鮫島宗明

さめじまむねあき



当選回数回

鮫島宗明の2002年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月10日第153回国会 衆議院 農林水産委員会 第8号
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○鮫島委員 民主党の鮫島宗明でございます。  ことしも波乱の幕あけとなりまして、狂牛病の問題に限らず、諫早湾の問題でも今現場では大変大きな混乱が起こっていると承知しておりますけれども、諫早湾の問題についても、私もアセスメントの資料を見させていただきましたけれども、各種の専門家会...全文を見る
○鮫島委員 ちなみに、熊澤事務次官の退職金は幾らぐらいになるんでしょうか。ざっとでいいです。
○鮫島委員 済みません。ばかな議員なものですから、通告にないことを言いました。  大臣は、かねてより私どもが、熊澤前事務次官が九六年当時の畜産局長だったことから、この委員会の場でも何度か参考人としての招致を要求いたしましたが、大臣の御認識としては、行政の責任者の職というのは、属...全文を見る
○鮫島委員 私冒頭に申し上げましたように、厚生省で出た薬害エイズの問題にしても、あるいは今問題になっている諫早湾の干拓事業の問題にしても、今度の狂牛病の発生の問題にしても、これはみんな長い間の行政判断の積み重ねで、結果的にある非常に極端な事象として発症するという意味では、今大臣が...全文を見る
○鮫島委員 わかりました。そういう前提で質問を続けさせていただきます。  初めに、現状認識というか、狂牛病が発生したことによるさまざまな損害の推定なんですが、まず、昨年九月十日に発症してから現在まで、生産、流通、消費段階で生じた全損害額の推計値というのは農林水産省はお持ちなんで...全文を見る
○鮫島委員 私、この数字については中小企業庁の方にも問い合わせたんですが、中小企業庁の方の回答では、牛肉のビジネスにかかわる問題については、生産から流通、消費、すべての段階の実情を把握する行政の責任主体は農林水産省だというような中小企業庁の見解でしたが、そういうことでこれからもよ...全文を見る
○鮫島委員 私どもが各種の団体にヒアリングを行って推計した累積の損害額、BSEが発生したことによって、生産、流通、消費の段階でどの程度の損害が発生したかということを私どもが聞き取り調査で推計したところ、約四千五百億という数字が累積で出てきました。つまり、それだけ大きな損害がこのB...全文を見る
○鮫島委員 これは、厚生省の方で出していただいた数字では、十、十一、十二、三カ月の屠畜頭数が約二十二万頭。前年、二〇〇〇年が約三十七万頭ですから三分の二、つまり三分の一が減っている。これはかなり無視できない。つまり、三十七万頭に対して二十二万頭、十五万頭この三カ月で去年は少なかっ...全文を見る
○鮫島委員 今も感染源と安全性は別という暮れの毎日新聞の見出しと同じような趣旨の御答弁がありましたが、私はちょっと大臣にお考えいただきたいんです。  例えば一般の消費者の方が、つまりこのBSEの発生というのは、口蹄疫や何かと違って空気伝染でもないし接触伝染でもない、あくまでもえ...全文を見る
○鮫島委員 まさに今大臣がおっしゃったように、今、安全よりもむしろ安心の方が求められている。そういう意味ではまさに情緒的な側面が大事なわけでして、給食で牛肉を食べないのは情緒的でけしからぬというような言い方をすると、ますます大きな反発を買うのではないかと思います。  どうもこれ...全文を見る
○鮫島委員 全力を挙げて取り組むと言いながら、もう二カ月以上たっても、まだ前向きに検討中という御答弁以上のものがなかなか聞かれないのですが、そういうことを言っていると、全力で取り組むと言っている大臣の言葉が本当なのかということがまた新たな疑義を招くということをぜひ自覚していただい...全文を見る
○鮫島委員 確かに農水省はこの時期からBSE対策を始めているんですが、主に一九九六年までにとった措置は、発生した国からの肉製品の輸入禁止なりあるいは肉骨粉の輸入禁止、ほとんどそういう措置だけに限定されていて、それ以上の措置はとっていないんですが、実は、イギリスでBSEを人畜共通伝...全文を見る
○鮫島委員 よく理由はわからない。つまり、一九九〇年の七月段階で、最初の危険を察知して予防行政を開始したのに、実際家伝法の指定病に加えたのは九七年の四月。なぜここにその七年のタイムラグがあるのか。私は、実はここにすべての日本の狂牛病発生の問題が集約されているというふうに思います。...全文を見る
○鮫島委員 私は、もうちょっと厚生省の方が敏感なのかと思いましたら、薬害エイズから何も学んでいないような御答弁で大変驚きましたが、イギリスがなぜ一九八八年十一月、非常に早い時期に人畜共通伝染病に指定したかといえば、その一カ月前にマウスを使った実験で、狂牛病にかかった牛の脳の組織を...全文を見る
○鮫島委員 いわゆる危機管理意識の希薄さが農林水産省にあった。これは最高責任者として、これを引きずって今の大臣にそのままこれまでの七年間、危機管理意識が希薄だったことの責任は、残念ながら、今のそのいすにまとわりついているわけですから、他人事のような言い方はできないはずです。  ...全文を見る
02月05日第154回国会 衆議院 本会議 第5号
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○鮫島宗明君 民主党の鮫島宗明です。  私は、自由党、日本共産党、社会民主党・市民連合及び民主党・無所属クラブの四会派を代表して、ただいま議題となりました武部農林水産大臣不信任決議案につき、提案の趣旨を御説明いたします。(拍手)  まず、決議案の案文を朗読いたします。   ...全文を見る
03月28日第154回国会 衆議院 農林水産委員会 第4号
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○鮫島委員 私は、自由民主党、民主党・無所属クラブ、公明党、自由党、日本共産党及び社会民主党・市民連合を代表して、平成十四年度畜産物価格等に関する件の趣旨を御説明申し上げます。  まず、案文を朗読いたします。     平成十四年度畜産物価格等に関する件(案)   牛海綿状脳...全文を見る
04月03日第154回国会 衆議院 農林水産委員会 第6号
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○鮫島委員 私は、自由民主党、民主党・無所属クラブ、公明党、自由党及び社会民主党・市民連合を代表して、農業経営の改善に必要な資金の融通の円滑化のための農業近代化資金助成法等の一部を改正する法律案に対する附帯決議案の趣旨を御説明申し上げます。  まず、案文を朗読いたします。  ...全文を見る
○鮫島委員 参考人の四人の先生方、ありがとうございました。大変お忙しい中、急なお呼び立てにもかかわらずお越しいただいてありがとうございます。特に、宗谷BSEを考える会の会長の田中滋久さん、酪農家は朝晩乳を搾らなくちゃいけないから冠婚葬祭にも出られないと言われている職種ですが、わざ...全文を見る
○鮫島委員 岩渕委員にも同じ質問ですが、今の委員長と同じお答えでよろしいんでしょうか。
○鮫島委員 田中参考人にお伺いしますが、猿払で感染牛が発見された農家とはお知り合いなんですか。
○鮫島委員 ある情報によると、疑似患畜と扱われた牛の処分、それに対する補償の代金が払われるのに、農協系統の組織を通して払われた。そのときに、滞納していたえさ代をしっかり引いて農家に渡されたというふうに聞いております。実は、農協系統がその方に渡していたえさの中に、まさにBSEを発生...全文を見る
○鮫島委員 ちょっと全農に集中的にお伺いしたいと思いますが、全農が扱っている御商売の中で、自動車燃料部の取扱高、直近の数字で幾らぐらいだかおわかりでしょうか、平成十二年。
○鮫島委員 今のは平成十二年度の数字かと思いますが、同じ年度の野菜、果樹を扱う部門の園芸販売部の売上高が幾らだか御存じですか。
○鮫島委員 ホームページの最新のに出ている実績ですと、平成十一年度の数字しかなくて、自動車燃料部の数字が五千二百十七億円、園芸販売部の数字が四千三百九十九億円。つまり、青物より、野菜果物よりも自動車燃料の方が扱い高が多いというのが実態でございます。  全農は、二百十四社の子会社...全文を見る
○鮫島委員 全農チキンフーズに関する特別報告事項、最近いただいたものの中に、なぜこういう事故が起きたのかということの分析の中で、売り上げの増加、収益の向上が至上命題で、営業、販売が先行し、コンプライアンスが軽視されていたことがこういうモラルの低下を招いたという総括になってございま...全文を見る
○鮫島委員 ありがとうございます。ネットで二十五億の黒ということですが、農協法の第八条というのを御存じだと思いますが、どういう内容でしょうか。
○鮫島委員 第八条、営利の禁止。「組合は、その行う事業によつてその組合員及び会員のために最大の奉仕をすることを目的とし、営利を目的としてその事業を行つてはならない。」というのが農協法第八条です。農協法第九条というのが、この営利の禁止を前提として、そのかわり独禁法は適用しませんよと...全文を見る
○鮫島委員 あと二分ぐらいだと思いますが、いわゆる政官業の癒着という中での業というのは、この場合は農業団体のことですし、そこが票を出すからこそ族議員というのが初めて誕生するわけでして、私は、今の農政に影響を与えている順番からいえば、確かに御指摘のとおり自民党の族議員が一番でしょう...全文を見る
○鮫島委員 最後に一問だけです。  今の私の指摘その他で、農業団体というのがどういう性格のものかおわかりいただけたと思います。それと結びついているのが自民党の族議員、それにコントロールされて動きがとれないのが行政、そういう環境の中で、個別の農家の方はBSEの恐怖におびえながら酪...全文を見る
○鮫島委員 どうもありがとうございました。
04月17日第154回国会 衆議院 内閣委員会 第7号
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○鮫島委員 鮫島宗明です。  二週間ほど前に、東京の杉並区に、首都圏で初めて小学校の校庭をきれいに芝生にしましたという和泉小学校というのがあって、杉並区の方でバスを仕立ててくれたものですから、超党派の校庭緑化推進議員連盟で見学に行かせていただきました。多分、大臣の選挙区だと思い...全文を見る
○鮫島委員 ぜひETCの普及に御尽力いただいて、渋滞の解消に役立てていただきたいと思います。少し宣伝され過ぎたような気がいたしますが。  今のことと多少関係しますけれども、高速道路利用者への課税の問題についてお伺いします。  ガソリン税が消費税との関係で二重課税じゃないかとい...全文を見る
○鮫島委員 料金の考え方というよりも、今の税金の問題に限って、ガソリン税の還付を高速道路を走っている分については何らかの形でする必要があるのではないか。一般的に考えて一番簡単なやり方は、料金をちょっと安くするというのが多分一番ストレートな還付の仕方だろうと思いますが、少しお知恵を...全文を見る
○鮫島委員 それは、多分、一律にした方がいいという人が半分より多いのは当然だと思いますよ。特に東京都民は、首都高でも、いつも渋滞しているのに随分高いお金を短い距離で取られているし、東名も、ただになるはずだったのがまだ高い料金を取られているし、何となく高速道路に関しては過重負担感が...全文を見る
○鮫島委員 昔の、一九五九年のこの委員会では、なかなか先見の明があって、もしかしたら首都高速道路という名前でどんどん他県とつながっていく、延ばしたいという願望が途中で働くんじゃないか、しかし、そういうふうになったら、それは首都高速道路ではなくて首都圏高速道路公団と名前を変えるべき...全文を見る
○鮫島委員 首都高速道路が余り機能的な道路ではないという指摘をさせていただきました。そういうユーザーの不満を解消する視点も含めて、推進委員会の中であり方そのものを検討していただけるとは思いますが、それが八条委員会でいいかどうかという問題はもちろんあります。  ところが、これから...全文を見る
○鮫島委員 ちょっとよくわからないところがあるんですが、少なくともこの委員会が設置されて、開かれて、道路公団の経営のあり方そのものを根底から議論している間、つまりことしの十二月三十一日までは、勝手に首都高速道路の百円の値上げはしないという約束はできないでしょうか。
○鮫島委員 これは大臣にお伺いしたいんですけれども、今言ったような償還できるかできないか、そういうことも含めて、あるいは償還の仕方そのもの、道路公団の経営のあり方そのものをこれから委員会で議論するわけですから、その委員会の審議あるいは結論を待たずに、それとは全く別世界のような感覚...全文を見る
○鮫島委員 ぜひ扇大臣にもこのような状況をお伝えいただいて、それから、かつて短かったですが、羽田総理のときも公共料金の値上げを三カ月間ぴたっと抑えたこともありますし、この委員会がもしできるとしたら、これを権威あらしめるためにも、この途中の駆け込み値上げみたいなものはさせないような...全文を見る
○鮫島委員 首都高については今の値上げ問題が私は一番の焦点だったもので、首都高について予定していた質問は終わりますが、ちょっと未通告で、高速道路というインフラの使い方について幾つか御質問したいんです。  例えば、光ファイバー網を今後整備していくというときに、高速道路の持っている...全文を見る
○鮫島委員 多分、次の日本の国家的インフラという話になると、あしたから実は地球温暖化防止推進法案が本会議にかかり始めますけれども、この地球温暖化問題に対応してエネルギーの質的転換を図らなければいけないというときに、日本が非常に世界から見ておくれているのが天然ガスパイプラインの整備...全文を見る
○鮫島委員 どうも大変前向きな御答弁をいただきまして、日本の官僚はなかなか優秀な方もいるんだなというふうに思いますが、今局長が言ったように、ぜひ大臣も、高速道路の採算性なり経営のあり方を考えるときに、ただ車を走らせるだけの躯体ではなくて、今のグラスファイバーにしろ、あるいはパイプ...全文を見る
04月18日第154回国会 衆議院 本会議 第25号
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○鮫島宗明君 民主党の鮫島宗明です。  ただいま議題となりました地球温暖化対策の推進に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、民主党・無所属クラブを代表して質問させていただきます。(拍手)  この衆議院本会議場の容積は一万一千立方メートル、傍聴席を含めて約八百人の人間が...全文を見る
05月17日第154回国会 衆議院 環境委員会 第13号
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○鮫島委員 民主党の鮫島宗明です。  きょうから一斉にいろいろな委員会が開かれていて、分館の広い委員会室はほかの委員会が使っていて、どうも狭いところに追いやられたのが文部科学省と環境省関係の二つの委員会。これはやはり、この二つの省が相対的に力が弱いということを物語っているんじゃ...全文を見る
○鮫島委員 今の流れですと、やはりアンブレラグループ、アメリカを中心として、オーストラリアも入らない可能性がかなり強いわけですから、この六千万円は使えない可能性がかなり高い。  どうも、そういうのを企業の環境の担当のセクションの方がよくわからないで恐らく契約しちゃったんだろうと...全文を見る
○鮫島委員 私、実は、大木大臣に質問するのは初めてなものですから、ちょっと性格やお考えがよくわからなくて、行き違いがややあるかもしれませんが、もちろんいいんですよ。自然再生型公共事業で、今までコンクリートの三面張りで、これは河川じゃなくて放水路ではないかと言われていたような川づく...全文を見る
○鮫島委員 時間もありますので、数だけ答えていただければいいんです。  ですから、今、プルサーマルで運転されている原子炉はないと。前の計画ですと、フルMOXという、全部、MOX燃料を一〇〇%使うものというのも見通されていたと思いますが、これは今どうなっているんでしょうか。
○鮫島委員 そうすると、プルサーマルもまだ現実には動いていません。それから、フルMOXもまだ計画段階です。それから「もんじゅ」の実用炉としての利用も見込めない。つまり、プルトニウムの利用というのが完全に行き詰まっている中で、こういう状況下でも、さらに十一から十三基をつくるんだと。...全文を見る
○鮫島委員 何が何でも進めたいというお気持ちだけはよくわかりました。ただ、ですから余り現実的じゃないと思います。  それから、先ほどのやはり朝日新聞の記事で、電事連が試算したら、どうも三十兆円かかりそうだ、したがって、再処理工場を本当に動かした方がいいのかどうかも含めて考え直さ...全文を見る
○鮫島委員 そういう説明をもし電力会社の社長さんたちがお集まりのところでしたら、一体その五・九なんという数字でやれると思っているのかという話になると思いますよ。  この三十兆円とかいろいろな話が今出てきているのは、経営側の判断で、うっかりこのプルトニウムの利用が行き詰まったまま...全文を見る
○鮫島委員 何か私が昔知っている米田さんというのは、もうちょっとすっきりしていたと思うんですが。  私が聞いたのは、今国土の七割を占めている森林の一九九〇年における吸収量はおおよそ何千何百万トンであったのか、二〇一〇年においてはおおよそ何千何百万トンと見込んでいるのか。答えはあ...全文を見る
○鮫島委員 前、私が聞いたときは、もっとちゃんと数字を答えていましたよ。  今のは非常に変な話で、例えば、米田さんの五年後の年収についてはわかるけれども、あなた、五年前は幾らだったのと言ったら、それはわからないというふうに答えているのと同じで、一九九〇年の数字はわかる——では、...全文を見る
○鮫島委員 だから、減少するわけですね。一九九〇年に比べて二〇一〇年の森林の吸収量は、吸収量同士で比較したら減少するんですよね。  これは自然なことでして、私はずっと植物の研究を三十年近くやっていましたが、戦後の植林期、ずっと若い森が多かったわけですが、だんだんやはり森が成熟し...全文を見る
○鮫島委員 多分だれもわからなかったんじゃないかと思います。  つまり、先ほど、これもどなたかほかの委員の質問に対して大臣は、クリーン開発メカニズムとか排出権取引というのを抜け道とか抜け穴というふうなとらえ方をするのは当たらないと思う、つまり、実際そういう排出権取引とかCDMに...全文を見る
○鮫島委員 大綱の二十一ページに、住宅・建築物の省エネ性能の向上、これは一番最後のところにトータルの数字で三千五百六十万トンCO2というふうになっているのは、大体今言ったような計算なんですか。それとも、また違った要素もたくさん入れての数字なんでしょうか。
○鮫島委員 今言ったのはほんの一例ですが、こういうふうに例えばドイツ・レベルまで省エネ基準というのを厳しくすれば、それに合った家の建て方というのも日本で始まるはずですし、今、世界の先進地域、主要都市の中でこれだけ内断熱にしちゃっているというのが日本だけと言われています。  外断...全文を見る
○鮫島委員 では質問を変えますが、大臣自身は、地球環境問題に積極的に取り組むことが経済成長に対してプラスに働く、マイナスに働く、どんなふうにお感じになっておられるでしょうか。
○鮫島委員 確かに、そういう意味では、ただ無為無策では何も起こらないわけでして、つまり、経済成長にプラスになるような方向での環境対策、地球温暖化対策というものをやはり政府の側がイメージして、そのイメージにインセンティブをつけたり後押しするような施策を打っていくというのが筋だと思い...全文を見る
○鮫島委員 今、サハリンの話も出ましたけれども、多分、来年じゅうに日本が意思決定をしてサハリンから日本にパイプラインを敷くかどうかを決めないと、恐らく今の石油メジャーは、中国に、大陸の方につないじゃうと思いますよ。ですから、その意味では、もうちょっと日本が新しいエネルギーインフラ...全文を見る
○鮫島委員 強い要望が寄せられているとおっしゃいましたが、そういう要望はどこから出ているんですか。
○鮫島委員 いや、だから、どこからそういう話があった、つまり、まさか小泉総理からじゃないと思いますが、どこからあったんでしょうか。
○鮫島委員 だから、そういう意味でも何かしっかりした責任ある主体、これは百歩譲って自民党のエネルギー部会でもいいですが、そういうところからきちっと検討しろという要望があったのなら多分そういう返事なんでしょうけれども、今は、恐らく民間の中で何社かが集まってアジア天然ガスパイプライン...全文を見る
○鮫島委員 一番最初に言った朝日新聞の記事によると、原発の後処理が三十兆円、話半分としても十五兆円。今のパイプラインの経費が大ざっぱに五兆円とすると、どちらを日本人は選ぶんですかという話になる。それはそろそろ実は、ことし、来年ぐらいが決断の時期。ちょうどその重大な国としての決断を...全文を見る
○鮫島委員 林野庁というのはずっと保安林の予算というのをとっていたんじゃないですか、保安林管理の予算というのを。とっていたでしょう、今までも。そうすると、一九九〇年以降新たに人間の管理下に入った地域にはならないんじゃないですか。  今世界の基準がない、だからこういうときこそ日本...全文を見る
○鮫島委員 一番最初に言ったように、この森林吸収というのは地球の神様から見たらまやかしの数字ですし、今の話を聞いても、転用規制の網だけかけても、年に一回、二回草刈りに入ったぐらいじゃだめだと言いましたけれども、この区画指定さえすれば草刈りなんかしなくてもいいんじゃないですか。まあ...全文を見る
○鮫島委員 終わります。ありがとうございました。
05月21日第154回国会 衆議院 農林水産委員会 第10号
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○鮫島委員 今の質問の続きで言いますと、要するに六団体に利ざやは稼がせないということはお約束していただけますか。
○鮫島委員 BSEの問題に入りたいと思います。  四頭目が五月十三日、発生確認されて、えさの調査をずっと行ったところ、先ほど局長もおっしゃっていましたけれども、具体的に言った方がいいのじゃないかと思いますが、株式会社科学飼料研究所高崎工場でできた乳牛子牛用の代用乳、ミルフードA...全文を見る
○鮫島委員 飼料安全法の方の規定では、その飼料製造販売に係る関連の書類の保管義務が二年になっていますが、商法の方の第四百二十九条、株式会社に対する書類の保存という規定では十年間の保存を義務づけていますから、九六年前後の書類調査、今からでも十分にできるはずです。  特にこの代用乳...全文を見る
○鮫島委員 そうすると、今私が言ったような脱臼、骨折、筋断裂という症状はなかったのですか。
○鮫島委員 病畜屠室での検査の結果も筋断裂はなかったのですか。
○鮫島委員 五月十七日、農水省生産局畜産部のプレスリリースの中に、この牛は「廃用理由は左前肢の筋断裂であり、BSEを疑う症状は確認されていない。」というふうになっていまして、先ほど、これからは生体検査を一人でするのではなくて複数でするようにして、つまり過重に獣医さんに責任が及ばな...全文を見る
○鮫島委員 どこの施設が一番時間がかかりますか、どこの段階が一番大変ですかというふうに聞いたんですが、今の局長さんは冷蔵保管施設と腐乱死体の処理施設を同じような扱いで答弁しておりましたが、冷蔵保管施設は私はそんな大変じゃないと思いますよ。迷惑施設でもないし。  腐乱死体の処理施...全文を見る
○鮫島委員 いいです、そんなことは別にいいです。時間がないから。  それは血も抜いていないし、内臓も抱えているし、牛のルーメンは微生物の塊、特殊なルーメンですから腐りやすいということはあるのでしょう。局長さんの答えでおかしいのは、つまり、では今どうなっていますかと。今でも夏場、...全文を見る
○鮫島委員 死亡牛処理のイメージからいうと、まず死亡牛の届け出があって、それが化製工場に運び込まれる、あるいはどこになりますかね、農協のしかるべきところで持っているところもあるかもしれません。すぐ獣医さんが行って検案書をつくるために診断するわけですが、そのときに、延髄を抜いて、今...全文を見る
○鮫島委員 余り科学的な説明じゃない。つまり、専門家から、死亡牛の方が発見される頻度が集団当たりで見ると高いからそうした方がいいということでは余り理由になっていなくて、つまり、感染経路の特定を進める上で死亡牛の検査が必要なんです、あるいはBSEの発症のメカニズムなりBSEという病...全文を見る
○鮫島委員 要するに、サンプルの検査については協力できるということだと思います。確かに、エライザの同じキットを、農水省と厚生省で別のを使うわけじゃなくて同じキットを使うわけですから、そこはどこでやってもいいので、せっかく検査体制が整っている厚生省のアクティビティーも農水省はぜひ活...全文を見る
○鮫島委員 ぜひ、伝達性という認識に伴って、今後前向きに検討していただきたいというふうに思います。  今、死亡牛の話が出ましたが、死亡牛全頭検査体制が整うまでの間は、今使われている肉骨粉には、死亡牛、未検査死亡牛ルートが混入している可能性があるわけですから、完全にきれいな肉骨粉...全文を見る
○鮫島委員 ちょっと最後に一つだけ、特別な質問を一問したいと思います。  農林水産物貿易レポートというのがありますが、大臣は、日本の農林水産物で最も輸出されているもの、上から三つぐらい、おわかりでしょうか。日本の農産物で輸出されているもの、上から三つ。
○鮫島委員 この六、七年の、特に上の二つは大変安定していまして、酒とたばこなんですね。一番がたばこで、二番が酒。酒とたばこをせっせと農林水産分野では輸出しているということで、なかなか、健全な食材、日本のものは高いので輸出しにくいというのが現状ですが、そういう中で、珍しく牛足が、こ...全文を見る
○鮫島委員 先ほど筒井さんが言った、要するに、国から事業団へのお金の出資、供出といいますか、肉の買い上げについて。それで、事業団から組合の方に渡すときに少し差が出るはずですから、そういうお金もこういう非常措置のときに使うことも含めて、ひとつぜひ一度、直接当事者の方々からの悩みを大...全文を見る
05月30日第154回国会 衆議院 農林水産委員会 第12号
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○鮫島委員 昨年の八月に我が国でBSEが発生してから九カ月近くたっているわけですけれども、何とかここに来てBSE対策の特別措置法案の成立間近という状況になったことは、我々野党議員の功績も大きいとは思いますが、農商務省が始まってから百二十年の歴史の中でも特筆すべき大事件だったんでは...全文を見る
○鮫島委員 また別の全面広告で、代用乳は安全とは言えませんという広告を出させるのも大変だとは思いますが。  この科学飼料研究所の代用乳の原料として、牛由来の油脂及び血粉に肉骨粉が混入していた可能性があるというので、これは海外まで行かれて大変綿密な調査をなさったことだと思いますが...全文を見る
○鮫島委員 何人かの専門家が、小野寺さんや山内先生も、このBSEの問題、大変御熱心に研究なさってくださっていますが、山内先生なんかに言わせると、大変BSEは発症しにくい、幾ら実験動物の脳に異常プリオンを打ち込んでもなかなか発症してくれないので、こんなに発症しにくい病気は珍しいと。...全文を見る
○鮫島委員 せっかく金田筆頭も持ち上げようと思ったんですが、あいにく欠席で……。  与党の理事の方々、農林水産政策に責任を持たれる方々が中心になって、この間、BSE関連対策が矢継ぎ早に打たれ、既に十七本の関連対策が打たれている。このことはほぼそのまま基本計画に引き継がれるという...全文を見る
○鮫島委員 きのうもほかの委員からの質問もありましたが、今まで打ってきた対策で抜けている大きな対策あるいは非常に取り組みが弱い対策として、牛肉ビジネスにかかわる部分の特に川下部分、飲食店、焼き肉屋さんを含めた川下の部分についての手当てがどうなっているか。  本来だったら、消費者...全文を見る
○鮫島委員 みんなパンフレットももらっているから内容はわかっているわけで、いいんですが。  別枠保険限度額というのが、普通保険二億、無担保保険八千万、特別小口保険千二百五十万、三種類のメニューがある。今、その無担保保険で八千万ありますと言ったけれども、これは保証人を必要とするわ...全文を見る
○鮫島委員 私は筒井委員と違って割合忍耐強い方なんですが、それでもちょっと今の答弁は。  単刀直入に農林水産大臣にお伺いします。  きのうから何人かの委員が、助成は無理でもぜひ前向きの応援をやっていただきたいと。それは、省庁の壁を超えて農林水産大臣の方から、例えば中小企業庁の...全文を見る
○鮫島委員 ぜひ農林水産大臣からも強い要請を行っていただきたいと思います。  法案の内容そのものに入りますが、第七条に今行われている屠畜場での全頭検査に関する条項がありますが、この条文の中に、議員立法でつくったんだから自分で答えろということもあるかもしれませんが、厚生労働省令で...全文を見る
○鮫島委員 聞くところによると、最近のWHOの会議で、どうも日本はBSEの実態調査について腰が引けているのではないか、非常に日本の実態調査について信頼性が低い、その最大の根拠は、やはり死亡牛について正確な検査をやっていないから日本の実態調査は国際的にも信用できないというコメントも...全文を見る
○鮫島委員 厚生省にも同じ質問をしたいのですが、それに加えて、死亡牛全頭検査をすべきだということを厚生省の方から御提言されていますが、先日、厚生省の方でも、農水省からの要請があれば協力するつもりがある、特にエライザ検査については厚生省の方がもう既に技術的蓄積も豊富なことですので、...全文を見る
○鮫島委員 死亡牛の全頭検査は確かにつらいことかもしれません。大分感染牛が発見されるのではないかと思います。そうしますと、確かに自分のところで飼っていて死んだ牛が検査したらBSEだったということを知ることはつらいとは思いますが、でも、国際的な信用を得るためにもここはそのつらさを越...全文を見る
○鮫島委員 それは、まだ時間がありますので、ゆっくり聞きます。  七万六千頭のうち四万頭近くが北海道で発生している、これを検査して処理するのが大変だという御意見が出ていることはわかりました。ただ、今の話は、二十四カ月齢以上ということで計算した場合にそうなる。  EUの方では、...全文を見る
○鮫島委員 もちろん、今、死亡牛検査の話で二十四カ月齢以上にした、そういう意味ではスタートはなるべく幅広く入っていって、データが積み上がって、それに応じて狭くしていくというのが原則だと思いますので、スタートを二十四カ月齢に強く反対する根拠は私も持ち合わせておりません。  ただ、...全文を見る
○鮫島委員 まことに論理的だけれども、しかしというのがつくところがどうも不思議なところですが、ただ、きょうの答弁は今までの答弁と違う。つまり、七万六千頭全体を焼くような焼却施設が整わないとこれが発効できないというような話でしたが、今は特殊な条件にあるところについては焼却施設が必要...全文を見る
○鮫島委員 いや、別に、地理的条件等と言って、等がついていても、これは何かある種エリアを言っているわけでして、これは委員長提案ですから、本当は委員長に、この等の中にどこまで入るのかというのは、異例なことかもしれませんが、委員長からもぜひひとつ御発言をいただきたいと思います。
○鮫島委員 ありがとうございました。委員長から御答弁をいただきました。  北海道は大変広い地域で、九州と四国を合わせたよりも北海道は大きいわけですから、限定的な地域と言った場合に、まさか北海道全体が入ることはないということを今の委員長の御答弁も含めて確認させていただきたいという...全文を見る
○鮫島委員 最後に、遠藤副大臣、この間大臣を大変見事にお支えいただいたと私は思います。特に技術的、専門的な分野については大臣もよくお勉強をされてきたというふうに聞いていますが、筑波の動物衛生研究所で、BSE検査のための新しい実験施設をつくる予算が七十億近くついていると思いますが、...全文を見る
○鮫島委員 もう時間をオーバーしていますが、今副大臣がおっしゃった生前検査、今は、とにかく首ちょん切って延髄とらないと検査できない、それでシロでしたといったら、何のために殺したんだという話になりますので、この生前検査をもし日本が確立できれば、大変世界でも高い評価を受けると思います...全文を見る
05月31日第154回国会 衆議院 経済産業委員会 第19号
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○鮫島委員 山田議員に引き続いて、ほぼ同じ立場から、自動車のユーザーの立場から幾つか質問させていただきたいと思います。  民主党にとって一番大事な政治理念は、権限と財源を官から民へ、中央から地方へというのが民主党の立党の精神になっていますが、なるべくお金が余り官の方に偏らずに、...全文を見る
○鮫島委員 いや、私はどうなるんでしょうかと聞いたので、罰則規定がユーザーに対してあるのかという質問ですが、全然答えになっていないし、今の、いかに悪知恵にたけているかというのを皆さん御理解いただけたんじゃないかと思います。  自動車メーカーがさまざまに工夫して低コストのリサイク...全文を見る
○鮫島委員 これは、簡単な説明概要書で、平成十四年四月、経済産業省、環境省、国土交通省、「使用済自動車の再資源化等に関する法律案の概要」という解説書の中の「情報管理システムの導入」のところは、「膨大な情報処理が必要なため、第三者機関(既存の公益法人の活用を想定)を指定し、」という...全文を見る
○鮫島委員 わかりました。  では、ちょっと別の聞き方をいたします。  オーナードライバーのサラリーマンを想定していただければいいんですが、今一番販売台数が多い一・六リッターのカローラを新車で買いました、それで、一年間一万キロ、二年間乗った場合に、この人は一体幾ら税金を払った...全文を見る
○鮫島委員 今、大変大事な発言を最後の二秒でしていただいて、せいぜい数%と。もちろん二万円と決まっているわけじゃないけれども、つまり、ユーザーに新たな負担をかけるわけですから、それは大体幾らぐらいになって、その内訳はこうでございますということを示さないで——それは、私も、循環型社...全文を見る
○鮫島委員 今の御発言は大変理解できるというか、これも大事な御発言で、しっかり議事録に残っていると思います。  仮にカローラのお金を二万円とした場合、シュレッダーダストの処理に約一万円、それからフロンの方の処理に三千円、あとエアバッグが、かなり値段が動くけれども七千円ぐらいとす...全文を見る
○鮫島委員 局長は、自分で車に乗っておられるでしょうか。(岡本政府参考人「はい」と呼ぶ)もうちょっと質問にちゃんと答えていただきたいんですが。  つまり、リサイクルが非常に難しい、有価物に変換することが難しいと。その場合は、じゃ、メーカーはリサイクル社会から免責されるという説明...全文を見る
○鮫島委員 タイヤ業界から献金を受けている政治家の答弁だったら今のような話はわかりますが、やはりタイヤメーカー、今、リサイクルの制度を構築する中で、ここが最後に非常に問題になってくるんじゃないかと私は思いますので。  それは、いろいろな知恵を出し技術を工夫すれば、必ず有価物に転...全文を見る
○鮫島委員 同じ質問を国税に関してもしたいのですが、国が課税主体となっている自動車関係諸税のうち、道路特定財源になっているのはどれとどれでしょうか。
○鮫島委員 要するに、地方税で五種類あって、国税で三種類ありますと、両方合わせて五兆七千億ぐらいという、大変、どんどんどんどん道路の整備に使われるという話ですが。  私は、道路の世界というのは不思議な世界だなと思っているんです。高規格の高速道路ですと、大体何キロが到達点ですとい...全文を見る
○鮫島委員 沖縄は特に、鉄道がなくて自動車は必需品ですから、私は大いに怒るべきだと思います。  私も、先ほど申し上げましたように、やはり揮発油税が本則に戻って適正な税率になるまでは、私自身、自動車リサイクルコスト費の二万円は払う気がないし、我が後援会のメンバーにも揮発油税が下が...全文を見る
06月11日第154回国会 衆議院 農林水産委員会 第16号
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○鮫島委員 私は、自由民主党、民主党・無所属クラブ、公明党、自由党、日本共産党及び社会民主党・市民連合を代表して、漁業災害補償法の一部を改正する法律案に対する附帯決議案の趣旨を御説明申し上げます。  まず、案文を朗読いたします。     漁業災害補償法の一部を改正する法律案に...全文を見る
06月14日第154回国会 衆議院 環境委員会 第18号
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○鮫島委員 民主党の鮫島宗明と申します。  私は、東京が選挙区なものですから、余り日ごろ野生生物と触れ合う機会がない。そういう意味では、特にきょうの小熊さんの話はめったに聞けない話だものですから、大変興味深く聞かせていただきました。  また、四人の先生方、それぞれ数十年のフィ...全文を見る
○鮫島委員 それから、先生がもう一つ、実際に襟裳の方々の努力を紹介しながら、かなり広いセクターの方々が山もにらんで広範な運動で、まず一次資源である植物を豊かにし、それからもう一度アザラシの里をよみがえらせた例を御紹介してくださいました。霞ケ浦なんかでアサザプロジェクトとして市民た...全文を見る
○鮫島委員 確かに、今のことは、ある意味では、水産資源法は現在も水産生物として漁業の対象となっているものが本来その対象になるべきでして、明治の初めに毛皮用にとっていたものを今水産資源法の対象にしておくこと自身も実はおかしいのではないか、それの対象にならないものについては、当然、野...全文を見る
○鮫島委員 小金澤先生に、別の観点から、先生は大変長く日光のフィールド調査、それから尾瀬のシカの害などについての調査、報告をずっとしていただけていると思いますが、一つお伺いしたいのは、やはり八〇年代以後随分農業の環境が変わって、過疎化が急激に進行したり、そういう意味の中山間地域の...全文を見る
○鮫島委員 どうもありがとうございました。  小熊さんにもお伺いしたいんですが、多分いろいろな偏見だとか誤解だとか、すごく世の中にたくさんあるような気がします。鳥獣保護員の九割がハンターだと言うと、一般的に聞くと何となく矛盾するような感じもしますし、狩猟の種類、昔から言われてい...全文を見る
○鮫島委員 あと、特に駆除のためのハンティングという意味では、先ほど羽山先生もおっしゃっていましたが、非常に社会性の強い活動だ。そういう意味では、野上さんからも、ほとんど、年間十七万ぐらいしか払われていないという話でしたが、例えばオーストラリアとかニュージーランドでは、ある意味で...全文を見る
○鮫島委員 済みません、いろいろあっち飛びこっち飛びして恐縮なんですけれども、最後に野上さんにお伺いします。  かねてから、先ほどの最初の例でも、京都の近郊で一年じゅう猿をとっている、あるいは一年じゅうクマをとっているという話がありました。狩猟のエリア、ハンティングのエリアが、...全文を見る
○鮫島委員 どうもありがとうございました。
06月26日第154回国会 衆議院 国土交通委員会 第22号
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○鮫島委員 民主党の鮫島宗明です。  きょうは、主にダニの問題について質問させていただきます。いろいろなダニがありますが、主に室内のダニについて質問させていただきます。  今度の建築基準法の一部を改正する法律案でシックハウス対策が初めて織り込まれたということで大変大きな注目を...全文を見る
○鮫島委員 では、ちょっと別の聞き方をしますが、シックハウス症候群の原因物質というのは、どういう範囲でお考えでしょうか。
○鮫島委員 北里大学の石川先生を初めとするグループが、シックハウス症候群について、多分、日本で初めてこういう用語を紹介し、その内容についての解説書を出していると思いますが、大きく分けてシックハウスの原因物質は、アレルゲン、アレルギーを引き起こす物質と、それから化学物質ですと。片っ...全文を見る
○鮫島委員 ちょっと答弁が微妙にずれているような気がしますが。  今全国で気管支ぜんそくをお持ちの方の数が三百万人から四百万人と言われていて、その中で、ダニに由来する気管支ぜんそくがおよそ七〇%、三百万人としても二百十万人、それからカビの胞子に由来する気管支ぜんそくの患者が約一...全文を見る
○鮫島委員 ここから突然国土交通省の方に話が飛ぶんですが、ダニアレルギーの患者が二百五十万人程度います。カビアレルギーの患者が三、四十万人います。化学物質過敏症の数は特定されていない。  大体、シックハウス症候群の診断が可能な病院は三つぐらいしかないんじゃないかと思います。一切...全文を見る
○鮫島委員 大体予想どおりの答弁なんですが、でも、逆の言い方をしますと、カビが生えやすい構造、あるいはダニが繁殖しやすい構造、そういう構造も、もちろんライフスタイル以外に、ずぼらで不潔にしているから、おまえのところはカビが多いとかダニが多いとかということもあると思いますが、大体う...全文を見る
○鮫島委員 この建築基準法の一部改正、今度のシックハウス対策の中に、やはり結露防止なり、あるいは湿気だまりというんですか、八〇%以上の湿度に常に保持されている空間、そういうものが生じないような構造にしなさいというようなものが本当は明文化されていた方が、先ほどの患者の数もわからない...全文を見る
○鮫島委員 確かに、程度の悪い内断熱の家と非常によく整備された外断熱の家とを比べれば、そっちの方がいいとか、いいかげんな外断熱と十分厚い断熱材がついた内断熱だったら、内断熱の方がいいとか、比べ方も大変難しいところがあると思いますが、私は、これまで国土交通省の住宅政策の中で、断熱方...全文を見る
○鮫島委員 まだ日本も豊かになってからの歴史が浅いので、余り客観的ないい数字がないんですが、例えば世界のマンションと日本のマンションを比べて寿命がどうかといった場合に、少なくとも今の数字では、日本が三十年、ドイツが七十九年、イギリスが百四十一年、アメリカが百年というふうな数字が出...全文を見る
○鮫島委員 六月二十五日の産経新聞に、「老朽化マンション建て替え 都、規制緩和し支援 基準容積率最大三〇〇%上乗せ可能」という記事がありまして、その中に、今国会でマンション建替え円滑化促進法が成立したことがこういうものの背景になっているという記事があったら、この言い方は正確ではな...全文を見る
○鮫島委員 時間ですので、あと一問だけ。  私たちの職場である国会議事堂も大変長寿命で堅固な建物だと思いますが、ぜひ多くの国民の方にも長寿命の建物を提供するような政策を打っていただきたいというふうに思います。  一問だけ。あと、壁からも化学物質が出ますが、家具からも出ますよと...全文を見る
○鮫島委員 割合用心深い御答弁だと思いますが、家具については経済産業省が所管ですから、直接国土交通省がどうこうできない。だから、もし同じように家具から今後化学物質が出続けても、換気によって十分健康が保たれるという計算になっていると思いますが、横から見ると変な話で、つまり、経済産業...全文を見る
07月09日第154回国会 衆議院 環境委員会 第20号
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○鮫島委員 民主党の鮫島宗明です。  きょうは一般質疑ということなので、ふだん質問したくてもちょっとできないようなテーマを幾つか質問したいと思います。  食品リサイクル法について、それから自動車のNOx・PM法について、もし時間があれば、最近新聞で話題になっています、カザフス...全文を見る
○鮫島委員 ここで多分優先順位が、農水省からいただいたパンフレットにも、まず発生を抑制するように努力してください、やむを得ず一定量発生した場合は、それをできればほかのものとして利用できるように形を変えてください、それも難しい場合は減量してくださいという優先順位だというふうにこのパ...全文を見る
○鮫島委員 発生抑制の大事な例は、政治家のパーティーで食べ残しを少なくしなさいということだと思います。  今再生利用のところで私が質問したのは、なぜ肥料や飼料、油脂や油脂製品、メタンというふうに限定しているんですかというのが質問でして、特にメタンなどというのは、メタン発酵菌を人...全文を見る
○鮫島委員 これは何か変な話になっていて、「発生を抑制する」「再生利用する」、その次の「減量する」というジャンルの中には、炭化というのが入っているんですよね。要するに、炭にしても、乾燥して熱をかけて炭化してもいいですよと。この炭化というのは減量というジャンルに入っていて、再生利用...全文を見る
○鮫島委員 技術が確立している、需要が見込まれるという観点からいえば、メタンと炭とどちらが需要が見込まれるかといえば、それは炭の方が技術も確立しているし、簡単だと思いますよ。  メタンは昔から、何とか畜産廃棄物の処理で利用したいしたいという願望はわかりますが、現実問題としては、...全文を見る
○鮫島委員 ちょっとわかりにくいんですが、私が聞いたのは、再生利用しようということで、再生利用品をつくりました。堆肥でもえさでもいいんですが、それにしたときに、これが無価値物でも再生利用品として認定するんですか。無価値物も入るのかどうか、我が党の筒井さん流に言えば、イエスかノーか...全文を見る
○鮫島委員 環境省の方に同じ質問を二つしたいと思います。  一つは、再生利用の対象品として、肥料や飼料、油脂や油脂製品、メタンというふうに限定する根拠ですね。炭とかアルコールとか乳酸とか、あるいはほかの高付加価値の腐敗性有機物由来のものがいっぱいできると思いますが、なぜこれだけ...全文を見る
○鮫島委員 これだと、これから食品関連事業者に、食品リサイクルに協力してください、平成十八年で二〇%減らしてくださいということをお願いする中で、その辺、めり張りがついていない。自分で持っていくんだったら金をもらわなくてもいい、そこまで入るというのは、どうもほかのリサイクルの考え方...全文を見る
○鮫島委員 わかりました。では、売上伝票的なものはなくてもよろしいということだというふうに確認させてもらいます。  最初の答弁、まことにおかしくて、炭はだめでメタンはいい。炭はサーマルの、エネルギー利用の素材だからだめ、メタンはいい。では、メタンは何に、あなたはメタンでも吸って...全文を見る
○鮫島委員 これは、食品リサイクル、農林水産省と環境省の共管になっているはずですし、今の、対象物としてどの範囲を認めるかは、別に国会承認は要らなくて政令でできる話ですので、ぜひよろしくお願いいたします。  次に、改正NOx法といいますか、NOx・PM法の話に移りたいと思います。...全文を見る
○鮫島委員 今の、十三年六月、NOx・PM法を提案した理由説明で、今のはちょっと復習という意味で私も質問させていただきました。  実際、これが動き出すと、まずエリアを決めます。首都圏、愛知・三重圏、大阪・兵庫圏、三つの対策地域の中で、ことしの十月一日から、かなり多くの車種が実は...全文を見る
○鮫島委員 今、平均的な使用の実態という御発言がありましたが、例えば、トラック協会に多くのトラックを使う業者の方々が参加して、実態を把握していると思いますが、トラック協会がとっているデータで、業者が平均的に使うトラックの使用年数は何年というふうに把握していますか。
○鮫島委員 大型のトラックについては、私が聞いている範囲では十五年というふうに聞いておりますけれども、まあいいです。  来年の十月一日から、平成元年九月三十日以前の車はだめですよ、それから今度はその次の年、再来年の十月一日以降は、平成元年から平成五年九月三十日までの車はだめです...全文を見る
○鮫島委員 例えば、去年、ことしぐらいでいいんですが、日本で生産されているディーゼル車の台数あるいは新規の登録台数、去年、ことし、何台ぐらいだか把握しているでしょうか。
○鮫島委員 四WDのディーゼルがかなり多いので、それを除いて貨物用あるいは業務用というふうにすると、約三十万台というふうに言われているんですね。  来年の十月一日から二、三年にわたって、今の数字だと四十五万台、七十万台、五十万台というふうに出てくると、実は、今トラック等のディー...全文を見る
○鮫島委員 ぜひミスマッチが生じないように、生産体制の方もよくにらみながら措置をとっていただきたいというふうに思います。  ただ、どうも私は、最近与党から提案される法案が、この自動車関連、あるいは国土交通の分野の住宅関連の新しい法律を見ていると、ある種、景気対策として、どうやっ...全文を見る
○鮫島委員 何か最初の答弁がよくわからない。義務づけるというふうには考えている、それは別に義務づけを考える必要はなくて、選択肢の一つで、車の買いかえではなくて、後づけ装置のいいのがあればそれをつけるという、その選択は事業者がすればいいので、義務づけなんて私は聞いたわけじゃないので...全文を見る
○鮫島委員 もう一点だけ確認しておきます。  つまり、PM、NOxをバランスよく減少させることが可能な装置、これの認定というのは、今、公的な試験機関での検査を踏まえという御答弁でしたが、具体的には、例えばある業者が大変いい後づけ装置を開発しました、これはどこへ持っていけばいいん...全文を見る
○鮫島委員 その具体的なことは後ほど私も教えていただきたいと思いますが、認定された機関、一カ所でいいわけですね。あっちもこっちも行け、またそれだけじゃだめだと。つまり、一カ所でもいい機関というのはあるわけですね、権威のある機関。そこで検査すればいいですよ、その一カ所でちゃんと検査...全文を見る
○鮫島委員 私のところにも幾つかの業者から、随分いいのができているという話も来ているものですから、後ほど、どこへ持っていって検査してもらえばいいのか、具体的な場所を教えていただきたいというふうに思います。  時間もなくなってきたので、全然話が飛びますが、ちょっとカザフスタンの話...全文を見る
○鮫島委員 大綱によりますと、我が国に課せられている六%削減義務量のうちの一・六%、CO2換算で約千九百万トンは排出権取引で何とか埋めたいという意向が紙背から、紙の裏から読み取れますが、このような枠を、国として千九百万トン分確保していくという、この枠を埋めていく上で、経済産業省と...全文を見る
○鮫島委員 もうちょっと短く答弁してもらいたかったんですが。  大臣が日ごろおっしゃっている「環(わ)の国」日本あるいはリサイクル社会の構築という意味で、大きく見ると、昔は埋め立て、焼却という方向で来ていたのが、最初に壁にぶち当たったのが、最終処分場がこれ以上ないというところか...全文を見る
○鮫島委員 時間が延長して済みません。ありがとうございました。
11月08日第155回国会 衆議院 環境委員会 第2号
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○鮫島委員 民主党の鮫島宗明でございます。  大臣に対しては初めての質問になりますが、ひとつよろしくお願いします。  最初から乱暴で恐縮なんですが、予定に入っていなかったんですが、けさ部屋にいましたら、環境省の方が「東京大気汚染公害訴訟について」という一枚紙を持ってきまして、...全文を見る
○鮫島委員 三権分立の建前からいっても、ぜひ司法の判断も尊重していただきたいというふうに思います。決して、蓋然性なしという意見をお持ちの学者だけを集めるような検討会はおつくりにならないように。学者はいろいろな学者がいますから、ある結論で集めようと思えば、それは集められる、集めるの...全文を見る
○鮫島委員 では、今、肉骨粉の処理状況が各都道府県でどうなっているか。一定量生産されてうまく処理できているところもあるでしょうし、ところが、生産量の方が多くて日々滞留量がふえているというところもあると思いますが、現在の処理状況の現状はどうなっておりますでしょうか。
○鮫島委員 今、岩手県を含めて三県が滞留量がふえているということでしたが、この滞留を解消するための対策、農水省、環境省、それぞれお持ちなのかもしれませんが、どういう対策を考えておられるでしょうか。
○鮫島委員 ぜひ円滑な処理に努力していただきたいと思います。  これは、どこかでたまっていると、どうしてもつい横流ししたくなったり、ほかに使いたくなったり、あるいは大雨で流されるとかいうようなこともありますし、それから、農水省はやはりできる限り死亡牛の検査を前倒しで早めて、とに...全文を見る
○鮫島委員 熱回収は再生利用とは別の行為というのは、この食品リサイクル法でそうなっているという意味でしょうか。容器包装リサイクル法ではどうなっていますでしょうか。
○鮫島委員 ちょっとよくわからないな。そうすると、容器包装リサイクル法でかなりのビニール、プラスチック類が発電、サーマル利用されていると思いますが、あれはカウントされないという意味ですか、再生利用の量として、容器包装の方で。
○鮫島委員 私の記憶に間違いがなければ、当時の橋本通産大臣は、当然サーマル利用もリサイクルのメニューの一つに入れますという答弁があったように思いますが、これは私、また確認して改めて質問したいと思います。  食品リサイクル法の中でも、今の四つの分野の最後の一つは、メタンはいいです...全文を見る
○鮫島委員 ぜひ大臣にこの役人答弁のおかしさを御理解いただきたいと思うんですが、メタンは結構ですと。では、メタンは何に使うんだと言うと、それは熱利用ですと。さっき、直接熱利用はだめですと。こういう役人の論理はやはりおかしいんですよ、普通に考えると。  ぜひ大臣としても、今の話を...全文を見る
○鮫島委員 技術的に見通しが十分立てばということですが、それは私は、そういう技術協議会なりあるいは専門家の集団は割合簡単に立ち上がるというふうに思います。ぜひ、特に環境分野に一番危険なのは縦割り思想で、環境こそ水平に目配りしながら進めていただきたいというふうに思います。  農林...全文を見る
○鮫島委員 今の話でわかったように、一九九〇年が二千三百万炭素トン、二〇一〇年が千九百万炭素トンで、四百万炭素トン実は減るわけです、吸収量が。しかし、国民に対しては、二〇一〇年には森林に頑張ってもらって三・九%そこで減らしますというふうになっていますが、ぜひ大臣、ここのところを正...全文を見る
○鮫島委員 国民にわかりやすく言うとしたら、劣等生がげたを履かせてもらったという話だと思いますよ。それで、特殊なカウントの仕方を認めてもらいましたと。こんなことを引きずっていると、やはり環境先進国の中で世界に胸を張って生きていくこともできないし、今アメリカを説得しなくちゃいけない...全文を見る
○鮫島委員 二十九基のうちの十五基がとまっている、特に中部電力については全部とまっている、しかし全部とまっていても供給力は確保できているということだと思います。  これはやはりすぐに再開はできなくて、東電の新社長も、再開については地元同意がやはり条件だ、慎重に地元と話し合って納...全文を見る
○鮫島委員 いろいろなことがあったり環境の変化があっても変わりなくこの方針を続けていくというのはこちらで決める話でして、そっちで決める話じゃないと思いますよ。  あと、東京電力の勝俣新社長も、もう一つ、それに対して今度は電力会社の経営ということを考えると、自由化の圧力もまた一方...全文を見る
○鮫島委員 それは民民ベースの話だから国は干渉しない、口を出さないというふうに受け取らせていただきます。  時間も来ましたので、余り本題に入れなかったんですが、そういう意味で、森林吸収も劣等生のげただ、それから原子力の方も、いろいろ山あり谷ありで大変です。ところが、温暖化対策推...全文を見る
○鮫島委員 ありがとうございました。質問を終わります。
11月15日第155回国会 衆議院 特殊法人等改革に関する特別委員会 第7号
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○鮫島委員 石原行革大臣には、連日長時間、大変御苦労さまでございます。  多くの委員が随分天下りのことを言っているようですが、何となくピント外れかなという印象を持っています。六十五歳までみんな働かないと食っていけませんから、五十ぐらいで役所をやめた後、仕事をしなくちゃいけないの...全文を見る
○鮫島委員 今、六十二歳です。毎年一年ずつ延ばして、ちょうど年金の支給年齢が六十五歳になるときに六十五になるように合わせているんですね。東大の教授、京都大学も同じだと思いますが、六十五まで勤められるようにしている。  役人も本当はそうすればいいわけで、大事な特殊法人なり外郭団体...全文を見る
○鮫島委員 本題に入りたいと思います。  私どもの党では、今度の特殊法人の独立行政法人化、農水関係六法人ありますが、二つの視点から、この内容について評価しています。  一つは、たくさんある外郭団体、特殊法人を頂点として財団、社団、いろいろな公益法人がぶら下がって、農林水産関係...全文を見る
○鮫島委員 今、一番若い人が五十七歳、一番上が六十五歳ということですが、新法人に移行していった場合には、この理事長の定年というのはどうなんでしょうか。
○鮫島委員 石原大臣、今のは全体に共通して言える話なんでしょうか。それを、かわって農水大臣がお答えいただいたというふうに解釈してよろしいんでしょうか。
○鮫島委員 水産関係で、今度、海洋水産資源開発センター、日本栽培漁業協会とか、要するに水産総合研究センターに外郭団体である日本栽培漁業協会とか海洋水産資源センターが統合されることになりますが、この栽培漁業協会におられる方は、多分二つ先の天下りに行っている先輩だと思います。つまり、...全文を見る
○鮫島委員 多分、海洋生物環境研究所とか水産無脊椎動物研究所、財団法人ですから、ある種篤志家が資金を積んでつくった。それと、国の研究機関であった水産総合研究センターを合体させることには若干折り合わない面があるというような御説明は、それはそれでわかりますが、だから、社団は一緒にやり...全文を見る
○鮫島委員 別々に置いておいた方がいい理屈を考えようと思えば、それはそれで幾らでもあると思いますが、一方で、今度の水産関係も三つまとめるとか、あるいは農業技術研究機構というのは十ぐらいの研究機構を合体させているわけですから、それだけ本体の方でそういう合体を図っている以上、こんな、...全文を見る
○鮫島委員 砂糖と肉と野菜を一緒にするのはわかりますが、生糸まで一緒にしたというのはかなり大胆だったわけですね。そこまで一応壁を乗り越えているわけですから、そこに卵とか魚を加えることは、生糸まで一緒にすることに比べればハードルは低いのではないかと思いますので、ぜひ全国すり身協会に...全文を見る
○鮫島委員 要するに、簡単に言うと、確かに、退職金とかを今度持つようになったからふえましたというのも一つの説明ですが、では、その分本省が減ったのかというと、そっちもふえているというと、かなり説明としては苦しくなるんじゃないかと思いますが、そこまでは突っ込みません。  単純に、丸...全文を見る
○鮫島委員 大体、今のような説明を役人はするわけですよね。独法化すると退職金を自分のところで持たなくちゃいけないから、それだけ余分に経費がかかりますと。そうすると、一方では本当は減っている方があるわけですが、そっちと合算して比べなくちゃいけないのを、個別に切り離して説明するという...全文を見る
○鮫島委員 僕は、総理が言った税金のむだ遣いというのはカテゴリーでいうと何を意味しているのかということをお伺いしたんですが、全然答えはわからないですね、今の答えは。例えば、費用対効果が一を下回るような公共事業はむだなのかどうか。諫早干拓事業、〇・八三、一兆円入れて八千三百億の経済...全文を見る
○鮫島委員 単年度です。では、平成十四年度の国債発行予定額で結構です。
○鮫島委員 新規財源債とか借換債とかといえばそれはそうですが、結局、国債でしょう、日本国国債。日本国国債の発行額は百三十四兆円でございますという答えですよね。  そうすると、小泉さんの言っている国債発行三十兆円という話と、国民は、だから、日本国国債というのは三十兆円だと思ってい...全文を見る
○鮫島委員 いや、私は、七十兆円国債発行して、その金のうちの幾らが特殊法人、認可法人に回っていますかと聞いたんです。今のは、国に入った七十兆円のうちで、一般会計を通じて入ったのは三兆何ぼで、特別会計を通じたのが一兆幾らですが、財投を通じて入っている金もあるわけでしょう。それが十九...全文を見る
○鮫島委員 一般会計の方の正味、幾らになっているのかを。
○鮫島委員 いや、簡単な話ですよ。要するに、一般会計は八十一・二兆円です、八十一兆円が日本国の予算ですという言い方をマスコミがしますが、国民はそうかなと思っているわけですが、平成十四年度でいえば、そのうちの四十八・二兆円はその日のうちに特別会計に移行するわけですから、結局、正味の...全文を見る
○鮫島委員 要するに、日本の経営というか、日本国は二つの国から成り立っています。もっと詳しく言えば、私は三つの国から成り立っていると思いますが、大島大臣が君臨する日本農業国というのが、これは日本人とは別に巨大な世襲集団として存在していて、これは午後、経済特区の方で質問をしますが、...全文を見る
○鮫島委員 今度、特殊法人が独立行政法人になって、そこにまた、これまでと同等、あるいは、場合によってはこれまで以上の国費が投入されるわけですが、このお金の使い道については会計検査の対象になっているんでしょうか。あるいは、どういう感じで透明性が担保されるんですか。
○鮫島委員 ちょっと別の角度から聞き直しますが、独立行政法人に運営交付金というのが交付されると思いますが、この運営交付金の使途の内訳を国民が知ろうとしたら、どういうアクセスの仕方をすればいいんでしょうか。それだけ答えてください。
○鮫島委員 運営交付金についても、その使途の細目まで独法の情報公開法で公開されるんですか。今のはそういう御説明ですけれども、そういうふうに議事録に残していいですか。
○鮫島委員 ちょっと、大分さっきと、情報公開法のもとで、請求があった場合にどこまで出せるか出せないかは検討の対象でございますという答えですか。そうすると、要するに、国民は、独法化されたときに、運営交付金が過半だと思いますが、その使途について、場合によったら、知ることができるのか、...全文を見る
○鮫島委員 これはやはり大臣にお答えいただかないといけないと思いますが、運営交付金が、一般的な言い方でいえば渡切費と言われていて、これは、渡したら、どう使おうが独法の勝手よというふうに解釈されているんですが、それだと、国民の側としては、税金を投入しないんならいいですよ、でも、公的...全文を見る
○鮫島委員 要するに、行革は何のためにやるのかという話なんですよね。ピラミッド構造になっている巨大な外郭団体を整理統合しましょうというのが一つ。もう一つは、小泉さん流に言わせれば、税金のむだ遣いをなくして予算の効率的な使用に資しましょう、つまり全体としての国費の投入額を減らしまし...全文を見る
○鮫島委員 では、財投債の実物を見せてください、財投債の実物。あるいは新規財源債の実物。つまり、そんなものはないんですよ。日本国国債でしょう、全部。日本国国債のはずなんですよ。  だから、日本国国債の平成十四年度の発行予定総額は幾らですかと。これは答えは一個しかないはずです。一...全文を見る
○鮫島委員 いや、大きく分けて二種類ですよ、要するに、借換債と政府が自由に使えるお金と。同じ七十兆、七十兆。小泉さんが言っている三十兆というのは、国民向けのだましの数字、正確な日本の財政を反映している数字じゃない。そういうおかしなことを、三十兆円、三十兆円と……(発言する者あり)...全文を見る
11月15日第155回国会 衆議院 内閣委員会 第7号
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○鮫島委員 何となく緊張感のない委員会ですが、定足数は足りているのでしょうか。
○鮫島委員 民主党の鮫島宗明ですが、特区法案、主に農業分野についてきょうは質問させていただきます。ただ、正直に申し上げて、我が民主党の農林部会で検討いたしましたが、こんなもの意味ないなというのが結論です。ですから、そういう調子になりますが、お許しください。  そもそも、農業関係...全文を見る
○鮫島委員 ちょっと期待していた答えと違うんです。これまでも建前としては、農林水産省のさまざまな補助事業は、一応、地元からの要請があって、それで、手が挙がってきたことに対応するということではなかったかと思いますよ。それがなくて、いきなり上からということではないんだと思いますが。 ...全文を見る
○鮫島委員 そうすると、金がないから補助金というわけにいかなくて、規制緩和はただですから、ふるさと創生資金から資金を抜いたようなことというふうに考えればいいのかなと思います。  農水省の二本出ている法律の立法趣旨が二本とも同じ書き出しになっていまして、「担い手不足、農地の遊休化...全文を見る
○鮫島委員 では、ちょっと別の聞き方をしますけれども、担い手がたっぷりいて農地の遊休化もない、非常に隆々とした農業をやっていますという地域、例えば北海道でいえばどこでしょうか。
○鮫島委員 何で私がこんな変な質問をしているかといいますと、例えば、過疎地域自立促進特別措置法とか、それから特定農山村の基盤整備の促進に関する法律とか、山村振興法とか、これの書き出しも同じなんですね。担い手不足、農地の遊休化が深刻で、農業の産業としての自立が不十分だと。だからいっ...全文を見る
○鮫島委員 一万六千二百八十五人で四百六十二人、三%ぐらいの数なわけですが、農学部というのはそもそも何のためにあるのか。多分、戦後だあっとできたときは、みずからも農業に従事し、かつその地域の農業の中で指導的な役割を果たす人ということがあったんではないかと思いますが、今でも農学部の...全文を見る
○鮫島委員 いや、ちょっと私の質問が悪かったのかもしれません。別の聞き方をしますが、一万六千二百八十五人から四百六十人しか行かない、その理由は何なんだ、どうしてそんなに少ないのか。つまり、それはいろいろな参入障壁があるのかもしれないし、あるいは教育目的自身に、そういうことが全然カ...全文を見る
○鮫島委員 これは農林水産省と文部科学省でちょっとよく御検討いただきたいと思うんですが、理科系の学部の中で卒業しても資格がないというのが農学部の特徴なんですよね。薬学部を出れば薬剤師とか、医学部を出れば医者になれる。ところが、農学部は何もないんですよ。例えば農業生態系管理技術士と...全文を見る
○鮫島委員 では、別に何学部でもいいんですが、個人が農業目的で農地を取得する場合の要件というのが農地法で決められていると思いますが、短く説明してもらえますか。
○鮫島委員 今言った四つ、要するに、全面使わなければいけません、使い方も効率的に利用しなければいけません、農作業に常時従事してください、それから地域ごとに定められている一定面積以上じゃなければいけませんよということだと思いますが、現実はほとんどこの要件は満たされていないのですよ。...全文を見る
○鮫島委員 今の四つの中で、多分一つだけはわかっているのだと思いますよ。全面使っているかということについては、耕作放棄地の面積は、農水省、二十一万ヘクタールとか出しているから、この項目だけは多分数字があるんでしょう。  ほかについては数字がないというのは、だから実態的に農地法が...全文を見る
○鮫島委員 今の話は、三流大学みたいな話で、入り口だけきつい。入学試験だけ受かれば、あとは何しようが、監視もしなきゃほっときっ放し、月謝だけ取って教育しないみたいな話だと思いますが、北村副大臣、いかがでしょうか。  入り口だけ規制して、あとは効率的利用していなくても、常時従事し...全文を見る
○鮫島委員 ちょっと聞いた相手が悪かった。北海道はやはりちょっと違うんですよね、ほかの地域と。明治になってから人が入っていったということもあって、非常におおらかに受け入れるというところがありますので、多分、ほかのけち臭い地域に比べると農地法の適用が緩いのですね。だから、今のような...全文を見る
○鮫島委員 地域との調和ということですが、では、今度のこの特区で、どこでもいいんですが、ある地域が株式会社の農業参入を認めたい、これを我が地域で適用したいといったときに、どういう審査をするんですか。例えばキリンビールが農業として入ってきても、この地域は調和しそうだとか、この地域は...全文を見る
○鮫島委員 ちょっとよくわからない。地域との調和が図られないケースも想定しているようですが、それはどこの会社だって、別に農業に限らず、みんな地域社会との調和というのは、会社の経営にとっても存在にとっても大変大事なわけですから、株式会社は地域との調和が図られない性質のものだ、あるい...全文を見る
○鮫島委員 わかりました。数を限って限定するものではない、広さも別に、市町村が基本だけれども、それ以上を妨げるものではないということがわかりました。  そもそも、特区自身が、いきなり全国展開するにはややリスクが多いとかどういう問題が起きるかわからないから、まず特定の地域で先行的...全文を見る
○鮫島委員 そうすると、農業の場合も、株式会社の農業参入をまず幾つかの地域で認める、数年様子を見て、これで特段の支障はないなということだったら全国メニューにする。日本全国、株式会社の農業参入、特区で既に経験済みですからいいですよというふうに、そこも当然そうなるというふうに考えてよ...全文を見る
○鮫島委員 ぜひ、その方向でやっていただきたいと思います。  多分、株式会社の農業参入を幾つかの特区で認めると、うまくいったところもあるけれども失敗したところもあるという結果になるに決まっているわけです。  私はずっとバイオテクノロジーの分野で研究開発の仕事をしていましたが、...全文を見る
11月21日第155回国会 衆議院 農林水産委員会 第9号
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○鮫島委員 ただいま議題となりました農水産業協同組合貯金保険法及び農水産業協同組合の再生手続の特例等に関する法律の一部を改正する法律案に対する修正案について、提案理由及び内容の概要を御説明いたします。  小泉総理は、これまで、我が国の金融システムは健全であり、ペイオフは予定どお...全文を見る
12月04日第155回国会 衆議院 農林水産委員会 第10号
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○鮫島委員 民主党の鮫島宗明です。  前に武部農林水産大臣が、BSE問題の発生を大きな反省として、これまでの農林水産行政がどうも生産者に軸足を置き過ぎていた、これからは消費者に軸足を移さなければいけないというふうに武部大臣が反省を込めておっしゃっておられましたけれども、大島大臣...全文を見る
○鮫島委員 御承知かと思いますが、私の選挙区は東京十区というところで池袋を中心にする繁華街ですから、農地はほとんどないし、農業者も練馬の端っこにちょっといるだけで、まず一〇〇%近く消費者を背負っているものですから、きょうはその立場からお伺いしたいと思います。  消費者に軸足を移...全文を見る
○鮫島委員 きょうは時間が限られていますので、そもそも論はまた改めてしたいと思いますが、恐らく、トレーサビリティーの確立一つとっても、今大臣がおっしゃったような生産、流通、加工、消費という軸でとらえていかないとできないはずですし、それから、これだけ海外から多様な食材が毎日入ってき...全文を見る
○鮫島委員 農林水産省の発表している資料の中にも具体的な数字が出ていまして、農水省の農家経済調査、それから総務省の家計調査を突き合わせると、農家の平均年収と勤労者世帯の年収が出ていますが、平成十二年、販売農家で八百二十八万、それから専業農家で八百七万、それに対して勤労者世帯が六百...全文を見る
○鮫島委員 日米間でつくったルールとおっしゃいましたが、では、このセーフガードを発動する根拠となる国内法というのはどういう法律でしょうか。
○鮫島委員 大臣は、日米間で話し合ったことだとおっしゃいましたけれども、この関税暫定措置法の中に、これはBSEのことを想定していなくてつくった法案ですから、こういうことがあり、口蹄疫がまたどうなるかわからぬ。あるいは、マレーシアあたりで蔓延しているニパウイルスという豚の恐ろしい病...全文を見る
○鮫島委員 余り独立国の農林大臣らしくない発言だと思いますが。  具体的に言うと、吉野家だけで三百万頭分の牛の肉を輸入している。国全体で百三十万頭ですから、二倍以上です。そういうところに全部、三八%の関税が五〇になると、影響が出てきて、都会では牛どん屋さんは幾つか大手があって繁...全文を見る
○鮫島委員 私は、ある意味では流通関係あるいは外食産業に携わっている方々からの直接の要望を受けて聞いているわけでして、農林水産省のお答えは、やはり残念ながら軸足が生産者側にあるものだから、余りその辺の現場が見えていないのかなという印象を受けます。  例えば、食品関係の産業がえさ...全文を見る
○鮫島委員 そういう意味で聞いたのではなくて、サーマル利用の道は閉ざされておりますというふうに言ったので、メタンはサーマル利用以外にどういう利用をするんだと。みんな、メタンを吸って楽しむということもないんでしょうから。何に使うんですか、メタンは。
○鮫島委員 本題じゃないのでこれ以上言いませんが、おかしいです、どう考えても。  燃料製品、では、固形燃料は燃料製品じゃないんだ、ここは水かけ論になりますが、なぜRDF化にそれほど否定的にこだわるのかが私は理解できない。多分、農林水産省に遠慮しているんでしょう。これは畜産廃棄物...全文を見る
○鮫島委員 直近の買い入れがいつごろで、大体どのぐらいの数量を予定しているかというのをきょうの段階で言えますか。
○鮫島委員 ばたばたと発表された幾つかの各種の報告書の中で、この備蓄量が、過剰備蓄を抱えているということが非常にマーケットに心理的な圧力を与えて、そのことが価格形成に影響を与えるということが何カ所かで触れられていますが、今の備蓄水準がかなり過剰在庫というかふえちゃっていると思いま...全文を見る
○鮫島委員 特段の事項がなくて、平年並みに推移していくことを想定すれば、これは買った量プラス五万トンしか売りに出せないわけでしょう。ですから、一年に処理できる量は五万トンが限度で、そうすると、五十五万トン過剰なんだから、普通に考えれば十一年かかりますという話じゃないんですか。その...全文を見る
○鮫島委員 私、備蓄制度を上手に使っていくことが、ある種、過剰在庫の処理にも使えるんではないかというふうに思って、備蓄運営研究会報告、平成十三年十二月に出たものですが、かなり内容を詳細に検討しましたが、余りできがよくないですね。備蓄に対する基本的な考え方がおかしいんじゃないかとい...全文を見る
○鮫島委員 私は、繰り返し消費者の視点から、サラリーマンの視点から、勤労者の視点からと言っていますが、そんなことしか考えていない備蓄だったら消費者としては不安でしようがないです。つまり、十年に一回の米の不作ということだけを想定しての備蓄制度というのでは、国民的には、消費者側として...全文を見る
○鮫島委員 では、別の聞き方をしますが、食用、加工用あるいは非食用で年間使われているでん粉資源のどのぐらいが備蓄総量として保管されていますか。
○鮫島委員 お気持ちはわかりますが、余り無理な御答弁をされなくてもいいと思うんですよ。つまり、それは農林水産省の役割ではないですから、ある種、ナショナルセキュリティーの問題ですので。これはやはり大臣レベルが、ナショナルセキュリティーの問題として備蓄はどうあるべきかと。十年に一回の...全文を見る
○鮫島委員 済みません、ちょっと別の聞き方をしますが。  では、例えば、備蓄が終わったお米、これは一応、安全を与える役割を果たし終わったお米ですが、やや古いかもしれませんが、その二年なり三年たったお米をアルコールやあるいはバイオプラスチックの原料として使っていった場合に、どの程...全文を見る
○鮫島委員 バイオプラスチックとバイオエネルギーの所管はどうですか。
○鮫島委員 BSEのときも、関係省庁がまだら模様に入り乱れて、そのことが問題の解決を困難にしたという指摘も行われたと思います。  これから、ある意味では、二十一世紀、地球温暖化対策もあって、バイオマスあるいは生物由来の素材というのが非常に明るい将来として期待されている。環境税と...全文を見る
○鮫島委員 最後に、一問だけ。  私は、備蓄の持つ二つの役割、安全の確保とそれから過剰の対策という意味で、備蓄は二つの役割を持った方がいいと思います。その場合、ただ過剰対策に備蓄を使おうとした場合は、棚上げ備蓄が前提になって、主食用のマーケットには戻さない、非食用のマーケットで...全文を見る
○鮫島委員 以上で終わります。ありがとうございました。
○鮫島委員長代理 次に、高橋嘉信君。
○鮫島委員長代理 大島農林水産大臣、事実があったかどうかという、そのことを。