佐藤観樹

さとうかんじゅ



当選回数回

佐藤観樹の1982年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月30日第96回国会 衆議院 大蔵委員会 第2号
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○佐藤(観)委員 ただいま大臣の方から、五十七年度の経済運営についての基本的な考え方が述べられたわけでございますけれども、景気の面におきましてもあるいは財政の面におきましても、大変むずかしい局面にいま来ている、大変選択の幅が狭いいまの状況ではないかと思うのであります。  そこで...全文を見る
○佐藤(観)委員 十月二日に経済見通しも変わって下方修正がされた。それで四−六の伸び率、七−九の伸び率、この達成した分を除いてみますと、残りで平均して四・八%実質伸ばさなければならぬというようなことになりますと、過去の四−六の三・七、七−九の三・二という数字から比べてみて、後半そ...全文を見る
○佐藤(観)委員 いま御説明がありましたように、簡単に言えば、主にインフレ要因ですね。  ところが、ことしは幸いなことに、大臣が言われましたように、インフレ要因というのはほとんどなかったということでありますから、このように前半の低い伸びに対して後半が約倍近く伸びるということはち...全文を見る
○佐藤(観)委員 何かずいぶんいろいろと御説明をいただいたのでありますが、最後は私祈っています、歌の文句のようなことで終わっておる。私も主税局長の言われることをそれなりにいろいろと御説明を聞いてわからぬわけじゃないのでありますが、ただ、そういった要因も過去の伸び率の比較の中に入っ...全文を見る
○佐藤(観)委員 その点は非常に重要な要素でありますので、本来ならもう少し詰めたいのでありますけれども、きわめて時間もわずかでございますので、それはそれとしても、とにかく公式にこういう「財政の中期展望」というのが出されているわけですね。  それで大臣、国民の側から見あるいは報道...全文を見る
○佐藤(観)委員 一兆円減税のことについては本会議でもずいぶんいろいろと議論がありましたけれども、終始財源がないということで実現不可能ということを政府側としては答弁されていたわけでありますけれども、その際に総理としては、たとえば赤字国債からの脱却のめどがつくとか、あるいは財源のめ...全文を見る
○佐藤(観)委員 大変時間がなくなったので少しはしょりますが、一つこういうことを提案をしたいのであります。  それは、いまのように、サラリーマンの場合には源泉徴収で、ベースアップになればこれは累進課税でいわば大蔵省のふところにどんどん入っていってしまう。クロヨン、トーゴーサンと...全文を見る
○佐藤(観)委員 ただ、申すまでもなく一体どこでその収入金を、どれ以下はその記帳義務はいいですよと外すかというのは、いろいろ議論があると思うのであります。  いま申しましたように、所得が一千万円以上あっても青色申告すらしてないということで、サラリーマンと事業者というのを比べた場...全文を見る
○佐藤(観)委員 もう一点、時間がなくなりましたので最後にお伺いしておきたいと思いますが、いわゆる国債の銀行窓販につきまして三人委員会に委託をされているようであります。なかなか結論がむずかしいようでありますけれども、新聞の報道するところ、銀行局は銀行側に立って、証券局は証券側に立...全文を見る
03月10日第96回国会 衆議院 大蔵委員会 第8号
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○佐藤(観)委員 大臣は、きのう衆議院で予算が成立をして、まことに御苦労さまでございました。それで本論に入る前に、ちょっと大蔵委員会のことではないのでありますけれども、簡単なことですので、大臣にお伺いをし、お願いをしておきたいと思うのであります。  この半月間、テレビで中国の残...全文を見る
○佐藤(観)委員 大臣の人生観というか、少しおもしろいなという感じがしたのですけれども、実は、なぜこんな問題を取り上げたかと申しますと、大臣のように、民放でスポンサーがついて政府も金かからなくていいわということを言われると、次がちょっと言いにくいのでありますけれども、戦後三十七年...全文を見る
○佐藤(観)委員 さて、本論に入らせていただきます。  これは繰り返しになりますし、あるいはおさらいになるかと思うのでありますが、非常に重要なことでありますから、大臣のいらっしゃる間にお伺いしておきたいと思うのであります。  鈴木内閣が政治生命をかけてやる、やらなければならぬ...全文を見る
○佐藤(観)委員 そこで、財政再建という意味は、五十九年度には赤字国債がゼロになっていますよ、こういう意味にとっていいのですか。五十九年度に赤字国債がゼロになっていますよ。されど、その分だけ建設国債がどんどんふえたのでは、国債という意味では一緒ですから、それはそれなりに減っている...全文を見る
○佐藤(観)委員 それは財政再建のシンボルである、あるいは第一歩であるということは、少なくも——少なくもじゃない、最大と申しましょうか、最大とにかく五十九年度は赤字国債はゼロですよ、こういうことだと思うのですね。  それじゃ、大臣も、しかし経済は生き物ですから努力目標として五十...全文を見る
○佐藤(観)委員 そこで、もう一つの増税なきという意味ですがね、これは一体どういう意味なんでしょうね。  何か人によりますと、対GNP比が変わらなければ、中身が変わっても、直間比率が変わっても、あるいは税制改正をやっても、片方で減ってトータルとして租税負担が二三・五とか二四・五...全文を見る
○佐藤(観)委員 大蔵委員会の小委員会で審議をしてくれと言うが、増税なきという方針に政治生命をかけると言われたのは政府の方ですからね。その中身を大蔵委員会の方で審議してくれというのは、これは少し本末転倒というのか、少し客体が違うのじゃないかという気がするのです。  それは別とい...全文を見る
○佐藤(観)委員 いまの大臣のは、われわれ税をずっとやってきた者にはある程度理解はできる。賛成するとか反対するとかじゃなくて、理解はできるわけですけれども、一番最初増税なきという言葉が出てきたときの政治的な雰囲気というのか迫力というのか、これから見ますと、かなり後退をしたなという...全文を見る
○佐藤(観)委員 大臣、大型、新型と言われたのは、大型でかつ新型という意味ですか。いま主税局長の答弁を聞いていると、やはりそのことを確認をしておかなければいかぬのですが、新型、大型と大臣が言われたイメージというのは、大型でかつ新しい型のという、かつなんですね、アンドなんですね。両...全文を見る
○佐藤(観)委員 そこで先へ進めますけれども、新型かつ大型と言えば、いままでボリュームの少ない意味では消費についてもかけていたわけでありますけれども、一般的に言う大型間接税なりあるいは一般消費税と言われるものなり付加価値税なり、いわば額としては消費に着目をしてベースが大変大きいも...全文を見る
○佐藤(観)委員 なぜ私がこの辺のところをしつこく聞いたかと言いますと、大臣が言われたように、税制というのは、経済が動いていくわけでありますし、かねてから不公平税制の是正ということは言われていたわけでありますので、増税なきという場合には、私は、国民の皆さん方は一銭たりともという認...全文を見る
○佐藤(観)委員 大臣が前に答えておられましたような税の構造の手直しといいますと、これは御存じのように、五十三年度から所得税は課税最低限を引き上げてないために、こちらのウエートがどんどん高くなってくるので、直間比率がますます直の方が多くなってくるということがあるので、これを少し手...全文を見る
○佐藤(観)委員 そこで、歳入の方からいって、いま大臣と議論をいたしましたように、できる範囲はいわば不公平税制の是正の範囲内だということになりますと、そう一兆も二兆も出てくるというのは、私は無理だと思うのですね。もしそれが可能ならば、いままでにやっていたと思うのであります。  ...全文を見る
○佐藤(観)委員 そこで次長、どうなんですか、当然増経費がこれだけあるということは、いまの御答弁を延長していきますと、歳出カットでは、これは五十八年度の中期展望で見たような三十二兆七千三百億しかない、この一般歳出に回れる分、これをなお切り込むことは無理だ、こういうことになりますね...全文を見る
○佐藤(観)委員 そこで、大分時間も迫ってまいりましたので、大臣にお伺いしたいのは、いま主計局次長が言われたように、歳出面では一兆五千億から二兆円も当然増経費が出るという中で、なおかつ制度を一つやめちゃうとかなんとかいう話なら話は別ですけれども、それも現実には無理でしょう。  ...全文を見る
○佐藤(観)委員 私は、時間が来てしまったものですから、大臣が言われた中で不公平の是正ということを、かなり思い切って法人税なりあるいは所得税なりその本体までやはり切り込んでいく必要があるのじゃないかと思うので、このことはまた具体的に例を挙げて申し上げさせていただきたいと思うのであ...全文を見る
○佐藤(観)委員 しかし現実には、いま私の申しましたように、ゼロクーポン自体は店頭から消えているという事実ですね。それで私は、いわばこれが脱税あるいは節税に使われるのではないかという問題は、短期に売ればその差益というものは捕捉できませんけれども、これはこれでやはり法律改正なり何な...全文を見る
○佐藤(観)委員 もう少し詰めたい点も多々あるのですが、大臣も参議院の予算委員会のようでございますので、どうぞ結構でございますが、また一度ゆっくりやらせていただきたいと思います。実はこのゼロクーポンの問題も、私言ったように四つぐらいの観点があって、非常に判断もむずかしいと思います...全文を見る
○佐藤(観)委員 これは、先ほど申しましたように前提があるわけでありますので、それと、いま申しましたように、若干退職者の数が変わっても、年齢構成からいって十年間に二万人やめていかれる年齢になっているということば、これは間違いないので、退職者の数が少しずれても、それは右にその数字が...全文を見る
○佐藤(観)委員 問題は、いま次長が言われたようなことで対処できるかどうか。いまの限られた条件の中では、次長がお答えになったようなことしかできないと思うのです。  私が大臣を入れてと申し上げましたのは、この点は実は特別に配慮をしなければいかぬことで、いま国民の中にあるのは、調べ...全文を見る
○佐藤(観)委員 主税局長が言われたことの前半は、いままでの主税局長が言われてきたことと大体一致するわけですよ。  たとえば、これは昭和五十二年三月二十三日の大蔵委員会でありますけれども、亡くなられた川口大助委員に対して大倉主税局長が答えた答弁で、結論だけ読みますと、「したがっ...全文を見る
○佐藤(観)委員 日本の場合には、交際費自体が自分の家計として払うべきものもその中に入れてしまっているという問題があるものですから、税法上は別の扱いになっているわけでありますけれども、会計原則として経費であるということの性格は、私もわからぬわけではないのであります。  ただ、私...全文を見る
○佐藤(観)委員 きょうは福田主税局長の大変いいお言葉を聞いて、政策の性格が多くなる、そういう主張をしていけばわれわれの言うこともかなり通るな、こういう政策を取り入れるべきではないか、つまり本質的な性格がどうあるかということでなくて、その上に政策的な性格というものを乗せていくわけ...全文を見る
○佐藤(観)委員 ひとつ、答弁のように努力をしていただくようにお願いをしたいと思います。  あわせて、いま準備金は隠れた補助金じゃないと言われましたけれども、これもいわば益金に上がるところをそこで留保しているわけですから、そういう意味では、私は、広い意味での隠れた補助金だと思っ...全文を見る
03月24日第96回国会 衆議院 大蔵委員会 第13号
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○佐藤(観)委員 大臣、大変遅くまで御苦労さまでございます。連日、貿易摩擦あるいは経済摩擦、人によっては、これは経済ではなくて政治摩擦だと言われる方もいらっしゃるわけでありますけれども、いま提案をされております関税定率法に関連をいたしまして、いまの貿易摩擦あるいは経済摩擦、一体こ...全文を見る
○佐藤(観)委員 私は、ずっと経済を勉強していると、実は世界が相手になければ日本というのは経済はやっていかれないわりには、どうも世界のことは余り頭にない、そういう感じがしてならないのです。  ガットのデュンケル事務局長が、これは西ドイツのハンブルクで開かれた東アジア協会の夕食会...全文を見る
○佐藤(観)委員 輸出課徴金というのは本格的に問題になっているわけではないのですが、これは扱うとなると関税局で扱うのですかな。輸入の関税に対する輸出の関税的なものですから、扱うとなると、大蔵省が担当になるのでしょうかどうでしょうか、関税局長。そういう議論はしたことはあるのでしょう...全文を見る
○佐藤(観)委員 そういうことだそうですので、いまから、いまのどから手が出るほどの財源の欲しい渡辺大蔵大臣ですが、どうなんでしょうね。いま佐藤参事官の方から、どうも私も外務省の方からいろいろお伺いすると、日本の突出も確かに幾らか問題があるのだけれども、それよりも向こうが言うには、...全文を見る
○佐藤(観)委員 次に、関税の問題にちょっと触れたいのでありますけれども、一つは、国連の貿易開発会議で、UNCTADでありますけれども、日本の関税率はヨーロッパあるいはアメリカに比うて高いということが事務局の報告として出されたということが報じられております。加重平均してECが二・...全文を見る
○佐藤(観)委員 それで日本、アメリカ、ECという比較になると、恐らく一番最近のは七九年くらいまでしかないと思うのでありますが、一体、関税の負担率が七九年でどういう数字になっているのか。あわせて、日本ですと八〇年の関税負担率というものが出てくるのではないかと思いますけれども、それ...全文を見る
○佐藤(観)委員 次に、もう一つ関税の問題ですが、昨日でございますか、ECが、日本には差別があるということでガットの二十三条に基づきましてガットの場へこれを提起するということが報じられたわけであります。  これはECの外相理事会だと思いましたが、そこで提訴されるようなほどECに...全文を見る
○佐藤(観)委員 政治問題とそれからガット上の問題というのは少し違うのじゃないだろうか。ガットというのはやはりそれなりに条約に基づいたものですから、そういうことになれば、それはそれでその俎上で具体的に議論をすべきことじゃないかと思うので、その意味で、いま通産省からお答えをいただき...全文を見る
○佐藤(観)委員 もう一つの問題は、円安の問題というよりもドル高、アメリカの高金利、これが先進国のいまの経済政策の手段をかなり縛っておると僕は思うのですね。とうとうとこれについて言う必要はないと思うのでありますけれども、この問題について、大蔵大臣としても内政干渉になるかもしれませ...全文を見る
○佐藤(観)委員 私もちょっとその点をお伺いしようと思ったのですが、その前に、二月の末に今度の六月のサミットの準備会があって、渡辺財務官が行かれて何かその辺の話もされてきているようでありますが、きょうどこか外国へ御出発だということですので、国際金融局長に、その準備会で各国ともどう...全文を見る
○佐藤(観)委員 なかなか中身は言いにくいと思うのでありますが、やはりいまのアメリカの高金利に対する——このときにはたしかアメリカの代表も個人参加という形で入っていたわけですので、どういう話になったかわかりませんけれども、当然アメリカの高金利問題というのは出ているし、かなり批判は...全文を見る
○佐藤(観)委員 そこで大臣、もう一つだけこの問題についてお伺いしておきたいのは、この問題はいわばECと共同歩調がとれる問題なんですね。いま新聞の報ずるところでは、サミットの前にひとつアメリカとの首脳会談を持とうという話が出ておるのですが、どうもこういった問題について少しECとの...全文を見る
○佐藤(観)委員 最後に、冒頭に申し上げました少し長期的な問題について、お考えをお聞きしておきたいのであります。  いまアメリカの方では、議会の中でどうなるかわかりませんが、相互主義法案というのが出てくる。これの意味するところは、自分の国でつくってどんどん売ってくるだけではなく...全文を見る
○佐藤(観)委員 なかなかそれぐらいでは、どうも大変な資本投下をしなければいかぬわけですので、しかも、こう言ってはなんでありますが、労働の質の問題から言いましても、なかなか日本ほどいいものはできないというようなことがありまして、結構障害は多いわけでありますけれども、しかし、物の考...全文を見る
03月31日第96回国会 衆議院 大蔵委員会 第15号
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○佐藤(観)委員 参考人の皆さん方には、大変お忙しいところ御出席をいただきまして、また、貴重な御意見をありがとうございました。  最初に、前川日銀総裁にお伺いをしたいのでございますが、本法案でございます財政特例法とは直接関係ないのでありますが、私は、日本経済というのは世界の経済...全文を見る
○佐藤(観)委員 いま相互主義法案等がたくさん出ておりますけれども、一方では日本に学べということがアメリカの議員の中でも大変多くなってきておるようでありますので、そういった意味では、アメリカもいまのマネタリストが言うようないわばマネーサプライをコントロールする、重視をするまでは私...全文を見る
○佐藤(観)委員 まさに総裁が言われましたように、次に、金融政策について若干もう少しお伺いしたいのであります。  いま総裁は、十分緩和をしている、そういう表現をされたわけでありますけれども、たとえばマーシャルのkを見てみましても、アメリカは上向いているけれども日本は下向きである...全文を見る
○佐藤(観)委員 もう一点お伺いしておきたいのは、先ほど私も触れましたけれども、公共事業の前倒しで下期にはとにかく一兆ないしは一兆五千億の建設国債を発行してでも景気の下支えをすべきであるという意見が、いまかなり新聞等をにぎわしておるわけですね。これは、先ほどちょっと触れたように、...全文を見る
○佐藤(観)委員 次に、全銀協の村本会長にお伺いをしたいのでございます。  来年の四月から、皆さん方は待ちに待ったというか、いや遅きに失したというか、国債の窓口販売をする。これは三人委員会でそういう時期に決まったわけでございますので、証券業協会も全銀協も、双方とも不満がある裁き...全文を見る
○佐藤(観)委員 大分時間がなくなりましたので、少し詰めてお伺いしたいと思うのであります。  そこで、非常に大事なことは、これは私からも言ってしまいますけれども、銀行にしろ証券にしろ、いま村本さんの方から、銀行と証券が相携えてやる問題だということで、鈴木総理、渡辺大蔵大臣が泣い...全文を見る
○佐藤(観)委員 最後に、金利の自由化の問題についてお伺いしておきたいのでございますけれども、冒頭お伺いしましたように、国内外の資金移動が大変激しくなってきている。あるいは日本国内を見ましても、期間の短い国債の残高構成が大変高くなってきているというようなことがございます。そういっ...全文を見る
○佐藤(観)委員 参考人の皆さん方どうもありがとうございました。終わります。
04月07日第96回国会 衆議院 大蔵委員会 第18号
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○佐藤(観)委員 大臣、まことに御苦労さんでございます。限られた時間、三つばかりの問題についてお伺いをしておきたいと思います。  第一番目は、きのうぐらいから予測記事が出、きょうの各紙は自民党の役員会、総務会でグリーンカード制の導入については再検討、三年間凍結して考えるというよ...全文を見る
○佐藤(観)委員 もう一つ、大臣もこの問題についての答弁の中で、高額所得者の課税率は高過ぎるのではないか、地方税も含めて九三%は高過ぎるので、この際グリーンカードが導入されると同町に、この税率も緩和をしたいということをたびたび言われているわけであります。  私は、結論的にはそう...全文を見る
○佐藤(観)委員 私も、いわば所得の多い方の人のことを全くいまの総合課税にするだけでいいとは言っておるわけではないのであります。ただ、物の発想としては、やはり一番大衆的に、人の多いところのことも十分頭に置きながら、さりとて税というのはやはり理屈があって合理的なものでなければいかぬ...全文を見る
○佐藤(観)委員 これは、また改めてその機会に詰めさしていただきますが、そのことも十分頭に入れてかからなければならぬと思うのであります。  大臣にくどくどと申す必要はないわけでありますけれども、このグリーンカード問題を見ていますと、各政党の対応の仕方というのは非常に色合いがあり...全文を見る
○佐藤(観)委員 そこで主計局、農水省の補助金で特産営農団地整備事業というのがあるんですね。概要と、これをもらうための必要要件、とりわけ、これから問題にしたいのはお茶なんでありますが、簡単で結構ですから、ちょっと説明してください。
○佐藤(観)委員 それで、いま御説明があったように、この補助金をもらうためには、あくまで特産営農集団を育成するということでございますから何らかの組合をつくって、一個人がこの補助金をもらうんではなくて、特に特産農産物について一つの集団をつくってやりなさい、これが一つの最大の要件にな...全文を見る
○佐藤(観)委員 そこで、この補助金のことについて、実は愛知県の県会でも問題になったことがあるわけであります。  それは、愛知県の西尾市というところがあるのでございますが、そこの西尾上町製茶組合という組合がございます。五十八年に全国のお茶の品評会をやるというので、いま御説明があ...全文を見る
○佐藤(観)委員 会計検査院にお伺いしますけれども、いま、たまたまこれは地元でそういううわさが出、市議会で問題になり県会でも問題になりということで、いま次長から御報告があったように、まだ現金としてはいってないわけですね。これがたまたま全部完成しちゃって、全部補助金ももらっちゃった...全文を見る
○佐藤(観)委員 法務省にお飼いしていきたいのでありますが、先ほど次長からお話がございました補助金等に係る予算の執行の適正化に関する法律の第六章罰則の第二十九条に「偽りその他不正の手段により補助金等の交付を受け、」そして「五年以下の懲役若しくは百万円以下の罰金に処し、又はこれを併...全文を見る
○佐藤(観)委員 具体例は、あるいは事によっては私文書偽造というようなことになるのかどうなのか、それは具体例だと思うのですね。  しかし、いずれにしろ私が問題だと思いますのは、これは県の方でも非常に必要なものだから補助は続けたいということのようでありますけれども、恐らく必要なも...全文を見る
○佐藤(観)委員 参考までに、どなたでも結構です、法務省でもあるいは次長でも会計検査院でも結構ですが、例の補助金適化法というのですかの中のいま申しました二十九条だと思うのですが、「偽りその他不正の手段により補助金等の交付を受け、」云々というようなことで罰則をこうむったという事例は...全文を見る
○佐藤(観)委員 私は、罪人をつくることが趣旨じゃないのですが、何度も言うておりますように、どうも少なくとも補助金をもらう人というのは、何でもこれはもらってよかった、正直言って何か非常に軽い気持ちなのではないだろうかなということを私は思わざるを得ないのであります。いま私が具体的に...全文を見る
○佐藤(観)委員 次に、私は同種類の趣旨で少しお伺いをしておきたいのでありますが、これは新聞の報道でありますし、また個々の企業の問題でありますから、必ずしも的確な答弁がいただけるとは思いませんが、三月三十一日の新聞に、日本郵船の申告漏れ百億円、追徴四十二億円というのが大きく出てい...全文を見る
○佐藤(観)委員 そう立ち入って聞こうとは思わないのでありますが、ただ、指摘しておきましたように、片や補助金をもらうために経理を圧縮をしてということはとんでもない話だと私は思うのです。ただ、それは新聞報道だけでありますからそれ以上申し上げませんが、この点だけをあえて指摘をしておき...全文を見る
○佐藤(観)委員 それともう一つ。いま青函トンネルをつくっているわけですね。青函トンネルまでつくったら、北海道札幌までつなげないことには効率が悪くてしようがないですね。北海道新幹線というのはどうなっているのですか。
○佐藤(観)委員 そこで、いま国鉄再建の問題が大きくなっている中で、国鉄当局にお伺いしたいのであります。     〔委員長退席、中西(啓)委員長代理着席〕  基本計画の段階で、すでに国鉄というのは大変な累積赤字を抱えていたわけであります。そのときが、四十六年ですと、長期の債務...全文を見る
○佐藤(観)委員 もう一つお伺いしておきたいのは、いまの整備新幹線あるいはその基本計画、整備計画、特に基本計画ですね、これは、国鉄がいまの財政からいってとても無理ですと言えば断れる法的措置というのはあるのですか。
○佐藤(観)委員 その問題は今後の問題として非常に重要なのですが、時間が大分迫っておりますので少し先へ進めます。  そこで、運輸省にお伺いしたいのですが、整備新幹線についての採算性について何か運輸経済研究センターの方で調査をしたようでありますが、その結果についてちょっと説明して...全文を見る
○佐藤(観)委員 では、一体整備五線というのは合計して建設費に幾らかかるのか。それで、いまのお話しのように建設費を全部除いたら新幹線は黒字になるがということは、要するに、在来線との競合の問題があるわけですので、在来線を入れたら収支はどういうふうになっていくのか、ちょっとそこまで説...全文を見る
○佐藤(観)委員 そこで大臣、いま聞いていただきましたように、整備五線の建設費は五十四年四月価格で五兆二千三百億円。五十四年の価格でございますから、恐らく建設費は目分量として約六兆弱ぐらいになるのじゃないかと思いますね。それを全部国が持てば新幹線だけは黒字になりますが、在来線との...全文を見る
○佐藤(観)委員 最後に、国鉄に聞いておきたいのでありますが、いま五十七年度の予算で繰越欠損金が約九兆円、それから長期債務の残高の合計が十八兆円ある。この点はまた明らかにしますけれども、この中には必ずしも国鉄の意思じゃなくて、いわば地方の要請ということでやるものが国鉄の場合にはか...全文を見る
○佐藤(観)委員 時間ですから終わりますけれども、これから「財政の中期展望」を見ましても、三兆だ、四兆だといういわば要調整額が必要になってくる。景気がよくないから歳入欠陥が起こってくるという財政の中で、新幹線は敷けたけれども国鉄はまたますます財政的ににっちもさっちもいかなくなる、...全文を見る
04月21日第96回国会 衆議院 大蔵委員会 第21号
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○佐藤(観)委員 いま伊藤委員の方から、世銀の問題については総括的にお話がございましたので、私は、限られた時間でございますので、日韓の経済協力問題にしぼってお伺いをしたいと思うわけであります。  きのうの夕方からけさにかけまして、対韓の経済協力の政府案がまとまったということが報...全文を見る
○佐藤(観)委員 それでは、ある程度基本的な考え方について少しただしておきたいと思うのでありますけれども、従来、日本の経済協力というのは、相手の国から何々をつくりたい、たとえば上水道の整備をしたいあるいは下水道の整備をしたい、医療機械が必要である、こういうような具体的なプロジェク...全文を見る
○佐藤(観)委員 ところが、最終どうなるのかわかりませんけれども、円借款について韓国側が出してきたプログラムが報道されております。一体、その中身は具体的にどのくらい詰まっているのか。これは外務省でも結構ですし、あるいは経済企画庁でも結構ですが、各プロジェクトというのは、従来のペー...全文を見る
○佐藤(観)委員 そういうことならば、いま大臣からの答弁がありましたように、これは原則的に積み上げ方式でいくということになってくれば、どうも伝えられるところが、円借款の金額については十三億ドルとかいう。私もずっとこの問題を追っていきますと、大蔵省は、ODAの倍増計画からいっても大...全文を見る
○佐藤(観)委員 もう少し円借款の中身についてお伺いをしておきたいのでありますが、十一プロジェクトありまして、そのうち四つでございますか、いわばこれは借款というようなものでやるのではなくて、輸銀なりあるいは市中銀行も含めた市中金融ベースでやるべきであるというようなことで、除いたも...全文を見る
○佐藤(観)委員 このことは、具体的な交渉の中で日本の税金を使ってやることでございます。もちろん経済協力というのは、先ほど大臣も話がございましたように、全地球的に非常に重要なことでありますから、私自身も、そのこと自体を否定するわけじゃございませんけれども、ただ、韓国という中進国に...全文を見る
○佐藤(観)委員 結構です。  それで、円借款の問題に少ししぼりたいと思うのでございますけれども、韓国の国民一人当たりのGNPが、ちょっとデータは古いのでありますが、千七百ドルないし千八百ドルというようなことで、それは日本とかアメリカ、北欧あるいはヨーロッパに比べれば、確かに低...全文を見る
○佐藤(観)委員 しかし、何度かやってまいりました日韓の定期閣僚会議、後で外務省にお伺いしますが、この中でも七八年の九月四日に行われました第十回定期閣僚会議の九というところでありますけれども、必要なところだけ読みますと、「両国の閣僚は、韓国経済の着実かつ継続的な発展に伴い、日韓経...全文を見る
○佐藤(観)委員 大変重要なことなんでございますけれども、少し前に進めていきます。  今度言われている中で、金融ベースと申しますか、輸銀の金利はOECDのガイドラインもございまして九・二五ということでございますけれども、いやもっと低くしてくれということで、いろいろな案として、旧...全文を見る
○佐藤(観)委員 一つは、それはどうも韓国との経済協力というと、歴史的に残念ながら大変黒い金が動いたとか、どこまで本当だかわかりませんけれども、絶えずそういうものがつきまとって、非常に不透明な経済援助ではないのかということが残念ながら言われてきたわけであります。  今度の経緯を...全文を見る
○佐藤(観)委員 外務省、いいですね。そういう見解でよろしいですか。
○佐藤(観)委員 最後に、大臣に二間だけお伺いしたいのですが、この日韓経済協力の問題は、何か連休中に外務大臣が訪韓をして決着をつけたい、こういうようなことが前々から言われていたわけですね。そうすると、かなり日程的にはきつくなってくるわけでありますけれども、事は財政にかかわる問題で...全文を見る
○佐藤(観)委員 それは、きょうが四月二十一日でございますから、連休中ぐらいに訪韓ということになれば、きょうは水曜日ですから、もう今週末か来週早々ぐらいにはある程度の目安をつけなければいかぬという時間的な設定にはなってくると思うのです。私は、そういうふうにした方がいいとか悪いとか...全文を見る
○佐藤(観)委員 この問題の最後といたしまして、先ほど申しましたように、これはあくまで財政を伴うことであり、国民の税金を使うことでありますから、国民の皆さん方も納得するような経緯で、韓国だけ特別に例外です、特殊な関係ですというだけでは済まない。政治としてのけじめ、姿勢を正して、経...全文を見る
○佐藤(観)委員 終わります。
07月30日第96回国会 衆議院 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第4号
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○佐藤(観)委員 発議者の皆さん方にはまことに御苦労さまでございます。  参議院の方では、議事録を拝見する限り、参議院のあり方、あるいは参議院と衆議院との違い、あるいは参議院全国区というものの本来の趣旨というのはどんなものだったのだろうか、あるいは拘束名簿式比例代表制というもの...全文を見る
○佐藤(観)委員 私たちも行政改革が頭にないわけではないのであります。ただ、いま金丸先生言われましたように、各主要国を見てまいりますと、議員一人当たりの人口でわが国よりも多いのはアメリカだけですね。それ以外は、ヨーロッパは議員一人当たりの人口というのは、もちろんさまざまであります...全文を見る
○佐藤(観)委員 そこがいままでは個人本位の選挙ということで、政党がそれぞれ公認候補、推薦候補を出し、やっていたという制度の中で、確認団体というのは、御存じのように衆議院の場合には候補者二十五人以上、参議院の場合には十人以上、こういう制度で確かにやっておりました。しかし、それは個...全文を見る
○佐藤(観)委員 その政党らしい政党という言葉ですべてひっくくられて、どうも余り説得力がないように私は思うのでございますが、この政党要件の問題というのは私は非常に大事なことだと思いますので、参議院においても議論されておりますが、わが党の宮之原委員の質問に答えて松浦発議者が、途中は...全文を見る
○佐藤(観)委員 いまの御答弁は、私が設問した三つの中に入っていない第四番目の答えを、出されたわけでありますが、本会議の時間も来ましたし、きわめて重要な案件でございますので、なおいろいろな角度から議論をさせていただきたいことを申し添えまして、午前の質疑はこれで終わらせていただきた...全文を見る
○佐藤(観)委員 午前中に引き続きまして公選法の問題をお伺いしたいのでありますが、その前にちょっと自治省に政治資金の収支報告書の問題について若干お伺いしておきたいと思うのであります。  五十六年度の政治資金の収支報告書はいつ公表になる予定なんですか。
○佐藤(観)委員 これは個人であろうと三月三十一日までに各選挙管理委員会あるいは中央の選管に提出することになっているわけですね。そこの段階で余り出てこないから公表の時期がおくれるということなのか、それとも自治省の方でその後の処理が大変手間取るので公表の時期がおくれる、こういうこと...全文を見る
○佐藤(観)委員 きょうはその問題が主題でないものですから私もつまびらかに調べてはきておりませんけれども、私のところの事務所でも三月三十一日というのは三月十五日に次ぐ非常に重要な日にちだと思って、これはとにかく三月三十一日までに出さなければいかぬ、大した額が動くわけではありません...全文を見る
○佐藤(観)委員 国会の先生関係で七百人というと、個人関係の収支報告書をほとんど出すということになるわけですね。私が言っているのは、個人として受け取って収支報告を出すという前回の政治資金規正法の改正で出す分ですよ。これはたとえば私を例にとれば、私の場合には個人の政治資金の受け入れ...全文を見る
○佐藤(観)委員 わかりました。七百人といいますと、衆議院が約五百、参議院が二百五十ですから、これは現職だけに限ればほとんど出されているということなんで、ちょっとびっくりしたわけであります。  そこで、これは七月一九日の毎日新聞なのでありますけれども、政治資金の収支報告が普通な...全文を見る
○佐藤(観)委員 それならばそれで結構でございます。  次に、私の質問の仕方は、今度の公選法の自民党案で実際に選手をやろうと思ったらどういうことになるかというその順序でずっとこれからお伺いをしていくわけでございますので、午前中には、一体わが党が、おのおのの党が、まずどういう条件...全文を見る
○佐藤(観)委員 そこで、この案が出たときに、拘束名簿式の比例代表制をやると、参議院は失礼ながら養老院化してしまうのではないかとか、あるいはこれは党内問題でありますが、ますます派閥が助長されるのではないかとか、こういうようなことが言われたわけであります。しかし、金丸先生以下発議者...全文を見る
○佐藤(観)委員 今度の名簿を中央選管に出す場合に、政党は政治団体の名称、本部の所在地及び代表者の氏名並びに名簿登載者の氏名、本籍、住所、生年月日、職業並びに政令で定める事項を記載して、代表者が署名押印した文書、こういうことになるわけですね。そうすると、公的に中央選管に出す名簿登...全文を見る
○佐藤(観)委員 選挙連動のあたりについてとダブりますので、そのあたりはもう一回後でお伺いしますが、有権者の方々は投票所に行きますと、これは百七十九条の三の一項で、要するに政党名それから名簿登載者の氏名、これしか書いてないわけですね。そのことはそれでよろしゅうございますね。
○佐藤(観)委員 公報の問題は後で選挙運動のところでちょっとお伺いしますけれども、ついでにこの八十六条の二に出てまいります二項の六号でございますが、「名簿登載者の選定及びそれらの者の間における当選人となるべき順位の決定を当該政党その他の政治団体において行う機関の名称、その構成員の...全文を見る
○佐藤(観)委員 そうしますと、たとえばおたくの党のことを言って恐縮ですが、その構成員の選出方法ということになると、恐らくおたくは総裁が任命というのでしょうか、指名でございますか、うちの場合にはいま申しました党大会で選出する。そういうことを書き、選定の手続というのは、執行委員会で...全文を見る
○佐藤(観)委員 そうしますと、これは罰則がつくことでありますから、その松浦先生が言われた後段のあたりというのは一体どの辺の範囲までいま言われることなんですか。
○佐藤(観)委員 この二百二十四条の三の名簿登載者の選定に関する非というのは、こういうものは全く無関係でなければ本来おかしいのであって、今度の制度の米本というのは、政党というものは議会政治の中できわめて重要であると同時に、それなりのいわば推薦権を持つという位置づけになっているわけ...全文を見る
○佐藤(観)委員 確かに、私の言葉は正確さを欠いたのですが、名簿登載者というのは、法律上は告示の日から初めてそうなるのであって、それは名簿登載予定者ということになると思うのですが、一つだけもう一回確認をします。  名簿登載予定者をみずからの政党の機関紙誌に載せたり、あるいは内部...全文を見る
○佐藤(観)委員 しかし党内の――その党内がどこまで党内かがこれまたあるかと思いますが、党内の会合、それが一般的な、党に全く関係ない人が大半だということになるとこれはまた問題になる思いますが、俗に言う党内的な会合で――今度は個人名を書くわけじゃないですから、政党名を書くわけですの...全文を見る
○佐藤(観)委員 つまり、投票依頼でない限りはいいということですね。大抵の場合には、具体的には紹介という形になると思うのですね。だから、日本社会党に、この人を当選させるために一票をと言うと、厳密に言うと問題はありましょう。しかし、それは完全に、党内という言葉がこれは非常にあれがあ...全文を見る
○佐藤(観)委員 それでは、こういうケースはどうなるのでしょうか。  名簿登載予定者が執行委員会なり、あるいは皆さん方のどこかで決定される以前でも以後でもいいのでありますが、その顔写真を入れて、たとえば、私は日本社会党の経済政策、防衛政策、これを支持しますということだけ書いてあ...全文を見る
○佐藤(観)委員 だけれども、今度の場合にはその人の名前を書くわけではないのですね。投票依頼するのはあくまで政党がするわけですね。確かに告示一週間前に大量に張れば、まあ大量にもよりますけれども、確かに事前連動ということに触れる危険性は持っていると思うのであります。しかし、半年前と...全文を見る
○佐藤(観)委員 なぜ私がこれをしつこく聞くかといいますと、どうも今度の法案では、名簿登載者というのも、確かに書いていただくのは政党でございますけれども、なるべく参議院にふさわしい人をより出そうという限りは、国民の皆さん方に名簿登載者という人がある程度わかっていただける手段という...全文を見る
○佐藤(観)委員 ただ、その部分では、つまり選挙運動にかかわらない部分については、これは構わないと思うのでありますけれども、名簿登載者はイコール候補者であるという扱いに法律体系はなっているわけですね。したがって、それじゃ名簿登載者の方が地方区の候補者の応援をするということについて...全文を見る
○佐藤(観)委員 その部分はわかりましたけれども、前の話を聞いておりますと、恐らく国民の皆さん方は、そうか、比例代表制の部分も従来の全国区候補者と同じような選挙運動ができるのかというように誤解をされるのじゃないかと思いますが、今度の法律では、比例代表制選出の候補者、まあめんどうく...全文を見る
○佐藤(観)委員 そうしますと、改めてお伺いしますが、名簿登載者というのは皆さん方の法律を見る限りは、選挙公報、新聞広告及びラジオ、テレビ、こういった報道、放送機関を通じて私が名簿登載者であるということで国民に接する、あるいは選挙区選挙の場合のその上に乗っての街頭演説あるいは街頭...全文を見る
○佐藤(観)委員 その確認団体でできる政治活動についてはまた後からお伺いしますが、それでも確認団体が使えるポスターがございます、いわゆる政連ポスター。じゃ、これには名簿登載者の名前というのは書けますか。書けないでしょう。
○佐藤(観)委員 俗に言う、従来の地方区の方々がはがきを出されますね、選挙運動用のはがき、あるいはビラ、この上に乗って、わが党はこういうすばらしい人を比例代表制の候補者に出しておりますから、したがって、私の属する、ということは要するに地方区の方ですね、地方区の方の属するその政党に...全文を見る
○佐藤(観)委員 もう一つ大事なことをお伺いしますが、それは百七十八条の三を読んでみますと、「選挙区選出議員の選挙に係る選挙運動が、この法律において許される態様において比例代表選出議員の選挙に係る選挙運動にわたることを妨げるものではない。」こう書いてありますが、その際に、「比例代...全文を見る
○佐藤(観)委員 具体的に、たとえば比例代表制だけの政党、これはたとえば候補者は十人あればいいし、現職議員は自民党案では五人おれば比例代表制だけの政党というのはできるわけですね。確認団体として認められて名簿も提出できる。そうしますと、今度はもし地方区だけに出している政党があって、...全文を見る
○佐藤(観)委員 それは前の答弁でやむを得ないものと思うということで最後を締めくくられたのでありますが、それはあえてこの法律用語で言えば、所属政党のための、みずからの政党のための比例代表選出議員の選挙に係る選挙運動ということをあえて書かなかったというのは、何か積極的理由なのですか...全文を見る
○佐藤(観)委員 なっておらないというのは、積極的にそこは参議院の特殊性ということを考えて穴をあけておこうということなのか、法律上それを他党に、異党派の選挙連動花むしろ許すべきであるというふうに積極的に考えられたのか、それとも、いや法律上それは異党派に行動することを禁止することは...全文を見る
○佐藤(観)委員 どうも先ほどのやむを得ないという言葉とは御答弁が合わないのでありますけれども、まあそれはそういうふうに理解をしておきます。  次に、五十五年のときに公職選挙法を改正をいたしました。このときに、後援会のステッカー、その他のことについての禁止があったわけであります...全文を見る
○佐藤(観)委員 次に、確認団体が発行できるビラ、リーフレット、パンフレット、これがございますね。これには当然政党名が入るわけでありますし、中身は大抵政策宣伝ということになりますが、これも従来どおりわが党に一票をとは書けないのですか。政党名だけを書いておくことは構わないけれども、...全文を見る
○佐藤(観)委員 いや、御指摘のとおりというのは、要するに政党名を書いて政策宣伝を書くのは構わないけれども、わが党に一票をという投票依頼はできない、こういう従来の延長線上である、こういうことですか。
○佐藤(観)委員 確かに、三百一条の六の六ですね、これでビラの頒布については自治大臣に届け出た三種数以内のもの、こういうことになっているわけでありますけれども、そのこと以外に、ビラとリーフレット、パンフレットの扱いについては、従来私は違いがなかったと思うのですが、自治省どうですか...全文を見る
○佐藤(観)委員 ちょっと私が誤解してた点がありますが、そうしますと、ビラ、リーフレットというのは、投票依頼ができるわけでありますから、これはかなり大量に幾らでもできる、こういうことになるわけですね。  その次に、政党が行います、確認団体が行います政策立伝活動でございますが、た...全文を見る
○佐藤(観)委員 その次に、政党、確認団体が行う政治活動で、たとえば、選挙に入って、いま問題になっておりますビラとかリーフレットをひとつ配ってこいということで、まあこの時代、暑いのに配ってくるのも大変だろうからというので日当を出す。今度は確認団体が日当を出す場合も起こってくるわけ...全文を見る
○佐藤(観)委員 そうしますと、その買収罪というのは、これは政党の出納責任者、経理局長なり何なりという人が被告になるのですか。だれがなるのですか、その罪には。
○佐藤(観)委員 行為者と言ったって、これは要するに政党の政治活動としてやっているわけでありますから、その末端の行為者というのは、一つの、その任務を遂行しただけてあって――その行為者だけがこれは処罰されるのですか。ちょっとおかしいのじゃないですかね、それは。
○佐藤(観)委員 なぜそれをお伺いしたかといいますと、いままでは、個人選挙でありましたから、個人の選挙事務所がそういうことをやる場合もあったわけですね。ところが、今度は、政党名を書いてもらうということで、政党がその行為者になったときに、一体、果たして、その末端の行為者ということだ...全文を見る
○佐藤(観)委員 名簿登載者を国民の皆さん方に知っていただくのは、確かに書くのは名簿登載者の名前を書くわけではありませんけれども、やはり参議院にふさわしい人をより出しやすくするという制度でこういう制度になっているわけでありますから、したがいまして、やはり名簿登載者の方がどんな方か...全文を見る
○佐藤(観)委員 では、それはひとつ注文をつけておいて次に移ります。  一つ聞き落としたことがあるのでございますが、名簿登載者は、自分の属する政党の政見放送がございますね、これに出演してやることは、政党がどのような企画を立ててどういうふうにしようとそれは構わない、こういうふうに...全文を見る
○佐藤(観)委員 ちょっと細かいことでまことに恐縮なのですが、それにあわせて、百五十条に政見放送というところがありまして、長々と書いてありますので省きますけれども「日本放送協会及び一般放送事業者は、その政見を録音し又は録画し、これをそのまま放送しなければならない。」こういうふうに...全文を見る
○佐藤(観)委員 なぜそのことをお伺いしたかといいますと、従来の法律でいいますと、この部分は公営の部分なのですね。いま申しましたように、従来と中身は全然迷うわけですね。そうしますと、これは制作費その他もばかにならないものになってくるわけでありますが、したがっていまの御答弁でいきま...全文を見る
○佐藤(観)委員 いままでずっと選挙連動の態様について逐一お伺いをしてきたわけでございますけれども、参議院でも指摘しましたように、確かに今度は政党名を書いてもらうということでございますし、この発想の一つには金のかからない選挙を実現しようということでございますから。名簿登載者がそん...全文を見る
○佐藤(観)委員 それは、いつ、どういう形でするかについては、また与党である、発議者であるところの自民党さんとも詰めていきたいと思っているわけであります。  大変時間が迫ってまいりましたのでその次の問題に移らしていただきたいと思いますが、その次は供託金の問題なのであります。 ...全文を見る
○佐藤(観)委員 では時間が大分詰まってまいりましたので、いまのこの供託金の問題で終えたいと思います。  参議院でも述べておるように、過去の期間と供託金の伸び率ですね、一番ひどいときは三・三倍にしたときもありますけれども、確かにそういうものから見ますと、この二倍というのは五年間...全文を見る
○佐藤(観)委員 では残余の問題もございますが、時間が参りましたのできょうのところはこれで終わります。
08月13日第96回国会 衆議院 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第10号
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○佐藤(観)委員 総理、まことに御苦労さんでございます。  実は、私も国会に出てきて約十年この公選法の委員会にいるわけでございますが、この委員会というのは、御存じのように民主主義、議会制度、そういう問題を扱う大変重要な委員会だと私は思っておるわけでございます。しかも公職選挙法と...全文を見る
○佐藤(観)委員 議会制度のルールをつくるという非常に重要な法案でございますから、これが参議院で強行採決され、また衆議院で強行採決されるということは、選挙法というその中身から申しまして、他の法案でもいけませんけれども、とりわけこの選挙法については、ルールをつくる、そういう中身から...全文を見る
○佐藤(観)委員 最後のところの早くというのも若干気にはなりますが、いま総理がそういう——総理と申すより総裁という立場で私はお答えをいただいたと思いますので、そういう意味で、どうぞひとつ自由民主党の方々もきょうは採決ということになりませんので、十二分に残された時間ひとつ審議を尽く...全文を見る
○佐藤(観)委員 そこで、制度というのは、私は、生かすも殺すも運用次第だと思うわけでございます。しかし、参議院全国区の実情については、きのうも現職の参議院議員の方からお話があったわけでございますけれども、私は、全国区の選挙制度を変える必要性は非常に認めるわけでございますし、あり方...全文を見る
○佐藤(観)委員 私の観点は、参議院の方が見識がないという意味ではなくて、むしろ参議院のあり方としては行政を監視、監督をする、あるいは指導するという立場から言うと、行政府から完全に独立をしたハウス、一院というもののあり方の方が、私は、より議院としての監視機能というのは高まるのでは...全文を見る
○佐藤(観)委員 冒頭申し上げましたように、審議も約四分の三ほど来たわけでございますが、自民党案の中で一番やはり問題になったのは、これは各地の公聴会でもそうでございましたし、当委員会の審議でもそうでございましたが、一番大きな問題というのは、政党要件が厳し過ぎるではないか。御存じの...全文を見る
○佐藤(観)委員 終わります。
11月30日第97回国会 衆議院 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第1号
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○佐藤(観)委員 動議を提出いたします。  委員長の互選は、投票によらないで、久野忠治君を委員長に推薦いたしたいと存じます。
○佐藤(観)委員 動議を提出いたします。  理事は、その数を八名とし、委員長において指名せられんことを望みます。
12月28日第98回国会 衆議院 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第1号
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○佐藤(観)委員 動議を提出いたします。  委員長の互選は、投票によらないで、中野四郎君を委員長に推薦いたしたいと存じます。
○佐藤(観)委員 動議を提出いたします。  理事はその数を八名とし、委員長において指名せられんことを望みます。