佐藤泰介

さとうたいすけ



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佐藤泰介の1991年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月01日第120回国会 衆議院 文教委員会 第6号
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○佐藤(泰)委員 では、よろしくお願いを申し上げます。  この委員会でもさまざま論議をされてきましたけれども、高等教育の改革については、今各方面で論議がされ、二十一世紀に向けて日本の教育改革の大きな課題であろうというふうに私は考えております。大臣もさまざまな点でそんな点を力説さ...全文を見る
○佐藤(泰)委員 今押しつけるのではなくて大学が自主的にそういった改革ができるように、そして答申に盛り込まれたことを具体的に実現をしていきたいという強い決意を述べられたことについては、私も十分に理解をさせていただきました。  と同時に、今回のこの二月八日の大学審の答申について伺...全文を見る
○佐藤(泰)委員 臨教審の答申を踏まえ、そして今回こういう大学審の答申に至ったということでございますけれども、大学審の答申に至る過程の中で、大学改革協議会というものが途中で設置をされているように思うのですけれども、それとの兼ね合いではどんなふうでございましょうか。臨教審、そして大...全文を見る
○佐藤(泰)委員 そうしますと、今御説明いただいたように、臨教審の答申、大学改革協議会の話し合われた中身、そして、その過程で大学審議会がつくられて、今回の答申に至ったというふうに理解をさせていただきます。  この答申の具体的な中身について次にお伺いをしたいというふうに思うわけで...全文を見る
○佐藤(泰)委員 本来の使命は、今お伺いしますと、学術研究の推進と同時に、すぐれた人材の養成というような部分もあるというふうに私は思うのですけれども、この二点が中心的な使命であるというふうに理解をさせていただいてよろしいですか。
○佐藤(泰)委員 そのことをまず前提として、次に二月八日の大学審の今回の答申の改革提言の具体的な内容についてお伺いします。  先ほどの真鍋委員の質問の中で、五つの提言がされたという答弁がございましたけれども、その中心的なものは大学教育の改善であり、他の四つのものは、その大学教育...全文を見る
○佐藤(泰)委員 私が読ませていただいた中では、現行の大学設置基準を大幅に簡素化するという点、それから、今も説明がありましたが、一般教育、専門教育の科目区分を廃止する、そして卒業要件を総単位として百二十四ですか、そんなふうに定めるというような三点に私自身は要約しているわけですけれ...全文を見る
○佐藤(泰)委員 それでは、その三点についてもう少し触れさせていただきたいと思うわけです。  まず、大学設置基準を大幅に簡素化することによって、結果的に、いろいろな方策がとられるでしょうけれども、教育水準の低下につながりかねないのではないかというような声も一部では聞かれます。そ...全文を見る
○佐藤(泰)委員 その水準低下の防止の手だてとして、自己点検、自己評価システムの整備というようなことを今御説明いただいたわけですけれども、教育水準の低下を防止して、教育研究の活性化を図るために行われる各大学の自己評価あるいは自己点検システムの整備については、これまでもいろいろなと...全文を見る
○佐藤(泰)委員 今大臣は、あくまで大学が主体で自己評価システムを検討していくんだということで、それに文部省としては支援をしていくというような御答弁の趣旨であったというふうに思います。そんな方向での評価システムといいますか、そんなものを今後検討していっていただきたいというふうに思...全文を見る
○佐藤(泰)委員 今御答弁いただいたように、その共通する部分はあくまで大学が自主的に取り組んでいく課題であるというような点が強調されたと思いますので、これからそうした点がいよいよ実現なり実施をしていく場合には、この基本を守って、あくまで大学が自主的に取り組めるような方策を文部省と...全文を見る
○佐藤(泰)委員 現実的に一般教育の充実が行われていない、したがって区分を廃止して、各学校で特色あるようなカリキュラムをつくる中で一般教育も重視していくというような答弁のように思うのですけれども、現実的に一般教育が軽視をされている中で、さらにそういう方策をとっていくということは、...全文を見る
○佐藤(泰)委員 大体理解できたような気もいたしますけれども、極端な例でございますが、例えば司法試験あるいはそういう資格を取る場合の合格率を高めるために、カリキュラムを大幅に簡素化することによって極端な大学が出現する。例えば予備校並みのカリキュラムを組んで、そうした資格試験の合格...全文を見る
○佐藤(泰)委員 私は、こういう総単位にすることによって、単位互換等もより一層促進されていくのではないかというふうに思うわけですけれども、そんな点は関係はあるんでしょうか。
○佐藤(泰)委員 それでは、この問題はこの程度にさしていただいて、次に、この大学審の今回の答申等、提案の中でも、生涯学習の振興との観点にかかわってというような提案理由もあったわけですが、この答申と生涯学習振興とのかかわりについては具体的にどんな部分で提言をされているのか、そのあた...全文を見る
○佐藤(泰)委員 今生涯学習とのかかわりでは三点ほど説明があったと思うのですけれども、科目登録制なりコース登録制の導入というのは、現実にはまだ実施がされていないわけですね。昼夜開講制については既に実施がされているように聞き及ぶわけですけれども、その辺の実態といいますか、その点につ...全文を見る
○佐藤(泰)委員 そうした場合に、従来夜間部であったものが昼間にも履修ができるということになりますと、その施設設備といいますか、ハードな部分での予算といいますか、施設設備の拡充を図っていくことが一つ問題になるのではないかというふうに思います。ただ、夜間で受けていたものが昼もかかわ...全文を見る
○佐藤(泰)委員 教育効果を上げるという意味で、今申されたような方向で十分な対策、検討を進めていっていただきたいというふうに思います。  今この法案と社会学習の振興とのかかわりでお伺いをしたわけですが、私はこの部分が本法案の学位授与機構の創設とも深くかかわっている部分が多くある...全文を見る
○佐藤(泰)委員 今の説明で、生涯学習の履習単位に即応してさまざまな学習成果を適正に評価をしていくというような点については理解をさせていただきました。  最後に申された大学以外の高等教育施設での組織的、体系的な教育研究の履習の成果の評価を正当に行う、すなわち、ここにいただいた資...全文を見る
○佐藤(泰)委員 ということのようですが、しかし一方では、大学のカリキュラムは組織的、体系的に裏づけられた教育の体系であり、授業実施体系から遊離して別途に集めた単位数で学位授与を行うことは、大学教育の体系を破壊し、大学の存在価値そのものが問われるのではないかというような批判も一方...全文を見る
○佐藤(泰)委員 折衷案的なもののような感じがするわけです。ある一定の体系的な学問を積んだ者に限って当面スタートするということですが、生涯学習の振興という観点からすれば、これは今後も拡大されていくことがより生涯学習を振興させて、その生涯学習の一つの目的でありました学歴社会の是正を...全文を見る
○佐藤(泰)委員 大体当面のスタートとしては、私もそんな点でいいのではないかというふうに思いますけれども、今後の課題としては、単位の累積加算の評価のあり方を引き続いて検討していく中で、生涯学習の振興という観点から、さらにこれを拡大していくような方針といいますか、考え方といいますか...全文を見る
○佐藤(泰)委員 ありがとうございました。そんな方向で十分な検討をしていっていただきたいというふうに思います。そのことが生涯学習を振興していくことであり、先ほど申し上げましたように、生涯学習が言われたときの学歴社会を是正していく一つの方策にもつながっていくのではないかというふうに...全文を見る
○佐藤(泰)委員 ありがとうございました。  その機構で「自律的に学位授与を行う」ということが答申でも述べられているわけです。この機構の教員なり職員の身分保障が不安定なものでは、そういった自律的な学位授与を行うことに支障を来す場合もあると私は考えております。幸い今そうしたところ...全文を見る
○佐藤(泰)委員 大変重要な部分だと思いますので、この機構のそうした自治なり、そこで構成される職員なり教員の身分が十分に保障される、そのことが正当に学位授与の仕事に当たれるというふうに思いますので、今の答弁のような方向で一層の御努力をいただきたいと思います。  次に、その部分に...全文を見る
○佐藤(泰)委員 そうすると、専門の教員というのは九人でございますが、分野によっては専門委員会を設置するということを先ほど言われましたけれども、その専門委員会のメンバーといいますか、その辺の規模といいますか編制というのはどんなふうに考えておみえでしょうか。
○佐藤(泰)委員 この学位授与機構の業務として、学位授与と同時に学習成果の評価のあり方の調査研究の問題あるいは情報提供等、あと二つの業務が述べられておるわけですが、私は率直に、今お聞きして、それらの多岐にわたる業務を九人の専門の教員で果たしてこなしていけるのかどうか、申請があった...全文を見る
○佐藤(泰)委員 どうもありがとうございました。