佐藤謙一郎

さとうけんいちろう



当選回数回

佐藤謙一郎の2001年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月27日第151回国会 衆議院 農林水産委員会 第2号
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○佐藤(謙)委員 民主党の佐藤謙一郎です。  きょうは農水大臣とこうやって一時間質疑をさせていただきますが、かつての先輩議員として、私自身環境問題をやっていたときから、谷津農水大臣の御見識には私としても御尊敬を申し上げていたわけでありますが、公共事業の見直しということで、自民党...全文を見る
○佐藤(謙)委員 この問題では、例えば一九九三年ですか、生態系の消滅はもはややむを得ない、環境の創出を望みたい、高田前知事がこんなことを言っているわけでありますけれども、私がここでまず議論をさせていただきたいと思いますのは、二月の八日の予算委員会で、私どもの菅幹事長と谷津大臣との...全文を見る
○佐藤(謙)委員 この間の、きのうですか、予算委員会での速記録ですけれども、今何が原因であるかということは、正直言いましてまだわからないわけでありますから、総合的に調査をしてもらうことが大事だと。しかも、これを早くやってもらいたいという御答弁の中で、ことしの十月になりましたらまた...全文を見る
○佐藤(謙)委員 そのタイムリミットを示していただきたいと思います。——いや、きょうは僕はすべて大臣にお願いをしていることですので、大臣、お願いします。(谷津国務大臣「専門的なことだから、ちょっとわからないので」と呼ぶ)いや、大臣がやはりお答えいただきたいと思います。
○佐藤(謙)委員 私は、今すぐにでもあけなければ間に合わないというふうに考えております。
○佐藤(謙)委員 それでは、谷津大臣、先ほどの私に対する質問と同じように、災害があったらどうされるんですか。
○佐藤(謙)委員 これは我々は、私どもの菅議員からもお話をしているように、干潮時にとにかく水門をあけて水を入れるということは、いささかも災害とは無縁の話だろうと思います。  そこで、今度の第三者委員会が、項目の中に水門をあけて調査しようと言われたら、大臣は調査をすると言っておら...全文を見る
○佐藤(謙)委員 その命令の答えは、タイムリミットはいつになるんでしょうか。
○佐藤(謙)委員 そう遠くないということであれば、第三者委員会が中間報告をなるべく早めて出すということになれば、五月でも六月でも水門をあける用意はあるということですね。
○佐藤(謙)委員 わかりました。(発言する者あり)いやいや、そういうことを聞き出したく、僕は質問をしたわけですけれども、ですから、今私はタイムリミットということを言っているので、すぐにでも出せるということですね。
○佐藤(謙)委員 いや、私は、もっと早く一つの中間報告をしてという、そのタイムリミットのことについて触れたわけでありますけれども、これは一日でも早く、私が冒頭申し上げたように、私の考え方は今すぐにでもあけるべきだというふうに言っているわけでありますから、その辺はお取り違いのないよ...全文を見る
○佐藤(謙)委員 私の知る限りでは、この小長井町の有明商事が独占しているということで、干拓事業における砂の納入業者とその価格がどうなっているかということは、後で御報告をいただきたいと思います。  それからまた、二月九日の日刊ゲンダイで、農水官僚が反対漁民に対して買収工作を行った...全文を見る
○佐藤(謙)委員 元小長井の漁業組合長は、自分は確かにそうしたことを言われた、こう言われておりますので、当委員会でも参考人として呼んでいただければ、理事会で御協議願いたいと思います。
○佐藤(謙)委員 それから、この諫早干拓については、この小長井の漁業組合の組合長さんだけじゃなくて、反対運動をして本当に自分たちの漁場を守ろう、自分たちの将来の仕事を守っていこうとする人たちに対して、例えば工事現場の請負業者として会社をつくったらどうかというような提案をして、そう...全文を見る
○佐藤(謙)委員 それでは、そうした籠絡の手口というのを私はあちこちから今回聞いているわけですけれども、それは諫早干拓をしようとする人が反対派に対して行っていることでありますけれども、例えば、これは川辺川のことで恐縮なんですけれども、今月の二十二日に、川辺川に関連する幾つかの団体...全文を見る
○佐藤(謙)委員 ここではまた、今月の十八日に人吉市で開催された総決起集会で、これは推進派の総決起集会で、旧建設省OBである林田衆議院議員が、後輩に対して暴力的にでもやらせたい、そういう決意でございますと述べているというふうにこれは新聞報道でもあるわけですけれども、こうしたことは...全文を見る
○佐藤(謙)委員 こうしたことというのは情報が錯綜するわけですから、ひとつ私の尊敬する大臣としては、やはり公共事業というのは国民のためにあるんだというそれぞれの思いでやろうとするならば、手続でこうした誤解を与えるようなことがあってはいけないと私は思うんですね。どうか大臣、一度この...全文を見る
○佐藤(謙)委員 そうだと思います。今までの谷津大臣の姿勢からいって、やはりその辺かなり厳しく今までも対応されてこられた大臣だというふうに私は考えておりますので。ところが、こうしたことがすべて本質をわきに追いやってしまうことになりかねないと私は危惧をしているところでございます。 ...全文を見る
○佐藤(謙)委員 それは、結果によっては漁業調査を十全にやることも検討していただけますね。
○佐藤(謙)委員 ここで有明海から八代海、不知火海の話になるわけですけれども、川辺川の利水事業について二、三ちょっと御質問をしたいと思うんです。  土地改良法では、事業の計画変更を行う場合、事業認可時と同様に受益者の三分の二以上の同意取得が義務づけられているわけでありますけれど...全文を見る
○佐藤(謙)委員 その辺は、今の御説明を承りましたけれども、現実には二千百名の原告と補助参加があって、事業の計画変更に伴って、同意をかつてしていた人たちの多くが利水事業に反対をして訴訟まで起こしているわけですね。かつて渡辺当時の構造改善局長は、これだけ大きな利水事業について、きの...全文を見る
○佐藤(謙)委員 やはりそれは私は承服しかねるといいますか、まあ大臣がそういうふうに言われるのはわからないでもないことですけれども。  私も随分周辺農家を歩かせていただきました。本当にだまされたと言う人もいれば、自分が浅はかだった、本当にもう少し勉強していれば同意なんかしなかっ...全文を見る
○佐藤(謙)委員 これはまた土地改良法の改正の議論で続けさせていただきたいと思います。  次に、漁業権の問題なんですが、やはりここで非常に私ども、現地に行って漁業組合のあり方というのが改めて問われているんだなというふうに考えているわけです。  川辺川の球磨川漁協、大体千八百人...全文を見る
○佐藤(謙)委員 全員の同意をとるべきだろうと私も思っております。  それと、球磨川漁協は、先ほど申し上げましたように、県の指導による総代会開催前の総会勧告というのを無視して行われようとしているわけですけれども、あした、つまりこの時点で開かれた総代会での決議というのは本当に有効...全文を見る
○佐藤(謙)委員 ちょっと堂々めぐりになっちゃうんですが、仮にあしたその特別決議が通ったとして、前々から漁協組合員の方々が総会をやれと言っていて、これは県の勧告も無視して総会の前にあした総代会をやるわけですけれども、その後二十日間、あしたから二十日間、とにかく総会をやれと言っても...全文を見る
○佐藤(謙)委員 そういうぎりぎりのところまで追い込み合うことじゃなくて、どうか大臣が主導権をとっていただいて、この問題にもいい結論が出せるような方策を検討していただければというふうに私は期待をしているところでございます。  私、有明海の方に行っていろいろと感じたことは、これは...全文を見る
○佐藤(謙)委員 前向きな御答弁、ありがとうございました。  佐賀市の場合は、やはり微量な残留農薬というものが検出されている。そこからスタート。例えば、交通事故でだれか児童が事故を起こしてから横断歩道をつけるということじゃなくて、ちょっとした兆候からこうしたことに前向きに取り組...全文を見る
○佐藤(謙)委員 ありがとうございました。これで質問を終わります。
05月18日第151回国会 衆議院 環境委員会 第10号
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○佐藤(謙)委員 民主党の佐藤謙一郎でございます。  きょうは、環境問題全般にわたって川口大臣に何点か質問させていただきます。  大変私はうれしいことがございました。それは、小泉総理大臣の所信表明演説に環境問題を大変大きくクローズアップしていただいた。そういう時代がやっと来た...全文を見る
○佐藤(謙)委員 心強いいろいろな御答弁をいただいてありがとうございます。  小泉内閣の最大の目玉が財政構造改革ということでありますが、私どもも、プライマリーバランス等の議論をしながら一生懸命、小泉政権とある意味で同じ方向で財政構造改革の実現を考えながら、例えば公共事業を五年で...全文を見る
○佐藤(謙)委員 この辺になると少しトーンダウンをしてきてしまったのかなと。  私は、前回、川口大臣が御就任をされたときの質問で、公共事業と環境アセスについてもっと積極的に環境省、当時は環境庁でしたけれども、物を言って前に進めるべきだ、そういうお話をしましたら、後で否定はされま...全文を見る
○佐藤(謙)委員 道路特定財源そのものについてもう少し深く切り込んだ御答弁をいただければと思いました。  さらに、これから環境税ですとか炭素税ですとか、私ども環境に携わる者にとって、そうした目的税的な議論がいろいろと進んでいきますので、この辺で、例えば財政の硬直化ということにつ...全文を見る
○佐藤(謙)委員 政務官の前向きな御答弁、ありがとうございました。  それでは、これからちょっと、私が環境問題に日ごろ感じていることを御質問させていただきたいと思うのです。  環境問題というのは、やればやるほど葛藤なんだなと。一つの正解がここにあるんだという、そこにたどり着く...全文を見る
○佐藤(謙)委員 この件では、チッソは上告を見送って、そして熊本県は、大変じくじたる思いでという言い方をして上告をされた。その表明の中に、何か、本当に悩み抜いた、あるいはだれかの圧力でなのかもしれませんけれども、そうしたものが表出されたわけです。  一方で、同じようなというか、...全文を見る
○佐藤(謙)委員 本当にもう言いわけを聞いているとしか思えない。本当に規制ができたのだろうかなんということを言われると、水俣病患者の方々の無念さがさらにますます増してくるのではないかな。  これは、御承知のように、テレビが日本に普及し始めた昭和三十年代。特に、今の天皇陛下の御成...全文を見る
○佐藤(謙)委員 パートナーシップの部分は、大変示唆に富んだお話をいただいてありがたく思います。  ただ、科学的な知見が追いつかないからその部分を予防原則で補うことによって人間や生態系の安全や健康というようなものを守っていこう、そういう趣旨から考えると、所沢なんかのああいうダイ...全文を見る
○佐藤(謙)委員 ブッシュ政権の周りに、気候変動枠組み条約のこの京都議定書の問題について積極的な人間が実は一人も配置されていないというようなことを私は聞いたのですが、いずれにしても、今の大臣のお話を伺うと、かなりそれなりの感触を得た、そういうことでしょう。  二十二日から二十四...全文を見る
○佐藤(謙)委員 来月に入りますと、附属書1国の閣僚会議や、あるいは途上国の会合、それから六月の末には非公式な会合がまたあって、それが七月十六日から二十七日ですかのCOP6再開会合につながっていくわけですが、大臣のお考えとして、COP6の再開会合にあるスタンスを各国がつくっていく...全文を見る
○佐藤(謙)委員 もう時間が参りましたので、このCOP6再開会合等についての質問は、次の長浜同僚議員にお任せしたいと思います。どうもありがとうございました。
05月29日第151回国会 衆議院 農林水産委員会 第15号
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○佐藤(謙)委員 民主党の佐藤謙一郎でございます。  武部大臣とは、かつてからいろいろな場面、場面で御一緒することが多かったわけでありますが、今回の大臣就任後のいろいろと答弁を伺っていますと、多少饒舌に過ぎるかなと思いつつも、情熱がそのままあふれ出て、御本人の言葉で御答弁をされ...全文を見る
○佐藤(謙)委員 残念ながら、大臣の御自身の言葉じゃないような感じがしましたが、早期解決を目指しているのであれば、当然、上告断念がしかるべきだっただろう。平成七年の和解に応じられた患者連合の方々も、わだかまりはあるけれども、高齢化したということもあって上告は断念すべきだと言ってお...全文を見る
○佐藤(謙)委員 今回の水産基本法の議論を通じて一つ非常に不毛だったのは、保全と調和という言葉の遊びに終始してしまっていて、場合によっては保全よりも調和の方が重い概念だなんということを言われてしまうと、そこで議論は終わってしまうのですね。  どうも今調和と保全の議論で、いじるな...全文を見る
○佐藤(謙)委員 本当に前向きに御発言をいただいて、ありがとうございました。  先ほどの有明海の問題も、筑後川大堰の話が出ました。それこそいろいろな原因がふくそうして、今回のアサリだとかタイラギだとかアゲマキの被害になりノリの被害になりということにつながっていっているわけですけ...全文を見る
○佐藤(謙)委員 この件については通告を申し上げなかったので、あるいは唐突に聞こえてしまったかもしれませんが、自然環境権というのは、今申し上げましたように、人間が生まれつきもう既に自然の恵沢を享受する権利があって、これはどういうことを意味するかといいますと、環境基本法でもまだ明文...全文を見る
○佐藤(謙)委員 今水産庁長官は、水産行政と環境行政、こう言いましたけれども、ここでは同じ立場に立てるのじゃないかなと思って私は議論をしているのですね。  今水産庁長官は、漁業者の被害に対して手続的に応援をするということにとどまった発言だったのですけれども、これからやはり水産と...全文を見る
○佐藤(謙)委員 農業には、開発から身を守る仕組みというのが、今いろいろと社会的にあるんですが、どうも漁業と森林・林業は、まさに開発にさらされてしまう。だからこそ、今、森は海の恋人、川はその仲人と言われた、気仙沼の畠山さんが始めたああした運動が全国的に展開をされる。  そして、...全文を見る
○佐藤(謙)委員 どうもありがとうございます。  最後の質問になると思うんですけれども、今、感謝と謙虚という言葉を出していただきました。それに対して私は感謝を申し上げたいと思うんですが、海洋資源という言葉自身に、人間にとってのみ有用であるというそうした傲慢さ、そうした考え方から...全文を見る
○佐藤(謙)委員 武部大臣の誠実なお人柄に期待をして、質問を終わらせていただきます。
06月12日第151回国会 衆議院 農林水産委員会 第18号
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○佐藤(謙)委員 民主党の佐藤謙一郎でございます。  きょうは参考人の皆様方の貴重な御意見をいただきました。お忙しい中をお越しいただきましたことに心から感謝を申し上げながら、それぞれの参考人の方々に若干の質問をさせていただきたいと思います。  最初に、飯塚参考人にお願いをいた...全文を見る
○佐藤(謙)委員 どうもありがとうございます。  ダム建設でいえば、恐らく飯塚参考人のおられる群馬には八ツ場ダム、これは長良川河口堰、川辺川、徳山ダム、苫田ダムあるいは思川南摩ダム、そうした、今つくるべきかどうかの全国的な議論がありますけれども、一番大きな問題にこれからなってい...全文を見る
○佐藤(謙)委員 同じ質問を小国町長の宮崎参考人に。  バイオマスですとか、そうした新しい展開を地方自治体という立場からお示しをいただきたいのと、あわせて、第三セクターの運営の問題で、また何か私ども国が考えていかなければいけない問題があれば、御指摘いただければと思います。
○佐藤(謙)委員 バイオマスについては、この国会で自然エネルギー発電促進法というものを私どもは出そうと思っておりますが、その中核は電促税をそちらに入れていく、そうした骨格になっているところでございます。  それでは、時間がなくなって恐縮ですが、木平参考人には、市民参加がキーワー...全文を見る
○佐藤(謙)委員 どうもありがとうございました。
12月04日第153回国会 衆議院 環境委員会 第4号
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○佐藤(謙)委員 おはようございます。民主党の佐藤謙一郎でございます。  きょうは、公共事業について御質問をさせていただきたいと思います。  私、ここ二、三カ月で、石垣空港ですとか、泡瀬干潟ですとか、新潟・清津川ダム、あるいは広島・吉和の大規模林道、そのほか、毎週土日を利用し...全文を見る
○佐藤(謙)委員 大臣の御答弁はそんな御答弁にならざるを得ないと思うんですが、私ども、地域地域に行きますと、環境省にもうちょっと頑張ってもらいたいという声が大変高いんです。  例えば、全国の絶滅危惧種の問題一つとっても、ワシとかタカ、猛禽類は、御承知のように食物連鎖の頂点にあっ...全文を見る
○佐藤(謙)委員 いや、僕の方には全くそうしたデータはお示しいただけなかったので、そのおおむねということであれば、公共事業は五万から七万あると言われていますから、そのすべてについて調査をしろと言ってもこれはどだい無理なことですから、そのおおむねというところを資料要求しますので、そ...全文を見る
○佐藤(謙)委員 私はすごく失望をいたしました。  確かに、縦割り行政というものを横に連携して総合化をするというのは一つの正解ではあると思いますけれども、私は、二十一世紀型の公共事業というのは、当然のことながら、市民参加の視点というものを無視して公共事業は成り立たないだろう。ま...全文を見る
○佐藤(謙)委員 また失望してしまったのですが……。  もちろん、市民参加は前提だと言われてしまえばそれまでですけれども、二十一世紀の環境省がかかわる公共事業とはどういうイメージだというときに、省庁間の調整だけで市民参加を言わない。そして、言わなかったじゃないかと言うと、いや、...全文を見る
○佐藤(謙)委員 ちょっとそれは僕が早口でしゃべってしまったので、パブリックコメントの期間は多分三週間から四週間だと思います。二月中旬から三月中旬。ところが、三月の下旬にまとめてしまうというときに、一週間前に国民の意見をまとめて、それが反映されるのかということを僕は申し上げたかっ...全文を見る
○佐藤(謙)委員 ということは、相互交流というようなサロン的な意味合いということでよろしいのでしょうか。
○佐藤(謙)委員 その辺、今前向きなお答えをいただいたので安心しているのですけれども、なぜ私がこういうことをお聞きしたかというと、環境省がこれから政策官庁、調整官庁に徹していくのか、あるいは事業官庁を目指すのかということにかかわってくるのですね。  なるほど、今百七十億くらいの...全文を見る
○佐藤(謙)委員 事業官庁の悪いところを引き継がないようにお願いしたいと思います。中途半端が一番いけないと私は考えております。  終わります。