島村宜伸

しまむらよしのぶ



当選回数回

島村宜伸の2005年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月28日第162回国会 衆議院 予算委員会 第3号
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○島村国務大臣 農林漁業金融公庫高木総裁ですが、たまたま私、前の農林大臣のときに事務次官を務めてくれた人です。JRAの理事長の高橋さんも同じです。  この二人は、少なくとも私は、こんなにすぐれた役人がいるのかと今でも記憶し、感謝しているくらい非常によくできた誠実な人でありますし...全文を見る
○島村国務大臣 私は、先ほど高木さん、高橋さんの話にも触れましたけれども、この二人は本当にずば抜けた人だと今でもつくづく評価して、感謝もしている。こういう人を、事務次官をやったからいけないという固定的な考え方は、かえって人材の先行きをふさぎます。  総理のおっしゃっていることも...全文を見る
01月31日第162回国会 参議院 予算委員会 第2号
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○国務大臣(島村宜伸君) さすが市川委員、お詳しいので敬意を表しますが、何しろ食料の自給率、これは今おっしゃったように、生産の言わば能力、これも一つの大きな要素です。いま一つは、やっぱり消費者の食に対するニーズ、これが非常に大きくて、日本の場合はむしろその後者の方が日本の自給率を...全文を見る
02月01日第162回国会 参議院 予算委員会 第3号
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○国務大臣(島村宜伸君) JAS法に基づきまして平成十二年の七月以降、生鮮食料品については産地をきちんと言わば表示をすることが義務付けられているわけです。しかるに、そうでないケースもたまには出てくるわけでありまして、この偽装表示につきましては当然のことに調査を十分した上で厳重にこ...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 日本の国民というのは極めて食に関して厳しい関心がありますから、このことについては十分こちらもこたえていく義務があります。  世界で一番ぜいたくな一番いいものを食べているのは日本人でありますけれども、それはそれなりに保障されて非常にいいことでありますから...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) ちょっと、委員長、一言だけいいですか。  今、私、北朝鮮の件で一件と申しましたけれども、これは今までの件で中国の件を申し上げましたんで、これは事実は、北朝鮮の場合はまだ一件も表に出た事件としてはありませんので、訂正いたします。
02月02日第162回国会 衆議院 予算委員会 第4号
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○島村国務大臣 さすがに農業の専門家、先ほど来いろいろ傾聴しておりますが、今御指摘のように、経営所得安定対策を含めまして、まさに攻めの農業というのは、農産物の輸出だけではございません、まさにやる気と能力のある農業の経営者に対してこれからは集中的な支援をして、国際的にも十分競争でき...全文を見る
02月04日第162回国会 衆議院 予算委員会 第6号
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○島村国務大臣 私は、総理のお考えは今までにもいろいろ聞いたり読んだりして、よく承知しております。  総理御自身というのは、普通の人にはなかなかできないくらい、どんな障害があろうと、どんなに慣習めいたことがあろうと、全部を打破して新しいあるべき姿を求めるという改革の精神において...全文を見る
○島村国務大臣 私は、学生のころ野球部の選手で通しましたので体育会系ですが、もし私が学生時代に勉強に専念して、学業成績優秀で、あの就職難のときにどこか選ぶとなれば、私は官僚の道も考えの一つに入れたと思います。  官僚諸君、たくさん優秀なのが集まって、我こそと思っている人が長い年...全文を見る
○島村国務大臣 専門家にお答えするので、今ちょっと整理をしておりました。今あなたに正確にお答えしなきゃいかぬ、こう思って整理をしておりました。どうも失礼いたしました。  農業普及事業は、都道府県の普及員が直接農業者に接して経営や農村生活の改良に必要な技術、知識を普及するものであ...全文を見る
○島村国務大臣 平野部の外縁から山間地に至るいわゆる中山間地域は、耕地面積あるいは総農家数及び農業産出額の約四割を占めるなど、釈迦に説法ですが、非常に重要な役割を担っております。また、冷涼な気候や地形条件を生かした農業生産が行われておりまして、果実や畜産については、それぞれ全国の...全文を見る
○島村国務大臣 EUの主要農業国であるドイツ、フランス、イギリスにおいて、経営規模二ヘクタール以上の農家に支払われている直接支払いの額は、二〇〇一年でございますが、ドイツ百六十四万円、フランス百六十五万円、イギリス三百八万円となっております。これらの直接支払いの農業所得に占める割...全文を見る
02月07日第162回国会 衆議院 予算委員会 第7号
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○島村国務大臣 お答え申し上げます。  花粉症というと、ともすれば花粉だけだというふうに思われがちですが、これは、大気汚染とかあるいは食生活にもいろいろ起因するものがあるようであります。その証拠に、花粉の多い山村に花粉症がいろいろ指摘されるよりは、都市部でよくこの問題が指摘され...全文を見る
○島村国務大臣 私が今担当している農林水産大臣、当然のことに、毎年毎年の穀物のいわば安定供給というのが課題でありますから、これは慮外に置けません。  また同時に、担当していつも思うことですが、やはり林業、これに対して、今非常に皆さん窮地に陥っていますが、これを健全化することは、...全文を見る
○島村国務大臣 この生活技術研修館は、農林水産省職員及び都道府県の職員を対象に、農業や農村生活に関する知識、技術の研修を行う組織として、昭和三十三年、いわば東京・六本木に建設されたものであります。以後五十年近く経過しまして、施設も老朽化いたしましたし、また、現在施設がある六本木地...全文を見る
○島村国務大臣 林業の大切さを指摘されるのは、あなたの大変な見識だと敬意を表します。私も、実は農水省と言うと怒るわけでありまして、林業を忘れてこの国土は成り立たない。  我が国は六七%が森林面積でありますが、この森林が果たしている役割は極めて大きくて、都会においても水源として確...全文を見る
○島村国務大臣 お答えいたします。  二〇〇〇年の世界農林業センサスの結果によれば、販売農家数約二百三十四万戸のうち、消費税課税対象の引き下げによる新たに納税することとなる農家数は約十二万戸と見込まれております。
○島村国務大臣 全農家を対象に経営収支を把握した調査は、実はありません。しかしながら、規模別に農業経営の収支を見た平成十五年の標本調査によりますれば、農業粗収益が一千万円から三千万円の農家のうち、農業所得が赤字の農家の割合は三・九%、約四%となっております。
○島村国務大臣 ございません。
○島村国務大臣 御確認のとおりでありまして、あくまで食の安全、安心を大前提とし、科学的知見に基づく確認の上で輸入を再開する方向に向けたいと我々は今努力をしているところであります。
○島村国務大臣 交差汚染のおそれがあるかないかということは、当然、私たちもいろいろ問題にしているところであります。  現在までのところでは、アメリカとカナダが従前そういうことで来たわけですが、カナダはこの三月から反すう動物だけじゃなくて豚にも鶏にもやめる、こういうことですが、先...全文を見る
○島村国務大臣 御記憶のとおり、十一月二日の大統領選挙の際にも、またベーカー大使の退任に当たっても、少しくそれらに配慮をして結論を急ぐべきではないか、実はいろいろな御意見が聞こえてくるところでありますし、また消費者からも、早く安くておいしい牛肉を食べさせてほしいという要望も来てい...全文を見る
02月09日第162回国会 衆議院 予算委員会 第9号
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○島村国務大臣 あなたの選挙区鳥取県が筆頭でございますが、鳥取、島根、兵庫の順でベニズワイガニの扱い高が高いわけでございますけれども、御高承のとおり、昭和五十年代の後半、この当時をピークとして、例えば昭和五十九年には五万四千トン台を記録したベニズワイガニが、今年々減少の傾向にあり...全文を見る
02月15日第162回国会 衆議院 農林水産委員会 第1号
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○島村国務大臣 農林水産委員会の開催に当たりまして、私の所信の一端を申し上げます。  昨年は、地震、台風、大雪など、多くの自然災害が発生しました。農林水産業が自然を相手にして営まれ、自然の力から大きな影響を受ける産業であることを改めて痛感させられました。被災された関係者の皆様に...全文を見る
02月16日第162回国会 衆議院 予算委員会 第13号
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○島村国務大臣 我が国農業の現状につきましては、なるほど、構造改革の立ちおくれや耕作放棄地の増加、あるいはまた一方で、食の安全、安心に関する国民の関心の高まりなど、状況は大変大きく変化しているところであります。  また同時に、我が国を取り巻く国際環境も大変厳しく、WTOの精神に...全文を見る
○島村国務大臣 食糧の自給率は、かつて昭和三十五年当時は七九%、四十年に七三%、それがどんどん落ち込んで、現在四〇%ということでございますが、これはまさに食の洋風化、肉食とか、あるいは油脂類の多量摂取、一方で米の消費が大きく後退している、これらに起因するものでございますから、学校...全文を見る
○島村国務大臣 大陸棚画定調査は、我が国の海洋資源を確保し、利用する上で極めて重要な調査であると認識いたしております。  農林水産省といたしましては、平成十七年度に、大陸棚における定着性の生物資源、すなわちカニ類とか貝類とか、これらの調査を行うことといたしております。大陸棚画定...全文を見る
02月17日第162回国会 衆議院 予算委員会 第14号
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○島村国務大臣 お答えいたします。  御指摘のとおり、我が国は、いわば食糧の自給率、カロリーベースでも四〇%、穀物に至っては二八%ぐらいでございます。  そういう中で、最近の情報として我々が非常に重視しておるのは中国の穀物生産の動向でありまして、中国が経済発展が続く中で、農地...全文を見る
○島村国務大臣 私どもは食糧の安定供給という重要な責務を担っておりますので、備蓄をたくさんしていただければ、これに過ぐる幸せはないわけです。しかし、備蓄備蓄で今まで我々の負担した財政負担、大変大きいものがございまして、もし御質問ならば質問にお答えしますけれども、いろいろ、かつての...全文を見る
○島村国務大臣 御承知のように、日本の国は国土が極端に狭くて、農家一戸当たりの面積というのは、耕地面積一・五ヘクタールぐらい。例えば豪州などは四千ヘクタールですから、二千七百七十六倍なんですね。こういうことで比較しますと、自給率もさることながら、いわば国家間の比較においては農業の...全文を見る
○島村国務大臣 お答え申し上げます。  農村の本当に豊かな自然、美しい風景など、東京生まれ東京育ちの私などは、もう本当に何か特別のいやしを覚える環境でありまして、大好きな温泉は行けないんですけれども、旅行などの途中に見る農村風景、私たちの気がつかない中に大変ないやしを覚えるとい...全文を見る
○島村国務大臣 御指摘の農道、林道が立派だということは、御理解いただきたいことは、逆にそれぞれの地域でもきちんと、大体、地域がどんどん前進していくという確信を持っていただきませんと、若い方たちは定着してくださいません。そういうことも含めましていろいろ整備をしてきたところですし、仮...全文を見る
○島村国務大臣 この問題が起きましてから、また、私が大臣に就任して以来、アメリカ側からも私どもにいろいろな交渉もございました。大統領選挙を控えて、日本側がいわば好意的に一気にこれらを解決してくれるんじゃないか、そんな期待を持った人もいないではなかった。  しかし、我々は、何遍も...全文を見る
02月18日第162回国会 衆議院 予算委員会 第15号
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○島村国務大臣 国の予算は、御承知のように、税収を確保するための投資という役割のみを果たしているわけではございません。もう釈迦に説法ですからくどい話はいたしませんが、何といっても、農家一戸当たり一・五ヘクタールと、自給率などとはまさにまだ比較できないくらい大変に劣悪な条件の中での...全文を見る
02月22日第162回国会 衆議院 本会議 第7号
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○国務大臣(島村宜伸君) 国の補助金等の整理及び合理化等に伴う農業近代化資金助成法等の一部を改正する等の法律案の趣旨につきまして、御説明申し上げます。  農業及び漁業に関する制度金融は、経営改善に必要な資金等を円滑に融通することにより、効率的かつ安定的な経営の育成を図るものであ...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 河本議員の御質問にお答えいたします。  まず、三位一体改革に対する基本的な考え方についてのお尋ねでありますが、農林水産施策は、食料の安定供給の確保、国土と環境の保全などの重要な役割を果たしており、その効果は、食料の生産地や森林のある上流域のみならず、広...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 稲見議員の御質問にお答えいたします。  まず、地方提案に沿った税源移譲についてのお尋ねでありますが、農林水産施策は、食料の安定供給の確保、国土と環境の保全などの重要な役割を果たしており、その効果は、食料の生産地や森林のある上流域のみならず、広く消費地や...全文を見る
02月22日第162回国会 衆議院 予算委員会 第17号
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○島村国務大臣 今まで、御承知かと思いますが、この変異型クロイツフェルト・ヤコブ病で亡くなった方、百五十九名と記憶しますが、うち百四十八名がイギリス、その他、大体、いろいろな国がありますが一名ずつ、こういうことですから……(中津川委員「この場合だけでいいですから」と呼ぶ)何をです...全文を見る
○島村国務大臣 こういう問題の所管は厚生労働省ですから。私自身は、当然のことにすぐこのことについての調査を命じまして、私たちが得た情報については今申し上げたとおり、そういうことです。
○島村国務大臣 存じません。
○島村国務大臣 現状そのように承知をいたしております。  ただ、一つだけ確認をさせていただきますが、アメリカで十三名の人がヤコブ病で亡くなったとかいうことは全部事実なんでしょうか。むしろお教えいただきたい。
○島村国務大臣 あなたは初めに解禁ありきと申されたいんでしょうが、私は、アメリカのいろいろな人たちともお話し合いをしましたけれども、初めから、日本の国内に入れる牛肉については日本の国内措置と同等のものを求め、あくまで科学的知見に基づいて、食の安全、安心を大前提にして輸入を再開した...全文を見る
○島村国務大臣 農林水産大臣就任の前に、私は、当時は食品産業振興議員連盟の会長を務めておりましたので、依頼を受けて、いわば官房長官に私が陳情の場づくりをしたことは事実であります。ただ、このことについては私は専門家ではありませんから、その際、業界の代表の方が専門的に話をしたのであっ...全文を見る
○島村国務大臣 私が米国側に言ってきたことは、今ほど答弁したとおりであります。
○島村国務大臣 日本のいわば衛生に対する考え方がここまでシビアであるとは知らなかったとアメリカは認識を変えたというふうに思っております。
○島村国務大臣 御存じかとは思いますが、私どもがいわば恣意的に選んで云々ではなくて、我が国のそれぞれ解剖学とか統計学とかいろいろな分野の権威者を集めた食品安全委員会、これは農林水産省でも厚生労働省の所属でもありません。いわば独立したその機関の中でいろいろ御検討いただいて、昨年十月...全文を見る
○島村国務大臣 私たちは、観念的、感情的にこのことに当たっているわけではありませんで、あくまで科学的知見に基づいてということで専門家に御依頼を申し上げて検討しているところであります。  御存じのとおり、例えば、EUなどの場合には三十カ月が基準でありますから、昨年七月にフランスは...全文を見る
○島村国務大臣 私どもでは、そういうことを考えればとっくに結論を出しております。
○島村国務大臣 たまたま篠原委員がよく指摘されている、しかし昔から研究なさったフードマイレージあるいはウッドマイレージ、やはりそれぞれの地域にとれたものをなるべく近くであれする、まさに地産地消の精神につながるものだろうと思いますが、今、我々はこのことを重視いたしまして、これを軌道...全文を見る
02月24日第162回国会 衆議院 農林水産委員会 第2号
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○島村国務大臣 御高承のとおり、輸入食品の安全確保につきましては、厚生労働省の検疫所において食品衛生法に基づく検査を行うなど、各般の措置を講じているというところであります。  当省といたしましては、輸入米麦の検査や輸入農産物の残留農薬調査、あるいは海外の食品事故などに関する情報...全文を見る
○島村国務大臣 私は鮫島委員のお考えに基本的に賛成でありまして、就任以来、前の委員会でお答えしたとおりに、当省内でもこのことの検討を行っておることは事実でございます。  問題は、我々なりに、海外に特別の検査員を置いて専門的に取り組んでもらいたいという面もないではないのですが、い...全文を見る
○島村国務大臣 今のお答えをいたす前に一言だけ。  先ほど御指摘になった緊急時の備蓄について、何も気象条件だけじゃないぞという御指摘、まさにごもっともだと思いますし、私は、内閣の中で、もう一度この問題をきちっと詰めて、いい方向に持っていきたいと。既にそういうことの検討がなされて...全文を見る
○島村国務大臣 いわば農業に対するいろいろな取り組み全体について、スピード感が少しく乏しい、こういう御指摘もありますが、正直申して、私は、今から二十二年前に農林水産政務次官をいたしまして、平成九年からは農林大臣一期目を務め、今回またお務めということでございますが、これだけやってき...全文を見る
○島村国務大臣 三位一体改革、これは地方分権の土台づくりといいましょうか、要するに、一歩前進の形で、これにかなり我々は鋭意取り組んだところでございますが、少なくも、御指摘の三位一体改革で税源移譲される事業については、地方自治体が適切な裁量を生かしながらも、確実に執行されるというこ...全文を見る
○島村国務大臣 現行の基本計画、これはいわば基礎的な栄養でありますカロリーに着目したカロリーベースということでやってきているわけでありますが、その一方で、金額ベース、食料自給率の目標というものも参考としては示してきたところであります。  しかし、カロリーベースの食料自給率は、そ...全文を見る
○島村国務大臣 確かに、備蓄は大事ですし、我が国の特殊事情といえばそうかもしれません。  しかし、御高承のとおり、例えば、ヨーロッパ諸国は、お互いに大農業生産国との隣り合わせもありますし、例えば、一〇〇%ない食料自給率のイタリーにしろイギリスにしろ、穀物自給率、主食用の穀物につ...全文を見る
○島村国務大臣 お気持ちはよくわかります。私も、ある意味で、個人としては同じ気持ちに走りたいのですが。  ただ、私自身も、大臣に就任してすぐこの問題をちょっと聞きましたら、最近、今お話ありましたように、確かに捕鯨を再開すべきだという意見の国が大分ふえてきて、勢力がほぼ拮抗する段...全文を見る
○島村国務大臣 私どもとすれば、地方にいろいろな支分部局が多過ぎるという御指摘も、わかることはわかるんですが、私が就任して、また改めて調べてみますと、逆に、やはり地方のいろいろな細かい事情に触れるということになりますと、数が少ないと、全く上から想像して物を行うというようなことにな...全文を見る
○島村国務大臣 御高承のとおり、農林水産施策は、食料の安定供給の確保とか、あるいはまさに国土と環境の保全など重要な役割を果たしておりまして、その効果は、いわば食料の生産地や森林のある上流域のみならず、広く消費地や下流域にも及んでいることはお認め願えると思います。  そこで、農林...全文を見る
○島村国務大臣 承知いたしておりません。
○島村国務大臣 私どもとしては、これは大変思い切ったことを実はやったと考えています。言いかえれば、小泉さんに言ったんですが、あなたはしゃかりきにこれをおやりになった、大変我々は余計な負担を負ったけれども、しかし、結果的にあなたのそのしゃかりきに押されてこれだけのことができたことは...全文を見る
○島村国務大臣 国有林野事業の特別会計につきましては、今いろいろ委員からお話がありましたように、この改正をしましたが、その際も、実は、自分が所管大臣としてこの切りかえをやりました。あのままほっておくと第二の国鉄ということで、そういう展望が全く開けないということから御理解を願ったと...全文を見る
○島村国務大臣 全米食肉検査官合同評議会から、昨年十二月、米国農務省に対し、食肉処理施設における特定危険部位の除去が確実に行われていないことなどを警告する内容の書簡が送られたことは承知しております。  このことについて我が国から照会を行ったところ、米国農務省食品安全検査局から、...全文を見る
○島村国務大臣 昨年、日米の専門家間で行ったBSEに関するワーキンググループで検査頭数の内訳についてただしたところ、BSEが疑われる中枢神経症状を示した牛は六百頭弱であり、ほかに農場での死亡牛や起立不能牛がほとんど占めているとの説明があった。サーベイランスにおいては中枢神経症状牛...全文を見る
○島村国務大臣 御承知のように、農林水産省にも厚生労働省にも属さない、食品安全委員会という、いわば権威ある中立の機関に今御検討いただいているところでありまして、私どもとすれば、必要とあらばその動きをいたしますけれども、個々ばらばらにこういうことをやることは今の時点では考えておりま...全文を見る
○島村国務大臣 我が国は、牛肉などの畜産物の輸入に当たっては、あらかじめ二国間で取り決めた輸入条件に基づき、動物検疫を実施しているところであります。  メキシコから輸入される牛肉については、従来から、家畜伝染病予防法に基づく輸入検査の際の現物検査により、特定危険部位が含まれてい...全文を見る
○島村国務大臣 カナダでBSEが発生した平成十五年五月以降、輸入業者が自主的にSRMが含まれていない旨の証明書を添付するということになっておりますし、平成十六年八月以降、全件現物検査を実施しているところでありますし、また平成十七年一月、家畜衛生条件にSRMの除去を追加することにつ...全文を見る
○島村国務大臣 メキシコからの輸入につきましては原産地証明をつけておりまして、これは米国産ではないと私たちは認識しております。  ただ、山田議員に一言申し上げるが、あなたは人の意見を間違いであるとよく言われるけれども、あなたは根本を間違えていると私は思っています。  あなたは...全文を見る
○島村国務大臣 私は思っております。
○島村国務大臣 少なくとも、解剖学とか統計学とか、我が国の権威者にお願いをして、食品安全委員会でいろいろ御検討いただいている、それを素人の私が云々するのは、むしろナンセンスであります。かと言って、アメリカへ行って私が全頭検査をやるわけにもいかない。  ちなみに、例えばA40が適...全文を見る
○島村国務大臣 例えて申し上げると、当初、私、大臣就任当時に、アメリカ側から私の方に、公式、非公式にいろいろお話がありました。正直言って、多少たかをくくって、大統領選挙への配慮があるようなことを期待した向きもないではなかった。私は厳しく申し上げて、我が国には郷に入っては郷に従えと...全文を見る
○島村国務大臣 確かに私も当初、日本とアメリカの差の中で、要するに豚や鶏には肉骨粉が禁じられていない、これは本当に危険がないのかということは関係者に問うたところであります。しかし、米国の肉骨粉規制が御指摘の点で不十分であることについては、昨年七月の日米専門家ワーキンググループなど...全文を見る
○島村国務大臣 肉の安全性に直接かかわることがないといういわば説明を受けたので、私はそれを了としております。
○島村国務大臣 御答弁したつもりだったんですが、要は、私たちは、少なくとも、飼料規制はBSEの病原体が牛から牛へ伝播することを防止するための措置ではないので、牛肉そのものの安全性を直接確保するものではない、このため、米国産牛肉の輸入再開の条件として——ごめんなさい、ちょっと言い違...全文を見る
○島村国務大臣 お答え申し上げます。  食の安全を確保するとともに、消費者の信頼を獲得することを通じて、消費者が安心できる食生活を実現することが私たちの責務であると認識しております。  今回の基本計画の見直しにおきましては、食品行政について、より具体的でわかりやすい施策展開を...全文を見る
○島村国務大臣 私が安全、安心の安心を避けたようにおっしゃいますけれども、私、そういうつもりはないので。安全、安心ということよりは、やはり消費者から本当の意味で信頼されるということを、要するに、こちらがボールを投げたら向こうでそれを受けていただけるということを基本に、一歩踏み込ん...全文を見る
○島村国務大臣 仄聞いたしております。  ただ、私たちは、別にそれらを聞いて、食の安心というものをどこかへそっとどかしたと、そんなイメージは全く持っておりません。また、そんな考えがあるくらいならば、歴史のある食糧庁をやめて消費・安全局をつくったりはいたしません。
○島村国務大臣 たとえ文字は消えても、消費者に安心して召し上がっていただく、またそうであってほしい、そういう私たちの基本的な気持ちは全く消えておらないわけであります。これからも国産が食べたい。それは、一つは国産のものは物がよい、おいしい面もあると思いますし、また同時に、安心感、信...全文を見る
○島村国務大臣 あなたも大変御心配なさっているようですが、実は私も、いろいろ話すときには笑顔でしゃべったりはいたしますけれども、決して安心し切っているわけではありません。例えば、コンピューターか何かで簡単な検知ができて、完全に科学的知見であると胸を張れるものが出ればこんなにありが...全文を見る
○島村国務大臣 我が国は世界でも六十番目の狭い国土で、これが寒帯から亜熱帯に細長く伸びて、それで真ん中を急峻な山に占められて、あげくが、地震を起こす火山帯が七つもあって、かてて加えて台風の常襲地帯。台風シーズンになりますと、先生のお地元の沖縄に私たちは思いをはせて、大変だなといつ...全文を見る
○島村国務大臣 私も長く農政にかかずらってまいりましたので、全国のいろいろな事件等の現地を拝見いたしました。  しからばではこういうふうにしたらいいというのは鉄筋コンクリートでつくるしかないような環境もこれあり、費用その他の面でなかなか思うようにいきません。したがいまして、まず...全文を見る
○島村国務大臣 大変御理解ある御意見を伺って、大変うれしく思います。  例えば私どもも、御指摘いただいたように、日本橋を起点としまして八キロから十五キロにおさまる大変至近な距離にある東京なんでございますが、都市農業が結構ございまして、都内第二番目でございます。その中で、今御指摘...全文を見る
○島村国務大臣 通産省がありましたころ、もう長々と中小企業省をつくれ、その片棒を担げ担げと随分やられたことがありますが、ある意味では、私たちもこの必要性というのは十分認識をいたしております。  そういう意味で、都市農業については、現在農村振興局地域振興課に専門の班を置きまして、...全文を見る
○島村国務大臣 中座をいたしておりまして、恐縮でございました。  ただいまの御質問ですが、御承知のように、食料・農業・農村基本計画では、平成二十二年を目途に四五%に上げる、こういう目標を掲げたわけでございますが、いかんせん、今のところずっと四〇%で六年間推移しているわけでござい...全文を見る
○島村国務大臣 農林水産省の構造改善局に岡本あり、私はその昔聞かされた言葉を今思い出したわけですが、さすがに先頭に立たれた方だけあって、むしろ私が答弁を受けている気分で、勉強をさせていただきました。  しかし、私、全く同感であることは、我々、俗に農業土木といって、しかられるかも...全文を見る
○島村国務大臣 国の補助金等の整理及び合理化等に伴う農業近代化資金助成法等の一部を改正する等の法律案につきまして、その提案の理由及び主要な内容を御説明申し上げます。  農業及び漁業に関する制度金融は、経営改善に必要な資金等を円滑に融通することにより、効率的かつ安定的な経営の育成...全文を見る
02月25日第162回国会 衆議院 予算委員会第六分科会 第1号
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○島村国務大臣 平成十七年度農林水産予算の概要を御説明申し上げます。  初めに、予算の基礎となっている農林水産施策の基本方針について御説明いたします。  昨年九月に農林水産大臣に就任して以来、農林水産分野において、消費者、生産者の視点を重視した構造改革や、WTO、EPAを初め...全文を見る
○島村国務大臣 今回策定する基本計画でございますが、現行の基本計画策定後の食料・農業・農村をめぐる大きな情勢の変化を踏まえまして、今後の農政全般にわたる改革の指針となるものであります。こうした政策の改革におきましては、新たな施策の準備や効果の発現に一定の期間を要する、このことを踏...全文を見る
○島村国務大臣 大変よく勉強されている御質問をいただいて、心から敬意を表します。  国民の健全で健康的な食生活を推進するためには、消費者がみずから正しい情報に基づいた食生活を営むことが大前提になります。  農林水産省では、食生活指針などを活用して、バランスのいい食習慣の確立、...全文を見る
○島村国務大臣 農林水産物、食品の輸出促進についてですが、攻めの農政の重要な柱として、農業者あるいは農業団体や食品産業による取り組みを促進するための支援策を積極的に展開してまいる考えであります。  また、関係府省、地方公共団体、関係団体などの幅広い関係者から構成されます協議会を...全文を見る
○島村国務大臣 冒頭から、大変に現実的によく勉強なさった御意見を伺っておりましたが、赤羽先生は御承知のように国土交通委員会の委員長で、私は一委員として御一緒に仕事をさせていただきましたが、大変お懐かしく承ったところです。  また同時に、率直な私の感想を申し上げると、今のような御...全文を見る
○島村国務大臣 私個人として、自分の良心に従って物を考えるならば、赤羽先生のお考えとほとんど同じような考えに立っています。  ただ、今は、この責任大臣という立場におりますと、今まで決められているルールがございまして、私どものいわば立場では、もうきちんと諮問をするという形で意思表...全文を見る
○島村国務大臣 守るべきは守り、譲るべきものは譲る、こういうことで来てはおりますけれども、やはり国際社会の常識を我々は常に配慮しなきゃいけないと思います。  私は、前の大臣のときに、いわゆるOECDの閣僚会議に行きました。その二年前に、やはり食料の自給率とか農業の多面的機能を認...全文を見る
○島村国務大臣 御指摘ごもっともだと思います。  当然のことに、家畜伝染病の蔓延を防止する措置というのは、現状は、それぞれの地域の畜産の実情に応じた対応をするために、基本的には都道府県がまず行って、国がいわばその取り組みに協力するという仕組みになってはおりますものの、昨年の高病...全文を見る
○島村国務大臣 まず、基本的なお話から申し上げますが、私は、農水省というと農林水産省と言い直していただくくらい、林業というのは大切だという認識に立っている人間であります。  そういう意味で、まさに京都議定書の問題もさることながら、やはり、この国が健全な形を維持していくためには、...全文を見る
○島村国務大臣 大変広範な御質問に対して簡単にと、こういうことでございますが、さはさりながら、大変に視野の広い、また非常によく掘り下げた勉強をなさっている若い人の意見を聞いて、心強く感じました。  確かに違法伐採の問題は、御承知のように、それぞれ、伐採を受けた地域の自然を破壊し...全文を見る
○島村国務大臣 私たちは、安全、安心の食の安定的供給ということを重大な責務として担っているわけでありますが、この基本的な姿勢は、私たちは全く変わりがございません。あくまで、国民が安心していわば食していただける食材を安定的に供給するということであります。  また同時に、今、日米関...全文を見る
○島村国務大臣 詳しくは、今、中川局長が来ておりますので。彼は局長会議その他に全部出ております。私より詳しいので、彼から具体的な話はさせますが。  我々は、今、食品安全委員会に諮問をいたしております。これは、従前、全頭検査ということでずっと走ってきたものを、今度はいわば二十カ月...全文を見る
○島村国務大臣 全国規模にわたって林業に関することをつかさどる長官の立場で、全部の地域に事細やかにすべてを承知しているとは私たちも理解しませんが、しかし、私は、平素の前田長官の対応を見ていますと、これだけ細やかに、誠実にやって、さぞかし疲れるだろうなと思っているくらい、私はむしろ...全文を見る
○島村国務大臣 私には土地カンが全くありませんが、少なくも本件については環境保全調査検討委員会が専門的かつ学術的な見地から種々検討し、進めてきているところでありまして、この委員会の最終結果を踏まえ、緑資源機構が林道実施計画について適切に対処するよう指導してまいりたい、これだけは申...全文を見る
○島村国務大臣 中海は特殊な、いわば歴史の経過あるいはまた内容を内蔵しておって、私たち、遠くにありながら、非常に興味を持って見てきたところであります。  そういう意味で、周辺から流入する河川水と、いわば境水道を通じて日本海から流入する海水がまざる汽水湖でありまして、塩分濃度の違...全文を見る
○島村国務大臣 農業の構造改革をまずは推進する必要があろうと思います。持続的な発展を図るためには、その基礎となる農地あるいは農業水利施設など、生産基盤の整備、保全が重要であります。  これまで約三百二十万ヘクタールの生産性の高い農地や、約四万五千キロメートルに及ぶ安定的な用排水...全文を見る
○島村国務大臣 確かに、いろいろな条件が変わってくる場合に、従前から決まったものだからそのままやるのだということは、私は適切でないと思います。  その場合に、それぞれ地方自治体が絡んでもいることですから、今回の周辺の関係については、島根県の側からも、鳥取県の側からも、私はかなり...全文を見る
○島村国務大臣 雇用問題については、やはりこれは労使間でいわばいろいろ解決することが基本であると、まず考えております。  さはさりながら、農林水産省といたしましても、鳥取県あるいは島根県及びハローワークなどと連携をいたしまして、いわば皆さんの再就職に向けて、情報の提供やあっせん...全文を見る
○島村国務大臣 そちらもよく御存じのようですから釈迦に説法かもしれませんが、少なくも、我が国は直接支払い制度というのを取り入れていませんね。それはなぜかといえば、やはり、我が国農業の特殊性に根差すと思うんです。  これは、要するに、専業農家、あるいは一種、二種の兼業農家、いろい...全文を見る
○島村国務大臣 なるほど、今おっしゃることも私はよくわかるんです。  ただ、今までの農業に対しては、やはり手厚いいわば保護といいますか、現状をかなり肯定してそれを動かさないという基本に立ってきたけれども、最近、急速に進んでいる高齢化を踏まえまして、若い方たちが定着せずに、みんな...全文を見る
02月28日第162回国会 衆議院 予算委員会第六分科会 第2号
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○島村国務大臣 このカネミ油症の仮払金債権は、国に対する訴えが取り下げられた結果発生したものでありますが、何としても、カネミ油症患者の皆さんが現在もなお受けておられる苦しみとか御苦労については、いろいろな角度から今までにも聞く機会が多かったので、その点については十分お気の毒である...全文を見る
○島村国務大臣 今日までも、この債権管理法に基づきまして、履行を延期したりいろいろ配慮してきているところでございますし、来年の十月にはこれはまさに時間をもう満了するわけでございますから、それに向かって、ただその時期を待つのでなくて、私なりにこれから適時適切に対応していくことを約束...全文を見る
○島村国務大臣 久方ぶりにじかにこういう話し合いができる、幸せに思います。あの当時、あなたは敏腕記者として鳴らして、私は随分貴重な意見を伺って勉強させていただいた恩義も感じているわけですが、実は私は、あなたの御尊父が経済企画庁長官のときに政務次官としてお仕えをした、こういう関係も...全文を見る
○島村国務大臣 お答え申し上げます。  女性は現在、農業就業人口の約六割を占めておりまして、農業の重要な担い手であります。そういう意味で、農業経営への参画とあわせまして、地域の農業者の代表であります、今御指摘の農業委員への女性の登用を進めるとか、そういう具体的に指導的な立場に立...全文を見る
○島村国務大臣 さすがに童話作家らしいいろいろな発想でございますが、我が意を得たりと思います。  実は、私は今、農林水産大臣を拝命いたしておりますが、農水大臣と言うと言い直していただく。林の字を抜かないでいただきたい、農林水産大臣ですと。それは何も私が変なところにいこじになって...全文を見る
○島村国務大臣 御質問の都市農業についてでありますが、実は、私のところは都心から八キロから十五キロぐらいの中におさまる江戸川区でございまして、東京都内では二番目に都市農業の多い地域でございます。御存じかとは思いますが、コマツナというのは私どもが主産地で約一割を生産いたしますし、都...全文を見る
○島村国務大臣 確かに、御本人が好むと好まざるとにかかわらず、都市化が進んだり、あるいは、最近は地方自治体の財政事情が非常に悪化しておりまして、このままではいわば赤字再建団体になりかねないというような先行きを憂慮する声もよく聞くわけでございます。そういう意味からすると、ちょうど、...全文を見る
○島村国務大臣 実は、この生産緑地を何平米にするかどうかを決めたときに、たまたま私、そちらの方の責任者になっていまして、最初は、私の判断で、むしろ五百平米にたしか下げたんです。そんな記憶がございます。ですから、この後さらに、もっと小さくすることが可能かどうか、ちょっとわかりません...全文を見る
○島村国務大臣 実は、それは限られた時間ですから、十二分に私の意を尽くした説明はできておりませんが、少なくも赤羽議員の御質問に対して答えたことです。  全頭検査をお調べいただければわかりますが、世界じゅうどこにもやっているところはございません。ただ、全頭検査を導入した際、あの当...全文を見る
○島村国務大臣 私、その際、赤羽議員が、情報公開して、これは米国産の牛肉ですよということを消費者によく知らしめて、その上で消費者が食べることについてどう思うか、こういう趣旨でしたから、私も、情報公開をして、消費者がそれを判断するということにおいては、少なくも二十カ月未満のものしか...全文を見る
03月02日第162回国会 衆議院 予算委員会 第20号
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○島村国務大臣 全頭検査は、御承知のように、平成十三年九月に我が国でいわば発症して以来、翌月からこれを実施いたしたところであります。自来、もう三年余が経過しているわけでございますが、少なくも、あの時点においての消費者のおびえとかおそれを払拭するためには、あれは英断だったと思います...全文を見る
03月03日第162回国会 参議院 予算委員会 第4号
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○国務大臣(島村宜伸君) 私は、まず教育につきましては、この国が今日これだけの大国を維持していられるのも正に教育に根差すと、そういう考えておるわけです。  国土小国、資源小国、日本のハンディキャップを申し上げれば切りがありませんが、そういう状況の中で、本来貧乏国であるこの国がこ...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 御承知のように、まあ私の発言についておっしゃりたいのであれば申し上げますが、全頭検査というのを世界じゅうどこかほかの国でやっていること御存じですか。日本の国だけなんですよ。ただ、ただ、あのBSEの発生のときに国民は大変心理的に動揺し混乱をしました。そこで...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 真意ということですから申し上げますが、まず、言わば全頭検査というものを実施している国をほかに御存じでしょうか。(発言する者あり)日本だけなんですよね。私は、その際に、要するに世界の常識というわけではありませんよと、全頭検査が。だから、全頭検査は常識にあら...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 昨日も御党の佐々木委員から衆議院予算委員会で御質問がありました。  その際に、全頭検査というのは世界どこもやっているわけではないが、あの平成十三年の九月にBSEが発生し、翌月から全頭検査を実施したんですが、当時の言わば消費者の、まあ恐れおののきといいま...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) まず私の最初の発言についてよくお調べいただいたら御理解がいただけるんだろうと思いますが、非常識という言葉だけを抜き出して云々と言えばあれですし、また同時に、食品安全委員会に向かって非常識めいた話は一切いたしておりませんので、そこの方を混同しないでいただき...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 実は、そういう報道があったのでいろいろ調べてみたんですが、今までのところ全然見当たりませんので、受け取っていないというふうに申し上げるべきでしょう。
○国務大臣(島村宜伸君) 調べてみたいと思います。
○国務大臣(島村宜伸君) それぞれの国にはそれぞれの文化もあれば国民性というのもありますから、物の考え方にもいろんな差異があることは当然だろうと思います。  アメリカの立場で考えれば、一体いつになったら結論が出るのか、本気でやってくれているのか、こんなような話は実は私はいろんな...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) よくお聞きいただいていれば、私が、非常識という言葉が適当でなくて適切でないとおっしゃるならば、このことに、言葉にこだわる気はありませんと。  ただ、私が非常識と申したのは、申し上げ掛けて、常識ではないと、常識にあらず、すなわち非常識と思ったからいいかな...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) そのとおり受け止めていただいて結構でございます。
○国務大臣(島村宜伸君) 私が御答弁していることはテレビを通じて国民の皆さんもお聞きになっているわけですから、私が言っていることを片言隻句でいろいろおっしゃるのはいいですけれども、全体をとらえたときは、今までのわずかな時間の答弁でも、私は決しておかしな言い方をしていない。あなたに...全文を見る
03月04日第162回国会 参議院 予算委員会 第5号
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○国務大臣(島村宜伸君) もうすべてあなたが明快に物語られたとおりで、全く同感でございまして、その趣旨に沿ってこれからも私たちの責任をきちんと果たしていきたいと思います。  ただ、私どもも、今、片山先生御指摘になったように、何でもかんでも役所の方から方針を決めて押し付けると、こ...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 椎名委員にお答え申し上げます。  この現行の食料・農業・農村基本計画は、ガット・ウルグアイ・ラウンド農業合意によりまして農業を取り巻く国際環境大きく変化したわけですが、この新たな国際環境に対応するために、言わばいろいろな農政の在り方を方向付けようという...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) まず、これまでの取組の検証を行った上で、まず自給率目標の設定、これを行い、更に向上に取り組むということについて、大分私たちが当初予定した状況と変わりまして、例えて言うなら、国民の食に対する洋風化というのが相変わらず進んでおりまして、当初たしか六六・七キロ...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 今ほども申し上げたところですが、要するに日本人の米の消費というものが極端に落ち込んでいるんですね。自給率、御承知のように今は四〇%であくせくしておりますけれども、昭和三十五年当時は七九%、実に八割もあったわけです。ところが、それが五年後には七三に落ち、さ...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 一言だけ申し添えますが、世界の先進国は大体フードガイドというものを作って、それで国民に言わばそういう食育をしていますね。いろいろ調べてみますと、日本は今までどちらかというと、このことだけがちょっと立ち後れていた現実があります。今急遽、日本型の一番望ましい...全文を見る
03月07日第162回国会 参議院 予算委員会 第6号
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○国務大臣(島村宜伸君) お答えいたします。  先日の私の発言、全頭検査は国際的には常識ではない、こういった発言にいろんな反響が出ましたけれども、私は、あの発言中も、与党の赤羽議員の御質問ではありましたけれども、世界の常識にはあらずということを反すうしてみて、常識にはあらずとい...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 二十一か月。はい。だから二十か月未満まではいいということですから、そこまで我々は絞り込んでやっているわけなんで、少なくもここまで厳しく我々は食の安全、安心に意を用いているということを御理解いただきたいと思います。  そういう意味で、非常識という言葉が何...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 日本の国民は衛生面に対しては世界でも一番シビアなんではないか、こんなふうにいつも思っていますが、今でも確かにそのことに対して安全、安心を求める声が非常に多いことは事実であります。  しかし、その一方では、私がこういう立場の閣僚ですから、私はもう行く先々...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 全頭検査、御承知のように平成十三年の九月にBSEが発生しまして、翌月からこれに踏み切ったわけです。当時、牛肉屋さんから牛肉だけじゃなくてほかの肉までほとんどが姿を消すくらい国民はおびえて、売る側もそれにおびえたという現実がありまして、あそこで全頭検査を実...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) たまたま私が全頭検査は世界の常識にあらずといった発言をしたときの質問に、もし、要するに情報開示をして、消費者の皆さんが食べたいという方が食べるんであって、食べたくない人は食べないという方法に切り替えていく方法はないかと言うから、それも一つの考え方だと思い...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) やっぱり、ああ言えばこう言うというやり取りになりますと、お互いが本当に政治家同士としての話合いをするというようなことをやりたくてもできなくなりますと、結局は、議事録もこれありですよ、書いたものをただ黙って読むというものになりますので、私は私なりに自分の考...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) これは、分からないとおっしゃいますけれども、きちんとした輸入の管理を徹底しておりますから、私も分からないのかと思って質問をしたんですけれども、分かるんだそうであります。
○国務大臣(島村宜伸君) 私の発言として引用される場合には正確にお願いしたいんですが、私は赤羽議員が、要は、あの方は商社マンとして第一線で活躍した方です、それで、なかなか見識のある質問をされている過程でそういうことを言って、それならば情報開示をして消費者の選択の自由を許したらいい...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 話がいろいろ違う方向へ走っていっちゃうのでちょっと話がしにくいんですけれども、私は正直言ってそういう考え方はあるじゃないかと。だから、それも考え方の一つですねと申したところです。  ただ、私の立場からすれば、当然に、食の安全、安心は当然申し添えているわ...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) まず、常識にあらずと私が答弁したときのあれは、あくまで、全頭検査をすることが世界の国々の常識ではない、日本の国一国だけですよと申したことです。  それから、今申したように、安全か安心かということですが、要するに、日本が輸入する際に、清浄国で今までBSE...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 庶民の食生活に私どもが一々指図するわけじゃございませんから、皆さん御自分の判断でお食事なさるわけですから、そのときに情報開示をして、これは米国産の牛肉ですよということをすることにして、庶民に選んでもらったらどうかと、こういう御意見に対して、私もそれは一つ...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 庶民が安全でないということではなくて、庶民は、要するに、いや、私が常識にあらずと言ったのは、全頭検査をするということは世界の常識でありませんと言ったんです。庶民云々ということは関係ありませんので、話をストレートには運ばないようにしてください。
○国務大臣(島村宜伸君) 私が世界の常識でないとお答えしているのは、要するに、全頭検査をする国は、要するに、全頭検査をやるという国は日本の国だけですと。だから、全頭検査をやることが世界の常識ではありませんという意味で、私は、常識にあらずだから非常識でいいかなと思って、あえて、発言...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) プリシナー教授のその発言は私も承知しております。しかし、私たちは今まで、実は食品安全委員会に諮問をして、中間取りまとめをいただく段階で、二十か月未満はいいだろうという御判断が示されているわけですね。しかし、それを完全にそういうことにしてしまっていいのかど...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 白委員の話を伺っていますと、何が何でも全頭検査でいくべきだと、こういうふうにすら私聞こえますが、問題は、全頭検査でいくんだと、そういうふうに国がそうやって動くならば別ですけれども、少なくも今まで我々が検討してきている過程では、二十か月未満、あの当時で三百...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 全頭検査は世界の常識にあらずという意味で、私は、これは世界の非常識ですという表現をしました。しかし、非常識という言葉にしてしまうと、世界の常識にあらずということとはいささか刺激が違って、別の方向の角度から取れば何かとんでもないことみたいに取られてもいけな...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 何遍申し上げたら分かるのか分かりませんが、先ほど私が申したことをもう一度思い起こしていただければ御理解がいただけると思います。  ただ、参考までに申し上げますが、EUの話なども少しくしましたけれども、その後の各国の状況なんか調べても、今急速に肉の消費が...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 私は、いろんな言葉を言って、まあかなり私の真意が理解されるように努力をしているつもりですが、そう一々一々ゆがめて取られるとあなたに対する、私は本当に誠実に答えているつもりなんですが、あなたの誠意も感じて話をしたいんですよ。人間と人間、日本の政治家同士。や...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 日本国の農林水産大臣であります。
○国務大臣(島村宜伸君) せっかくの御質問ですが、早くやれ早くやれというのは、何に基づいてそれをおっしゃっているんですか。その根拠を示してください。私は早くやれ早くやれなんて一言も言っている事実はありません。その辺をはっきりおっしゃってください、公の場で言う以上は。私は、圧力を掛...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) また次に伺いますが、いつまで待てないんだというのは、いつ私が言ったんでしょうか。お示しいただきたい。
○国務大臣(島村宜伸君) 委員長、もう一回答えますか。
○国務大臣(島村宜伸君) 今の白議員の御質問は、早くやれ早くやれという言葉がありましたね、私が。その早くやれ早くやれと言ったことは、どこで私が言ったのか教えていただきたいという。そうしたらお答えができるわけです。
○国務大臣(島村宜伸君) アメリカの友人からといって私がその人の名前を言えば、あなたはよく御存じの方です。アメリカでも大変信用の厚い方です。そういう方たちから、要するに、日本独自の考えで余りいつまでやっているとやっぱりアメリカだって怒りますよという話を聞いたことあります。しかし、...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 何を申し上げても一々問題が起きるんでしたらこれはもう言わないにこしたことはないのですが、私は誠意を持ってあなたに話をしてきたつもりです。
○国務大臣(島村宜伸君) 早くやれ早くやれと言ったことも私これまでありませんし、また同時に、アメリカの側でも余りいつまでぐずぐずしていると怒りますよと言ったら、具体的な例としてそういう話も聞きましたということなんですよ。  ですから、そういう例の中で、私は今まで、これ最近じゃな...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) でしたら、そういうふうなことごとをもうこれから申さないことにいたしますが、少なくも私自身は、何も自分の頭だけで考えているわけでもない、それから官僚の説明を聞いて判断をしているだけではない。これは耳をそばだてて、よりいろんな状況の中でどういう判断をすべきか...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 主濱委員の御質問にお答えいたします。  まず成果についてでありますが、今御指摘のとおり、平成十二年三月に言わば現行の食料・農業・農村基本計画を策定したところでありますが、まず第一に、食品表示の適正化のための加工食品の原料・原産地表示の義務付けや、あるい...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 現行の計画の中では、平成二十二年を目途に言わば自給率を四五%までに引き上げたいと、こう言わば目標を掲げたところであります。それが、今御指摘のように、四〇%で推移しております。これは、平成九年度の数字を参考に、お米の消費量、六十六・七キログラムだったわけで...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 国民に転嫁をしているわけではないのですが、我が国も自給率七九%だったことが昭和三十五年度の数字にあります。その五年後にこれが七三%に落ちまして、その五年後には今度は六三%に落ちて、激減したわけですね。それで、昭和五十年代に入る段階で五四%、それから十年間...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) いいですか。
○国務大臣(島村宜伸君) ちょっと意味がよく分からないのですが、自給率を高める……
○国務大臣(島村宜伸君) 失礼しました。  新計画では、私たちはまだ完全なできたものを入手しているわけではございませんが、動きとしては、少なくもこれは現実の問題として二十二年に四五%はちょっと無理だと、やっぱり二十七年までにもう一度言わばいろんな角度からこれを考え直して実現をす...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 先ほど申し上げましたとおり、現在の米、米の消費量六十一・九キログラムと現行基本計画策定時の六十六・七キログラム、その差四・八キログラムあるわけであります。これを何としても私たちは四五%の前提となるやっぱり形に戻さなきゃいけませんので、我々はあくまで米の消...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 当然のことに、生産面にも力を入れていろいろ努力をしなきゃいけない、そういう意味では農業の体質強化、これは一方においては当然に講じていかなきゃなりません。  しかし、実際に言わば自給率を上げる一番効果的なものは何かといえば、お米をたくさん食べていただくこ...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 新たな計画はまだ確定をしたわけではございませんが、近々にいただけるというふうに受け止めております。  その基本計画の内容として我々が理解できていることは、言わば農業構造の展望の案の中で平成二十七年における他産業並みの所得を確保し得る経営として、その趨勢...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) どの程度の農地の利用集積ができると見込んでいるかというふうに受け止めてよろしゅうございますか。よろしゅうございますか。
○国務大臣(島村宜伸君) お答えいたします。  農業の構造改革を加速化するということでございますから、国際規律の強化にも対応し得るよう、現在幅広い農業者を対象に品目別に今講じている対策について、担い手の経営に着目してその安定を図る対策に転換することを今検討しているわけです。その...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) この問題について別に我々は隠し立てしているわけではございませんで、この言わば制度の詳細の具体化については平成十七年度秋にこれを言わば活性、策定するということにいたしておりますので、それを待って我々は具体化していくということになります。
○国務大臣(島村宜伸君) 大変失礼いたしました、私の答弁に間違いがありました。  現状のままでは経営安定対策の対象とならない小規模な農家、あるいは兼業農家なども経営主体としての実体を有するなど、一定の要件を満たす集落営農に参加することによって、対策の対象となる経営を構成すること...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 委員御承知のように、この検討は農林水産省だけで考えていることじゃない。むしろ、農林水産省よりは、農業の言わば実際に携わっている方々、あるいは農業者団体、あるいは地方自治体、あらゆる分野の代表者が集まって長い期間を掛けて検討したいということでありまして、当...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 言わば私たちは、平成二十七年度における他産業並みの所得を確保し得る経営ということを言わば基本に考えているところでございまして、そういう意味で、家族農業経営及び法人経営六割程度、これに集落営農経営を合わせて七割か八割程度になると見込んでいるところでございま...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 農家人口の少子化もありますし、高齢化もありますし、また他産業への転出等もありますから、状況について全部を的確に把握することは不可能でありますが、しかし、農業の持つ言わば役割というのは、農産物を生産するだけでなくて、国土の保全とか自然環境の保護とか、あらゆ...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 肝心なことを言い落としましたけれども、自給率を確保し、更に私たちの目標に近付けるというのを基本に置いて我々は取り組んでいきます。
○国務大臣(島村宜伸君) 私どもは自給率をこれからアップしなきゃいけない。先ほど申したように、当初想定した言わばお米の消費が私たちの期待どおりにいかなかった。これを増やすためにはどうしたらいいのかということを考えると同時に、生産面でも当然のことにこれらに対する対応がきちっとできる...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) できるということを申し上げておきます。
○国務大臣(島村宜伸君) 農業の構造は現状のまま推移するとは正直言って思いません。やはりこれから将来に向かって、例えば株式会社その他の参入ということも時代の要請として起きてくるでしょう。そういうことごともすべて考えますが、あくまで私たちは意欲のある、能力のある農家を言わば補佐し、...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 二百万の農家について今どのようにするかというのを策定し、必ず、現状を維持しながら、新しい意欲のある人たちがそのまま農業を続け、そのことに誇りを持ってやれるために今検討しているわけですから、御理解をいただきたいと思います。
○国務大臣(島村宜伸君) 農家が四十万と、こういうふうに限定されてお聞きになっていますけれども、集落営農の中にたくさんのものが入るわけですから、これトータルすればそんなに大きな数の減少にならないわけです。(発言する者あり)いや、そして同時に、それに対するどういう対策をするかという...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 四十万という数字に主濱委員が心配されたことは当然なんですが、実は四十万の中で、私の説明も足りなかったことを申し訳ないと思いますが、これはあくまで経営体が三十万あるわけですね。いや、ですからこれが、ごめんなさい、二ないし四万あるわけですね。これが大体一つの...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 言わば、計画の策定が着々進んで、時期をもう、目標の間に迫るとなれば当然に関心がありますから、あらゆる分野の中で、言わばこの食料・農業・農村基本計画、これは大変大事な大方針でありますので、私もいろいろ時に触れ、折に触れて聞いているところでございます。  ...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 断片的に申し上げたんであれですが、基本計画の策定に当たっては、食料・農業・農村、言わば政策審議会の意見を聞くこと、聞いて我々はいろいろ勉強してきているわけですが、その審議会の委員は、先ほど申したように、農業者、消費者、研究者、経済界、地方公共団体等、各界...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 当然、そのように努めていきたいと、こう思います。
○国務大臣(島村宜伸君) 基本計画そのものは三月の上旬にできるというふうに承知をいたしております。  しかし、先ほど申したように、各部門的な、専門的なことについては、先ほどの担い手の問題についてはこの秋に言わば決定をするというふうに御説明したように、初めからそういうスケジュール...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 当然に、そういう御意見に十分耳を傾けて将来に対する計画を組んでいくことは当たり前でありますが、何度も申し上げておりますように、各分野の代表者が長い年月を掛けていろいろ検討をしていただいておるところでございます。  いま一つ、中山間地域、先ほど三七%ぐら...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) これは、当然言わば行政に携わる私どもの責任であることは申すまでもありませんが、政府の責任においてこれを将来に向かって確かな形に結び付けようと最善の努力を傾けていくことは当然であります。
○国務大臣(島村宜伸君) 実はマータイさん、私どもまでお訪ねいただいて親しくお話をさせていただきました。  グリーンベルト運動をなさって、言わばアフリカの大地に緑を増やそうと大変な御努力をいただいて、女性として初めてのノーベル平和賞。なるほどすばらしい方だなと思ったのが、今もっ...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 私にも御指名ございましたので、お答え申し上げます。  今、細部につきましては、技術総括審議官から御答弁申し上げたところですが、農林水産省といたしましては、平成十七年度におきまして省内のバイオマス関係予算、これを全部一本化いたしまして、今お話が、申し上げ...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 御指摘のとおりでございまして、政策群は言わば規制改革や構造改革と予算措置を組み合わせ、かつ府省横断的に対応することによって政策の実効性や効率性を高めようと、こういう考えに基づくもので、御承知のように、平成十六年度からこれが実施に移されているところでござい...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) バイオマスの取組の推進というのは、国民一人一人の生活に深く結び付いておりますし、正に二十一世紀の可能性を大きく広げるためにも不可欠のものでございますので、バイオマスの利用が二酸化炭素の排出減を、削減を通じ、地球温暖化にも非常に効果が高いと、地球温暖化を防...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 町村大臣に私の方の連絡が十分でないので一か月に一回とおっしゃいましたが、三週間に一回ぐらいの検討である。ただ、この全頭検査、実は御承知のように平成十三年の九月に起きまして、その翌月から言わばこの全頭検査という世界に例を見ない思い切った手を打ったわけです。...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) まあ私どもは、どういう、いや、遺伝子を持っていようと、あくまで食の安全、安心、言わば科学的知見に基づいた対応をするということを終始申し上げているところであります。
○国務大臣(島村宜伸君) 私ども、専門家ではありませんので、それぞれの分野の専門家が集まって食品安全委員会が構成されて、その方たちがかなりの時間を掛けて御検討いただいていることですから、それをお待ちして判断をしたいと思います。
○国務大臣(島村宜伸君) したがって、肉質とかあるいは骨の骨化の言わば状況によって判断をすると。それが是か否か、このことについていろいろ御検討をいただいたところであります。
○国務大臣(島村宜伸君) そういうことが起こらないように御検討をいただいているところですし、言わば肉質とか、言わば骨化で判断をすることについての是か否かも専門の方々が御判断をいただいて言わば中間取りまとめをしていただいていると、こういう経過でございますから、私がどうこう言うのは僣...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) その責任者の立場にいるからいろいろ言いたいことも言えないし、口も重くなるし、あります、いろいろ。  ですから、私たちは、少なくも今までにも四百二十万頭も言わば牛の検査をしているわけですね。そういうことをすべてきちんとやっているわけですから、御理解いただ...全文を見る
03月08日第162回国会 参議院 農林水産委員会 第1号
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○国務大臣(島村宜伸君) 農林水産委員会の開催に当たりまして、私の所信の一端を申し上げます。  昨年は、地震、台風、大雪など、多くの自然災害が発生しました。農林水産業が自然を相手にして営まれ、自然の力から大きな影響を受ける産業であることを改めて痛感させられました。被災された関係...全文を見る
03月08日第162回国会 参議院 予算委員会 第7号
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○国務大臣(島村宜伸君) お答えいたします。  京都議定書におきましては、我が国の温室効果ガス削減目標六%のうち、森林による吸収量として三・九%分を計上することが認められており、この森林吸収量の確保が大変重要だと、そう考えております。  こうしたことから、平成十四年に地球温暖...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 松村委員御指摘のとおり、野生鳥獣による農作物被害、これは大変甚大なものがございまして、平成十五年度では面積で申しますと約十三万ヘクタール、そして金額は約二百億円に及ぶとされているところであります。  このため、農林水産省においては、効果的な被害防止対策...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) BSE検査につきましては、我が国では感染牛の食用からの排除を主な目的として実施しておりますが、米国ではBSEの汚染度やBSE対策の有効性を確認するために行われておりまして、基本的には言わば相違が、考え方に相違があるということであります。  特定危険部位...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 再三御答弁申し上げてきたところですが、繰り返して申し上げますと、私の先日の発言は、全頭検査は国際的には常識ではないとの意味で用いたわけでありますが、これがもし不穏当であるならば収めることに異議はないと予算委員会で申し上げたとおりです。  また、私は、全...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) これは、全頭検査を実施しておりますということを皆さんに知らしめて、いわゆる皆さんの不安を取り除くためのパンフレットと、そう承知しております。
○国務大臣(島村宜伸君) まあ私の真意を正しく理解してくださった方々の方からは、あなたのお気持ちがよく理解できるし、私たちはそれを支持するということもいただいている。またその一方では、労働組合がほとんどですが、言わば何かまとまった印刷物で私にそういう書面をよこした方もおられないで...全文を見る
03月09日第162回国会 参議院 予算委員会 第8号
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○国務大臣(島村宜伸君) 農林水産省共済組合の短期給付事業は、農林水産省の職員を対象とし、民間における健康保険制度に相当する制度であることから、この給付は健康保険の給付水準を確保することとされております。この短期給付のうち付加給付については、健康保険における付加給付の状況を踏まえ...全文を見る
03月10日第162回国会 参議院 農林水産委員会 第2号
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○国務大臣(島村宜伸君) 大変御配慮をいただいたことにまず感謝申し上げたいと思います。  私の非常識という発言についていろいろ物議を醸したことは恐縮に存じておりますが、これがもし不穏当であるならば収めることに異議はないと再三答弁をしてきたところであります。さきの予算委員会でも撤...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 食は国民生活に一日たりとも欠かせないものであることから、食の安全の確保は極めて重要な課題であると考えておりまして、国民の健康保護を第一に取り組んでいかなければならないと考えておるところであります。  こうした考え方に立ちまして、リスク分析の考え方に基づ...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 私どもは、やはり食の安全のためには食品安全委員会が言わばそれをきちっと御検討いただいている、権威者が集まって御検討いただいていることでございますから、それを黙ってじっと待っているという立場でございます。  そのことについては、どこからどういうお話があろ...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 委員の御発言も一々ごもっともにも思いますが、ただ正直申しまして、まず私どもは、アメリカ自身がアメリカ流の物の考え方で日本に輸入再開を迫るというような姿勢が初めのうちはなきにしもあらずだったように思います。例えば、大統領選挙があるというような話もございまし...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 昨日、言わば答申をいただいたところでございますが、一年三か月に及ぶ約三十回の言わば大変熱心な御審議を経て、各分野の代表の方々のいろんなおまとめに感謝したところでございますが、その際にも、やはり一般の農家の方々は、何か零細なところは切り捨てられるんではない...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 私は、就任時は、すべてに迅速的確を旨とし、前向きな取組をしていきたい、これが我々の新しい農政に対する期待であるはずであると、こういうことを申して、アメリカはそれを自分の方に前向きにとらえて、例えばこの食肉問題も一気に解決に導いてくれるんじゃないか、そうい...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 私どもも、仕事柄もありまして世界じゅうを旅することが多いんですが、いろんな国の生活実態と比較しまして、日本人くらい衛生観念が言わば発達した国はないのかなと、こんなふうに思わせていただいています。  それは、御承知のように、例えばフランスの一流店なんか行...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 御指摘いただきました点、一々同感でございます。  我が国は、狭隘な国土、そして全くの資源がゼロに近い無資源国という厳しい言わば条件ばかりか、御承知のように、千島、鳥海、あるいは那須、乗鞍、富士、白山、霧島と七つの火山帯が狭い国土のいわゆる地勢にはあるわ...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) お答え申し上げます。  アジア諸国の所得の向上などを背景にいたしまして、最近は、米とか果実あるいは水産物など、我が国の高品質な農林水産物の輸出が拡大する可能性を大きくしているように感じます。これを好機ととらえまして、我々は、輸出促進に向けまして関係者の...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 私は医学の専門家ではございませんが、そういうもし病気の方が増えているということが現実ということになれば、一番考え付くのは、一つには戦後の食生活、これがかなり洋風化して、言わば日本人の体型も変わってきているように思いますし、また同時に日本型食生活がこれだけ...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 釈迦に説法する気はございませんが、有機農業は、御承知のように、土づくりを基礎といたしまして、化学肥料や農薬を使用しないで言わば農業生産をするということを基本としておりますが、環境保全を重視する農業生産の一つの形態としては一番望ましいとは正直言って思います...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 小規模というのが現実なんでしょうか。趣味的という感じは、これはかなり限られますから余り対象にならないと思いますし、やっぱり小規模が私どもの今時点の認識でいえばそんな感じになろうかと思います。
○国務大臣(島村宜伸君) 有機農業の推進につきましては、これまでも化学肥料とかあるいは農薬の使用を低減する技術の開発普及、あるいはまた有機農産物などの表示の適正化、そしてさらに、環境保全を重視した生産に取り組む農業者に対する支援などに取り組んできたところでございます。  ただい...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 御指摘の点につきましては、私ども、当然のことにすぐそれの指示をいたしまして、長崎県当局と農林水産省との間にいろいろ今検討が進んでいるというふうには承知しております。  具体的な問題につきましてはよくわかりませんが、少なくとも、今時点で申し上げられること...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 私は、ツルネン先生のお考え賛成の人間、会長を務める谷津君も私、親友でございますんで、また彼の方から通じてもやりますけれども、私も先生とお約束したとおり、うそついておりませんで、あの後すぐ役所へ戻って指示をしまして、それはどうなったかという確認をしましたら...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 市民農園は都市住民の自然志向の高まりなどを背景に年々増加していることは御存じのとおりですけれども、平成十五年度末に二千九百四農園が開設されているという報告がございます。  また、御指摘のように、市民農園においていわゆる有機栽培に取り組む利用者が出てきて...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 言わば森林の果たす役割というのは、単に木材を供給するとかあるいは言わば空気の清浄化をするだけではとどまりませんで、言わば都会においては水源として大変価値がありますし、また一方で田畑を潤すという効果もありますし、また健全な森林は、言わば表土に下草が生えて、...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 御主張にはほとんど賛成で、反対の考えはありません。  先ほどちょっと答弁先回りして申し訳なかったんですが、いろいろ、どう言ったら一番親切な説明ができるかと考えているうちに話がちょっと一緒になりましたけれども。  確かに、三・九%ができるかというお触れ...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 今ほど御指摘があった立ち木の価格は、実は私、就任して聞かれて答えられずに困って、聞いてみて驚いたからちょっと御披露したんです。要するに、五十年物の杉の木が立ち木で買うと三千円、ヒノキでももう四千二百円しかならない。これじゃたまらんなと思ったんで、ちょっと...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 再三申し上げておりますように、私どもはあくまで科学的知見に基づいて安全、安心を確認して、それで言わば次の対応をしようという考えに立っておるわけでございます。そういう意味では、今御検討をいただいている食品安全委員会のメンバーの方々はそれぞれの道のもう専門家...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 私どもは、要するに食品安全委員会の中間取りまとめの言わば趣旨に沿って、我々は二十か月未満のものは言わば対象から外していいのではないかという諮問をしているんですが、これの是非についても御検討いただいた結果をいただいてから私たちは結論を出すということでござい...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) ございません。
○国務大臣(島村宜伸君) これはうそを言うわけにいかないでしょう。それから、同時に、私に、全然、出した、ないし、いろいろ調べたんですけれども、全くそのあれがありませんので。  恐らく、ですから、まあ想像なんですけれども、加藤大使あてに何かの文書を出したのかなと思ってはおりますも...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) いや、私が毅然とした態度を取ったんで、私はアメリカの側がやっぱり姿勢を改めて今までじっと黙っておられるんだろうと、私は自負しております。
○国務大臣(島村宜伸君) まず、輸入農産物に対し競争力のある農業を確立するためには、やっぱり多様化している消費者の嗜好や、あるいは加工、外食など実需者の要請にきめ細かく対応していくことが重要であると基本的に考えます。  このため、強い農業づくり交付金などにより、高品質で高付加価...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 実は先ほどお話ありましたように、実は私、総理とこの間御一緒に行こうと約束をしておったんですが、公務で私は果たせませんで、この次、常田副大臣と行こうねとさっき約束したところです。非常に興味のあることでございますし、総理からもお話を伺いました。  そこで、...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 国産材の利用拡大は、森林を健全に育成し、国土の保全や地球温暖化防止など各種の機能を発揮させるとともに、林業の活性化を図る上でも極めて重要と考えております。  このため、木材利用の普及啓発や公共施設などへの地域材利用の促進、木質バイオマスエネルギーなど新...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) お答えいたします。  森林は、国土の保全、あるいは水源涵養などの多面的機能を有しておることはただいま委員が御指摘いただいたとおりであります。これらの機能を十分に発揮するためには、森林の状況に応じて適切に保育やあるいは間伐を行うことが重要であります。 ...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) OIEのBSEに関する規約について米国が行った提案につきましては、現時点ではその内容、具体的な内容を承知いたしておりません。また分かりましてから内容を検討したいと思います。  なお、OIEの現行のBSEに関する規約では、牛関係の産品について、輸出国のB...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 周囲からどうごらんになっているかは知りませんが、私は一貫して、米国のいろいろな筋のお話に対しては、あくまで我が国の言わば国内措置に準じた、準じたというか従った措置を希望し、同時に、我々はあくまで科学的知見に基づく食の安全と安心を大前提に取り組んでいるので...全文を見る
03月11日第162回国会 参議院 予算委員会 第10号
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○国務大臣(島村宜伸君) 御質問にお答えいたします。  農村社会では多数の小規模農家が定住し、生産活動を通じて農地や農業用水の管理に携わっている実態にありますが、新たな経営安定対策の対象となる担い手は経営主体としての実態を有し、将来的に効率的かつ安定的な農業経営に発展することが...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 御高承のとおり、九日夜、言わば日米首脳による電話会談が行われまして、BSEに関しても以下のようなやり取りがあったと承知しております。  ブッシュ大統領よりは、米国産牛肉の対日輸出早期再開の重要性につき説明があり、問題解決のために小泉総理に御尽力願いたい...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 尾辻さんと同じ御答弁になりますけれども、今回の会談を踏まえての具体的に指示は全くございません。  ただ、委員も御承知かと思いますが、総理からは、この問題に取り組む前の段階から、あくまで科学的知見に基づいて食の安全、安心を第一義に是非着実にこの話を進めて...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 正確にはその記録を見て御答弁するべきなんですけれども、今突然ですから私の記憶の及ぶ範囲で申し上げますけれども、私は、十月十五日に言わば諮問をいたしまして以来、我々は我々なりに今まで誠意を持って取り組んできた結果でありますから、あとは専門家の皆さんの御判断...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 国内外を問わず、私どもはあくまで消費者の安全、安心、これは生産者にとっても非常に関係の深いことでありますから、私たちはその姿勢を一貫して貫いておるわけでございます。
○国務大臣(島村宜伸君) 世界の共通ルールということでございますが、牛肉防疫に係る動物検疫措置に関しては、現在、国際獣疫事務局、いわゆるOIEですね、が作成する国際基準が存在しております。しかしながら、BSEは科学的に未解明な部分が多いし、また次々と新たな知見が加わるなど流動的な...全文を見る
03月14日第162回国会 参議院 予算委員会 第11号
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○国務大臣(島村宜伸君) 諫早湾の干拓事業につきましては、佐賀地方裁判所の工事差止めの仮処分によって工事が中断しておりますが、工事再開のため、現在、福岡高等裁判所に保全抗告を行っているところであります。事業については、既に事業費ベースで約九四%の進捗となっており、現時点では計画ど...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 平成十八年度事業完了を目指しております。
○国務大臣(島村宜伸君) いろいろなこういう工事のたぐいというのは、計画というのは、すべてが計画どおりにいくものではございません。しかし、農林水産省としては、言わば地域の要望にこたえて、言わば真摯に取り組んだ結果、今までの経過になってきて、いよいよ、もう九四%事業費ベースで終えて...全文を見る
03月15日第162回国会 衆議院 農林水産委員会 第3号
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○島村国務大臣 今まで再三このことにお答えしてきたところではございますが、私の非常識という発言については、三月十日の参議院農林水産委員会においても発言を撤回させていただくと答弁したところであります。  なお、私の発言の真意を申し上げれば、全頭検査は、我が国でBSE感染牛が確認さ...全文を見る
○島村国務大臣 米国産牛肉の貿易再開問題については、一昨年十二月に米国でBSE感染牛が確認されて以来、我が国と同等の措置を輸入再開の条件として一貫して要求しておるところであります。  ここで同等の措置とは、輸入する米国産牛肉について国産牛肉と同等の安全性を確保する措置のことであ...全文を見る
○島村国務大臣 私が非常識と申したことの真意については再三申し上げてきたところでありますが、あの際には、世界で全頭検査をやっているところはどこにもない、私は、非常識という表現が適切かどうか、多少戸惑いはあったんですが、世界の常識ではないなと思ったので、世界の常識にあらず、すなわち...全文を見る
○島村国務大臣 全頭検査を実施した時点においては、国民のあの驚愕といいますか、肉屋さんから一切の牛肉が、国産肉も含めて、姿を消すような大変な異常事態が発生して、緊急避難的措置として全頭検査実施に踏み切ったわけですが、そのこと自体は、私は大英断であったと思います。  その後、諮問...全文を見る
○島村国務大臣 非常識という言葉の響きにおいて適当でなかったということから、撤回したところであります。
○島村国務大臣 私の先日の発言は、全頭検査は他のBSE発生国においては実施されていないという実情を踏まえたものであって、食品安全委員会に圧力をかけようとの意思は毛頭なかったものであります。
○島村国務大臣 町村大臣の発言については御本人にお確かめいただきたいと思いますし、私は圧力をかけるという意思は毛頭持っておりません。
○島村国務大臣 今回の会談を踏まえての具体的な指示は受けておりません。  なお、総理からは、以前から本問題については、科学に基づき、消費者の食の安全、安心の確保を大前提に必要な手続を着実に進めるよう指示をいただいているところであります。
○島村国務大臣 総理から直接そういう御報告を受けてはおりません。
○島村国務大臣 事務方から聞いたところであります。
○島村国務大臣 ブッシュ大統領はアメリカの大統領であって、アメリカの上院、下院議員の中からいろいろ突き上げがあることは承知しておりますから、ブッシュ大統領の立場からすればああいう御発言があっても、私たちには理解ができるところであります。  しかし、我が国には我が国の立場と考え方...全文を見る
○島村国務大臣 間違った判断や行動をしているとは思っておりません。
○島村国務大臣 米国産牛肉の輸入再開問題に関しては、米国に対して、輸入再開条件として、従来から一貫して我が国と同等の措置を求めてきた、このことは委員御承知のとおりであります。その意味で、昨年十月の局長級会合においては、輸入再開条件として、特定危険部位をすべての牛から除去すること、...全文を見る
○島村国務大臣 私が今までアメリカの関係者とお話し合いした経過を全部ごらんいただけば御理解いただけたと思いますが、私は、圧力に屈したり、こちらが変な妥協を持ち出したり、そういうことを一切いたしておりません。
○島村国務大臣 ありません。
○島村国務大臣 全頭検査は世界の常識でない、いわば非常識だと言った私の発言については、これがもし不穏当であればおさめることに異議はないと再三お答えしてきているところであります。  具体的には、例えば三月三日、参議院予算委員会では、民主党の福山議員からの撤回していただけるかという...全文を見る
○島村国務大臣 BSEが発生したのは平成十三年の九月でありますが、翌月から全頭検査を実施して、十月十五日、諮問の段階で約三百五十万頭、現在では約四百二十万頭に及ぶわけでありますが、二十一カ月未満の牛の中にそういう危険性は全く発見されなかったということから、現在、中立の機関であり、...全文を見る
○島村国務大臣 御質問は二つに分かれると思いますが、EUの場合は、御承知のように三十一カ月未満ですね、少なくも日本の言っている二十一カ月未満よりははるかに緩い検査の基準があるわけです。そういう意味で、なるほど、EUの中にもイタリーとかあるいはスペインとか、ドイツとかいう国はまだ二...全文を見る
○島村国務大臣 国民に対して安全な食料を安定的に供給することは国の基本的な責務と私どもは考えております。このような観点から、米国産牛肉の貿易再開問題については、食の安全、安心の確保を大前提として、科学的知見のもとに、消費者の理解を得ながら対処することが重要であると考えております。...全文を見る
○島村国務大臣 私の議事録をひもとかれての話ですが、金田委員は意図的なのかもしれませんが、私が「赤羽先生のお考えとほとんど同じような考えに立っています。」と言ったそのまま続いて、「ただ、今は、この責任大臣という立場におりますと、今まで決められているルールがございまして、私どものい...全文を見る
○島村国務大臣 私は、農林水産大臣として、個人としても政治家としても自分の良心に基づいて行動いたしておりますので、もうこれ以上のことを申し上げる必要はないと思います。
○島村国務大臣 米国産牛肉の輸入再開問題をめぐっては、米国議会で経済制裁をとるべきである旨の決議案が提出されるなど、早期の問題解決を強く求める声が存在していることは承知しております。また、BSE問題については、従来から申し上げているとおり、科学的知見に基づき、消費者の食の安全、安...全文を見る
○島村国務大臣 私、今まで米国側との折衝があった際には、まさに毅然たる態度でそのことをやってきたわけであります。  しかし、今回、米国議会がどういう動きをなさっているか、新聞報道等はございますが、具体的に私の方に何らそういうことがあったわけではありませんので、そういう意味では、...全文を見る
○島村国務大臣 米国において肥育牛に肥育ホルモンの使用が認められていることは承知をしております。  牛肉の安全性にかかわる肥育ホルモンの残留性の問題については厚生労働省の所管ですが、現在、食品衛生法に基づき二成分について残留基準が設定されておりまして、その基準を超えて残留が認め...全文を見る
○島村国務大臣 きちんと説明してきたからこそ、今現在まだ私どもは時期を決定しておらないということでありまして、アメリカ側でも、それは中には大統領選挙をめどにというようなお考えを持った人もおられたように感じましたけれども、そういうことは我が国では不可能であることをきちっと申し上げて...全文を見る
○島村国務大臣 今日までに何回も同じ答弁をしてきましたけれども、私の真意については、全頭検査は、我が国でBSE感染牛が確認された直後に導入されて、いわば消費者の不安を解消する役割を果たし、その実施はまさに英断であったと思いますし、私もその当初賛成した一人であります。  他方、導...全文を見る
○島村国務大臣 世界各国、いずれの国も、国民の食品に関して、安全、安心に心を配っていない国はないと思います。そういう中でのいろいろな国際的なそれぞれの基準を考えたときに、我が国一国だけの事情を海外に持ち込んでも、これはおのずから限界があるということであります。
○島村国務大臣 私は、アメリカの農林水産大臣に就任した記憶はございません。
○島村国務大臣 今中川局長から御答弁申し上げたとおりであります。
○島村国務大臣 お答えいたします。  加工原料乳の限度数量については、脱脂粉乳の需要減退によりまして、今御指摘のように過剰在庫が生じております。したがって、生産者の生産意欲をそがないよう配慮しながら、これを早期に解消する道筋をつけられるような水準に設定したいと考えているところで...全文を見る
○島村国務大臣 細かい数字については私どもは承知いたしておりませんが、少なくも正確を期する……(仲野委員「大きい声でお願いします。聞こえませんから」と呼ぶ)あなたほど声が大きくないものですから、どうも済みません。  いずれにいたしましても、私どもは、生産者の将来に対する意欲をそ...全文を見る
○島村国務大臣 私どもは、十六年度に終わることになっているのでこれでやめる、そういう木で鼻をくくったような、ハートのない仕事をやっているつもりはありません。  私、酪農家は非常に大勢存じ上げておりまして、要するにお嫁さんも来てくれない、子育てにも大変支障がある、病人が出たらお手...全文を見る
○島村国務大臣 いわば畜産経営における自給飼料生産の労働力が不足している、こういう御指摘も私伺っております。そういう意味で、農作業請負組織であるコントラクターを育成し活用することが重要であることは当然でありまして、コントラクターについては、組織数と受託面積とも年々増加していること...全文を見る
○島村国務大臣 肉用子牛の保証基準価格については、法に基づきまして、肉用子牛の生産条件や需給事情などの経済事情を考慮しまして、肉用子牛の再生産を確保することを旨として、食料・農業・農村政策審議会の御意見を承った上で、適正に決定することとしております。  なお、肉用子牛のうち乳用...全文を見る
○島村国務大臣 委員からいろいろ御指摘ありましたように、地方競馬の経営実態が大変厳しい、ほんの一部を除いてほとんどがもう先行き真っ暗というような話は随分聞かされるところであります。  しかし、地方競馬もかつては地方自治体にいろいろな貢献をしてきた歴史的な経過もこれあり、それに従...全文を見る
○島村国務大臣 アメリカ側からもいろいろお話などいただいた際にも、私はあくまで、我が国に輸出をなさるならば我が国と同等の措置を講じていただく、そして同時に、我々はあくまで食の安全、安心ということを大前提にこれからも科学に基づいて食肉の提供の道を開く、したがって、その道に従っていた...全文を見る
○島村国務大臣 これも何度か繰り返されたことですが、きちんと撤回もいたしました。
○島村国務大臣 適当でなかったということと撤回したということは、その意思が含まれていると御理解いただきたい。
○島村国務大臣 全頭検査が世界の常識であるか否かといえば、世界の常識ではありません。御存じですね。しかし、国民の中には全頭検査が望ましいと言っている方が非常に多いということもよく承知しております。その辺は混同しないでいただきたいと思います。  ただし、私が非常識と言った言葉は、...全文を見る
○島村国務大臣 ブッシュ大統領の選挙が行われているころ、十一月二日、投票日でしたけれども、それに間に合わせて云々なんというお話が聞かなかったわけではありません。  しかし、私は、何遍もこれも御答弁申し上げていますが、あくまで我が国に入れる牛肉については我が国と同等の措置をやって...全文を見る
○島村国務大臣 自分で言うのもなんですが、毅然として私が対応してきたから、今まで彼らはずっと待っているんだろうと思います。ですから、今までのところ、私にはそういう圧力めいたものはございません。  ただ、やはりそれぞれ国の文化とか物の考え方の違いというのは当然あるわけですから、ア...全文を見る
03月16日第162回国会 参議院 予算委員会 第12号
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○国務大臣(島村宜伸君) お答えいたします。  御承知のように、米の潜在的な需給ギャップが存在するわけでありまして、もし現状の生産調整を行わないといった場合に、言わば稲作に戻り得る水田面積、約八十万言わばヘクタールあるわけです。これら全部を言わば水稲の作付けをした場合には、約四...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 私は今から二十二年前に自分で志願して農林水産省の政務次官になりました。その際、私は、当時は禁句とされた減反政策は言わば農家においてもあるいは消費者においても国においても、これはそれぞれに非常に重要なことだということを訴えて歩いたんです。その理由は、当時、...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) お答え申し上げます。  ただいま御指摘がありましたように、農業を取り巻く内外の環境、正に激変しておると言っても言い過ぎじゃないと思います。  まず、国際的には、国際会議などに行きますと、もうもはやもうボーダーレスの時代だと。言わばお互いに国際分業の時...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) お答えいたします。  確かに、平成十二年三月に示された基本計画、この時点では言わば平成二十二年までに自給率四〇%から四五%に上げるんだと、こういう目標を掲げたところでございます。  しかしながら、いろいろこういう機会にも御説明してきたところですが、我...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) いろいろなこれ、切り口があろうかと思いますが、何といっても家というのは、言うならば人間の生活の一番の基盤であると同時に、憩いの場であり、家族団らんの場であり、また一般社会との交流の場でもある。したがって、ただ利便性だけは確保されているホテルも時には便利で...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) シックハウス対策についてお答えする前に、平素から林野行政に大変深い御理解とその推進役としてお力添えをいただいていることに深く感謝し、敬意を表したいと思います。  また、京都のその迎賓館、何か皇居を思わせるようなすばらしい日本建築の美を誇っておるそうであ...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) やはり栄養バランスの取れた食事を適量に取る、これが基本でありますが、農林水産省としては、文部科学省、厚生労働省と連携して食育を推進する中で、米を中心に、水産物、畜産物、野菜などの多様な副食から構成されたバランスの取れた食事を進める、そのためにフードガイド...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) せんだっては大変失礼いたしました。熱はなかなか平気だったんですが、熱冷ましを飲んだら、量を知らずに倍の量全部飲んじゃったらどおんと下がりましてね、あなたのお顔がよく見えなかったんで。おわびいたします。  今御質問の自給率問題ですが、よく四〇%が云々言わ...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 金額、今まではカロリーベースで来たのに、今回は金額ベース、生産額ベースというのは目くらましではないかと、こういう御批判があるんですが、この点につきまして申し上げますと、実は現行の基本計画は、基礎的な栄養であるカロリーに着目して、カロリーベースの食料自給率...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 米、麦もこれは必需品ですけれども、野菜も果物も必需品。我々の食生活の中にはそれぞれ重要な要素と言えるものがありますが、ただ問題は、野菜やなんかはカロリーということになるとずんと低くなるんで、要するにカロリーベースで見ると、量は満ち足りているのに、言わばカ...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 委員も御存じのとおり、我が国の中山間地域、約四二%、農家人口でいくと四三%です。まあ、好むと好まざるとにかかわらず、我が国はそういう言わば本来的な効率的な農業には向かない非常に自然条件に恵まれない地域があるわけでありますが、その一方では、農業の存在価値と...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 中山間地域と直接支払制度は、耕作放棄地の増加などにより多面的機能の低下が特に懸念されている中山間地域などにおいて、農業生産条件の不利を補正するために行っているものであることは改めて申すまでもないところであります。  一方、現在検討が行われている新たな経...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) これは委員も十分御承知かと思いますけれども、我が国農業を取り巻く環境というのは、国内的にも少子化、高齢化とかいろいろ問題が多いわけですし、特に最近は言わば耕作放棄地がどんどん増えていまして、東京都の一・五倍にもなっているわけですね。こういうものもあります...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 先ほど来申し上げているように、中山間地域において何でもかんでも一緒にやってくれといっても、それがすべてオーケーだという状況ではないケースもあろうかと思います。しかし、常識的には、皆さんがそういう姿勢になってやり、みんなで協業化することで無駄を最小限にして...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 平成十二年の三月に食料・農業・農村基本計画が打ち出されまして、それを五年間ずっとやってくるその過程で、いろいろなそこには経験に学ぶものがあったわけですね。  それで、昨年の一月からずっと、ついこの間、三月九日の答申をいただくまで、言わば学者もあるいは農...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) これはBSEに限らないことでありますが、少なくも、食は国民生活に一日たりとも欠かせないものでありますから、食の安全、安心の確保は極めて重要な課題であり、国民の健康保護を第一に考えていかなきゃならないと私どもは考えております。  こうした考え方に立ちまし...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) ただいまの厚生労働大臣と同じ考えでございますが、あくまで科学的知見に基づいて食の安全、安心を大前提としてこれからもこれに対処していきたいと、こう考えます。
03月17日第162回国会 衆議院 農林水産委員会 第4号
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○島村国務大臣 予算委員会に出ておりまして、おくれました点をおわび申し上げます。  ただいまの御質問についてでございますが、農業近代化資金等が目的とする担い手育成あるいは確保といった政策は、自然的社会的諸条件に大きな差異のある地域ごとに、その自主性と創意工夫を生かしながら実施す...全文を見る
○島村国務大臣 農業は御承知のように、農産物を生産し供給するということとあわせまして、やはり国土の保全、自然環境の保護等々、あらゆる役割を担っている重要な産業でございます。そして同時に、我が国は御承知のように約七割が急峻な山で占められて、自然環境は極めて厳しいわけですし、また、気...全文を見る
○島村国務大臣 お答えいたします。  農林水産施策は、食料の安定供給の確保、国土と環境の保全などの重要な役割を果たしており、その効果は、食料の生産地や森林のある上流域のみならず、広く消費地や下流域にも及んでいること、御高承のとおりであります。このため、農林水産施策については、広...全文を見る
○島村国務大臣 本法律案の御提案に当たり、委員長及び委員各位の払われた御努力に深く敬意を表するものであります。  政府としては、山村地域の社会経済情勢にかんがみ、本法律案については特に異存はないところであります。この法律案が御可決された暁には、関係府省と連携を図りつつ、その適切...全文を見る
03月17日第162回国会 参議院 農林水産委員会 第3号
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○国務大臣(島村宜伸君) お答えいたします。  畜産は他の作目に比べて認定農業者の割合が高く、JA酪農部会などの生産組織では新たな認定農業者を育成する取組も少なからず見られるところであります。生産組織の構成員には、現在は認定農業者ではないが将来に認定農業者となる者も少なくないと...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 再三申し上げているとおり、我々はあくまで科学的知見に基づいて食の安全、安心に最大限の努力をし、これらを前提としてこれからも対処していくという基本方針に立っております。  さはさりながら、委員御承知のように、平成十三年の九月に発生して以来、翌月から全頭検...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 私の発言につきましては再三御説明をしてきたところでございますが、まず、全頭検査は消費者の不安を解消するための緊急避難的措置として私は非常に英断であったと。その当時から、全頭検査までやる必要はないのではないか、世界にもその例がないという御指摘があって、意見...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) そう一々お取りいただきますと、これは御納得いただくまでにどれだけの説明をしたらいいのか分かりませんが、少なくも、委員会の場でも正式に撤回を意思表示していることでもありますし、そのことは新聞報道にも出ていることでありますから、私はこれ以上の説明を必要としな...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 私は和田委員の御質問にも誠実にお答えしているつもりですが、大臣の発言が重いとおっしゃるならば、やはり正確に聞いて、そして正確な言わば引用をしていただきたいということをまず申し上げたい。  例えば、私は再開をいつやるべきだなんていろんなところで言っている...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) アメリカ側はそういう強い希望を持っていると。私も政治家だから、大統領選挙の前に自分の有力な支援団体の強い要請を受けているブッシュさんの気持ち分かんなくはないと。気持ちにおいてはそうだけれども、そうはいかないということですし、もっと分かりやすいのは、アメリ...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) それは違うな。
○国務大臣(島村宜伸君) おかしいよ、そんなの。
○国務大臣(島村宜伸君) お答えいたします。  今回の被告人の逮捕を受けまして、昨年十二月九日に、農家への巡回指導や立入検査時において耳標の装着の適正な実施について指導を徹底するよう全国の地方農政事務所に指示したところであり、北海道だけでなく、全国的に現在取り組んでいるところで...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) この制度の根幹を揺るがすものでありますから、これはもう厳重に言わばこれからもチェックをしなきゃいけないと思いますし、私は、自分が就任したときにも、一切の不正を許さないと。私が率先してやるけれども、それに対しての同情の余地はないので、言わば粛々と仕事に取り...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 谷合委員の御指摘、誠にごもっともだと思います。  しかも、この農林水産省令自身にも、再び装着することができない構造と、こうなっているわけですから、それが現実にできるということですし、私が確認した範囲では、何か十キログラムぐらいの力で再装着ができると。や...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) やはりこのトレーサビリティー法の意義といいますか、言わばこれに対する社会的な責務といいますか、こういうことについて趣旨を徹底することは当然でありますし、また裁判の結果でも指摘されているようなこういう問題が二度と指摘されることのないように、言わば内容の改善...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 御指摘の近く策定いたします酪肉近代化基本方針におきましては、資源循環型の畜産を確立するため、飼料畑を持ち、自給飼料に立脚した経営の育成や家畜排せつ物の適正な管理と利用に関し、基本的な方向を明記することとしております。  このような基本方針を踏まえ、飼料...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 私ども、こうして御答弁申し上げる際にも、誠実にお答えすることと、もう一つは事実に即してお話しする、さらにはまた議事録にも余りいい加減な言葉が載るといけないんで、努めてその辺は努力をしているところであります。  また、こうした基本は、私どもも、我が党も、...全文を見る
03月17日第162回国会 参議院 予算委員会 第13号
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○国務大臣(島村宜伸君) 議事録をすべてお読みいただくと有り難いのですが、部分だけ取られると、なるほどそういうことになります。  私は、簡潔なことに、簡潔に申し上げるならば、これが、この発言がもし不穏当であるならば収めることに異議はないと再三答弁してきたところでありますが、これ...全文を見る
03月18日第162回国会 参議院 農林水産委員会 第4号
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○国務大臣(島村宜伸君) 平成十七年度農林水産予算の概要を御説明申し上げます。  平成十七年度一般会計予算における農林水産予算の額は、関係府省計上分を含めて、二兆九千六百七十二億円となっております。その内訳は、公共事業費が一兆三千百二十四億円、非公共事業費が一兆六千五百四十八億...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) そのように努めてまいります。
○国務大臣(島村宜伸君) まず、基本的に食の確保と安定供給、これ、私たちの言わば何よりの責務でございますが、当然のことに、そこに安全、安心の言わば食を提供するという義務が伴うわけであります。  そういう意味で、BSEの今御指摘でありますが、御承知のように、平成十三年九月に我が国...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 実は、BSEが我が国で発生した当初、言わば農林水産関係の議員がいろいろ集まってこれに対応に苦慮したところです。  御承知のように、東京の肉屋さんも、牛肉はおろか、ほかの肉まで言わば需要が大きく減退し、特に一番のもうけ頭の牛肉が姿を消していた、また外食産...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 初めにお断りいたしますが、私は、二十か月齢以下は問題ないと私が言っているんじゃなくて、今までの検査の結果で言わば二十一か月齢未満はいいんではないかと。そういう言わば中間取りまとめに従って今諮問をしているという段階ですから、あくまで専門の方に御検討いただい...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) さようではありませんで、人それぞれの意見があるわけですが、中には全部全頭検査、全部全頭検査はおかしいですが、全頭検査をこれからも続けるべきだと、我が国独自でもやるべきだと、こういう御意見もあるわけですね。  しかしやはり、三年間三百五十万頭のいろいろ検...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 人間というのはみんないろんなことを考えていますが、やっぱり立場が立場ですから、うかつなことを言いますと、またこれが皆さんの楽しむ話になってもいけませんので、発言はこれ以上申し上げないようにしたいと思います。
○国務大臣(島村宜伸君) 人間、完全ではありませんから、例えば、自分の考えていることがストレートに言えない場合もありますし、時には言い過ぎることもあります。そういうことについて、訂正したことをいつまでもおっしゃることもいかがかと思います。
○国務大臣(島村宜伸君) いや、おれ、いいよ。
○国務大臣(島村宜伸君) よく分かりませんが。
○国務大臣(島村宜伸君) 今、中川局長が御説明したとおりであります。
○国務大臣(島村宜伸君) 先ほど来、誠実にお答えしていたしておりますが、全く質問予告を受けていたわけではありません。しかし、中川局長は専門にこのことに取り組んでおりますし、私よりはるかに知識も深いし、例えばアメリカの局長級会議などにも出て両方の意見交換などもしているわけであります...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 中川局長に従うのでなくて、中川局長の判断は、私には常々いろいろ報告等を受けますので、私と考えが違い、もしどちらかに正しい方向を求めるとすれば是正をしますが、今までのところ、彼は非常に誠実に、的確に対応してくれていると思いますし、今の答弁もそう受け止めてい...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 求めないと考えております。
○国務大臣(島村宜伸君) 私は、再三申し上げているように、食の安全、安心を大前提にこの問題に取り組んでいくということでございますので、それらに照らしてこれからも対応していきます。
○国務大臣(島村宜伸君) 私はかつて、アメリカの代表からいろいろな交渉を受けた際にも、我が国に持ち込む牛肉については我が国と同等の措置を求める、これが私の責任者としての立場であると、こうはっきり申したところですし、小川委員はこの私の説明は、かつていろんな席で聞いているはずでありま...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) トレーサビリティーは牛肉の安全性を直接保証する措置ではありません。一方、SPS協定は、衛生植物検疫措置を、人、動物又は植物の生命又は健康を保護するために必要な限度においてのみ適用することを定めております。このため、SRMの除去等の牛肉の安全性を確保するた...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) これ、私の方より厚生労働省にお聞きいただきたい。
○国務大臣(島村宜伸君) 質問予告がないんだよ、大体。
○国務大臣(島村宜伸君) 小川さん、私に質問書をぶつけているとおっしゃるけれども、私にある質問書は、農林水産大臣の非常識発言の真意いかん、これですよ。
○国務大臣(島村宜伸君) 僕のところに来てないよ。
○国務大臣(島村宜伸君) 私、国会へ初めて出てもう二十八年になりますが、こんな個別専門的なことを大臣が逐一お答えするというケースを見たことありません。  もし、そういう質問があるならば、あらかじめいただければ、私の分かることは調べてお答えするし、分からないことは専門の人間に答え...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 安心、安全だけでなくて、安価な言わば農産物を提供する、あるいは畜産物も含めて、それらについては全く同感であります。ただ、御承知のように、卵の場合には、鶏舎の中で飼われていますから、比較的言わば台風とかあるいはその他の気象条件に影響されませんが、例えば野菜...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) お答えいたします。  水産業、漁村は、我が国国民に対する水産物の安定供給や地域経済の発展に重要な役割を果たすとともに、環境保全や海難救助等の多面的機能を有しております。  このような水産業、漁村の重要性を踏まえ、平成十七年度予算から新たに離島漁業の再...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 私も福本委員と全く同じ考えでありますし、さすがにすばらしい着眼だと思います。  たまたま沖ノ鳥島が一時、大分、何というんでしょうか、自然の破壊を受けた際にあそこの補強の工事をおやりになったのは私どもの地元の特殊能力を持つ業者でありまして、そのころから私...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 私もそのような報道があったことは承知いたしておりますが、私なりに調べてみましたところでは、そういう事実は今まで全くございません。まあ恐らく推測記事なんだろうと思いますが、そのことをまず申し上げたいと思います。  また、米国産牛肉の輸入再開につきましては...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) それは聞いたことがございません。
○国務大臣(島村宜伸君) もしそれが本当に事実の形で進むならば、当然私には事前から御相談がある、こう思います。
○国務大臣(島村宜伸君) 私もそう考えておりますし、今まではそういうことで来ていると、こんなふうに思います。
03月22日第162回国会 参議院 農林水産委員会 第5号
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○国務大臣(島村宜伸君) 一言申し上げます。  当省において、質疑者の意向の把握が十分でなく、さきの委員会において質疑者の意向に十分沿えなかったことがありましたが、今後、答弁に当たっては副大臣、大臣政務官とともに十分留意するようにいたします。  以上です。     ────...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 国の補助金等の整理及び合理化等に伴う農業近代化資金助成法等の一部を改正する等の法律案につきまして、その提案の理由及び主要な内容を御説明申し上げます。  農業及び漁業に関する制度金融は、経営改善に必要な資金等を円滑に融通することにより、効率的かつ安定的な...全文を見る
03月23日第162回国会 参議院 予算委員会 第15号
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○国務大臣(島村宜伸君) お答えいたします。  米国では、価格・所得政策として穀物などを担保とした農家への短期融資による価格支持制度、また過去の生産実績に基づく直接支払制度、そして作物ごとに目標価格を設定し、価格支持を行う価格変動対応型支払制度をそれぞれ実施しております。  ...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 農林水産省が行っております統計調査によりますと、農業就業人口は、今から二十年前、約、昭和六十年には六百二十万人。それが、十年前の平成七年には四百九十万人。また、現在、平成十六年が一番新しいんですが、三百六十万人となっております。
○国務大臣(島村宜伸君) お答えいたします。  京都議定書においては、我が国の温室効果ガス削減目標六%のうち、森林吸収量として三・九%分を計上することが認められており、この確保が重要であると考えております。このため、予算が全体的に縮減している中で、平成十七年度予算案においては、...全文を見る
03月29日第162回国会 衆議院 農林水産委員会 第5号
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○島村国務大臣 違法伐採問題を取り上げられた城内委員のお考えに、まず心から賛意を表します。非常に大事なことだと考えております。  違法伐採問題は、地球規模での環境保全、持続可能な森林経営の推進にとって極めて重要な課題であることは言をまちません。このため、我が国としては違法に伐採...全文を見る
○島村国務大臣 至極当然な御提案でありまして、私もこれは改めて総理とも協議をいたしますが、これは、国の姿勢として、海外にきちんと我々は知らしめる姿勢をむしろこちらが先んじて示すぐらいの姿勢が大事なんだろうと思います。かつては南方材その他について、日本が加害者であるようなうわさを聞...全文を見る
○島村国務大臣 お答えいたします。  米政策改革大綱のもとで、需要に応じた売れる米づくりを推進するという観点から、政府米の備蓄については百万トンをいわば適正備蓄水準として、入札により買い入れ、売り渡しを実施することとしております。このため、売り渡しについては十六年四月から、また...全文を見る
○島村国務大臣 お答え申し上げます。  新たな基本計画では、食料自給率の向上に向けて、地域の消費者ニーズに即応した農業生産と、生産された農産物を地域で消費しようとする活動を通じて、農業者と消費者を結びつける地産地消の全国展開を促進することといたしました。  また、基本計画を踏...全文を見る
○島村国務大臣 お答え申し上げます。  農林水産物の輸出拡大は、まず、国内生産の拡大を通じて農林漁業者の所得の向上に寄与するという意義があります。また、それにとどまらず、自分が生産した農林水産物が海外で高い評価を受けることにより、農林漁業者の発想の転換、あるいは勇気と活力にもつ...全文を見る
○島村国務大臣 なるほど、おっしゃられてみればそのとおりですから、今後の参考にしたいと思います。
○島村国務大臣 今後の参考にいたしたい、こう思います。
○島村国務大臣 全国を回るというわけにはいきませんが、私は可能な限りいろいろ歩くということに努めておる人間でありまして、かつて、二十二年前の政務次官当時から、一番歩いたのではないかと、終わった後にそう言われた人間です。  そういう意味では、今回は、委員御承知のように、災害が多発...全文を見る
○島村国務大臣 広くは国民に対してであります。しかし、何といっても、直接的には生産者であり、あるいは食を扱う、そういう関係者が対象になっている、こう考えます。
○島村国務大臣 実は、前回の基本計画、平成十二年三月策定のものでございますが、ちょうど私が大臣を終えた後にこれが完成をいたしましたけれども、その後も新しい展開に向けていろいろな取り組みがあったやには聞いております。  具体的なことは承知いたしておりませんが、今度の新しい計画は、...全文を見る
○島村国務大臣 平成十二年の基本計画では、初の基本計画として、食料・農業・農村について施策の基本方針を定めたところであります。その後、食の安全に対する信頼が揺らいでいること、あるいは食料自給率が依然として四〇%で横ばいとなっていること、あるいは農業の生産構造の脆弱化や農村の活力の...全文を見る
○島村国務大臣 私、農林水産大臣に就任以来、省内にきちっと指示をしていることは、これからの我々のあり方は、迅速、的確ということを旨とするということでやっておりまして、事実、それらについては今までよりはかなりスピードアップをして、その結果につないでくれている、こう考えています。
○島村国務大臣 安全、安心はもとよりでありますけれども、食というのはいわば我々の生活の一番の基本的な材でありますから、これを安定的に供給するというのは、当然に国家の責務であります。そういう意味で、この自給率というのは、いわばどこまで自前のものが確保できるかということで、現状はカロ...全文を見る
○島村国務大臣 自給率が大きく下がったということは、御承知のように、我が国の消費者の食の洋風化、これに起因することはよく御存じのとおりであります。そういう意味からいきましても、私たちは、初めてこの基本計画をつくりました段階では、平成九年の米の消費量、六十六・七キログラム・パー・イ...全文を見る
03月29日第162回国会 参議院 農林水産委員会 第6号
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○国務大臣(島村宜伸君) お答えいたします。  農業近代化資金は、昭和三十六年創設以降、今日に至るまで、農業者の経営に必要な施設資金などを円滑に融通し、経営改善を促進するための有効な手段として大きな役割を果たしてきたところであります。具体的には、トラクターとかあるいは田植機の所...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 農林水産施策は、御承知のように、食料の安定供給の確保と国土と環境の保全など重要な役割を果たしておるわけでありますが、その効果は、食料の生産地や森林のある上流域のみならず、広く消費地や下流域にも及んでおるわけであります。したがいまして、農林水産施策としては...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) お答え申し上げます。  農業近代化資金につきましては、補助金廃止による税源移譲後も資金制度そのものは存続することとしております。  新しい食料・農業・農村基本計画に基づきまして、意欲と能力のある担い手農業者の経営改善を支援するためには政策手段の一つと...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 今、中川局長から御説明したとおりでございまして、具体的な諮問内容につきましては、現在食品安全委員会で最終的な審議が行われている国内措置見直しの答申を受けてから消費者等との意見交換を行い、その結果を踏まえて検討すると、こういうことでございますので、したがっ...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) マグロは広く海洋を回遊するために、関係国が、大西洋とかインド洋とか海域ごとに設けられている言わば国際機関である地域漁業管理機関を通じてその資源を管理しておるのが現状であります。  農林水産省といたしましては、これらの国際機関を通じて、関係国と協力しなが...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 農業委員会につきましては、農地を担い手へ利用集積するなど構造改革を進める上で、農村において極めて重要な役割を担っていると、こういう認識をいたしております。    〔理事岩永浩美君退席、委員長着席〕  このため、新しい基本計画におきましては、農業委員会...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 今回の交付金化につきましては、三位一体の議論の中で、言わば当省の主張として、様々な機会をとらえて、そのねらい、趣旨について、都道府県、市町村の方々に御説明をしてきたところであります。  また、具体的な事務手続についても、これまでと大きく変わることになる...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) お答えいたします。  食料・農業・農村基本法におきましては、言わば地域の実態に即し、国と地方公共団体が適切な役割分担の下で施策を実施するとの考え方が示されております。  この考え方に沿って、例えば、国は国全体としての望ましい農業構造の姿を提示しつつ、...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 三位一体の改革の趣旨は、地方の自主性と裁量を大幅に拡大するため、地方に権限と財源を移譲することにあります。本法案は、近代化資金の利子補給補助を廃止しまして、その財源を都道府県に移譲しようとするものであります。  今回の改正によって、都道府県においては、...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) お答えいたします。  農協は農家の相互扶助を目的とする共同組織でありまして、農家に対する各種のサービスの提供を使命とするものであることは御高承のとおりであります。  今後、農協がこの使命を全うしていくためには財務基盤をしっかり強化していく必要があるこ...全文を見る
03月30日第162回国会 衆議院 農林水産委員会 第6号
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○島村国務大臣 ただいまの御決議につきましては、その趣旨を踏まえまして、関係府省とも連携し、適切に対処してまいる所存でございます。
○島村国務大臣 屠畜場に関することは、本来厚生省の所管でございますが、御質問ですからお答えをさせていただきます。  まず、ピッシングについては、世界的ないろいろな例を見ますと、余り常識的でない、こう私も思います。  それで、ピッシングにつきましては、一昨日の食品安全委員会の専...全文を見る
○島村国務大臣 感染源と感染経路については、平成十五年九月、専門家から成るBSE疫学検討チームにおいて国内七例目までの調査内容を踏まえ報告書が取りまとめられたことは御高承のとおりであります。  その後に確認された事例については、専門家によるプリオン病小委員会に給与飼料の調査や分...全文を見る
○島村国務大臣 肉骨粉が原因であろうというのが大方の見方でございますし、私自身もそうではないかとは考えておりますが、これはあくまで専門的な検討を要することでございますので、現在は検討をお願いしているところでございますが、御承知のように、自来、肉骨粉の使用を禁止をして、我々はその後...全文を見る
○島村国務大臣 当然のことに、事前に町村外務大臣ともいろいろな話し合いをいたしまして、これは我々はいわば諮問をしている段階で、食品安全委員会という我が国の権威ある人たちが専門的に御検討いただいていることであるので、我々が立ち入って云々ということは一切不可能である、したがって、その...全文を見る
○島村国務大臣 お答え申し上げます。  食料自給率の向上を期するとなれば、当然のことに、消費者、生産者、食品産業事業者などの関係者が一体となってそれぞれの課題に取り組むことが不可欠であります。  前回、自給率目標を四五%に置きまして、それが達成できず、四〇%の状態にとどまって...全文を見る
○島村国務大臣 新たな自給率の達成に向けまして、これまでの取り組みを検証した上で、新たに重点的に取り組むことはただいま申し上げたとおりでありますが、具体的には、生産面では、担い手への農地の利用集積を進めて集落営農を育成してまいります。また、需要に即した生産を推進するほか、担い手を...全文を見る
○島村国務大臣 食の安全、安心というものを確保するためにも、原産地表示はできるだけ進めたいというのが基本的な考え方であります。  ただ、問題は、一般の原料みたいなものはよろしいんですけれども、例えば加工食品などになりますと、カップめんなんかいい例ですが、いろいろな材料を使ってい...全文を見る
○島村国務大臣 まことに申しわけございません。ちょっと聞こえなかったので、もう一度御質問願います。
○島村国務大臣 簡単に状況説明をしなきゃいけないんですが、実はきのう、面会のお約束は確かに事前にしておったんですが、官邸の会議が二つ重なって長引きましたので、行って署名簿を受け取って、それで、一言二言言われたのにさっと答えたというのが状況でございました。
○島村国務大臣 慌ただしくて質問もよく聞き取れなかったんですが、少なくも私の発言は、米国産牛肉の輸入再開を求める百万人署名に対して、個別の課題というよりは早期輸入再開を要請されたという全体の趣旨を受けて、できるだけ努力をするという気持ちをお答えしたところであります。  いずれに...全文を見る
○島村国務大臣 間違いありません。
○島村国務大臣 先般もお答えしたことでありますが、飼料規制は、BSE病原体の牛から牛への伝播を防止し、牛のBSE感染リスクを減少させるためのものでありまして、牛肉そのものの安全性を直接確保するものではありません。したがって、米国産牛肉の輸入再開の条件としては、我が国と同等の飼料規...全文を見る
○島村国務大臣 繰り返しになりますが、この部分について、米国産牛肉の輸入再開の条件としては、我が国と同等の飼料規制までは求めないこととしているところであります。問題は、いずれにいたしましても、ここはよく聞いていただきたい。米国産牛肉の輸入再開条件については、こうした点も踏まえて、...全文を見る
○島村国務大臣 もう一度繰り返しますが、いずれにしても、米国産牛肉の輸入再開条件については、こうした点も踏まえてですね、食品安全委員会、まさに専門の皆さんに改めて諮問し、その答申を踏まえて輸入条件を決定するということですから、その諮問した結果において、これにはこういう問題があると...全文を見る
○島村国務大臣 御高承のとおり、我が国は森林率六六%強の、非常に高い、森林に国土を占められる、そういう森林国でありますが、最近はその森林がかなり傷んでいる。これに対して、何としてもこれを健全化しなければいけない、ずっとこのところ真剣に取り組んでいるところであります。  かてて加...全文を見る
○島村国務大臣 お答えいたします。  実は、私は農林水産政務次官を今から二十二年前にいたしまして、平成九年、十年とかけて農林水産大臣、今またその立場にありますが、常に私は言い続けてきたのは、農水大臣とか農水政務次官と言うと、あえて訂正を求めて、農林水産と言い直していた。事ほどさ...全文を見る
○島村国務大臣 御指摘のとおり、森林組合は、植林や除間伐の七割を実施するなど、森林整備の中心的な役割を果たしておりまして、その活動を助長することが重要であると認識しております。森林組合系統においても、平成十四年に策定した森林組合改革プランに基づき、組織、事業改革の推進に取り組んで...全文を見る
○島村国務大臣 これは取り上げればいろいろ切りがないことでございますが、まず我が国の農林水産業の問題で非常に難しいと思いますことは、御承知のように、まず国土面積の約七割が山に占められておりまして、しかも中山間地域と言われる地域が約四二%を占めている。したがいまして、常識的に平らな...全文を見る
○島村国務大臣 我が国農業を取り巻く環境が大変厳しくなってきておりまして、まずWTOにおける国際規律の強化、あるいは東アジア諸国との経済連携交渉など、グローバル化の急速な進展などもございますし、また、国内においては、農業従事者の減少あるいは高齢化、農地面積の減少や耕作放棄地の増加...全文を見る
○島村国務大臣 自給率の問題というのは大変重要な問題ですけれども、高橋さん、これはやはり、正直言って非常に難しいですよ。やはり私たちからすれば、消費者がどういうふうな食料消費をしてくださるのか。強制はできないわけでございますから。願わくば国産率の高いお米を食べていただければ、いや...全文を見る
○島村国務大臣 お答え申し上げます。  食料を国民に安定的に供給していくことは、国の基本的な責務であります。したがいまして、食料・農業・農村基本法においては、食料の安定供給の確保を基本理念の一つとして位置づけております。  そして、この基本理念を具体化するための基本計画におい...全文を見る
○島村国務大臣 食料自給率の低下につきましては、長期的に見れば、何といっても米の消費が減少したということが挙げられるわけであります。  ここにグラフを小さいのは持っておるのですが、ごらんに入れなくて申しわけないんですが、まさにピーク時から見まして、ずうっと自給率と米の消費という...全文を見る
○島村国務大臣 水産資源保護法及び持続的養殖生産確保法の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び主要な内容を御説明申し上げます。  水産防疫制度は、疾病の侵入及び蔓延による我が国水産資源への影響を防止することを目的としており、水産物の安定的な供給の確保や、養殖業の持...全文を見る
03月31日第162回国会 参議院 農林水産委員会 第7号
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○国務大臣(島村宜伸君) 冒頭委員がお触れになられました新潟市の十三市町村の大合併、正に時代を先取りする大変意欲的な発想の下に見事な言わば日本一の農業都市が形成されましたことに心から祝意をまず表したいと思います。  また、今御指摘の新潟県では、復興に向けての基本的な方針として震...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 食料は国民生活にとって最も基礎的な物資でありますが、食料の供給力は農業の特質から見て短期間に急速に伸ばすことはできないわけであります。  このような意味で、一億二千万人の国民に食料をできる限り効率的かつ安定的に供給し得るよう、生産性の高い農業を持続的に...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) お答えいたします。  直接支払を含む経営安定対策の具体的な内容につきましては、十九年産からの導入を目指して更に検討を進めていくこととしておりますが、このために必要な財源の確保につきましては、厳しい財政事情を踏まえまして、多くの納税者の理解と納得の得られ...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) お答えいたします。  前の基本計画の食料自給率目標四五%を達成するその基本となったものは、まずいろいろな角度のものがございますが、米の消費におきまして平成九年度の六十六・七キログラムを参考とし、平成二十二年度にこれが六十六キログラムぐらいのものが言わば...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) お答え申し上げます。  国民一人一人が自らの食について考える食習慣を身に付け、生涯を通じて健全な食生活を実現することができるよう、食育を力強い国民運動として展開していくことが重要であります。  ただいま御提言のあった食育を食農育としたらいかがと。考え...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 実は、これまでも食生活指針の普及啓発を進める中で、食べ残し、廃棄の減少に向けて、食品の適切な購買行動や上手な保存方法の普及、さらには身近で取れる食べ物を大切にする意識の高揚などを図ってきたところであります。  しかしながら、十分な効果が得られていないと...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 率直に申し上げて、先ほどの食農育にしても今の有機農業にしても、私、ツルネン委員と考え方は非常に近いといつも感じます。それは私も認めるし、私自身も、就任早々、有機農業が余り伸びていないのはどうしてかという質問を実はしたところであります。そのときの聞いた話で...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 正に御指摘のとおりでありまして、本来ならば自給率はせめて六五%以上ぐらいのものがほしいと、私も内心そう考えています。  さはさりながら、言わば現下の状況に照らしますと、言わば一つには食の洋風化もございますが、やはり言わば生産面で、日本の風土といいましょ...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) まず、農業構造の展望でお示ししましたように、平成二十七年においては大体二百十万から二百五十万戸ぐらいの構造になるだろうと、こう想定しているところでございますが、いずれにいたしましても、一般の方々が担い手になれないのでなくて、もしなる場合にはやはりある程度...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) なるほど、私たちも将来極めて長期的な展望を持ちたいなと、そう思うところでございますが、御高承のとおり、言わば少子化の問題もあり、また現在農業を担っていただいている方々の高齢化もあり、また社会環境の変化、また国際環境の変化等々いろいろございますので、現状、...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 米国産牛肉の輸入の再開問題につきましては、これまで一貫して申し上げてきましたとおり、あくまで科学的知見に基づき、国民の食の安全、安心の確保を大前提として対応してまいります。  また、同時に、これもいろんな機会をとらえて御答弁申し上げてきたんですが、私の...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 御指摘のような疑念を持たれるようなことにつきましては、その都度、米国政府にその原因究明や再発防止措置の説明を求め、必要に応じて我が国の専門家を現地に派遣し、協議、要請を行わせているところであります。その意味では、今後とも、食の安全、安心の確保を大前提とし...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) まず、御指摘の農業と食品産業、これは食料供給の言わば車の両輪とも言えるべきものでありまして、その連携強化は食料自給率の向上にも資するものであると我々は考えております。  このような連携を図るためには、農業生産面では、まず担い手が生産の相当部分を占める農...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 中山間地域等直接支払制度の実施によりまして、耕作放棄地の発生防止を始め、多様な取組が行われておりますが、着実にその成果を上げております。  しかしながら、活発な取組を行っている集落がある一方、制度開始前の取組に比べて変化の見られない集落があるなど、集落...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 基本計画におきましては、環境保全が特に必要な地域において、農業生産活動に伴う環境への負荷の大幅な低減を図る先進的な取組に対する支援を平成十九年度から導入することといたしております。  この先進的な取組への支援については、対象となる取組の環境保全効果など...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 生産努力目標につきましては、品質や生産性の向上、実需者の多様なニーズに対応できる産地体制の整備など、品目ごとの課題が解決された場合に、平成二十七年度において実現可能な国内生産の水準として示したものであります。  また、品目によっては前回の計画よりも数値...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 農地リースを行ういわゆるリース特区は、耕作放棄地などの多い地域において、株式会社、NPO法人などがきちんと言わば農業を行う旨の協定を市町村と締結し、農地を借りることにより農業に参入できるものであります。このいわゆるリース特区については、昨年十月一日現在で...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 森林組合法の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び主要な内容を御説明申し上げます。  森林所有者の協同組織である森林組合は、我が国の森林整備の中核的な担い手として、森林所有者の経済的、社会的地位の向上を図るとともに、森林の保続培養及び森林...全文を見る
04月04日第162回国会 参議院 行政監視委員会 第4号
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○国務大臣(島村宜伸君) 先日も申し上げましたとおり、将来的には食料自給率は、四五%を頂点とするのでなくて、可能な限りこれを向上させて六五%ぐらいを目指すべきではないか、私は今でも率直にそう考えております。  その事情は、なるほど、現在は国際環境からいきますと、我々が大臣会合な...全文を見る
04月05日第162回国会 衆議院 本会議 第17号
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○国務大臣(島村宜伸君) 農業経営基盤強化促進法等の一部を改正する法律案の趣旨につきまして御説明申し上げます。  将来にわたる食料の安定供給と農業の持続的発展を図るためには、効率的かつ安定的な農業経営を育成するとともに、このような農業経営を営む者に対する農地の利用集積を図ること...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 西川議員の御質問にお答えいたします。  まず、農地改革の評価のお尋ねでありますが、農地改革は、戦後、地主的土地所有の構造を解体して農村の民主化を図るとともに、農業生産力の増強を図ることを目的に行われたものであります。百七十四万ヘクタールの小作地を国が買...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 鮫島議員の御質問にお答えいたします。  まず、米国産牛肉の輸入再開条件の諮問に関するお尋ねでありますが、米国産牛肉の輸入再開条件の諮問については、米国産牛肉が国内産のものと安全性において差がないかについて食品安全委員会に諮問することとしております。 ...全文を見る
04月05日第162回国会 参議院 農林水産委員会 第8号
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○国務大臣(島村宜伸君) 小斉平委員の御質問にお答えをいたします。  先ほど来再三御指摘がありますように、我が国林業は木材価格の低迷など大変厳しい状況にあるわけであります。一方、森林は国土の保全あるいは水源の涵養、地球温暖化の防止など重要な役割を果たしていることは論をまたないわ...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) お答え申し上げます。  森林組合は、森林所有者の協同組織として植林や除間伐の約七割の実施を果たすなど、我が国の森林整備の中心的な役割を果たしておりまして、その活動を助長することは極めて重要な言わば森林に対する施策と考えております。その意味で、今回の法改...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 全森連は県森連の指導を、また県森連は個別森林組合の指導を行うなど、森林組合の健全な運営を進める上で極めて重要な役割を担っております。  しかしながら、近年の木材価格の低迷など厳しい諸状況の中で、その運営は誠に言わば厳しい実情にあり、このため自ら改革プラ...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) お答えいたします。  林業就業者の減少と高齢化が進む中で、今後の森林整備を着実に推進していくためには、担い手の確保や育成を図っていくことが重要であります。  このため、厚生労働省の実施した緊急雇用対策により森林作業に従事した者を対象に、緑の雇用担い手...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 森林など豊かな自然資源や、あるいは伝統文化に恵まれた山村地域において、森林・林業体験活動の機会を広く提供していくことは、子供たちの自ら学び自ら生きる力をはぐくむ上で極めて有効であります。  これまでも農林水産省は、文部科学省との間に協議機関を設置しまし...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 地域材の需要を拡大するためには、木の良さやあるいは木材利用の意義について消費者へのやっぱり普及啓発することが重要であるとまず基本的に考えております。  このため、従来から地球温暖化防止における木材利用の意義などをテーマとしたシンポジウムの実施や、あるい...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 一ヘクタール以上の森林を保有する森林所有者のうち、林業によって家計の六割以上を賄う森林所有者は全体の一%未満にすぎません。収入を林業所得に依存している者はごく一部という状況にあるわけであります。  また、林業は生育期間が非常に長期にわたりますので、生産...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) お答えいたします。  森林は地球温暖化を防止する上で重要な役割を果たしておることは論をまちませんが、京都議定書では、我が国の温室効果ガス削減目標六%のうち、森林による吸収量として三・九%分を計上することが認められております。  この吸収量を確保するた...全文を見る
04月06日第162回国会 衆議院 農林水産委員会 第7号
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○島村国務大臣 お答えいたします。  金魚を初めとした観賞魚は、古くから国民に親しまれ、国民生活に豊かさや潤いをもたらしてきたところでありますが、農林水産省といたしましては、国民への普及啓発と養殖技術の研さんを図るための品評会の後援、あるいは観賞魚飼育管理マニュアルの作成支援、...全文を見る
○島村国務大臣 私も同じ考えに立っておりまして、なるほど今金魚の輸出はほとんどもうないに等しい状況に追い込まれてはおりますが、委員も御承知のように、最近は、例えば日本のリンゴが二千円で売れるという時代が招来しておりますし、アジア地域にもかなり経済的にはいわば豊かな人たちが生まれて...全文を見る
○島村国務大臣 そのお考えも大賛成でありまして、我々は、こちらの宣伝とかそういうのでなくて、実際の励みになっていただくならどのような支援もしていきたい、そう考えておりますから、ぜひまたお知恵も拝借したいと思います。
○島村国務大臣 委員も御承知のように、日本人の長寿社会あるいは非常に健康な、いわば健康社会というものは、偶然できているものではなくて、これは多分に食生活に負うところが大きい、こう言われております。  我々、子供のころからずっと教わったのは、動物性たんぱく質の半分を水産物に負うて...全文を見る
○島村国務大臣 初めての御質問だそうですから、お答えしたいと思います。  実は私のところも、江戸川区でございますが、東京湾に面しておりまして、かつては有力なアサリやハマグリのとれたところでございます。それが、戦後の経済復興の過程で工場排水等で汚染されまして、めっきりとれなくなっ...全文を見る
○島村国務大臣 今委員のお話を伺っていて大変鮮烈に思い出すのは、例の日韓漁業協定破棄の時期の問題、我々三党では、みんなが、これはもう絶対に破棄をしなきゃいけない、その条項はきちんとあるわけでありますから、これを破棄して、もう一回出直しをし、日本と韓国の漁業のいわば規律といいますか...全文を見る
○島村国務大臣 全くおっしゃるとおりですよ。やはり目先目先を追っちゃいけない。  しかし、我々政治家もこれを考えなきゃいけないと思うんです。先ほどのプレジャーボートの問題ではないけれども、やはりプレジャーボートに厳しい判断をすれば、若い人の人気は落ちるのかもしれない。だから、私...全文を見る
○島村国務大臣 KHVにつきましては、いわば病原体が我が国に侵入してからまだ間もないわけでありますが、その発生が確認されているのは、平成十七年三月現在で、二千八百三十一の一、二級河川水系の約三%に該当する七十五の水系にとどまっており、発生水域は今のところ限定されています。これは水...全文を見る
○島村国務大臣 持続的養殖生産確保法に基づく損失補償は、焼却処分等の蔓延防止措置の対象となった養殖水産動植物の所有者等に対し、その命令により通常生じる損失補償をするためのものであります。漁業権に基づき内水面漁業を行っている者は、天然水域の水産動物を所有しておらず、また、蔓延防止措...全文を見る
○島村国務大臣 補償は厚ければ厚いほど喜ばれますし感謝されますが、すべてのことに補償、補償、補償ということが果たして可能かどうか。例えば、昨年は大変な災害が起きました。激甚災の指定を受けたところも、そうでないところもございますが、それぞれに、大変厳しい自然の猛威の被害を受けている...全文を見る
○島村国務大臣 いろいろなケースがあるわけですから、すべてのことに皆さんに御満足いただく答弁をしていたのでは国家が破産してしまいます。やはり私たちは、例えばあの会にも伺いましたし、私の親しい議員が与野党、党を問わずたくさんおられました。私は常に、自分は至らない人間であることは重々...全文を見る
○島村国務大臣 御趣旨に沿って、我々も最善を尽くして頑張っていきたい、こう思います。
○島村国務大臣 お答え申し上げます。  これは、要するに、従前は二カ月であったものを今度はもう一カ月休漁期間を延長させた、こういうことなんでございますが、その意味は、日本海のベニズワイガニの漁獲量が近年大幅に減少しておりまして、ちょっと信じがたいことですが、三年後には漁獲対象と...全文を見る
○島村国務大臣 今御指摘の竹島周辺水域を含む北部暫定水域におきましては、近年、我が国のベニズワイガニ漁船が六隻程度操業しておりまして、その漁獲量は二千二百トンであります。この北部暫定水域では韓国漁船の漁具設置が多く、我が国の漁船が十分に操業し得ない状況にありまして、資源状況の悪化...全文を見る
○島村国務大臣 ただいまは法案を可決いただき、ありがとうございました。  附帯決議につきましては、その趣旨を尊重し、今後、最善の努力をいたしてまいります。     —————————————
04月07日第162回国会 衆議院 農林水産委員会 第8号
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○島村国務大臣 我々は、当然に目標を軽々に掲げているわけではありませんで、専門的に全部御検討願って、各分野の方々が四五%を二十七年に達成という目標をお示しいただいたところであります。従前と違いますのは、我々は、今度はきちんと工程管理をしていこう、毎年毎年その経過について見守りつつ...全文を見る
○島村国務大臣 米国産牛肉の輸入再開問題については、米国の下院で、今御指摘がありましたように、三月三日に経済制裁をとるべきだという決議案が提出されたことは、承知をいたしております。  早期の問題解決を求める声があることは十分承知をいたしておりますが、今委員が御指摘になりましたよ...全文を見る
○島村国務大臣 これからの時代に向かって、日本の国の新しい前進、発展を図っていくとなれば、当然、技術革新がその前提となるところでありまして、今、お認めを願ったと思いますが、イネゲノムの研究にしてもあるいはバイオマスの研究にしても、私たちの想像を超える研究についての前進が着々と築か...全文を見る
○島村国務大臣 存じません。
○島村国務大臣 御指摘のとおり、三月末に公表されました米国の外国貿易障壁報告書では、米国産牛肉の対日輸出問題を最重要課題と位置づけるとともに、米政府は輸入再開まであらゆるレベルを通じて圧力をかけていくと強調されておりますものの、私たちが一番恐れている、恐れているといえば言葉はおか...全文を見る
○島村国務大臣 冒頭、戦艦大和のお話が出ましたが、あの設計者の一人は私どもの親戚でございまして、きょうの日にちを聞いて、改めて感慨を覚えます。  今のBSEの問題でありますが、私どもはやはり、こういう問題について、全頭検査というのは、前々から申し上げているように、あれを行った時...全文を見る
○島村国務大臣 私は、国民に対する食の供給という大事な分野を担当する所管大臣でありますから、食の安全、安心ということに対しては、最善を尽くして、あくまで科学的知見に基づいてこれを確認しつつ、これらを大前提にこれからも取り組むべきという基本姿勢に立っているわけです。  そういう意...全文を見る
○島村国務大臣 お答えいたします。  豚肉の差額関税制度を悪用した脱税行為があったことについては私も承知しております。まことに遺憾である、こう考えております。  今後は、本制度を適正に運用するため、従来より関税法令を所管する財務省関税当局により取り締まりが行われているところで...全文を見る
○島村国務大臣 御指摘の豚肉の差額関税制度の問題ですが、安価な豚肉の大量輸入による国内需給の混乱を防止することを目的としたものであることは御高承のとおりです。国内の需給及び価格の安定に寄与してきたところでもあります。  しかし、不正輸入の再発を防止し、本制度を円滑に運営するため...全文を見る
○島村国務大臣 当然であります。
○島村国務大臣 農業経営基盤強化促進法等の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び主要な内容を御説明申し上げます。  将来にわたる食料の安定供給と農業の持続的発展を図るためには、効率的かつ安定的な農業経営を育成するとともに、このような農業経営を営む者に対する農地の利...全文を見る
04月07日第162回国会 参議院 農林水産委員会 第9号
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○国務大臣(島村宜伸君) 種苗法の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び主要な内容を御説明申し上げます。  現行種苗法は、種苗が農林水産物の生産に不可欠な基礎的生産資材であることにかんがみ、優良な新品種の育成の振興と種苗の流通の適正化を図るため、品種登録に関する制...全文を見る
04月12日第162回国会 参議院 農林水産委員会 第10号
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○国務大臣(島村宜伸君) お答えいたします。  知的財産立国を目指す我が国におきましては、植物の新品種は農業分野における重要な知的財産でありまして、農業生産の言わば基盤を成すものであります。しかしながら、近年、不法に国外に持ち出された新品種の種苗から生産された農産物が我が国に逆...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 我が国の優れた農産物を輸出する場合におきまして、相手先国に品種保護制度があり、その植物が保護対象とされていれば、育成者はその国で育成権を取得し、品種を保護することができます。  このため、農林水産省としては、まず海外での育成者権の取得及び保護のためのマ...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 大変弾力的な視野の広いいろいろな御提言、御意見、私は非常に歓迎をしたいと思います。  ただいまの御質問ですが、加工品については権利侵害の有無を言わば判断するためにDNA分析によります品種の識別が必要でありまして、現在のところこの技術が実用化されている加...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 実は、小川委員の御質問、あらかじめちょっと伺いまして、やっぱりなかなか鋭いところを気が付かれるなと思って感心をいたしました。今御指摘のように、確かに野菜の味は変わっていると思います。また同時に、それぞれのニーズにこたえてやっぱり変わってきているのかなとい...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 御提言、全く同感であります。  私たち、例えば子供のときには、お芋屋さんへ行きますと、大体六割から六割五分が太白という、白くて粉を吹いた、金時芋を品良く白くしたような、それであと三割ぐらいが金時で、あと、おいらんという水っぽいあっさりした味の、それぞれ...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 知的財産立国を目指す我が国におきましては、植物の新品種は農業分野における重要な知的財産でありまして、農業生産の基盤を成すものであります。しかしながら、近年、不法に国外に持ち出された新品種の種苗から生産された農産物が我が国に逆輸入されるなど、新品種の権利が...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 農林水産省といたしましては、優良な新品種を適切に保護することにより、このような取組を支援し、我が国農業の競争力を強化していきたいと考えます。  このため、本法案により、新品種の保護を強化するとともに、都道府県などによる権利侵害の情報の収集や新品種の保護...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 遺伝子組み換え作物につきましては、関係法令に基づきまして科学的な評価を行い、食品や飼料としての安全性などに問題がないもののみ栽培が認められております。一般作物との交雑に関しても問題はないこととされております。  このように、既に現行の法的枠組みにより、...全文を見る
04月14日第162回国会 衆議院 農林水産委員会 第10号
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○島村国務大臣 お答え申し上げます。  ことしの融雪による農地、農業用施設の災害は、今後雪解けが進むとさらに拡大するおそれがあると考えておりまして、道県及び市町村に対し、防災体制を一層強化するよう指導しているところであります。  また、融雪による災害の復旧につきましては、暫定...全文を見る
○島村国務大臣 お答えいたします。  農地は食料の基本的生産手段であり、農業生産の用に供され、食料の供給が行われてこそ初めてその効用が発揮されるものであります。また、一たん壊廃いたしますと、再生に膨大な費用を要するものでもあります。  このような考え方のもと、農地制度は、まず...全文を見る
○島村国務大臣 現在、担い手の育成確保などを通じまして、国内農業の食料供給力の重要な基礎となっております農地の有効利用を促進することが喫緊の課題となっております。  この課題に対応するために、今般の食料・農業・農村基本計画の見直しにおきましては、農地制度に関し、一、担い手への農...全文を見る
○島村国務大臣 お答えいたします。  国内農業の食料供給力を維持増進するためには、何といってもまず担い手の育成確保が必要でありますが、同時に、農地の有効利用を促進することもまた喫緊の課題となります。  この課題に対応するために今般の基本計画の見直しが行われたわけでありますが、...全文を見る
○島村国務大臣 御指摘のとおり、いろいろ難しい問題が介在することは事実であります。特に我が国は四二%が中山間地域で占められている地域でもありますし、またそれぞれの地域によっては気象条件その他も大きく異なることから、やはりそれらをすべて一つのものと考えてこれに対応することにはいろい...全文を見る
○島村国務大臣 御質問でございますが、従前の農政は、御承知のように、輸入農産物からいかに国内農業を保護するかとか、あるいはまた、どのように輸入を抑制するかといった守りにむしろ重点の置かれた農政であったように思います。しかし、今後の農政の展開に当たっては、やはり創意工夫に満ちた意欲...全文を見る
○島村国務大臣 現在、担い手の育成確保などを通じて、国内農業の食料供給力の重要な基盤となっております農地の有効利用を促進するべく努力をしているところであります。  この課題に対応するために、今般の基本計画の見直しにおきましては、農地制度に関し、担い手への農地の利用集積の促進、耕...全文を見る
○島村国務大臣 ただいま農業が持つ多面的機能について委員からもお触れがございました。しかし、私はそのほかにもいろいろな機能を果たしていると思うんです。  基本的には、まず、農業しか営めない地域というのはやはりあるわけですよね。飛行機で飛んで下を見ますと、山また山でどうしようもな...全文を見る
○島村国務大臣 食料自給率の向上や農業の多面的機能の発揮のためには、農業生産の重要な基礎となっております農地の確保が重要であります。  このため、新たな基本計画におきましては、これまでの趨勢を踏まえ、また、耕作放棄の抑制などの施策効果を織り込んで、平成二十七年の農地面積について...全文を見る
○島村国務大臣 おっしゃることはごもっともだと思います。  私どもも同様に考えますが、御承知のように、我が国は急速に高齢化が進んでおりまして、農業の担い手が減少傾向にあるということが一つありますし、もともと、いわゆる農地面積の四二%が中山間地域、先ほど冒頭御指摘になったように、...全文を見る
○島村国務大臣 農業は、通常、土地から得られる利益が他産業に比べ小さいために、耕作に従事する者が農地に関する権利を取得して、そこから得られる利益を享受する形態が、農業を営むのに最もふさわしいものと私どもは考えております。  具体的には、農地法第三条で、農地の権利取得に際しては、...全文を見る
○島村国務大臣 前回御答弁申し上げたとおりで、変化はありません。
○島村国務大臣 農地法第一条は、耕作者の農地の取得を促進する旨を定めておりますが、これは、農業は通常、土地から得られる利益が他産業に比べて小さいため、耕作に従事する者が農地に関する権利を取得して、そこから得られる利益を享受する形態が、農業を営むに最もふさわしいと考えられるゆえんで...全文を見る
○島村国務大臣 御質問が多岐にわたったので、これは余り丁重にお答えをいたしますと少しく長くなりますので、まず分けて申し上げたいと思います。  まず、今回の食料・農業・農村基本計画の見直しと農業経営基盤強化促進法の一部改正法がどのように影響しているのかという御質問と、自給率問題と...全文を見る
○島村国務大臣 戦争直後を今も生々しく思い出しますが、あの当時、私はまだ子供でしたけれども、みんなやせ衰えて骨と皮でしたよ。当時の夢は、一年に一遍でいいから御飯を腹いっぱい食べたい、一年に一遍でいいからお砂糖の入ったお汁粉が食べたい、そんなような経過でしたね。そのときに連合軍が進...全文を見る
○島村国務大臣 昭和三十六年に制定された農業基本法では、構造政策として、高度経済成長に伴い他産業へ就業した離農者の農地を専業農家へ集積する、また、価格政策として、生産コストを償い、製造業並みの労賃を確保できる方式を採用する、その二つの点が指向されました。構造政策により生産性が向上...全文を見る
○島村国務大臣 率直に申し上げます。十年後も変わらざる姿勢で確固たるものが我々は考え得るかということですが、現実の問題としては、それは正直言って難しいと思います。  国際環境一つとっても極端に変わってきまして、従前のように関税障壁その他によって国内農業を守るということもなかなか...全文を見る
○島村国務大臣 お答えいたします。  農業従事者の減少、高齢化、あるいは耕作放棄地の増大など、農業の生産構造の脆弱化が進行する中で、効率的かつ安定的な農業経営が農業生産の相当部分を担う強靱な農業構造を構築することが現下の農政の喫緊の課題であると認識いたしております。  このよ...全文を見る
○島村国務大臣 ただいま委員が御指摘になった点は私どもにも耳に入っておりまして、これは非常に問題なんだろうと思っておりますが、私どもも拱手傍観しているわけではございません。少なくとも認定農業制度は、市町村が地域の実情に即して、農業経営者の意欲と能力を尊重して認定する仕組みである。...全文を見る
04月14日第162回国会 参議院 農林水産委員会 第11号
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○国務大臣(島村宜伸君) 水産資源保護法及び持続的養殖生産確保法の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び主要な内容を御説明申し上げます。  水産防疫制度は、疾病の侵入及び蔓延による我が国水産資源への影響を防止することを目的としており、水産物の安定的な供給の確保や、...全文を見る
04月18日第162回国会 参議院 決算委員会 第8号
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○国務大臣(島村宜伸君) お答えいたします。  林業は、木材価格の低迷や経営コストの増加によりまして採算性が大幅に低下し、大変厳しい状況にあることは委員御承知のとおりでございます。  一方、森林は、国土の保全、あるいは美しい自然環境の形成、空気の清浄化、水源の涵養、地球温暖化...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) お答え申し上げます。  国内のBSE対策の見直しに関しましては、食品安全委員会において科学的知見に基づいた検討、審議が行われ、現在答申案について意見募集が行われております。米国産牛肉の輸入再開につきましては、この答申を受けた後に、厚生労働省と連携し、消...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 山内委員にお答え申し上げます。  商品先物市場は、価格変動リスクを回避する場であるとともに、投資家にとっては金融資産の運用の場として重要な意義を持っております。近年、商品先物市場は発展傾向にありますが、投資家が幅広く参加することになれば更に大きな発展性...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) BSE問題に関しての御質問と受け止めた方がよろしいんでしょうか、それとも食の安全というふうに受け止め……
○国務大臣(島村宜伸君) 両方でよろしゅうございますか。  まず食の安全を第一とするというBSE対策実施についての話でありますが、まず、BSE問題を契機として、農林水産省においては、平成十五年七月に消費・安全局を設置するなど、消費者重視の農林水産行政の推進体制を整備したところで...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 私どもは、再三申し上げておりますように、言わば全頭検査を実施したということの経過は、御存じのとおり、言わばBSEの発生によりまして日本の消費者には大変な驚愕が走りまして、大体、肉屋さんというところでは言わば牛肉がほとんど消えたばかりか、他の肉に対する需要...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 私は、少なくともアメリカが私どもに圧力を掛けて、我々の考えに何かのゆがみを生じたという事実は全くないということを最初に申し上げたいと思います。  なるほど、昨年の大統領選挙を控える段階において、初めてのころは何か大統領選挙に対する云々というようなめいた...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) その点については、例えば局長級協議においても、中川局長は実によく頑張って、我が国のあくまで主張はこの線であるという私の言い分をきちっと向こうに伝えて、こちらの言わばペースで事を運び結論を得たと、私はそう受け止めております。  なるほど、新聞その他の報道...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) その間の経過は中川局長が実によく承知をしておりますから、彼から詳しい御説明いたさせますが、一つの例を申し上げますと、例えばジョハンズ農務長官、新任で、それは、まあその任に就かれたときに、日本を訪問するという意思をかなり具体的に表明されました。私は、その際...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 委員も御承知のように、三月九日に新しい食料・農業・農村基本計画を答申をいただいたところでありますが、この審議の経過をごらんいただいてもお分かりのとおり、昨年一月から一年三か月にわたって言わば農業者、あるいは消費者、そして学者、あるいはジャーナリスト、そし...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) お答え申し上げます。  農業経営基盤強化特別会計の決算剰余金は十五年度末で約一千億円となっております。本特会では事業の一つとして、都道府県が農業者に無利子で貸付けを行う農業改良資金の原資を都道府県へ貸し付けておるわけでありますが、しかし、農業をめぐる状...全文を見る
04月19日第162回国会 衆議院 農林水産委員会 第11号
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○島村国務大臣 お答えいたします。  我が国経済が長期にわたり低迷している中、経営の不振や雇用情勢の悪化という事態に直面する建設業界などが、農業分野へ参入しようという流れがあることは承知をしております。  私は、所信表明の中で、攻めの農政へ転換する、すなわち、生産者の意欲的な...全文を見る
○島村国務大臣 お答え申し上げます。  担い手に対する農地の利用集積については、これまで、集団的土地利用調整や認定農業者制度などによりまして努力をいたし、一定の成果は実は上げておると思います。しかしながら、担い手に農地利用の約六割程度の集積がされるという予定に対して、平成二十二...全文を見る
○島村国務大臣 農地の利用集積を進めるに際しましては、貸し手にとって安心して貸せる、また、借り手にとって安定的に借りられるという農地の仲介機能を強化することが重要であります。  このような仲介機能を果たす農地保有合理化法人の機能強化を図るため、今回の改正法案では、農業生産法人に...全文を見る
○島村国務大臣 お答えいたします。  市民農園は、都市住民の自然志向の高まりなどを背景に年々増加していることは、御高承のとおりであります。また、都市部においては、農業体験の場の提供や災害に備えたオープンスペースの確保の点から、市民農園に対する期待が高まっていることもまた事実であ...全文を見る
○島村国務大臣 市民農園は御承知の、都市住民などの農業体験の場、あるいはレクリエーションの場、あるいは農業に対する理解を深める場として非常に重要な役割を果たしておるわけですが、このため、今回の特定農地貸付け法の改正によりまして、構造改革特区内に限定されることなく、地方公共団体及び...全文を見る
○島村国務大臣 私どもはOIEの基準にのっとっておりますし、これからも、何かそういうものを発見できないようにするための検査をするということは先行きの責任問題にもなりますから、我々はそういうゆがんだ対応をする考えは毛頭持っておりませんので、御理解いただきたいと思います。
○島村国務大臣 専門的なことで、余り詳しくは、私、実はわからないのですが、少なくもOIE基準に基づいてやっているということを私は承知しておりますし、このOIE基準によれば、ウエスタンブロット法と免疫組織化学的検査とのいずれを用いることもできる、要するに同等である。こういうふうに基...全文を見る
○島村国務大臣 余り詳しくなくて恐縮でございますが、少なくとも、私どもはOIE基準にのっとっていわば検査をするということでございますし、それで今までもずっとやってきているところでございますし、この御質問に対しても、この両者が同等のものであるというOIE基準によってこの検査の方法に...全文を見る
○島村国務大臣 私、この問題に専門的に取り組んでいないので、説明が十分とは言えないかもしれませんが、少なくとも、私どもは、食品安全委員会に我々の検査法についてもいろいろお伺いをし、それらに基づいていわば食の安全、安心を確保していきたい、こう考えております。
○島村国務大臣 これらについてはそれぞれ専門の担当の人間が検討しているところでありますから、私自身からのお答えは次にとどめますが、元米農務省食肉検査官が四月十二日、カナダ議会で米国のBSE問題に関連し発言したことについては、その発言内容について現在カナダ及び米国側に照会しておりま...全文を見る
○島村国務大臣 米国産牛肉の輸入再開条件については、米国産牛肉が国内産のものと安全性において差がないか食品安全委員会に諮問し、その答申を踏まえて決定することとしております。  なお、飼料規制の問題ですが、BSE病原体の牛から牛への伝播を防止するためのもので、牛肉そのものの安全性...全文を見る
○島村国務大臣 まさに私が今申し上げたとおりなんでありますが、飼料規制の問題に限れば、BSE病原体の牛から牛への伝播を防止するためのもので、牛肉そのものの安全性を直接確保するものではありませんし、したがって、飼料規制そのものを諮問事項とはしておりません。ただ、輸入再開に当たって考...全文を見る
○島村国務大臣 要は、私が再度にわたって申したように、いわば考慮に入れるべき事項であるので、必要な情報は食品安全委員会に提供していくということでございます。
○島村国務大臣 これもお答えしたことでございますが、諮問事項とはいたしません。
○島村国務大臣 これは繰り返し、繰り返し申してきた言葉ですが、あくまで科学的知見に基づいて食の安全、安心を大前提に輸入再開を考えるということでやっているわけでありまして、会計検査院の人のどういうことが、どういう発言があったといっても、これを一つ一つを例に挙げて、それをすべて我々が...全文を見る
○島村国務大臣 一切ありません。
○島村国務大臣 言葉足らずでまた誤解を生んではいけませんので、誠意を込めてお話しするために再答弁を求めました。  要は、私自身、今その方が来ることも正式には聞いておりませんし、面会その他についての話も全くありません。私は、本来的に、内輪の話というのはありましょうが、やみ取引みた...全文を見る
○島村国務大臣 いろいろ話し合いは従前から入念にやっていることですから、今回もいろいろなお話があるんだろうとは思いますが、ただ、少なくも私どもの知る範囲においては、具体的に何ら、まだそういう報告もありませんので、自分の知る範囲内において申し上げたところであります。
04月19日第162回国会 参議院 農林水産委員会 第12号
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○国務大臣(島村宜伸君) お答えいたします。  小千谷市と山古志村は全国のニシキゴイ養殖の経営体の四分の一を占める有数の言わばニシキゴイの産地であり、新潟県中越地震により大きな被害を受けたニシキゴイ生産の復興は極めて重要と考えております。  このため、ニシキゴイの養殖施設の被...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 水産業並びに漁村は、国民に対する水産物の安定供給や地域経済の発展に重要な役割を果たすとともに、環境や生態系の保全、海難救助、伝統文化の継承などの多面的機能を有していることは御高承のとおりであります。  このような水産業、漁村の言わば重要性を踏まえまして...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 本年二月、我が国初の変異型クロイツフェルト・ヤコブ病の発生があった旨、厚生労働省から報告されましたが、その原因としては英国滞在時に感染した可能性が有力であるとされているところであります。  我が国では、平成十三年九月のBSE発生以来、安全な牛肉を供給す...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 我が国水産業は水産物の安定供給や地域経済の発展に重要な役割を果たしておりますが、水産資源の状況は低位にあることや高齢化の進行に伴いまして漁業経営は厳しい状況にあることは御高承のとおりであります。  このような状況に対応いたしまして、農林水産省といたしま...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) お答え申し上げます。  水産資源を適正に管理し持続的に利用することは、水産物を安定的に供給し、また水産業の健全な発展を図る上で極めて重要であると認識いたしております。  このため、我が国周辺水域の資源については、漁獲量を管理し、また漁業許可制度を適切...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 我が国の養殖業の生産は、平成十五年には約百三十万トン、金額にして約五千億円となっており、数量、金額ともに我が国漁業の約二割を占めるなど、極めて重要な役割を有しておるところであります。  また、養殖業は、国民の需要の強い魚種を供給するとともに、地域の振興...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 我が国は、こういう使用医薬品その他についてどのような規制を行うかは、今、厚生労働省の局長から御説明があったところでありますが、我が国では、これらの医薬品の家畜への使用について、国際基準などを考慮しつつ、薬事法に基づき、その適正な使用の確保に努めておるとこ...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) お答え申し上げます。  我が国の海面養殖業の生産は、平成十五年に百二十五万トン、約四千五百億円となっており、国民の需要の強い魚種を供給するとともに、地域の振興にも貢献する重要な産業と認識しております。  このため、地域の特性に即してブランド化を図るな...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 御審議いただいております法改正案は、コイヘルペス病の発生などを契機に我が国の水産防疫体制を総点検した結果を踏まえまして、輸入防疫及び国内防疫の強化を図るものであります。  特に、輸入防疫については、輸入防疫の対象を現行の増養殖用の種苗から、用途、成長段...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 養殖水産物に対する消費者の安全、安心を確保するためには、このノロウイルス対策を適切に講じていく必要があります。  このため、都道府県や漁協が行うノロウイルスの検査に対しましては助成を行っているところでありますが、今後とも、厚生労働省と連携してノロウイル...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) ただいまは法案を可決いただきまして、ありがとうございました。  附帯決議につきましては、その趣旨を尊重し、今後、最善の努力をいたしてまいりたいと存じます。
04月21日第162回国会 衆議院 農林水産委員会 第12号
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○島村国務大臣 実は先般、ライスさんがお見えの節に、やはり私たちも、アメリカの報道を通じていろいろな情報が入ってくる。そういう中で、我々が知る範囲を超えるものもいろいろあるが、少なくも、そういう問題が起きたときに、我々はそれに対してきちんと対応しなきゃいけないこともあるので、我々...全文を見る
○島村国務大臣 それぞれにお考えがあろうかと思いますが、少なくもリース特区制度は、耕作放棄地が多い地域において、株式会社やNPO法人などがきちんと農業を行う旨の協定を市町村と締結して、農業に参入できるものであります。  この特区においては、昨年十月時点で全国六十八法人が営農を行...全文を見る
○島村国務大臣 金田委員の私見とおっしゃるお話、我々もそれを傾聴したいと思います。今後の参考にもいたしたいと思います。  さはさりながら、農地制度につきましては、農地をきちんと耕作する者に農地の権利の取得を認めるという、いわば耕作者主義を原則としてはおりますものの、全国、耕作放...全文を見る
○島村国務大臣 承知をいたしております。
○島村国務大臣 行政に携わる者の一番の基本は、やはり国民の大事なお金とか権利というものをお預かりして、いわば将来展望を切り開くという役割を担うわけでありますから、そこに何か不正が絡むようなことは断じて許されない。  私は、最もこのことには注意をしているつもりでありますし、今回の...全文を見る
○島村国務大臣 市民農園は都市住民の自然志向の高まりなどを背景に年々増加しておりまして、これらのニーズにこたえていくためには、市民農園の開設を一層促進する必要がございます。  こうした中で、今回の特定農地貸付け法の改正は、昨年九月の構造改革特区推進本部の決定を踏まえまして、特区...全文を見る
○島村国務大臣 市民農園は、農作物の栽培や収穫を通じて、都市住民のレクリエーションや農業体験、高齢者の生きがいづくり等、多面的な役割を果たしておりますが、特に最近、学童教育の場としてこれが非常に脚光を浴びているように思います。  ついせんだって、小学校の先生方にお集まりを願って...全文を見る
○島村国務大臣 お答え申し上げます。  今後の農政の展開に当たりましては、農業者や地域の主体性あるいは創意工夫が発揮されることが重要であります。新たな基本計画においても、農業者や地域の主体的な取り組みを支援する政策改革の方向を明記しておる。  実は、私どもはかなりこれを自負し...全文を見る
○島村国務大臣 新たな基本計画におきましては、農協やあるいは農業委員会、そして農業共済団体あるいは土地改良区などの団体について、効率的な再編整備や体制の見直しを行うということをまず第一点に掲げております。また、担い手育成に関係する団体や機関の支援窓口の一元化や、共同事務局化を推進...全文を見る
○島村国務大臣 白保委員にお答え申し上げます。  法人経営は、家計と経営の分離、対外信用力の向上、事業の多角化による経営の発展など、さまざまな利点を有しておることは御高承のとおりであります。しかしながら、一般の株式会社は株式の譲渡が自由であり、農業を行うとの事業方針を立てても、...全文を見る
○島村国務大臣 耕作放棄地は、御承知のように、平成十二年時点で全国で三十四万ヘクタール、こう言われておりますが、これを農地として再生し、自給率の向上を目指していかなければならないことは当然であります。  このため、今回の改正法案におきましては、都道府県及び市町村が耕作放棄地対策...全文を見る
04月26日第162回国会 衆議院 決算行政監視委員会第三分科会 第2号
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○島村国務大臣 平成十五年度における農林水産省の決算の概要を御説明申し上げます。  最初に、一般会計について申し上げます。  まず、一般会計の歳入につきましては、歳入予算額四千百五億七千六百二十万円余に対しまして、収納済み歳入額は四千五億六千六百九十二万円余であり、差し引きい...全文を見る
○島村国務大臣 会計検査院から御報告のありました平成十五年度決算検査報告に対しまして、農林水産省が講じた措置を御説明申し上げます。  予算の執行に当たりましては、常に効率的かつ厳正な処理に努力してまいりましたが、一部の事業について、御指摘を受けるような事態が生じましたことは、ま...全文を見る
○島村国務大臣 お答え申し上げます。  農林水産業は、地域のさまざまな自然的、社会的諸条件の中で営まれていることから、国と地方が適切な役割分担のもと、地域の自主性が十分に発揮されるよう相協力して施策を実施していくことが重要であります。  農林水産省としては、このような考え方の...全文を見る
○島村国務大臣 静岡市を初め政令指定都市の中には、管内にある広い農業地帯を生かし、都市と農村との交流を軸に地域づくりに取り組んでいるところがあると承知をいたしております。  生産と消費の場が近いという利点を生かしたこのような取り組みは、農業、農村の振興とともに、食と農の距離を縮...全文を見る
○島村国務大臣 お答え申し上げます。  近藤委員のお地元山形は、私はかつて集団疎開で子供のころお世話になって今日があるわけでございまして、大恩ある私の第二の故郷でございます。御指摘のとおり、大変に山の多い、ある意味ではまた非常にすばらしい景観を持った地域でございまして、それだけ...全文を見る
○島村国務大臣 先ほど厚生労働省の方がある調査をもとに一二%、こう言われましたが、私は隣の岩永副大臣に、倍じゃないか、こう申したところですが、最低でも四分の一ぐらいの方はまず苦しんでおられるように思います。  ただ、これもその話の中で出たんですが、これは花粉だけでもないらしい、...全文を見る
○島村国務大臣 ことしの初めごろですかね、去年の秋ごろからこれはわかるわけですが、ことしは大変ひどい杉花粉だろう、こんな予測が出ました。私は、すぐまた従前のものより念を押して勉強しました。  その際に、やはり、にわかにできないということは、今言ったように四百五十万ヘクタールだし...全文を見る
○島村国務大臣 杉花粉に苦しんでいるのにまた杉を植えている、理屈としてはそう出がちなんですけれども、実は、木もある程度の年限がたちますと、これは使用に供することができる。これを切った後ほっておきますと、災害につながります。だから、これはやはり手を入れざるを得ない。とりあえず今は、...全文を見る
○島村国務大臣 花粉症問題は、私、自分が担当した段階ではもう既に話が進んでいて、大変なことになっていたんです。しかし、そういうことを言っていたのではいけないので、やはりこれは将来的にも抜本的改革をしなきゃいけない。当然、省庁連携しなきゃいけません。我々はもちろん主体的にこれに対す...全文を見る
04月27日第162回国会 参議院 本会議 第19号
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○国務大臣(島村宜伸君) 農業経営基盤強化促進法等の一部を改正する法律案の趣旨につきまして御説明申し上げます。  将来にわたる食料の安定供給と農業の持続的発展を図るためには、効率的かつ安定的な農業経営を育成するとともに、このような農業経営を営む者に対する農地の利用集積を図ること...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 岩永議員の御質問にお答えいたします。  まず、担い手の育成などが進まない原因についてのお尋ねでありますが、平成四年の新政策において、他産業並みの所得を上げ得る効率的かつ安定的な経営体を育成するとの考え方が導入されました。そして、その実現のため、認定農業...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 松下議員の御質問にお答えいたします。  まず、今後の農業、農政の在り方についてのお尋ねでありますが、先般、今後の農政の基本方向を定める新たな食料・農業・農村基本計画を閣議決定したところであります。  この基本計画におきましては、食料自給率の向上に取り...全文を見る
04月28日第162回国会 参議院 農林水産委員会 第13号
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○国務大臣(島村宜伸君) 農業経営基盤強化促進法等の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び主要な内容を御説明申し上げます。  将来にわたる食料の安定供給と農業の持続的発展を図るためには、効率的かつ安定的な農業経営を育成するとともに、このような農業経営を営む者に対す...全文を見る
05月10日第162回国会 衆議院 本会議 第23号
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○国務大臣(島村宜伸君) 農林物資の規格化及び品質表示の適正化に関する法律の一部を改正する法律案の趣旨につきまして御説明申し上げます。  近年、食品流通の多様化・高度化、国際化等の進展と、消費者の食に対する関心の高まりに対応して、消費者の視点を重視し、消費者が自己の判断で合理的...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 城内議員の御質問にお答えいたします。  まず、食の安全と消費者の信頼の確保についてのお尋ねでありますが、食は国民生活にとって一日たりとも欠かせないものであり、また、BSE問題などを契機として国民の関心が大変高まっていることから、食の安全と消費者の信頼を...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 神風議員の御質問にお答えいたします。  まず、農政の理念、哲学についてのお尋ねでありますが、農政の展開に当たっては、やる気と能力がある農業経営への支援を集中化、重点化するほか、農産物の海外への輸出、バイオマスなどの地域資源の積極的活用など、生産者や地域...全文を見る
05月12日第162回国会 衆議院 農林水産委員会 第13号
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○島村国務大臣 農林物資の規格化及び品質表示の適正化に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び主要な内容を御説明申し上げます。  近年、食品流通の多様化、高度化、国際化等の進展と、消費者の食に対する関心の高まりに対応して、消費者の視点を重視し、消費者が自...全文を見る
05月12日第162回国会 参議院 農林水産委員会 第14号
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○国務大臣(島村宜伸君) お答え申し上げます。  農地は食料の基本的生産手段であります。すなわち、農業生産の用に供され、食料の供給が行われてこそ初めてその効用が発揮されるものであります。また、いったん壊廃すればこの再生には膨大な投資を必要とすることになります。  このような考...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 全く同感でございます。たまたま今そちらに学童の方が国会見学に見えておられますが、この方たちもこの話をかみしめていただいたら同じお考えを持つんではないでしょうか。また、教育もそうあるべきなんだろうと思います。  また、同時に、農業が果たしている役割をとも...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) お答え申し上げます。  二十世紀農政について、なるほど反省もありますし、失敗も、なかったかと言えば、それはあったんだろうとは思います。しかし、私は、それぞれの時代を担われた農政の担当者は、委員の御尊父も含めて、やはり適時適切、その時点においてはこれがベ...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 御高承のとおり、今、日本食に対するそのブームというのは異常なほどすごいものがありまして、先般のヨーロッパ出張の際にもそれを現実に見てきたところでございますが、そういう日本食ブームというのは、単においしいということだけでなくて、やっぱり健康にも美容にもいい...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 先ほどからいろいろ御説明申し上げておりますように、リース特区制度は耕作放棄地などが多い地域において市町村ときちんと農業を行う旨の協定を結んだ上で株式会社などが農業に参入することを認めるものでありまして、今いろいろ御説明申し上げたとおり、私たちがいろいろ当...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) お答えいたします。  農業は、通常、土地から得られる利益が他産業に比べて小さいため、耕作に従事する者が農地に関する権利を取得して、そこから得られる利益を享受する形態が農業を営むのに最もふさわしいものと考えております。  具体的には、農地法第三条で、農...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 農業センサスによりますと、平成十二年時点で全国で三十四万ヘクタール、今までにも御答弁申し上げたところですが、通常、東京都の一・五倍と、こう言われますが、耕作放棄地がありまして、これを農地として再生し、自給率の向上を目指していかなければならないと、まず考え...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 私たちは、常々申してきたことは、科学的知見に基づいて食の安全、安心に万全を期する、これを大前提としてこの問題にも取り組んできたところであります。  食品安全委員会は今日まで大変熱心な御審議や御検討をいただきまして、その結果、先般の答申をいただいたわけで...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 経営を、一つの企業を経営しよう、あるいは一つの産業を興そうといろいろ考えられて取り組まれても、すべてが成功するというわけではないわけでありますし、当然に農業という新しい分野に取り組むとなれば、殊更にやはり事前の検討というのは十分なさった上で少なくも皆さん...全文を見る
05月13日第162回国会 参議院 本会議 第21号
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○国務大臣(島村宜伸君) 大石議員の御質問にお答えいたします。  食品添加物の表示についてのお尋ねでありますが、農林物資の規格化及び品質表示の適正化に関する法律、いわゆるJAS法におきましては、加工食品につき原材料名を表示する中で、使用された食品添加物についても表示することとな...全文を見る
05月16日第162回国会 参議院 決算委員会 第11号
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○国務大臣(島村宜伸君) 御指摘のとおり、私もこのことは唖然ともいたしましたし、謝罪と説明に見えた言わば代表者の方に、一体どういう考えで仕事をしているのかと、基本的に、言わば我々を納得させるまでの説明してから帰ってほしいまで言い寄ったところであります。  そういう意味では、平成...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 経営管理委員会は、業務執行に関して重要事項の決定権と担当理事の選任権などを有する組織の統治機構でございますが、結論からいえば、その体を成しているとは思いません。我々の、まあ前提となる基本を完全に逸脱していると思いますし、その意味では、これは現行、説明の余...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 平野委員のお考え、私、全く賛成であります。  私もこの委員の構成を調べました。二十八名から成っておりますが、外部からというのは三名でありまして、純粋外部というのは一名ではないのかと、こんなふうに思えています。  そういう意味で、やはりこれは農業者全体...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 一々御指摘のとおりだと感じながら話を伺いますが。  全農は、農家の協同組織の全国団体でございます。そういう意味では、組織体制を自ら定めるという自律あるいは自治的な組織として自主性を尊重して今までやってきているところではございますものの、少なくも今般の事...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 前の、私が農林水産大臣のときもそういうことですが、組織については私も性善説でいろいろ取り組んではきたところですが、こう事件が相次ぎますと信じてばかり話ができないというようなことで私は厳しく迫ったところでありますが、これからの組織につきましては、今、平野委...全文を見る
05月17日第162回国会 衆議院 農林水産委員会 第14号
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○島村国務大臣 現在、飼料用の穀物、日本の場合は自給率二四%くらいでありますが、これを二十七年度ぐらいまでに三五%ぐらいに高めたいという状況に立っております。そういう意味からいきますと、耕作放棄地などが最近かなりふえてきておりますが、こういうものなどを活用して、いわば飼料用作物を...全文を見る
○島村国務大臣 ございます。大好きでございます。
○島村国務大臣 お答え申し上げます。  ペットボトルを牛乳容器として使用することにつきましては、牛乳保管のための温度管理が必要であることから、安全性を確保するのが難しいということと、いま一つは、紙パックに比較いたしまして、倍以上の製造コストがかかるということであります。ただ、こ...全文を見る
○島村国務大臣 違法伐採が行われているそれぞれの国の実情については、いみじくも今お触れになりましたけれども、まさにそのとおりでございまして、実は私も就任以来、このことに対してはかなり強い関心を持って林野庁当局その他についても強く申しているところでありまして、私の姿勢においては全く...全文を見る
○島村国務大臣 私は、さきの農林大臣のときもそうですが、不正行為は断固処断する、一切の妥協をしないということを姿勢として貫いてきているわけでありまして、かつては林野の問題もございました。最近では、牛肉、豚肉、いろいろな問題が出てきておりますが、通常、今までそういうことの対象になら...全文を見る
○島村国務大臣 今ほど委員と私どもの局長とのやりとりを聞いておりまして、私もこれで納得ができたとは思っておりません。やはりこれで今後こういうことに対して厳しい反省を求めて、再発を防止するための措置が行われたとは思いませんので、私は再度この問題をもう少し調べて、いかにあるべきか、場...全文を見る
○島村国務大臣 御指摘のとおり、全農の不祥事がたび重なっておりますが、これについては、協同組織の本旨である組合員農家への便益の供与よりも利益の追求や保身を優先させる体質があるのではないか、また、全国九百万組合員を対象に取扱高六兆円に及ぶ経済事業を担当しているわけでありまして、不祥...全文を見る
○島村国務大臣 米政策につきましては、消費者や実需者のニーズを、市場を通じて鋭敏に感じ取りまして、需要に応じた売れる米づくりを推進することが重要である、こう考えております。  このためには、多様な売り手、買い手によるさまざまなルートの取引が円滑に行われるように、需給動向を反映し...全文を見る
05月18日第162回国会 衆議院 農林水産委員会 第15号
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○島村国務大臣 西村委員の御質問にお答えいたします。  今回の改正により、登録認定機関の位置づけを、これまでの行政代行機関から民間の機関へと移行することとしております。これに伴い、認定機関の登録に当たりましては、認定に関する業務の信頼を確保するため、法律に明記された登録基準に基...全文を見る
○島村国務大臣 御高承のとおり、農村社会は、小規模農業あるいは兼業農家、あるいはまた最近は大規模な農業がふえつつありますが、農家によってそれぞれの内容を持った状況でございまして、自治とかあるいは相互扶助などの原理のもとで、共同での水管理とか、あるいは防除などを通じて地域資源が管理...全文を見る
○島村国務大臣 仲野委員にお答え申し上げます。  消費者に食品の情報を正確に伝える観点から、原産地など食品の品質に関する情報を提供することは重要でありまして、平成十二年七月からすべての生鮮食料品に原産地の表示を義務づけておるところであります。  加工食品の原料原産地につきまし...全文を見る
○島村国務大臣 農林水産大臣という立場に立ちますと、国際交渉から国内のあらゆる問題、すべてのことを担わなきゃいけないわけでありますし、それぞれ出張も伴うわけでありますから、すべてのことに細かく立ち入っているわけではございません。  そういう中で、昨年の委員会で、私はこれは検討の...全文を見る
○島村国務大臣 私どもは、消費者にかわって、食の安全、安心の基礎的な調査あるいはその確認というものについては、かなりそのことに意を用いているところでございますが、その一方で、生産者、加工者の立場でも、それに対応し得る範囲というのはやはりおのずからあるわけであります。一つの食品をつ...全文を見る
○島村国務大臣 田原長官の御答弁は、かなり的を射て、しかも的確であった、私はそう聞きました。
○島村国務大臣 WTOにおきましては、我が国は、水産物について、関税の一律引き下げなど一方的な自由化ではなくて、あくまで資源の持続的利用に貢献する貿易ルールを確立すべきであると主張しておるわけであります。また、IQ制度につきましては、国内需給の調整や資源管理の補完という重要な機能...全文を見る
○島村国務大臣 御指摘の数々の点、すべてお答えするというには時間の制約がございますが、少なくも、マスコミの報道、必ずしも適正を維持しているとは私にも思えません。中にはひどい報道もありまして、おどろおどろしいその報道の中で耳目をかき立てるという報道が先行するために、これはもう後で収...全文を見る
○島村国務大臣 好んでよく食べます。
○島村国務大臣 承知いたしておりました。あくまで新聞その他の情報ではありますけれども、詳しいわけではございませんが、情報としては承知しておりました。
○島村国務大臣 アメリカの国内のいろいろな取り扱いにつきましては、やはりアメリカの国内事情でありますから、我々がそれに深くかかわるという考えは持っておらないということでございます。  しかし、私どもは、米国側とのいろいろな協議の過程でも終始強く言い抜いていることは、まさに我が国...全文を見る
○島村国務大臣 いろいろBSEや鳥インフルエンザ問題が起きまして、この偽装表示事件の発生などもあり、外食に使用されている食材の原産地について情報を求める声が非常に大きくなっていることは事実でございます。  しかしながら、外食産業に原料原産地の表示を義務づけることにつきましては、...全文を見る
○島村国務大臣 詳しくは中川局長から御説明したところでございますが、私自身もあなたのお考えとほぼ近い考え方に立っています。そういう意味で、実は、JAS法の違反といいますか、いろいろ問題があった事件については、今回に限らず結構多いわけですが、私は、少しくこれは甘過ぎやしないのかとい...全文を見る
○島村国務大臣 ただいま局長が御説明したとおりですが、従前は、バークシャーとランドレースの雄雌をそれぞれかけてできたもの、実際は黒豚と白豚が一緒になると白いのが生まれるんだそうですが、これも黒豚というような範疇に入っていたようです。しかし、今説明のとおり、いろいろな経緯を経まして...全文を見る
○島村国務大臣 大島元農相が連休中に訪米された際に、チェイニー副大統領との間で、米国産牛肉の輸入再開問題に関連してやりとりがあった、この報道は、まさに報道を通じて知りました。彼が事前に、アメリカへ行く前に私と会ったわけでもないし、電話一つあったわけでもありません。彼がどういう意向...全文を見る
○島村国務大臣 私どもは、米国側でどういう検査をしているか、私個人としては詳しくは存じません。しかし、専門の人間が再三にわたってあちらとのいろいろな交渉やあるいは現地に赴いての調査等もいたしておるところでありまして、少なくも、我々が知る範囲において、今御指摘のような問題があるよう...全文を見る
○島村国務大臣 すべてを御承知のようでありますが、我が国と米国は、ともに国際的な有機農産物の生産、表示の基準であるコーデックスガイドラインに準拠した有機の基準を定めております。基本的に同等の規格となっておるわけでありますが、中国にはこのような規格はないと聞いております。  なお...全文を見る
○島村国務大臣 存じません。
○島村国務大臣 民主党から提案された修正案は、原則としてすべての加工食品について、主要な原料の原産地の表示を義務づけるものであると承知しております。しかしながら、加工食品は多くの原料から製造され、原料の産地も変動する場合があるなどの特性があるために、このような対応は事実上は困難で...全文を見る
○島村国務大臣 いや、現実はやはりできないと思うんですね。  といいますのは、これだけの種類のものを、例えば小麦粉なら小麦粉を、一つの国のものをずっと使っているというわけでもない。場合によると、それは中身が変わる場合もある。そういうことで、我々も初めからだめだとあきらめているの...全文を見る
○島村国務大臣 実際問題として、内容の変更が仮に一つでもあれば、これを全部訂正して出さないと、いわば虚偽の表示になりますね。ですから、そういうことについて、主要なものとおっしゃっても、主要なものの中にもいろいろ変化があるやに聞いております。  この後我々はさらに、こういうものの...全文を見る
○島村国務大臣 久方ぶりに、私は半年をこの職にありまして、これだけ真剣に、これだけ慎重に、これだけ徹底的に取り組んでいるのかなと感心させられるくらい、みんな一生懸命努力をしておりますので、私らよりはるかに専門的に取り組んでいる人たちの努力というものの中には、決してアメリカに何か迎...全文を見る
○島村国務大臣 私たちは何も、BSEだけでなくて、すべてのことに、やはり食の安全、安心ということに最大の配慮をしておりますし、総理は細かいことは私には一切申されませんが、就任の際に、あくまで安全と安心だけは最善を尽くしてください、こういうことを言われておりますから、言われるまでも...全文を見る
○島村国務大臣 実は、これは中川局長の方がよっぽど詳しいわけですが、少なくも今いろいろ慎重に調査をしていて、その結果ではっきり確認ができたら入れるということになると思いますが、今、まだその結論が出ておらないそうでございます。
○島村国務大臣 つくられている事実は存じておりますが、量的なことは私にはよくわかりません。
○島村国務大臣 池坊委員にお答え申し上げます。  食は国民生活にとって一日たりとも欠かせないものでありまして、また、BSE問題などいろいろな問題が起きてから、これを契機として国民の関心が非常に高まっているところであります。そういう意味では、単に供給をするということだけではなくて...全文を見る
○島村国務大臣 加工食品の原料の原産地表示の対象品目については、昨年九月から大幅に拡大いたしまして、生鮮食品に近い加工食品を横断的に対象としたところであります。  この検討の中で、ただいま御指摘のありました緑茶飲料や果実飲料あるいは野菜飲料などの飲料につきましては、一般に搾汁、...全文を見る
○島村国務大臣 先ほど、私の基本姿勢として迅速的確を旨としてみんなに強調しているところでありますが、最大限急ぐことはお約束できますけれども、物理的に間に合う、間に合わないについては、いつまで私の在任が続くかわかりませんので、誠心誠意、できるだけ皆さんが安心してこういうものを食する...全文を見る
○島村国務大臣 先日の四月二十七日の発足に当たって御出席をいただいたそうで、お礼を申し上げます。  我々はこれをただお題目だけ考えているわけじゃございませんで、現実に、日本の食品が海外から非常に歓迎されていることはいろいろな実例がございます。例えば、我々が何げなく食べている白桃...全文を見る
○島村国務大臣 お答えいたします。  有機農業は、土づくりを基礎に化学肥料や農薬を使用しないことを基本とする農業でありまして、環境保全を重視する農業生産の一つの形態として大変好ましいものであります。また、消費者の安全、安心の要請にこたえる農産物を供給するものであると同時に、農林...全文を見る
05月19日第162回国会 参議院 農林水産委員会 第16号
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○国務大臣(島村宜伸君) ただいま松山委員から具体的に御指摘ありましたように、この何十年か、戦後の農業の実態を見ますと、農民の、農業従事者の大幅な減少あるいは農地面積の言わばまた同様の減少等々、非常に問題が多いことは我々も十分承知をしているところでございます。  元々条件的に恵...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 確かに、全国規模で見れば集落営農が現実にもうそういう機能しているところもないではありません。しかし、これが全国規模かというと、さにあらずでありまして、どちらかというと従前は、農家それぞれ個々ばらばらに、御自分の考えに基づく農業の言わば業に従事なさる方々が...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 一応、まず私から申し上げます。  従前の農業というのは、正に自由な中で、それぞれのお考えでいろいろやるということが常識的でありました。例えば、農業に対するいろんな支援策を講ずるといっても、一定の財源の中から、どちらかというとすべての農家になるべく公平公...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) いや、そうではなくて、やっぱり経理を一元化するとか代表者をはっきりして、その代表者を通じていろんなことごとがきちんとそういう管理されると、そういういろんな制約があるわけです。  この秋に最終的な言わば形が決定をいたしますけれども、少なくともそれまでに万...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 私どもの管理下に置いて、それで我々の目分量で適当な裁量で云々と、そういうことじゃなくて、やはり例えば一つの協同組合なら協同組合をつくるとなれば、当然代表者を決め、経理を一元化し、それで責任の分担を決め、そしていろんな行う行事その他について全部決めるでしょ...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) まあ、答弁が重なりますが、少なくも経営体としての実体が言わば集落営農をしているという確認ができるということが一番の基本であります。
○国務大臣(島村宜伸君) 要は、経営安定対策の対象となり得るか否かのその判断の基準になると、こういうことですね。
○国務大臣(島村宜伸君) これは、諸外国それぞれいろんな農業の支援というのを行っているところですが、我が国においても、例えば麦とか大豆とか、そういうものの言わば経営に対して応分の支援をすると、その場合の対象として、言わば集落営農化して、きちんとこれからの行き方に沿っている方には手...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 現在検討しております新たな経営安定対策につきましては、麦、大豆を含む水田作及び畑作について、農業の構造改革を加速化するとともに、国際規律の強化にも対応し得るよう、幅広い農業者を対象とするのではなくて、意欲と能力のある担い手を対象としていく考えだということ...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 要するに、御自分の自由勝手に農業を営むことも自由なわけですよ。しかし、従前のようにただ農業をやっているから支援しろといっても、それをやるためには財源、限られた財源をこうばらまく形になりますから、こういうばらまき的な言わば支援というものは国民の理解も私は得...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 望ましい農業構造の確立が急がれているわけで、我々は少なくも国際社会で生き抜いていくために、日本の農業の在り方も抜本的に見直さなきゃいけない。  なるほど、自由民主党が多年にわたり政権を担って農政を中心的にこれを運営してきたわけですから、従前の農政に反省...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) そのとおりであります。
○国務大臣(島村宜伸君) 御承知のとおり、我が国は中山間地域四二%あるわけですから、それは山あり谷あり、大変にもう表現し切れないような、もう本当に同情に値する地域もあるわけですよ。こういうものを全く見捨てて、切り捨てて、まるっきり一顧だにしないと、そんな考え方では政治は成り立たな...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 過ぐる三月二十五日、今後の我が国農政の基本方向を定めた新たな食料・農業・農村基本計画を閣議決定したところでありますが、この基本計画におきまして、まず第一に食料自給率の向上に取り組むということ、第二には食の安全と消費者の信頼の確保に努めること、第三に担い手...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 当然でございまして、我々、都会に住んで便利さを享受していますが、やはり地方を歩くときに一番考えるのは、もし私がこの地域に住む青年だったらどんな気持ちでいるんだろう、これからの農業を担うであろうか、当然そういうことを考えるわけですね。そういうことから考えま...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 世界の人口調査を見ましても、現状が、たしか二〇〇四年の数字で六十四億人、これが二〇五〇年には何と八十九億人、二十五億人増ということです。しかも、それがほとんど発展途上国に占められていて、自給できるという立場の人たちじゃありません。そうなると世界の食料事情...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 構造改革特区については、経済財政運営と構造改革に関する基本方針二〇〇三、いわゆる骨太の方針二〇〇三において、特段の問題が生じていないと判断されたものについては、速やかに全国規模の規制改革につなげることとされているところであります。  リース特区につきま...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 法改正後の制度を実効あるものとするためには、農協や農業委員会など地域の農業団体の主体的な取組が欠かせないことから、これらの団体や関係機関相互において、担い手育成支援の窓口の一元化やあるいは共同事務局化を推進するなど、体制整備を進めていくこととしておるとこ...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 都市農業の持つ多面的機能ということにつきましては、今、谷合委員からいろいろ御紹介がありましたように、正に多面的な機能があるわけでございまして、その御指摘のほかにも、新鮮な農産物の供給とか、あるいは農業体験の場の提供、あるいは災害に備えた避難場所など、オー...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 日常、裁判の結果についてはいろんな事例がありますが、これが自分たちの言わば主張に即した結果の場合には、これはすばらしい判決と言うし、自分の意思とはまるっきり違ったものになると、これは大変不当な判決と、こういう声も聞きますが、少なくも法治国家でありますから...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 私たちは決して傲慢の非難を受けるようなことをしておりません。  そして、同時に、こういうことを言わばやるということは、どういう方法が一番言わば全体のためにいい結果をもたらすのかという判断に立って、言わば当然のことに司法の示した判断を十分尊重しながら、そ...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 私たちが中・長期調査をやるやらないということは、別に傲慢な感覚を土台に全く無視をして掛かっているのではないし、また法律的にそういうものを踏みにじろうとしてもできないことでありまして、十分それらについては検討の上で、今言ったような別の角度から、より良い言わ...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 一般に、農業機械など一定の装備を備えている担い手が農地を集積すれば、新たに機械などを購入する必要がないことから、これまでよりは負担が軽減し、結果的に収益率がアップするものになると考えられます。しかしながら、その一方で、農産物価格が低下状況にあれば、この収...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 本法案によるリース特区の全国展開は、あくまでも、農地をきちんと耕作する者に農地の権利取得を認めるという耕作者主義の原則の下で、耕作放棄地などが相当程度存在しており、農地の受け手がいないなどの現状のままでは農地の有効利用が図れない地域において講ずる緊急措置...全文を見る
06月02日第162回国会 衆議院 農林水産委員会 第17号
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○島村国務大臣 ただいまは法案を可決いただきまして、ありがとうございました。  附帯決議につきましては、その趣旨を尊重し、今後最善の努力をいたしてまいりたいと存じます。     —————————————
○島村国務大臣 農山漁村滞在型余暇活動のための基盤整備の促進に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び主要な内容を御説明申し上げます。  農林水産省は、これまで、グリーンツーリズムの振興のための条件整備等を通じて、都市と農山漁村の交流の促進を図ってきたと...全文を見る
06月07日第162回国会 参議院 決算委員会 第12号
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○国務大臣(島村宜伸君) ただいまの全農の米架空取引事件等についての審査措置要求決議につきましては、適切に対処いたす所存であります。
06月08日第162回国会 衆議院 農林水産委員会 第18号
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○島村国務大臣 田中委員にお答え申し上げます。  グリーンツーリズムは、都市住民の農林水産業に対する理解を深めるとともに、都市と農山漁村の交流を通じた地域の活性化にもつながることから、本年三月に閣議決定された食料・農業・農村基本計画においても、農村振興の重要な施策として位置づけ...全文を見る
○島村国務大臣 まず、御質問にお答えしますが、私は経験ございません。  ただ、鮫島先生に一言申し上げますが、我々がネクタイを外しシャツにかえたというのは、これからエネルギーの節減のために冷房の温度を二十八度に上げる。二十八度に上げたら役人の人たちはみんな暑くてつらいだろう、しか...全文を見る
○島村国務大臣 御配慮いただきまして、感謝申し上げます。  一言で言えば、私は、浩然の気を養う、そういう機会につながるのかなというふうに受けとめているところです。  田舎でゆっくり過ごそう、そして、日本の国は資源にも恵まれませんが、一方では、自然の美しさというのは、この間のス...全文を見る
○島村国務大臣 あくまで、裁判の結果、いろいろ専門的に御検討いただいた結果でありまして、私どもの主張が認められたことを大変ありがたく思っているところです。  私どもは、決して役所の利益とか国の利益ということだけを考えているのではなくて、まさに長崎県の現状と将来を考えて、いろいろ...全文を見る
○島村国務大臣 今までいろいろな御質問をお受けしまして、私、常に同じことを申してきたつもりですが、私は、こうした犯罪行為あるいはそれに類するようなことについては厳正に対処しておるつもりでありますし、願わくば私の在任中にこういうものは一掃したいと思っている人間でありまして、今回のこ...全文を見る
○島村国務大臣 お答え申し上げます。  近年、農村では過疎化、高齢化の進行によりまして、総じて集落機能の低下が見られ、特に、高齢化率が高く世帯数が少ない集落の維持が懸念されるところであります。  そのような状況のもと、市町村行政による集落道の管理などの集落機能の代行、あるいは...全文を見る
○島村国務大臣 森林組合法の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び主要な内容を御説明申し上げます。  森林所有者の協同組織である森林組合は、我が国の森林整備の中核的な担い手として、森林所有者の経済的社会的地位の向上を図るとともに、森林の保続培養及び森林生産力の増進...全文を見る
06月08日第162回国会 参議院 本会議 第24号
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○国務大臣(島村宜伸君) 農林物資の規格化及び品質表示の適正化に関する法律の一部を改正する法律案の趣旨につきまして御説明申し上げます。  近年、食品流通の多様化・高度化、国際化等の進展と消費者の食に対する関心の高まりに対応して、消費者の視点を重視し、消費者が自己の判断で合理的な...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 野村議員の御質問にお答えいたします。  まず、検討会の提言についてのお尋ねですが、今回のJAS法の改正法案は、JAS制度のあり方検討会の最終報告で示された提言のうち、流通JAS規格や公益法人改革など早急に対応が必要なものを改正内容に盛り込んだところであ...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 主濱議員の御質問にお答えいたします。  まず、食料自給率向上の具体的方策についてのお尋ねですが、我が国の食生活は、これまで米の消費が減少する一方、畜産物の消費が大幅に増加するなど、他国に例を見ない大きな変化が生じており、このことが自給率の最大の下落要因...全文を見る
06月09日第162回国会 衆議院 農林水産委員会 第19号
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○島村国務大臣 今までにも何度か申し上げたんですが、私は農水大臣と言われますと、時間の余裕のあるときには言い直していただいて、農林水産大臣と。事ほどさように、林業の重要性ということを私は常々お訴えしているものであります。  森林というのは、我々の生活、例えば都市の生活者とは直接...全文を見る
○島村国務大臣 種苗は農林水産業の最も基本的な資材でありまして、優良な新品種や健全な種苗の供給は農林水産業の発展に不可欠なものであります。このため、当省といたしましては、新品種の育成者の権利を知的財産権として適切に保護するため、今回の種苗法改正を初め、新品種の保護の強化に取り組む...全文を見る
○島村国務大臣 白保委員にお答え申し上げます。  造林補助制度は、森林の有する公益的機能にかんがみ、森林所有者が行う造林、間伐などを促進するもので、森林整備の推進に重要な役割を担っているものであります。一方で、森林所有者のうちで主に林業所得に収入を依存している者はごく一部であり...全文を見る
○島村国務大臣 森林が地球温暖化を防止する上で重要な役割を果たしていることは御高承のとおりでございますが、京都議定書では我が国の温室効果ガス削減目標六%のうち森林による吸収量として三・九%を計上することが認められておるところであります。この吸収量を確保するためには、農林水産省とし...全文を見る
○島村国務大臣 消費税の一部からこれを拠出するというのは一つの考え方かもしれませんが、また同時に、消費税というのは極めて公平な税制、御自分が物を買ったらそれに対して負担が伴う、これは極めて公平な税制だと私は思っているところであります。  さはさりながら、消費税に期待するものはい...全文を見る
○島村国務大臣 まさにどこもここも木材でございます。
○島村国務大臣 今までの経過を見ますと、そこまで踏み込んでいるかどうかわかりませんが、先ほどもありますように、今課長以上の机が八〇%以上木製であるというようなことなどを見ますと、かなり具体的なそういう判断が生かされているのではないかと思います。しかし、これでいいという段階はないわ...全文を見る
○島村国務大臣 全国を見渡しますと、ほんの一部には、それぞれの連携をかなり密に持っているところはあるようではございますが、御指摘のような、例えば森林組合とかあるいは農協と漁協とか、これらの組合の連携というのはまだまだ密にいっているとは言えない状況にあるようには思います。その意味で...全文を見る
○島村国務大臣 お答えを申し上げます。  近年、福岡県の育成したイチゴ品種「あまおう」や、あるいは熊本県の育成したイグサの品種「ひのみどり」など、新品種を中心とした産地振興の取り組みが各地で見られているところでありまして、国際的にも大変評価を受けているところですが、農林水産省と...全文を見る
○島村国務大臣 植物の新品種の保護に関する国際条約、いわゆるUPOV条約を締結する国、五十八カ国の中には主要国の大部分が含まれておるわけでありますが、残念ながらアジアでは、日本のほか、中国、韓国、シンガポールに限られておるわけであります。UPOV条約を締結するためには条約の枠組み...全文を見る
○島村国務大臣 我が国の森林面積は二千五百万ヘクタールでありまして、国土の約七割を占めていることは先ほど来いろいろ答弁のあったところであります。うち、人工林が約一千万ヘクタールとなっておりますが、森林は、御承知のように、国土の保全、水源の涵養あるいは地球温暖化の防止等々、数多くの...全文を見る
○島村国務大臣 あなたの和歌山県は森林率七七%ですね。全国の森林率よりかなり高いわけですが、私ども東京は三六%で、たしか下から五番目くらいだったと思いますが、五番目とは格好いいんですけれども、同じような数値の中に並んでいるわけです。  しかし、やはりそういうことごとが、例えば今...全文を見る
○島村国務大臣 大変ごもっともな御提言だと思いますので、結論からまず申しますが、私は、これをやはり最重要グループといいますか、最重点グループの中に林業を含めてもらう努力をまずお約束をしたいと思います。  いずれにいたしましても、林業は、御承知のように高地であり、傾斜地であり、足...全文を見る
○島村国務大臣 お答えいたします。  育成者権を侵害した農産物などを効果的に取り締まることができるようにするため、農林水産省からは、税関に対し、DNA鑑定などの品種識別技術の提供を行っているところであります。  また、独立行政法人種苗管理センターにおきましても、DNA鑑定を行...全文を見る
○島村国務大臣 まず一般論から申しまして、我が国の農産物といいましょうか、青果物すべてを含めて、海外を歩いていて、本当に日本人というのはすぐれているなと。例えば、気象条件その他は必ずしも有利じゃないのかもしれませんが、ひいき目じゃなくて、私は、東南アジアなら東南アジアでかつてあこ...全文を見る
○島村国務大臣 森林組合は、森林所有者の協同組織として、植林や除間伐の七割を実施するなど、森林整備の中心的な役割を果たしているところであります。  森林に対する国民の多様な要請にこたえ、その多面的機能を持続的に発揮させていくためには、森林組合が経営基盤を強化しつつ、施業受託や集...全文を見る
○島村国務大臣 我が国の火傷病の検疫措置につきましては、平成十五年十二月、これを国際協定、すなわちSPS協定に整合させるべきとのWTOからの勧告を受けまして、昨年六月に改正を行ったところであります。  しかしながら、ただいま御指摘ありましたように、米国はこの改正措置を不服としま...全文を見る
○島村国務大臣 私は、たとえアメリカであれ、これが中国であれ、自分が正しいと思うことは常に自分の言い分をきちんと主張するのを主義としておりますので、今回のことについては報告を受けていて、自分が当事者として出席したわけではございませんが、事情をよく聞いて、我々の納得のいく線で話を進...全文を見る
06月09日第162回国会 参議院 農林水産委員会 第19号
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○国務大臣(島村宜伸君) 農林物資の規格化及び品質表示の適正化に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び主要な内容を御説明申し上げます。  近年、食品流通の多様化・高度化、国際化等の進展と消費者の食に対する関心の高まりに対応して、消費者の視点を重視し、消...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 食品の不正表示事件が相次いだことやBSEの発生などを契機として、食の安全に対する国民の信頼は大きく揺らいでおり、その信頼を回復することが急務と考えております。  このため、農林水産省といたしましては、生産段階から消費段階にわたるリスク管理の徹底、消費者...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 不祥事が度重なっている全農につきましては、これまでの組織風土や体質を抜本的に改めることが重要であると考えております。  従来は、全農の自主性にゆだねる、言わば良識ある運営というものに我々は全面的な期待を寄せていたところでありますが、今後はこれらについて...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 御指摘のとおり、食品表示は消費者が商品を選択する際の重要な情報でありますし、そういう意味で、いまだに表示が偽装されている例があることは非常に残念なことと認識しております。  農林水産省といたしましては、JAS法に基づく食品の品質表示の適正化を強力に推進...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 北海道と滋賀県における牛肉トレーサビリティー法の違反事例を受けまして、牛の管理者への指導を徹底するよう、全国の地方農政局と地方農政事務所に対してこの指示を徹底したところであります。  地方農政局と地方農政事務所においては、従来より牛の管理者に対する巡回...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) JAS規格制度は、国が定めた品質基準を満たす飲食料品などにJASマークを付して販売することを認める仕組みでありまして、これにより農林物資の品質の向上や消費者の合理的な選択などに寄与してきたところであります。  また、社会情勢の変化に対応した取組として、...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 食品表示は消費者が商品を選択する際の重要な情報でありまして、いまだに表示が偽装されている例があることは非常に残念なことと認識しております。  そこで、私も大臣就任以来、こういう話に時々出くわすものですから、ほんのわずかな人たちの不心得なやり方によって言...全文を見る
06月14日第162回国会 参議院 農林水産委員会 第20号
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○国務大臣(島村宜伸君) お答えいたします。  JAS制度につきましては、昭和二十五年に発足して以来、社会情勢の変化に対応し、必要な見直しを行いつつ制度の運営に努めてきたところであります。  このうち、JAS規格制度は、国が定めた品質基準を満たす飲食料品などにつきましてJAS...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) お答え申し上げます。  今回の法改正では、公益法人改革を推進する観点から、行政による裁量の余地のない形で登録認定機関が登録されるよう登録基準を法律に明記することとしたわけでありまして、このことはただいま中川局長からも御説明したとおりであります。  こ...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 外国認定機関の登録につきましては、これまでは制度の同等性を認めていることを前提として、言わば登録審査に当たっては書類審査を基本としてきたところでありますが、ただいまも副大臣から御説明いたしましたように、今後は国内の認定機関と同様に、直接農林水産省などの職...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 委員御承知のように、国家公務員法がございまして、例えば、職員は、離職後二年間は、営利企業の地位で、その離職前五年間に言わば在職していた人事院規則で定める国の機関又は特定独立行政法人との密接な関係にあるものに就くことを承諾し又は就いてはならない。要は、自分...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) やはり、こういうそれぞれ専門的な分野に携わるということですから、一般の民間人で知り得ないような専門的な言わば勉強をし、特に優れた能力を買われて初めて官僚になれていると私はいつも官僚に高い評価をしている人間の一人なんですが、問題は、その役所の持っている、官...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 最近は天下りということに対して大変厳しい社会の批判あるいは政界においても御批判の声が多いわけでありますけれども、私は本来的に性善説に立つせいもございますし、また同時に、私、大変就職難な時期に大学を出まして、もうどうやって就職したらいいのかという途方に暮れ...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 有機農業の的確な振興を図るためには、表示の適正化を図るとともに、有機農業についての普及啓発を含め、各般の振興施策を講じていくことが重要であると、こう考えております。  ツルネン先生、大変な御活躍で有機農業に対する認識、急速に深まってきておりますが、やは...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 有機農業推進に大変な情熱を燃やすツルネン議員の御努力に深く敬意を表しますし、私も、あなたのような純粋、誠実に懸命な御努力をいただいているその研究については、これからも注意深く伺い、かつ我々の行政の中に生かせるものは生かしたいと、そう考えるところであります...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 牛肉トレーサビリティー法は、国内におけるBSE蔓延防止の基礎となるとともに、消費者に情報提供を行うことを目的としておるわけでありまして、それ自体が牛肉の安全性を直接保証する措置ではありません。したがいまして、トレーサビリティーを外国産牛肉に義務付けること...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 要は、例えばアメリカを例に取ると分かりやすいのですが、我が国の約三〇%前後の輸入の対象になっている国と、こう申すべきかもしれませんが、この国が実は二〇〇三年の時点ではBSEが発生しておらなかった。したがって、そういうものを予定していないという答弁の中には...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) ポテトチップス用生ジャガイモの輸入解禁につきましては、これまでも米国側から要請がありましたけれども、従来は具体的な検疫条件が示されず、当方で具体的な言わば検討ができなかったという経緯があります。こうした中、米国側からは昨年八月に具体的な検疫条件が今度は示...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) ただいまは法律を可決いただきまして、ありがとうございました。  附帯決議につきましては、その趣旨を尊重し、今後、最善の努力をいたしてまいりたいと存じます。  ありがとうございます。
○国務大臣(島村宜伸君) 農山漁村滞在型余暇活動のための基盤整備の促進に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び主要な内容を御説明申し上げます。  農林水産省は、これまで、グリーンツーリズムの振興のための条件整備等を通じて、都市と農山漁村の交流の促進を図...全文を見る
06月15日第162回国会 衆議院 農林水産委員会 第20号
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○島村国務大臣 基本的には農協、漁協、それぞれ独自で、自分たちが信用事業を行う上での責任の持てる範囲ということで決めていることでございますが、通常はそういうことで今日まで来ているわけですが、我々が承知している範囲で、それほど厳しい取り立てをしているしていないという話についての、例...全文を見る
○島村国務大臣 私は、指導監督という意味において、ルールを踏みにじっているとか、何かいかがわしい事件があるとか、あるいはそのような御指摘がある場合には迅速にかつ厳しく対応しているつもりですが、原則はそれぞれの所管をなさる組織の長その他の運営にお任せするというのを基本にしているわけ...全文を見る
○島村国務大臣 農林水産物の輸出の拡大は、国内生産の拡大を通じて農家の方々の所得向上につながるという意味では大いに期待できるところであります。  このため、農林水産物や食品の輸出を積極的に進めていくこととしまして、小泉総理を本部長とする食料・農業・農村政策推進本部において、輸出...全文を見る
○島村国務大臣 そもそも偽装表示というのは、これは私は犯罪だと思っています。そして同時に、特に食品などは人のまさに生命にもかかわることでありますから、人の善意を踏みにじって、そういうものを偽装するということは、明らかに犯罪行為で、許せないことだと思います。ですから、JAS法が甘い...全文を見る
○島村国務大臣 委員御承知のように、従前は島根県と鳥取県と意見が必ずしも一致していないで、私たちに持ち込まれるいろいろな陳情事というのはずれが非常に大きかった。それが最近、両県の副知事やその他関係者が協議をして、大分話が煮詰まってきて、方向性が一つになってきている。  我々は、...全文を見る
○島村国務大臣 私は二十二年前に政務次官をやりまして、一番歩き回った男と後で評価をいただきましたが、常に行動することを一番基本にしておりますので、むしろ望むところと申し上げたいところです。  ただ、ここのところはもう全国、北海道地域もさることながら、この間地震でやられた新潟地域...全文を見る
○島村国務大臣 そこがこの問題のある意味のネックになってきたんだろうと思いますね。要するに、それぞれの県のお申し出と地元の方々の意見と必ずしも一致しない時期もかなりあったようであります。しかし、我々とすれば、当然のことに、両県において責任を持って市町村の意思を統一し、今度は両県に...全文を見る
○島村国務大臣 この平成十七年五月末現在、実に四百五十万頭の全頭検査を実施してきたわけです。そのいろいろな検討の結果を踏まえて、今私たちは私たちなりの行動をしているところではございますが、米国には一定のBSEリスクがあることを織り込んで輸入条件を協議してきたところでありまして、今...全文を見る
06月16日第162回国会 参議院 農林水産委員会 第21号
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○国務大臣(島村宜伸君) グリーンツーリズムを推進する上で、農家民宿は農山漁村における受入れ施設として重要な役割を担うものと認識をいたしておりますが、このため、各省と連携いたしまして、農家民宿に関連する規制緩和に取り組むとともに、ホームページを活用した農家民宿の情報提供や農家向け...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 農業生産の振興と並びまして、農村の振興も農林水産行政上重要であると考えております。  グリーンツーリズムは、都市住民の農林漁業に対する理解を深めるとともに、都市と農山漁村の交流を通じた地域の活性化にもつながることから、食料・農業・農村基本計画においても...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 詳しくは川村局長から御報告させますが、私はこう思うんです。  なるほど、農家を仮に一つの例に取りますと、これは一次産業であることが基本でありますが、しかし、私は、仮にグリーンツーリズムへの対応ということで第三次産業的なお仕事もなさるということは事実であ...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 御高承のとおり、これだけ便利な言わば社会ができ上がっているにもかかわらず、むしろ最近の子供さんたちの方が世間が狭くなっているんじゃないのかと、こんな気持ちすら私は持っているわけでありまして、確かに国土は狭いかもしれません。七割が山で、いろんな不便さはある...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) 地方を旅していて一番心が痛むその一つが、電車に、私、地方の電車へよく飛び乗るんですが、乗ったときにほとんどお客さんがいない。この間も滋賀県の方を旅していましたら、車掌さんもいない、運転手さん一人の電車がありました。先行きどうなるのかなと思うと、本当に何か...全文を見る
06月27日第162回国会 参議院 農林水産委員会 第22号
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○国務大臣(島村宜伸君) このBSE対策につきましては、再三申し上げてまいりましたように、国民の言わば健康保護を第一に、食の安全、安心の確保を大前提として、あくまで科学的知見に基づいた的確な対応を基本として取り組んでいるところでありまして、全頭検査を含む国内措置の見直しにつきまし...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) BSE検査を含む国内措置の見直しにつきましては、食品安全委員会が取りまとめた中間取りまとめを踏まえて諮問を行い、この諮問に対して同委員会において科学的知見に基づいた審議の上、答申をいただいたところであります。  他方、米国産牛肉の輸入再開につきましては...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) まず初めに、アメリカで二頭のBSEが言わば発見されたと、これは厳然たる事実でありますが、一頭目は八十か月齢余でありますし、今回の二頭目は、一九九七年八月以前の牛ということでありますから、八十七か月以上という計算になります。我が国は、御承知のように、二十か...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) BSE問題につきましては、日米の専門家会合において科学的、専門的な見地から議論が行われました。BSE対策に関する日米の考え方の相違点が明らかになったところであります。  この会合の結果などを踏まえまして、昨年十月の日米局長級会合において、日本向けに輸出...全文を見る
○国務大臣(島村宜伸君) ただいまの御決議につきましては、その趣旨を踏まえまして、関係府省とも連携し、適切に対処してまいる所存でございます。
07月04日第162回国会 衆議院 郵政民営化に関する特別委員会 第23号
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○島村国務大臣 お答えいたします。  六名とおっしゃいますが、正確ではありません。五名であります。一名は、これは既に退職した人でありまして、そういう意味では……(中井委員「あなたのところからもらった資料に六と書いてあるんですよ」と呼ぶ)室長の渡辺好明氏はもう既に退職した方で、総...全文を見る
08月04日第162回国会 衆議院 農林水産委員会 第23号
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○島村国務大臣 火傷病につきましては、今、中川消費・安全局長からるる御説明したとおりでございますが、少なくも的確な侵入防止措置を行うことがまず基本であり、万が一、我が国に火傷病が侵入した場合には、発生地域が拡大する前に早急に根絶することが何よりも肝要であります。  このため、火...全文を見る
○島村国務大臣 ただいまの唐木先生の御答弁を伺っておりまして、専門家としては実にきちんと御自分の所見を述べられたということに敬意を覚えた次第であります。  また、いわば食品安全委員会に対して行政の介入云々という言葉がございますが、私も、礼儀を知っておりますし、人間関係が大切なこ...全文を見る
○島村国務大臣 米国産牛肉の輸入をストップしてからかなりの期間がたつわけでありまして、数量の問題についてのいろいろ御指摘がございましたけれども、なるほど、私たちもそういうものは数字の上でいろいろな角度から今検討しているところです。  さはさりながら、米国側はあくまで米国産牛肉と...全文を見る
○島村国務大臣 御質問が多岐にわたっておりますので、場合によって少しく話がずれるかもしれませんが、まずWTOの農業交渉についての現状について御報告申しますと、国内にあってお考えいただくよりもはるかに厳しい環境下でいろいろな議論が進められている、まさにWTO体制の推進といいましょう...全文を見る
○島村国務大臣 WTO交渉についての一番の我々の関心事は、何といっても市場アクセス問題。その一方で、WTOの中身でいいますと、アメリカには国内支持の問題がありますし、またEUには輸出補助の問題等もありましたけれども、幸いと申しますか、アメリカとEUがお互いに議論が対立するようなこ...全文を見る
11月01日第163回国会 衆議院 本会議 第13号
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○島村宜伸君      謝辞  このたび、衆議院議員在職二十五年の永年勤続に対し、同僚議員の与謝野馨君、中川秀直君とともに、院議をもって表彰の御決議を賜りましたことは、身に余る光栄であり、心から感謝申し上げます。(拍手)  御高承のとおり、与謝野馨君は現在、経済財政・金融担...全文を見る