鮫島宗明

さめじまむねあき



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鮫島宗明の2001年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月27日第151回国会 衆議院 環境委員会 第3号
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○鮫島委員 民主党の鮫島です。  環境庁が環境省に充実することによって長官から大臣への御昇格、おめでとうございます。  先ほど地球環境問題の質問を前の委員がしておりましたけれども、これは別に質問じゃなくてひとり言として聞いていただければいいのですけれども、森林を余り吸収源とし...全文を見る
○鮫島委員 現在カネミ油症の患者さんたち、認定患者が約千九百人おられますけれども、現在どんな状態に置かれているかというのは大臣は御存じですか。
○鮫島委員 多分、実態調査については厚生省の方で行っていると思います。これから厚生省と農水省の御担当の方々にこの問題についてお伺いして、最後にもう一度大臣に一連の経緯についての御感想をお伺いしたいと思います。  初めに、厚生省の方、現在、カネミ油症の認定患者、千九百人弱、現在症...全文を見る
○鮫島委員 お亡くなりになった方を引いても千六、七百名の方がおられて、定期的な診療で、どうぞ診療にいらしてくださいと言っても、やはりなかなか患者さんの方々が来られないという実態が、この二百四十名しか把握していないということにつながっているのだと思います。  患者さんたち、今でも...全文を見る
○鮫島委員 診療所に年一回は来てくださいということではなくて、むしろ出ていって、その患者さん方の病状をぜひ正確に把握していただきたいと思います。中には寝たきりになって、五島列島から長崎まで来いと言われても、お金もないし、体の自由もきかないという方もたくさんいると聞いておりますので...全文を見る
○鮫島委員 カネミ油症は、一九六八年にカネミオイルを摂取した方々で体の不調を訴えた方が一万四千人いて、そのうちに認定患者としての認定を受けた方が二千人弱。一九七六年にはイタリアのセベソというところで化学工場が爆発して、甲状腺の異常、あるいはクロルアクネという黒いにきびが全身を覆う...全文を見る
○鮫島委員 いや、国民の健康を預かるという意味では、あるいは食品衛生法を所掌するという意味では、私はむしろ厚生省が前面に立ってやる方が自然だなと思ったのですけれども、家畜のえさと同じようなプロセスでつくられていたカネミオイルということで農水省の方に行ったのだと思いますけれども。 ...全文を見る
○鮫島委員 今私が言っているのは、一兆三千五百三十五億分の二十一億円の話なんですけれども。  住専の処理の問題なんかについて随分行政当局は大胆な債権放棄を指導したと思いますけれども、今の患者の置かれている状況を考えて、この二十一億円、農水省に言わせれば不当利得と言われているこの...全文を見る
○鮫島委員 この事件の場合も空白の十年というのがありまして、八七年に原告団が訴訟を取り下げてこの二十七億円が不当利得ということになったわけですけれども、原告の方々の認識は、これは自然債務で、特に督促されることもなければ、時がたてば払わなくてよくなる、自然に消えるというふうな御認識...全文を見る
○鮫島委員 確かに、今の裁判の経緯あるいは行政の枠組みの中では特別の措置をとることが難しいというのはよくわかります。ただ、今これだけの多くの患者さんたちが、世界最大のダイオキシン被害とも言われているカネミ油症の患者さんたちが、いまだに救済の手がなくて苦しんでおられるという現状につ...全文を見る
○鮫島委員 PCB新法でPCBそのものを処置なさるのも結構ですけれども、体内にPCBを抱えたままの方がいることをぜひ忘れないでいただきたいと思います。  広島の原爆もそうなんですけれども、こういう高濃度、大量の人たちがダイオキシンにさらされた事例というのは大変珍しくて、できれば...全文を見る
○鮫島委員 このアセスメントを一読すると、土木工学的な評価は大変精密、綿密、あるいは流れがどう変わるかというようなことについては精密なアセスが行われていますけれども、生物的な視点が大変弱くて、具体的にどうなっているかというと、ほとんど大体、生物、特に水産生物に関してのアセスが内容...全文を見る
○鮫島委員 時間がありませんので短く御答弁いただけるとありがたいのですが。  このアセスメントの後、いろいろなことが起こりました。  一九九三年に、先ほど数字で挙げましたけれども、タイラギがとれなくなっちゃった。それで、慌てて九州農政局の方では、諫早湾漁場調査委員会というのを...全文を見る
○鮫島委員 平成五年六月一日に設置されて、どんなに遅くとも十二年度中にということだったと思いますけれども、私はこの専門家の先生方から、自分たちが発表したくても、そこへ出ている結果が余り最初のアセスメントと違い過ぎるということでこの発表が抑えられているというふうに聞いております。そ...全文を見る
○鮫島委員 農水省の九州農政局からの天下り先のリストと、特にゼネコン関係で結構ですけれども、そのゼネコンが諫早干拓事業でどんな仕事を受けているか、それをぜひ調査の上、一覧表としてお出しいただきたいというふうに思います。  最後に質問します。  平成十一年の十一月十日の農林水産...全文を見る
○鮫島委員 ぜひ公開の原則に基づいてやっていただきたいと思います。ありがとうございました。
03月28日第151回国会 衆議院 農林水産委員会 第6号
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○鮫島委員 ただいま、前のお二人の民主党の委員から、年金法の改正についてさまざまな問題点が出されましたが、政府案では、この年金制度の変更によって国民負担の総額が幾らになるというふうに見積もられているのか、政策負担分と支給額分を含めてお幾らになるというふうに見積もっておられるでしょ...全文を見る
○鮫島委員 百四十四億、単純に六十年間かかるとすれば、それだけで八千六百四十億という巨額になるわけですけれども、国民にそれだけの負担を強いる場合に、国民の側から見れば、農業者年金基金が、ポートフォリオを駆使して、それだけの投資実績を上げるだけのすぐれたファンドマネジャーを一体抱え...全文を見る
○鮫島委員 スターリンク中に含まれる、組み込んだ遺伝子から出たたんぱく質の成分がアレルギーを発症するおそれがある。アメリカでは既に混入食品で四十四人が体の不調を訴えているということが新聞にも報道されているとおりでございます。  ところが、これは、入れた人工的な遺伝子からできたた...全文を見る
○鮫島委員 確かに、スターリンクという名前で呼ばれている品種以外にも、三十三品種にこの問題遺伝子が既に使われている。ですから、そういう意味では、スターリンクという品種だけをチェックしていても、それ以上にかなりこの遺伝子が拡散してしまっている危険性があるわけです。  これまでアメ...全文を見る
○鮫島委員 本来、食品としての利用が禁止されている問題遺伝子由来のたんぱく成分が、かなり高頻度でトウモロコシの食品中から発見されているという問題がありますけれども、恐らく飼料についても、新聞報道では既に六〇%のトウモロコシの飼料サンプル中でこのスターリンク、問題遺伝子産物が発見さ...全文を見る
○鮫島委員 今、必死にこのスターリンクから出た遺伝子の対策がとられていることだと思いますけれども、先ほど、最初の技術会議の局長さんの御答弁にもありましたように、三十三品種にこの問題遺伝子が使われている、それから花粉を通じて混入しているものは実は何品種に入ったかわからない。  も...全文を見る
○鮫島委員 ことしの三月一日のワシントン・ポストに、ことしまく予定のトウモロコシの種からこの問題遺伝子が発見されて、慌ててその作付前に回収されたという事例が既に報告されています。  スターリンクがまざっているかどうかというよりも、この問題遺伝子が拡散してしまっていることがまさに...全文を見る
○鮫島委員 今の問題も含めて、先ほどちょっと申し上げましたけれども、今日本は、東から問題遺伝子に攻められ、西側からは口蹄疫、プリオンに攻められているという、ある意味では大変不安な状況にあるわけです。  アメリカは恐らく、トウモロコシはアメリカの農業の稼ぎ頭ですから、国益を守るた...全文を見る
○鮫島委員 どうもありがとうございました。納税者に優しい農政をぜひお願いいたします。
04月03日第151回国会 衆議院 環境委員会 第8号
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○鮫島委員 一部山田委員の質問とダブるかもしれませんが、ニューヨーク市立大学に霍見芳浩さんという日本人のプロフェッサーがおりまして、彼のゼミにいた学生で際立って能力のない学生がいた、それが今のブッシュ大統領だということをこの前、霍見先生がおっしゃっていました。  そのブッシュさ...全文を見る
○鮫島委員 場合によったら、アメリカが今のブッシュさんの態度では間に合わないかもしれない、そういう非常に難しい局面に来た場合に、日本がアメリカより先行して批准するケースがあり得るのか、それとも、あくまでもアメリカの同意というのが前提でしか日本の態度は決められないのかどうかというこ...全文を見る
○鮫島委員 そういうことではなくて、もちろん、最大限の努力をしてアメリカも巻き込みながら合意を形成するというのがあくまでも原則だとは思います。  ただ、その交渉の仕方としては、多少テキサスの荒っぽい男がしかけてきたブラフにそのまま振り回されることはなくて、場合によったら、先行し...全文を見る
○鮫島委員 ぜひ国内対策を中心にこれからもお考えいただきたいし、私どもも、そういう意味では同じ方向で協力したいと思います。  ちょっと話は変わりますけれども、前回、二月二十七日のこの委員会の中で、私、諫早湾の干拓問題に触れた中で、参考人を呼んでほしいという要請を出しました。三人...全文を見る
○鮫島委員 ぜひよろしくお願いします。  本題に戻ります。  二本の法案が現在審議されていまして、PCBの適正な処理の推進に関する特別措置法、これについては、とにかく今全国各地でPCBが保管され続けて、私の秘書がきのう、茨城県の境町というところに、東京電力の新古河変電所内に約...全文を見る
○鮫島委員 一番数が多い、しかし大変濃度が薄いと言われている柱上トランスはこの対象にしていない。あるいは、既にPCBを保管している会社で、自社で処理する施設と計画を持っているところについては、この事業団としては関与しないということだと思います。  今、このPCBの処理がどうして...全文を見る
○鮫島委員 大体、二、三倍ということだろうと思います。  事業団が独占的に行うことについては幾つかの懸念が出されていまして、先ほどの委員もおっしゃっていましたけれども、まず技術的には、今言ったようなさまざまな技術というのは、すべて民間が開発し、民間が保有している技術。したがって...全文を見る
○鮫島委員 両方の処理によって、技術的には少なくとも環境基準より一けた下ぐらいのところまでは多分分解できるという実績は既にあると思います。  きのう以来、大臣も含めて、結局、安心というところで国が関与というか、公、官がやるのが安心を確保する上での不可欠な要件だと。逆に言うと、官...全文を見る
○鮫島委員 安心というもののもう一つの大きな要素として、これまで三十年間合意が形成できなかった理由の一つに、余り考えたくないことですが、万一事故が起きた場合の責任の所在がどこにあるのか、責任の主体がどこにあるのか、そのことが結局はっきりしなかったために、ある局面ではなかなか住民の...全文を見る
○鮫島委員 多分、そういう説明だと住民は納得しないと思いますよ。この前の臨界事故で核燃料事業団と科技庁の責任の所在の関係が問題になりましたけれども、やはりもっと国が全面的に責任を、もちろんこういうことは想定したくないことですけれども、万が一のことがあったら国が全面的に責任を負いま...全文を見る
○鮫島委員 聞くところによりますと、今度この法律が成立したら、環境事業団が北九州エコタウンにPCBの処理施設を建設すると聞いております。私も二週間ほど前に行ってエコタウンの様子を見てまいりましたけれども、この建設に当たっても当然アセスメントを行うという予定なんでしょうか。
○鮫島委員 もう一度確認しておきますけれども、通常の場合と同じようにアセスメントを行うということでよろしいのですね。  響灘のところは大変問題な土地とされていまして、初めヘドロのしゅんせつで一応海水を追い出した後、さまざまな産廃を埋め込んで、そしてさらに多くの鉱滓を投げ込んで固...全文を見る
06月06日第151回国会 衆議院 農林水産委員会 第17号
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○鮫島委員 民主党の鮫島宗明です。  私の友人で、弘前大学の理学部に澤田信一さんという方がいるんですけれども、ジャパン・ブナ・フェスティバルというのを十一年前から始めて、ちょうどことしで十回目が終わって、一応ことしで一段落ついたので、実行委員会としては所期の目的は達したので一応...全文を見る
○鮫島委員 環境省は環境省の方で、緑の国勢調査員というのを、ボランティアで、高等学校の生物の先生を含めて全国で確保していて、やはり向こうは向こうで森林簿に近いものを持っていると思います。  それから二つ目は、保安林と保護林の関係です。保安林という指定が林野庁の方であると思います...全文を見る
○鮫島委員 そのことに関連して、生物多様性の保全、ある意味では、言いかえれば野生生物の保護、豊かな森には鳥や小動物などの野生生物がたくさんいることが好ましいということは論をまたないわけですけれども、平成五年に我が国は生物多様性条約を批准し、それの裏づけとしての種の保存法というのを...全文を見る
○鮫島委員 そうすると、貴重な野生動植物の存在や分布については環境省の方でやって、それで、特にそういう観点から大事そうな地区を保護林として指定するというのは林野庁の方でやる。何となく不思議な行政、同じ建物に林野庁と環境省が入っていればそういうことも可能かなという気がいたしますけれ...全文を見る
○鮫島委員 大体わかりました。  ダブっているところもあるし、それぞれ別の観点から取り組んでいるところもあるというのはわかりましたけれども、多面的機能の発露といいますか、森林の持つ多面的機能ということに着目して日本の森林を適正管理していく上では、例えば、先ほどの緑の国勢調査にし...全文を見る
○鮫島委員 東京都のさまざまな調査で、花粉症について非常にはっきりしたことが一つありまして、花粉だけが犯人じゃない、花粉と排気ガスとの複合的な作用で花粉症が初めて起こる。  ですから、排気ガスが少なくて杉の主産地で花粉が飛び交っているようなところの方々の花粉症の比率は非常に低く...全文を見る
○鮫島委員 どうも御持論をとうとうとお聞かせいただいてありがとうございました。  大臣が、本来環境庁と林野庁が一緒になっておけばよかったなという御意見を初めて伺いましたけれども、私ども民主党としても社会単位としての夫婦における夫婦別姓は主張していますけれども、行政組織はぜひ夫婦...全文を見る
○鮫島委員 ぜひ力を入れていただきたいと思います。  世間で言われていることは、農林水産省の研究開発の経費の単位が一けた低いんじゃないか。こういう農作業ロボットなり林作業ロボットをつくるにはかなりのお金が必要ですので、ぜひ今までの研究支援の予算単位を超えた予算単位を考えていただ...全文を見る
○鮫島委員 ぜひ、この森林・林業基本法の成立をきっかけにして、花粉症が治って、マツタケが安く食べられるというような林業を実現していただきたいというふうに思います。  残された時間、バイオマス利用の関係に入りたいと思います。  私は、間伐がなかなかペイしないとか、もう一つ林業の...全文を見る
○鮫島委員 森林バイオマスのお話の入り口として、現在国内の森林・林業・木材産業由来、あるいは木材由来のバイオマス資源の総量というのはどの程度なんでしょうか。もちろん、もう既に材として使われているもの以外の未利用木材資源の総量というのはどの程度なんでしょうか。
○鮫島委員 理由がわからないのですけれども、バイオマスエネルギーの賦存量、つまり潜在的にどれだけの量があるかというのが、同じ政府系のいろいろな委員会なり審査会の報告によって非常にばらついています。  それから、このバイオマスの話になると使う単位がいろいろ出てきて、今おっしゃった...全文を見る
○鮫島委員 ごく大ざっぱに言えば、大体八分の一ぐらいで判断すればよろしいということなんでしょう。  先ほど私がお伺いしました総合資源エネルギー調査会、政府の諮問で、日本のエネルギーの需給構造のあり方とそれを環境にどう調和させていくかという大変高度な作業をしている調査会だと思いま...全文を見る
○鮫島委員 林野庁がいかにこの木材バイオマスエネルギーに無関心かの一つの証拠だと思いますけれども、実は、東京大学の山地憲治さんという教授の方がこの調査会の中でバイオマスエネルギーを担当されている。その方の「バイオエネルギー」という本がありますけれども、これは、バイオマスエネルギー...全文を見る
○鮫島委員 もう遅いのかどうかわかりませんけれども、ぜひ大臣もその点について、このバイオマスエネルギーの利活用というのは、先進国の中で日本の取り組みのおくれが一番目立っている分野ですし、今の林業が、エネルギーを視野に入れて、新産業として新しく展開していく可能性を潜在的にたっぷり持...全文を見る
○鮫島委員 多分、行政環境として二段階おくれているような気がします。  まず、欧米の諸外国では、バイオエネルギーを含む再生可能エネルギーの利用促進、特に電力会社に買い取りを義務づけるような法的な措置、あるいは行政的なインセンティブを約十年ほど、もう今からですと十五年ほど前からほ...全文を見る
○鮫島委員 ヨーロッパで長年バイオマスエネルギーの開発に携わってきた行政の担当者たち、結局二十年ぐらいかかってやっと定着してきましたと。その人たちの感想をまとめた言葉として、今日の普及水準に至るまで、利用者に対しても、国民に対しても、バイオマスによる地域熱供給システムなどの再生可...全文を見る
○鮫島委員 どうもありがとうございました。
06月22日第151回国会 衆議院 環境委員会 第16号
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○鮫島委員 民主党の鮫島です。  初めに、議論に入る前にちょっと確認しておきたいのですけれども、COP6の再開会議までの間の大臣の御日程に関して、先ほど、来週ヨーロッパに行かれるというお話でしたけれども、再開会議までに何回ぐらい国際的な場面での交渉のチャンスがあるのでしょうか。...全文を見る
○鮫島委員 直近ではっきりしているというのは、来週ヨーロッパに行かれて、環境政策を担当している重鎮の方々と会われて、その会談の結果を総理に伝えるというのが一応直近のスケジュールでしょうか。
○鮫島委員 もう一つ、今日本の政府あるいは環境省がこの地球温暖化対策についてどんな考え方を持っているかについて知ろうとした場合に、直近の公式資料としては、温室効果ガス削減技術シナリオ策定調査検討会がつくった十三年三月付の報告書、これが一応直近の日本政府の温暖化対策の考え方、それに...全文を見る
○鮫島委員 今おっしゃったことは、ボンの会合までに中央環境審議会でまとまったものをつくるという意味ですか。  大筋ではそれほど大きく変わることはないと思いますけれども、このシナリオ策定調査検討会でも、もちろん環境省の独断で数字を積み上げたわけではなくて、関係省庁からのかなりきめ...全文を見る
○鮫島委員 私は、環境省、調査室を含めていろいろ資料を集めたら、これが直近で一番新しいし、日本の環境省を中心にした政府の考え方が織り込まれたもので、議論の土台がないと、まさか三年前の大綱から一歩も出ちゃいかぬというようなことではとても議論にならないわけでして、余り私も化石資源的資...全文を見る
○鮫島委員 審議会の先生のお立場を大変重視して、我々はその会議を傍聴に来いという意味なんでしょうか。
○鮫島委員 政府ベースのスケジュールについてはわかりましたし、関係閣僚会議を開催されてそこでの合意を図ることもわかりますけれども、多分、自民党の部会にだけ説明に行って、野党の方に来ないという危険性もありますので、いろいろ変化はあって、微妙なところで詰めの作業も大変でしょうけれども...全文を見る
○鮫島委員 前の大綱と今度のシナリオとの大きな違いで、排出量の予測、HFC等三種類のガスが、前の大綱では、二〇一〇年までにこのガスがふえて、二%温暖化係数が上がってしまうといいますか、つまり二%温暖化ガスが、温暖化効果がふえるというふうに見込んでいたのを、今度のシナリオの予測では...全文を見る
○鮫島委員 そうすると、今度七月五日に関係閣僚会議に出す資料については、恐らくここは、マイナス〇・九よりももっと進んだ数字といいますか、さらに温室効果ガスが減る数字になって当然出てくるものというふうにこちらは了解いたします。  それから、もう一つ変更しているので、メタンとか亜酸...全文を見る
○鮫島委員 見積もりの数字の中で、あと幾つかわからないところがあるんですけれども、本論に入る前にちょっと事前に確認したいと思います。  まず、旅客用自動車、いわゆる普通の乗用車ですけれども、この保有台数が、二〇一〇年には一九九〇年の一・七三倍になります、三千五百万台が六千百万台...全文を見る
○鮫島委員 本当は幾つか確認したいことがあるのですけれども、時間がないので飛ばして、こちらから一方的に感想だけ述べます。  今世界全体で約七億台の車が走っていて、そのうちの十分の一、七千万台が日本を走っている。乗用車と貨物自動車の比率は大体半々でございます、三千五百万台。今世界...全文を見る
○鮫島委員 エネルギーのセキュリティーの問題はすぐれて外交問題で、天然ガス依存率を高めたからといって、天然ガスの油田はかなり各地にありますから、そういう意味では、セキュリティーの面から、石炭を天然ガスにするのが一番、これはもう二分の一できいてきますから、このことを進めることがエネ...全文を見る
○鮫島委員 心に決めるというか、外に言わないのもおかしな話です。要するに、日本国民は日本の政府が何を考えているか知ることができない。  小泉さんの改革も大分色あせてきて、何でもかんでもまあ二、三年以内にと言いますけれども、二、三年かけていたらもう二〇〇二年は終わっちゃうわけです...全文を見る
10月17日第153回国会 衆議院 農林水産委員会 第2号
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○鮫島委員 民主党の鮫島宗明です。  三月二十八日にこの委員会で私、質問に立ったときに、WTO体制という新しい体制のもとではさまざまな食材が瞬時に世界を飛び交う、そういう体制にどうも日本の食品安全行政が対応できていないのではないか、あるいは農林水産行政の国際化という意味で不十分...全文を見る
○鮫島委員 厚生労働省にお伺いしますけれども、例えば、スーパーで売られているインスタントラーメンなどに入っている肉エキス、これは安全だということでよろしいんでしょうか。
○鮫島委員 消費者の方にわかるように返事をしていただきたいと思います。私は、消費者である主に主婦の感覚を代弁してお伺いしているわけですから。  例えば、肉エキスは、二〇〇〇年の貿易統計で、毎年二百トンずつ、先ほど狂牛病の発生国であるフランスから肉エキスとして輸入されている。それ...全文を見る
○鮫島委員 多分そういう御答弁では、今聞いていた消費者の方々は、そうか、安全なのかというふうに得心はしないんだろうと思います。そういうことが今全体の消費の落ち込みにつながっているということをぜひ御認識いただきたいと思います。  先ほど、感染牛の結果の公表について確定診断後行うと...全文を見る
○鮫島委員 食品衛生法上の公表義務はないということでしょうか。
○鮫島委員 今まで世界で狂牛病が発生した国がたくさんありますけれども、一頭だけしか発生しなかった国というのは、途中経過ではありましたけれども、今ほとんどそういう国はないと思います。  本当に厚生労働省が真実を発表するのかどうかということについて、ある意味では国民的な、疑念と言い...全文を見る
○鮫島委員 今度のこの狂牛病の問題、とにかくマーケットの落ち込みがひどいわけでして、武部農林水産大臣は、都会の消費者の側から見ると、生産者の方にばかり目がいっていて、肝心の消費者の方に目がいっていないんじゃないか。今私がお伺いしたのは、消費者側から見て、きょうまでの肉と十八日以降...全文を見る
○鮫島委員 この狂牛病をめぐる問題、行政の対応について、さまざまな場面で、厚生労働省に責任があるのか農林水産省に責任があるのかわからないという場面が多々あります。この問題もそうでして、千葉で発生した狂牛病にかかった牛の感染経路の特定、今の御答弁ですと、それは農林水産省に解明義務が...全文を見る
○鮫島委員 今のようなお考えから、十月一日から肉骨粉に対する強い規制がかけられたんだと思いますけれども、まだ肉骨粉だということが、千葉の農家も北海道の育成農家も、育成、飼育の途中で肉骨粉を与えた事実はないという答えをして、そのことを農水省も正しいというふうに追認しておられるわけで...全文を見る
○鮫島委員 ヨーロッパの事例を見ても、やはり肉骨粉というのが一番感染物質として可能性が強い。したがって、今度の場合も、どこの過程かはわかりませんが、あるいはどういう形態をとっているかはわからないけれども、何らかの形で経口的に肉骨粉が入ったんだろうという推定のもとで一連の規制を行っ...全文を見る
○鮫島委員 肉骨粉は入っていないと。財務省の貿易統計で言う骨粉というのは、肉に比べて骨の粉の方が多いものを骨粉というふうに、これはコード番号〇五〇六・九〇—〇一〇というところで位置づけていまして、これが毎年約百トン前後、九六年まで入っていましたということだと思います。  先ほど...全文を見る
○鮫島委員 まだ日本独自の基準すらも決まっていない。どういう基準をつくろうかと、まさに六月段階で議論していたときに、もう千葉の牛はかなり足がとられて直立歩行ができないというような状況の中で、まだ日本のスタンダードすらも決まっていないというぐらい、あれだけヨーロッパで騒ぎになってい...全文を見る
○鮫島委員 結局、結果的には、一部の農家とおっしゃいましたけれども、禁止されているにもかかわらず、二千頭以上の牛に肉骨粉が与えられていた。ことしの三月に農林水産省の方で想定問答集、QアンドAを公表しておられますけれども、そのときに、日本で狂牛病の発生の心配はないんですか、あるいは...全文を見る
○鮫島委員 もう二カ月近くかかって、しかも感染源は肉骨粉以外には考えにくいという状況の中で、二カ月かかっていまだにどの段階でどういう形で与えたのかわからないということは何を意味しているかといいますと、身内の検査では明らかになりませんよ、農林水産省と各都道府県の農林行政の担当者と農...全文を見る
○鮫島委員 時間がありませんので、なるべく質問にストレートにお答えいただきたいと思います。  私、先ほどからの大臣のおっしゃり方は大変気になるところがありまして、食肉、牛乳・乳製品はもう一〇〇%安全だということがわかっているのに、なかなか消費者が理解しないで、また週刊誌もいろい...全文を見る
○鮫島委員 顕微鏡検査をしなかったのはなぜですかと言っているのです。
○鮫島委員 つまり、簡単に言えば、これは、そういう抗原抗体反応を習熟させるための、簡易検定がエライザ法で、精密検定がウエスタンブロットということだと思いますが、抗原抗体反応の技術に習熟するための研修だったから、そのサンプルとしてとった脳の組織については、特に形態観察用には残してお...全文を見る
○鮫島委員 私も、今おっしゃったような、こういう体制が整いました、きょうからこういう条件が整いましたということを一つ一つ国民の前に公開していくのが一番いいんだろうと私は思います。逆に、行政側の安全宣言を出してみたところで、私どもの考えでは、学校給食に牛肉が戻った日が、ある意味では...全文を見る
○鮫島委員 まだ調査研究ということで、実際にはマレーシアを中心に大変問題になっているわけで、ぜひ水際検査体制をしっかりしていただきたいというふうに思います。  農林水産委員会も、本当は私は、そろそろ食料・農業・農村委員会になるべき時期に来ているのではないかと思います。  これ...全文を見る
10月26日第153回国会 衆議院 環境委員会 第2号
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○鮫島委員 民主党の鮫島です。  初めに、直接関係ないとお思いかもしれませんが、今世間が狂牛病の騒ぎで大変大騒ぎになっています。狂牛病がなぜこんな騒ぎになったのかといいますと、羊のスクレーピーは二百年ほど前から知られていて、別にこれは羊にとってある種普通の病気で、特段のことはな...全文を見る
○鮫島委員 余り深入りするつもりはありませんが、今のフルーツバットというフルーツコウモリ、ニパウイルスの媒介者と言われていますが、実はペットショップに、日本に入っているということもありまして、これは家畜じゃありませんから農水省も余り関心を持たない。それから、まだ患者が発生していな...全文を見る
○鮫島委員 今、大臣の御認識を拝聴いたしましたけれども、気候変動枠組み条約が地球圏における温暖化ガスの循環というようなものを把握しながら、IPCCという専門家グループが適宜警告を発しておりますが、このIPCCが対象としている、あるいは京都議定書が対象としている温暖化ガスの動きは人...全文を見る
○鮫島委員 午前中の質問でもあったと思いますが、九八年に大綱をつくって以来、さまざまな審議会あるいは民間のグループ等で、温暖化ガス排出の長期見通し、さまざまな試算が行われていますが、最近相次いで出されている報告書ですと、九八年の大綱のときにつくった見通しよりも、どちらかといえば、...全文を見る
○鮫島委員 せっかくこの委員会でもみんなが賛成してフロンの回収・破壊法をつくった、しかもその法律を所掌している環境省ですから、もうちょっと自信を持って、この法律が必ず政策効果を生んで、プラス二%の増加要因ということになっていたけれども、そうならないように、この法律を有効に活用して...全文を見る
○鮫島委員 米国の態度は相変わらずはっきりしないわけですけれども、米国が京都議定書に加わろうが、あるいは場合によったら加わらないかもしれませんが、我が国が二〇〇二年じゅうに批准を行うべきだということは午前中の御答弁でもありました。そのタイミングをにらむと、やはり正確に温暖化ガスの...全文を見る
○鮫島委員 確かに、今おっしゃったように、人為的管理その他によってどの程度吸収量をふやすことができるかどうかにかかっていると思いますが、京都議定書の三条の三項、植林及び再植林、この枠で、二〇一〇年までにどの程度温暖化ガスの削減を見込んでおられるのか、御担当の方からお伺いしたいので...全文を見る
○鮫島委員 今のが京都議定書の三条の三項ですけれども、三条の四項には、人為的な働きかけによって吸収量がふえれば、それも見込んでいいですよという項目があるわけです。ただ、これは原則としては、第二期の約束期間またはそれ以降の約束期間に適用されるものであって、例外的に、余り温暖化ガス削...全文を見る
○鮫島委員 わかりました。  それでは、その三条四項に基づく削減量を計上する場合、今具体的な数字は難しいかもしれませんが、理想的な森林管理が行われた場合、どの程度削減に寄与するという見通しをお持ちなんでしょうか。
○鮫島委員 はっきりしないお答えでしたが、私がずっと最初から聞いていることは一つでして、この温暖化ガス対策、自然循環は勘定に入れませんと。これはある意味では地球の摂理のようなもので、大気の炭酸ガスを陸上と海洋の緑の植物が吸収し、それがまた分解し、あるいは動物が摂取し呼吸してCO2...全文を見る
○鮫島委員 済みません、ちょっともう一回。  一九九〇年における日本の森林全体の年間の吸収量と、二〇一〇年の日本全体の森林の吸収量の見込み、この二つの数字、一九九〇年と二〇一〇年を比べたときにどんな数字になるかだけ。できれば、CO2換算でお答えいただきたいのですけれども。
○鮫島委員 先ほどのお答えですと、一九九〇年には多分約七千万立米、木の重さといいますか植物体の重さで七千万立米、それが多分二〇一〇年には五千万立米ぐらいに落ちるのですかね、CO2換算すると約その半分ぐらいだと思いますが。  温暖化ガスは単位がいろいろあって難しいと思いますけれど...全文を見る
○鮫島委員 先ほど林野庁からの御説明もありましたように、確かに、木はだんだん年とってくると、扶養家族の部分といいますか、光合成をしない部分、根っことか幹とか枝がふえてきて、すべての森林は最後はプラス・マイナス・ゼロに収れんしていくという運命にありますから、日本の森林もだんだん成熟...全文を見る
○鮫島委員 その意味でも、一九九八年にできた大綱では、ここのところで三・六見込むというふうになっておりますし、フロン等の三ガスについてはこれがプラス二の増加要因というふうにもなっていたり、いろいろな意味でCOP6ツーを経た今の段階で見ると、大綱の見通しの数字、それからどういう努力...全文を見る
○鮫島委員 このレポートを、他省庁からのさまざまな意見あるいは提案、批判も入れて、ぜひ閣議決定のレベルにまで、早急に、中間報告ではなくて最終報告まで持っていっていただきたいと思いますが、これと大綱との関係はどうなるんですか。つまり、これが閣議決定されれば大綱は消えるというふうに受...全文を見る
○鮫島委員 いや、もっとはっきりしなくちゃいけないんじゃないかと思いますよ。  二〇〇二年に批准する。批准するからには、二〇一〇年に国際公約の六%削減ができる、あるいは六%削減をするんだということですと、いつまでも古い数字に基づいてできている大綱の枠組みで議論をするのではなくて...全文を見る
○鮫島委員 川口大臣は、何となくそこのところはいつもごまかしたがるんですけれども。  要するに、私は毎回言っていますけれども、二〇一〇年に日本の森林が突然目を覚ますわけじゃないでしょうと。森林はひたすら、きょうのような天気には大分光合成量は多いですよね、こういう光のときは。まじ...全文を見る
○鮫島委員 私は、だから、一番最初の質問で、IPCCの第一作業部会の結論をどれだけ重く受けとめていますかと。数字のごまかしではなくて、本当にCO2を日本として減らすんだという基本的な立場かどうかを私は最初に聞いたつもりです。そうしたら、川口大臣は、重く受けとめていると。重く受けと...全文を見る
○鮫島委員 ぜひ私は、世界の中で尊敬されるように、日本は最も環境についてはすぐれた文化を持っている国だと私は思いますから、胸を張ってフェアに論理を展開し、そして日本人の英知で六%の枠はクリアするんだということを宣言していただきたいと思います。  アメリカが入る入らないということ...全文を見る
○鮫島委員 ぜひ、環境省としても、このアメリカがもくろんでいるビジネスの実態、そしてこれがどんなふうに展開していくのか。亜硫酸ガスのような、法律で、マスキー法で決められた悪いガスの場合、それはみずから決めた法律でみずから排出権取引をやるのは結構ですが、アメリカが離脱をして、おれは...全文を見る
○鮫島委員 粘り負けで申しわけありません。  終わります。
10月31日第153回国会 衆議院 農林水産委員会 第3号
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○鮫島委員 民主党の鮫島宗明です。  狂牛病問題に絞って集中的に質問したいと思いますが、時間が限られていますので、お願いですけれども、大臣並びに政府参考人の方々、簡潔にお答えをいただきたい。前回の委員会の議事録を見ましたら、大臣は随分所信表明的発言が多くて、十分ぐらい時間をとら...全文を見る
○鮫島委員 週刊誌の中づり広告がとにかく電車の中にわっと出て、そこに大きい見出しで、日本でついに狂牛病の患者発生みたいなものが、非常に発信力が強い、それからテレビのワイドショーでも取り上げる。それに対して厚生省がおとなしく記者会見だけやっても、ほとんどそれを打ち消す効果はないと思...全文を見る
○鮫島委員 多分一般の方は、この危険四部位の焼却処理は厚生省が管轄して、従来から肉骨粉の素材とされていた屠殺かすについては、これは農水省が管轄しているというようなことは一般の方は知らないと思いますが、今の危険四部位の処理が詰まると、これがまた横のどこかおかしな方に流れていく危険性...全文を見る
○鮫島委員 ちょっと時間が長い割にはわかりにくいんですが、少なくとも八年は続けるということでよろしいんでしょうか。あるいは、多分、正確に言うと、狂牛病を発症した牛が最終出てから八年という、今のところは、八月ですから、ことしの八月からだと八年後の八月までは少なくとも続けますというこ...全文を見る
○鮫島委員 いや、本当はそういう意味ではなくて、最低八年はかかりますねということを確認したかっただけ、まあいいです。  それで、あと、農水省の方も同じように、従来化製工場に回っていた屠殺かす、これが正しい用語かどうかわかりませんが、非可食部分といいますか、それを肉骨粉化し焼却す...全文を見る
○鮫島委員 次の質問に対する答えとまぜて御答弁いただいたようですが、少なくとも、ことしの十月四日に正式に農水省から罰則規定が出されるまでは日本で肉骨粉が牛に給与されていた危険性がある。それから考えれば、最低八年間は今後同様の処理を続けなければいけないんだと思います。これをはっきり...全文を見る
○鮫島委員 技術的には、私はそんなに難しくないと思いますよ。  かつて私がいた筑波の研究学園都市は、国の研究機関が五十五あって、六千人ぐらいの研究者が働いている。あらゆる分野の研究資源がありますから、例えばコンペ方式で五千万でどうかといえば、たちどころに十や二十のアイデアと素材...全文を見る
○鮫島委員 今、飼育段階で肉骨粉の使用はないという御説明でしたが、先日来問題になっている、イギリスのロイター電が、我が国にはイギリスから肉骨粉が三百三十三トン、一九九〇年以降入っていますよという報道に対して、農水省の側はそんな事実はないというので、イギリス側とやりとりしたところ、...全文を見る
○鮫島委員 農林水産大臣にお伺いしたいんですけれども、財務省がとっている貿易統計というのは正しい統計というふうに思っておられるでしょうか、ちょっとこれは質問通告と違いますが。
○鮫島委員 従来から肉骨粉という言い方が定着してきておりますが、肉骨粉は肉粉と骨粉のまざったもの、肉粉と骨粉のどちらに異常プリオンが含まれている可能性が高いというふうにお考えでしょうか。
○鮫島委員 背景説明は結構ですので、今、やはりイギリスから肉骨粉が輸入されたかどうかということが大変問題になっているわけで、その関連で、私、皆さんにお配りしましたけれども、先ほど農林水産大臣が信頼に足るとおっしゃいました財務省の貿易統計、これでやや怪しげなものを拾いますと、肉骨粉...全文を見る
○鮫島委員 ちょっと局長の答弁は長いんですよね。  この表の中にあらわれているものに異常プリオンが含まれている可能性はありますか、ありませんかと。こういう数字があるけれども、この数字があるからといって、イギリスから異常プリオンが入ったとは思えない、入ってないはずだというふうに言...全文を見る
○鮫島委員 一貫して農水省は、先ほどの副大臣の御答弁にもありましたが、少なくとも生産段階、北海道の佐呂間町の農家も千葉の農家も、肉骨粉は一グラムたりとも与えていませんと。それから、イギリスから入っているんじゃないかというロイター電も間違いですと。それから、私がこうやって示したよう...全文を見る
○鮫島委員 ちょっと別の聞き方をしますけれども、この間、一九八九年以降、正しくは一九九〇年の六月以降かもしれませんが、イギリスから異常プリオンを含むと思われるような肉骨粉等の輸入は一切ありませんと。それから、千葉の農家も北海道の農家も、一グラムたりとも肉骨粉をやっていないと。 ...全文を見る
○鮫島委員 これは大臣にお伺いしたいんですけれども、十月十八日に、消費者に対しては、これからは日本の肉は安全ですという安全宣言を行ったところですが、生産サイドの方の安全宣言、これについては、感染経路が特定できないと、とても生産農家の方は安心して牛の飼育あるいはえさをやることができ...全文を見る
○鮫島委員 農林水産大臣も、ちょっと一人になったときによくお考えいただきたいと思うんですが、ずっと一貫して農水省は、異常プリオンを含むような肉骨粉は海外から入っていないはずだと。それから、生産農家も肉骨粉は一グラムたりとも与えていないということを証明しようとして躍起になっているわ...全文を見る
○鮫島委員 いや、その農水省の言っていることとこの貿易統計が余りにも違い過ぎるので私は指摘したまででして、フェザーミールがイギリスから百六十六トン入っている、その証明を取りつけに今担当者をイギリスにまで派遣しているとおっしゃいましたが、この貿易統計にはフェザーミールなんてイギリス...全文を見る
○鮫島委員 ぜひ先ほど言った着色についても御検討いただきたいと思います。答弁はいいですけれども。  実は、日本でついに恐れていた狂牛病が発生しました。このことによって、生産、流通、消費の段階にどの程度の損害が発生しているのか。多大な損害がこのことによって発生している。これは、あ...全文を見る
○鮫島委員 ただいま大臣の方から、ある意味では反省も含めたコメントが述べられましたけれども、普通、それだけの被害を与えたら、農水省の責任で、厚生労働省も責任の一端はあると私は思いますが、その比率はともかく、やはり何らかの形で弁償するのが世間の常識。  ところが、つい最近農林水産...全文を見る
11月16日第153回国会 衆議院 厚生労働委員会農林水産委員会経済産業委員会連合審査会 第1号
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○鮫島委員 重複を避けるために、ちょっと通告と変わるかもしれませんが、お許しいただきたいと思います。  初めに、厚生労働大臣に、狂牛病という名前じゃなくてどういう名前がいいとおっしゃったんでしたっけ。もう一度お願いします。     〔山本委員長退席、鉢呂委員長着席〕
○鮫島委員 大体そういうことを言っているからだめなんだと私は思うのですね。牛海綿状脳症という名前は家畜の病名でして、厚生労働大臣は、新変異型クロイツフェルト・ヤコブ病と言わないといけないんですよ。そういう所轄自身が大体おかしくなっている。例えば、順天堂の北病棟に牛海綿状脳症の患者...全文を見る
○鮫島委員 私ども随分いろいろな分野で調べたのですけれども、つかんでいないのですね、末端の消費でどれだけ変化が起きているか。  私ども、労働組合の各分野の方々を通じてそれなりに調べたら、やはり安全宣言を出して以降、末端の消費が落ちている。つまり、安全宣言が裏目に出たということな...全文を見る
○鮫島委員 実際どのぐらい末端の現場で被害が出ているか、先ほど中山委員も訴えたところですが、まず、そこのところを正確につかんでいないというのが多分一番大きな問題じゃないかと私は思います。これは雇用にも関係してきて、もう既に、特に焼き肉屋さんでは、パートの職員の方はほとんどもう必要...全文を見る
○鮫島委員 もう一度確認したいと思いますが、皆様よく御存じの狂牛病の専門家、日本には三、四人しかいないと思いますが、その中でも第一人者と言われている東大の小野寺先生がヨーロッパに行って調査してきたところによると、フランスで、今日本と同じように屠畜場での検査、死亡牛の検査、これは二...全文を見る
○鮫島委員 今、屠殺場に持ち込まれる牛については全頭検査。年間約百三十万頭だと思います。と畜検査員の数は、直近の数字でいうと二千三百七十三人。  一方で、農林水産省の所轄の家畜保健衛生所で家畜防疫員という検査員がいると思いますが、この厚生省の二千三百七十三人に比べて、家畜防疫員...全文を見る
○鮫島委員 ですから、大体ほぼ同数いるわけですよ。厚生省の所轄の方の、と畜検査員が二千三百七十三人、今の家畜防疫員が二千六十数名と、ほぼ同数いるわけです。  厚生省の方では、百三十万頭の牛、一頭残さず全部検査するという体制を整えた。一方で、死亡、廃用として十八万頭近い牛について...全文を見る
○鮫島委員 補正予算で要求していないんですよね、ここのところを。ですから、それはしようがないですね、御自分の当初予算の配分の中から節約で対応していただくしかない。  私、なぜこれにこだわるかというと、感染経路がこのままではわかるわけないんですよ。一頭しか出ていませんと。  こ...全文を見る
○鮫島委員 私は先ほど、死亡牛及び廃用牛の中で死んだものは肉骨粉工場に持ち込まれていると言っただけで、別にそれがえさに使われているとかということは言った覚えはありません。  年間に大体、死亡牛が、乳用牛、肉用牛それぞれ、乳用牛で五万頭程度、肉用牛で六万程度。廃用牛というのが、乳...全文を見る
○鮫島委員 ちょっと質問とずれていると思いますが。牛由来の肉骨粉は燃さなければいけません、一般廃棄物として扱ってくださいというのが環境省からの御指導ですが、一般廃棄物として扱うのはいいんだけれども、ちゃんと燃せていますかということを私は聞いたんですけれども。
○鮫島委員 都道府県に電話して聞いても、現実的なことはわからないと思いますよ。全国に百六十四の肉骨粉のレンダリング工場があって、その中で牛専用に扱っているのは三十一工場しかない。つまり、全体の五分の一程度。ですから、ほかは、ある意味では豚も牛も一緒のラインになっていますので、牛由...全文を見る
○鮫島委員 なぜ着色しなさいという指導をなさらないのか。この質問を最後で終わります。
11月20日第153回国会 衆議院 環境委員会 第3号
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○鮫島委員 三十分の持ち時間の中で質問をさせていただきます。大分空腹になってきているので、早く終われば早く終えたいと思います。  狂牛病関連で畜産関係の廃棄物に関する質問が二問と、PCBの処理に関する質問が二問と、後半でCOP7関係の質問を数問させていただきたいと思います。です...全文を見る
○鮫島委員 私は、なぜこういうことを聞くかといいますと、厚生労働省の方で決めるのか農水省で決めるのかわかりませんが、狂牛病が一頭発生して、危険四部位の除去、焼却ということを始めたら、最低やはり八年間はしなければいけないというのがEUの常識ですから、これは途中で詰まっちゃうようなこ...全文を見る
○鮫島委員 環境省の調査の結果、十一月十四日の二次調査の結果が私のところにも入っていますが、確かに、今おっしゃったように、受け入れてくれそうなところの合計をやれば十二万トンぐらいいくのですが、牛由来が八万トンと言われていますから、この枠で一応いけることに理論的にはなりますが、受け...全文を見る
○鮫島委員 私は、情報公開をしていただきたいというふうに質問したつもりなんです。それは、どういう公開の仕方でも構いません。ホームページにお出しになっても、あるいはこの委員会に提出していただいても構いませんし、あるいは関心のある議員が環境省に問い合わせたときに対応できるような形でも...全文を見る
○鮫島委員 ぜひよろしくお願いします。  本題の方に入りますが、きょうの大臣からのごあいさつにもありましたように、地球温暖化対策推進大綱を見直して、いよいよ来年度の批准に備えていきたいということですが、朝、長浜委員から原子力発電の話が質問として一問出ました。  私は、大枠で見...全文を見る
○鮫島委員 私も同じ資料です。資源エネルギー庁の「平成十三年度電力供給計画の概要」、これは今後十年の計画の概要、各電力会社のデータをまとめたもの、同じ資料だと思いますが、確かに二〇一〇年から運転開始を見込めるものは、最大限見込めば十三基、しかもそのうちの四基については、二〇一〇年...全文を見る
○鮫島委員 これは、私は政策選択の問題ではないかという気がしています。  一番最初に、「環(わ)の国」を実現するには、やはりサイクルがきれいに回らないとなかなか「環(わ)の国」はできない。その典型がこの原子力の世界。ところが、バックエンドの方がなかなかまだ、進捗がおくれていてう...全文を見る
11月27日第153回国会 衆議院 農林水産委員会 第5号
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○鮫島委員長代理 時間です。
○鮫島委員長代理 次に、井上義久君。
○鮫島委員長代理 次に、高橋嘉信君。
12月05日第153回国会 衆議院 農林水産委員会 第6号
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○鮫島委員 私は、自由民主党、民主党・無所属クラブ、公明党、自由党、日本共産党及び社会民主党・市民連合を代表して、牛海綿状脳症の発生に伴う緊急措置等に関する件の趣旨を御説明申し上げます。  まず、案文を朗読いたします。     牛海綿状脳症の発生に伴う緊急措置等に関する件(案...全文を見る