島津幸広

しまづゆきひろ



当選回数回

島津幸広の2015年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月09日第189回国会 衆議院 予算委員会公聴会 第1号
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○島津委員 日本共産党の島津幸広です。  きょうは貴重な御意見ありがとうございました。  私からも公述人の皆さんにお聞きしたいと思います。  時間が限られていますので端的に御質問させていただきます。  最初に、水野公述人にお聞きします。  私も「資本主義の終焉と歴史の危...全文を見る
○島津委員 ありがとうございました。  もう一問、水野公述人にお聞きしたいと思います。  この本では、日本での労働の規制緩和の名のもとにつくり出された非正規雇用社員の増加や人件費の抑制などの御指摘があります。こうした非正規雇用の増大、実質賃金の連続マイナスなど、現状の雇用問題...全文を見る
○島津委員 ありがとうございました。  続いて、西田公述人にお聞きいたします。  事前にいただいた資料の中では、自殺や精神疾患による経済的損失の指摘とともに、若年層の精神疾患の予防の必要性などを訴えられていました。  今、若者を使い捨てにするブラック企業が大きな社会問題にな...全文を見る
○島津委員 ありがとうございました。  続いて、鈴木公述人と水野公述人にお聞きしたいんですけれども、消費税が八%に増税されて十一カ月、生活に身近な商品の値上げも相まって、庶民の暮らしを圧迫しています。  総務省発表の二〇一五年一月の家計調査によると、一世帯当たりの消費支出は二...全文を見る
○島津委員 ありがとうございました。  時間が来ていますので、最後に、私は静岡県に住んでいます。御承知のように、東海地震の震源域の上に立っている浜岡原発があるわけですけれども、福島第一原発の事故を見ても、原発事故が起きると、経済に与える影響というのは非常に大きいものがあると思う...全文を見る
○島津委員 ありがとうございました。  ちょっと時間が余りましたけれども、時間が来ましたので終わらせていただきます。  きょうの御意見をしっかり受けとめて頑張っていきたいと思います。ありがとうございました。
03月10日第189回国会 衆議院 予算委員会第七分科会 第1号
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○島津分科員 日本共産党の島津幸広です。  私は、比例東海ブロックから、浜岡原発の再稼働反対をオール静岡、オール東海の声にと訴えて国会に来ました。  あすは、東日本大震災から四年目を迎えます。福島第一原発事故はいまだに収束されず、十二万人が避難生活を続けています。  福島第...全文を見る
○島津分科員 きょうお配りした資料の中に、その当時の文書が入っています。この中に、今大臣もおっしゃっていましたけれども、「三十年以内にマグニチュード八程度の想定東海地震が発生する可能性が八七%と極めて切迫している」、このようにしています。そして、現在ではマグニチュード八から九クラ...全文を見る
○島津分科員 死者が最大で三十二万人、避難生活者は九百五十万人。想像を絶する被害が想定されています。  二〇〇九年八月十一日に、駿河湾を震源地とする地震が起きました。早朝でしたので、多くの人がまさか東海地震ではと寝床から飛び起きたという話を聞きました。私も静岡市に家がありますか...全文を見る
○島津分科員 南海トラフ地震のエネルギーは、マグニチュード八から九、巨大なものになります。広い範囲で震度七から六強の揺れが想定されています。  それに比べてはるかに小規模な地震だった駿河湾地震で、浜岡原発の揺れは設計時の想定を上回り、機器の異常が多発しました。しかも、同じ敷地内...全文を見る
○島津分科員 中部電力の報告によると、この五号機の増幅の原因は、五号機の直下に、今もお話がありましたけれども、ここに分布している低速度層と呼ばれる脆弱層がある、この低速度層というのは凸レンズ状のもので、地震が発生した方向にその低速度層があって、それが揺れを増幅させる、簡単に言えば...全文を見る
○島津分科員 まだ審査中だということです。まだはっきりしていない。  浜岡原発が震源域の真ん中にあるというのはもう周知のことです。  これまでの質疑の中でも、安全だという保証は全く見られないし、むしろ今のように未解明なところも多くあって、その分危険性が浮き彫りになっています。...全文を見る
○島津分科員 お渡ししたこの地図を見ていただければわかるんですけれども、浜岡原発の周辺もそうなんですけれども、伊豆半島の方に、永久停止を求める赤い色が多くあります。  この伊豆半島の中にある松崎町だとか東伊豆町、南伊豆町などは永久停止、廃炉を求める意見書を採択しているんですけれ...全文を見る
○島津分科員 このように住民の不安が増大する、そういう中でも、現に原発があるわけです。そして、大地震の発生がかなり高い確率で迫っている、こういうことも予想されている。こういうもとで、住民の命と安全を守るために、避難計画を速やかに策定して、そして、計画をつくるだけじゃなくて、それを...全文を見る
○島津分科員 それでは、今、全国の原発立地自治体、周辺地域で計画作成が進められていますけれども、現時点での避難計画の策定状況はどこまで進んでいるんでしょうか。
○島津分科員 今お答えになったように、女川、東海、浜岡、この三つの地域はまだ策定がゼロ、こういう状況になっています。  私は、この間、地元静岡県や浜岡原発の周辺自治体に足を運んで実情をお聞きしてきました。率直に言って、県や市町の皆さんは本当に困っています。  浜岡地域の場合、...全文を見る
○島津分科員 浜岡原発がある御前崎市の隣、牧之原市では、静岡県のシミュレーションに基づいて独自で避難計画をつくり、市民への説明会を開催、実際に訓練も実施しています。静岡県内でも進んでいるところです。それだけに、避難そのものの問題点がかなり浮き彫りになっています。  資料をお配り...全文を見る
○島津分科員 牧之原市で聞きましたら、避難の場合、当然、被曝を少なくすることが必要なんです。ですから、避難は風上に逃げるのが原則です。ところが、牧之原市の避難ルートが決まっているんですけれども、季節によると風下になる場合があるそうです。ですから、その場合には被曝を避けるためにルー...全文を見る
○島津分科員 今まで議論してきたように、問題だらけです。避難計画もできていない、そして原発も東海地震の震源域に建っている、こういう危険なことで疑問も多い、解明されていない問題も多い、こういう状況なのに、なぜ中部電力は浜岡原発の再稼働に固執しているんでしょうか。  原発を持ってい...全文を見る
○島津分科員 ぜひ、再生可能エネルギーが普及して、原発に頼らなくてもいいような状況を一日も早くつくっていただきたいと思います。  浜岡原発をめぐって、地震予知連絡会の元会長の茂木清夫さんは、原発というのはそもそも、アメリカでも地震が起きないところ、つくっている場合でも、本当に地...全文を見る
03月27日第189回国会 衆議院 環境委員会 第3号
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○島津委員 日本共産党の島津幸広です。  私は、比例東海ブロックの選出ではありますが、住まいは望月大臣と同じ静岡市です。だからというわけでありませんけれども、ぜひ真摯な御答弁をお願いしたいと思います。  環境行政にとって、産業廃棄物とリサイクルの問題は重要な課題です。きょうは...全文を見る
○島津委員 大臣も言われたように、あってはならないことです。廃棄物処理法も、適切に処理することで、生活環境の保全及び公衆衛生の向上を図ることを目的にしています。  また、農水と環境の共管で食品リサイクル法があります。この法律は、多量排出者が廃棄物の再生利用を促進し、排出の抑制を...全文を見る
○島津委員 このリサイクルを進めるために、登録再生利用事業者という制度を定めています。登録されたリサイクル業者は、廃棄物処理法上や肥料取締法上の特例を受けられることになっています。  この法律に基づき登録をしている事業者の数、そして食品製造業が排出する食品廃棄物の量、そのうち再...全文を見る
○島津委員 今お答えがあったように、これだけ多くの事業者が登録されてリサイクルが行われています。特例を与えている事業者ですから、当然、適正にリサイクル事業が行われているはずだと思いたいわけですけれども、しかし、現状はどうでしょうか。  愛知県の方から訴えがあり、現場に行ってきま...全文を見る
○島津委員 今お答えがあったように、本当におかしな使い方です。私と同行していただいた農家の方も、これでは育つものも育たない、こういうふうに言っていました。とても普通の使い方ではない。  ここにその肥料の実物を実は持ってきたかったんですけれども、遠慮させていただいたんです。という...全文を見る
○島津委員 先ほども言いましたように、肥料の扱いになれている農家の方も、これは異常だ、これが肥料だといっても納得できない、このようにおっしゃっていました。  田原市役所でお話を伺いました。そのときには、農水省が肥料であると認定していて、県も問題ないと言っているので困っている、こ...全文を見る
○島津委員 製品として認められていても、扱い方によっては廃棄物に当たるという判断もあるわけです。  そこで、環境省にお聞きします。  環境省通知「行政処分の指針について」を出されています。この通知を出された狙いを簡潔にお聞かせください。
○島津委員 今お答えになったように、悪質な業者をきちんと取り締まるために出された通知です。  悪質な業者の中には、これは廃棄物じゃなくて商品だ、こう言って言い逃れをするところもあります。フェロシルト事件もそうでした。それも踏まえて、通知では、廃棄物を有価物と称し、法の規制を逃れ...全文を見る
○島津委員 強烈な悪臭を発生させて、周辺の農家や住民の生活環境に支障を来しています。  私、行っていろいろお話を伺ってきましたけれども、風向きによっては洗濯物が干せない、においが移っちゃうわけです。それから、そこに住んでいてにおいが体にしみついて、近所づき合いのときはいいんだけ...全文を見る
○島津委員 写真でお見せしたように、肥料を必要以上に畑に積み上げる、そして、この畑とは別に、一時保管として野積みしている場所もありました。こういう状況は、需要もないのに廃棄物をどんどん受け入れて、肥料にして排出している、こういうことから起きるわけです。においの原因も、結局、処理を...全文を見る
○島津委員 食品リサイクルの基本方針に、次のように明記しています。「肥料化については、」「地域や市場における有機質肥料の需給状況や農業者の品質ニーズ等を十分に踏まえつつ、利用先の確保を前提とした上で実行していく必要がある。」このように書いてあるわけです。つまり、売れる見込みがない...全文を見る
○島津委員 もう一つ紹介したいと思います。  この肥料なるものが積み上がっているところなんですけれども、市民団体が検査したそうです。そうしたら、この肥料を入れた畑から最大で環境基準の五・二倍、一リットル中〇・〇五二ミリグラムの砒素が出たということです。当然、通知の基準にある環境...全文を見る
○島津委員 今お答えになったように、確かに愛知県の調査では砒素が出ませんでした。しかし、市民団体は再調査をやりましたけれども、やはり基準値以上の数字が出たそうです。これはどちらが本当かということじゃなくて、どちらのデータもあるという事実が大事なんです。県も市民団体の調査結果を否定...全文を見る
○島津委員 注視じゃなくて、やはり大事な問題ですから、市に申し出て、県は聞いていないという話なんですけれども、本当に安全にかかわることですから、ぜひ国も責任を持って、県待ちではなくて、必要な指導なり対応をしていただきたいと思うんです。市民の不安を取り除くために努力を行政が惜しむべ...全文を見る
○島津委員 写真の二と三をごらんいただきたいと思うんです。  これは、問題の畑に搬入された肥料をすき込んでいるところの写真です。写真で見ておわかりのように、重機を使ってやっています。しかし、この重機はこの肥料をつくった業者のもので、工場がある豊橋市から田原市への運搬もすき込みも...全文を見る
○島津委員 これまで述べてきたように、これほど地域住民や地元の行政も困らせている、こういうわけですから、国もこうした事態を掌握していると思います。  この肥料の名称、取り扱っている事業者名、ぜひお答えください。
○島津委員 写真で重機が写っています。写真の三で、重機のところに、ボディーに業者名が書いてあります。タナカ興業という名前が読み取れるわけなんですけれども、実は、この業者の肥料が問題になるのは今回が初めてではありません。  二〇〇三年に、静岡県が、このタナカ興業の肥料を受け入れた...全文を見る
○島津委員 先ほどの厳しい通知は何のために出したのか。先ほどもお答えがあったように、違法な業者をきちんと処分して、廃棄物の適正処理を進めるためではありませんか。  しかし、現実として、この静岡県と愛知県の例にあるように、県によっては同じものが、廃棄物として認定されたり有価物とし...全文を見る
○島津委員 廃棄物の処理、リサイクルをめぐっては、適正処分よりも安く済むからとリサイクルへ廃棄物を回す。しかし、その後をしっかり監視しないと、リサイクルではなくて不法投棄にもつながる、こういうおそれがあるわけです。現にそういう疑いが起きている。  こういうことを許してはいけない...全文を見る
○島津委員 冒頭でも述べましたけれども、国民の健康と良好な環境の確保、これが環境省の原点なわけです。その先頭に立つ大臣なわけですから、ぜひ国の責任をきちんと果たしていただきたいと思うんです。  この事例というのは、私も本当に、現場に行っていろいろ考えさせられました。これから、こ...全文を見る
04月08日第189回国会 衆議院 外務委員会 第5号
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○島津委員 日本共産党の島津幸広です。  地球温暖化対策は、待ったなしの課題です。本法案では、開発途上国の温室効果ガス削減と気候変動の影響への適応を支援する基金、緑の気候基金、GCFに対して、我が国が最大で十五億ドルを拠出することになります。  地球温暖化に伴い、世界各地で激...全文を見る
○島津委員 そういう姿勢なんですけれども、これまでも議論がありましたけれども、昨年十二月のペルーのリマで開催されたCOP20では、出席した望月環境大臣が、できるだけ早期に提出することを目指すと述べるにとどまって、温室効果ガス削減目標を提示できませんでした。これに本当に多くの国民が...全文を見る
○島津委員 潘基文国連事務総長は、COP20に際してのビジネスフォーラムでのスピーチで、特に主要経済国及び先進国については、各国が自主的に決定する約束草案を二〇一五年第一・四半期までに提出するよう求めると呼びかけました。この主要経済国、先進国には、当然、日本も入っています。  ...全文を見る
○島津委員 再三聞いても、できるだけ早くとしか言いません。削減目標をいつまでに示すかさえ明言できない日本政府の責任は、非常に重たいと言わざるを得ません。原発の比率をどのぐらいにするか、いわゆるエネルギーミックスの見通しが確立していないことなどを削減目標が定まらない口実にするのは、...全文を見る
○島津委員 ところが、そういう指摘があるわけですけれども、日本政府の対応はどうか。  一九九七年に締結された京都議定書では、日本は、二〇〇八年から五年間で温室効果ガスを一九九〇年比で六%削減することを約束してきました。しかし、その後、京都議定書から離脱し、二〇一三年に暫定的に示...全文を見る
○島津委員 この化石賞というのは、前向きな取り組みを見せない国に対して贈られる不名誉な賞です。日本は、産油国と並んで、この化石賞の常連国になっています。京都議定書の基準年となった一九九〇年比で、排出量を減らすのではなく、三・一%もふやすという日本の目標に、気候行動ネットワークは、...全文を見る
○島津委員 積極的にリーダーシップを発揮するという言葉にふさわしい、野心的な、それこそ世界をリードする積極的な削減目標を早く決めて早く出す、それでこそ世界の行動をリードする役割を果たすと思います。  いろいろ、いつ出すかという議論がありましたけれども、COP21の議長国フランス...全文を見る
○島津委員 何度聞いても同じような答えなんですけれども。  期待の裏返しという議論がありました。期待に応えて、削減目標は、積極的にリーダーシップを発揮する、これにふさわしい、野心的な数値になると思うんですけれども、そのように作業していると思いますが、どうでしょう。
○島津委員 ぜひ、ふさわしい、野心的な数値を出していただきたいと思います。  次に、今回の法案で、我が国は緑の気候基金に最大で十五億ドル、円換算で、いろいろレートの問題はありますけれども、およそ一千五百四十億円、この拠出をすることになります。  米国に次ぐ二番目という表明額な...全文を見る
○島津委員 昨年十二月のリマでのCOP20の会場で、日本がインドネシアに建設する石炭火力発電所への支援として拠出した約十億ドルが、温暖化対策を目的とする基金から出ていた、このように批判されました。緑の気候基金の事務局長も、資金が限られている中で、気候変動にどれだけよい影響を与える...全文を見る
○島津委員 このCOP20で、日本の気候資金援助にインドネシアの石炭火力発電所建設が含まれた、これが報道されて、事務局長が懸念を表明する。国際的にも大きな反響を呼んでいます。この件でも化石賞を受けているわけです。  石炭火力発電所は、どんなに高効率でも、天然ガスの発電に比べれば...全文を見る
○島津委員 それでは、その発電総量はどれだけになるんでしょうか。
○島津委員 時間がなかったものですから事前にレクを受けられなかったものですから、私、独自に調べたんですけれども、「環境・持続社会」研究センターというところの試算では、二十一件で二十ギガワット、それ以上だという話なんですけれども。この二十一件に限ってみても、石炭火力発電の推定年間C...全文を見る
○島津委員 バタンでは、石炭火力発電所の建設計画が、住民や、環境に与える深刻な影響を訴える環境NGOの皆さんや、豊かな農地、漁場を奪われる住民の皆さんが力を合わせて運動を進め、推進派による脅迫や暴力をはね返して、四年間にわたって計画をとめてきています。  昨年秋には、バタンの現...全文を見る
○島津委員 そういう対応だったそうですが、ことしの三月二十四日付で、バタン・コミュニティーがJBICに対して、融資拒否の意思を示すレター、要請書が送られてきました。このレターの最後には、このように訴えているんです。  私たちバタンのコミュニティーは、例えば、ハイブリッドソーラー...全文を見る
○島津委員 国の要請があったそうですけれども、日本のスタンスとして、やはり石炭火力じゃなくて再生可能エネルギーという方向にぜひかじを切っていただきたいと思います。  それでは、緑の気候基金では、基金を使って行う事業を理事会で決めるわけなんですけれども、コンセンサスが得られない場...全文を見る
○島津委員 国際環境NGOなどは、石炭火力発電を初め化石燃料系事業を投資対象から外す要望を出しています。世界の動きからも逆行する石炭火力も投資対象にすべきなどと日本が主張すれば、世界の笑い物になってしまいます。まさかそんなことはこの理事会で主張しないでしょうね。
○島津委員 ですから、日本としても、温暖化対策に逆行する石炭火力発電を途上国の支援から外すよう主張すべきだと思います。  繰り返しますけれども、確認しますけれども、緑の気候基金では、日本が拠出した資金が途上国で石炭火力発電に使われることはないですね、ないようにしますよね。
○島津委員 繰り返しますけれども、たとえ高効率でも、キロワット当たりLNGの二倍のCO2を排出する石炭火力発電所の新設、この支援を気候支援資金に含める先進国は日本のみと言っていい状況です。気候変動の科学からも大きく乖離していることを改めて指摘したいし、緑の気候基金でも、その姿勢を...全文を見る
○島津委員 理事会の議論の際に、市民参加の保障という点でオブザーバーとしての参加ということなんですけれども、そうすると、発言権はないということですね。
○島津委員 いずれにしても、議論がオープンに行われ、基金の活用先、事業内容などに環境団体を初めとした市民の声が反映されるよう、日本としても力を尽くすよう求めます。  緑の気候基金の事務局は、四月末までに各国の契約金額の半分の調達を目指しています。そのためにも日本の迅速な手続が不...全文を見る
○島津委員 終わります。ありがとうございました。
04月24日第189回国会 衆議院 環境委員会 第4号
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○島津委員 日本共産党の島津幸広です。  今JR東海が進めているリニア中央新幹線は、そもそもの必要性、経済性、採算性、環境問題など、多くの問題を抱えています。きょうはこの問題を取り上げさせていただきます。  今進められようとしている東京—名古屋間のリニア新幹線は全長二百八十六...全文を見る
○島津委員 リニアの建設にはさまざまな問題があります。環境という面だけ見ても、最大の問題は自然そのものを破壊することです。だから、環境大臣意見でも随所にわたって懸念が表明される。これを指摘しているわけです。  南アルプスのど真ん中に五十九・二キロメートル、静岡県内だけでも十・七...全文を見る
○島津委員 経済優先、時間短縮など、幾らリニア建設の意味づけをしても、それだけで、古代から形成されてきた自然という宝物を人の手によって破壊することは決して同意できません。一度破壊された自然はもとに戻らないわけです。まさに自然は宝物です。  具体的にお聞きします。静岡県の大井川水...全文を見る
○島津委員 この水がれの問題ですけれども、山梨の実験線では水源の枯渇が生じています。JR東海も、実験線でのトンネル工事による影響を認めています。  実際の工事に先立って、地下水への影響について、この実験線ですね、予測を行ったと聞いていますけれども、なぜ水がれの事態を予測できなか...全文を見る
○島津委員 予想はしていたけれども、いろいろやったけれども外れたというわけですけれども、結局、掘ってみなければわからないというのが現状ではないでしょうか。  幾らトンネルの掘削技術が進歩したといっても、工事によっては大量の水が出ることは自然の摂理です。とりわけ、山岳トンネルの場...全文を見る
○島津委員 事業主体が適切に実施してもらいたいということはもちろんなんですけれども、環境省としてもぜひ大きな役割を果たす必要があると思うんです。  この問題、大井川の毎秒二トンの減少というのは、生活用水等々、こういう問題だけに限らないわけです。  大臣、通告していませんけれど...全文を見る
○島津委員 それでは、減水対策として計画されている導水路、先ほど話がありましたけれども、これについてお聞きします。  まず、大井川水資源検討委員会というのがつくられました。これはなぜつくられたんでしょうか。そして、現時点での委員会の議論の到達点を教えていただきたいと思います。
○島津委員 導水路が主要な対策だということなんですけれども、この導水路についても、新たな指摘や疑問、懸念の声が出されています。  導水路が大井川に水を合流させるわけですけれども、それまでの上流区間というのは水が枯渇する、この可能性があるということは委員からも指摘のあるところです...全文を見る
○島津委員 なかなか皆さんの心配に応えるような答弁じゃなかったと思うんですけれども。  地元自治体からは、保全措置を尽くした上で減水となる場合の代替水源の確保の具体的な位置、方法、その確実性の根拠、水利権の存在を明らかにするよう求めた意見書が出されています。  導水路の対策を...全文を見る
○島津委員 そもそもこの検討委員会ですけれども、準備書に対しての知事意見が出された段階で立ち上げるべきものだったと思うんです。この委員会の結論を踏まえて評価書を出すべきじゃないかと思うんですけれども、事業に関連する環境影響を伴うような工事は全て環境アセスの対象とするのが本来ではな...全文を見る
○島津委員 時間がありませんから、これまで聞いた中でも具体的な環境保全措置が見られないんですけれども、次の問題に移りたいと思います。  次に、建設残土の問題です。  最初に、静岡県内で出る残土の量、置き場所は何カ所で、どこに予定されているのか。これをまずお聞かせください。
○島津委員 今出ました置き場所の候補地七カ所、このうち、少なくても、がれ場二カ所については、地質の専門家によって見直しが指摘されているところです。  資料でその二つの予定地の写真をお配りしました。こういう山の、南アルプスの中に残土を置くわけですけれども、写真を見てもらえるとわか...全文を見る
○島津委員 今お話があったんですけれども、静岡市の環境評価専門家会議があるんです。そこで扇沢について何と言っているか。山梨県側からも静岡県側からも地すべり、崩壊による侵食が進み、面積が縮小しつつある不安定な領域に当たる、そこに発生土を積み上げると重力不安定を促進し、発生土を含め、...全文を見る
○島津委員 るるお答えがあったんですけれども、曖昧な表現じゃなくて、発生土置き場については、具体的かつ遵守の必要のある設置基準を設置すべきだと思います。  大臣意見は、計画の実施に当たっては、地域住民との間で誠実かつ十分な説明と意見交換を行い、双方協議の上で進めなければならない...全文を見る
○島津委員 制度の趣旨が不十分だということなんですけれども、日本弁護士会が今回のリニアに関する問題で意見書を出しています。「全長二百八十六キロメートルにも及び、そのうち二百四十六キロメートルはトンネルという大規模な事業かつ環境に影響を及ぼす可能性の高い事業であるにもかかわらず、調...全文を見る
○島津委員 環境影響評価法第一条では、「その事業に係る環境の保全について適正な配慮がなされることを確保し、もって現在及び将来の国民の健康で文化的な生活の確保に資することを目的とする。」と定めています。そして、環境影響評価法に基づいた環境アセスメントの手続の住民参加の規定というのは...全文を見る
○島津委員 時間がありませんので終わりますが、アセスで大臣意見を述べたからといって終わりではありません。住民の生活に根差した視点で本当に環境保全が行われているのか、最後までそこに責任を持つのが環境省の役割です。このことを指摘して、質問を終わります。  ありがとうございました。 ...全文を見る
05月15日第189回国会 衆議院 環境委員会 第5号
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○島津委員 日本共産党の島津幸広です。  水銀に関する水俣条約を担保する二つの法案について質問いたします。  水銀は、微量でも生物の体の中に蓄積、濃縮され、食物連鎖の中でさらに濃縮されます。水銀条約の目的は、「水銀及び水銀化合物の人為的な排出及び放出から人の健康及び環境を保護...全文を見る
○島津委員 それでは、具体的なことをお伺いいたします。  まず、水銀による環境の汚染の防止に関する法律です。初めに、定義について伺いたいと思います。  水銀使用製品とは、具体的にどのようなものを指すんでしょうか。乾電池、蛍光管、体温計、血圧計などを想定していると思うんですけれ...全文を見る
○島津委員 もうちょっと具体的に聞きたいと思ったんですが。  それでは、特定水銀使用製品、これは政令で定めるとしていますけれども、具体的にどのようなものを想定しているんでしょうか。
○島津委員 だから、それを、例えば具体的にどういうものかというのをお答え願いたいと思ったんですけれども、時間がありませんので。  その上でお聞きしたいんです。  十七条で、法案では、例えば、市町村は、「その区域内における廃棄された水銀使用製品を適正に回収するために必要な措置を...全文を見る
○島津委員 わかりました。  乾電池、蛍光管あるいは血圧計、体温計など、いわゆる水銀含有廃棄物についての取り扱いは、今、これまでも議論がありましたけれども、全国各地の自治体でさまざまです。  大臣がお住まいの静岡市、私も住んでいるわけなんですけれども、静岡市ではこういう「ごみ...全文を見る
○島津委員 七割ということなんですけれども、七割というのは自治体の数なわけで、実際には、先ほど言ったように、名古屋だとか静岡市だとか、大きな都市も含まれているわけです。ですから、同じ蛍光管一つとってみても、やはり大都市の方がたくさん出るわけで、単純に七割というのが、蛍光管の七割が...全文を見る
○島津委員 微量とはいえ、やはり蓄積されていくわけですから、非常に大事な問題だと思うんですけれども。  市町村では、いずれにしても、今回の条約それから法律に向けて新たな対策が求められるわけなんですけれども、やはり大きな課題として懸念されているのはコストの問題なんです。  蛍光...全文を見る
○島津委員 国はお金は出さないということに聞いたんですけれども、法案では、「市町村は、その区域の経済的社会的諸条件に応じて、その区域内における廃棄された水銀使用製品を適正に回収するために必要な措置を講ずるよう努めなければならない。」こうしているわけです。  「経済的社会的諸条件...全文を見る
○島津委員 実際に市町村が困っているわけですから、そこのところはよく耳を傾けていただきたいと思うんです。  それでは、一般家庭から出るものはそういうことで市町村がやっていくわけなんですけれども、事業所から出される水銀使用製品についてはどのようにカバーしていくというふうに考えてい...全文を見る
○島津委員 排出事業者の責任ということなんですけれども、規模の大きい、体力のあるところはいいわけなんですけれども、中小零細だとか体力がないところ、これは市町村も同じなんですけれども、そういうところについては、お金がないから、体力がないから、適正処理はやはりコストがかかるわけです。...全文を見る
○島津委員 いずれにしても、しっかり支援していただきたいと思うんです。  次に、事業者の責務について伺いたいと思います、製品製造の。  事業者の責務としては、水銀等の使用に関する表示と情報を提供する努力義務が示されています。つまり、市民、消費者が分別するのにわかりやすいように...全文を見る
○島津委員 今聞いていましても、事業者の責務としては、率直に言って軽過ぎると言わざるを得ません。  この製品には水銀を使っていると表示するだけでメーカーの責任が本当に果たせるんでしょうか。水銀が持つ人体への悪影響を考えると、例えばメーカーに対して、使用済み商品の回収、あるいは販...全文を見る
○島津委員 なかなか納得いく答弁じゃありませんけれども。  これまで見てきたように、市町村も非常に厳しい財政状況の中で、さまざまな苦労や努力や工夫が必要になります。事業者の責任も曖昧。  では、国の責務、これはどうでしょうか。法案では、国の責務について、「技術的な助言その他の...全文を見る
○島津委員 国の責任、今お答えがあったんですけれども、それだけだとやはりいろいろな問題が出てくると思うんです。とりわけ、自治体にとっては取り組みの温度差が出てくることはもう明らかだと思うんです。適正回収が徹底されないままになってしまわないのか、非常に危惧します。条約に基づいた取り...全文を見る
○島津委員 財政的な支援も含めて検討していくということでよろしいですね。  次に、大気汚染防止法の一部改正について伺いたいと思います。  国際条約は、いろいろな国の合意ですから、全ての国が合意できる内容とすると、進んだ内容、厳しい内容ということよりも、全ての国ができることとい...全文を見る
○島津委員 時間がありませんので、幾つか聞きたかったことがあるんですけれども、鉄鋼関係の話です。  これまでも議論がありましたように、条約の五つの施設に入っていないということですから、日本は、外さずに自主規制ということなんですけれども、鉄鋼業界を規制対象にしようという話は、全く...全文を見る
○島津委員 鉄鋼連盟は、中央環境審議会のメンバーにも入っています。一緒に審議しているわけなんですけれども、その審議の際に、昨年九月ですけれども、鉄鋼製造施設における水銀排出抑制に関する意見書というのを出しています。その中で、日本で規制対象にすると、大規模な設備投資の影響が大きい、...全文を見る
○島津委員 私は、今回の問題で自治体等に調査に伺ったんですけれども、ある自治体の担当者から、なぜ鉄鋼製造は排出規制の対象の施設に入っていないのですかという質問を受けました。これはやはり、多くの国民の皆さんの中にある率直な疑問だと思うんです。自分で基準値を決めて測定した値を公表する...全文を見る
○島津委員 時間が来ましたので終わりますけれども、最初に確認しましたけれども、条約の目的は、人の健康と環境を水銀から守ることです。そのために人為的な水銀の排出をできる限り抑制する、このためのものなわけです。  排出された水銀はなくなることはなくて、世界を循環し、食物連鎖の中に入...全文を見る
05月19日第189回国会 衆議院 環境委員会 第6号
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○島津委員 日本共産党の島津幸広です。  きょうは、お二人の参考人の皆さんに貴重な御意見をいただきまして、私からも感謝申し上げます。  お二人に質問させていただきたいと思うんですが、まず御両人に、水銀は環境中に排出されると回収が難しいわけです。ですから、やはり排出量を減らすと...全文を見る
○島津委員 ありがとうございました。  次に、大塚参考人にお伺いしたいんですけれども、これまでも議論がありましたけれども、市町村の責務として、一般家庭からの廃棄物の適正処理があります。私も、幾つかの自治体、市に行って聞き取りをしてきたんですけれども、やはり皆さん、これから新たに...全文を見る
○島津委員 ありがとうございました。  続いて、御両人にお伺いしたいんですけれども、今回、鉄鋼が自主規制という枠組みになりました。私は、鉄鋼も、ほかのセメントや石炭火力のように規制対象にすべきだと考えていますけれども、このことについてはどうお考えですか。  みずから目標を定め...全文を見る
○島津委員 ありがとうございました。  続いて、藤原参考人にお聞きしたいんです。  先ほど、御社の水銀回収の状況のお話があったんですけれども、日本全体の使用済み水銀含有製品はどのぐらいの割合で野村興産さんのような回収できる業者に回っているのか、全部回っているのかどうかというこ...全文を見る
○島津委員 ありがとうございました。  続いて、御両人にお聞かせ願いたいんですけれども、水銀の排出基準は後日定めることになっています。この場合、硫黄酸化物などのように総量規制にはなっていないわけです。水銀は、御承知のように、なくなることなく環境中に蓄積していく物質ですので、総量...全文を見る
○島津委員 ありがとうございました。  続いて、御両人にお伺いしたいんです。  これまでも議論がありましたけれども、日本では、水俣病の被害を出した経験がありながら、今回の条約が出るまで、厳しく規制するより、企業の自主的な取り組みに任せる姿勢がありました。  そもそも、もっと...全文を見る
○島津委員 ありがとうございました。  きょう伺った意見をしっかり受けとめて、頑張っていきたいと思います。
05月22日第189回国会 衆議院 環境委員会 第7号
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○島津委員 日本共産党の島津幸広です。  十五日にも質問させていただきましたけれども、引き続き質問を続けさせていただきます。  初めに、参考人質疑で大塚先生が述べられていましたが、水銀条約というのは地球環境条約ということで、世界で水銀の排出が多くなることで極地のアザラシにも水...全文を見る
○島津委員 その上で、本法案を真に実効性のあるものにするために、国の責任、果たすべき役割は本当に大きいと思います。  端的にお聞きします。水銀使用製品の代替化、代替製品の促進のためにどうしていくのか、これ以上進めていく、水銀使用の低減化に向けた政府としての取り組みの方針はどうな...全文を見る
○島津委員 もう一つは、自治体の役割です。  これまでの議論もありましたし、私の先日の十五日の質疑でも、乾電池、蛍光管、血圧計、体温計など水銀含有廃棄物の回収、リサイクルについて、全国的には約七割の自治体で、不燃物、危険物としてほかのごみとは区別して分別収集されていることを確認...全文を見る
○島津委員 三割のところでも基準を満たす措置ということなんですけれども、前回の質問でも言いましたけれども、実際には、蛍光管が割られて回収されていくと、大気中に微量であるとはいえ水銀が出るわけです。  リスクが少ないといいますけれども、御承知のように、水銀は蓄積していくわけです。...全文を見る
○島津委員 同じく、社会的条件とはどのような条件を想定しているんでしょうか。
○島津委員 ですから、私は前回、その条件が整わない場合、とりわけ経済的条件、財政面でできないという場合にはやりたくてもできないという場合がある、そういう場合にはどうしたらいいかという意味で聞いたわけです。  先ほども確認したように、現状でも三割の自治体が水銀含有廃棄物の回収に十...全文を見る
○島津委員 現状でも適切な処理といいますけれども、前回の議論でも、適切な処理というふうに伺いましたら、破損せずに持っていくという答えがあったわけです。ですから、今、適正な処理にはなっていない状況もあるというのは指摘しておきたいと思います。  将来的には、水銀の使用制限によって価...全文を見る
○島津委員 国の役割とともに、地方自治体も直接住民には周知徹底していくことが必要なわけですから、具体的には、人とお金、体制、財政面での支援が必要です。このことは、国もこれからぜひ検討していただきたいと思います。  時間がありませんので、製造事業者の責任と役割についてお聞きします...全文を見る
○島津委員 時間がありませんので、ちょっと議論したかったんですけれども、最後に、保管についてお聞きしたいと思います。  野村興産の藤原さんも参考人質疑でおっしゃっていましたけれども、日本は国土が狭くて、地震や異常気象も多い、欧米と同じような管理方法がとれるわけじゃありません。長...全文を見る
○島津委員 なかなか、議論したいんですけれども、時間が来ましたので終わります。ありがとうございました。
05月29日第189回国会 衆議院 環境委員会 第8号
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○島津委員 日本共産党の島津幸広です。  きょうは、これまでも議論がありましたけれども、地球温暖化対策の問題について質問いたします。  最初に、望月大臣にお伺いしたいと思います。  安倍首相は、今国会の施政方針演説でも、「世界の温暖化対策をリードする。」こう述べました。 ...全文を見る
○島津委員 それでは、具体的にお伺いしたいと思います。  今言われたように、政府が、国際的に遜色のない野心的な目標、こうして出てきたのが温室効果ガス削減目標案、二〇三〇年までに二〇一三年比で二六%削減です。  二〇一三年を基準にしていますけれども、同じようにその年を基準にする...全文を見る
○島津委員 資料で、先ほども資料ありましたけれども、同じ資料ですけれども、表があります。  二〇一三年は、東日本大震災もありまして、一時的に火力がふえ、過去二番目に温室効果ガスが排出量が多かった年になるわけですけれども、この年を基準にすると、確かに、数字は国際的に遜色のない野心...全文を見る
○島津委員 今いろいろお話がありましたけれども、一人当たりの排出量という話もありました。しかし、一人当たりの排出量を見ても、確かに、一九九〇年のときには日本はEUよりも少なくなっていました。しかし、日本はその後、横ばいです。むしろ今では一人当たり五%ふえている。一方、EUの方は努...全文を見る
○島津委員 ふえているわけですけれども、その原因は何なんでしょうか。
○島津委員 火力発電が増加したという話がありました。先ほども見ましたように、確かに、東日本大震災を受けて、一時的には火力発電に頼らざるを得ない、こういう事情があります。しかし、これからは、温室効果ガスを大量に排出する火力発電というのは減らしていく必要があると思うんです。  経済...全文を見る
○島津委員 ふえているわけですよね、石炭は。天然ガスは減っているけれども、ふえている。  それでは、現在の電源構成に占める天然ガスと石炭火力の割合、そして、二〇三〇年までのエネルギーミックスで天然ガスそれから石炭火力の割合、これはどのようになるんでしょうか。
○島津委員 今お答えがあったように、天然ガスの使用は減っていますけれども、石炭は余り変わっていないということです。  最新型の施設でも二酸化炭素の排出量は、石炭火力は天然ガス発電の約二倍になるわけです。そういう石炭火力発電なんですけれども、そういう中で、今、国内で石炭火力発電の...全文を見る
○島津委員 今お答えがありましたけれども、それ以外に、いわゆる環境アセスにかからない小規模な建設があると思うんです。  これは環境省に伺いたいと思うんです。  そうした環境アセスが必要のない小規模施設の建設計画、これはつかんでいるんでしょうか。つかんでいるんでしたら、どのぐら...全文を見る
○島津委員 今あったように、出力が十一・二五万キロワット以下というのは必要がないということで、これは本当にひどいんです。  例えば、大臣の地元の静岡県の富士市でも日本製紙が石炭火力の建設を計画しているんですけれども、規模は十万です。北海道でやはり日本製紙が計画しているのは十一・...全文を見る
○島津委員 政府が知らないところでどんどん建てられていくという事態では、やはり責任が持てないと思うんです。  環境NPOの気候ネットワークの調べでは、これはすごくふえているんです、今わかっているだけでも四十三基、合計で二千百二十万キロワット、全て動き出すと、試算では、年間で一億...全文を見る
○島津委員 減らしていくという答弁はありません。  大臣の地元の静岡新聞、五月十九日付で「核心核論」という社説を論じる囲みがあるんです。静岡新聞というのは、大臣御存じのように、地方紙といっても県内のシェアが約半分という、発行部数も七十四万と非常に影響力のある新聞です。  そこ...全文を見る
○島津委員 時間が来たので終わりますけれども、高効率とはいえ、天然ガスの二倍なんです。それから、日本が輸出しているということなんですけれども、一概に高効率とは言えないという調査もあるんです。  ですから、石炭火力に依存しないで、日本がリーダーシップをとるように強く求めて、質問を...全文を見る
06月04日第189回国会 衆議院 科学技術・イノベーション推進特別委員会 第4号
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○島津委員 日本共産党の島津幸広です。  松本理事長におかれましては、忙しい中、本当にきょうはありがとうございました。  私からも、理研の問題とともに、日本の科学研究をどう発展させていくかについて質問させていただきたいと思います。  STAPはストップと言われているわけです...全文を見る
○島津委員 ありがとうございます。  どこまでが過度かという話があったわけですけれども、いずれにしても、科学者としての倫理規範の確立を促すとともに、やはり、不正の温床となるような業績至上主義、それを助長する過度に競争的な政策を改める、これが今回の事件で求められている政治の責任だ...全文を見る
○島津委員 ありがとうございます。  研究者がじっくりと研究に取り組める環境づくりのためには、私は、国の科学技術予算の配分、これを全面的に見直して、今偏重があるわけですけれども、人文だとか社会科学の役割をもっと重視する、あるいは基礎研究への支援を抜本的に強めることも必要だと思っ...全文を見る
○島津委員 ありがとうございます。  制度的にもやはりきちんとしていくことが私は大事だと思っています。  次に、産学連携についてお聞きいたします。  産業と学術が連携して協力し合うことは、お互いの発展にとって有益なことです。しかし、大企業の利潤追求に大学が追随するような連携...全文を見る
○島津委員 ありがとうございます。  時間がありませんので、最後に、女性研究者の問題です。女性研究者の地位向上と研究条件の改善について伺いたいと思うんです。  研究者の中に占める女性の比率が、今一四%程度です。非常に少ない現実があります。大学教員で見てみると、女性は二二%。こ...全文を見る
○島津委員 ぜひ理研が女性の能力を発揮できるように頑張っていただきたいと思います。  理研の研究不正再発防止のための提言書では、研究者倫理の基礎となるのは、論文のインパクトファクターでも、獲得研究費の額でも、ノーベル賞の獲得数でもなく、自然の謎を解き明かす喜びと社会に対する貢献...全文を見る
06月09日第189回国会 衆議院 環境委員会 第10号
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○島津委員 日本共産党の島津幸広です。  私からも幾つか質問をさせていただきたいと思います。  今回の法案提案趣旨説明では、東日本大震災を初めとする最近の災害の教訓を踏まえたとしています。しかし、最大の教訓の一つである原子力災害を受けた対策が触れられていません。大規模災害の場...全文を見る
○島津委員 適切にこれからもやっていかれると思うんですけれども、今やっている福島原発での処理が完全に終わらなくても、教訓、問題点というのは明らかにできると思うんです。  大規模災害での原発事故に伴う廃棄物処理に対応するための法整備というのは早い方がいいと思うわけですけれども、大...全文を見る
○島津委員 そういうことだと、非常に長い時間がかかるというふうに思われるんですけれども。  けさも地震が起きました。南海トラフ巨大地震など、いつ起きてもおかしくないということなんですけれども、そして、福島第一原発のような重大事故に至らない場合でも放射性物質は放出されます。  ...全文を見る
○島津委員 先ほども、重大事故が起こらないように取り組みを進めていることだという話があったんですけれども、重大事故が起こらなくてもこういう事態があるわけです。規制庁も、絶対安全とは言えないといって、事故に備えた対策をとっているわけです。  こうしたベントによる汚染、これも当然あ...全文を見る
○島津委員 高レベルに汚染されなくても、そうしたレベルの汚染された廃棄物が出てくるわけです。  東日本大震災の特措法では、特別に管理が必要な指定廃棄物はセシウム134とセシウム137の濃度が合計で一キログラム当たり八千ベクレル以上のものと定めています。これを超えるものは国が処理...全文を見る
○島津委員 今お答えがあったように、指定廃棄物とされないため、一般廃棄物と同様の扱いとなっているということなんです。しかも今、着実に処理されているということでしたけれども、事実上まともな対策が講じられていない状況です。そのために、瓦れきの処理に当たって、焼却の際の排気によって放射...全文を見る
○島津委員 現実に住民の皆さんの不安が高まって、処理は着実と言いますけれども、まだまだ終わっていないし、問題も多いし、時間もかかっているわけです。そういう点では、この八千というのが本当にいいのかということは改めて検討してもらいたいと思うんですけれども。  今回の法案にありますよ...全文を見る
○島津委員 東日本大震災では、今お答えがあったんですけれども、そういう中でも仙台市では、地元建設業界の協力を得ながら、燃やすもの、リサイクルするものと収集を区別して、それぞれの担当者がそうしたものを区別して集めて、それぞれ仮置き場に運ぶ、そして、そのことをやった結果、仮置き場から...全文を見る
○島津委員 メリットが紹介され、有効だったという御答弁だったんですけれども、しかし、デメリット、問題もあるんです。  このJVは、廃棄物処理のノウハウ、とりわけゼネコンにあるわけではなくて、実際にはやはり県内の産廃業者の協力や再委託で処理が進んだんです。  宮城県では、県内の...全文を見る
○島津委員 ぜひ、よくつかんでいただきたいと思うんですけれども。  いろいろな問題がありますけれども、ゼネコン中心のJVによらない処理をしたところ、例えば、宮城県では東松島市というのがあるんです。ここは、市でほとんど独自処理をすることにして、地元の業者を活用しました。そして、被...全文を見る
○島津委員 先ほども指摘したように、宮城県でJVの問題等々あるわけです。そういう点では、ぜひ、地元の意向を踏まえて、柔軟という言葉でしたけれども、国も意欲、責任を持って、しっかりやっていただきたいと思います。  次に、財政支援の問題です。  これまでも議論がありましたけれども...全文を見る
○島津委員 ぜひ頑張っていただきたいと思うんですけれども。  次に、東日本大震災の際に、事前の備えで、仙台市では、先ほどちょっと紹介しましたけれども、事前に協定を地元業者と結んであって、スムーズな処理につながったというふうに聞いています。また、東松島市でも、宮城北部地震の教訓に...全文を見る
○島津委員 そういう役割があるわけなんですけれども、しかし、現実には、行革等で職員が減らされているという状況があります。とりわけ、清掃だとか廃棄物処理、こういう問題については、民間委託が進んで非常に職員が減っている、こういう実態があります。  国がつくる基本方針、県がつくる処理...全文を見る
○島津委員 時間が来ましたから終わりますけれども、研修だとか派遣だとかというような話があったんですけれども、人員そのものをふやしていくということに目を向けることがやはり必要だと思うんです。そういう点では、ぜひ環境省も力を入れて自治体を応援していただきたいと思います。  南海トラ...全文を見る
09月01日第189回国会 衆議院 環境委員会 第11号
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○島津委員 日本共産党の島津幸広です。  先日委員会で視察いたしました琵琶湖の問題について、私も質問させていただきたいと思います。  これまで議論があったように、琵琶湖は、国際的にも学術的にも貴重な湖です。また、水資源という意味でも重要な役割を果たしています。  そこで、望...全文を見る
○島津委員 ありがとうございました。  今いろいろ答弁があったわけですけれども、多少の改善があっても、全体として見ると琵琶湖は疲弊してきたというのが現実だと思うんです。個々の問題については後で触れたいと思いますけれども、この基本認識は、私は非常に大事だと思うんです。  私は、...全文を見る
○島津委員 琵琶湖の環境悪化はさまざまな要因が重なっていると思うんです。  私は、一九七二年から二十五年かけて取り組まれた琵琶湖総合開発事業、いわゆる琵琶総の影響が大きいと考えます。  この琵琶総についての成果、残された課題については議論があったわけなんですけれども、改めて、...全文を見る
○島津委員 環境面からの検証、総括というのはどうなんでしょうか。これは環境省、ぜひお答えください。
○島津委員 二十五年かけて一兆九千億円投入した大規模プロジェクトですから、それなりの効果があるわけですけれども、同時にいろいろなマイナス面もあると思うんです。  琵琶総とは何だったかということなんですけれども、簡単に言えば、近畿圏一千四百万人の水需要に応えるためとして、自然豊か...全文を見る
○島津委員 今お答えがあったように、魚類の産卵期に水位が低下して産卵ができなくなる、また、それ以外にも、ヨシの刈り取り時期、三月、ここに水位が上昇して刈り取りができなくなる、こういう事態が生まれています。こういう事態を解消して生態系を保存するためにも、水位操作の見直しが必要だとい...全文を見る
○島津委員 これは大きな問題だと思うんです。  例えば、元湖南漁業組合長の方はこう言っているんです。外来種と固有の藻が絡み合って、どうしようもない事態になっている。昔はマコモやヨシ、柳が群生したが、全ての湖岸の道路のために潰された、ヨシ破壊道路である。琵琶湖の自然を生かしてやっ...全文を見る
○島津委員 湖岸道路で、湖周道路で、やはりヨシ初めいろいろな影響が出ているわけですから、しっかりそこを見て、これからの事業は、反省の上に事業を進めていかなきゃいけないと思うんです。  この琵琶湖の問題で、ちょっと時間がありませんので、幾つか質問を飛ばさせていただきたいんですけれ...全文を見る
○島津委員 オオバナミズキンバイというのは、私も現地に行って驚いたんですけれども、このぐらいでも刈り残しがあって、そうしますと、それが流れていきまして湖岸に着きますと、そこからまた大繁殖していくんですよ。取っても取っても切りがないということで。ですから、これを駆除するのは、根こそ...全文を見る
○島津委員 これは地元にとってみても非常に死活的な問題なんです。  このオオバナミズキンバイの対策で、生物多様性保全推進支援事業というのがあって、これは二〇一六年度で事業期間が終わってしまうんですけれども、地元の皆さんは、これで終わっちゃって、その先どうなるのかというふうに心配...全文を見る
○島津委員 オオバナミズキンバイ初め、この事業で推進する事業というのは非常に大切な事業ですから、ぜひ充実させて存続させていく方向で検討していただきたいと思います。  最後に、もう時間がありませんから、農業の問題について一言聞きたいと思うんです。農業水利施設の老朽化対策の問題です...全文を見る
○島津委員 時間が来たので終わりますけれども、いずれにしても、琵琶湖、これからの保全、再生については、琵琶総の検証の上に、反省の上にしっかりとして、今度は開発優先ではなくて環境保全、これを優先に進めていってほしいということを指摘して、質問を終わります。  ありがとうございました...全文を見る
○島津委員 発言をさせていただき、ありがとうございます。  琵琶湖の問題は、この半世紀にわたり死の海と言われた水質汚染を防止して、環境を再生するためのさまざまな歴史や経過に照らして、今回、開発から保全、再生に転換する法律をつくるに当たっては、実態の調査だとか、あるいは環境保全、...全文を見る
○島津委員 今お答えがあったわけですけれども、それでは、困難な状況を生み出した原因についてもう少し詳しくお考えをお聞かせください。
○島津委員 調査研究ももちろん大事だと思うんです。同時に、今回の法案を受けて、さまざまな対策、計画が盛り込まれているわけですけれども、それを実行する上で、私は、琵琶湖総合開発事業の検証、総括がやはり欠かせないと考えます。  失敗に学ばない者は同じ失敗を繰り返す、こういう言葉があ...全文を見る
○島津委員 ありがとうございます。  今、話も出ましたけれども、湖上交通の活性化の問題です。  第十九条で、「琵琶湖周辺の環境負荷の軽減、災害時における旅客又は貨物の輸送の確保等を図るため、湖上交通の活性化のために必要な措置を講ずる」、この意味なんですけれども、特にここに言っ...全文を見る
○島津委員 どうも時間が来ましたので、最後。  第十条に関してですけれども、「水質の汚濁の防止のための措置等」とありますけれども、福井県にある原発が事故を起こした場合に琵琶湖への影響は大きなものがあるわけですけれども、ここで言われているのは、「水質の汚濁の防止のために必要な規制...全文を見る
○島津委員 ありがとうございました。  いずれにしても、本法案に基づく施策が環境保全を最優先に展開されていくというべきであることを指摘して、終わります。ありがとうございました。
09月11日第189回国会 衆議院 環境委員会 第12号
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○島津委員 おはようございます。日本共産党の島津幸広です。  初めに、記録的な大雨で被災された方々に、心からお見舞いを申し上げます。日本共産党も、救援と復旧に向け、これからも全力で頑張る決意です。  さて、議題となっている改正案について伺いたいと思います。  最初に、瀬戸内...全文を見る
○島津委員 ありがとうございました。  今回、法案の基本理念に、生物多様性が保たれた豊かな海とあります。  今回初めて入ったわけですけれども、環境が悪くなる前にはどのような生物が瀬戸内海にいて、環境の変化とともに生物がどのように減少したのか、簡潔でよろしいですので、お答えを願...全文を見る
○島津委員 そういう状況が進んでいるわけです。  そして、今回、良好な環境の保全、再生、創出とあります。保全というのは今あるものをこれ以上壊さないということでしょうし、再生というのは失ったものをもとに戻すということだと思うんです。それでは、創出というのはどういうことを意味してい...全文を見る
○島津委員 それでは、実際に、干潟や藻場の造成、整備など、環境改善を今していると思うんですけれども、この取り組みについてはどんなようなものなんでしょうか、お答え願いたいと思います。
○島津委員 そうした取り組みがあるわけですけれども、創出事業について、決していい面ばかりじゃない。とりわけ環境団体の環瀬戸内海会議の人たちは、この取り組みについてかなり否定的な意見を持っておられます。  例えば広島県尾道市の百島では、砂を持ってきて人工干潟をつくったんだけれども...全文を見る
○島津委員 新しくつくる、今あるものはこれ以上壊さないという答弁だったと思います。これはぜひそうした方向でしていただきたいと思います。  次に、参議院の審議で我が党の市田議員が質問した遊休埋立地の問題です。  藻場や干潟がなくなるなど、今までにさんざん埋め立てられてきたことが...全文を見る
○島津委員 法案の理念で、環境の保全上の支障の防止だけじゃなくて、瀬戸内海を豊かな海にするための取り組みをあわせて行う、総合的、計画的に推進すると言っています。  今も大臣お答えになりましたけれども、埋め立てによる自然海岸の減少が藻場や干潟の減少となって、水質の自然浄化、生物の...全文を見る
○島津委員 ぜひいろいろな、とりわけ環境団体の皆さんを含めて意見を聞いて検討していただきたいと思います。  次に、海砂を掘った後の穴がそのままにされていて、貧酸素水塊あるいは青潮、こういう原因になっているわけです。それを埋め戻すことも想定していると思うんですけれども、先ほど国交...全文を見る
○島津委員 安全性が確保されればいいという問題じゃなくて、やはり鉄鋼スラグそのものが大変大きな、いろいろな問題があるわけで、これはぜひ使わないでいただきたいというふうに思うんです。  同時に、いろいろな加工品だとかを使っていくということの方向もあるようなんですけれども、これまで...全文を見る
○島津委員 問題の鉄鋼スラグそのものを使うというのは非常に問題ですので。これは安全上非常に問題であるということを厳しく指摘しておきたいと思います。  最後に、時間がありませんので。  私は、この法案の審議の前に小豆島に行ってきました。行っていろいろ見て驚いたんですけれども、稜...全文を見る
○島津委員 時間が来たので終わりますけれども、いずれにしても、環境を悪化させた原因の究明、そしてその反省の上に立って、瀬戸内海を豊かな海とするように実効ある対策がとられることを強く求めて、質問を終わります。  ありがとうございました。
12月18日第189回国会 衆議院 環境委員会 第14号
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○島津委員 日本共産党の島津幸広です。  COP21が終わったわけですけれども、百九十六の国が参加し、そろって温室効果ガスの削減に取り組むことを確認したわけです。これは一九九七年の京都議定書以来の成果だと言えると思うんです。  丸川大臣も会議に参加されて、いろいろな思いを持っ...全文を見る
○島津委員 パリ協定の具体的な内容にかかわってお聞きしたいと思うんですけれども、何より、パリ協定では、法的拘束力を伴う国際条約として合意されました。今も答弁があったわけですけれども。京都議定書以来さまざまな経緯があったわけなんですけれども、ここに至った背景についてはどういうふうに...全文を見る
○島津委員 やはり、今のお話を聞きましても、非常に重みのあることだというふうに思います。  関連して、二度目標についてお聞きしたいと思うんです。  今回の会議で日本が果たした役割についてはこれまでもいろいろな議論がありましたけれども、二度を十分下回ると厳格にした上で、一・五度...全文を見る
○島津委員 長期目標ということで、具体的に二度を十分下回るだとか一・五度という主張はしてこなかったけれども、長期目標に入っているということですね。  いずれにしても、パリ協定は、長期的には今世紀末までに温室効果ガスの排出を実質ゼロに抑える目標を明記しています。そのためにも、各国...全文を見る
○島津委員 技術ができるのを待つとまでは言いませんでしたけれども、そういう趣旨のことなんですよね。  今ある技術で対策を進めていくのがいいのか、それとも将来もっといい技術が出てくるからということで、これは議論があると思うんです。ただ、今やはり急いでやらなきゃいけないわけで、将来...全文を見る
○島津委員 経団連が出している低炭素計画、ここでどう言っているか。「わが国のエネルギー効率はすでに世界最高水準で、CO2排出量の削減余地は小さい。」こう言っているんです。  この姿勢が実際に経団連の中で、各産業、企業の中にどうあらわれているのか。経団連が出している二〇三〇年に向...全文を見る
○島津委員 ぜひその立場で頑張っていただきたいと思うんです。  日本の温室効果ガス排出の九五%を二酸化炭素が占めていて、その排出は、発電所などのエネルギー転換部門が四割、工場などの産業と合わせると四分の三近くを出しているわけなんですね。つまり、わずかな数の大口発電所と工場に排出...全文を見る
○島津委員 今お答えがあったように一千四百十八件ということなんですけれども、静岡県一県だけでも、二〇一一年度から三年間で百八十五件の診断を実施しています。国の制度としては余りにも不十分だと言わざるを得ません。各企業に任せておいただけでは、やはり目先のコストを考えて対策が消極的にな...全文を見る
○島津委員 当委員会の海外派遣の際、これはフィジーの国会の環境委員会に当たる天然資源常任委員会と懇談したわけですけれども、この席で北川委員長が、環境問題は与野党を問わず、地球のために、国民のために協力していかなければならない、こうおっしゃいました。本当に私はそのとおりだと思いまし...全文を見る
○島津委員 地熱発電のあり方を聞いたわけじゃなくて、私が紹介したように、もうかればいい、その期間だけ発電して、後はもうどうでもいい、こういう姿勢はうまくないんじゃないかということなんですけれども、どうなんでしょう。
○島津委員 九重町役場でもお話を伺いました。千キロワット、二千キロワットという小規模な発電をやりたいという相談がたくさん来るそうです。中には、今、別の業者や別の方が使っている地熱発電の資源になる貯留層、そこに、使っているところにまた新しく掘りたい。つまり、自分では何にも調査しない...全文を見る
○島津委員 今答弁がありましたけれども、現実に、私が紹介したこういう例は一例です。各地ではいろいろなことが起きています。そういう点では、現実にこういうことがあるわけですから、これまでの、規制緩和、開発を進めていく、あるいは補助金なんかでも支援していくという、これはこれで大事なんで...全文を見る