鮫島宗明

さめじまむねあき



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鮫島宗明の2004年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月26日第159回国会 衆議院 予算委員会 第2号
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○鮫島委員 きょうの我が党の質問の主題はイラク問題ですが、十月以来余り国会が開かれていなくて、その間にいろいろな問題が出ているものですから、私は、イラク以外の問題をちょっと質問いたします。どうぞ防衛庁長官、その間、少し休んで頭を冷やしていただきたいというふうに思います。  総理...全文を見る
○鮫島委員 いや、実は、近々この我が日本国から牛どんや北京ダックが消えるかもしれないということで、質問をさせていただきます。  鳥インフルエンザにかかった鳥の鳥肉や卵は食べても大丈夫でしょうか、坂口大臣。
○鮫島委員 そうすると、厚生労働大臣の立場、健康被害を引き起こすおそれのある食品を人間の口に入らないようにする。食品衛生法の観点からいったら、鳥インフルエンザ発生国から鳥肉の輸入は許される、食品衛生法の立場からいったら、鳥インフルエンザ発生国からの鳥肉の輸入は別に禁止しなくてもい...全文を見る
○鮫島委員 農林水産大臣にお伺いしますが、今、鳥肉の日本への輸出がとめられている国の国名をずっと言ってもらえませんか。アジアの国々。
○鮫島委員 中国も鳥インフルエンザ以外の理由でとまっていますね、中国からの鳥の輸入も。鳥及び鳥製品の輸入。
○鮫島委員 ほかの、今言ったタイとかベトナムとか香港とかという国々からは、加熱処理した半製品も輸入を禁止されていますよね。
○鮫島委員 これは、その鳥肉の輸入を、厚生労働大臣は、まだ食品衛生法に基づく措置はとっていないわけですよね。ちょっと、とっているかとっていないかだけ。鳥肉に関して、厚生労働大臣は、食品衛生法に基づく輸入制限措置、あるいは証明書の発行をしないという措置をとっていますか。
○鮫島委員 厚生労働省的には、証明書があれば、今農水省がとめているような国からも入れてよろしいという見解。  では、農林水産省にお伺いしますが、少なくとも加熱した半製品は、インフルエンザウイルスは生きた状態ではいるわけないわけですから、つまり、日本の国内の鳥に病気がうつらないよ...全文を見る
○鮫島委員 いや、私がなぜこんなことを聞いているかというと、実は、きのうから我が党の菅代表が、山口県の阿東町、鳥インフルエンザの発生した養鶏家のところに視察にも行って、きょうの昼まで行っていたんですが、もう山口県産の鳥は引き取らないとか、早くも風評被害が出始めている。  それは...全文を見る
○鮫島委員 山口県から多分農林水産大臣のところにもいろいろな要望が来ているんだと思いますが、こういう場で、とにかく、鳥インフルエンザの鳥肉とか卵で人間がインフルエンザにかかることはない、今の輸入禁止措置はあくまでも国内の鳥の生産に影響を及ぼさないように、国内の家禽の病気の保護のた...全文を見る
○鮫島委員 今、BSE発生先進地域であるEUでは、一九九六年八月以降に生まれた牛じゃないとまずだめですよ、それから二番目に、月齢としては六カ月から三十カ月の範囲のもの、そして、特定危険部位は全部除かれていなければいけません、これがルールだと思いますが、フランスとドイツは、それに加...全文を見る
○鮫島委員 ですから、今、日本でやっている全頭検査は、念には念を入れて、科学的に安全というだけでは非常に消費者は、食欲とか食の問題は心理的な要素が強いですから、最大限の安心感を抱いていただこうという意味で全頭検査をしている。でも、逆の言い方をすれば、科学的な根拠はないということに...全文を見る
○鮫島委員 ちょっと農水大臣の答弁が長いので、聞いていることにだけ端的にお答えいただきたいんですが、農林水産省としてはなぜ全頭検査が必要と考えているんですかという質問なんです。  別の聞き方をしますが、家畜伝染病予防法に基づいてBSEの蔓延防止のために全頭検査が必要というふうに...全文を見る
○鮫島委員 ちょっともう一回。  私がなぜこういう変な聞き方をしているかというと、今アメリカからも、あるいは近々ほかの国々からも、ある種の、世界で一番厳しいと言われているドイツ、フランスですら、二十四カ月以上のものについて全頭検査してください、それ以下については危険部位の完全除...全文を見る
○鮫島委員 はっきりしませんよ、そういうあれは。  では、別の聞き方をします。  日本は、全頭検査をやっていたことによって、確かに二十三カ月、二十一カ月という大変若い牛からBSEが発見された。これは世界記録ですよね。今までドイツの二十八カ月というのが一番若かったんだけれども、...全文を見る
○鮫島委員 世界も大変驚いたわけですよね。今、ヨーロッパに対しても、多分、日本の研究者が行って、今までのBSEと違うものではありませんという専門的な説明に行っていると思いますが、この二頭は、肉骨粉の給餌が完全に禁止された後生まれた二頭。そうすると、この二頭については、何がその原因...全文を見る
○鮫島委員 原因はわからないけれども、いまだに、つまり完全に禁止したと言われている後も、何らかの理由でこの二頭の牛の口には肉骨粉が入っているという事実があるわけです。  それで、アメリカとの関係でいえば、アメリカも大変パニックに陥って、日本向けの三十万トンがとまったというのは大...全文を見る
○鮫島委員 中川大臣、いかがでしょうか。
○鮫島委員 ちょっと総理、よろしいでしょうか。  ブッシュ大統領から小泉総理に対して、肉の輸入に対する要請、直接的な要請は来ていますでしょうか。
○鮫島委員 今、先ほどドイツ、フランスは二十四カ月という基準、二十四カ月以上を検査、それからEUの国々は三十カ月以上の検査、三十カ月以上が大体国際基準になりつつあると思いますが、日本ではしかし二十一、二十三というのも発見されたことから、日本でそういうふうに今の段階で、二十カ月以下...全文を見る
○鮫島委員 そうすると、日本が全頭検査をやっている以上、アメリカからの輸入を再開する場合も、その基準を特例的に外すべきではなくて、アメリカについても、あるいはヨーロッパの国々についても、日本に限っては全頭検査したものしか入れませんよ、これを私ははっきり宣言すべきだと思うんです。 ...全文を見る
○鮫島委員 私が食肉流通関係のさまざまな業者あるいはその専門のジャーナリストに聞いたところでは、アメリカでは平均三千万頭が一年で屠殺されている、日本には、もちろん全身じゃない、一部分、さっき言った牛どん用のばら肉等々を含めて、二千五百万頭分が一部が日本に行っていますと。これは実は...全文を見る
○鮫島委員 私は、四十分間、多少解説も込めて質問してきたつもりで、ちょっと今のようなお答えでは納得しかねるんです。つまり、安心、安全ということからいえば、科学的な安全ということからいえば、例えばEUの基準ですと、危険部位を除去して、BSEの検査は三十カ月以上でいいですよというのが...全文を見る
○鮫島委員 ダブルスタンダードは、こういう世界であったらおかしいと僕は思いますよ。日本で全頭検査をやって、それを日本の消費者に対する安心の根拠にしていながら、輸入するものについてかなりずさんな体制にしたら、これはダブルスタンダードだし、消費者は非常に迷って、場合によったら、全部ま...全文を見る
○鮫島委員 素直じゃないというか、どうして全頭検査、日本に輸出される牛肉については全頭検査をしたもの以外は受け入れませんよということはなぜ言えないんでしょうか。はっきり全頭検査以外は入れないということをちゃんと明言してもらいたい。
○鮫島委員 いや、特定危険部位除去はわかりましたが、全頭とか同等とか言って、その辺がよくわからないんです。私は、少なくとも、日本に輸出される牛の個体についてはBSEの検査は不可欠、日本に輸出される牛については全頭検査してくださいということを、世界に向けて日本のルールとして発信すべ...全文を見る
○鮫島委員 では、別の聞き方、裏返しから聞きますが、BSE検査を行われていない牛、検査を行っていない牛を輸入する可能性はあるんですか。BSE検査を行っていない牛の肉を輸入することは入っているのか、許容範囲に。
○鮫島委員 わかりました。では、それで議事録としても確認をされたと思います。日本に入る牛についてはすべてBSEの検査を経たものに限るという明快な答弁をいただいたというふうに思います。(発言する者あり)大丈夫ですよ。議事録に残った。総理、それでよろしいですね。
○鮫島委員 要するに、日本に入ってくる牛肉はすべてBSEの検査を経た個体から入ってくる、そういうことが日本のルールとして、農水大臣の口からも総理の口からも言われたことを確認したいと思います。  それで、いろんな被害が出て大変お気の毒。例えば、外食産業はダブルパンチ。せっかく日本...全文を見る
○鮫島委員 雇用保険に入っていないと、保険に入っていないと適用にならないということですね。パートさんで、国民年金だけではだめで、厚生年金に入っていないと雇用調整金は適用にならない。  パートさんの中でどのぐらいが適用になりますか。外食産業に限らずでいいんですけれども、一般に日本...全文を見る
○鮫島委員 先ほども申し上げましたように、鳥インフルエンザによる風評被害もあり、鳥の消費が沈滞し始めている。また、アメリカからの牛肉の輸入もとまったということで、かなり、この三百八十五万人のパートさんを抱える外食産業というところに、恐らく一番大きいダメージがいくでしょう。ぜひそこ...全文を見る
○鮫島委員 これはあくまでもうわさかもしれないんですが、金融監督庁にお伺いしたいんです。  今、米国産牛を主として取り扱っている外食産業の企業あるいは外食産業のチェーンに対して、銀行が在庫調査をかけている。あと何カ月牛肉が残っているか、米国産牛を主として取り扱っている業者に対し...全文を見る
○鮫島委員 ぜひしっかり監視をしていただきたいというふうに思います。  農林水産大臣にお伺いしますが、今一時的に、非常に、アメリカから入っていた三十万トンがすぽっとマーケットから抜けちゃったわけですから、オーストラリア産で、オーストラリアでつくられているものでなるべく日本人の嗜...全文を見る
○鮫島委員 ちょっと大臣の御答弁、わかりにくいんだけれども、日本人の口に合うような穀物飼育の牛の肉をなるべく出してくださいという要請をされたということですね。探して集めて、あるいはマーケットにどのぐらい出せるか、そういう調査をお願いしますと、ある種の要請に近い行動を行ったというこ...全文を見る
○鮫島委員 ちょっとよくわからないんですが、今アメリカからの三十万トンがなくなって大変、牛どんだって二月の中旬にはなくなるぞと言われている時期に、オーストラリアも探せば日本人の口に合う、使える肉があるわけですよ。ただ、部分売りをしていないので、全体売りという難しさはあるかもしれま...全文を見る
○鮫島委員 もともと、牛肉に対する特別セーフガードの発動というのは、日本が権利として持っていることは私もよく存じています。しかし、これはあくまでも、去年に比べてことし一一七%以上ふえました、そういうことがあった場合には発動できますというふうになっているんですが、前の年が、BSEが...全文を見る
○鮫島委員 いや、大臣がもちろんこれは法律で決まっていることでしてというのは、確かに法律で決まっていますが、一行直せばいいだけで、前年の数字を基準年とするというふうに法律はなっていますが、前年が異常年の場合はその直近の通常年を基準年とするというふうに変えるだけで、大分世界から信頼...全文を見る
○鮫島委員 死亡牛の約半分は北海道で発生していると思いますので、北海道での検査も急いでいただきたいと思います。  食の安全、安心というのは大変大きな課題で、すべての食材が一瞬にして世界を駆け回るWTO体制のもとでは、私は、日本の制度として、先ほど、東南アジア、タイやベトナムから...全文を見る
○鮫島委員 ぜひ国際食料検査官の創設を御検討いただきたいと思います。  以上です。ありがとうございました。
02月16日第159回国会 衆議院 予算委員会 第10号
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○鮫島委員 民主党の鮫島宗明です。  きょうは、日本の予算そのものの仕組みに限って御質問したいと思います。  今政府が管理している資金は、一般会計、特別会計含めて四百五十兆円近いお金が国内的にはありますし、また、外為の世界で百四十兆円という、平成十六年には新たな枠を拡大して、...全文を見る
○鮫島委員 六回あったとしても、円を買った方は四兆円、逆に売った方は多分それをかなり上回る額で、それが差し引きで今七十八兆円という巨額な外貨準備になっているんだと思いますが、これは、ドル安傾向の中ではかなり為替の差損が出るのではないか、こんな七十八兆円も持っていて、為替の差損が出...全文を見る
○鮫島委員 今のお話ですと、差し引きで十兆円ぐらいの利益が出ているという話になりますか。
○鮫島委員 今のところは、米国の国債の金利がいいために、多分、過去に買った分については高金利で運用されているので、為替の差損よりも運用益の方が多いという状況になっているかもしれませんが、私もその内訳を全部知りませんけれども、今後とも、多分傾向としては、ずっとこのドルを買っていくと...全文を見る
○鮫島委員 確かに、ずっとドルを、九割ぐらいが米国債の形で持っている、その形で持っている限りは為替差損が生じないというのはよくわかりますが、そのこと自身が実はかなり問題があるんじゃないか。  先ほども話がちょっと出ていましたが、一瞬ドルが八十円を割り込んで七十九円になったあの一...全文を見る
○鮫島委員 ちょっとポイントがずれているような気がするんですが、外需に振り向けているわけではないという大臣の御意見でしたが、外為の短期証券をこれだけ巨額に発行し続けると自然と資金はそちらに流れて、むしろ内需に向かうべきことを考えている暇もなく、全部ドルの方に向かい、米国債に向かっ...全文を見る
○鮫島委員 確かに、日本がこれだけ買い支えることによって、アメリカが長期に金利が低いままで安定して、それが証券の好況に回り、景気を支え、そのことがはね返ってきて、日本やほかの国々の証券市場も活性化するという意味では、世界的に見れば、お人よしの日本がそれだけどんどんお金をつぎ込んで...全文を見る
○鮫島委員 今度は、国内の予算の本体そのものの話に移りたいと思います。  私はずっと、なかなか日本の予算というのはわかりにくいんだなと思っていましたけれども、多分多くの国民も、日本の予算の本当の姿はわかっていないんじゃないかと思います。マスコミ、新聞、テレビも含めて、いつもショ...全文を見る
○鮫島委員 ある種どんぶりになっているということだと思いますが、この建設国債の六・五兆というのは、この部分については特別会計の方に全部流れるというふうに考えてよろしいんでしょうか。
○鮫島委員 一般会計の歳入の、国債で三十六・五兆円入ります、税収で四十七・五兆円入ります、それで八十二兆円のうちの半分以上の四十七兆円がその日のうちに特別会計に繰り入れられますという、この流れは割合わかりやすいんですが、もう一つ、特別会計というのはほかの入り口があって、財投債とい...全文を見る
○鮫島委員 この新聞記事では「「隠れ借金」に歯止め 財務省方針」、こう出ているんですが。
○鮫島委員 この累積で五十・二兆円に上る地方交付税の借り入れ、これは政府保証はついているんですか。
○鮫島委員 これは、ただ国債という形をとってなくて、じかに借り入れているわけですね。政府保証がついているというと、これはいわば手続論になるかもしれませんが、形としてはどういう形になるんですか。別に債券発行しているわけでもないし、政府が手形を出しているんでしょうか。どういう形でこの...全文を見る
○鮫島委員 いや、それはわかっているんです。毎年毎年借りかえて、ただ、雪だるま式にじわじわじわじわ膨らんで、ついに五十兆円超えますということでしょうが、債券という形をとってなくて。どういう約束になっているんですか。政府保証がついているという話ですが、これは口約束なんですか。貸す側...全文を見る
○鮫島委員 その契約書は公表できますか。
○鮫島委員 私は、きょう、この特別会計、日本の予算そのものについての質問をするに当たっての基本的な立場は、やはり税金を払っている納税者が自分のお金がどうなっているのかということを知りたいはずだから、それを明らかにするということと、郵貯、簡保、年金等の参加者が自分たちのお金がどうな...全文を見る
○鮫島委員 これは三位一体との関係で、一方でこの借金を膨らます、しかし、元本も返さなくちゃいけない、三位一体も進める、大変難しい運用になっていくと思いますが、そういう中で、先ほど、新聞に出たような、この借り入れを停止すべきなのかどうなのかということも議論になると思いますが、私はぜ...全文を見る
○鮫島委員 ぜひ、この問題については、透明性を高めていただきたいということが非常に強くあります。  それから、もう一つの大きな入り口である財投債なんですが、これも本当はおかしな話で、郵貯、簡保の資金の自主運用、資金運用部に預けていたのを平成十四年度からは自主運用にしますと。何す...全文を見る
○鮫島委員 ちょっと、郵貯資金のこの財投債の借り入れに使う分は、平成十六年度、新規に調達した資金の三一・五%ということでよろしいんですか。
○鮫島委員 これも財務省の資料だと思いますが、平成十六年度国債発行予定額。小泉さんの言う国債というのはおかしな話で、私は、国民に大きな誤解を招くと思いますが、去年は三十兆とか、ことしは三十兆を少し超えますという言い方をしていますが、それは国債の中のごく一部、新規発行債のことを言っ...全文を見る
○鮫島委員 それならいいや。多分三十二兆円ぐらい十六年度の郵貯の新規の資産があって、恐らくそのうちの十九・七兆円ぐらいを財投債で回しますと。つまり、自主運用と言いながら三分の二ぐらいは国債で回すというのが実態だろうと思います。別に私はそれが悪いと言っているわけじゃなくて、まだそう...全文を見る
○鮫島委員 大臣のおっしゃり方もよくわかりますが、今度は、この財投債、もちろん郵貯、簡保にかなり引き受けてもらうわけですが、政府保証債という形でこの財投資金を確保するという仕方もありますね。  この政府保証債というのは、財投機関債は財投機関債で四兆円ほど別でありますが、政府保証...全文を見る
○鮫島委員 そういういわゆる性格だけ今説明になりましたけれども、これは具体的な名前は公表できますよね、もちろん。
○鮫島委員 日本道路公団が政府保証債を発行できる機関という御説明でしたが、これはおかしいんですよね。道路公団、去年まで三兆円近い財投の資金が出ていたのが、ことしはえらくそれを減らして多分二兆円に、一兆円減らしたんじゃないかな。そうしたら、その分すぐ政府保証債で裏打ちするというふう...全文を見る
○鮫島委員 ちょっと私、数字を間違っていました。平成十四年度は財投から二兆七千億、政府保証が二千七百億でした。平成十五年度は財投から二兆二千億、政府保証が九千九百億。十六年度が一気にさま変わりして、財投から一兆円、政府保証で二兆円というふうにバランスを政府保証に変えたわけですね。...全文を見る
○鮫島委員 当分は政府保証をつけるというお話でしたが、では、何年ぐらいこの政府保証債を発行し続けるんですか。
○鮫島委員 わかりにくいお金の集め方というのは二つあって、先ほど言った地方交付税特会のところのじかの借り入れ、個別契約によるじかの借り入れという集め方、それからもう一つは、政府保証つきの債券を発行して集めるやり方、これが一般の国債市場に出てこないで、何となく限られた範囲の中でやり...全文を見る
○鮫島委員 石原大臣は、もうちょっと私は国民的な立場に立った御答弁を期待していたんですが、今のは役人答弁そのままで、第一の理由、つまり、道路特定財源だけれども、道路そのものというふうな特定を緩めて、もうちょっと道路周辺のところにまで使えるようにと。これはまさに特定財源の一般財源化...全文を見る
○鮫島委員 いや、私は、道路予算の規模がどうこうとかニーズが高いとか、そういう話をしているんじゃなくて、今、予算をわかりやすく、納税者にわかりやすくという意味では、税金は全部税収として一括して一般会計に入って、それからどう使うべきかを考えて道路の方に振り向けられる、そういうわかり...全文を見る
○鮫島委員 いや、私は、谷垣大臣の御発言ですが、もうちょっと本来どうあるべきかということをぜひ大臣としてお考えいただきたいし、何らかの機会に表明していただきたいと思います。  本来、会計というのはどうあるべきか。総覧性、一覧性というのはどう担保されるべきか。何でもかんでも特別会...全文を見る
○鮫島委員 もう一つ、財投の問題に戻りますが、これは、先ほど私は、一般会計、特別会計は納税者に対してわかりやすく、それから財投の方は貯金者とか簡保加入者に対してわかりやすくという言い方をしましたが、この財投というのは、ある意味では、財務省理財局が超メガバンクみたいな形で、それでこ...全文を見る
○鮫島委員 政策金融機関以外に財投はいろいろなところに貸し付けられているわけですが、そういう中で、明らかに破綻懸念先、あるいは既にもう破綻している破綻先というような貸出先はあるという御認識でしょうか。これはどなたがいいのかな、谷垣大臣ですか。財投でいろいろなところに貸し付けていま...全文を見る
○鮫島委員 厚生労働省所管の雇用・能力開発機構が平成十六年の三月三十一日で独法に移るのかな、そのときに、借金の処理について国民負担をお願いすることになるんじゃないですか。
○鮫島委員 これも、財務省発表の資料によると、十五年末でこの雇用・能力開発機構は九千七百七十七億円の借入金が未返済のままになっているわけですね。これはどうするつもりなんですか。
○鮫島委員 ちょっと説明がよくわかりませんが、では、この雇用・能力開発機構が独法に移行していく過程、それから将来についても国民負担は生じない、そういう、政府の方でここの部分はしょってくださいということはしないということは約束できますか。
○鮫島委員 要するに、国民負担を求めるということは、ちゃんと私はお願いすべきだと思いますよ、国民に。要するに、破綻先なんですよね、おたくはね。  それから、国営土地改良事業、これも、私が言っているわけではなくて、財政審の方で幾つか指摘されているわけですよ。財投の貸付先として必ず...全文を見る
○鮫島委員 もうやめますが、ただ、ことし、平成十六年度も、財投から土地改良事業に三百六十三億円の借り入れを予定していると思いますが、危ないところには貸さない方がいいと思いますので、それだけ申し上げておきます。またこの問題、改めてもっと細かく今度は取り上げたいと思いますので、よろし...全文を見る
02月24日第159回国会 衆議院 予算委員会 第16号
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○鮫島委員 もうすぐお手元に資料をお配りすると思いますが、きょうも、日本の財政全体、その問題点について御質問したいと思います。  初めに、小泉総理がいかに先見の明があるかという意味で、昔、小泉さんがあるところで言っていたせりふを引用しますと、「行財政改革というのは、財政投融資と...全文を見る
○鮫島委員 これが、平成十六年の限度額は幾らになっているのかというのが出てこないんですが。——では、ちょっと時間を与えますから、すぐ出してください。  これは憲法九十一条に、政府は、少なくとも年に一回、国会及び国民に対して予算の内容をちゃんと明らかにしなければいけませんというの...全文を見る
○鮫島委員 これはちょっと違うんじゃないかな。去年までで、これは累積ですよ。新規に発行するのが多分今の分で、それに足すと、累積が大体ここも六十兆ぐらいになるんだと思いますが、一応概算で六十兆とすると、既に一千五十兆、日本には九百九十五・八プラス六十ぐらいの債務残高がある、国、地方...全文を見る
○鮫島委員 次の問題で、私がお配りした資料の税収というところが四十七・五兆円入る予定になっていて、なぜか二兆円が一般会計をすり抜けて直接特別会計に入っている矢印が書いてあります。これは一般に、税金の特別会計への直入分と呼ばれているもので、余り普通の人に知られていないんですが、よく...全文を見る
○鮫島委員 今度、別の問題で、同じ関連で財務大臣に最後に聞きますが、一般会計から特別会計への繰り入れというのが特定財源で三兆円、全体の財源で四十四兆円、四十七兆円が一般会計から特別会計に繰り入れられる。したがって、一般会計の過半は特別会計に実は入っていて、その意味でも特別会計こそ...全文を見る
○鮫島委員 今の二つの点、つまり特別会計に直入されている何種類かの税金、それから特別会計の事業の中で一般会計からの繰り入れが三分の二を超えているような事業、こういうのは、最初の質問に戻りますが、予算の使い道に関心のある納税者が先ほど言ったホームページにアクセスすれば知ることができ...全文を見る
○鮫島委員 これは、でもうちの秘書にやらせてみたらなかなか大変だったんです。しつこく探せばできないことはないという内容だと思いますが、全体として、予算の内容というのは一般の人には大変つかみにくい。  今言った二つの問題、税金を初めから使い道を決めて一般会計に入れないで特別会計に...全文を見る
○鮫島委員 余り世の中が変化なく淡々と進んでいるときは今のようなことでいいんでしょうが、今、大激変期というか、大改革をやろうと言っているときに、その程度のことも直せなくて、私はとても大改革はおぼつかないなという気がします。  今、確かに、直入分の中で、電源開発なんというのは非常...全文を見る
○鮫島委員 ですから、今、自主運用分の比率がだんだん高まっていることはよくわかっています。今半々ぐらいにまで近づいていると思います。  ただ、自主運用、結構ですが、では、郵貯が行っているその自主運用の債権の健全性はどこがチェックするんでしょうか。あるいは、郵貯がみずからやればよ...全文を見る
○鮫島委員 では、その安全確実な融資先、三つほど融資先の内容についてお伺いしますが、石油公団と宇宙開発事業団と核燃料サイクル開発機構。これは、みんなそれぞれ独法になるから旧名称ですが。  まず、石油公団ですが、独法化に伴って債務処理を行ったと思いますが、どのぐらいの債務処理を行...全文を見る
○鮫島委員 このうち、国民負担に結果的になるのはどのぐらいというふうに見越していますでしょうか。一部株の売却等々で、できるだけ積極的に回収しろという方針だと思いますが。
○鮫島委員 多分、恐らく、この石油公団の最後の財務諸表を見ると、やっぱり七千億ぐらいがこれは国民負担というふうに、一番うまくいって五千億ぐらいじゃないですかね、なるんじゃないかというふうに思います。だけれども、これも、健全な貸出先、実は七千億ないし五千億を国民に押しつける破綻先な...全文を見る
○鮫島委員 いや、それは、宇宙開発事業団も核燃料サイクル開発機構も今の石油公団も政府系のいろいろなお金が入っているわけで、どの部分が郵貯とかはっきりもちろん決められないと思いますが、いわゆる郵貯や財投が対象とする十分信用できる機関というグループに属しているわけですよ。だから、その...全文を見る
○鮫島委員 これもやっぱりどこかへ消えちゃったわけですね。今の郵貯の貸出先は大丈夫ですかと言ったときに、今、三つ挙げた石油公団、宇宙開発事業団、核燃料サイクル開発機構、これだけで五兆五千億程度が消えちゃっている。これは大変な、巨額の破綻先になるわけですが、こういうことに対してもだ...全文を見る
○鮫島委員 日本全体で二万四千七百五十二の郵便局があります。その中で無集配局というのが二万弱で、実際に郵便を集め配っているところは、今おっしゃった五千ぐらいなわけですね。  そうすると、郵便事業、この間も自民党の中で郵政族、いろいろ御議論あったと思いますが、郵便事業だけはユニバ...全文を見る
○鮫島委員 ですから、一般に知られている姿とどうも郵便局の姿も少し違っていて、二万四千強の郵便局が、普通に考えると、全部、郵便の集配送をやっているのかと思ったら、実際はそのうちの五分の一ぐらいです。そうすると、残りの七割五分ぐらいは、主に郵貯と簡保の仕事をやっている。これは、民営...全文を見る
○鮫島委員 余りおもしろい答弁じゃない。そういう細かい話はいいんです、もうちょっと、フレームの話をしたので。一万九千の農協が津々浦々に窓口を持っています。それで金融事業をやっている。郵便局も二万四千あって、金融事業をやっている。日本国としては、もうちょっとこの辺は考えようがあるん...全文を見る
○鮫島委員 いや、だから、切りかえたのはどういうお考えで切りかえたんですか。
○鮫島委員 問題は政府保証というところなんですよ。それで、確かに、今までは何の債券を売る努力もしないでいたのに比べれば、政府保証がついているとはいえ、一応自分で売ってみるというのは少しはいいかもしれない。しかし、これはあくまでも、ちょっと練習としての数年間こういうのがあればいいん...全文を見る
○鮫島委員 政府の方で出している道路四公団民営化の基本的枠組みについてという話とか、今の法案の説明なんかにはっきり書いてあるんですが、会社は自己調達資金で高速道路等を建設、建設完了時に道路を債務とともに機構に移管、それで、機構の債務に対する政府保証ができる旨規定します、民営化から...全文を見る
○鮫島委員 いや、それは私もよくわかっていますよ。機構が初期に抱える巨大な債務、これはもちろん、四十五年間の長期、低利の債券があれば、私は、本当は道路公団処理特別債券とか何か出した方がいいのかもしれませんが、それがない以上、借りかえで一応それは持っていくしかない。  そうじゃな...全文を見る
○鮫島委員 もうきのうの議事録ができて全部読んでいますから、それはわかります。ですから、十五億ドルのうちの十・八億ドルを予備費で使いました、残りの四・二億ドルを十五年度の補正と十六年度の予算で手当てしますということだと思います。二〇〇四年中に十五億ドル、二〇〇五年から二〇〇七年の...全文を見る
○鮫島委員 では、外務省にお伺いしますが、イラクは債権国でしょうか。要するに、対外債権と対外債務のどちらが多い国ですか、戦争前までの段階で。
○鮫島委員 イラクの実態、債権債務はどうなっているか、いろいろな数字があるようです。  国際協力銀行のデータによると、債権の方が多くて、イラクは立派な債権国というふうな数字もありますので、これは実態を、イラクの最終的な場面での債権債務がどうなっていて、しかも、今、イラクの持って...全文を見る
○鮫島委員 わかりました。小泉さんのお考えが変わらないことはわかりましたので、ぜひ抵抗勢力に負けず初心を貫いてほしいと思いますが、今言った幾つかの悪い点がある。  先ほども言いましたけれども、日本全国津々浦々でお金を集めて、それを全部東京に持ってきて中央でその使い方を決めてしま...全文を見る
○鮫島委員 ちょっと私、そういう問題もあるけれども、乗数効果の高い公共事業、先進国型の、二十一世紀型の公共事業というもののネタが足りないんじゃないか、何か小泉さんお考えですかという意味で言ったんですが、多分、今ヨーロッパなんかを見ていますと、そういう二十一世紀型、先進国型の公共事...全文を見る
○鮫島委員 では、続きは環境委員会の方でやりたいと思います。どうもありがとうございました。
03月04日第159回国会 衆議院 予算委員会 第19号
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○鮫島委員 民主党の鮫島です。  農林水産大臣も大変大変だと思いますが、今や農林水産大臣の職責の中心が、農林水産業の振興というよりも、食品事故に対する対応というのが農林水産大臣の本務のようになっているのは大変悲劇だと思いますが、要するに、WTO体制になってから、O157から始ま...全文を見る
○鮫島委員 今、全部で九十八万六千五百個の卵がこの発生農場から出荷された、約十五府県にそれが分散しているということですが、どのぐらい人間の口に入ってしまったかというのはわかりますでしょうか、この約百万個のうち。
○鮫島委員 これは、前も京都で、半年以上貯蔵していた古卵事件というのがあって、そのときも、十万個ぐらいが分散されて、六割ぐらい回収したけれども、四割ぐらいは食べられたというような話もありましたが、こういう事故に類することが起こった場合、どのぐらいがマーケットにどういう状態であるか...全文を見る
○鮫島委員 警察の方はあれでしょうか、独自に家畜伝染病予防法違反の疑いでの取り調べ等は始めているんでしょうか。
○鮫島委員 既に府警の方では事実関係の調査には入っているということだと思いますが、何かテレビでは亀井農水大臣も、家伝法に違反した疑いが濃いというような御発言をされていたと思いますが、これは、初め、鶏が確かにばたばた死んだけれども、インフルエンザとは思わなかった、鶏の腸炎だろうとい...全文を見る
○鮫島委員 何かインフルエンザの場合、とさかの色が急に赤く変化するというふうな話もあるようですが、いずれにせよ、これは非常に初動に失敗したわけで、そのことが、今度近くで発生した高田養鶏場の発生とどういう因果関係にあるかまだわかりませんが、初期の封じ込めに失敗したことは確かでして、...全文を見る
○鮫島委員 そこはぜひ、厳正な調査をお願いしたいと思います。  それで、先ほど、卵が随分出て、どれだけ人間の口に入ったかわからないということですが、厚生労働省の方は、この鳥インフルエンザにかかった鳥に由来する肉や卵の安全性について、どういうような広報というか、国民に対してどんな...全文を見る
○鮫島委員 厚生労働省は、厚生労働省から出ている一番はっきりしたメッセージは、食を通じて、つまり鳥肉や卵を食することによって鳥インフルエンザが感染する事例は世界的に知られておりませんというメッセージを繰り返し出していると思います。腐敗の話は別に一般論だから、今、インフルエンザの話...全文を見る
○鮫島委員 出回る可能性があるわけじゃなくて、先ほども言ったように、十五府県に百万個出回っちゃったわけです。  それで、二行目に何て書いてあるかというと、まず、出回ることはありませんと書いてあって、次に、感染したものでも、食を通じて、要するに鳥肉や卵を食することによってインフル...全文を見る
○鮫島委員 オランダで、形は違いますけれども、別の型のウイルスが大変蔓延して、患畜の採血をしていた獣医さんが感染してお亡くなりになった。これも、絶対、結膜炎以上の症状が出ることはないと言われていたものがそういうふうに、たまたまその方の体質と関係したのかもしれませんが、そんな事件も...全文を見る
○鮫島委員 食鳥処理場の従業員については、作業場ではゴーグルをするように、これは目の粘膜への付着を防ぐという意味でしょうが、一番の濃厚接触者は養鶏業者だと私思いますが、養鶏業者の方々にも、厚生労働省から何かそういう注意喚起をしているんでしょうか。
○鮫島委員 濃厚接触者で一番確度の高いのは養鶏業者だと私は思いますが、では、農林水産省の方は、養鶏業者に対して、何か健康被害防止のための注意喚起をしているんでしょうか。
○鮫島委員 今の農林水産省の答弁は、発生した場合には、その処理に当たっては、ゴーグル、手袋等の防護をするようにということで、ここはちょうど今典型的に縦割り行政のはざまが見えたわけです。厚生労働省の方は、濃厚接触者といった場合に、獣医さんとか食鳥処理場の従業員まで、一番生産の現場に...全文を見る
○鮫島委員 そういう意味では、ぜひ十分な備えをしておいていただきたいというふうに思います。  ちょっと話が前後しますけれども、先ほど、結局生のものは食べても安心というのは、再度繰り返しちゃんとしたメッセージとして厚生大臣から出していただけるんですか。今の段階で、鳥肉、卵は安全で...全文を見る
○鮫島委員 一番普通の日常生活と関係する話でいえば、生卵ですよ。生卵は心配ないと。腐っているものを一般に注意しなくちゃいけないのは、そんなものインフルエンザと関係なく当たり前の話で、要するに、ちゃんとしたメッセージを私は出していただきたい、風評被害につながらないように。そういう意...全文を見る
○鮫島委員 今そういう報告がありましたが、要するに、食品安全委員会が安全だと結論づける根拠というのは何なんでしょうか、それも含めて大臣の方から。
○鮫島委員 多分、WHOがそういう報告をしているから大丈夫なんだというのが、一言で言ったら結論なんだと思いますが、私は、本当は食品安全委員会がもうちょっと独自の、今度の日本のこの型を前提とした場合の、もうちょっと突っ込んだ調査とか、あるいは、ほかへの動物実験の依頼とか、そういうこ...全文を見る
○鮫島委員 私が聞いている話では、約一億のうちの三千万羽を処理せざるを得なかった。日本は、ブロイラーと鶏卵、両方合わせて二億五千万羽ぐらいいると思いますが、この封じ込めに失敗するといかに被害が多くなるか。今二十万とか二十五万でこれだけ大騒ぎしているのが、三千万とか四千万とかという...全文を見る
○鮫島委員 そうすると、四千百人ぐらいが直接のリスク管理、いわゆる安全にかかわる部分に配置されているということですが、日本に十万羽規模以上の養鶏場というのは何カ所ぐらいあるか、おわかりでしょうか。
○鮫島委員 いやいや、そんな計算を聞いたんじゃなくて、二億五千を十万で割ると幾つかと聞いたんじゃなくて、十万羽規模以上の養鶏場は日本に幾つぐらいあるんでしょうかという質問です。算数の質問じゃないものですから、間違えないように。
○鮫島委員 私は、農水省が、やはりBSEの発生という大変重いトラウマをしょっているわけでして、そのときの最大の失敗は何だったかといったら、通達の不徹底という失敗をしているわけです。  今度の浅田農産の場合も、結局、二十日に大量死していて、確定するのが二十八日。この魔の一週間の間...全文を見る
○鮫島委員 これは、前のBSEの肉骨粉のときも同じことを言っていたんですよ。それは皆さんの方がよく御存じでしょうけれども、なかなか畜産の世界は難しい構造もあって、都道府県に一片の通達を出したから必ずそれが末端まで行くかどうかということについては保証されないというのは、もう経験済み...全文を見る
○鮫島委員 鳥についてはこういう風評被害もあって、先ほど、どなたかも焼き鳥屋さんも大変だという話がありましたが、そういう中では、タイ、中国の加工製品については輸入解禁の動きがあるというふうに聞いています。  先ほどの坂口大臣のお話もそうですが、少なくとも七十五度で処理をすればウ...全文を見る
○鮫島委員 農林水産省の担当官が直接その工場に行って確認するというのは、私は半歩前進でいいことだと思いますが、こういうふうに事件が起こったときに、そのたびごとに一回限りで行くのではなくて、本当は、日本に大量の輸出をしている国については定点監視の体制をとるべきだというふうに私は思い...全文を見る
○鮫島委員 済みません、もう時間が来ているのですが、ここで、谷垣さんがちょうど担当大臣のときに食品安全基本法ができている。そのときに、国の内外における食品の供給行程の各段階における安全性の確保をするのが政府の義務と責任であるということがうたわれているので、ぜひそれは、そういう形を...全文を見る
03月30日第159回国会 衆議院 環境委員会 第5号
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○鮫島委員 民主党の鮫島宗明です。  きょう、小池大臣に初めて、地球温暖化対策の問題についてお伺いしたいと思います。  ちょっと通告と順序が違って、最初に森林吸収の問題、二番目に原発の増設を中心とするエネルギー政策の見直しの問題、三番目にバイオマスエネルギーの普及という順番に...全文を見る
○鮫島委員 では、具体的な質問に入りたいと思いますが、今の地球温暖化推進大綱、基本、大きな枠組みとしては、エネルギー分野については、新たな需要の部分あるいは今の火力発電所の部分をなるべく原子力発電に置きかえて、この分野ではプラス・マイナス・ゼロを維持する、そのほかに、六%削減分の...全文を見る
○鮫島委員 実際の科学的な吸収量からいうと、一九九〇年に比べて二〇一〇年は四百万トンほど減りますよと。これは、木が大きくなれば当たり前の話で、この国会の敷地の中にも、樹齢を重ねたクスノキがたくさんありますが、木は育ってくればだんだん光合成をしない幹の部分とか根っこの部分とか枝の部...全文を見る
○鮫島委員 今のような説明に基づいて、森林吸収源十カ年対策ということで十カ年の計画を立てておられるんでしょうが、それには当然予算が必要です。ところが、聞くところによると、今認められている予算の範囲では、三・九%を見込むだけの森林の手入れをする予算がついていなくて、二・七%とか二・...全文を見る
○鮫島委員 目標としている算入対象の森林面積千七百五十万ヘクタールに対して、今の予算規模、進捗状況ではとてもそこまでいきませんよという話だと思いますが、何か最後の方は、三つに分けて、大丈夫という意味ですか、今のようなペースでも、千七百五十万ヘクタールを新たな管理下に入れられるとい...全文を見る
○鮫島委員 私は、本当は、この森林吸収を見込むことは反対なんです。つまり、科学的に言えば、一九九〇年に比べて二〇一〇年の森林の吸収量は落ちていますから、これで三・九%稼いだとは余り世界に向かって胸を張れる話ではない。  ただ、三条四項で、特別、一回目だけはいいですよということで...全文を見る
○鮫島委員 先ほど松本委員からも話がありましたけれども、なかなか環境省、予算も少ないし、人員も少ない、余り霞が関の中では力のある省庁と言えないとは思いますが、こういう、例えば地球温暖化対策としての森林管理というような分野では、林野庁が頑張ってこれだけ予算をとりました、本当は環境省...全文を見る
○鮫島委員 二〇一〇年までに十から十三基の新増設を見込んでいますが、現時点では何基が見込まれますかと聞いたので、簡単に答えてください。
○鮫島委員 何で言いよどむのかよくわかりませんが。  今、七基とおっしゃいましたが、福島の七号機、八号機は二〇一〇年までに稼働予定というのに入っているんでしょうか。
○鮫島委員 いずれにせよ、十から十三基と見込んでいたのが、さっきの森林吸収でもなかなか、三・九が二・九ぐらいになりそうだと。この原発の方についても、十から十三が七程度、約半分ぐらいになっちゃうという話です。  原発の場合はもうちょっと深刻な問題があって、今とまっているのがあるん...全文を見る
○鮫島委員 要するに、当初の計画では、五十二基がオペレーションというか動いていて、それに新たに十から十三基、六十二、三基が動いているという前提でこの地球温暖化推進大綱が実現できるという見通しだったわけですが、とまっているのが十四基もあるので三十八基、それに七基足しても四十五基、五...全文を見る
○鮫島委員 エネルギー政策を所管する経済産業省としては、これだけ原子力の新増設計画を見直さざるを得ないという中で、六%削減を達成するためにどういう策があり得るというふうにお考えなんでしょうか。  もちろん、見直すといっても、やはり幾つか既にアイデアなり腹案がないと、いきなり無か...全文を見る
○鮫島委員 私は、もうちょっと危機感といいますか、森林吸収も予算も十分つかなくて大変きつい、原発が大幅に見通しが狂うという中で、本当に六%削減の国際公約を果たしていけるのか。  私は、小池大臣は大変大事なときに着任されたと思いますが、今二〇〇四年で、二〇〇八から二〇一二年の約束...全文を見る
○鮫島委員 二〇〇二年に韓国は二千五百キロの国土幹線ガスパイプライン網が完成した。日本は非常にインフラの形が世界と比べて特異でして、日本の場合は、全量LNGの形で輸入して、港からにじみ出し方式といって扇形にエリアごとに配賦しているという形ですが、世界の主体はパイプラインになってい...全文を見る
○鮫島委員 あなたがその先進的な官僚の中に入っていないことだけはわかりました。  こういう問題について、普通は、多分、日本の産業界が元気がいいときだったら、これはやはり天然ガスシフトを図るべきだとか、幹線パイプラインをつくるべきだという話が経済界の方から今までだったら出てきたの...全文を見る
○鮫島委員 長々御説明いただきましたけれども、今までの説明と同じだと思いますね。つまり、私が最初に言ったように、森林の吸収源の問題にしても、あるいは原子力の新増設の計画にしても、当初と大幅に見通しが狂ってきている中で、新たな協力要請をする必要があるんじゃないかということで聞いたん...全文を見る
○鮫島委員 確かに小池大臣がおっしゃるように、ゆでガエル理論というか、どこかの対談でもおっしゃっていましたが、わからないんですよね。CO2が少し上がってきても、人間は感知する能力を持っていませんし、満員電車なんかが大体三倍のCO2濃度になっていて、千二、三百ppmになっていますけ...全文を見る
○鮫島委員 地球温暖化対策あるいは産業とエネルギーのバランスという問題については、まさに私は、もちろん表は環境省が責任省庁ですが、非常に経済産業省の判断というのは大きいと思いますよ。環境税とかそういうインセンティブをつけなくてもいけるオプションが想定されていれば、今のような、経団...全文を見る
○鮫島委員 アメリカが地球温暖化に対して割合後ろ向きだというふうに言われていますが、実は、バイオエネルギー、バイオマスエネルギーの利用については断然世界をリードしていて、テキーラをつくる、糖をアルコールにする微生物がいるんですが、それの遺伝子を大腸菌に組み込んで、それで今まで使え...全文を見る
○鮫島委員 今と同じ質問ですが、環境省の方は、食品廃棄物を使ったバイオマス発電は推奨する立場にあるんでしょうか。
○鮫島委員 ちょっと答弁が長いんですが、このRPS、「電気事業者による新エネルギー等の利用に関する特別措置法のご案内」という中に、「食品廃棄物や農業廃棄物などのバイオマスである廃棄物による発電については、「バイオマス発電」として新エネ等電気利用法の対象になります」というふうなパン...全文を見る
○鮫島委員 要するに、循環型社会形成基本法を狭く考えるか、もうちょっと広く考えるかだろうと思いますが、私は、バイオマスのエネルギー利用についてはもっと積極的に図るべきだというふうに思います。  どっちにしろ、それをやらない部分は、では、バージンマテリアルの石油を燃して発電するの...全文を見る
○鮫島委員 今、外食産業の話が出ましたが、一方で、環境省は各企業に対して環境レポートの作成というのをこれから義務づけようと。そういう中では、みんな各業種とも努力している中で、そういうエネルギー利用というところをもうちょっと緩く認めてもらわないと、せっかくうまい使い方をしてもそれは...全文を見る
○鮫島委員 どうぞ大いにエネルギーを発揮していただきたいと思います。  どうもありがとうございました。
05月14日第159回国会 衆議院 環境委員会 第11号
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○鮫島委員 環境情報に関する法律について質問させていただきますが、時期が時期ですので、本論に入る前に、全く通告しておりませんが、年金未納問題にちょっと触れたいと思います。  きのう民主党も公表しまして、朝刊各紙にいろいろな方の名前が載っていて、石井一さん、八年五カ月とか、菅直人...全文を見る
○鮫島委員 どうも聞かない方がよかったかなと思います。最近、候補者の中にも、自分のポスターに年金完納というステッカーを張る人もいるそうですが、国民の義務として払わなければいけないと思います。  本論に入りますが、今度のこの法律、余りよく内容がわからないものですから、逐条で聞いて...全文を見る
○鮫島委員 目的はわかりました。  次に、環境報告書の形態ですが、これは必ずしも紙じゃなくてもいい、デジタル情報でもいい。形態については何か縛りがかかっているんでしょうか。
○鮫島委員 はい。立法の目的と環境報告書の形態についてはわかりました。  一番わからないのが特定事業者の範囲なんですが、この法律全体の構成からいうと、環境報告書を環境と経済活動の調和のためにこれからつくることを後押ししていきましょうと。国は環境報告書の提出を義務づけられる、地方...全文を見る
○鮫島委員 大企業の中では、先ほどもありましたように、六百五十社は既に自主的に環境報告書を出していると。ただ、特定事業者に義務づけるというところがこの法律の一番のねらいなんですが、その特定事業者の範囲も何となく決まっていなくて、設立において国との関与が強いという意味で言えば、特殊...全文を見る
○鮫島委員 特定事業者に環境報告書を義務づけるというのがこの法案の一番の骨格ですから、特定事業者の内容がもう少し絞られていないと、これはとても法案を提出する準備ができていないんじゃないですかね。今の日本中央競馬会が入るかどうかもわからない、全部政令でこの後やりますというんじゃ、ま...全文を見る
○鮫島委員 では、環境省の所管になっているPCBの処理を行うために特別につくった特別会社、日本環境安全事業株式会社、これは当然入るんでしょうね。
○鮫島委員 自分のところの団体についても決まっていないと。PCBの処理会社なんというのは一番環境報告書を出さなくちゃいけないので、この段階で答えられないというのは一体、法律を提案する準備ができていないんじゃないかというふうに思います。  これは、すごく思想があらわれて大事なとこ...全文を見る
○鮫島委員 ここで審議して決めないと、この法案が立法に値するかどうかが評価できないんですが、今、あくまでも抽象的な概念規定だけで、それがわからないから聞いているので、今のような概念規定からいうと例えばどういうところが当てはまるのかという質問なんですよ。  では、専らデスクワーク...全文を見る
○鮫島委員 どうもよくわかりませんが、では、特定事業者の認定はだれがするんでしょうか。各省で相談してやるのか、それとも、最終的には環境大臣がおやりになるんでしょうか。
○鮫島委員 先ほど冒頭、大臣の言葉の中にISOに触れた発言がありましたが、私は、この特定事業者に環境報告書を義務づける場合、当然、環境マネジメントがちゃんと認証を受けている、そして、その活動についての報告が環境報告書になるわけですから、ISOによる認証を受けていなくて環境報告書だ...全文を見る
○鮫島委員 いや、私もそういう認識で聞いたんですが、もちろん、今、世界全体で五万二、三千、ISOの認証を受けている中で、日本企業がそのうちの約四分の一、二四%ぐらいは日本企業だという、つくったヨーロッパが驚くような形になっていることは現実ですけれども、今度この特定事業者で決めると...全文を見る
○鮫島委員 なるべくISO14001の認証を取るように督励してほしいというふうに私は思います。  今度は、環境報告書の内容にかかわることですが、PRTRとの関係、つまり、有害物質の取り扱いに関する報告義務との関係で伺いますが、今度義務づけられる特定事業者が出す環境報告書の中には...全文を見る
○鮫島委員 僕が一番最初に聞きましたのは、この法律の立法目的、第一条の結びには、「現在及び将来の国民の健康で文化的な生活の確保に寄与することを目的とする。」というのが目的の結びになっているわけで、国民の側からいうと、やはりこういうPRTRの対象になっているような特定危険物質の挙動...全文を見る
○鮫島委員 いや、だから、開示請求する手続、例えば離島の方がやろうと思ったら、具体的にどうすればいいんでしょうか。  では、新日鉄の君津の工場のPRTR情報を知りたいといったら、どうすればいいんですか。
○鮫島委員 もうこれが実際、PRTR法は施行されて二年ぐらいたちますけれども、私が聞いている範囲では、大変アクセスしにくい、知ろうと思ってもなかなか知ることができないという声が大変聞こえてくる。  今の環境報告書の関係で言えば、このPRTRは事業所ごとになっているものですから、...全文を見る
○鮫島委員 はい。わかりました。  私は、この環境報告書を義務づけると、特定事業者のPRTRの内容が少しは開示されるのかと思ったら、そこについてはほとんど関係ないということがわかりました。  ただ、私は少しいいと思うのは、事業所ごとじゃなくて事業者ごとになっているから、この環...全文を見る
○鮫島委員 一応、第九条には、特定事業者は、環境報告書を作成し、これを公表しなければいけないというふうに義務づけて、そして第九条の二項で「環境報告書の審査を受けることその他の措置を講ずることにより、環境報告書の信頼性を高めるように努めるものとする。」と、一応努力規定がここで入って...全文を見る
○鮫島委員 特定事業者が環境報告書を出さないときの罰則規定はどんなものでしょうか。
○鮫島委員 適正ではない報告、虚偽の報告をした場合は罰金の規定がある。審査のところが全然抜けていて、これはお任せします、自主努力でやってちょうだいと言っておいて、それが虚偽の報告か適正かどうかなんてわからないわけだから、この十六条は、これはただの空文というか、意味のない条文になる...全文を見る
○鮫島委員 ISO14001との関係で何をしているかはわかっているんですが、今幾つかの企業の環境報告書には、自主的に、例えば監査法人なんかの審査結果、つまり、この環境報告書は中立的、公正で適正なものであるという第三者の認証をみずからつけて発表している企業もありますから、そういう意...全文を見る
○鮫島委員 似たような団体、いろいろありますから、環境省は確かに余り団体を持っていないのでつくりたいのはわかりますが、ぜひ、そういうふうな方向に行かないように、大臣がしっかりそこは押さえていただきたいと思います。  次に、第十一条という方に行きますが、特定事業者には義務づけます...全文を見る
○鮫島委員 この第十一条には、大企業は努力してくださいと、極めてさらっとした条文になっているわけで、今おっしゃった、二〇一〇年までに東京、大阪、名古屋の一部、二部上場企業約二千七百社のうちの五〇%、それから、非上場だけれども従業員五百人以上の企業約三千七百社のうち、三〇%程度が環...全文を見る
○鮫島委員 もう時間ですので、あと一問だけにしますが、要するに、この法律のねらいは、特定事業者に義務づけるというところが一番のポイントで、この特定事業者は何ですかというと、その性格は、設立において国の関与があった機関及び事業活動において国とのかかわりが深いというその二点で、この特...全文を見る
05月25日第159回国会 衆議院 環境委員会 第14号
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○鮫島委員 民主党の鮫島宗明です。  昭和五十年、一九七五年の十月一日から一九八〇年の三月三十一日まで、私は、石垣島にあります熱帯農業研究センター沖縄支所の導入研究室というところにいて、四年半の間に、アフリカのサバンナの草等々六百種ほどの外来種を導入して評価する仕事に携わってい...全文を見る
○鮫島委員 私が聞いている範囲では、明治以降、人間が意図的に、人為によって運び込まれたものというふうに聞いているんですが、それはそれでいいんでしょうか。
○鮫島委員 そうすると、意図したかしないかにはかかわらず、明治以降に日本に入ってきて定着または利用されているものというのが外来生物、その中で、生態系に悪影響を及ぼすか、農業に悪影響を及ぼすか、人間の健康に悪影響を及ぼすか、その三つの観点から見てどうもよろしくないというのが特定とい...全文を見る
○鮫島委員 特定外来生物のイメージをもうちょっと具体的にしていく意味で、では、今、奄美なんかで問題になっているマングースは当然特定外来生物に入るんでしょうね。
○鮫島委員 アメリカザリガニはどうでしょうか。
○鮫島委員 これから専門家で検討して絞って決めていくということだと思いますが、私は、今から入れるものについて評価するのももちろん大事ですが、今既に入っちゃっているもの、明治以降、数千種ぐらい入っているんじゃないかと思いますが、とにかくいろいろなものが入っていて、それについても、明...全文を見る
○鮫島委員 そうすると、当面の対象になる二千種というのはいわゆる特定外来生物かそれ以外かを判定する対象という意味ですね。
○鮫島委員 約二千種程度が明治以降日本に持ち込まれてさまざまな使われ方をしている、中には生態系に悪影響を及ぼしているかもしれないものがある、こういうのが判定の対象になってこれから検討が行われるわけです。  そうすると、その判定の結果が出るまではグレーのままずっと存在し続ける。あ...全文を見る
○鮫島委員 そうすると、例えばジャンボタニシが、これは九州の方で田んぼの苗の食害なんかがかなり問題になっていますが、こういう場合、国といった場合に、農水省ですか。
○鮫島委員 国土交通省にお伺いしますけれども、最近、道路ののり面なんかの植栽でかなり外国種の、ウイーピングラブグラスとかトールフェスクなんかが使われているという話ですが、こういう外来生物種が在来のイネ科の草等を駆逐しているという指摘がありますが、そういう認識は国交省の方もお持ちな...全文を見る
○鮫島委員 多分これまでに随分植えちゃっていると思いますが、そういうのが、どの審議会か、委員会でやるのか知りませんけれども、判定の結果、特定外来生物です、例えばウイーピングラブグラスが特定外来生物ですということになると、これを生態系から排除する責任は国土交通省にあるというふうにお...全文を見る
○鮫島委員 環境省にお伺いしますけれども、今のようなケース、のり面にこれまで使われていた、主に外国由来の牧草類だと思いますが、そういうものが特定外来種に指定された場合に、環境省の側としての駆除の責任、環境省にはその責任はあるんでしょうか。
○鮫島委員 何かよくわからないんだけれども、ちょっと農林水産省との関係に絞って残りの時間聞きたいと思います。  私は、先ほど言ったように、かつて導入研究室というところにいて、余り、石垣島で四年もいた人は少なかったんですが、したがって、そういう出自を持っている人は公務員といえども...全文を見る
○鮫島委員 もう一度聞き直しますが、この導入したセイヨウオオマルハナバチは自然生態系には特に悪影響を及ぼしているというふうには認識していないんですか。まあ、そういううわさがあるという程度ですか。あるいは、農林省にもたくさん昆虫の専門家がいると私は思いますが、このセイヨウオオマルハ...全文を見る
○鮫島委員 ちょっとまだ意見が分かれている状態ですが、一応ネットを張ったり、外に飛び出さないような指導はするということですか。  今の質問との関連で戻りますけれども、私は、この法律の急所は二つあって、一つは、特定外来生物の判定、これをどういう立場の人がどうやるかというのが大変大...全文を見る
○鮫島委員 これまでも、行政は、いろいろな意味で、野党よりも学者の意見を尊重するという流れがずっと来ていますが、どの学者を選ぶかによってどうにでもなるんですよね。だから、このオオマルハナバチについても、影響ないぞ、ないぞという結論を出している人を引っ張ってくればそういう結論になる...全文を見る
○鮫島委員 環境省側は、先ほど出たセイヨウオオマルハナバチの生態系への影響というのをどんなふうに聞いてというか、どんなふうに調べて、現在ではどういう認識なんでしょうか。
○鮫島委員 生態系への一定程度の影響があることは否定できないというのは、在来の日本のマルハナバチに対してその生存域を危ぶませるような負の影響という意味ですか。
○鮫島委員 これは、生態系に悪影響を及ぼしているということがはっきりした場合に、駆除の責任は環境省の方にあるというふうにお考えでしょうか。
○鮫島委員 今の御答弁で割合はっきりしたと思うんですが、つまり、被害の対象が農林水産業の場合は農水省が駆除の責任を負うけれども、被害の対象が生態系だった場合は環境省の責任になる。  そうすると、私、先ほど探索・導入の歴史を言いましたが、農水省がこの間、明治以来、二千になんなんと...全文を見る
○鮫島委員 そうすると、結果としての被害が農林水産業に及ばなくても、原因者がだれかが特定されれば原因者が負担する。これは、この分野はもう縦割りが錯綜する部門ですから、私は今言ったような話が非常に難しいんじゃないかと思います。  先ほども、ブラックバス、ブルーギルの話が出ていまし...全文を見る
○鮫島委員 いろいろな不十分性が私なりに明らかになったと思います。  以上です。どうもありがとうございました。
10月05日第160回国会 衆議院 農林水産委員会 第3号
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○鮫島委員 民主党の鮫島宗明です。  きょうは大臣に質問するつもりで来たんですが、何か閣議がおくれてまだお見えになっていないようなので、大臣が来るまでの間、通告していない質問を幾つかさせていただきたいと思うんです。  まず、食品安全委員会で、先ほどから話に出ていますが、BSE...全文を見る
○鮫島委員 多くの国民は、食品安全委員会が急にここに来て中間答申を急いで取りまとめているというような背景として、やはりアメリカで去年のクリスマスイブの前の日、十二月二十三日にBSEの患畜が初めて発見されて、そしてその後、アメリカからの輸入がとまっていて、大統領選挙も近いという関係...全文を見る
○鮫島委員 ちょっともう一つ、これも無通告なんですが、先ほど聞き捨てならない答弁があったものですから。  厚生省の役人だと思いますが、BSEの検査の見直しを、もし厚生省、農水省が新たな省令として決めても、岐阜や岩手、その他の府県が独自に、いや、我々は全頭検査をこのまま継続する、...全文を見る
○鮫島委員 要するに、これは、例えばBSEの検査法がもし万一見直しになったとしても、これは別に義務化するわけではなくて、義務化する範囲を二十カ月以上にします、あるいは二十一カ月以上にしますということで、それ以下のものについて検査しようがしまいが、それは義務から外れますということで...全文を見る
○鮫島委員 まあ、いいです。まだ今閉会中審査で、これからたっぷり臨時国会の中でやり合いたいと思います。  例えば、うちの党首にごまをするわけじゃないんですが、イオングループ、ジャスコでは、遺伝子組み換えの原料を使ったものについては、一般に決まっている基準以上に自主的に、遺伝子産...全文を見る
○鮫島委員 済みません。閉会中審査で、これはあくまでも臨時緊急のことですので、質問にだけ答えていただきたい。今のようなごあいさつをすると、臨時国会冒頭での委員会でのごあいさつがしにくくなっちゃうんじゃないかと思いますが。  くしくも、私も今度民主党の方の農林水産担当になりまして...全文を見る
○鮫島委員 ぜひその行政の長として公正中立なお立場で行政をしていただきたいというふうに思います。  今、BSEの防止のための措置について議論が行われているわけですが、これは二つありまして、まず国内措置の見直しという分野と、次に、もし輸入再開するとしたら、米国産牛肉の輸入再開に向...全文を見る
○鮫島委員 そうすると、多分、厚生労働省も同じなんでしょうから、あえて聞きませんが、国内措置の見直しについて食品安全委員会に諮問する、そうすると、食品安全委員会は、それを受けて、少なくとも複数回の審議をすることになると思います。つまり、検査について、ある月齢以下のものを省略する場...全文を見る
○鮫島委員 特に重要な問題についてはたっぷりした時間をかけるというのが合意になっていると思いますから、私もそこは、まさかその四週間を省略するような、あるいは短縮するようなことはないと思いますが。  そこで、そのパブリックコメントが終わりましたと。それで、答申を出したら、それを受...全文を見る
○鮫島委員 今のそこのところでどのぐらい時間がかかるか、ちょっとはっきりしませんが。  でも、今お伺いしたところ、この一連の流れ、それが終わって、次に、今度は国際措置、輸入再開条件について、ある基準をお決めになって、それでまた食品安全委員会に諮問するという順番になりますか。 ...全文を見る
○鮫島委員 何かちょっとおかしいというか、あくまでも国内と同等な措置ということが大前提になってこの議論が始まっているわけで、輸入再開条件と国内措置とは関係ありませんというような発言は、大変な誤解を生むというか、問題発言だと思いますけれども。  ちょっと農林水産省の方に確認します...全文を見る
○鮫島委員 国内措置と同等ということが大前提になりますと、国内措置が確定しないうちにアメリカと輸入再開条件の協議そのものがしにくいというかできない、原義的にはできないんだろうというふうに思います。  したがって、今の御答弁も、もちろんある種の話し合いはできるでしょう、あるいは、...全文を見る
○鮫島委員 私は最初、三点の問題点、アメリカ、認識の問題を含めて言いましたが、多分それは輸入再開条件を変更するにしても、月齢審査やなんかで本当に永久歯の生え方でいけるのかというようなこともあって、やはり専門家の見解がもう一度そこで要ると思いますから、そこは、輸入再開条件を変更した...全文を見る
○鮫島委員 そうすると、今私が言いました一連の手続、まだ最初の諮問もしていないわけですが、まず最初に、食品安全委員会に国内措置の変更について諮問して、専門家が検討して、パブリックコメントを四週間やって、その次に、今度は輸入再開条件の変更について再び食品安全委員会に諮問して、それで...全文を見る
○鮫島委員 そうすると、もう一カ月切っているわけですから、大臣のフライングなのかもしれませんが、東京新聞の発言はこの段階で意味がなくなったというふうに受け取らせていただきます。  それから次に、二十一カ月、先ほども中間報告について食品安全委員会の齊藤さんの方から内容の紹介があり...全文を見る
○鮫島委員 今の二十一、二十三カ月は私も科学的に確定しているというふうに思いますので、それを前提に話を進めたいと思いますが、二番目の、アメリカの牛の月齢判定というのが可能なのかどうか。  今、きょう、あすですか、専門家がアメリカに行っているようですが、あれはまさか輸入再開条件に...全文を見る
○鮫島委員 今、食品安全委員会の方で把握している、あるいは専門家の方でどういう協議になっているかわかりませんが、アメリカの牛の月齢判定というのはどのぐらい正確にできるというふうに今見積もっているんでしょうか。どなたか、農水省でもいいんですが、厚生労働省かな。
○鮫島委員 アメリカの畜産といいますか、牛の育て方は群れ管理なものですから、一頭一頭の月齢管理が全然できていない。しかも、する気もないというのが、私はこの前調査に行って大変印象的だったんです。  そういう意味ではオーストラリアと非常に正反対で、オーストラリアは来年度中に、これは...全文を見る
○鮫島委員 その意味では、今行っている専門家の調査団なんかは、私は歓迎すべき調査だと思います。もっともっと頻繁にいろいろな方が行っていいと思います。  時間もなくなりましたので、もう一度最後にまとめますと、やはり牛肉の輸入再開というのは、アメリカのまだ意識のずれもあり、具体的な...全文を見る
○鮫島委員 ちょっと時間がなくなりましたが、本当は、きょうのこの閉会中審査、台風のこともあったと思いますが、今わかっているだけで、台風十八号までで四千二百二十一億円の被害、これに台風二十一号の被害が、調査が進んで乗っかってくると五千億近い被害が出て、大変な災害だと私は思いますので...全文を見る
10月27日第161回国会 衆議院 農林水産委員会 第2号
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○鮫島委員 民主党の鮫島宗明です。  与党の方々とダブらないようにしますが、まず初めに、さきの台風及びこのたびの地震でも三十一人の死者が出て、三千四百人以上の方が負傷した、十万人近い方が避難しているというお話ですが、今度の災害でそういう被害を受けられた方に対して、心からお見舞い...全文を見る
○鮫島委員 大変長い決意表明だったと思いますけれども、副大臣、私は気をつけていただきたいと思うんですが、たしかお地元で町長選挙が行われていると思いますが、そこの応援で、まさかその災害対策本部の本部長が、この町長選挙の方が災害復興より大事だというようなことは言わないように気をつけて...全文を見る
○鮫島委員 そのとおりだと思います。死亡牛も含めて、日本におけるBSEの発生状況がどうなっているかを正確に把握するためには、死亡牛まで含めてサーベイランスをしようということで始まったんだと思います。ただ、それが整ったのはことしの四月、北海道まで含めてのシステムが整ったのはことしの...全文を見る
○鮫島委員 私が聞いたのは、なぜピッシングの中止を諮問しなかったんですかというふうに聞いたんです。それはみんなそちらのリスクマネジメント側で、現場の状況も配慮して、これはなかなか難しそうだから諮問するのはやめよう、そういうふうに諮問内容をリスクマネジメント側で勝手に選んで、都合の...全文を見る
○鮫島委員 日本の国内で行われる接種試験を基本として、それに対してほかのOIEやEUの事例も参考にしてということですが、OIEのスタンダードでいうと、全月齢の扁桃及び腸管、十二カ月齢以上の牛の目、脊髄、頭蓋骨及び脊柱というふうになって、日本がほかの基準、EUやOIEの基準と違うの...全文を見る
○鮫島委員 アメリカとの合意の中には、同じような特定部位の表現のところで、「すべての月齢の牛の頭部」、ここは日本と同じように括弧して、「舌及び頬肉を除く。」だと日本と同じなんですが、「舌及び頬肉を除き、扁桃を含む。」というふうに書いてあって、ここではその扁桃という言葉を明示してい...全文を見る
○鮫島委員 要するに、追加諮問する気はないという返事ですね。  つまり、あの中間とりまとめは、読みようによってどうにでも読めるわけですよ。あなた方は、あの中間とりまとめの中の、これまで二十カ月齢以下では発生がないということは非常に特記すべき事項である、これは十分認識すべき事項で...全文を見る
○鮫島委員 いや、あなたは、ある意味では非常に率直で正直に御答弁いただけるので、本音が見えてわかりやすいということを私は評価しているわけです。  今のリスクアセスメント、リスクマネジメント、リスクコミュニケーションということでいえば、早くも逆転しつつあることを私は気にしているわ...全文を見る
○鮫島委員 ことしの八月に、私と山田正彦さんが、このBSEのアメリカにおける状況がどうなっているかというので、八月の下旬に、二十日から一週間ほどアメリカに行ってきて、ペン次官とやりとりをしてきましたが、彼はアメリカの悪さを固めたような男で、非常に、差別主義者と言っては悪いけれども...全文を見る
○鮫島委員 もちろん、ペンさんはブッシュ大統領の十一月二日の大統領選挙を配慮して非常に政治的な発言をしているんだと思いますが、日本の役人と向こうの役人は違っていて、ポリティカルアポインティーでブッシュに選ばれているから、ごまをすらなくちゃいけない。でも、そういう人を相手にあなた方...全文を見る
○鮫島委員 そこはぜひしっかりやっていただきたいと思います。佐々江賢一郎に特別感謝するという部分の真意も、ぜひ確かめていただきたいというふうに思います。  合意の内容でちょっと気になることがあるんですが、「貿易の攪乱の防止」というところで、「少数の追加的な発生が確認されても、科...全文を見る
○鮫島委員 いつもこの科学的根拠ということで論争になりますから、ここは、二十カ月齢以下で日米どちらかで発生例があった場合はこれは足切りについて見直すというふうに、むしろ前向きに書いた方がはるかにわかりやすい表現になると思いますよ。  そこも、まだ交渉が終わったわけじゃないと思う...全文を見る
○鮫島委員 もうだんだん時間がなくなってきたので、本当は基本的な、今、食料・農業・農村基本法の基本計画の見直しも行われて、そういうことをしなくちゃいけないので、ぜひまた一般質疑の時間をとってもらいたいと思いますが、石原次官が選挙後の記者会見で非常に失礼なことというか不思議なことを...全文を見る
○鮫島委員 済みません、もう時間が来ています。  食品安全委員長、せっかくお見えですので、先ほど、食品安全委員会は完全に今無視されて、頭越しで、勝手にイエスの答申を出すものだという前提での交渉が進められているんですが、食品安全委員長として、今の状況をどう思っておられるのか。食品...全文を見る
○鮫島委員 頑張ってください。どうもありがとうございました。
11月30日第161回国会 衆議院 農林水産委員会 第4号
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○鮫島委員 民主党の鮫島宗明です。  きょうは、生源寺先生、山田先生、森田先生、お忙しいところありがとうございます。  民主党の方で特に国会図書館の森田参考人にお越しいただきましたが、どうも今まで余り備蓄に対して真剣に議論されたことが少ないのではないかと思いまして、備蓄の専門...全文を見る
○鮫島委員 それが常識だと思いますね。調整保管というか、市場介入して価格を安定させるための備蓄といいますか、それのための保管と、いざというための保管は、当然別のように考えるべきだと思いますが、非常時に、それぞれの国がどういう考えで、あるいはどういう役所の所管で備蓄しているかという...全文を見る
○鮫島委員 先ほどスウェーデンの例を御紹介いただいたときに、EUという新たな経済共同体ができ、また、冷戦が終わって緊張が緩和したので冷戦時のような備蓄の体制はしかなくなったと言いますが、むしろ今、世界的に見ると、この東アジアについては北欧以上にある種の緊張要因が存在していると思い...全文を見る
○鮫島委員 そういう意味では、非常時の備蓄というのはある種の国家機密ですから大変調べにくいだろうと思いますが、私が調べた範囲では、韓国は現在およそ百十六万トンを備蓄している。ただ、韓国も、これから国際化に対応して、減反政策とか生産調整とかいろいろなシナリオを発動する時期に入ってい...全文を見る
○鮫島委員 つまり、具体的な処分を行うということは聞いているけれども、固有名詞にまでは言及しないということだと思います。  実は、私はやはりこの委員会の中で、ちょうど二年前に、そのときも鶏肉の偽装の問題があって、同じように質問させていただいたことがあります。ところが、ずっとその...全文を見る
○鮫島委員 何度も、とにかくこの二年ぐらいで六回ほど業務改善命令が出されて、そのたびごとに、モラルの回復に努めますとか、これからこういうことをいたしませんと言いながら、いまだにその体質が変わっていない。これは多分もっと根源的な問題が恐らくあるんだろうと思いますが、全農側のいつもの...全文を見る
○鮫島委員 済みません。時間がないので、もうあと一問だけにしますが、生源寺先生のお話、それから山田参考人のお話も含めて、担い手問題というのが大変重視されていると思います。  私は、山田参考人のきょうお配りしたメモとさっきの御発言、あるいは食料・農業・農村基本計画の見直しについて...全文を見る
○鮫島委員 どうも済みません、ちょっと時間を延長しまして。ありがとうございました。
○鮫島議員 今までとどう変わるのかということですが、全頭検査だった部分が、これからは二十カ月以下のものについては省略してもよい、二十一カ月以上のものにだけ義務づけるというのが今回のアメリカとの交渉に際して変更があった点です。
○鮫島議員 ちょっと質問の趣旨とずれるかもしれませんが、今は、十二月一日から日本のものについてはトレーサビリティーが徹底しますが、海外からのものについては、それについては今のところ全く義務化されていないという現状を踏まえてこういう法案を提案させていただいております。
○鮫島議員 ちょっと日本語の表現で誤解されることがあるかもしれませんが、おそれのある国は発生した国も含みます。  そして、このステータス評価のやり方ですが、既にOIEがこれまでもある基準に沿ってやってきましたし、EUもステータス評価をやっています。一般的に言うと、BSEの発生状...全文を見る
○鮫島議員 私どもも、中間とりまとめについては真摯な立場でその内容を尊重する立場です。  ただ、今のように、プリオンたんぱくの量が微量であったことを十分考慮すべきであるという記述もありますが、この中間とりまとめの中にはたくさんの、とはいえというような形で、極めて、一ミリグラムで...全文を見る
○鮫島議員 済みません、ちょっと、トレーサビリティー法案の趣旨なんですが、これは確かに赤羽さんおっしゃるように……
○鮫島議員 安全の確保という意味ではBSE特別措置法なり家畜伝染病予防法。これはむしろ、消費者に対する情報の提供、日本でやっている以上、海外の肉についても同じ情報の提供をするのが筋だろうというのが一番のポイントです。  それから、今の全体のマーケットの話ですが、世界全体から見る...全文を見る