佐藤泰介

さとうたいすけ



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佐藤泰介の1993年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月26日第126回国会 衆議院 文教委員会 第4号
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○佐藤(泰)委員 私はまず午前中の質疑にかかわって一点お伺いをしたいと思います。  それはチームティーチング等の指導についてですが、全国に小学校が約二万四千校あると思います。チームティーチング等の加配は六年間で八千四百四十一人になっていると思いますが、単純に計算しますと、一人ず...全文を見る
○佐藤(泰)委員 御丁寧に説明をいただきましたが、それでもちょっとわからないところがあるので、この問題について再度伺いますが、例えば小学校の場合ですが、学年を指定するのか、学校全部になるのかという点。それから算数などつまずきやすい教科についてと言いますけれども、今回の場合は、一年...全文を見る
○佐藤(泰)委員 十分理解できないわけですけれども、結論的には学校に任せるというような答弁だったかと思いますが、ちょっとこれは問題外れるかもしれませんけれども、文部省は大変強く現場や教師を指導する場合がありますね。しかし、問題によっては学校に任せるとか学級に任せるとかいうような答...全文を見る
○佐藤(泰)委員 では、その条文上のチームティーチング等の加配のところで、これもちょっと輿石委員の午前中の質疑にもあったかと思いますけれども、その加配の条文は七条の二項になりますか、この項だと思うのですが、ここに「複数の教頭及び教諭等の協力による指導が行われこのように書かれておる...全文を見る
○佐藤(泰)委員 その点はよくわかりました。  では、私は要望しておきたいと思うのですけれども、このチームティーチング等の指導の実効を上げるためには、私はもっともっとこの加配を拡大しなければ意味がないというふうに思っております。少なくとも、例えば二万四千校あるすべての小学校の場...全文を見る
○佐藤(泰)委員 私も実証的なデータはなかなか得られにくいと思いますけれども、この学級規模を考える場合によく平均ということを言われますが、昨年度の調査によりますと、三十六人以上の学級は小学校で二六%、小学校ではかなり改善されていると思いますが、中学校では六二%もまだあるわけでござ...全文を見る
○佐藤(泰)委員 余り前進のない答弁だったように思います。学級規模の適正化については、従来もそのような答弁をされてみえたのではないかというような気がするわけですけれども、先ほども申し上げましたが、私も、何人が適正な学級規模であるかということについては、明確にすることは、大臣も言わ...全文を見る
○佐藤(泰)委員 それでは、適正な学級規模を目指した実践研究をひとつ紹介してみたいと私は思うのですけれども、これは一月二十五日の教育新聞に掲載されていたものですけれども、香川大学教育学部附属中学校の実践報告です。「同校は八九—九一年の三年間、文部省の研究指定を受けて、全九教科につ...全文を見る
○佐藤(泰)委員 そうした実証的なデータが得られにくい、これは私も十分に承知した上で聞いているわけです。  そこで、私は、教育現場の先生方の声も聞くことも、一つのそういった適正な学級規模を考える場合に大切な要素ではないかというふうに思っています。その調査が、国民教育研究所で現場...全文を見る
○佐藤(泰)委員 今の部分は理解をさせていただきますけれども、これからは、これまでも現場の声を聞いていただいているとは思いますけれども、現場教師の声をしっかりと受けとめていただいて、これからの施策の中に十分に生かしていただきたい、このように要望しておきたいと思います。  そこで...全文を見る
○佐藤(泰)委員 よくわかりました。前向きに検討していっていただきたいというふうに思います。  次に、午前中の質疑でも多少触れられた問題ですけれども、今回の協力者会議の提言の中で、具体的に教職員を配置するに当たって、審査機関といいますか、専門家会議の設置が求められていると思いま...全文を見る
○佐藤(泰)委員 確認ですが、来年いつできるのですか。四月を越えるわけですね。そうしますと、今年度の配置についてはどこで検討されるのかという問題があると思うのですが、提言の中では、専門家会議を設けて、そこで今回の配置をしていくようにというような提言になっていると思うのですけれども...全文を見る
○佐藤(泰)委員 御意見を伺って、文部省で各県教委と相談して配置をしていくという意味ですか、今の御答弁は。
○佐藤(泰)委員 今法案を審議している途中なんで、こういった質問はちょっと失礼かどば思うのですけれども、もう時期が時期でございますので、各学校では次年度の学校運営の計画等を検討している時期だろうというふうに思うわけですよ。そうしますと、本法案が成立した場合に、現場に混乱を与えるこ...全文を見る
○佐藤(泰)委員 ありがとうございました。私は、いずれにしても、配置に当たっては公正さを欠いたりすると、やはり本来の多様な教育を拒む結果にもなりかねないと思いますので、この教職員の配置に当たっては、学校、地域の実情を十分に踏まえた上で教職員が配置されるように強く要望しておきたいと...全文を見る
○佐藤(泰)委員 財政的な厳しい制約ということは私も十分に承知をしているところでございますが、次代を担う子供たちのために、ぜひ理想を追求して、一層の御努力をいただきたいと思います。  以上で質問を終わります。ありがとうございました。
04月22日第126回国会 衆議院 本会議 第22号
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○佐藤泰介君 私は、日本社会党・護憲民主連合を代表し、ただいま提案のありました児童の権利に関する条約の締結について承認を求める件について質問をいたします。  世界の歴史は、女性と子供の権利を軽視する歴史でありました。その権利の回復に国連が果たしてきた役割には極めて大きなものがあ...全文を見る
05月12日第126回国会 衆議院 外務委員会 第8号
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○佐藤(泰)委員 外務委員会で質問させていただくのは初めてでございますので、よろしくお願いしたいと思います。  そこで、まず私は、私の本会議質問に対する政府答弁について幾つか伺っていきたいと思います。  最初は、今もやりとりがありました本条約の名称についてでございます。  ...全文を見る
○佐藤(泰)委員 今そんな答弁をいただいたのですけれども、日本が批准した条約の中でも、「チャイルド」を「児童」と訳していない場合があるのですね。私の調べた範囲では、例えば難民の地位に関する条約あるいは子に対する扶養義務の準拠法に関する条約、女子に対するあらゆる形態の差別の撤廃に関...全文を見る
○佐藤(泰)委員 何かよくわからぬですけれども、今の答弁で「児童」でなければならないという根拠としては私どうしても理解できないわけです。  例えば、女子に対するあらゆる形態の差別の撤廃に関する条約第五条の(b)のところに「あらゆる場合において、子の利益は最初に考慮するものとする...全文を見る
○佐藤(泰)委員 内容が同趣旨ということを理解されてみえるわけですね。内容が同趣旨でありながら時には「児童」と訳したり時には「子」と訳したり、そういうことが、大臣が答弁された整合性にかんがみ「児童」でなければならないという根拠にはなり得ないのではないかというふうに私は言っているわ...全文を見る
○佐藤(泰)委員 返すようで申しわけないですが、私は本条約はむしろ「子」と訳した方がいいという立場に立って申し上げているわけでございます。  国内法令における国民の祝日に関する法律については、大臣も、これについては子供というのは法律用語であるということはお認めになったところだと...全文を見る
○佐藤(泰)委員 重ねて伺いますけれども、そういう整合性を追わないと何か不都合があるのでしょうか。これを「子供」と訳すと、今までの日本の法体系、私はようわかりませんけれども、そういう中で「児童」と訳さないと特段こういう不都合が生じてくるという具体的なものをちょっと挙げていただけま...全文を見る
○佐藤(泰)委員 大臣も同じ考え方でございましょうか。
○佐藤(泰)委員 子供か児童かという点については、これは間違っておったら指摘をいただきたいと思いますが、宮澤総理も予算委員会の論議の中で、言葉は時代とともに変わるという認識をお示しになっていると思いますし、とりわけ私が所属しております文教委員会において鳩山前文部大臣は、これはここ...全文を見る
○佐藤(泰)委員 大臣、どうですか。
○佐藤(泰)委員 それでは私は、再度やはりこの条約は「子ども」とすべきだということを重ねて申し上げまして、次に、本条約の広報義務について伺っておきたいと思います。  私のこの点に関する本会議質問に対して、「既に政府の広報誌等において、この条約や内容について紹介、普及に努めている...全文を見る
○佐藤(泰)委員 大変具体的にありがとうございました。  こういった広報義務については、おおむね国連においては附帯決議となるようなものが本条約においては条文化されているということの意味は大変大きなものがあろうということで、今、さまざまな広報活動について外務省にかかわって言われた...全文を見る
○佐藤(泰)委員 それぞれ今御説明をいただいたのですが、そうした広報に係る予算といいますか費用というものは、それぞれの省の広報予算の枠内の範囲で行うのか、この条約が批准された後は新たな予算追加措置がとられるのか。どうも今聞いていると、従来の枠内の予算の中で取り上げるというように理...全文を見る
○佐藤(泰)委員 そうすると、新たな財政は講じないということではなくて、批准された後は、そういう広報部分については新たな予算を追加していくというふうに今の答弁は理解してよろしゅうございますか。
○佐藤(泰)委員 大変ありがとうございます。ぜひそういう方向で、批准後の広報については、従来の各省の広報予算の枠内だけではなくて、さらに広げていくために、追加予算なり予算を獲得して、本当に大人から子供まで、この子どもの権利条約の本当の趣旨、中身が広報されるように期待をしておきたい...全文を見る
○佐藤(泰)委員 例示として二項目のうち、無償化にするか、あるいは財政的なそういう援助、私学助成とか就学援助とか、そういうどちらかをとるというようなことが締約国に任されているというような答弁にお聞きしたわけですが、私はこんなことを聞いているわけです。  国連で本条項が条文化され...全文を見る
○佐藤(泰)委員 ちょっと理解できないのですが、私の言ったことは事実ではない、事実なのか事実でないのかははっきりしない、それで今言われたところは事実だということですか。私の質問の中で言ったことは、大体同じようなことを言ったようなつもりなんですけれども、まずそれが事実か事実でないか...全文を見る
○佐藤(泰)委員 それがその国連の論議の場でどういう形になったのかということをもう少しつけ加えてください。日本の代表からの発言としては、無償化は例示としたいという発言はあったのですね。それに対して各国の反応なり、その国連の場での論議の中ではどういう形になったのかという点ももう少し...全文を見る
○佐藤(泰)委員 財政的援助だけでいいということが国連の中で確認されたということですね。各国からはそういう異議、異論が出なかった。「サッチ・アズ」は、日本的に言えば例示でいいということが国連で確認をされたという答弁として今理解してよろしいですね。私はもう少し調べてみたいと思ってい...全文を見る
○佐藤(泰)委員 それでは、これは私ども、もう少し資料を取り寄せて、また機会があったらお伺いをしたいと思います。  国際人権規約のA規約では、中等教育のみならず高等教育にまで無償化を義務づけているにもかかわらず、今のやりとりの中でも明らかになったように、文部大臣の答弁は、育英奨...全文を見る
○佐藤(泰)委員 私も今の答弁に異論はない、そのとおりだろうと思います。本条約はやはり十八歳未満の者に適用する条約であり、高等教育にすべてかかわらないからこのような規定に本条約ではなっているんだろうと私は思います。したがって、高等教育の無償化は、国際人権規約のA規約で規定し、本条...全文を見る
○佐藤(泰)委員 私が申し上げたいのは、(b)を例示規定とすると、(c)の方が国際人権規約より後退した規定になってしまうのではないかということです。それは先ほど、決して後退する規定ではないと言われました。そこから考えていけば、(b)を例示規定とすれば、(c)の方は当然後退する規定...全文を見る
○佐藤(泰)委員 それは理解しているのですよ。それはわかっているのですよ。  それじゃ、もう一度伺います。二十八条一項(c)は、国際人権規約から後退していると理解しているのか、後退していないのか、どう理解してみえるのか。
○佐藤(泰)委員 いいですか、人権規約の方は中等教育も高等教育も無償化しようと言っておるわけでしょう。今回の本条約は、(b)の方では中等教育は無償を言っているわけですよ。(c)の方は対象が違うから、これはアクセスだけ言って、後は人権規約に任せてありますよ、こういうふうに理解してい...全文を見る
○佐藤(泰)委員 どうもすれ違っておるようですが、もう一度言いますよ。  人権規約の中で中等教育も高等教育も無償だと言っておるわけでしょう。そして、本条約は十八歳未満ですから、すべてにかからないから、中等教育のところにかかるのが、十八歳というと大学一年生になるかもしれませんけれ...全文を見る
○佐藤(泰)委員 長々と説明いただきましたけれども、ちょっと理解ができぬのです。  (c)が人権規約より後退したものとは理解していないということからすれば、(b)の方は例示規定にするのはおかしいのじゃないですか。例示規定にすれば、(c)の方が当然後退した決まりになりますよ。そう...全文を見る
○佐藤(泰)委員 どうも同じようなやりとりの繰り返しになってきましたので、私ももう少しきちっと整理して、また機会をつくっていただいてお伺いをしたいと思いますので、外務省の方も一遍見解をまとめていただけませんか。二人の方が同じようなことを言ってみえるようでちょっと違っているし、だか...全文を見る
○佐藤(泰)委員 ありがとうございます。