佐藤泰介
さとうたいすけ
当選回数回
開催日 | 会議名 | 発言 |
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03月10日 | 第156回国会 参議院 決算委員会 第2号 議事録を見る | ○佐藤泰介君 よろしくお願いします。私は、民主党・新緑風会を代表して、平成十三年度決算について質問をさせていただきます。 本日の決算審議の意義については、これまでに質問があり、総理からも答弁がありました。したがって、繰り返しをいたしませんけれども、その意義について私も全く同感...全文を見る |
○佐藤泰介君 この問題については、また明日の予算委員会でも審議がされるというふうに聞いておりますので、そちらに譲りたいと思いますが、相当固い決意を今、総理もお述べになりましたので、国民の政治不信解消していくに向けて、与野党一緒になって頑張っていきたいということを申し添えて、決算の...全文を見る | ||
○佐藤泰介君 今、言葉じりをとらえるつもりはございませんけれども、五兆程度だったということは、これはもう誤差の範囲だという意味なんでしょうか。五兆というのは相当な額だと、国民の皆さんから見れば。五兆じゃない、五億。五億というのは相当な額だと思うんですけれども、財務大臣からいえば一...全文を見る | ||
○佐藤泰介君 大変難しいことは分かりますけれども、やっぱり残念であったという答弁ではちょっと私は納得できませんけれども。 じゃ、総理、この歳入欠陥を招いたことについて、総理はどうお感じでございましょうか。 | ||
○佐藤泰介君 私は、政治は結果責任だと思うんですけれども、いいときはいい、悪いときは悪いという、こういう歳入欠陥を招いた総理としての責任の弁を聞いているんであって、いいときもある、悪いときもある、狂うときもある、わあわあと、そういう答弁を期待したわけじゃなくて、この歳入欠陥を招い...全文を見る | ||
○佐藤泰介君 最初からそういう答弁をしていただけば時間の無駄もなかったというふうに思いますので、最初からそのような答弁をこれからしていただければというふうに思います。 今、いろいろな理由を付けてその歳入不足についての説明がございましたけれども、私は、最終的には経済運営や三十兆...全文を見る | ||
○佐藤泰介君 そのような答弁を聞こうとは私は思いませんでした。財務大臣は私の大先輩でございますし、そういう複雑な仕組みがやっと分かったということで国の財務の最高責任者が務まるのかどうか。私も一生懸命これ分からぬもんですから勉強させていただいて、ある程度、塩川大臣ほどは理解していな...全文を見る | ||
○佐藤泰介君 ちょうど財務大臣のところの質問で途中だったんで、ちょっと遅れるということでございますので、ちょっと今入ったニュースでお伺いしますが、北朝鮮が対艦ミサイルを発射したというテロップが流れたわけでございますけれども、政府として、どのようにこの問題、情報収集をされてみえるの...全文を見る | ||
○佐藤泰介君 注意深く監視して見守っていくということですが、外交上はどのような対応をされていくのか、川口外務大臣、お願いできますか。 | ||
○佐藤泰介君 イラクの問題も含めてこの問題、北朝鮮の問題も国民が大変心配をしているというか、大変不安に思っている状況だろうというふうに思いますので、今それぞれ、まだ今詳細は私も具体的に分かりませんので状況だけお尋ねをしたわけでございますけれども、いずれにしても国民の不安をぬぐい去...全文を見る | ||
○佐藤泰介君 我が国の安全保障と同時に、国民が安心できるようなそういう対応を早急にまとめ、話し合っていただいて、安心できるようなコメントなりメッセージを国民に直ちに発していただきたい、そのことを御要望申し上げて、先ほどの質問の続きに入らせていただきます。 ちょっと途中で切れち...全文を見る | ||
○佐藤泰介君 ほとんど分からないと思いますが。 私のお尋ねしたのは、非常に複雑な部分を改善していきたいと。どういうふうに改善したらこの流れが分かって、決算見てもその流れが分かるようになるのかどうか。今の決算書見ても、決算の説明書見てもその流れが全く分からない。財務大臣や国会議...全文を見る | ||
○佐藤泰介君 企業会計言っているわけじゃないです。国の方を分かりやすくするように…… | ||
○佐藤泰介君 企業会計と比較して分かりやすくじゃなくて、今の政府のそういう仕組みをどう改善したら国民や我々に分かりやすくなるかということで。 | ||
○佐藤泰介君 それで企業会計のようにすればいいということなんですか。(発言する者あり)じゃ、私もここに座っておればいいんですか。 | ||
○佐藤泰介君 それじゃ、今言われた方向で、一〇〇%満足した答弁ではありませんけれども、早急に分かりやすい行財政の会計が示されるように要望をいたしておきますけれども、十何年と言われましたけれども、できるだけ前倒しをして改善を図っていただきたいと思います。 それで、次の質問に移ら...全文を見る | ||
○佐藤泰介君 じゃ、ちょっと時間がなくなりました。またこの問題は時間があったらやらしていただくとして、ちょっと私、教育のことについて総理にお尋ねをしたいと思いますので、話題を変えさせていただきます。 総理は、最初の所信表明の中で米百俵の話をされました。その後、教育関係者から多...全文を見る | ||
○佐藤泰介君 私も当初は教育理念の例えというふうに理解をして聞きました。また、多くの教育関係者もそのような気持ちで聞いたんではないかというふうに思っておりましたけれども、教育理念だけではなくてそういう総合的な痛みにも耐えていく部分だということを、最近そんなことを感ずるようになりま...全文を見る | ||
○佐藤泰介君 時間が来ましたけれども、江本議員にお許しをいただきましたので。 この後、義務教育国庫負担問題、その他教育問題について文科大臣の方にも予定をさせていただきましたが、時間がなくなりました。質問できないことをお許しをいただきたいと思います。 熱を込めた総理の教育論...全文を見る | ||
○佐藤泰介君 法案も出ております。今後、十分これは議論をしていきたいと思います。総理の認識は大変私は違っていると思います。今の状況でいえば、各県に義務教育の格差を生ずること、先ほど習熟度別いろいろ言われましたけれども、各都道府県に十分な国庫負担が打たれない限り教育に、各地方自治体...全文を見る | ||
03月18日 | 第156回国会 参議院 文教科学委員会 第1号 議事録を見る | ○佐藤泰介君 去る一月十四日、十五日の二日間、愛知県及び岐阜県に委員派遣が行われましたので、その調査の概要を御報告申し上げます。 派遣委員は、大野委員長、仲道理事、橋本理事、山本理事、林理事、有村委員、後藤委員、岩本委員、神本委員、山本委員、そして私、佐藤でございます。 ...全文を見る |
03月25日 | 第156回国会 参議院 文教科学委員会 第3号 議事録を見る | ○佐藤泰介君 民主党、佐藤泰介です。よろしくお願いします。 今、有村委員の、有村さんでよかったかな、最後の質問ですけれども、それに続いて、今、初等中等局長に聞きたいんですけれども、後で質問をしますけれども、先週、うちの同僚の山根議員が民間校長の問題を取り上げて、いろんな対策を...全文を見る |
○佐藤泰介君 よく週刊誌とか新聞とか使うものでございますけれども、余りしっかりと検証もされていないものを取り上げて、こういう場での議論というのはできるだけ避けていきたいなというふうにも思います、私は新聞ぐらいは使わせていただきますけれども。 そんなことを申し上げながら、若干こ...全文を見る | ||
○佐藤泰介君 二十日の当委員会でもこの問題は取り上げられましたが、答弁はやっぱり、まだ日にちもたっていませんので、全く同じだと確認をさせていただきましたが、二十日付けの、私の地元、東京でも一社、新聞が出たと思いますけれども、次のような記事が掲載されておりました。 「朝鮮学校の...全文を見る | ||
○佐藤泰介君 じゃ、続いて、その記事について一つ、その記事についてまた尋ねるんですけれども、今、全くないと言われましたけれども、大臣もこの問題についてはいろいろと答弁をされておみえになります。ちょっと、そのとおり、違うかもしれませんけれども読ましていただくと、意欲と能力のある人た...全文を見る | ||
○佐藤泰介君 与党三党から文科省に働き掛けがあったのかなかったのか、もう一度お願いします。 | ||
○佐藤泰介君 最初は今、話題が出たということですが、最後の方になって公明党の冬柴幹事長からは申出が文科省にあったということですか。山崎さん、自民党の山崎拓幹事長からはなかったわけですか。 | ||
○佐藤泰介君 分かりました。 与党内でもこの問題はやはり、非常にこれは国際的に見ても、それ以上触れませんけれども、国際的に見ても非常な差別的な対応になっているというふうに思います。したがって、いろんな政党からもそういう要請なり要望が出てくるんだろうと。大臣のその一定の水準云々...全文を見る | ||
○佐藤泰介君 ありがとうございます。 私は、高須小の児童たちにどのような心の痛手となって影を落とすのか、子供たちは、人生の厳しさやつらさ、強く生きる尊さを説くべき立場にいる先生方はどう今後児童に接していくのか。新聞の記事には、慶徳校長着任後、あいさつを無視する職員がいる、学校...全文を見る | ||
○佐藤泰介君 最後の質問に、ちょっと抜けていましたが、都道府県教委から要望があったのかどうか。 | ||
○佐藤泰介君 文科省が中教審等と審議をして決定をし、都道府県に要請をして、都道府県教委が様々な工夫をして登用し、今言われた目的達成に努力してきたんだろうと私は思います。 私は、先ほど言ったように教育現場の経験がありますが、文科省からの通達なり指示は絶対実施しなければならない絶...全文を見る | ||
○佐藤泰介君 この前の山根議員の質問よりは若干前進した答弁をいただいたように思いますので、感謝申し上げるというか、当然のことだろうと私は思いますので、それぐらい早くいろんな問題をこれからも取り組んでいただきたいと思います。 ただ、私がこの記事の中で救われたといいますか、それは...全文を見る | ||
○佐藤泰介君 是非お願いしたいと思いますが、今ぐらいの答弁を、同僚の山根議員が最初に取り上げたときにそれぐらいの答弁はいただきたかったなと。再度重ねて時間を掛けて、山根議員の質問の後追いのようなところで初めてそれぐらいの答弁が出てきたということでは、私はやっぱり甘いところがあるん...全文を見る | ||
○佐藤泰介君 全く今の大臣の答弁のとおりなんだろうと思いますけれども、やっぱり様々な会議の中で削減ありきということで進んでいったと。その中で教育の重要性を大変厳しい中でも訴えられたということは、よく理解をさせていただきました。 これからも一層奮闘していただきたいと思いますが、...全文を見る | ||
○佐藤泰介君 一生懸命我々は、もうこれ義務教育国庫負担は私、堅持する立場でございますので、しっかりとエールを送りますので、頑張っていただきたいなというふうに思います。 が、一つちょっと気になったのは、その中で遠山大臣が五千億の削減案を提示されたという部分なんですけれども、それ...全文を見る | ||
○佐藤泰介君 そうですよね。この資料を見ますと、公務災害補償基金、これ十七億ですか、共済費長期給付二千百六十七億、児童手当二十六億、退職手当二千二百七十二億ですから、これを合計しますと四千四百、四千五百億円ぐらいになるわけですよね。ということは、もう児童手当も退職金もまあしようが...全文を見る | ||
○佐藤泰介君 言われることは分からないでもないですが、来年はこれ取られるんでしょう、また、恐らく、このまま行けば。 対象経費の性格と言われましたが、今までこれぐらい全部含めた対象経費があって、これがだんだん細ぼっていくんですよね。 そして、私、先国会でここでお尋ねしたと思...全文を見る | ||
○佐藤泰介君 いわゆる義務教育国庫負担の根幹というのは給与費だと言われました。退職手当は、これはもう風前のともしびにあるわけですから、在職時の給与と諸手当、これが根幹、あとの経費のところは根幹ではないと。 退職手当というのは、じゃどういう意味を持った経費なんですかね。 | ||
○佐藤泰介君 狭義と広義いろいろあって、最終的には根幹は給与と諸手当だと。それは何か法的にそうなっているものはあるんですか。 | ||
○佐藤泰介君 よう分かったような分からぬような話ですが。 市町村立学校職員給与負担法の中では、退職手当は、私はこれを読むと狭義の中に入っておるように思うんですが、どうですか。 | ||
○佐藤泰介君 これ以上行くと茶の木畑へ私も入っていきそうなんで、自分でもう一遍整理して、今の答弁を読ませて、大臣、何かあります。 | ||
○佐藤泰介君 分かりました。今、大臣の言われたとおりだと思います。もう今回はそこまで来て、児童手当、退職手当、今からわあわあ言う必要もないと、これから、今後の問題なのでみんなで守っていこうや、そのために最善を尽くそうと、私もその一員に加わりますので、今の問題はこの程度にとどめさせ...全文を見る | ||
○佐藤泰介君 先国会で私が聞いたと同じような答弁でしたけれども、やっぱり都道府県によっては教職員の年齢構成が違うと。様々なケースが各県にはあると思うんですよ。それを一律方式といいますか定額化にしていくということは大変無理があるんではないかというふうに思うわけです。何で従来のままの...全文を見る | ||
○佐藤泰介君 これは今後出てまいります大学の独法化のところでまた質問をさせていただきますけれども、その準拠制が廃止をされると定額でないといけないということは、まだ私は十分に理解できません。別に準拠制が外れても各県で均衡を取って決めて、そしてなおかつそれの実質の二分の一ということは...全文を見る | ||
○佐藤泰介君 ということは、片山総務大臣の言われている定額化と文科省の言われている定額化とは意味が違う、片山総務大臣が考えている定額化というのは理解不足よと、そういう意味ですか。 | ||
○佐藤泰介君 少し分かってきたような気がしますが。 準拠制が外れるとやっぱり二分の一というのは保ち切れぬのですかね。それがまだ一つすとんと落ちてこないわけですが、また、これもまたの機会に回していただきますが、ちょっと一つだけ、公立学校教員の給与について、義務教育費国庫負担お尋...全文を見る | ||
○佐藤泰介君 大分はっきりしてきました。 またちょっと続きはこの後にやらせていただきます。もう時間があと五分しかありませんので最後の質問に入りますが、今日は様々な観点から質問をさせていただきました。質問することにより問題点が明らかになることや、より疑問が広がったこともあります...全文を見る | ||
○佐藤泰介君 ありがとうございました。 ちょっと二分残しました。ありがとうございました。 | ||
03月27日 | 第156回国会 参議院 文教科学委員会 第5号 議事録を見る | ○佐藤泰介君 私は、民主党・新緑風会を代表し、義務教育費国庫負担法及び公立養護学校整備特別措置法の一部を改正する法律案につきまして、反対の討論を行います。 義務教育は、教育の基本であり、国民として必要な基礎的資質を培うものであります。憲法第二十六条は、国民の教育を受ける権利を...全文を見る |
○佐藤泰介君 私は、ただいま可決されました義務教育費国庫負担法及び公立養護学校整備特別措置法の一部を改正する法律案に対し、自由民主党・保守新党、民主党・新緑風会、公明党、日本共産党及び国会改革連絡会(自由党・無所属の会)の各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。 案文を...全文を見る | ||
05月08日 | 第156回国会 参議院 文教科学委員会 第10号 議事録を見る | ○佐藤泰介君 独演会の後でちょっとやりにくいですが、民主党の佐藤泰介でございます。 通告させていただいた質問の前に、今朝の新聞を見ました。地方分権改革推進会議の報告が載っておりました。政府の地方分権推進会議が昨日、国から地方への国庫補助金事業を、補助金見直しについて、義務教育...全文を見る |
○佐藤泰介君 ということは、給与本体は、この六月のたたき台取りまとめに当たっても文科省としてはこれを守り切るという今の決意と受け止めさせていただきますが。 初中局長にお尋ねしますが、定額制と交付金化、私、あの質問のときによう分からなかったんですけれども、実額二分の一がいいんで...全文を見る | ||
○佐藤泰介君 せっかくこの義務教育国庫負担の議論の中で、有馬先輩も頑張っておるんだと言われましたので、自民党の方の文教族も頑張っておるんだと言われましたので、是非今の決意で、この後六月のたたき台に向けて私どももしっかりそういう方向で頑張っていきたいと思っておりますので、今の決意が...全文を見る | ||
○佐藤泰介君 それでは、そこのところはまだ、私が若干聞いたところによると、竹中さんは私学助成の在り方を検討する必要があるのではないか、六月の骨太方針の中に盛り込んでいくことになりましたというようなことをちょっと聞いておったんですが、そんなことはないんですね、第八回の経済諮問会議。...全文を見る | ||
○佐藤泰介君 そうすると、片山総務大臣の方からそういう提起があったという程度だと理解すればいいわけですか。 | ||
○佐藤泰介君 私も、これ今朝の新聞読んでびっくりして質問しておるので十分そしゃくしていないので、もう少し推移を見ていきたいと思いますけれども。 大臣、今、冒頭で、これはもう目一杯引くところまで引いて本体は守るんだという強い決意を示されましたので、是非、これは本当に義務教育の根...全文を見る | ||
○佐藤泰介君 漏れたということは事実なんですね。そういう方向にあるということですね。ということは、包括的に、新聞によると十五日に開催される中央教育審議会に諮問することを固めたと、それが漏れたんですね、ということは事実ですね。 ということは、じゃ包括的に諮問するその意図、ねらい...全文を見る | ||
○佐藤泰介君 ちょっとしつこいようで申し訳ない。包括的に諮問する方向性、その方向性というのはどういう方向性ですか。 | ||
○佐藤泰介君 大臣、一言ありませんか。 | ||
○佐藤泰介君 じゃ、また具体的になったらこの問題は取り上げさせていただきたいというふうに思いますが、様々な、一方では財政的な締め付け、一方では小中学校が抱える、義務教育が抱える様々な課題があるわけでございますので、私もここらで一遍総括的に見直すといいますか、より子供に即した形で考...全文を見る | ||
○佐藤泰介君 じゃ、私も今日、朝来て新聞読んだところでございますので、この程度にとどめます。 それで、若干先ほどの大仁田委員と重なる部分がありましたので、そこを聞いておりましたので、通告した順番とは変わりますけれども、ちょっと関連するところを先に聞かせていただきたいと思います...全文を見る | ||
○佐藤泰介君 ちょっと、全然違うよね、今、副大臣と局長の…… | ||
○佐藤泰介君 ちょっと、副大臣と局長の全然ニュアンス、ニュアンスというか根底が違ったなと思って聞いておりましたが、今の河村副大臣の補足で分かりました。 結局二百人余ってくるんですよね、育英会とほかの四つの法人の中で、移った後。それで、支援機構の方へはほかから百人入ってくるわけ...全文を見る | ||
○佐藤泰介君 じゃ、よろしくお願いします。 次に、もう一つかかわる問題でお聞きしようと思っておりましたが、優秀な大学院生に対する返還免除、この問題ですけれども、先ほど、特に優れた業績、それをどう判断するかというのは大変難しいと私も思います。大仁田委員も言われましたけれども、私...全文を見る | ||
○佐藤泰介君 これは、ここだけに返還免除を置くということも含めながら、まだまだ私ここには課題があるように思うんですよね。だから、やっぱりここのところは非常に慎重に、なかなか人間というのは、あいつが、あいつというのかな、彼が優れておって自分は劣るとなかなか見にくいですよね。みんな同...全文を見る | ||
○佐藤泰介君 それじゃ、平成七年までも様々な検討をしてきて閣議決定された、そしてその後も様々な検討があって今日に至ったという理解でいいわけですね。はい。 そうすると、次の質問に移りますけれども、高校生を対象とする奨学金を地方移管した場合に、まだやっぱり国による財源措置が必要で...全文を見る | ||
○佐藤泰介君 とすると、返還金が主な収入になる場合があるわけですから、十年から十五年は現行の育英会がやってきた水準が確保できるだけの財源措置は国が講じていくということで、その十年なり十五年見た先は一体どういう状況になっているかということですよね。 だから、その間は、現行の育英...全文を見る | ||
○佐藤泰介君 では、水準が落ちぬようによろしくお願いしますが、その場合の国からの財源援助ですが、どういう形ですか。交付税ですか、何ですか、これ、何でいくんですか。 | ||
○佐藤泰介君 そうすると、その交付金は完全に奨学金に回すと、ひも付きでいいんですね。 | ||
○佐藤泰介君 それは総務省も含めて了解されているわけですね。 | ||
○佐藤泰介君 とすると心配ないように思うんですけれども、多くの人といいますか、地方移管することによって現行制度が弱体するんではないかという心配が各方面から多少聞こえてくるわけですよ。 そうすると、その交付金というのが、完全にこれは奨学金への援助だということがそこまで了解されて...全文を見る | ||
○佐藤泰介君 はい、よろしくお願いします。 次に、先ほど来、地方移管したときには返済免除も各県で工夫していくこともあり得るんではないかという河村副大臣の答弁がございました。そうすると、先ほど都道府県への配分は要望、意見、実績だということを大臣が答えられました。 しかし、都...全文を見る | ||
○佐藤泰介君 どうしてもそこちょっと引っ掛かるんですけれども。育英会の水準を守る、しかし都道府県ではばらつきが生じてもしようがないと。しかし、都道府県で考えるだけの財源は打つけれども、当然、今のやり方でいけば都道府県でばらつきが生じてきますよね。そうすると、奨学金の貸与額や貸与人...全文を見る | ||
○佐藤泰介君 ありがとうございました。じゃ、そんなことでよろしくお願いします。 ということは、今の大臣の答弁ですと、そんな極端なアンバランス、ばらつきは出てこないと。めちゃくちゃバランスが崩れてくるようなら一定の指導はするということですよね。それで、そういうことを通じながら現...全文を見る | ||
○佐藤泰介君 私の意見を申し上げると、確実に二本立てにしていただきたいというふうに思いますね。一本化していくと、今、育英会の水準は守るということは明言されたわけですが、高等学校の奨学費事業費補助の方へ育英会も合わされちゃうと低くなっちゃうよね。奨学金を受ける数が減るわけでしょう。...全文を見る | ||
○佐藤泰介君 そうすると、心配ないということですね、財源は。はい、理解しました。 ちょっと簡単に答えていただきたいんですけれども、もう時間がなくなってきたので。学生支援機構の奨学金にかかわる、これ通則法にはまる行政法人ですよね、独立行政法人、中期目標や中期計画は、一体これは何...全文を見る | ||
○佐藤泰介君 ちょっとよう分からぬけれども、まあ時間がなくなってきたので、ちょっと用意したのが次があるので。 機関保証制度の導入について伺いますが、保証を行う機関はどのような組織を考えられているのか。民間会社に委託するのか、それとも新たな保証機関を設立するのか。各学生が保証機...全文を見る | ||
○佐藤泰介君 若干問題があると私は思いますけれどもね。 じゃ、ちょっと時間なくなってきたので、次、会計検査院来ておみえですか。はい、済みません。せっかくお呼びして質問しないといけないのでそっちへ移りますが。 平成十二年十月の総務省行政監察報告書、育英会奨学金の返還金回収率...全文を見る | ||
○佐藤泰介君 それで新たな機構に移るわけですから、もう回収できない分はあるんですね、はっきり言って。あるんでしょう。死んじゃった人もおるかもしれないし。これ、どこかで徳政令出すわけでしょう、新機構に行くときに。法案読むと、それは政令で定めると書いてありますよね。 だから、十分...全文を見る | ||
○佐藤泰介君 あと一分あります。 副大臣の意は十分理解しつつあえて質問をさせていただきましたが、やっぱりお互いに、より教育の機会均等、これは憲法や教育基本法を持ち出すまでもなく、やっぱり国の責務として、ある程度のそういう新しい時代のニーズに合う、だから若干有利子を増やしていく...全文を見る | ||
05月15日 | 第156回国会 参議院 文教科学委員会 第12号 議事録を見る | ○佐藤泰介君 私は、ただいま可決されました独立行政法人日本学生支援機構法案に対し、自由民主党・保守新党、民主党・新緑風会及び公明党の各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。 案文を朗読いたします。 独立行政法人日本学生支援機構法案に対する附帯決議(案) ...全文を見る |
○佐藤泰介君 私は、ただいま可決されました独立行政法人海洋研究開発機構法案に対し、自由民主党・保守新党、民主党・新緑風会及び公明党の各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。 案文を朗読いたします。 独立行政法人海洋研究開発機構法案に対する附帯決議(案) ...全文を見る | ||
05月22日 | 第156回国会 参議院 文教科学委員会 第14号 議事録を見る | ○佐藤泰介君 私は、ただいま可決されました著作権法の一部を改正する法律案に対し、自由民主党・保守新党、民主党・新緑風会、公明党、日本共産党及び国会改革連絡会(自由党・無所属の会)の各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。 案文を朗読いたします。 著作権法の一部...全文を見る |
07月01日 | 第156回国会 参議院 文教科学委員会 第21号 議事録を見る | ○佐藤泰介君 おはようございます。民主党の佐藤泰介でございます。 大臣、副大臣、御苦労さんでございます。幾つか、今日は九十分質問をさせていただきますので、よろしくお願いします。 これまで国立大学法人法案については多くの議論がされ、様々な問題点が指摘されてきたと思います。そ...全文を見る |
○佐藤泰介君 復唱はしませんが、独立行政法人とは異なる仕組みである、中期目標を一方的に定めるものではない、評価委員会のことも言われました。それから、三条規定を言われました。本法案の実質的な決定権者は文科省でいいんですよね、この法案の。ですよね。いろんな省庁にかかわってきて、ですけ...全文を見る | ||
○佐藤泰介君 整理されたのか、私の頭では整理できませんが、設置法というのは大枠としてあって、いわゆる法案等を提出をするんでしょう。その法案について様々決めていくことはその法案に基づいて行われていくんじゃないんですか。あらゆるものは設置法があるから法案を出してもどんなことでもできて...全文を見る | ||
○佐藤泰介君 それは大臣が前半に言われた事実行為に当たって特段法律上の規定によらずともできるということなんじゃないんですか。設置法四条がないとできぬということなんですか。できるんでしょう、事実行為として。なのに、何で四条を持ち出してきたかということを僕聞いているんですよ。おかしい...全文を見る | ||
○佐藤泰介君 やっぱり、先ほど大学の準備の中で文科省は今ばたばたになっておるという箇所がありましたが、ちょっと整理してやっぱり答弁されないといかぬと思いますね。 この国立大学法人法の準備がこの四条でできるという法的根拠だと言われると、私は納得できない。これはやっぱりあくまでい...全文を見る | ||
○佐藤泰介君 全く理解できない。 一番の違いは中期目標の作り方でしょう、他の独立法人とこれと違うのは。そのために三条規定もあるんでしょう。そうじゃないですか。それで、答弁の中でもいろいろ今ありましたよ。大学が原案を作って大臣が一方的に押し付けるものではないとか、いろいろ答弁が...全文を見る | ||
○佐藤泰介君 河村大臣、いつも中間を取って、佐藤さんの言われるとおりだとまず始まりますので、反論がしにくくなる非常にうまい答弁を、今日は局長と大臣と副大臣で連携を取って、河村副大臣が佐藤さんの言うとおりだというふうにまず言って、すすっとこう。まあ、お世話になっている河村さんですか...全文を見る | ||
○佐藤泰介君 河村副大臣、いいですか、それで。これ、一晩でぱたぱたっと判こを押して変わるんですか。 私は、今日は上品にやろうと思っておりましたので原案の素案と言いましたけれども、原案もどきですよ、これ。三月三十一日までのやつは原案もどきですよ。素案と言うと格好いいけれども、ま...全文を見る | ||
○佐藤泰介君 また私の言うとおりですか。 だから、過渡期だからもうちょっと丁寧な法案でないといかぬじゃないですかと。私もこれに気が付くのに大分、読んでから気が付いたわけですから、この法案を、おかしいじゃないかと、これ読んでいったら。極端なことを言えば、一晩で変わらへんかと。そ...全文を見る | ||
○佐藤泰介君 したがって、私ども民主党が出させていただいている修正案は、中期目標や中期計画は届出制にしたらどうですかと。そうすると一番スムーズにいくんじゃないですか。ましてや、今、大臣も言われた素案を一生懸命大学は今死に物狂いで作っている。四月一日になって新たな審議、合議制になっ...全文を見る | ||
○佐藤泰介君 総務省、財務省の方は大体分かりましたが、文科省はちょっと分からぬのですが、総務省、財務省の方は、中期目標なくても前のもので見て積算してやっていくという、大体そんな答弁でしたですよね。そうすると、文科省の方は四月一日にならぬと中期目標がないので、どうなんですか、概算要...全文を見る | ||
○佐藤泰介君 余り時間ないんで。よく分からぬですよ、今。 総務省と財務省はよう分かった、なくてもできると。ということは、文科省だけは、十六年度は中期目標がないから従来どおりで作るということなんですよね。しかし、従来どおりで作るけれども、それは一つの特別会計という袋ではなくて法...全文を見る | ||
○佐藤泰介君 聞けば聞くほど分からぬです。 いろんな問題点を今日は指摘をさしていただきましたけれども、やっぱりまだ、どうしても独立行政法人と同じような制度設計になっているという疑念はなかなか私は晴れないでいまだにおります。 したがって、まだ、民主党の修正案については提案理...全文を見る | ||
○佐藤泰介君 是非、私、質問に立っていますので、理事会で検討をしていただきたいと思います。 じゃ、まず中期目標と中期計画について確認を改めてさしていただきます。 中期目標の作成に際しては、各大学が原案を作成し、それを文部科学省が最大限尊重することが本法律案の提案理由の趣旨...全文を見る | ||
○佐藤泰介君 続けて、中期目標、中期計画の原案に何らかの変更を加えた場合は、大学に対し十分に説明するとともに、その理由を公表し、国会を含め社会全体への説明責任を果たすことが必要であると考える。原案の公開と変更した場合の理由の公表について見解を伺う。また、原案の変更は財政上の理由に...全文を見る | ||
○佐藤泰介君 答弁は要りませんが、今、二つの確認でほぼ、中期目標は我々が提出した修正案のように届出制に近いものと理解をさしていただきます。答弁をいただくとまたやり合うことになるかもしれませんので、届出制に近いもので取り扱われると、今の二つの答弁を併せて理解をさしていただきます。 ...全文を見る | ||
○佐藤泰介君 前段で言われた自己点検、自己評価の結果を可能な限りという、最大限それを基盤に置いて、それを中心にしていただきたい。もう大学がそれを行っているわけですから、それをより充実させていくような、そんな形での努力をお願いしたい。さらに、定量的な評価はしないというふうに答弁され...全文を見る | ||
07月08日 | 第156回国会 参議院 文教科学委員会 第22号 議事録を見る | ○佐藤泰介君 おはようございます。大臣、副大臣、大変御苦労さまでございます。目覚めはどうでございましたでしょうかね。 まず、先回に申し上げたように、恐縮ですけれども、議員の質問権は最も尊重されなければならない。大臣の委員会の議論は次々に積み重ねていって中身のある議論にしたいと...全文を見る |
○佐藤泰介君 是非、今のお答えのように運用を図っていただきたいと思いますが。 本委員会で未定稿の、何ですか、資料が相当この委員会で議論になりました。今の答弁で、原案を作る主体は国立大学法人である、協力して作っていくんだという内容の答弁だったと思いますが、原案が作られて、中期目...全文を見る | ||
○佐藤泰介君 準備作業とかかわって、この点はかなり議論がされ、多くの疑念も表された部分でございますので、今後、法人成立以降あるいは成立の準備に向けての段階でも十分に大学の意向を尊重されて、窓口相談というんですか、行っていただきたいというふうに思います。 次に、評価制度について...全文を見る | ||
○佐藤泰介君 では、引き続いて評価制度について伺わさせていただきますが、国立大学評価委員会及び大学評価・学位授与機構の行う国立大学法人法に基づく評価に際しては、評価結果が確定する前に評価委員会及び大学評価・学位授与機構がその結果を大学側に示し、示したものに対して大学側が反論する機...全文を見る | ||
○佐藤泰介君 今の御答弁からすると、民主党がこの法案に対して提出させていただきます修正案では、評価委員会は、国立大学法人等の各事業年度及び中期目標に係る業務の実績に関する評価を行うに当たっては、当該評価に係る国立大学法人等に対してあらかじめの意見の申立ての機会を付与しなければなら...全文を見る | ||
○佐藤泰介君 大変重要な部分であると同時にまだまだ評価制度について未成熟だということは、皆さん方も含めて、委員の共有するこれからの課題だということはこの委員会でもおおむね確認ができているのではないかと私は思いますので、是非、一方的な評価が押し付けられる、そのことによって様々なこと...全文を見る | ||
○佐藤泰介君 これまでよりはかなり踏み込んだ答弁をしていただいたような気がします。 若干申し上げれば、地域性というところはどのように反映をされるのか、そこのところがやや明確でなかったような気がするわけです。その地域の特性、地域の特性といいますか、地域にあるそう大規模な大学では...全文を見る | ||
○佐藤泰介君 是非、そうした情報の公開ということをすることによって、私は、そうしたことがより公平性、透明性を高めると同時に、大学側と評価委員会との先ほども申し上げたような緊張感の中で、より質の高い評価へとつながっていく、発展していくと、このように思いますので、是非そうした評価委員...全文を見る | ||
○佐藤泰介君 関連して、次に、大学に関する国の関与は私はないことが本来ふさわしいと思っておりますが、財政上の観点からのものにとどめるべきであると。 総務省の評価委員会が各大学の設置や運営、教育研究活動に関して意見を言うことがあるのか、この点についても総務省に伺います。 | ||
○佐藤泰介君 更に総務省に伺います。 先ほど少し触れられましたけれども、総務省の政策評価・独立行政法人評価委員会のもう一つの関与が、中期目標期間終了時の国立大学への主要な事務及び事業についての改廃勧告。独立行政法人通則法の準用規定であるこの改廃勧告について、国立大学の主要な事...全文を見る | ||
○佐藤泰介君 大分整理が、これまでの答弁にすれば大分整理をされてきたなという感じがいたしますが、一点だけ。 六月二十六日の総務省答弁ですが、総務省が独自の評価調査を行うということを答弁されたと思いますが、今の総務省の答弁ですと、その部分が読み取れるところが、聞き取れるところが...全文を見る | ||
○佐藤泰介君 私の言ったことと今の答弁ではかなり違いがあるんですか。それで、あくまで最終的な結びは法案第三条の規定の趣旨を踏まえるということであるとするならば、総務省の評価は勧告の場合と年度評価、検討中だという話もありましたが、あくまでこれについては文部科学大臣に行うと、このよう...全文を見る | ||
○佐藤泰介君 ということは、検討中ではあるが、私が申し上げたような方向で進んでいると、こう理解していいんですか。 | ||
○佐藤泰介君 この部分についてはかなり議論を深めてきて、総務省としては文部科学大臣のみ行うんだということが明らかにされているように思うんですけれども、微妙に言い回しがぶれるんでございますけれども、その使い分けとして、年度評価と中期目標終了の改廃勧告とを使い分けて少しずつ違ってくる...全文を見る | ||
○佐藤泰介君 その部分は、要するに文部科学省といいますか、その評価委員会に資料の請求をするということですよね。そうすると、総務省の独自調査というのはそこまでの範囲ですよと、これが法三条の規定の趣旨を踏まえることですよというふうに理解すればいいんでしょう。ね。先ほどちょっと違ったこ...全文を見る | ||
○佐藤泰介君 今の総務省の答弁について、文科省、どうですか。 | ||
○佐藤泰介君 総務省、いいですか、それで。 | ||
○佐藤泰介君 この問題はもうこの委員会でかなり様々な議論がされて、今日はもうすんなり行けるように十分すり合わせて差が出ないようにと通告しておきました。大分整理がされてきたとは思いますけれども、ところどころでちょちょっと引っ掛かる部分が出てくるような気が今しておりました。 やっ...全文を見る | ||
○佐藤泰介君 じゃ、今日は総務省、この三点でございますので、ありがとうございました、前回も来ていただきまして。 次に、通則法の準用により、中期目標終了時には主務大臣である文部科学大臣は、当該国立大学法人等の業務を継続させる必要性、組織の在り方その他その組織及び業務の全般にわた...全文を見る | ||
○佐藤泰介君 その点、確認をさせていただいておきます。機械的にスリム化は図らない、あくまで中期目標その他達成度について考えていくんだということですよね。そこが独立行政法人と違って三条規定が置かれている根拠でもあるという御答弁と理解させていただきます。 続いて、組織、人事につい...全文を見る | ||
○佐藤泰介君 この点についても、民主党の修正案は、学長は学長選考会議に参加できないものとすると、このようにしているわけですけれども、現在の学長が学長選考において当事者にならない場合などに限られることが望ましいとの答弁は、我々の修正案からすると不満ではありますけれども、再任されない...全文を見る | ||
○佐藤泰介君 ということは、はっきり区分けすることは大変難しいということですよね。そうすると、教育研究評議会が教育研究の方向性を審議すると、が中心だということは私も分かりますが、そこでそれにかかわる予算等について教育研究評議会はタッチができないんだということになると、これは私は問...全文を見る | ||
○佐藤泰介君 じゃ次に、中期目標などに関して、経営と教育研究双方に密接にかかわる事項を学内で検討、調整をするために様々な取組が行われ、また内部組織の弾力的な設計などが行われることが考えられる。今の御答弁からしてもそうだと思います。このようなことについて文部科学省が関与することはあ...全文を見る | ||
○佐藤泰介君 大学と文科省の関係は法人化しても従来と変わらない、そういうことにいろいろ口出さないと。一層口出さない、法人化することによって一層口出さないと。それぞれの大学で決定されたり調整されたことについては文部科学省が関与しないと。それぞれ、文科省も、この法人化に当たって文科省...全文を見る | ||
○佐藤泰介君 教授会の役割はこれまでと変わりがない、役割や権限は変わりがないと。そして、きちっと五十九条の規定により置かれて、余りこの法案の中に教授会というのは触れられていないんですよね。ほぼこれまでと変わりがないというふうに今答弁されたと理解していいですか。 | ||
○佐藤泰介君 じゃ次に、教授会の位置付けなどが、各種審議会の在り方について国立大学評価委員会による評価の対象とすることにより、当該大学に不利益を及ぼすことがあってはならないと考える。今、教授会は従来と変わりがない、そうした役割を果たしていく権限も変わりがない。そういうことが評価委...全文を見る | ||
○佐藤泰介君 次に、理事及び監事の人選、任命に当たっては、教育研究機関である大学の特性に配慮し、大学における教育研究に深い理解を持ち、大学を育てる心を持った人物を充てる必要がある。監事については、法案には文部科学大臣が任命するとの規定しかないが、具体的にどのような人がふさわしいと...全文を見る | ||
○佐藤泰介君 理事の任命に当たっては大学の意向を伺い、それを反映することも考えられるという部分の答弁がありましたが、やっぱり一人は会計に精通した者、一つは業務に精通した方だというふうに答弁があったわけですから、中立といえどもやはり大学側の意向を私は十分に反映する必要があろうという...全文を見る | ||
○佐藤泰介君 次に、現役の官僚が本省と国立大学法人の役員ポストを行き来するようではどうしても文部科学省の方を見てしまう、またOBとして複数の法人を渡り歩くようでは天下り人事との批判は避けられないと考えるが、こういった問題についてどう考えるか、伺います。 | ||
○佐藤泰介君 こうした人事については、人事が行われる前は大体そういう答弁なんですね。これはどこでも大体、適材適所、こう考えてこうやってやっていくと。どこの役所、あるいはそういう天下りの問題は大体そうですよ。しかし、結果としてふたを開くと天下り人事との批判を受けるんですよ。 何...全文を見る | ||
○佐藤泰介君 じゃ次に、予算、財政措置について伺います。 まず、法人への関与は引き続き十分な財政措置を行っていくためには必要不可欠であるとの答弁が繰り返されてきたが、法人化を機に国立大学に対する財政措置が削減されることはないのか、この点について伺う。 | ||
○佐藤泰介君 財政措置は削減されることはないと、移行前に必要とされた公費投入額を十分に踏まえて教育研究に支障のない措置を講ずるという決意を述べられました。これは、この委員会でも多く取り上げられました、我が国の高等教育の、世界の割合からいくと低いんだということでございますので、これ...全文を見る | ||
○佐藤泰介君 強い決意を伺いましたけれども、今心配なのは、法人化後の国立大学には独立行政法人としての性格上、不断の業務の見直し、効率化が求められるおそれがないのか。 現在の独立行政法人には、運営費交付金の算定の際に、人件費を毎年一定の割合で減らしていくための仕組み、効率化係数...全文を見る | ||
○佐藤泰介君 そこまではっきり言われると、じゃ効率化係数は大学法人には掛からないとはっきり言ってください。 | ||
○佐藤泰介君 最初に聞いた決意は、次に聞くとがたんとなっておるじゃないですか。最初は、増額しておるところもあるし減額しているところもあるけれども、国立大学法人については減額はありませんと言ったんでしょう。じゃ、効率化係数は掛からぬのですねと、だから。 そうしたら、効率化係数も...全文を見る | ||
○佐藤泰介君 ということは、効率化係数はどこへ、どうなるんですか。掛かるとすれば、いろいろとたくさんあって、掛かるところもあるけれども掛からぬところもあるから、トータルとすりゃ、掛けられても全体として前より減らないと言っているのか、必ず移行前よりは効率化係数によって一律に下げられ...全文を見る | ||
○佐藤泰介君 決意は何遍でも聞いていいんですけれども、決意します、やります、決意しますと。結果として、それが具現化されないことのないように十分決意を固めてくださいよ。 次に、国立大学法人法案に基づく評価結果を資源配分に反映させる際には慎重な運営に努めることを確認をしたい。また...全文を見る | ||
○佐藤泰介君 まあ、前段のところはほとんど決意だったと思いますので、後段のその方法その他、確実にこれを公表して透明性を図っていただきたい。 先ほどの評価委員会の議事録も公表、原則公開、法人化以降、あらゆるこういうものは今の答弁のように公表をして、外へ出して、みんなの目に触れて...全文を見る | ||
○佐藤泰介君 まだ大分残っておりますので、簡潔に答弁をお願いします。 国立大学が標準額の上限及び下限を外れて授業料を設定することはあるのか、その場合、文部科学省としてどのように対応するのか。 | ||
○佐藤泰介君 じゃ次に、その標準額は毎年度定めるのか、改定するとすると、どのような判断基準やプロセスを経てそれを見直すことになるのか、二点併せてお願いします。 | ||
○佐藤泰介君 最後に、大臣に伺いますけれども、法人化に伴って、今のように標準額が示され、上限が示されて決定をされていくわけですけれども、学ぶ側といいますか、国民にとって最大の心配事といいますか関心事は、標準額がどうなるのか、また一定の範囲で、その一定の範囲はどうなるのか、しかしこ...全文を見る | ||
○佐藤泰介君 大臣、冒頭、一番関心事だと言われたわけですので、今答弁された方向で、あっと驚くようなことにならぬように、定められたらみんながあっと驚いたというようなことにならないような決意であったと受け止めさせていただきます。 次に、国立の法科大学院の授業料は、私学との関係上、...全文を見る | ||
○佐藤泰介君 専攻別授業料は取らない、法科大学院は今後早急に検討するということですが、もう時期が差し迫っていますので、この部分については安心できるような形の早急に詰めをしていただきたいというふうに思います。 次に、長期債務について償還計画の作成が求められているが、運営交付金と...全文を見る | ||
○佐藤泰介君 確認させていただきます。 じゃ次に、債務同様、法人化後に引き継がれる問題として国立大学の抱える訴訟事件の扱いがある。訴訟問題への対応はだれが責任を持って引き継いでいくのか。また、法人化後に大学が訴えられた場合は、国家賠償訴訟や医療過誤訴訟への対応はどのようになさ...全文を見る | ||
○佐藤泰介君 大体分かりましたけれども、法人化後、国立大学がじゃ多額の賠償責任を背負った場合どうするのか。保険に加入する、じゃその保険料は運営交付金で措置されていくのか、そういった点について。法人後は法人が責任を取るんでしょう。 | ||
○佐藤泰介君 それは確かに大学によって違うんでしょうけれども、保険に加入するという場合には、一定程度の保障は運営交付金の中で措置されるという答弁でいいんですか、今のは。 | ||
○佐藤泰介君 あと十分になりました。あとまだ五つ、ちょっと取り急ぎやらせていただきます。 次に、移行措置について伺います。 大変この委員会でも議論となりました、平成十六年四月の法人化に向けて安全衛生関係法規への対応を進める際に、移行の際に法律違反の状態となることがないよう...全文を見る | ||
○佐藤泰介君 是非そうなるように御努力をいただきたい。 次に、法人への移行に関するコストは、移行時に完全に対応しておくべき労働安全関係法への適用にとどまらず、会計システムや各種の保険への加入、監査に要する経費など、ランニングコストを含め、本格的に議論されていないものが数多くあ...全文を見る | ||
○佐藤泰介君 じゃ、そろそろまとめ的な質問をさせていただきますが、国立大学法人法案に賛成する参考人からも、私も前回の質問で、問題は運用だと、文部科学省の体質も変わるべきだとの意見も多くの参考人から披瀝されたと、この点については触れさせていただきましたが、また、当委員会の質疑では、...全文を見る | ||
○佐藤泰介君 大変連日多くの大学関係の方も傍聴に来てみえますので、是非ここで問題になったこと、ちょっと勇み足であったこと、訂正された答弁等々含めて、しっかり周知をしていただきたいというふうに思います。 次に、民主党は修正案を提出しているが、その当否は委員の良識にゆだねるにして...全文を見る | ||
○佐藤泰介君 最後の質問になろうかと思いますけれども、高等教育のグランドデザインについて最後伺わせていただきますが、現在、高等教育のグランドデザインについて検討が行われている。大学についての議論では、競争力という観点から議論が優先されがちである。しかし、高等教育全体のグランドデザ...全文を見る | ||
○佐藤泰介君 是非、世界に通ずる高等教育という観点でデザインを描いて、それが実現されるように、義務教育も義務教育国庫負担が危なくなっているわけで、義務教育はやっぱり私は世界に誇れる義務教育だったというふうに思います。これからは高等教育も世界に通ずる高等教育に変えていく必要があると...全文を見る | ||
○佐藤泰介君 国立大学法人法案に対する修正案の提案理由説明。 私は、民主党・新緑風会を代表して、国立大学法人法案に対し修正の動議を提出いたします。その内容は、お手元に配付されております案文のとおりであります。 まず、修正案提出の理由について御説明申し上げます。 本法律...全文を見る | ||
○佐藤泰介君 そもそも税金の投入の多少は、予算査定、審議の過程で政策上の必要に基づき内閣、国会において判断されるべき事項であり、行政府が策定する目標、計画の存否とは法律上全く関係ないものであると考えております。 修正案で中期目標、中期計画を届け出ることとしている理由は、大学が...全文を見る | ||
○佐藤泰介君 設置者が国であることによって必ずしも実質的な財政責任が果たされるわけではないことは過去の歴史が証明している。例えば、国立大学の授業料が財政当局の一方的な意向により引き下げられ続けてきた、逆ですね、失礼しました、引き上げ続けられてきた、そうしてほしいものですぐ本音が出...全文を見る | ||
○佐藤泰介君 私は、ただいま可決されました国立大学法人法案等六法案に対し、自由民主党・保守新党、民主党・新緑風会及び公明党の各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。 案文を朗読いたします。 国立大学法人法案、独立行政法人国立高等専門学校機構法案、独立行政法人大...全文を見る |