場合に説明が足りないのじゃないだろうか。この退職給与引当金の現状についても、どうも企業会計上の考えからのみこれが現実に使われているような気が...全文を見る
○佐藤(観)委員 いま一番最後に述べられた点については、私も後でもう少し御質問します。  そこで、いま現実に問題なのは、確かに企業の会計上あるいは税の考え方としてはそういうことかもしれませんが、しかし債務というのはあくまで労働者に負うべき債務でありますから、労働者が保護されるよ...全文を見る
○佐藤(観)委員 私はいま必ずしも外部に出すというやり方について論議をしているのじゃなくて、一つは外部に出すというやり方もあるだろうし、要するに、これはある程度の強制的な積み立てにする、この率がいまのように一律五〇%でいいかどうかは次の問題として、やはりこれだけ負債性の強い引当金...全文を見る
○佐藤(観)委員 内部に置きますとこれがまた流用されたり、なかなか問題があるものですから、私は具体的には外部の強制積み立ての方が、そういった意味でははっきりするのじゃないだろうかと思います。  こういう観点から、これは果たして税法だけ、主税局長にだけお伺いすることがいいかどうか...全文を見る
○佐藤(観)委員 この問題は、やろうと思えばまだ一時間ぐらいかかると思うのです。これは要するに、企業会計上の観点からいくか、現実の退職給与引当金の現状から労働者保護ということを考えるかという問題では、恐らく非常に平行線になると思うので、きょうは時間がありませんから、この程度にしま...全文を見る
○佐藤(観)委員 それと、資本金五千万以上の調査課の所管分の法人がありますね。これについてはどうですか。
○佐藤(観)委員 そこで、おたくからいただいた資料にはパーセンテージが書いてあるわけですが、全体の話で四十八年に限って話をしますと、要するに、調べた件数のうち更正あるいは決定をした割合というのは七六%、つまり四件調べれば三件は更正なり決定をしなければいけないということですね。不正...全文を見る
○佐藤(観)委員 長官の言われることはわからぬわけではないのですが、しかし、いまの人員の中で大体調査に入れる件数というのはおのずと限度が出てくるわけですね。ざっと平均で結構ですが、これを余り細かく言うと、もううちは調査が来たから十年先にしか来ないだろうとか、五年先にしか来ないだろ...全文を見る
○佐藤(観)委員 ですから、三年に一遍ないしは五年に一遍ぐらいということになりますと、長官ももうあらかじめ予防措置的な御答弁をされておりましたけれども、私は、たとえば三年に一回ならば、ここに出た数字を約三倍の数字にしてみないと額なり何なりというのが実態に合ってこなくなるのじゃない...全文を見る
○佐藤(観)委員 先ほど確認をしましたように、資本金五千万以上の対象になります調査課の所管法人ですね、この場合には更正などの割合が何と九〇%。これは、先ほど長官が言われましたように、非常にベテランが当たっているから、摘発と申しますかの度合いも強いんだというお話もありましたけれども...全文を見る
○佐藤(観)委員 それはただでさえ大資本ほどいろいろな意味で——中橋局長に言わせるとそうじゃないと言うわけですけれども、引当金、準備金で税制上も優遇されていると、私たちは声をからすほどずっと言ってきたわけです。いま申しましたように、資本金階級別に脱漏所得だけ見てみましても、それは...全文を見る
○佐藤(観)委員 いま長官が言えば言うほど私はおかしいと思うのは、毎年毎年入っていながら、一社当たり八千万近い脱漏所得が百億円以上のものに出てくる。毎年毎年税務署が入っていながら、こういう高額の脱漏所得が出てくるということですね。この辺は、私は、長官が言えば言うほど逆に、いまの税...全文を見る
○佐藤(観)委員 それと、告発の問題でありますけれども、いまちょっとお話ししましたように、いろいろとどうも小さいものは同族会社が多くてという話もございましたけれども、大きなものがいろいろ脱税額がありながらどうも告発という例を聞いたことがない。  そこで、告発をするしないの何らか...全文を見る
○佐藤(観)委員 いま質問した点に全体的には関連をしてくるのでありますが、最後に税務職員の処遇の問題についてお伺いをしたいわけなんです。  もう時間がありませんが、今日までほとんど五万人から六万人、多いときは六万人でございますけれども、この職員で、申告の所得者数にしてもあるいは...全文を見る
○佐藤(観)委員 私と大分認識がかけ離れているのですが、時間がありませんので、長官にもう一つお伺いをしておきたいのでありますけれども、長官御存じのように、大体いま国税庁の職員の方の約半分が四十歳以上。これは御存じのように歴史的な経過がございまして、終戦直後三年間に約四万二千人とい...全文を見る
○佐藤(観)委員 長官がこの問題について大変配慮なさっていらっしゃいますので、もうこれ以上お伺いしませんが、人事院にもこの点についてもう少しお伺いしたかったのですが、時間もありませんので、最後に主計局にお伺いをしたいわけであります。  いま大分はしょりましたけれども、同じ大蔵省...全文を見る
○佐藤(観)委員 終わります。
03月20日第75回国会 衆議院 大蔵委員会 第20号
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○佐藤(観)委員 きょうはどうも御苦労さまでございます。  私は、いまの村山委員の質問の前提として、先ほど大槻さんからもお話がございましたように、いまの不況というものを一体どういうふうにとらえていくかということが、今後の春闘のとらえ方の前提になると思うのです。そこで、村山委員の...全文を見る
○佐藤(観)委員 それで、生産性本部にいらした金子美雄氏の二二%論、これについてお伺いをしたいわけでありますが、この案は説明するまでもなく四十九年度の物価上昇率一五%、政府は三月までに消費者物価はそうすると言っているわけでありますから、一五%に定期昇給の二%、それに五十年度に物価...全文を見る
○佐藤(観)委員 いま櫻田参考人が最後に言われたことは、ぼくは非常に重要なことだと思うのです。現在の経済機構をそのままいじらなければ、確かに三%の物価上昇の中でそれ以上はるかに上回るような賃上げということになりますと、櫻田参考人が心配になるのは一つの論理は論理だと思うのです。問題...全文を見る
○佐藤(観)委員 終わります。
○佐藤(観)委員 私は、日本社会党を代表して、ただいま議題になりました政府提案にかかる租税三法律案に対して反対の討論を行うものであります。  政府は、今回の所得税法改正において、消費需要の抑制という理由と、昨年度の税制改正の平年度化による減税額が大きいという観点から、本年度の減...全文を見る
04月15日第75回国会 衆議院 大蔵委員会 第24号
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○佐藤(観)委員 いま高沢委員の方から益金率の問題について御質問があったわけですが、いまの専売制度が財政専売、つまり財源を捻出するための専売をとっておるという立場に立てばわからぬわけではないのですけれども、ちょっとお伺いしておきたいのですが、きょうは間税部長来ておりますか。——物...全文を見る
○佐藤(観)委員 そうでしょう。物品税ですら、現実には一番高いものでも、製造者課税の場合でも、いまわざわざ御説明していただいたように、半分くらいということは実際の販売価格にしたら一五%ということですね。要するに、物品税でも最高額は一五%なんですね。  物品税というものは一体どう...全文を見る
○佐藤(観)委員 そう勝手に自分で問題をすりかえてはだめですよ。問題は、私も何年かやってきたけれども、物品税というのは奢侈品だ、便益品だと言って、それでもわれわれに言わせれば冷蔵庫までかかっておる、何にかかっておるといろいろ問題があったわけですね。そういった物でも、要するに背後に...全文を見る
○佐藤(観)委員 財政専売という前提は、同じ土俵の中で話をしているわけです。しかし、財政専売がいいか悪いかとなると、もっと大きな財政のあり方自体から考えていかなければいかぬですから、そこまで私はいま論議しているわけじゃないのですね。ただし、財政専売であってもおのずとこれは限界があ...全文を見る
○佐藤(観)委員 関連の最後に、もっと端的に言えば、たとえばダイヤモンドとかルビーとかサファイヤ、こういったものは物品税は一五%、それからじゅうたんは一〇%、真珠は一五%、モーターボートは三〇%、こういったものの物品税はいま言ったように一五%から三〇%という税率であるわけですね。...全文を見る
○佐藤(観)委員 考え直してください。
04月16日第75回国会 衆議院 大蔵委員会 第25号
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○佐藤(観)委員 きょうから金融政策のシンボルとも言うべき公定歩合の引き下げが〇・五されるわけであります。そこで、非常にむずかしい経済情勢でございます、しかも片方では百八万人も失業者がいる、こういう情勢を考えてみて、今後の経済の見通しあるいは景気対策、このあたりについてまずお伺い...全文を見る
○佐藤(観)委員 今度の不況の場合は、私は、これは政策的につくられた不況だ、根本的にはそう思っておるわけでありますが、特に特徴的なのは、個人消費がとにかくあれだけベースアップになっても貯金に回ってしまって消費に結びついてこない、これは過去の不況の中できわめて特徴的なことじゃないか...全文を見る
○佐藤(観)委員 果たして今後物価が安定するかどうか、これはもう少し後でお伺いします。きのうの大蔵大臣の財政ピンチのお話の中にもちょろちょろと出ていることがありますので、本当に物価が安定するかどうかについては改めてお伺いしますが、いずれにしろ、こういった日本経済をつけものにたとえ...全文を見る
○佐藤(観)委員 ですから、これによってすぐ景気が回復するというふうに私も見ていない。むしろ問題なのは、大臣がたびたび言われますように物価の安定が一番大事であり、これは私も異存がないわけです。その物価の安定という場合に、一つは民間の商品の物価の安定、もう一つはいわゆる公共料金の安...全文を見る
○佐藤(観)委員 大体少しずつわかり始めてきたのですが、それと同時に、いま大臣自身も言われましたように、決して公定歩合だけで景気の回復ができるわけじゃない。  そこでお伺いをしたいのは、三月二十四日の第二次の不況対策なんですけれども、あれは中身としては実質何か効いてきそうに見え...全文を見る
○佐藤(観)委員 盛んに経済政策の転換ではないという言葉が使われるのですが、片方ではとにかくかつてない百八万人という完全失業者が存在をしているという日本経済、これもまた決して指をくわえて見ているわけにいかないと私は思うのですね。その意味で第二次の不況対策の効果は、いま言ったような...全文を見る
○佐藤(観)委員 それは見させていただきたいと言われるけれども、私は、地方の現在の財政事情から言って、これも計画倒れに終わってしまうのじゃないかという気がするわけです。そういうことを考えますと、一体では大臣は、効果がまあこれは幾らか効いてきたぞ、第二次の不況対策としてある程度のこ...全文を見る
○佐藤(観)委員 次に、今度の公定歩合の引き下げで八・五%になったわけでありますけれども、これはこれだけですべて終わって、日本経済が幾ら低速の経済と言っても、あるいは安定成長と言っても、八・五のままでいくとは私は思わないわけであります。  そこで、経済成長自体が、河本通産大臣は...全文を見る
○佐藤(観)委員 とにかく政府の言う四・三を達成するために、いずれにしろこれは常識として八・五%の公定歩合というのは高過ぎるに決まっているわけですね。その際に、私の言っているのは現状の不況、これだけの話じゃなくて、長期的に五十年度というものを考えたときに、いずれにしろ公定歩合は下...全文を見る
○佐藤(観)委員 抽象論だからこれはやめますが、私が聞いているのはスケジュールの話じゃなくて、少なくも成長率四・三%を達成したい、このためにはどう考えたって、過去の経験から言えば八・五%というのは高過ぎるに決まっているわけですね。それをいつ、どういうふうに下げるということじゃなく...全文を見る
○佐藤(観)委員 総裁はおっしゃったのだろうなんというところは非常に意味深で、何か腹話術を聞いているようですが、それでいまの銀行局長の話ですと、要するに民間の貸出金利が需給関係で非常にタイトになるかソフトになるか、この関係、ないしは銀行の経営状況、それを見合わせながら預金金利とい...全文を見る
○佐藤(観)委員 その次、大臣にお伺いしたいのですが、福田副総理は来年の三月には物価上昇率は一けたにするのだ、またなるのだと、非常に自信を持っていらっしゃるのですが、私はそうは思っていないのですね。それは一つは、先ほどお話ししましたように、民間におけるコストプッシュが非常に高くて...全文を見る
○佐藤(観)委員 まあその努力次第の問題は、後ほどきのう言われた「当面の財政事情についての大蔵大臣発言要旨」について若干お伺いするときにお伺いしたいと思うのですが、そこで、公定歩合の引き下げが行われて、政府は盛んにまだ総需要抑制策は続けているんだ続けているんだと口では言っています...全文を見る
○佐藤(観)委員 この論議をやると抽象論になってしまいますからやめにしますが、きのう発表になった「当面の財政事情についての大蔵大臣発言」でありますけれども、四十九年度のことは一応手当てがついたというふうに発表になっておりますからさておいて、五十年度の話でありますが、きょう十六日の...全文を見る
○佐藤(観)委員 いまの景気の状況では、臨時給与にしてもボーナスにしても、余り望むべくもないんじゃないですか。そういうことから考えますと、片方では春闘をガイドラインとして一五%に抑えて、それで給与所得税の伸びを一七%として税収もそうやって上がってくると言って、ここで歳入欠陥が出る...全文を見る
○佐藤(観)委員 何も厳しいのはことしだけに限ったことじゃないわけですね。しかも国民の税金でございますから、厳しく使うのは私は当然だと思うのです。ただ、公務員の給与の場合には、争議権もないわけですから、人事院勧告によっているわけです。そうなってきますと、当然考えられる一三%、一四...全文を見る
○佐藤(観)委員 もう時間が来ましたから、最後にもう一点だけお伺いしておきたいのですが、それは福祉預金の話なんであります。これはわが党が去年、もうまるまる一年たつわけでありますから、わが党にも非常に責任があるわけでございますので、お伺いをしておきたいのであります。  もう注釈は...全文を見る
○佐藤(観)委員 利子補給はないわけですな。
04月23日第75回国会 衆議院 大蔵委員会 第28号
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○佐藤(観)委員 ちょっと関連質問。  いま松浦委員から専売公社の高価格誘導政策が問題になったわけですが、これは恐らく誘導政策ではないと言われると思うのですけれども、そこで一つだけお伺いをして検討してもらいたいことは、今度の値上げで、私から申すまでもなく、百円のたばこというのは...全文を見る
○佐藤(観)委員 それは、この法案改正のとき以後ということでなくて、ある程度消費の動向を見てということになりましょうか。
04月24日第75回国会 衆議院 大蔵委員会 第29号
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○佐藤(観)委員 お三人さんには大変お忙しいところ御苦労さんでございます。  特にお三方、もう少し国民の意見を聞く機会を、福田さんの表現をかりれば、必需品に近いものでありましたのでもう少し国民の御意見を聞く機会があってよかったのではないか、またあるべきであるという、これはお三方...全文を見る
○佐藤(観)委員 われわれも特にたばこの値上げに反対をするのは、どなたからも言われましたように、社会的不公平の是正を言っているのに、これは全く均一に、しかも均一ということは、逆を言えば低所得者ほど、所得の少ない人ほど非常に重い比重でのしかかってくるということ、そのことを考えてみま...全文を見る
○佐藤(観)委員 消費者運動をやっていらっしゃる工藤参考人、竹内参考人にお伺いをしたいのですが、いまのお話の中にも述べられておったわけでありますし、また福田さん自身も述べられておったわけですが、たとえば、たばこの場合にはこれだけ税金が高く入っているということは、正直言って国民の皆...全文を見る
○佐藤(観)委員 私は、日本社会党を代表して、酒税法及び製造たばこ定価法の各改正案並びに両修正案について、反対の立場を明らかにするものであります。  反対の理由の第一は、今回の措置が国の財政収支の帳じりを合わせるため、国民大衆の犠牲を踏み台にした安易な財源対策であるということで...全文を見る
05月06日第75回国会 衆議院 本会議 第19号
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○佐藤観樹君 私は、日本社会党を代表して、ただいま御報告のありました酒税法及び製造たばこ定価法の一部を改正する法律案及び同修正案に対し、反対の討論を行います。  三木内閣が、もし後世の政治に何らかの名を残すとしたら、それは社会的不公正の是正という政治目標を目指したためでありまし...全文を見る
05月23日第75回国会 衆議院 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第5号
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○佐藤(観)委員 私は、公職選挙法、政治資金規正法、この法案の審議の本論に入る前に、二点だけ確かめておかなければいかぬと思うわけであります。  その一点は、稻葉発言で国会が空転をしているときに、この公選法に対する、われわれにとりましては雑音のようなものが入りまして、これは後から...全文を見る
○佐藤(観)委員 次に、今度の公選法の大きな柱の中に、衆議院の定数是正の問題があるわけであります。昭和三十九年になされてから十一年ぶりに衆議院の定数是正が行われるわけでありますけれども、今回は二十名の増員案で私たちも小委員会を通しましていろいろと議論をして、いろいろな妥協点を見つ...全文を見る
○佐藤(観)委員 そこで、アンバランス比が二・八倍ということで、確かに現状よりはかなり大幅に是正をされることは事実であります。しかし、私たちも審議をしてきた中で、昭和三十九年の改正のときのアンバランス比の是正が二ということだったわけですね。これと比べますと、まだまだという気がする...全文を見る
○佐藤(観)委員 私もその二十名案をつくるに当たっては関与した一人でありますから、余り強くは追及をいたしませんけれども、まあ各党が合意をした、これは快く合意をしたのではなく、正直言ってやむなく合意をせざるを得なかったということでございますので、まだまだ私はやはり前回三十九年の改正...全文を見る
○佐藤(観)委員 実態的には、たとえば県会なんかでも、私、愛知県でありますけれども、愛知県でも減っているところは現にあるわけですね。国政だけが減ることを許されないというのは、これは国民にとってみても納得がいかないことだと思うのですね。そういった意味で、いま大臣からも前向きな御答弁...全文を見る
○佐藤(観)委員 その任せるというのは、ちょっといろいろな経緯からいきますと、これは当委員会の小委員会に提出をしてもらうということで自治省にたたき台、たたき台といいますと、出たらあっちこっち全部変わってしまうというようにとられるかもしれませんが、この公選法の小委員会にとにかく案を...全文を見る
○佐藤(観)委員 この問題は会期延長等も絡んで、国会情勢自体が非常に微妙でございますから、その意味では大臣の言われることも私たちもわかりますので、これ以上深追いしませんけれども、いずれにしろ一応今日まで半年以上にわたる長い公選法の小委員会の議論というのは、公選法の小委員会に出して...全文を見る
○佐藤(観)委員 私たちも定数問題については、これはむしろ国会の方で考える方が筋道であって、何でも政府がどうこうせいという筋合いのものではないという基本的な考え方であります。その意味では大臣が言われますように、政府がぽっとやってぽっと出してくるべきものではないだろうと私たちも思っ...全文を見る
○佐藤(観)委員 全国区制の問題というのは、参議院というものを、日本の二院制度の問題そのものとも非常に関連をしてくる問題なので、非常にむずかしいわけで、ただやはり二年後に参議院選挙が迫っている、あるいはまた五年後に参議院選挙が来るということになりますと、かなり大きな改革の問題であ...全文を見る
○佐藤(観)委員 それはおかしいですね。それはわれわれが新聞で聞いたところでは、やれ田中さんの派の会合だ、あるいは渡部通産政務次官を通してあれしたというようなことでありますけれども、やはり政務次官というものは政府の構成員、大臣に次ぐ構成員であるわけでありますから、その立場を考えま...全文を見る
○佐藤(観)委員 私は、自民党の内部的なことについては立ち入るべきでないし、知りませんし、言うべきでないと思うのですが、問題なのは、この公選法が三木内閣のもとで閣議決定をされているということですね。それには自民党は与党でありますから、恐らく自民党の了解を経て私は閣議決定がされてい...全文を見る
○佐藤(観)委員 政務次官というものと議員というもの、また現法案とこれから予想されるであろう改正法案というふうに巧みに分けていらっしゃいますので、質問する方もきわめてややこしいことになるわけでありますが、それによく実態がわからぬ部分があるのでありますけれども、署名をされたという金...全文を見る
○佐藤(観)委員 大臣も、署名というものは非常に大切なものでございますから、署名されるときには今度はよく趣旨を読んでいただいて——そうしないと、何といってもこれは閣僚の署名でございますから、ひとつその点は、非常に重要な段階に来ております本法案の審議でございますので、これ以上私もお...全文を見る
○佐藤(観)委員 そこで、私がお伺いしたかったのは、その金のかからないということを考える場合に、どうも大臣、自民党所属でありますから、まあほとんど自民党さんの場合、どのくらい党からお金を出してくれるのか知りませんけれども、どうも候補者個人の支出ということを頭に置かれ過ぎているのじ...全文を見る
○佐藤(観)委員 逆です。
○佐藤(観)委員 この点は私は非常に重要なことだと思うのです。これから選挙の公営の問題について若干お伺いするに当たっても、それじゃ、とにかく個人はこれだけのものを国庫負担にすると非常にかからなくなる。さりとて政党によっては、全く党自体がまる抱えでやる政党もあるわけですね。そういう...全文を見る
○佐藤(観)委員 その次に、若干事務的なことでございますので、土屋部長結構でございますけれども、選挙運動用自動車のことでございますが、「政令で定めるところにより、政令で定める額の範囲内で」とこう書いてあるわけですが、これはどういう意味ですか。
○佐藤(観)委員 いや、そのことはわかるのですよ。政令というものはそういうものですが、具体的にたとえば額なり、それから果たして泡沫候補という言葉がいいかどうかわかりませんが、使わぬ人まで交付されるということになりますと、これは公費、公費と言ったって国民の税金ですから、その点はやは...全文を見る
○佐藤(観)委員 そうしますと、いま部長はたとえばということで車両の契約をする場合を挙げられたのですが、たとえば本人の車だ、あるいは友人から借りた車だということになりますとどうなんですか。
○佐藤(観)委員 事務的なことですから、貴重な時間ですのでそんなにあれしませんが、とにかく人から借りてハイヤー並みにした方が金の支出が多いなんというのは、これは余り合理的なことじゃないので、実態に合わせて、そんなハイヤー並みにほかの人を雇ってあれしたら最高五万円だという話では、そ...全文を見る
○佐藤(観)委員 その次に、新聞等による政策広告の公営の問題でありますけれども、今度の案では、基礎が各政党三回で、今度衆議院に限れば、百人を超える数五十人ごとに一回ふやすということになって、政党の候補者数に応じて回数を変えるということになっておるわけでありますが、果たしてここまで...全文を見る
○佐藤(観)委員 それから候補者の新聞広告なんですけれども、昨年行われました参議院の選挙の、公明選挙連盟が調べた役に立った選挙情報というのを見ますと、一番役に立ったというのはテレビの政見放送三〇・七%、その次が選挙公報一八・六%、その次にぐっと落ちますけれども候補者の新聞広告、こ...全文を見る
○佐藤(観)委員 それから、いま読み上げましたようにやはり有権者はいながらにして茶の間で選挙の候補者のいろいろな公約なり政策なりを聞けるということで、テレビというものは非常に大きなマスメディアとしての効果を持っているわけでありますけれども、現在よりももう少しいろいろな形でテレビと...全文を見る
○佐藤(観)委員 それから、テレビに関係することで非常に重要な問題なんですが、実は候補者の勝手かもしれませんが、選挙中にビデオを撮りに行くというのは精神的にも肉体的にも時間的にも非常に大きな負担になるわけですね。そこでいろいろ考えてみたのですが、私のところの地域だと、三回ビデオ撮...全文を見る
○佐藤(観)委員 それから、一応政府案で出されている選挙運動用自動車の使用の公営、ポスター作成の公営、新聞による政策広告の公営、これによって、いま検討なさると言った部分は除いて原案だけで公営化というのは一体幾らぐらいかかることになるわけですか。
○佐藤(観)委員 ちょっと少ないのじゃないですか。
○佐藤(観)委員 そこで、まあ公営公営といっても、これは貴重な国民の税金でやるわけでありますから、おのずと限度があると思うのです。特に私たちは金のかからない選挙ということで公営ということを非常に主張してきたわけでありますが、私たちは公営にした限りは、候補者なり政党というものが、そ...全文を見る
○佐藤(観)委員 私の言いたいのは、大臣の言われることはそのうちの一部だと思うのですね。要するに公営を拡大して候補者にも政党にも、そういったそれ相当の、非常に最低限の選挙には必ず必要な部分については公費で負担をしてもらう、しかし、毎日新聞の社説の意味は、一部はその意味で、じゃ、た...全文を見る
○佐藤(観)委員 私も余り抽象論は避けたいのでありますけれども、そこでもう一つ、選挙法を考える場合に、選挙運動というものはあくまで政治活動の延長でございますから、政治活動の自由、言論、出版の自由というものを選挙の公正という面においてどの辺で調和をさしていくか、これが私は非常にむず...全文を見る
○佐藤(観)委員 その点については後でさらに詳しく御質問します。  その次に、規制の方の点についてでありますが、先ほどお伺いをしましたように、新聞に出す政党の広告、確認団体の広告、これについては公費負担ということになったわけでありますが、新聞の方をそういうふうに公営にしておいて...全文を見る
○佐藤(観)委員 いや、自粛ということならば、これは政党間で取り決めるなら取り決めるということでございますけれども、少なくも法律上はそういうことになっていないわけですね。私が一番心配をするのは、一つは選挙期間というのは選挙の公正を確保しなきゃいかぬ。各政党が国民の前に平等にある程...全文を見る
○佐藤(観)委員 だから、それは政党が出すものでテレビのスポット、それから雑誌、私自身は余り見ていないのですが、ネオンサインとか電光掲示板、こういったようないわゆるマスメディア、そういった媒体を使ったものの例です。
○佐藤(観)委員 次に、私たちは選挙法というものを考える場合に、あくまで選挙期間外の政治活動、これはもう憲法で決められているように最大限自由でなければいけないと思うのです。選挙期間というのは政治活動の延長でありますから基本的には自由でありますが、しかし、一方では選挙の公正、候補者...全文を見る
○佐藤(観)委員 それは確認をしておきたいのですが、要するに、われわれが政治活動をする事務所とそれから後援団体の事務所、これはおのおのを通じていまの数字だということですね。
○佐藤(観)委員 その次の、ポスターで裏にベニヤなりあるいはプラスチックを裏打ちをしたものは、今度は通常の場合にも禁止をされるという問題でありますが、これは私は非常に大きな問題だと思うのです。とにかく、いま事前運動といっても、何々候補者というふうに書かなければ、事実上三カ月の期間...全文を見る
○佐藤(観)委員 それだけはちょっと納得できないのですね。立札、看板のたぐいは、いま前半で申し上げましたように、果たして政治活動に必須のものであるか、絶対立札、看板が林立をしなければ政治活動ができないものなのかどうか、これは私も政治に携わる者の一人として、立札、看板のたぐいはこれ...全文を見る
○佐藤(観)委員 研究さしていただきますということでございますので、この点についてはこれ以上申し上げませんが、ただ、やはりはっきりしなければいかぬことは、日常の政治活動というものについての規制は、私たちは決して認めるわけにはいかない。その政治活動の延長である選挙期間は、これは選挙...全文を見る
○佐藤(観)委員 夫人はどうですか。
○佐藤(観)委員 選挙期間外、いわゆる百九十九条の事前運動期間、三カ月、九十日ですね、その九十日以前の話として、私が私の後援会に寄付をする、それから後援会、と言ってもこれは政治団体ですが、その後援会が他のところに寄付をする、これは今度の法律では禁止になっていないですね。
○佐藤(観)委員 それでは、後援会の会員一人一人に名入りのタオルとか、自分の名前をつけたさらだとか、茶わんだとか、トロフィーだとか、こういったものを寄付をした場合には、これはどうなりますか。
○佐藤(観)委員 そうすると、選挙期間以前に、要するに九十日以前のときに、名入りのタオルやその他いろいろな物品を後援会員の一人一人に配っても、これは今度いう寄付行為の禁止には該当しないと、こういうことですか。
○佐藤(観)委員 そうするとこういうことになりますね。後援会等を含む政治団体、これに私が寄付をすることはいいけれども、後援会員一人一人に渡るような物品等で寄付をすることは禁止をされる。つまり政治団体を構成している後援会なら後援会の会員一人一人に現金はもとよりいろいろな物品で寄付を...全文を見る
○佐藤(観)委員 そうしたら、こういう場合どうなるのですか。後援会に私が寄付をするのは通常の場合いい。そのときに、はい、それじゃ百万円寄付しました——そんな例は私の場合にはありませんけれども、寄付しました、それで後援会が私の名前入りのタオルなりなんなりをつくって自主的にその寄付を...全文を見る
○佐藤(観)委員 聞いていますと、どうしてもこれはしり抜けなんですね。別に法律のたてまえ上、これはどうしてもできないことなのかどうなのか、よくわからないのですけれども、われわれの趣旨としては、とにかく事前運動の期間等を問わず、やはり社交の範囲、またこれもお伺いしますけれども、社交...全文を見る
○佐藤(観)委員 それと今度の法案では、社交の範囲を越えない限りでは、法律では禁止をされているけれども、罰則の部分で禁錮刑なり罰金なりというものの対象になっていない。罰則はないけれども、法律は禁止をしている。これは実態上は、社交の範囲内ではやってもいいのだ、実態上はですよ、罰則は...全文を見る
○佐藤(観)委員 現行法でも確かに選挙に関した寄付はしてはいけないということになっているわけですね。しかし、ここに座っていらっしゃる方皆さん、寄付をするときにはみんなたいてい選挙区の中の人といえば、それは何らかのそういった意味での選挙のときの直接的な見返りじゃないにしても、何らか...全文を見る
○佐藤(観)委員 これだけは実は本当にわれわれみたいな貧乏代議士は期待をしているところですが、どうも細かに具体的にわれわれの身に起こってくることを聞けば聞くほど、残念なことでありますが、外に花輪が名前をつけて出せなくなったことだけは幾らか助かるかなというだけで、どうも実態的には余...全文を見る
○佐藤(観)委員 次に、連座制の強化の問題に移りたいのですけれども、これは言葉で言うはやすいのですけれども、現実にはなかなかどこまで実効が上がるかというのは、これまた非常に疑問があるところなんです。今度の改正案は、私が言うよりも簡単で結構でございますから、部長からどういうふうに改...全文を見る
○佐藤(観)委員 要するに今度の改正案では、総括主宰者なり出納責任者というものの刑が確定して、連座制が適用になるまでの期間は確かに短くなったわけです。総括主宰者なり地域主宰者なり出納責任者というものの刑が確定になった、その次に当選人本人が三十日以内に、いや、あの人は私の総括主宰者...全文を見る
○佐藤(観)委員 結論的にはやむを得ないということでございますが、問題は、選挙違反の場合には、訓示規定として百日裁判を明記している。ところが、実態的にいまの日本の裁判制度の中で、実際に病気になる場合もあるだろうし、法廷で三十回も四十回も審理をしなければいかぬという場合も現実に起こ...全文を見る
○佐藤(観)委員 参議院の場合にはまさに九議席差ということになりますと、委員会によっては保革逆転のところがあって、その一票によって法案の委員会の賛否が逆になるという場合も起こってくるので、そうなった場合に、たとえば議員が実は当選が無効であったということを後から言ってきた場合に、そ...全文を見る
○佐藤(観)委員 要するにイギリスの場合には、本人が具体的に実際に手を下したか、あるいは本人の意思で代理人がやったかという場合に、そういった一定期間立候補ができなくなる、まあわが国の公選法で言えば公民権停止的な罰則があるというふうに理解していいですか。
○佐藤(観)委員 そこで、私はこの連座制の強化の問題を公民権停止との関連について考えてみたわけでありますけれども、いまの公選法の二百五十二条でしたか、この場合には総括主宰者なりあるいは出納責任者、その人が有罪になった場合、その本人が公民権停止になるのであって、その当選人自体まで公...全文を見る
○佐藤(観)委員 いま詳しくお伺いしたわけでありますけれども、今度の連座制の強化という部分においても、実際に起こった例を考えてみるとどうも実効がない。さりとて、憲法のたてまえ、あるいは全体的な法体系からいきますと、私がいろいろ考えたように、連座制を公民権の停止まで絡めてすることも...全文を見る
○佐藤(観)委員 大体、事務所というのは動かないから事務所なのであって、移動事務所なんというのは選挙用につくられたものだと思うのです。その意味で、本当にそういった意味での事務が行われるならいいけれども、昼飯どきをねらって転転と動いて、われわれの地域ではかき回しと言うのですが、そこ...全文を見る
○佐藤(観)委員 そこが私たちのまさに調和点の接点みたいな問題でございまして、やはり本紙というのは政治活動の延長だと思うのです。号外というのは、実態的には選挙になると莫大に出てくる。もっとも、それでもある程度の期間本紙を発行していないと選挙期間中は現行法でもできないわけであります...全文を見る
○佐藤(観)委員 現行の中ではそれは土屋さんの言われるとおりだと思うのです。ただ片方では、後から御質問します政治資金規正法の方で政党というものが非常に明確になってきた。ただし、それは選挙時に候補者を何人出すということであって、そういった意味ではまだ完全に政党法とは違うわけでありま...全文を見る
○佐藤(観)委員 これは非常に大事なことです。やはり憲法で守られている言論、出版の自由を守りながらなおかつ選挙の公正を求めていくという調和点の問題でありますから、非常に重要なことなんです。実態がおわかりにならぬというならば、まあ大きさは、どうですか、わら半紙半分程度——私の試案で...全文を見る
○佐藤(観)委員 私たちは、枚数ということになりますと、これを選挙管理委員会に届けて番号を打たないとできなくなりますから、したがって法定ビラのように種類で限ればいいと思っているのです。そうしますれば、三種類ならば、有権者の各戸配布で二回も三回も同じものは絶対に出しません。配る方が...全文を見る
○佐藤(観)委員 大臣から質問されたというのは初めてなんですが、三種類というのは、要するにいまの政策ビラと称している法定ビラがありますね、土屋さん。あれは枚数決まっていないで三種類ということになって、そして選挙管理委員会に模型なりなんなり持っていくのでしょう。そして法定ビラ第一号...全文を見る
○佐藤(観)委員 これは私の意見というより、私が代表してお伺いをして述べている意見でございまして、わが社会党の意見でございますので、その重みを考えてひとつ十分検討していただきたいと思うわけであります。  それで、もう時間も大変来ましたし、私自身もおなかもすいてきましたので、簡単...全文を見る
○佐藤(観)委員 現状を踏まえて、あるいは完璧なものではないけれども、十歩のうち二歩か三歩、とにかく前進をするのだということを言われますと、まあ正直言って、そう完璧でないことを認めているのなら質問しなくてもいいやということになってしまうのですけれども、基本的な点だけあとお伺いをし...全文を見る
○佐藤(観)委員 大臣のように現実を踏まえてと言われると、その一語に尽きてしまうわけですけれども、たとえば今度のいわゆる政治資金の公開の限度額ですけれども、政党あるいは政治資金団体にするものは一万円以上は公開をしなさい、派閥は百万円以上でいいのです、こうなりますと、大臣のおことば...全文を見る
○佐藤(観)委員 このことは、幾らでも寄付をしてもらっていい政党、政治資金団体、額が大きくなればなるほど、これは事務的な繁雑な問題もありますから、多いのはわかるけれど、私のように個人的には余りもらったことがないのは、いま自治大臣から言われた具体的にもらう場合に困るという実態をどう...全文を見る
○佐藤(観)委員 ちょっと私の質問に誤解があると思うのですが、個人の献金に対して要するに脱税に使われないような意味においての一定の限度額まで免税措置をする、それは私たちもいいわけですよ。ただ問題は行き先の問題なんです。政治の本来の姿である政党及び政治資金団体、これはある意味では一...全文を見る
○佐藤(観)委員 技術的に分けられるわけでしょう。
○佐藤(観)委員 大分時間が来ましたからこれ以上このことについては追及しませんけれども、やはり所得税法で言うところの寄付金控除がなされているものというのは、学校とか福祉団体とかこういったものであって、何でも寄付をすればということにはなっていないわけです。おのずと限度も決められてい...全文を見る
○佐藤(観)委員 いまの質問はきわめて政治性の強い質問でございますが、土屋部長が答えられましたので、一応大臣の代弁というふうに私も理解をして質問を終わりますが、私の質問を通しましてわが党の考えなり、あるいはさらにより選挙法をよくしていくために、いろいろ検討事項を宿題としてお願いを...全文を見る
06月04日第75回国会 衆議院 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第9号
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○佐藤(観)委員 実はこれは非常に重要なことなんで、私もかなりしつこく私の質問の中で、ポスターの裏打ちをしたものはいかぬのだということで、これは政治活動の禁止になるということでお伺いをして、この部分について私は反対の意向を出しておいたのですが、よくよくこれも党内で検討してみますと...全文を見る
○佐藤(観)委員 要するに、そうしますと、いま私が具体的な例を申し上げましたように、政党が主体で行う演説会、つまりたとえば私なら私を励ます会とか、いわゆる公職者とか、公職者になろうとする者、そういった者の名前を大書してするのではなくて、社会党の大演説会だ、成田委員長来る、そうして...全文を見る
○佐藤(観)委員 それで大分誤解が解けたのですけれども、どうもやっぱり皆さんこれはあらゆる形のポスターはいけないと、土屋さんも私もあれだけしつこく質問したけれども、そういうあれがなかったものですからね、私はこれは大変なことだと思ったわけですね。それでいま申しましたように、政党が主...全文を見る
○佐藤(観)委員 昨年の参議院選挙以来、金がかかり過ぎる選挙、衆参の議員定数のアンバランス、政治に要する金の集め方、参議院全国区制のあり方など、激しい批判の声が渦巻き、公職選挙法及び政治資金規正法の改正が強く求められてまいりました。今日まで一年近く当委員会及び小委員会において長時...全文を見る
06月24日第75回国会 衆議院 大蔵委員会金融機関の週休二日制に関する小委員会 第1号
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○佐藤(観)小委員 最後に一言。いままでのことは別にいいのですが、少しつけ加えて、われわれ委員側も考えなければいかぬことは、金融機関の関係ですから銀行法なんですが、それに関連して、高橋局長からもお話があったようにたとえば手形法、これはうちの委員会ではないわけですね。それから小切手...全文を見る
06月25日第75回国会 衆議院 大蔵委員会税制及び税の執行に関する小委員会 第1号
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○佐藤(観)小委員 横路委員の方からいま定員の問題で、税務署の職員の方々の労働過重の問題について質問があったので、私もそれに関連をして、まずそのことからちょっとお伺いをしておきたいわけです。  まず第一点は、私もこの前の本委員会のときにも安川長官にお伺いをし、そしてきょうも恐ら...全文を見る
○佐藤(観)小委員 そこで、一〇・二三という水準差がついているわけですが、これは単に数字的な話で高いとか低いとか言うことは余り意味がないと思うのです。ただ、私たちが考えるときに一応思うのは、一般職の職員の給与に関する法律の第十条の法文というのは「人事院は、俸給月額が、職務の複雑、...全文を見る
○佐藤(観)小委員 特に私はやはりその中で強調していただきたいのは、きょうも長官の報告の中にありましたが、男子の四十歳以上が五三%を占めているという職場の状況ですね。そして三十歳以下が一〇%以下という典型的なひょうたん型になっている。これは昭和の二十一、二、三年ぐらいの特殊な国家...全文を見る
○佐藤(観)小委員 これはむしろ人事院に聞いた方が本当はいいのかもしれませんが、実はこの税務水準差の問題と昇任昇格の問題というのはある意味では相矛盾するところがありまして、何を言いたいかといいますと、税務水準差というのは、特三が四十九年で見ると七・四%、三等級が九・九%、四等級が...全文を見る
○佐藤(観)小委員 これは余分なことですけれども、昇任昇格をいま全部ぽっと一つずつ上げても恐らく三億円ぐらいしかかからないのじゃないかという計算をぼくはちらっと聞いたことがあるのですが、いま国税の徴税費が、四十八年の数字で百円徴税するのに一円二十二銭ですか、このぐらいになっておる...全文を見る
○佐藤(観)小委員 中橋さん、それはおかしいですよ。自動車を持っておることあるいは道路を走り得ることで課税されるということになれば、あるいは持っているということは、持てるだけの背後の担税力を期待できるということですね。そうなりますと自動車取得税があるわけでしょう、物品税もあるわけ...全文を見る
○佐藤(観)小委員 かかっていないのですよね。東京から鹿児島まで行ったら千五百キロあるわけです。確かにいまのやり方では車検のときに二年分か払うわけですから、車検をとっていない仮ナンバーですからこれはかからぬわけですね。片一方では、東京から鹿児島まで千五百キロ運んで税金はかからない...全文を見る
○佐藤(観)小委員 これはどう見ても納得できないです。確かに自動車重量税が、中橋局長からお話があったように、だれが持っているとか用途別のしんしゃくとかあるいは走行距離、こういったものを何ら考慮していないということはわかるわけですけれども、いま言ったような実態ですから、地方自治体の...全文を見る
○佐藤(観)小委員 まあここまでくると自動車重量税の性格論からまたやらなければいけないので、とてもきょうは時間がありませんから、また機会を改めて質問をします。これは私の自動車重量税を審議したときのいわゆる二重課税じゃないかという問題と非常に絡んでくる問題ですので、また改めてやりま...全文を見る
○佐藤(観)小委員 それでこの薬事法の判決では、要するに、不良薬品が供給される危険性を防止するためという薬事法の配置規制の目的自体は公共の福祉に合致する。しかし、配置規制をしなければそれがすぐ不良医薬品の供給につながる危険性があるかというと、その見解には確実な根拠がなく、むしろ配...全文を見る
○佐藤(観)小委員 専売公社の方にもこのことを一度お伺いして、そして後で法制局にお伺いをしたいと思うのですが、恐らくこれはそんなに短時間にできることじゃないし、茂串部長にお伺いしても判事ではございませんから、しかし、若干法制局も議員立法とはいえ薬事法は国会で法律になっているのです...全文を見る
○佐藤(観)小委員 いずれにしろ、財政を担保するといいますか、ある程度小売店の数が限られていないと、実際には支店から荷物を運んで卸してやっているわけですから、そういった意味ではその経費のこともあるだろうし……。槍ケ岳の上でもハイライトはいまは八十円で売られているわけですからね、い...全文を見る
○佐藤(観)小委員 たばこの場合は、とにかくできている品物はいま何種類ありますか。画一的ですから、たとえば私が素朴に投げかけたような疑問というのででき得るし、酒の場合にはいま千八百種類ぐらいありますかね、銘柄もそれぐらいありますか。とにかくたばこのようには画一的ではないわけですね...全文を見る
○佐藤(観)小委員 終わります。
10月25日第76回国会 衆議院 本会議 第9号
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○佐藤観樹君 私は、日本社会党を代表して、再び酒税法改正案及び製造たばこ定価法の改正案に、強い抗議を込めて、反対討論を行います。  私は、去る五月の六日、この議場で、社会的不公平の是正を唱える三木内閣が、逆に不公平を拡大する法案をごり押しすることは、三木内閣の公約自体、実は口先...全文を見る
○佐藤観樹君(統) もう少しです。四十八年度、最ももうけました民間企業は松下電気ですが、その利益は千八億円ですから、専売公社のもうけは何とぞの七倍という超黒字ぶりであります。何しろ平均五四%という税金が入っているしろものですから、もうかるのは当然であります。  以上の理由からい...全文を見る
11月12日第76回国会 衆議院 大蔵委員会 第3号
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○佐藤(観)委員 きわめて時間がありませんので、簡単にお伺いをしていきたいと思います。  まず一つ、いま、理事会も一大変おくれたわけでありますけれども、会期末を控え、しかも財政特例法という大変重要な審議を控えている中で、大平大蔵大臣が先進国首脳会議に、私に言わせればあえて三木首...全文を見る
○佐藤(観)委員 時間があればもう少しいろいろなことを言いたいんですが、私、余分なことは避けましてあえてこのことをお伺いをいたしますのは、先進国首脳会議でありますから、首相はこれはいろいろ高度な意味でわからぬわけではない。しかし首相とて会期末でありますからいろいろ問題があろうと思...全文を見る
○佐藤(観)委員 ですから私は、確かに言葉としてはそれは世界経済の秩序の再建ということになると思うのですが、その場合、大蔵大臣が言われる何をなすべきか、何をなさざるべきか、この何をなすべきかの内容が問題だと思うのですね。  一体田中内閣、三木内閣、インフレ問題を取り上げますと、...全文を見る
○佐藤(観)委員 南北問題については、かなり三木首相が三点ぐらいにわたって具体的に述べられていることも私も承知をしているわけなんですが、貿易の問題については、ガットの東京大会の宣言、これはある意味ではこれ自体も再確認ですし、そういった意味では貿易問題というのも六カ国が集まってかな...全文を見る
○佐藤(観)委員 ちょっと国際金融局長にお伺いしますが、日本は現状の為替相場、このやり方というのは固定相場制ではないことは事実ですが、変動相場制というふうに説明しているのですか、日本の言葉で言いますと。
○佐藤(観)委員 その管理されたという意味は、日本は為替管理が非常に厳しいという意味の管理なのか、それともいわゆるワイダーバンドを考えての管理されたということをいま言われたのか、その点はどういうことでしょうか。
○佐藤(観)委員 私が非常に疑問に思いますのは、この八月から九月半ばくらいにかけましてドルがだんだん上がってきた。特に九月の十八日でしたか、十七日でしたか、ついに三百円台になったということで、私の仄聞したところ、八月からこの九月にかけて日銀が約二十億ドル近い額を買い支えをやってお...全文を見る
○佐藤(観)委員 これは釈迦に説法になりますけれども、介入すればそこで、きょうはそんなに深くは入りませんけれども、やはりリーズ・アンド・ラッグズが当然生じてくる。そこでその差益で、銀行等が若干なりの利益を得ているというようなことも入ってきているわけですね。  そういうことを考え...全文を見る
○佐藤(観)委員 日本の為替の対策を見ておりますと、ヨーロッパのマルクだ、ポンドだ、フランに比べてみると、どうも円が割り高ではないか、そういうことで抑えて何とか輸出をしやすいようにしようではないか、円安にある程度抑えようではないかというきらいが見えるような気がするのですが、そうい...全文を見る
○佐藤(観)委員 どうもこれは産業界等に聞いてみますと、輸出をしやすいということでなるべく円を割り安にしたいということがありますが、しかしいまの実態というのは、為替の操作をすれば輸出が伸びるというような状態ではないんじゃないかと私は思うんですよ。逆に言えば、円安になりますれば油の...全文を見る
○佐藤(観)委員 それから貿易拡大の問題ですけれども、日本政府としては、新国際ラウンドを提唱するんだということが新聞その他には出ているわけですね。この新国際ラウンドというからには、何らかのやはり具体的な、たとえばケネディラウンドのように全体二分の一だというような、何らかのこういう...全文を見る
○佐藤(観)委員 そうしますと、今度の先進国首脳会議というのも、結論的に聞いてみますと、いまお答えがあった貿易の問題あるいは通貨の問題あるいは世界不況脱出の問題、これ等についても、まあ過去の積み重ねをそのままもう一度顔を合わせて腹合わせをするというような会議のような私は気がするの...全文を見る
○佐藤(観)委員 私の言いたいのは、具体的な、目新しい、そしてなおそれが実を結ぶような新しいものというのはどうもよくわからないような気がするんで、オリンピックじゃないけれども、参加することに意義があるような、そんな会議のような気がしてしようがないのであります。  時間がありませ...全文を見る
○佐藤(観)委員 目安が立っていないということは、年度内編成はとても間に合わぬというふうに理解をしてよろしいですか。
○佐藤(観)委員 そこで、われわれに伝えられるところ、来年度の予算については景気起動型だという表現がされているわけですね。もしそうじゃないというなら、後で御答弁の中で答えていただけばいいわけですが、特にその中で、公共事業費の伸びが一五%だ、予算の伸びは何とか一二%程度に抑えたいけ...全文を見る
○佐藤(観)委員 後半に誇らしげに言われた生活関連投資なりその他の問題は、わが党がずっと主張してきたことで、その意味ではやっと目が覚めたかと私たちは言いたいわけです。  それでもう一点お伺いをしておきたいことは、歳入の面で租税特別措置を一体どうするか。個々の問題についてはまた改...全文を見る
○佐藤(観)委員 時間がありませんので山田委員に譲りますけれども、三千億のうちの四割が中小企業と言いますけれども、これは来年度本格的に論議をしたいと思いますが、事実上中小企業に祖税特別措置法が効いているというのはほとんど皆無に等しいと私は思っているわけです。これは一度改めて論議を...全文を見る
11月19日第76回国会 衆議院 大蔵委員会 第4号
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○佐藤(観)委員 先ほどから松浦委員から再々償還計画についてお話があったわけですけれども、どうも要領を得ないわけですね。やはり国債発行の場合には償還計画が一番大切なわけでありますから改めて確認をしておきたいのです。  いま松浦委員の方から指摘がありましたように、予算委員会に十月...全文を見る
○佐藤(観)委員 そこが償還計画を考える場合非常に危ない点だと私は思うのですね。あくまで、これは膨大な額、しかも五十年度だけのことならまだ考えようがあると私は思うのです。     〔村山(達)委員長代理退席、委員長着席〕 松浦委員と大平大蔵大臣との間でたびたび論議になりました...全文を見る
○佐藤(観)委員 次長が前段に言われた、特例国債であるからその都度その都度法律を出す、これはその精神はいいと思うのですね。  それでいま問題にしているのは、松浦委員からたびたびあったように、一体じゃいつ特例国債を出さなくて済むのか、このことがはっきりしないわけですよね。  一...全文を見る
12月03日第76回国会 衆議院 大蔵委員会 第5号
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○佐藤(観)委員 いま松浦委員からあれだけ質問があり、しかも堀政審会長からさらにありましたように、五十五年度になってもなお、いろいろな試算でありますけれども、最低でも普通国債の残高が四十兆円になる。これはいま松浦委員から御指摘のあった財政審の中間報告、一番最低の場合でも普通国債の...全文を見る
○佐藤(観)委員 三木内閣がいつまで続くかわからない。大平大蔵大臣がいつまで続くかわからない。確かに政府というものは存在をいたしますけれども、やはりこの問題は非常に重要な問題であり、しかも松浦委員から克明に数字を挙げて指摘をしまして、果たして本当にこの特例債が返済できるのかどうな...全文を見る
○佐藤(観)委員 これは単に国債の管理事項という問題だけでは済まぬと思うのです。それは、前提として、昭和四十年のときに二千億の国債を発行した、このくらいの額のことならまだ話は若干別であります。しかし、すでにことしだけで建設国債と言われるものを含めて合計五兆四千八百億。また、来年は...全文を見る
○佐藤(観)委員 御理解をいただけないから質問を続けるわけでございまして、私がなぜこのことを執拗に言うかといいますと、一つは、たしかことしの二月だったと思いましたけれども、当大蔵委員会で審議をした中で、四十八年度の剰余金、これが非常に多かったので国債に繰り入れるものを、本来なら二...全文を見る
○佐藤(観)委員 私は、これくらいのことは財政制度審議会にわざわざお伺いを立てなければいかぬほどのことではないと思うのです。やはり政治的には借りかえをしないということであっても、この国債、しかも膨大な国債を発行する、それに際しましての政治姿勢の問題だと私は思うのですね。ですから、...全文を見る
○佐藤(観)委員 予算編成のときに考えるのは、それはわかるのですよ。わかるのですが、私たちが常識として考えることは、来年度には剰余金はない。当初の百分の一・六の繰り入れしかないでしょう。ところが、それではとても二兆二千九百億に間に合わないわけですから、二兆二千九百億の赤字国債の返...全文を見る
○佐藤(観)委員 大臣、私もこれはやめようと思ったけれども、私はそのためにわざわざ計算をして、たとえば、あと五年で返さなければいかぬと、二兆二千九百億でも五年間、年間とすると四千五百八十億ずつ毎年積み立てていかなければいかぬ、これは大変だと、数字を挙げて言っているわけですよね。大...全文を見る