佐藤祐弘

さとうすけひろ



当選回数回

佐藤祐弘の1989年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月20日第114回国会 衆議院 予算委員会 第5号
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○佐藤(祐)委員 けさからリクルート疑惑解明の上で非常に重要なキーポイントであります一九八七年の五月の日米首脳会談について、そこで中曽根総理が言われたNTTが一台買うと承知しているというこの一台は何を指すのかということが繰り返し議論をされております。  で、これまでの政府答弁、...全文を見る
○佐藤(祐)委員 私が今お聞きしましたのは、そういうことではないのです。その解釈はもうお聞きしております。首脳会談の記録に三月ということが記載されてはいないのでしようということを確認を求めたのです。そうでしょう。どうですか。書かれているのですか。書かれていないのでしょう。端的に答...全文を見る
○佐藤(祐)委員 解釈の問題を聞いているのじゃないのです。事実関係です。結局その会談の記録にはないということですね。はっきりしています。しかも、当時の状況はそんな甘いものではなかったという指摘がもう繰り返しありました。私も余り多くはもう言いませんけれども、総理が訪米される直前の四...全文を見る
○佐藤(祐)委員 全然それは論理が通ってないです。一、二は問題じゃないのですよ。三番目のNTTが買う、追加購入するという表現、あるいはニューヨーク・タイムズによれば、もう既に二社買った、そういうことなんです。ですから、中曽根総理が約束されたことは、三月の話ではなくて、翌六月にNT...全文を見る
○佐藤(祐)委員 次に、スーパーコンピューターの輸入問題に関連してお聞きをいたします。  アメリカは、御承知のように日本への売り込みに躍起になっている。そして、まさに民官タイアップで売り込みを図る。八七年十月、八八年の六月には商務省の幹部を団長とするコンピューターの売り込みミッ...全文を見る
○佐藤(祐)委員 日本が輸入する場合もアメリカの輸出側の企業、今回の場合でいいますとクレイ社になりますが、アメリカの商務省に輸出承認の申請を出す、そして許可を得るということになるわけであります。その際に輸入元、アメリカからいいますと輸出先である日本が、具体的には通産省ですが、輸入...全文を見る
○佐藤(祐)委員 これがアメリカ商務省の輸出承認申請書であります。私はここに現物を持ってまいりました。訪米調査で入手をしたものです。これを見ますと、記入項目は本当に詳細をきわめているわけです。この一章にこれだけの項目がずっとあるわけですが、これは、出荷先はだれか、購入者はだれか、...全文を見る
○佐藤(祐)委員 今回の場合でいいますと、エンドユーザー、最終使用者とか所有者とかという意味にも使われますけれども、それはリクルートであったわけです。そのことはこの売買の中では明らかにクレイ社も承知している、そういうことでしょうか、その点は。
○佐藤(祐)委員 山口社長は先ほどこれについては知らないということをおっしゃったが、この中にはオーダーパーティという欄がありまして、購入の当事者ですね、発注の当事者、これがサインをしなきゃならぬというところがあるのです。これは当然NTTの方がどなたかがサインをしていなければこの申...全文を見る
○佐藤(祐)委員 知らないというのは私は納得ができないです。これは、そういう手続がすべて行われなければ、厳格な戦略物資、ハイテク製品として輸出管理についてのコントロールがあるわけですから、そこを通過しない、こういうことになるわけです。  そこで、もう一つ問題が出てまいります。と...全文を見る
○佐藤(祐)委員 それはいつごろですか。第一回、第二回について、それぞれ時期を答えてください。
○佐藤(祐)委員 時期などはっきりいたしませんが、結局日本政府の方は当初からは知らなかった、そういうことでしょうか。その点、明確に答えていただきたい。
○佐藤(祐)委員 非常に何かごまかそうとしている感じがどうもしてしようがありません。そのNTTがリクルートに転売をする、それを最初から承知して進めたのなら何かが問われるのではないか、そういう懸念で今のような答弁になっているのではないかと言わざるを得ないのです。私は非常にこれはおか...全文を見る
○佐藤(祐)委員 このNTT経由でリクルートにスーパーコンピューターが転売された問題では、これまで三方一両得という指摘が行われてまいりました。つまり、調達額をふやすことに腐心をしておられたNTT、これがリクルートからの要請で買うということでありますが、調達額が名目的にふえる、この...全文を見る
03月23日第114回国会 衆議院 逓信委員会 第2号
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○佐藤(祐)委員 去る十五日の逓信委員長主催の懇談の席上での池田会長の発言について若干質疑がありました。大変大事な問題だと思いますので、私からも正確にお聞きをしておきたいと思います。  私が承知しております池田会長発言の内容は、印刷物にもなっておるのですが、ある自民党の先生から...全文を見る
○佐藤(祐)委員 発言に不適切なところがあって誤解された。誤報というのはちょっと言い過ぎじやないかと思いますが、明らかにそういう文言を聞いておられる方が多数いらっしゃいますし、こういう活字にもなっておるわけです。ですから私は、それが真の意図ではなかった、不偏不党の立場でこれからも...全文を見る
○佐藤(祐)委員 それでもよくわかりません。その「資産の譲渡等」というのは消費税法の方では第二条に定義がありまして、「資産の譲渡等」とは、「事業として対価を得て行われる資産の譲渡及び貸付け並びに役務の提供をいう。」と。この分類からいえば、役務の提供に類するものという解釈になるので...全文を見る
○佐藤(祐)委員 サービスと役務はこの場合同義語のようになりますが、そのサービスの対価というのと、それに類するものというのはどういう違いがあるのですか。
○佐藤(祐)委員 同じようなことを言葉をかえて言っておられるだけで、納得はなかなか得られぬだろうと思います。  NHKにお聞きしますが、NHKはこの今の受信料の基本的な性格からいって、消費税をかけるのがふさわしいのかどうか、その点はどう考えておられるのか。まず、その問題で政府に...全文を見る
○佐藤(祐)委員 そもそもは消費税をかけるべきではない、そういう対象ではないんだというお考えだったということでありますが、その姿勢で、私はやはりこれを堅持するということが望ましいんだと思います。  財政的な問題も若干お触れになりましたけれども、今の消費税をめぐる事態というのは、...全文を見る
○佐藤(祐)委員 NHKの場合、地方自治体のことを言いましたのも、地方自治体と比較をいたしましても、冒頭に申し上げましたような受信料の基本的な性格からいって大変疑義があるということもあるだけに、より一層安易な転嫁は避けるべきだというふうに考えるわけです。  NHKは先日、世論調...全文を見る
○佐藤(祐)委員 消費税……
○佐藤(祐)委員 消費税についての……
○佐藤(祐)委員 賛成、反対……
○佐藤(祐)委員 今の世論調査結果でも明らかなように、消費税は全く国民的合意ができていない、というよりも圧倒的多数が反対であるということがはっきりしておるわけですね。ですから、そういう国民大多数が反対しておる、しかも受信料の性格からいっても課税すべきではないということでありますか...全文を見る
○佐藤(祐)委員 かなり前から、一年以上前からいろいろやってこられたということでありますけれども、何しろ大きな買い物でありますから、突然出てきて、一体これはどうなっているのだと。昨年、2bが制御装置が故障したり、また湿度や姿勢のデータを地上に送る装置が故障したりというときにも、放...全文を見る
○佐藤(祐)委員 もう一つの疑問は、これも若干質疑されておりますが、NHKは大変今経営、財政厳しいんだ、厳しい厳しいということが連発されておるわけですが、その中で新たに百四十五億円もの出費をしていくという問題ですね。しかも、たった一年しかその目的では使わない。これは大変むだではな...全文を見る
○佐藤(祐)委員 帳面上の整理のお話がありましたが、そういうことではないのですね、聞いておりますのは。実際、経済的に考えてみましても、百四十五億円、その出費以外にも、有料化すると制作費の方が高くなるわけでしょう。多少の有料収入が見込めてもほとんどペイしないといいますか、プラスにな...全文を見る
○佐藤(祐)委員 関連しましてもう一つあります。それは衛星料金の設定時期をめぐる問題です。  これは郵政省にお聞きするのですが、NHKが有料化計画を発表されて、それに対して日本CATV連盟が反対を表明した。ことしの一月ですね。この問題でNHKとCATV連盟の話し合いがつかないと...全文を見る
○佐藤(祐)委員 事実はちょっと違うようですね。NHKが判断して決定したということでありますが、二月七日に郵政省としてのあっせん案を出しておるのじゃありませんか。日本CATV連盟事務局長名の事務連絡というのが二月十三日付で出ておりまして、「NHK衛星放送有料化反対運動について」と...全文を見る
○佐藤(祐)委員 文書を渡したということではなくて、これは恐らくCATV連盟の方でつくられたものだと思いますが、こういう内容のあっせんを郵政省としてしたのではないかという点をお聞きしているのです。
○佐藤(祐)委員 示唆という言葉で、何かその言葉だけでかわそうとしておられるようですが、要するに中身についていろいろ具体的に助言をしたということでしょう。  NHKの方にお聞きしますが、NHKは当初CATV連盟との話し合いの中で、五月一日実施、よくとっても一カ月の準備期間だ、こ...全文を見る
○佐藤(祐)委員 郵政大臣、今お聞きのような経過があったわけです。いろいろ表現、言葉は選んでおられますけれども、結局はこの問題で郵政省が、有料化の実施時期あるいはCATVの反対を考慮して割引をやったらどうかといった問題もあるいは示唆されたのでありましょう。そういうようなことで今回...全文を見る
○佐藤(祐)委員 大臣、それでは私の質問に対する答弁にはならないのですよ。NHKとCATVが話し合いをしました。話し合いがつかないので郵政省に持ち込まれたのです。それで現実にはこういう中身のあっせんが、示唆か提示か言葉の違いは別ですよ、実質的にはこういう内容が提示されたのですよ。...全文を見る
○佐藤(祐)委員 私は、こういう歴然とした文書があり、経過をいろいろ聞いてもおります。関与があったということは明白だと思っております。これは、そういう突っぱねた答弁をなさるのなら引き続き大きな問題にしていきたいと思います。  じゃ、時間の関係もありますので、次の問題にいきます。...全文を見る
○佐藤(祐)委員 副会長のお考えはある程度わかりました。これは大変重要な問題だと考えておりますので、憲法で保障されました国民の知る権利の側面、もう一つは放送法の政治公平の原則という側面、この両面の立場に立って、そういう場合の対応策といいますか、改善の努力というものを引き続きやって...全文を見る
○佐藤(祐)委員 意見の中身を、特徴的なものを幾つか挙げていただけますか。
○佐藤(祐)委員 かなり省略してお答えになりましたが、最も多かったのは、もううんざりした、早く通堂番組、通常編成に戻せ、天皇一色となったマスコミの統制は恐ろしい、天皇を礼讃し過ぎだといった声だというふうに私たちの方は承知しております。  この問題は非常に重要な問題でありまして、...全文を見る
05月24日第114回国会 衆議院 逓信委員会 第4号
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○佐藤(祐)委員 郵政大臣は所信表明の中で、NTTの前会長と二人の取締役が逮捕、起訴されるという異常な事態につきまして、まことに遺憾というふうに言われました。疑惑はまだすべて解明されているとは言えない状況でありますが、大臣としていわばどうけじめをつけていくおつもりか、お考えをお聞...全文を見る
○佐藤(祐)委員 リクルート疑惑の問題ではスーパーコンピューターと回線リセールがあるわけですが、きょうは回線リセールに関してお聞きをしてみたいと思います。  NTTの村上副社長は、昨年十二月の参院税特委での我が党の上田耕一郎議員の質問に対して、スーパーコンピューター二台と通信機...全文を見る
○佐藤(祐)委員 それはおかしいと思うのです。個別契約の内容を事細かに求めているわけではないのですね。  代理店の日本ダイレックスに私は聞きました。直接確認してきましたが、当の契約相手は、NTTへの販売価格は八十億円だと繰り返し明言しているわけです。新聞などでも報道されておりま...全文を見る
○佐藤(祐)委員 事実上は大台として認められたということだろうと思います。  資料配付、もうしていただきましたね。――お願いをいたします。  それで、私が通信機器の購入価格を質問しておりますのは、この価格自体に非常に疑問があるからなんです。MODEMはアメリカのレイカル・ミル...全文を見る
○佐藤(祐)委員 MODEMが約七千台という点はお認めになりますね、答弁もしておられます。
○佐藤(祐)委員 私は、NTTは通信機器の輸入でもプロだと思うのですよ、長年にわたっていろいろなものを購入しておられるわけだから。こういうものの取引では、数量が大きくなれば大幅な値引きが行われるというのは常識なんですね。私が訪ねました、ミルゴ社でも幹部が、通例として百万ドルのオー...全文を見る
○佐藤(祐)委員 私が申し上げているのは、しかし事実は全く割引が行われないような、あり得ない数字での取引になっているという点なんです。ですから問題は、業界の常識、大幅値引きの慣例、そういうものから言っても、せいぜい二十五億円から三十億円どまりだというこの通信機器MODEM、TDM...全文を見る
○佐藤(祐)委員 私が申し上げているのは、本来大幅な割引が行われるのが常識なのにそうではない、不当に高い価格で購入をしているという問題点について知っていますかということなんです。
○佐藤(祐)委員 適正が問題なんです。適正ではないと思うのです。  類似のものも調べられたというお話がありましたので、では国内の例、これは幾つもあるのです。全日空の例とかトヨタ自動車の例とか、同じようにレイカル・ミルゴのMODEMを使ったCMS、今言われた監視装置も含めたシステ...全文を見る
○佐藤(祐)委員 適正だ適正だと言葉だけで言うなら資料を出しなさいよ。理由にならない、そんなのじゃ。我々はリクルートに入ったMODEMの機種、何年製のものかということも調べて、その単価は幾らかということも調べて問題を提起しているのです。八六年七月の時点でリクルートに入ったMODE...全文を見る
○佐藤(祐)委員 代理店はNTTが決めたというのは間違いないのですか。
○佐藤(祐)委員 よくわかっておられないのか、違うことを言っておられるのかでありますが、私の方から申し上げますと、日本ダイレックスはかねがねリクルートと取引があるわけです。日本ダイレックスの社長と江副は大変懇意であるということです。リクルート側が要望したCMSつきのMODEMとい...全文を見る
○佐藤(祐)委員 それはおかしいんじゃないですか。ここで軍配をどちらかに上げろと言っているのではないのですよ。NTTの答弁にも不鮮明な部分はあるでしょう。私の方は具体的な材料で提起をしている。調査するというのは当然じゃないですか。この場で軍配を上げろと言っているのではないのですよ...全文を見る
○佐藤(祐)委員 そういうことでは納得はできません。その適正かどうかというのも丸のみにしているという状況だから、いろいろな問題が起きたんじゃないですか。そこを正していこうというのでしょう、大臣の言っているのは。だから、問題提起をしているのだから、調査するぐらいのことは当然じゃない...全文を見る
○佐藤(祐)委員 これで終わりますけれども、三番目のもう一枚の最後の資料が全体を図解したものです。結局、非常に疑惑が持たれていますのは、実際の日本への価格はせいぜい三十億円、ところがNTTの購入価格は八十億円、そういう高い買い物、一体なぜそういうことが行われたのかという疑惑なんで...全文を見る
○佐藤(祐)委員 最初に、金融自由化対策資金の運用に関する問題でお聞きをいたします。  郵便貯金は、一昨年のいわゆる自主運用、それから利子非課税制度の廃止以来、姿が変わってきつつあるというふうに受けとめております。また、まあ郵便貯金だけではなくて金融事業そのものといいますか、相...全文を見る
○佐藤(祐)委員 大臣にお聞きしたいと思いますが、一昨年から自由化対策資金という名前で自主運用が始められたわけです。ことしで三年目になりまして運用資金は七兆五千億円になっております。二年後には総額で十五兆円になるということで進んできているわけですが、平成四年度以降は運用資金はこれ...全文を見る
○佐藤(祐)委員 郵便貯金の持つ意義については局長から答弁もありました。やはり何といっても大事なことは、郵便貯金法で定められておるように、簡易で確実な貯蓄の手段として、あまねく公平に利用できる、これが大事だ。同時に、そういう国民から集めた資金を社会資本といいますか、公共の役に立つ...全文を見る
○佐藤(祐)委員 元本の保証はないということですね。やはりここは大事な一つの問題だと私は思うのですね。  今回の提案が、要するに事業団に寄託してということになっている。郵便貯金法の改正として提案されなかったのはどういう理由からでしょうか。
○佐藤(祐)委員 いろいろ御説明ありましたが、要するに、貯金の運用でそこへ還元してくるということでありながら貯金法の中には盛り込むことができない問題点があるということは、やはり一つはっきり言えるのだろうと思うのです。  資金運用部資金法の第一条でも、郵便貯金等の資金を「統合管理...全文を見る
○佐藤(祐)委員 一昨年の簡易保険郵便年金福祉事業団法の改正でそういうことがやられたということがあります。その際も私たちは反対の態度だったわけです。いずれにしましても、大変危険性を持つものであるという点で、こういうやり方はあり方に反するということを申し上げておきたいと思います。 ...全文を見る
○佐藤(祐)委員 三段階にして簡素化するということですね。  具体的に見ていきますと、三段階に簡素化するというのは、結局少額の方が負担増になるということになってくるのですよ、実際問題としては。例えば上限の方でいきますと、電信為替で百万円以下という場合は、現行は千円ですね。今度の...全文を見る
○佐藤(祐)委員 上限の額しかなくて具体的な案というのは出されていないのですからなかなか議論しにくい要素もありますが、どうも少額の方が値上げになるという感じがするのですね。そういう点でもこの改正には賛成できません。  大体時間が終わりになってきましたので最後に、郵貯の改正、いわ...全文を見る
05月25日第114回国会 衆議院 逓信委員会 第5号
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○佐藤(祐)委員 法案に入ります前に郵政大臣にお聞きをしたいと思います。非常に大事な言論、報道の自由に関する問題であります。  四月四日の閣議後の記者会見で大臣は、NHKの消費税報道について、増税部分だけを伝え減税部分を余り報道しないのは遺憾だというふうに述べられた。さらに報道...全文を見る
○佐藤(祐)委員 NHKにはその意向を伝えるということはしなかったということでありますが、そうじゃないのじゃないですか。
○佐藤(祐)委員 後から十分反省されたということでありますが、大臣でありますから、記者会見でそういうことをおっしゃること自体が介入の危険といいますか、そういう問題になるわけであります。そういう点で、これは大事な問題だということでお聞きをしたわけです。  これまでのこの逓信委員会...全文を見る
○佐藤(祐)委員 そのようにしていただきたいと思います。  では、法案の審議でありますが、けさからかなりいろいろな側面からの審議がございました。余りダブらないようにお尋ねをしてまいりたいと思いますが、通信衛星を利用した放送の問題についてであります。  この通信衛星利用の放送と...全文を見る
○佐藤(祐)委員 想定されているそのものというのは対象についてもかなり限定的なものじゃないかというふうに思うのですが、具体的にどういう者が名乗りを上げてきそうだというところはもう掌握しておられるのですか。
○佐藤(祐)委員 こういうことはどうなっているのでしょうか。委託放送事業者が番組をつくって依頼して放送してもらう、こういうことになるわけですね。その場合にトランスポンダーが何本かあるわけですが、利用の仕方について郵政省としてはどういうふうに考えておられるのか。一つのトラポンを一社...全文を見る
○佐藤(祐)委員 そうしますと、一つ一つのトラポンを借りてずっと継続的に使用するという限定をつけるということですね。どうしてそういう限定をつけるのでしょうか。普通に考えますと、新しい形態で新しい利用の可能性が広がるわけですから、一つのトランスポンダーを借りてずっと継続的に放送する...全文を見る
○佐藤(祐)委員 今挙げられた幾つかの理由は、私にとってはそれで納得できるというものではありません。やはり多様な活用という点はむしろ考えるべきであろうというふうに思っております。  通信と放送の問題、区別といいますか、境界の問題がさんざん議論されてきました。今度出されている郵政...全文を見る
○佐藤(祐)委員 今の説明でもまだよくわかりませんが、極端な例でいきますと、大部分が通信としてこれまでの規定に入る形態だ。通信衛星を利用して送って、その場合も受講者は多数いるわけですから、それだって不特定多数と言えば言えるんですよ。入学、入塾を申し込めば入れるわけだからね。  ...全文を見る
○佐藤(祐)委員 それをいわゆる施設免許というふうに言ってきているわけですが、今回の法案で規律の対象に加えようとしています番組制作の放送事業者、これは電波監理上は何の関係もない人たちですよね。電波をみずから一切使わないわけですから。電波を使う人に委託をするだけでありますから、電波...全文を見る
○佐藤(祐)委員 よくわかりません、どうも聞いておりましてもね。ともかくはっきりしていることは、一般の言論の表現といいますと新聞とか雑誌だとかありますが、こういうのは認可とか許可とか一切要らないわけですね。自由なわけですよ。ところが放送に関しては、有限の電波を使うから、そこで整理...全文を見る
○佐藤(祐)委員 私は大変無理があると思うんですね。全く別個の人格のものを無理やりくっつけて、そして従来の放送法制を横すべりで適用しようというやり方ですね。しかし、具体的にはっきりしておりますことは、この大臣の認定なるものが電波施設に関するものでないことは明白なんですね。そうでし...全文を見る
○佐藤(祐)委員 まさにその点に疑問があるのです。先ほども若干議論になりましたが、新聞協会でありますとか民放連、さらには民放労連なども今回の改正案については非常に批判的であります。例えば新聞協会の意見の中では、法制上疑義があるばかりではなくて言論、報道に対する行政機関の直接な介入...全文を見る
○佐藤(祐)委員 そういう考えが実態に合ってないということをいろいろ申し上げてきたわけで、その基本理念を聞いてもしようがないのですよ。一つ星が上がったからといって大慌てする必要はないのです。現実にそれを使っての放送がどう展開していくかというのはまだまだわからないし、まだまだ先だろ...全文を見る
○佐藤(祐)委員 私は、日本共産党・革新共同を代表して、ただいま議題となっております放送法及び電波法の一部を改正する法律案に対する修正案の提案理由及び要旨を御説明いたします。  修正の内容は、人工衛星による放送に関する部分の削除であります。  私は、通信衛星を使用した放送その...全文を見る
06月14日第114回国会 衆議院 逓信委員会 第6号
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○佐藤(祐)委員 今回の電波法改正の重要なポイントは、無資格者による無線電信操作の問題だと思います。  法案では、主任無線従事者の監督のもとでなら無資格者の無線設備操作を認める、こうなっているわけですが、この問題は、船舶の安全、人命尊重といった点から慎重に検討されなければならな...全文を見る
○佐藤(祐)委員 それははっきり電波法上でチェックできることになるのですか、大変その点が疑問なんです。そういう規定は全く見当たりませんし、省令などで決めるというような決めもありませんから。  しかし、午前中の答弁で、日常的な訓練をやるんだというようなことがありましたが、これは全...全文を見る
○佐藤(祐)委員 それは局長の、何というかな、単なる期待といいますか、善意への期待のようなことでしかないと思うのですね。そういう点でも私は、これは非常に不備があると言わざるを得ない。  それから、このこと自体が、いわゆるGMDSS導入、それに備えての体制づくりということだろうと...全文を見る
○佐藤(祐)委員 つまり、無線電話などをこれまでは通信士の人がやっているのを素人にもやらせることができるということになるわけですね。  主任無線従事者の方についてですが、それは専任という考え方ですか、それとも仮に船長と兼務でもいい、兼任でもいい、そういう考えですか。
○佐藤(祐)委員 そうしますと、こういう事態が起きると思うのですよ。船主側、その方はできるだけ安い、通信士よりも、無線通信の資格を持っている人よりも安い賃金で使える人間を選んでいくということになりますと、船長が資格を持っているというと船長に同時に主任無線従事者としての登録をすると...全文を見る
○佐藤(祐)委員 いろいろな場合が想定されると言いますが、安全の確保が一番重要なんですよ。いろいろな事態に万全に対応できるということでなければだめなわけでしょう。そういう点は私はもっときちっと詰めなければならぬと思うのですね。  次にお聞きしますが、いわゆるGMDSSの問題です...全文を見る
○佐藤(祐)委員 質問に答えてないのですがね。質問したのは、一九九九年までは併存状態になるということはもうわかり切っているわけですよ、もともとがそういう出発なのだから。各国の任意で新旧のシステムの採用は決定できるということですから。現実的な見通しとしては、一九九九年以降もそういう...全文を見る
○佐藤(祐)委員 その移行期間の問題で、GMDSSを搭載しない船舶も無線電話は義務づけられておって、だから安全レベルは問題ないのだという説明でしたが、これはそのとおりいくのですか。無線電信しか搭載していないというのも、現実には結構あるのじゃないですか。無線電信、五百キロヘルツのい...全文を見る
○佐藤(祐)委員 だから重大な検討すべき問題があるというふうに言っているのですよ。現実には、海難が起きた場合に一番救助に役立つのは近くの船舶なのですよ。近くにいる船舶なのです。ただし、併存状態になりますと、GMDSSを搭載した船舶から信号を出す。これは衛星を通って地上局にいってと...全文を見る
○佐藤(祐)委員 その点は、これは本当に真剣に検討して対応しないと大変な事態も起きかねないということを申し上げておきます。  関連して、GMDSS搭載をすることに伴う問題についてお伺いをしたいのです。  これは運輸省の海上技術安全局が出している「海技と知識」という文書があるの...全文を見る
○佐藤(祐)委員 という意味は、けさからの議論の主任従事者の条件としてそういうものを加えるということですか。
○佐藤(祐)委員 どうも質問の指摘のポイントがよくわかっておられないようですが、もう一つただしたい問題があるので進みます。  今回の電波法改正に際して、運輸省から詳細な文書による質問が郵政省に行ったはずですが、いつ、何項目にわたる質問が郵政省に行ったか、どう答えられたか、どう対...全文を見る
○佐藤(祐)委員 質問に答えてくださいよ。運輸省から詳細な意見書、質問書が行ったと思うがどうですかと言っているのです。意見聴取という話じゃないのです。
○佐藤(祐)委員 そういう何かごまかすような答弁はやめてもらいたいですね。私はこれを見て本当に驚いたのですが、三月十四日に運輸省から郵政省あてで膨大な質問が行っているのです。ここに現物があります。  「電波法の一部を改正する法律案について(質問)」ということで、「標記について下...全文を見る
○佐藤(祐)委員 どうして端的に答えないのですか。もう時間がなくなってきたのでこちらから言いますが、これに対する郵政省の回答もあるのですよ。それがまた、僕はこれを見て驚いたのですよ。「貴省」郵政省のことですね。「貴省平成元年三月十四日付け質問(午前十時五十三分受領)に関して別紙の...全文を見る
○佐藤(祐)委員 これで、しかも、きょう時間がなくなったので余り紹介する時間がありませんが、かなり基本的な問題点で質問が出ているのですよ。  つまり、質問の第一が、「改正されたRRについては先進海運国二十三ケ国が留保しており、当省においては、留保を付していない我が国も同様の留保...全文を見る
○佐藤(祐)委員 終わります。
○佐藤(祐)委員 いろいろ御議論ありました。それで、宥附金の交付対象を広げるということですね。午前中の何か局長の御答弁で、対象はふやすのだけれども配分額は減らさないようにしたいと思っているというちょっと手品のようなお話があったのですが、どういう計算があるのでしょうか。
○佐藤(祐)委員 今回新たな対象になるのは二種類あるわけですね。「健康の保持増進を図るためにするスポーツの振興のための事業」と「開発途上にある海外の地域からの留学生又は研修生の援護を行う事業」、この対象になるというか、申請ができ得る団体といいますか、それは幾つぐらいになるのですか...全文を見る
○佐藤(祐)委員 それで、申請と審査、決定といいますか、その関係なんですが、これも先ほどの御答弁の中で、対象団体全部だと大変な数なんだ、それで例えば厚生省などの御協力も得てだったでしょうか、何かそんな御答弁があったと思いますが、例えばスポーツの振興のための事業というと文部省の所管...全文を見る
○佐藤(祐)委員 ここ数年の実際の経過でいいますと、大体申請と配分決定がほぼ同じということになっていますね。ただ六十一年度の場合は、十一件申請があって審査の結果配分したのは八。これは「がん、結核、小児まひその他特殊な疾病の学術的研究及び治療を行う団体」というのですが、そういう例が...全文を見る
○佐藤(祐)委員 今度新しく対象になった例えばスポーツ振興のための事業という場合に、そちらは三十団体あるとおっしゃったわけですね。そういうところから申請があった場合は、法令などの要件ですかに適合しておれば基本的にそれは認めていく。それ以外の、例えばたくさん殺到してふるい分けが必要...全文を見る
○佐藤(祐)委員 適正に運営されていきますように希望しておきます。  きょうの機会に郵便事業に関連してお聞きしたいのです。  労働時間の問題ですが、労働時間の短縮が世界的な趨勢といいますか、日本の場合は特に長時間労働だということがありまして、これを減らしていこうというのを政府...全文を見る
○佐藤(祐)委員 非常勤の職員で補っていくということがずっとやられていて、そちらの方がふえ方が多いというような今の御報告だったと思うのですが、私はこういう非常勤職員で補うのにも一定限度があると思うのです。  特に千葉の浦安の郵便局、あそこは人口が集中して、昨年ですか新しくできた...全文を見る
○佐藤(祐)委員 今の御答弁で納得はできませんが、年間総労働時間の問題でお聞きをしたいのです。  郵政省の資料で、郵政職員の年間総労働時間は現在二千百九十時間とお聞きしましたが、そのとおりでしょうか。それと、この二、三年の推移がもし今わかればお教えいただきたいのと、その中で郵便...全文を見る
○佐藤(祐)委員 この数年の変化はわかりますか。
○佐藤(祐)委員 それで、さっきもちょっと挙げたのですが、政府でも五カ年計画で労働時間短縮の方針を出している。一九九二年度までに千八百時間にしたい。もちろんこれは公務員も含まれるわけですね。郵政省として具体的にどういう計画、プログラムでそういう方向へ持っていこうというのがあります...全文を見る
○佐藤(祐)委員 どうもはっきりしませんね。政府として、そういう国際的な世論もあるし国内での労働者の要望も強いということもあって、プログラムとしては出している、計画としては出しているけれども、郵政としてそこにどう接近していくかという具体的な計画は今の答弁ではないということになりま...全文を見る
○佐藤(祐)委員 終わります。
06月21日第114回国会 衆議院 逓信委員会 第7号
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○佐藤(祐)委員 最初に、日米電気通信摩擦問題に関して質問します。  塩谷局長に来ていただいておりますが、この問題は先ほども同僚委員の質問もありました。先日、奥山郵政事務次官が訪米されて、昨日は小沢前行房副長官も首相特使ということで訪米されておる。いよいよ交渉も大詰めという感じ...全文を見る
○佐藤(祐)委員 ポイントとしては、一たんテレターミナルサービスですか、に割り当てたものを暫定的にせよ使わせるようにしようとか、あるいはNTT方式に加えてモトローラ方式を併用させるといいますか、そういう案も用意されているんだというようなことが言われているわけですね。私が特にこれは...全文を見る
○佐藤(祐)委員 たしか郵政大臣は、小沢前官房副長官、今度渡米しましたが、それ以前に御一緒に協議もされたという報道がありました。先日の委員会でも、毅然として対処するという趣旨の御答弁もあったと思うのですが、やはり重要な問題、通信主権にかかわる問題では不当な要求には屈服しないといい...全文を見る
○佐藤(祐)委員 どうも一連の報道でかなり懸念を持っておりますので改めてお聞きしたのですが、屈服することがないように、そういう姿勢で対応してもらいたいということを重ねて申し上げておきたいと思います。  塩谷局長、どうもありがとうございました。  法案の方でありますが、簡保と郵...全文を見る
○佐藤(祐)委員 たしか諸井さんは、リクルートの未公開株の譲渡の問題で、けじめをつける、責任をとるんだということで一切の公職から退くという態度表明をなさって、郵政審議会の委員もそれでおやめになったというふうに承知しておるのですが、この加入者協会というのももちろん郵政大臣認可の法人...全文を見る
○佐藤(祐)委員 そうすると、郵政審議会の委員の場合は申し出があってやめられたのか、今回の場合は全くそういう申し出がなかった、そのままになっているということなんでしょうか。
○佐藤(祐)委員 経過は別に質問してないのですが、財界の役職も政府関係の役職も一切引くということを明言されたわけですね、華々しく記者会見までやって。しかし、加入者協会の役員は会長として残っておられる。この団体も相当な団体でしょう。職員数も千五百おりますし、いわゆる同趣同好団体の保...全文を見る
○佐藤(祐)委員 あるいは、私は諸井さんがそういう会長になっていることを忘れておられるのではないかという気もするわけですね。はっきりされた方がよいことを申し上げておきたい。     〔加藤(卓)委員長代理退席、委員長着席〕  それから、団体保険の関係で、集金人の方、大変多いわ...全文を見る
○佐藤(祐)委員 別に定めるということになっているようです。私もそう承知しておりますが、それは実際にどういうふうに定められておるのでしょうか。
○佐藤(祐)委員 これは契約書によりますと、甲は乙に対して別に定める額を支払うというような契約書なんですよ。甲というのは要するに協会なんです。協会の、関東地方でありますとその事業部長でありますとか、そういうことになっているわけですから、協会側で決めるのだということだと思うのです。...全文を見る
○佐藤(祐)委員 そういう説明になるとますますおかしな感じがするのですが、団体保険の場合は団体割引として五%でしょう。それと二%含めて七%という数字があるわけですよ。二%の枠の中で集金手数料というものを出すわけですよ。それが今の説明では、そこの点は資料も後でまたいただきたいと思い...全文を見る
○佐藤(祐)委員 これで終わりにしますが、今の御説明でも全国で大変ばらばらだとかいうことがありました。もっときちっと整備をした方が私はいいと思うのですよ。それから、非常に高いので下げたかのような御説明でしたが、非常に高いなんてことは私はないと思っています。もっと、つり合いをとると...全文を見る