支持率81%超えの圧倒的な存在感、ロシア・プーチン大統領。なぜ次の大統領選挙も盤石なのか – 自社 (ブログ)



任期満了に伴うロシア大統領選が3月18日に行われます。今のところ昨年12月に出馬を表明したウラジミール・プーチン大統領が支持率で独走しており、4選が確実視されています。今回は、プーチン大統領が盤石である理由と、ロシア大統領選の日本への影響について見ていきましょう。

盤石な理由1  高い支持率

プーチン大統領の当選は確実視されています。それは、第一に、有権者の愛国心に訴える政策に成功し、支持率の上で独走しているからです。その代表例が、2014年のクリミア半島のロシア領への編入でした。

今からすると意外ですが、前回の2012年選挙ではプーチン大統領は大きな逆風にさらされていました。大統領選前にあった下院選で、与党「統一ロシア」が勝利しましたが、選挙で不正があったのではないかという批判が各地で巻き起こり、デモが相次いだのです。その後の支持率も50%台で好調なスタートとはいえませんでした。

しかし、2014年には、プーチン大統領は、欧米諸国やウクライナは違法であると反発しているものの、クリミアがロシア固有の領土であるとしてクリミア半島を支配下に置くことに成功します。その後の世論調査では、プーチン大統領の支持率が70%にまで上昇しました。

その後も支持率を伸ばし、今年1月の調査では、大統領選への立候補表明者の中で、プーチン大統領の支持率は81.1%をマークしています。

盤石な理由2 立候補の難しさ

プーチン大統領の当選が確実視されるもう1つの理由として、大統領選挙における立候補のハードルの高さや、それにちなんだ不正疑惑があります。

まず、立候補するには、ロシア下院に議席を有するなど規模の大きい政党から出馬するか、それ以外の立候補者については条件によって105000人ないし315000人もの署名を集めるなどしなければなりません。そのため、中央選挙委員会によれば当初は67人が立候補を表明しましたが、最終的に立候補できるのは少数にとどまるでしょう。

他にも政権批判を強める立候補表明者がいますが、いずれも支持を集めるには至っていません。

プーチン一強への反発も

プーチン大統領が当選することについては確実視されていますが、それに対する批判も巻き起こっています。1月28日には、上述のナワリヌイ氏が中心となって、選挙が「茶番」であるとして、投票の棄権を訴えるデモがロシアの約100都市で開かれました。モスクワやサンクトペテルブルクでは、警察の不許可に関わらず数千人規模のデモに発展したと伝えられています。ナワリヌイ氏をはじめ、ロシアメディアによれば全土で180人以上もが身柄を拘束されるに至っています。

プーチン陣営は高い得票率・投票率による信任を狙っています。反対票や棄権が増えることは自らの正統性を傷つけるからです。そのため、こうしたデモはプーチン大統領にとっても重要な問題であると言えるでしょう。

日本との関係は?

日本側の懸案として北方領土問題とそれに紐づいた平和条約締結問題があります。安倍首相はプーチン大統領と既に20回の首脳会談を重ねているなど、日ロ関係の改善に強い意志を表明しています。

しかし、北方領土で「共同経済活動」を開始することで合意しましたが、それが返還に向けたものであるかについては溝が大きいままとなっています。1月29日は新しい駐日大使として、北方領土において強硬な主張をするガルージン氏が就任しました。今後日ロ関係が安倍首相の思惑通り改善するかは未知数と言えるでしょう。












齋藤 貴

齋藤 貴

ペンネーム。23歳大学生。大学では政治学を専攻。テレビドラマ『相棒』が大好きです。


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