佐藤観樹

さとうかんじゅ



当選回数回

佐藤観樹の1979年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月02日第87回国会 衆議院 大蔵委員会 第2号
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○佐藤(観)委員 ちょっと大臣に端的に一問だけお伺いしておきます。  いま山田委員の方から一般消費税の重大性については問い合わせがあったわけでありますけれども、今国会、五月の二十日までですけれども、名前はどういうふうになるのだか知りませんが、一般消費税を出す御意向はおありなんで...全文を見る
03月01日第87回国会 衆議院 本会議 第11号
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○佐藤観樹君 昭和二十四年に日本専売公社が大蔵省の専売局から独立いたしまして、ことしはちょうど三十年目に当たるわけでございます。この意義ある年に、ただいま説明がありましたような日本専売公社法等の一部を改正する法律案によりまして、専売公社発足以来初めての大幅な制度改正がなされるわけ...全文を見る
03月02日第87回国会 衆議院 大蔵委員会 第8号
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○佐藤(観)委員 租税特別措置法につきまして各委員から質問があったわけでありますけれども、時間の都合もありますので、私は執行上の不公平の問題についてまず初めにお伺いをしたいと思うのであります。  われわれがちまたといいますか選挙区と申しますか、そこにおりますと、やはり所得を完全...全文を見る
○佐藤(観)委員 そこでちょっとお伺いしますけれども、一体現在総法人数がどのくらいあって、実際に、いまでいきますと五十三年度はまだ終わっておりませんから五十二年でしょうか、データとしては五十二年に一体どのくらい調査した法人があるのか、実調率の推移について若干お伺いをしたいと思いま...全文を見る
○佐藤(観)委員 いまお話がありました五十二事務年度で七・九という実調割合ですと、それは大法人も中、小もありますからこれは一概に言えませんけれども、全くならして考えますと実調率が七・九ということは、逆算をしますと、約十三年に一回しか税務調査は入らないということですから、これは余り...全文を見る
○佐藤(観)委員 それでは、だれでも考えることですが、庁の内部でもう少し機械化できないのだろうか、あるいはアルバイトを導入をして、大変ベテランの税務署の職員の方がやらなくてもアルバイトに依存できるところはないのだろうかとか、あるいは職員の配置がえをしまして、管理・徴収、間税部門の...全文を見る
○佐藤(観)委員 きょうは行管も見えておりますので、行管のいらっしゃるところで、この問題は私は行政改革とは違う次元で物を考えていかないと大変なことになるのではないか。それはおいおい御質問申し上げますが、そこで、税務署の職員が一人ふえたから直ちにそれだけコストがかかるというものでは...全文を見る
○佐藤(観)委員 これは数字の問題ですからいいのですが、おたくからいただいた「日本における税務行政 昭和五十三年」というのを見ると、「法人税の課税額の推移」というところで、法人税については税務署所管分と国税局所管分で増差税額が合計千百七十六億円という数字が挙がっているのですが、長...全文を見る
○佐藤(観)委員 数字のことですから後で調べればいいのですが、査察の額も、まあこういうものは一人当たりで出すことが必ずしもいいのかどうかわかりませんが、要するに私の言いたいのは、ベテランの調査員がやれば一人の人に出す給料よりもはるかに国の方には税収が上がってくるということを申した...全文を見る
○佐藤(観)委員 そうしますと国税庁の職員の方は、若くして早くやめられる方もいらっしゃいますけれども、大体が五十六歳ぐらいである、五十五、六歳でやめられる方が六割ぐらいになっているわけですね。そうしますと、この表を五歳右にずらしてみますと、たとえば五年たった後には、いまのベテラン...全文を見る
○佐藤(観)委員 さらにもう五年たちますと、つまりいまから十年後になりますと、四十六歳以上の方がやめていかれるわけでありますから、一万百五十五人の方はやめられる。つまり、もう十年たちますと何と現在の職員の方の四〇・三%、四割が、しかも一番ベテランの方がやめていかれる、こういう事態...全文を見る
○佐藤(観)委員 私の聞くところ、本当に一人前というのは、どういうのを本当に一人前というのかが違うからそれは必ずしも数字で出るものじゃないでしょうけれども、まあ七年から十年たたないと本当に一人を外に出して調査に行っていらっしゃいというわけにはなかなかいかぬというのが、職場の実態か...全文を見る
○佐藤(観)委員 五十三年度は幾人。
○佐藤(観)委員 そうすると、いま長官が挙げられた四十八年度からの五年間だけ見ましても、合計しますと純増としては千五百四人、大体全国に税務署五百ありますから、三人ふえたかふえないかというぐらいのところになるわけですね。しかもこの方々が、四十八年に入られた方は五年たっておりますから...全文を見る
○佐藤(観)委員 そこで、残念ながら大臣は前にいらっしゃらなかったのですが、各役所とも戦後の混乱期にある程度人を多く入れたということですから、同じように一つの年齢構成から山があることも私は知っております。それからいま申しましたように、長官からも前にお話があったのでありますが、確か...全文を見る
○佐藤(観)委員 その特別の措置というのは、なるべく削減率を減らしたりいま管理官から言われたようなことも含めて、それは確かに絶対数がふえておるというところは、文部省関係と厚生省関係と国税庁ということになるわけでありますけれども、その意味で大変御理解をいただいておることはありがたい...全文を見る
○佐藤(観)委員 管理官、いろいろ御配慮願っていることはいいと思うのですが、そんなむずかしい話じゃなくて、とにかくがくっと五年間で一万人いらっしゃらなくなってしまう、この質的低下は大変なものだと私は思うのです。しかも、いまのようなペースで追いつかぬことはどなたもおわかりになると思...全文を見る
○佐藤(観)委員 それでは、次の医師税制の問題に移りたいと思います。  まず、私がちょうちょうと申すまでもなく、社会保険診療報酬課税の特例に関する租税特別措置法二十六条というのは、昭和二十九年に議員立法でできたわけですね。そのときの経緯というのは、社会保険診療報酬の適正化ができ...全文を見る
○佐藤(観)委員 そうしますと消費者物価指数、これを昭和二十六年を一〇〇にして総理府統計局の戦前基準によるもので調査室の方にはじいてもらったのでありますけれども、昭和二十六年を一〇〇にいたしますと——いまの数学が何年でしたか。
○佐藤(観)委員 済みません、ちょっとメモが出てなかったものですから……。  五十三年といたしますと、いま申しました消費者物価指数というのが、昭和二十六年を一〇〇にして四七九・一という数字が出ているのですね。そうしますと、単なる点数もさることながら、点数表に薬価基準を加味した、...全文を見る
○佐藤(観)委員 何か長く聞いているとよくわからなくなってくるのです。それが名答弁ということになるかもしれないけれども、要するに社会保険診療報酬そのものは、厚生省が挙げられた数字のことは否定をされていないわけですから、物価上昇率以下であるということはどうもお認めになったようであり...全文を見る
○佐藤(観)委員 これだけ論議をしても、ほかのデータもあわせていろいろやらなければいかぬので、時間がありませんから一応それはそれでおいて、次に、これは各委員からも御質問がありましたけれども、いわゆる今度の五段階控除逓減方式なる案ですね、これは一体どういう経費率をもとにしてこの経費...全文を見る
○佐藤(観)委員 これは去年も当委員会で私は会計検査院に質問したのでありますけれども、時間がありませんから端的に二点だけお伺いしますが、会計検査院のこの報告というのは、平均五二%と出された数字というのは、要するに特例の適用を受けているもの、つまり経費率が七二%以下として適用を受け...全文を見る
○佐藤(観)委員 会計検査院、どうですか。
○佐藤(観)委員 私はそこが納得できないのですね。忙しいお医者さんがその経費を全部書き上げる、これは落としたやつだけでも結構なるのですね。私みたいに大した収入がないけれども、たまに原稿料を書いたりなんかするやつでも、落とすと結構な数字になる。したがって、それ以上書き上げても税法上...全文を見る
○佐藤(観)委員 時間もありませんから、たとえば産婦人科というのはかなり自由診療が多いわけですね。そうすると、これは大体経費率三〇%ぐらいしか税務署は認めてくれませんよ。それから外科というのも自由診療が多いところですね、これが三五%、それから労災が四七%、歯科が三五%ぐらいしか認...全文を見る
○佐藤(観)委員 それと、恐らく皆さん方は、自由診療と社会保険診療の比率というのは税務署に出してくださいという明細書の裏に、たとえば社会保険診療報酬の方では診療実日数、自由診療等の報酬には診療実日数というのが書いてありますね。だけれども、お医者さんが自由診療か社会保険診療か実日数...全文を見る
○佐藤(観)委員 ちょっと理解できないのは、たとえば私も二千万の収入の方、二千七百万の収入の方、三千五百万、四千五百万、七千万、一億の収入の方のこの五段階控除逓減方式で所得が幾らになって経費を幾らに見るか全部はじいてみた。これを見る限り経費率は、収入が多くなればなるほど一定して下...全文を見る
○佐藤(観)委員 いや私の言いたいのは、極大になれば五二、それは数学的にいいんですよ。七二が残っているのもいいんですよ。そうではなくて、あなた方の考え方は、収入がふえれば経費は下がるのだという前提で、ほぼ一直線の棒で—実際にいま申し上げましたような段階ではじいてみると、経費率とい...全文を見る
○佐藤(観)委員 私は下が甘くなっているのはおかしいと言っているんではないのですよ。要するに皆さん方の方は、収入が上がればそのまま経費はだんだん下がってきますと言う。違いますか。
○佐藤(観)委員 わかりますよ。いま主税局長が言うように特例的な部分、この言葉遣いが正しいかどうか別としても、だんだん収入がふえればふえるに従ってその部分が少なくなっていく、それはわかるのですよ。だけれども、実際に先ほど数字を挙げたように、二千七百万の人の経費率、この五段階控除逓...全文を見る
○佐藤(観)委員 一体そういう一億円を超えるような、あるいは七千万を超えるような収入の医者というのはどういう形態かということが、先ほど挙げました保団連のアンケートの中にも出ているわけですね。たとえば一日平均の外来患者数、これが四千万から五千万の方が八十二・三人、五千万から七千万が...全文を見る
○佐藤(観)委員 ですから、その辺が経費率の傾向をどう見るかという問題が少し違いますから、私は先ほど言ったように、青色申告へ行け、青色申告へ行けという今度のやり方だなという気がするのです。  大分時間が迫ってまいりましたので、ちょっと角度を変えて少しお伺いしたいのは、皆さん方の...全文を見る
○佐藤(観)委員 そこで、若干お伺いしていきたいのは、その二兆八千七百八十億円の社会保険診療報酬の中には、国公立の病院とか私的な大病院、あるいは社会福祉法人とか医療法人とか農協とか、こういったような病院に払われる社会保険診療報酬の額というのも入っているんですね。
○佐藤(観)委員 わかりました。  次に、この五段階の方式の課税になりますと、お医者さんの傾向として、こういう税制になれば、なるべく経費を減らすかあるいはなるべく収入を少なくする。たとえばことしは大変収入が上がったから十二月はなるべく休みにしようとか、収入を減らすという傾向が出...全文を見る
○佐藤(観)委員 この問題を論じても非常に時間がかかるわけでございます。私はこういった五段階のやり方というのでは、いま申したようなことにはならぬで、とにかくなるべく経費を減らす、収入を少なくする、こういう縮小再生産の医療にならざるを得ぬだろうという見方をしているわけであります。 ...全文を見る
○佐藤(観)委員 結局青色申告の場合も、たとえば専従者給与が払われるとか貸倒引当金とか価格変動準備金とか、そういったものがありますから、その点ではメリットでありますけれども、これも家計と事業所得というものがまだまだ未分離なわけですね。それからみなし法人も、全国的にもまだ数%しか普...全文を見る
○佐藤(観)委員 最後に、厚生省の方にも医療審議会等がありますから、個人開業医の経営形態としてのあるべき姿をひとつ早急に追求してもらって、いま課長さん言われましたように、個人の大病院からもう少し小規模な開業医まで一緒でいいのかどうなのかというのは非常に問題があろうと思います。当委...全文を見る
○佐藤(観)委員 終わります。
03月06日第87回国会 衆議院 大蔵委員会 第9号
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○佐藤(観)委員 私は医師税制の問題について、とりわけきょう、きのうの政治的な動きに絡んで、大平内閣の姿勢の問題についてお伺いをしておきたいわけであります。  きょうの夕刊を見ますとどの新聞も、自民党の方は医師税制の是正について、三年以内をめどとして見直すことを検討する、衆議院...全文を見る
○佐藤(観)委員 巧みに回答はなかなかずらされているのでね、総理のは。新聞は、自民党の方がいま申しました二点について、三年内で検討する、大蔵委員会で決議をするということを回答した、あるいは提案をした、こういう響き方になっているので、新自由クラブが三年内に検討しろと言ったのは事実で...全文を見る
○佐藤(観)委員 終わります。
03月13日第87回国会 衆議院 大蔵委員会 第11号
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○佐藤(観)委員 国家公務員等の旅費に関する法律について若干御質問をいたします。  この提案理由の説明によりますと、要するに簡単に言えば、グリーン料金を支給する対象者を縮小する、行政職俸給表の一等級以下は支給をしないという、まあ大変縮小するわけですね。そこで私が若干疑問に思うの...全文を見る
○佐藤(観)委員 私がお伺いをしたいのは、それはいままでは財政が許していたから、行政職俸給表の一等級以下の方も許していた、今後も財政さえ許せば、いま申し上げました方々についてもグリーン車に乗っても構わないのだ、こういうことなのですか、それとも、いや実はいままでは少しグリーン車に乗...全文を見る
○佐藤(観)委員 そうしますと次長、確認をしておきますが、いまの御説明ですと、従来あった七等級までの方は本来ならば、変な言い方かもしれませんが、グリーン車に乗る権利は持っている、しかし財政事情がこういう状況だから、したがってその事情がよくならない限りは、権利はあるけれどもそれは具...全文を見る
○佐藤(観)委員 そうしますと、実費弁償の部分の引き上げがあるから、そのときについでに出そう、どうもこういう国会対策的なにおいがするんで、それならそれで、わが大蔵委員会は大変理解があるところですから、そういういいことならば昨年やってもいいし、一昨年やっても十分よかったわけですから...全文を見る
○佐藤(観)委員 私も、お断りしておきますけれども、せっかく各省庁の次官だとか局長だとか審議官だとかやられる方は、それなりに優秀な方でありますから、そのまま五十五歳で退官されたら家にのんびりしていなさいというのは、私はまさに国家的損失だと思うのです。ですから冒頭言われたことについ...全文を見る
○佐藤(観)委員 そのときに、角野さんにちょっとお伺いをしたいのでありますけれども、恐らくその民間の企業も、いわゆる一般の職員というのですか社員というのですか、つまり役員でないときの給与及び退職金と役員になってからの退職金というのは、大抵の会社は分けてあると思うのです。会社を本当...全文を見る
○佐藤(観)委員 そこで、私は個々の企業名を入れたものを聞こうとは思いませんが、これは大蔵省の禿河次長でもいいのですが、これは業種によってもいろいろ違いましょうし、また、いま問題になっている特殊法人等をどういう業種と比べるかというのもなかなかむずかしいとは思うのですけれども、一体...全文を見る
○佐藤(観)委員 もう一つ確認しておきますが、そのときに、慰労金を月給で割っているわけでありますから、ボーナスは関係ないわけですね。
○佐藤(観)委員 それでは禿河さん、そういうデータをもとにして昨年の四月一日から、支給率を一カ月の月給の——一カ月の月給のじゃない、正式に言えば、退職時の給与月額ですから、恐らく一番高いときということになると思うのですが、その〇・三六といたしましたね。その前は四十五年の二月一日か...全文を見る
○佐藤(観)委員 そのときに、こういう配慮は入らないのですか。たとえば民間の役員の方というのは恐らく、日本のように原則的に終身雇用制でありますから、その社に入って二十年、三十年ずっとお勤めになってその会社の役員になられる。ところがたとえば、別にその個人を私は非難するわけじゃありま...全文を見る
○佐藤(観)委員 週刊文春にやはりこの問題が取り上げられているわけでありますけれども、個人名を挙げるのはなんでありますから個人名は挙げませんけれども、その記事の中に、「特殊法人というのは、本来、国がやってもおかしくないような仕事を代ってやってるんですよ。転々と公団を歩くといいます...全文を見る
○佐藤(観)委員 そうしますと、一年につき二十万円ということでありますから、いま問題になっているようにあちらを二年一カ月やり、こちらを三年やり、こちらをまた二年やるというような方でも、それは基礎控除の扱い方としては他の人と同じだということになりますね。
○佐藤(観)委員 基礎控除がそういうことですと、何回か基礎控除を使った方が、最終的にもらったところからその分引けますから、税法上は高い上積税率が使われないという面では若干得するということになるわけですね、大した額にはならぬと思いますが。そのことを確認して禿河さん、片方では、冒頭お...全文を見る
○佐藤(観)委員 禿河さんがいまの御答弁で冒頭に言われた、それなりの責任を持っているというのでありますけれども、逆にその公社、公団、事業団等で働いていらっしゃる方に言わせますと、これはここの本質的な論議ではありませんけれども、そういう職員の方に言わせますと、これは政労協のつくった...全文を見る
○佐藤(観)委員 定員計画削減の問題はこの前、おたくの方の仕事というのは特殊なんですから、人数をふやせばその分だけ税収が上がってくる仕事ですからこれは別に考えろという話なんで、大体次長がそんな百人ぐらいでもありがたいと思っているなんて言うから事が前へ進まないのであって、私がお伺い...全文を見る
○佐藤(観)委員 なかなか数字で、やれ一〇がいいの一五がいいのという性格のものではありませんから、また、法人と言ったって非常に組織内が複雑ですし、経済活動もいろいろ多岐にわたっているわけですから、単なる数字がいいと思いませんけれども、しかしいずれにしろ、やはりここに出た実調率七・...全文を見る
○佐藤(観)委員 最後に、次官にいまの問題について、これは国税庁だけの問題ではなくて、国税庁が上げる税収というのは何も大蔵省だけが使うわけではありませんから、その意味では、徴税当局のがんばりというのは非常に重要なことなわけでありますから、この前お約束いただいたように、概算要求まで...全文を見る
○佐藤(観)委員 きょうはこれで終わります。
03月20日第87回国会 衆議院 大蔵委員会 第14号
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○佐藤(観)委員 この委員会が通り、参議院も通りますと、八兆五百五十億円という大変膨大な国債がちまたにあふれるわけでありますけれども、その割りにはこの委員会というのはどうも余り熱気がなくて、大変けしからぬことだと思うのであります。このままでいきますと、どうもこの財特法も否決をされ...全文を見る
○佐藤(観)委員 後の方で大変意味深なことを言われたのですが、それを深く追及いたしますと何かと市況にも影響してくることなので、そのことは深くは追及いたしませんが、いま六・六国債というのは、ちょっと正確に私も数字を見ていないところがあるのでありますけれども、買い上げの対象になる額と...全文を見る
○佐藤(観)委員 この第八回の分だけとりましても、ざっと私の調べたのでも約二兆ですね。これも時期は一年過ぎておりますから、市場に出てくる可能性というのは、予備軍のように待っているわけですね。そうなりますと、二兆に対して三千億という数字はどうだろうか、この点はいかがでございますか。
○佐藤(観)委員 もう一つ、いま非常にむずかしい市況になっているわけでありますけれども、昨年八月にやはり買いオペをやったわけでありますけれども、このときは御存じのように、むしろこれが値崩れを助長してしまった結果になっているわけですね。さっきも値段の話を申し上げましたけれども、昨年...全文を見る
○佐藤(観)委員 次に、いま市況の話があったわけでありますけれども、どうも日本の国債発行というのは、実勢価格、実勢金利を反映していないのではないかというのが、他の委員からもいろいろありましたし、後でも若干触れますけれども、実勢金利、実勢価格というのが非常に問題になるわけですね。と...全文を見る
○佐藤(観)委員 次の質問に移る前に、大口、小口というのは一千万円で切るのですか、どこで切るのですか。
○佐藤(観)委員 そうしますと、たとえば店頭の気配価格、これは大手証券会社十二社のあらかじめ決めた銘柄を店頭気配として発表しているというやり方をとっておりますね。そうしますと、業者間価格の日本相互証券でやっている方の価格というのはなくなり――完全になくなるかどうかはわかりませんが...全文を見る
○佐藤(観)委員 もう一点この点についてお伺いしたいのは、いま株式売買の総額が転換社債も含めましてざっと四十五兆、それから債券の店頭、市場における売買高が約百九十兆円というふうに聞いているのですけれども、こう比べてみますと、取引所の機能というのは株の売買、商いだけではなくて、債券...全文を見る
○佐藤(観)委員 三番目にCD発行の問題と現先市場への影響を中心にしながら若干お伺いしたいのでありますが、譲渡可能定期預金証書のCDにつきましては、余り当委員会でも実は論議をしていないのであります。というのは、余りそういうのを論議をする時間がなかったからであります。現先市場に対す...全文を見る
○佐藤(観)委員 そこで、短期金融市場の問題に入る前に少しお伺いしておきたいのでありますけれども、いま御説明があった中で、発行者が金融機関になっているわけでありますけれども、広義の自己資本の二五%まで認めるということのようでありますけれども、これは一挙に二五%ということではないと...全文を見る
○佐藤(観)委員 新聞その他で伝えられているのは二五%ということで、何か四半期ごとに数字を出すということのように報道されておるものですから、私も若干心配をいたしますのは、後の問題と関連をいたしまして、急激に二五%までということになると、これはいろいろな影響が出てくるだろうというこ...全文を見る
○佐藤(観)委員 当面はその流通を取り扱う機関については、金融機関と短資会社あるいは銀行の関連会社等ぐらいに限っておいて、その市場の育成度合いを見ながらということのようでありますけれども、もう一つお伺いをしておきたいのは、金利の自由化の問題、弾力化の問題です。これは最初発行すると...全文を見る
○佐藤(観)委員 もうちょっと中に入りますけれども、いま現先の三カ月ものが大体利率が五%弱ぐらい、手形レートが四・五%ぐらい、三カ月の定期が二・五%になっているわけですね。そうすると、このCDを発行した場合に流通する率、あるいは最初発行するときに買い取るというのですか、その率とい...全文を見る
○佐藤(観)委員 それともう一つ、これは金融界に与える影響の問題なんでありますが、片面では、金融制度調査会で今後のあるべき金融制度といいますか、それを討議なさっているわけでありますが、このCDの発行によって、やはり力の強い都銀、とりわけ事業法人に大変関係の深い都銀が一番資金吸収力...全文を見る
○佐藤(観)委員 実は、専門の銀行局長でありますが、若干疑問が残らぬわけではないので、日本の金融機関の場合には、やはり預金量というものが大きなウエートを持っているわけでありますから、その意味では、確かに出し手としてのメリットもあるでしょう。あると思いますけれども、やはりそれだって...全文を見る
○佐藤(観)委員 そこが一番問題だと思うのでありますけれども、いまの現先市場というのはいわば自然発生的に、一つは証券会社のディーラーファイナンスとして出てきたものもありましょうし、あるいは日本の場合には国債あるいは債券が非常に長いというので、とてもそんなものは長くて持てないから現...全文を見る
○佐藤(観)委員 もう一点お伺いしていきたいのは、いま理財局長がまさに言われた問題で、証券会社のディーラーファイナンスをどういうふうにしていくか、これは証券局の担当だと思うのでありますが、この点についてはCDの発行と関係をして証券局長としては、たとえば証券金融を枠をもう少しふやす...全文を見る
○佐藤(観)委員 次に、大量国債発行になってからすでに四年たつわけでありますけれども、これからの国債発行のあり方というのを、すでにこれだけ残高がふえた時点でもう一度振り返ってみなければいかぬのじゃないだろうか。ちょうど日銀も「調査月報」の中で、「欧米主要国の財政赤字と資金調達につ...全文を見る
○佐藤(観)委員 前半の御答弁は是といたしまして、後半の債務証書の問題でありますけれども、これが昨年、どこから出たのかわかりませんが、少しうわさをされたころに、新聞で見る限りでありますが、本人に確かめたわけではないですが、直ちに全銀協が債務証書方式は反対であるという声を出したよう...全文を見る
○佐藤(観)委員 一番問題になるのは、やはり金利でしょうね。それで、私も皆さん方の御意見をお伺いしたいのでありますが、いずれにしろ、財政収支試算だって五年しか見れないのに、十年先まで金利を決めろということ自体が無理ではないかと私は思うのです。ですからいまなんか特に、底打ち感が強い...全文を見る
○佐藤(観)委員 理財局長もことしの七月になれば恐らくかわられるでしょうから、そうかたくなにならずに、どうも大蔵省というのは対応が遅いですから、いろいろ真剣に検討してもらいたいと思うのであります。  それと、若干お伺いしておきたいのは、日本には大変残存期間の長いものが非常に多い...全文を見る
○佐藤(観)委員 あと二点だけお伺いをして終わりますが、一つは、各委員からもお話がございましたけれども、いずれにしろ、このように国民総生産の伸び率よりも予算規模の伸び率をこれほど大きくしていくということは、私は無理だと思うのであります。これは吉野生計局次長が他の委員への御説明の中...全文を見る
○佐藤(観)委員 私も財政の役割りを、否定するわけではないのでありますけれども、余りにも財政に依存し過ぎるそのことについては、何らかの枠をはめつつ考えていかなければならぬではないだろうかというふうに言ったつもりでありますが、その点についてはいろいろと議論があるところでありますので...全文を見る
04月27日第87回国会 衆議院 大蔵委員会 第19号
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○佐藤(観)委員 いよいよ専売公社発足以来三十年にしての大改革の法案がまさに審議を終わろうとしているわけですけれども、私も前の委員が質問したことと若干ダブルことがあろうと思いますが、重要な改革でございますので、数点についてお伺いをしておきたいと思うわけであります。  今度の定価...全文を見る
○佐藤(観)委員 私は余り形式にこだわる性格のものではなくて、いろいろな意味で一般消費税の導入の是非は論じなければいかぬと思うのであります。その意味で、閣議決定あるいは税制改正要綱と違うではないかという問題よりも、やはり統一地方選挙の中でいろいろな形で一般消費税の導入の問題という...全文を見る
○佐藤(観)委員 恐らくこの八千人という数字は、イギリスが一般消費税を導入したときに八千人増員をしたということの数字から出ているんじゃないかと私は思うのであります。  それと主税局長、このあたりで主税局長の一般消費税導入のPRをさせるようで私も余りよしとはしないのでありますけれ...全文を見る
○佐藤(観)委員 たとえば八千人税務職員を入れたとしても、私も平均をとってみたことないけれども、年収五百万までは恐らくないんじゃないかと思うんですね。五百万にしてみたって八千人ですから四百億ですものね。これはもしそういうことなら、その計算だけ言えば、三兆円得るには私はとても安い人...全文を見る
○佐藤(観)委員 いま大臣の決意を聞いたのでございますが、それに関連をして、従来から予算編成というのは、八月に概算要求を各省に出させて、それから作業を始めるということで来ていたわけでありますけれども、三K問題の処理ありあるいは一般消費税の導入の問題も含めて、五十五年度の予算編成は...全文を見る
○佐藤(観)委員 大臣が言われたのは、具体的には概算要求を六月、といっても、これは国会が終わりますと、恐らく延長があるのかどうかわかりませんけれども、すぐ六月になっちゃうわけですね。概算要求自体は具体的に六月中なら六月中にというぐらいの決意だということですか。
○佐藤(観)委員 次の問題に移らしていただきたいと思います。それは関税定率法の改正の部分の問題であります。  たびたび大臣も各委員の質問に対して、たとえば紙巻たばこの関税率九〇%、葉巻の六〇%、パイプたばこの一一〇%というような関税率は、これは今後またアメリカもいろいろなことを...全文を見る
○佐藤(観)委員 なぜ私がそこまできょうはしつこく大臣にお伺いしたかと申しますと、若干この問題とは外れるのでございますけれども、いま大きな問題になっております電電の資材購入の問題を若干触れていきたいと思うのであります。と申しますのは、アメリカの動きというのは私は少し異常ではないか...全文を見る
○佐藤(観)委員 これは羽澄さんからお答えがないかと思いますけれども、新聞の報ずるところ、やれ本体だとかいう言葉があるのですが、どうも専門家に聞いてみますと、電電あるいは電気通信関係というのは、本体というのは一体何が本体なのか。いわゆる交換機をどうも本体と言うらしいのだけれども、...全文を見る
○佐藤(観)委員 そこで、私はこの問題は非常に重要だと思うのは、何といっても通信という部門というのは、国の神経といいますか血管と申しますかそういう性格でありますし、特に重要なことは、これは一歩どこかだけ一部入れますとやはりそれに全部他のものを合わせていかなければならぬというユニッ...全文を見る
○佐藤(観)委員 この件について、これは外務省という交渉する立場でありますから事は微妙でありますけれども、物が普通の物と違うと私は思っているのですね。その点について、おたくの方の経済局はどういうふうに認識されて交渉されているんでしょうか。
○佐藤(観)委員 私は、これは単なる経済戦争の問題ではなくて、かなりカーター政権の政治問題ではないかという気がしてならぬのであります。その辺のところを一体外務省はどういうふうに考えていらっしゃるのか。電電公社の端末機だあるいは搬送部分だあるいは交換機だというようなものよりもむしろ...全文を見る
○佐藤(観)委員 きょうはこれが本論じゃないものですから、私もそう時間がないからそれ以上言いませんけれども、たとえばECとかアメリカがそれじゃ電気通信に対して——もちろんアメリカの場合には民営という問題がありますからそうですけれども、世界の国でこのように入札制度にしているところと...全文を見る
○佐藤(観)委員 もう一点だけこの問題についてお伺いしておきたいのですが、アメリカ側のやり方というのはガットに違反をしているのじゃないか、少なくもガットの精神に違反をしているのじゃないかと私は思うのであります。  それは、もう多くを読みませんが、前文のところに、「関税その他の貿...全文を見る
○佐藤(観)委員 時間も大変迫ってまいりましたので、いずれにしろ、これは後世に悔いを残さない処置を——確かに私も、日米貿易が円滑にいくということは日本にとっても非常に重要なことでありますから、そのこと自体認めないわけではありませんが、物が電気通信というのは何といっても、一つを入れ...全文を見る
○佐藤(観)委員 そうしますといまの御答弁ですと、「政令で定める場合であって、」というのは、「損失が生ずることが確実であると認められる場合として政令で定める場合であって、」であって、「損失が生じた場合」というところにはかからないわけですね。  そうしますと、ここで皆さん方が想定...全文を見る
○佐藤(観)委員 そうしますと、これは確認でありますけれども、たとえば不幸にして一年間で四〇%も物価が上がるようなことになったという場合には、もうこの法律では直ちに間に合わなくなってしまうので、第七項で決めてあるように三割増しまでですから、それは直ちに国会の方に法案を提出して基準...全文を見る
○佐藤(観)委員 それから、肝心な「公社のたばこ事業の健全にして能率的な経営を維持することができないと認めるときに限り、」という言葉があるわけですが、このいうところの「健全にして能率的な経営」とはそも何ぞや。確かに日本専売公社法の第一条にも「健全にして能率的な実施に当たることを目...全文を見る
○佐藤(観)委員 監理官、いまの後藤理事の話は話としてはわかるんですよ。だけれども、この部分が値上げをするかどうかの非常に大きなポイントになるわけですね。いまのお話は十分わかるんだけれども、われわれの側としますと何かの形で担保してもらわないと、議事録というのが一つの担保であります...全文を見る
○佐藤(観)委員 それでは、この部分の公社のたばこ事業の健全にして能率的な経営を維持することができない状態というのはどういう状態かというのは、政令なり省令なり規則なり何らかをつくって一応の目安というのをつくるお考えですか、そのお考えがあるかないかだけ、簡単で結構です。
○佐藤(観)委員 次に、物価等変動率、卸売物価指数、消費者物価指数、賃金指数、こういうものはどういうものを使うかということについては、皆さんの方からきょう各委員に資料が出ましたので、時間もありませんからこれで了といたします。  ただ一点お伺いしておきたいのは、国民の側から見てみ...全文を見る
○佐藤(観)委員 次に、今度の値上げでまたたばこ離れが進んで製造本数が減るのではないかということで起こってくる問題について少し確認をしていきたいのでございますが、定改なかりせば三千百三十億本、定価改定によって三千二十億本、百十億本は減るわけですね。この百十億本というのは、確かに工...全文を見る
○佐藤(観)委員 それと、委員会でも表明があったように、五十一年の中期計画、これも見直しせざるを得ぬだろうということでございますけれども、片方では国を挙げて、若干景気が回復してきたというものの雇用創出ということがことしの予算の一番最大のテーマであったように、これからの中期計画の改...全文を見る
○佐藤(観)委員 次に、今度の法案の問題は、四年前と比べて背景に民営化問題というのがあるという特殊な事情があるわけですね。そこで、大臣にちょっとお伺いしたいのでありますけれども、民営化した場合にたばこは安くなるか、高くなるかという問題でございますけれども、大臣はいかがお考えでござ...全文を見る
○佐藤(観)委員 それだけ御答弁いただければ、もうお伺いすることもないのでございますけれども、たとえば民営化した場合だって、明らかに原材料費、人件費、小売手数料、販売経費、専売益金、このあたりはほとんど変わらないわけですね。ただ恐らく人件費とか葉たばこ代とか、これを抑えてというこ...全文を見る
○佐藤(観)委員 実態面については私も否定はしませんけれども、いかにも専売局の延長だという感じがしてならぬのであります。どうかひとつ今後ももう少しその辺の機構も、体制は総裁を中心にしてやるのは何ら変わりないと思いますけれども、せっかくやる気のある理事が発言をしても、この法律を見る...全文を見る
05月08日第87回国会 衆議院 大蔵委員会 第20号
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○佐藤(観)委員 ただいま議題となりました日本専売公社法等の一部を改正する法律案に対する附帯決議案につきまして、提出者を代表して、提案の趣旨とその内容を簡単に御説明申し上げます。  御承知のとおり、たばこ産業の現状は、成人人口の伸び率が低下したことや健康問題さらには喫煙場所の規...全文を見る
05月22日第87回国会 衆議院 大蔵委員会 第21号
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○佐藤(観)委員 いま簡略に銀行局長から大光相互の問題について御報告があったわけでございますけれども、戦後これだけの粉飾というのですか、あるいは記載漏れというのか、こういうことは前代未聞のことでありまして、各党の御同意も得まして、緊急にただしておかなければなりませんし、いまお話が...全文を見る
○佐藤(観)委員 私はこれから四、五点挙げますけれども、どうもいまの局長のお話では納得できぬ。なぜここまで大蔵省が深部に入り込まなかったのかということに非常に疑問な点があるわけであります。そこで逐一挙げていきますから、お答えを願いたいと思うのであります。  まず第一点は、これは...全文を見る
○佐藤(観)委員 そうしたら、これは銀行局長お答えできないかもしれませんけれども、そう言われるかもしれませんが、三協物産自体への焦げつきは今度の六十億の中に含まれていたのか含まれていなかったのか。さらに、昨年十月十七日にもわが党の和田参議院議員が大蔵委員会で、この債権保全のために...全文を見る
○佐藤(観)委員 個々の企業への融資の問題でありますから、局長もなかなか言いにくい点もあろうかと思いますけれども、いずれにしろ、すでに四十九年からこの件については国会の中でも指摘を受けてきたわけです。したがって先ほど言いましたように、私たちのところに漏れ伝わってくる、あるいは確証...全文を見る
○佐藤(観)委員 その次に三番目の疑問は、先ほど局長も触れられましたけれども、いわゆる債務保証が異常に多いということですね。一体融資額に対して債務保証はこの三、四年どのくらいのパーセンテージになっていたのか、それから、それはたとえば相互銀行の平均からとってみますとどんな異常なもの...全文を見る
○佐藤(観)委員 かなりどころか、一三・六%と三五・五%ですから、二倍半近くに上っていたわけですね。  新聞その他によりますと、要するに、大光相互が業容の拡大に走り過ぎたんだ、こういうことで一まとめにしているわけでありますけれども、この債務保証をして一体それが業容の拡大につなが...全文を見る
○佐藤(観)委員 それで要するに、支払い承諾が異常に高いということについてはどういう指導をおたくはなさっていたのですか。少なくも私の手元にある一番古いものでも、たとえば五十年の上期を見たって、貸付金が二千九十七億に対して支払い承諾が千八十七億という約五〇%、恐らくこの中にも、先ほ...全文を見る
○佐藤(観)委員 それから、私たちが調べ得る有価証券報告書なり決算報告書でも、おかしいなと思う点があるわけですね。それは有価証券の売却損です。これは四十九年の三月期から一体どのくらいの額になっていますか、各年度ごとのこの数字、ちょっと挙げてみてください。
○佐藤(観)委員 四十九年の三月期が一億八千万、四十九年の九月期が何と七億三千万、五十年の三月期が三億二千万、そして五十年の九月期が二億八千万。四十九年九月期の七億三千万の有価証券の売却損が出る、これは私も詳しくまだ見ておりませんけれども、この時期ですからなかなかむずかしい時期で...全文を見る
○佐藤(観)委員 さらに局長は、いろいろ指導もしてきたけれども、わからぬ点もずいぶんあったというのでありますけれども、この大光相互にかかわる地元紙やらあるいは中央紙に出たいろいろな事件、これだけでも、私がさっと見ただけでも、先ほど挙げました三協物産の問題、それから、五十二年の五月...全文を見る
○佐藤(観)委員 要するに、これは前社長駒形斉氏の関連会社なんですね。いま正式には役員がかわっているかもしれませんが、かつては斉氏の弟さんがされていた。金融業あるいは市場調査ということで一応登記にはなっているわけでありますけれども、この関連会社が二億円の手形を割り引いた。しかしそ...全文を見る
○佐藤(観)委員 どうもその辺が私たちも納得がいかぬのであります。すでに四十九年ぐらいから国会の中でも取り上げられているような金融機関でございますから、その意味では、これはどうも財務局あるいは大蔵省と金融機関の間に癒着があったのではないのか、あるいは、大蔵省がある程度知っておりな...全文を見る
○佐藤(観)委員 きょうはそう時間がありませんから少し先へ進めますけれども、一体この大光相互がどういう経営を行っていたのか、これにも多分に問題があるように私は思うのであります。  そこで、若干お伺いをしたいのでありますけれども、この大光相互は、土建業あるいは不動産業、飲食業、レ...全文を見る
○佐藤(観)委員 それは今日まで駒形斉社長になってから異常に高くなっているわけでありますけれども、では、どういう指導をしてきたのですか。
○佐藤(観)委員 局長の立場から言いますれば、指導してきたけれども結局聞かなかったという結論になるのかと思いますけれども、さらにお伺いしたいのは、債務保証の問題、支払い承諾の問題でございます。  いまのお話ですと、保証料は未計上の分は取ってなかったようでございますけれども、計上...全文を見る
○佐藤(観)委員 この大光相互の経営の実態、あり方、姿勢、これを調べていきますと、他の金融機関と非常に違う、そしてまた、それがいま新聞に余り報道されてない大きな問題があるわけであります。それは関連会社の問題です。  恐らくまだ銀行局としても実態をおつかみになっていないかと思いま...全文を見る
○佐藤(観)委員 それでは、いま局長が言うところの関連会社というのはどういうものですか、ちょっと挙げてみてください。
○佐藤(観)委員 確かに関連会社といっても概念規定が非常にむずかしいかと思いますけれども、大光の元役員であった、こういう人たち等を派遣しているという企業が、あるいは何らかのつながりがあるのではないだろうかと思われる企業が、私の調べただけでも約三十二社あるわけですね、恐らくこれでも...全文を見る
○佐藤(観)委員 もう一度お伺いしますが、いま手元に資料がございますでしょうか、それでは局長が言う関連会社というのは何社あるのですか。
○佐藤(観)委員 私はこの大光相互を見てみますと、関連会社のあり方というのが非常に問題があるように思うのであります。そこで、局長は個々の逐一の融資額なり何なりというのは出せぬと言われるかと思いますけれども、以下述べます問題について、一体この企業はもうかったことがあるのかどうなのか...全文を見る
○佐藤(観)委員 したがって、もうかっていたのか、もうかったことがあったのかどうなのか、金利を払っていたのかどうなのか、その点についてはいかがでございますか。
○佐藤(観)委員 なぜ私がそういう疑問を呈するかといいますと、これは一般的に利ざやが減ってきたとか、あるいは銀行の業務拡大がしにくくなったとか、そういった一般論でこの大光相互の問題は片づけられない点が多々あるわけであります。その一つの例が、経営者の姿勢として一体こんなことでいいん...全文を見る
○佐藤(観)委員 それは自分の持ちビルの中に入っておりますか。
○佐藤(観)委員 別に私は金融機関が何でも本店は自分のビルじゃなくちゃいかぬということは申しませんけれども、少なくとも支店が五十あるような相互銀行が自分のつくった本店でないというのは、これは他の金融機関でこういうことはあり得ましょうか。
○佐藤(観)委員 私の知っている限り、他人にその他のところを貸しているというのは知っておりますけれども、形上他人のつくったビルの中に入っているという、本店がここにあるという金融機関は寡聞にして私は知らないのでありますけれども、それは別といたしましても、長岡文化会館というのはどうい...全文を見る
○佐藤(観)委員 一つだけ指摘しておきますが、この長岡文化会館というのは、これは謄本の日付が五十二年九月でございますけれども、吉沢平治氏、広井継之助氏、羽賀順蔵氏、これはみんな元かあるいは現職の大光相互銀行の役員なんですね。要するに、長岡文化会館は銀行が賃料、貸借料を払うためにつ...全文を見る
○佐藤(観)委員 もう一つだけ私は経営者の姿勢に疑問を持たせる問題について指摘をしておきたいと思うのでありますが、それは恐らく局長もお調べになっていないと思いますので、時間の関係上私が申し述べますけれども、ここに長岡市袋町三丁目字袋町千百一の一という謄本がございます。これは何の謄...全文を見る
○佐藤(観)委員 これは検査が済まないと局長も結論的なことは言えぬと思いますけれども、私は今度の問題は、有価証券取引上の疑問点も多々ございますし、あるいは背任問題ということも当然出てくるのではないかと思わざるを得ませんし、あるいは駒形前社長の銀行に対する民事上の責任というのも当然...全文を見る
○佐藤(観)委員 調査中ということでありますから、それ以上——私も罪人をつくるだけが仕事ではございませんから、ただすべきものはただしているわけでございまして、その意味では今後、そういった意味で金融機関の正しいあり方というものについてさらに姿勢を正してもらうよう、私たちも委員会の中...全文を見る
○佐藤(観)委員 そこで問題になりますのは、私はいま調べただけでも、あるいはいま指摘しただけでも、大蔵省の監督責任は別といたしましても、これは経営者自身のことはひょっとしたら背任になるのではないかというようなこともかなりあるわけでありますから、その意味では、千六百人の従業員の責任...全文を見る
○佐藤(観)委員 それは皆さん方の方が指導として、実態がこれからどういうふうに推移していくかわかりませんけれども、穴があいた部分については多分に経営側の、経営に携わっていた人たちの民事上の責任も問いつつ、なおかつ、全く門外漢に置かれながら、預金を上げろ、あるいは開店日にはこの金融...全文を見る
05月30日第87回国会 衆議院 大蔵委員会 第24号
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○佐藤(観)委員 きょうは前回に引き続き、大きな社会問題にまでなっております大光相互銀行の件について、行政上の問題について若干お伺いをしておきたいと思うのであります。  まず、審議に入る前に、私たちの手元には有価証券報告書があるわけでありますけれども、これ自体が虚偽記載があった...全文を見る
○佐藤(観)委員 それはいつまでに出るのですか。
○佐藤(観)委員 それでは、東証理事長の谷村さんにお伺いをしたいわけでございますけれども、きょうはお忙しいところありがとうございました。  不二サッシに続いてまた東証一部に上場されている企業、とりわけ今度の場合には金融機関でございますけれども、このような粉飾というのかあるいは虚...全文を見る
○佐藤(観)委員 ある意味では、東証にこれ以上上場物件の審査を課しても、これはおのずと限度があるのではないかと基本的には私は思っておるわけであります。  そこで若干お伺いしたいのは、皆さん方の方で上場するための規程がございます。この上場基準を見てみますと、「上場株式数及び資本の...全文を見る
○佐藤(観)委員 この大光が東証の二部に上場になったのが四十九年の四月四日、それから一部に上場になったのはわずか一年半後の五十年十一月十日ということになっているわけでありますけれども、恐らく両方ともいまの御説明の形式基準では、その時点ではどこも触れるところはなかったのだと思うので...全文を見る
○佐藤(観)委員 信用機関でございますから、なかなか言いづらい点もあり得ようかと思いますが、理事長も大体、この高い債務保証の率については着目をされていたようでございます。     〔委員長退席、稲村(利)委員長代理着席〕  そこで、少し先に進めますけれども、こういうことになっ...全文を見る
○佐藤(観)委員 私も東証の理事長の立場になってもそのとおりだと思うのですよ。ただ問題は、私冒頭に言ったように、東証一部に上場されている企業というのはりっぱな優秀な将来性のある企業です。ましてや、それを管理なさっている谷村裕さんという、いまや日銀総裁候補に挙げられるような人だとい...全文を見る
○佐藤(観)委員 そこで、不幸にしてこういう事件が起こってしまったわけでありますけれども、東証理事長もお忙しいので最後に一言お伺いしておきますけれども、若干さっきも触れたのでありますけれども、いずれにしろ東証の立場から言うならば、本当に東証が投資家に信用してもらうものだからという...全文を見る
○佐藤(観)委員 理事長のお考えはよくわかりました。お忙しいところありがとうございました。  それで、銀行局長にちょっとお伺いをしたいのでありますけれども、銀行の監査というのは四十八年の商法改正のときに初めて入ったわけでありますけれども、こういう事態になりますと、今後こういった...全文を見る
○佐藤(観)委員 確かにこういうことがたびたびあってもらっては非常に困るわけで、そのために私たちも、次にこういうことが起こらないようにいろいろと考えているわけでありますけれども、少なくもいまの公認会計士の監査で十分なのだろうか。こういった事件が起こりますと国民の中には、一体公認会...全文を見る
○佐藤(観)委員 その際にどういうふうに充実をしていくかというのは、今後私もいろいろ指摘をしたいと思いますけれども、聞くところによりますと結局、監査する日数が足りない。膨大な書類を見るだけでかなりの日数を食ってしまうということで、さらに企業の持っているいろいろな特徴なりその他につ...全文を見る
○佐藤(観)委員 私の資料でも、特に未計上になっていた部分というのは生命保険会社が非常に多い。それから、その他と書いてありますけれども、これは他の金融機関を除いてみますと結局、農協関係が最後に残るわけであります。こうなってきますと、こういうことはどうなのでしょうね。それならば、恐...全文を見る
○佐藤(観)委員 そうしますと、未計上でも、、逆に長銀三行なり都銀なりあるいは農協なり生命保険なり、こういったところの表からのものを合計して、大光相互の分はどれだけ債務保証があるということを全部合計するならば、未計上のものというのは直ちにそのギャップというのが出てくる、こういうこ...全文を見る
○佐藤(観)委員 そうしますと、これは債務保証の枚数から言っても恐らく大変なものになるでしょう。この前の私の質問に対して局長が、こういったことを二度と起こさないために、金融機関の検査の場合に反面調査をするというのが一つ、それから、それをある程度突き合わせできるように電算機を利用し...全文を見る
○佐藤(観)委員 もう一点、今度の場合のこの大光相互の七百四十三億に上る債務保証が未計上であったという問題が粉飾なのかあるいは虚偽記載なのかという問題は、今後の検討を待って——これは五十三年の上期だけ未計上ということは私は常識では考えられないので、恐らくその前もずっと未計上がある...全文を見る
○佐藤(観)委員 ちょっと私も専門的、法律的に調べてないのですが、いま「不作為の虚偽記載」ということを言われているのですけれども、これだけの額を未計上にするということは、不作為——不作為というのはやる意図はなかったという意味なんですか。その不作為というのはどういう意味なのか、ちょ...全文を見る
○佐藤(観)委員 まだ結論が出ないということはわからぬわけではないのでありますけれども、ただ金融機関にとってみて、確かに第一義的には当期利益がどのくらいであったかというのは非常に重要なファクターであります。しかし内容に至れば、一体どのくらい貸しているのか、貸している先が優良なのか...全文を見る
○佐藤(観)委員 時間も大分なくなってきましたから、少し前へ進みます。  それで、これは前回もお伺いをしたのでありますけれども、前回はつまり駒形十吉社長の時代と駒形斉社長になってからの時代との比較がしてありませんでしたので、四十三年からの有価証券報告書の中から債務保証の実態につ...全文を見る
○佐藤(観)委員 私たちが金融機関の人とつき合う限りは、銀行局の指導というのは非常に厳しいと聞いているわけであります。ところがいまの局長の御答弁でも、四十七年は確かに世間的にも日本列島改造論で浮かれ、そして高度成長を謳歌していたときでありますから、全体的にそういう時期であったこと...全文を見る
○佐藤(観)委員 いずれにしろ五十年に指摘をしたという話でございますけれども、私はそういった意味で、銀行局もこの内容についてはかなりわかっていたのではないかと思わざるを得ぬのであります。  次に、店舗行政の問題であります。資料3に、駒形斉社長が就任して以来の新支店を書いてあるわ...全文を見る
○佐藤(観)委員 そうしますとこの通達によると、新設の場合に(3)のところに、「地方銀行および相互銀行の新設地域は、本店所在都道府県内(例外として隣接都道府県を含む。)に限る。」と書いてあるわけですね。確かに松本支店は新潟県の隣でありますから、その意味ではこの中に当てはまると思う...全文を見る
○佐藤(観)委員 確かに新宿支店は東京でございますから私もわからないわけないけれども、先ほど読みましたように「その営業基盤と密接な経済的交流のある遠隔地区における設置も真にやむを得ないと認められるものに限り、」という非常に厳しい縛りがついているわけですよ。東京は確かにある意味では...全文を見る
○佐藤(観)委員 もう一つ先に行きましょう。それでは四十八年の通達。四十八年と申しますと大光相互では宇都宮、それからこれは二年をくくっておりますから四十九年の横浜がこれに該当すると思うのでありますけれども、新設のところで第六に「地方銀行および相互銀行の店舗の新設地域は、本店所在都...全文を見る
○佐藤(観)委員 遠隔地店舗といってもそれは無条件で認めるのじゃなくて、「経済交流の実態等から特に必要と認められる場合に限り、経営内容等を勘案のうえ、隣接都道府県、隣々接都道府県または当該銀行の営業基盤と緊密な経済交流のある遠隔地における設置を認めるものとする。」確かに横浜も大都...全文を見る
○佐藤(観)委員 この通達にも「留意事項」というところの三番目に、「店舗の認可にあたってはい行政指導基準その他経営内容を示す諸指標、経営のあり方等を総合的に考慮し判断するものとし、内示後においても必要な調整を行なうものとする。」という項目があるわけですね。四十八年、四十九年なんと...全文を見る
○佐藤(観)委員 認可から開設まで大体六カ月。だから、開設から六カ月引いて大体それで認可が出たと思えばいいのではないですか。そうしますと、五十二年度のものというのは五十一年の通達によったものがあるという意味ですね。それじゃややこしいですから、ここに資料3に出ているものだけで結構で...全文を見る
○佐藤(観)委員 逆を言うならば、こういうような財務諸表のものでも、今後もこういうような金融機関が出た場合でも、店舗は皆さん方の通達にひっかからずにある程度認められていくということになるわけですか。これだけ古くから、もう四十六年ぐらいから銀行局の方で経営上いろいろな指摘をしてきた...全文を見る
○佐藤(観)委員 私がこれを調べていきますと、皆さん方ほど手元に詳しい資料があるわけではありませんから、資料は限られて、表へ出るものしかないわけでありますけれども、それでも先ほど前半に指摘をしたように、どうして大光相互はこういった状況がずっと続いたまま銀行局の監督が通ってきたんだ...全文を見る
06月21日第87回国会 衆議院 大蔵委員会金融及び証券に関する小委員会 第1号
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○佐藤(観)小委員 ただいま銀行局長から金融制度調査会の答申についての御報告があったわけでございますけれども、ちょっと質問の順序を変えまして、その問題は後からやらしていただくことにいたしまして、最近、生命保険の問題がいろいろと取りざたされております。そこから若干入らしていただきた...全文を見る
○佐藤(観)小委員 確かに部長が言われるように私も、殺人事件まで発展する例というのは保険金あるいは保険の件数の中でパーセンテージにすれば、全く少ないパーセンテージだろうと思うのであります。しかしこういうものが悪用されるということについては、なるべく悪用がされないようなシステムとい...全文を見る
○佐藤(観)小委員 それと生命保険の場合に、各社ばらばらに入った場合に全く横の連絡がないという問題ですね。たとえば私が三つ四つの生命保険会社に入った場合に、私が総額として幾ら入っているかという問題というのは各社の連絡がない。万が一私が何かの事故に遭って、私の死亡自体が非常に不審だ...全文を見る
○佐藤(観)小委員 ひとつそれも十分検討してもらうと同時に、もう一つは、肝心かなめの勧誘する外務員の処遇と申しますかそのことも改善していかないと、会社側からしりばかりたたかれて、そして無理してとにかくつくらぬことには自分の給料をもらえないというようなことになりますその状況が、今度...全文を見る
○佐藤(観)小委員 いずれにしろ、私もさらに保険審議会の答申を踏まえて一度じっくりと御質問もしたいと思うのでありますが、次に生命保険の問題で、田宮二郎さんの生命保険の問題がいろいろと世間に取りざたされているわけであります。私も個人的には、個人の問題をこういう場でやるのは余り好きで...全文を見る
○佐藤(観)小委員 その際に、保険を掛けられる方もある程度一般的に御存じのことでございますけれども、生命保険約款の中に死亡保険金を支払わない場合として、次の場合は会社は死亡保険金を支払いませんということで、被保険者が契約の日または契約復活の日から一年以内に自殺または犯罪により死亡...全文を見る
○佐藤(観)小委員 そうしますと、いま部長が読み上げられました判例ですね、これは現在も確定をした判例である、つまり、同じようなケースの場合には当然、それにのっとって保険金が支払われるというふうに解してよろしいですか。
○佐藤(観)小委員 そうしますと、精神病かあるいは精神上障害があるというふうに認定するかどうかは、これは医者なりその他の問題がありましょうけれども、認定の話は別といたしましても、それならばいま部長が読み上げられたような趣旨のことを約款にも書いても、これは事実上同じということになり...全文を見る
○佐藤(観)小委員 それといろいろ判例を調べてみますと、確かにいま部長が言われたように、神経衰弱症による精神障害とかあるいは精神病というような言葉で、自殺ではないという場合の除外例というのがあるわけでありますが、自殺をするときというのはかなり精神的に、まあ普通の言葉で言えばまいっ...全文を見る
○佐藤(観)小委員 いままでの部長の答弁をお伺いしておりますと、過去にこういった例というのは私は、亡くなった田宮さんの場合だけじゃないと思うのであります。過去にこういった例で支払われた例というのはずいぶんあるのかどうなのか。自殺というのは、残念ながらかなり多いわけでありますし、過...全文を見る
○佐藤(観)小委員 私も冒頭言いましたように個人の問題は、御遺族もいらっしゃる問題でありますから、余り好む問題ではないのですけれども、いまのお話のように、何らかの圧力がかかったとかあるいは有名人だから払われたんだということではないことがはっきりすることは、非常にいいことではないか...全文を見る
○佐藤(観)小委員 日本人の風習として、死者にむちうちたくないという気持ちも私もございますし、いまの後半の御答弁はよくわからないのでありますけれども、前田常務の経歴を見てみますと、池袋支店の次長あるいは新潟支店の支店長ということ、あるいは筆頭常務であったということで、今度の問題の...全文を見る
○佐藤(観)小委員 次に、一昨日だと思いましたけれども、NHKが報道しておりましたけれども、関連会社への融資額、この関連会社というのはこの前から論議があるように、役員を派遣しているというところまでの意味を含めた広義の関連会社への融資額が千十億、うち、二十八社に八百四十八億、回収不...全文を見る
○佐藤(観)小委員 いまの事態の中で局長としてもなかなかお答えしにくいところもあろうかということは、私も理解できないわけではないのですが、第一回目の質問のときに、陽光株式会社、日本マネージメント・リサーチ、東京農林等を挙げまして、こういった関連会社というものが法律上あるいは行政上...全文を見る
○佐藤(観)小委員 その債務保証の問題でございますけれども、具体的に大光相互の場合債務保証をする場合には、部内の手続といたしまして、社外に出る行為でありますからそれなりに手続が必要だと思うのでありますが、最終的にはどこの議決が正規な手続として必要なのですか。
○佐藤(観)小委員 そうしますと、この七百四十三億の債務保証というのは、取締役会の議決を経ているわけですか。
○佐藤(観)小委員 七百四十三億全部取締役会の議決を経ているかいないかというのは、局長御存じのはずですね。そうしないと、これは六十億の償却をする場合に非常に重要なポイントになってくるわけでありますし、恐らく償却をするためには大蔵省の認可というのですか許可が必要でありますから、その...全文を見る
○佐藤(観)小委員 そうすると、取締役会の議決を経ていない債務保証というのが社外に出て他の金融機関なり損保会社なり生保会社なりにいった場合に、これは明らかに社会的には有効ということになりますか。
○佐藤(観)小委員 そこには当時の駒形斉社長の背任ということが出てくるのじゃないでしょうか。正規の手続として取締役会の議決を経ないで債務保証がなされた、それが少なくも株式会社大光相互銀行の判こが押され社外に出回るということになりますれば、これは明らかに駒形斉社長の背任ということに...全文を見る
○佐藤(観)小委員 それから後半の部分。
○佐藤(観)小委員 私も商法を読んでみて、債務保証が取締役会の議決を経なければならないということは確かに書いてないわけで、その意味で一般論としてはわかるわけであります。ただ従来、取締役会の議決を経ていたということで来ているものが、この七百四十三億については得ていない。しかもいまお...全文を見る
○佐藤(観)小委員 私も必ずしも法律の専門家ではありませんが、その論でいくならば、代表権を持っている者がどこにも諮らずにどんどん判こを押したものというのは一切有効になってくる、そうなってくると背任ということは、末端の支店長なり代表権を持たぬ者がやったものは背任になるけれども、代表...全文を見る
○佐藤(観)小委員 それでは逆の聞き方をいたしますが、この際に債務の不存在ということが大光相互銀行としては絶対に主張し得ないものか、裁判でも争い得ないものかどうか、その点についてはいかがですか。
○佐藤(観)小委員 そういうことになると、ちょっとそれ以上議論が進まないのでありますけれども、銀行局長、いま私は取締役会の議事録の一部を読み上げたわけであります。これは何も私がつくったものじゃなくて、そのものを写してきたわけでありますけれども、もしいま申しました取締役会の債務保証...全文を見る
○佐藤(観)小委員 あしたが株主総会でありますけれども、私がもし一株主ならば、これは当然大きな問題になることだと思うのですね。七百四十三億を、社長が代表権があるからといって、従来の正規の手続も経ずにやった行為は全部法人組織がひっかぶるということが一株主として果たして許されるかどう...全文を見る
○佐藤(観)小委員 その意味では、一般論としてはいろいろ問題があるけれども、具体的に今度の大光相互の例をとった場合に、裏に隠れていた関係の金融機関なり生損保会社に対しては、まあ済んでしまったことだということでいくような気がしてならぬのであります。  時間も大分迫ってまいりました...全文を見る
○佐藤(観)小委員 これは債務者が東京都港区赤坂二丁目にあります東京農林株式会社になっているわけでありますけれども、この件について、これはある一部の人間には非常によく知られている事実でありますけれども、常識的に考えて、いま局長から御答弁があったのが私は常識だと思うのであります。そ...全文を見る
○佐藤(観)小委員 大分時間が迫ってまいりましたので最後に、私たちは大光相互銀行が何とか地場銀行としてあるいは中小企業の専門金融機関として育ってもらいたい、再建をしてもらいたいと思うわけでありますけれども、どうも大蔵省のやっていることを見ていると、得たりとばかり人を送っているので...全文を見る
○佐藤(観)小委員 がらっと話を変えまして、きょう御報告のありました金融制度調査会の答申について、もう時間も非常になくなってまいりましたので、大筋だけお伺いしておきたいと思うのであります。  抜粋でありますが、今度のをざっと読ませていただいて、一体この答申で新しく行政上前進をす...全文を見る
○佐藤(観)小委員 まだまだこれは大きな問題でありますから別の機会に十分論ずることにしまして、時間も迫ってまいりましたので最後に、国債の問題についてお伺いをしておきたいと思います。  申すまでもなく、国債の相場、特に六・一国債はもう連日に近いくらい新安値を更新を続けているわけで...全文を見る
○佐藤(観)小委員 時間がないから残念でありますが、原則的に御同意をいただいても元金がないことには運用にならぬわけでありますから、その意味では、もう少し私の方も論議をしたいのでありますが、時間がありませんので管理政策の中であと二点だけお伺いしておきたい。  一つは、国債、特に六...全文を見る
11月13日第89回国会 衆議院 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第1号
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○佐藤(観)委員 動議を提出いたします。  委員長の互選は、投票によらないで、田村良平君を委員長に推薦したいと存じます。
○佐藤(観)委員 動議を提出いたします。  理事の員数は九名とし、委員長において指名されんことを望みます。
11月21日第89回国会 衆議院 大蔵委員会 第2号
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○佐藤(観)委員 竹下大蔵大臣、大変むずかしい時期にどうも御苦労さまでございます。  まず、予算の問題に入る前に、いま問題になっておりますKDDの問題、これは実は大蔵省も全く無関係でないわけであります。事件の概要については大蔵大臣も大体御存じかと思いますけれども、率直に政治家と...全文を見る
○佐藤(観)委員 私が大蔵省と関係があると言うのは、一つは税関の問題だからであります。  そこでお伺いをしたいのは、今度の事件を見てみますと、約一億円、二十回行われたのではないかというわけであります。私もフリーパスという言葉は正確ではないとは思うのでありますけれども、このような...全文を見る
○佐藤(観)委員 そうしますと、いまの答弁ですと、現在こういった検査場に立ち入らせ、そして代理通関をさせるということは立入基準以外の方にはしていないというふうに理解してよろしゅうございますか。
○佐藤(観)委員 もう一点は、この前十一月の十四日に、KDDの事件につきまして東京税関の成田税関支署長の方が東京地検に告発をしたわけでありますけれども、そのときの告発というのは十月の一日にかかわる佐藤陽一、浅野秀浩、佐藤信義、どうも佐藤が二人も出てきて余り感じがよくないのでありま...全文を見る
○佐藤(観)委員 それで、密輸した品物というのはあくまでこれは会社側が自主的に集めておたくの方に出すことになるのですか、それとも、それ以上のことをおたくの方でやるのですか。
○佐藤(観)委員 そうしますと、非現行犯分のおたくとしての捜査の行方というのはいまのところわからない、むしろいまの御答弁で聞きますと、どうも告発まではその分についてはいかないんじゃないだろうかというふうにとれるのですが、それはまだわからぬということですか。
○佐藤(観)委員 次に、国税庁にお伺いをしておきたいのでありますけれども、このKDDの事件を見た場合に、法外に交際費が多い。これは別に法人税を納めれば交際費を使っても一向に構わぬわけでありますから、一〇〇%納める部分もあるわけでありますから、そのこと自体は行政ベースでどうのこうの...全文を見る
○佐藤(観)委員 それは伊豫田さん、これからなおかつ十分な関心を持って行うという意味ですか。なぜならば、使途不明金はひょっとすると贈収賄になる場合もあれば、あるいは個人の所得に帰する場合もあるわけですね。したがって、いまこれだけ大きな問題になって改めて国税庁としてもう一回調べ直す...全文を見る
○佐藤(観)委員 ちょっとはっきりしないのは、非常に興味を持って調べたか調べないかは守秘義務の範囲ではないと思うのですね。その点を一点。  それからもう一つは、新聞の報ずるところでは、五十三年の三月期に更正決定をおたくの方で打っているということが出ているわけであります。これは私...全文を見る
○佐藤(観)委員 この問題の最後にもう一回次長にお伺いをしておきますが、いまこの問題がさらに大がかりな政官界への贈収賄に発展をするのではないかということが言われているわけでありますけれども、それに先立って、さっきちょっと触れましたように、交際費の中の使途不明金、それはいろいろな名...全文を見る
○佐藤(観)委員 本来、ここまで大きな問題でありますから、もう一回、それは庁の方も局の方もみずから調査もしたことでありますから、それをもう一度やり直すということについてはいろいろ内部的な問題もあろうかと思いますけれども、非常に国民が注目している問題でありますから、ぜひ執行面で国民...全文を見る
○佐藤(観)委員 大臣、問題は、後から詳しくお伺いしていきますけれども、非常に窮屈な予算編成というところが実感だと思うのであります。その前提として、一体来年度の景気というのはどういうふうになってくるのだろうか。若干愛知さんの御質問の中に現状の認識についてのお話がございましたが、来...全文を見る
○佐藤(観)委員 そうですな、ちょっと余り適切じゃないですな。  私も、いま一体イランの情勢がどうなるかによって、日本の石油問題、それに伴うところのいろいろな問題というのが、いろいろ見方が変わってくるだろうということはわかるのでありますが、ただ石油問題というのはよくなる可能性と...全文を見る
○佐藤(観)委員 それじゃちょっと事務当局にお伺いしますが、いまの段階で、新聞でいろいろと報じられておりますが、一体、予算の枠組みというのはどのくらいになるのだろうか。たとえば、一体、本年度の自然増収はどのくらいになって、来年度は一応税収でざっとどのくらい自然増収が出てくると見て...全文を見る
○佐藤(観)委員 そうしますと、国債費は、また後で若干触れますけれども、国債を一兆円減らすという話がありますが、若干数字が狂ってくるにしましても約一兆五千。それから地方交付税交付金が約一兆。いまの話を推量しますと、ざっと四兆ぐらいになるわけですね。そうしますと、大臣、いまの主税局...全文を見る
○佐藤(観)委員 そうしますと、いまの大蔵大臣の答弁は、昨年当初に比べて一兆円は国債の発行を頭からとにかく切っていくんだ、こういう重大な決意を持って臨むというふうにお聞きしてよろしゅうございますか。
○佐藤(観)委員 経済見通しとも絡むことも私はわからぬわけではありませんが、ここは予算を決める最高の責任者である竹下大蔵大臣のまさに政治責任の最高のものじゃないだろうか。目に見える数字というのは一つの兆ということでありますから、それが九千五百億とか九千七百億とかいうことではこれは...全文を見る
○佐藤(観)委員 大体気持ちは通じていると思いますので、これはわれわれもこれから予算要求するわけでありますが、われわれの予算要求の基本的な態度も、ふやす分についてはその分だけ減らすものを探してきなさいという態度で臨むくらい、社会党も次の政権を取ったときに困らぬように十分準備をして...全文を見る
○佐藤(観)委員 そこで、来年度予算を組む場合に、まずその当然増経費と言われるものを少し洗わなければいかぬのじゃないかと思うのでありますが、しかしそうは言っても、当然増経費の中で、国債費は減らないし、地方交付税交付金もいまのシステムでやっている限りはどうしようもない。それから、年...全文を見る
○佐藤(観)委員 時間が迫ってまいりましたので、歳入の問題についてお伺いしたいのでありますけれども、きょうの新聞によりますと、自民党の税調の正副会長会議に、租税特別措置法のうちの企業に関係するところの特別措置を、八十二項目中七十項目をいろいろな形で整理削減をする、縮減をするという...全文を見る
○佐藤(観)委員 大臣、従来ずっと私も税制の問題をここで論じてきたわけでありますけれども、企業関係の特別措置を縮減してもざっと一千億ではないか。これは税調などでも、もっとやれば二千億か三千億というのでありますけれども、企業関係にしぼればそのくらいではないかということが言われている...全文を見る
○佐藤(観)委員 私たちも財政再建の問題については大変な危機感を持っているわけでありまして、たとえば来年度一兆円ことしの当初予算より減るといたしましても、十四兆円という膨大な国債が発行されるわけであります。ということになりますと、これが消化できるかどうかは大変問題があるので、私の...全文を見る
○佐藤(観)委員 終わります。