佐藤祐弘

さとうすけひろ



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佐藤祐弘の1984年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月10日第101回国会 衆議院 予算委員会第三分科会 第1号
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○佐藤(祐)分科員 ことしはオリンピックの年、スポーツに対する国民の関心が非常に高まる年である。年々国民のスポーツ要求も強くなっております。それで私はスポーツの振興についてお尋ねをいたします。  まず最初は、国立競技場に設置されております秩父宮スポーツ博物館及びスポーツ図書館の...全文を見る
○佐藤(祐)分科員 今御説明ありましたが、この博物館と図書館は我が国に一つしかない総合的なもので、非常に貴重なものが集められております。私も先日行ってまいりました。それで、私の気のついた点を申し上げながらお伺いしたいと思います。  まず、博物館についてでありますが、ここには、例...全文を見る
○佐藤(祐)分科員 これは大臣もぜひ行って、見ていただきたいと思うのですね。行きますと、本当にそういう思いがします。私もスポーツ好きですから、残念な気持ちですね。  それと、政府は今度の国会で、この博物館、図書館の事業を行っている特殊法人の国立競技場、これを解散しまして、学校給...全文を見る
○佐藤(祐)分科員 今の答弁で、資料の収集、保存などは引き続きやるということはわかりました。消極的、形式的にならずにぜひやっていただきたいということを要望いたしておきます。  このことに関連しまして、大臣、御存じないかもわかりませんが、昨年の十月、日本体操協会の近藤天さん、それ...全文を見る
○佐藤(祐)分科員 今まさに問題があるわけでありまして、ぜひ再開をしていただきたい。  しかも、委員の方にお聞きしますと、開かれなくなったという説明もなかったということで、大変失礼だと思うのですね。任期切れのままほうっちゃっておるということであります。その点の事情などもよくお調...全文を見る
○佐藤(祐)分科員 どうぞよろしくお願いします。  それと、今大臣のお話に出てきました、皆がスポーツを楽しむ、国民スポーツの問題です。オリンピックが花だとしますと、その基礎を支えるといいますか、その問題で次はお尋ねをしたいと思います。  昭和四十七年の保健体育審議会の答申「体...全文を見る
○佐藤(祐)分科員 非常に達成率が低いといいますか、四割ですね、そういう状態ということはわかりました。そうしますと、昨年三月に出ました臨調答申の中では、施設の整備が全国的に相当進んでいる、そういう現状認識で展開をされておりました。これはどうも事実と違うようだと指摘せざるを得ないわ...全文を見る
○佐藤(祐)分科員 学校施設の開放は結構だと思います。同時に、やはり肝心なのは公共施設だと思いますので、私は年次計画が立たないはずはないというふうに思うのですね、民間の問題がありましてもそのくらいの調査力は当然おありでしょうし。ですから、ぜひ年次計画で進めるのがいいのじゃないか。...全文を見る
○佐藤(祐)分科員 次に、関連しましてですが、スポーツの指導員の問題でお尋ねしたい。  スポーツ振興法では体育指導委員、これはボランティアではなくて非常勤の公務員ということでありますが、これを市区町村に置くことになっております。現状はどうなっておりますか。
○佐藤(祐)分科員 人口比の目標があったと思いますが。
○佐藤(祐)分科員 どなたか知っておられる方いらっしゃいますか。——時間がありませんから私の方で言います。先日文部省の方に来ていただいてお聞きしましたところ、おおよそ三千人に一人という目標で来ていた、現在は平均すると二千五百人に一人ぐらいになっておって、非常によくいっておるという...全文を見る
○佐藤(祐)分科員 それはある部分については一応そうなっているというだけであって、ほとんどの実際の指導員——実際の指導員というと物すごく数がいるのですよ。その人たちが入れてないのが実情なんです。その点についての要望が出ているわけです。先日、あれは三重でしたか、裁判もありましたです...全文を見る
03月10日第101回国会 衆議院 予算委員会第四分科会 第1号
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○佐藤(祐)分科員 保育の問題でお尋ねをいたします。  保育を考える場合、いろいろな側面があるわけですが、近年、働く婦人がふえる中で、実態として、保育に対する要望、非常に切実になっておりますし、また多様化をしております。と同時に、来年批准される予定であります婦人差別撤廃条約、今...全文を見る
○佐藤(祐)分科員 ところが、最近の保育をめぐる状況を見ますと、この厚生省の掲げておられるような目標にそぐわない事態あるいは逆行する事態さえ生まれていると私は思うわけです。  そこで、保育を本当に充実させる、そういう観点から幾つかの問題に、絞ってお尋ねをしたい。  第一は保育...全文を見る
○佐藤(祐)分科員 そういう説明をいただいても、本当は回答にはならないのです。そういう中で起きている事態をどう考えるのかということを聞いているわけです。どうも厚生省さんは実情をよくつかんでいらっしゃらないのじゃないかというように思わざるを得ないわけです。  別の角度からいいます...全文を見る
○佐藤(祐)分科員 そう思っておられるという御答弁ですが、実態としては、保育料が高いためにということを理由に挙げて辞退する人がいらっしゃるわけですね。そこはやはり考える必要がある。厚生省というものは、本来国民の福祉、健康、そういうものを親身に考える省であろうと思う。今負担能力の問...全文を見る
○佐藤(祐)分科員 そこが違うし、大事な点なんですよ。所得減税がなくて、だから実質所得が上がっていない。所得税額が上がったためにランクアップするのですよ。これはおかしいのじゃないですか。実際に計算して、同じ号俸で五年前はD6だったのが五年後はD8になっている。これはおかしいでしょ...全文を見る
○佐藤(祐)分科員 そこばかりにとどまっておれませんが、結局本旨は収入、生活程度に応じてということでして、その場合に何をとるかということで所得税額を勘案して徴収する。一種の便法なのですよ。一番のポイントはそこにあるわけじゃないのです。その点で矛盾が起きているから検討すべきではない...全文を見る
○佐藤(祐)分科員 そういう大方針にもかかわらず、公的保育所でゼロ歳児保育をやっていない、拒否している自治体があります。私の地元の江戸川区がそうなのです。ここは東京二十三区中ただ一つやっていないのです。お母さんたちは非常に望んでおられるわけです。区長さんの考えで、区長さんは保育マ...全文を見る
○佐藤(祐)分科員 ぜひそのように御指導もお願いしたいというふうに思います。時間がありませんから、保育ママ制度、具体的に余り言いませんけれども、要望は切実なのです。三人まで預かれるようになっているわけです。おやつも持っていかなければいけない。そうすると、おやつの見比べということが...全文を見る
○佐藤(祐)分科員 これは意外な数字ですね。二百五カ所。達成率二〇%ということですね。ただ問題は、需要はあるわけです。要望は非常にあるわけですね。なぜできないのか、その辺はどう考えていられるのですか。
○佐藤(祐)分科員 やたらな長時間ということではなくて、国会決議でも言っていると時から七時ということは、別に無理なことじゃない。切実な要望でもあるわけです。国会決議があるにもかかわらず、それまでも否定されるということではないと思います。その線でやっていただきたい。例えば、大阪の市...全文を見る
○佐藤(祐)分科員 最後に一つ申し上げます。  厚生省で延長保育ですが、五十九年度幾つか実現しそうなところを御存じなんではないですか。
03月26日第101回国会 衆議院 逓信委員会 第3号
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○佐藤(祐)委員 初めての質問をさせていただきます。ふなれな点はお許しをいただきたい。  私はまず最初に、ニューメディアに対するNHKの基本的な取り組みの姿勢といいますか、お尋ねをしたいと思います。  NHKは、昨年の文字多重放送に続きまして、ことしの五月には衛星放送を開始し...全文を見る
○佐藤(祐)委員 具体的に衛星放送の問題で幾つかお尋ねをしたいと思います。  衛星放送は、この審議でもたびたび言われておりますように、難視聴解消を主目的として始まったわけであります。その後、今回の質疑の中でも、衛星放送は豊かな可能性を持っており、難視聴解消にとどまらず多面的、多...全文を見る
○佐藤(祐)委員 事前調査はやられていないということですね。
○佐藤(祐)委員 質問がちょっと不正確でした。事前に、衛星放送が開始された場合に受信設備を備えるかどうかという意味の調査です。
○佐藤(祐)委員 今申された量産化の見通しも非常に不確かなものでありますし、それを待つわけにいかないと考えます。いずれにいたしましても私は、何らかの対策を立てなければ、電波は送られているが受信されないということで、難視聴解消というのが当初の目的や建前だけのままになる、虚名に終わる...全文を見る
○佐藤(祐)委員 補助金を出そうということまでおっしゃれば百点だったのかわかりませんが、ぜひ本当に検討していただきたいと思うのです。そうでないと、さっきも言いましたが、本当に実体のない虚名になってしまう。  続いて、放送の内容といいますか、豊かな発展を目指していくということに関...全文を見る
○佐藤(祐)委員 私は、この内容で幾つか検討すべき問題があるのじゃないかと感じておるわけです。  一つは、いわゆる時差放送と言われておるわけですが、大河ドラマなどの人気番組の先行放送をやられる、そういう予定になっているわけですが、これもNHKさんのおっしゃる編成上の工夫による魅...全文を見る
○佐藤(祐)委員 今の御答弁でしたが、いやそうではないようにこれまで聞いてきておりました。割合に時差放送を売り物にするといいますか、キャッチフレーズにするようにも聞いておりましたので、そういうことではない、それをメーンに置くのではないということであれば、その点はそういう方向で進め...全文を見る
○佐藤(祐)委員 そういう方向で検討をお願いしたい。  さらに、一つ大きな問題といいますか、どうしても私、解決が迫られている根本的な矛盾があるように思うのです。それは先ほどの御説明にもありましたが、衛星放送で難視聴解消という大義名分と、衛星放送の内容を豊かにしていく、魅力的なも...全文を見る
○佐藤(祐)委員 今の点で、私がお聞きしたのは、だからどういう可能性を検討されておられるのかというあたりでお聞かせいただければと思ったのです。ともかく、難視解消の前提に立つ限り、七、八割はある意味で永遠に地上波と同じものが流れていく、構想しておられるのはこういうことではなかろうと...全文を見る
○佐藤(祐)委員 こういうことをお聞きしているのも、五十九年度の予算案とかそういうことにも絡む問題もあるのでお聞きもしておるわけです。衛星放送、全国的に受信できるような状態になるという想定、いろいろな可能性があるわけですが、それは省きましょう。  衛星放送に関する質問の最後に、...全文を見る
○佐藤(祐)委員 BS3で目標とするのかどうかというのが質問点です。能書きじゃない。
○佐藤(祐)委員 実用化をBS3の段階というふうにやっておられるのは、その点とうかということを聞いているのです。今までのは一切答弁になっていないのです。
○佐藤(祐)委員 それで結構だったわけです。  それで、お聞きしたい点は一つであります。BS3の基本設計はたしか五十九年度中ということだったですね。それとの関連はどうなりますか。
○佐藤(祐)委員 高品位用には予備機を使うというような場合は想定はされておるでしょうか。
○佐藤(祐)委員 受像機の問題が今後大きいのだろうと思うのです。私、お聞きしましたところが、今の縦横の比率の問題と同時に、かなり大きくないと効果がない。小さなテレビでは、緻密になっていますのでさほど効果がないということですね。理想的なのは縦六十センチ、横一メートル、そういう画面が...全文を見る
○佐藤(祐)委員 次に、今まではニューメディアといいますかそういう問題で御質問してきたわけですが、同時にもう一つ大事な問題があるというふうに思います。それはすぐれたテレビ番組の保存と活用の問題なんです。例えばNHKで言いますと、昭和三十六年当時大変評判になりました大河ドラマの「花...全文を見る
○佐藤(祐)委員 大変結構だと思います。  この点で文部省にお尋ねをしたい。  類似のものとして、たしか近代美術館だと思いますがフィルムライブラリーというのがありますが、このビデオライブラリーという構想についてどうお考えになられるか。また、適切な形でぜひ援助を検討していただく...全文を見る
○佐藤(祐)委員 現在それぞれNHKとか民放とか、またほかにも一定のものを保存しておられるところはあるわけです。ただ、総合的にやっているところはない。例えば映像カルチャーセンターという場合は、報道、教養番組が主だ、そういうことがあるわけです。やはり、単に放送の記録というだけではな...全文を見る
○佐藤(祐)委員 ぜひよろしく御検討をお願いしたいと思います。文部省さんにも積極的な姿勢での御検討を重ねてお願いをしたいと思います。  次に、受信契約と集金に関連しまして、詳しくはできませんが若干お尋ねをしたい。  いろいろ出ておりますように、委託集金の方とかNHKの外務職員...全文を見る
○佐藤(祐)委員 そういう関係ということですが、そのためにちょっと矛盾が起きているといいますか、この方たちも毎日受信契約をとるために直接視聴者の方と会っておられるわけで、それでいろいろ意見も聞かれるわけです。しかし、実際にその意見をNHKに反映させるパイプがないのだということを言...全文を見る
○佐藤(祐)委員 そういう御説明でそのとおりならよろしいのですが、実際に調査員の方にお聞きしたところでは、NHKの人が出てこられるのは新年会と研修のときだけなんだ、日常的にはパイプがないんだということなんですよ。ですから、そういうことにそちらの方ではなっているのかもわかりませんが...全文を見る
○佐藤(祐)委員 最後になりますが、受信料値上げの問題で聞きたいと思います。  いろいろ公共料金が値上がりするという中でNHKの受信料が上がるということを聞いたときの率直な感想は、NHKよ、おまえもかということだったわけです。先日、大臣も二十三日の答弁で、最初抵抗感を覚えたとい...全文を見る
○佐藤(祐)委員 私は恐らくそうだろうと思うのですが、事前が非常に大事なんじゃないかと思うのです。審議の過程でも、新聞代との比較論も出ました。なるほど値上げ幅では新聞より低いということがあるわけです。また、一般的に言いまして、NHKの経営が受信料を基本にするという以上、絶えざる内...全文を見る
○佐藤(祐)委員 そういう状況であることは私もそうだと思うのです。しかし、国民にとっては変わりはない、事前に納得していないものが降ってくるという点でですね。そういうことで、さっき申し上げました点がありますので、私はこの予算案に賛成することはできないわけです。棄権せざるを得ないとい...全文を見る
○佐藤(祐)委員 終わります。
04月11日第101回国会 衆議院 逓信委員会 第4号
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○佐藤(祐)委員 最初に郵政大臣に一言お聞きしたい。  昨日国会に提出されましたいわゆる電電二法、これの審議は今後の日程になるわけでありますが、関連しまして新聞にさまざまな報道が行われております。利権争いがどうだとか、それからまた、株がKDDのときと同じように四十倍にもなるのじ...全文を見る
○佐藤(祐)委員 中距離通話料の引き下げの問題です。今回中距離通話料の引き下げという措置をとられたことは私も結構なことだと思っております。この通話料の問題は既にいろいろな角度から質疑が行われておりますので、他方で、電話の工事料金の改定ですね、これが行われようとしておる問題につきま...全文を見る
○佐藤(祐)委員 実費に見合った料金に改めたということの説明であったれけですが、実は先日御説明も求めたのです。そうしましたところが、実費については具体的には算出できないんだというお答えだったのです。工事改定に伴って収入はどれだけになるかは出るけれども、各工事ごとの実費は算出できな...全文を見る
○佐藤(祐)委員 ノーハウのすべてを明らかにせよとか言っているわけじゃないのですが、実費に合わせると言いながら実費については算出できないという説明なんです。  それなら、仮に親子電話の二千五百円がなぜ八千百円になるのかということだけでも結構です。
○佐藤(祐)委員 それでは郵政省にお尋ねしたいのですが、今のようなちょっとあいまいといいますかはっきりしない御説明なんです。  それで、そういう公社からの申請に対して郵政省として認められた根拠といいますか、これは妥当だとどういう基準で御判断なさったのかをお聞きしたい。
○佐藤(祐)委員 では、少し別な角度からお尋ねをしたいと思います。  公社は、親子電話とかプッシュホン、また福祉電話などで付加使用料を取っておられる。この付加使用料を決める場合の基準といいますか、内訳はどういうものが含まれているのかというのをお聞きしたい。例えば親子電話の場合は...全文を見る
○佐藤(祐)委員 その他についての御指摘は結構ですが、本体の減価償却費、補修費については金額は出ないのでしょうか。
○佐藤(祐)委員 それをお聞かせいただけないかということです。
○佐藤(祐)委員 どうして話せないのかちょっとわからない、理解に苦しむのですが、それでは黒電話機の値段は聞いておりますが、カラー電話機と黒電話機ではどのくらい値段が違うでしょうか、それぞれ幾らということで。
○佐藤(祐)委員 そうしますと、カラー電話機に毎月五十円の付加使用料というのがついているのですが、これは大体耐用年数九年というふうに言われておりまして、簡単に計算はできるわけですね。五十円ですから一年で六百円ですか、六、九、五十四、五千四百円の付加使用料がカラー電話機についている...全文を見る
○佐藤(祐)委員 付加使用料の問題、いろいろお聞きしていますのは、私はどうも決め方が非常に大ざっぱだという感じが絶対しておるのです、いろいろ個別に見てまいりましてね。今、説明のベルの話ですが、そんなにかかるとはとても思えないですね。黒電話機が四千七百六十円、カラーが四千九百三十円...全文を見る
○佐藤(祐)委員 親子電話を架設する場合、売り切りというのを試験的に始めておられるわけですが、売り切り方式でやる場合と従来どおりのレンタルでやる場合と両方ができるわけですね。どちらも耐用年数は九年と見てよろしいですね。今、資料があれば答えてください。
○佐藤(祐)委員 利用者の側から言うわけですが、売り切りの方式の場合、計算してみますと、最初に電話機の本体が七千八百円となっております。そしてローゼット、切りかえですね、これが二百円、計八千円です。それに定額保守、さっき御説明がありましたように、月百円。最初の一年間はこれはどこで...全文を見る
○佐藤(祐)委員 ぜひそういう方向で御検討いただきたいと思います。今、大臣おっしゃったように実費コストできちっと決められているということであれば私も納得しやすいのですが、今、一、二例を申し上げましたように、かなり大ざっぱにと言いますか、この分野からどう利益をどれだけ取るかというこ...全文を見る
○佐藤(祐)委員 今の御答弁で、もっと刻々に変えるべきものを変えていなかったというのはある面の真理だろうという気もします。しかしまさに二法が問題になっている時期にこういうことをやられるということは、民間参入の条件を整備していくということで国民に負担をかぶせることになるわけで、私と...全文を見る
○佐藤(祐)委員 聞くところによりますと委託料、定額部分が月千円ということのようですが、これが全部受託者の方には届いていないと聞くのです。これは直接公社から受託者に支払われるべきものではないのでしょうか。
○佐藤(祐)委員 これはほとんど受託者全員がこの電話会に入っておられるようですが、私ちょっと不明朗に思いますのは、任意団体ということであるのですが、事実上は会費を天引きされているということになるわけですね。天引き問題は以前国会でも問題になったことがあります。あくまで任意団体ならば...全文を見る
○佐藤(祐)委員 終わります。
04月17日第101回国会 衆議院 本会議 第18号
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○佐藤祐弘君 私は、日本共産党・革新共同を代表しまして、国民年金法等の一部を改正する法律案について、総理並びに関係大臣に質問をいたします。  総理、あなたは老後市場という言葉を御存じでしょうか。生命保険会社や損害保険会社は、今の時期を老後市場開拓の絶好のチャンスと見て、「あんし...全文を見る
04月19日第101回国会 衆議院 逓信委員会 第7号
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○佐藤(祐)委員 きょうは郵便の問題を中心にお聞きしたいと思います。  あすはちょうど五十一回目の逓信記念日でございまして、郵政省は身体障害者の問題で国民の理解を深めるという目的で青い鳥はがきというのを発行しておられます。ちょうどあすから発売されるわけです。一般に発売するととも...全文を見る
○佐藤(祐)委員 今の御答弁ですと三〇%ということなんですが、私の地元の東京の足立、葛飾、江戸川の三区でちょっと調べてみたのです。そうしますと実数がかなり少ないのです。細かい数字はありますが、省略しまして。それともらえるのが六歳以上ですね。ちょっとその数字がありませんで、八歳以上...全文を見る
○佐藤(祐)委員 テレビなども非常に有効かと思うのですが、ぜひそういうことでお願いします。それと、私のポイントは、当事者である身障者の団体、そういうところによく御連絡いただきたい。  さて郵便の問題では、ことしの二月一日からの郵便輸送システムの改善といいますか改革ですね、この問...全文を見る
○佐藤(祐)委員 おおむね順調にいっているという御説明でしたが、どうも必ずしもそうじゃないのではないかというふうに思っているのです。  新聞に投書なども出ておりまして、郵政省の方でお調べになったものもあるようですが、「普通郵便は確実に遅くなった」というような見出しで投書が載って...全文を見る
○佐藤(祐)委員 首都東京が大変おくれているというと、何かちょっと意外な感じもしますし弁明のような気もしますが。しかも、二月一日に間に合わなくとももう二カ月半以上たっているわけですから、一体いつごろになれば東京都は本格的になるのかということに疑問を持ちます。  それと速達の場合...全文を見る
○佐藤(祐)委員 しかし我々お聞きしていますのは、これも東京都区内各局から全国の各市あての日数表ということで承知しているわけですし、利用者もそう思っていると思うのですよ。東京は別で、おくれるんだとは思っていない。早くなりますというのは全国的に説明しているわけですから。そういう点で...全文を見る
○佐藤(祐)委員 少し具体的にお聞きしたいのですが、兵庫の姫路局ですね。郵政省さんの方からも資料をいただきましたが、この地域区分局です。ここでの二月二十八日と二十九日、両日の不結束物数は幾らになっておるのですか。
○佐藤(祐)委員 この数字がまた大変違うのですね。郵政産業労組の姫路支部というところが調べたところでは、これは公に機関紙に載っておるのです。これを見ますと、二十八日は十九万通、ボテ箱が何杯でというふうに詳細に書いてあります。これで見ますと他地域から来た白地域あてのものですね。その...全文を見る
○佐藤(祐)委員 どうも余りに数字が違い過ぎまして、ぜひそこをお調べいただきたいというふうに再度お願いをいたします。  今度は郵便配達度数の問題です。一日一度配達というのを通常郵便は原則にする。速達は従来はたしか五回だったと思いますが、三回ということになっておるわけです。これ自...全文を見る
○佐藤(祐)委員 要するに、仕事などで郵便をよく使っている地域ということですね。この場合の二度というのは当然午前一回、午後一回というふうに考えてよろしいのでしょうか。
○佐藤(祐)委員 そこでお尋ねなんですが、中央区の京橋郵便局、これはいろいろなところが集中している大事な局だと思うのですが、この京橋郵便局で二度配達地域があるわけです。この地域の中でもう午前中には配達しない、配達は午後からしかやらないということになってしまっている部分があるのです...全文を見る
○佐藤(祐)委員 実情を余りお詳しくないようですから、若干御説明いたしますと、京橋局の場合はビルとかマンションもいろいろあります。こういうところに対する配達は、通常の配達とは別のやり方で便間配達方式というのをやっておられる。これは速達配達をやられる勤務の人とか収集をなさる人とか、...全文を見る
○佐藤(祐)委員 ぜひ実情を調べて改善をしていただきたい、お言葉どおりにやっていただきたいというふうに思います。  さっきから質問しておりましてちょっと感じるのですが、私の方で具体例を調べて挙げました姫路局の場合も特別悪いんだとか、京橋、日本橋は例外的に悪いんだとか問題が多いん...全文を見る
○佐藤(祐)委員 今ことしの二月だけお答えいただいたのですが、三月、それから昨年の二月と三月、それと今後の見通しもあわせてお答えいただきたい。システム移行時は相当非常勤勤務員の雇用が必要になるということはここにも書いてあります。その点で今後の見通しですね。
○佐藤(祐)委員 数字が正確に出ませんとどうも見通しもはっきりしないという問題もあると思います。実情からいいますと、非常勤の勤務を相当数投入されて、なおかつ勤務はかなり厳しいということだと思うのです。だから、そう簡単に非常勤が減らしていけるという状況でもないんじゃないかと私は思わ...全文を見る
○佐藤(祐)委員 私は、基準がないのはちょっと問題だと思うのです。十六勤というのはとにかく十六時間ぶっ続けの勤務なわけですから、これがどの程度一カ月のうちにあるか、労働者の健康の問題からでも大問題だと思うのです。  福島の郡山の例で調べたのですが、郡山の場合は四週のうち十六勤が...全文を見る
○佐藤(祐)委員 もう時間も大体終わりに近づいてきましたので終わりにしますが、その十六勤が過酷な勤務と思っておられないというのはここのところの状況を御存じないというか、そういうことをしたことがないからです。夕方の四時から翌朝八時というのは、深夜に作業をするというのは人間の生理上か...全文を見る
○佐藤(祐)委員 終わります。
05月09日第101回国会 衆議院 逓信委員会 第8号
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○佐藤(祐)委員 私も、電波法の前に、ゆり二号の故障問題で若干お尋ねしたいと思います。  午前からの質疑で幾つかの点が明らかにもなりつつあります。また、非常にこれは大きな問題だと思いますので、委員長にお願いをしたいのでありますが、近いうちに集中審議の機会をぜひつくっていただきた...全文を見る
○佐藤(祐)委員 同じ問題で郵政大臣にお伺いしたいのですが、郵政大臣は今度の事故で、非常につらい思いだ、結局は国民の負担になり痛恨の思いだというふうにおっしゃっておられます。私はやはりそれを、言葉だけではなくて、形にあらわしていただく必要があるのではないかと思うわけです。  そ...全文を見る
○佐藤(祐)委員 地上の難視解消対策も進められるということですが、今年度予算では、放送衛星を前提にして、そちらがうんと弱まっているわけですね。ですから、放送衛星がこういう状態になった中では見直しが必要ではないか、強化が必要ではないかということで御検討いただきたいと思うのです。 ...全文を見る
○佐藤(祐)委員 私は、NHKが誠意を見せるという意味でCS2も利用してはということを言ったわけですが、これは大臣御存じと思いますが、電電公社が今持っているマイクロ波帯の中継器が二個あるわけですね、CS2。これは一つでカラーテレビが二つ分、電話が百九十二回線とれるというもので十分...全文を見る
○佐藤(祐)委員 今のでは少し違うのですがね。一般的願望、期待は結構なんです。しかし、私が言っていますのは、今回のAとRの二ケースの事故原因が究明されても、それだけでもうすべて万々歳だ、解決だということにはならぬのではないかということを申し上げておる。今回の原因が究明されたとして...全文を見る
○佐藤(祐)委員 それではちょっと別の方から聞きます。ブラックボックス問題ですが、大臣のきのうの記者会見とかその前の日のNHKの副会長の会見ではブラックボックスだというふうに話しておられました。けさの科学技術庁の答弁ではブラックボックスではないんだということだったわけですね。これ...全文を見る
○佐藤(祐)委員 そうしますと、中継器の安定度だとかそういう実験ですね、それには宇宙開発事業団あるいはNHKから技術者が参加されたのかどうか、どういうように確かめられたのかという点ですね。
○佐藤(祐)委員 お聞きしているのは事前のテストのことです。事後の調査団を派遣したという話ではなくて、事前に地上実験を現地でどういうふうにされたのか。
○佐藤(祐)委員 そうです。
○佐藤(祐)委員 事前にも技術者を派遣して調べてということだけでは、これは解決にならぬわけですよ。そうしてテストをパスしたものがすぐ故障したというのは、じゃどこに問題があるのかということになりますし、恐らくこれは素人のあれですが、あるレベルのものをテストするにはこちらの水準もそう...全文を見る
○佐藤(祐)委員 時間も迫ってきましたので急ぎますが、どうも今のお話を聞いておりましても、本当に十分に万全の事前の実験テストがやられたというふうに私は思えないのです。今後その辺はしっかり教訓にして進んでいかなければ、ただ機種をヒューズからトムソンにかえただけで解決されない。単純比...全文を見る
○佐藤(祐)委員 少し時間がかかりました。電波法の問題でも幾つもお聞きしたいことがあるのですが、今申し上げた中でもBS問題でかなりいろいろな問題があると思うのです。郵政省としてもこれは大事業ですから、同じ過ちが繰り返されない、そういうことで十分計画も再検討して、おくれても一向差し...全文を見る
○佐藤(祐)委員 最後になってしまいましたが、電波法で一問だけお尋ねします。  手数料問題です。今回の改正では、現在法定になっております手数料の上限額を政令によって変更することができるようにしようということになっております。この理由は合理化するためということなんですが、郵政省は...全文を見る
○佐藤(祐)委員 そういうことですか。そうしますと、三年に一度というようなことであればなおさら、法定制を変える必要はないというふうに私は思わざるを得ない。  それから、合理化という意味がどうも国会での審議を省略するというのを合理化ということになっておるように思われるのですが、そ...全文を見る
○佐藤(祐)委員 終わります。
○佐藤(祐)委員 電波法の一部を改正する法律案に対する修正案の趣旨説明をさせていただきます。  私は、日本共産党・革新共同を代表して、電波法の一部を改正する法律案に対する修正案について、その提案理由と概要を御説明いたします。  御承知のとおり、政府提出の電波法の一部を改正する...全文を見る
06月20日第101回国会 衆議院 逓信委員会 第10号
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○佐藤(祐)委員 ゆり二号の問題です。今までの答弁を聞いておりまして、まだやはりすっきりしない点が幾つかございますのでお尋ねをしたい。  一つは事故発生時の対応の問題です。この前、五月九日の委員会で私ここで、NHK予算審議のさなかに、三月二十三日に重大な事故が発生していたにもか...全文を見る
○佐藤(祐)委員 二十三日に異常が発見されて、事業団の幹部のところへ届くのにも五日間かかる、こういうのは事業団の仕事のスタイルとして通常そうなっておるのでしょうか。
○佐藤(祐)委員 そうしますと、また新たに疑問も出てくるのですが、ともかくそういう事態が発生しても郵政省などに報告されるのは四月五日だったですね。会長さんも四月五日。十二日間を要したということです。どうもこれは私腑に落ちないのですね。大変な事態ですから関係者は異常性の重大さに気づ...全文を見る
○佐藤(祐)委員 それから、十二日間。後段の質問にお答えください。
○佐藤(祐)委員 食に罪ありというような感じの答弁ですが、R系統の事故発生の場合は対応は違っておりましたですね。それは食でなかったからですか。
○佐藤(祐)委員 質問の趣旨は、R系統の場合は事故の報告などについてA系統のときのような対応ではなかったですね。それはどういう違いから来ているのですか、十二日間も要してないでしょう。
○佐藤(祐)委員 私は言いたいのは、ともかくそういう異常な事態、そして実際に深刻な故障になったわけです。そういう可能性のあることだと思うのですね。ですから、十分検討してというのは、どうも私は言い逃れにしか聞こえないのですが、やはりそういう大事な放送衛星の段階で、重大なそういうトラ...全文を見る
○佐藤(祐)委員 それから、もう一点は、先ほどのNHK側の答弁で引き渡しに関連してですが、A系統がうまくいってないということですが、A系統については、責任を持って事業団の方で措置をとるからということを言われたので引き取ったという御説明でした。この責任を持って措置をとるという中身は...全文を見る
○佐藤(祐)委員 その全力を尽くしてやるの中身です。
○佐藤(祐)委員 原因究明は非常に大事なことでありますが、これは原因究明がされまして、今、飛んでいるaについて機能回復といいますか、その可能性はあるのでしょうか。秋の食の段階で何かやるんだというようなこともちらっとお聞きしたりしていますが。
○佐藤(祐)委員 次の問題は、損害賠償の問題なんです。  国民感情といいますか、受信者の気持ちとしまして、莫大な受信料などを投入して何百億という多額な出費でつくられたものが不良品だった、次々に故障したということですね。これは例えば三チャンネルあるテレビを買いまして、そのうちの二...全文を見る
○佐藤(祐)委員 今、原因究明の結果によっては、協定に文案がなくてもそういう問題を提起していくということをおっしゃったわけです。私はぜひそういうふうに進めていただきたいと思います。  それと、たしか契約では故意または重大な過失という文言だったと思いますが、重大な過失というのはど...全文を見る
○佐藤(祐)委員 今お聞きしていましても、内容について恐らく余り詰めておられない。慣例に従ったといいますか、その点もちょっと安易じゃないかというような感じが払いたしますが、一般の感情からしますと、これだけ大きな事故ですから、これ自体が重大な過失と言っていいと思うのです。そのあたり...全文を見る
○佐藤(祐)委員 bはaと部品などはそっくり同じものですね。そうしますと、中継器あるいはその他もまた新たに出てくるかもわかりませんが、ともかく中継器に関してはかえなければならぬということに恐らくなるだろうと思われるわけです。そうした場合に、その費用の分担はどこがするのか、この点を...全文を見る
○佐藤(祐)委員 お聞きしましたのはどのくらいの費用がかかるかではないのです。改修されなければならぬ部分があることは歴然としているわけです。その場合に、その費用の負担はどこが行うのかということをお聞きしているのです。
○佐藤(祐)委員 当然そうであろうと思いまして、しかし念を押してこの場で確認をしたかったわけです。  最後といいますか、全体の流れでまだ非常に心配が残っているわけです。といいますのは、これも何度か出ておりますけれども、ゆり一号で実験しまして故障が起きた。それが原因の究明をして、...全文を見る
○佐藤(祐)委員 ちょっと違うのですけれども、今の原因究明は究明で進める。これにも私は問題点があると思っておりますが、その原因究明が行われれば次は大丈夫と言っていいのかどうかという問題なんです。つまり、ただ対症療法的にやっていくので次が梨たして信頼できるのかという問題ですね。ここ...全文を見る
○佐藤(祐)委員 もう二分ですね。  今度の事故は、ある意味では不幸中の幸いという青い方もおかしいかもわかりませんけれども、本放送が始まってからだと人ごとだったと思うのですね。大宣伝をして三十万円もするパラボラアンテナをみんな買って、それから故障が起きたというのじゃ、本当に大変...全文を見る
○佐藤(祐)委員 終わります。
07月04日第101回国会 衆議院 逓信委員会 第13号
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○佐藤(祐)委員 共産党としましては、初めての質問になりますので、多少重複するところもあるかと思いますが、きょうは電電公社の民営化の問題を中心にお聞きしたい。  これは電気通信事業法とあわせて結局、電気通信事業全体を民営にするということでありますが、なぜ今民営化なのか、そして、...全文を見る
○佐藤(祐)委員 民営化論についての御説明はあったのですが、私は具体的に国民はこれまでより民営化することによってどういう豊かなサービスを受けられるのか、どういう得があるのか。つまり、公社ではできずに民営でなければならないというサービスはあるのかどうか、そういうことをお聞きしている...全文を見る
○佐藤(祐)委員 いろいろ言われたわけですが、私はやはり大事な点は、今問題は、公社制度の存続か民営化かということからいいますと、民営でなければできないというものは基本的にはない、そのことは非常に大事だというふうに考えるわけです。ここに電電法案の審議に当たってのかなめの問題があると...全文を見る
○佐藤(祐)委員 臨調答申が幾つかのうちの一つのきっかけという程度のものではない、やはり重要な土台になっているというふうに私は考えておるわけですが、いろいろ多元論その他については後で触れたいと思います。  その前に、公社制度をやめて株式会社にする、公社から株式会社になる、そのこ...全文を見る
○佐藤(祐)委員 株式がどういう手順で売り出されていくか、だれが保有することになるか、これはおっしゃったように、これから進んでいくということであります。しかし、非常にはっきりしておりますのは、一般に企業の資産というのは株主のものだ、そして当然利潤は株主に配当される、また事業の進め...全文を見る
○佐藤(祐)委員 すべてこれからということをおっしゃるわけですが、これは何も一切合財わからぬということはないわけですね。当然これまでいろいろなケースで行ってきたような、この委員会の審議でもありましたが、証券会社の幹事社が決まってとかいろいろなことはあるわけで、それをめぐっていろい...全文を見る
○佐藤(祐)委員 今言われた中の料金の問題、また職員の問題は後で触れたいと思いますが、公共的な使命は当然継承されるという御答弁でした。  私は民営化と同時に、また民営化が進んでいく中で、一層問題になっていくのは企業性の問題だろうというふうに思います。そして、企業性と公共性との関...全文を見る
○佐藤(祐)委員 公共性は電気通信事業の私はかなめだというふうに思うわけです。今御説明ありましたのはやや足りないと思うのですが、現行の公衆電気通信法では、第一条の目的条項で「迅速且つ確実な公衆電気通信役務を合理的な料金で、あまねく、且つ、公平に提供することを図ることによって、公共...全文を見る
○佐藤(祐)委員 いろいろ言われましたが、現在といいますか、これまでやってきた基本理念、公共の福祉、公共性、それを最優先に掲げてきたものが明らかに後退しているというふうに私は指摘せざるを得ぬわけです。そういう言葉自体がやはりなくなっている、電話事業においても公共の福祉とか。言いか...全文を見る
○佐藤(祐)委員 公共性については先日来の議論の中でも、民間参入による競争によって公共性は阻却しないとか、公共性と効率性は相反する概念ではないという答弁もありました。また、臨調の答申ではむしろ逆に、企業性、効率性の発揮によってこそ公共性は確保されるというふうになっております。 ...全文を見る
○佐藤(祐)委員 ちょっと今の説明で納得しがたいのですが、実際に進んでいくのはこういう順序でもないんだという説明でしたが、これは明らかにステップで進んでいこうというふうに書かれているわけです。現にまず、産業界からのニーズが今たくさん出ているというのは、共通の認識じゃないかと思って...全文を見る
○佐藤(祐)委員 救急医療体制とか若干のそういうものはあることは、私も承知しております。しかし、これから建設を進めようとしておる高度情報化社会、その基盤づくり、そういうものでは、今の御説明はさきの御説明とは若干変わりました。現にニーズが強く出ているのは産業界だという御説明であった...全文を見る
○佐藤(祐)委員 この電話の場合には、企業で使っておられる電話なども当然含まれておるわけですが、総理府の調査などの数字からいろいろ積算をいたしますと、やはりこの電話収入の半分以上は、一般庶民の電話代ということになると思います。数字もありますが、煩わしいので省略をします。そういう庶...全文を見る
○佐藤(祐)委員 県都までの普及はわかりましたが、私がお聞きしたいのは、一般加入者、一般家庭が利用できるようになるのはいつごろの見通しか。それからまたあわせて、今改めてお聞きをしたいのは、その場合にどういう負担が加入者には必要となってくるのかということをお聞きをしたい。
○佐藤(祐)委員 肝心な点がはっきりしないのですが、一つは、あれだけ公社も大宣伝をしておるわけですね。いながらにしてホームショッピングができるとかバンキングができるとか、在宅勤務ができるとか、動画の受信ができるとか、非常にそういうバラ色の宣伝が行われておるわけです。間もなくそうい...全文を見る
○佐藤(祐)委員 依然はっきりはいたしませんね。三鷹でやっていることとか、それはお答えいただかなくても天下周知のことでございます。今おっしゃったことでむしろはっきりしてきたのは、逆にどういうものがふさわしいかとか、そういうのはまだ研究中であるということが出たんだろうと思います。一...全文を見る
○佐藤(祐)委員 これは今御答弁の中にあったように、準備をよくしてきちっと説明をすれば、別に妨げにはならなかったことであるということに、今挙げられた事例でもなろうかと思うのです。今挙げられたくらいのことしかないのでしょうか。国会の関与が相当問題になっていて、国会の関与を外すという...全文を見る
○佐藤(祐)委員 国会の関与の問題で、この三法案が発表されて以来、国民の間で一つ大きな不安が起きていると私は思うわけです。それは料金の問題であります。これまで国会の議決を必要とした料金法定制、これが廃止されて大臣の認可制になる。今後は大臣の判こ一つで値上げができるようになる。国鉄...全文を見る
○佐藤(祐)委員 料金問題で真藤総裁にお伺いをしたいわけですが、市内料金の値上げは当面しないということをこの委員会でおっしゃいました。この当面というのはいつまでのことか、非常に関心が強いのでお聞きをしたい。
○佐藤(祐)委員 真藤総裁、四月十九日の委員会だったと思いますが、市内料金というのは非常に大きな赤字になっているということを言われまして、三千億円近い赤字補てんの姿になっておりますと言われたわけですが、この三千億円近い赤字といいますか、この数字は根拠がはっきりしておる数字なんでし...全文を見る
○佐藤(祐)委員 料金の問題は大変関心も強いので、また重ねてお聞きをしたいわけですが、科学的にはっきりした根拠もないのにといいますか、大きな数字を挙げられて赤字を強調された、そういうやり方に私は非常に疑問を感じるわけです。  それはおきまして、今言われました二年後ですか、ATT...全文を見る
○佐藤(祐)委員 公社は当面黒字が続くだろうという見通しを小山局長が以前話しておられるのを聞いたことがあるわけでありますが、この料金問題、もう少しお聞きしたいのです。  あと二年間、六十一年末までというような言い方をよくされていますが、そういう時期までは値上げをしない、市内料金...全文を見る
○佐藤(祐)委員 料金に関連して、専用線の料金の問題をお聞きしたいと思います。  現在、企業が主に使っております専用線ですね、この料金はたしか、一日百分を基準に算定されておるというふうに聞いておるわけですが、こういう料金算定が妥当なものであるというふうに今もお考えなのかどうか。
○佐藤(祐)委員 実際には、一日平均して何分ぐらい使われておるのでしょうか。
○佐藤(祐)委員 装置で測定することは今のところ、公社の方ではできないということですが、電気通信ユーザー協議会というのがあるわけですね、ここが調べたものが出ているわけです。ユーザー白書というのが昭和五十七年に出ておりまして、それによりますと、専用線の平均使用効率は、一日八時間使用...全文を見る
○佐藤(祐)委員 この使用は企業によって相当違いがあるようであります。平均は三百二十分ということでありますが、二十四時間使っているというふうなことも出ているのですね。これは北原副総裁がしゃべっておられることなんですが、人間同士が対話する電話とは違うから、四六時中利用が可能なのだ。...全文を見る
○佐藤(祐)委員 とにかく不当に安い、私はそういう感想を持つわけです。今後のいろんなサービス、そういう中でも、企業にうんと安くということではなくて、やはり国民に安く、一般利用者にこそ安くという考え方を貫いていただきたいということを申し上げたいと思います。  それで次に、午前の討...全文を見る
○佐藤(祐)委員 今の答弁の中で確かめたいのですが、働き度というのは、今民間などでよくやられております能率給的なものを入れていく、そういう意味ですか。
○佐藤(祐)委員 総裁のお答えでは、財務状況によっては、賃上げじゃなくて逆もあり得るのだというふうにも聞こえますし、今の答弁は結局、とにかく採算性、財務が大事なんだということですね。利潤を上げるためにこれまでと違って、民間企業同様といいますか、徹底した合理化、これは私の言葉で言い...全文を見る
○佐藤(祐)委員 そういうことまで私は言ったのじゃないのです。私は当然、賃下げを望んでおりません。財務を基礎とし、そういう企業性最優先ということから、結局は過酷な合理化の方へ行くのではないかという意味であります。  最後に、通産省の方に来ていただいておりまして、これはきょうだけ...全文を見る
○佐藤(祐)委員 最後に大臣に、今の点をお聞きして終わりにしたいと思います。  中小企業と大企業との格差の問題、これが進みますと、大企業の系列化が進むであろうとか、この前NHKに行きましたときに、大臣も行っておられたわけですが、同じVANに接続されることによって、中小企業の経営...全文を見る
○佐藤(祐)委員 終わります。
07月06日第101回国会 衆議院 逓信委員会公聴会 第1号
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○佐藤(祐)委員 きょうはどうも御苦労さまでございます。  稲葉先生にお尋ねをしたいと思います。私は八分間でございますので、お考えを十分話しいただけないかと恐縮でございますが、よろしくお願いいたします。  先生は「現代コミュニケーションの理論」の著作などで「市民と情報」、その...全文を見る
○佐藤(祐)委員 今の問題とも関連をするのですが、プライバシーの問題をおっしゃいました。私もこの問題がこれからのいろいろな電気通信の発展の中で、いろいろな問題が出てきそうだということを感じるわけです。  これはごく一例ですが、例えば、言われておりますホームバンキングとかホームシ...全文を見る
○佐藤(祐)委員 まだ時間がありますか。
○佐藤(祐)委員 今の問題と重なりますが、そういう中での市民参加といいますか、データ提供の問題なんかも今後、やっていく必要があるんじゃないかというふうに考えるわけです。市民運動、これも消費者運動の問題とかいろいろ先生も御研究なさっておられるわけでありますが、そういう市民参加の問題...全文を見る
○佐藤(祐)委員 どうもありがとうございました。
07月13日第101回国会 衆議院 逓信委員会 第17号
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○佐藤(祐)委員 どうもきようは御苦労さまでございます。  かなりもう質疑がございましたし、できるだけ重ならないような問題で二、三お聞きします。  最初に外資の問題ですが、今、主に競争の角度からのお話がございました。これはもともと臨調答申にはなかったと思うのです、株式の保有に...全文を見る
○佐藤(祐)委員 議論するのではありませんので、お聞きだけをしていきます。  若干関連もある問題かと思いますが、一九八一年に富士通がATTに光ファイバーの入札をしまして、これがアメリカ政府の介入によって契約を取り下げさせられるということがありました。富士通が連邦通信委員会、FC...全文を見る
○佐藤(祐)委員 別の問題です。  経団連が去年の十月十五日に出されました「今後の通信ネットワークのあり方と電電公社の経営形態に関する見解」、それから経団連の情報処理懇談会の小林委員長のお書きになった「今後の電気通信政策に対する産業界の要望」というものなどがあります。そのほかに...全文を見る
○佐藤(祐)委員 今お話に出ました中小企業の問題なんですけれども、これはまた私も大変心配をしていることの一つなんですが、例えば中小企業の報告ですね、中小企業白書ですが、これでも、こういうくだりがあるわけです。「しかしながら、中小企業は大企業よりも資金力等で劣るため、」VANですね...全文を見る
○佐藤(祐)委員 時間が来ましたので、最後にお尋ねをしたい。  参考人が加藤先生と御一緒に書かれたこの中で、大変国会議員として気になるくだりがあるのです。「政治等外部の関与」ということで書いておられるくだりなんですが、一般的な関与に続きまして、「より問題なのは、政治家個人の関与...全文を見る
○佐藤(祐)委員 終わります。
07月19日第101回国会 衆議院 逓信委員会 第18号
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○佐藤(祐)委員 最初に、共産党の質問時間はあと一時間半、これは合意されておったわけであります。これとても十分ではないと私は思っておったわけですが、それが共産党を除く会派の間で修正の話が進められたということから、不当にも十分間に制限されたこと、この委員会の場で強く抗議の意思を表明...全文を見る
○佐藤(祐)委員 認識が変わっていないと言われながら、外資の参入を許す、これは私は明らかに矛盾だと思う。  そして、第二種が第一種よりもうんと軽いものだということではないわけです。第二種については、大臣自身の発言でもありましたが、言うならば新幹線だ、在来線に対する新幹線、ハイウ...全文を見る
○佐藤(祐)委員 昨日の連合審査会での大臣答弁でもありましたが、西ヨーロッパ、ドイツにしてもフランスにしても、アメリカの要求を受け入れていない。その意味では、日本だけが例外的だとおっしゃっているわけです。それについて、先導的な方向に行っているのだという説明でありましたが、私は、こ...全文を見る
○佐藤(祐)委員 時間が参りました。最後に、この電電民営化並びにそういう電気通信分野の民間参入、これは非常に大きな問題を残しておるということ、そして、このまま成立するならば悔いを千載に残すものであるということを指摘して、質問を終わります。
○佐藤(祐)委員 今、総理は答弁の中で、電電公社はジャイアンツである、また国民の財産であるということをおっしゃいました。今なぜこの電電公社を民営化する必要があるのかという問題であります。  政府は、その理由の大きな一つといたしまして、高度情報社会に向けての国民の多様なニーズにこ...全文を見る
○佐藤(祐)委員 総理は今国会の所信表明演説で、「今後の高度情報社会のあり得べき姿等について国民的合意の形成に努める」、こう述べておられます。この高度情報社会へ向けての基盤づくり、それはまさにこれから、数十兆と言われておりますが、莫大な資金を投入してINSを構築するとか、進められ...全文を見る
○佐藤(祐)委員 私はそうではないというふうに考えております。やはり事柄の本質がまだ十分に知られていない。年間三千億から四千億、そういう莫大な利益を上げておる電電公社、これは国民の財産だということを言われておるわけでありますが、それが本当に国民本位に運営されていく、そのために私た...全文を見る
○佐藤(祐)委員 残念ながら時間が来たので、終わります。
○佐藤(祐)委員 私は、日本共産党・革新共同を代表して、日本電信電話株式会社法案等三法案に反対の討論を行うものであります。  まず、委員会の審議についてでありますが、昨日の午後から我が党を除く一部会派の間で協議が行われ、委員会は理由も示されないまま開会せずに、本日の午後四時半ま...全文を見る
12月19日第102回国会 衆議院 逓信委員会 第1号
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○佐藤(祐)委員 電電公社はこの民営化法案が成立すると直ちに、「ありがとうよろしくキャンペーン」というのを大々的にやられるというふうに聞いております。私の手元にありますのは東京地方電気通信部の資料でありますが、全職員を動員して、管内の全戸を手土産を持って訪問するということのようで...全文を見る
○佐藤(祐)委員 つまり、東京で計画しておられるようなことを全国で実施するということでしょうか。
○佐藤(祐)委員 何かちょっとはっきりしないようですが、じゃ、仮に大阪ではどういう計画になっておりますか。
○佐藤(祐)委員 私、これまで利用者と考えていたのをお客さんとしていろいろあいさつしたりとかいうことは、一般的には大変結構だと思いますが、例えば今度の問題で言いますと、民営化法案には私たち反対でありますから、それと連動したキャンペーンを肯定する立場にはないわけです。  きょうち...全文を見る
○佐藤(祐)委員 次に、私たちは電電の民営化に伴いまして通信主権が侵される危険があるというようにも考えておりますし、軍事利用の問題、このあたりを非常に懸念しておるわけであります。そういう関連でお尋ねをしたいわけですが、この数年来、日米間に光ファイバーの海底ケーブルを敷設する、いわ...全文を見る
○佐藤(祐)委員 専ら経済的だということの説明がありましたが、私は、非常に重要な、ある意味で決定的な事実が故意に触れられていないというふうに言わざるを得ないわけです。といいますのも、この間アメリカ国防総省からの強い圧力があった。グアムを通るようにせよ、非常に強い圧力であります。こ...全文を見る
○佐藤(祐)委員 今度の問題でも明らかなように、ATTはアメリカ政府の意向、特に軍事戦略ですね、そういうものももろに体現して活動している会社であります。今度民営化になりますと、このATTが日本の通信事業に入り込んでくるという点で、私は主権の問題として非常に重要だと思うわけでありま...全文を見る