佐藤観樹

さとうかんじゅ



当選回数回

佐藤観樹の1977年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月07日第80回国会 衆議院 予算委員会 第21号
議事録を見る
○佐藤(観)委員 福田さんとはいろいろな形で大蔵委員会を通じて論議を今日までしてきたのですけれども、いまの多賀谷委員とのお話を聞いていますと、福田さんは群馬の御出身で仁侠の人というふうにわれわれは聞いていたのですけれども、どうも庶民感覚に大分離れているのじゃないかという気がするの...全文を見る
○佐藤(観)委員 福田さんはそばの好きなので有名ですからそのくらいの感覚になるのでしょうけれども、先ほど富塚総評事務局長が話をされた中でも、いま労働者、勤労者は、食べない、着ない、遊ばない、こういう三無主義がはやっている。はやっているというよりもそうせざるを得ないわけですね。 ...全文を見る
○佐藤(観)委員 この辺の問題はいま多賀谷委員から十分お話があったので私も深追いはしませんけれども、福田さんもずいぶん大蔵大臣は長くて、日本の景気の循環サイクルというのは、景気は確かに上の方でよくなってくる、ところが、それが中小企業に回っていく、あるいは国民の生活に響いてくるとな...全文を見る
○佐藤(観)委員 総理言われたように、私もその鉄鋼の問題とかテレビの問題とかあるいは二百海里に伴うところの漁業専管水域の問題とか、これはある意味では最終的には政治的にいろいろな判断をするにいたしましても、それなりの積み上げができる問題だと思うのです。一番重要な問題は、総理が言われ...全文を見る
○佐藤(観)委員 私が心配をしているのは、総理とモンデール氏とはそういう話になったのかもしれません。しかし、大方の見るところ、総理が言うように果たして五十二年度の経常収支が赤字になるだろうか。私は赤字になること、そのこと自体がいいというふうに判断をしていないわけでありますけれども...全文を見る
○佐藤(観)委員 どうも総理の言を聞いておりますと、多賀谷委員も御指摘があったのでありますけれども、何か消費を刺激するというのは非常に浪費なんだという感じが非常にするのですね、いまの言葉の中にも。ことさら消費を刺激する、消費を刺激するどころか、私が冒頭お伺いをしたように、三年前、...全文を見る
○佐藤(観)委員 前半で政府も減税をやっているのだ、国民の生活を考えているのだというお話がありました。後段の部分については、また後でさらに詰めていきますので後にさせていただきますけれども、前半の部分で、総理はそう言われる。総理も三千五百億ばかりの国税における減税をされている。これ...全文を見る
○佐藤(観)委員 この論議はいつまでやっていても平行線ですから。総理はとにかくいまの財政の問題で頭がいっぱいだ、私もそのとおりだと思うのです。財政特例法さえ出せば毎年毎年赤字国債が発行されるなんてそんなばかな話はない。財政法四条が禁止をしていることを特例法を出せば毎年毎年やれるな...全文を見る
○佐藤(観)委員 いまお話があったように、期末のたな卸し資産の簿価に対して、業種によっていろいろ違いますが、二・七%から五%ぐらいの繰り入れがいまの現行制度は認められているわけですね。しかし大臣、これだけ慢性的にインフレになっていくときに、簿価が減るというものはあるでしょうか。半...全文を見る
○佐藤(観)委員 二つのことを反論しておきたいと思います。  一つは、確かに中小企業も使っています。しかし、その使う率は非常に少ないということと、たな卸し資産というのは、御存じのように、大企業の方が、資本金が大きければ大きいほどその資産というのは多くなることはもう申すまでもない...全文を見る
○佐藤(観)委員 福田内閣というのは参議院選挙が終わったらなくなるのじゃないかというくらい言われているわけですから、そうのんびりしたことを言っていてはいかぬので、やはりいま申しましたように、大蔵大臣もこれは利益性の準備金であるということをお認めになっているわけだから、やはり私の提...全文を見る
○佐藤(観)委員 いま二点のことを言われたのですが、大臣、所要の経過措置というのはどういうのですか。
○佐藤(観)委員 要するにこれからの積み増し、つまり千分の八当時の積み増しは認めない、こういうことでしょう。  そうすると、あわせてお伺いしたいのは、それでは、確かに表面では千分の八は千分の五にしたように見えるけれども、金融機関、保険業が千分の五のこの貸し倒れ引当金の率になるの...全文を見る
○佐藤(観)委員 これも非常に私はやり方がまやかし的だと思うのですね。千分の八を千分の五にする、表面的には千分の五になったように見えるけれども、実際には八%の貸付金の伸びがあったときに初めて三年になるのであって、いかにも表面的には千分の五のように見えるけれども、中身は千分の七・五...全文を見る
○佐藤(観)委員 主税局長、おたくの方でつかんでいる、そういうことを大蔵大臣が言うならば、これも古くて新しい論議でありますけれども、一体都市銀行、地方銀行あるいは相互銀行、信用金庫、このあたりいま実損率がどのくらいになっているのですか。千分の〇・〇幾つになっているはずですよね。ち...全文を見る
○佐藤(観)委員 いいですか、総理も聞いていてくださいよ。もうこれも古くて新しい問題だから、あえて言わなくたって総理はわかっているんだな、長い問題だから。一番下位の信用金庫ですら千分の〇・三五ですよね。それを千分の五まで認めるというと、これ何倍になりますか。都市銀行に至っては千分...全文を見る
○佐藤(観)委員 総理の言われた現実に金があるわけじゃないというのは、要するに現金としてはないことはわかりますが、経理上はあるわけで、これをほかのものに使っているというのは、これはまたおかしな話ですね。退職給与引当金にしろ貸し倒れ引当金にしろ、そこに現金があるとは私は申しませんけ...全文を見る
03月15日第80回国会 衆議院 大蔵委員会 第9号
議事録を見る
○佐藤(観)委員 きょうは、関税暫定措置法の質疑の中で非常に重要な石油の安定供給、この問題に絡んで中東に対するわが国の経済協力、約束だけはしてくるけれども非常に実行がないという問題が指摘をされております、これは川崎委員も指摘になったことでありますが、その問題。それからわが国の石油...全文を見る
○佐藤(観)委員 今度の関税暫定措置法の改正の非常に大きなウエートは、私は石油関税、とりわけ原重油関税の引き上げにあると思うのであります。その中で出てくることは、関税の額を引き上げることも重要でありますけれども、その政策の中身としては、何といっても当面原重油を安定的に供給する、備...全文を見る
○佐藤(観)委員 その中身については後でもう少し詳しくお伺いします。  アラブ諸国、中近東諸国から、いま私がお話ししたように、どうも日本は約束だけはしているけれども、その後の実行、トレースが非常に悪いということが出ているのですが、その批判に対して、総体的な話で結構ですから、外務...全文を見る
○佐藤(観)委員 たとえば三木特使が四十五年の十二月の十日にアラブ首長国連邦に行って、技術協力として、アスファルト方式による砂漠の緑化につき技術援助を考慮、こういう約束が外務省の資料に出ているわけでありますけれども、この技術協力はある程度進んでいるんですか、どういう状況なんですか...全文を見る
○佐藤(観)委員 それと、やはり三木特使が約束してきたことでありますけれども、サウジアラビア、ここにはかなり多くの経済協力が約束されているわけであります。この外務省の資料を見ますと、協定書というのですか、議定書というのですか、これに署名というのはあるわけですよね。しかし、その後が...全文を見る
○佐藤(観)委員 それで、交換公文の交換まではわかるのですよ。その後の実行についてはどうなるのですか。もちろん、それは資材を発注したり何したりかにしたりするのでしょうけれども、その後のトレースがどうも——交換公文まではおたくの資料にもずいぶん書いてあるのですよ。その後の実施という...全文を見る
○佐藤(観)委員 それから四十八年にエジプトやアラブ諸国と、三木特使がエジプトの運河拡張について約束をしていますね。これは直接石油ということじゃありませんけれども、スエズ運河というのはいろいろな意味で非常に大事なわけです。これなんかについても実施状況というのを見てみますと、交換公...全文を見る
○佐藤(観)委員 プロジェクトが非常に大きなプロジェクトですから、アラブ諸国の方が期待感が非常に大きいことも私は一面ではわかるような気がするわけです。その意味で必ずしも事が正確に伝わらない、期待が非常に大きいだけに完成が非常に遅いではないかというふうな感じを持たれている面も私はな...全文を見る
○佐藤(観)委員 そこで、OPECの値上げも二本立てならば、それを受けて、民族系の石油会社と外資系の石油会社とが、値上げもそのOPECの値上げの低い方をどのぐらい入れているかということによって、あるいは過去の累積の損益というのですか、繰越損益というのですか、によって値上げの幅も二...全文を見る
○佐藤(観)委員 それで大蔵省にただしておきたいのでありますけれども、もう多く背景は申し上げませんけれども、こういうような状態でOPECの値上げ、これから長期的にどういうことになっていくか。一九九〇年代でほぼOPEC諸国も増産をしなくなるのではないかという見通しが、民間なり——あ...全文を見る
○佐藤(観)委員 そこで主計局の加藤さん、いらっしゃいますから、ちょっと問題が大き過ぎて答えにくいかと思うのですが、結局石油の備蓄なり探鉱開発なり自主開発なりということをやっていくためにどこかが金を出さなければいかぬわけですね。この場合には、現在の場合にはとりあえず石油に関税をか...全文を見る
○佐藤(観)委員 この問題がまさに今度の問題の中心じゃないかと私は思うのですが、時間もそうありませんので、大臣、最後にお伺いしておきたいのであります。  これから総合エネルギー調査会なり基本問題小委員会ですか、そういうところでいろいろ審議をされるわけでありますから、当事者として...全文を見る
○佐藤(観)委員 終わります。
03月23日第80回国会 衆議院 大蔵委員会 第13号
議事録を見る
○佐藤(観)委員 きょうの私の質問に入る前に、主税局の責任になると思うのでありますが、去る二月七日に予算委員会が始まったときに、わが党の石橋書記長が福田総理大臣と論戦をいたしました。そのときに、租税特別措置の毎年出されます予算の見積もりではなくて、決算ベースで一体現実にどれだけ減...全文を見る
○佐藤(観)委員 私たちも何年もこの租税特別措置法を論議しているわけでありますけれども、毎年論議の前に予算ベースにおいて恐らくこのぐらいになるだろうという減収額が出てくるわけですね。それに対して、少なくも二年前しか事実上わからないと思いますが、二年前の予算に対して実績はどれだけだ...全文を見る
○佐藤(観)委員 私のいまの利子所得、配当所得、これは一つの例であって、それはそれでおのおのの項目について事情はあることは私もわからぬわけではないわけです。しかし、いまの大倉さんの答弁は、その他の項目がすべてそのような幾つかの仮定を置いた上での結論ということですか。
○佐藤(観)委員 ぼくはこんなに時間を使うつもりはなかったのですけれども、予算委員会に出した分厚い資料の中のB−26というところがありますね。これで一応とにかく累年比較という形で、毎年の実績ベースと申しますか決算ベースというかの数字だと思うのでありますけれども、これはそう理解して...全文を見る
○佐藤(観)委員 きょうの午前中も論議になったと思うのでありますけれども、税調に出した資料で各項目に条項が分かれていて、そしてその制度の概略があって、これ別に一体幾ら決算ベースで減収になっているのかというのは出ないのですか。もちろんいま利子配当で局長が言われたように推計によらざる...全文を見る
○佐藤(観)委員 利子配当のことは、確かに申告をしない方がいるわけですから、私も事情はわからぬわけではないのです。その他の項目が、ただ先ほどの資料も準備金は準備金で一括ですね。それから特別償却は特別償却で一括だということになっているわけですね。確かに個々にやれと言うと、幾つも幾つ...全文を見る
○佐藤(観)委員 時間が非常に貴重ですから、そう深くは入りたくないのですが、確かに企業関係のものはここに大分出ているけれども、それ以外に非常に細かいものもあるわけですね。額としては大したことはないものもあるわけです。その辺のところは一体どうやってはじいてきたのかというのが、われわ...全文を見る
○佐藤(観)委員 大分逃げ道をつくった答弁でありますけれども、たとえば経済企画庁がつくる昭和五十年代の前期経済計画、これはある程度の経済展望というか、見通しというか、一応フレームワークをつくっているということで済むと思うんですね。しかし、この財政収支試算は、いやしくも閣議決定がさ...全文を見る
○佐藤(観)委員 ちょっと私も勘違いして、五十年代前期経済計画は昨年の五月十四日に閣議決定されていますが、そのフレームワークで試算をしているわけですね。閣議決定はしていないけれども、財政を預かる大蔵省がそれなりのものを出したということになりますと、いま申しましたように、五十五年度...全文を見る
○佐藤(観)委員 繰り返してお伺いしますけれども、いまの大臣の御答弁は、そのときは坊大蔵大臣かどうかわかりませんが、細かい数字のことは別といたしまして、そういった意味で、これから向こう三年間の予算は、少なくも五十五年度赤字国債ゼロということに向かって、自民党内閣が続く限りはそれな...全文を見る
○佐藤(観)委員 なぜ私がそういうことをお伺いするかといいますと、いままで私も、今日までの審議をずっとお伺いしておりますと、どうもこの財政収支試算なるものの性格がはっきりしませんと、大倉さんに増税だ、増税だという宣伝を聞かされている、これがどうもPRに使われているように私には聞こ...全文を見る
○佐藤(観)委員 そこで中期財政試算の中身、それから公共投資のこのパーセンテージが達成できるか、振替支出のそれができるか、あるいは政府の固定資本形成がこれから、百兆円という中身が少し道路に寄り過ぎているのじゃないかとか、そういうようなことはいろいろありますが、これは財政特例法のと...全文を見る
○佐藤(観)委員 私は何もやってないとは言ってないのですよ。少なくもまだまだ当委員会でかなり指摘があるわけですね、それについて非常にやり方がなまぬるいのではないか。私もこの前予算委員会でやったように、金融保険業の貸倒引当金についても非常に巧妙なやり方で、今度は何か千分の五になった...全文を見る
○佐藤(観)委員 それは、今度さわったというのは、将来にわたって最終的にはゼロにする、こういう前提ですか。
○佐藤(観)委員 前に大倉さんが財政収支試算についてとにかく大変だと言われることはわれわれもわかっておるわけです。非常に強調して、とにかく大変だと言われることはわかっている。それに合うように全体をやっているか。もちろん経済を失速させないようにすることは非常に大事です。しかし、いま...全文を見る
○佐藤(観)委員 その辺が不況下といいながらかなりもうかっているところもあるということを考えてみるならば、問題は、私も一挙にこの八千百八十四億をゼロにしろと言っておるわけではないので、やはり何年間かの経過措置は必要だと思います。しかし、今度の率では少なくとも五十五年に赤字国債ゼロ...全文を見る
○佐藤(観)委員 勉強さしていただきますというのは去年もそう言ったんですよ。おたくは、局長じゃないけれども山内さんが言ったんだ。そしてまた一年たっちゃった。  それで、いまの大倉さんの答弁を聞いていますと、非常に冷たいんですな。非常に冷たい。冷たいということは、住宅取得控除とい...全文を見る
○佐藤(観)委員 また論争していると非常に長くなるので、これもまた機会を見て小委員会等でやりたいと思います。  もう一つ、非常にいま件数が多くなって問題になっているのは、いまアパートなんかに住んでいる、ところがたとえば田舎の方に土地がある、その土地を売ってそのお金でマイホームを...全文を見る
○佐藤(観)委員 そのキャピタルゲインの問題は、やはりこれは三千万円で押さえるわけでありますから、それ以上超えたものについては何らかの処置をする。とにかく大倉さんの考え方では、その売却の土地がどう使われるかによって課税を変えるのはおかしいという発想ですけれども、私はそうじゃないと...全文を見る
○佐藤(観)委員 次長、私はそういう一般論で言っているのじゃなくて、現実にいままで、昨年もいわゆる宮城方式あるいは新宮城方式という形で現実に申告書が出されているわけですね。その処理について、ことしからは、後の更正通知書なり充当通知書を出すのは非常に大変だからやめちゃえ、これはもう...全文を見る
○佐藤(観)委員 もう少し詰めたいのですが、時間がありませんので、確認をしておきますけれども、いままで確定申告書が出されて、それに従ってこの人は充当する金額ゼロないしは還付する金額ゼロという更正通知書なり充当通知書というのを出さないで、税務署側は受け取っただけだというような例は過...全文を見る
○佐藤(観)委員 そのことだけ確認をして、最後に一つだけ、これは私の地域だからというわけじゃありませんけれども、去年大変な災害がありまして、それで非常に雑損控除が多いということで、名古屋の国税局は、住宅、家財に対する損害額の簡易計算の方法というのを出されたのですよ。これは非常に親...全文を見る
03月25日第80回国会 衆議院 大蔵委員会 第14号
議事録を見る
○佐藤(観)委員 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま議題となりました所得税法の一部を改正する法律案に対し賛成、租税特別措置法及び国税収納金整理資金に関する法律の一部を改正する法律案に対し反対の立場を明らかにいたしたいと思います。  まず、現在のわが国の財政の状態は、巨...全文を見る
04月01日第80回国会 衆議院 大蔵委員会 第16号
議事録を見る
○佐藤(観)委員 関連。いま沢田委員がお伺いした点、要するにこういうことなんですよ。  たとえば国別の貸付承認実績を見ますと、韓国は通常貸し付けで五億四千八百万ドル、これは恐らく累積だと思いますが、そうなっている。出資金の方は、韓国はたしか二億くらいだったと思います。応募済みの...全文を見る
○佐藤(観)委員 そうすると、それは地名も入って大蔵省の方には——大蔵省というか、政府の方にはちゃんと報告が来ている。そしてそれは国民の前に明らかにできる、こういうふうに理解しておいてよろしいですね。
○佐藤(観)委員 それからもう一つ、いまアジア開銀の場合には貸付条件はどのくらいになっていますか。
○佐藤(観)委員 私が問題にしたいのは、通常貸付の場合なんですけれども、その金利八・七%、期間十年から三十年ぐらい、うち据え置き期間七年間あるという条件は、たとえば政府が円借款等をするというようなものと比べてどういう関係になりますか。
○佐藤(観)委員 その八・七%というのは、プロジェクトによっては特別基金と一緒になって若干下げられるとは思いますけれども、恐らく資金量からいったらそんなにけた違いに安くなるものはないと思いますね。そういうことから考えていきますと、たとえばここにある五十年中の円借款、交換公文によっ...全文を見る
○佐藤(観)委員 いまお話があったように、この問題の原因はやはり国際市場からの借入率が非常に高いということにあると思うのです。今度の法案を見ましても、八億一千四百万ドルのうち、払い込み資本はその十分の一、そのうち現金はその四割、これを四年年賦にするわけですね。ですから、額としては...全文を見る
○佐藤(観)委員 それで時間もありませんので最後にお伺いしておきたいのは、いま局長が言われたようなこと、一つは特別基金の方ですね、これはいま局長最後に言われましたけれども、こちらを上げる方式を今後わが国として考えていくのか、あるいはいま申しましたように払い込み資本の方の額をふやし...全文を見る
○佐藤(観)委員 終わります。
04月13日第80回国会 衆議院 大蔵委員会 第20号
議事録を見る
○佐藤(観)委員 関連。いまの山橋次長の答弁はちょっとおかしいと思うのですよ。いま川口委員が御指摘のように、おたくの方で告発しておいて、一審の判決が出ている。そして、その中で被告はだれだれに金品を贈ったということを言っているわけですよ。その贈ったのは本当かどうかということを確かめ...全文を見る
04月19日第80回国会 衆議院 大蔵委員会 第21号
議事録を見る
○佐藤(観)委員 きょうは、前川日銀副総裁、本日から公定歩合が一%下がるということで大変何かとお忙しいところ、ありがとうございます。三十分ばかり少し公定歩合の問題と円高の問題、これについて御意見をお伺いをしたいと思うのであります。  まず公定歩合の問題でありますけれども、私たち...全文を見る
○佐藤(観)委員 もちろん、景気の動向というのは日銀だけが統括しているわけではありませんし、その責任がすべて日銀にいくわけではないと私は思います。その意味では、それなりに日銀は金融面から物を考えていらっしゃるわけでありますけれども、私が若干疑問に思うのは、後からも大蔵大臣お伺いし...全文を見る
○佐藤(観)委員 そこで大臣、ちょっとお伺いしておきますけれども、公定歩合の引き下げ、したがってこれはいま前川副総裁からお話があったように、当然預金金利の問題にはね返ってくるわけですね。それで三月の時点では、いまお話があったように通知性の預金だけは下げましたけれども、あとはさわっ...全文を見る
○佐藤(観)委員 まあ、直接の所管官庁ではありませんから、なかなか言えないと思います。この質問もお答えはできないかと思いますけれども、こういうふうに日銀が一%の引き下げができたということは、郵政省も貯金の金利についてオーケーをしたんだというふうに、私自身が判断をしてよろしいですか...全文を見る
○佐藤(観)委員 それと、ぜひこれに関連して大臣お伺いしていきたいのは、今度の公定歩合の引き下げに伴って、銀行の一年ものが五・七五%になるわけですね。いま消費者物価が大体九%ぐらい上がっている。これはかつて私も大平大蔵大臣当時に、預金金利と消費者物価指数の関係について論議をしたこ...全文を見る
○佐藤(観)委員 私はお答えのポイントが、最後の方はよかったのですが、前の方がよくわからないのでありますけれども、要するに大臣の言いたいのは、景気が回復していけば、それは結局最終的に家計が豊かになってくることだから、少しがまんをしなさいということのように聞こえるのであります。いま...全文を見る
○佐藤(観)委員 この問題ももう少し詰めたいのでありますけれども、必ずしもきょうの本題ではありませんので、また改めてこの問題については提起をさせていただいて、前川副総裁にもおいでいただいておりますので、最近の円高問題について若干お伺いをしておきたいと思います。  今度の円高につ...全文を見る
○佐藤(観)委員 そこで、今度の日銀のとった措置を見てみますと、それでずっと相場を追っていきますと、当初は円高を一種放置したような感がある。それが、二百八十円を割りそうになると、どうも日銀が介入したのではないかという足跡が残っていて、そして、これがある程度当面の円相場の実勢ならば...全文を見る
○佐藤(観)委員 変動相場制ですから、ある程度変動ができる状態になければこれは変動相場制の意味がないわけで、その意味での自動調節的な機能があるわけですね。  次の質問は、当大蔵委員会で日銀副総裁が発言をしたというとまた円の相場に響くかもしれないので、その辺はそのことも配慮して御...全文を見る
○佐藤(観)委員 この問題について大臣にお伺いをしておきたいのですが、これから、四月末にIMFの暫定委員会がありますね、五月に先進国首脳会議がある。こういう世界的な政治日程を考えてみますと、三月末の日本の外貨準備が百七十億ドルになっている。これに今度の円高についての日銀買い支えを...全文を見る
○佐藤(観)委員 いまたしか為銀等の短期の借り入れが三百億ドルぐらいになっておるのじゃないかと思うのですが、そのバランスシートから考えますと、もし日本が破産をしたときのことを考えれば百七十億ドルというのは必ずしも多いというわけではないわけですね。その辺のところが果たして世界の先進...全文を見る
○佐藤(観)委員 ということになりますと、当面これは証券市場に出てくることでありますから、やはり証券局の責任になるんじゃないか、権限になるんじゃないか。権限まであるかどうか、ちょっとわかりませんけれども、なるんじゃないかと思いますけれども、この点について、もう質問はダブリませんが...全文を見る
○佐藤(観)委員 これからも国債の発行が膨大になってくるわけでありますし、社債その他についても非常に多くなってくると思いますので、ぜひその辺の事務の合理化の図れるようひとつ行政指導を今後ともしていただきたいと思うのであります。  次に、国債整理基金の運用についてお伺いしたいので...全文を見る
○佐藤(観)委員 そこで、それに関連して一問だけもう一回聞いておきます。  国債の価格安定というか、これからどこかから大量に売りに出たということで値崩れ等が起こらないために、この国債整理基金を使って買いに出る、あるいは逆の場合には、品薄で異常に高くなった場合には売りに出るという...全文を見る
○佐藤(観)委員 次に銀行局長に少しお伺いしておきたいのであります。  昨年大量に国債が銀行に割り当てられたということで、銀行側としてはその資金の調達のために自分の持っている他の事業債その他の債券類を売却して、そうして国債を買う資金に充てざるを得なかったということが報道されてい...全文を見る
○佐藤(観)委員 私は、後半のことはそういう御答弁になると思いますが、前半の問題です。  確かに十三行の額が五百四十七億ですから、それはそう多くないといえば多くない。しかし問題は、国債を買い入れざるを得ないために事業債を無理無理手放さざるを得ないというのが、正常な銀行経営として...全文を見る
○佐藤(観)委員 そこで、これはだれが一番責任持ってお答えいただけるのかわからぬのですが、四月十二日に国債の流通利回りが応募者利回りを初めて下回ったわけですね。〇・〇〇〇一ですか、たしかゼロが三つ間に入っていたと思いますけれども、下回ったということで、ある意味では初めて新発債を既...全文を見る
○佐藤(観)委員 そこでいま局長の答弁にもあったように、恐らく一番早くやっても五月の発行の国債から——できるの、できないの、技術的な問題がありますからむずかしいかと思いますけれども、五月の発行の国債から発行条件の引き下げ、とこれはやはり言うのでしょうね、引き下げの当然具体的な問題...全文を見る
○佐藤(観)委員 答弁としてはそういうお答えになると思いますが、時間も大分来ましたので、もう一つだけお伺いをしたいと思うのであります。  それは先ほどちょっと触れましたように、銀行が持っている国債というのが約八兆円ぐらいになりますか、銀行の買いオペが昨年は少なかったですから、た...全文を見る
○佐藤(観)委員 国債発行について今日までずいぶん論議をしてきたわけでありますけれども、証券界も非常に苦労のある中でやっと国債をここまで持ってきたというか、ある程度国民に浸透させたというか、そういった証券界の今日までの御苦労についても考えていかなければならぬだろうと私も思います。...全文を見る
○佐藤(観)委員 時間が来ましたので、きょうはこれまでに越せていただきたいと思います。
○佐藤(観)委員 私は、日本社会党を代表して、ただいま提案されました昭和五十二年度の公債の発行の特例に関する法律案の原案及び修正案に反対の討論を行うものであります。  日本経済の現状は、依然として勤労国民にとって厳しいものになっております。企業の倒産件数は記録を塗り変え続け、失...全文を見る
05月12日第80回国会 衆議院 物価問題等に関する特別委員会 第12号
議事録を見る
○佐藤(観)委員 私はきょう、段ボールのシート及びケースの原紙の値上げの問題について、若干関係の当局にその対策をお伺いしておきたいと思うわけであります。  シートなりケースのメーカーというのは、中小というよりむしろ零細の方が非常に多いわけで、不況の中でたび重なる原紙の値上げで今...全文を見る
○佐藤(観)委員 いまの紙業課長のお話の中には、四十八年の石油ショック時代の価格に戻らないと、ある程度市況の安定というか、いわゆる原紙メーカーの経営上から見ても生産の維持ができないというふうにもとれるのでありますけれども、果たしてあのときの需給関係というものが本当に正しいというか...全文を見る
○佐藤(観)委員 そこで、一番最近では五月十日の日経新聞にも出ていたのでありますが、もう段ボールの原紙メーカーが不況カルテルを結ぶことがかなり話として固まって、来週ぐらいに不況カルテルの申請が公取の方に出るのではないか、こういう報道もされておるのでありますけれども、その点について...全文を見る
○佐藤(観)委員 それで、その不況カルテルの中身に入る前に若干御意見をお伺いしておきたいのは、すでにこの四月に中しんの値上げを強行してきているわけです。かなり生産数量もしぼっているようでありますし、しかも中しんを値上げして、もしそれに応じないところは製品を入れない、原紙を入れない...全文を見る
○佐藤(観)委員 そのパニックという言葉の意味がこれは幅の広い意味ですから、いま文化用品課長が言われたように、かなりタイトに、しかもそれが製品を入れない、原紙を入れないというところまで実際にいま原紙メーカーと段ボールのシートなりケースのメーカーとの間がなっているというのは、背後に...全文を見る
○佐藤(観)委員 私の言ったのは、小野さん、金さえ出せばある程度品物は入るわけですよ。問題は、先ほどちょっと触れましたように、五十一年は三回値上げが行われ、それはある意味では原紙メーカーの状況が私はわからないわけじゃないんだから、それはそれで、三回というのはいかにも多過ぎるじゃな...全文を見る
○佐藤(観)委員 話としては、確かに数字を入れないで話せばそういうことになると思うのですが、現実には、いまのことを言われると、供給側としては生産量をどのくらいというふうに一応目安を考えていらっしゃるのですか。
○佐藤(観)委員 そこで、公取に若干お伺いをしていきたいのでありますけれども、一番最初私が触れたように、五十一年をとってみても、事実上三回の原紙の値上げがされている。これは確かに建て値でありまして、実際に値上げがされたというのはそれから二、三カ月くらいずつずれているというのが実態...全文を見る
○佐藤(観)委員 そこで、これは公取からお答えをいただくのがいいのか、紙業課の方がいいのかわかりませんが、一番近い四十七年の不況カルテル、この場合には一体どのくらい在庫率があったのですか。
○佐藤(観)委員 私がちょっと調べたところでは、四十七年の一月、不況カルテルが認められる直前の在庫率が四四・八%になっているわけですね。ですから、恐らくいま紙業課長が言われたように、現在の在庫率を見ますとそれ以上高くなっているときもあるわけで、そういう状況から見ますと、公取に申請...全文を見る
○佐藤(観)委員 それで二つだけ、私は公取の方に要望しておきたいのでありますが、一つは、いま申請するのではないかと業界等でいろいろ言われている値上げ幅が、キロ当たり十二円と言われているわけですね。これがアップ率としては非常に高過ぎるのではないか、大き過ぎるのではないか。国際価格か...全文を見る
○佐藤(観)委員 それから、肝心な問題でありますけれども、文化用品課の方として、これだけ原紙が上がった場合に、果たしていまのエンドユーザーとの力関係、あるいはエンドユーザーも電気機器とかかなり大きな企業があるわけでありますので、原紙が上がったからといって、じゃそのまますんなりと、...全文を見る
○佐藤(観)委員 そこで、そういうことになってきますと、原紙は値上げになった、じゃ、それを製品にした場合に、製品を買ってくれるエンドユーザーの方は値上げを認めないということになってきますと、当然、これは間に入っている中小、むしろ零細ですね、零細なケースメーカー、シートメーカーとい...全文を見る
○佐藤(観)委員 ちょっと私も誤解を与えるような発言だったと思いますけれども、不況カルテルの中でやれという意味ではなくて、片方では不況カルテルを——まあどれだけの期間とか上げ幅について私、若干御意見を言わせていただきましたけれども、過去の不況カルテルの状況からいって、恐らく状況に...全文を見る
○佐藤(観)委員 終わります。
05月25日第80回国会 衆議院 大蔵委員会 第27号
議事録を見る
○佐藤(観)委員 大変時間も遅くなりましたので簡潔に……。  私が三月二十三日に当大蔵委員会で質問をし答弁をいただいたことと相反したことが出てきましたので、この点について確認をさせておいていただきたいと思うのであります。それはいわゆるサラリーマン減税と申しますか、勤労者が確定申...全文を見る
○佐藤(観)委員 そうしますと、いまの直税部長の答弁を聞いていますと、それは申告趣意書なりの添付が所得税法百二十条なり施行規則四十七条に違反をする、こういうことですか。
○佐藤(観)委員 趣意書のことについては、現物がありますが、かつてのいわゆる宮城方式、つまり所得金額をいじると申しますか、給与の欄をそれなりに経費をはじいて出して記載をするやり方、あるいは所得から差し引かれる金額、これをいじるいわゆる新宮城方式と言っているものについても、趣意書は...全文を見る
○佐藤(観)委員 そうしますと、とにかく確定申告を皆さん方が受理される場合には、最低限、たとえば氏名、住所その他のことは当然でありますが、給与の項目あるいは所得金額の合計、あるいは所得から差し引かれる金額について言えば、たとえば雑損控除がある人は控除がある額、あるいは社会保険料と...全文を見る
○佐藤(観)委員 それで、話を進めますが、皆さん方の方で今度「お知らせ」という形で、確定申申告書を出した人の氏名が次に「殿」として書いてあって、たとえばここで出ている例は、昭和五十二年五月十一日に保土ケ谷税務署長の名で、「あなたが、昭和五十一年分所得税の確定申告書として昭和五十二...全文を見る
○佐藤(観)委員 そこで本論に近づいてくるのでありますけれども、そういうことで、きわめて「お知らせ」というものの性格があいまいだと思うのでありますが、とにかく三万六千通戻された。ところがこれが全くことし初めて確定申告でこういう形のものが出てきたのなら、これは私はまた新たな論議とい...全文を見る
○佐藤(観)委員 更正の通知によって還付金はありませんという行政上の処分をしたわけですね。処分をしたということは、その前段で確定申告書は受理をしたという行政行為が行われているわけですね。去年はそういうふうに受理をされた。ところが、ことしは同じ内容の同じ形式のものが三万六千通受理さ...全文を見る
○佐藤(観)委員 私も大変遅いからもういいかげんにしたいとは思うのですが、このままではちょっと終えられないのは、いまの谷口直税部長の話を聞いていますと、何か松戸の税務署と国税庁とは全然別次元の別人格のような話なんですけれども、確かに松戸の税務署というのは原処分庁ですよね。原処分庁...全文を見る
○佐藤(観)委員 最後に、そういうことになりますと、昨年の件は国税不服審判所に行っているわけですね。これは課税の額、つまり還付を受けるべきかどうかという額の問題でありますから国税不服審判所に行っているわけでありますけれども、もしそういうことで松戸の税務署の処分したことが誤りである...全文を見る
○佐藤(観)委員 終わります。
08月03日第81回国会 衆議院 大蔵委員会 第1号
議事録を見る
○佐藤(観)委員 きょうは大変時間が少ないわけでございますので、余り細かいことはお伺いいたしませんが、衆議院、参議院の本会議では余り詳細にわたっては、いまの景気の状況なりこれからの施策について、本会議ということもありまして、十分な論議ができませんので、ひとつここで、限られた時間で...全文を見る
○佐藤(観)委員 そこでちょっと話が前後します。けれども、私、後から少しお伺いしますが、不況業種対策その他のこともありまして、かなり日本は過剰の設備を抱えておるわけですね。そういったようなことを考えてみますと、ここでもう少し皆さん方とコンセンサスを一緒にしなければいかぬのは——コ...全文を見る
○佐藤(観)委員 前川副総裁にお伺いをしたいのでございますけれども、実は景気の回復という言葉の中身は何かということになると、一見いかにも抽象論のように思いますが、日本経済の構造的な不況状況を見てみますと、実はこれはそう抽象論の問題ではなくて、景気の回復というのは一体どういう状況か...全文を見る
○佐藤(観)委員 次に、大臣の冒頭のお話にもございましたように、期待するのは公共事業の効果がこれからじわじわと景気回復にあらわれてくるのではないか、こういうことになるわけでありますけれども、従来のように公共事業が新しい民間の設備投資意欲あるいは設備投資自体を起こして景気回復のスプ...全文を見る
○佐藤(観)委員 若干それも疑問があるのでありますが、きょうは余り時間がないものですから先へ進ましていただきます。  もう一つの景気の問題で大きな問題は、構造不況業種を一体どうするかという問題になるわけであります。  私も、通産省からいろいろお話をお伺いしましたし、大体現状に...全文を見る
○佐藤(観)委員 これももう少し時期を見てお伺いをさせていただきたいと思うのであります。  それから大分時間もないものですから急ぐのですけれども、大臣、補正予算の問題がどうしても浮かび上がってくるわけですね。前半のお話をお伺いしていたら、まだ景気の先行きし状況は八月末ぐらいまで...全文を見る
○佐藤(観)委員 もう一つお伺いしておきたいのは、投資減税と言われている問題なんですけれども、きのうの参議院の本会議でも、大臣もかなりはっきり否定的な見解を述べられていらっしゃいますし、どうもいまの言われている議論だと、もうかったところには投資減税をして新しい投資を呼び起こすんだ...全文を見る
○佐藤(観)委員 大体お互いに税制の問題についてはわかっておりますので、いまの大臣の最後のお言葉で大体了解をいたします。  最後に大臣、お伺いをしておきたいのでありますけれども、けさの新聞あるいはきのうのかなり遅くのニュースで、デノミを実施することを閣議で決めたんだというやに報...全文を見る
09月14日第81回国会 衆議院 大蔵委員会 第2号
議事録を見る
○佐藤(観)委員 きょうは総裁大変お忙しいところ大蔵委員会のために御出席いただきましてありがとうございます。大変短い時間ですので端的にお伺いしておきます。  一番最初に大変辛らつな質問になるかと思うのですが、今度の公定歩合の引き下げが決まったのが九月三日の土曜日の午後五時の日銀...全文を見る
○佐藤(観)委員 そのあたりが、今度の例をとってみても、余り時間がありませんからそう細かいことは言いませんが、九月三日の土曜日夕方五時にどうしても決めなければいかぬことだったのかどうなのかということを見ますと、どうもその辺のところが釈然としないということが残るのでありますが、この...全文を見る
○佐藤(観)委員 いまの総裁のお言葉を聞いていますと、政策的にというよりも八月の日銀短観——短観短観と言っているのですが、いわゆる景況感というのは、ある意味では、数字に裏づけられたというよりも心理作用というのが非常に大きなウエートを持っていると思うのですね。私も短観は読みました。...全文を見る
○佐藤(観)委員 私が挙げた数字は、三月、四月の分はすでにもう追随して軽くなっているという上に立っていますので、もうそれは、要するに企業の財務の中に入り込んでしまって済んでしまったものだ。これからの公定歩合引き下げに伴うところの、しかも半期ということで計算をした数字を挙げたわけで...全文を見る
○佐藤(観)委員 いまの総裁のお話をお伺いしますと大体わかるのでありますけれども、ただ前半に言われたことと後半に言われたことで、企業家心理をチアアップするというのにしては、片面では国民の負担が、預貯金金利の引き下げ、さらには目減りということからいくと非常に大き過ぎるというような気...全文を見る
○佐藤(観)委員 では終わります。
○佐藤(観)委員 大臣、きょうは全国知事会議の中でお忙しいところ御苦労さまでございます。  そう長い時間ではありませんので端的にお伺いをしていきたいのでありますが、九月三日に政府の事業規模二兆円と言われる総合経済政策が発表になったわけでありますけれども、非常に水ぶくれといいます...全文を見る
○佐藤(観)委員 政府が初めて、あれは九月の何日だか、私はっきり覚えておらぬのでありますけれども、新聞に全面広告をやったわけです。三千万円ぐらいかけだそうでありますけれども。まあその意味での心理的効果というか、PRをかなり考えたことは事実のようであります。しかしあの中で一番われわ...全文を見る
○佐藤(観)委員 私が問題にしたいのは、確かに福祉預金というのはもう一回復活をさせています。その点については是といたしますけれども、きょうの午前中も論議しましたように、いろいろな計算の仕方があるけれども、五十二年度の後期の、資本金一千万円以上の十七万社の金利負担の軽減額が大体千七...全文を見る
○佐藤(観)委員 私がお伺いしたのはそれの財源でございまして、この中で財投で充当できるものはいいといたしましても、あるいはこれはどうするつもりだか知りませんけれども、三〇%の起債のアッパーリミットに残っているのは恐らく千億程度あるでしょう。その他、いつも補正予算でやる諸経費の削減...全文を見る
○佐藤(観)委員 大体あと十日もすれば、言われているところの臨時国会の召集になるわけですね。それで、新聞の報ずるところによりますと、いま次長が言われたのでも恐らく足りないだろうから、そこで、開発銀行なり輸出入銀行なり中小公庫なりの貸倒準備金を取り崩すという話も出ているわけですね。...全文を見る
○佐藤(観)委員 それでは、そのことについても、具体的にはまだ討議が進んでいないというふうに理解しておいてよろしいですね。
○佐藤(観)委員 それから、これは大臣に聞くのでは話がちょっと細か過ぎるのかもしれませんが、経済企画庁が、あれはいつでしたか、先月だと思いましたけれども、四−六の経済成長が、年率に直すと六・七でしたかな、かなりハイスピードになっているという話が出ていたので、恐らく大臣の先ほどの六...全文を見る
○佐藤(観)委員 企業の景況感というものとGNPというものはそんなに即ぶつかるものではないし、景況感というものはあくまでもフィーリングですからそれは差し引いて考えてもいいと思うのですけれども、GNPの取り方として、この微妙なときに、四分の一年ずつとるときに五〇%の前倒しをやった、...全文を見る
○佐藤(観)委員 私も常識的にそう思っていたわけなんですね。ただ、先ほど名前を出したように、宮崎義一さんが「成長率算出のからくり」という題で、頭金が支払われた段階で公共事業費が算入されてしまっているというふうに言われているものですから、そうしますと今度の場合にも前倒し効果というの...全文を見る
○佐藤(観)委員 六・七の約束をしたかどうかという問題になりますと、これはもう一回私も調べてみますけれども、要するに、世界はとにかく日本は七億ドルの赤だと受け取っているわけですね。これが日本のいまの貿易構造の中でできるかできないかの問題は別とします。さっき言ったように長期的な問題...全文を見る
○佐藤(観)委員 終わります。
11月15日第82回国会 衆議院 物価問題等に関する特別委員会 第5号
議事録を見る
○佐藤(観)委員 私は、きょう、五月に質問しました段ボール原紙及び段ボールのメーカー、この間の問題について、いまカルテルが結ばれているわけでありますけれども、そのカルテル前後の問題についてお伺いをしたいと思うのであります。  まず公取委員長にお伺いをしたいのでありますけれども、...全文を見る
○佐藤(観)委員 大変限られた時間しかないものですから、もう少しそのことについてもお伺いしていきたいのでありますが、具体的な問題の中でひとつお考えをただしていきたいと思うのであります。  それで、段ボール原紙のカルテル申請が六月の二十日にされました。そして認可されたのが九月の二...全文を見る
○佐藤(観)委員 ですから、それは判断がむずかしかったからおくれたと言うが、なぜ、どういう問題がむずかしかったかということですよ。
○佐藤(観)委員 じゃ、その建て値の話からお伺いしておきますけれども、私も五月の半ば過ぎにここで質問をし、そのときすでに指摘をしておきましたけれども、四月一日から強引に原紙業界の方では上げてきた。それでは、その建て値について、一体、段ボール側の方では建て値が通っていたのか、公取と...全文を見る
○佐藤(観)委員 その割合は——割合と言ってもなかなかむずかしいかと思いますけれども、きのうの日経新聞の夕刊にも大きく出ましたように、あれだけ払い戻しを——払い戻しと言うのですか、仮価格になって、一度とった手形を返すというようなことが大きな問題になるくらい、四月一日なり五月一日か...全文を見る
○佐藤(観)委員 いま最後に言われましたけれども、そこが問題だと思うのは、この仮価格なんというものが生きているのは紙の業界だけなんですよ。ほかの業界で仮価格を決めて取引をするというのは私は寡聞にして聞いたことがない。しかもこの仮価格というのが、実際に手形の動きがあるという状況の中...全文を見る
○佐藤(観)委員 いまの経済部長の話では、仮価格が何か実勢価格のように受け取れるのですが、私もこの前の質問のとぎに指摘したように、あくまで仮価格で取引をしないと、たとえば品物をとめるとかそういうことをやっているところも事実あったわけですね。それは余りにも行き過ぎではないかというこ...全文を見る
○佐藤(観)委員 六月二十日に原紙業界の方からカルテルの申請がされて、その後七月の初めぐらいに、原紙業界に対する独禁法違反の被疑事件ということで提訴がかなり公取の方に持ち込まれたと思いますけれども、この調査はどういうふうになされましたか。
○佐藤(観)委員 その調査のやり方ですけれども、私の聞いた限りでは、二カ月ぐらいかけて、初めには段ボールメーカーに対して報告の依頼書という形で、そういった独禁法違反の被疑、容疑がないかどうか値段等について各段ボールメーカーに聞いた、あるいはその後公取の審査官の方が来て事情聴取をす...全文を見る
○佐藤(観)委員 そうすると、いまの御答弁ですと、要するに原紙メーカーも公取に入られるんではないかというのでかなりあれしていたが、たとえば書類を焼き捨てたりどこかにしまい込んじゃったりして——しまい込んでも皆さん方わかるでしょうけれども、要するに、どこかに消却をしてしまって、そう...全文を見る
○佐藤(観)委員 済ましたというのは、現実の行為としては立入調査なり何なりはなさらなかったわけで、その意味では、この調査を見てみますと、私はもう一点後で申し上げますけれども、原紙メーカーに対する公取の態度と段ボールメーカーに対する態度が——十二月のときには、確かに段ボールメーカー...全文を見る
○佐藤(観)委員 それから次に移りますけれども、私の知り得る限りでは、段ボールメーカー側も、非常に原紙の価格が不安定になることについては、みずからの業界の不安定にも通ずることでありますので、その意味では、原則的に値上げにつながる不況カルテルというものについてそうそうめったやたらに...全文を見る
○佐藤(観)委員 その際に、両方の業界で、段ボール業界の方も、不況カルテルを結ぶ場合にはどう考えるかということについては、これは審問というのですか、事情聴取というのですか、公取からあるわけですね。したがって、関係業界として当然あるわけでございますので、その辺のところはいま課長から...全文を見る
○佐藤(観)委員 いや日にちはいいのですが、また、課長がそこに立ち会ったという意味ではないのですが、要するに両方の業界が五月十二日に「了解事項覚書(案)」なるものをつくったわけですね。私の手元に案があるわけです。これは四つあって、  第一 両業界は、現下の経済不況の極めて困難な...全文を見る
○佐藤(観)委員 五月十二日の了解事項覚書というのは、内容から言って、シートメーカーとケースメーカーの問題ではなくて、一番問題になる原紙メーカーの不況カルテル結成に臨むための両業界の了解、こういう中身でありますので、ちょっと課長の言われることと内容は違うのではないかなと思うのであ...全文を見る
○佐藤(観)委員 恐らく、私の常識から言っても、公取が関係の業界の事情聴取をすることは、これは行政的に十分あり得ることだし、公取はその業界の中身について非常によく知っていなければ、企業の活動に即影響することでありますから、非常に重要な要件でありますから、調査をされることは私は当然...全文を見る
○佐藤(観)委員 時間も来ているものですから、もう一問……。  いまの原紙業界を見ますと、この前この点を私も指摘したのでありますけれども、一体構造改善をどうするんだということはどこかへ行っちゃった。とにかく公取にお願いをして何とか不況カルテルから価格カルテルへ持っていきたい、ど...全文を見る
○佐藤(観)委員 その問題が片づかないと、最終的にはこの原紙メーカーの過剰設備あるいはその価格暴落、これは防げないんじゃないかと思うので、より一層御努力をお願いをしたいと思うのであります。  それと、最後に、公取委員長と通産省に警告と注意とお願いをしておきたいと思うのであります...全文を見る
○佐藤(観)委員 終わります。
12月09日第83回国会 衆議院 大蔵委員会 第1号
議事録を見る
○佐藤(観)委員 新大臣からも、現在の経済情勢がきわめて重大なことが述べられましたので、私は前書きは抜きにいたしまして、限られた時間でございますので、予算編成を前にして、来年度の経済あるいはこれから先の見通しについて、若干お伺いをしていきたいと思うのであります。  大臣も就任の...全文を見る
○佐藤(観)委員 大体よくわかりました。というのは、ただ、三つ方向を挙げられましたけれども、一つの、世界経済の循環性の問題ですね、これは確かにそのとおりだと思うのです。ただ、いま日本経済が直面していることは、日本の経済か景気がいいのに海外が悪いから輸出が伸びないという状態ではない...全文を見る
○佐藤(観)委員 確かに、たとえば技術導入のことについて言えば、それはあるのですね。あるけれども、それは新しいものを入れた場合に非常に設備費が高くなる、むしろコストダウンを呼ばない。それがちょっときょうは、資料を探したのですが見つからなくて、具体的に提示できないのでありますけれど...全文を見る
○佐藤(観)委員 私も、公共事業は重要な政策手段として否定しているわけではないし、また社会資本のおくれというのは、下水道にしろ公園にしろ道路にしろ各所にあるわけで、需要は確かにいっぱいあるし、やらなければいかぬ点は多々あると思うのです。ただ問題はあくまで、二百兆の国民総生産のうち...全文を見る
○佐藤(観)委員 そこで、もう少し具体的に入っていきたいと思うのでありますけれども、大体大蔵大臣の認識はわかりました。若干ニュアンスの差や私と違うところもございますけれども、先に進ましていただきたいと思うのであります。  新聞等で報ずるところでは、来年度、五十三年度予算の総額大...全文を見る
○佐藤(観)委員 その前に私の手元に十月の歳入状況が来ているわけでありますけれども、来年度予算を組む際にも、今年度一体予定どおりの税収が上がるのだろうかどうだろうかということが非常に問題になってくる。特に法人税の落ち込み、源泉所得税等の一兆円を超える大きな税目の落ち込みというのが...全文を見る
○佐藤(観)委員 一体今年度どのくらい歳入不足になるのか、大体それをもとにして来年度の税収がどのくらいになるのか、ある程度それに見合いながら来年度の歳出あるいはその間の財政赤字、国債の発行額というのが決まっていくわけでありますけれども、その辺がどうもいまの段階では、まだ時間を置か...全文を見る
○佐藤(観)委員 税調で審議しているわけですから、大臣も審議してもらっている手前、ここでどうだと言うのもなかなか言いにくいかと思いますけれども……。  それではもう一つ先に進みまして、私、公共事業というものが非常に波及効果がなくなっているのじゃないかということを申し上げたのであ...全文を見る
○佐藤(観)委員 その次に個人消費の問題であります。  私は、これも大きくは期待できないけれども、これ以上冷え込んでしまってはまた大変だと思うのです。GNPの中で五四、五%を占めているのでありますから、ここのウエートは非常に高いということを考えますと、私は二兆円の大幅減税を、大...全文を見る
○佐藤(観)委員 大分時間もなくなってきましたが、その問題は非常に重要なんであります。来年度二百万の失業者が出るのではないかということでありますから、雇用の問題も非常に重要な問題であるし、本来ならばそちらに、雇用保険法にきっと穴があくでしょうから、その準備をしていくべきだというふ...全文を見る
○佐藤(観)委員 それから、税制調査会がいまやっている最中でありますから、なかなか大倉主税局長、物が言えぬかと思いますけれども、しかし新聞の報ずるところでは、石油新税などを大蔵省側から説明をしているようでありますので、全くゼロで来年度の増税を論議しているのではないと思うのでありま...全文を見る
○佐藤(観)委員 もう少し詳しくお伺いしたい点もあるのでありますけれども、時間もありませんので、もう一つ、財政の将来の見通しについてお伺いしておきたいと思います。  いずれにしろ五十二年度にも数千億の歳入欠陥が出る。恐らく来年度は約十二兆円の国債発行ではないか。これを見てみます...全文を見る
○佐藤(観)委員 確かに経常的な部分と投資的な部分とは意味が違うことはわかりますけれども、いずれにしろ国債であり、財政赤字であることは間違いがないんで、物が残るか残らないかの違いだけであって、いずれにしろ六十兆、七十兆たまればそれは何らかの形で返していかなければならぬことも事実で...全文を見る