佐藤謙一郎

さとうけんいちろう



当選回数回

佐藤謙一郎の1999年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月09日第145回国会 衆議院 環境委員会 第2号
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○佐藤(謙)委員 民主党の佐藤謙一郎でございます。  環境庁長官の所信につきまして質問をさせていただきます。  所信の中で環境庁長官は、環境省創設の動きと相まって高まりを見せている国民の環境行政に対する期待にこたえ、二十一世紀を環境の時代とするよう、顔の見える環境行政を進めて...全文を見る
○佐藤(謙)委員 環境保全ということで、名古屋市は二月の十日に免許申請を取り下げたわけでありますけれども、さあこれで干潟をこれから国民の財産として、今大臣が言われましたように、自然と人間との共生の確保という点でぜひともラムサール条約に登録したいと考えているわけであります。そのため...全文を見る
○佐藤(謙)委員 ぜひともラムサール条約に登録をして国民の財産としていきたいというふうに思います。  ここで一つ、地元からこういうことを言われました。大変今度は苦渋の選択であったけれども、ごみの処分場は代替地を見つけよう、環境保全に前向きに我々は対応するけれども、しかしもともと...全文を見る
○佐藤(謙)委員 その面積についてはいかがですか。
○佐藤(謙)委員 これから環境行政をやっていくときには、地元の市町村あるいは都道府県との信頼関係というのは一番大事だと思うんですね。こうした誤解に満ちた情報が飛び交うこと自身がやはり不幸なことだと思いますので、これから指導されるにせよ、ますます長官には各方面で勇断を御期待申し上げ...全文を見る
○佐藤(謙)委員 この中池見の湿地をぜひとも見ていただきたいと思うのですけれども、過去に、これは運輸省ですけれども、北陸新幹線の建設ルートになる予定だったのが、ここにあるとおりに、中池見湿地を回避する、環境に配慮して北陸新幹線は回避をしているんですね。それから、工業団地、工業基地...全文を見る
○佐藤(謙)委員 まさに、環境アセスは一応済んでいるということでありますけれども、環境庁長官として、やはり藤前のそうした思いでこうしたところにぜひとも目をやっていただきたい。  地下には泥炭層中の花粉が五万年以上にわたる気候変動を記録していて、それを調査していないということなん...全文を見る
○佐藤(謙)委員 大変ありがとうございます。百聞は一見にしかずが、これからの目に見える環境行政のキーワードになるだろうというふうに思います。  そこで、私はきのう千葉の三番瀬に行ってまいりました。公共事業をチェックする議員の会、私は事務局長をやっておりまして、そうした意味では、...全文を見る
○佐藤(謙)委員 大変前向きな御答弁、ありがとうございます。  二月の十二日に長官はNGOの方々と会われて、ラムサール条約の登録地に指定されるように、そうした御発言もあったということで、ぜひとも、この三番瀬と、そしてそのすぐ近くにあります盤洲干潟あるいは谷津干潟、そうした一帯の...全文を見る
○佐藤(謙)委員 この周辺はまだ、港湾計画といっても遊休地がたくさんあるんですね。埋め立てた、港湾設備をつくった、ほとんど全く機能していない、もう空き地、空き地、空き地。そういうような中でなお埋め立てをしようというその計画に対して、これも環境保全という観点から、ぜひとも長官の積極...全文を見る
○佐藤(謙)委員 ここも、去年の十二月の二十九日に私は行って、余りの悪臭と、もうどうにもいても立ってもいられない、一刻も早くそこを逃げ出したいほどの汚染でした。赤茶けた土が私たちの眼前に迫って、それこそ三十メートルぐらい掘られたその谷底に、四十万立米の産廃が持ち込まれている。中に...全文を見る
○佐藤(謙)委員 ぜひとも、そうした対策を前に進めていただきたいと思います。  現実に、橋本市では二百人の人が体調を崩した。通院、入院をしている。私自身も、十二月二十九日にたった一時間半行って、もうどうにもならなくなって正月三日間寝込んでしまった。そうした地域がきっとあちこちに...全文を見る
○佐藤(謙)委員 いや、私はとてもそれなりの努力で済む問題ではないと思います。やはり、総合的、複合的な環境アセスというのはどうしても必要であって、それぞれが影響を与え合うような問題については、もっと環境庁としては、それなりの努力ということではなくて、しっかりと指導をしていっていた...全文を見る
○佐藤(謙)委員 ちょっとよくわからない答弁だったのですが、とにかく、複合したいろいろな事業、やはり熟度に違いがある、だから必要なんですね。熟度が違うから、一体となって、環境庁が指導力を持って、そうした開発する事業についてきちっとしたアセスメントを運用面でもフォローしていく、そう...全文を見る
○佐藤(謙)委員 ほとんど、まだ清水バイパスについては御理解をいただけていないと思います。環境庁でも、これは初めてのケースだということを言っていますけれども、人工干潟でそうであったように、清水バイパス、確かに説明を受けるとなるほどと思うものはありますけれども、これで本当に魚とそれ...全文を見る
○佐藤(謙)委員 終わります。
03月23日第145回国会 衆議院 商工委員会 第8号
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○佐藤(謙)委員 民主党の佐藤謙一郎でございます。  きょうは、新しい国際協力銀行法の審議に際しまして、本論につきましては後ほど同僚議員からの質問があると思いますが、私は、環境ガイドラインを中心にして、環境問題をテーマに質問をさせていただきます。  今回の法案で、日本輸出入銀...全文を見る
○佐藤(謙)委員 今、ガイドラインについては、世界銀行、それから今長官からお話がありましたようにOECDの開発援助委員会のガイドライン、これがかなり厳しい環境配慮型のガイドラインになっているわけです。  特に世銀がこうした環境基準を厳しくしてきたその背景には、私どもの失敗の背景...全文を見る
○佐藤(謙)委員 そのチェックリストが非常にいいかげんだなというふうに私は感じるんですね。このいろいろとチェックをされた調査の結果はほとんど公開をされていないわけでありますし、現実に、百二十万人という水没を予定されている方々の移住計画というのが、私どもNGOを通じて知る限りではほ...全文を見る
○佐藤(謙)委員 百二十万人の移住民の中には、そうした補償がないままに大変危機的な状態に陥っているという情報が私どもの方に入ってきているわけですけれども、その移住計画について、その後どういう方向になっておられるかは御承知でしょうか。
○佐藤(謙)委員 私はそこが問題だと思うんですね。失注をしたからその後のことは承知していないという御答弁ですけれども、例えば通産省、この貿易保険に関係しております通産省は、今後住民移転に関して大きな問題が発生するなど予期できない状況が生ずることも考えられますので、当省といたしまし...全文を見る
○佐藤(謙)委員 世銀では、一九八六年から一九九三年の間に世銀が融資、貸し付けを行ったプロジェクトにおいて、約二百万人以上の人々が非自発的な移転を強いられた。その後にも、現在まで二百万人以上の立ち退きが予測されている。  こうした人権問題というのは、我々日本の、せっかく国民の税...全文を見る
○佐藤(謙)委員 いろいろな援助については、我々が当初よかれと思ったことが全く予期に反することになってしまったというようなお話もあるわけですけれども、それは、そういう人たちというのは、人生をかけて、それこそ我々が信じられないような苦しみの中に立っているわけです。そうした方々のため...全文を見る
○佐藤(謙)委員 ちょっと当たりさわりのない御答弁のような気がして、いま一つ環境に対する決意というものが感じられないのが非常に残念でありますし、市民参加と情報公開というものを、これからさらにきっちりとしたもの、市民が拍手されるようなものをぜひともつくっていっていただきたいというふ...全文を見る
○佐藤(謙)委員 このOECFのガイドラインに「環境配慮に関する基本的事項」というのがあります。その中に、「プロジェクトは、借入国の環境保全にかかる法律、借入国が加入している国際条約等に定められた規定を遵守したものでなければならない。」とあるわけで、これは一定の評価をするわけです...全文を見る
03月30日第145回国会 衆議院 本会議 第20号
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○佐藤謙一郎君 民主党の佐藤謙一郎でございます。  私は、民主党を代表して、ただいま議題となりました特定化学物質の環境への排出量の把握等及び管理の改善の促進に関する法律案に対して、総理並びに環境庁長官に質問をさせていただきます。  私がPRTR制度を知ったのは、今から数年前、...全文を見る
04月27日第145回国会 衆議院 商工委員会 第11号
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○佐藤(謙)議員 ただいま議題となりました特定化学物質の排出量等の公開等に関する法律案について、その趣旨を御説明いたします。  現在、全世界で十万種を超える化学物質が製造、使用されていると言われております。これらの化学物質は、私たちの生活に恩恵を与える一方、有害な物質や有害性が...全文を見る
05月13日第145回国会 衆議院 安全保障委員会 第4号
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○佐藤(謙)政府委員 情報本部につきましては、防衛庁の中央情報機関といたしまして、平素から各種の情報を収集いたしまして、これら情報を分析をするとともに、それを必要な部署に配付しているということでございます。  専守防衛を旨といたします我が国にとりまして、情報収集というのは、言う...全文を見る
○佐藤(謙)政府委員 我が方と米側と極めて緊密に情報交換あるいは意見交換してございますから、それは、それこそあらゆるレベルを考えますと、毎日のようにと申しましょうか、そういうことで、情報交換、意見交換をしているという状況でございます。  また、その意見交換の仕方につきましても、...全文を見る
○佐藤(謙)政府委員 まず、事実関係について御説明させていただきます。  今回六十一名の自衛官の増員をお願いしているわけでございますが、その内訳は、まず統幕の事務局におきまして八名ということでございますが、このうち、ガイドラインにかかわります各種業務に関係する要員として四名、そ...全文を見る
○佐藤(謙)政府委員 先ほど私どもの大臣が提案理由で御説明しましたところでございますが、そこのくだりをちょっともう一回御紹介させていただきますと、今回の改正の内容につきまして、「これは、平成八年度以降に係る防衛計画の大綱を踏まえ、我が国の防衛力について合理化・効率化・コンパクト化...全文を見る
○佐藤(謙)政府委員 正確に申しますと、「必要な機能の充実等を図るとの観点から、」と、こういうふうになっているわけでございます。したがいまして、「必要な機能」と申しましたのは今私が申し上げたようなことでございますけれども、その「等」という中にいろいろな考えが入っているわけでござい...全文を見る
○佐藤(謙)政府委員 今お尋ねの統幕事務局に関係いたします日米防衛協力に係る各種業務を実施する要員としてのテーゼでございますけれども、これにつきましては、例えば指針に基づきます共同作戦計画についての検討でございますとかあるいは相互協力計画についての検討、こういったものに関係する事...全文を見る
○佐藤(謙)政府委員 長官がお答えします前に、事実関係をまず御説明したいと思います。  今回六十一名の増員のうち五十三名が情報本部の関係でございますが、これは先ほどの他の先生との御質疑の中でもございましたが、私どもの防衛大綱におきましても、情報態勢の充実を図るということが課題で...全文を見る
○佐藤(謙)政府委員 これは先生既に御存じのところでございますが、弾道ミサイルにいかに対処するかということは各国それぞれ課題になっているわけでございます。それで、我が国といたしましても、専守防衛という考え方をとっている立場から、仮に弾道ミサイルに対する脅威に対応するということを考...全文を見る
○佐藤(謙)政府委員 実は、弾道ミサイルという脅威、これに対してどういうふうに対応できるんだということについては、数年前から私どもとしてもいろいろ研究をしてまいりました。そういう中で、果たして飛んできた弾道ミサイルを迎撃することが技術的に可能なのかどうかということについてもいろい...全文を見る
○佐藤(謙)政府委員 法律の仕組みから申しますと、今先生の御議論、またそれに対します防衛庁長官の御答弁、そのとおりでございます。  要は、この八十二条の海上警備行動に対しまして九十三条という権限規定が置かれ、その中には第二項で海上保安庁法が引かれ、さらに一項で警職法の七条が引か...全文を見る
05月14日第145回国会 衆議院 商工委員会 第12号
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○佐藤(謙)委員 民主党の佐藤謙一郎でございます。  きょうは、参考人の皆様方には、大変お忙しいところをお出ましいただいて、ありがとうございました。  若干の質疑をさせていただきたいと思います。  実は、私ども民主党では、このPRTR制度というのは本来、環境における情報公開...全文を見る
○佐藤(謙)委員 化学品審議会でも、化学物質の環境中への排出をできるだけ抑制していくことを促進するために新たな枠組みの整備を図るというふうに書いてあるわけでありますが、予防的なそうした施策を通じて削減というものはなっていくんだということを御説明されるのであれば、目標に削減というこ...全文を見る
○佐藤(謙)委員 非常にこれは混乱をすることになろうと思うんですね。通産省がこうしたPRTRを先導的に考えてこられた省庁であることはわかりますが、そういう意味では、業種というものからPRTR制度を進めていこうというところに、実は無理があるのではないか。業種という考え方自身がもはや...全文を見る
○佐藤(謙)委員 先ほどから私どもは、中小企業の負担を軽減するためには、自治体の関与というのが、もうこれは避けて通れないものだというふうに考えておりますが、先ほど来、何人かの先生方は、自治体関与というものが非常に自治体に負担を、あるいは事業所に負担を増すことになるというふうなお話...全文を見る
○佐藤(謙)委員 より具体的な、どういうふうにそうした事業所に対して的確な意見を言い、そして、そうした相談に乗ることが、結果としてこのPRTR制度をより精度の高い情報を得ることにつなげていくのだろうと思うのです。  私どもの対案では、三十五条に立入検査、質問、そうした役割を書き...全文を見る
○佐藤(謙)委員 これで終わらせていただきます。どうもありがとうございました。
05月14日第145回国会 衆議院 商工委員会環境委員会連合審査会 第1号
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○佐藤(謙)議員 提出者の佐藤謙一郎でございます。  先ほど通産大臣からお話がございました情報公開法についてでありますけれども、情報公開法はあくまでも有料でございます。そしてまた、請求ベースでそうした情報をとるという枠組みでありますけれども、私どもが対案として今回提出しておりま...全文を見る
○佐藤(謙)議員 私も先ほどの参考人質疑で質問をさせていただいたのですけれども、この法律、とりわけこのPRTR制度というのは、まさに生産点から生活点へ大きく場を広げる、そういう意味があろうと思います。  そんな中で、業所管官庁が届け出先になる政府案に対しまして、私たちは、地域の...全文を見る
○佐藤(謙)議員 お答えいたします。  私どもは、今の時代を間接民主主義の機能不全の時代だというふうに考えております。  なるほどに私どもはこうやって国会議員として多くの人に票をいただいて選ばれてきているわけでありますけれども、政官財の癒着というものが激しく批判をされた時代を...全文を見る
○佐藤(謙)議員 ただいま御質問の件でありますけれども、対象物質ですとかあるいは対象事業者につきまして政令で定める、そうした政府案があるわけですけれども、実はこの政令というのがブラックボックスになっていて、せっかくいい趣旨で法律をつくっても、それがなし崩しに国民から離れていくとい...全文を見る
○佐藤(謙)議員 当然のことながら、環境ホルモンにつきましては、私ども、対象化学物質として指定されるものだというふうに考えております。  先ほど来、未然防止ということが言われ、そしておそれという議論の中で、私たちは、科学的な知見と国民の不安との間のグレーゾーンをどうしたらいいか...全文を見る
○佐藤(謙)議員 私ども民主党案の対象化学物質の定義がなされております第二条二項の三号というのは、まさに代替フロンを頭の中に入れて、政府案がこれを外すおそれがあるのではないかという思いの中から、私ども、この三号に力を入れてまいりました。  温暖化物質は、地球温暖化により生態系に...全文を見る
○佐藤(謙)議員 私どもも、化審法というものは大変大切な法律だと位置づけております。MSDS自身を私どものこの対案の枠組みから外したのは、実はそうした思いがあったわけでありますけれども、去年の化学品審議会でも、このPRTR制度は化審法の延長線上に位置づけられるものだという言い方を...全文を見る
05月18日第145回国会 衆議院 商工委員会 第13号
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○佐藤(謙)委員 民主党の佐藤謙一郎でございます。  PRTRの法案の審議も終局を迎えつつあるわけであります。先ほど通産大臣が、この問題につきましては、縄張り争いとか権限争いではなくて国民のため、そういうお話でありました。しかし、我々は一体何をもってその意気込みを図るかというと...全文を見る
○佐藤(謙)委員 この第十原則では、「環境問題は、それぞれのレベルで、関心のあるすべての市民が参加することにより最も適切に扱われる。国内レベルでは各個人が、有害物質や地域社会における活動の情報を含め、公共機関が有している環境関連情報を適切に入手し、意思決定過程に参加する機会を有し...全文を見る
○佐藤(謙)委員 与謝野大臣とは市民、国民論争もしたいんですけれども、時間がありませんので別の機会に譲るとして、今、謙虚さという言葉が出てきました。私は、審議会もある、国会の責務もある、それ以外の方法はないかということを御質問したわけで、何も閉ざされていないというのであれば、何が...全文を見る
○佐藤(謙)委員 それから、先ほど透明性の議論が一部出てきたわけですけれども、覚書の問題、これは先ほど来いろいろと議論がありました。私の本会議での代表質問で、覚書を出していただくことになったわけであります。それはそれで感謝を申し上げますけれども、この省庁間の覚書を見るにつけ、国民...全文を見る
○佐藤(謙)委員 これは、各省間のちょっとした取り決めならともかく、今回の法制定は従来の環境庁、厚生省、通産省の所管事務及び権限関係を変更するものではないことという、かなり本質に踏み込んだそうした覚書がなされているわけでありますけれども、これからもそうしたことは続けていかれるとい...全文を見る
○佐藤(謙)委員 透明性というのは全体的なことですから。今、イエスということであるならば、どうも私ども、それは承服しかねる。  先ほどの合意といい、透明性といい、まさに、去年の十一月三十日でしたか、中環審の中間答申以来、この法律が提案されるまでは全くブラックボックスに入っていて...全文を見る
○佐藤(謙)委員 今回の法案ができる過程で、地方自治体の関与というのは役割と責務が非常に矮小化されてきたわけですけれども、僕はそれが那辺にあるのかどうも理解できなかった。  というのは、私ども対案を出した立場からいくと、PRTRシステムというのは二つの側面があると思うのですね。...全文を見る
○佐藤(謙)委員 こうした二つの側面を一つにしていくためには、どうしても自治体の関与というのが必要になってくると私は考えます。  ここで、先ほど来の議論を伺っておりますと、自治事務ですとか法定受託事務ですとか、そうした議論がありましたけれども、一つ、どの事務であるにせよ、こうい...全文を見る
○佐藤(謙)委員 やや柔軟なお答えが返ってきたわけでありますけれども、私どもは、やはり柔軟かつ迅速なそうしたOECD勧告というものをこれからも常に見守って、実は私たち国民といいますか、もちろん専門性が必要な問題ではありますけれども、見直しのときに審議会やパブリックコメントなどの方...全文を見る
○佐藤(謙)委員 時間も余りありませんので、三点ほど最後に確認だけをさせていただきたいと思います。  私ども民主党案では、一つは報告内容でありますけれども、データの正確さを期すために、事故時の緊急対策のためにも、先ほどのボパールの事故ですとか、あるいはラブ・キャナルのあの忌まわ...全文を見る
○佐藤(謙)委員 終わります。どうもありがとうございました。
06月08日第145回国会 衆議院 環境委員会 第7号
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○佐藤(謙)委員 民主党の佐藤謙一郎でございます。  この鳥獣保護法の改正の審議を聞けば聞くほど、私はやるせない気持ちといいますか、何でこうした法律を我々はこの場で審議しなければいけないのか、そんな思いにさせられております。個体数管理ですとか、あるいは科学的、計画的な保護管理と...全文を見る
○佐藤(謙)委員 まさに環境庁はこうした市民グループ、いろいろとありますからその辺はなかなか大変だと思いますけれども、そうした方々と一緒になって、これからの法律作成に携わっていただきたいと思います。  特に、PRTR法でも、OECDの原則やガイダンスマニュアルにあったように、ま...全文を見る
○佐藤(謙)委員 ガイドラインは大体いつごろをめどにつくられることになっておりますか。
○佐藤(謙)委員 それは、できるだけ早くお願いすると同時に、やはり内容のあるものにしていただきたいと思います。  今回のこの法律で一番深刻に批判があるのが、地方自治体にこうした野生生物の保護というものが丸投げされてしまわれたのではないか、そうした実態に対する批判があるわけです。...全文を見る
○佐藤(謙)委員 国と自治体の役割については、今お話しのように一括法で整理をしているわけでありますけれども、環境庁は、そうした流れをそのままうのみにして、地方分権の流れからそうした方向を見守るということではなくて、それはもう権限というものがありますから、その範囲の中で、情熱といい...全文を見る
○佐藤(謙)委員 いろいろと都道府県、市町村で御苦労があると思うわけですけれども、こうした科学的、計画的な保護管理を行うには、予算、人員、体制などが不可欠であって、現在の地方自治体ではなかなか厳しいわけでありますが、どうも、今回の法律案の議論の中で、国と地方自治体の野生生物保護の...全文を見る
○佐藤(謙)委員 全く情熱を感じられないような答弁であったわけですけれども、今回の科学的、計画的な保護管理の中で、減らしたいだけの管理計画が先行するということを危惧する方々がおられます。ふやそうとする管理計画のインセンティブというのが、都道府県にないのではないかと。  例えば、...全文を見る
○佐藤(謙)委員 より具体的にそうした支援の体制というものをつくっていただかなければ、本当に私が今危惧したような流れができてしまう。それはもう確実にできてしまうだろうというふうに考えておりますので、真剣に対応していただきたいと思います。  環境庁が本当にやる気があるのかというい...全文を見る
○佐藤(謙)委員 正直に言っていただきました。体制の充実、まさにそのとおりだと思うのです。我々も環境庁を厳しく批判することがあるわけですけれども、やはり本音で、そういう体制がきっちりと確保されていけばこういうところでもっと積極的な関与ができるのだ、積極的な取り組みができるのだとい...全文を見る
○佐藤(謙)委員 それはよくわかるのですけれども、そうしたことに環境庁が出張るということはいろいろと権限的になかなか難しいと思います。それでも、側面から応援をする体制というのはありますか。
○佐藤(謙)委員 全体的な対応というのはもちろん環境庁の仕事であることはわかりますが、県境を越えて二つ以上の都道府県にまたがる、そうしたことが結局地域個体群の消長をまさに左右することでありますので、全体全体と逃げないで、地方分権の流れの中で地方分権を妨げない範囲で環境庁が果たす役...全文を見る
○佐藤(謙)委員 例えば、歯が痛む、虫歯を抜く、町の歯医者さんに補綴という立場の歯医者さんと保存という立場の歯医者さんがいるのですね。保存という立場は、なるべく虫歯を抜かないで、歯を抜かないで治療していこうとする。補綴は歯を抜いてきれいに歯の治療をしようという。我々はそのどちらか...全文を見る
○佐藤(謙)委員 これもまた全然具体性がなくて、そうした基準を読み上げていただいて頑張る、そういう決意表明だけだったような感じがして、こういうことが続くと事態というのは全く変わらない、そういう例を私は幾つも見てきたんですね。やはり、具体的にこういう人たちをというような答弁をこれか...全文を見る
○佐藤(謙)委員 やはりこうした免許制度があって、その販売の実態が全くわからないというのは、もう無責任きわまりないことだと思うのですね。こうした免許を持っている人が本当にそのわなを買うのか、それとも免許を持たなくてももうだれでも買える実態があるのか、その辺もきっちりとつかんでいた...全文を見る
○佐藤(謙)委員 都道府県や市町村では、できるだけ安上がりに効果的にそうした捕獲ができればというふうに流れていく、これは一つの流れだろうというふうに思うわけです。  例えば、最近、非常な勢いで猿に対する地獄おりのような大量捕獲ができる仕掛けが急速に普及しています。これは地域個体...全文を見る
○佐藤(謙)委員 大量捕獲しなければいけないというのはだれが決めるんでしょうか。
○佐藤(謙)委員 ここで、おりで捕獲された動物という存在、一たんおりに入ってしまった捕獲された動物は、実はあらゆる法律から抜け落ちている死角だというふうに言われています。  このおりで捕獲された動物の殺し方についてどういうふうにお考えかということと、実際に多数の動物がおりで捕獲...全文を見る
○佐藤(謙)委員 これは動管法とのすき間の問題でありますが、こうやって鳥獣保護法の改正が現実に行われているわけでありますので、この辺はきっちりと議論をして、ある方向を出していただきたいというふうに思います。  それから、被害防除についてお聞きをしたいと思いますが、農水省はかつて...全文を見る
○佐藤(謙)委員 こうした被害防除により積極的にぜひ取り組んでいただきたいと思いますが、緊急被害対策として私自身は四つの段階に分けて考えました。  第一に補償措置というのがあるんだろうな、それから狭い意味での被害対策、それでやむを得なくて絞って撃つということ、さらには生息地の確...全文を見る
○佐藤(謙)委員 そうした方向で、積極的に取り組んでいただければというふうに思っております。  先ほどの生息地の確保という問題になってまいりますが、残念ながら、この法律には生息地管理というものが十分含まれていないということに対する批判が強いわけであります。そんな中で、きょうは生...全文を見る
○佐藤(謙)委員 いやいや、そういう環境庁であるのかなということがよくわかります。やはり、もう少し魂を込めて議論をしてもらいたいというふうに思うわけでありますけれども、やむを得ないでしょう、それが現実でありますから。  そこで、クマやシカや猿のいろいろな議論をしているときに、広...全文を見る
○佐藤(謙)委員 今お話があったように、こうした木材使用というのは、鳥獣保護の議論とリンクをしていく問題だという認識から、これは林野庁だとか環境庁だけじゃなくて、我々自身に突きつけられている問題なんだろうというふうに考えております。  そこで、今度は、鳥獣保護といいながら、生息...全文を見る
○佐藤(謙)委員 次に、参議院での附帯決議で、緑の国勢調査その他の自然環境に関する調査を徹底し、国全体の鳥獣の生息状況を適切に把握するという注文がついたわけでありますが、把握してどうするか、それから先が問題なんだろうと思います。  私どもが今関心を持っております愛知万博の予定地...全文を見る
○佐藤(謙)委員 この愛知万博の海上の森なんですけれども、地元住民及び環境保護団体では、自然保護検討委員会議の開催を求めています。これはかつて長野県でのオリンピックでとられた方策でして、今はオオタカ検討委員会というところに矮小化され、おとしめられようとしているわけです。  この...全文を見る
○佐藤(謙)委員 かつて藤前干潟では、真鍋環境庁長官の大変な英断というものがあってその保全が図られたわけであります。それはそれですばらしいことであったけれども、環境庁長官のそうした判断で自然が守られていくということは、うれしい反面、それでいいのか、そういう一面もあります。どの方が...全文を見る
○佐藤(謙)委員 この中池見の湿地は、先日、御承知のように、コスタリカのサンホセで行われたラムサール条約の締約国会議で、その会議に先駆けて行われたプレ会議で大変な注目を集めたわけであります。今まで前例がないように、中池見の保全を訴える声明文が出されたというふうに聞いております。 ...全文を見る
○佐藤(謙)委員 あと一、二問になりますが、鳥獣保護法の歴史をひもときますと、参議院でも議論があったように、狩猟法がその源であるということであります。それが幾つかの改正を経て今日に来たわけですけれども、特に昭和三十八年と五十三年に改正があったわけでありますけれども、そこでいろいろ...全文を見る
○佐藤(謙)委員 多分、私の質問の仕方が悪かったのだと思います。三十八年の改正、五十三年の改正で何が実現したかということは、私も資料でよく知っているところでございます。つまり、そこでの議論で先送りにされた問題が一体何であるかということをお答えいただきたいのと、その問題の中で、今度...全文を見る
○佐藤(謙)委員 何が非現実的なんですか。
○佐藤(謙)委員 可猟区、このネガとポジを逆転すると、そこの地主さんに一々猟をしていいかどうかを確認していく作業をすると、ほとんどがだめだと断られてしまうというんですね。それはどういうふうにお考えですか。  つまり、やはり我々は、自分たちの安全というものを一番中心に置いていこう...全文を見る
11月10日第146回国会 衆議院 農林水産委員会 第1号
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○佐藤(謙)委員 民主党の佐藤謙一郎でございます。  今回の国会で民主党はネクスト・キャビネットを創設いたしまして、私自身が農水、環境の責任者を引き受けることになりました。未熟ではございますけれども、玉沢大臣との議論を通じて、少しでも実のある成果が得られれば、そう考えております...全文を見る
○佐藤(謙)委員 確かにそうした御発言があったことは新聞にも書いてございます。「極めて性急であったと反省するものである」、そういうお話がありますが、その後に、「一部マスコミには自公連立とか、連携といったことが報じられているが、将来にわたって我が党において、絶対にそのようなことはな...全文を見る
○佐藤(謙)委員 それは、その後に、今自自公政権が成立をして、その政権の中で内閣の一翼を担っておられる。断固として自公連立政権がないということをここで断言をされた方が、今現実にそうした自自公連立政権の中に入っておられることに私は疑義を感じ、政治家としてそういうことがあっていいのか...全文を見る
○佐藤(謙)委員 政治の安定、政権の安定というのは、あるいは大事なことの一つかもしれませんけれども、ならば、創価学会の政界支配というものに危機感を持っていた、まさにそれが政治に対する不安定の最たるものだという認識をお持ちであったというふうに私は聞いているわけでありますけれども、今...全文を見る
○佐藤(謙)委員 今の信教の自由は、まさに憲法二十条の一項の前段なんですね、「信教の自由は、何人に対してもこれを保障する。」例えばキリシタン弾圧をしたような、そういうことを排除するためのまさに信教の自由の大原則だけれども、それだけではなくて、一歩踏み込んで、信教の自由を実質的に保...全文を見る
○佐藤(謙)委員 そうしないようにするというのは、具体的にどういうことをなさるおつもりですか。
○佐藤(謙)委員 それはさっき言ったじゃないですか。宗教弾圧をするようなことをしてはいけないというのは、憲法二十条の一項前段で、「信教の自由は、何人に対してもこれを保障する。」これは大原則ですよ。それだけでは、我々は進められない……(発言する者あり)いや、政治の信義の話です。国会...全文を見る
○佐藤(謙)委員 この憲法二十条の後段では、権力と特定の宗教や宗教団体が癒着することを禁止しているわけであります。そして、特定の宗教や宗教団体が優越的な地位につくことをも禁じている。ある宗教団体が実質的に支配する政党が立法権を行使すること、そういうこと、そこまで憲法というものは考...全文を見る
○佐藤(謙)委員 個人としてはいかがですか。
○佐藤(謙)委員 もう何をか言わんやというか、私自身は信念を曲げない政治家として尊敬を申し上げておりましたけれども、今の御発言を聞くと、とにかくきのう言ったことをきょう平気で覆す、まさに今の政治というものの不信の原点はそこにあるんだろうと思います。政治家がとにかく言葉というものを...全文を見る
○佐藤(謙)委員 その事業所管官庁として、農水省が果たさなければいけない役割というのは非常に重いと思います。  ボパール事件というのは御存じですか。これは、まさにPRTR法ができたきっかけになったわけですけれども、一九八四年にインドのボパールというところで農薬の工場から農薬の原...全文を見る
○佐藤(謙)委員 それは別の質問の御答弁のような気がしてしようがないんですが、私が申し上げたのは、業所管官庁としての農水省が、一体どういうタイムスケジュールで点源、非点源、つまり、そうした非点源、点源の排出量や製造量とか流通量とかいった統計データを国が持っているわけですから、そう...全文を見る
○佐藤(謙)委員 このCNPは、昭和四十九年のピーク時に五万四千トン、そして平成五年でも八千トンが製造されていて、その原則使用中止になった年に一万二千トンがそのまま野放しにされていた。回収を半分としてもまだ半分がどこかに行ってしまっているということであります。  まず一点は、埋...全文を見る
○佐藤(謙)委員 毒性の非常に高いものでありますから、これは大臣、ひとつしっかりと監督をしていただきたいと思います。  それでは、次に移りたいと思います。  公共事業の問題でありますけれども、今農政といいますか、私も東京生まれの横浜育ちですけれども、家はもとをたどると会津若松...全文を見る
○佐藤(謙)委員 その理由をお願いします。
○佐藤(謙)委員 いや、今歴史を勉強させていただいたわけでありますけれども、教科書どおりの御答弁なんですが、私が聞きたかったのは、そういう三百年の干拓の歴史とかそんなことではなくて、今言われたことというのは幾らでも干拓以外に方法があるわけですよ。例えば、今ヘドロがどうのこうのと言...全文を見る
○佐藤(謙)委員 だれが決めたんですか。
○佐藤(謙)委員 地盤が軟弱だなんというのは、とっくにこれは専門家や市民グループが指摘していたわけですね。内部堤防の地盤が本当に軟弱なんだということは、もう何年も前から言われていたことですね。それを聞かないで、現実に工事にぶつかって六年おくれる、そんなことってありますか。一体どう...全文を見る
○佐藤(謙)委員 このまま言っていても平行線だと思いますが……。  つまり、工期がおくれることというのは、間々ありますよ。一年、二年おくれてもそれはいいけれども、六年間もおくれる。しかも、軟弱な地盤だということはもう最初からわかっていて、それがおくれて、工期が間々おくれることが...全文を見る
○佐藤(謙)委員 五年ごとに見直すというのは私もよく知っているわけですけれども、何もここで、二〇〇六年というふうに工期が延びている中で、見直しの前倒しということは公共事業では現実によくやられているわけですよ。現実に、この間とまった山形県の大規模林道の小国—朝日ルート、あそこは、五...全文を見る
○佐藤(謙)委員 それは全然認識が違って、これは、五年に一度ずつ、大規模林道の林野庁の再評価委員会というのがあって、そこで八路線とか十路線をきっちりと評価をしているわけで、その中に前倒しをしたということにすぎないわけですから、現実にそういう例というのは幾らかあるわけですよね。 ...全文を見る
○佐藤(謙)委員 ぜひとも市民グループを含めた広範な方々の参加をお願いしたいというふうに思いますし、情報公開もよろしくお願いいたします。  先ほどから大臣が防災、防災とそればかり言われて、防災というのは後で取ってつけた理屈なんですね。優良な農地というのはとうとう一言も出てこない...全文を見る
○佐藤(謙)委員 いやいや、検討してなかったらもう本当にどうしてくれるかというところですが……。  本庄工区の検討委員会が今設けられているわけですけれども、これは結論を大体いつごろ出すつもりなのか。それから、この検討委員会での結論が農水省の最終的な結論になるのか。その辺を明確に...全文を見る
○佐藤(謙)委員 それでは、応じてということは、早まるということもあるわけですね。
○佐藤(謙)委員 最近、地元紙までもが、この本庄工区、もう無理だ、費用対効果からいってなかなか厳しいぞという世論がまた支配的になりつつあるわけでありますけれども、この費用対効果という点で大臣はどういう御所見をお持ちでしょうか。
○佐藤(謙)委員 これは農水省がやろうとする事業ですから、やはり何かしら理由はあると思うのですね。今費用対効果と言っているわけですから、国民の大事な税金、例えば諫早もそうでした。七〇%は国民の税金。二千四百九十億円の七〇%、一部が、三分の二ですけれども、国民の税金なわけですから、...全文を見る
○佐藤(謙)委員 農水大臣ですよ、農水大臣として、しかも恐らく日本の政治家の中で最も農政をしっかりと把握されている玉沢大臣が、まさにそうした玉沢さんが、本当に公共事業のむだがあったかどうか今はわからないというのは、私はちょっとびっくりしているんです。  例えば木曽岬干拓、あれは...全文を見る
○佐藤(謙)委員 いや、これは……(発言する者あり)通告していますよ。四百四十四ヘクタールの木曽岬干拓というのは、私も実は、藤前干潟を何とか守りたいということで、あの辺を走り回って、四百四十四ヘクタールですよ、膨大な土地に、草ぼうぼう、木ぼうぼう、よくぞこれ何年も、十年も二十年も...全文を見る
○佐藤(謙)委員 それは当然のことですよ。だから、農地になっていれば私は何も言わない。むだじゃないわけですよ。農地になって、それこそいい野菜がそこででき、それが都市に運ばれて消費者の口に入る、すばらしいことじゃないですか。そうじゃなくて、二十年も野ざらしになって草ぼうぼうになって...全文を見る
○佐藤(謙)委員 両県で合わないというのはもう最初からわかっている話ですね、それは境界線の問題やなんかで。  現実に、私は今回初めて、転用だけじゃなくて他転という言葉も聞きました。干拓事業、公共事業を事業中にほかの目的に変えてしまうのを他転というんだそうですね。今まで百八十三地...全文を見る
○佐藤(謙)委員 もう農水大臣の御答弁とは思えないお答えで、私は実はびっくりしたんです。つまり、目的があってつくろう、そして、それが別に使われて、それは結果として使われればむだじゃないんだ、そういう言い方が、農水大臣として、国民の税金を農業予算として使って、農業振興ですとかそうい...全文を見る
○佐藤(謙)委員 むだの例というのを探せばもう嫌というほどありまして、農道空港なんてもう聞きたくもないとお考えでしょうけれども、例えば農道空港の失敗というのはもう決定的に都市住民には頭にこびりついているわけであります。  例えば飛騨の農道空港、これは農業振興と関係ないスポーツ、...全文を見る
○佐藤(謙)委員 意外な答弁なのでちょっと私も戸惑ってしまいますが、まさに、そうであれば、玉沢大臣は農水大臣じゃなくて総理大臣をぜひ目指していただきたいな、そういうふうに私は考えます。国民をこれほど無視し、軽視した御発言は僕はないというふうに考えております。本当にびっくりしました...全文を見る
○佐藤(謙)委員 もう一点につきましてはまた再びお願いをしたいんですが、最後に、共同歩調をとっているかのようなEUですけれども、日本が主張している農業の多面的機能という概念がEUと微妙に違っていると思うんですね。我々日本が主張する多面的機能というのはどこまで世界各国に評価をされ、...全文を見る
○佐藤(謙)委員 質疑時間が来ましたので、これで終わらせていただきます。ありがとうございました。
11月16日第146回国会 衆議院 環境委員会 第2号
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○佐藤(謙)委員 民主党の佐藤謙一郎でございます。  きょうは、環境問題で、具体的な問題を二、三点に絞って質問をさせていただきますが、私も、環境委員会に何年か属していて、環境行政ほど環境庁長官の意思によって大きく変わるものはないな、そういうふうに認識をしております。  前々環...全文を見る
○佐藤(謙)委員 私はちょっとびっくりするんですけれども、三番瀬の重要性といいますか、それから干潟というものの知見があれば、そんな情緒的な僕は感慨にふけっているときではないだろうというふうに考えております。  環境庁は、海洋の生態系に影響を与えるような埋め立ては必要最小限にする...全文を見る
○佐藤(謙)委員 これは、当事者である千葉県もこの海浜、干潟を代償措置としては言っていないんですね。環境庁長官は、これは代償措置として認めるという御認識なんですか。
○佐藤(謙)委員 では、認めないということですね。
○佐藤(謙)委員 そういう姿勢が、環境庁が今本当に国民から拍手をされる一番いいときに、そうした言を左右にされるということは私も残念でならないんです。  市川市の手口が、あそこを見に行く人に、あの猫実川のあたかもヘドロで汚くなったかのようなところを見せて、こんなにひどいんですよ、...全文を見る
○佐藤(謙)委員 その御見解は先ほどから聞いているので、猫実川河口のヘドロをどう評価するかということをお願いします。
○佐藤(謙)委員 これは、この猫実川の河口の水質汚濁について言えば、江戸川の第二処分場、処理場が大変大きな有機物負荷をもたらしたということで、現実にその流れを一時江戸川の方に移したらぴたっとこの汚濁がとまったということから見ても、もう原因は明々白々だと思うのですけれども、そうした...全文を見る
○佐藤(謙)委員 この猫実川の河口は、江戸川の河口堰やノリひび内部よりも良好だということが、県の補足調査や市の環境調査でも出ているわけですね。やはりそうした事実というものを、環境庁というのは一番真剣にきちっと受けとめて、それを国民にしっかりと説明する義務があると思うのですね。それ...全文を見る
○佐藤(謙)委員 これは、ラムサール条約の第七回締約国会議もあって、まさに世界じゅうが注目をしている。諫早、藤前、そしてこの三番瀬の重要性。谷津干潟とセットにされたこの干潟が今守られるかどうかの瀬戸際に来ているときに、六月にボールを投げていながら、もうやがて半年たとうとしているの...全文を見る
○佐藤(謙)委員 この埋立計画の是非については、必要性というものが本当に不明確だ。最初に埋め立てありきということばかりが前に前に行って、必要性がどこにあるか。いつも、陸の話、いろいろな都市開発ですとか工場の問題ですとか、そうしたもろもろの問題を、どうせ海に埋め立てておっつけてしま...全文を見る
○佐藤(謙)委員 待ちながらとかそういうときじゃなくて、環境庁が積極的に、とにかくこの問題について存在理由というものを示していくこと、私はそれ以外ないというふうに考えておりますが、見守っている見守っているという、まことに残念な受け身の姿勢に、私はこれからまたこの問題については質問...全文を見る
○佐藤(謙)委員 これは、今回、日本政府が密輸動物を王子動物園に預けていて、いながらにしてインドネシア政府にこれを引き渡した。動物はインドネシア政府からみずから自国へ再輸出するという形になりますが、これはそのとおりでいいですね。
○佐藤(謙)委員 そうした場合、例えばこの動物が飛行機でインドネシアに送られるときに死亡したとか、あるいはインドネシアの収容先でどのような取り扱いがなされるかとか、そうしたことについての責任から日本政府は一切解放されるということになるわけですか。
○佐藤(謙)委員 ちょっと待ってください。それは種の保存法ではないというふうに政務次官は言われたわけでしょう。今回のインドネシアのケースは種の保存法を適用しなかったということですのに、なぜ種の保存法の説明をされるんですか。
○佐藤(謙)委員 種の保存法がもう六年を迎えるのにまだ一度も適用されていない、その辺に環境庁の後ろ向きな姿勢が明らかなんですね。まさに返送命令規定というのは死文化されてしまっている。ワシントン条約の効果的な実施にも水を差すことになるんじゃないかな。つまり、こうした一連のいろいろな...全文を見る
○佐藤(謙)委員 こうしたケースはまれだと言うけれども、そういうことというのは今、日本の至るところで起こっているんですね。そして、環境犯罪というものを日本国内全体でとにかく抑えていこうというときに、こういうまれなケースだからどうかお見逃しをというような考え方というのは、私は許せな...全文を見る
○佐藤(謙)委員 後は、これから反省というか学ばなければいけないことが幾つもあると思うんですね。  返送命令の適用も含めて、生きた野生動植物の最終的な取り扱いを速やかに決定するための手続を整備するということも必要でしょうし、あるいは、返送された個体のモニタリングを含めて、密輸さ...全文を見る
○佐藤(謙)委員 まことに見事な官僚的な答弁を聞かせていただいて、これで質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。