鮫島宗明

さめじまむねあき



当選回数回

鮫島宗明の2003年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月28日第156回国会 衆議院 環境委員会 第2号
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○鮫島委員 持ち時間が二十分ですので、計数にかかわることは参考人の方々の御答弁を私は認めましたが、一般的に非常に参考人の方々は答弁が長くなりがちなので、的確にお答えいただきたいと思います。  大臣の所信表明の最初に、まず、人類の存続にかかわる重大な課題である地球温暖化対策に取り...全文を見る
○鮫島委員 五十二基あるのが三十基しか動いていない。二〇〇〇年に比較して二〇一〇年までの間に三割ふやすというふうに書いてあるんですが、今は逆に、二〇〇〇年から二〇〇三年と比較すると、四割減っちゃっているわけですよね。  これだけでも大変なものだと思いますが、なぜこれだけ、五十二...全文を見る
○鮫島委員 私は、多くの東京電力管内の生活者が大変不安を持っているので、そういう人たちが納得するような説明を欲しいと思って聞いているわけですよ。だから、政治家じゃないとそういう対応ができないというんだったら、参考人の答弁はやめていただきたいんです。  一般の人はもうちょっとよく...全文を見る
○鮫島委員 二月二十八日、現時点で動いているのは三十基です、総出力が二千四百九十万キロワット。それを、あと七年しかありませんが、二〇一〇年には、今の二倍以上、六十三基が八割の稼働率で順調に動いて、六千三百三十三万キロワットという願望なんでしょうが、いかに大変な数字か、ギャップがあ...全文を見る
○鮫島委員 私はその数字は持っているからわかっているんですが、つまり、あと何年分ですか。年間の使用済み燃料の発生量は平年ベースで何トンぐらいですか。商業用でいいです。
○鮫島委員 そうすると、今、六千四百二十トン分、あと残余容量がありますと。年間九百四十ぐらい出ていますから、約六年分しか残余容量ありませんよということだと思います。  これが順調に核燃料サイクルが動いていくためには、「もんじゅ」がああいうことになっているので、商業用に考えればプ...全文を見る
○鮫島委員 ちょっと、全般的に答弁が長いし、正確に答えていないんですよ。計画がどうなっているかなんというのは聞いていない、見通しはどうなっているかと。確かに、十六から十八基の原発でプルサーマルしてほしい、あるいはそれが望ましいという計画があることはわかっていますよ。見通しはどうで...全文を見る
○鮫島委員 私が聞いているのは、今のイラクとか北朝鮮がなぜ問題になっているかというと、核査察で問題になっているわけですよ。多量のプルトニウムとか使用済み燃料を、あしき人たち、よこしまな心を持つ人たちが持っていると危険だと。それで今まさにイラクも一触即発の危機的な状況にあるわけで、...全文を見る
○鮫島委員 八十七と三十二、約百二十トンのプルトニウムが日本の所有になっているんですが、このプルトニウムの量というのは、長崎型原爆に換算して何発分ぐらいになりますか。わからないと答えてもいいですよ。
○鮫島委員 少なくとも原子力行政を預かる方は、常識として長崎型原爆でプルトニウムがどのぐらい使われたかは御存じいただかないと困るんですが、二十キロとすると、これは六千発分なんですよね。だから、それだけのプルトニウムを日本は、抽出してあるかどうかは別として、今所有している。これがど...全文を見る
○鮫島委員 持ってきた紙だけ読んでいても全然答えにならなくて。私が聞いたのは全然違いますよ。プルサーマルの十六から十八基の運転見通しが立たなくても二〇〇五年七月からの運転を開始するんですかと聞いたんです。あるいは、見通しが立たなければ運転は見合わせる。なぜかというと、プルトニウム...全文を見る
○鮫島委員 済みません、もう時間なので最後にしますが、私がなぜこのプルトニウムのことをいろいろ聞いたかというと、全部これは、最後に環境大臣にお答えいただきたいと思って聞いているんです。  最初に申し上げましたように、地球温暖化対策推進大綱、二〇〇〇年に比べて二〇一〇年、原子力発...全文を見る
○鮫島委員 一刻も早く見直しに取り組まれることを期待いたします。やはり環境省のイニシアチブでぜひやっていただきたいというふうに思います。  私は、日本が悪の枢軸に指定されないことを期待して、質問を終わります。
02月28日第156回国会 衆議院 予算委員会第三分科会 第2号
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○鮫島分科員 民主党の鮫島宗明です。  ずっと野党の中でBSEの問題を担当してきたものですから、やはり、この問題を最後までフォローしなければいけないなというふうに思っています。  今、WTOで非常に厳しい交渉を皆様方がおやりになっていることは、よく存じ上げています。アメリカ、...全文を見る
○鮫島分科員 先ほど申し上げた一九九四年ガットの協定及びWTOの協定の際に、こういうBSEの発生というのを想定していたんでしょうか。あるいは、BSEじゃなくても口蹄疫でも何でもいいんですが、とにかく、不測の事態で、消費が平年の五割以下に落ち込むような異常な事態というのを想定してい...全文を見る
○鮫島分科員 いや、僕は時間がないんです。とにかく十時に切り上げなくちゃいけないんです。  計数にかかわることは参考人が答弁したいと言うので、短く正確に答えるなら私は結構ですと言ったんだけれども、今のようなことだったら困るんで、後は全部、北村副大臣にお伺いいたします。  要す...全文を見る
○鮫島分科員 輸入量がふえたから機械的に関税を三八・五から五〇に上げます、これが一番起こり得る可能性は来年の七月からがこのことが起こり得るんですが、先ほどその関税というのは国内産業の保護育成というふうなお答えでしたが、今のような環境の中で牛肉の関税を三八・五から五〇に引き上げると...全文を見る
○鮫島分科員 輸入牛肉と国産とのすみ分けというのが今はできていて、しかも今、国産はほぼ一〇〇%戻っている、輸入牛肉はまだ七五%程度にしか戻っていないという中で、この輸入牛肉の世界をさらにいじめてみても、国産牛にとっては、生産サイドにとっては、私は何のプラスの効果もないと思います。...全文を見る
○鮫島分科員 そうすると、今の答えは、三八・五を五〇%に上げてみたところで、消費の落ち込みもないし、輸入量の減衰もないという答えでいいんですか。
○鮫島分科員 ちょっと答弁がずれていますが、流通、消費サイドにとってどういうマイナスがありますかと。これはマイナスがないとセーフガードの意味がないんですよ。だから、必ずマイナス、消費を冷え込ませる効果がこれだけありますと、そのことが国内生産の保護育成につながるという話がないと、何...全文を見る
○鮫島分科員 極めて、農水省は基軸を生産サイドから消費サイドに移す、食品安全行政も確立しますと言っていながら、消費者サイドの方が全く見えていない。  例えば、最大手の牛どん屋さんの計算ですと、三八・五から五〇%にすると、そのことで業者が失う利益が単年度で十億二千万、そういう計算...全文を見る
○鮫島分科員 ちょっと何となく、全然答弁になっていない。牛どんの構成をよく見ると、大体、重量比で一対一なんですよね、具と米が。だから、肉が五トン減れば米も五トン減るということで計算はできますし、輸入牛肉を落としたつもりが米の消費まで落としちゃうということも十分視野に入れて発動をし...全文を見る
○鮫島分科員 いや、私が聞いたのは、なぜメイを外したんだということが聞きたかったんですが、まあいいです、また長くなるから。  先ほど私が、牛肉の消費が平年に比べて、十三年の十月は四二%まで落ち込み、直近の数字では八三%まで回復していますというのは、これは総務省の家計調査なんです...全文を見る
○鮫島分科員 これは、折れ線グラフになっていて、対前年同月比で肉の消費がどの程度回復していますというのを示している、農水省が使っている説明資料の一ページなんです。対前年同月比というところが、例えば、平成十四年度の動きなんかを対前年同月比というと、平成十三年のBSEが発生した異常年...全文を見る
○鮫島分科員 パッケージという趣旨はわかりますよ。しかし、余りに理不尽な、非常識な適用の仕方をすると、私は今のWTOの交渉にも影響すると思いますよ。日本という国は、非常に感情的、幼児的に、機械的に適用をして、一切、状況判断をしない国なんだと。  私は、さっき、日本文では英文のメ...全文を見る
○鮫島分科員 そうすると、普通に考えると、じゃ、関税収入の、さまざまな事務手続料を引いた分、つまり、過半がそちらの事業団の方に行って、牛肉生産の保護育成のために使われる、そういう解釈でよろしいんですか。つまり、常識的に考えれば、この関税のうちの八割、少なくとも八割ぐらいはそういう...全文を見る
○鮫島分科員 いや、私は、このお金が何に使われるかは割合大事なんですよ。つまり、消費者としては全く納得できないわけですよ。こんなに低迷して、少し戻りかけたら関税をぼんとかけるということは、消費者側から見ると全く納得できないので、どう使われるのかと。財務省と農水省と折半にしちゃうと...全文を見る
○鮫島分科員 定量的な質問をしているので、定性的な答弁は意味がないんですが、何でそういうふうに変な答弁しかできないのか不思議に思いますが。  大体聞いていただければわかるように、とにかくBSEの発生で四二%まで落ち込んだというのは異常な事態、それが戻りかけたからといって、しかも...全文を見る
○鮫島分科員 どうもありがとうございました。よくわかりました。
03月18日第156回国会 衆議院 財務金融委員会 第9号
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○鮫島委員 民主党の鮫島宗明です。  私も牛肉の特別セーフガード関連の質問をさせていただきますが、一部、既に今上田委員が質問をしたこともありますので、なるべく重複を避けながらしたいと思います。  BSEの発生で、一時は国産の牛肉は二三%まで消費が落ち込んだ。それから、輸入の肉...全文を見る
○鮫島委員 国内産業の保護が大きな目的の一つだということはわかりました。  先ほどの須賀田局長の答弁にありましたが、牛肉の特別セーフガードを発動すると、末端の消費価格は中間段階で吸収されるし、ある程度ビジネスをやっている方々はこういうことを織り込み済みなので、そんなに末端の消費...全文を見る
○鮫島委員 関税局長にもう一度お伺いしますが、先ほど、関税をかける大きな目的として、国内産業の保護というふうにおっしゃいましたが、国内産業を保護するためには、輸入牛肉の消費が落ちることが必要条件でしょうか。イエスかノーかで。  関税をかけて国内産業を保護するわけですね。関税をか...全文を見る
○鮫島委員 ちょっとよくわからないんだけれども。  マーケットが飽和しているときと、今のように——委員長のお許しをいただいて、ちょっと消費の変化のグラフをお配りしたいんですが。
○鮫島委員 国内産の牛肉の消費量の推移と輸入牛肉の消費量の推移をそれぞれ折れ線グラフで示したものを二枚紙でお配りしております。上の図は単純に対前年同月比で比べたもの、下が、前年が異常年だったもので、標準年の十二年度と比べたものです。上が非科学的なグラフで、下が科学的なグラフという...全文を見る
○鮫島委員 よくわかりませんね。私は、余りこういう状況の中で効果はないんだと思います。  先ほど関税局長は、国内産業の保護が主目的のように言っていましたが、何となく関税収入を得る方が主目的みたいに微妙に言いかえているところが若干気になります。  農水省にお伺いしますけれども、...全文を見る
○鮫島委員 先ほど上田委員の方から、ことしの一—三月期と去年の一—三月期を比べて、ことしの方が一一七%を超えていたら、四月一日からセーフガードが発動される的な発言がありましたが、今の状態でセーフガードが発動される可能性が一番高いのは、四、五、六の第一期、それを去年の四、五、六と比...全文を見る
○鮫島委員 いろいろな方々が推定していますが、さすが北村副大臣、ほぼ専門家の方々と同じ数字をお答えいただいて、無通告なのによく答えられたなと思って改めて感心する次第です。  農水省が、牛肉の一人当たり購入数量、全国全世帯、対前年同月比、こう動向を示した図がありまして、これは総務...全文を見る
○鮫島委員 私も、先ほどお配りしましたように、グラフをかいてみたら随分違うわけですね。単純に対前年同月比をとるのと標準年と比べるのとで、全然変わってくる。つまり、対前年同月比をとると、例えば十四年の十一月は一〇〇%超えているみたいな数字になりますが、実際は約八割水準というぐらい、...全文を見る
○鮫島委員 ちょっと答弁が長いので時間がなくなってきましたが……
○鮫島委員 農水省は、BSEの発生についてさまざまな反省をした中で、どうも軸足を生産者に置き過ぎていた、これからは消費者側にも軸足を移して、均等ににらんだ農政をしたいというふうに態度を変えたんだと思いますが、今度もこういう、実態的には別に輸入牛肉が急増しているわけでもないのに、特...全文を見る
○鮫島委員 牛どんは半分米ですから、余り牛どんをいじめると米の消費にも影響を与えることだけ申し述べて、私の質問を終わります。  どうもありがとうございました。
03月20日第156回国会 衆議院 農林水産委員会 第3号
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○鮫島委員長代理 次に、中林よし子君。
04月15日第156回国会 衆議院 農林水産委員会 第5号
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○鮫島委員 民主党の鮫島です。大臣には初めての質問になります。  先週、衆議院を代表して、自民党の谷津先生、金田先生、それから自由党の山田先生と私の四人でアメリカ、カナダに、WTOの問題でディスカッションをしに行ってまいりました。やはり、そこで感じたのは、関税の数字のことだけで...全文を見る
○鮫島委員 委員長も北海道ですし、与党の筆頭理事も北海道ですし、副大臣も北海道ですし、そういう意味では、ぜひ、北海道のメンツにかけて、一日も早く体制を整えていただきたいというふうに思います。  日本は大変不思議な国でして、いまだにBSEの原因が肉骨粉だということが確定されていな...全文を見る
○鮫島委員 固形の肥料の方については、これを肥料として使うことは難しかろうという結論だということですが、液体の方についてはどうでしょうか。
○鮫島委員 この異常プリオンというのは非常に不思議なたんぱく質で、普通、末端でつくられたたんぱく質自身が酵素機能を持つことはないと言われていますが、この異常プリオンだけは、それ自身が良質なプリオンを異常プリオンに変える酵素的な機能を持つ非常に不思議なたんぱくだというふうに言われて...全文を見る
○鮫島委員 この肥料を扱っている団体、化成肥料協会が恐らくこの関係の団体だと思いますが、ぜひ農林水産省と前向きに話し合って、いつまでもこんな使えないものを抱えていても倉敷料だけかかるわけですので、ぜひ前向きな話し合いで適正な処分を一刻も早く進めるようにお願いしておきます。  実...全文を見る
○鮫島委員長代理 どうぞ質問を続けてください。  どうぞ、楢崎欣弥君。
04月16日第156回国会 衆議院 内閣委員会厚生労働委員会農林水産委員会連合審査会 第1号
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○鮫島委員 民主党の鮫島宗明です。  私は、きょうは大変歴史的な日だと思っていまして、日本で初めて食品安全基本法というのが提案されるわけですが、ちょうど明治以来百三十五年間、戦後の食糧難も含めて、ある意味では、ひたすら生産奨励をやっていた。ちょうど明治百年に当たる一九六七年、こ...全文を見る
○鮫島委員 そうすると、準備室長の梅津さんだと思いますが、梅津さんの今の食品安全委員会設立準備室に来る前のポジションは、どこの役所のどういうポジションだったんでしょうか。
○鮫島委員 少し実務の責任者に法文の意味するところをまず事前に、概念規定に関することなのでお伺いしておきたいんですが、第八条に食品関連事業者の責務というのがうたわれていますが、食品もしくは添加物云々の「生産、輸入又は販売その他の事業活動を行う事業者(以下「食品関連事業者」」という...全文を見る
○鮫島委員 ついでに、では漁業者も入るかどうか。それから、畜産農家も入るかどうか。特に肉牛生産をしている畜産農家も入るかどうか。
○鮫島委員 そうしますと、この八条で言う「食品(その原料又は材料として使用される農林水産物を含む。)」とありますが、では、この八条で言う食品の中に生きた牛は入りますか。
○鮫島委員 わかりました。生きた牛も、生きた豚も、生きた鳥も、みんな含まれるということだと思います。  作成の実務責任者にお伺いしたいんですが、総則の二条に「定義」というのがあって、「この法律において「食品」とは、すべての飲食物(薬事法に規定する医薬品及び医薬部外品を除く。)を...全文を見る
○鮫島委員 そうすると、同じ一つの食品安全基本法という法律の中で、二条で定義する食品と八条で定義する食品とが全く違うということになりますが、これはだれがつくったんですか。
○鮫島委員 私は別に因縁をつけているわけじゃなくて、食品供給行程の各段階というのが非常に大事なキーワードになってくるわけです。ですから、その食品供給行程の各段階といったときに、例えば牛の飼養管理というようなところまでが入るのかどうかというのがこの食品の定義と関係してくるわけで、大...全文を見る
○鮫島委員 それだと、全部のこの括弧がついていない食品というのは、いわゆる従来の食品、すぐ食べられるものという意味で、括弧の八条の食品だけが違った意味ですよということなんですかね。  それで、食品供給行程の各段階には、例えば牛の飼養管理も、各段階のうちのスタートということで入る...全文を見る
○鮫島委員 この法律が生まれる背景には、多分、二〇〇二年の四月二日にBSE問題に関する調査検討委員会の報告が出まして、とにかく日本も不幸なことにBSE発生国になってしまった、その後専門家を集めた調査検討委員会が十一回にわたって行われ、二〇〇二年の四月二日に最終的な報告が出されたわ...全文を見る
○鮫島委員 そうすると、それに沿って幾つか質問しますが、農水省と厚生労働省の連携不足があった、これがBSEの発生と微妙に関係しているという指摘があったわけです。  ちょっとその前に、せっかく梅津さんがいらっしゃるので、前、農水省の生産局の畜産部長をやられていて、今度、食品安全委...全文を見る
○鮫島委員 七頭の患畜が発生して、少なくとも飼育していた農家は、私の牛に肉骨粉なんか与えた覚えはないと、いずれもそう言っているわけですね。疫学的な調査からいうと、唯一共通のえさを食べていました、それが群馬の科学飼料研究所がつくっている代用乳だったと。しかしメーカーは、うちの代用乳...全文を見る
○鮫島委員 坂口大臣の答弁はわかりますが、何となく亀井新大臣の答弁は、厚生省がちゃんとアドバイスしてくれなかったのが悪かったというようなふうに聞こえますが、では、ちょっと厚生労働省と農水省の感覚のずれというか、その検証のために、一点だけお伺いしたいのです。  かねてからBSEの...全文を見る
○鮫島委員 ちょっと、四分間使って、僕は何も世界のことを聞いたわけじゃなくて、来年四月一日以降この我が国日本で化製工場でできる獣脂を石けんの原料として使うことを解禁するつもりですかどうですかと聞いただけで、当面は解禁しませんと言えば五秒で済むのを、そんな時間をとらなくていいです。...全文を見る
○鮫島委員 この食品安全委員会の機能を解説する宣伝資料の中には、食品安全委員会は、各省庁間で政策調整に関する取り決めを結び連携強化を図る、これの触媒役になるということが宣伝文句として言われていますが、各省庁間で取り決めを行わせるというようなことは、今の二十三条で読むんですか。
○鮫島委員 私は、一番大事な条文は十五条じゃないかと思うんですよ。  つまり、食品供給行程の各段階において、食品の安全性の確保のために、関係行政機関の相互の密接な連携のもとに、これを行わなければいけないというのが第十五条で決まっているわけです。これを根拠として、食品安全委員会が...全文を見る
○鮫島委員 諸外国、ヨーロッパ、イギリス、ドイツ、フランス、それぞれBSEの発生を大変深刻に受けとめて、恐らく中世のコレラの大発生と同じぐらい深刻な受けとめ方をしたと思いますが、それで食品安全行政をしっかり確立しなくちゃいかぬということで省庁の再編あるいは大胆な行政改革、それぞれ...全文を見る
○鮫島委員 ヨーロッパの各国は、大変踏み込んだ再編、食品安全行政の確立のため、消費者の安心、安全を保障するためにかなり大胆な組織再編を行っていますが、日本の場合は、非常に小ぢんまりとした食品安全委員会を設置して、これで事足れり、十分だというふうに思っておられるのかどうかよくわかり...全文を見る
○鮫島委員 そうすると、ここで言う食品安全委員会が行う予定のリスク管理状況についてのモニタリングというのは、例えば厚生労働省の所管に入る各保健所が地域でどのぐらいきちっとリスクマネジメントに基づいた行動をしているか、あるいは、農林水産省の今度できる食品安全局ですか、何か食糧庁が変...全文を見る
○鮫島委員 賢明なる谷垣大臣はお気づきだと思いますが、やはりヨーロッパに比べると、日本の腰の入れ方が大変浅い。小さな食品安全委員会を一つつくるだけで、厚生労働省、農林水産省あるいは経済産業省も関係する、そういう各省庁にまたがる問題を、この際、本当は一たん白紙に戻して再構成して、一...全文を見る
○鮫島委員 BSEの発生を受けて、日本が反省すべき点は三つあったわけですよね。一つは、最初に言ったように、厚生労働省、農林水産省の連携の不足があった。つまり、食品安全行政をつかさどる担当部局の意識の一体感が薄かったですよというのが一つですね。それから二つ目は、海外から飛び込んでく...全文を見る
○鮫島委員 自己評価は大変高いということだと思います。客観評価にたえられるようにしていただきたい。  農林水産省にお伺いしますが、この食品安全基本法の理念を受けて、農林水産省は、牛肉のトレーサビリティーを確立するための法案を準備していると聞いていますが、まず牛肉だけをやろうとし...全文を見る
○鮫島委員 農水省の役所の方にお願いしたいんですが、答弁をつくるときに、時間がないときのポイントだけの短いやつと、それから説明を含んだやつと、二種類つくっていただきたいというふうに思います。  谷垣大臣にお伺いしますが、この食品安全基本法の中にはトレーサビリティーシステムを普及...全文を見る
○鮫島委員 それは確かに、牛のレベルまでやることは不可能なものもたくさんありますし、私は何も全部牛並みにやる必要はないと思いますよ。しかし、消費者は、安全な食品を選ぶ上で食品履歴情報というのを大変重要に考えるようになってきている。だから、そういうことも含めてトレーサビリティーシス...全文を見る
○鮫島委員 ちょっとトレーサビリティーの感覚が違うのかもしれませんが、四条、十五条と十八条とちょっと内容が違っていて、四条、十五条は、食品供給行程の各段階において安全性が確保されるような必要な措置をとらなければいけないというのが四条、十五条で、むしろ消費者の知る権利とか消費者が知...全文を見る
○鮫島委員 非常にわかりにくい、普通の人が聞いていると何にもわからない説明ですが、要するに、EUやアメリカは、EUに水産物を出す場合は、EUの安全性のレベルをちゃんと担保してください、それから、アメリカに肉を輸出する場合は、アメリカで行っている屠畜方法、アメリカで行っている検査方...全文を見る
○鮫島委員 そうすると、最終的にEUの検査官が現地にまで来て、現場を確認して最終的なオーケーを出したということですか。——わかりました。ですから、EUやアメリカは、自分たちのやり方、自分たちのレベルを輸出国にも要求しているわけですよね。  今度農水省で、例えば牛肉についてトレー...全文を見る
○鮫島委員 とても先進国の農林水産省の責任ある人の発言とは思えない。つまり、日本と同じようなトレーサビリティーシステムがないからそんなことを要求できないんじゃなくて、日本に輸出したければ日本のレベルに合わせてくださいというのは、バイヤーの当然の権利として言うことができるわけで、余...全文を見る
○鮫島委員 済みません。これで最後にします。  今の答えを聞いていてもわかるんですが、つまり、国内産業、国内の農業生産に関しては非常に厳しい、食品供給行程の各段階について安全性を確保する措置をとってくれと非常に細かく規定して、日本向けの輸出業者については水際検査一発だけ。これは...全文を見る
○鮫島委員 このままでは、この食品安全基本法は承認できません。  以上で終わります。
04月18日第156回国会 衆議院 環境委員会 第6号
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○鮫島委員 私は、政府参考人から答弁を受けることについては割合寛大なタイプなんですが、時々長い方がいるので、お一人二分以内にしていただきたいと思います。今の政務官の答弁も随分長かったような気がします。  初めに、ちょっと本題に入る前に一つだけ。  食品リサイクルに関して、今、...全文を見る
○鮫島委員 これをやり出すと切りがないんだけれども、メタンは認めていて燃料はだめというのは、全然自己矛盾しちゃっているんですが、またこれはじっくりやりましょう。多分、私の方が勝つと思いますよ。  本論に入ります。  二〇〇一年四月の環境委員会で、事業団でなければ地元の了解を得...全文を見る
○鮫島委員 そうすると、日本環境安全事業株式会社というのは民間ではないんですか。
○鮫島委員 当初一〇〇%国が出資するんでしょうけれども、いずれは株式を公開していく予定はあるんですか。参考人で結構です。
○鮫島委員 いや、二分の一以上保有すると決まっているわけですから、半分までは公開する予定だとお答えいただければいいんですが。その方が時間が短いと思います。  では、この特殊会社は商法に準拠するのかどうか。イエスかノーかで答えてください。
○鮫島委員 商法の二百六十六条ノ三に、この会社は、会社に対する責任のほかに、事故などが起こった場合、第三者に対する責任が生ずるというふうに定められております。  もし、イタリアのセベソで起こったように、イタリアのセベソというのは、化学工場が爆発して約七百人の人たちがダイオキシン...全文を見る
○鮫島委員 役員の責任というところにそれが決まっているわけですが、当然その連帯責任を負わなければいけない。  そうすると、国の方の責任はどうなりますか、事故が起こった場合。これは商法に準拠する民間企業だから国は責任がないということでしょうか。
○鮫島委員 あらかじめ一義的には言えないという結論でしたよね。  これまでも、PCBの処理施設をつくる上で一番の障害になっていたのは、住民との合意形成。住民は何を聞くかというと、事故が起こったときの責任の所在はどうなんだというのが住民の第一関心事項。  商法の役員は第三者に対...全文を見る
○鮫島委員 監督責任があるのは当たり前で、別にそんなことは説得素材にならない。私を説得しても意味なくて、やはり住民、国民、一般の人たちが、今のような答弁で、では受け入れてもいいかと思わないですよ。だから多分、鈴木大臣がいる限りは一歩も進まないんじゃないですかね、今のようなことでは...全文を見る
○鮫島委員 だから、もうできているんですかと聞いたので、できていませんと言っていただければいいので、参考人の答弁は一々時間がかかるんですね。  できていない、環境省令で定める事項が決まっていないと、この法案の審議を普通はできないですよね。どこまで環境省が関与するのかが見えないで...全文を見る
○鮫島委員 株主総会はだれによって構成されますか。
○鮫島委員 要するに、株主総会のメンバーを見ると、財務省の理財局の職員がずっと並んでいるわけですよね、民間人は一人もいない。そういうところでこの人を社長にしたいとかなんとかというと、民間人を持ってくると否決されたりして、だめだ、天下りじゃないとだめだと、すべての株主がそう言うとい...全文を見る
○鮫島委員 要するに、第七条で処理の方法も大臣の認可を受けなければいけないというふうに書かれているわけで、ここで言うのは、ですから、化学処理という処理方法を事業計画の中に書き込まない限り認可されないという意味ですよね。  わかりやすく答えてください、僕はわかりやすく聞いているん...全文を見る
○鮫島委員 化学処理と高温焼却処理とで、コストはどのぐらい開きますか。
○鮫島委員 二年前の四月の方が、もうちょっと正確に御答弁いただいたんですよ。トランス一台を想定すると、化学処理の場合は一台おおよそ七十万円、高温熱処理の場合は二十万円という返事だったんですが、二年たったら後退したような、何か、数字忘れちゃったのかな。いいんですね、大体そのぐらいの...全文を見る
○鮫島委員 だから、いずれにしろ、たとえ高コストであっても化学処理じゃないと認めないわけだし、その役員の人事については一々財務省理財局の承認を得なければいけないわけですし、事細かく、会社の管理運営についても一々環境大臣の認可を受けなければいけない。こういう会社に社長で来る人、いる...全文を見る
○鮫島委員 この会社は多分非常に利益の出にくい会社だと思いますが、一番最初の御答弁で、商法に準拠するという答弁をいただきましたが、商法に準拠するとすると、株式会社は利益を出していないと役員にボーナス出ませんけれども、それでも社長は来ますかね。
○鮫島委員 何かだんだん際どい、利益は出ていなくても、株主総会で決めればいいからということで、身内意識でボーナスを出しちゃうということも大いに予測されるので。  この会社自身が、先ほどからの答弁を聞いていても、見方によっては国の機関、逆から見ると民間機関、またほかから見ると半官...全文を見る
○鮫島委員 住民との合意形成は、私は大変難しいと思います。これまでも、そこが一番ネックだったわけです。  では、繰り返しになりますけれども、万一事故が起こった場合、地方公共団体に責任は生じるでしょうか。
○鮫島委員 確かにそう思いますよ。地方公共団体が何とか住民を説得して、いろいろ資料も示しながら、あなた方の心配するようなことはない、後ろには国もついているんだからということで説得するんだと思いますが、ですから、その意味で、国は万一の場合少なくとも株式の取得比率に応じた責任を負うと...全文を見る
○鮫島委員 大分明快な御答弁になってきたと思います。そういう答弁だったら、鈴木大臣時代に施設ができるかもしれないなという気がいたします。  次に、一応、商法に準拠した会社になるわけですが、国会の監視とか国会への報告、あるいは会計検査。かなり公費が投入されると思いますので、それと...全文を見る
○鮫島委員 今、何と言ったんですか。国が、最後のところ、ちょっともう一度繰り返していただけませんか。重要な会社に該当するかどうかと言ったんですか。
○鮫島委員 まだ該当するかどうか決まっていないということですか。該当するかどうかの判断は現時点ではまだ出ていないんですか、重要な法人に該当するかどうかというのは。
○鮫島委員 それから、きょう、多分朝から問題になっていたと思いますが、今の環境事業団がかなり不良債権をしょっている。延滞債権が二百二十一億円、それから民間基準ベースによる回収不能の見込み額が四百四十一億円。これを、先ほど牧委員からも指摘がありましたが、この際、チャラにしようという...全文を見る
○鮫島委員 環境事業団は何年何月何日まで存続するんですか。つまり、回収期間はあとどのぐらいあるんでしょうか。数字だけ答えてください。     〔委員長退席、近藤(昭)委員長代理着席〕
○鮫島委員 要するに、一年弱しか逆に言うと回収期間がない。ほかの企業、団体の不良債権の回収の進捗状況を見れば、そう簡単にはいかないというのが常識だと思います。それは御努力するのは当たり前でしょうが、努力してもかなりいっぱい残っちゃったという場合は、貸倒引当金を国が出す。国が出すん...全文を見る
○鮫島委員 引き継がれるわけですね、独立行政法人に不良債権が。これは非常に大事なところだから。いいですね、確認しておきますよ。いいんでしょう。違ったら——いいんですね。  そうすると、ますます大変なんですよね。さっき、利益が上がらないと役員にボーナスが出ませんよと。このことは商...全文を見る
○鮫島委員 わかりました。そうすると、そういうところもなかなかうまくできているというか、この会社自身はきれいな形でスタートできるということがわかりましたが、いずれにせよ、民営化なのかどうか、民間に行く途中みたいな話でしたが、法律的には商法に準拠しているわけですからこれは民間と言わ...全文を見る
○鮫島委員 わかりました。そうすると、民営化した事例という中には出てこないということを確認させていただきたいと思います。  いずれにせよ、私は、さっき言ったように、これは典型的な偽装民営化の事例だということを指摘して、質問を終わります。  以上です。
04月18日第156回国会 衆議院 内閣委員会 第6号
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○鮫島委員 民主党の鮫島です。  おとといに続いて質問させていただきますが、私は、政府参考人が答弁することに対してはかなり寛大な方なんですが、二分以内にしてくださいという注文を出させていただきます。二分以内というのは、必ずしも二分かけろという意味ではないので、よく答弁で、延々と...全文を見る
○鮫島委員 初歩的な質問で済みません。そういう内容を理解していない役人なんかがたまにいるものですから、ちょっと聞きました。  査察という言葉がありますが、多分、多くの日本人は、査察という言葉を聞くとIAEAによる大量破壊兵器の査察というふうに思うかもしれませんが、実は、食品の世...全文を見る
○鮫島委員 北海道はないですか。
○鮫島委員 今度は肉ですが、食肉輸出に関してアメリカから査察を受けたことはありますか。あるとすれば、その頻度はどのぐらいでしょうか。
○鮫島委員 今の答弁でも明らかになったように、この食品輸出の世界について、EUからもアメリカからも、我が国は複数回にわたる査察を受けているということが明らかになったと思います。  厚生労働省に引き続いてお伺いしますが、こういう査察の結果、あるいは日本から輸出したものによる健康被...全文を見る
○鮫島委員 今、質問に答えたのでしたか、日本の輸出がとめられたことがありますかという質問なんだけれども。
○鮫島委員 大分短くなってきた。  この査察は、アメリカによる査察はその根拠となっているのは連邦規則、それから、EUによる査察もその根拠となっているのがEU規則だと思いますが、厚生労働省は、こういうそれぞれの国あるいは共同体の規則によって我が国が査察を受けることを、正当だという...全文を見る
○鮫島委員 特段問題はない、正当と受けとめているということだと思います。  外務省にお伺いしますが、このような、アメリカが連邦規則に基づいて他国に査察をかける、あるいは、EUがEU規則に基づいて他国に査察をかけるというようなビヘービアというか、そういうことはWTOに整合するのか...全文を見る
○鮫島委員 WTO交渉の責任省庁というのは、外務省ということでよろしいのでしょうか。
○鮫島委員 そうすると、横一列というふうに考えてよろしいのですか、あるいは、WTO交渉の中で外務省はコンダクターのような役割でしょうか、他省庁と外務省の関係は。
○鮫島委員 そうなるようによく力をつけていただきたいと思います。  なぜ私はこのことにこだわるかというと、今、WTO交渉、特に農業分野においては非常に厳しい提言がなされて、日本の農業が存続し得るかどうかぐらいの大変厳しい条件が今農業輸出国サイドから特に強く出されているわけです。...全文を見る
○鮫島委員 全くわかりにくいのだけれども、では、厚生労働省は、その食品衛生のレベルが国内と同じかどうかということを確認するために、これまで海外査察を行ったことがありますか。
○鮫島委員 先ほど、アメリカは我が国の食肉処理場について定期的に査察を行っているという答弁がありましたが、日本が定期的に査察を行っている国というのはありますか。
○鮫島委員 その査察の視点ですが、今度のこの食品安全基本法の中にもうたわれているように、一連の食品供給のプロセス、食品供給行程という言い方をしていますが、これは、フロム・ファーム・ツー・テーブル、農場から食卓までという概念がこの安全基本法の中ではっきりと強くうたわれた用語だと思い...全文を見る
○鮫島委員 農林水産省にお伺いしますけれども、食品産業分野における衛生管理の高度化を図っていく、食品産業を支援するために衛生管理の高度化を図っていくという方針をお持ちだと思いますが、これは、具体的にどのような支援策で食品衛生管理の高度化を図っていくというふうにお考えでしょうか。
○鮫島委員 今農水省の御発言にありましたように、十八業種で高度化基準が設定されて、このレベルに到達する分野もだんだんふえていく、そういうふうに日本の衛生管理のレベルも徐々に、特に食品安全基本法の成立をきっかけとして今後上がっていくと思いますが、厚生労働省は、日本の衛生管理の水準が...全文を見る
○鮫島委員 谷垣大臣にお伺いしますが、我が国の食材の四割は国産品、六割が海外から入ってきていますので、ほとんどの日本人の体の元素は六割が海外から入ってきている。谷垣大臣のお体も六割は海外産ということだと思いますが、そういう現実から見れば、第四条の、食品供給行程の各段階における安全...全文を見る
○鮫島委員 確かに、条文の中にそういう視野も入れるべきだと書き込んだところで、なかなか具体的には、いろいろな海外との関係では、文化の違いもあり、イスラムの国々に豚肉を輸入しないのはけしからぬと文句を言ってみても意味がないし、イギリス人に鯨の肉を食えと言ってみてもしようがないという...全文を見る
○鮫島委員 ありがとうございました。参考人の協力よろしきを得て、やや時間を余して終わることにいたします。  どうもありがとうございました。
05月08日第156回国会 衆議院 農林水産委員会 第7号
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○鮫島委員 ちょっと楢崎さんの質問の続きを一問だけさせていただきます。  須賀田局長にお伺いしたいんですけれども、問題となっている代用乳のミルフードAスーパー、一九九六年前後につくられていたものの販売先、その販売先のルートに沿って、それを給与された牛の群の追跡調査というのはやっ...全文を見る
○鮫島委員 その当時の九六年四月前後のミルフードAがどの範囲に売られて、どういう酪農家のところまで行ったのかという追跡はできないわけですか。
○鮫島委員 済みません、ちょっと私の予告してあった質問と違うんですが、本題の牛のトレーサビリティー法案についてお伺いいたしますけれども、これはよく読んでみたらなかなか難しい法案で、法律効果がどこにあるのかが読めば読むほどわからない。どうも頭が痛くなってくるしということで、ちょっと...全文を見る
○鮫島委員 そうすると、今、人間に感染して、一番直近のデータですと、患者の数が六千九百三人、既にお亡くなりになった方が四百九十五人、けさの情報ですが。これはある種のコロナウイルスの変異型が今こういう猛威を振るっているということですが、どっちから来たのかわからない、動物の方から来た...全文を見る
○鮫島委員 ぜひ、しっかり情報をとっていただいて、動物と人間との間に行ったり来たりしながら蔓延するというようなことがない予防行政をやっていただきたいと思います。  本題に入りますが、牛のトレーサビリティー法案、これは、食品安全基本法のときにも問題になりましたが、あと、先ほどの委...全文を見る
○鮫島委員 普通の消費者感覚からいえば、六三%が輸入肉で三七%が国産牛、国産牛のうちのタンとかハラミが牛じゃないというふうには、普通食べる人は思わないわけで、それも牛の食材というふうに思って食しているわけですが、多分、大ざっぱに言って、二五%、約四分の一がこのトレーサビリティーの...全文を見る
○鮫島委員 確かに、目的のところに、履歴情報の提供を促進し、もって消費者の利益の増進を図るという部分はありますが、食品安全基本法の基本理念の中に、国民の健康の保護が最も重要であるという基本的認識が重要だというふうに食品安全基本法でうたわれ、それの傘の中にあるトレーサビリティー法、...全文を見る
○鮫島委員 では、同じ九六年四月以降でいいんですが、今日までにBSE由来で死亡した方の数は何人でしょうか、国内でですよ。国内でBSEで死んだ人間はいるんですか。
○鮫島委員 この法律ではBSEの蔓延を防止するための措置の実施というふうになっていて、O157とかサルモネラ菌による被害の防止というのがこの法律の目的に入っているんでしょうか。
○鮫島委員 ですから、消費者保護、消費者の健康が第一ですという食品安全基本法にうたわれている理念が、このトレーサビリティー法案の中で生かされていないんですね。  一般的に、トレーサビリティー、追跡可能性は何のためにやるかといえば、EUでも既に数年前から定着していますが、製品に欠...全文を見る
○鮫島委員 私も、牛肉のトレーサビリティーという世界の中に、O157もあり、サルモネラ菌もあり、残留抗生物質もあり、あるいは場合によっては合成されたホルモン剤の問題などもあり、健康にマイナスの影響を及ぼすと思われるような因子はたくさんあるわけですが、あくまでもBSEの蔓延防止とい...全文を見る
○鮫島委員 史上二番目のO157被害と言われていますが、全部で八千五百トンのひき肉が回収された。  このコンアグラ社というのはアメリカの大手の食肉メーカーですので、多分、ここからも日本には輸出されておりますね。そのことを確認できますでしょうか。このときの問題のロットかどうかは別...全文を見る
○鮫島委員 では、このコンアグラ社が七月に事故を起こしたときに、例えば、日本側として当分の間、つまりHACCPが適正に機能しているかどうかを日本の立場から確認するまでは、そこから日本向けの出荷を停止するというような措置をとりましたでしょうか。
○鮫島委員 微妙にひき肉、ひき肉とつけていますが、別にひき肉だけを対象にする必要はなくて、むしろ、このコンアグラ社の衛生管理に大変問題があった、それはどこへ飛び散っているかわからないわけですから、国際的な常識からいえば、例えばEUだったらここからの出荷はとめるはずですよ。それで査...全文を見る
○鮫島委員 ある種ケース・バイ・ケースと。緩いですよね、普通に消費者の健康が第一というふうに考えた場合に。  今私がちょっと言いましたけれども、アメリカの大手の食肉メーカーは自主検査でいい、連邦検査官の検査を受けなくていいというのが連邦食肉検査法で決まっているんじゃないかと思い...全文を見る
○鮫島委員 連邦食肉検査法では、コンアグラ社のような大手企業については会社の自主検査にゆだねており、連邦検査官による検査は行っていないというのは事実でしょうか。
○鮫島委員 ちょっと余り時間をむだにしないでいただきたいので、最後の結論だけ。  ですから、今言ったような条件を満たしているところは連邦検査官による検査を行わなくてもよろしい、会社の自主検査でいいという体制になっているわけですね。そういうところが去年の七月に八千五百トンの肉を回...全文を見る
○鮫島委員 要するに食品衛生行政とは別分野の法律として整備されているということが、だんだんこういうやりとりをしているうちにわかってくるので、何となく一般の常識からいうと大分違うような気がするんですが。  この提案理由説明のときに大臣が、こういう法律をつくると、「牛一頭ごとにその...全文を見る
○鮫島委員 ちょっとはっきりしてもらいたいのですが、患畜が見つかりました、それで疑似患畜の範囲を特定したら、既に出荷されて末端の流通段階に行っているものがあるということがわかったら、全部番号がついているわけですから、それによって追跡してその製品を全部回収するのか。  つまり、こ...全文を見る
○鮫島委員 私は、ちょっと何かある種の混乱を生むんじゃないかと思うんですよね、疑似患畜を回収するというようなことになると。  そうすると、今だって、屠畜場に出ているものが全頭検査でBSEマイナスというふうになっても、いつこれが疑似患畜に変わるかどうかわからないわけで、その後一年...全文を見る
○鮫島委員 かなり苦しい答弁で、この法律の第一の目的はBSEの蔓延防止で、別に消費者に対する情報の提供は第一の目的じゃないですよ、普通に読めば。  それから、今おっしゃった話は、では現状はどうなっているか。今、例えばどこかで患畜が見つかった、全頭検査で見つかったら、すぐトレース...全文を見る
○鮫島委員 それは、大体どう答えるかはわかっているというか、オーストラリア、アメリカはBSE発生国じゃないから、だからこの法律で言うようなトレーサビリティーは必要ない、したがって日本と同じ仕組みを要求するのは理不尽だという組み立てなんでしょうが、それは余りにも食品衛生的な観点が薄...全文を見る
○鮫島委員 もう時間がないので、あと一問だけで終わりますが、オーストラリアは、ことしから来年にかけて約七百二十五万頭にまで達すると見込まれているというのがオーストラリアのパンフレットにあります。七百二十五万頭。だから、日本で今百三十万頭、国産で屠畜していますが、日本に輸出するのに...全文を見る
○鮫島委員 大変だとは思いますが、それが一番正確でコストもかからない、途中のコストがかからないと思いますので、ぜひそういう意味の技術開発を検討していただいて、それができた段階で、私どもも晴れてこの法律に賛成しようというふうに思います。  以上です。
○鮫島委員長代理 次に、菅野哲雄君。
05月15日第156回国会 衆議院 農林水産委員会 第9号
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○鮫島委員 きょうは農林水産省設置法の一部を改正する法律案を中心に質問させていただきますが、設置法の改正ですから、リスク管理業務が今度の設置法の改正によって十分担保されるのかどうかという視点でお伺いさせていただきますので、かなり分野が広範にわたりますが、お許しいただきたいと思いま...全文を見る
○鮫島委員 わかりやすくなったというか、わかりにくくなったというか、だから今後は無農薬という表示はできなくなって、特別栽培農産物、農薬不使用という、消費者から見ると大変わかりにくくなって、余り前進ではないような気がしますね。こういうことなら、また次の機会に農薬取締法そのものの、農...全文を見る
○鮫島委員 私が今言っているのは、きのうの山田さんの質問と全然違いますから、ちゃんと正確に答えてください。  いいですか。アメリカで個体識別が可能な環境で飼われた牛の肉ですよ。それが日本に入ってきて、これは識別可能な牛肉ですという表示をする。つまりマル適マークみたいなものです、...全文を見る
○鮫島委員 外務省はWTO交渉の当事者ですか。
○鮫島委員 交渉の当事者であると。  私は大変わかりやすい事例を言ったわけで、O157事故の発生国アメリカから日本に入ってきた牛肉は、O157事故を起こさないとは言えない、起こす可能性があるわけです、一年に二回平均ぐらい起こしていますから。そうすると、日本に入ってきたアメリカか...全文を見る
○鮫島委員 今極めて不思議な答弁があった。つまり、トレーサブルな牛の肉にトレーサブルですというマークを打ってくださいとある種の義務づけをすることが、抵触する可能性があるというのが外務省の御判断ですね。その根拠は恐らくTBTの方なのかもしれませんが。  この先は、自由党の山田議員...全文を見る
○鮫島委員 いや、ゼロ、一〇〇の話というか、例えば、アメリカはトレースバック可能なシステムになっておりますというふうにアメリカは言うわけですよ。アメリカの言うトレースバックが可能なシステムというのは、食肉処理場まではいつでもトレースバックできます、したがってO157事故が起きたと...全文を見る
○鮫島委員 そうすると、四条の十四号というのが、今私が読みましたが、「農林水産物の食品としての安全性の確保に関する事務のうち生産過程に係るものに関すること。」というのが、唯一、今回新しく提案された所掌事務なんですが、これは、牛トレーサビリティー法案の施行は対象としていない。しかも...全文を見る
○鮫島委員 ちょっと、いいかげんな答弁をしないでほしい。  所掌事務の第四条は、改正前ですが、何と八十九号まであるわけです。肥料、農薬、飼料及び飼料添加物並びに動物用の医薬品、医薬部外品云々の安全性に関することというのが二十二号にあり、また、農薬等に関することも別の規定があり、...全文を見る
○鮫島委員 二十二号に、「肥料、農薬、飼料及び飼料添加物並びに動物用の医薬品、医薬部外品及び医療機器の安全性の確保に関すること。」は二十二号で行いますというようにあるし、ちょっと僕、八十九号全部、農薬に関してもあるはずなんですよね。全部ほかのところに書かれていて、今おっしゃったこ...全文を見る
○鮫島委員 肥料や農薬の使用規定や使用基準をつくって、そのとおり行われているかを意味している。そういうふうには読めませんけれどもね。  では、食品の原料ないし素材の安全性の確保に係る業務はこの中に入っていないんですか。食品素材の生産過程における安全性の確保、具体的に言えば病原性...全文を見る
○鮫島委員 私が聞いているのは、生産過程の中で病原性因子が付着する、それを監視する業務は四条の十四号に入りますかと。簡単な話ですよ。  例えば、レタスをつくります。そのときに、例えば液体の有機質肥料を施用した。ところが、それにO157が入っていて、レタスを簡単に洗って、そのまま...全文を見る
○鮫島委員 そうすると、平成八年五月、大阪を中心としてO157の大事件が発生したことは記憶に新しいところです。約一万三千人の食中毒事件が起こって、中に非常に激甚な被害が生まれたグループがカイワレ大根に由来するO157だったんじゃないかというあいまいな結論のまま終わって、今でも裁判...全文を見る
○鮫島委員 この四条の十四号には括弧書きもあるんですね。「安全性の確保に関する事務のうち生産過程に係るもの」、それで、括弧して「(食品衛生に関すること」「を除く。)」と。  そうすると、厚生労働省にお伺いしますが、食品衛生に関するもので、安全性の確保に関する事務のうち生産過程に...全文を見る
○鮫島委員 変な日本語を使わないでください。  生産過程という概念ではなく、採取から販売まで、例えばお米でいえば苗づくりから田植えに移植して収穫するまでは関係なくて、収穫してから脱穀して精米してお米を炊いておにぎりにして、つまり収穫してから後でしょう。じゃ、生産過程、入っていな...全文を見る
○鮫島委員 だから、厚生労働省の言う生産過程と、農林水産省で言う生産過程と意味が違いますということですね。厚生労働省の言う生産過程は食品の生産過程だから、主に加工段階というようなことをイメージしている、農林水産省の言う生産段階というのは発芽から収穫までというようなのを意味している...全文を見る
○鮫島委員 では、あれですか、生産段階で無登録農薬を使用したり、あるいは人間に害を及ぼすようなものが使われたら、それは厚生労働省は、今の話だと栽培段階は入るという話だと、人間に健康を与えないような栽培をしているかどうかというのを調べるのは厚生労働省の仕事ですね。  別に百点満点...全文を見る
○鮫島委員 こっちは混乱していない。  大体、きょうは、だって、設置法の一部改正に対する審議をしているわけですから、この設置法というのは、まさに今度、農林水産省はこういう部分を所掌しますと。したがって、新たに消費・安全局が必要ですとか、地方の組織を変えなくちゃいけませんとか、こ...全文を見る
○鮫島委員 僕はちゃんと質問の項目は渡してあるわけですよ。成長ホルモンを使用して育てられた牛の肉を輸入する場合、輸入を許す条件は何かと。割合易しい質問で、ちゃんと渡してある。今のは輸入を許さない条件の方を答えて、これだとバッテンになるんですけれども。
○鮫島委員 基準値以下であれば輸入が許可されるという意味ですね。残留基準値以下であれば輸入が許可される。いや、いいでしょう。それでいいんでしょう。許可されます。追試で合格みたいな話だな。  それで、農水省にお伺いしますが、今度、一部、動物用医薬品等の承認制度にかかわる改正が行わ...全文を見る
○鮫島委員 現実にないじゃなくて、罰せられますよね。個人が日本で承認を受けていない成長ホルモン剤を輸入してそれを使ったら、三年以下の懲役もしくは二百万円以下の罰金。だから今日本では、具体的には、現実的には、成長ホルモンを牛の肥育段階で使えない、使っちゃいかぬということになっておる...全文を見る
○鮫島委員 今の、アメリカで使われている、何でしたか、ちょっと化学名は忘れましたが、この二種類の成長ホルモンは、日本でも残留基準値が設定されている。  そうすると、では、今日本で使っていいんですか、それは。使用が承認されていますか。
○鮫島委員 厚生労働省の見解として、アメリカで使われている成長ホルモンのうち二種類は日本も残留基準が設定されていますということはわかりましたが、日本で牛を育てるときに、その残留基準が設定されている二種類の成長ホルモンを使うことは許されておりますか。今の二種類の成長ホルモンを牛の飼...全文を見る
○鮫島委員 今度法律が一部改正になって、動物用医薬品の承認制度に関する分野で。この新しい法律ができると、これまでよりも使いにくくなるわけでしょう。つまり、日本で承認を受けていないものを勝手に輸入して使ってはいけませんよというふうになるのが、今度の改正の趣旨。  そうすると、今の...全文を見る
○鮫島委員 はい、最後にしますから。  では、北海道の畜産農家がもっと効率的な経営をしたいというのでアメリカに行って、それでアメリカで許されている成長ホルモンをばんばん使って、しかし、肥育の最後の方でカットすれば残留値としては十分抑えられる、こういう格好で日本に輸入してくること...全文を見る
05月22日第156回国会 衆議院 農林水産委員会 第12号
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○鮫島委員 法案審議が大変詰まって忙しいもので、なかなか一般質疑の時間がないんですが、農林関係、いろいろな事件が頻発しているものですから、冒頭ちょっとその関係のことだけ触れさせていただきます。  カナダでついにBSEが発生しました。それで、きのうから、厚生労働省は食品衛生法に基...全文を見る
○鮫島委員 農林水産省はどういう措置をおとりになるんですか。
○鮫島委員 BSEが五月二十日に確認されたといっても、発生したのは一月三十一日、患畜が処理されたのが一月三十一日ですから、普通はそこからカナダはBSEの汚染国になったわけですよね、一月三十一日から。  一月三十一日から五月二十日までの肉については、特定部位の混入がないものについ...全文を見る
○鮫島委員 自分で説明していておかしいなと思っていると思いますが、特定部位が混入していなければ安全性に問題はない、しかしBSE蔓延防止の観点から、あるいは人間に被害を及ぼすといけないから、五月二十一日からの分は回収しますと。  一月三十一日から五月二十日までのものと五月二十一日...全文を見る
○鮫島委員 日本で発生したときに韓国がどういうことをしたかというと、八月の二十七日に一頭目が発生して、確定したのは九月二十日ぐらいで、約一カ月、発生してから確定するまでそこに時間があったわけですね。韓国に日本から、珍しいんですが、牛足が輸出されていて、それが韓国の港に、保冷倉庫に...全文を見る
○鮫島委員 私は、ぜひ大臣の御決断で、一月三十一日から五月二十日までに輸入されてまだ流通過程に滞留している肉は大臣の御決断で回収指令を出した方が、二次被害とか風評被害につながらないでいいと思いますよ。これが輸入肉全体に広がっていくと、WTO交渉とかいろいろなことでまた日本は変な国...全文を見る
○鮫島委員 遠藤部長の答弁がまた長くなり始めていますので、短くするように気をつけてください。そうすると、疑似患畜の肉が流通過程に出回っていても、全頭検査を経ているし、特定部位も除去されているから、それは安全だから回収の対象にならないと。  一方で、農林水産省は、家畜伝染病予防法...全文を見る
○鮫島委員 もうこれ以上はこの問題はやりませんが、OIE基準を重視するならば、OIEは非常に早くから、死亡牛検査はちゃんとやりなさいと言っているわけですから、そのOIEの勧告を尊重していただきたいというふうに思います。北海道は離島ではないということです。  本論に入りますが、備...全文を見る
○鮫島委員 今度の新しい改正案の中では、これまで百五十万トンプラス・マイナス五十万トンと言われていた備蓄量を、百万トンを適正水準とする、年間五十万トンずつ売り買いして二年で一回転の百万トンという制度にするそうです。この備蓄制度は、今大臣からは、食料の安定供給、不作のときにそこから...全文を見る
○鮫島委員 備蓄運営研究会報告によると、備蓄水準は「百万トン程度とすることが適切。」それに加えて、「幅は設定せず常時百万トン程度の保有となるよう運営。」というただし書きまでついているわけで、これは、市場調整機能をここに持たせない、つまりそういうことではなくてあくまでも五十万トンず...全文を見る
○鮫島委員 それぞれ何日分ぐらい備蓄しているんでしょうか、大豆と小麦について。
○鮫島委員 大豆が二十日分、小麦が二・六カ月分。米以外はこれだけしか備蓄していないわけですね、日本は。  今私が言った三つの有事、天候有事、流通有事、紛争有事。この備蓄というのは、今の大豆二十日分、小麦二・六カ月分というのは、国際紛争に起因する輸入障害も想定して決めている数字な...全文を見る
○鮫島委員 国際紛争のことも考慮してこれだけの備蓄を決めていると。  時間がないので私の方から言いますが、冷戦が終わってから後でもいろいろな事故があって、例えばアメリカで九六年の夏に異常気象があって、干ばつになってトウモロコシが不作になって、日本にトウモロコシの輸出がおくれたこ...全文を見る
○鮫島委員 韓国、台湾も米だけですか。
○鮫島委員 多分、実態はわからないんだと思いますよ。本当は軍事機密、国家機密なんですね、備蓄内容と備蓄量は。北欧の国々も、スウェーデンは完全に機密になっています。  ですから、そういういざというときの備えというのは、みんなそれぞれの国はきちっと備えているわけで、日本も、民主党の...全文を見る
○鮫島委員 イラクとか、今私が聞いているのは有事、非常事態、日本を取り巻く東アジアの環境が激変したときにどういう備えが必要なのか。これは、農林水産省だけで判断すべきことじゃないと私は思う。それから予算も、こういう国際紛争に基づく輸入障害、あるいはもうちょっと緊張が高まって非常に食...全文を見る
○鮫島委員 以上で終わります。
05月27日第156回国会 衆議院 農林水産委員会 第13号
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○鮫島委員長代理 次に、高橋嘉信君。
05月30日第156回国会 衆議院 環境委員会 第11号
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○鮫島委員 民主党の鮫島宗明です。  今国会もいよいよ会期末がだんだん近づいてきましたが、ずっとこの委員会に出ていて、これまで質疑時間が二十五時間あったというふうに認識していますが、率直に言って、私ども、この環境委員会が余りおもしろくない。なぜおもしろくないのかと思ったら、質疑...全文を見る
○鮫島委員 五分もとられて、聞かなきゃよかったという気がしますが。  料理をつくった人が後始末をするのがやはり当たり前で、後始末は全部環境省に任せるという風潮は、私は一刻も早く断ち切るべきだと思います。これは個人的な意見ですからいいですが。  きょうは、多くの参考人の方々に御...全文を見る
○鮫島委員 文化庁の方にお伺いしますが、天然記念物に指定されている動物種は、絶滅危惧種でしょうか。
○鮫島委員 経済産業省、今インドゾウの輸入申請がなされているところで、本来は、ワシントン条約附属書1なものですから、野生のものは学術目的利用以外は日本に輸入することはできないということになっていますが、今申請が出されているのは熊本県にある阿蘇くま牧場というところですが、この阿蘇く...全文を見る
○鮫島委員 だから、これは経済産業省が判断すればいいのか。では、今の場合、阿蘇くま牧場は、学術目的として輸入される野生種の受け入れ先としても十分ふさわしいという意味でしょうか。それとも、今申請されている、スマトラゾウという種類はないと思いますが、今申請されているインドゾウは野生じ...全文を見る
○鮫島委員 文部科学省に伺いますが、では、学術目的として野生種を導入したいというとき、その動物園の備えるべき要件というのは、法律的にどう規定されているんでしょうか。
○鮫島委員 もう一回質問し直しますから。  ワシントン条約の附属書1に記載されている種は輸入禁止なんですが、特に商業目的の国際取引は禁止ですが、学術目的の取引は例外的に可能。  それで、その場合に、例えば動物園で、社会教育のために受け入れますという場合は可能なわけですね。とこ...全文を見る
○鮫島委員 もう一回経済産業省に。  熊本県の阿蘇くま牧場というのは、今の博物館法で動物園というふうに認知されている動物園でしょうか。
○鮫島委員 このホームページで見ると、クマと犬ぐらいしか、あと馬とか、子供の触れ合い広場とかがあって、クマに芸をさせて見せているところでして、余り博物館法に基づくいわゆる学術的な施設じゃないわけですね。だから、多分これは博物館法に基づく施設ではないと思います。  ですから、この...全文を見る
○鮫島委員 今の阿蘇くま牧場に導入される予定のインドゾウ五頭についてはソースコードがCというふうになっていますから、これは繁殖でふやした象だということになっていますが、大体、この野生動物の輸出国は、言っちゃ悪いけれども、開発途上国が多くて、リベートのききやすい国が多い。リベートが...全文を見る
○鮫島委員 厚生労働省高原健康局長にお伺いしますが、インドゾウは検疫の対象になるでしょうか。
○鮫島委員 健康局長、何か腰が痛くて不健康で出られないという話だったけれども、きょう、出ていただいて恐縮でございます。  今話題になっているハクビシンは検疫の対象になっているんでしょうか。
○鮫島委員 いやいや、ちょっと、短く答えてくださいというのを守っていただきたいんです。  では、もっと直接聞きますが、きょう現在、輸入業者がハクビシンを輸入しようとした場合、何らかの制約がありますか。
○鮫島委員 厚生労働省として輸入禁止措置はとっていないわけですね。そういう行政指導は行っていないのですか。
○鮫島委員 今、動物検疫の対象とするための根拠法は、食品として輸入される場合は食品衛生法に基づいてやります、それから、牛や豚など家畜との共通病害を持っているものについては家畜伝染病予防法に基づいてやります、それから、今おっしゃった人間と共通の病原菌を持っている場合は感染症法でやり...全文を見る
○鮫島委員 確かに、まだ必ずしも、ハクビシンから見つかったSARSコロナウイルスが人間から見つかったものと同じだというところまでは進んでいないと思いますが、少なくとも抗原抗体の相互の反応はするということが確かめられている。つまり、人間のSARSウイルスの抗体がハクビシンから見つか...全文を見る
○鮫島委員 ただ、こういういろいろな動物に対して輸入申請が出たときに、この書類は厚生労働省の方に自動的に回るんですか。こういう、今の阿蘇くま牧場から出てきたような、サーカスとしてインドゾウを入れたいみたいな話は回るんでしょうか。
○鮫島委員 そうすると、いろいろな動物がペットとして入ってくる場合、厚生労働省として対象とする動物の範囲というのは、さっき言った感染症法。家伝法、家伝法は違うんですね、農林水産省だから。食品衛生法。そうすると、かなり対象外の動物、いわばフリーパスでどんどん日本の税関に入っちゃう。...全文を見る
○鮫島委員 では、逆な聞き方をしますが、今問題となっているハクビシンは狂犬病予防法の対象外でしょう。それから、ニパウイルスで問題になっているフルーツコウモリも、この四つの法律と関係ないですよね。だから、いろいろなものがフリーパスで入っているという事実を国民にもちゃんと知らせるべき...全文を見る
○鮫島委員 二年に一回ずつ見直すというので、本当は日本からもいろいろな意見を述べるべきだと思います。  ただ、この附属書1記載の動物の中に、ツキノワグマ、アジアン・ブラック・ベアというのが入っていると思います。ヒマラヤにいるヒマラヤグマと日本のツキノワグマがアジアン・ブラック・...全文を見る
○鮫島委員 では、ツキノワグマについては、国内での商取引も一定の条件のもとで許可されているわけですね。イエスかノーかだけでいい。短く答えてください。
○鮫島委員 そうすると、ワシントン条約では絶滅危惧種として附属書1に記載されていても、日本の政府の判断で、これは別に絶滅のおそれはないと思えば狩猟の対象にして、クマノイをとるために殺してもいい。そうすると、ワシントン条約の附属書1というのはそれほど軽いものなのか。  ここにはジ...全文を見る
○鮫島委員 これはBSEのときもこういうことがさんざん問題になったんですが、いわゆるアセスメントとマネジメントを分けて考えないと、混乱するわけですよね。  アマミノクロウサギが絶滅の危機に瀕している、世界的に見ても希少種だというのは、もうこれは共通認識だと思いますが、開発側の官...全文を見る
06月03日第156回国会 衆議院 環境委員会 第12号
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○鮫島委員 民主党の鮫島宗明と申します。四人の参考人の方々には、お忙しい中をお越しいただいて、ありがとうございます。また、貴重な御意見を聞かせていただいて、ありがとうございました。岩槻先生も、時間内にお越しをいただいて、ありがとうございます。  私は、主に農業の分野、開放系利用...全文を見る
○鮫島委員 十五分しかないものですから、済みません、なるべく短い御答弁をお願いしたいんです。  私は、個人的には、まだ遺伝子組み換えの作物を食用に供するのは早過ぎるというふうに思っています。余計な遺伝子が入っているということもありますし、スクリーニングの過程で遺伝子の入った細胞...全文を見る
○鮫島委員 人類はなかなか賢い歴史を持っていて、いわゆる作物というのは非常にそれなりの生物的封じ込めの性質を持っていて、いろいろな定義の仕方がありますが、私は、一番わかりやすい定義は、人間と共生関係にある植物を作物と定義するというのがあって、つまり、人間の助けがなくなると、非常に...全文を見る
○鮫島委員 もう時間ですので、最後に一問だけお伺いします。  遺伝子組換え農作物等の環境リスク管理に関する懇談会報告書、平成十四年九月、これは鷲谷先生も多分メンバーだったと思いますが、この最後のところに「意図せざる少量混入の取扱い」と。例えば、遺伝子組み換えじゃないものを輸入し...全文を見る
06月04日第156回国会 衆議院 農林水産委員会 第15号
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○鮫島議員 日本農業新聞を初めさまざまなマスコミが消費者の意向調査というのをたびたびやっていますが、非常に共通してあらわれる結果は、顔の見える農産物、国産の農産物を適正な価格で供給してほしいというのが大変多くの消費者が望んでいること。それからもう一つ顕著なのが、遺伝子組み換えのも...全文を見る
○鮫島委員 私は、政府に対してだけ質問いたしますので、野党の方々、一たんこちらにおいでいただいた方が質問しやすいんですが。  今、政府案は政府案で、長年の御検討、いろいろなお考えの結果出してきている、それから野党案は野党案としてもさまざまの思いを込めて出してきている。ただ、それ...全文を見る
○鮫島委員 ぜひアメリカに対しても遠慮なく正しいことを言っていただきたいと思います。  有事法制に関連してなんですが、きょうも備蓄のあり方という話が大分出ていました。  今の政府案の備蓄は、十年に一回訪れるかもしれない凶作のときに備えて、そのときに五十万トン程度の予備がなけれ...全文を見る
○鮫島委員 世界の独立国の常識としては、普通は有事に備えて、エネルギーと食料と医薬品、これは三大基礎物資、この三つについては少なくとも数カ月分なり、慎重な国では一年分、こういう基礎物資、エネルギー、食料、医薬品というのは備えるのが当たり前ですが、まだ日本はその体制ができていない。...全文を見る
○鮫島委員 ちょっともう一回確認します。  よくわかりませんけれども、農水省が出している「不測時の食料安全保障の話 食べ物が足りなくなったら?」というパンフレットがあって、そこにも、「備えあれば憂いなし! 普段からの取組も重要です。」こう書いてありますが、今局長の答弁は、では、...全文を見る
○鮫島委員 そうすると、先ほど内閣官房の方は、これから国民保護法制を充実していく、その中で備蓄のあり方も考えていきたいというふうに言っていますが、農水省はもうそれはできている、心配ないというのが今の局長の答弁です。  ではお伺いしますけれども、このパンフレットの中の、だんだん危...全文を見る
○鮫島委員 この有事対応のシナリオをつくるのが農水省の仕事だとは思えないんですけれども、今局長、かなりめちゃくちゃな答弁をしていて、一千万トン生産能力があるから心配ないんだとか、だって今、過剰対策で何とか七百万トンレベルにしようと思って必死になっているわけで、我々だって百七十万ト...全文を見る
○鮫島委員 何かよくわからない。平和ぼけの局長とやりとりしているような感じがしますが。  有事法制を我々は何のためにつくったのか。これはやはり、有事の一番わかりやすい定義は、自衛隊に対して防衛出動が下令されたときというのが有事なわけですよ。といいますのは、国際情勢が不安定になる...全文を見る
○鮫島委員 最初からそう答えてくれればいいのに、何でそんな十五分間も変な粘り方をするのかよくわかりません。今後整備されていく国内保護法制の中で、当然、有事を想定した備蓄についても考えていくと。  世界の常識からいうと、先ほど、日本は米は過剰生産ぎみだから心配ないみたいなことを言...全文を見る
○鮫島委員 有事のときの備蓄体制について聞いたんですよ、今後想定される。今後、先ほど内閣官房の方も、国内保護法制を充実していくと。その中で当然食料備蓄のあり方も今後検討していく課題ですよということとの関連で、食料の備蓄というのは有事を想定したら四カ月というのが国際常識ですよと。こ...全文を見る
○鮫島委員 ぜひそのワーキンググループで、先ほどの官房が言った国内保護法もにらみながら、国民が安心できる備蓄、私は品目についても、先ほど粉ミルクの話をしましたが、脂もどうするかなんですよね。やはり、脂肪、たんぱく、炭水化物、そういうもののバランスをどう備蓄すべきかということも、ぜ...全文を見る
○鮫島委員 今アメリカでは六百三十万キロリットルのエタノールがガソホール、ガソリンとまぜられて自動車用の燃料として使われている。アメリカで売られている自動車は今全部、一〇%アルコールの燃料にも対応できるような車じゃないと売れない。日本のトヨタもホンダも日産の車も、アメリカで売られ...全文を見る
○鮫島委員 備蓄米三百万トンを日本酒をつくるように発酵させてアルコールにすると、ブドウ糖一個から二つのアルコールができて二つの炭酸ガスが出るんですが、そうすると、三百万トンの備蓄米全量アルコールに変えるとどれだけになるかというと、ちょうど今言った百八十万キロリットルになるんですよ...全文を見る
○鮫島委員 私は、炭素税を使ってインセンティブをつけることを検討しておられますかと聞いたので、ちゃんとした答弁をもらえませんでしたが、ぜひ……。  ですから、今農業問題といっても、ただ農業は農業の現場だけで考えればいいだけじゃなくて、今のようなガソホールも視野に入れ、炭素税も視...全文を見る
○鮫島委員 約十倍違います。都府県と北海道の違いは、日本とドイツの違いぐらい違っていまして、ですから、まさに北海道こそ本格的な農業らしい農業が展開できる場所ですし、七五%が主業農家というのは、私はすごい数字だというふうに思います。  ただ、先ほどの国民的合意との関係からいうと、...全文を見る
○鮫島委員 これはまさに金田委員が指摘したとおりでして、勤労者六百六十一万、それから販売農家が八百二万、北海道の主業農家で九百六十三万、この世帯当たりの総所得だけ見ると、勤労者というのは非常に貧しいんですよね。ですから、余り粗っぽい所得移転というような話をしたら、国民的な理解が得...全文を見る
○鮫島委員 それは、この三、四十年の歴史を見ても、非常に、市場原理を導入したり競争原理を導入したり、ある種農業の産業としての自立を図るための措置をとると一番影響が少ないのが今、副業的農家。家計費に占める稲作所得の割合はわずか二%ですから、つまり、値段がどう動こうが多少揺さぶられよ...全文を見る
○鮫島委員 ちょっとあんまり危ない答弁をしないでもらいたい。よく考えてくださいよ。  もし学術会議方式でやるんだったら、だれも人が住んでいない原生林が一番価値が高いことになりますよ。ですから、農家のいることの価値ということでやるのがまさに農水省らしい価値でして、学術会議は学術会...全文を見る
06月06日第156回国会 衆議院 環境委員会 第13号
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○鮫島委員 参考人はみんなそろっているのかな。厚生労働省からは、どなたもいないんでしたか。厚労省はいないんだな。環境省の岩尾自然環境局長さんはおられるんだな。  質問に入る前に、日本では決してSARSははやらないから心配するなという説があるんです。なぜかというと、日本の水道水の...全文を見る
○鮫島委員 ふだんから私たちは、日本の水はまずい、もうちょっと都会の水をおいしくしてくれと言っているんですが、今回の場合だけは、残留塩素濃度が高くて水のまずさが幸いしたと言われていますので、当分まずい水を供給しておいていただきたいと思います。  本題に入りますけれども、カルタヘ...全文を見る
○鮫島委員 ちょっと局長にお伺いしますけれども、日本は、遺伝子組み換え作物に由来する品物の輸入量が世界でも一番多い国と言っていいんでしょうか。
○鮫島委員 日本が世界の中でも遺伝子組み換え作物を大量に使用している国、みずからの国内でつくっているのではなくて、今言ったように、アメリカ、カナダ、オーストラリアが供給先ですということですが、こういう組み換え体の輸出三大国、アメリカ、オーストラリア、カナダは当然カルタヘナ議定書の...全文を見る
○鮫島委員 カナダはやや良で、豪州はまだわからない、アメリカがバツということだと思いますが、圧倒的にアメリカから日本に組み換え体が入っているんだと思います。  ちょっと別の角度から聞きますが、一般の日本の農家が、アメリカの、モンサントでもいいんですが、モンサントが開発したトウモ...全文を見る
○鮫島委員 多分、日本の種屋へ行っても買えないと思いますが、アメリカの種屋さんへ行けば売っていますよね。  アメリカの種屋で買ってきて日本で栽培することはできますか。
○鮫島委員 アメリカの種屋さんで売っている遺伝子組み換えのトウモロコシの品種、これを買ってきて栽培できるかどうかということですが、アメリカの種屋さんで実用品種として売っているもので、日本で許可されていないものはあるんでしょうか。
○鮫島委員 いや、実用品種として種屋で売られているものという前提で聞いたわけだから、まだ試験中のものなんか種屋で売っているはずないので、アメリカの種屋さんで売っているものは、日本でも承認を受けているから、それを買ってきて日本の農家が植えても結構、法律的な制約は今一切ないはずなんで...全文を見る
○鮫島委員 今はガイドラインで規制しているわけですから、ガイドラインは法律じゃないから、別にガイドライン上も、アメリカの種屋さんで売っている遺伝子組み換えのトウモロコシを日本の農家が旅行に行ったついでに買ってきて、それを植えても、別に何ら罰則規定はないし、自由ですということだと思...全文を見る
○鮫島委員 それでは、今後、この法律が成立してから検討するということなんでしょうか。  つまり、今は別に何の制約もないはずですよね。今審議官がおっしゃったようなことは文面としてどこに配付されたこともないと思います。  つまり、現状だったら、アメリカへ行ってそういう種を買ってき...全文を見る
○鮫島委員 環境省にお伺いしますが、この法律の中で、遺伝子組み換え植物の第一種使用、つまり開放系での使用についての規定がいろいろありますが、私は植物のことしかわからないので植物の分野だけ聞きますが、生きている遺伝子組み換え植物の開放系利用というのは、具体的にどんな場面を想定してい...全文を見る
○鮫島委員 バイオレメディエーション、さっき砒素の話が出ていましたが、日本の田んぼは大変カドミウムの濃度が高くて、これから国際的な問題になっていくと思いますが、逆の聞き方をすると、河川敷とか高速道路ののり面とかという土木分野で使われる緑化事業も想定しているんでしょうか。
○鮫島委員 この法律の中にもありますが、今の現状からいうと、僕は、この法律は全く空文化していて意味がないと思いますよ。  つまり、輸出三大国はアメリカ、カナダ、オーストラリア。この三カ国が議定書締約国じゃないんだから。日本は、何か一方通行みたいな世界で、勝手に法律だけ決めますと...全文を見る
○鮫島委員 では具体的に聞きますが、そういう事故、事件というのは有史以来、実は一回だけしか起こっていない。  三年前にアメリカでスターリンクというトウモロコシの品種をつくって、これはえさ用として許可されていたのが、遺伝子が飛んで食用の方にも入っちゃいました。これが一部の人間にア...全文を見る
○鮫島委員 私は非常に具体的に聞いたので、今アメリカ大陸に蔓延してしまった、アメリカ大陸のトウモロコシの世界に非意図的に蔓延してしまった人工遺伝子を回収する技術的な手法はありますかという具体的な質問なので、あるかないかで答えてください。
○鮫島委員 天下の環境省が、しかもこれからカルタヘナ条約に基づいて生物多様性のために遺伝子組み換え作物に対して非常に厳密な管理を行いますという責任の官庁が、アメリカでのトウモロコシの遺伝子公害の事情を承知していないというのだったら、問題じゃないかな。職責を全うできるのか。毎月多額...全文を見る
○鮫島委員 多分農林省の人の方が詳しいんでしょうが、今のアメリカではやっちゃったBtトキシンの遺伝子は回収できますか。専門家の方、どうでしょう。
○鮫島委員 現実に、もうアメリカ大陸でのトウモロコシの遺伝子汚染は私は絶対回収できないと思いますし、恐らく農水省の方もそれはおわかりだと思います。  そういうことがあるから、私は、先ほど環境省にどういう開放系利用の場面を考えているかと言ったら、バイオレメディエーションと言いまし...全文を見る
○鮫島委員 ちょっと最後がわからなかったけれども、それは困るという話が聞こえてきているのか聞こえていないのか。  きのう、我が国の農林水産大臣が、珍しくアメリカに対して思い切ったことを言ったなと思います、四時ごろにプレスリリースがありましたが。実は、アメリカはもうBSEの汚染国...全文を見る
○鮫島委員 この法律ができると、締約国で日本に輸出しようとする場合は、例えば大豆の袋、トウモロコシの袋に、遺伝子組み換え体を含みますという表示が義務づけられる。ところが、未締約国、アメリカ、カナダ、オーストラリアはそういう表示の義務がなくて、分別不能、無分別ということで日本に輸出...全文を見る
○鮫島委員 もう時間なのでそろそろやめますが、筑波にあります農業環境技術研究所が、開放系利用の安全性審査を今やっていると思いますけれども、多くの企業から、自分の会社の中にはそういう、花粉が飛んではいけませんというような精密な温室を持っていないから、筑波の環境技術研究所は大変多くの...全文を見る
○鮫島委員 いや、独立行政法人の担当者たちはこの試験を管理していて、その人たちの給料は国が払っているわけです。何でそんなにモンサントにサービスするのかよくわからないんですが、これからは、独立行政法人になったんだから、営業も自由ですから、その辺はもうちょっと厳密にやっていただきたい...全文を見る
○鮫島委員 どうもありがとうございました。頑張ってください。
07月10日第156回国会 衆議院 農林水産委員会 第19号
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○鮫島委員 民主党の鮫島宗明です。  きょうは、宮田参考人、飯塚参考人、植村参考人、お越しいただいてありがとうございます。私、東京の出身なものですから、個別事情を離れて、客観的な立場でお伺いしたいと思います。  朝からお話を聞いていると、二つのことが大体まざってやりとりされて...全文を見る
○鮫島委員 地球科学、環境問題、もう時間がないので余り詳しい話はやめますが、要するに、地球上に存在している炭素の量は一定で、別に宇宙から飛んでくるわけでも何でもないんですが、それが、固体の状態でいるか、液体の状態でいるか、気体の状態でいるか。長年の、産業革命からのこの二百年の中で...全文を見る
○鮫島委員 基本的に賛成の方向というふうに理解させていただきます。  これは、心配することはなくて、与党の方も、やはり事ここに至っては輸入牛肉をほっておくわけにいかぬという意見も大変出てきていますので、どうぞ安心して、ぜひ我々のあれに賛成してもらいたいと思います。  済みませ...全文を見る
○鮫島委員 ありがとうございました。時間ですので、以上で終わります。