佐藤観樹

さとうかんじゅ



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佐藤観樹の1978年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月15日第84回国会 衆議院 大蔵委員会 第5号
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○佐藤(観)委員 きょう私は、大きく言って三点御質問をしたいと思うのであります。  第一点は、今後の国際収支の見通しとの関連の問題です。  まず、大臣にお伺いをしたいのでありますけれども、大臣が読まれた提案理由の説明の第一項目には、東京ラウンドの妥結の前に関税の一括引き下げを...全文を見る
○佐藤(観)委員 関係ないというのは私は非常に理解に苦しむのですが、それは審議をしていたのは前かもしれませんけれども、それはやはり円高基調というのが背後にあって、そして関税率審議会の方は急いだのじゃないですか。関係ないというのは私はおかしな答弁じゃないかと思うのですがね。
○佐藤(観)委員 なぜそこにこだわるか私はよくわからぬのでありますが、経済企画庁にお伺いしますが、この日米通商交渉が始まる前に経済対策閣僚会議というのを宮澤経済企画庁長官が主宰をされてやられた。そのときに、対外経済対策八項目というのが入っていましたね、これはどういうものですか。
○佐藤(観)委員 私はこんなことでこだわるつもりはないのでありますけれども、いま経済企画庁からお話しをしていただいた対外経済対策というのは、あくまで九月から始まりました円高の問題、あるいは別の面で言えば日米の貿易収支の問題、あるいは対ECとの関係もありますけれども、この対策がいま...全文を見る
○佐藤(観)委員 それでは、十二月六日に経済対策閣僚会議で八項目の対外経済対策というのを決めていますね、これは一体何ですか。
○佐藤(観)委員 恐らく大蔵大臣が関係ないという言葉を使われたのは、外圧じゃないんだ、みずからの意思なんだということを背後で言われたいということが、関係ないという言葉にあらわれているのじゃないかと思うのであります。それは、前後がどうだったかという事実関係のことで私は論議をするつも...全文を見る
○佐藤(観)委員 私はこだわるわけではありませんけれども、いまの大臣の御答弁を聞いておりますと、しからば、東京ラウンドを日本だけが早くやって——後から詳しくお伺いしますけれども、これはあくまでケネディ・ラウンドの約倍くらいの国がネゴシエーションをやって、本来なら東京ラウンドという...全文を見る
○佐藤(観)委員 私もこだわらぬけれども、やはりこれは重要な問題なんですよ。  そうしたら大臣、もし円高という問題が起こらなかったら、東京ラウンドの前倒しというのはなかったでしょう、あったのですか。円高ということがなくても前倒しは、東京ラウンドの各国の妥結を待たずして、みずから...全文を見る
○佐藤(観)委員 日本がホスト国として先陣を切るというか、前倒しというところまでいかないまでも、声を大きくして東京ラウンドを何とか進めたいというそのことは、私もわかるわけです。しかし、とにかく今度の加盟国はケネディ・ラウンドの約倍ぐらいある。しかも前倒しというか、内容的に自分の国...全文を見る
○佐藤(観)委員 そこで、もう一歩前に進めますけれども、十四日に通関統計が大蔵省の力で発表になったわけであります。大体私も数字を見てきたわけでありますけれども、円ベースとドル表示とでは若干数字が違っているところもありますけれども、いずれにしろ大きく言えることは、少なくとも円ベース...全文を見る
○佐藤(観)委員 昨年も秋にこの委員会で審議をしたのでありますけれども、経常収支の話でありますが、昨年の見通しが七億ドルの赤と見ていたのが、実は百億ドル、正確にはいま百一億ドルぐらいの黒になったということで、大変な問題になったわけですね。ただ国際収支の問題というのは、大蔵省の方々...全文を見る
○佐藤(観)委員 その辺が経済構造の認識が実は私と澤野さんと若干違うと思うのでありまして、私はそのことで民間設備投資は去年以上にそう起こらない。日本経済の持っている過剰設備の状況から、あるいはいまのイノベーションの状況からいって、そう起きないという認識を持っているものですから、そ...全文を見る
○佐藤(観)委員 先ほど澤野審議官から言われた話でありますが、私も拡大均衡でうまく国際収支の面もいけばそれにこしたことはないし、いま失業者が百万人だ、これからの雇用をどうしようと言っているときですから、それは私はそれにこしたことはないと思うのであります。  しかしこういう状況に...全文を見る
○佐藤(観)委員 次の問題にいきます。  次は、対ECとの関係なのでありますけれども、いまも申しましたように、アメリカに対しては日米通商交渉でいろいろの約束をしたけれども、これからは日本の実行、アメリカはもちろん実行しなければいかぬことがあって、とにかく一段落をしておるようであ...全文を見る
○佐藤(観)委員 しかし、戸塚関税局長が声を大にして言うほどECの方は余りありがたいとも——ありがたいと言ってはいかぬのかもしれませんが、どうも余り感じていないんじゃないですかね。現にいまECの大洋州とアメリカと日本の三地域を担当するメイネル局長が来て、大蔵省とも話しになったり、...全文を見る
○佐藤(観)委員 そうすると、結論といたしますと、日本が出したオファーというのは変えない、こういうように結論づけてよろしいですね。
○佐藤(観)委員 それで、いまちょっともとへ戻りますけれども、ECの動きを見てますと、日米の通商交渉で発表した内容は、単なる日米に限らずグローバルなものだということでありますけれども、どうもその辺はEC側には十分わかってないというような気がしてならぬのであります。それが証拠に先ほ...全文を見る
○佐藤(観)委員 余り過去の話ばかりしていてもしようがないので、関税局長にお伺いしますが、いま申しましたように局長は今度の法案の中で、いま言ったワインとかウイスキーとか紅茶とかマロングラッセとか香水、自動車、ライター等々かなりECに対しても配意をしているという御答弁なのであります...全文を見る
○佐藤(観)委員 大分時間がなくなってしまったんで、もう一つだけお伺いしておきますが、ジュネーブの交渉で日本はセーフガードについてはどういう方針をとる予定なんですか。一説によれば、やはりこれは自由貿易を主とする日本としては、あるいは貿易立国の日本としては、こういった一定の国に対し...全文を見る
○佐藤(観)委員 古い話というのは何年の話だか知りませんが、局長が古い話というのは恐らく大分古い話なんでしょうが、日本の貿易の将来を見ますと、そのころと大分変わってくるだろう。そのときに、何らか日本としても備えていかなくていいのかという心配が私にはあるわけですね。その点をお伺いを...全文を見る
○佐藤(観)委員 質問の第三でありますが、それは自主開発原油についての関税の引き下げの問題でございます。  これは法律案の要綱にも書いてありますけれども、関税暫定措置法の別表第一の関係であります。比重の高い原油について「石油の安定的な供給の確保を図るため特に必要があるものとして...全文を見る
○佐藤(観)委員 そうしますと、一応いまの言われた政令でいきますと、具体的にどこの会社のどういう石油が、この減免措置の対象になるのですか。
○佐藤(観)委員 いま局長のお話の中に、石油の比重とかなんとかお話しになりませんでしたけれども、それは大体わかっているのでありますが、(戸塚(岩)政府委員「それは法律事項です」と呼ぶ)法律ですか。今度の関税暫定措置法の別表第一の関係のあれは、具体的には二社の原油のみになる予定とい...全文を見る
○佐藤(観)委員 そこで通産省にお伺いしたいのでありますが、いま具体的に挙げられた二社というのは、たとえばコストの面で、同じような質の原油に比べて、一体コストがどのくらい高いのですか。
○佐藤(観)委員 そうしますと、キロリットル当たり五百円単価が違うわけですね。それで今度の法律によって、そのうち関税を百十円まけましょう、そして安定供給してくださいという話になるわけですね。  私も、自主開発原油というのは、日本が自前でやっている原油でありますから、長いエネルギ...全文を見る
○佐藤(観)委員 具体的に、では、三百八十円から関税の百十円を引いて、残りをクウェート側に値段を下げてもらうようなこともいろいろあるでしょうし、それでもまだ差があるという話ですね。私が心配するのは、また一年後に同じようなことを言ってきても、この具体的な会社が二社という、自前の石油...全文を見る
02月22日第84回国会 衆議院 大蔵委員会 第7号
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○佐藤(観)委員 私は、まず有価証券取引税と配当所得の総合課税の問題、それから有価証券譲渡益課税の問題、この関係についてお伺いをしたいと思います。  大臣も、たしか予算委員会だと思いましたけれども、五十五年まではとにかく総合課税の問題はいまのままいくのだ、それまでにいろいろと検...全文を見る
○佐藤(観)委員 そこで、事務当局で結構でございますけれども、総合課税化できない、阻んでいる問題というのは執行上一体どういう問題があるのか、ちょっと御説明を願いたいと思います。
○佐藤(観)委員 これはたしか私も有価証券取引税じゃなかったかと思いますけれども、かつてキャピタルゲイン課税のときにかなり論議をした覚えがあるのでありますが、いまの大倉主税局長の御答弁というのは、たしかそのときも変わってなかった。そのときは主税局長じゃなかったかと思いますけれども...全文を見る
○佐藤(観)委員 私も、具体的にやろうと思ったら納税者番号とか、これでも恐らくいま局長が言われた真正の名義を確認するのにもなかなかむずかしいという答えが返ってくると思うのでありますけれども、いずれにしろこれはなかなか大きな討議になる問題だと思うのですね。こういう問題も含めて、かな...全文を見る
○佐藤(観)委員 前進をさせたいというお気持ちはよしとして買うといたしまして、主税局長にお伺いしておきますが、非常に重要な問題ですので、一体それじゃ、どういうスケジュールで今後これは具体的に詰めていくのか。私は、何も五十五年末と税調が言っているから五十五年末までのんびりやればいい...全文を見る
○佐藤(観)委員 本当に、非常に珍しく積極的な御発言を久しぶりに大蔵委員会で聞いたわけでありますが、私たちの頭の中にも、少額貯蓄の非課税の問題、郵便貯金の非課税の問題、これをひっくるめて実はあるわけでございますので、ひとつそういうことで、いま一応スケジュール的には夏ごろという具体...全文を見る
○佐藤(観)委員 次に、キャピタルゲイン課税の問題なんでありますけれども、あらかじめお断りしておきますけれども、私はもしキャピタルゲイン課税が技術的に執行的に可能ならば、これはやはりキャピタルロスも考えなければいかぬだろうと思っているのであります。これは一つそれを前提といたしまし...全文を見る
○佐藤(観)委員 それにあわせてお伺いしておきたいのは、いまの所得税法に五十回、二十万株以上の売買については総合課税として申告しなさいという制度がありますね。私の聞くところ、この五十回以上及び二十万株以上というのは余り使われていないんじゃないか、つまり確定申告、これがなされている...全文を見る
○佐藤(観)委員 それでは、それはまた後で若干触れさせていただくとして、少し先に話を進めます。  主税局の私たちに対する御説明では、十分キャピタルゲイン課税ができないので、したがって、流通税であるところの有価証券取引税についても、キャピタルゲイン課税が十分把握されない、課税をさ...全文を見る
○佐藤(観)委員 次に、いろいろな問題があるのでありますが、簡単な問題から片づけておきたいと思うのであります。  昨年当委員会が野村証券の債券、株券を保管している倉庫——倉庫と言ったらいけないのかな、やはり倉庫だと思うのですが、視察に行って、みんな三億円の株券とかなんとかを見た...全文を見る
○佐藤(観)委員 私がいまお話ししましたように、かなり中小証券にはペーパークライシスの問題は差し迫った問題として、高度の行政的な問題というよりも物理的な問題として、倉庫を拡張すればいいというような余地もないところですからね、しかも中身は有価証券だけに、そう座視できない問題ですので...全文を見る
○佐藤(観)委員 せめて山内局長時代に具体的にペーパーレス、やり方としてはペーパーレスしかないと思うのでありますけれども、実現をさしてもらいたい。確かに商法の問題、特に担保の問題が大きな問題ですし、その他いろいろありますので、私もそんなに簡単だと思っているわけじゃないが、とにかく...全文を見る
○佐藤(観)委員 まあ短期金融市場を補うのでありましょうけれども、急激に、特に五十二年に入ってから一兆円を超すような大台に乗って、十二月は自己現先が二兆一千億、それに対して委託現先が一兆を割るというふうな状況になっている。委託はある程度落ちついた水準になっているのに、どうして自己...全文を見る
○佐藤(観)委員 どうもよく御説明がわからぬと思うのですがね。  要するに、恐らく局長の言いたいことは——自己現先というのは、証券会社がみずから持っている債券を形式上は売って現金にかえるということで、三カ月なり六カ月先に買い戻すという条件つきで現先を市場に出すわけですね。それで...全文を見る
○佐藤(観)委員 そこで、もう少し資料的にお伺いをしたいのは、一体その現先をやっているのは証券会社の中でどのくらいあるのですか。何社ぐらいあるのですか。
○佐藤(観)委員 それは全く少ない数字をやってればまあ百社もあるかなあと思うのですがね。私の聞いている範囲では、主にやっているのは三十社、そのうち扱い高大体七五%が証券大手四社に集中していると私は聞いているのでありますが、間違いありませんか。
○佐藤(観)委員 そこで、問題になってくるのは、たとえば四社にそれが集中をしたときに、かなりの額集中をしているときに、市場でその債券の価格が四社によってかき回される、撹乱される、あるいは四社の思惑とまで言ったら問題があるかと思いますけれども、かなり意図的な価格形成というのが行われ...全文を見る
○佐藤(観)委員 株と違いますから、その意味では若干私は公社債の場合には、撹乱要因といいますか、相場を指導する率というのは確かに少ないと思いますけれども、かなり現先市場の中に占める自己現先が多くなり、それが非常に四社に集中をしているといういまの状況から考えますと、これはある程度現...全文を見る
○佐藤(観)委員 いまの行政の状況ではなかなか把握がしにくいということも、私もわからぬわけじゃないのですが、問題なのは、歴史的には株式が先に来ているもんですから、株式の場合に市場を通さないで、これはどこまでかよくわかりませんけれども、銘柄によっては売買の七割近くが直取引でやられて...全文を見る
○佐藤(観)委員 それは局長言われるように、すべての直取引についてチェックをするということは無理だと思うのでありますが、私の要求したいのは、せめて大ざっぱにもこのくらいだというぐらいの把握をしないと、これは事実をよく調べてみましたら、八割が直取引で二割しか市場を通っていませんでし...全文を見る
○佐藤(観)委員 地方取引所の総売買高のうちの約八割がつなぎ取引だということですね。おたくのこの本では、八五・八%とさらに大きな数字が書いてあるけれども、まあいいです、とにかく非常に多いわけですね。  それで、各地方取引所の運営にもかかわる、つまり経費問題にもかかわってくるわけ...全文を見る
○佐藤(観)委員 そうしますと、場外売買ですね、たとえば京都の取引所を例にとった場合に、東京で行われた場外取引、こういったものも、いまお伺いしましたように会費の枠の中に入るということでありますが、一体それじゃ場外売買に係る会費というのは、地方取引所の費用のうちどのくらいを占めてい...全文を見る
○佐藤(観)委員 おたくの証券局年報によりますと、そういった場外売買に係る定率会費は、京都以下五地方取引所において、五十一年九月期の会費収入の七八%を占めていると書いてあるのですね。だから恐らく、おたくの年報ですから間違いないと思うのでありますけれども、とにかく四分の三は自分のと...全文を見る
○佐藤(観)委員 こういうことになってきますと私は何が問題かというと、地方取引所にも会員の方々がいらっしゃる、そこで場立ちをしていらっしゃる方々がいらっしゃる、実際に働いていらっしゃる方々がいらっしゃる、こういった問題もあると同時に、その運営というのは四分の三は場外で行われる費用...全文を見る
○佐藤(観)委員 確かに総額の中ではパーセンテージは低いと私は思うのです。ただ、ほとんどが場外の売買で成り立っているというのが一つの機構としてどんなものだろうか。一体証券局は、この地方証券取引所というものを今後どういうふうな方向に持っていこうとしているのか、それが私はどうもよくわ...全文を見る
○佐藤(観)委員 私も触れましたように、そこで関係している方々がいっぱいいるわけですから、こういう中で、直ちにそれを廃止しろとかなんとかという短絡的な結論に至るものじゃないと思うのでありますけれども、ひとつ十分この問題も研究をしてもらいたいと思うのです。  最後に、国債の銀行窓...全文を見る
○佐藤(観)委員 わかるのですよね。局長の言われることはわかるのですが、私は非常に重要だと思うのは、確かに一番重要なのは、一体公社債市場の育成に銀行窓販——窓販というのは、窓口で売るだけの問題じゃないですからね。既発債を一体どういうふうにするかという問題からディーラー業務の問題に...全文を見る
○佐藤(観)委員 終わります。
03月01日第84回国会 衆議院 大蔵委員会 第9号
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○佐藤(観)委員 ちょっと一問だけ、いまの伊藤委員の質問に関連をしてお伺いというか、要望しておきたいと思います。  いま米里審議官は退職給与引当金について、これは企業会計原則にあるからいいんだと御答弁になった。伊藤委員の方も時間がありませんでしたので先に行かれましたけれども、こ...全文を見る
03月03日第84回国会 衆議院 大蔵委員会 第10号
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○佐藤(観)委員 私はきょうは、租税特別措置法の問題に関連をして、去る五十二年の十二月十四日に会計検査院が五十一年度の歳入歳出決算を内閣に検査報告をし、そしてその中で大蔵省に対して「特に掲記を要すると認めた事項」として「社会保険診療報酬の所得計算の特例について」という項目があるわ...全文を見る
○佐藤(観)委員 さすが元主税局長でございますからよく御存じでございますけれども、もう一つだけつけ加えさせてちょっと聞かしていただきますと、一応今日の午前中の審議にもありましたけれども、この社会保険診療報酬の特別の問題というのは非常に大きな問題で、今後のこの問題を考えるときに、こ...全文を見る
○佐藤(観)委員 細部にわたってはこれから少しお伺いしていきますけれども、端的に言って、大変会計検査院には悪いけれども、会計検査院が出されたものについて、この方法論というのはきわめてずさんだと私は思っておるのです。私は非常にこれは、世にこの問題を考えるに当たってきわめて俗説と申し...全文を見る
○佐藤(観)委員 それは会計検査院ですから、国の収支をやるのは当然なことでありまして、その意味では、普通のいわゆる報告の中で、源泉所得税に関するものあるいは申告所得税に関するもの、たとえば譲渡所得とか配当所得とか法人税とか、要するに国税庁ないしは税務署が執行するに当たって、この執...全文を見る
○佐藤(観)委員 ですから、一体何条の権限に基づいてこれはやられたのですか。
○佐藤(観)委員 憲法に基づいて会計検査院がつくられ、その会計検査院の業務については会計検査院法でもってやるわけですね。しかし、会計検査院といっても、じゃ、だれでも民間の商店に入って検査できるかというと、できないわけでしょう。おたくは八百屋さんの検査というのはできますか、直接。こ...全文を見る
○佐藤(観)委員 私の質問が悪いのかな。要するに、皆さん方の方には法律に基づいて権限というのが与えられているわけですね。この権限は、第二十二条に「必要的検査事項」、二十三条に「任意的検査事項」、そして見れば第六節の「雑則」にそれなりの権限が書いてあるわけですね。  そうすると、...全文を見る
○佐藤(観)委員 私も決算委員会の経過をつまびらかに知っているわけではありませんけれども、しかしそれでも、たとえば皆さん方が「特に掲記を要すると認めた事項」というのは各省にわたってあるわけだけれども、いずれも、建設省についてもあるいは電信電話公社についても国鉄についても住宅公団に...全文を見る
○佐藤(観)委員 私が冒頭にちょっと疑問に思ったのは、何度も言っているように、租税特別措置法二十六条がいい法律か悪い法律かということは別として、法律で認められている行為について果たして会計検査院が立ち入る要素というものがあるんだろうか、権限というものがあるんだろうか。他のものは、...全文を見る
○佐藤(観)委員 だから、そこまで話がいきますと、第二十二条の第一項「国の毎月の収入支出」ということを越えていますわね、それは。その意見を述べて、法律があって——先ほど私がちょっと読み上げましたように、たとえば各税務署の調査に入って、同族会社の留保金額、これはどうも少し問題がある...全文を見る
○佐藤(観)委員 それなら本当に、いま委員から御発言があったように、そう言ってもらえばまだ私はわかるので、ただ、これは「検査の結果」、そういったことですわな。だけれども、検査をできる権限というのはじゃ何にあるのですか。いま言ったように、実際法律の執行が正しいかどうかを検査した、そ...全文を見る
○佐藤(観)委員 そうしましたら、こう整理します。  いまの御答弁は、検査する権限というのはあくまで第二十二条の一項の「国の毎月の収入支出」というものに基づいてアクションを起こせる、そしてその結果が出た場合には、三十六条の「検査の結果法令、制度又は行政に関し改善を必要とする事項...全文を見る
○佐藤(観)委員 この権限の問題は、私の主題ではない、入り口なんで、時間がなくなってしまいますので、じゃ一歩前へ進めさせていただきます。  この「社会保険診療報酬の所得計算の特例について」というものですね。これ自体は皆さん方の中でも、ひとっこれをやろうじゃないか、検査してみよう...全文を見る
○佐藤(観)委員 その意思はわかりましたけれども、これは後、内部的にはどういう手続をするのですか。これを調査して、事実上人員を配置をしたりどうしようという具体的な行動に移る決定と申しますか、これはいつなんですか。ある程度の雰囲気なり背景があったことは私もわからぬわけではないのです...全文を見る
○佐藤(観)委員 それでは、改めてお伺いしますけれども、皆さん方の中でもいろいろ討議をして、これだけの相当の人数を動かして仕事をやるわけでありましょうから、それなりのびちっとした目的といいますか、それがあるはずだと思うのですね。それはどういうことですか。
○佐藤(観)委員 皆さん方の説明書といいますか、「昭和五十一年度の決算と検査」という本によりますと、要するに簡単に言えば、ここで検査した結果が次の国政の中で何らかの形で生かされるという前提があってだというふうに理解していいですね。「特に掲記を要すると認めた事項」で、「今までに述べ...全文を見る
○佐藤(観)委員 その後半の話は私はまだ別に聞いているわけではないので、そう予防線を張らなくていいのですが、要するにそうしますと、大体私が要約したことを局長はお認めになったわけですから、そうなりますと、われわれは少なくも次の施策の大きな資料にしなければいかぬ。ひとつここに書いてあ...全文を見る
○佐藤(観)委員 そういう前提に立つならば、当然ここで調査されたものというのは、たとえば簡単に言えば、ここでは個人開業医の方々、いまざっと七万人いらっしゃいますけれども、七万人の方々の全体像をあらわすものでなければ、私たちは、ここに出されたものが正しい資料ということにならないし、...全文を見る
○佐藤(観)委員 そう答弁が——まだそこまで私は聞いてないので、要するに少なくも皆さん方が、会計検査院が調査をなさったものが国会に出されてくる——出されているわけですね。それをもとにしてわれわれは政治をするわけでしょう。この租税特別措置法二十六条を一体どうしようかという問題をする...全文を見る
○佐藤(観)委員 そうするといまの御答弁は、必ずしも約七万人の個人開業医の方々の全体像をあらわしているものではないと、こういう結論ですね。
○佐藤(観)委員 それも不正確ですね。七二%を超えている人は除いて、なおかつ一千万円でしょう、いま五二%というのは。それ自体が非常に問題なんですけれども、いまそういうことを私は聞いているのじゃなくて、要するに、サンプル調査も若干一千万以下の方もやられたと言われたけれども、いまとに...全文を見る
○佐藤(観)委員 そうしますと、後で一千万以上の問題もお伺いしますけれども、これは明らかに全体像じゃないわけですね。
○佐藤(観)委員 そうしますと、またおかしなことになるのですね。いまはっきり全体像じゃないと言われた。一千万円以上の方々の、しかも後でお伺いしますけれども、七二%を超えている方については全然平均の中に入れないで、七二%以下の方だけ平均を出してみて五二%だ、五二%だと言っているわけ...全文を見る
○佐藤(観)委員 そういうことを言うなら、では、所得一千万円以上のお医者さんというのは、七万人のお医者さんのうちの何%いるのですか。
○佐藤(観)委員 それもおかしいのですよ。では、一万八千九百二十四人調査されたというのは、すべての七万人のお医者さんのうちのどういう所得階層を一万八千九百二十四人選ばれたのですか。これは一万八千九百二十四人というのは全部所得階層別になっているのですか。皆さん方が任意に調査された一...全文を見る
○佐藤(観)委員 それは逆に言えば、一万八千九百二十四人というのは、一体七万人のお医者さんのうちのどういう所得区分の人がそこに属しているかというのは何ら調査なさってない。全くアトランダムに一万八千九百二十四人を選ばれて、要するに、いま申しましたように、五十年分の確定申告があったも...全文を見る
○佐藤(観)委員 ですから、私がお伺いしているのは、一千万円以上の方が三七%という数字を出されているけれども、これを一万八千九百二十四人を比例配分して七万人に合わせれば、では、三七%の人が年所得一千万円以上の方とあなた方は見ているわけですか。
○佐藤(観)委員 おかしいな。ましてや皆さん方のところは、その前の「注4」のところに「五十年度版国税庁統計年報書によれば、全申告所得者四百六十二万三千七百二十人のうち所得金額が一千万円以上の者の割合は四%(十八万九千八百六十七人)となっている」ということを言われていますね。これは...全文を見る
○佐藤(観)委員 私は、七万人全部調べろ、九万人全部調べろと言っているのじゃない。一万八千九百二十四人が、全体の中の所得分布が均一になっていればある程度比べられるでしょう、約七千人の一千万以上の方というのは比べられるでしょう。だけれども、皆さん方の出ているところは、一千万円以上の...全文を見る
○佐藤(観)委員 私の言っていることがよくおわかりにならないのかな。ただと言うけれども、だから、一万八千九百二十四人というのは一体どういう所得階層の方々を抽出したのかわからなければ、これを七万人なり九万人なりに延長すること自体が意味がないのじゃないですか。  大臣、私はむずかし...全文を見る
○佐藤(観)委員 それはあくまで申告書を出している人の話で——では、こうしましょう。この問題だけを実はやっているわけにはいかないので、これは全く引っかかりでお伺いしただけで、こういうところにもどうも私はこの調査というのは納得ができないところが多々あるので、こうしましょう。一万八千...全文を見る
○佐藤(観)委員 何で無理なんですか。
○佐藤(観)委員 それでは、四十九年末の——先ほど私は個人開業医七万人と言いましたけれども、皆さん方は約九万人余ですね。皆さん方の調査だと、とにかく一千万円以上の方というのは六千九百五十六人いるわけですな。六千九百五十六人いるわけでしょう、一千万円以上の方々というのが。そうしたら...全文を見る
○佐藤(観)委員 皆さん方の検査報告の九十七ページにお医者さんの数が、四十九年末現在というのが書いてあるでしょう。下から三行目、九万九百三十八人というのが書いてある。そのうち、皆さん方が調べた一千万円以上の方というのは六千九百五十六人だというのだから、それを割ってみたら、一千万円...全文を見る
○佐藤(観)委員 では、要するにそれは申告書が出てない部分があるだろうということですね。
○佐藤(観)委員 もう時間が来ちゃったものですから、また改めてしますけれども、最大の問題を一つだけお伺いをしておきますけれども、九十六ページに、一体どういう人を調査したかということが書いてありますね。それで、皆さん方が調査して、そしてここで挙げた数字というのは、青色申告が三千百七...全文を見る
○佐藤(観)委員 こんな調査ってあるんですかね。七二%以下の方だけ全部集めて平均してみたら五二%でした。そしたら、五二%というのはどういう意味があるのですか。しかも皆さん方の言葉遣いは、「総平均」という言葉を使っているのですね。  青色申告の中でも経費の問題はそう簡単じゃない。...全文を見る
○佐藤(観)委員 確かに全部の平均だとは言っていない。しかし、皆さん方の報告書は半分以上が——行数を数えてごらんなさい。「しかして、」以下は全部そのことじゃないですか。五二%の話じゃないですか。それで新聞が大きな見出しで、「医師優遇税制の“カルテ” 一人(平均)七百万円 全体で千...全文を見る
○佐藤(観)委員 そう書いてあることは私は否定しません。しかし、言ったように、これをずっと読んでみれば、その五二%問題が約半分について記述になっているということは、世間にはこれでは皆さん方の公表の仕方としてきわめて不適切、しかも七二%以上経費がかかる人は全部除いておいて、七二%以...全文を見る
○佐藤(観)委員 確かに大臣言われるように、「しかして、特例の適用を受けている者のうち」云々と書いてあって、「収支の内容を分析すると」云々とあって、「総平均五二%」、こう書いてあるわけですから、どこにも確かに全体像だとは書いてない。これは私も認めましょう。認めますが、この記述のう...全文を見る
○佐藤(観)委員 まだこの前提自体に非常に問題があるのでありますけれども、きょうは、時間が来ましたからこれぐらいにしておきたいと思います。  大変遅くまで皆さん、ありがとうございました。
03月07日第84回国会 衆議院 大蔵委員会 第11号
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○佐藤(観)委員 五参考人には、大変お忙しいところを有益なる御陳述をありがとうございました。  長期的な不況の中で、政府の基本的な方針は、公共事業を中心にして民間設備投資を呼び起こし、そしてもう一度景気を回復軌道に乗せていこうというのが基本的な考え方のようであります。しかし、果...全文を見る
○佐藤(観)委員 それに関連をして小松製作所にお伺いをしたいのでございます。  先ほど全体的なお話があったわけでございますけれども、清水建設さん自体としてはある程度ブルドーザーもお買いになるでしょうし、なにもお買いになるでしょうけれども、それはむしろ実施する中間あるいはもう一つ...全文を見る
○佐藤(観)委員 もう一つ、円高の問題なんですけれども、小松製作所さんにおいても、輸出の割合がほぼ半分、建設機械は大体平均してそのくらいになっているわけですけれども、そうなりますと、円筒の影響というのはそれなりに非常に大きい。ただ、技術でまさるところもあるわけですから、必ずしも単...全文を見る
○佐藤(観)委員 もう一問お伺いしたいのでございます。  これは経済人としてということでも結構でございますが、いまの福田さん以下の自民党内閣の予算の組み方というのは、景気が悪くなるととにかく公共事業を組んで、それをなるべく大型にして呼び水にして、自動車で言えば一生懸命セルモータ...全文を見る
○佐藤(観)委員 もう一問だけ、ちょっと簡単にお伺いしたいのでございますが、これは小松社長の業界が適当かどうかわかりませんけれども、やはり日本は高度成長をもうできないという中には、資源の制約とかいろいろなものがありますけれども、技術革新というものが、昔は外国のものをとってきてとい...全文を見る
○佐藤(観)委員 次に、東電さんにお伺いしたいのでございますけれども、大変詳しい御説明がありましたので、大方よくわかるわけでございますけれども、いずれにしろ、全体的な民間設備投資というのは電力に非常に大きなウエートがあって、たとえば日経の調査でも、四百二社を調べた中でも、実質七・...全文を見る
○佐藤(観)委員 もう一問お伺いいたしますけれども、おたくは円高差益は利益を享受する方で、それで電力料金を抑えよう、こういうことになっておるわけでありますけれども、そういう円高差益が出る一方で、いま言われた繰り上げ発注も含めますと、全部で一兆一千四百五十億円ぐらいになる。そうなり...全文を見る
○佐藤(観)委員 電力の方の設備投資の意欲的なことはよくわかったわけなんですが、じゃ、果たしてそれが関連をする——もちろん東芝さん、これだけやっているわけではないわけでございますけれども、東芝さんの方でもそれを受注される。先ほどお話しの中には、全体的な東芝さんとしての設備投資のこ...全文を見る
○佐藤(観)委員 最後にトヨタさんにお伺いしたいのでございますけれども、先ほどお話がございましたように、確かにいままでは自動車は大変よかったわけでありますけれども、これから果たして国内需要がどうなっていくのだろうか。それから、英国との間にほぼ——まあこれは業界側が完全に受け入れた...全文を見る
○佐藤(観)委員 どうもありがとうございました。  時間が参りましたので、終わらしていただきます。
03月28日第84回国会 衆議院 大蔵委員会 第17号
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○佐藤(観)委員 私が本法案の最後になりますので、非常にこの問頭についても、バックグラウンドも含め、税制本体としても若干問題があるものですから、われわれも実は賛否に非常に困った法案でございます。そこで最後に、大きく言って二点だけお伺いをして、われわれの考え方も整理をさせていただき...全文を見る
○佐藤(観)委員 いまのお答えは、私の質問のむしろ前半だけのお答えのような気がするのです。後半お伺いをした、内国消費税として根っこから、皆さん方の表現を使うと薄くかけ、そうして末端で四品目については個々にかけるというものが制度としていいんだろうか。したがって、恐らくもう一つここで...全文を見る
○佐藤(観)委員 確かに局長の言われるように、これから新しい制度をつくろうと言っているのに、この制度自体がおかしいのではないか、将来の統合の話をするのは、ある意味では早過ぎるかもしれませんが、なぜこういうことを聞くかといいますと、国民の側から見ますと、やはり唐突という感が免れない...全文を見る
○佐藤(観)委員 しつこいようですが、もう一回確認をしておきますが、国民の側からいいますと、いま言ったような財政需要があることもわかるだろうし、エネルギー対策が非常に必要なこともわかるわけです。それはわかるが、だからといって、理屈をつけて課税をしてくればいいか。それは確かに局長の...全文を見る
○佐藤(観)委員 恐らく局長が言われたのは、関税暫定措置法でナフサを軽くしているものと農林漁業用のものだと思うのです。それ以外にあるのですか。
○佐藤(観)委員 いま局長が言われるように、他のたとえば重油あるいは灯油、そういったいま個別消費税がかかっていないもの、もしそれを全部かけるということになりますと、根っこでは薄くかかっている、下ではさらにそれより厚くかかっているということで、これではほとんどの品物が関税を除けば二...全文を見る
○佐藤(観)委員 次の問題は、ここでずいぶん備蓄の問題は討議されたのでありますけれども、私は本来的には、備蓄も軽視するわけではないのですが、本当は新エネルギーの開発にもっと力を注ぐべきではないか。実は、今度の法案は、私が見たときには、そういったところにも回すのかなと思ってよくよく...全文を見る
○佐藤(観)委員 私はその点が非常に重要だと思うのです。ちょっと前に発言をしましたように、とにかく膨大な量の石油備蓄をする、それで国家は安全かというと、なおかつ必ずしも安全じゃない。それよりも、その費用をなるべく多く新エネルギーの開発の方に回して自前のエネルギー財源を持った方が、...全文を見る
○佐藤(観)委員 その第一条の「設置」のところの二項の一号のイですけれども、「石炭鉱業の生産の合理化を図るために行なう事業」、この「生産の合理化」ということにどうして低カロリーガス化の技術というのが加わるのかというのが、私は悪いと言っているのではないのだけれども、「石炭鉱業の生産...全文を見る
○佐藤(観)委員 そこで、いま大臣お聞きをいただいたように、地熱と石炭の液化については、サンシャインの中でもかなり進んでいるわけですね。  地熱については、当委員会が昨年の秋に東北地方に行ったときに、松川の地熱発電所を各委員が見て、これはもう少し早く進められないものかと一同思っ...全文を見る
○佐藤(観)委員 一つけたが違うんじゃないかと思うくらい、われわれも完全に技術的なことはわかるわけじゃありませんけれども、しかも開発自体かなり民間がやっているところもありますから、必ずしもこれが多いか少ないかわかりませんが、いずれにしろ、いつも大蔵委員会で扱ういろんな数字から考え...全文を見る
○佐藤(観)委員 もう一つ主計局にお伺いしますが、われわれも石炭産業を守るために、日本で唯一の大量のエネルギー資源だということで石石特会、御存じのとおりかなり金をかけてとにかく石炭を守ってきたわけですね。私は、ある意味では、今日まで非常にがまんをしたのが、もう二、三年たつとその芽...全文を見る
○佐藤(観)委員 これは液化液化という限り、声の割りにはどう見ても単位が一つ違ってやしないか、もう少し力を入れてやる必要があると私は思うのです。必ずしも金を出せばそれで開発が早く進むというわけではないけれども、しかし、アメリカのアポロ計画のように、あれだけ国家事業としてやれば、と...全文を見る
○佐藤(観)委員 そこで主計局に、これはまだなかなかわからないのかもしれませんが、エネルギー研究開発費という中で新エネルギーの開発に各国とも一体どのくらいの割合で金を割いているのだろうかというような資料というのは、主計局ではつかんでいらっしゃいますか。
○佐藤(観)委員 日本は五十三年度の予算、エネルギー関係の予算、科学技術庁関係も含めて、そのうち一体新エネルギーに対するものというのはどのくらいのパーセンテージになっていますか。
○佐藤(観)委員 いまお聞きのように、エネルギー関係費が五千何百億のうちの新エネルギー開発が八十何億ということでありますから、本当にわずかということになるわけです。私も技術者じゃありませんから、金さえ出せば——公共事業も無理だろう、全部が消化できないだろうといって私は分析している...全文を見る
○佐藤(観)委員 最後に、大臣も言われるように、まさに日本の運命がかかっている問題でありますから、少し民間の研究所も国も、人員が足りなければ少し、これは直ちにこれに適応できる人が出るというわけじゃないけれども、やはり意識的にこの問題についてはより重点を置いていくということが必要だ...全文を見る
04月05日第84回国会 衆議院 大蔵委員会 第21号
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○佐藤(観)委員 きょうは、続いています円高の問題について集中的に少しお伺いをしておきたいと思うのでありますが、森永日銀総裁におかれましては、大変お忙しいところありがとうございます。  総裁にお伺いする前に、きょうの質問のフレームワークに関係する問題でちょっと政府当局にただして...全文を見る
○佐藤(観)委員 二月末までの経常収支の合計は幾らになりますか。
○佐藤(観)委員 そこで、通産省にお伺いをしたいのでありますけれども、円高、円高となっても一向に輸出は減らない。この理由をいろいろと挙げていくと時間がかかりますので、その中身について言いませんけれども、多分大きな部分は日本の産業の二重構造、つまり円高になった分だけ下請にそれだけ合...全文を見る
○佐藤(観)委員 そうしましたら、三月の輸出入の信用状から見たある程度の一定の推測というのはできると思うのですね。通産省の方でそれをはじいたことはございませんか。
○佐藤(観)委員 それでは、経済企画庁にお伺いしますが、経済企画庁としては、まあ五十二年度が終わるのが、いま国際金融局長からお話があったように、大蔵省が国際収支を発表するのは大体毎月十五、六日に発表しているということでありますから、まあ十日ぐらいたてば大体の五十二年度の国際収支の...全文を見る
○佐藤(観)委員 なかなかお役人の方というのは、言葉を選んで慎重に言われますから、ぴたりとした数字を言われるとは別に私も思いませんけれども、いずれにしろ、二月末までに百十七億ドルというのはもう確定をしているわけで、あと三月分がその上にどのくらい上乗せになるかという問題だと思うので...全文を見る
○佐藤(観)委員 それは津野審議官、ロジック的にちょっと私はおかしいと思うのです。  五十二年度の実績見込み、これはつまり七億ドルの赤というのを、秋の、日にち等はちょっと忘れましたが、五十二年度の実績見込みとして百に面したわけですね。百に直したときに来年度、つまり五十三年度は六...全文を見る
○佐藤(観)委員 これもある程度見通しの話でありますから、お互いにどちらが絶対に正しいとは言えませんけれども、しかし、確かに輸出の前倒しというのですか、そういう現象もあることも私も聞いておりますし、調べておるわけであります。しかし、そこがそれだけで果たして済むのかどうなのか。 ...全文を見る
○佐藤(観)委員 どうも答えになっていないように思うのですが、要するに、三月二十五日の経済対策閣僚会議の話は私も知っておりますけれども、量の横ばいだけでは、また日本に入ってくるドル換算によるところのドルがそれだけふえてくるんじゃないですか。したがって、確かに二月の貿易収支の黒とい...全文を見る
○佐藤(観)委員 しつこいようでありますけれども、これは今後の経済運営の非常に重要な問題でありますので、経済企画庁にもあるいは大臣にもお伺いしておきますけれども、三月一日にすでに通産大臣は、いまの調子を見ていますと、やはり黒字六十億ドルというのは困難だということを商工委員会でわが...全文を見る
○佐藤(観)委員 もう少しその点についても討議を深めておきたいのでありますが、ただ、これだけ円高が激しくなってきますと、輸入を拡大いたしましてもその分だけ、つまりドル表示になりますとその激しさゆえに量がふえた分だけふえていかないわけですね。そこが非常に問題があるわけでありますので...全文を見る
○佐藤(観)委員 ちょっと私が聞き漏らしたかもしれませんですが、いま総裁の言われる効果は、後からじわじわじわじわきいてくるという話は、為替レートの問題ですか、それとも経済運営としての金利負担を軽くしたという、そちらの面ですか。
○佐藤(観)委員 原理的に言っても、いま日本とアメリカの金利差がざっと三%ぐらいございますか、それから、円相場の直物と先物とが五%近くも乖離しているという状況の中で、では、さらに金の流れを、あるいは投機筋の金の流れを金利差というものでアメリカの方へ持っていく、戻していくということ...全文を見る
○佐藤(観)委員 ちょっとむずかしい質問になるかと思いますが、総裁の御答弁を受けての質問なんですが、公定歩合を引き下げられた効果は直ちには出てこない、じわじわと出てくるということですが、一応総裁の頭の中では、国内経済に対してもあるいは円高のいまの状況に対しても、大体いつごろになる...全文を見る
○佐藤(観)委員 次に、過剰流動性の問題なんでありますけれども、これは総裁からは言えないと思いますけれども、大体三兆円近い金が外国為替特別会計の方から出ているのではないかと言われているわけですね。それがM2にあらわれてないから平気だというのでありますけれども、四十七年当時問題にな...全文を見る
○佐藤(観)委員 マネーサプライの数字自体は、四十七年当時に比べれば三分の一くらいだと思うのであります。確かにそれはそうでありますが、その要因というのは、いま総裁が言われたような要因のほかに、M2に計上されない外為支払い、つまり外国銀行によるところの自由円預金の増加、これはM2に...全文を見る
○佐藤(観)委員 最後にお伺いしておきますけれども、公定歩合、史上最低にされたわけでありますけれども、どうも総裁の方は、これは為替の面においてもあるいは国内経済の上においても、じわじわと効いてくると言われるのでありますけれども、その後の為替、円高の状況を見てみますと、どうもわれわ...全文を見る
○佐藤(観)委員 私は、日本社会党を代表して、酒税法及び清酒製造業の安定に関する特別措置法の一部を改正する法律案について、酒税の増税に反対の立場から、以下、若干の意見を申し述べたいと思います。  政府の説明によれば、現在の厳しい財政事情のもとで、その健全化を図りつつ、同時に、景...全文を見る
04月18日第84回国会 衆議院 大蔵委員会 第25号
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○佐藤(観)委員 参考人の皆さん方には、大変お忙しいところを当委員会のために御出席をいただきまして、ありがとうございました。  早速でございますけれども、いま前川副総裁からもお話がありましたけれども、これから五年くらい十兆円規模の国債というものをある程度われわれは頭に置いていか...全文を見る
○佐藤(観)委員 確かに債券の場合には、株と若干性格が違うことは私もある程度理解できるのであります。しかし、われわれはどうしても頭で考える。社長の場合には、その世界で生きていらっしゃるわけですから、若干感覚が違うかと思うのですけれども、いずれにしろ、いろいろ条件はあるけれども、一...全文を見る
○佐藤(観)委員 次に、いま金融が非常に緩んでいるものですから、債券に余った資金が非常に集中をして、ある程度値が高くなりましたので、今度は株に集中しているという状況ではないかと思います。それに関連をして私が非常に心配をしているのは、前川副総裁も言われましたし、政府自身も言っておる...全文を見る
○佐藤(観)委員 これは大蔵省が推計した資料ということでありますが、五十一年度の国債の売買実績が七千百六十三億、そのうち事業会社が九百四十三億なんですね。ところが、五十二年になると、これは現先を除いているわけでありますけれども、一般売買で売買高が四兆八千億になっているうちの事業会...全文を見る
○佐藤(観)委員 次のテーマとして、いわゆる国債の銀行窓販の問題について、御両者から見解をお伺いしたいと思うのでありますが、どうも窓販と言うと、何か露店で売っているという感じがして、私は一番最初のときから非常に不正確な印象を与える言葉だと思うのでありますけれども、そこで私は「いわ...全文を見る
○佐藤(観)委員 次に、馬瀬参考人にお伺いしますが、例の国債の銀行窓販というものについての考え方でございますが、ちょっとこういう御質問をしたいのでありますけれども、もちろん窓販と言っている場合には、単なる新規債の販売だけではなくて、当然顧客が持ってきたときには銀行の窓口で引き受け...全文を見る
○佐藤(観)委員 銀行がもし国債を扱った場合に、たとえば拘束預金の問題についても、ずいぶん当大蔵委員会でも歴史的にやっているけれども、なかなか解消されない。そういうものにかわって、じゃその国債を割り当てて融資をしましょうとか、事実上そういうようなことが起こるのではないかというのが...全文を見る
○佐藤(観)委員 最後に、植谷参考人にお伺いしたいのでありますけれども、一番重要なことは、冒頭にも言いましたように、まだまだこれから国債の発行が続くわけでありますから、公社債市場の育成ということが一番重要なことだと思うのであります。そのときに非常に疑問なのは、公社債市場にディーラ...全文を見る
○佐藤(観)委員 どうもありがとうございました。
04月19日第84回国会 衆議院 大蔵委員会 第26号
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○佐藤(観)委員 ただいま議題となりました附帯決議案につきまして、提出者を代表して、提案の趣旨を御説明申し上げます。  わが国財政は、昭和五十年度以降連続四カ年にわたって、特例公債を含む多額の公債金収入に依存することを余儀なくされており、特に昭和五十三年度の予算編成に当たりまし...全文を見る
04月26日第84回国会 衆議院 大蔵委員会 第27号
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○佐藤(観)委員 ただいま議題となりました附帯決議案につきまして、提出者を代表して、提案の趣旨を簡単に御説明申し上げます。  本附帯決議案は、国家公務員及び公共企業体職員関係の共済組合制度については、その給付水準等も逐年改善が行われてまいりましたが、さらに、生活の安定等に資する...全文を見る
05月09日第84回国会 衆議院 大蔵委員会 第28号
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○佐藤(観)委員 ただいま議題となりました附帯決議案につきまして、提出者を代表して、提案の趣旨を御説明申し上げます。  最近における高等学校、大学等への進学資金の家計負担の実情に顧み、今般、国民金融公庫及び沖繩振興開発金融公庫において、新たに進学資金の貸付業務を行うこととなりま...全文を見る
08月22日第84回国会 衆議院 大蔵委員会 第31号
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○佐藤(観)委員 きょうは久しぶりの大蔵委員会でございますので、少しく現状の経済情勢、そして円高に絡むところの問題を含めまして補正予算の編成の問題、それに若干デノミの問題がまた余分な議論をいろいろ呼んでおりますのでそれに触れさせていただき、それから新金融効率化行政なるものが行われ...全文を見る
○佐藤(観)委員 個々にはまた若干お伺いしたいのでありますけれども、大臣、いまお話があったような状況で、全体的にこのまま行けば、とにかく今年度五十三年度の経済目標は達成できるんだというお考えになっているのか、いやもう少し手直しが必要だというふうにお考えになっているのか、細かいこと...全文を見る
○佐藤(観)委員 いまお答えいただいたところがきょうのポイントになるわけでありますけれども、もう少し細かく見て、公共事業の問題でありますけれども、いろいろ出てくる数字が、公共事業の請負額が去年より非常に多い、額として非常に伸びたということが言われるわけでありますけれども、確かに額...全文を見る
○佐藤(観)委員 そうしますと、主計局次長を二回やられた加藤さんのお話でありますから、大体契約率の半分が支出ベースだということならば、支出ベースにおいても公共事業というのは、四半期にとれば大体四分の一くらいずつならして支出されているというふうに見てよろしゅうございますか。
○佐藤(観)委員 それで、先ほど申しましたように、本年度はかなり額も多いですし、いつものように下期息切れということが、果たして従来の去年、おととしのようなそのままを当てはめることも私はいかがかとも思いますけれども、本年度は額が多いだけに、また環境的にも民間の収支状況が三月決算等見...全文を見る
○佐藤(観)委員 公共事業の問題は、大体いま加藤次長からお話があったとおりに一応認識をしておきます。  今度は個人消費の先行きの問題なんでありますけれども、確かにこの半年間というものは堅調で来たわけでありますけれども、先行きこれがこのままの調子で伸びるだろうかということについて...全文を見る
○佐藤(観)委員 しかし、実はこの問題、御存じのように大変大きな問題で、個人消費がGNPの中で約五七、八%、ざっと六割と見て、皆さん方の予想でも、経済見通しでも百十九兆というものを見ているわけですね。百二十兆といたしましても、一%これが下がるだけでも一兆二千億消費が下がる、GNP...全文を見る
○佐藤(観)委員 減税問題は大臣と何時間やっても、これは恐らく平行線になると思いますので、それ以上もうお伺いいたしません。  次に、雇用の問題であります。これは五十三年度予算を審議するときにも私たちはずいぶんお伺いしたのでありますけれども、皆さん方の論理立てとしては、とにかく景...全文を見る
○佐藤(観)委員 大臣が私見ですがと言われた部分のことをわれわれも今度の五十三年度予算の中で、いまのような公共事業中心だけではいかぬのではないか、一番肝心かなめの雇用の問題を解決できないのではないかということで、大臣がいみじくも、恐らく私見とは言いながらも公にされたのは初めてだと...全文を見る
○佐藤(観)委員 もう一つは、補正予算の性格に入る前に材料を整理していかなければいかぬのでありますけれども、これは国金局長でも結構でございますけれども、きょうというよりか、正式にはきのうでありますが、円相場が百九十三円と戻しているわけですね。これは詰める時間が余りありませんけれど...全文を見る
○佐藤(観)委員 そうしますと大臣、いまずっとお伺いをしてきましたように、公共事業は当初予定をしたようにある程度の経済の波及効果をもたらして、それなりの役目は果たしているということですね。個人消費も、物価がある程度安定をしているから、これも後半期も大体思ったとおりの数字に行くであ...全文を見る
○佐藤(観)委員 じゃ具体的にお伺いしますが、九月の二日に経済対策閣僚会議で補正予算のある程度骨格を決めたい、福田総理も中近東へ行かれるわけですので決めたいというお話ですけれども、きょうは八月の二十二日なわけですね。それまでにいま大臣が言われたような、それなりの輸出に関するデータ...全文を見る
○佐藤(観)委員 まあ私は常識的だと思うのでありますが、まさに大臣が言われますように、少なくも補正予算を組むからには、その第一・四半期のQEが出た段階、いま大臣は九月の中旬と言われましたけれども、それがある程度見きわめがつかないと補正予算を組めないんじゃないか。ひいては、九月の二...全文を見る
○佐藤(観)委員 何だかよくわからぬお話でして、その辺のことを踏まえてどういうふうに頭で描いていらっしゃるかということをお伺いしたのでありますけれども、そういうお答えでございますので、ただ補正予算の問題についてお伺いしておきたいのであります。  時間もそうありませんので、若干景...全文を見る
○佐藤(観)委員 その際に、私が景気の回復の話を言ったのではなくて、福田総理が言ったのでありますけれども、これは大蔵大臣が言うとまたいろいろと問題になろうかと思いますが、まあ景気の回復というのは私たちは長期的にはなかなかむずかしいぞと思っているわけですね。少なくも高度成長期のよう...全文を見る
○佐藤(観)委員 これも話をしていても堂々めぐりになってしまいますので、次の問題に移りたいと思います。  金融情勢が非常に厳しい、金融環境が厳しい、銀行の置かれている立場がさま変わりしているということはもう私から言うまでもないことでありますけれども、銀行局で考えているいわゆる新...全文を見る
○佐藤(観)委員 ということは、大蔵省としても新金融効率化行政を進めるためにより合併、転換を促進をさせるような行政介入と申しますか、それはしない。そして、いま局長から御説明あったようなことを踏まえて、本来はこれは当事者間の問題でありますので、たとえば住友と関西相銀の場合には、関西...全文を見る
○佐藤(観)委員 最後になりますけれども、国税庁にちょっとお伺いをしておきますけれども、円高差益を国民に還元するという問題ですね、これは還元の仕方にはいろいろ論議があるところで、同僚委員から後であると思いますけれども、その差益の還元の問題と同時に、還元できるというものは、たとえば...全文を見る
09月22日第85回国会 衆議院 大蔵委員会 第1号
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○佐藤(観)委員 関連。  いま只松委員の質問に非常に重要なことで落ちている問題があるものですから、ちょっと一問だけお伺いさせていただきたいんですけれども、たとえば一千万円に免税点を設けるといたしますと、確かに企業がずっと伸びていくときはまだいいと思うのですよ。一千万円が来年売...全文を見る
○佐藤(観)委員 八百万から一千万になったらどうするのですか。
10月20日第85回国会 衆議院 大蔵委員会 第3号
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○佐藤(観)委員 本会議の時間も迫っておりますので、そう時間がありませんから、簡単にたばこの値上げの問題に関連をしてお伺いをいたしたいと思います。  それに関連をいたしまして、ちょっと導入部としてお伺いをしていきたいのでありますが、大蔵大臣の頭の中に、一体来年度の増税はどういう...全文を見る
○佐藤(観)委員 もう少し立ち入ってお伺いしますけれども、法人税率は税制調査会でも、数%は上げられる状況にあるということを言っているわけです。この法人税率の引き上げについては、税調に諮るわけでありますけれども、大蔵大臣の頭の中でどう考えているか。とりわけ法人税法の枠組みになってお...全文を見る
○佐藤(観)委員 大臣からいまお伺いしたように、私が具体的に挙げた問題については、個々の議論はまたいずれするにしましても、いずれにしろ従来からのシステムどおり税制調査会でやるということを言われているわけですね。これは従来のシステムから言っても当然だと私は思うのであります。そして、...全文を見る
○佐藤(観)委員 そうしますと、いまの段階では、具体的に公社に値上げの指示をし、それに伴うところの諸般の問題について検討するようにという、大蔵省から専売公社に対しての指示があった、こういう段階ではないということですね。
○佐藤(観)委員 そこがいま大臣のお答えと少し食い違うわけですよね。内々のというのはどういう意味なのかな。つまり、全体のフレームがわからずに、増税分は一体幾らになるかもよくわからぬのに、専売公社にだけは、あなた値上げを考えておきなさいと言うのは、これは順序が逆だと私は思うのですよ...全文を見る
○佐藤(観)委員 それじゃついでにお伺いしておきますが、専売監理官のいまのお話に対して、公社の総裁としてはどういうふうにお答えになっておるのですか。
○佐藤(観)委員 そうなんですよ。そこの問題を通り越してたばこの値上げという問題が出てくるのはおかしいのですよ。私は総裁が言われるとおりだと思うのです。  専売公社監理官にお伺いしたいのですけれども、内々に専売公社に値上げの問題について話をしておるというのは、それは一体、五十年...全文を見る
○佐藤(観)委員 そうしますと、確認をしておきますけれども、いまお話があったように、この前の五十年十二月からの値上げに関して、時の衆議院大蔵委員会、四月二十四日でありますけれども、附帯決議として当委員会は第三項目目に、「専売納付金制度、価格問題等専売事業の諸問題について抜本的な検...全文を見る
○佐藤(観)委員 それは皆さん方がたばこの定価の値上げということを考えている限りは、ある程度専売納付金制度のことがはっきりしなければ、国会の方は審議自体を引き受けられないと思うのです。この前の五十年の審議は、そのことに始まってそのことに終わったようなものですから、その意味では、専...全文を見る
○佐藤(観)委員 そうしたら、専売事業審議会の結論というのはいつ出るのですか。
○佐藤(観)委員 抽象論としてわかりましたけれども、それはいつごろですか、十一月いっぱいですか、十二月ですか、一月ですか、いつですか。
○佐藤(観)委員 監理官の言われた、値上げの問題と専売納付金制度のあり方、これが同町に出てくるということは、つまり、専売納付金制度がどういう位置づけになるかということを結論を出した後は値上げの幅の問題とか時期の問題でありますから、そういう意味で、これは私が言っているどちらが先どち...全文を見る
○佐藤(観)委員 その次に、もう一つ質問していきたいのは、たばこ離れということが非常に出てきているわけですね。大蔵大臣は非常にヘビースモーカーですから、大臣のような方はならぬと思うのでありますが、嫌煙権の問題なりいろいろな問題でたばこ離れということが起こってきている。これについて...全文を見る
○佐藤(観)委員 時間も余りありませんので、余り停滞の原因ばかり追及していてもしようがないので、前に進めますけれども、いまいろいろ言われているのは、少なくも百五十円のたばこであるところのセブンスター、マイルドセブン、チェリー、これは二百円にしようではないか、それからハイライト百二...全文を見る
○佐藤(観)委員 最後に、喫煙と健康の問題についてちょっとお伺いをして終わりたいと思うのであります。  いまお話があったようなことでございますので、専売公社としても喫煙と健康問題調査室というのをつくって、たとえば五十三年ですと一億一千五百万円かけて委託研究を出されております。こ...全文を見る
○佐藤(観)委員 私は、ちょっといまの答弁は、時間もないですからこれでもう終わろうと思ったのですが、聞いておる皆さん、いかがでございますかね。前段に言われた、公社がなるべく国民に吸わせるようにいいデータだけ出したのではないか、それは、新聞がどういうふうに抜粋するかによってかなり違...全文を見る
11月09日第85回国会 衆議院 大蔵委員会金融及び証券に関する小委員会 第1号
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○佐藤(観)小委員 植谷参考人には、大変お忙しいところ御出席ありがとうございます。  小委員会でございますので、およろしければ座ってお答えいただいても結構でございます。私もなんだったら座って質問しますので……。  御存じのように、来年度の予算編成の時期もだんだんと迫ってきてお...全文を見る
○佐藤(観)小委員 いまのお話をお聞きしていますと、もう一つ心配になってきますのは、私たち国債発行のときからいつも言っていたのでありますけれども、個人消化の問題ですね、これも、国民の資産の額から言いましても、あるいはいまお話があったように、発行条件が流通利回りを下回っているという...全文を見る
○佐藤(観)小委員 ちょっと来年の話に関連をするわけですけれども、いまの協会長の話をお伺いして、来年を見てみますと、いわゆる国債が値崩れを起こしている、乖離を起こしている構造的な要因、つまり金利の底打ち感、それから流通市場、発行市場に対して発行量が少し多過ぎるというこういった問題...全文を見る
○佐藤(観)小委員 最後に、流通市場も五十三年度末で約百三十三兆ぐらいの売買高になって、非常に大きくなってきているわけですね。これは大蔵省の中でも、局々によって立場が違うのでいろいろの意見があるわけでありますけれども、たとえば理財局長は、その百三十三兆、あるいはいまもっと大きくな...全文を見る
○佐藤(観)小委員 どうもありがとうございました。
○佐藤(観)小委員 公認会計士協会の会長、大変お忙しいところ御出席ありがとうございました。  言うまでもなく不二サッシの粉飾問題、これはその長さからいっても、あるいは粉飾額が四百二十九億という膨大な額からいいましても、残念ながら日本の監査制度の歴史の中で今日までのところ、最大汚...全文を見る
○佐藤(観)小委員 ただ、私が読み上げましたように、東京簡易裁判所の方で略式命令が出て、それ以上控訴をされたという事例がどうも見当たらない。聞くところによりますと、二十万円の罰金を払われたということを新聞記事で見ますと、これは事実上粉飾は知っていてなおかつ佐野前社長に巻き込まれた...全文を見る
○佐藤(観)小委員 そこで、参考にお伺いしていくわけでありますけれども、この事件についてはほぼ知っていたのではないかという結論でありますけれども、たとえば皆さん方の方で、監査基準なり監査実施準則あるいは監査報告準則といろいろ監査のやり方についての手続を決められているわけであります...全文を見る
○佐藤(観)小委員 そうしますと問題は、こういった粉飾決算等に巻き込まれない、皆さん方の職務上の独立性の保持をいかに確立をしていくかということが、この事件を契機に、さらに経済の民主化のためにも非常に必要なことだと私は思うのであります。  それに関連をすることなんでありますが、会...全文を見る
○佐藤(観)小委員 いま会長が言われました中規模というのは、たとえば資本金どのくらいの会社を言われるのですかよくわかりませんが、いずれにしろ、その辺のいわゆる中規模以下なら大体そのくらいの日数でいま足りるということでしょうけれども、それ以上になるとどうも足りていないというふうにも...全文を見る
○佐藤(観)小委員 最後に、今度の不二サッシの問題が、どういうふうにこの二人の会計士の方が巻き込まれたのかよくわかりませんので、どうも断定的なことは言えないわけでございますが、しかし、長年会計士をやっていらっしゃる方でありますから、こういった刑法上の処罰だけではなく、登録抹消等も...全文を見る
○佐藤(観)小委員 大変参考になる御意見、どうもありがとうございました。
○佐藤(観)小委員 いま証券行政が何かと国民の注目を浴びているところでございますが、谷村理事長、大変お忙しいところ御出席ありがとうございました。  早速でございますけれども、日興証券が科研化学の株価について何かつり上げをしたのではないかということが新聞等でいろいろと報道されてい...全文を見る
○佐藤(観)小委員 私がいま挙げましたように要するに法令違反はない、それから、いま読み上げました田辺通達ですね、ましてや自分で買い込む、いわゆる玉を仕込むという、こういうこともなかった、このことは確認されているようですが、局長の言われることは、最終的にはマナーがどうだったのか、お...全文を見る
○佐藤(観)小委員 確かに営業マン一人一人、何千人という人の話でありますから、その辺のところはなかなかむずかしいところがあろうかと思うのです。肝心かなめなのは、こういった証券会社の行動によって株価形成に何か異常なものがあったのかどうなのかということが、一番重要なポイントになるわけ...全文を見る
○佐藤(観)小委員 次に、大同酸素と野村証券あるいは糸山英太郎氏の問題が新聞紙上をにぎわしているわけでありますけれども、これも、最初に大同酸素株を勧めたのがだれだとか、いや野村だ、いやうちじゃない、本人自身だとか、あるいは二五%まで買い進んだら向こうが買いにくると言った言わないと...全文を見る
○佐藤(観)小委員 これは大阪証券取引所が主舞台でございますので、谷村さんにはお伺いいたしません。  次に、ダウが五千九百円をさらに更新をしているという状況でございますけれども、一日の扱いが四億から五億、ときには十億株ぐらい扱っていらっしゃる。三年ぐらい前でしたか、証券取引所を...全文を見る
○佐藤(観)小委員 それはたとえば、信用取引についての委託保証金率を、十月二十六日だと思いますけれども六〇%に上げておられますね。そのほか、信用取引を規制する場合には、掛目率だとか代用担保を現金にするとかいろいろな手段がある。理事長がここで言われるとまた市況にはね返りますから、む...全文を見る
○佐藤(観)小委員 次に、理事長が半年間いろいろと御苦労なさって考えられた、例の買い占め乗っ取り防止のための特別報告銘柄制度の問題なんでありますけれども、この制度に私は、いい悪いとかというよりも若干疑問があるわけです。  これについて少しお伺いしたいのでありますが、この制度のも...全文を見る
○佐藤(観)小委員 実はこの前の大蔵委員会でも高橋委員の方から渡辺証券局長にこの制度の問題で、つまり逆に、スポットライトを当てたときでは一般投資家というのは遅いのではないかという問題の提起があったわけなんですね。本来角田であるべき市場がこういった形になることは、きわめて不幸なこと...全文を見る
○佐藤(観)小委員 もう時間ですからやめますけれども、ちょっと重要なことなので確認だけしておきたいのですけれども、二番目のことで、資本金が小さいという問題について、いまの理事長のお話は、一般論としてお伺いしておいた方がいいのか、それとも証券取引所も上場基準を五億円から十億円と順次...全文を見る
○佐藤(観)小委員 ちょっと関連して。  これは銀行局長マターの問題じゃないかもしれないのですが、いま新聞の報ずるところ、あるいはわれわれが県から聞いたところでは、来年規制されるだろう、恐らくこれは大蔵委員会の問題になると思うのですが、規制されるだろうということで、いま駆け込み...全文を見る
○佐藤(観)小委員 結構です。
12月14日第86回国会 衆議院 大蔵委員会 第2号
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○佐藤(観)委員 金子大蔵大臣からいまごあいさつがありましたように、大変な時期でございますし、従来のような手法では、いまの経済危機を乗り切るのはなかなか大変なときだと思うのであります。そういう意味で、大臣に就任をされて大変御苦労さまと申し上げますとともに、これから一時間ばかり質疑...全文を見る
○佐藤(観)委員 それはいま御説明がありましたように、逆に言えば、もし経常海外余剰がマイナス〇・七になっているのがせめてゼロになりますと、単純に計算をしても最終的には一・五のプラスになるわけですね。そういう意味で、いまお話があったように、もし経常海外余剰のマイナスが足を引っ張らな...全文を見る
○佐藤(観)委員 それと、非常に重要なのは、七−九だけの数字ではなくて、たとえばここにあります五十二年度の四t六からずっと見ましても、公的支出が占めるウエートは非常に高いわけですね。ウエートと申しますか、正確に言いますと増加寄与度、これが非常に高い。たとえば五十二年度の四−六が〇...全文を見る
○佐藤(観)委員 否めないと思うという表現はむずかしいのですけれども、逆に言えば、この公的支出、とりわけ公的な固定資本形成がなければこれだけの成長率は達成できないということも言えるわけですね。
○佐藤(観)委員 そこで大臣、いま経済企画庁とのやりとりでもおわかりと思うのでありますけれども、とにかく今日まで経済を引っ張ってきた大きな要素は公共事業であることは私は間違いないと思うのであります。ただ問題なのは、それじゃいつまでもこんなことを続けられるかということだと思うのです...全文を見る
○佐藤(観)委員 私は、外へ出て経済の話をするときに、日本の経済というのは、いま輸血をしているから幾らか顔色がもっている状況じゃないかとよく説明するのです。いま大臣のお話でも、確かに表面的には——表面的にはという言い方はおかしいのですけれども、かなり財政の制約から公共事業自体でき...全文を見る
○佐藤(観)委員 そうしたら、大臣の方でも数字を言われましたのでもう少し具体的にお伺いしますが、いま大臣のお言葉の中にも、税収は大体ことしぐらいではないか、ことし十三カ月分事実上使っているわけですが、二十一兆五千億ぐらい、来年も大体これぐらいではないか。数字の面ですから後で高橋主...全文を見る
○佐藤(観)委員 せっかく数字の話まで少し入ってきましたので、主計局にちょっとお伺いしておきますが、私が申し上げた、税外収入はどう大きく見積もっても二兆、それから国債の消化の面から言って約十四兆、数字だけ言うなら幾らでも出せますが、消化の面から言ったらそんなところが限度じゃないか...全文を見る
○佐藤(観)委員 何が出てくるのかと思って聞いていれば、答えになったようなならないような感じなんですが、作業中ということでありますからその辺はある程度わからないわけでもないわけでありますけれども、私が当初問題にしたいのは、予算規模だけ大きくする、それは、税収なり税外収入がある程度...全文を見る
○佐藤(観)委員 それから、もう一つ大臣の言われた景気刺激型か財政再建型かという、これはオール・オア・ナッシングじゃありませんから、そういう質問自体が正確を欠くかと思いますけれども、いま申しましたように、私も公共事業自体を否定しているわけではないし、それが持つ効果というものも否定...全文を見る
○佐藤(観)委員 それに関連するのですけれども、公債依存度の歯どめの問題ですね。これは去年から、経常部門と投資部門とに分けておのおのパーセンテージを出してきているというふうに変わっているわけであります。ことしは全体で言えば四〇%を超えるのではないかという大変なことも言われているわ...全文を見る
○佐藤(観)委員 その辺のところはある程度お互いにわかったつもりで大臣にお伺いしているのですが、去年から経常部門、投資部門ということで変えられてわれわれに説明があるわけでありますけれども、ことしの場合には具体的に理論的にはこれはないということは私もわかるわけです。わかるのですが、...全文を見る
○佐藤(観)委員 時間も大分ありませんので、少し先に進ましていただきます。  そこで、財政再建の第一歩にしたいということでありますが、一般消費税の問題が大変大きな問題になっているわけであります。大臣のきょう読み上げられたものの中には、恐らく大蔵当局が書いたのだと思うので、かなり...全文を見る
○佐藤(観)委員 これは大臣だけの判断ではなく、自民党の税調あるいは政府の税調も関連してきますのでなかなかむずかしいとは思うのでありますけれども、大臣が言われた、消費税というのはなじみがないということで、その前に不公平税制の是正ということ、まさに私はそのとおりだと思うし、それをし...全文を見る
○佐藤(観)委員 ですからしたがって、少なくも大臣のお考えとしては、通る通らないは別といたしまして、通常国会に出すお気持ちがあられるのか、あるいは法案だけはつくってなおかつ国民へのPRなりあるいは批判を受けられるのか、その点のお気持ちはいかがでございますか。
○佐藤(観)委員 次に、不公平税制と言っているときに、せめて五十二年の税調答申、この中に盛られていることぐらいは少なくも手をつけないと、私は不公平税制の是正ということにならぬと思うのであります。とりわけ、これは前大蔵大臣のときにも質問したのでありますけれども、法人税の問題ですね。...全文を見る
○佐藤(観)委員 ですから、それは事務当局はそうでしょうけれども、少なくも政治である限りは、不公平な税制を是正しないことには一般消費税という話にならぬということも大臣言われているわけでありますから、その意味では、少なくも税調の答申の中に出てくることぐらい全部済まさぬことには、これ...全文を見る
○佐藤(観)委員 そういうことになりますと、その結論が出ないことには、委員会で審議をしてもちっとも意味がないことになるのですが、もう一つお伺いをしておきたいのは医師税制の問題です。  これは大蔵大臣も長いことこの問題におつき合いがあるからおわかりだと思いますけれども、くどくど何...全文を見る
○佐藤(観)委員 それは社会保険診療報酬の適正化、このこととは全く無関係に税の方は税の方として、まあいろいろなやり方があると思いますが、一応たたき台になっているのは税調案がなっているわけでありますけれども、そこに依拠するかどうかは別といたしまして、いまの大臣の御発言は、社会保険診...全文を見る
○佐藤(観)委員 時間もありませんので、もう二問ばかりお伺いしておきたいのであります。  これも税調でというお話になっちゃうかと思いますが、大臣も非常に税に詳しいので、私は常々、一般消費税だめだという限りは他の財源を探さなければいかぬということでいろいろ税の勉強をしてみますと、...全文を見る
○佐藤(観)委員 これは時間がありませんからそれ以上申しませんけれども、二分の一まで圧縮してきたわけでありますから、その意味で私は、従業員数別にある程度ランクを設けても一向に構わないと思うのであります。これはまたの論議にいたします。  最後に、大平総裁がいわゆる田園都市構想とい...全文を見る
○佐藤(観)委員 いいです。これで結構です。