島村宜伸

しまむらよしのぶ



当選回数回

島村宜伸の1998年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月19日第142回国会 衆議院 予算委員会 第4号
議事録を見る
○島村国務大臣 お答えいたします。  我が国周辺水域における韓国漁船の日韓漁業協定や自主規制措置に違反した操業は依然として根絶しておらず、昨年の違反件数は一昨年の件数を上回っております。また、韓国国内法違反の漁船の操業も依然として続いており、これら違反操業船は、ただいま委員御指...全文を見る
01月21日第142回国会 衆議院 予算委員会 第6号
議事録を見る
○島村国務大臣 お答えをいたします。  ウルグアイ・ラウンド農業合意関連対策の緊急性についてのお尋ねでありますが、平成九年度におきましては、四年連続の豊作、すなわち一〇九、一〇二、一〇五、一〇二と実に四年のいわゆる豊作によりまして、自主流通米価格が大幅に低下いたしました。例えば...全文を見る
○島村国務大臣 お答えいたします。  いわゆるUR対策の農業農村整備事業は、農業の体質強化と農村地域の活性化を図るために事業を加速的に推進するものでありまして、残された対策期間内に着実に実施することがまず必要であります。  他方、現下の米をめぐる状況は、今申し上げましたとおり...全文を見る
○島村国務大臣 我が国農業の将来展望を切り開こう、そして農村の体質を強化して、いわば農村を活性化しよう、我々政治家である以上、だれしもこう考えることは当然だと思うのです。  ちなみに、私はあなたと同じで都会の政治家で、大蔵大臣はむしろ農村の代表者です。その都会の政治家の私の立場...全文を見る
01月29日第142回国会 参議院 予算委員会 第2号
議事録を見る
○国務大臣(島村宜伸君) お答えいたします。  農地転用の円滑化につきましては、昨年十一月の政府の緊急経済対策に即しまして、農地転用及び農用地区域の除外について、まず相談並びに苦情処理窓口の明確化、そして農地転用許可の標準的処理期間の短縮など、透明化、簡素化、迅速化の措置を講ず...全文を見る
02月02日第142回国会 参議院 予算委員会 第4号
議事録を見る
○国務大臣(島村宜伸君) お答えいたします。  公共投資につきましては、我が国の財政状況を踏まえまして財政構造改革の一環として見直すこととされたところであります。  その中で、現行の公共事業の長期計画は、例えば十年間の計画である土地改良については四年延長し、それ以外の長期計画...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) お答えいたします。  ウルグアイ・ラウンドの公共事業につきましては、補正予算はUR対策を計画期間内に確実に実施するとともに、米をめぐる厳しい状況に対処するため稲作と転作の高度化、効率化等によるいわば生産基盤の整備を緊急に行うものであります。したがって、...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 私は再三、衆参の予算委員会等でも申し上げましたけれども、UR対策というのは国民との約束事でありますし、国際的にこれを受け入れるということはそのまま国際化の波をかぶるという、農業農村にとっては大変に未知の世界へ引き入れるといいましょうか、大変な不安をもたら...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 本対策につきましては、さきの通常国会におきまして予算審議や財政構造改革会議においていろいろ御指摘、御議論もいただいたところであります。これまでの実績を慎重に検討いたしまして、より効果的な事業内容を求めた結果、このような見直しを行うこととしたところでありま...全文を見る
02月19日第142回国会 参議院 本会議 第9号
議事録を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 井上議員にお答え申し上げます。  まず、食料・農業・農村基本問題調査会の中間取りまとめにおける課題に対する取り組みについてのお尋ねでございますが、調査会におきましては、両論併記となっている事項を含め、具体的な施策の方向に関し早急に議論を深め、本年夏ごろ...全文を見る
02月24日第142回国会 衆議院 予算委員会 第12号
議事録を見る
○島村国務大臣 ありません。
02月25日第142回国会 衆議院 予算委員会 第13号
議事録を見る
○島村国務大臣 香港において発生いたしましたインフルエンザにつきましては、鶏から人への感染が疑われたことから、我が国におきましても、昨年末以降、全国で飼養されている鶏につきまして、都道府県の家畜保健衛生所による検査を実施しているところであります。これらの検査結果を農林水産省の家畜...全文を見る
02月26日第142回国会 衆議院 予算委員会 第14号
議事録を見る
○島村国務大臣 四百四十億円の内訳ということでございますが、稲作経営をめぐる厳しい状況に対応するため、新たに基盤整備促進事業として非公共予算に四百四十億円を計上し、中山間地域にも配慮した用排水施設や区画整理等のきめ細かい土地基盤の整備を緊急かつ加速的に推進するというものであります...全文を見る
○島村国務大臣 これは、要するに機動的な対応を可能にするというために、従来の二十ヘクタール以上としたものを五ヘクタール以上という細かいものには即時適切に対応できるために改正を行ったものであります。
○島村国務大臣 農林水産省といたしましては、かねがね、公共事業のむだをなくするために徹底的な検討を行っていたところでございますが、昨年十二月五日、総理から特に御指示をいただきましたので、この結論をまとめたところであります。  その結果、農業農村整備事業の国営事業におきましては、...全文を見る
○島村国務大臣 お答えいたします。  農業農村整備事業は、土地改良法に基づいて、地元の要請や要望を受けて事業を実施しております。そういう関係で、事業を廃止する場合にも地元の意向を十分伺ってこれを行うという法律上の仕組みがございます。このため、農業情勢の変化に伴い、事業の推進が適...全文を見る
03月02日第142回国会 衆議院 予算委員会 第16号
議事録を見る
○島村国務大臣 今お気づきのように、委員長も我が東京都連の元会長、深谷理事も現会長でございます。  農林水産大臣としての答弁というよりは政治家として、まさに世は国際化時代、ボーダーレスの時代と言われる中で、貿易立国を国是とする我が国が現在のようにいわば本格的なハブ空港を首都圏に...全文を見る
○島村国務大臣 お答え申し上げます。  地球温暖化ガスの削減目標期間である二〇〇八年から二〇一二年にかけての年平均の森林による二酸化炭素の吸収量は、京都議定書に規定されている方式に従って計算いたしますと、約百万トンと見込まれます。これは、一九九〇年の温室効果ガス総排出量三億三千...全文を見る
○島村国務大臣 我が国は、御高承のとおり、六六%の森林率を誇っておりますが、何といっても七割弱は急峻な山に覆われるという国土の特徴に照らしまして、やはり森林の果たす役割というのは、はたで見ているよりは、はるかに大きなものがあるわけであります。  そういう意味で、先生には長らく林...全文を見る
03月03日第142回国会 衆議院 予算委員会 第17号
議事録を見る
○島村国務大臣 お答えいたします。  一昨年、国連海洋法条約を締結した後、過去二年近くにわたって首脳会談六回、外相会談十三回を含め、実は三十回以上交渉を重ねてきたところでありますが、残念ながら合意を見るに至らなかったというのが経過であります。  ただいまの新聞報道は必ずしも正...全文を見る
○島村国務大臣 先ほど申しましたとおり、合意に達していたものであるならば、我々が政治的な意図で何でこれを破棄に持っていくでありましょうか。実はそれなりに誠心誠意努力をしてきたという自負が私たちにはございますし、先ほど正確でないと申しましたのは、新聞報道が実際のことを伝えていないと...全文を見る
○島村国務大臣 少なくも、日本も韓国もともに締結をいたしております国連海洋法条約は、御承知のように、二百海里内の資源管理をいわば構築しようという基本に貫かれているわけでありますから、やはりその面も、今いろいろな角度から御指摘がありましたように、日韓両国の漁業関係者が、お互いの納得...全文を見る
03月04日第142回国会 衆議院 予算委員会 第18号
議事録を見る
○島村国務大臣 可能な限りの英知を傾けて編成したものでございまして、一日も早い成立を願っております。
○島村国務大臣 お答え申し上げます。  お答え申し上げる前に、北沢、上原両委員におかれましては、私の出張に際しまして特別の御理解をいただき、御配慮をいただきまして、感謝申し上げたいと思います。  本日、皆様の御理解を得まして、OECDの農業大臣会合また五カ国農相会議に出席させ...全文を見る
○島村国務大臣 先生ただいま御指摘になりましたように、世界人口はまさに急速に増大を続けておりまして、数字につきましては、今るる御指摘があったとおりであります。一九五〇年がたしか二十五億と記憶をいたしますから、今先生のお話しになった数字にはめてみますと、大変な勢いで人口が増加してい...全文を見る
○島村国務大臣 我が国の食糧自給率についての御質問であります。  御承知のように、お米の消費は年々減少の一途をたどっておりますが、その一方で、輸入飼料に頼らざるを得ない畜産物や、輸入原料に頼らざるを得ない油脂の消費が増加するなど、国民の食生活は大きく変化をしております。この結果...全文を見る
○島村国務大臣 先生は農政の専門家でいらっしゃいますから釈迦に説法になりますが、中山間地域は、農家戸数、耕地面積、農業粗生産額で約四割を占めております。これらの地域の農業の振興は、緊急かつ重要な課題であることは改めて申すまでもありません。  このため、平成十年度予算におきまして...全文を見る
03月10日第142回国会 衆議院 農林水産委員会 第2号
議事録を見る
○島村国務大臣 農林水産委員会の開催に当たりまして、私の所信の一端を申し上げます。  農林水産業は、国民生活に不可欠な食料の安定供給を初め、国土の保全、水資源の涵養、自然環境の保護といった多面的かつ公益的な機能を有しております。また、食品産業は、国民に対し安全で良質な食料を安定...全文を見る
03月10日第142回国会 衆議院 予算委員会 第22号
議事録を見る
○島村国務大臣 まず、農協系統の債務状況等から御説明いたしたいと思います。  昨年十二月、大蔵省銀行局から公表されました預金取扱金融機関の不良債権等の状況、これは九年九月期のものでございますが、によりますと、農協系統金融機関の不良債権額は、農林中金及び信連の合計で四千四百七十億...全文を見る
03月10日第142回国会 参議院 農林水産委員会 第2号
議事録を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 農林水産委員会の開催に当たりまして、私の所信の一端を申し上げます。  農林水産業は、国民生活に不可欠な食料の安定供給を初め、国土の保全、水資源の涵養、自然環境の保護といった多面的かつ公益的な機能を有しております。また、食品産業は、国民に対し安全で良質な...全文を見る
03月11日第142回国会 衆議院 農林水産委員会 第3号
議事録を見る
○島村国務大臣 赤城委員にお答え申し上げます。  今回、国会の了承を得まして、OECD農業大臣会合及び五カ国農相会議に出席をさせていただきました。両会議とも、ただいま御指摘のとおり、今後の農業に関する国際的な議論を方向づける極めて重要な会議でありました。その内容に対する認識は、...全文を見る
○島村国務大臣 お答えいたします。  両会議は、各国の農業大臣が集まって、各国の異なる農業事情への理解を深め、今後の農政の展開方向等について率直な議論を行ったものでありまして、交渉事項や交渉の前倒しを議論したものではありません。しかしながら、農業、農村の実情や農業問題に関する我...全文を見る
○島村国務大臣 この具体的な内容については、公式、非公式、いろいろ伝えられてきておりますし、特にインドネシアの米事情が大変厳しいということはもう重々承知を、米というよりは食糧事情が厳しいということは、これはもう間違いない事実として伝えられてきているわけですが、まだ具体的な公式の何...全文を見る
○島村国務大臣 社会情勢の変化や国際化の進展に対応いたしまして、新たな基本法の制定を含む農政の改革が必要になっております。そして、御高承のとおり、現在、食料・農業・農村基本問題調査会におきまして議論が進められているところでございます。昨年十二月、中間的な取りまとめが行われたところ...全文を見る
○島村国務大臣 まずもってお礼を申し上げたいのですが、今回の私の出張に際しまして、大変御熱心に御理解と御支援を賜りまして、おかげでOECDの農業大臣会合、そして、五カ国農相会議に出席を許されました。その御尽力に心から感謝を申し上げたいと思うのであります。  今回、先ほども申した...全文を見る
○島村国務大臣 失礼いたしました。今語尾がちょっと聞き取れなかったので、後ろへ聞きに行っておりました。  決して十分だとは思っておりません。しかし、やはりこれだけの大国でありますから、そしてまた、世界を相手にこの日本の富が築かれているわけでありますから、援助すべきものは最大限の...全文を見る
○島村国務大臣 お答え申し上げます。  農業は、国民食糧の安定供給はもとより、地域社会の維持や国土の保全、水資源の涵養、自然環境の保護といった多面的かつ公益的な機能を有しておるところでありまして、二十一世紀におきましては、人口、食糧、環境、エネルギーの問題が人類共通の地球的規模...全文を見る
○島村国務大臣 お答え申し上げます。  社会情勢の変化や国際化の進展に対応いたしまして、新たな基本法の制定を含む農政の改革が必要となっておりまして、現在、食料・農業・農村基本問題調査会において鋭意御検討いただいているところでございます。  その内容とするところは、まず第一に、...全文を見る
○島村国務大臣 御指摘のとおり、我が国の自給率はカロリー換算で四二%、そして、穀物自給率二九%でございまして、まさにぎりぎりの状況にあるわけでございます。そういう意味では、カロリー換算でいきますと、昭和四十年当時、たしか七〇%台を維持していたわけでありますが、三十年を経過して、現...全文を見る
○島村国務大臣 OECDの農業大臣会合には、ある意味では立場を異にする二つのグループがあったと大別できると思います。片やまさに農業生産大国、片や輸入に依存し、国内の食糧供給を維持していかなきゃならない国々ということがございます。  我が国の場合は、他国とは比較にならない狭い農地...全文を見る
○島村国務大臣 我が国は、米につきましてWTO農業協定上の特例措置を適用して、関税化を行わず、輸入数量制限と国家貿易を維持いたしたところであります。このことから、ミニマムアクセスを超える輸入は確実に避けられることとなり、国内産米と輸入米を通じた全体的な数量の調整が可能となったとこ...全文を見る
○島村国務大臣 お答えいたします。  国有林野事業の抜本的改革におきましては、組織について、平成十一年一月をもって現状十四の営林局、営林支局をブロック単位の七つの森林管理局に、また、今年度末に二百二十九となります予定の営林署を、流域を単位といたしまして九十八の森林管理署にそれぞ...全文を見る
○島村国務大臣 冒頭大変御理解をいただきまして、まず感謝を申し上げます。  OECDの今回の大臣会合の主たる、いわば絞り込んだ課題といいますと、何といっても、農業の多面的機能その他そういう特性を認めるべきか、あるいは経済合理性だけでこれからの農業というものを割り切って、世界を一...全文を見る
○島村国務大臣 それを基本に置いていくことが我々の基本の方針になるだろうとは思います。
○島村国務大臣 将来を見据えた場合にはどういうふうに変化するかはわかりませんが、今回の議論の内容をいろいろ考えますと、当面は従前と同じ姿勢が保たれるものと私は考えます。
○島村国務大臣 これは個人的な対話の中ではありましたけれども、グリックマン農務長官が、島村大臣に私はかたくお約束をする、将来に向かって我が国が責任を持って食糧供給をするよというような話が実はございました。  しかしながら、やはり、約束事は約束事といたしましても、これは自然が相手...全文を見る
○島村国務大臣 御高承のとおり、一〇九、一〇二、一〇五、一〇二と四年来の豊作が続きまして、自主流通米が一時はたしか一一・五%落ち込んだ時期がございます。こういうことごとを見まして、私は、農業関係者もかなり認識といいましょうか、意識を大きく変えてきたように実は感じているところです。...全文を見る
○島村国務大臣 御承知のように、我が国の国民の主食は米でありますが、米の消費は相変わらずどんどん減少の一途をたどっております。  特に、この傾向を将来的に見て必ずしも明るいと思えないのは、一家の戸主が、年齢層で分類しまして、二十歳以上五歳刻みで、大体どういうあるじの家庭が米を食...全文を見る
○島村国務大臣 いわば農村に対する公共事業の充実というのは、私は将来に向かってまだまだ大事だと思いますし、我が国の場合、大都会においてはともかくとして、農村部に関する社会資本の整備というのは他の先進国に比べて大変おくれていると思います。  問題は、そういう面に力を入れて、道路で...全文を見る
○島村国務大臣 当然に、おくれている農村と言っても決して言い過ぎじゃないと思いますから、これからも改革に次ぐ改革を進めていくというのが当然でございます。  ただ、先ほど来の御意見の中で、私が少しく考えを異にいたしますのは、私はかつて工場誘致を推進した立場にあったことがございます...全文を見る
○島村国務大臣 ウルグアイ・ラウンド農業合意に基づく例の補正につきましては、昨年、御承知のように自主流通米価格が急落をいたしまして、これに対する対策を講じないことには農家は年を越せないという悲鳴がそこここに上がりまして、これに対する対策を私どもは誠心誠意大蔵当局に訴えたところであ...全文を見る
○島村国務大臣 お答え申し上げます。  まず第一に、今回の大蔵省の不祥事の問題でございますが、これは、多年にわたります慣習に身を堕して、知らず知らずのうちに落ち込んでいる面もあろうと思いますし、また、予算編成の中枢を握るといういわば権力を背景に、世間の動きに甘えたといいましょう...全文を見る
○島村国務大臣 ただいま申し上げたとおりでございますが、また御指摘のありましたように、大蔵省の金融検査官の逮捕という事件がございました。この際にも、一月二十九日、厳正なる綱紀の保持について努めるよう再度周知徹底したところでございますし、私が知る範囲においては、例えば省内においては...全文を見る
○島村国務大臣 今は倫理法の検討がなされている段階で、私はこの行き方に水を差す気は毛頭ございませんが、私は、倫理というのは本来心の持ち方にあると考えておりまして、文字にあらわすことの前に、個人個人がそのことをわきまえて行動するということが必要であると考えております。  現に、私...全文を見る
○島村国務大臣 この日韓漁業協定は、昭和四十年締結以来、三十有余年にわたってずっとその経過を見てきたところでございますが、一昨年、国連海洋法条約の批准を機会に、日韓両国はいろいろ機会を持って話し合いをしてきたところでございます。首脳会談六回、外務大臣の会談が十三回を初めといたしま...全文を見る
○島村国務大臣 今回、OECDの大使との話し合いにつきましても、別にこれはあらかじめバイの話し合いを持つという約束も何もなしに会ったところでございますが、先方からまず表敬を受けまして、その際、その機会をとらえて私の方からも、ちょうどいい機会だから、日韓両国のこれからの友好のために...全文を見る
○島村国務大臣 日韓漁業協定のいわば新協定の締結につきましては、再三いろいろな機会に御質問いただいたり、それに対する答弁を行ってきているところでありまして、我々もその場しのぎの答弁をしているわけじゃございませんので、週二回の閣議、あるいは総理とはよく顔を合わせる機会もございますの...全文を見る
○島村国務大臣 私も宮地委員のお考えに全く賛成でございます。同時に、私もあなたと同様、日韓議員連盟の古い所属議員の一人であります。政権同士、また議員の連盟同士、そしてまた漁業担当者同士、いろいろな角度から日韓両国が話し合いを進め、一日も早く円満な妥結に至りたい、こう願っているとこ...全文を見る
○島村国務大臣 国有林野は、御承知のとおり、独立採算制を基本に今日まで運営されてきたところでございます。しかしながら、いわば戦中戦後かなりの伐採によりまして、現在、いわば製品として販売し得る材木は大きく減少いたしておりますし、昭和三十年代に入りまして外材の輸入が自由化され、昭和三...全文を見る
○島村国務大臣 このまま従前の独立採算制を維持することが不可能である、そういう状況に立ち至った、こう思います。
○島村国務大臣 大変大切な御提言だ、そう受けとめます。  時間が許せば、ぜひそういう機会を持って、現地の実態に触れたいと思います。
○島村国務大臣 このクリントン大統領の報道の中では、九三年のガット、関税貿易に関する一般協定、いわゆるウルグアイ・ラウンドの決着以来初めて日本の米市場にも言及をし、いわば自由化の圧力をかける、こういうことを盛り込んだ、こういうふうに報道されているところであります。  たまたま私...全文を見る
○島村国務大臣 お答えいたします。  日韓漁業交渉、いろいろ重要な要素を含んでおりますけれども、一つには水域の問題がございました。もう一つは、先ほど来申し上げているように、水産資源の将来に向かっての確保の問題がございました。いま一つは、新たに日中漁業協定が締結されまして、中国の...全文を見る
○島村国務大臣 そういう御心配はごもっともかと思いますけれども、現実はそういう姿勢は私たちにはございません。ただ、日本も中国も韓国も、一昨年、国連海洋法条約を批准いたしておりまして、無秩序状態でないことだけは事実でございます。しかしながら、この協定を結ぶ過程におきましては、いわば...全文を見る
○島村国務大臣 私は、就任以来、今、委員がおっしゃったとおりの姿勢を貫いてきているつもりであります。これは、将来、ともに両国が友好的な関係を深め、さらに前進していくためにも、イコールフッティングの基本に立って、お互いがこれからも取り組んでいくことが当然必要でありまして、どちらかが...全文を見る
○島村国務大臣 ただいまいろいろ御指摘がありましたように、農村におきましては、まさに高齢化がかなり急速でありまして、担い手の減少等含めて将来が大変憂慮されるところであります。  それで、我々は、OECDの会合ではございませんが、農業の多面的機能についてさんざん訴えてはまいりまし...全文を見る
○島村国務大臣 全くおっしゃるとおりでありまして、先般の会議でも、食糧の安全保障そして農業の多面的機能というものを国際的な場においてきちんとお互いがまず確認し合う、その上で、それぞれの国がそれぞれの国の食糧の供給についての責任をまず基本的に持ち、今度は世界的な規模でこれをどうお互...全文を見る
○島村国務大臣 お答えいたします。  当然、異常なくらい低い、こう受けとめておりますし、この自給率をこのまま放置していてはならない、こう基本的に考えております。  また、我が国の食糧自給率は、昭和四十年当時カロリー換算で七三%が現在は四二%、それから穀物自給率は六二%から二九...全文を見る
○島村国務大臣 これから私たちは、将来に向かって、まさに英知を集め、我が国の自給率をどう高め、確保していくかということを考えなければいけないわけでありますし、現に、今、食料・農業・農村基本問題調査会でも、このことを一つの主眼に置いて御検討をいただいているところでございます。  ...全文を見る
○島村国務大臣 クリントン大統領の発言がもし事実であるとすれば、率直に申し上げて、大統領御自身が、日本にどれだけのものを買ってもらっているかということに対する勉強が少しく足りないのではないか。我が国は、まさに最大の農産物輸入国でありますと同時に、アメリカからもきちんと買うべきもの...全文を見る
○島村国務大臣 お答えいたします。  確かに一々ごもっともですし、むしろありがたいお話もかなり聞くわけでございますが、ただ、現状でも、我が国の米というのは国際価格との比較ではかなり割高でございまして、それらを慮外に置いて、またこれをさらに買い進めていくということ自体には、今度は...全文を見る
○島村国務大臣 なるほど、今先生御指摘のとおり、昭和三十九年当時は八万九千、五十三年に六万五千、現在が一万五千、これをまたさらに思い切って削減をし、可能な限りいわば民間に委託をしていこう、こういうことを基本にしていることは事実でございます。  実は私、就任以来、森林を守るという...全文を見る
○島村国務大臣 お答え申し上げます。  社会情勢の変化や国際化の進展等に対応するために、新たな基本法の制定やあるいは農政の改革が必要となっており、現在、食料・農業・農村基本問題調査会でいろいろ御検討をいただいているところでございます。  具体的検討事項の主なものは、食糧の安定...全文を見る
03月12日第142回国会 参議院 農林水産委員会 第3号
議事録を見る
○国務大臣(島村宜伸君) お答えいたします。  今回、国会の御了承をいただきまして、私はOECD農業大臣会合に出席をし、今後の農業に関する国際的な議論を方向づける重要な会議であるとの認識で臨んだところであります。また、OECD農業大臣会合では、副議長として非常にやりがいのある仕...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 我々も必要に応じてこれに対する対応をしなければいけないと思いますが、実はOECDの農業大臣会合あるいは五カ国農相会議、グリックマン農務長官とは三日間ずっと一緒でおりまして、いろいろ話し合う機会は朝から晩まであったわけでありますが、むしろ日本側の最近の前向...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 大変ごもっともな御提言だと思います。我々もしかるべき対応をしていきたいと、こう思います。
○国務大臣(島村宜伸君) みんな言葉には出しませんけれども、明らかにWTOの次期交渉に向けたいわば予備戦といいましょうか、そんなイメージを強く受けたところであります。  三日間、最初の二日間がOECDの農業大臣会合で、三日目が五カ国農相会議でありましたけれども、特にOECDの農...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 十分、農業の実態の勉強を進めているものと考えてはおりますけれども、確かに御指摘の面があるとすれば、これは我々はさらにまだ努力をする必要がある、こう思います。ぜひその面を督励していきたい、こう思います。
○国務大臣(島村宜伸君) 今回の農業大臣会合につきましては、先ほどもちょっと申し上げたところですが、さきの世界食糧サミットの際に、農業の持つ多面的機能とか、あるいは食糧の安全保障上の判断から、そちらの側の言い分を少し認め過ぎたのではないか。いわば、WTOの方針といいましょうか、一...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 今回は、正規の午前、午後に分かれる会議の合間には当然ランチョンミーティングがあります。そういう際も当然でありますし、また同時にバイ、要するに二国間の話し合いもいろいろ数カ国と持ったところであります。また、議長主催の晩さん会その他もいろいろありますが、そう...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) お答え申し上げます。  WTOの理事会、四月と、こう思いますが、今だれが出席するかはまだはっきりわかっておりません。しかし、いずれにいたしましても、今回のOECD農業大臣会合の結果をいろいろ振り返りますと、あらかじめ予測されたことではありますが、かなり...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) お答え申し上げます。  社会情勢の変化や国際化の進展に対応いたしまして、新基本法の制定を含む農政の改革が必要となってきております。現在、食料・農業・農村基本問題調査会におきましては、食糧の安定供給の確保、あるいは消費者、国民のニーズへの対応、そして農業...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) お答えいたします。  私は、文部大臣に就任の際のあいさつで、戦後五十年の節目を余り軽く見逃さないようにしよう、むしろ戦後行われた教育の是非についてこの際、踏み込んだ検討をしようではないかと。これは私見ではあるけれども、教育には知育、徳育、体育と三つの分...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 食糧自給率は、従前はカロリー換算の自給率と穀物の自給率と二つに分けられておりましたけれども、十年ほど前からOECD各国はどうもカロリー換算は手間暇かかるということで出さなくなりまして、今は穀物自給率ということになっております。  たまたま、先般のOEC...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 我が国はまさに山紫水明、大変美しい自然を持つ国でございます。私は都会に生まれ育ってはおりますけれども、戦時中は山形に疎開をし、またサラリーマン当時は新潟にお世話になり、先生のお地元にも何遍も足を運ばせていただいております。  先ほどお話のあったおそばも...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) お答え申し上げます。  先般、相次いで政府の調査団と党の調査団と二つの調査団がインドネシアを訪問したところでございます。その際、政府に関してはいわば具体的な話はなかったわけでありますが、党の調査団に対しては、正式な担当大臣ではありませんが、今回副大統領...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 先ほどOECDの話し合いについて少しく御報告したところですが、その際はかなりフランクにいろんな話が出ました。私も少し厚かましく、例えば我々は四年来の米の豊作で米をもてあましている状況にあって、十七万六千ヘクタールも新規にまた生産調整を行っている。トータル...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 外務省も財政状況が厳しいことは、この際かなり切り詰められましたから、余裕がないということはいろんな角度から聞いてはおるところでございますが、最終の詰めの段階では何か対応しなきゃいけないわけですから、今御指摘の分も含めて検討させていただきたいと、こう思いま...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 何%という数字では申し上げられませんが、今回の新たな米対策にあらわれておりますように、農林水産省といたしましては、昭和四十九年当時たしか百七十七万ヘクタールあった湿田面積、これを今大体百五万ヘクタールくらいは土地改良を行いまして汎用化を図ったところであり...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) お互いの納得の中の方針としてそういうものが組み込まれたことは事実でありますが、その方針に従って我々はできるだけ対応していきたいと、こう考えております。
○国務大臣(島村宜伸君) 農業、林業、水産業、いずれにせよ私はできるだけ現地のお声を伺う、またいろいろ現地の実態を拝見するということを基本に置いておりまして、可能な限り今全国を飛び回っておりますが、ぜひ今のお勧めには私も従って行動したいと、こう考えております。
○国務大臣(島村宜伸君) 先生はかって東京都の名副知事の名をほしいままにした方でありまして、お互いにある意味では連携しつつ都市農業を守るということに努力をした間柄でございます。さすがに大変深い御理解、恐縮に存じますが、私も都市農業の果たしている貢献度というのは大変大きいという認識...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 都市農業に深い御理解をいただいておりますことに改めて感謝申し上げたいと思います。  実は、私もその都市農業を守る側に立って大変いろいろな思いをした経験がございますが、今御指摘の相続税その他についても、かつては大変な優遇の措置がございまして、都市農業をず...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) まず、ウルグアイ・ラウンド協定の関税引き下げの前倒し実施などの動きがあったのかどうか、こういうことについてでございますが、二つの会議におきましては、輸出国側から農産物貿易のさらなる自由化について厳しい考え方が示されたことは事実であります。  しかしなが...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 実は、そこまで踏み込んだ話をしようかとも思いましたけれども、余り向こうが穏やかに物わかりがいいものですから、私の方も相手の気持ちにこたえてそこまでは言いませんでした。  ただ、公の場で、歴史的な経過を振り返れば、例えば一九七三年のあの大豆の事件はどうい...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 実は私、十五年前の政務次官の当時にも、米の消費がどんどん減退して、たしか十年間で一五・六%くらい下落をし、ちょうど定規で真っすぐ線を引いたように毎年毎年、米の消費が落ちている。これをどうしたものかというのでいろいろ取り組んだ際に、実は学校給食に取り入れで...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 農業といいますか、農山漁村の多面的機能を担うのはまさに家族農業、家族漁業、家族林業に携わっている方々が直接的なお立場にあると思います。ただ、もう一つ広げますと、やはりその地域に根差して生活を営んでくださっている方々、この方たちも同じく多面的機能を守ってい...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 私は、いろいろな議論を重ねる中で、日本の国には、人には添うてみよ馬には乗ってみよということわざがあって、私はそれを座右の銘にもしているんです、相手の立場に立って物を考えるということですと。あなた方が何でも我々の農業でも理解しているようなことをおっしゃるけ...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 可能な限りの努力をしていきたいと思います。
○国務大臣(島村宜伸君) この質問に万全のお答えをするとなれば、これだけでも相当の時間を要すると思います。官房長は頭の切れる人ですから、要点をまとめてそう申し上げたのだろうと思いますが、それぞれ申し上げた要素の中にはいろんなことが含まれていると、こう御理解いただければいいのではな...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) カロリー換算でいきますと、四六、四二、四二ということになります。穀物自給率でいきますと、三三、三〇、二九ということになります。
○国務大臣(島村宜伸君) これを国際分業ととらえれば先進国として何ら批判はないかもしれませんが、少なくも一国のいわば長期にまたがる安全性を考えた場合、当然にこのまま放置することは適当でないと思います。
○国務大臣(島村宜伸君) 御承知のように、日本の農地面積は極端に狭くて、しかも四割が中山間地域ということは極めて効率の悪い農業を強いられるわけであります。したがいまして、生産価格も当然に割高になるわけですし、人件費等も決して安くない我が国でございますから、それらを含めて、国民の皆...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) ここにおられる委員の皆さんはもとより、少なくも政治に関与し、あるいは農業の実情に精通した方々ならどなたでもミニマムアクセス米という制度に対して抵抗のない人はいないと思います。私自身もある意味で同じです。  しかしながら、これがある意味では国際的なつき合...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 私がいつまでこの農林水産大臣をさせていただくのかわかりませんが、願わくば、それを継続できるならば当然、次期交渉に向けてそういう取り組みをすることは事実であります。
○国務大臣(島村宜伸君) 須藤委員ともあろうお方がひやっとなさったそうでございますが、御心配無用でありまして、当然、私はそのままその話を右から左へ流しました。  あくまで食糧というのは、最低限度の自給というのを基本に置くのがあるべき姿と、私はそう考えている人間であります。
○国務大臣(島村宜伸君) 我が国の水田面積すべてで自由にお米をつくっていただきますと、ざっと一千四百万トンとれます。我が国の需要は、現在、主食用が九百十七万トン、みそその他への加工用が二十三万トン、そしてそのほかにお酒などになる加工用を入れますとちょうど一千万トンぐらいになります...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) お答え申し上げます。  十年度予算成立後の公共事業の執行のあり方につきましては、まだ政府としては方針を決定いたしておりません。ただ、願わくばこの年度内に予算を成立させていただいて九年度補正と切れ間のないいわば予算執行をさせていただき、一日も早く今御指摘...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 原材料の供給事情及び水産加工品の貿易事情の変化に即応して行われる水産加工業の施設の改良等に必要な資金の貸付けに関する臨時措置に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び主要な内容を御説明申し上げます。  本法は、北洋における外国政府...全文を見る
03月13日第142回国会 参議院 農林水産委員会 第4号
議事録を見る
○国務大臣(島村宜伸君) お答え申し上げます。  アコヤガイ養殖真珠は日本独自の技術として世界市場においても高い評価を受けてまいりました。しかしながら、最近、南洋真珠や中国淡水真珠との市場における競争、また一方で、アコヤガイの大量へい死問題など厳しい状況にあることも認識をいたし...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 真珠養殖事業法第六条に基づく助成は、天然母貝の供給不足の解消を目的として昭和二十七年に実施されたことがありますが、その後、母貝の供給がむしろ過剰ぎみに推移しているためにそれ以降実施されていないのが実情であります。  今後、同法が廃止された後におきまして...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 先ほど来御答弁の中にも出ておりますが、アコヤガイの大量へい死という問題がいろいろ出てまいりまして、水産庁研究所を中心にこれに対する対策を鋭意進めているところでございます。  また、真珠養殖業を取り巻くさまざまな問題に対処するために、まず高品質なアコヤガ...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) ただいま御決議いただきました附帯決議の趣旨を尊重し、今後最善の努力をいたしてまいります。
○国務大臣(島村宜伸君) ただいま御決議いただきました附帯決議の趣旨を尊重し、今後最善の努力をいたしてまいります。
○国務大臣(島村宜伸君) ただいまの御決議につきましては、その趣旨を踏まえ、関係省庁との連携を図りつつ、十分努力してまいる所存でございます。
03月16日第142回国会 衆議院 予算委員会 第25号
議事録を見る
○島村国務大臣 御高承のとおり、我が国の食糧自給率はカロリー換算四二%、穀物自給率は二九%。言うならば、先進国の中で極端に低い自給率であります。こういう厳しい自給率を背景に、これからも食糧の供給に責任を持っていくとなれば、当然、優良な農地の確保は必要となってくるわけです。  一...全文を見る
○島村国務大臣 ウルグアイ・ラウンド農業合意を受け入れたということは、条件的には必ずしも恵まれない、むしろ大変に劣る環境に置かれている我が国農業がにわかに世界の波をかぶるということでございまして、そのためには、当然にその対策としていろいろなものが求められるわけでありますが、農業農...全文を見る
○島村国務大臣 当省といたしましては、各県を初めとしてそれぞれの地元の意向を十分に聴取いたしまして、いわばかなり期間を使って円満にお互いが了解を得るようなまず接点を見出しつつ事業を行うように、私からも強く指導をしているところでございますが、また逆に、時間が経過してそれぞれの地域の...全文を見る
03月17日第142回国会 衆議院 農林水産委員会 第4号
議事録を見る
○島村国務大臣 農林水産業施設災害復旧事業費国庫補助の暫定措置に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び主要な内容を御説明申し上げます。  農林水産業施設災害復旧事業費国庫補助の暫定措置に関する法律は、農林水産業施設の災害復旧事業についての国庫補助の制度...全文を見る
○島村国務大臣 食糧は国民生活にとって最も基礎的な物資であり、国民に対して安全な食糧を安定的に供給するというのは国の基本的な役割とまず認識いたしております。  ただいま御指摘のとおり、我が国の自給率はカロリー換算で今四二%、穀物自給率二九%です。昭和四十年当時と比較いたしますと...全文を見る
○島村国務大臣 私は東京生まれと育ちでございますが、子供のころ、集団疎開で今田委員と同じ山形県にお世話になった人間です。そういう意味で、あなたとある意味では共通の思いがありますし、また同時に、今御指摘がありましたように、これからは米というものをどういうふうにおいしく食べていくか、...全文を見る
○島村国務大臣 今回の改正に当たりまして、一件三十万円から四十万円と、この改正の段階で、正直申して、私も、これ、もっと思い切って大きなものにできないのか、こんな話を実はしたところであります。  ところが、今お話がありましたように、災害は一カ所に集中して起きる、あるいは予期したと...全文を見る
○島村国務大臣 私もある意味で同じことを考えて疑問を持ったんだろうと思います。また、将来に向かってこれが絶対的なものだとは私は考えません。当然にこれは検討課題になるものですし、地方分権がだんだん具体化する過程で今委員が御指摘のような形になっていくのかな、こんなふうにも考えないでは...全文を見る
○島村国務大臣 災害の内容等についての細部につきましては、今局長から御説明いたさせますが、私は、先ほど一つの例にとらせていただきましたのは、実はこういうわけなんです。  平成六年の十二月二十八日に一回目、明けて一月七日に二回目と、三陸はるか沖が二度ありました。私が青森県の陳情団...全文を見る
○島村国務大臣 実は、ついせんだっても、山梨県に測候所始まって以来の豪雪がありまして、それで私も現地へ行ってみて驚きましたけれども、我々のももみたいな太い鉄柱がみんなひん曲がって、雪のためにつぶれておりました。山梨県にすれば、これが再度にわたって雪が降るということは想像もつかなか...全文を見る
○島村国務大臣 お答え申し上げます。  稲、麦、大豆等の優良な種子の生産と普及を促進するために、主要農作物種子法に基づきまして都道府県が行う種子審査等に要する経費に対して、昭和二十七年以降補助を行ってきたところであります。  しかしながら、この補助金につきまして、都道府県にお...全文を見る
○島村国務大臣 釈迦に説法かもしれませんが、新たな先般の米対策にも打ち出されましたように、我が国は、長年にわたって土地改良を進めまして、百七十七万ヘクタールの湿田を今大体百五万ヘクタールくらい、いわば汎用化の基盤づくりができたところです。  今回は、なるほど今御指摘のように、大...全文を見る
○島村国務大臣 なるほど予算の規模は非常に小そうございます。また、四十七都道府県で仮に均等割したとしても、本当に微々たるもので、どこにあるかという程度のものかもしれません。  しかし、種子の審査について今までのいろいろな実績等を聞きますと、やはりそれなりにかなり効果のある結果に...全文を見る
○島村国務大臣 さすがにこの道の専門的な、いわば御健闘をなさった敏腕記者の御経験を持つ木幡委員だと思います。  私は、将来に向かっての日本の食糧の自給率云々という言葉を言う場合には、そういう意味合いも含めて、将来の我々の食の安全というものを確保するのは我々のとるべき道であると、...全文を見る
○島村国務大臣 率直に申して、初めて伺う御提言等もございます。しかし、伺ってみれば、私なりに、これは一々非常に大事な検討課題だな、こう感じます。勉強させていただきたいと思います。
○島村国務大臣 お答えいたします。  二十一世紀の食糧、地球環境問題の解決のための技術開発に当たりましては、農林水産生物が持つ多様な遺伝子を確保することが極めて重要な課題と認識いたしております。  このため、途上国を中心とした資源ナショナリズムの台頭など遺伝資源の収集が次第に...全文を見る
03月17日第142回国会 衆議院 予算委員会 第26号
議事録を見る
○島村国務大臣 お答えいたします。  農林水産省といたしましては、昨年十二月、公共事業の効率的な執行を図る観点から、農業農村整備事業の国営事業について、十一地区の事業を廃止することといたしました。  廃止に至った理由は、まず、干拓事業の羊角湾地区、佐賀地区につきましては、漁業...全文を見る
○島村国務大臣 お答えいたします。  昨年末、総理からの指示もございまして、私どもとすれば、従前の農業農村整備事業について徹底的な見直しを指示してきたところであります。  そういう意味で、廃止する方向で処理する国営事業地区十一地区、今申した静清庵あるいは羊角湾等がそれに該当い...全文を見る
○島村国務大臣 土地改良事業全般について言えることでありますが、これは、もともとは地元農家の申請や要望に基づきまして、都道府県、市町村の合意を得るなどの手続を経て事業を実施しているところであります。しかしながら、社会情勢の変化や、あるいはその計画を見直す必要が生じる場合もございま...全文を見る
○島村国務大臣 お答えいたします。  土地改良事業は、地元農家の申請や要望に基づいて実施しておるわけでございまして、その実施手続におきましては、都道府県知事や市町村長の同意も得ることとしております。  国の直轄の土地改良事業においてもこうした手続を経ておりまして、都道府県、市...全文を見る
○島村国務大臣 お答えいたします。  御指摘の中海干拓事業につきましては、昭和六十三年度から工事を延期しているところでありますが、先ほど来お話が出ておりますように、平成八年三月に、島根県知事から私ども農林水産省に対しまして工事再開の要請がなされたところであります。  農林水産...全文を見る
○島村国務大臣 土地改良事業につきましては、地元農家の申請、要望に基づいて、都道府県や市町村等と協議をいたしまして、その合意を得るなどの手続を全部経て実施をしているところでございます。  しかし、やはり、バブルがはじける等、経済あるいは社会の情勢が大きく変化したり、あるいはまた...全文を見る
03月18日第142回国会 衆議院 農林水産委員会 第5号
議事録を見る
○島村国務大臣 お答えいたします。  青年就農促進法は、将来の農業を担う青年農業者を確保、育成するためのものである、御指摘のとおりでございます。そして、現在、都道府県による就農促進に関する基本的方針の策定、あるいはまた、青年農業者育成センターによる無利子の資金の貸し付け等の特別...全文を見る
○島村国務大臣 おっしゃったとおりでございます。  いかがでしょうか。日本人の長寿社会についてはお互いにそれぞれの認識のあるところですけれども、例えば、いろいろな組織の青年部というのがございますが、従前、青年部といいますと三十歳未満であったとか、あるいは三十五歳までとしたとかい...全文を見る
○島村国務大臣 おっしゃったとおりに私は考えてはおりますが。
○島村国務大臣 私の立場からも御報告いたしますが、インドネシアは大変に厳しい経済情勢、そしてまた食糧事情下に置かれていることは御高承のとおりです。このことはもう既に国際的にも認知されておりまして、さきのOECDの農相会議の際にも、各国の代表から幾つかその話が出ました。そして、その...全文を見る
○島村国務大臣 簡潔と言われますといろいろ話がしにくくなりますが、誠意を持ってお答えをしたいと思います。  確かに、一時期は大変就農される青年が多かったわけでありますが、一時期は大分落ち込みまし て、平成二年当時は、先ほども数字が出ましたけれども四千三百人ぐらいまで落ち込みま...全文を見る
○島村国務大臣 私は東京の人間なんですけれども、農業も、あるいは林業、水産業、それぞれ非常に重要なものだと受けとめていることにおいては人後に落ちないつもりでありますし、今はもう可能な限り全国を飛び回って現地の実情に触れるように努力をしております。  そこで感じますことは、それぞ...全文を見る
○島村国務大臣 正しく御理解いただきまして、感謝いたします。
○島村国務大臣 先ほど来、いろいろ北海道のお立場に立っての御指摘、私もよく理解できますし、ある意味で同感でございます。  ただ、御承知のように、昨年十一月、新たな米対策を打ち出しました際にも、我が国が今たしか九三%ぐらいは輸入に依存しております麦、あるいは九八%依存している大豆...全文を見る
○島村国務大臣 お答えいたします。  農林水産関係の補助金は、全国的な見地から、食糧の安定供給あるいは農林水産業の生産性の向上などの政策課題を達成していくために極めて重要な役割を果たしているものでありますし、農林水産省といたしましても、多年にわたって、それぞれの地域あるいはそれ...全文を見る
○島村国務大臣 ただいまの御決議につきましては、その趣旨を踏まえ、関係省庁との連携を図りつつ十分努力してまいる所存でございます。
03月19日第142回国会 衆議院 農林水産委員会 第6号
議事録を見る
○島村国務大臣 お答えいたします。  社会情勢の変化や国際化の進展に伴いまして、新たな基本法の制定を含む農政の改革が当然に求められてきておるところであります。御高承のとおり、ただいままた御指摘がございましたが、食料・農業・農村基本問題調査会におきまして、昨年四月以降、まさに精力...全文を見る
○島村国務大臣 農業の将来を考えますときに、これは林業、水産業同じでございますが、我々が一番心配いたしておりますことは、まさにそれぞれの分野の高齢化と担い手の減少ということでございます。そういう意味では、我々が農政をどのように考えましても、後を担う方々がきちんとそろっていただかな...全文を見る
○島村国務大臣 食料・農業・農村基本問題調査会は、御高承のとおり、生産者と、あるいは経済界の代表、あるいは消費者の代表、労働組合、マスコミ、学識経験者等々あらゆる分野の代表の方に審議会のメンバーになっていただいて、御検討いただいているところです。  それで、中間取りまとめという...全文を見る
○島村国務大臣 お答えいたします。  構造改善局で敏腕を振るわれた委員のことでございますから、むしろ答弁はそちらがなさった方がより的確なのかもしれませんが、少なくも我が 国は、アジア・モンスーン地域に位置をいたしまして、地形が急峻であり、気象あるいは地理的な条件からいきまして...全文を見る
○島村国務大臣 今日さまざまな課題を抱える我が国農業、農村におきまして、適切な災害対策の実施は農業経営の安定と希望の持てる農村づくりを図る上で欠かすことのできない案件であります。このためには、まず災害の未然防止を図るこ とが必要でありますが、農林水産業の基盤整備事業により災害に...全文を見る
○島村国務大臣 我が国農山漁村のいわば高齢化、担い手の減少というのはある意味で共通した傾向でございますが、特に顕著なのがまさに中山間地域でございまして、我が国の場合には、農業のうち約四割がその中山間地域に該当すると承知しております。  そういう意味で、今委員がお話しになったよう...全文を見る
○島村国務大臣 ただいま御決議いただきました附帯決議の趣旨を尊重し、今後最善の努力をいたしてまいります。     —————————————
03月19日第142回国会 衆議院 予算委員会第五分科会 第1号
議事録を見る
○島村国務大臣 平成十年度農林水産予算の概要を御説明申し上げます。  初めに、予算の基礎となっております農林水産施策の基本方針について御説明します。  農林水産業は、国民生活に不可欠な食料の安定供給を初め、国土の保全、水資源の涵養、自然環境の保護といった多面的かつ公益的な機能...全文を見る
○島村国務大臣 お答え申し上げます。  いや、東京都のことまで、大変私どもの知らない分野までいろいろ御調査いただいて、感謝にたえない次第でございます。一東京都に限らず、なるほど、自然を守りそして鳥獣類を優しく保護するというのはいかにも人道的に聞こえるのですが、この手の運動の中に...全文を見る
○島村国務大臣 ただいま連絡会議を設置して進めているというよりは、行ってきているというのが正確な表現でございますが、確かにそういう幾つかの例を挙げて、これを時にはマスコミにもこちらからむしろ持ちかけて、この問題を、広く国民の皆さんの合意を得るようなPRも、またそれに対する対策の推...全文を見る
○島村国務大臣 先ほど来専門的な御質問ですから、専門的に取り組んできた農産園芸局長に答弁をさせましたが、私も十五年ぶりに農林水産省の仕事に取り組みまして、改めて勉強をいろいろしたのです。  例えば日本が今、水田農業を主体にしての農業、これで米をつくりたい放題つくらせたらどれだけ...全文を見る
○島村国務大臣 御高承のとおり、我が国は、七六%のフィンランド、六八%のスウェーデンに続いて、六六%の森林率を誇る第三位の緑豊かな国であります。  しかしながら、国土面積の約七割は急峻な山に覆われて、この山を守るためにも森林がある意味では大変に役に立っていることは改めて言うまで...全文を見る
○島村国務大臣 専門的なことは局長から答弁させますが、一般常識に照らして、我が国の農家の一戸当たりの耕地面積は一・五ヘクタール。ドイツあたりは日本の大体十九倍くらい。フランスが二十三倍。イギリスにおいては四十五倍です。アメリカは百二十七倍でございまして、オーストラリアに至っては、...全文を見る
○島村国務大臣 たしか、アン アップル ア デーキープス ザ ドクター アウエーですね、英国のことわざ、それは知っています。  リンゴといえば、私たち、子供のころからずっとなじみましたし、体をこじらせれば、母親がこれをすって、そのジュースを飲んで我々は今日があるわけです。もとも...全文を見る
○島村国務大臣 お答えいたします。  畜産物価格、いろいろございますが、加工原料乳の保証価格、あるいは指定食肉の安定価格及び肉用子牛の保証基準価格等につきましては、関係法令の規定に基づきまして従前からいろいろ組み立てられたルールができております。生産条件及び需給事情その他の経済...全文を見る
○島村国務大臣 実は、きょう朝早くインドネシアのハビビ副大統領にお目にかかって、食糧援助の話をしたまではよかったのですが、折から、畜産物価格を決める、こういうような大事な時期に来ているものですから、それ以外はほとんど、ふん尿処理の話を含めて、いわば家畜に関するいろいろな問題のお話...全文を見る
○島村国務大臣 どういう資料を要求されたのか私にはわかりませんので、ちょっとお答えしがたいのですが、少なくも、私が大臣に就任したのは昨年の九月ですけれども、自来、与野党に対して変な差別をするような指示は一切いたしておりません。きょうも各党いろいろな方々がお見えになりましたけれども...全文を見る
○島村国務大臣 情報公開に対しての細かい御答弁は、それぞれ専門に取り組んでいる局長から申させますけれども、重ねて申し上げます。  実は、ことしの新年の大臣訓示の際に、私は、あらかじめ用意されたあいさつを全部わきに置きまして、三つのことを皆さんにお願いする。一つは、私は本気で仕事...全文を見る
○島村国務大臣 私は、就任早々に、実は各大臣から大変同情の声を寄せられました。それは、四年来の米の豊作、この米余り現象に対する対応とか、あるいは毎年赤字が累積する国有林野の問題とか、あるいは難航する日ロ、日韓の漁業の問題とか、まさに問題山積でありまして、もともと自然環境が厳しく劣...全文を見る
○島村国務大臣 たびたび予算委員会あるいは財政改革特別委員会、農林水産委員会、農業関係のいわば専門の委員の方々とも接触を持ってきておりますが、少なくも、将来に向かっての大方針としては、御承知のように食料・農業・農村基本問題調査会において現在検討いただいておりまして、この基本法を含...全文を見る
○島村国務大臣 ついせんだって、OECDの農相会議に行ってまいりまして、その際にもさんざん議論があったところでございますが、何よりかにより、我が国の農業あるいは林業、水産業、他国とは比較のしがたい現実を抱えておりまして、規模の面でもそうですし、自然環境その他の厳しい条件の比較にお...全文を見る
○島村国務大臣 ただいまお話ございましたように、私は二月十四日に、山梨県の豪雪の現地被害の状況をつぶさに見せていただきました。知事を初め国会議員、県会議員、そして農業、それぞれの分野の代表者等から非常に切実な御要請を伺いまして、現地の厳しい実態を改めて思い知らされた気がしたわけで...全文を見る
○島村国務大臣 大変ごもっともな提言ですから、我々も既にそういう姿勢ではおりますものの、改めてまたそういう指示を繰り返したいと思います。
○島村国務大臣 まず、私は基本的にこの仕事が好きであります。それから、何といっても、農林水産業といいますと、ともすれば、農産物、林産物、水産物を提供する、この供給面だけが認識されがちでありますけれども、御承知のように、我が国は特にその実態が顕著でありますが、まさに多面的機能、国土...全文を見る
○島村国務大臣 森林管理局をいわば設置することを決めたということは事実でございます。  それは、御承知のように、戦前、戦中、戦争直後、当時は木材需要も非常にありましたし、すぐれた日本の木材に対するいわば価格の面の評価も非常に高かったわけでありますから、採算上も極めて余裕のあった...全文を見る
○島村国務大臣 先ほど冒頭の御質問に、私、答弁漏れがあったように思います。  一つだけ、誤解が生じるといけませんので申し上げますが、御承知のように、我が党は政党政治の基本を貫いておりまして、例えばこの国有林野の問題につきましても、国有林野問題小委員会で鋭意御検討いただき、上は農...全文を見る
○島村国務大臣 お答えいたします。  いささか旧聞に属すると思いますが、私はかつて、平成七年に文部大臣を務めて、宗教法人法の改正に取り組みました。その際も、私は考えまして、万が一特定の宗教団体の代表者の方とお目にかかるとあらぬ誤解を受けるということで、文部省の職員と何の相談もな...全文を見る
○島村国務大臣 これもちょっと場違いな話を申し上げるようですが、実は政治改革論議が盛んなころに、私は私的にいろいろ調べてみたことがあるのです。東京二十三区の議員の持つ面積を一とした場合に、東京二十三区以外に、例えば小林議員も三多摩を選挙区にされておりますが、三多摩とか、失礼しまし...全文を見る
03月20日第142回国会 衆議院 予算委員会第五分科会 第2号
議事録を見る
○島村国務大臣 ただいま御指摘のあった現場の実態につきましては、蔦田長官から今御説明したとおりでございますが、この協定の締結に向けて我々はどういう姿勢でこれから取り組んでいくのかということにつきましては、一昨年、国連海洋法条約を締結した後、過去二年近く、首脳会談六回、外交窓口であ...全文を見る
○島村国務大臣 お答え申し上げます。  沖縄の農林水産業の振興策についてのお尋ねでございますが、沖縄は、御存じのとおり、先生は沖縄のいわば代表者でありますけれども、我が国唯一の亜熱帯性気候地帯に位置しているわけでありまして、その特性を生かした特色ある農林水産業の確立を図ることが...全文を見る
○島村国務大臣 私は、人には添うてみよ馬には乗ってみよ、これは私の人生訓にしておるわけでありまして、自分は一通りのことをわかっているつもりでも、現地へ行って実際のことに触れてみると、意外に自分の知らないことに恥じ入るといいましょうか、目を開かれるといいましょうか、そんな思いがする...全文を見る
○島村国務大臣 大変ごもっともな御提言でございます。私も同じ考えに立ちますので、私なりに誠心誠意努力をしたい、こう思います。
○島村国務大臣 お答えいたします。  第二十三回全国菓子大博覧会は、三笠宮寛仁殿下を名誉総裁に推戴いたしまして、本年四月二十四日から五月十七日まで、岩手県において開催されるところであります。  この大博覧会は、明治四十四年、第一回帝国菓子飴大品評会として開催されて以来のもので...全文を見る
○島村国務大臣 小沢先生は総合農村派、実は私は都会の農村派を自負しておりまして、十五年前に政務次官を務めまして以来、いろいろなところで講演などをしますと必ず農村問題に触れて、豊かな田園風景にあこがれるのはいいけれども、要するに、都会の方たちに話をするときには、あなた方は三カ月でも...全文を見る
○島村国務大臣 全く同感でありまして、我が意を得たり、こう感じます。
○島村国務大臣 それは農協の目的ととらえてよろしゅうございましょうか。  これは、農業協同組合法第一条に規定されますとおり、農業生産力の増進、あるいは農民の経済的、社会的地位の向上、さらには国民経済の発展を期する、この三点に集約されている、こう考えます。
○島村国務大臣 実は、私もこの御指摘、御質問をいただいた段階で、事前にいろいろ調査をさせました。いろいろ調べてみますと、先ほどお話にあったように、二〇%以内ということですが、現実は一〇%ぐらいのようでございますね。  冠婚葬祭事業というのは、都会、農村を問わず生活に必要不可欠の...全文を見る
○島村国務大臣 おっしゃることはよくわかりますし、私もこの御質問を事前に拝見したときは、もっと高い率の利用者がいるのではないか、そしてこれが非常に拡大解釈されて、ある意味では乱用されてやしないか、そう実は心配をしたところです。  その理由は、やはり通夜とか告別式、まあ結婚式にし...全文を見る
○島村国務大臣 お答え申し上げます。  我が国の農業全体は、今先生御指摘のとおり、まさに食糧の安定供給と国土の保全、自然環境の保護、そして水資源の涵養とか、あるいは清浄な空気の供給とか、あるいは農林水産業を通じて地域に定着し、我が国全体のいわば活力を維持していると言って言い過ぎ...全文を見る
03月23日第142回国会 参議院 予算委員会 第8号
議事録を見る
○国務大臣(島村宜伸君) お答えいたします。  御指摘のとおり、我が国の食糧自給率は年々落ち込んでおりまして、昭和四十年当時、カロリー換算七三%あったものが現在では四二%に落ち込んでおります。穀物自給率におきましては、六二%から現在二九%と激減をしてきているわけであります。 ...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 平成十年度予算の執行につきましては、予算の成立後、景気の動向等を踏まえながら政府全体として検討すべき事柄と考えております。いずれにいたしましても、景気回復を確実なものとするために平成十年度予算の一日も早い成立とその円滑な執行がぜひとも必要であると考えてお...全文を見る
03月24日第142回国会 衆議院 農林水産委員会 第7号
議事録を見る
○島村国務大臣 本法律案につきましては、政府といたしましては、やむを得ないものと考えます。  御可決された暁には、その趣旨を踏まえ、その適切な運用に努めてまいる所存であります。
03月24日第142回国会 参議院 農林水産委員会 第5号
議事録を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 農林水産業施設災害復旧事業費国庫補助の暫定措置に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び主要な内容を御説明申し上げます。  農林水産業施設災害復旧事業費国庫補助の暫定措置に関する法律は、農林水産業施設の災害復旧事業についての国庫...全文を見る
03月24日第142回国会 参議院 予算委員会 第9号
議事録を見る
○国務大臣(島村宜伸君) お答えいたします。  農林漁業団体職員共済年金制度、俗に言う農林年金制度でございますが、現状はただいま各大臣からお話ししたのと同じ共済制度の仕組みになっております。  ただ、ただいま御説明がありましたけれども、住民基本台帳法の一部を改正する法律案が国...全文を見る
03月25日第142回国会 参議院 予算委員会 第10号
議事録を見る
○国務大臣(島村宜伸君) お答えいたします。  農村地域の水質保全や生活環境の改善を図り、あわせて農村の花嫁や担い手を確保し、美しく快適な農村をつくっていくためには、都市に比べて著しく立ちおくれている汚水処理施設の整備を進めていくことが重要な課題であります。  このため、平成...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) お答えいたします。  まず、普及事業に大変深い御理解をいただきまして感謝申し上げます。  この普及事業は、試験研究の成果であります新しい技術を地域の条件に応じて組み立て、農林漁業経営の改善に役立つようその普及を行うものでありまして、農林水産技術に関す...全文を見る
03月26日第142回国会 参議院 予算委員会 第11号
議事録を見る
○国務大臣(島村宜伸君) お答えいたします。  最近、化学物質のうちで内分泌攪乱作用を持つのではないかとの疑いが指摘されておりますいわゆる環境ホルモンと言われるものの中に農薬あるいは殺虫剤が含まれているとの指摘がありますが、農薬と環境ホルモン作用との因果関係は現在のところは明ら...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 生ごみ類は、コンポスターといいまして堆肥になっていく、そこへ捨てているようです。空き缶とか瓶はリサイクルの別の収集が来ますので、そちらにお任せしています。それから、燃えるごみは月曜と水曜に来て、燃えないごみが土曜日に来るというので、それぞれに出しているそ...全文を見る
03月27日第142回国会 参議院 農林水産委員会 第7号
議事録を見る
○国務大臣(島村宜伸君) お答えいたします。  我が国農業の持続的な発展を図るに当たりましては、やはり昭和一けた世代のリタイアに伴う世代交代に際しまして、安定的に一定水準の新規就農者が確保されることが基本と考えております。  しかしながら、青年の新規就農者は近年、着実に増加は...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 専門的な優等生の答弁は現在で尽きているわけですが、将来の農業を展望いたしますと、やはりそういう就農の機会を設けるといいましても、例えば私は東京生まれ東京育ち、東京に家があるわけです。家を全部畳んで地方に行って農業にいそしむといっても、これはもう本当に他国...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 三月に国会の御了承を得まして出席いたしましたOECD農業大臣会合では、今後の農政の展開方向等について意見交換が行われ、私も副議長として重要な役割を担ったところであります。  輸出国側からは、市場原理に基づくさらなる農業保護の引き下げ、あるいは貿易自由化...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 先ほども御説明申し上げましたけれども、大きく分けまして、農産物の輸出国と輸入国あるいは弱小な農産国との間には大きな対立がございます。  それで、国際分業の立場を強く主張し、すべてを貿易で市場原理を優先しようという大国のエゴもあったわけでありますが、先ほ...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 御高承のとおり、我が国の自給率はカロリー換算四二%、穀物自給率二九%と大変脆弱な供給体制にあるわけでございますが、生産と輸入と備蓄のこの三つをうまく兼ね合わせてやりませんと財政負担もまたままならないわけでございまして、これからの将来的な食糧の安定供給とい...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 大変ごもっともな御質問だと思います。  実は、けさも早くからいろいろ勉強会をやる過程でこの話が盛り上がったわけでありますが、私ども東京に生まれ、東京に育ち、東京で勤務した経験を持っている人間、私の場合は旅好きであり人好きですからどこへ行ってもすぐ親しめ...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 総理がインドネシアを訪問し、スハルト大統領といろいろお話し合いをなさいました。その際には、経済並びに食糧事情の厳しさについていろいろお訴えを聞いたようであります。ただ、そのときに具体的に、例えば米であるとか麦であるとかそういう作物の指定とかあるいは数量等...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 当然、当省にかかわることについて、大木大臣のことですから、親しくもありますし、事前の御相談があろうかと思います。その際には、現時点でこういうものを用意してございますというものを持ってはおりませんが、先方との協議の過程でいろいろ私からは御要請申し上げたい、...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 何といっても豊かな自然環境の中で仕事ができるとか、あるいは作物など生き物を育てるといういわば生命産業と言う人がいますが、こういう面であるとか、あるいは御自分自身の判断で自由に経営の展開ができるといった意味では、今までとは違ったものが得られるという面がある...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 今日、さまざまな課題を抱える農業・農村におきまして、いわば適切な災害対策の実施は、農業経営の安定と希望の持てる農村づくりを図る上でこれは不可欠の課題であります。また、農地や農業用施設は国土の保全等の多面的機能を有しておりますし、この機能を維持するためにも...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 実は、私のところは都心からはかりまして一番遠いところで十四キロなんですが、都市農業はまだ少しくございます。そして、農業を営んでいる方々の家の周辺というのは昔の農道が、農道というと体裁がいいんですが、あぜ道がそのまま舗装されて道路になっているとか、あるいは...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 大変大切な御指摘だと思います。我々が地方へ行きましていつも感じることは、高齢化はいや応なくありますし、その地を訪問する場合には、当然その地域の人口動態とか高齢化率とかあるいは財政力指数とか、いろいろ調べて伺うようにはいたしておりますが、特に調べてぞっとす...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 新規就農者の育成、確保に当たっては、何よりも技術の習得が大前提になってくるだろうと思います。この重要課題について、我々は新規就農者の技術の習熟度合いに応じた研修体制を今整備することに努めているところであります。  その一つとしては、農業大学校による講義...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 現在は新規就農者の問題をいろいろ御討議願っておりますが、なるほど先生御指摘のとおり、一たん就農してみたらあに図らんや、あるいはもともとそれは危惧していたけれども予想どおりという結果に終わらせたのでは非常に申しわけの立たないことになるわけでありますし、一た...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) おっしゃられるまでもなく、それは当然だと思います。国の責任において平素からまさに国民の生命、財産を守り、かつ、あすに向かってのいわば希望の持てる環境整備というのは我々の責務でございますから、そのように考えます。
○国務大臣(島村宜伸君) 御高承のとおり、我が国はいわば気象的、地理的、さらには地形的にも災害の発生しやすい条件下で農業活動が営まれているわけでございまして、農地や農道、農業用水路などへの災害は毎年発生しているところでございます。  そういう中で、災害復旧を円滑に推進することに...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 農業の存在が果たす多面的機能というのは何もOECDだけの課題ではございませんで、前にも申し上げたことですが、私はこの十数年来、講演その他の都度に農業の持つ多面的機能を訴え続けてきた男であります。単に農産物の供給だけでなくて、国土や自然環境を守るということ...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) ただいま御決議いただきました附帯決議の趣旨を尊重し、今後最善の努力をいたしてまいります。
03月31日第142回国会 衆議院 農林水産委員会 第9号
議事録を見る
○島村国務大臣 原材料の供給事情及び水産加工品の貿易事情の変化に即応して行われる水産加工業の施設の改良等に必要な資金の貸付けに関する臨時措置に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び主要な内容を御説明申し上げます。  本法は、北洋における外国政府による漁業...全文を見る
○島村国務大臣 いろいろな機会に私は何度も皆様に御答弁申し上げてきたのですが、日韓両国はまさに運命共同体ともいうべき関係でございますし、まさに一衣帯水、日本海を隔てて両国があるわけでございます。また、日本海を初めとする漁業資源を共有するという立場にもあるわけでありまして、昭和四十...全文を見る
○島村国務大臣 お答え申し上げます。  我が国水産業は、水産物の安定的な供給を通じ、健康的で豊かな日本型食生活の一翼を担うとともに、地域にありましては社会経済の発展に寄与するなど、重要な役割を担っているところであります。  こうした役割を担う水産業につきましては、一昨年、国連...全文を見る
○島村国務大臣 お答えいたします。  我が国水産加工業を取り巻く環境は、国際的な漁業規制の強化等に伴いまして、原材料供給の不安定性の増大、あるいは輸入水産加工品との競合、あるいは輸出相手国における衛生規制の強化等々大変厳しい状況下に置かれております。  このような状況の中で、...全文を見る
○島村国務大臣 食品の安全性の向上と品質の管理の徹底を図る上で、食品産業がHACCP手法に取り組むことは非常に重要なことだ、まずそう受けとめておりますが、確かに、今御指摘のとおり、そう大きな近代的な企業ばかりではございませんので、これらに対する認識が十分だろうとは私たちも考えませ...全文を見る
○島村国務大臣 お答えいたします。  まず、真珠は我が国の世界に誇る特産物と言っても言い過ぎではございません。  真珠の問題につきましては、最近、アコヤガイの大量へい死というような重大問題が起きたりいたしまして、この問題については、現在、水産庁研究所を中心に、水産試験場及び大...全文を見る
○島村国務大臣 ただいま御決議いただきました附帯決議の趣旨を尊重し、今後最善の努力をいたしてまいります。     ―――――――――――――
○島村国務大臣 ただいま御決議いただきました附帯決議の趣旨を尊重し、今後最善の努力をいたしてまいります。     ―――――――――――――
04月02日第142回国会 衆議院 農林水産委員会 第10号
議事録を見る
○島村国務大臣 食品の製造過程の管理の高度化に関する臨時措置法案につきまして、その提案の理由及び主要な内容を御説明申し上げます。  一昨年夏以来の腸管出血性大腸菌O157による食中毒の大量発生と消費者意識の高まりを背景として、食品の安全性の向上と品質管理の徹底を求める社会的要請...全文を見る
04月07日第142回国会 参議院 農林水産委員会 第8号
議事録を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 平成十年度農林水産予算の概要を御説明申し上げます。  平成十年度一般会計予算における農林水産予算の額は、関係省庁計上分を含めて三兆三千七百五十六億円となっております。その内訳は、公共事業費が一兆七千四百三十九億円、非公共事業のうちの一般事業費が一兆三千...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 御高承のとおり、国民の食生活はいわば生活水準の向上とともに非常に多様化いたしまして、一方においては米の消費が減少する、その一方では輸入飼料に頼らざるを得ない畜産物や、あるいは輸入原料に頼らざるを得ない油脂関係の消費が増加したことで、我が国の食糧自給率とい...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 御存じのとおり、インドネシアにおきましては大変に厳しい食糧事情に置かれておりまして、我が国としても、たまたま党の調査団に対して具体的な数量の提示等があったことも含めまして、去る二月二十日の閣議決定におきまして、食糧支援を、特に米を早期に具体化するとされた...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) ただいま山本局長からもるる御説明を申し上げたところですが、まず圃場整備は一般に二十ヘクタール以上の連担した農地を対象に区画整理や用排水路、農道等の整備を行うものでありまして、これは結果的には事業を円滑に進めるための地域ぐるみの話し合い、あるいは換地による...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) まさに、OECDの農業大臣会合では、片や大生産国、また一方では多面的機能というものを重視しなきゃならないという小生産国との間で激烈な議論がありました。その際に当然、多面的機能の内容に触れる際に、洪水の防止とか、水資源の涵養とか、空気の清浄化とか、あるいは...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) まず、OECDの農業大臣会合の冒頭は、豪州とかあるいはカナダ、ニュージーランド、アメリカといった国々、まさに大生産国あるいは非常に余裕のある国々が市場原理の導入ということを強く打ち出して、今や自由貿易の時代ではないかというようなお話があったので、我々は、...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 恐らく、ことし行われたような状況の繰り返しはないのではないか。というのは、私は、その後の五カ国農相会議の際にも、詰めをするような意味合いでこのことは強く言いましたし、最後には向こうから、冷やかしというわけじゃないんですが、多面的機能はよくわかったよと、こ...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) ただいまの御指摘は至極ごもっともでありまして、ウルグアイ・ラウンド対策というのは、にわかに国際化の波をかぶるようになった我が国の環境的に恵まれない農業関係者に体質を強化していただいて将来に資するということを基本に考えるものでありまして、この費用をそういう...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) お答え申し上げます。  ただいま先生御指摘になりましたウルグアイ・ラウンドの合意によるMA米、六年目には八十五万トン、この上、積み上げられたのではたまったものではない、また加工原料乳不足払いについてもこういうことがいろいろ許されなくなるのではないか、ま...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 一々ごもっともだと思います。  そして同時に、先ほども少し申し上げましたけれども、何しろあちらの会議に行ってつくづく感じますことは、もうみんなファーストネームで呼び合っていて、毎月のように会っていて、そしてお互いの事情を、手のうちをよく知り合っている。...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 大変、的を射た御提言でございます。私は拳々服膺し、御意思に沿うような努力をしたいと思います。  なお、我が国は何といっても最大の農産物輸入国でございます。そういう意味では、アメリカや豪州、ニュージーランド、どこの国にとってもある意味ではお得意さんである...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 我々も、二十一世紀を見据えた農政の展開はいかにあるべきか、私たちは私たちなりの立場でそれぞれに考えておるところでございますし、また先生御承知のように、食料・農業・農村基本問題調査会において、八月をめどとしてかなり積極的な議論が闘わされる、こう承知をいたし...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 一般型の国営土地改良事業の地元負担につきましては、土地改良法施行令第五十二条の二第一項一号において、事業完了年度の翌年度から「利率を年五分とする元利均等年賦支払の方法」とされているところであります。  この一般型の利率改正につきましては、昭和二十四年以...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 御趣旨はよく承りました。諌早湾一つを例にとりましても、現地からは何遍も私どもは感謝状等をいただいておりまして、いろいろなお考えがあるようでございます。我々は一切予算のむだが起きない効率的な予算の運用を図っていきたい、こう考えます。
○国務大臣(島村宜伸君) 私は東京でございますが、東京の市場関係者、結構おつき合いが多いわけであります。厳しい実情についてはいろいろ伺っているところでもございますから、我々が及ぶ限りの努力をし、彼らが希望を持って仕事に取り組んでいただけるような環境整備に努めたい、こう思います。
○国務大臣(島村宜伸君) 確かに、供給基地といいますと、私はかつて石油業界で社会勉強した男ですが、海外から輸入してきて備蓄しておいて、何かの際には供給する、こういうイメージ的なものがないではありません。生産といいますと、場合によっては無から有を生じたり、あるいは厳しい試練と戦って...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 確かに、我が国農林水産業それぞれを囲む環境は大変厳しくて諸外国との比較にならない、これは現実として肯定せざるを得ません。  さはさりながら、我々は安全な食糧を安定的に供給していくという重大な責務を担っているわけでありますから、そういう厳しい条件は条件と...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) この自給率問題というのはなかなかとらえ方が難しくて、なるほど一〇〇%に近い条件を持っておればこれはそう苦労はないわけでございますが、御承知のようにカロリー換算四二%、穀物自給率が二九%、しかも最近はいろいろ食の多様化という意味合いも含めて自給率がさらに落...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 我が国は、御承知のように四割が中山間地域という極めて劣悪な条件の中に農業が営まれておる。これを欧米並みの効率のいい農業に転換しようとしても、おのずから不可能でありまして、棚田の状況に象徴されますように、これからも我々はより効率のいい農業を常に目指しますけ...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) すべての面で国際化が進む中で、農業・農村を二十一世紀に向けて持続的に発展させ、将来的な展望を切り開くということは言うべくしてなかなか簡単なことではございません。  さはさりながら、今ほどいろいろ申し上げてきておりますように、我が国経済社会における基幹産...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 亜熱帯地域に位置する沖縄の農業振興、亜熱帯というある意味では特殊性を誇れる環境もさることながら、先ほども申し上げましたけれども、毎年繰り返しやってくる台風その他の災害もこれは全く無視できません。  そういう中で、我々とすれば、沖縄の持つ亜熱帯という特殊...全文を見る
04月08日第142回国会 衆議院 農林水産委員会 第11号
議事録を見る
○島村国務大臣 お答え申し上げます。  HACCP手法につきましては、一九九三年七月、コーデックス委員会でガイドラインが採択されまして、アメリカ、カナダ、EUなど欧米の先進的な企業において広く取り組まれているところであると認識しております。  本法案を一日も早く成立させていた...全文を見る
○島村国務大臣 お答え申し上げます。  まず、HACCPについてでありますが、WHOとFAOのもとに設けられた合同食品規格委員会、いわゆるコーデックス委員会においてガイドラインが採択され、国際的な合意がなされているところでありまして、その採用が各国に推奨されているところでありま...全文を見る
○島村国務大臣 お答えいたします。  一月二十三日に日韓漁業協定の終了を通告したところでありますが、この間の経過につきましては、前にも御説明いたしましたとおり、一昨年五月以来、一年七カ月余にわたって、首脳会談六回、外務大臣会合十三回を含む三十回を超える真摯な努力が続けられたとこ...全文を見る
○島村国務大臣 実は私は、どういう場にでも出かけていくというのを基本にしておる人間でありまして、今般、もし私が出向くべき状況になれば、進んで私は伺いたいとは思います。  ただ、我が国におきましては、一応外交窓口としては外務省が窓口となって今までやってきておりますのと、いま一つ、...全文を見る
○島村国務大臣 改めて申し上げるまでもなく、我が国は、いわば経済においてもあるいは科学技術の水準においても世界に冠たる大国でございますから、国際的な潮流に乗りおくれることなく、我が国の製品に関しては確かな背景があるのであるということを基本に持てるような我々の対応をしなきやなりませ...全文を見る
○島村国務大臣 お答え申し上げます。  本法案の基本方針におきましては、まず、いわゆるコーデックス委員会で採択されたガイドライン、これに沿ってHACCP手法の導入を進めていくという考え方に立つわけでありますが、従前の検査の手法と違いまして、最終製品をいろいろな角度から検査すると...全文を見る
○島村国務大臣 食品という、体内に、そのまま口に入れてその影響が出るという、我々の健康に 直結する非常に重要な部分を扱う企業でございますし、一昨年夏以来、不幸にして出血性大腸菌O157の事件等、国民は衛生面に対する関心というのを極めて深くお持ちであろう、こう思います。  そう...全文を見る
○島村国務大臣 お答えいたします。  HACCP手法の導入は、食品の安全性の向上と品質管理の徹底を求める社会的要請に基づきまして、従前の最終製品の検査だけでなくて、いわば原材料の受け入れから出荷に至るまでの各工程で危害を未然に防ごう、こういう趣旨のものであります。したがいまして...全文を見る
○島村国務大臣 出血性大腸菌O157の事件というのは、死者も何名も出して国民を震憾させたわけでございますが、率直に申して、いまだに原料種子にその痕跡を見出したというだけで、菌がどこで発見できたというふうにはなっておらない。我々農業を守る側からいたしますと、ある意味では非常にまだ納...全文を見る
○島村国務大臣 今御発言のあった前島委員のお話は、一々私も賛成でございます。  これは、何といっても、今、政治の主人公も国民なら経済の主人公も国民である、いわば消費がすべてを決めていくわけです。国民がどういう考えを持って食品を購入するかといえば、近年、情報化の進展と相まって衛生...全文を見る
04月09日第142回国会 衆議院 農林水産委員会 第12号
議事録を見る
○島村国務大臣 ただいまの修正案につきましては、政府としては反対であります。     —————————————
○島村国務大臣 ただいま御決議いただきました附帯決議の趣旨を尊重し、今後最善の努力をいたしてまいります。     —————————————
○島村国務大臣 農地法の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び主要な内容を御説明申し上げます。  我が国農業の基盤である農地は、国民に対する食糧の安定的供給を図る上で欠かすことのできない重要な役割を担っており、農地法に基づく農地転用許可制度の適切な運用を通じ、良好...全文を見る
04月14日第142回国会 参議院 農林水産委員会 第9号
議事録を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 食品の製造過程の管理の高度化に関する臨時措置法案につきまして、その提案の理由及び主要な内容を御説明申し上げます。  一昨年夏以来の腸管出血性大腸菌O157による食中毒の大量発生と消費者意識の高まりを背景として、食品の安全性の向上と品質管理の徹底を求める...全文を見る
04月14日第142回国会 参議院 本会議 第20号
議事録を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 渕上議員にお答え申し上げます。  直接所得補償、いわゆるデカップリングについてのお尋ねでありますが、まず、欧米で実施されている直接所得補償には、価格政策見直しのいわば代替措置、あるいはまた条件不利地域対策としての支援措置、さらにはまた、環境保全的な農業...全文を見る
04月16日第142回国会 衆議院 農林水産委員会 第13号
議事録を見る
○島村国務大臣 お答え申し上げます。  農地転用許可制度につきましては、優良な農地の確保に配慮しつつ、平成八年十二月、地方分権推進委員会第一次勧告等におきまして、二ヘクタールを超え四ヘクタール以下の農地転用許可は、都道府県知事に移譲するとの勧告がなされております。地方分権を推進...全文を見る
○島村国務大臣 お答えいたします。  農地の転用につきましては、社会経済上必要なものはこれを認めつつ国民に対する食糧の安定供給の確保を図る観点から、優良な農地についてはこれを確保していく必要があります。このため、農用地区域として指定された区域内の農地や集団的に存在する農地、その...全文を見る
○島村国務大臣 お答え申し上げます。  社会情勢の変化や国際化の進展に対応いたしまして、新たな基本法の制定を含む農政の改革が必要となっております。その意味で、現在、食料・農業・農村基本問題調査会において議論が進められているところでありますが、調査会におきましては、昨年十二月、中...全文を見る
○島村国務大臣 お答えいたします。  国と地方公共団体の役割につきましては、政策の目的あるいは性格に応じまして分担しているところであります。また、農業政策については、例えば国民食糧の安定供給の確保は国家の存立にかかわる政策でありますし、基本的には国が重要な役割を担うべきものと考...全文を見る
○島村国務大臣 お答えいたします。  今回の改正は、農地の重要性に十分配慮しつつ、地方分権を推進していく観点から、二ヘクタールを超え四ヘクタール以下の農地転用許可権限を都道府県知事へ移譲するものであります。この内容につきましては、現在通達で定めております農地転用の許可基準を法律...全文を見る
○島村国務大臣 御指摘の点はごもっともと思いますので、そのように心して行動したいと思います。
○島村国務大臣 農林水産省といたしましては、優良農地を確保するために、まず農振制度において優良な農地を農用地区域として指定し、農用地区域内における農地転用は認めない。同時に、農用地区域以外の農地についても、農地転用許可制度により、優良農地は原則として転用を認めないことといたしてお...全文を見る
○島村国務大臣 お答えいたします。  優良田園住宅の建設の促進に関する法律におきましては、市町村が定める基本方針において、農林漁業の健全な発展との調和に際し配慮すべき事項を定めること、市町村が優良田園住宅建設計画を認定するに当たっては、都道府県知事に協議を要し、さらに、二ヘクタ...全文を見る
○島村国務大臣 御質問が多岐にわたっておりますからすべてにお答えをしたいのですが、まず、田園住宅建設推進議員連盟、これに参画いたしましたのは、私は、農地を守る立場というよりは、農山漁村を守り、また農林水産業を営む方々に将来的ないわば希望と夢を持っていただくための環境整備をするとい...全文を見る
○島村国務大臣 お答えいたします。  我が国の農地は極めて狭隘でありまして、しかも中山間地域がその四割を占めるという大変厳しい状況に置かれております。先進国との比較の中でも、極端に狭い我が国の農地でございますし、食糧の自給率におきましても、世界的な比較の中では極端に劣悪な状況に...全文を見る
○島村国務大臣 ただいま御決議いただきました附帯決議の趣旨を尊重し、今後、最善の努力をいたしてまいります。     —————————————
○島村国務大臣 農水産業協同組合貯金保険法の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び主要な内容を御説明申し上げます。  農水産業協同組合貯金保険制度は、信用事業を行う農協、漁協等の組合の貯金者の保護を図るため、これらの組合が貯金の払い戻しを停止した場合に必要な保険金...全文を見る
04月16日第142回国会 衆議院 本会議 第30号
議事録を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 中野議員にお答えいたします。  まず、農用地区域外の農業振興地域、いわゆる農振白地地域についてのお尋ねでありますが、食糧の安定供給を図るためには、優良農地の確保を図ることは重要な課題であると考えております。このため、将来とも農業に利用すべき農地について...全文を見る
04月20日第142回国会 衆議院 行政改革に関する特別委員会 第3号
議事録を見る
○島村国務大臣 私どもの公共事業に関しましてもこれは言えることでありますが、すべては地元の申請や要望を基本といたしまして、他の農業の施策との兼ね合いをよく配慮しながら、国、都道府県あるいは市町村、土地改良区などが、かんがい排水あるいは圃場整備等の各種事業を規模に応じた役割分担をし...全文を見る
○島村国務大臣 諌早湾の干拓事業に、まさにメンツにこだわっていろいろ御指摘があるようでございますが、これはもともと、平たんな農地、優良な農地を持たない長崎県の要請に基づいて実施したことが一つ。いま一つは、御承知のように、台風の常襲地帯でありまして、高潮とかあるいは大雨の災害が毎年...全文を見る
04月21日第142回国会 衆議院 行政改革に関する特別委員会 第4号
議事録を見る
○島村国務大臣 私は、私立大学を出まして民間会社に入って、大事に十四年半勤めました。全部人事じゃありませんが、本社の人事をいたしましたので、給与その他に大変興味を持っております。  実は、上田委員からいただきましたこの資料を拝見しました印象でございますが、私は、必ずしもこれは高...全文を見る
○島村国務大臣 農林水産省関係は、臨時措置法が三本、特別措置法が十五本、暫定措置法が五本、計二十三本であります。
04月22日第142回国会 衆議院 行政改革に関する特別委員会 第5号
議事録を見る
○島村国務大臣 発足当初はなかなかやりにくいものがあろうかと思いますが、私もいろいろな省庁を経験いたしましたけれども、その気になってやれば、例えば経済企画庁のようにどちらかといえば寄り合い世帯と言われる、ある意味ではエースが集まっていると言えるのかもしれませんが、やりようによって...全文を見る
○島村国務大臣 にわかにはわかりません。
04月23日第142回国会 衆議院 農林水産委員会 第14号
議事録を見る
○島村国務大臣 お答えいたします。  昨年秋以降の金融機関の大型破綻等によりまして我が国金融システムに対する内外の信頼が大きく低下する中で、預金者、貯金者の保護と金融システムの安定化に万全を期することが求められておるところであります。農漁協系統金融につきましても、我が国金融シス...全文を見る
○島村国務大臣 結構でございます。
○島村国務大臣 お答えいたします。  我が国農業につきましては、近年、担い手の減少あるいは高齢化の進行等の問題を抱えておりますし、また耕作放棄地の増大等の現象も見られるわけであります。また、これら農村の過疎化の進行とあわせまして、例えば平成五年の米の大凶作、あるいは逆に六、七、...全文を見る
○島村国務大臣 白書の具体的内容につきましては、また担当の者からお答えをさせていただきます。  私は東京生まれ東京育ち、東京選挙区の政治家として、農協にどういうイメージを抱くか。なるほど、私どもの地域にも農協があるわけでありますが、地方の農協と東京の農協といいますと、大きく違い...全文を見る
○島村国務大臣 どのぐらいの時点をとらえたらいいのかはわかりませんが、かつての農協と申しましょうか、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いのような大変な勢いと自負を持っておられた農協と比べると、最近の農協の経営というのは大変厳しい事態にさらされていて、特に、農協の幹部の方々などは私財をなげうっ...全文を見る
○島村国務大臣 お答えいたします。  農林中金または信連につきましては、その受け入れている貯金のほとんどがいわば会員農協からの再預かり貯金であるということ、また、農協の組合員からの貯金については、農協段階で貯金保険の対象となっており、保護されることから、貯金保険制度の対象とする...全文を見る
○島村国務大臣 我々は、まさに備えあれば憂いなしてございまして、不測、不慮の事態に対しても万全の態勢をつくっていくことは、これは意味のあることだと思いますので、これから勉強させていただきたいと思います。
○島村国務大臣 すべてにおいて絶対ということは言えるかどうかは別といたしまして、今までのいろんな経験あるいは実績等に基づいて検討してみると、当面まず心配はないということを私自身も再度にわたって確認したところでございまして、そこまで言われれば、それもまた危ないのではないかということ...全文を見る
○島村国務大臣 おっしゃるとおりだと思います。
○島村国務大臣 お答えいたします。  農業、農村をめぐる状況が大きく変化する中で農協系統組織がその役割を的確に果たしていくためには、やはり事業機能の一層の強化と経営の効率化、健全化を図ることが急務であります。  このため、農協系統におきましては、第一に、農協の広域合併の推進、...全文を見る
○島村国務大臣 ビッグバンの導入ということで、まさに金融開国、日本の国民は新たな経験をするわけでございまして、これに伴ういわば社会不安あるいは先行きに対する不安というのは、我々の想像を超えるものがあろうかと思います。さはさりながら、我が国の国民は極めて堅実な生活の習慣を維持してお...全文を見る
○島村国務大臣 二〇〇一年の金融ビッグバンに向けて、農協系統の金融機関においても他の金融機関と激烈な競争にさらされるわけであります。  先生もそうお考えではないかと思いますが、農協という組織の特殊性からいきますと、あくまで対象とする人たちとして農業関係者を主体に置いて、今日まで...全文を見る
○島村国務大臣 ただいま委員のおっしゃったとおりだと私も思います。  ただ、先般、護送船団方式と言われる金融機関の中にも、例えば拓銀のように北海道を代表する金融機関がある日突然倒産というようなこともありましたし、山一証券、三洋証券あるいは徳陽銀行等々相重なって、一方でそういう不...全文を見る
○島村国務大臣 いろいろなとらえ方があろうかと思いますが、先般来、郵貯への預金のシフトが非常に顕著でございまして、郵貯はつぶれっこない、一方の金融機関ではいろいろな事件が出てきた、やはりこの差が非常に大きく物を言ったように思います。一般の庶民感情といいましょうか、我々がふだん接す...全文を見る
○島村国務大臣 お答えいたします。  信連と農林中金との統合につきましては、農林中金を中心とする農協系統におきまして、統合の条件、統合後の県レベルにおける組織運営のあり方等の課題について幅広い検討が重ねられておりまして、本年六月には統合の基本方針が取りまとめられる予定と承知いた...全文を見る
○島村国務大臣 お答えいたします。  農協は、昭和二十二年に発足以来、営農指導事業、農産物の販売事業、信用事業等の各種事業の展開を通じて、農業生産力の増大と農家の経済的地位の向上に大きく貢献をしてきた、こう私は認識いたしております。  しかしながら、近年、農業をめぐる情勢は大...全文を見る
○島村国務大臣 お答えいたします。  御指摘のとおり、まさに農業者のための相互扶助組織としての農協の存在というのは私は大変大きなものがあると思いますし、特に、昭和二十二年発足以来、まさに営農指導事業あるいは農産物の販売事業、信用事業等々、各般にわたって農村にあって大変な貢献を果...全文を見る
○島村国務大臣 私が気象条件等の自然の影響を受けたと申し上げましたのは、例えば真夏日が十九日しかなくて、通常、東京の場合でいうと四十五日から九日と言われますが、そのときに十九日しかない。まさに、ほとんど雨と寒さに震えている夏であったような経験が、我々、平成五年にございます。  ...全文を見る
○島村国務大臣 お答えいたします。  正直申して、我々東京の都会に住んでおりまして、しかもこういう政界に身を置いておりますと、情報というのは嫌というほどはんらんし、あらゆる情報を得るチャンスに恵まれると同時に、時には迷惑な情報のために混乱させられることもあるわけでありますが、こ...全文を見る
○島村国務大臣 冒頭お話のありましたように、私は、農協といっても東京の農協しか、具体的にある程度詳しいと言えるものはございません。しかし、私は政務次官を十五年前にいたしまして、その当時から農協の関係者との部分的なおつき合いとか交流はあったわけでありまして、地方を回って、農協と農民...全文を見る
04月24日第142回国会 衆議院 行政改革に関する特別委員会 第7号
議事録を見る
○島村国務大臣 川内委員にお答えいたします。  本法案は、二〇〇一年一月一日を目標に中央省庁等の改革による新たな体制への移行を開始する、そういうことでありまして、その基本方針を示すものであるとまず理解いたしております。  したがいまして、二〇〇一年を目標とした新たな農林水産省...全文を見る
○島村国務大臣 まず最初に申し上げますが、農林水産行政というのは、農業、林業、水産業、それぞれの農産物、林産物あるいは水産物のいわば供給ということにとどまらず、まさに国土の保全、自然環境の保護あるいは災害の防止、あるいは地域にそれぞれ劣悪な条件を克服しながら定着してくださる方々に...全文を見る
○島村国務大臣 大変大事な御質問をいただいたと思います。  そもそも諌早湾の干拓事業というのは、平たんな農地に乏しい長崎県において、大規模な優良農地を造成することが望ましい、これは、県あるいは市当局の要望があって、これらを調べた結果の我々の対応であります。  また、委員は御存...全文を見る
○島村国務大臣 私が大変に信頼する、いわば当省を代表する局長自身の説明でございますから、私はそれを信じて仕事をいたしておりますが、ただ、私は、特定の人の情報だけを得て、それですべてが正しいと勘違いしているわけではありません。今までにも、知事、市長、その他いろいろな方々と随分お目に...全文を見る
○島村国務大臣 お答えいたします。  私どもも、国民の税金を使わせていただいて公共事業を進め、それぞれの地域にいわば公平、公正な判断のもとに公共事業を進めているところでございますから、これ自身が、いわば時代にふさわしいのか、あるいは地域に真に求められるものであるか、これらについ...全文を見る
○島村国務大臣 お答えいたします。  試験研究機関への独立行政法人制度の導入につきましては、効率性のみを追求し基礎研究を軽視するというようなものではございませんで、各研究機関の多様性を尊重し、自律性あるいは柔軟性、競争性を高めることを通じて、基礎研究を含む試験研究機能の一層の向...全文を見る
04月24日第142回国会 参議院 農林水産委員会 第11号
議事録を見る
○国務大臣(島村宜伸君) お答え申し上げます。  一昨年の夏以来の腸管出血性大腸菌O157による食中毒の大量発生と消費者意識の高まりを背景として、食品の安全性の向上と品質管理の徹底を求める社会的要請が増大しております。このような状況に対応いたしまして、食品企業の製造過程にHAC...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) お答えいたします。  食品企業がHACCP手法の導入を行う場合には、本法案に基づきまして、施設整備に対する長期低利資金の融資あるいは特別償却の措置が受けられることとなっております。加えて、零細な中小企業が事業協同組合等の形態で取り組む場合には、不動産取...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) お答え申し上げます。  HACCP手法の導入の促進を図るためには、本法案に基づく施設整備に対する金融・税制上の支援措置のほか、専門的知識を持つ人材の育成やHACCP手法に係るデータの整備あるいは技術開発等が重要であるとまず基本的に考えております。  ...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) まさに、御指摘のとおりだと私も思います。しかしながら、こういうことをなおざりにすると、やっぱり関係者にいろいろ迷惑が及んでいることでもございますから、一つには罹災者の問題もありますし、また同時に生産者の立場もありますから、これらについてはさらに我々はお互...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 私もこの道に詳しくないのでございますが、確かに私たちの常識で考えれば、いろいろ検査をすればそこに当然、菌が発見されたり、あるいはそれを動物実験すればそこで何か病気が発生したり、そういう結果につながるのが私たちは常識的に病気があると、こう認識するわけであり...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 私も先生の立場におれば同じことを申しておるんじゃないかと、そう思います。したがって、私はこれを責任を持って、もう少し何か御納得いただくものにするように指導をしたいと思います。
○国務大臣(島村宜伸君) わかりました。
○国務大臣(島村宜伸君) HACCP手法の導入は、企業の自主的な判断のもとに行われるわけでありまして、品質管理の向上等の効果を伴うものであり、中小企業が行う場合であっても国が個別の企業に対して助成を行うことは適当ではないと考えているわけであります。  ただ、確かに税制上の特典と...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) HACCPシステム、これがだんだん定着することを私たちは望むわけではございますが、それはそれとして、これは強制したり義務づけたりする性質のものではございませんで、私は近い将来、我々の大事な務めの基本として食糧の安定供給という言葉がありますが、これが安全な...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 先ほども申し上げたところでございますが、私自身が多少そういう面が強いのかもしれませんけれども、人間が動物と違うところというのはやはり衛生面にどれだけ神経を使うか使わないか、そういう面も非常にあろうかと思います。  そういう意味で、ある高名な学者の話を聞...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) ただいま御決議いただきました附帯決議の趣旨を尊重し、今後最善の努力をいたしてまいります。
○国務大臣(島村宜伸君) 農地法の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び主要な内容を御説明申し上げます。  我が国農業の基盤である農地は、国民に対する食糧の安定的供給を図る上で欠かすことのできない重要な役割を担っており、農地法に基づく農地転用許可制度の適切な運用を...全文を見る
04月28日第142回国会 衆議院 農林水産委員会 第15号
議事録を見る
○島村国務大臣 ただいま御決議いただきました附帯決議の趣旨を尊重し、今後最善の努力をいたしてまいります。     —————————————
○島村国務大臣 種苗法案につきまして、その提案の理由及び主要な内容を御説明申し上げます。  現行種苗法は、種苗が農林水産物の生産に不可欠な基礎的生産資材であることにかんがみ、種苗流通の適正化と優良な新品種の育成の振興を図るため、指定種苗の表示に関する制度及び品種登録に関する制度...全文を見る
04月28日第142回国会 参議院 農林水産委員会 第12号
議事録を見る
○国務大臣(島村宜伸君) お答えいたします。  まず、農地の転用につきましては、社会経済上必要なものについては認めつつ、あくまで食糧の安全保障を確保していくという観点から優良な農地は確保、維持していくという必要がまずあるわけでございます。このため、農用地区域として指定された区域...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 先ほども和田委員から御指摘がありましたように、まさに我が国の食糧自給率は極めて劣悪でありまして、最近はその調査が煩瑣になるためにOECDでは穀物の自給率しかこの十年来出しておりません。その穀物自給率の比較におきましても、我が国は御指摘があったように二九%...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 優良な農地を確保していくということが基本であることは事実でございますが、地域はそれぞれに着実に発展を遂げているわけでございまして、例えば高速道路にいたしましても、あるいはそれにまつわるインターチェンジその他の問題もありますし、また学校その他社会的な施設、...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) お答えいたします。  全く同感であります。実は、規制緩和の問題がいろいろ叫ばれたときに、私は商店街の皆さんの集まりに行きまして、あなた方は何か違った絵に酔っていませんかと、規制緩和がもたらすことによって、今まであなた方を支えてきたいろいろな社会や法律上...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) まさに、御指摘のとおりだと思います。  ただ、先ほど御指摘のあった中に、大規模農業が非常に被害が大きかったという面がございますが、それは事実でございますけれども、ただその側面には、やはりこれからの農業を展望して大規模化を図る、そのためには借金をしても規...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 農林水産省といたしましては、国全体で大局的に農地というものを確保しようという基本があるわけでございますから、可能な限りは農林水産省の責任においてという基本的な考えがあったかと思いますが、それはそれといたしまして、時代の要請にこたえてどう対応すべきかという...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) この二十年間で少なくとも田地が九千ヘクタール、畑地が六千ヘクタールでしょうか減少を見た。その内容は鉄道、道路、レジャー、ゴルフ場であった。その辺までは私はある意味では、地域を魅力ある地域に育て、かつ人々に定着してもらい、一方では税収面の増益を図るというよ...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) なるほど、イギリスは今から三十五年ほど前、昭和三十六年当時、穀物自給率が五三%、現在は一一四%でございます。これに引きかえ、我が国は三十五年ほど前は七五%の穀物自給率が現在は二九%、完全に逆の数字を示しているところです。  ただ、森林率が日本の場合は六...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) お答えいたします。  株式会社の農地取得問題につきましては、昨年十二月の食料・農業・農村基本問題調査会の中間取りまとめにおきまして、まず情報力や技術開発力あるいはマーケティングノウハウなどの導入により農業全体が活性化するという賛成意見が一方にあり、また...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) ただいま御決議いただきました附帯決議の趣旨を尊重し、今後最善の努力をいたしてまいります。
05月07日第142回国会 衆議院 行政改革に関する特別委員会 第11号
議事録を見る
○島村国務大臣 農業に関するいろいろな施策については、先ほど二割のむだがあるというお話があったように、誤解を受けやすいものが多々ありますが、最近ではすっかりさま変わりをいたしておりまして、関係省庁との密接な連絡調整を既にいろいろ進めているところでございますので、その点については御...全文を見る
05月07日第142回国会 衆議院 農林水産委員会 第16号
議事録を見る
○島村国務大臣 お答え申し上げます。  今回の改正案は、植物の新品種の育成権の強化を主な内容とするものでありますが、これを通じて育種の振興が図られ、優良な新品種がこれまで以上に多数育成され、それによって農林水産業の発展に大きく寄与することを期待しているところであります。  す...全文を見る
○島村国務大臣 良質あるいは多収あるいは耐病性等にすぐれた品種の開発は、農林漁業の発展を支える重要な基盤であります。したがいまして、育種の振興と育種の成果としての新品種の育成者の権利の強化を図ることは、今後の農政の重要な柱であると我々は認識いたしております。このため、我が国におき...全文を見る
○島村国務大臣 お答えいたします。  改正UPOV条約は、去る四月二十四日に、デンマークを初めとする六カ国の批准を得て発効いたしましたが、既に三十カ国で改正条約に対応した国内法の整備がされておるところであります。  我が国におきましても、今回の種苗法の改正案が成立すれば、国際...全文を見る
○島村国務大臣 お答えいたします。  作物育種は、農業の生産性の向上や農作物の品質向上に重要な役割を果たしているところであります。一方で、育種は、その成果を生み出すまでに長期間を要することから、計画的な取り組みが重要であります。  このため、農林水産省といたしましては、作物育...全文を見る
○島村国務大臣 新品種の出願に対しましては、的確かつ迅速な審査を行うこと、これこそまさに品種登録制度の運営のかなめをなすものであると認識しております。  審査の迅速化につきましては、ただいま局長からも御答弁申し上げたとおり、審査官の増員などの最近の体制整備によりまして効果があら...全文を見る
○島村国務大臣 個人による育種につきましては、近年、年間の出願件数が二百件以上と、引き続き活発に取り組まれております。特に花あるいは野菜、果樹等の育種では、種苗会社の育成品種と比べて遜色のない、特色ある新品種が育成されております。  改正種苗法案は、このような個人の育成者の権利...全文を見る
○島村国務大臣 お答えいたします。  遺伝子組み換え食品につきましては、一昨年、厚生省により、大豆、菜種等の安全性が確認され、市場流通が現実のものとなったことから、消費者等から、遺伝子組み換え食品であることの表示を求める声が高まっていることは承知をいたしております。  一方、...全文を見る
○島村国務大臣 新品種の出願に対しまして的確かつ迅速な審査を行うことは、品種登録制度の運営のかなめである、こう認識しております。  そういう意味で、審査の迅速化につきましては、審査官の増員を図るなどいろいろ配慮しているところでございますし、最近それなりの効果が出ていると報告を受...全文を見る
○島村国務大臣 お答えいたします。  我が国の種苗産業は、その育種技術が高く評価されている野菜や花卉の分野を初めといたしまして活発な事業を展開しており、優良な種苗の供給を通じて農林水産業の発展にも大きく貢献しているところであります。  この種苗産業の振興を図ることは、農業生産...全文を見る
05月07日第142回国会 衆議院 本会議 第35号
議事録を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 国有林野事業の改革のための特別措置法案、国有林野事業の改革のための関係法律の整備に関する法律案、森林法等の一部を改正する法律案及び地方自治法第百五十六条第六項の規定に基づき、東北森林管理局及び関東森林管理局の設置に関し承認を求めるの件につきまして、その趣...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 木幡議員にお答え申し上げます。  まず、国有林野事業特別会計が負担する債務の返済についてのお尋ねでありますが、今後の国有林野事業の長期収支につきましては、一、収穫量は、今後の資源の成熟、長伐期化等、公益的機能重視への転換を踏まえ将来的に増加すること、二...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 江崎議員にお答えいたします。  私に対する御質問は、国有林野事業特別会計が負担する債務の返済についてでありますが、今後の国有林野事業の長期収支につきましては、一、収穫量は、今後の資源の成熟、長伐期化等、公益的機能重視への転換を踏まえ将来的に増加すること...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 平賀議員にお答えをいたします。  国有林野事業の組織・要員についてのお尋ねですが、今後の国有林野事業につきましては、これまでの木材生産等の事業を主体としたものから、公益的機能の維持増進に重点を置いた森林管理等の業務を主体としたものに移行することとしてお...全文を見る
05月08日第142回国会 衆議院 行政改革に関する特別委員会 第12号
議事録を見る
○島村国務大臣 お答えいたします。  今、松本先生がいろいろ御指摘になった農林大臣の発言の経緯ですね、これはまさしく日本農業がこのところ直面した、いわば時代の変化といいましょうか、国際情勢の変化といいましょうか、まさににわかに大波をかぶったような大変な転換期に立つ大臣の苦渋に満...全文を見る
○島村国務大臣 市場原理を導入し、国際分業の時代であるというのが、いわば農業大生産国の国々の主張した、当初の主張でありました。  しかし、私は、農業の持つ多面的機能ということとあわせて、今御指摘がありましたアメリカとか豪州とかは、農地面積は全然比較にならないではないかという御指...全文を見る
05月12日第142回国会 参議院 財政・金融委員会 第14号
議事録を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 農水産業協同組合貯金保険法の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び主要な内容を御説明申し上げます。  農水産業協同組合貯金保険制度は、信用事業を行う農協、漁協等の組合の貯金者の保護を図るため、これらの組合が貯金の払い戻しを停止した場合に必...全文を見る
05月14日第142回国会 参議院 農林水産委員会 第13号
議事録を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 種苗法案につきまして、その提案の理由及び主要な内容を御説明申し上げます。  現行種苗法は、種苗が農林水産物の生産に不可欠な基礎的生産資材であることにかんがみ、種苗流通の適正化と優良な新品種の育成の振興を図るため、指定種苗の表示に関する制度及び品種登録に...全文を見る
05月15日第142回国会 衆議院 日本国有鉄道清算事業団の債務処理及び国有林野事業の改革等に関する特別委員会 第2号
議事録を見る
○島村国務大臣 国有林野事業の改革のための特別措置法案、国有林野事業の改革のための関係法律の整備に関する法律案、森林法等の一部を改正する法律案及び地方自治法第百五十六条第六項の規定に基づき、東北森林管理局及び関東森林管理局の設置に関し承認を求めるの件につきまして、その提案の理由及...全文を見る
05月19日第142回国会 参議院 財政・金融委員会 第15号
議事録を見る
○国務大臣(島村宜伸君) お答えいたします。  今国会の冒頭におきまして御審議いただいた預金保険法の改正につきましては、これは金融機関の大型破綻等が発生する中で預金の全額保護と金融システムの安定化を図るために預金保険機構の財政基盤の強化あるいは整理回収銀行の機能の拡充等を行った...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 昨年秋以降、金融機関の大型破綻等によりまして我が国金融システムに対する内外の信頼が大きく低下いたしまして、信用秩序の維持と国民経済の円滑な運営に重大な支障を生ずることが懸念されたところであります。このような中で、我が国金融システムの一翼を担う農漁協系統金...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 二〇〇一年の金融ビッグバンに向けまして、農協系統金融機関におきましても他の金融機関との競争がますます激化することが予想され、経営環境を取り巻く状況は一段と厳しさを増すものと予測されるところであります。  このような中で農協系統金融機関については、組合員...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 農協は農業者の相互扶助を目的として設立されたもので、御指摘のとおり、協同組織金融機関としての役割、あるいはまた地域住民等に対して金融サービスを提供する地域金融機関としての役割、また信用事業以外に購買あるいは販売、共済、営農指導などの幅広い事業を行う総合事...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 細部、専門的なことになりますと、先生のような方を相手に答弁の正確さを欠くといけませんので、後ほど経済局長から補足説明をしてもらいますが、ただいま先生御指摘になりましたように、なるほど一人当たりの貸付金につきましては、農協と信用組合の経営指標を比較いたしま...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 私は、就任以来一貫して申し上げ続けてきたことでございますが、我が国の農業というのは極めて特殊な環境の中に置かれているわけでありまして、その一つは何といっても先進国の中では日本だけが取り残されたように極端に規模が零細であるということが一つあります。また、中...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) なるほど御指摘のとおり、農山漁村地域におきましては農協、漁協、森林組合が併存しておりますし、これらの組合員が重複している事例が存在することは承知をいたしております。  このような地域におきまして、組合の人材あるいはノウハウ等を相互に有効に活用し、それぞ...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) お答えいたします。  農協系統信用事業につきましては、貯賃率が他の金融業態に比して著しく低いこと等を踏まえますと、今後、資金運用を改善し、六十八兆円に上る農協貯金を融資あるいは有価証券等で農協系統全体として健全に運用していけるようにすることが重要な課題...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 農業、農村をめぐる状況が大きく変化する中で農協系統組織がその役割を的確に果たしていくためには、御指摘のとおり、事業機能の一層の強化と経営の効率化、健全化を図ることが急務であります。  このため、ただいまお触れになりましたけれども、農協系統におきましては...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) ただいま御決議いただきました附帯決議の趣旨を尊重し、今後、最善の努力をいたしてまいります。
05月21日第142回国会 参議院 農林水産委員会 第14号
議事録を見る
○国務大圏(島村宜伸君) お答えいたします。  シイタケ栽培は、我が国農地の約四割を占めると言われる中山間地域における所得の確保及び就業の場として、また林業との複合経営により林業経営の安定に資するなど極めて重要な役割を果たすと、こう考えております。  しかしながら、先ほど来御...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) お答えいたします。  種苗法の品種登録制度は、育成者の権利を適正に保護することにより育種の振興を図ることを目的として昭和五十三年に発足いたしております。制度発足以来、新品種の出願・登録件数はともに着実に増加しておりまして、現在では世界でもトップクラスと...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) お答えいたします。  今回の改正法案は、UPOV条約の改正に見られるように、世界各国の育成者の権利の適正な保護を図る中で、我が国においても改正条約を踏まえ国際的に調和のとれた形で育成者の権利を保護しよう、こういうねらいを持って今回の改正を行うところであ...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 作物育種の問題につきましては、農業の生産性の向上や農産物の品質向上に重要な役割を果たしているところでありますが、その成果を生み出すまでに非常に長期間を要しますため、計画的、組織的な取り組みが必要であると、こうされております。  このため、農林水産省とい...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 全くおっしゃるとおりでございまして、今回の御質問に対する勉強をいたしました際にも、なぜ日本の小麦粉がパンに向かないのか。いわゆる硬質小麦、特にたんぱく質の含有量も高いようでございますが、こういうものはどうも日本の梅雨を控えますと、麦の穂の性格上、水をその...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 農業改良普及事業は、試験研究の成果である新しい技術を地域の条件等に応じて組み立て、かつ農業経営の改善に役立つようその普及を行うものでありまして、農業技術に関する政策の基本的な手法として位置づけられているところでございます。特に、ウルグアイ・ラウンド農業合...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 私、たまたま東京ですが、私の都市農業でも育種とか栽培を工夫して、例えばセロリの日本一が出たりなんかしているんです。やはり、そういう人たちの懸命な創意工夫の結果というものは当然保護されてしかるべきだと、こんなふうに思います。  また一方で、今あなたのいろ...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 作物育種につきましては、国、都道府県、そして民間それぞれの役割をお互いに効率的、効果的に推進するという基本に立ちましてこの作物育種推進基本計画というものを策定しているところでありますが、特にこの計画では、野菜、花卉等の実用品種の育成につきましては民間の役...全文を見る
05月25日第142回国会 参議院 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第3号
議事録を見る
○国務大臣(島村宜伸君) お答えいたします。  農山漁村においては、過疎化、高齢化、嫁問題等を抱えておりまして、このような中で住みやすく活力に満ちた地域づくりを進めていくためには、ただいま御指摘がありましたように、まさに都市部に比べて大きく立ちおくれております生活環境の整備、特...全文を見る
05月27日第142回国会 参議院 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第5号
議事録を見る
○国務大臣(島村宜伸君) ただいまの件は、先ほど局長からお話し申し上げたように、まさに簡明に話を絞り込んだものをお配りしたということであって、もし詳細なものが必要だということであれば、それは事前協議の段階で配った資料でありますから、決まる前のものではないかと私は考えます。
○国務大臣(島村宜伸君) それぞれを担当している局長が知らないわけですから、私が知るわけはないわけであります。  ただ、やはり政権政党ですから、政策立案の過程で、役所がどう言おうと、総合的にこれを判断してよくないとかいろいろ修正を迫ることは間々あることでございます。私もかつて建...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 私の性格でもありますが、私は物事をごまかしたりその場しのぎに何かを言ったりやったことはないつもりであります。当然に御指摘の点は調査をしたいと思います。  ただ、公共事業に関しましては、私たちは皆さんの前で胸を張ってこういう事情でこういうものにいわば意を...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) お答えいたします。  建設大臣のご答弁と重複する部分は遠慮いたしますが、本来的に今回のこの思い切った前倒しというのはあくまで景気対策としてやることであります。ただ、景気対策のために貴重な予算をむだ遣いするという考えは毛頭ございませんで、配分はしたものの...全文を見る
05月29日第142回国会 参議院 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第7号
議事録を見る
○国務大臣(島村宜伸君) お答えいたします。  本年四月からの早期是正措置の導入に当たりまして、各農協において本年三月期の決算における不良債権額に応じて適正な償却、引き当てを行うなど不良債権の処理を着実に実施しているところと承知しております。また、本年三月期決算の結果については...全文を見る
06月02日第142回国会 参議院 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第9号
議事録を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 御指摘の農業土木技官の大事につきまして、私も実はこの記事に興味を持って調べました。そこでお答えいたしますが、農林水産省の組織機構全体の中で技官のいわば専門知識あるいは経験に配慮いたしまして適材適所の配置を行っているところで、記事としてはおもしろかったんで...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 我が国農林水産関係の定員は現在四万五千であります。アメリカ農務省は約十万人で、半分以下でございます。国土面積が違うといえばそれまででありますが、公務員一人当たりの農業就業者数、これを比較いたしますと、アメリカは六十人、カナダは四十人にそれぞれ一人でありま...全文を見る
06月03日第142回国会 参議院 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第10号
議事録を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 奥村委員の御提唱に私は全面的に賛成です。私は文部大臣のときにも、最近の子供たちが核家族化の進行とかあるいは少子化のために兄弟間の競合とか連帯を学ぶ機会もない、また地域にあっても、仮に子供が五人集まってどういう遊びをしているかというと、みんな別々に遊んでい...全文を見る
06月08日第142回国会 参議院 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第13号
議事録を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 大変重要な御指摘だとは思います。私は鈴木委員は今大変大事なことを御指摘になっていると率直に感じます。  御承知のように、経済社会は今急速に国際化しておりますし、政治、経済あるいは万般にわたってまさに複雑多岐になっておりまして、閣僚の仕事も昔に比べたらは...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 地方農政局を例にとりますと、農業関係の公共事業のうち国費ベースで約三割を占める直轄事業を実施するとともに、その一方で約七割を占める補助事業の年度予算の個別実施地区への割り当てや、団体へ、すなわち土地改良が主体となる事業の地区の新規採択を行っているのが現状...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) お答えいたします。  農林水産省につきましては、今回の基本法案におきまして、今後地球的規模の問題になる食糧の安定供給の確保を重要な任務としてこれまで以上に明確に位置づける、また従来必ずしも位置づけが明確でなかった農村、特に中山間地域等の振興を主要任務の...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) お答えいたします。  御質問を伺っておりますとかなりの知識をお持ちのように感じますが、御高承のとおり、農林水産統計調査は国土の八割を占める耕地、森林等を調査対象といたしておりまして、全国に職員を配置した対応がまず必要になっております。  特にこの統計...全文を見る
06月16日第142回国会 参議院 予算委員会 第20号
議事録を見る
○国務大臣(島村宜伸君) まさに御指摘のとおりでありまして、我が国は、単に気象条件とかあるいは農地の狭さ等の劣悪な条件に加えて、中山間地域四割を抱えております。しかしながら、中山間地域に農業あるいは林業等が定着してくださっていることでこの国の自然や国土が保全されていることも事実で...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) お答えいたします。  APECにおきましては、来週マレーシアで開催される貿易担当大臣会合において林産物など優先九分野の早期自主的自由化の措置の内容が合意されることになっております。  林産物分野につきましては、米国等四カ国から関税撤廃を含む各般の措置...全文を見る
06月17日第142回国会 参議院 予算委員会 第21号
議事録を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 農業所得が落ち込んだことにつきましてはいろいろな角度から御説明する必要がありますが、一つの具体例として申し上げるならば、我が国の主食であります米の生産、これが平成六年から一〇九、一〇二、一〇五、一〇二と、一八ポイントいわば平年作を上回るという米余り現象か...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) ただいま御指摘ありましたように、確かにイグサの問題などは大変深刻でございます。特に、我が国のイグサのうち八六・五%を生産する熊本などはいわば輸入品の非常に安いイグサに押しまくられて大変な思いをし、あすをどう生きるかというような大変途方に暮れている実情。実...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) お答えいたします。  我が国の農業は、米国とかあるいはEUに比べまして経営規模が極めて零細でありまして、構造改善を急ぐ必要がございます。また、欧米の場合はいわば畑作農業が主体であるのに対しまして、我が国の場合は水田農業主体であるため、用水等の施設整備を...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) お答えいたします。  いわばすべてに市場開放をして、それぞれの生産に取り組んでいる人たちを見殺しにするようなことは絶対にいたしません。  しかしながら、逆にすべてをシャットアウトするということは今の国際環境からして許されませんし、総合的に見て国益にも...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 今、せっかくの力作を拝見させていただいたんですが、私どもの調査した数字によりますと、例えば米国の場合には三・四三倍、EUの場合は三・四九倍、そしてまた日本の場合は〇・五〇倍、こういうふうになっております。
○国務大臣(島村宜伸君) 恐らくその基盤という問題につきましては、同じ農業に取り組むといっても、我が国の場合には農家一戸当たり一・五ヘクタールでございますが、ヨーロッパに行かれますと、御存じのとおり大変に規模が大きくてけたが違います。例えば、ドイツなどは農家一戸当たり日本の約二十...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 道路をつくったりあるいは集落排水事業を進めたりあるいは集出荷施設、カントリーエレベーター等々をいろいろ整備することよりは所得補償とおっしゃいますが、農家を私たち今かなり意欲的に歩いてみまして、例えば北海道だけでも四回もう私はことしになって行っておりますが...全文を見る