佐藤謙一郎

さとうけんいちろう



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佐藤謙一郎の2000年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月24日第147回国会 衆議院 農林水産委員会 第3号
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○佐藤(謙)委員 民主党の佐藤謙一郎でございます。  私は、我が党が農林水産政策と環境政策とを連携して、それを党の政策の一つの柱にする、そういう趣旨に沿ってその責任者をやっております関係で、きょうは玉沢大臣に環境と農林水産政策について質問をさせていただきたいと思いますので、よろ...全文を見る
○佐藤(謙)委員 その十分配慮という官僚的な言い方の中に、私は少しも意欲が感じられない。今度の一連の、例えば持続型農業促進法についても、心ある農家の方々は、本当にこんなもので魂が入るんだろうかと。現実に、農業改良普及センターもそれほど積極的にそういうことを言っているわけでもないし...全文を見る
○佐藤(謙)委員 私は、自然に優しいとかそういう情緒的な言い方というのはまがいものだというふうに感じる者の一人で、確かに聞こえはいいけれども、実は実態は全くないというふうに考えます。  有機農業は一般化されていないという言い方、これは今の現状をそのまま言い当てられたにすぎないこ...全文を見る
○佐藤(謙)委員 必ずしも有機農業だけが究極とは考えていないとおっしゃられましたけれども、それでは、ほかにどういうものが究極的なんでしょうか。
○佐藤(謙)委員 まさに馬脚をあらわしたというか、環境保全型農業というものを大きな柱に据えていながら、一つの価値だけを主張されるというのは、私は、今の時代に合わないことだろうと。人間にとって大事な価値と価値とをどうやって葛藤の中から統合していくか、そういう時代が来るんだろうという...全文を見る
○佐藤(謙)委員 学校の先生の話を僕は聞いているわけではなくて、どう具体的にそういう究極の、今、安定で安全なというところまでやっと一歩前進していただいたわけでありますけれども、まさにそういう体制をつくるために、魂を入れていかないと、国民はやはりそうしたもののうそを見破ってしまうの...全文を見る
○佐藤(謙)委員 いや、私は、法律云々よりも、今その法律ができてもほとんど魂が入っていないじゃないかと。今まで大量に化学肥料や農薬というものを使っていた時代から百八十度方向を転換していくというのは、並大抵のことではないと思うのですね。やはりそうした意識を変えていく、そういう努力と...全文を見る
○佐藤(謙)委員 私の別の質問に対する御答弁のように私は聞かせていただきました。私は、環境支払いと消費者との共生ということをテーマにお聞きしたつもりですが、いいでしょう。今の、やや前向きなお話がありましたので、それで多としたいと思います。  そこで、私どもの環境問題でもう一つの...全文を見る
○佐藤(謙)委員 ありがとうございました。  大気浄化というものも大事なものだと思っております。ただ数字的に、九十九億円ということで、今挙げたものに比べるとやや小さな評価であったために割愛をさせていただきましたが、もちろん数量を超えて大事な機能だというふうに私も考えております。...全文を見る
○佐藤(謙)委員 今回からの国会は、やはり政治家と政治家がとにかく本音でぶつかり合おう、そういう場を確保しようということであって、今のは官僚の答弁の典型だと私は考えます。もう少し本音で、自分はこういうことを考えているんだということをお答えいただけないものですか。再度質問させていた...全文を見る
○佐藤(謙)委員 それでは、日ごろの本音や持論はお持ちではない、勉強によってそれは表明されるべきものなんだということだと思います。僕は、ほかならぬ玉沢大臣ですから、今御謙遜であろうかと思いますし、御自身の率直なお気持ちを出していただくところから委員会審議の活性化が始まる。一週間前...全文を見る
○佐藤(謙)委員 そこで一致したのは大変私も幸せなことだと思いますが、私の質問は、具体的にどういうふうに書かれようとしているのかという、すべてはもちろんここで発表していただけないことは我々も嫌というほどわかっているわけですが、そのさわりだけでも具体的にと思いましたが、時間がないの...全文を見る
○佐藤(謙)委員 どうもありがとうございました。  それから、土地改良のこの問題、環境に対して悪影響が出る場合というところを私は非常に心配をしているわけでありまして、自然環境に関する調査の仕組みを、先ほど申し上げたように、きっちりと開発する必要があるというふうに考えているわけで...全文を見る
○佐藤(謙)委員 ということは、地元を尊重されるということですね。
○佐藤(謙)委員 それで実は安心したのですけれども、これは、地元自然保護団体と農家の代表と竹富町と沖縄県の四者による協議が調わなければ進めないという協定が結ばれています。そうした協定をぜひとも遵守してもらいたいと思います。  ここで、これは非常につらい話だなと思うのは、確かに島...全文を見る
○佐藤(謙)委員 僕は、これはチキンゲームじゃないと思うのですね。やはりどっちかが我慢してぶつかるまでではなくて、イリオモテヤマネコはどう見ても、それではその百匹がよそに移るということはできないものです。でも、この十五人の方々の農業機会はほかの形で実現するかもしれないし、その島の...全文を見る
○佐藤(謙)委員 ひとつ愛情を持ってよろしくいい方法を模索していただきたいというふうに思います。  最後に、ちょっと今までの議論と違いますが、再生可能エネルギーの問題を最後にひとつお聞きをしたいと思います。  今、超党派の国会議員で自然エネルギー促進議員連盟というのができてお...全文を見る
○佐藤(謙)委員 随分あっさりとした答弁なのでちょっと残念なんですが、これもやはり、我々は中身について議論しなければいけないと思っているんです。  重要なエネルギーだという御認識だけを示されたにとどまったわけですが、これも、アメリカのクリントン大統領が去年の八月十二日に大統領令...全文を見る
○佐藤(謙)委員 僕は、認識はそのとおりだろうと思いますし、同意をするところです。いつも考えておられるという、そうした学習意欲にも敬意を表しますが、やはり責任者であるわけですから、よし、おれがやろうと言えばやれるんですよ。バイオマスエネルギー、本当に僕は、玉沢大臣にとってはポイン...全文を見る
○佐藤(謙)委員 初めて明快なお答えを出していただきました。私の考え方と違っても、そうしたお答えには説得力があるなというふうに私も感じました。  そこで、エネルギー問題はエネルギー問題として、最後に一つ、時間がありますので、化学肥料の問題で、硝酸態窒素のことについてお聞きをした...全文を見る
○佐藤(謙)委員 持ち時間が参りましたので終わります。本当にありがとうございました。
04月21日第147回国会 衆議院 環境委員会 第4号
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○佐藤(謙)委員 民主党の佐藤謙一郎でございます。  今の河野さんの質問に我が意を得たりという感じがしますが、昨年、私ども民主党では、ダイオキシンの法律そしてPRTR法、議員が結集をして、市民と一緒に議員立法で閣法にぶつかっていった、そういう経過がございます。これから、特に循環...全文を見る
○佐藤(謙)委員 そのみどりの日が実は五月四日に移されてしまう、そういう法律であります。  このみどりの日は環境庁長官の所管ではないわけですけれども、こうした議員立法を一部の方々がつくられるに当たって、意見を求められるようなことがおありだったかどうか、それからこの法律についてど...全文を見る
○佐藤(謙)委員 この法律に賛成でしょうか。
○佐藤(謙)委員 まさに時代を象徴していることだと思うんですね。私、今の時代はオポチュニズムの時代、まさに便宜主義であるし、つじつま合わせの時代なんだろうと思うのです。四月の二十九日を昭和の日にするというのは決して悪いことではないと私は考えます。しかし、その四月の二十九日を昭和の...全文を見る
○佐藤(謙)委員 環境をつかさどる責任者の大臣がそうした後退的な言われ方というのは大変残念でありますが、実はこのつじつま合わせの時代、上辺だけを取り繕う時代、そうした象徴的なことがもう一つございます。  御答弁をいただきたいと思いますが、過般の森総理大臣が選出されるに当たりまし...全文を見る
○佐藤(謙)委員 いつですか。
○佐藤(謙)委員 同様に、青木臨時代理が就任された、この事実については、いつ、どなたから、どういう連絡でお知りになりましたか。
○佐藤(謙)委員 どうもありがとうございました。  まさに国民に透明性が要求される時代が来ているわけですけれども、物事が密室で決まってしまう、そうしたことに私ども大変な腹立たしさを感じているわけであります。それだけに、これから民主主義にとっては手続論というのは非常に大事だと思う...全文を見る
○佐藤(謙)委員 それでは、国民的合意は得られている、そういうふうにお考えですか。
○佐藤(謙)委員 私が聞く限りでは、環境基本法のときは、平成五年でしたか、国民からの意見を一生懸命聞かれた、あのときは中環審だとか自然環境保全審議会、そうしたところで法案の中身についての検討はかなり充実して行われたと聞いておりますし、その過程で、各種団体ですとかいろいろな市民から...全文を見る
○佐藤(謙)委員 中央環境審議会の意見を聞くというのは一歩前進だと思いますが、それでは、こうした推進基本計画案の計画策定手続の中に国民がどのように参画できるのか、そうした担保というようなものが果たしてあるのかどうか、その辺が一番私にとっては心配なところでありますが、その辺をお尋ね...全文を見る
○佐藤(謙)委員 先ほど申し上げましたように、例えばダイオキシンですとかPRTRということになると、かなり専門的な知識が必要です。そういう意味では、学識経験者の比重が多くなる、これは当然のことかもしれませんが、こうした循環型社会をどうやって国民全体が一丸となってつくっていくかとい...全文を見る
○佐藤(謙)委員 もう少し優しく何か一言あったら、私も、よし、一緒にやろうということになるわけですが、残念無念ですが、柳本次官のお人柄は私も存じ上げておりますから、こうした国民の将来にかかわる問題の意思決定過程に国民が参画するプロセスというものがいかに確保されるかというのは大変大...全文を見る
○佐藤(謙)委員 実は、この中環審の取りまとめがこの法律に色濃く反映されていないのではないかということも市民団体や我々のひとしく思うところでありまして、例えば、今御説明がありました中で、発生抑制が最優先されなければいけない、これはなぜ最優先されることがきっちりと明記されていないの...全文を見る
○佐藤(謙)委員 そこまでの認識をお持ちならば、ここはもう明確に廃棄物の発生抑制というものを明記することによって、より強い意思を法律に与えることができるのではないか。そういうふうに読み取れるとか、そうした考え方で、果たして国民にわかりやすい法律、なじむ法律になるのだとお考えですか...全文を見る
○佐藤(謙)委員 私は、法律に魂を入れるというか勢いをあらわすというか、意思をあらわすということは大事だと思うのですね。ですから、そういうふうに解釈されるとか十分そこで表現されているということが、次官はそうお考えかもしれないけれども、果たして国民がそう読み取れるだろうか、そこまで...全文を見る
○佐藤(謙)委員 基本法の下に基本法を置くという考え方が国民にはなかなか理解ができないというふうに聞いております。  今回のこうしたスキームで、今まで、基本法の下に基本法がある、そうした前例を、幾つかおありでしたらお示しいただきたいと思います。
○佐藤(謙)委員 私は、枠組み法が二つあって、その二つが並んでいくというのは国民に極めてわかりにくいと思うのですね。それで、先ほどの中環審の取りまとめでも、廃棄物処理法とリサイクル法を総合的に見直して新たな枠組みが必要だというところまで言っておられる先生方がたくさんおられるわけで...全文を見る
○佐藤(謙)委員 環境と経済をどう統合しようと考えているのかというのは次の質問で申し上げようと思ったんですが、そうした御答弁もいただきましたが、やはり私は、その前に、地球は人間だけのためにあるのかという問いが今人間に突きつけられているのだと思います。去年のPRTR法に、初めて人間...全文を見る
○佐藤(謙)委員 今回は、人間の生産活動、廃棄、リサイクル、そうした流れに絞って法律をつくられたということでありますけれども、それでは、今そのとおりだと言われたそうした全体の法体系というものについては、大臣はどういうふうにお考えですか。
○佐藤(謙)委員 そこで、第八条の自然界における物質の適正な循環とはどういう意味なのか、御説明をいただければと思います。
○佐藤(謙)委員 確かによくできた文章だと思いますが、その意欲が感じられないというか、やはり人間のそうした生産活動、廃棄、リサイクルといったものから離れて、もっと全体から構想されて、それが具体的に我々の将来につながっていくような法律や制度をつくっていかなければいけないのに、何か今...全文を見る
○佐藤(謙)委員 私は、このごみ問題は、ライフサイクル全体にかかわる問題でありますし、これは最大の教育の教材だというふうに考えています。  私自身は、できれば環境教育法というものをつくっていきたいということで勉強しているわけですけれども、こうした生活そのもの、それも世代を超えて...全文を見る
○佐藤(謙)委員 やはり理念は共有しているんだと思うんですね。いかに早く着実に目的に向かってそれを実現していくかということで、環境教育法というような法律ができることが私は重要だと思っております。  市民の方々とお話をすると、わかっているがどうしていいのかがわからない。あるいは、...全文を見る
○佐藤(謙)委員 私は、これでは不十分だと思いますし、ちょっと視点が私と違っていて、この辺はさらに議論をしていかなければいけないなというふうに思います。  時間の関係でもう一つ。今の時代、地域循環というのが今日的なキーワードだと思いますが、特に地域や地方自治体の役割というものが...全文を見る
○佐藤(謙)委員 ここで、国の責務、地方公共団体の責務、事業者の責務、国民の責務、それぞれに責務というのが書かれているわけでありますけれども、例えば国民の責務、冒頭の議論に戻りますけれども、参加する責務というものとやはり対であって初めてこうした責務というものは完結されるのではない...全文を見る
○佐藤(謙)委員 個別法ということですけれども、それが具体的にどういうことを示されているのかちょっと私にはわかりませんが、これからまた同僚議員が、拡大生産者責任あるいは経済的措置、それから廃棄物の定義等々について質問をしていただけるということですので、私自身はこの法律案についての...全文を見る
○佐藤(謙)委員 それは大体、時期的にはいつごろですか。
○佐藤(謙)委員 私も、そうした一覧表を見せていただいて、大変深刻な地域が藤沢市の引地川以外にもあるんだなと。こうしたところをこれからどういう形で追跡調査をして、それに対して対策を講じていくか、これはまさに環境庁にとっても非常に大きな試練になろうかと思います。  そんな中で、横...全文を見る
○佐藤(謙)委員 環境庁の調査地点の考え方というものによりますと、廃棄物焼却炉等のダイオキシン類の主要な発生源と考えられる施設の周辺地域というものが調査地点の選定基準の第一項目めに挙げられております。  いたち川の場合は、横浜市の焼却施設、その近くに栄工場というのがあるわけです...全文を見る
○佐藤(謙)委員 こうした高濃度のダイオキシンに対する発生源の特定について、横浜市に対して何らかの指導をなさいましたか。
○佐藤(謙)委員 それも先ほどの五月ということでよろしいんですね。  環境庁は、こうした出される調査結果について、指導も含めて、やはりきっちりと地方自治体とともに責任を果たしていくべきだというふうに考えるわけですけれども、五月に出てきたそういうデータをもとに、もしも高濃度のダイ...全文を見る
○佐藤(謙)委員 きのう、きょうの新聞も、さらに藤沢市の最終処分場の隣接地から二千六百ピコグラムという高濃度のダイオキシンが検出されたということを報じています。これは藤沢市の調査結果とは非常に大きな開きがあるわけです。  これから、行政と市民が対立関係にあるのではなくて、信頼関...全文を見る
○佐藤(謙)委員 藤沢の問題もそうですし、それから厚木基地周辺のダイオキシンも、五十四ピコグラムという大変高濃度のデータに我々びっくりしたわけですけれども、依然として大気では二十一ピコグラムという水準が出てきていますし、河川の底質で、県内で最高の九十二ピコグラムが検出されたという...全文を見る
○佐藤(謙)委員 ありがとうございました。
05月09日第147回国会 衆議院 環境委員会 第7号
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○佐藤(謙)委員 民主党の佐藤謙一郎です。  悪臭防止法の一部を改正する法律案について、数点質問をさせていただきたいと思います。  今まで、特定悪臭物質の排出水準によって濃度規制をするというそうした行き方から、平成七年の改正で臭気指数というものが組み込まれました。特に複合臭気...全文を見る
○佐藤(謙)委員 今の御答弁は、法制上ということで、法制論ではわかるわけですけれども、こうして一般からの苦情、そして一部は健康被害ですとかいろいろな問題が出てきているわけです。法制度的には整合性がとれないからということで国民は待ってくれないと思うんですね。  であるとするならば...全文を見る
○佐藤(謙)委員 指定地域、まさにここが大事なことだと思います。都道府県知事に権限があるわけでありますけれども、悪臭防止法第三条に基づく規制地域の指定状況という表を見て、私は横浜出身でありますから、首都圏はかなりきっちりと規制地域の指定というのがなされているのかなと見てみましたら...全文を見る
○佐藤(謙)委員 規制対象、非規制対象別苦情の割合、先ほど一部お話ししましたけれども、規制地域内の工場その他の事業場は、平成十年度、一万一千五十六件で五五%。それに対して、規制地域外、二千八百六十八件で一四%。こうした事業場以外の事業活動、それぞれ規制地域内と外とで七%、一%。こ...全文を見る
○佐藤(謙)委員 快適なにおい環境づくりということで、私、資料をめくっていましたら、かおり環境教育というくだりがあります。あるいは、かおり植物緑化というようなフローチャートがあるわけでありますけれども、私は、さきの委員会で、環境教育法を環境庁はつくるべきである、もしも環境庁がつく...全文を見る
○佐藤(謙)委員 「かんきょう」という雑誌で、農水省の宮崎さんという方の「環境中の香りがもたらす快適性増進効果」というのが目にとまりました。人間というのは、五百万年の歴史の中で都市が出現したのはごく最近のことで、それまでは太古の野生の森や草原に生きてきた、そういうものに合わせた脳...全文を見る
○佐藤(謙)委員 まさにそれは、私もこの法律案を見ればわかることで、対症療法なんですね。こういう事故が起きたら確かに手際よく措置できるということなんでしょうけれども、もっとほかにこの廃タイヤの火災から我々は学ばなければいけないことというのはたくさんあると思いますけれども、何かほか...全文を見る
○佐藤(謙)委員 確かに、この問題は環境庁だけがひとり取り組んで何かできるというものではなくて、他省庁との連携というものが大事だと思います。対症療法でうまくいくからといういつも後ろ向きの対応だけではなくて、一歩進んで、今大臣からお話がありましたように、この廃タイヤの問題というのは...全文を見る
○佐藤(謙)委員 こうした提案に対して前向きに検討していただければと思います。  昨今の永田町のきな臭さは臭気指数でどのぐらいかななんて思いながら、この悪臭防止法の改正案が、国民にとって心から受け入れてもらえるような法律になってもらうことを祈念して、質問を終わらせていただきます...全文を見る
05月10日第147回国会 衆議院 農林水産委員会 第14号
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○佐藤(謙)委員 民主党の佐藤謙一郎でございます。  きょうは、食品流通構造改善促進法の一部を改正する法律案につきまして、最初に質問させていただきたいと思います。  私、幾つかの法律に接するときに、この法律を関係の方々がどういうふうに感じ取っておられるかをいつも聞いて回るんで...全文を見る
○佐藤(謙)委員 これはもう見解が違うわけですけれども、いろいろな方々にお話を聞くと、どうも十分機能していない、先ほどの数字にもあるわけです。もともと食品製造販売業者の多くが中小零細企業で、融資事業などについても、多くが中小企業庁などの施策と重なっているためにどうも積極的な利用に...全文を見る
○佐藤(謙)委員 今の御説明は承っておきますけれども、私は、この法律がなかなか機能していかない、もちろん経済情勢もあるわけですけれども、農林漁業金融公庫のあり方ということにも触れないわけにはいかないと思うんですね。  この公庫そのものはもともとどういうことで創設されたかというと...全文を見る
○佐藤(謙)委員 農林漁業金融公庫の創設の趣旨をあいまいなままにして、加工、流通にシフトしていっていいじゃないかという御意見でありますけれども、だとすれば、ここで質が問われてくると思うのです。  中小零細の製造、加工、流通業者にまで枠を広げる。実態はどうかというと、これは大企業...全文を見る
○佐藤(謙)委員 さっきの数字は三七・二%ですから、かなり大企業に比重がいっていると思うのですね。  実は、今度の改正案というのは、その一つに、農林漁業者あるいは中小零細な業者が大企業にのみ込まれていってしまうのではないかという不安があるということを前提とした議論をしないと、大...全文を見る
○佐藤(謙)委員 今の御答弁でも全く消費者の視点というのが欠落をしていて、なるほど、そういう御認識なのかなと。人材というのは、何も農水省の方を私は否定しているわけではなくて、人材は業界だけではなくて、市民にも消費者にもたくさんおられるわけであります。そのバランスを考えていかないで...全文を見る
○佐藤(謙)委員 まさにその辺を厳しく適切に運用していただきたいというふうに思うわけであります。  もう一つ、弱い立場から。この法律自身は平成三年にできたわけですけれども、そのときちょうど規制緩和を目的とした大店法の問題があって、そうしたことから、中小零細規模の小売店をどうやっ...全文を見る
○佐藤(謙)委員 どうかその視点も忘れずにひとつお願いしたいと思います。  それから、冒頭にお聞きしなければいけなかったわけですが、まさに食料自給率、今度の基本計画等でも具体化が進んできているわけでありますけれども、食料の自給率の向上に対して今回の法改正がどういうような効果があ...全文を見る
○佐藤(謙)委員 実は、これに関連して食品の安全の問題について御質問したかったんですけれども、時間があと十分少々になりましたので、この法律に関連する質問はこの程度にさせていただいて、一つだけ、あとの十分を、私自身が今、問題意識を持っている給食の安全性というテーマで若干質問をさせて...全文を見る
○佐藤(謙)委員 食品の安全性というと、厚生省あるいは環境庁、文部省とかが前に出てくるわけですけれども、農水行政でそうしたことに前向きに取り組んでいただきたいというのが私の考え方です。  とりわけ、先ほど数字を挙げて、パンを何キロ食べない限り大丈夫だという、そういう議論がいつも...全文を見る
○佐藤(謙)委員 前向きの決意を伺ったところで質問を終了させていただきます。ありがとうございました。
08月04日第149回国会 衆議院 環境委員会 第1号
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○佐藤(謙)委員 環境庁長官の所信に対する質問をさせていただきます、民主党の佐藤謙一郎でございます。  最初に、大臣、超低空飛行をしている森内閣の唯一の目玉、こう言われていて、あるいは一筋の光明、こう言われるわけでございますけれども、私も川口大臣に大変期待をするところ大であるわ...全文を見る
○佐藤(謙)委員 生活者の視点というのは、やはりこの環境行政にとって一番大事なことだろうと思いますし、とりわけ七年間の民間での御活動、普通の人の立場に立とう、そうした御見識というのは、私は大変すばらしいことだと思います。  ただ、残念ながら、今回の所信表明を拝見しますと、相も変...全文を見る
○佐藤(謙)委員 国民が期待しているのは、実はその部分だったんじゃないかなと思うんですね。やはり、我々政治家も普通の人の言葉を使うことによって政治を身近にし、信頼を深めていくことができる。恐らく環境行政についても、国民は、そうしたスタイルだとか言葉遣いだとか、そういうところから、...全文を見る
○佐藤(謙)委員 教育ママという表現を使われました。私が申し上げているのは、誤解があったら言い直さなければいけないんですが、すべての公共事業に口を出していけということを言っているんじゃないんですね。  今、日本に二千五百のダムがあります。さらに、三百のダムが今つくられ、計画され...全文を見る
○佐藤(謙)委員 教育ママを訂正していただいてほっとしました。やはり川口大臣もそうした官僚としてのおごりがあるのかな、公共事業で苦しむそうした市民を上から見渡すような考え方をお持ちなのかと思っていたわけですが、率直に訂正していただいて大変ありがたいと思います。  そこで、今、環...全文を見る
○佐藤(謙)委員 実は、環境アセス法が事業主体の免罪符、自作自演のものになっているケースを、一つここで申し上げたいと思います。  これはこの委員会でも二、三回質問をしております、和歌山の雑賀崎の下津港港湾計画についてでありますけれども、前の真鍋大臣も、一度現地に行ってくれる、そ...全文を見る
○佐藤(謙)委員 それでは、分割しようとする、そういうこそくな手段に対しては厳しい考え方を持とうということでよろしいんですね。
○佐藤(謙)委員 百数十ヘクタールを七十四ヘクタールにしたのは、やはり環境庁の手柄だったと僕は思うんです。分割というのは、話が変わりますけれども、ダイオキシンで問題になった埼玉県のくぬぎ山、ああいうところの焼却炉も、炉を二つに分ける、三つに分けることによって基準を逃れていく、そう...全文を見る
○佐藤(謙)委員 この七千二百万円というのは、細かくなりますので大臣にこれ以上質問を申し上げるのは失礼かと思いますので、この法的根拠を後でお示しいただきたいというふうにとどめさせていただきます。  細部にわたった質問で、就任一カ月余の大臣には大変失礼であったかと思いますが、それ...全文を見る
○佐藤(謙)委員 それはおかしいですね。この吸収量については、それぞれの各国が自国のデータを今月の一日までに条約事務局に提出することになっていると思うんですけれども、今の御答弁では、そんなことはもう全く無視しているかのような御答弁です。きのう現在、まだ日本政府は未提出だというふう...全文を見る
○佐藤(謙)委員 これは、それではまだ未提出だということは確かですね。
○佐藤(謙)委員 それはいつごろ提出される予定ですか。
○佐藤(謙)委員 できるだけ早くというのはいつでも官僚から何度も聞かされる言葉で、普通の言葉を使う普通の人間であってほしい、やはりもう少し誠実にそうしたことに向き合っていただきたいなと思うんですけれども、では、そのときには、数字と定義とすべき考え方というものは、国民の前にきっちり...全文を見る
○佐藤(謙)委員 やはりこれは国際信義の問題ですので、一刻も早く提出をしていただいて、国内での議論というもの、国民が参加をして本当に真剣な二十一世紀の我々の未来について議論をする、そうした土俵を一刻も早くつくっていただきたいというふうに考えます。  それから、うわさを申し上げる...全文を見る
○佐藤(謙)委員 気候変動枠組み条約の第三回締約国会議を契機にして、確かにこの長期エネルギー需給見通しの扱いについては、私は一歩前進してきている、こう思います。ただ、まだやはり審議会を中心とした、役所に都合のいい、そうしたところで審議をするのではなくて、国会の承認というのは必要だ...全文を見る
○佐藤(謙)委員 一般論での御見識は伺いましたけれども、私、今非常に残念だと思うのは、この問題は通産省の問題だとこれはだれが決めたんですか。確かに所管は通産省です。だけれども、縦割り行政の弊害が叫ばれていて、エネルギーの需給見通しについては大変、各方面から、何でエネルギー政策を一...全文を見る
○佐藤(謙)委員 実はそのとおりの問題なんですね。ですから、普通の大臣であれば、これは国会が決めることとぽんと突っぱねてしまうところなんですけれども、今いろいろと大臣が御自身のお気持ちをお伝えいただいたことは、大変ありがたいと思っています。恐らく大臣の立場で、こういう質問に対して...全文を見る
○佐藤(謙)委員 ぜひとも、こういうところで、日本の健康と安全を次の世代にバトンタッチするために、きっちりと環境庁が果たさなければいけない役割というのは大きいんだろうと思うんですね。前向きにという御答弁をいただきましたので、大臣にそうした取り組みにさらに積極的にかかわっていただけ...全文を見る
○佐藤(謙)委員 そういう受け身の考え方が、国民が環境庁に持っている期待をさらに遠ざけていってしまうのではないかな。  言われていることはもちろんわかります。それが精いっぱいのことなのかもしれませんけれども、なぜ一歩進んで、これは京浜事務所がやっている検討委員会なんだから県と市...全文を見る
○佐藤(謙)委員 これで終わります。どうもありがとうございました。