渋沢利久

しぶさわりきゅう



当選回数回

渋沢利久の1977年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月10日第80回国会 衆議院 社会労働委員会 第3号
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○渋沢委員 先ほどどなたかのお話の中で、日本の医療、福祉、社会保障は、まさに世界に冠たる高い水準を制度的に保持しており、     〔委員長退席、戸井田委員長代理着席〕 日本人にとっては身分不相応の制度を持っておるという大変ありがたいお説に、大臣もそのとおりだと胸を張っておっし...全文を見る
○渋沢委員 その懇談会というのは、行政的な責任、権限というものを明確に持っている機関でございますか。
○渋沢委員 特殊じゃない、一般的な権限も責任もないということで、私的な大臣の相談相手のグループだということですね。  ところで、国の難病対策というものに基づいてどういう問題が現場で起こっておるかというと、大臣に聞きたい点なんですが、政府の方針で全国の自治体、難病患者の認定実施主...全文を見る
○渋沢委員 ふやしている、ふやしていると言うのだけれども、毎年一疾病程度、ことしだって何か事前に配付された予算の概要説明を見れば、特定疾患の拡充と大見出しになっているのだけれども、五十二年度では一疾病しかふやさない予定になっているでしょう。自治体は自治体で勝手に判断をしておやりに...全文を見る
○渋沢委員 ついでにと言っては恐縮ですが、数日前の新聞にも出ておりましたが、無ガンマグロブリン血症、これは十八歳未満の子供の場合には小児慢性疾患ということで補助対象にしているんだけれども、十八歳以上の者は扱っていないということですね。新聞にも大きく報道されて、これは東京の都民なん...全文を見る
○渋沢委員 ほかにもいろいろあるので難病患者に対してだけ特別なことはできない、よくもおっしゃるものだと思うのです。ほかにもあるようなら、おやりになるのが厚生省の責任じゃないですか。それを放置しておいて、寝たきり老人もある、循環器系統の患者の方が多い、深刻だと言いたいのでしょう。難...全文を見る
○渋沢委員 これ以上議論してもしようがないので、大変不満だけれども、改めてこれは指摘することにして、次の問題に移ることにいたします。  先ほど大原委員からも、薬害、医薬品の安全性の問題等について指摘があったわけですけれども、プラスチックのいわば安全性というような問題が、私のこの...全文を見る
○渋沢委員 プラスチック製品に実にたくさんの化学薬品が添加をされているわけですね。その添加剤がいろいろある中で、さらにそれが幾つも一つにまた練り合わされてつくられていくということなんですが、その一つ一つの添加剤のすべてにわたってそういう安全性というものが検証されておるのか。これは...全文を見る
○渋沢委員 そのとおりなんですが、私が聞いていることじゃないのです。あなたの言うのは、先進諸国のどこの国がどの程度実際に使っているかを集めているだけです。千数百種類でしょう。知っていますよ。それはよその国で使っているものを集めてこい、その範囲なら大丈夫だという自主規制じゃないです...全文を見る
○渋沢委員 つまり、これは簡単に言いますと「ポリプロピレン製食器に使用されている酸化防止剤については、遺伝毒性等その安全性について疑いの生じてきているもの、あるいは、その安全性が十分確認されていないものがあるなど最近問題になっています。以上のことから、学校給食用ポリプロピレン製食...全文を見る
○渋沢委員 最後に食べる状態の中でプラスチック容器が食品にどういう影響を与えるか、熱を与えた場合にどういう溶出性があるか、そういう溶出状況の中でどんな影響があるかということについて検証が行われてないじゃないかということを言っているわけです。あなたは専門家でいらっしゃるから、何かW...全文を見る
○渋沢委員 専門家の話に従うということでは答弁にならぬ。先ほど大原先輩から薬害について鋭い指摘がありましたけれども、大臣の政治判断の姿勢の問題としてそれではどうしても伺っておきましょう。私は専門家じゃないから専門家の言うとおりだというようなことでは答弁にならぬので、こういうものを...全文を見る
○渋沢委員 とにかく安全性については本気でやるとか責任を持つと言っても、今度の予算を見てもわかるのだけれども、ざっと斜めに見ただけでも、医薬品の薬効と副作用の安全性調査、これは五十二年度は一銭もふえていない。医薬品の品質確保のための予算、これも前年度に比べて一銭もふえてたい。そし...全文を見る
○渋沢委員 そうでしたね。安全性の検証は全然やってないのだからその材料を出せというのが無理だ。添加剤その他の科目が、薬品名が出せるだけだ、こういうことですね。  まあ大臣、情けない答弁をしなければならぬですね。しかし、そういうことなんです。安全性の確かな分析も検証もやられてない...全文を見る
○渋沢委員 本当にこういうことでは困るのでありまして、余り大きな期待がかけられそうもないので、この問題でこれ以上の質疑はやめまして先に移ることにいたしますけれども、しかし、事態は先ほど指摘をいたしましたように、いずれ大きな問題にならざるを得ないという状況の中で、いま、たとえば食品...全文を見る
○渋沢委員 それで、いままでの保健所に対する国の補助内容というのは、あるいは前にも指摘があったかもしらぬのですけれども、たとえば保健所を新しくつくるときに用地費は対象にしてないですね。砂上の楼閣なんだ。あるいはそのほかにも工事事務費とか、門とかへいとか車庫とか、雑工事費なんという...全文を見る
○渋沢委員 八万八千三百円というふうに私の方では計算しているんだが、それで補助率三分の一。これは高い方ですね。いまおっしゃったように九万円足らず。ところが東京などで見ますと、実際に幾らかかっているかというと、平米二十八万は現実にかかっているわけですよ。実際に保健所と言える設備をつ...全文を見る
○渋沢委員 全く話にならぬのですよ。市町村、たとえば東京で言うと東村山が十八万、東久留米が十六万、というのはもっとふえているでしょう、これは一年前くらいの数ですから。そういうところで、これは実際これだけの人間が住んで、しかもどんどんふえているという状況のところで保健所が一つもない...全文を見る
○渋沢委員 ですから全く不十分なんですよ。予防が大事だというようなことを言ったって、実際はそういう構造になっていないわけだ。必要があってできているものについて、それをいいかげんほったらかしてあって、そうもいかないのでぼちぼち認めていこうかというようなことをいまの答弁のようにやって...全文を見る
○渋沢委員 今年度中にはその未認可の分については処置するというふうにおっしゃった。それはもう確実にそうするということですね。いいですね。
○渋沢委員 とにかくこれもきちっとしてほしいと思うのです。認めていないところを認めたということだけで、問題は少しも解決していないですね。やはり予防というものについてのもっと抜本的な、積極的な国の姿勢というもの、単に保健所をちょっとどうかするということだけでなしに、もっと根源的に、...全文を見る
○渋沢委員 時間がありませんので、最後に自治体病院の問題について伺いたいわけですけれども、石丸局長の昨年の当委員会での発言をそのままかりて申し上げると、「公的病院なるがゆえにある程度採算を無視して行わざるを得ない医療の部門があるわけでございまして、またその医療を実施するために採算...全文を見る
○渋沢委員 二百七十一カ所、これはもう問題にならないわけですね。こういうことで対象も非常に値切られておる。これは赤字病院に限る、救急告示病院に限る、こういう枠をはめて補助対象を実はしぼっておる。値切っておる。もともと救急医療不採算制そのままの医療と言われるこの救急医療への補助は、...全文を見る
○渋沢委員 ええ、これで終わります。いまの答弁では大変物足らないので、いろいろただしたいし、救急医療の問題については特にただしたい点がたくさんありますけれども、時間が委員長からの注意もありますので、きょうはこれで終わります。
03月23日第80回国会 衆議院 社会労働委員会 第6号
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○渋沢委員 ここ数年来の不況状況の中で、いま雇用の問題が労働問題の主要な課題になっておりますように、とりわけ不況状況と言われる中で、企業努力によって困難を乗り切ろうという対応とは別に、比較的安易に被使用者、労働者の側に犠牲を押しつけて困難を乗り切るという傾向も少なくない。雇用ある...全文を見る
○渋沢委員 それは後でいいです。  ちょっとデータが古いということもあるし、ちょっと甘いんじゃないかと思うのです。どうして甘いのかということの詰めに議論をする余裕もありませんけれども、いま私が見ております資料の中で言いますと、ある団体がアンケートをとって、特に去年、おととしです...全文を見る
○渋沢委員 そこで、お話がありました納付金制度による達成企業に対する補助、助成、これは具体的にはどういう形で実施されるのか、簡潔に。
○渋沢委員 いろいろな資料によりましても、一つの問題は、雇用率達成といいましても、障害者雇用の中で紛れもなく出ている一つのデータは、非常に短期で、つまり長もちしないという状況があるんですね。これは障害者の側に問題があるというよりは、むしろ実は周りの条件、理解が、せっかく与えられた...全文を見る
○渋沢委員 私は、何もやってないと言っておるわけじゃない。ただ不十分なんですね。さっき指摘したような問題があるし、現に障害者の諸君からも痛切な要求が出ているわけです。だから、あれもやっている、これもやっているとおっしゃる、そのおっしゃる立場はわかるから、やっていないとは言わないけ...全文を見る
○渋沢委員 まあトータルで言うと、いまのような話になるのだけれども、個々に見るとひどいところもあるわけですね。もちろんそれは理由もあることだと思いますけれども、しかし法の精神からいっても、国や自治体が企業、事業主に対して障害者雇用の責任を果たすように必要な措置を講ずるということに...全文を見る
○渋沢委員 具体的な施策の中で、職業訓練校が障害者の再起にとって非常に重要な位置づけ、役割りを果たしてほしい、こういう願いの中で精薄者の職業訓練校というものがない。そこで、こういうものが考えられるか、これをぜひ欲しいという要求がありますが、何か検討されておりましょうか。
○渋沢委員 これはぜひ積極的に検討してほしい。いまの御答弁では、必ずしも障害者の立場から見た職業訓練施設として満足のできる内容ではありません。これはぜひ積極的に検討してほしいということを申し上げておきたいと思うのです。  そこで、いま一つお尋ねしておきたいのは、最低賃金法の八条...全文を見る
○渋沢委員 賃金一般について言えば、さまざまな条件に対応した賃金の体系があると思うのだけれども、最低賃金という思想は、雇用という形の中で人間が働く上でこれ以上低い水準はあってはならないという、そういう規範を定めようとするものであるわけでしょう。そういうことの中で、それは確かに現実...全文を見る
○渋沢委員 それは全く事実認識が違うんです。そういう程度の対応であるならば、機会を見て、私も具体的に事実を示してこの点は厳しく再検討を求めたいというふうに思うのです。  最後に、労働大臣にぜひお尋ねをしておきたいと思うのですが、いまの最賃法の条項にも触れる共通の課題ですが、たと...全文を見る
○渋沢委員 国家公務員の問題についても、事実、これはもう公務員としての職責を果たしがたい、その責任を逸脱する行動が存在すれば、何もこんなものを残しておかぬでもそれは対応し得るわけであって、これは差別条項と私には映るわけです。事実、適用する例がほとんどないというなら、いっそのこと、...全文を見る
04月20日第80回国会 衆議院 社会労働委員会 第13号
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○渋沢委員 日本では三百数十種類という世界に例のないほどたくさんの食品添加物が許されておる、こういう状況の中で、きょうは、明日食品衛生調査会の常任委員会が、先般大臣が諮問をいたしましたOPPについて一定の結論を出すために開かれるという状況を踏まえまして、この問題に非常に関心が集め...全文を見る
○渋沢委員 それは、いままで委員会の方で言っておった姿勢とは大分違うのだけれども、そのことで時間をつぶされてはちょっともったいないので、そこは省いていきますけれども、そんな言い方はあなただってしてはおらぬのですよ。減らしていくということが基本方針だ、しかし、国民の暮らしの上で有用...全文を見る
○渋沢委員 したがって、従来調査会の資料としてまいりました実験論文等は、そういう内容の重要性からいっても、国の機関あるいは実験データというものは権威のある学会に報告をされた、そういうものを原則としてやってきた、サッカリンなんかはそうですね、それがたてまえであったと思いますが、それ...全文を見る
○渋沢委員 今回のOPPに関するこの調査会の資料は、急性毒性、慢性毒性、発がん性にかかわるものは、WHOでの審議資料を尊重して決めているんですね。そうですね。
○渋沢委員 それから遺伝毒性については、国内の残留農薬研究所のもの、これを尊重する形で審議されているわけですね。
○渋沢委員 この合同部会では、先般、WHOが認めている一日摂取許容量体重一キログラム当たり一ミリグラムというやつ、これをいま言ったように遺伝毒性については残留農薬研、その他の一般毒性等についてはWHOの資料を審査資料として受け入れて、新聞等で伝えられるところですけれども、いま言い...全文を見る
○渋沢委員 このWHOの評価というのは、これは正確には一九六二年FAO・WHO食品委員会で審議をいたしまして、さらに一九六九年FAO・WHO残留農薬専門委員会で認めたものですね。これは政府が調査会に諮問いたしました諮問文書の中にも明確に示されておる。その根拠論文は、今回の調査会に...全文を見る
○渋沢委員 WHOはホッジのものを中心にしてやったわけですが、そしてWHOの審査とその評価をそのまま調査会合同部会は受け入れたわけですけれども、これは言うまでもありませんけれども、ラット飼料添加二年の慢性毒性実験でゼロと〇・〇二と〇・二と二%と、それぞれの四つのパターンでOPPを...全文を見る
○渋沢委員 そうなんです。このデータによれば、二%群に認められたということですね。したがって、〇・二%ということで抑えているわけですね。それははっきりしている。  ところで、このWHOの評価に一つ大きな疑問が投げかけられているのを知っていますか。ホッジ実験のデータをよく検討して...全文を見る
○渋沢委員 さらに尋ねますけれども、ホッジ論文ですね、私が質問主意書で出しましたことに対する答弁書の資料にもありますように、これはホッジさんやスペンサーさんらの共同論文ですね。
○渋沢委員 OPPの世界最大のメーカー、世界唯一と言った方がいいかもしれませんが、あなたの方の答弁書によれば、ここしかないと言っているのですが、アメリカのダウケミカル社、言うまでもありませんね、そうですね。これは聞かぬでもいいでしょうが、まさに世界唯一と言っていいOPPのメーカー...全文を見る
○渋沢委員 しかも、このFAO・WHO食品添加物合同委員会の議長は、このダウケミカル社のスペンサーですね、これも御存じでしょう。
○渋沢委員 つまりWHO、WHOとあなた方はにしきの御旗にして、長年、委員会でも国会でもあらゆる機会に、疑問があって疑点が投げかけられても、いやWHO、これで抑えてきた。ところが、たまたまOPPで言うならば、世界で唯一最大のOPPメーカーであるダウケミカル社、ここの研究員がつくっ...全文を見る
○渋沢委員 ぼくの質問に答えてない。ぼくが言ったのは、アメリカでは農薬としてだけではなしに、一定の食品添加物としての扱いをしているんですが、そのことは避けまして、時間がないので、私が質問主意書で聞いたのは、OPPの使用を認めている世界各国は、残留農薬として認めているのか食品添加物...全文を見る
○渋沢委員 それは構わない、構わないというのは、さっきのいいかげんなWHOの基準をもとにして、気安く構わないような話をされるけれども、先へいこう。  さて、残留農薬研究所にOPPの遺伝毒性にかかわる実験を依頼したのは日本青果物輸入協議会ですね。これはOPPが認められてアメリカか...全文を見る
○渋沢委員 だから、これは先ほどのWHOと期せずして全く似た話になってしまったのだけれども、あそこはダウケミカル社の研究員が自分でつくった論文を、WHOの委員長として自分で審査してオーケーを出した。今度はアメリカの政府と心を一にして、利害を一にして日本の青果物輸入業者が農薬研に頼...全文を見る
○渋沢委員 時間がないので聞いたことだけきちっと答えてください。  そこで、厚生省にとって一番大事なことは、とにかく発がん性とか毒性が問題になっているときには、念には念を入れて、もともと疑わしきは用いずという原則があるのだから、そういう姿勢でやらなければならないという意味で言っ...全文を見る
○渋沢委員 そういう事務的な官僚的な答弁でこれだけ重要なものを扱ってはいけないですよ。私は現物は見ていないけれども、国際医学雑誌「遺伝」の四月号には、西岡さんの論文がすでに発表されておる。もちろん学会でこれが公表されたというものではないかもしれませんけれども、そういう事実も承知し...全文を見る
○渋沢委員 局長は読んでないということなんですけれども、私もいろいろ伺ったところによると、これは非常に水準の高い文献です。基礎的な化学物質の突然変異性検出法というもの。しかもお二人とも権威のある学者、専門家でいらっしゃるわけですが、ここでは、実験の基礎知識として、細胞に薬品を与え...全文を見る
○渋沢委員 いま大変重大な発言があったので明らかにしておきますが、長時間やっているというけれども、三・五時間及び二十四時間の問題ですが、三・五時間のこの処理の中で転座染色体、これは外村先生がおっしゃっておる。私も直接聞いておる。弟子がどう言ったという話は後で言いましょう。この外村...全文を見る
○渋沢委員 だれが言ったのですか。先生の名誉にもかかわることだ、はっきり言いなさい。これは重大なことですよ。OPPを決めるに当たってそんな……。
○渋沢委員 これは委員長もお聞きになっていて——私も実は、この事実は、外村先生の残留農薬研の論文に対する意見についても先生のお話を聞きましたのですけれども、なお、いまの件についても私は、直接先生からいま私が申し上げたようなことを確認しておるわけなんです。そのことだけではなくて、こ...全文を見る
○渋沢委員 ぜひ理事会で御検討をいただきますようにお願いをいたします。  そこで厚生大臣、いままでの局長との質疑応答を聞いていただいて、やはり日本人の多くの人たちが、しかも日本の国民の健康と安全ということだけを考えて、果物業者の方はまた特定な生活擁護という立場があるかもしれませ...全文を見る
○渋沢委員 全く木で鼻をくくったような答弁だ。まさにそうじゃありませんか。事の本質に答えてない。それであしたでしょう、あした常任委員会で結論を出すことはあなた方の組んだスケジュールだ。部会は、もう合同部会で決めておるのだから、これはオーケーだ。それはそうだろう。外村先生をして言わ...全文を見る
○渋沢委員 国会議員の傍聴を認めますか。私が傍聴をしたいと言ったら拒みますか。その拒む根拠は何だ。
○渋沢委員 調査会の内規では、調査会の各種会議は一切非公開と決めているのですか。
○渋沢委員 取り扱いをやっているので、決めちゃいないじゃないか。運用の面でそうやっているのだ。いいかげんなことを言っちゃいかぬ。しかも四十名の調査会、法律で四十名つくれと言っている調査委員が、実際は毒性部会、添加物部会を合同会議でやったって二十人ぐらいでしょう、いや足らずでしょう...全文を見る
○渋沢委員 速記録は最近の常任委員会はとっておりますか。
○渋沢委員 これは数年前からの委員会で指摘があって善処するということをちゃんと答弁をしておるが、善処する、検討する、これもやっていない。いま政府の関係の審議会で速記の記録一つとっていない、こういう諮問機関なんてほかにありませんよ。ところが伝統的にこれをやっておる。まず非公開、秘密...全文を見る
○渋沢委員 尊敬する委員長との間で、余り問答は繰り返したくないので、それはやめますが、これは速記録を見ればわかりますが、先ほどの局長の答弁は、外村先生はこう言って批判していますよと私が尋ねたときに、いや、そういう外村さんもちゃんと実験を見て、自分の教えた者から相談を受けて、オーケ...全文を見る
○渋沢委員 いや、それは後でつけ加えておっしゃったのです、私がただしたものだから。それはだれが言ったのだと言ったら、実は調査会でと、こういう説明なんですね。  ですから、これは先ほどの発言を訂正されるか、あるいはこれは委員長をいろいろ煩わして恐縮であるけれども、私がこの委員会の...全文を見る
○渋沢委員 時間がもう大変詰まっておるので残念なんですけれども、私がいろいろな角度から指摘したにもかかわらず、大臣も局長も、この疑惑を本当に晴らして、そうして胸を張ってOPPの処理について決めるという姿勢ではなしに、官僚的な事務的な答弁で事態を糊塗して、OPPについての間違った決...全文を見る
○渋沢委員 OPPで時間を食いましたが、大臣がもっと誠意ある答弁をすれば早かったのです。  そこで、サッカリン問題は、やむを得ませんから、また改めて機会をいただくことにしますが、しかし、お呼びをしている方もあるので、幾つかの点だけは明らかにして、ただしておきたいと思うのです。 ...全文を見る
○渋沢委員 告発状を出した人は納得して、それで資料だということで帰ったというお話ですね。そういうことが事実であれば、私がここでとやかく言う筋合いのものでもないということになるわけです。  しかしいま一つだけ、もうこれでやめますが、告発というのは、材料が不十分だから受理しないとい...全文を見る
○渋沢委員 本人が了解して下げたかどうかは、本人がいまの話を聞いて判断することでもありましょうし、そのことはもう触れません。  最後に大臣、サッカリン問題については、言うまでもありませんが、カナダからの材料も入ってきているはずです。いま時間を用いてここで改めて責任を追及する時間...全文を見る
05月19日第80回国会 衆議院 社会労働委員会 第20号
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○渋沢委員 問題が大きいわけですから、その抜本的な議論をじっくりやらなければいけませんので、きょうは健保に関連して、厚生関係の一般質問を行うことにいたします。  私は、薬の問題、とりわけ薬害をきょうは尋ねたいと思うのですけれども、その前に、きのう厚生省が明らかにしたところによる...全文を見る
○渋沢委員 お話の筋としてはそういうことなんだと思いますが、やはりいま局長からもお話があったように、その中でポイントになっているのは、先般もこの委員会でわが党の川本委員からも指摘がありましたけれども、薬の価格の問題、この薬価基準と実勢価格の差益の問題、一言で言えば、医師のうまみと...全文を見る
○渋沢委員 まあ国民の側の薬への対応に責任を転嫁するような言いようは、これは大臣として決して穏当な説明ではないと思う。いまのお話を聞いておっても、その程度の姿勢ではこの問題は解決しないということは明らかだ。やはり医師の側に対して強力な指導が義務づけされるような姿勢がないと、これは...全文を見る
○渋沢委員 くどくどと申し上げるまでもなく、まさにこういう事態が日常茶飯事のようにわれわれの周辺に存在をして、ますます医療行政というものに対する不信を高めていると言っても言い過ぎでない。皆保険ということで一定の保険料負担を義務づける一面、医療の供給については、いまの話だけでなしに...全文を見る
○渋沢委員 いまいろいろお話がありましたけれども、その中で企業からの副作用報告というのをさせるようになっている。ちなみに伺いますが、五十一年度で企業からの自発的な報告は何件ありますか。
○渋沢委員 モニター病院、モニター制ということが、この副作用対策の柱になっておるということですけれども、この副作用モニター報告というものの件数、総件数はどのくらいになっていますか。
○渋沢委員 十年で三千件ということ、これは実際の発症数から比べると、問題なく非常に少ないというふうに言わざるを得ない。  具体的なことを、余り例を挙げて言いませんけれども、たとえば大阪大などを含む大阪の四つの病院の副作用研究組織で共同研究をやっていますが、あそこの四十九年の発症...全文を見る
○渋沢委員 モニター病院というのは、全体の病院の何%を占めておるか。
○渋沢委員 ですから、モニターの報告件数は、重篤な副作用については全部掌握しておるようなおっしゃり方をしては、それはうそになるんですよ。ごく一部だとおっしゃったけれども、病院といっても、いろいろな規模もありますし、数の上で何%だとは私はあえて言いませんけれども、あなたがおっしゃっ...全文を見る
○渋沢委員 要するに、実際に現に起きている副作用の実態のごく一部しか実はモニター制度を通してつかんでいないということの中で、そのごく一部の三千件の調査をやる、これは全部処理済みだ——処理済みだが、処理分類というものはできていますか。たとえば製造中止とこの調査を通してやった、それか...全文を見る
○渋沢委員 答えになっていない。きのう私、役所へ聞いたら、できていないのだ。十年に三千件で、一年にたかだか三百かそこらの、しかもモニターからの重篤な副作用というものについて、そういう整理すらできていない。それでは、その十年間の役所に出された副作用の中での傾向を定かにつかむこともで...全文を見る
○渋沢委員 製薬メーカーに対しても、実際にはいろいろこういう重篤な副作用の報告があっても、いろいろ注意を与えたり処置はするけれども、その点検が本当に厳しく行われておるかというと、これは決して十分とは言えない。いまのお話のように、企業の側や医師会とか医者に何かを少しきつい形でやって...全文を見る
○渋沢委員 要するに、半分はほとんど効き目が定かでないということがわかった、中には三百も四百もが全く薬効なしということもあるということ、これじゃ国民の側から見ると全く安心ができない。しかも、いままで調べたのでは、対象の全体のこれは何割ですか、二割ぐらいになっているのですか。
○渋沢委員 全体では……。
○渋沢委員 いい、いいと言って認めてきたのだから、そのくらいの弁明はしなければならぬだろうけれども、しかし、大変情けない話で、ずさんな薬務行政のありようをまざまざと示している以外の何物でもないということが再評価のデータ——しかも五年も六年もたって二割しかできていない。五年で二割な...全文を見る
○渋沢委員 何と言おうと、キノホルムやスモンの例を引くまでもなく、国の薬務行政の無責任さ、ずさんさがどれだけたくさんの傷跡を国民の中に残しているかということは言うまでもない。そしてこれだけ厳しく問われながら、なおかつ残念ながら私どもいまの政府の対応をほめるわけにいかない。  も...全文を見る
○渋沢委員 ただしたい点がたくさん残っておりますので、私の質問を留保してきょうは終わります。
10月25日第82回国会 衆議院 社会労働委員会 第1号
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○渋沢委員 この委員会で私が身障者の雇用促進の問題でお尋ねをいたしました際に、この問題は機会あるごとに指摘をし、また報告も受けたい、こう申し上げたわけですけれども、きょうは、まず冒頭に、この点についてお尋ねをしておきたいと思うわけです。  昨年改正されました身体障害者雇用促進法...全文を見る
○渋沢委員 その主要な特徴というか問題点を、法改正の趣旨に照らして身体障害者の雇用促進がどの分野で進み、全体として進んでおるのか、どの分野でおくれておるのか、全体としておくれておるのか、微細にわたって全体の御報告を受けるわけにもいきませんが、特に問題点、特徴を説明してほしい。
○渋沢委員 まあまあといった部分もありますけれども、しかし、いまの報告だけで聞きましても、決して十分な状況だというふうには残念ながら言えないですね。これは局長どうなんでしょう、こういう状態はどこに原因があるのか。いま全体に雇用の問題が非常に厳しく問われている。だからこそ一番しわ寄...全文を見る
○渋沢委員 いろいろおっしゃいますけれども、要するに、いまの状況では非常に不満足でありまして、きょうは、ほかにお尋ねしたい本題がありますので、余り多くの時間を費やすわけにいきませんけれども、こういう状況だからこそ、もっときめの細かい指導がないと、何のために法改正をやったかわからぬ...全文を見る
○渋沢委員 いま大臣が言われたように、特に成績のよくない分野に、銀行業界を初め積極的に詰める、こういう姿勢を示されたことは大変結構なことで、これはぜひ進めていただかなければならぬ。強くお願いをして、ほかの問題に移りたいと思うのです。  さて、私がお尋ねしたいのは、きょう特に通産...全文を見る
○渋沢委員 そういう状況の中で皮革や、くつの自由化というのは、どこまで支えられるか。これは何年とは言えないということではありましょうけれども、しかし、そうはいっても十年は、自由化になるということはあり得る状況じゃない。どんな外圧があろうと、あり得る状況じゃないというふうにめどをつ...全文を見る
○渋沢委員 あなたも担当の課長で御存じのとおり、くつの産業でいいますと、たとえば二千百余の企業数の中で、大手と言っていいかどうか、とにかく大手と強いて言えるのが十か十一かというような、せいぜいそんなところで、あとはまさに弱小企業、それから数ではとらえ切れない、言ってみると・家内工...全文を見る
○渋沢委員 時間がないので、はしょって尋ねますけれども、いま韓国あたりからくつの半製品がかなり大量に日本に入ってきている。材量はまあ日本から行くのでしょう。そして、これは非自由化ということがあるが、しかし半製品、くつの上と底をばらしたもので、製品としてではなしに、機械でいうなら部...全文を見る
○渋沢委員 まあ、そういうことなんです。これは大変なことでありまして、先ほど来申し上げるように、まさに日本のくつ産業の経営者が、日本の工場放棄で、そして商社化していくということ、これが自由化への対応であるという趨勢をつくったのでは、やはり大変な問題である。まして先ほど言うような非...全文を見る
○渋沢委員 ゴムの話がありましたけれども、私が聞きたいのは、日本の労働者を使わないで、そして商社化していくというような、こういうくつ業界の趨勢ですね。通産省は、そういう流れもやむを得ないという方向で、そして、この業界の再編成、国際競争力に耐えられる業態の整理、体制づくりというもの...全文を見る
○渋沢委員 そういう方向で具体的に、どういう施策をとるかということは、これはむしろ商工委員会での論議の課題に移っていくと思いますので、通産省への質問は、ここで打ち切らしていただきます。ありがとうございました。  最後にひとつ労働省として、こういう実は業界の実態がありまして、そう...全文を見る
○渋沢委員 時間が参りましたので終わります。
11月02日第82回国会 衆議院 本会議 第10号
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○渋沢利久君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま議題となりました健康保険法及び船員保険法の一部を改正する法律案並びに自由民主党による修正案に反対し、以下その理由を明らかにいたしたいと存じます。(拍手)  申し上げるまでもありませんが、昭和四十八年第七十一国会における健...全文を見る